JPH06314794A - 電子デバイスおよびその製造方法 - Google Patents
電子デバイスおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH06314794A JPH06314794A JP10251193A JP10251193A JPH06314794A JP H06314794 A JPH06314794 A JP H06314794A JP 10251193 A JP10251193 A JP 10251193A JP 10251193 A JP10251193 A JP 10251193A JP H06314794 A JPH06314794 A JP H06314794A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- titanate
- insulator layer
- film
- pzt
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 MIS構造を有する電子デバイスにおいて、
絶縁体層として十分な強誘電性を示すチタン酸ジルコン
酸鉛(PZT)またはチタン酸ジルコン酸ランタン鉛
(PLZT)を形成する。 【構成】 シリコン基板1と、シリコン基板1上に設け
られ、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムおよ
びチタン酸バリウムストロンチウムのいずれかからなる
第1の絶縁体層2と、第1の絶縁体層2上に設けられ、
PZTおよびPLZTのいずれかからなる第2の絶縁体
層3と、第2の絶縁体層3上に設けられる電極4とを備
えるMIS構造を有する電子デバイス。
絶縁体層として十分な強誘電性を示すチタン酸ジルコン
酸鉛(PZT)またはチタン酸ジルコン酸ランタン鉛
(PLZT)を形成する。 【構成】 シリコン基板1と、シリコン基板1上に設け
られ、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムおよ
びチタン酸バリウムストロンチウムのいずれかからなる
第1の絶縁体層2と、第1の絶縁体層2上に設けられ、
PZTおよびPLZTのいずれかからなる第2の絶縁体
層3と、第2の絶縁体層3上に設けられる電極4とを備
えるMIS構造を有する電子デバイス。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電性材料を用いた
MIS構造(金属−絶縁体−半導体構造)を有する電子
デバイスおよびその製造方法に関し、特に、MFS(m
etal−ferroelectrics−semic
onductor)構造を有する素子およびその製造方
法に関する。
MIS構造(金属−絶縁体−半導体構造)を有する電子
デバイスおよびその製造方法に関し、特に、MFS(m
etal−ferroelectrics−semic
onductor)構造を有する素子およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)および
チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)のような強
誘電性セラミックスは、圧電素子、焦電素子および電気
光学素子等に利用される。これらの用途は、振動子、赤
外線センサ、光スイッチ等、多岐にわたっている。
チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)のような強
誘電性セラミックスは、圧電素子、焦電素子および電気
光学素子等に利用される。これらの用途は、振動子、赤
外線センサ、光スイッチ等、多岐にわたっている。
【0003】また、最近、強誘電性セラミックスは、不
揮発性メモリのメモリセルを形成するための材料として
注目されている。図10に強誘電性セラミックスを用い
たキャパシタのヒステリシス特性を示す。キャパシタの
電極間にVcc/2または−Vcc/2の電圧を一旦印
加すると、以降電圧を取除いてもQrまたは−Qrの電
荷を蓄積しておくことが可能である。
揮発性メモリのメモリセルを形成するための材料として
注目されている。図10に強誘電性セラミックスを用い
たキャパシタのヒステリシス特性を示す。キャパシタの
電極間にVcc/2または−Vcc/2の電圧を一旦印
加すると、以降電圧を取除いてもQrまたは−Qrの電
荷を蓄積しておくことが可能である。
【0004】そこで、強誘電性セラミックスをMOS電
界効果トランジスタ(FET)のゲート酸化膜と置き換
えることが考えられる。たとえば、図11に示すFET
において、ゲート絶縁膜110を強誘電性セラミックス
で形成し、図12に示す回路を構成するとする。
界効果トランジスタ(FET)のゲート酸化膜と置き換
えることが考えられる。たとえば、図11に示すFET
において、ゲート絶縁膜110を強誘電性セラミックス
で形成し、図12に示す回路を構成するとする。
【0005】図12に示される回路のIN端子に図13
(a)のような電圧信号を与えると、OUT端子に図1
3(b)のような電圧信号が現れることが期待される。
すなわち、ゲート電極に正または負の電極を一旦印加す
ると、FETはスイッチのONまたはOFFの動作を
し、以降、電圧を取除いてもデータを保持できることが
期待できる。このような素子は、MFSFETと呼ば
れ、不揮発性の半導体記憶装置への適用が期待されてい
る。
(a)のような電圧信号を与えると、OUT端子に図1
3(b)のような電圧信号が現れることが期待される。
すなわち、ゲート電極に正または負の電極を一旦印加す
ると、FETはスイッチのONまたはOFFの動作を
し、以降、電圧を取除いてもデータを保持できることが
期待できる。このような素子は、MFSFETと呼ば
れ、不揮発性の半導体記憶装置への適用が期待されてい
る。
【0006】上述したFETにおいて、ゲート絶縁膜は
常温で強誘電性を示す材料で形成されなければならな
い。PZTまたはPLZTからなる薄膜は、ゾルゲル
法、スパッタ法またはCVDにより形成することができ
る。これらの方法において、サファイア(0001)お
よびMgO(100)の単結晶上では、PZT膜および
PLZT膜は良好な結晶性を有し、かつ常温で強誘電性
を示すことが知られている。また、白金基板上において
もある程度結晶性のよいPLZT膜を形成することがで
きる。
常温で強誘電性を示す材料で形成されなければならな
い。PZTまたはPLZTからなる薄膜は、ゾルゲル
法、スパッタ法またはCVDにより形成することができ
る。これらの方法において、サファイア(0001)お
よびMgO(100)の単結晶上では、PZT膜および
PLZT膜は良好な結晶性を有し、かつ常温で強誘電性
を示すことが知られている。また、白金基板上において
もある程度結晶性のよいPLZT膜を形成することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
基板、特にSi基板上に直接PZT膜またはPLZT膜
を形成した場合、良好な結晶性を有し、かつ強誘電性を
示す膜を得ることは困難である。アモルファスのPZT
膜またはPLZT膜によって、十分な特性をデバイスに
付与することは困難である。
基板、特にSi基板上に直接PZT膜またはPLZT膜
を形成した場合、良好な結晶性を有し、かつ強誘電性を
示す膜を得ることは困難である。アモルファスのPZT
膜またはPLZT膜によって、十分な特性をデバイスに
付与することは困難である。
【0008】本発明の目的は、MIS構造を有するデバ
イスにおいて、PZTおよびPLZTのようなチタン酸
ジルコン酸塩からなる絶縁膜の結晶性を向上させ、常温
で強誘電性を示す膜を提供することにある。
イスにおいて、PZTおよびPLZTのようなチタン酸
ジルコン酸塩からなる絶縁膜の結晶性を向上させ、常温
で強誘電性を示す膜を提供することにある。
【0009】本発明のさらなる目的は、実用的なMFS
