JPH0631989U - セラミック基板の分割溝形成用加工刃 - Google Patents
セラミック基板の分割溝形成用加工刃Info
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- JPH0631989U JPH0631989U JP6810692U JP6810692U JPH0631989U JP H0631989 U JPH0631989 U JP H0631989U JP 6810692 U JP6810692 U JP 6810692U JP 6810692 U JP6810692 U JP 6810692U JP H0631989 U JPH0631989 U JP H0631989U
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- Japan
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- dividing groove
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- processing blade
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- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】セラミックグリーンシート20に分割溝21を
形成するための加工刃10において、エッジ部11の刃
先角度θを50°以上とするとともに、エッジ部11近
傍を厚み0.4mm以下の薄肉部12とする。 【効果】分割溝21の深さのばらつきが小さく、セラミ
ックグリーンシート20の内部にクラックが生じにくい
ことから、分割時にバリが生じにくい。
形成するための加工刃10において、エッジ部11の刃
先角度θを50°以上とするとともに、エッジ部11近
傍を厚み0.4mm以下の薄肉部12とする。 【効果】分割溝21の深さのばらつきが小さく、セラミ
ックグリーンシート20の内部にクラックが生じにくい
ことから、分割時にバリが生じにくい。
Description
【0001】
本考案は、セラミックグリーンシートに分割溝を形成するための加工刃に関す る。
【0002】
チップ状電子部品などを製造する場合に、複数の分割溝を形成したセラミック 基板に所定のパターン等を印刷した後、これらの分割溝で分割することにより各 チップ状電子部品を得る方法が行われている。
【0003】 このような分割溝を有するセラミック基板を得るためには、セラミックグリー ンシートに加工刃を押しつけて、断面がV字状の分割溝を形成した後、焼成する ようになっている(例えば特開昭57−184293号公報など参照)。そして 、上記加工刃は図4に示すように、超硬合金からなる板状体で、一方の端部にエ ッジ部11を形成し、他方の端部を保持部13としたものであり、この保持部1 3を金型に保持し、エッジ部11をセラミックグリーンシートに押しつけて分割 溝を形成するようになっている。
【0004】
図4に示す様な加工刃10のエッジ部11の刃先角度θは通常30〜40°と 鋭いため、図5(a)に示すようにセラミックグリーンシート20に押しつけて 加工する場合に、厚みと垂直な横方向の引っ張り応力によって、セラミックグリ ーンシート20が引き裂かれて分割溝21が形成される。このときセラミックグ リーンシート20は引っ張り応力で引き裂かれやすいことから、加工刃10の押 し込み深さ以上に分割溝21が形成されてしまうという不都合があった。その結 果、分割溝21が深すぎると、その後の取扱い工程で割れてしまうなどの不都合 があった。また、分割溝21の先端部分が引き裂かれて形成されるため真っ直ぐ にならず、得られたセラミック基板を分割する際にバリが発生しやすいという問 題点もあった。
【0005】 そのため、加工刃10のエッジ部11の刃先角度θを40°以上に大きくする ことも考えられていたが、この場合は図5(b)に示すように、所定深さの分割 溝21を形成する場合に、分割溝21の幅が大きくなってセラミック基板の面積 を有効に利用できないという問題点があった。また、セラミックグリーンシート 20に分割溝を形成する場合に、厚み方向の圧縮応力が広い範囲に加わるため、 セラミックグリーンシート20の内部にクラック22が生じやすかった。その結 果、この後の取扱い工程で割れてしまったり、あるいは分割時にバリが発生しや すいという問題点があった。
【0006】
上記に鑑みて本考案は、セラミックグリーンシートに分割溝を形成するための 加工刃における先端エッジ部の刃先角度を50°以上と大きくするとともに、こ のエッジ部近傍を厚み0.4mm以下と薄肉にしたものである。
【0007】
以下、本考案実施例を図によって説明する。
【0008】 図1に示すように、本考案の加工刃10は、超硬合金からなる板状体であって 、先端にエッジ部11を有し、このエッジ部11の近傍は薄肉部12となり後端 の保持部13との間で段差を形成している。そして、この保持部13の厚みDは 0.8mm程度とし、エッジ部11近傍の薄肉部12の厚みdは0.4mm以下 と薄くし、さらにエッジ部11の刃先角度θは50°以上としてある。なお、肉 薄部12の長さについては、形成する分割溝の深さ以上としておけば良い。
【0009】 このような、本考案の加工刃10を用いる場合は、保持部13を金型に保持し て、図2に示すようにセラミックグリーンシート20に押しつければ、先端のエ ッジ部11および薄肉部12のみがセラミックグリーンシート20に押し込まれ て分割溝21を形成することができる。このとき、エッジ部11の刃先角度θが 50°以上と大きいため、セラミックグリーンシート20に引っ張り応力が加わ らず、厚み方向に圧縮応力が加わって分割溝21を形成することから、分割溝2 1が必要以上に深くなることを防止できる。しかも、エッジ部11の近傍の薄肉 部12の厚みdが小さいため、圧縮応力の加わる範囲が小さく、セラミックグリ ーンシート20内部にクラックが生じにくい。その結果、分割後のバリの発生を 少なくできる。さらに、分割溝21の幅を小さくできるため、セラミック基板の 面積を有効に利用することができる。
【0010】 また、本考案の他の実施例を図3に示すように、薄肉部12とエッジ部11を 滑らかな曲面で連続させて加工刃10を形成することもできる。この場合の刃先 角度θは、エッジ部11先端における二つの接線の成す角度である。
【0011】 さらに、他の実施例として、図示していないが、薄肉部12と保持部13の間 を滑らかな曲線で連続させてもよい。また、必ずしも保持部13を厚肉にする必 要はなく、加工刃10全体を均一に0.4mm以下の薄肉としてもよい。
【0012】 また、図2に示すように本考案の加工刃10を用いて形成した分割溝21は、 底部がV字状で上方部がストレート状となるが、セラミックグリーンシート20 の状態によっては、弾性回復により最終的に全体が均一なV字状となることもあ る。
【0013】実験例 ここで、図1に示す加工刃10において、エッジ部11の刃先角度θ及びエッ ジ部11近傍の薄肉部12の厚みdの大きさをさまざまに変化させたものを試作 し、それぞれ分割溝加工をする実験を行った。実験は、実際に金型に加工刃10 をセッティングし、規定のプレス機及び、一定のストロークスピードで分割溝加 工を行った。また、セラミックグリーンシート20はアルミナセラミックスから なるもので、その厚みは1mmとし、分割溝21の深さは0.2mmとなるよう に加工した。
【0014】 各加工刃10で加工した後、分割溝21の深さの最大値と最小値の差を求め、 これを深さのばらつき量とした。また、得られたセラミック基板を分割した時に 発生するバリの、平面方向の最大幅を調べた。結果は表1、表2に示す通りであ る。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】 まず、表1によれば、エッジ部11の刃先角度θを大きくするほど分割溝深さ のばらつき量が小さくなることがわかる。これは、前述したように、刃先角度θ が小さいと、分割溝21が引き裂かれて形成されるため必要以上の深さになりや すいのに対し、刃先角度θを大きくする程、引っ張り応力よりも圧縮応力が強く なって、分割溝21が所定深さとなりやすいためである。
【0018】 また、表2によれば、刃先角度θを大きくし、かつエッジ部11近傍の薄肉部 12の厚みdを小さくするほどバリの最大幅を小さくできることがわかる。これ は、前述したように、厚みdを小さくすると圧縮応力の加わる範囲が狭くなるた め、セラミック基板20の内部にクラックが生じにくいためである。
【0019】 そして、通常の使用において問題をなくするためには、分割溝深さのばらつき 量は0.1mm以下、バリの最大幅は0.1mm以下であることが必要であり、 そのためには、刃先角度θを50°以上とし、かつエッジ部11の厚みdを0. 4mm以下とすれば良いことがわかる。
【0020】 ただし、刃先角度θが90°を超えると良好な分割溝加工ができなくなるため 、刃先角度θは50〜90°、好ましくは60〜80°の範囲が良い。また、エ ッジ部11近傍の薄肉部12の厚みdが0.05mmよりも薄いと強度が低くな って正確な加工ができなくなることから、厚みdは0.05〜0.4mmの範囲 が好ましい。
【0021】
このように、本考案によれば、セラミックグリーンシートに分割溝を形成する ための加工刃におけるエッジ部の刃先角度θを50°以上とするとともに、エッ ジ部の近傍を厚み0.4mm以下の薄肉としたことによって、分割溝加工時に深 さのばらつき量を小さくし、しかもグリーンシートの内部にクラックを生じにく いことから、取扱工程での割れを防止し、かつセラミック基板分割時のバリの発 生を少なくすることができる。
【図1】本考案の分割溝形成用加工刃を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案の加工刃の使用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の加工刃を示す斜視図である。
【図5】(a)(b)は従来の加工刃の使用状態を示す
断面図である。
断面図である。
10・・・加工刃 11・・・エッジ部 12・・・薄肉部 13・・・保持部
Claims (1)
- 【請求項1】板状体の先端に備えたエッジ部をセラミッ
クグリーンシートに押しつけて分割溝を形成するように
した加工刃であって、上記エッジ部の刃先角度を50°
以上にするとともに、エッジ部近傍の厚みを0.4mm
以下としたことを特徴とするセラミック基板の分割溝形
成用加工刃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6810692U JPH0631989U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | セラミック基板の分割溝形成用加工刃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6810692U JPH0631989U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | セラミック基板の分割溝形成用加工刃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631989U true JPH0631989U (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=13364162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6810692U Pending JPH0631989U (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | セラミック基板の分割溝形成用加工刃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631989U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020065873A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 株式会社レーベン | 切断器具及びその製造方法 |
| KR20220138103A (ko) * | 2021-04-05 | 2022-10-12 | 박준철 | 원판 커터 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP6810692U patent/JPH0631989U/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020065873A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 株式会社レーベン | 切断器具及びその製造方法 |
| WO2020084818A1 (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 株式会社レーベン | 切断器具及びその製造方法 |
| US11938645B2 (en) | 2018-10-26 | 2024-03-26 | Kabushiki Kaisya Leben | Cutting implement and method for manufacturing same |
| KR20220138103A (ko) * | 2021-04-05 | 2022-10-12 | 박준철 | 원판 커터 |
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