JPH06317092A - シールド工法用セグメントとこのセグメントによる坑内壁の一次覆工方法 - Google Patents
シールド工法用セグメントとこのセグメントによる坑内壁の一次覆工方法Info
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- JPH06317092A JPH06317092A JP5130037A JP13003793A JPH06317092A JP H06317092 A JPH06317092 A JP H06317092A JP 5130037 A JP5130037 A JP 5130037A JP 13003793 A JP13003793 A JP 13003793A JP H06317092 A JPH06317092 A JP H06317092A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールド機にセグメント10の軸方向幅W2
よりも長いストロークのジャッキを用いることなく、掘
進と一次覆工の施工を同時に行う。 【構成】 円筒体を螺旋状分割面P1と軸方向分割面P
2で分割した形状であって、螺旋状分割面P1が段差面
P1bを介して順次軸方向にずれながら軸線と直交する
方向に延びる複数の面P1aからなるセグメント10
を、螺旋方向に順次組み立てて坑内壁の一次覆工を構築
する。
よりも長いストロークのジャッキを用いることなく、掘
進と一次覆工の施工を同時に行う。 【構成】 円筒体を螺旋状分割面P1と軸方向分割面P
2で分割した形状であって、螺旋状分割面P1が段差面
P1bを介して順次軸方向にずれながら軸線と直交する
方向に延びる複数の面P1aからなるセグメント10
を、螺旋方向に順次組み立てて坑内壁の一次覆工を構築
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法によって
掘削されるトンネル等の坑内壁の一次覆工に使用される
セグメントと、このセグメントを用いた坑内壁の一次覆
工方法に関するものである。
掘削されるトンネル等の坑内壁の一次覆工に使用される
セグメントと、このセグメントを用いた坑内壁の一次覆
工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド工法は、シールド機でトンネル
を掘り進みながら、シールド機の後部に複数のセグメン
トを環状に組み立てて土圧に耐えるための一次覆工を施
して行くものである。図5及び図6に示すように、従
来、セグメント111は、円筒体をその軸線と直交する
平面で輪切りにすると共にこれを軸線を通る平面で円周
方向等間隔に切断した形状を呈しており、複数のセグメ
ント111を円周方向に接合することによって一つの輪
環110が組み立てられる。そして、シールド工法によ
るトンネルの掘削は、図5に示すように、シールド機1
00の前面において輪環110の軸方向幅Wと等しい距
離だけ地山Gを掘削した後、後方の既設輪環110の端
部に推進用油圧ジャッキ101を当てて押圧することに
よって、シールド機100を前記幅Wと等しい距離だけ
推進させ、次にシールド機100の後端部に保護された
掘削坑内で、複数のセグメント111による輪環110
をボルト等で組み立ててから、再び一輪環の幅Wと等し
い距離だけ掘削する工程を繰り返すことによって行われ
ている。
を掘り進みながら、シールド機の後部に複数のセグメン
トを環状に組み立てて土圧に耐えるための一次覆工を施
して行くものである。図5及び図6に示すように、従
来、セグメント111は、円筒体をその軸線と直交する
平面で輪切りにすると共にこれを軸線を通る平面で円周
方向等間隔に切断した形状を呈しており、複数のセグメ
ント111を円周方向に接合することによって一つの輪
環110が組み立てられる。そして、シールド工法によ
るトンネルの掘削は、図5に示すように、シールド機1
00の前面において輪環110の軸方向幅Wと等しい距
離だけ地山Gを掘削した後、後方の既設輪環110の端
部に推進用油圧ジャッキ101を当てて押圧することに
よって、シールド機100を前記幅Wと等しい距離だけ
推進させ、次にシールド機100の後端部に保護された
掘削坑内で、複数のセグメント111による輪環110