構造を有する素子、特にMFSFETを提供することに
ある。
構造を有する素子、特にMFSFETを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に従って、M
IS構造を有する電子デバイスが提供され、そこにおい
てMIS構造のための絶縁体層は、チタン酸ストロンチ
ウム(SrTiO3 )、チタン酸バリウム(BaTiO
3 )およびチタン酸バリウムストロンチウム(BaX S
r1-X TiO3 (0<X<1))からなる群から選択さ
れる少なくとも1つのチタン酸塩からなる第1の絶縁体
層と、第1の絶縁体層に接し、かつチタン酸ジルコン酸
塩からなる第2の絶縁体層とを備え、第1の絶縁体層
は、MIS構造のための半導体と第2の絶縁体層との間
に介在し、かつ第2の絶縁体層は常温で強誘電性を示
す。
IS構造を有する電子デバイスが提供され、そこにおい
てMIS構造のための絶縁体層は、チタン酸ストロンチ
ウム(SrTiO3 )、チタン酸バリウム(BaTiO
3 )およびチタン酸バリウムストロンチウム(BaX S
r1-X TiO3 (0<X<1))からなる群から選択さ
れる少なくとも1つのチタン酸塩からなる第1の絶縁体
層と、第1の絶縁体層に接し、かつチタン酸ジルコン酸
塩からなる第2の絶縁体層とを備え、第1の絶縁体層
は、MIS構造のための半導体と第2の絶縁体層との間
に介在し、かつ第2の絶縁体層は常温で強誘電性を示
す。
【0011】第1の発明において、半導体には、シリコ
ン、特にp型またはn型のSi(100)単結晶基板お
よびSi(111)単結晶基板が好ましく用いられる。
さらに、半導体として、Ge等のその他のIV族半導
体、GaAs等のIII−V族半導体、またはInP等
のII−VI族半導体等の種々の半導体を用いてもよ
い。
ン、特にp型またはn型のSi(100)単結晶基板お
よびSi(111)単結晶基板が好ましく用いられる。
さらに、半導体として、Ge等のその他のIV族半導
体、GaAs等のIII−V族半導体、またはInP等
のII−VI族半導体等の種々の半導体を用いてもよ
い。
【0012】第1の発明において第1の絶縁体層は、チ
タン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸バ
リウムストロンチウムまたはそれらの組合せからなる。
これらの材料は、いずれも半導体基板上にペロブスカイ
ト型の結晶を形成しやすい。第1の発明において、第1
の絶縁体層は、通常、ペロブスカイト型の結晶構造を有
する。これらの材料の中で、Si基板上でペロブスカイ
ト型の結晶構造を容易に得られる点から、チタン酸スト
ロンチウムがより好ましい。
タン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸バ
リウムストロンチウムまたはそれらの組合せからなる。
これらの材料は、いずれも半導体基板上にペロブスカイ
ト型の結晶を形成しやすい。第1の発明において、第1
の絶縁体層は、通常、ペロブスカイト型の結晶構造を有
する。これらの材料の中で、Si基板上でペロブスカイ
ト型の結晶構造を容易に得られる点から、チタン酸スト
ロンチウムがより好ましい。
【0013】第1の絶縁体層は、たとえば100〜50
0Åの厚みで形成することができる。
0Åの厚みで形成することができる。
【0014】第1の発明において、第2の絶縁体層を形
成するジルコン酸チタン酸塩として、下記の化学組成式
で示される化合物を好ましく用いることができる。
成するジルコン酸チタン酸塩として、下記の化学組成式
で示される化合物を好ましく用いることができる。
【0015】
【化1】
【0016】上式においてy=0の場合、ジルコン酸チ
タン酸鉛(PZT)、y≠0の場合、ジルコン酸チタン
酸ランタン鉛(PLZT)となる。上式中、yは0また
は0.03〜0.1の範囲が好ましい。また、zが0.
5または0.65〜0.7の範囲の化合物がより好まし
く用いられる。
タン酸鉛(PZT)、y≠0の場合、ジルコン酸チタン
酸ランタン鉛(PLZT)となる。上式中、yは0また
は0.03〜0.1の範囲が好ましい。また、zが0.
5または0.65〜0.7の範囲の化合物がより好まし
く用いられる。
【0017】さらに、ジルコン酸チタン酸塩として、P
ZTにおけるPbの一部がFeで置換されたジルコン酸
チタン酸鉄鉛(PFZT)、PZTにおけるPbの一部
がMnで置換されたジルコン酸チタン酸マンガン鉛(P
MZT)等を用いてもよい。
ZTにおけるPbの一部がFeで置換されたジルコン酸
チタン酸鉄鉛(PFZT)、PZTにおけるPbの一部
がMnで置換されたジルコン酸チタン酸マンガン鉛(P
MZT)等を用いてもよい。
【0018】第1の発明において、第2の絶縁体層の厚
みは、たとえば1000〜1500Åの範囲とすること
ができる。
みは、たとえば1000〜1500Åの範囲とすること
ができる。
【0019】第1の発明において、MIS構造のための
電極層は、Pt、Al、AlSi等のAl合金、Ti、
TiSi等のTi合金、W、WSi等のW合金、Cu、
ポリシリコンまたはそれらの組合せ等から形成すること
ができる。
電極層は、Pt、Al、AlSi等のAl合金、Ti、
TiSi等のTi合金、W、WSi等のW合金、Cu、
ポリシリコンまたはそれらの組合せ等から形成すること
ができる。
【0020】第1の発明において、第1の絶縁体層は半
導体基板上に直接形成されてもよいし、他の膜を介して
半導体基板上に設けられてもよい。半導体基板上に他の
膜を形成し、それに接するように第1の絶縁体層を形成
する場合、他の膜として、シリコン酸化膜、シリコン窒
化膜、酸化窒化膜、TiO2 膜、Ta2 O5 膜またはそ
れらの組合せ等を用いることができる。
導体基板上に直接形成されてもよいし、他の膜を介して
半導体基板上に設けられてもよい。半導体基板上に他の
膜を形成し、それに接するように第1の絶縁体層を形成
する場合、他の膜として、シリコン酸化膜、シリコン窒
化膜、酸化窒化膜、TiO2 膜、Ta2 O5 膜またはそ
れらの組合せ等を用いることができる。
【0021】第2の発明に従って、MIS構造を有する
電子デバイスの製造方法は、MIS構造のための半導体
部分を準備するステップと、半導体部分上に第3の絶縁
体層を形成するステップと、第3の絶縁体層上に、チタ
ン酸ジルコン酸塩からなる第4の絶縁体層を形成するス
テップと、MIS構造のための電極層を形成するステッ
プとを備え、さらに第3の絶縁体層を形成するステップ
は、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3 )、チタン
酸バリウム(BaTiO3 )およびチタン酸バリウムス
トロンチウム(BaX Sr1-X TiO3 (0<X<
1))からなる群から選択される少なくとも1つのチタ
ン酸塩からなる絶縁体層を形成するステップを備え、か
つ第4の絶縁体層は、上記チタン酸塩からなる絶縁体層
上に形成される。
電子デバイスの製造方法は、MIS構造のための半導体
部分を準備するステップと、半導体部分上に第3の絶縁
体層を形成するステップと、第3の絶縁体層上に、チタ
ン酸ジルコン酸塩からなる第4の絶縁体層を形成するス
テップと、MIS構造のための電極層を形成するステッ
プとを備え、さらに第3の絶縁体層を形成するステップ
は、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3 )、チタン
酸バリウム(BaTiO3 )およびチタン酸バリウムス
トロンチウム(BaX Sr1-X TiO3 (0<X<
1))からなる群から選択される少なくとも1つのチタ
ン酸塩からなる絶縁体層を形成するステップを備え、か
つ第4の絶縁体層は、上記チタン酸塩からなる絶縁体層
上に形成される。
【0022】第2の発明において、チタン酸ストロンチ
ウム、チタン酸バリウムおよびチタン酸バリウムストロ
ンチウムからなる群から選択される少なくとも1つのチ
