JPH06314943A - パワーコントロール回路 - Google Patents

パワーコントロール回路

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JPH06314943A
JPH06314943A JP5104731A JP10473193A JPH06314943A JP H06314943 A JPH06314943 A JP H06314943A JP 5104731 A JP5104731 A JP 5104731A JP 10473193 A JP10473193 A JP 10473193A JP H06314943 A JPH06314943 A JP H06314943A
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Kenichi Fujiwara
謙一 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TDMAによるバースト信号通信時の信号レ
ベルを安定化する。 【構成】 APC(Auto Power Control)回路4のレベ
ル比較回路105に入力する電圧を、信号期間中にサン
プルホールド回路108においてサンプリングし、保持
する。無信号期間中、レベル比較回路105は、サンプ
ルホールド回路108の保持する電圧と、基準電圧とを
比較する。スイッチ109は、最大送信出力時のみAP
C回路4を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信信号の信号レベル
を制御するパワーコントロール回路に関する
【0002】
【従来の技術】TDMA(Time Division Multiple Acce
ss) 方式を用いたディジタル方式自動車携帯電話システ
ムにおける使用周波数帯は、日本国内では800MH
z,1500MHz帯が予定されている。また、移動局
の送信出力を基地局より制御でき、最大送信出力が規格
値を越えてはならないと規定されている。
【0003】例えば、日本ディジタル方式自動車電話シ
ステムの場合、送信出力は、移動局の種類に応じて、図
3のように定められている。そして、最大送信出力時に
許容される出力範囲は 最大送信出力−50%<出力<最大送信出力+20%、 と定められている。また、制御範囲は、図4に示す範囲
内で、0、−4、−8……のように4dBステップで制
御すると定められている。このように、送信出力、制御
範囲が定められているため、移動局において、高精度の
送信出力制御を行うパワーコントロール回路が必要とな
っている。
【0004】以下、従来のパワーコントロール回路につ
いて、説明する。従来、パワーコントロール回路とし
て、APC(Auto Power Control)回路が用いられてい
る。図5は、APC回路を送信出力制御に使用した一構
成例を示す機能ブロック図である。501は出力可変回
路、502はパワーアンプ、503は送信アンテナ、5
04は出力検波回路、505はレベル比較回路、506
はDCアンプ、507は平滑回路である。
【0005】出力可変回路501としては、例えば、P
INダイオードにより構成された電圧制御可変アッテネ
ーターが用いられ、入力される送信信号Sを、平滑回路
507から送られてきた制御電圧V3 により、制御し、
パワーアンプ502に出力する。パワーアンプ502と
しては、例えば、高周波用の増幅器が用いられ、出力可
変回路1の出力電圧を増幅し、送信アンテナ503に出
力する。
【0006】送信アンテナ503は、例えば、ホイップ
アンテナが用いられ、パワーアンプ502の出力電圧を
電波に変換し、送信する。出力検波回路504として
は、例えば、入力電圧を包絡線検波する回路が用いられ
る。この出力検波回路においては、入力電圧が最大値に
近い期間のみ導通するダイオードが用いられており、パ
ワーアンプ502の出力電圧VB を包絡線検波する。
【0007】レベル比較回路505は、例えば、オペア
ンプやコンパレータが用いられ、出力検波回路の出力電
圧V1 と基準電圧VREF との差の正負により所定の電圧
2を出力する。DCアンプ506は、前記レベル比較
回路の出力電圧V2 を増幅する。平滑回路507は、前
記DCアンプ506の出力電圧V2 ’の電圧波形を平滑
化する。
【0008】以下、このAPC回路の動作について、図
6の波形図を用いて説明する。まず、出力可変回路50
1が、図6(A)に示すTDMA送信によるπ/4シフ
トDQPSK変調された送信信号Sを受信すると、その
送信信号Sを所定量増幅して、出力電圧VA としてパワ
ーアンプ502に出力する。パワーアンプ502は、出
力電圧VA を増幅し、出力電圧VB として出力する。
【0009】送信アンテナ503は、パワーアンプ50
2の出力電圧VB を用いて、電波を発生、送信する。出
力検波回路504は、パワーアンプ502の出力電圧V
B を包絡線検波することにより直流化し、図6(B)に
示すような波形の検波電圧V1 を出力する。レベル比較
回路505は、前記検波電圧V1 を基準電圧VREF と比
較し、その差電圧の正負により所定の出力電圧V2 をD
Cアンプ506に出力する。このV 2 の波形を図6
(C)に示す。
【0010】DCアンプ506は、前記出力電圧V2
増幅し、出力電圧V2 ’を出力する。平滑回路507
は、このV2 ’を平滑化し、図6(D)に示す波形の出
力電圧V3 を得る。そして、この出力電圧V3 は制御電
圧として、出力可変回路501に加えられる。
【0011】上記のように、APC回路では、パワーア
ンプ502の出力Paが基準電圧V REF と一致するよう
に、制御電圧V3 により、出力Paを一定値に保つよう
に動作する。このため、APC回路を用いれば、温度ド
リフトや素子のばらつきによる送信レベルの変動を抑え
ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成で
は、TDMA方式のようなバースト送信による送信信号
を受信する場合、送信信号には、無信号期間(t2 ’〜
3 ’、t4 ’〜t5 ’、・・・)があるため、その間
の検波電圧V1 が図6(B)にbで示すように0Vとな
り、レベル比較回路505より、無信号期間中ずっと送
信出力を増す方向に、出力電圧V2 が発生する(図6
(C)中のc参照)。
【0013】これにより、平滑回路507の出力電圧V
3 は、前記無信号期間(t2 ’〜t 3 ’、t4 ’〜
5 ’、・・・)中、徐々にその出力電圧を増加させる
(図6(D)中のd参照)。その結果、送信信号Sの無
信号期間からの立ち上がり時点(t1 ’、t3 ’・・)
において、送信レベルPaを増加させるようAPC回路
が動作するため(出力制御電圧V3 が出力を上げる方向
に変化する)、図6(E)のeに示すように、送信信号
のSの立ち上がり時点において、送信レベルPaが基準
レベルVREFより高くなる。これを改善するための一手
法として、平滑回路507の時定数を、バースト送信の
送信周期より十分大きくすることが考えられる。
【0014】しかしながら、前記時定数を大きくする
と、APC回路による出力制御の入力に対する追従性が
悪化し、さらに、APC回路の動作開始時に送信レベル
が所定値よりずれていた場合、所定送信レベルへの収束
が遅れることが問題となる。他の方法としては、基準電
圧VREF を変更する方法が考えられるが、この方法によ
れば、送信レベルを制御できるけれども、ダイオードに
よる検波回路504は、送信レベルが低下すると、検波
不能となり、APC回路が動作しなくなる。このため、
十分な出力制御範囲が取れないことが問題であった。
【0015】そこで、本発明では、上記問題点に鑑み、
バースト送信による送信信号に対して、送信レベルの変
動を小さくすることができるパワーコントロール回路を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明は、周期的に無信号期間を含む送
信信号を可変増幅する可変増幅回路の出力信号を検波回
路で検波し、その検波出力を比較回路で基準電圧と比較
し、比較出力を平滑回路を通して平滑化した後、前記可
変増幅器に帰還し増幅度を制御するパワーコントロール
回路において、検波回路と比較回路の間に、送信信号が
立ち上がっている間に、検波出力をホールドするサンプ
ルホールド回路が挿入してあることを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載のパワー
コントロール回路に、さらに、平滑回路と可変増幅器の
間に最大送信出力で送信するときにオン動作を行うスイ
ッチ手段が挿入してあることを特徴とする。
【0018】
【作用】入力信号受信時の信号レベルを無信号期間中に
サンプルホールド回路が保持する。これにより、無信号
期間開始時におけるレベル比較回路の出力電圧の変動が
減少し、平滑回路の出力電圧の変動が小さくなる。この
ため、送信レベルの基準レベルからの変動を小さくでき
る。また、送信レベル低下時も十分な出力制御範囲が取
れる。
【0019】
【実施例】以下、本発明のパワーコントロール回路につ
いて、ディジタル方式自動車携帯電話システムにおける
一使用例を図面を用いて説明する。図1は、本発明のパ
ワーコントロール回路の一構成例である。1は受信部、
2は制御部、3は送信部、4はAPC回路、101は出
力可変回路、102はパワーアンプ、103は送信アン
テナ、104は出力検波回路、105はレベル比較回
路、106はDCアンプ、107は平滑回路、108は
サンプルホールド回路、109はスイッチ、110は電
圧合成回路、111は受信アンテナ、112は受信回
路、113はタイミングパルス発生回路、114は送信
出力制御回路、115は送信出力制御電圧発生回路、1
16は最大出力判定回路である。
【0020】受信部1は、受信用アンテナ111、受信
回路112で構成され、基地局から送信された電力制御
情報を受信し、受信データに復調し、制御部2に送信す
る。受信用アンテナ111としては、例えば、ホイップ
アンテナが用いられ、基地局より送信された電力制御情
報を受信する。受信回路112は、例えば、無線周波回
路に復調回路が直結された回路で構成され、前記受信用
アンテナ111で受信した電力制御情報を復調し受信デ
ータを作成し、タイミングパルス発生回路113及び送
信出力制御回路114に出力する。
【0021】制御部2は、タイミングパルス発生回路1
13、送信出力制御回路114、送信出力制御電圧発生
回路115、最大出力判定回路116で構成され、受信
部1から入力された電力制御情報を受信し、送信部3に
おける動作を制御する。タイミングパルス発生回路11
3は、例えば、パルス発生回路で構成され、バースト送
信による送信信号の送信周期に同期したタイミングパル
スTX を発生し、サンプルホールド回路108に送信す
る。このタイミングパルスTX の位相は、送信信号Sの
位相と一致している。
【0022】送信出力制御回路114は、受信部1から
入力された受信データを受信し、送信アンテナ103か
ら送信する送信信号の送信レベルを設定する送信レベル
設定データを作成し、送信出力制御電圧発生回路115
及び最大出力判定回路116に送信する。送信出力制御
電圧発生回路115は、送信出力制御回路114から送
信された送信レベル設定データを受信すると、送信出力
制御電圧を発生する。
【0023】最大出力判定回路116は、送信出力制御
回路114から受信した送信レベル設定データにより、
送信レベルを最大にする場合には、スイッチ109をオ
ン状態にし、それ以外はスイッチ109をオフ状態にす
る。送信部3は、出力を一定に保つAPC回路4及びス
イッチ109、電圧合成部110からなる。図中、AP
C回路4の各構成部分のうち、図5における構成部と同
一名称の構成部は、図5における構成部と同一名称の構
成部と同一の構成である。
【0024】APC回路4は、従来の技術記載のAPC
回路5にさらに、サンプルホールド回路108を備え、
バースト送信による送信信号に対応できる構成となって
いる。スイッチ109は、送信レベルを強制的に変える
か、APC動作を行なうかを切り換えるスイッチであ
る。最大送信出力時には、APC回路4を動作させ、そ
れ以外はAPC回路4を動作させない。
【0025】電圧合成部110は、抵抗R1 ,R2 を備
え、制御電圧V5 を発生する。サンプルホールド回路1
08は、出力検波回路104で検波されたバースト送信
による送信信号の検波電圧V1 を送信信号の発生周期に
同期したタイミングパルスTX によってサンプリング
し、送信信号を受信しないと、サンプリングした検波電
圧を保持し、出力電圧VSHをレベル比較回路105に出
力する。
【0026】以下、このパワーコントロール回路の動作
について、ディジタル方式自動車携帯電話システムにお
ける動作を一例として、説明する。ディジタル方式自動
車携帯電話システムにおける基地局は、移動局の電波状
態によって、移動局側の送信レベルを制御する電力制御
情報を送信する。移動局の受信部1は、基地局より送信
された電力制御情報を受信し、受信回路112において
受信データに復調後、制御部2の送信出力制御回路11
4に出力する。
【0027】送信出力制御回路114は、受信データを
基に送信レベル設定データを作成し、送信出力制御電圧
発生回路115及び最大出力判定回路116に送信す
る。送信出力制御電圧発生回路115は、出力制御電圧
4 を発生し、最大出力判定回路116は、送信レベル
設定データより送信アンテナ103において、最大出力
で送信するか否かを判定し、最大出力で送信する場合は
スイッチをONする制御信号(APC ON/OFF信
号)をスイッチ109に送信し、スイッチ109はON
状態にする。
【0028】前記出力可変回路101が、図2(A)に
示すTDMA送信によるπ/4シフトDQPSK変調さ
れた送信信号Sを受信し、出力可変回路101の出力電
圧をパワーアンプ102が増幅する。前記送信アンテナ
103は、パワーアンプ102の出力電圧を用いて電波
送信し、出力検波回路はパワーアンプ102の出力電圧
を包絡線検波する。検波後の出力波形は図2(B)のよ
うになる。
【0029】サンプルホールド回路108は、スイッチ
108aが、図2(B)−1に示すように、t1 〜t2
の間、ONし、t2 〜t3 の間、OFFするので、t1
〜t 2 の間、出力検波回路104の出力電圧V1 を、そ
のまま出力し、t2 〜t3 の間、コンデンサCaに区間
1 〜t2 において充電された電圧を出力する。その出
力電圧VSHの波形を図2(B)−2に示す。
【0030】レベル比較回路105は、無信号期間に相
当する期間、例えば、t2 〜t3 の間、サンプルホール
ド回路108の出力電圧VSHを基準電圧VREF と比較
し、その差の電圧V2 を発生し、信号期間中に相当する
1 〜t2 の間は、前記出力検波回路101の出力電圧
を出力する。この結果、V2 の電圧波形は、図2(C)
に示すように、平坦になる。
【0031】DCアンプ106はV2 を増幅し、出力電
圧V2 ’を出力する。平滑回路107は出力電圧V2
を平滑化し、出力制御電圧V3 として、出力する。この
とき、出力制御電圧V3 はV2 にみられた電圧変動が平
滑化され、図2(D)のように、平坦な波形となる。ス
イッチ109は、最大送信出力の場合、ON状態である
ため、制御電圧V3,V4 は電圧合成部110の抵抗R
1 ,R2 で合成され、 V5 =V3 ・R1 /(R1 +R2 )+V4 ・R2 /(R
1 +R2 ) で表される制御電圧V5 が、出力可変回路101に制御
電圧として加えられる。ここで、V4 は、一定であり、
図2(D)に示すように、V3 もほぼ一定であるから、
図2(F)に示すように、V5 は、ほぼ一定になる。V
5 の変動が小さいことから、この間のパワーアンプの出
力は基準レベルとほぼ一致する。
【0032】最大送信出力でない場合には、スイッチ1
09はOFFとなり(V5 =V4 )、基地局からの電力
制御情報に従い制御部で発生した送信電力制御電圧V4
により、出力レベルを制御する。以上の動作により、S
W109がオンした最大送信出力時、出力PA は、図2
(E)に示すように変化する。
【0033】尚、本発明は上記構成に限定されるもので
はなく、出力検波回路104の検波可能範囲が、出力レ
ベルの変動範囲より広い場合には、スイッチ109を省
略することも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、サンプルホールド回路
は、無信号期間において、送信信号受信時の信号レベル
を保持することができるため、無信号期間中に、比較出
力の絶対値を小さくすることができる。このため、送信
信号受信開始時において、平滑回路の出力電圧は、送信
信号受信時に近い値が保たれる。このため、送信信号受
信開始時において、信号レベルの基準レベルからの変動
を小さくすることが可能となる。
【0035】さらに、信号レベルが所定の範囲外にある
と、スイッチ手段が前記平滑回路の出力電圧を可変増幅
器に伝えないため、信号レベル低下時において、検波手
段を動作させないことが可能である。このため、信号レ
ベル変動時においても、信号レベルの制御が可能とな
り、出力制御範囲を大きくできるため、その実用的有用
性は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワーコントロール回路の回路図であ
る。
【図2】本発明のパワーコントロール回路の実施例を説
明する図面である。
【図3】従来の技術を説明する図面である。
【図4】従来の技術を説明する図面である。
【図5】従来の技術のパワーコントロール回路の回路図
である。
【図6】従来の技術のパワーコントロール回路の動作を
説明する図面である。
【符号の説明】
1 APC回路 2 送信部 3 制御部 4 受信部 101 出力可変回路 102 パワーアンプ 103 送信アンテナ 104 出力検波回路 105 レベル比較回路 106 DCアンプ 107 平滑回路 108 サンプルホールド回路 109 スイッチ 110 電圧合成回路 111 受信用アンテナ 112 受信回路 113 タイミングパルス発生回路 114 送信出力制御回路 115 送信出力制御電圧発生回路 116 最大出力判定回路 501 出力可変回路 502 パワーアンプ 503 送信アンテナ 504 出力検波回路 505 レベル比較回路 506 DCアンプ 507 平滑回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的に無信号期間を含む送信信号を可
    変増幅する可変増幅回路の出力信号を検波回路で検波
    し、その検波出力を比較回路で基準電圧と比較し、比較
    出力を平滑回路を通して平滑化した後、前記可変増幅器
    に帰還し増幅度を制御するパワーコントロール回路にお
    いて、 検波回路と比較回路の間に、送信信号が立ち上がってい
    る間に、検波出力をホールドするサンプルホールド回路
    が挿入してあることを特徴とするパワーコントロール回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパワーコントロール回路
    はさらに、平滑回路と可変増幅器の間に最大送信出力で
    送信するときにオン動作を行なうスイッチ手段が挿入し
    てあることを特徴とするパワーコントロール回路。
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