をボルト等で組み立ててから、再び一輪環の幅Wと等し
い距離だけ掘削する工程を繰り返すことによって行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
セグメント111によると、一次覆工が輪環110の単
位で行われることから、シールド工事が、一輪環の長さ
Lと等しい距離分の掘進工程と、一つの輪環110を組
み立てる工程の交互作業となり、作業能率が高いもので
はなかった。また、作業能率を向上させるために、掘進
と輪環110の組立を同時に行う場合には、二つの輪環
110の軸方向幅(2W)分のストロークを有する推進
用油圧ジャッキを必要とし、このため、掘進方向制御に
誤差が生じやすくなる問題があった。
セグメント111によると、一次覆工が輪環110の単
位で行われることから、シールド工事が、一輪環の長さ
Lと等しい距離分の掘進工程と、一つの輪環110を組
み立てる工程の交互作業となり、作業能率が高いもので
はなかった。また、作業能率を向上させるために、掘進
と輪環110の組立を同時に行う場合には、二つの輪環
110の軸方向幅(2W)分のストロークを有する推進
用油圧ジャッキを必要とし、このため、掘進方向制御に
誤差が生じやすくなる問題があった。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、シールド
機にセグメントの軸方向幅の二倍分のストロークの推進
用ジャッキを用いることなく掘進と一次覆工の施工を同
時に行うことを可能とすることにある。
れたもので、その技術的課題とするところは、シールド
機にセグメントの軸方向幅の二倍分のストロークの推進
用ジャッキを用いることなく掘進と一次覆工の施工を同
時に行うことを可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るシールド工法用セグメントは、円筒体を、
その周壁に沿ってほぼ螺旋方向に延びる螺旋状分割面
と、軸線と平行に延びる軸方向分割面で分割した形状を
なし、前記螺旋状分割面が、軸方向段差面を介して順次
軸方向にずれながら軸線と直交する方向に延びる複数の
面からなるものである。本発明において一層好ましく
は、前記軸方向段差面が、円周方向に互いに隣り合う前
記各軸方向分割面間の円周方向幅の1/nの間隔(nは
2以上の整数)で形成され、前記円周方向幅が前記円筒
体の円周を(正の整数)+1/nで割った商に等しく、
前記螺旋状分割面間における軸方向幅が、360°当た
りの前記軸方向段差面の数とこの段差面の軸方向高さと
の積に等しいものである。
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るシールド工法用セグメントは、円筒体を、
その周壁に沿ってほぼ螺旋方向に延びる螺旋状分割面
と、軸線と平行に延びる軸方向分割面で分割した形状を
なし、前記螺旋状分割面が、軸方向段差面を介して順次
軸方向にずれながら軸線と直交する方向に延びる複数の
面からなるものである。本発明において一層好ましく
は、前記軸方向段差面が、円周方向に互いに隣り合う前
記各軸方向分割面間の円周方向幅の1/nの間隔(nは
2以上の整数)で形成され、前記円周方向幅が前記円筒
体の円周を(正の整数)+1/nで割った商に等しく、
前記螺旋状分割面間における軸方向幅が、360°当た
りの前記軸方向段差面の数とこの段差面の軸方向高さと
の積に等しいものである。
【0006】また、本発明に係る坑内壁の一次覆工方法
は、軸方向一端に上述のシールド工法用セグメントの螺
旋状分割面の段差形状と対応する螺旋階段状の衝合面を
有する基部構築物を基端として、シールド機の後方で前
記セグメントを螺旋方向に順次組み立てるものである。
は、軸方向一端に上述のシールド工法用セグメントの螺
旋状分割面の段差形状と対応する螺旋階段状の衝合面を
有する基部構築物を基端として、シールド機の後方で前
記セグメントを螺旋方向に順次組み立てるものである。
【0007】
【作用】本発明のシールド工法用セグメントは、円周方
向へ互いに接合して行くと同時に、軸方向段差面を介し
て順次軸方向にずれた複数の面からなる螺旋状分割面に
よって、軸方向の位置がずれながら順次螺旋方向に組み
立てられるもので、これによって円筒状構築物が軸方向