タン酸塩からなる絶縁体層は、ゾルゲル法等の液相法、
スパッタリング等のPVDまたはMOCVD等のCVD
により形成することができる。チタン酸塩からなる絶縁
体層は、これらの方法により、たとえば100〜500
Åの厚みで形成することができる。
ウム、チタン酸バリウムおよびチタン酸バリウムストロ
ンチウムからなる群から選択される少なくとも1つのチ
タン酸塩からなる絶縁体層は、ゾルゲル法等の液相法、
スパッタリング等のPVDまたはMOCVD等のCVD
により形成することができる。チタン酸塩からなる絶縁
体層は、これらの方法により、たとえば100〜500
Åの厚みで形成することができる。
【0023】同様に、PZTまたはPLZT等のチタン
酸ジルコン酸塩からなる第4の絶縁体層は、ゾルゲル法
等の液相法、スパッタリング等のPVDまたはMOCV
D等のCVDにより形成することができる。第4の絶縁
体層は、これらの方法により、たとえば1000〜15
00Åの厚みで形成することができる。
酸ジルコン酸塩からなる第4の絶縁体層は、ゾルゲル法
等の液相法、スパッタリング等のPVDまたはMOCV
D等のCVDにより形成することができる。第4の絶縁
体層は、これらの方法により、たとえば1000〜15
00Åの厚みで形成することができる。
【0024】第2の発明においてスパッタ法を用いる場
合、チタン酸塩からなる絶縁体層を形成するに際し、ス
パッタターゲットとしてチタン酸ストロンチウム、チタ
ン酸バリウムまたはチタン酸バリウムストロンチウムの
ための化学量論的組成を有するセラミックス焼結体を好
ましく用いることができる。第4の絶縁体層を形成する
に際しては、チタン酸ジルコン酸鉛またはチタン酸ジル
コン酸ランタン鉛等のための化学量論的組成を有するセ
ラミックス焼結体を好ましく用いることができる。
合、チタン酸塩からなる絶縁体層を形成するに際し、ス
パッタターゲットとしてチタン酸ストロンチウム、チタ
ン酸バリウムまたはチタン酸バリウムストロンチウムの
ための化学量論的組成を有するセラミックス焼結体を好
ましく用いることができる。第4の絶縁体層を形成する
に際しては、チタン酸ジルコン酸鉛またはチタン酸ジル
コン酸ランタン鉛等のための化学量論的組成を有するセ
ラミックス焼結体を好ましく用いることができる。
【0025】スパッタガスとしては、ArとO2 の混合
ガスが好ましく用いられる。2種類のセラミックス焼結
体を用いて、チタン酸塩からなる絶縁体層および第4の
絶縁体層を連続的に形成してもよい。
ガスが好ましく用いられる。2種類のセラミックス焼結
体を用いて、チタン酸塩からなる絶縁体層および第4の
絶縁体層を連続的に形成してもよい。
【0026】スパッタ法において、絶縁体層を堆積する
ための基板は、500〜700℃に加熱することができ
る。このような高温での堆積では、as grownで
ペロブスカイト型結晶構造を有する膜を得ることができ
る。一方、基板の温度を300℃程度の温度に設定して
もよい。このような温度でのスパッタリングの後、50
0℃〜700℃の温度でのニーリングにより、ペロブス
カイト型の結晶構造を有する膜を形成することができ
る。
ための基板は、500〜700℃に加熱することができ
る。このような高温での堆積では、as grownで
ペロブスカイト型結晶構造を有する膜を得ることができ
る。一方、基板の温度を300℃程度の温度に設定して
もよい。このような温度でのスパッタリングの後、50
0℃〜700℃の温度でのニーリングにより、ペロブス
カイト型の結晶構造を有する膜を形成することができ
る。
【0027】第2の発明において、絶縁体層を形成する
ためCVDを好ましく用いることができる。CVDにお
いて、Pbのソース原料として、Pbのβ−ジケトン錯
体を好ましく用いることができる。Pbのβ−ジケトン
錯体は、以下の構造式で示すことができる。
ためCVDを好ましく用いることができる。CVDにお
いて、Pbのソース原料として、Pbのβ−ジケトン錯
体を好ましく用いることができる。Pbのβ−ジケトン
錯体は、以下の構造式で示すことができる。
【0028】
【化2】
【0029】Pbのβ−ジケトン錯体は、毒性が低いた
め、その取扱いに伴う危険性は低い。Pbのβ−ジケト
ン錯体は、従来のソース原料と比べて相対的に低い融点
を有するため、その気化を相対的に低温で容易に行なう
ことができる。CVDにおいて、気化されたPbのβ−
ジケトン錯体は、ほとんど分解されることなく、基板上
に到達させることができる。このような点から、Pbの
β−ジケトン錯体は、工業上実用的である。
め、その取扱いに伴う危険性は低い。Pbのβ−ジケト
ン錯体は、従来のソース原料と比べて相対的に低い融点
を有するため、その気化を相対的に低温で容易に行なう
ことができる。CVDにおいて、気化されたPbのβ−
ジケトン錯体は、ほとんど分解されることなく、基板上
に到達させることができる。このような点から、Pbの
β−ジケトン錯体は、工業上実用的である。
【0030】Pbのβ−ジケトン錯体の好ましい例とし
て、アセチルアセトナト鉛(上式中R1 =CH3 、R2
=CH3 )、ジピバロイルメタナト鉛(上式中R1 =C
(CH3 )3 、R2 =C(CH3 )3 )、ヘプタフルオ
ロブタノイルピバロイルメタナト鉛(上式中R1 =C3
F7 、R2 =C(CH3 )3 )およびヘキサフルオロア
セチルアセトナト鉛等を挙げることができる。さらに、
CVDプロセスの低温化を図るため、より低い融点を有
するトリメチルヘプタンジオナト鉛(TMHPD)(上
式中R1 =CH(CH3 )2 、R2 =C(CH3 )
3 (融点77℃))を用いてもよい。
て、アセチルアセトナト鉛(上式中R1 =CH3 、R2
=CH3 )、ジピバロイルメタナト鉛(上式中R1 =C
(CH3 )3 、R2 =C(CH3 )3 )、ヘプタフルオ
ロブタノイルピバロイルメタナト鉛(上式中R1 =C3
F7 、R2 =C(CH3 )3 )およびヘキサフルオロア
セチルアセトナト鉛等を挙げることができる。さらに、
CVDプロセスの低温化を図るため、より低い融点を有
するトリメチルヘプタンジオナト鉛(TMHPD)(上
式中R1 =CH(CH3 )2 、R2 =C(CH3 )
3 (融点77℃))を用いてもよい。
【0031】これらのPbソース原料は、加熱溶融され
たものの中にキャリアガスを吹込むことによってCVD
のための環境にその蒸気が輸送されてもよいし、固体を
加熱により昇華させてキャリアガスでその蒸気をCVD
の環境に輸送してもよい。これらの場合において、キャ
リアガスには通常窒素ガスが用いられる。
たものの中にキャリアガスを吹込むことによってCVD
のための環境にその蒸気が輸送されてもよいし、固体を
加熱により昇華させてキャリアガスでその蒸気をCVD
の環境に輸送してもよい。これらの場合において、キャ
リアガスには通常窒素ガスが用いられる。
【0032】Zrソース原料として、25℃、1atm
で液体のジルコニウムアルコキシド(Zr(OR)4 )
を好ましく用いることができる。ジルコニウムアルコキ
シドは、たとえば、ジルコニウムメトキシド、ジルコニ
ウムエトキシド、ジルコニウムプロポキシドおよびジル
コニウムブトキシドからなる群から選択することができ
る。ジルコニウムアルコキシドのとくに好ましい例とし
て、四第3ブトキシジルコニウムを挙げることができ
る。
で液体のジルコニウムアルコキシド(Zr(OR)4 )
を好ましく用いることができる。ジルコニウムアルコキ
シドは、たとえば、ジルコニウムメトキシド、ジルコニ
ウムエトキシド、ジルコニウムプロポキシドおよびジル
コニウムブトキシドからなる群から選択することができ
る。ジルコニウムアルコキシドのとくに好ましい例とし
て、四第3ブトキシジルコニウムを挙げることができ
る。
【0033】Tiソース原料として、25℃、1atm
で液体のチタンアルコキシド(Ti(OR′)4 )を好
ましく用いることができる。チタンアルコキシドは、た
とえば、チタンメトキシド、チタンエトキシド、チタン