に延長されて行き、坑内壁の一次覆工がなされるもので
ある。好適には、このセグメントは、螺旋状分割面にお
ける軸方向段差面が各軸方向分割面間の円周方向幅の1
/nの間隔で形成されると共に、前記円周方向の幅が円
筒体の円周を(正の整数)+1/nで割った商に等しい
ので、任意の一つのセグメントとそこから一周目におけ
るセグメントが、その円周方向の幅の1/nだけ重なり
合うと共に、前記軸方向段差面同士あるいは軸方向段差
面と軸方向分割面の端部が噛み合った状態で組み立てら
れる。このため、前段のセグメントとその後段セグメン
トが円周方向にずれた状態となり、いわゆる芋継ぎ状態
にはならない。
向へ互いに接合して行くと同時に、軸方向段差面を介し
て順次軸方向にずれた複数の面からなる螺旋状分割面に
よって、軸方向の位置がずれながら順次螺旋方向に組み
立てられるもので、これによって円筒状構築物が軸方向
に延長されて行き、坑内壁の一次覆工がなされるもので
ある。好適には、このセグメントは、螺旋状分割面にお
ける軸方向段差面が各軸方向分割面間の円周方向幅の1
/nの間隔で形成されると共に、前記円周方向の幅が円
筒体の円周を(正の整数)+1/nで割った商に等しい
ので、任意の一つのセグメントとそこから一周目におけ
るセグメントが、その円周方向の幅の1/nだけ重なり
合うと共に、前記軸方向段差面同士あるいは軸方向段差
面と軸方向分割面の端部が噛み合った状態で組み立てら
れる。このため、前段のセグメントとその後段セグメン
トが円周方向にずれた状態となり、いわゆる芋継ぎ状態
にはならない。
【0008】また、本発明に係る坑内壁の一次覆工方法
においては、掘削された坑内壁の最も外側の端部に、ま
ずシールド機の推進のための反力設備として基部構築物
が構築される。そして最初の一周目のセグメントは、こ
の基部構築物に形成された螺旋階段状の衝合面で受ける
ようにして螺旋方向に組み立てられ、その後は、後段の
既設セグメントの前端の螺旋階段状をなす接合面で受け
るようにして、新規セグメントが組み込まれ、円筒状の
一次覆工面が構築されて行く。また、この一次覆工は、
シールド機を推進させながら地山を連続的に掘削して行
く工程と並行して行われる。
においては、掘削された坑内壁の最も外側の端部に、ま
ずシールド機の推進のための反力設備として基部構築物
が構築される。そして最初の一周目のセグメントは、こ
の基部構築物に形成された螺旋階段状の衝合面で受ける
ようにして螺旋方向に組み立てられ、その後は、後段の
既設セグメントの前端の螺旋階段状をなす接合面で受け
るようにして、新規セグメントが組み込まれ、円筒状の
一次覆工面が構築されて行く。また、この一次覆工は、
シールド機を推進させながら地山を連続的に掘削して行
く工程と並行して行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を、図1乃至
図4を参照しながら説明する。まず図1に示すように、
この実施例によるシールド工法用セグメント10は、円
筒体の周壁の一部をなす円弧状に湾曲した鋳鉄又はコン
クリート板からなり、前記円筒体を、その軸線と直交す
る平面方向に延びる面P1aが軸方向に延びる段差面P
1bにおいて順次軸方向にずれながら、全体として概略
螺旋状に延びる螺旋状分割面P1と、軸線と平行かつ軸
線を中心とする放射状に延びる軸方向分割面P2とで分
割した形状を呈する。すなわち各セグメント10は、図
2に示すように、円周方向両端面11,12が軸線を中
心として放射状に延びる平面の一部をなし、軸方向両端
面13,14が、その円周方向中央部に位置する前記段
差面P1bにおいて互いに対応するように軸方向にずれ
た段違い面13a,13b及び14a,14bからな
る。また、これら各面11〜14には、それぞれ軸方向
及び円周方向に隣接するセグメント10,10同士をボ
ルト・ナット16を介して接合するための所要数の孔1
5が開設されている。
図4を参照しながら説明する。まず図1に示すように、
この実施例によるシールド工法用セグメント10は、円
筒体の周壁の一部をなす円弧状に湾曲した鋳鉄又はコン
クリート板からなり、前記円筒体を、その軸線と直交す
る平面方向に延びる面P1aが軸方向に延びる段差面P
1bにおいて順次軸方向にずれながら、全体として概略
螺旋状に延びる螺旋状分割面P1と、軸線と平行かつ軸
線を中心とする放射状に延びる軸方向分割面P2とで分
割した形状を呈する。すなわち各セグメント10は、図
2に示すように、円周方向両端面11,12が軸線を中
心として放射状に延びる平面の一部をなし、軸方向両端
面13,14が、その円周方向中央部に位置する前記段
差面P1bにおいて互いに対応するように軸方向にずれ
た段違い面13a,13b及び14a,14bからな
る。また、これら各面11〜14には、それぞれ軸方向
及び円周方向に隣接するセグメント10,10同士をボ
ルト・ナット16を介して接合するための所要数の孔1
5が開設されている。
【0010】各セグメント10の円周方向両端面11,
12間の幅W1 は、前記円筒体の円周を6.5等分割し
た寸法となっており、螺旋状分割面P1における各段差
面P1bは、円周方向にW1 /2の間隔で存在する。し
たがって図3に示すように、複数のセグメントを101
で示す位置から102 ,103 ・・・ と順次円周方向に接
合して行った場合、7枚目のセグメント107 は、最初
のセグメント101 に対してW1 /2だけ重なり合うこ
とになり、軸方向両端面13,14における段違い面1
3a,13b及び14a,14b、言い換えれば螺旋状
分割面P1における段差面P1bは、それぞれ円周方向
13等分位置に存在する。また、軸方向両端面13,1
4間における軸方向幅W2 は、360°当たりの段差面
P1bの数とこの段差面P1bの軸方向高さW3 との積
に等しくなっており、すなわちこの実施例においては、
W2 =W3 ×13である。そして、このような寸法設定
によって、円周方向及び軸方向に隣接するセグメント1
0,10同士が互いに密接状態に接合されるものであ
る。
12間の幅W1 は、前記円筒体の円周を6.5等分割し
た寸法となっており、螺旋状分割面P1における各段差
面P1bは、円周方向にW1 /2の間隔で存在する。し
たがって図3に示すように、複数のセグメントを101
で示す位置から102 ,103 ・・・ と順次円周方向に接
合して行った場合、7枚目のセグメント107 は、最初
のセグメント101 に対してW1 /2だけ重なり合うこ
とになり、軸方向両端面13,14における段違い面1
3a,13b及び14a,14b、言い換えれば螺旋状
分割面P1における段差面P1bは、それぞれ円周方向
13等分位置に存在する。また、軸方向両端面13,1
4間における軸方向幅W2 は、360°当たりの段差面
P1bの数とこの段差面P1bの軸方向高さW3 との積
に等しくなっており、すなわちこの実施例においては、
W2 =W3 ×13である。そして、このような寸法設定
によって、円周方向及び軸方向に隣接するセグメント1
0,10同士が互いに密接状態に接合されるものであ
る。
【0011】図4は、シールド工法による掘削工程及び
上記セグメント10による坑内壁の一次覆工工程を示す
もので、符号100はシールド機、101はこのシール
ド機100の推進用油圧ジャッキ、102は掘削面の山
留用油圧ジャッキである。シールド機100の前面側で
は地山Gの掘削が連続的に行われており、シールド機1
00の後端部内周では、セグメント10によって円筒状
の円筒状構築物1が組み立てられて坑内壁の一次覆工が
行われるのと並行して、この円筒状構築物1の前端面
(セグメント10の端面13)に推進用油圧ジャッキ1
01を押し付けることによって、シールド機100の推
進が行われる。
上記セグメント10による坑内壁の一次覆工工程を示す
もので、符号100はシールド機、101はこのシール
ド機100の推進用油圧ジャッキ、102は掘削面の山
留用油圧ジャッキである。シールド機100の前面側で
は地山Gの掘削が連続的に行われており、シールド機1
00の後端部内周では、セグメント10によって円筒状
の円筒状構築物1が組み立てられて坑内壁の一次覆工が
行われるのと並行して、この円筒状構築物1の前端面
(セグメント10の端面13)に推進用油圧ジャッキ1
01を押し付けることによって、シールド機100の推
進が行われる。
【0012】円筒状構築物1の前端面を後方へ押し付け
る推進用油圧ジャッキ101は、図4に破線で示す新規
セグメント10A の組み込み位置においてのみ除荷(収
縮)され、これによって新規セグメント10A の組み込
みを可能とする。また、直前に組み込まれた既設セグメ
ント10B を最も前方位置で押し付けている推進用油圧
ジャッキ101と、最も長く後方へ突出して後段のセグ
メント10D を押し付けている推進用油圧ジャッキ10
1とのストローク差Lは、セグメントの軸方向幅W2 よ
りも小さい。
る推進用油圧ジャッキ101は、図4に破線で示す新規
セグメント10A の組み込み位置においてのみ除荷(収
縮)され、これによって新規セグメント10A の組み込
みを可能とする。また、直前に組み込まれた既設セグメ
ント10B を最も前方位置で押し付けている推進用油圧
ジャッキ101と、最も長く後方へ突出して後段のセグ
メント10D を押し付けている推進用油圧ジャッキ10
1とのストローク差Lは、セグメントの軸方向幅W2 よ
りも小さい。
【0013】新規セグメント10A は、その直前に組み
込まれた既設セグメント10B に対して段差面P1bの
高さW3 ×2だけ軸方向(前面側)にずれた状態で組み
込まれ、この既設セグメント10B 及び後段の既設セグ
メント10C ,10D と接合される。すなわち、各セグ
メント10は、軸方向位置がW3 ×2ずつずれながら円
周方向に組み込まれ、これによって組立位置が螺旋方向
に移動して行く。また、軸方向に隣接するセグメント
は、W1 /2だけ円周方向に重なり合った位置関係にあ
るため、軸方向分割面P2が軸方向に連続的に揃った状
態で接合されるいわゆる芋継ぎ状態にはならず、接合強
度の優れた構造となる。
込まれた既設セグメント10B に対して段差面P1bの
高さW3 ×2だけ軸方向(前面側)にずれた状態で組み
込まれ、この既設セグメント10B 及び後段の既設セグ
メント10C ,10D と接合される。すなわち、各セグ
メント10は、軸方向位置がW3 ×2ずつずれながら円
周方向に組み込まれ、これによって組立位置が螺旋方向
に移動して行く。また、軸方向に隣接するセグメント
は、W1 /2だけ円周方向に重なり合った位置関係にあ
るため、軸方向分割面P2が軸方向に連続的に揃った状
態で接合されるいわゆる芋継ぎ状態にはならず、接合強
度の優れた構造となる。
【0014】円筒状構築物1の最も後端(外側)部分に
は、この円筒状構築物1の螺旋状分割面P1bの段差形
状と対応する螺旋階段状の衝合面21を有する基部構築
物20が構築されている。すなわちシールド機100
は、セグメントが組み立てられない掘削初期の時点で
は、この基部構築物20を反力設備として、その螺旋階
段状の衝合面21に推進用油圧ジャッキ101を押し付
けることによって推進され、また、最初の一周目のセグ
メントは、前記衝合面21に沿って螺旋方向に組み立て
られる。最初の一周目の組み立て後は、先に述べたよう
にして、新規セグメント10A が順次螺旋方向に組み込
まれ、円筒状構築物1による一次覆工面が構築されて行
く。
は、この円筒状構築物1の螺旋状分割面P1bの段差形
状と対応する螺旋階段状の衝合面21を有する基部構築
物20が構築されている。すなわちシールド機100
は、セグメントが組み立てられない掘削初期の時点で
は、この基部構築物20を反力設備として、その螺旋階
段状の衝合面21に推進用油圧ジャッキ101を押し付
けることによって推進され、また、最初の一周目のセグ
メントは、前記衝合面21に沿って螺旋方向に組み立て
られる。最初の一周目の組み立て後は、先に述べたよう
にして、新規セグメント10A が順次螺旋方向に組み込
まれ、円筒状構築物1による一次覆工面が構築されて行
く。
【0015】なお、本発明は図示の一実施例に限定され
るものではないことは勿論であり、例えば段差面P1b
を各セグメント10の円周方向幅W1 の中央部に位置し
て形成した場合には、段差面P1bの高さW3 と、前記
両端面13,14間の軸方向幅W2 が、 W3 =W2 /(円周方向分割数×2−1) となるようにすれば良いものである。したがって、円周
方向5.5分割のセグメントの場合は、段差面P1bの
軸方向幅W3 をW2 /10とする。また、上記実施例で
は、各段差面P1bをW1 /2の円周方向間隔で形成し
たが、これを例えばW1 /3あるいはW1 /4として、
段差面P1bがセグメント10の軸方向両端面13,1
4のそれぞれ複数箇所に存在する形状とすることも可能
である。