プロポキシドおよびチタンブトキシドからなる群から選
択することができる。とくに好ましいチタンアルコキシ
ドとして、テトライソプロポキシチタンを挙げることが
できる。
で液体のチタンアルコキシド(Ti(OR′)4 )を好
ましく用いることができる。チタンアルコキシドは、た
とえば、チタンメトキシド、チタンエトキシド、チタン
プロポキシドおよびチタンブトキシドからなる群から選
択することができる。とくに好ましいチタンアルコキシ
ドとして、テトライソプロポキシチタンを挙げることが
できる。
【0034】Laソース原料として、Laのβ−ジケト
ン錯体を好ましく用いることができる。とくに好ましい
Laのβ−ジケトン錯体として、たとえばトリジピバロ
イルメタナトランタン(La(DPM)3 )を挙げるこ
とができる。
ン錯体を好ましく用いることができる。とくに好ましい
Laのβ−ジケトン錯体として、たとえばトリジピバロ
イルメタナトランタン(La(DPM)3 )を挙げるこ
とができる。
【0035】Baソース原料として、Baのβ−ジケト
ン錯体を好ましく用いることができる。好ましいBaの
β−ジケトン錯体として、たとえばビスジピバロイルメ
タナトバリウム(Ba(DPM)2 )を挙げることがで
きる。
ン錯体を好ましく用いることができる。好ましいBaの
β−ジケトン錯体として、たとえばビスジピバロイルメ
タナトバリウム(Ba(DPM)2 )を挙げることがで
きる。
【0036】Srソース原料として、Srのβ−ジケト
ン錯体を好ましく用いることができる。好ましいSrの
β−ジケトン錯体として、たとえばビスジピバロイルメ
タナトストロンチウム(Sr(DPM)2 )が挙げられ
る。
ン錯体を好ましく用いることができる。好ましいSrの
β−ジケトン錯体として、たとえばビスジピバロイルメ
タナトストロンチウム(Sr(DPM)2 )が挙げられ
る。
【0037】加えて、ソース原料の酸化剤として、酸素
およびオゾンの少なくともいずれかを用いることができ
る。
およびオゾンの少なくともいずれかを用いることができ
る。
【0038】第2の発明において、チタン酸塩からなる
絶縁体層または第4の絶縁体層は、上述した原料を用い
て熱CVDにより好ましく形成することができる。熱C
VDにおいて、基板は、たとえば600〜700℃に加
熱される。
絶縁体層または第4の絶縁体層は、上述した原料を用い
て熱CVDにより好ましく形成することができる。熱C
VDにおいて、基板は、たとえば600〜700℃に加
熱される。
【0039】第2の発明において、半導体には、シリコ
ン、特にp型またはn型のSi(100)単結晶基板ま
たはSi(111)単結晶基板が好ましく用いられる。
さらに半導体として、Ge等のその他のIV族半導体、
GaAs等のIII−V族半導体、またはInP等のI
I−VI族半導体等の種々の半導体を用いてもよい。
ン、特にp型またはn型のSi(100)単結晶基板ま
たはSi(111)単結晶基板が好ましく用いられる。
さらに半導体として、Ge等のその他のIV族半導体、
GaAs等のIII−V族半導体、またはInP等のI
I−VI族半導体等の種々の半導体を用いてもよい。
【0040】第2の発明において、上述した[化1]の
化学組成式で示されるジルコン酸チタン酸塩からなる第
4の絶縁層が好ましく形成される。さらに、第4の絶縁
体層はPFZTまたはPMZT等から形成されてもよ
い。
化学組成式で示されるジルコン酸チタン酸塩からなる第
4の絶縁層が好ましく形成される。さらに、第4の絶縁
体層はPFZTまたはPMZT等から形成されてもよ
い。
【0041】第2の発明において、MIS構造のための
電極層は、Pt、Al、AlSi等のAl合金、Ti、
TiSi等のTi合金、W、WSi等のW合金、もしく
はCu等の金属、またはポリシリコンもしくは珪化タン
グステンなどのシリコン化合物から生成することができ
る。
電極層は、Pt、Al、AlSi等のAl合金、Ti、
TiSi等のTi合金、W、WSi等のW合金、もしく
はCu等の金属、またはポリシリコンもしくは珪化タン
グステンなどのシリコン化合物から生成することができ
る。
【0042】第2の発明において、第3の絶縁体層は、
チタン酸塩からなる絶縁体層の他に絶縁体層を含んでも
よい。この場合、第3の絶縁体層を形成するステップ
は、チタン酸塩からなる絶縁体層を形成するステップの
前に他の絶縁体層を形成するステップを含む。半導体上
に他の絶縁膜がまず形成され、その上にチタン酸塩から
なる絶縁体層が形成される。次いで、チタン酸塩からな
る絶縁体層上に第4の絶縁体層が形成される。他の絶縁
体層として、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、酸化窒
化膜、TiO2 膜、Ta2 O5 膜またはそれらの組合せ
等を形成することができる。
チタン酸塩からなる絶縁体層の他に絶縁体層を含んでも
よい。この場合、第3の絶縁体層を形成するステップ
は、チタン酸塩からなる絶縁体層を形成するステップの
前に他の絶縁体層を形成するステップを含む。半導体上
に他の絶縁膜がまず形成され、その上にチタン酸塩から
なる絶縁体層が形成される。次いで、チタン酸塩からな
る絶縁体層上に第4の絶縁体層が形成される。他の絶縁
体層として、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、酸化窒
化膜、TiO2 膜、Ta2 O5 膜またはそれらの組合せ
等を形成することができる。
【0043】
【作用】本発明者らは、半導体基板上に優れた特性を示
す強誘電体層をいかにして設けるかについて研究を行な
ってきた。PZTおよびPLZT等のチタン酸ジルコン
酸塩から絶縁体膜を形成する場合、膜の材料がペロブス
カイト型の結晶構造を有するようになることが重要な鍵
であった。Si基板上に、直接PZT膜またはPLZT
膜を形成しても、ペロブスカイト型の結晶構造を有する
膜を得ることは困難であった。
す強誘電体層をいかにして設けるかについて研究を行な
ってきた。PZTおよびPLZT等のチタン酸ジルコン
酸塩から絶縁体膜を形成する場合、膜の材料がペロブス
カイト型の結晶構造を有するようになることが重要な鍵
であった。Si基板上に、直接PZT膜またはPLZT
膜を形成しても、ペロブスカイト型の結晶構造を有する
膜を得ることは困難であった。
【0044】そこで、本発明者らは、半導体基板等のP
ZTやPLZTと物性のかなり異なる異種材料上にペロ
ブスカイト型結晶を形成しやすい材料を見出すべく検討
を行なった。その結果、好ましい材料として、チタン酸
ストロンチウム、チタン酸バリウムおよびチタン酸バリ
ウムストロンチウムが見出された。次いで、これらの材
料からなる薄膜の上にPZT膜またはPLZT膜を形成
した結果、ペロブスカイト型の結晶構造を有する強誘電
体膜が形成できることが見出された。これは、半導体基
板上に形成されるチタン酸ストロンチウム等のペロブス
カイト型結晶が、PZTまたはPLZTの結晶成長のた
めの初期核として働くからであると考えられた。すなわ
ち、下地の結晶構造に対して、PZTまたはPLZT等
をヘテロエピタキシャル成長させることが可能になると
考えられた。
ZTやPLZTと物性のかなり異なる異種材料上にペロ
ブスカイト型結晶を形成しやすい材料を見出すべく検討
を行なった。その結果、好ましい材料として、チタン酸
ストロンチウム、チタン酸バリウムおよびチタン酸バリ
ウムストロンチウムが見出された。次いで、これらの材
料からなる薄膜の上にPZT膜またはPLZT膜を形成
した結果、ペロブスカイト型の結晶構造を有する強誘電
体膜が形成できることが見出された。これは、半導体基
板上に形成されるチタン酸ストロンチウム等のペロブス
カイト型結晶が、PZTまたはPLZTの結晶成長のた
めの初期核として働くからであると考えられた。すなわ
ち、下地の結晶構造に対して、PZTまたはPLZT等
をヘテロエピタキシャル成長させることが可能になると
考えられた。
【0045】以上に述べてきたとおり、第1の発明に従
う電子デバイスにおいて、チタン酸ストロンチウム、チ
タン酸バリウム、チタン酸バリウムストロンチウムまた
はそれらの組合せからなる第1の絶縁体層に接して設け
られ、PZTまたはPLZT等のチタン酸ジルコン酸塩
からなる第2の絶縁体層は、ペロブスカイト型の結晶構
造を有し、かつ常温において強誘電性を示す。したがっ
て、本発明の構造は、MFS構造を有する実用的な電子
デバイスを実現するものである。
う電子デバイスにおいて、チタン酸ストロンチウム、チ
タン酸バリウム、チタン酸バリウムストロンチウムまた
はそれらの組合せからなる第1の絶縁体層に接して設け
られ、PZTまたはPLZT等のチタン酸ジルコン酸塩
からなる第2の絶縁体層は、ペロブスカイト型の結晶構
造を有し、かつ常温において強誘電性を示す。したがっ
て、本発明の構造は、MFS構造を有する実用的な電子
デバイスを実現するものである。
【0046】また、上述したように、チタン酸ストロン
チウム、チタン酸バリウムまたはチタン酸バリウムスト
ロンチウムは、半導体基板等のPZTやPLZTと物性
のかなり異なる材料上に、容易にペロブスカイト型結晶
を形成することができる。第2の発明に従う製造方法で
は、第3の絶縁体層形成ステップにおいて、チタン酸塩
からなる絶縁体層が形成される。チタン酸塩からなる絶
縁体層上にPZTまたはPLZT等のチタン酸ジルコン
酸塩からなる絶縁体層を形成すれば、ペロブスカイト型
結晶構造を有する強誘電体層を得ることが可能となる。
このようなプロセスによれば、MFS構造を有する電子
デバイスを容易に製造することができる。
チウム、チタン酸バリウムまたはチタン酸バリウムスト
ロンチウムは、半導体基板等のPZTやPLZTと物性
のかなり異なる材料上に、容易にペロブスカイト型結晶
を形成することができる。第2の発明に従う製造方法で
は、第3の絶縁体層形成ステップにおいて、チタン酸塩
からなる絶縁体層が形成される。チタン酸塩からなる絶
縁体層上にPZTまたはPLZT等のチタン酸ジルコン
酸塩からなる絶縁体層を形成すれば、ペロブスカイト型
結晶構造を有する強誘電体層を得ることが可能となる。
このようなプロセスによれば、MFS構造を有する電子
デバイスを容易に製造することができる。
【0047】また、チタン酸ストロンチウム、チタン酸
バリウムおよびチタン酸バリウムストロンチウムは、P
ZTまたはPLZTに比べて高い電気抵抗を示し、優れ
た絶縁性を有する。このため、チタン酸塩からなる絶縁
体層とチタン酸ジルコン酸塩からなる絶縁体層を積層す
れば、チタン酸ジルコン酸塩の膜を単独で用いるよりも
電気抵抗を高めることができる。より高い電気抵抗を有
する積層構造は、リーク電流を抑制するという点から、
特にFETのゲート絶縁膜として有用である。
バリウムおよびチタン酸バリウムストロンチウムは、P
ZTまたはPLZTに比べて高い電気抵抗を示し、優れ
た絶縁性を有する。このため、チタン酸塩からなる絶縁
体層とチタン酸ジルコン酸塩からなる絶縁体層を積層す
れば、チタン酸ジルコン酸塩の膜を単独で用いるよりも
電気抵抗を高めることができる。より高い電気抵抗を有
する積層構造は、リーク電流を抑制するという点から、
特にFETのゲート絶縁膜として有用である。
【0048】以下に、本発明のより具体的な例を示す。
【0049】
【実施例】第1の発明に従う電子デバイスについて、M
IS構造の部分(たとえば、半導体装置におけるトラン
ジスタのゲート部分)の一具体例を図1に示す。図1を
参照して、p型またはn型のシリコン(100)単結晶
またはシリコン(111)単結晶等からなるシリコン基
板1上には、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウ
ム、チタン酸バリウムストロンチウム、またはそれらの
組合せからなる第1の絶縁体層2が形成されている。第
1の絶縁体層2上には、PZTまたはPLZTからなる
第2の絶縁体層3が形成される。第2の絶縁体層3上に
は、白金、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、
チタン合金、タングステン、タングステン合金もしくは
銅などの金属、またはポリシリコンもしくは珪化タング
ステンなどのシリコン化合物からなる電極4が形成され
る。
IS構造の部分(たとえば、半導体装置におけるトラン
ジスタのゲート部分)の一具体例を図1に示す。図1を
参照して、p型またはn型のシリコン(100)単結晶
またはシリコン(111)単結晶等からなるシリコン基
板1上には、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウ
ム、チタン酸バリウムストロンチウム、またはそれらの
組合せからなる第1の絶縁体層2が形成されている。第
1の絶縁体層2上には、PZTまたはPLZTからなる
第2の絶縁体層3が形成される。第2の絶縁体層3上に
は、白金、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、
チタン合金、タングステン、タングステン合金もしくは
銅などの金属、またはポリシリコンもしくは珪化タング
ステンなどのシリコン化合物からなる電極4が形成され
る。
【0050】このような構造は次のようにして形成する
ことができる。図2を参照して、まず図2(a)に示す
ようにシリコン基板11を準備する。次に、図2(b)
に示すように、シリコン基板11上に第1の絶縁体層1
2を形成する。第1の絶縁体層12は、たとえばスパッ
タ法により形成することができる。
ことができる。図2を参照して、まず図2(a)に示す
ようにシリコン基板11を準備する。次に、図2(b)
に示すように、シリコン基板11上に第1の絶縁体層1
2を形成する。第1の絶縁体層12は、たとえばスパッ
タ法により形成することができる。
【0051】図3は、第1の絶縁体層を形成するための
スパッタ装置を模式的に示している。図3を参照して、
反応室31内では、薄膜を形成するための基板32がサ
セプタ33に取付けられる。サセプタ33は、抵抗加熱
により400〜700℃、好ましくは500〜600℃
に加熱される。反応室31は、ロータリーポンプ34お
よびクライオポンプ35により排気することができる。
ターゲット材36には、化学量論的組成比を有するセラ
ミックス焼結体を用いることができる。セラミックス焼
結体として、組成比SrTiO3 、BaTiO3 または
BaX Sr1-XTiO3 (0<X<1)の材料が用いら
れる。
スパッタ装置を模式的に示している。図3を参照して、
反応室31内では、薄膜を形成するための基板32がサ
セプタ33に取付けられる。サセプタ33は、抵抗加熱
により400〜700℃、好ましくは500〜600℃
に加熱される。反応室31は、ロータリーポンプ34お
よびクライオポンプ35により排気することができる。
ターゲット材36には、化学量論的組成比を有するセラ
ミックス焼結体を用いることができる。セラミックス焼
結体として、組成比SrTiO3 、BaTiO3 または
BaX Sr1-XTiO3 (0<X<1)の材料が用いら
れる。
【0052】反応室31には、ガス流量制御装置37お
よび37´を有する配管系38を通じてアルゴンまたは
酸素ガスが供給される。、ガスの組成は流量制御によっ
て可変であるが、Ar/O2 比は、5/1〜9/1の範
囲が好ましい。
よび37´を有する配管系38を通じてアルゴンまたは
酸素ガスが供給される。、ガスの組成は流量制御によっ
て可変であるが、Ar/O2 比は、5/1〜9/1の範
囲が好ましい。
【0053】基板32とターゲット36の間には高周波
電源39により13.56MHzの高周波が印加され
る。入力電力は、200〜1kWの範囲が用いられる。
基板とターゲット間の距離は50〜100mmである。
以上述べてきた成膜条件によって、15〜30分間でチ
タン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムまたはチタン
酸バリウムストロンチウムからなる絶縁体層を500〜
1000Åの厚みで得ることができる。
電源39により13.56MHzの高周波が印加され
る。入力電力は、200〜1kWの範囲が用いられる。
基板とターゲット間の距離は50〜100mmである。
以上述べてきた成膜条件によって、15〜30分間でチ
タン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムまたはチタン
酸バリウムストロンチウムからなる絶縁体層を500〜
1000Åの厚みで得ることができる。
【0054】次いで、PZTまたはPLZTからなる第
2の絶縁体層をゾルゲル法によって形成することができ
る。この絶縁体層を形成するため、図4に示すようなフ
ローに従うゾルゲル法が用いられる。PZTを形成する
場合、ゾルゲル溶液として酢酸鉛、テトラブトキシジル
コニウムおよびテトラプロポキシチタンを有機溶媒に溶
かしたものが用いられる。PLZTを形成する場合、こ
れらの原料にさらに酢酸ランタンが加えられる。
2の絶縁体層をゾルゲル法によって形成することができ
る。この絶縁体層を形成するため、図4に示すようなフ
ローに従うゾルゲル法が用いられる。PZTを形成する
場合、ゾルゲル溶液として酢酸鉛、テトラブトキシジル
コニウムおよびテトラプロポキシチタンを有機溶媒に溶
かしたものが用いられる。PLZTを形成する場合、こ
れらの原料にさらに酢酸ランタンが加えられる。
【0055】図4に示すように、ゾルゲル溶液を、スパ
ッタ法によって形成された第1の絶縁体層上にスピンコ
ートし、乾燥および仮焼成を行なうことにより厚み約5
00Å程度の膜が得られる。図に示すように、乾燥は1
00〜200℃の温度で10分間、N2 雰囲気下で行な
われる。仮焼成は300〜500℃の温度で30分間、
O2 雰囲気下で行なわれる。スピンコートから仮焼成ま
での工程を4〜5回繰返し、所望の膜厚を得る。得られ
た膜を、500〜700℃で30分間程度、O 2 雰囲気
中で本焼成することによりPZT膜またPLZT膜を得
る。
ッタ法によって形成された第1の絶縁体層上にスピンコ
ートし、乾燥および仮焼成を行なうことにより厚み約5
00Å程度の膜が得られる。図に示すように、乾燥は1
00〜200℃の温度で10分間、N2 雰囲気下で行な
われる。仮焼成は300〜500℃の温度で30分間、
O2 雰囲気下で行なわれる。スピンコートから仮焼成ま
での工程を4〜5回繰返し、所望の膜厚を得る。得られ
た膜を、500〜700℃で30分間程度、O 2 雰囲気
中で本焼成することによりPZT膜またPLZT膜を得
る。
【0056】一方、PZT膜またはPLZT膜はCVD
により形成することもできる。図5は、PZTまたはP
LZT膜を形成するためのCVD装置を模式的に示して
いる。CVDを行なうための反応室56内で薄膜を形成
するための基板54がサセプタ60に取付けられる。反
応室56には、基板を加熱するための赤外線ヒーター5
5が設けられる。反応室56は、ロータリーポンプ57
aおよびメカニカルブースターポンプ57bを備える真
空ポンプ57により排気することができる。
により形成することもできる。図5は、PZTまたはP
LZT膜を形成するためのCVD装置を模式的に示して
いる。CVDを行なうための反応室56内で薄膜を形成
するための基板54がサセプタ60に取付けられる。反
応室56には、基板を加熱するための赤外線ヒーター5
5が設けられる。反応室56は、ロータリーポンプ57
aおよびメカニカルブースターポンプ57bを備える真
空ポンプ57により排気することができる。
【0057】また、反応室56は、バルブ40jおよび
ガス流量制御装置41cを有する配管系を介して酸素ま
たはオゾンの供給装置と接続される。さらに反応室56
は、配管系を介してソース原料を収容するためのタンク
51、52、53および44と接続される。Pbソース
原料を収容するためのタンク51には、バルブ40cお
よびガス流量制御装置41aを有する配管系を介してN
2 供給装置58aが接続される。タンク51は、バルブ
40aを有する配管系を介して反応室56のノズル48
に接続される。N2 を供給する配管系とPbソース原料
を供給する配管系の間には、バルブ40bを有するバイ
パスが設けられる。
ガス流量制御装置41cを有する配管系を介して酸素ま
たはオゾンの供給装置と接続される。さらに反応室56
は、配管系を介してソース原料を収容するためのタンク
51、52、53および44と接続される。Pbソース
原料を収容するためのタンク51には、バルブ40cお
よびガス流量制御装置41aを有する配管系を介してN
2 供給装置58aが接続される。タンク51は、バルブ
40aを有する配管系を介して反応室56のノズル48
に接続される。N2 を供給する配管系とPbソース原料
を供給する配管系の間には、バルブ40bを有するバイ
パスが設けられる。
【0058】同様に、Zrソース原料を収容するための
タンク52は、バルブ40fおよびガス流量制御装置4
1bを介してN2 供給装置58bが接続され、かつバル
ブ40dを介してノズル48に接続される。バルブ40
eを有するバイパスも上述と同様に設けられる。
タンク52は、バルブ40fおよびガス流量制御装置4
1bを介してN2 供給装置58bが接続され、かつバル
ブ40dを介してノズル48に接続される。バルブ40
eを有するバイパスも上述と同様に設けられる。
【0059】さらに、Tiソース原料を収容するための
タンク53は、バルブ40iおよびガス流量制御装置4
1dを介してN2 供給装置58cに接続され、かつバル
ブ40gを介してノズル48に接続される。バルブ40
hを有するバイパスも上述と同様に設けられる。
タンク53は、バルブ40iおよびガス流量制御装置4
1dを介してN2 供給装置58cに接続され、かつバル
ブ40gを介してノズル48に接続される。バルブ40
hを有するバイパスも上述と同様に設けられる。
【0060】Laソース原料を供給するためのタンク4
4は、バルブ40kを有する配管系を介して反応室56
のノズル48に接続され、かつバルブ40mおよびガス
流量制御装置41eを有する配管系を介してN2 供給装
置58dと接続される。他の原料供給系と同様に、バル
ブ40nを有するバイパスが設けられる。
4は、バルブ40kを有する配管系を介して反応室56
のノズル48に接続され、かつバルブ40mおよびガス
流量制御装置41eを有する配管系を介してN2 供給装
置58dと接続される。他の原料供給系と同様に、バル
ブ40nを有するバイパスが設けられる。
【0061】タンク51,52,53および44からそ
れぞれ延びる配管系は、ノズル48に至るまでに合流し
ている。また、原料を供給するための配管系は、リボン
ヒータ49によって加熱することができる。
れぞれ延びる配管系は、ノズル48に至るまでに合流し
ている。また、原料を供給するための配管系は、リボン
ヒータ49によって加熱することができる。
【0062】上記CVD装置において、タンク51内に
は、純度99.5%以上のジピバロイルメタナト鉛が収
容され、120℃〜140℃、好ましくは135℃の温
度に保持される。また、タンク52内には、純度99.
99%の四第3ブトキシジルコニウム(Zr(O−t−
C4 H9 )4 )が収容され、30℃〜50℃、好ましく
は30℃の温度に保持される。タンク53内には、純度
99.999%のテトライソプロポキシチタン(Ti
(O−i−C3 H7 )4 )が収容され、30℃〜50℃
好ましくは30℃の温度に保持される。また、タンク4
4には、トリジピバロイルメタナトランタン(La(D
PM)3 )が収容され、175℃〜180℃の温度に保
持される。なお、これらのソース原料は市販品として入
手することができる。
は、純度99.5%以上のジピバロイルメタナト鉛が収
容され、120℃〜140℃、好ましくは135℃の温
度に保持される。また、タンク52内には、純度99.