るものではないことは勿論であり、例えば段差面P1b
を各セグメント10の円周方向幅W1 の中央部に位置し
て形成した場合には、段差面P1bの高さW3 と、前記
両端面13,14間の軸方向幅W2 が、 W3 =W2 /(円周方向分割数×2−1) となるようにすれば良いものである。したがって、円周
方向5.5分割のセグメントの場合は、段差面P1bの
軸方向幅W3 をW2 /10とする。また、上記実施例で
は、各段差面P1bをW1 /2の円周方向間隔で形成し
たが、これを例えばW1 /3あるいはW1 /4として、
段差面P1bがセグメント10の軸方向両端面13,1
4のそれぞれ複数箇所に存在する形状とすることも可能
である。
【0016】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を実現
することができる。 (1) セグメントは、従来のような輪環単位で組み立てら
れるのではなく、円筒状の覆工面が螺旋方向に順次構築
されるので、シールド機による地山の連続的な掘削工程
と、シールド機の後部でセグメントを組み立てながらシ
ールド機を推進させて行く工程を、同時に進行させるこ
とができるので、掘削効率が向上する。 (2) 地山の掘削工程とセグメントの組立工程の同時進行
を、二輪環分のストロークの推進用ジャッキを用いるこ
となくができるので、掘進方向制御に誤差が生じやすく
なるといった問題がない。 (3) 各セグメントが、軸方向に揃った芋継ぎ状態には接
合されないので、接合強度の優れた構造となる。
することができる。 (1) セグメントは、従来のような輪環単位で組み立てら
れるのではなく、円筒状の覆工面が螺旋方向に順次構築
されるので、シールド機による地山の連続的な掘削工程
と、シールド機の後部でセグメントを組み立てながらシ
ールド機を推進させて行く工程を、同時に進行させるこ
とができるので、掘削効率が向上する。 (2) 地山の掘削工程とセグメントの組立工程の同時進行
を、二輪環分のストロークの推進用ジャッキを用いるこ
となくができるので、掘進方向制御に誤差が生じやすく
なるといった問題がない。 (3) 各セグメントが、軸方向に揃った芋継ぎ状態には接
合されないので、接合強度の優れた構造となる。
【図1】本発明の好適な一実施例に係るセグメントを円
筒状に組み立てた状態を示す斜視図である。
筒状に組み立てた状態を示す斜視図である。
【図2】上記セグメントを単体で示す斜視図である。
【図3】円筒状に組み立てた各セグメントの円周方向位
置関係を示す説明図である。
置関係を示す説明図である。
【図4】本発明の好適な一実施例に係る坑内壁の一次覆
工方法においてシールド機による掘削工程及び上記セグ
メントによる坑内壁の一次覆工工程を示す概略的な工程
説明図である。
工方法においてシールド機による掘削工程及び上記セグ
メントによる坑内壁の一次覆工工程を示す概略的な工程
説明図である。
【図5】従来の一次覆工方法を示す概略的な工程説明図
である。
である。
【図6】従来のセグメントの組み立て状態を示す説明図
である。
である。
1 円筒状構築物 10 セグメント 20 基部構築物 21 衝合面 100 シールド機 P1 螺旋方向分割面 P1a 軸線と直交する平面方向に延びる面 P1b 段差面 P2 軸方向分割面
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒体を、その周壁に沿ってほぼ螺旋方
向に延びる螺旋状分割面と、軸線と平行に延びる軸方向
分割面で分割した形状をなし、前記螺旋状分割面が、軸
方向段差面を介して順次軸方向にずれながら軸線と直交
する方向に延びる複数の面からなることを特徴とするシ
ールド工法用セグメント。 - 【請求項2】 前記軸方向段差面が、円周方向に互いに
隣り合う前記各軸方向分割面間の円周方向幅の1/nの
間隔(nは2以上の整数)で形成され、前記円周方向幅
が前記円筒体の円周を(正の整数)+1/nで割った商
に等しく、前記螺旋状分割面間における軸方向幅が、3
60°当たりの前記軸方向段差面の数とこの段差面の軸
方向高さとの積に等しいことを特徴とする請求項1に記
載のシールド工法用セグメント。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のシールド工法用
セグメントを用い、軸方向一端にこのセグメントの螺旋
状分割面の段差形状と対応する螺旋階段状の衝合面を有
する基部構築物を基端として、シールド機の後方で前記
セグメントを螺旋方向に順次組み立てることを特徴とす
る坑内壁の一次覆工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5130037A JPH06317092A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | シールド工法用セグメントとこのセグメントによる坑内壁の一次覆工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5130037A JPH06317092A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | シールド工法用セグメントとこのセグメントによる坑内壁の一次覆工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06317092A true JPH06317092A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=15024580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5130037A Pending JPH06317092A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | シールド工法用セグメントとこのセグメントによる坑内壁の一次覆工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06317092A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112324460A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-02-05 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种旋转式连续掘进机及其基于螺旋管片的施工方法 |
| KR20250041538A (ko) * | 2023-09-18 | 2025-03-25 | 한국생산기술연구원 | 쉴드 tbm 연속굴착을 위한 추진잭 제어 방법 |
| KR20250060332A (ko) * | 2023-10-26 | 2025-05-07 | 한국생산기술연구원 | 쉴드 tbm 연속굴착을 위한 추진잭 제어 선형함수 최적화 방법 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5130037A patent/JPH06317092A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112324460A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-02-05 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种旋转式连续掘进机及其基于螺旋管片的施工方法 |
| CN112324460B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-03-04 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种旋转式连续掘进机及其基于螺旋管片的施工方法 |
| KR20250041538A (ko) * | 2023-09-18 | 2025-03-25 | 한국생산기술연구원 | 쉴드 tbm 연속굴착을 위한 추진잭 제어 방법 |
| KR20250060332A (ko) * | 2023-10-26 | 2025-05-07 | 한국생산기술연구원 | 쉴드 tbm 연속굴착을 위한 추진잭 제어 선형함수 최적화 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020807 |