99%の四第3ブトキシジルコニウム(Zr(O−t−
C4 H9 )4 )が収容され、30℃〜50℃、好ましく
は30℃の温度に保持される。タンク53内には、純度
99.999%のテトライソプロポキシチタン(Ti
(O−i−C3 H7 )4 )が収容され、30℃〜50℃
好ましくは30℃の温度に保持される。また、タンク4
4には、トリジピバロイルメタナトランタン(La(D
PM)3 )が収容され、175℃〜180℃の温度に保
持される。なお、これらのソース原料は市販品として入
手することができる。
【0063】絶縁体層の形成に際して、反応室56内の
圧力は真空ポンプ57aにより10Torr程度にまで
下げられる。基板54は、赤外線ヒータ55によって6
50℃の温度に加熱される。次いで、各バルブを開いて
原料を収容するタンクにN2供給装置からそれぞれN2
ガスを導入する。このとき、各タンク内の原料ソースは
気化され、N2 キャリアガスで反応室56に運ばれる。
同時に、酸素ガス(半導体グレードのもの)またはオゾ
ンガス(オゾン濃度50〜95g/Nm3 )がバルブ4
0jを介して反応室56に供給される。
圧力は真空ポンプ57aにより10Torr程度にまで
下げられる。基板54は、赤外線ヒータ55によって6
50℃の温度に加熱される。次いで、各バルブを開いて
原料を収容するタンクにN2供給装置からそれぞれN2
ガスを導入する。このとき、各タンク内の原料ソースは
気化され、N2 キャリアガスで反応室56に運ばれる。
同時に、酸素ガス(半導体グレードのもの)またはオゾ
ンガス(オゾン濃度50〜95g/Nm3 )がバルブ4
0jを介して反応室56に供給される。
【0064】キャリアN2 ガスの流量は、マスフロコン
トローラまたはフロメータを備えるガス流量制御装置に
よって50〜200sccmに調節される。酸素ガスお
よびオゾンを含む気体の流量は、マスフロコントローラ
またはフロメータを備えるガス流量制御装置によって5
00〜2000sccm、典型的には1000sccm
に調節される。また、リボンヒータ49により原料供給
系は50〜200℃に保持される。原料混合ガスは、反
応室56内で酸素またはオゾンと混合され、かつ酸化さ
れる。以上のプロセスにより、PZTまたはPLZTか
らなる絶縁体膜が、1000〜2000Å、好ましくは
約1500Åの厚みで形成される。
トローラまたはフロメータを備えるガス流量制御装置に
よって50〜200sccmに調節される。酸素ガスお
よびオゾンを含む気体の流量は、マスフロコントローラ
またはフロメータを備えるガス流量制御装置によって5
00〜2000sccm、典型的には1000sccm
に調節される。また、リボンヒータ49により原料供給
系は50〜200℃に保持される。原料混合ガスは、反
応室56内で酸素またはオゾンと混合され、かつ酸化さ
れる。以上のプロセスにより、PZTまたはPLZTか
らなる絶縁体膜が、1000〜2000Å、好ましくは
約1500Åの厚みで形成される。
【0065】次に、以上のプロセスを用いて形成される
絶縁体層上に、スパッタ法など常法に従って電極層を形
成すれば、図1に示すようなMIS構造が形成される。
絶縁体層上に、スパッタ法など常法に従って電極層を形
成すれば、図1に示すようなMIS構造が形成される。
【0066】シリコン(002)基板上にSrTiO3
膜およびPZT膜を積層した場合のX線回折パターンを
図6(b)に示す。一方、シリコン基板上にPZTを直
接堆積した場合のX線回折パターンを図6(a)に示
す。
膜およびPZT膜を積層した場合のX線回折パターンを
図6(b)に示す。一方、シリコン基板上にPZTを直
接堆積した場合のX線回折パターンを図6(a)に示
す。
【0067】このような回折パターンを示す絶縁層の形
成プロセスは次のとおりであった。まず、Si基板上に
は、上述したスパッタ法により、約35nmの厚みでS
rTiO3 が堆積された。次に、650℃の温度でO2
雰囲気下の熱処理により、SrTiO3 について結晶成
長を行なった。その後、SrTiO3 膜上にPZT膜が
上述したCVDに従って形成された。一方、PZT膜の
みを形成する場合、CVDが用いられた。
成プロセスは次のとおりであった。まず、Si基板上に
は、上述したスパッタ法により、約35nmの厚みでS
rTiO3 が堆積された。次に、650℃の温度でO2
雰囲気下の熱処理により、SrTiO3 について結晶成
長を行なった。その後、SrTiO3 膜上にPZT膜が
上述したCVDに従って形成された。一方、PZT膜の
みを形成する場合、CVDが用いられた。
【0068】図6(a)と図6(b)とを比較して明ら
かなように、チタン酸ストロンチウム膜上に形成された
PZT膜は、良好な結晶性を示している。一方、シリコ
ン基板上に直接形成されたPZT膜は結晶構造をほとん
ど有していない。
かなように、チタン酸ストロンチウム膜上に形成された
PZT膜は、良好な結晶性を示している。一方、シリコ
ン基板上に直接形成されたPZT膜は結晶構造をほとん
ど有していない。
【0069】また、以上のようにしてチタン酸ストロン
チウム膜上に形成されたPZT膜の上にPt電極を設け
てC−V特性を測定した。その結果を図7に示す。図7
(a)は、p型シリコン基板上に2つの絶縁体層を形成
した場合のC−V特性を示している。図7(b)はn型
シリコン基板を用いた場合である。図に示すように、n
型およびp型基板の双方において、強誘電性によっても
たらされるヒステリシスループが見られた。
チウム膜上に形成されたPZT膜の上にPt電極を設け
てC−V特性を測定した。その結果を図7に示す。図7
(a)は、p型シリコン基板上に2つの絶縁体層を形成
した場合のC−V特性を示している。図7(b)はn型
シリコン基板を用いた場合である。図に示すように、n
型およびp型基板の双方において、強誘電性によっても
たらされるヒステリシスループが見られた。
【0070】以上に示したプロセスを用いて、たとえば
図8および図9に示すようなMFSFETを製作するこ
とが可能である。
図8および図9に示すようなMFSFETを製作するこ
とが可能である。
【0071】図8に示すFETでは、Si基板81上に
形成されるゲート絶縁膜80が、チタン酸ストロンチウ
ム、チタン酸バリウムまたはチタン酸バリウムストロン
チウムからなる第1の絶縁体層82と、その上に形成さ
れ、PZTまたはPLZTからなる第2の絶縁体層83
とから構成される。第2の絶縁体層83上には、ゲート
電極84が設けられている。Si基板81には、ソース
/ドレイン領域85がそれぞれ形成され、これらの領域
に接触するよう電極86および86′がそれぞれ設けら
れている。
形成されるゲート絶縁膜80が、チタン酸ストロンチウ
ム、チタン酸バリウムまたはチタン酸バリウムストロン
チウムからなる第1の絶縁体層82と、その上に形成さ
れ、PZTまたはPLZTからなる第2の絶縁体層83
とから構成される。第2の絶縁体層83上には、ゲート
電極84が設けられている。Si基板81には、ソース
/ドレイン領域85がそれぞれ形成され、これらの領域
に接触するよう電極86および86′がそれぞれ設けら
れている。
【0072】図9に示すFETでは、第1の絶縁体層8
2と基板81との間にシリコン酸化膜92が介在する。
第1の絶縁体層82はシリコン酸化膜92上に設けられ
ている。他の構造は、図8に示すFETと同様である。
なお、図9に示すFETにおいて、シリコン酸化膜の代
わりにシリコン窒化膜、酸化窒化膜等の他の絶縁膜を形
成してもよい。
2と基板81との間にシリコン酸化膜92が介在する。
第1の絶縁体層82はシリコン酸化膜92上に設けられ
ている。他の構造は、図8に示すFETと同様である。
なお、図9に示すFETにおいて、シリコン酸化膜の代
わりにシリコン窒化膜、酸化窒化膜等の他の絶縁膜を形
成してもよい。
【0073】なお、上述したプロセスにおいて、第1の
絶縁体層はゾルゲル法またはCVDにより形成してもよ
い。一方、第2の絶縁体層はスパッタ法により形成する
こともできる。
絶縁体層はゾルゲル法またはCVDにより形成してもよ
い。一方、第2の絶縁体層はスパッタ法により形成する
こともできる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
従う電子デバイスにおいて、PZTまたはPLZT等の
チタン酸ジルコン酸塩からなる絶縁体層は、MIS構造
内でペロブスカイト型結晶構造を有することができ、か
つ十分な強誘電性を示す。第1の発明は、実用的なMF
S構造を有するデバイスを実現する。第1の発明に従う
デバイスは、特にMFSFETに有用である。
従う電子デバイスにおいて、PZTまたはPLZT等の
チタン酸ジルコン酸塩からなる絶縁体層は、MIS構造
内でペロブスカイト型結晶構造を有することができ、か
つ十分な強誘電性を示す。第1の発明は、実用的なMF
S構造を有するデバイスを実現する。第1の発明に従う
デバイスは、特にMFSFETに有用である。
【0075】第2の発明の製造方法によれば、MFS構
造を有する実用的なデバイスが容易に形成される。
造を有する実用的なデバイスが容易に形成される。
【図1】本発明に従う電子デバイスについてMIS構造
の一具体例を示す断面図である。
の一具体例を示す断面図である。
【図2】本発明に従って電子デバイスのMIS構造を形
成するためのプロセスを示す断面図である。
成するためのプロセスを示す断面図である。
【図3】本発明に従って絶縁体層を製造するためのスパ
ッタ装置を示す模式図である。
ッタ装置を示す模式図である。
【図4】本発明に従ってゾルゲル法により絶縁体層を製
造するためのフローを示す図である。
造するためのフローを示す図である。
【図5】本発明に従って絶縁体層を製造するためのCV
D装置を示す模式図である。
D装置を示す模式図である。
【図6】シリコン基板上に形成されたPZT膜のX線回
折パターンを示す図である。
折パターンを示す図である。
【図7】本発明に従って形成されたMIS構造のC−V
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図8】本発明に従う電子デバイスの一具体例を示す模
式図である。
式図である。
【図9】本発明に従う電子デバイスのもう一つの具体例
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図10】強誘電性セラミックスを用いたキャパシタン
スのヒステリーシス特性を説明するための図である。
スのヒステリーシス特性を説明するための図である。
【図11】強誘電性セラミックスをゲート絶縁膜に用い
たFETを説明するための図である。
たFETを説明するための図である。
【図12】FETの回路図である。
【図13】強誘電性セラミックスをゲート絶縁膜に用い
たFETの信号特性を説明するための図である。
たFETの信号特性を説明するための図である。
1,11 シリコン基板 2、12 第1の絶縁体層 3、13 第2の絶縁体層 4、14 電極 なお、図中、同一符号は同一部分または相当部分を示
す。
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/784 29/94 C 41/24 9274−4M H01L 41/22 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 MIS構造を有する電子デバイスであっ
て、 前記MIS構造のための絶縁体層が、 チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムおよびチタ
ン酸バリウムストロンチウムからなる群から選択される
少なくとも1つのチタン酸塩からなる第1の絶縁体層
と、 前記第1の絶縁体層に接し、かつチタン酸ジルコン酸塩
からなる第2の絶縁体層とを備え、 前記第1の絶縁体層は、前記MIS構造のための半導体
と前記第2の絶縁体層との間に介在し、かつ前記第2の
絶縁体層が、常温で強誘電性を示す、電子デバイス。 - 【請求項2】 MIS構造を有する電子デバイスの製造
方法であって、 前記MIS構造のための半導体部分を準備するステップ
と、 前記半導体部分上に第3の絶縁体層を形成するステップ
と、 前記第3の絶縁体層上に、チタン酸ジルコン酸塩からな
る第4の絶縁体層を形成するステップと、 前記MIS構造のための電極層を形成するステップとを
備え、 前記第3の絶縁体層を形成するステップが、チタン酸ス
トロンチウム、チタン酸バリウムおよびチタン酸バリウ
ムストロンチウムからなる群から選択される少なくとも
1つのチタン酸塩からなる絶縁体層を形成するステップ
を備え、かつ前記第4の絶縁体層は、前記チタン酸塩か
らなる絶縁体層上に形成される、電子デバイスの製造方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251193A JPH06314794A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 電子デバイスおよびその製造方法 |
| US08/374,890 US5572052A (en) | 1992-07-24 | 1995-01-19 | Electronic device using zirconate titanate and barium titanate ferroelectrics in insulating layer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251193A JPH06314794A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 電子デバイスおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06314794A true JPH06314794A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14329413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10251193A Withdrawn JPH06314794A (ja) | 1992-07-24 | 1993-04-28 | 電子デバイスおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06314794A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100275120B1 (ko) * | 1997-12-30 | 2001-01-15 | 김영환 | 캐패시터의강유전체박막형성방법 |
| JP2010118673A (ja) * | 1996-12-23 | 2010-05-27 | Alcatel-Lucent Usa Inc | 集積回路 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP10251193A patent/JPH06314794A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010118673A (ja) * | 1996-12-23 | 2010-05-27 | Alcatel-Lucent Usa Inc | 集積回路 |
| KR100275120B1 (ko) * | 1997-12-30 | 2001-01-15 | 김영환 | 캐패시터의강유전체박막형성방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5572052A (en) | Electronic device using zirconate titanate and barium titanate ferroelectrics in insulating layer | |
| JP3436617B2 (ja) | 強誘電体薄膜の製造方法 | |
| US5757061A (en) | Ferroelectric thin film coated substrate, producing method thereof and capacitor structure element using thereof | |
| EP1777203B1 (en) | Ferroelectric capacitor, semiconductor device, and other element | |
| US5478610A (en) | Metalorganic chemical vapor deposition of layered structure oxides | |
| US5821005A (en) | Ferroelectrics thin-film coated substrate and manufacture method thereof and nonvolatile memory comprising a ferroelectrics thinfilm coated substrate | |
| JP3480624B2 (ja) | 強誘電体薄膜被覆基板、その製造方法、及びキャパシタ構造素子 | |
| JPH09504500A (ja) | 超格子物質を作成するための化学蒸着プロセス | |
| KR100433819B1 (ko) | 초격자재료층및이를포함하는전자소자제조방법 | |
| JPH11502673A (ja) | 積層超格子材料およびそれを含む電子デバイスの低温製造方法 | |
| US5625587A (en) | Rare earth manganate films made by metalorganic decomposition or metalorganic chemical vapor deposition for nonvolatile memory devices | |
| EP2248765A1 (en) | Ceramic film and manufacturing method therefor, semiconductor device and piezoelectric device | |
| Bretos et al. | Low-temperature solution approaches for the potential integration of ferroelectric oxide films in flexible electronics | |
| JP2000169297A (ja) | 酸化物強誘電体薄膜の製造方法、酸化物強誘電体薄膜及び酸化物強誘電体薄膜素子 | |
| US20040241330A1 (en) | Method of manufacturing ceramic film and pressure heat treatment device used therefor | |
| US6133092A (en) | Low temperature process for fabricating layered superlattice materials and making electronic devices including same | |
| US5620739A (en) | Thin film capacitors on gallium arsenide substrate and process for making the same | |
| JPH0689986A (ja) | 電子デバイスおよびその製造方法 | |
| TWI233639B (en) | Vapor phase growth method of oxide dielectric film | |
| JP2001107238A (ja) | プラチナ電極上の単相ペロブスカイト強誘電体膜およびその形成方法 | |
| EP0877100B1 (en) | Process for fabricating solid-solution of layered perovskite materials | |
| JPH11297966A (ja) | 強誘電体薄膜素子及びその製造方法 | |
| JPH06314794A (ja) | 電子デバイスおよびその製造方法 | |
| JPH09282943A (ja) | 強誘電体結晶薄膜の製造方法及び強誘電体キャパシタ | |
| JPH10223847A (ja) | 強誘電体薄膜素子の製造方法、強誘電体薄膜素子及び強誘電体メモリ装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |