JPH06321649A - 金属化炭素部材及びその製造方法ならびに金属化炭素部材を用いた半導体装置 - Google Patents
金属化炭素部材及びその製造方法ならびに金属化炭素部材を用いた半導体装置Info
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- JPH06321649A JPH06321649A JP5136937A JP13693793A JPH06321649A JP H06321649 A JPH06321649 A JP H06321649A JP 5136937 A JP5136937 A JP 5136937A JP 13693793 A JP13693793 A JP 13693793A JP H06321649 A JPH06321649 A JP H06321649A
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- carbon
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10W72/071—Connecting or disconnecting
- H10W72/073—Connecting or disconnecting of die-attach connectors
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- Ceramic Products (AREA)
- Die Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、炭素を主体とした焼結体に、接合信
頼性が高く所望の厚さの金属層を形成した金属化炭素部
材を得ることを目的とする。 【構成】炭素を主体とする焼結体(100)に、活性金
属又は活性金属の炭化物を含むろう材層(111)を接
合して前記焼結体に金属層を設けたことを特徴とする。
ろう材層と焼結体の接合部には、焼結体中にろう材が入
り込んだ界面層(111A)を形成する。 【効果】金属化部分の接合信頼性が高く所望の厚さの金
属層を形成したものを得ることができる。これにより、
熱放散性や電気伝導性,機械的強度に優れた金属化炭素
部材を提供することができる。
頼性が高く所望の厚さの金属層を形成した金属化炭素部
材を得ることを目的とする。 【構成】炭素を主体とする焼結体(100)に、活性金
属又は活性金属の炭化物を含むろう材層(111)を接
合して前記焼結体に金属層を設けたことを特徴とする。
ろう材層と焼結体の接合部には、焼結体中にろう材が入
り込んだ界面層(111A)を形成する。 【効果】金属化部分の接合信頼性が高く所望の厚さの金
属層を形成したものを得ることができる。これにより、
熱放散性や電気伝導性,機械的強度に優れた金属化炭素
部材を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属化炭素部材とその
製造方法、及び、それを用いた半導体装置等に関する。
製造方法、及び、それを用いた半導体装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、炭素を主体とする焼結体は、
その熱伝導性,電気伝導性,熱膨張特性,機械的強度等
に着目して、様々な分野で利用されている。
その熱伝導性,電気伝導性,熱膨張特性,機械的強度等
に着目して、様々な分野で利用されている。
【0003】しかし、炭素を主体とする焼結体を例えば
導電機能を有する部材として利用する場合等には、焼結
体表面を金属化処理したいという要求が生じるが、従来
の技術では満足のいく焼結体表面の金属化は実現出来て
いない。
導電機能を有する部材として利用する場合等には、焼結
体表面を金属化処理したいという要求が生じるが、従来
の技術では満足のいく焼結体表面の金属化は実現出来て
いない。
【0004】例えば、混成集積回路装置あるいは半導体
モジュール装置では、一般に半導体素子を含むあるまと
まった電気回路が組み込まれるため、その回路の少なく
とも一部とこれらの装置の支持部材とが一体として構成
されるが、Siチップを搭載する部材は、熱膨張係数差
による熱応力緩衝材としての機能、及び十分な熱伝導機
能,電気伝導機能を兼ね備えたものが好ましく、これに
炭素を主体とする焼結体を採用するのは有効である。
モジュール装置では、一般に半導体素子を含むあるまと
まった電気回路が組み込まれるため、その回路の少なく
とも一部とこれらの装置の支持部材とが一体として構成
されるが、Siチップを搭載する部材は、熱膨張係数差
による熱応力緩衝材としての機能、及び十分な熱伝導機
能,電気伝導機能を兼ね備えたものが好ましく、これに
炭素を主体とする焼結体を採用するのは有効である。
【0005】しかし、炭素を主体とする焼結体単独で
は、支持部材又は熱拡散部材として半導体装置に組み込
むことは困難であり、焼結体の被接着面に金属化処理が
施されなければならない。
は、支持部材又は熱拡散部材として半導体装置に組み込
むことは困難であり、焼結体の被接着面に金属化処理が
施されなければならない。
【0006】特開昭58−157144号には、半導体基体をグ
ラファイト基板上にはんだ付け搭載したパワー半導体素
子が開示されている。この場合のグラファイト基板は熱
伝導路にあって電気的に活性な領域に用いられるが、半
導体基体をはんだ付けするための金属化は、Al,Mo
から選択された金属のスパッタリングによりなされてい
る。
ラファイト基板上にはんだ付け搭載したパワー半導体素
子が開示されている。この場合のグラファイト基板は熱
伝導路にあって電気的に活性な領域に用いられるが、半
導体基体をはんだ付けするための金属化は、Al,Mo
から選択された金属のスパッタリングによりなされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、グラファイト基板の金属化はスパッタリングによっ
て行われる。
は、グラファイト基板の金属化はスパッタリングによっ
て行われる。
【0008】これによる問題点の第1は、形成できる金
属層がせいぜい10000Åと薄い点である。グラファ
イトの抵抗率は、Cuの如き金属に比べると約3桁高
い。特に従来技術に示されるような電流容量の大きい半
導体装置に適用する場合では、グラファイトの抵抗率が
電力損失を増大させる原因になる。したがって、グラフ
ァイト基板が電気的に活性な領域にあって導電機能を確
実に持つためには、抵抗率の高い欠点を補完する必要が
ある。しかし、極めて薄い上記金属層では、抵抗率の高
いグラファイト基板の欠点を補完することができない。
属層がせいぜい10000Åと薄い点である。グラファ
イトの抵抗率は、Cuの如き金属に比べると約3桁高
い。特に従来技術に示されるような電流容量の大きい半
導体装置に適用する場合では、グラファイトの抵抗率が
電力損失を増大させる原因になる。したがって、グラフ
ァイト基板が電気的に活性な領域にあって導電機能を確
実に持つためには、抵抗率の高い欠点を補完する必要が
ある。しかし、極めて薄い上記金属層では、抵抗率の高
いグラファイト基板の欠点を補完することができない。
【0009】問題点の第2は、金属層がスパッタリング
により形成される場合は、気相金属がグラファイト基板
上に到達して付着することにより金属層が形成されるの
で、強固な接着性を有する金属層を形成できないという
点である。
により形成される場合は、気相金属がグラファイト基板
上に到達して付着することにより金属層が形成されるの
で、強固な接着性を有する金属層を形成できないという
点である。
【0010】特に、グラファイト素材の表面部には、一
般に研削加工による破壊層が残留し、この部分の機械的
強度が低下している。ここで指摘すべき重要な点は、気
相金属がグラファイト基板上に到達して付着することに
より金属層が形成された後でも、上記グラファイト素材
の表面部に破壊層がそのまま残留するため、熱的及び機
械的ストレスが与えられた場合、表面破壊層を起点とし
た破損によりろう付け一体化物の破壊を生じやすいこと
である。この欠点は、グラファイト基板が熱伝導路にあ
って熱中継もしくは熱流拡大の機能を果たす上で、ま
た、電気的に活性な領域にあって導電機能を確実に持つ
上で致命的な支障を及ぼす。
般に研削加工による破壊層が残留し、この部分の機械的
強度が低下している。ここで指摘すべき重要な点は、気
相金属がグラファイト基板上に到達して付着することに
より金属層が形成された後でも、上記グラファイト素材
の表面部に破壊層がそのまま残留するため、熱的及び機
械的ストレスが与えられた場合、表面破壊層を起点とし
た破損によりろう付け一体化物の破壊を生じやすいこと
である。この欠点は、グラファイト基板が熱伝導路にあ
って熱中継もしくは熱流拡大の機能を果たす上で、ま
た、電気的に活性な領域にあって導電機能を確実に持つ
上で致命的な支障を及ぼす。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
金属化部分の信頼性が高くかつ所望の厚さの金属層を形
成した金属化炭素部材を提供することである。
金属化部分の信頼性が高くかつ所望の厚さの金属層を形
成した金属化炭素部材を提供することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、上記金属化炭
素部材を製造するための金属化方法を提供することであ
る。
素部材を製造するための金属化方法を提供することであ
る。
【0013】また、本発明の他の目的は、上記金属化炭
素部材を用いた信頼性の高い半導体装置等を提供するこ
とである。
素部材を用いた信頼性の高い半導体装置等を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、炭素を主体とする焼結体を金属化処理し
た金属化炭素部材において、活性金属又は活性金属の炭
化物を含むろう材層を接合して前記焼結体に金属層を設
けたことを特徴とする。
に、本発明は、炭素を主体とする焼結体を金属化処理し
た金属化炭素部材において、活性金属又は活性金属の炭
化物を含むろう材層を接合して前記焼結体に金属層を設
けたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の金属化炭素部材の製造方法
は、炭素を主体とする焼結体に、活性金属を添加したろ
う材又は活性金属とろう材を塗布又は載置することによ
って接触させ、真空中または調整された気体雰囲気中で
上記焼結体を加熱することを特徴とする。
は、炭素を主体とする焼結体に、活性金属を添加したろ
う材又は活性金属とろう材を塗布又は載置することによ
って接触させ、真空中または調整された気体雰囲気中で
上記焼結体を加熱することを特徴とする。
【0016】また、本発明による半導体装置は、前述の
金属化炭素部材を半導体基体と載置部材との間に具備す
ることを特徴とする。
金属化炭素部材を半導体基体と載置部材との間に具備す
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明の金属化炭素部材は、炭素を主体とする
焼結体に活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう材を
接合して金属層を形成している。この金属化炭素部材
は、上記金属層を厚く形成できる第1の特長がある。こ
の点は、炭素焼結体の抵抗率がCuの如き金属に比べて
高い欠点を補完し、電気的に活性な領域にあって導電機
能を確実に果たすのに有効に作用する。また、本発明の
金属化炭素部材では上記金属層に連なって銅箔の如き金
属をろう付けすることも可能であり、このような形態の
炭素部材には更に優れた導電機能を付与できる。
焼結体に活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう材を
接合して金属層を形成している。この金属化炭素部材
は、上記金属層を厚く形成できる第1の特長がある。こ
の点は、炭素焼結体の抵抗率がCuの如き金属に比べて
高い欠点を補完し、電気的に活性な領域にあって導電機
能を確実に果たすのに有効に作用する。また、本発明の
金属化炭素部材では上記金属層に連なって銅箔の如き金
属をろう付けすることも可能であり、このような形態の
炭素部材には更に優れた導電機能を付与できる。
【0018】上記第1の特長に関連して、比較的厚く形
成される熱伝導性のよい金属層や銅箔が、熱を拡散させ
る作用を有するため、結果的に本発明による金属化炭素
部材は放熱性を高めるのに寄与する。従来技術例におけ
るスパッタリングによる金属層には、このような作用,
効果は得られない。
成される熱伝導性のよい金属層や銅箔が、熱を拡散させ
る作用を有するため、結果的に本発明による金属化炭素
部材は放熱性を高めるのに寄与する。従来技術例におけ
るスパッタリングによる金属層には、このような作用,
効果は得られない。
【0019】本発明の金属化炭素部材では、活性金属又
は活性金属の炭化物を含む金属ろう材成分が炭素を主体
とする焼結体の内部に向けて深く浸入する。この浸入経
路として焼結体の粒界が選ばれる点が、第2の特長とし
て挙げられる。これにより、金属層が先行技術例の場合
より強固に接着される。これは、金属ろう材成分が焼結
体の内部に選択的に深く浸入してアンカー効果が生じ、
焼結体の表面部に残留する破壊層の欠点が補完されるた
めである。また、選択的な浸入により実質的な接着面積
が増えることも、強固に接着される他の要因である。さ
らには、上記活性金属又は活性金属の炭化物は、焼結体
とろう材の間の界面部において、他のろう材領域より高
濃度に偏析することが強固な接着を可能とする大きな要
因となっていると考えられる。これは、活性金属と炭素
を主体とする焼結体とが化学的に結合することが熱エネ
ルギー的に安定化する方向へ作用するためである。
は活性金属の炭化物を含む金属ろう材成分が炭素を主体
とする焼結体の内部に向けて深く浸入する。この浸入経
路として焼結体の粒界が選ばれる点が、第2の特長とし
て挙げられる。これにより、金属層が先行技術例の場合
より強固に接着される。これは、金属ろう材成分が焼結
体の内部に選択的に深く浸入してアンカー効果が生じ、
焼結体の表面部に残留する破壊層の欠点が補完されるた
めである。また、選択的な浸入により実質的な接着面積
が増えることも、強固に接着される他の要因である。さ
らには、上記活性金属又は活性金属の炭化物は、焼結体
とろう材の間の界面部において、他のろう材領域より高
濃度に偏析することが強固な接着を可能とする大きな要
因となっていると考えられる。これは、活性金属と炭素
を主体とする焼結体とが化学的に結合することが熱エネ
ルギー的に安定化する方向へ作用するためである。
【0020】これらの利点は、炭素部材が熱伝導路にあ
って熱中継もしくは熱流拡大の機能を果たす上で、ま
た、電気的に活性な領域にあって導電機能を確実に持つ
上で、決定的な効果をもたらす。
って熱中継もしくは熱流拡大の機能を果たす上で、ま
た、電気的に活性な領域にあって導電機能を確実に持つ
上で、決定的な効果をもたらす。
【0021】また、本発明の金属化炭素部材の製造方法
では、炭素を主体とする焼結体に活性金属を添加したろ
う材又は活性金属とろう材を塗布又は載置し、真空中ま
たは調整された気体雰囲気中で上記焼結体を加熱するこ
とによって、活性金属又は活性金属の炭化物を含む金属
層成分を焼結体の内部に向けて深く浸入させることが可
能である。この点は、蒸着法やスパッタリング法で金属
を付着させる場合と異なる。また、上記焼結体は内部に
焼結粒界を有している。このことが、上記金属層成分を
焼結体の内部の深くまで選択的に浸入させ得る決定的な
要因である。
では、炭素を主体とする焼結体に活性金属を添加したろ
う材又は活性金属とろう材を塗布又は載置し、真空中ま
たは調整された気体雰囲気中で上記焼結体を加熱するこ
とによって、活性金属又は活性金属の炭化物を含む金属
層成分を焼結体の内部に向けて深く浸入させることが可
能である。この点は、蒸着法やスパッタリング法で金属
を付着させる場合と異なる。また、上記焼結体は内部に
焼結粒界を有している。このことが、上記金属層成分を
焼結体の内部の深くまで選択的に浸入させ得る決定的な
要因である。
【0022】本発明の半導体装置では、半導体基体を上
記金属化炭素部材に直接ろう付けして搭載することがで
きる。これは、炭素焼結体が熱膨張率が半導体基体に近
似しており、熱伝導率が十分に大きくかつ電気抵抗率も
問題となるほど大きくないので、導電機能,熱中継もし
くは熱流拡大の機能,熱応力緩和機能を兼備すべき部材
として適用できる点に基づく。これにより、金属化炭素
部材には、熱応力及び歪の残留,変形を生じない。した
がって、金属化炭素部材そのものの破壊を生じにくい。
また、金属化炭素部材の適用により積層構造を簡素化で
きるため、放熱性や経済性の面で享受できる利点が多
い。また、金属化炭素部材の下に主絶縁用アルミナ板や
端子絶縁用アルミナ条片を直接ろう付けした場合も、炭
素焼結体とアルミナの熱膨張率が近接しているため、こ
れらの接着部には、熱応力及び歪の残留,変形を生じな
い。この結果、アルミナ材の破壊やろう層の熱疲労を防
止できるだけでなく、ろう層における空隙の発生を抑え
ることが可能になる。このように、本発明による半導体
装置は、製造時あるいは運転時に生ずる熱歪を軽減し、
各部材の変形,変性、あるいは破壊の恐れがなく信頼性
の高いものとなる。
記金属化炭素部材に直接ろう付けして搭載することがで
きる。これは、炭素焼結体が熱膨張率が半導体基体に近
似しており、熱伝導率が十分に大きくかつ電気抵抗率も
問題となるほど大きくないので、導電機能,熱中継もし
くは熱流拡大の機能,熱応力緩和機能を兼備すべき部材
として適用できる点に基づく。これにより、金属化炭素
部材には、熱応力及び歪の残留,変形を生じない。した
がって、金属化炭素部材そのものの破壊を生じにくい。
また、金属化炭素部材の適用により積層構造を簡素化で
きるため、放熱性や経済性の面で享受できる利点が多
い。また、金属化炭素部材の下に主絶縁用アルミナ板や
端子絶縁用アルミナ条片を直接ろう付けした場合も、炭
素焼結体とアルミナの熱膨張率が近接しているため、こ
れらの接着部には、熱応力及び歪の残留,変形を生じな
い。この結果、アルミナ材の破壊やろう層の熱疲労を防
止できるだけでなく、ろう層における空隙の発生を抑え
ることが可能になる。このように、本発明による半導体
装置は、製造時あるいは運転時に生ずる熱歪を軽減し、
各部材の変形,変性、あるいは破壊の恐れがなく信頼性
の高いものとなる。
【0023】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明する。
【0024】〔実施例 1〕本実施例では、金属化炭素
部材とその製法の例について説明する。
部材とその製法の例について説明する。
【0025】本発明による金属化炭素部材の例を図1
(a)及び(b)に10として示す。100は炭素焼結
体又は炭素中に炭素以外の物質を分散した炭素焼結体で
あり、金属化炭素部材10は、100の表面に活性金属
又は活性金属の炭化物を含む界面層111A,112A
を介して設けられた金属ろう層111,112、又は、
金属ろう層に連なって設けられた金属板111B,11
2B等の金属層を含んでいる。
(a)及び(b)に10として示す。100は炭素焼結
体又は炭素中に炭素以外の物質を分散した炭素焼結体で
あり、金属化炭素部材10は、100の表面に活性金属
又は活性金属の炭化物を含む界面層111A,112A
を介して設けられた金属ろう層111,112、又は、
金属ろう層に連なって設けられた金属板111B,11
2B等の金属層を含んでいる。
【0026】以下本実施例においては、活性金属として
チタニウムを用いた例について説明するが、活性金属と
は、チタニウム,ジルコニウム,ハフニウム,クロム,
トリウム,リチウム,マグネシウム,カルシウム,スト
ロンチウム,バリウム,イットリウム,ランタニウム,
セリウム,プラセオジミウム,ネオジミウム,サマリウ
ム,ニオビウム,ガドリウム,ダイポロシウム,ニッケ
ル,カドミウム,バナジウム,モリブデン,タングステ
ン,ベリリウム,硼素,シリコン,ゲルマニウム,鉄,
コバルトのいずれかの金属であれば良い。なお、この中
でもチタニウム,ジルコニウム,ハフニウム,クロムが
望ましい。
チタニウムを用いた例について説明するが、活性金属と
は、チタニウム,ジルコニウム,ハフニウム,クロム,
トリウム,リチウム,マグネシウム,カルシウム,スト
ロンチウム,バリウム,イットリウム,ランタニウム,
セリウム,プラセオジミウム,ネオジミウム,サマリウ
ム,ニオビウム,ガドリウム,ダイポロシウム,ニッケ
ル,カドミウム,バナジウム,モリブデン,タングステ
ン,ベリリウム,硼素,シリコン,ゲルマニウム,鉄,
コバルトのいずれかの金属であれば良い。なお、この中
でもチタニウム,ジルコニウム,ハフニウム,クロムが
望ましい。
【0027】これらの物質は炭素との反応により炭素焼
結体に対する接着担体としての炭化物を生成する。ま
た、上記活性金属は、単独でろう材に添加される場合だ
けでなく、2種類以上の上記活性金属がろう材に添加さ
れるものであってもよい。
結体に対する接着担体としての炭化物を生成する。ま
た、上記活性金属は、単独でろう材に添加される場合だ
けでなく、2種類以上の上記活性金属がろう材に添加さ
れるものであってもよい。
【0028】また、金属ろう層はろう材を源とするもの
であって、Ag,Cu,Al,As,Au,Ba,B
e,Bi,Ca,Cd,Ge,La,Mg,Mn,P
b,Pr,Sb,Ce,Si,Sn,Sr,Te,T
l,Fe,In,Li,Ni,Pd,Znの群から選択
された少なくとも1種の金属からなるものである。
であって、Ag,Cu,Al,As,Au,Ba,B
e,Bi,Ca,Cd,Ge,La,Mg,Mn,P
b,Pr,Sb,Ce,Si,Sn,Sr,Te,T
l,Fe,In,Li,Ni,Pd,Znの群から選択
された少なくとも1種の金属からなるものである。
【0029】具体的なろう材の例として、2元系ろう材
の例を表1に示す。
の例を表1に示す。
【0030】
【表1】 上記ろう材はこれが溶融することによって上記活性金属
を溶解し、活性金属と炭素との反応を助ける働きをす
る。
を溶解し、活性金属と炭素との反応を助ける働きをす
る。
【0031】図2(a)及び(b)は、金属化炭素部材
10の製造方法の一実施例を表わしたものである。
10の製造方法の一実施例を表わしたものである。
【0032】炭素焼結体又は炭素中に炭素以外の物質を
分散した炭素焼結体100の主面に、活性金属粉末とろ
う材粉末を含むペースト201をスクリーン印刷法によ
り塗布(乾燥膜厚で約70μm)し、空気中、130℃
の乾燥処理を施した後真空中又は調整された気体雰囲気
中で熱処理して、活性金属又は活性金属の炭化物を含む
界面層111Aとこれに連なる金属ろう層111が形成
される。ペースト201は組成Ag−28wt%Cuの粉
末(粒径:1〜10μm)とTi粉末(粒径:1〜10
μm)からなる混合粉末(重量比でそれぞれ98:2)
を、フェノール,ポリアクリルニトリル等の有機物とと
もに三本ロールを用いて混練したものである。本実施例
においては、スクリーン印刷の後、約3mPaの真空中
で抵抗加熱法により850℃,10min の熱処理を施し
た。この際の昇温及び降温速度はともに5℃/min であ
る。金属化炭素部材の場合は特に、ろう材と炭素焼結体
の間の熱膨張係数差に基づく界面の破壊を防止する観点
から降温速度の制御が重要である。好ましい降温速度
は、50℃/min 以下である。
分散した炭素焼結体100の主面に、活性金属粉末とろ
う材粉末を含むペースト201をスクリーン印刷法によ
り塗布(乾燥膜厚で約70μm)し、空気中、130℃
の乾燥処理を施した後真空中又は調整された気体雰囲気
中で熱処理して、活性金属又は活性金属の炭化物を含む
界面層111Aとこれに連なる金属ろう層111が形成
される。ペースト201は組成Ag−28wt%Cuの粉
末(粒径:1〜10μm)とTi粉末(粒径:1〜10
μm)からなる混合粉末(重量比でそれぞれ98:2)
を、フェノール,ポリアクリルニトリル等の有機物とと
もに三本ロールを用いて混練したものである。本実施例
においては、スクリーン印刷の後、約3mPaの真空中
で抵抗加熱法により850℃,10min の熱処理を施し
た。この際の昇温及び降温速度はともに5℃/min であ
る。金属化炭素部材の場合は特に、ろう材と炭素焼結体
の間の熱膨張係数差に基づく界面の破壊を防止する観点
から降温速度の制御が重要である。好ましい降温速度
は、50℃/min 以下である。
【0033】Tiの添加量が0.1wt% 以下では接着
担体としての炭化物の生成量が少なく、15wt%以上
では界面内部に残留する応力が高くなり、ともに炭素焼
結体とろう材との間の接着力が弱められる。接着を強固
に保つ観点から選択されるTi添加量は、0.5〜13
wt% である。
担体としての炭化物の生成量が少なく、15wt%以上
では界面内部に残留する応力が高くなり、ともに炭素焼
結体とろう材との間の接着力が弱められる。接着を強固
に保つ観点から選択されるTi添加量は、0.5〜13
wt% である。
【0034】また、炭素焼結体100の主面に、活性金
属の箔202とろう材の箔203を積層して、真空中又
は調整された気体雰囲気中で熱処理することによって
も、活性金属又は活性金属の炭化物を含む界面層111
Aとこれに連なる金属ろう層111が形成される。上記
の202と203は個別の箔である必要はなく、活性金
属とろう材とがあらかじめ合金化された箔で代替されて
もよい。図2では炭素焼結体100の片面に金属ろう層
を形成する場合の例を示しているが、上述の手順を踏襲
することにより両面に金属ろう層112を形成すること
が可能である。更に、金属層の表面に金属板111B,
112Bを形成させる場合には、塗布されたペースト2
01又は積層された箔202と203の上に金属板11
1B,112Bを重ねてセットした後、上記と同様の熱
処理を施せばよい。この際、セット後の各部材に0.1
〜10kgf/mm2の加圧力を付与することは好ましいこ
とである。加圧力の付与は、ろう付けが均一になされる
ようにするためである。加圧力の過大な印加は、溶融し
たろう材の流出を生ずる原因になるため好ましくない。
属の箔202とろう材の箔203を積層して、真空中又
は調整された気体雰囲気中で熱処理することによって
も、活性金属又は活性金属の炭化物を含む界面層111
Aとこれに連なる金属ろう層111が形成される。上記
の202と203は個別の箔である必要はなく、活性金
属とろう材とがあらかじめ合金化された箔で代替されて
もよい。図2では炭素焼結体100の片面に金属ろう層
を形成する場合の例を示しているが、上述の手順を踏襲
することにより両面に金属ろう層112を形成すること
が可能である。更に、金属層の表面に金属板111B,
112Bを形成させる場合には、塗布されたペースト2
01又は積層された箔202と203の上に金属板11
1B,112Bを重ねてセットした後、上記と同様の熱
処理を施せばよい。この際、セット後の各部材に0.1
〜10kgf/mm2の加圧力を付与することは好ましいこ
とである。加圧力の付与は、ろう付けが均一になされる
ようにするためである。加圧力の過大な印加は、溶融し
たろう材の流出を生ずる原因になるため好ましくない。
【0035】本実施例における炭素焼結体は、炭素粉末
と有機バインダーからなる組成物を成形した後、約40
0℃まで空気中焼成して有機バインダー成分を炭化又は
飛散除去し、その後窒素中で約2000℃に加熱して得
られる。このようにして得られた純度99%,密度1.
8g/cm3の炭素焼結体の典型例では、熱膨張率:4.3×
10-6/℃,熱伝導率:230W/m・Kそして電気抵
抗率:約100×10-6Ω・cmである。
と有機バインダーからなる組成物を成形した後、約40
0℃まで空気中焼成して有機バインダー成分を炭化又は
飛散除去し、その後窒素中で約2000℃に加熱して得
られる。このようにして得られた純度99%,密度1.
8g/cm3の炭素焼結体の典型例では、熱膨張率:4.3×
10-6/℃,熱伝導率:230W/m・Kそして電気抵
抗率:約100×10-6Ω・cmである。
【0036】炭素焼結体は可及的に緻密で、熱伝導性や
電気伝導性を阻害する物質を含まないことが望ましい。
例えば、炭素焼結体の密度が1.6g/cm3の場合と1.
75g/cm3の場合を比較すると、前者の熱伝導率は後
者の0.7倍になる。実用的な熱伝導率100W/m・
K以上を得るには密度1.65g/cm3以上であることが
望ましい。また、炭素焼結体中に不純物としての鉄が2
wt%含まれる場合は、それが1wt%の場合に比べ熱
伝導率:約0.7倍そして電気抵抗率:1.3倍となる。
即ち、緻密性や熱伝導性及び電気伝導性の阻害物質を含
まないことが望まれるのは、例えば非絶縁型半導体装置
に適用した場合にあっては支持部材そして絶縁型半導体
装置に適用した場合にあっては熱拡散板用導電部材とし
て、有効にその役割を担わせるためである。熱伝導性や
電気伝導性を阻害するように作用する物質としては、上
述の鉄のほか、アンチモン,クロム,水銀,酸素,鉛,
ビスマス,タンタル,白金,マンガン等が挙げられる。
逆に、熱伝導性や電気伝導性の観点で阻害要因にならな
い物質としては、銅,銀,アルミニウム,金,インジウ
ム,カドミウム,タングステン,ニッケル,モリブデ
ン,マグネシウム,ベリリウム,イリジウム,パラジウ
ム,ロジウム等が挙げられる。この場合でも、これらの
金属は酸化物の形で含まれることは避けることが望まし
い。以上の観点から半導体装置に適用する炭素焼結体と
しては、密度1.65g/cm3以上,純度99%以上であ
ることが好ましい。
電気伝導性を阻害する物質を含まないことが望ましい。
例えば、炭素焼結体の密度が1.6g/cm3の場合と1.
75g/cm3の場合を比較すると、前者の熱伝導率は後
者の0.7倍になる。実用的な熱伝導率100W/m・
K以上を得るには密度1.65g/cm3以上であることが
望ましい。また、炭素焼結体中に不純物としての鉄が2
wt%含まれる場合は、それが1wt%の場合に比べ熱
伝導率:約0.7倍そして電気抵抗率:1.3倍となる。
即ち、緻密性や熱伝導性及び電気伝導性の阻害物質を含
まないことが望まれるのは、例えば非絶縁型半導体装置
に適用した場合にあっては支持部材そして絶縁型半導体
装置に適用した場合にあっては熱拡散板用導電部材とし
て、有効にその役割を担わせるためである。熱伝導性や
電気伝導性を阻害するように作用する物質としては、上
述の鉄のほか、アンチモン,クロム,水銀,酸素,鉛,
ビスマス,タンタル,白金,マンガン等が挙げられる。
逆に、熱伝導性や電気伝導性の観点で阻害要因にならな
い物質としては、銅,銀,アルミニウム,金,インジウ
ム,カドミウム,タングステン,ニッケル,モリブデ
ン,マグネシウム,ベリリウム,イリジウム,パラジウ
ム,ロジウム等が挙げられる。この場合でも、これらの
金属は酸化物の形で含まれることは避けることが望まし
い。以上の観点から半導体装置に適用する炭素焼結体と
しては、密度1.65g/cm3以上,純度99%以上であ
ることが好ましい。
【0037】炭素焼結体に緻密性が要求される第2の理
由は、炭素それ自身は極めて吸着性の強い物質であるこ
とによる。焼結体に揮発性物質が吸着されると、金属化
の際の熱処理工程で吸着物質を放出し、金属化層の品質
を損なうばかりでなく、半導体装置を組み込むはんだ付
けの際にも、はんだ層のぬれ性を阻害したり、気泡を生
じたりするためである。
由は、炭素それ自身は極めて吸着性の強い物質であるこ
とによる。焼結体に揮発性物質が吸着されると、金属化
の際の熱処理工程で吸着物質を放出し、金属化層の品質
を損なうばかりでなく、半導体装置を組み込むはんだ付
けの際にも、はんだ層のぬれ性を阻害したり、気泡を生
じたりするためである。
【0038】上記熱処理の調整された気体雰囲気とは、
窒素,水素,ヘリウム,アルゴン,ネオン,二酸化炭
素,一酸化炭素,メタン,エタン,プロパン,ブタン,
ヘキサンからなる少なくとも1種の気体からなる雰囲気
である。この際、熱処理はろう材の少なくとも融点以上
に加熱する必要がある。
窒素,水素,ヘリウム,アルゴン,ネオン,二酸化炭
素,一酸化炭素,メタン,エタン,プロパン,ブタン,
ヘキサンからなる少なくとも1種の気体からなる雰囲気
である。この際、熱処理はろう材の少なくとも融点以上
に加熱する必要がある。
【0039】また、炭素と炭素以外の物質との焼結体
は、炭素粉末と炭素以外の物質の粉末と有機バインダー
からなる組成物を、炭素焼結体の場合と同様の手法によ
り得られる。この一例である炭素−30wt%銅の複合
焼結体の場合は、熱膨張率:5.7×10-6/℃ ,熱伝
導率:300W/m・Kそして電気抵抗率:約60×1
0-6Ω・cmである。上記の物性値を有する炭素部材は、
例えば半導体装置に適用する場合に、半導体基体として
のシリコン,絶縁部材としての窒化アルミニウム,アル
ミナ,ベリリヤ,窒化硼素と熱膨張率が近似するだけで
なく、従来一般に多用され熱伝導路に組み込まれてきた
熱膨張緩衝部材(モリブデン:139W/m・Kやタン
グステン:177W/m・K)及びPb−Sn系ろう材
(Pb−5wt%Sn:40W/m・K)より大幅に高
い熱伝導性を有している。これらのことは、炭素部材が
非絶縁型半導体装置にあっては支持部材、絶縁型半導体
装置にあっては熱拡散板部材として好適なことを意味す
る。
は、炭素粉末と炭素以外の物質の粉末と有機バインダー
からなる組成物を、炭素焼結体の場合と同様の手法によ
り得られる。この一例である炭素−30wt%銅の複合
焼結体の場合は、熱膨張率:5.7×10-6/℃ ,熱伝
導率:300W/m・Kそして電気抵抗率:約60×1
0-6Ω・cmである。上記の物性値を有する炭素部材は、
例えば半導体装置に適用する場合に、半導体基体として
のシリコン,絶縁部材としての窒化アルミニウム,アル
ミナ,ベリリヤ,窒化硼素と熱膨張率が近似するだけで
なく、従来一般に多用され熱伝導路に組み込まれてきた
熱膨張緩衝部材(モリブデン:139W/m・Kやタン
グステン:177W/m・K)及びPb−Sn系ろう材
(Pb−5wt%Sn:40W/m・K)より大幅に高
い熱伝導性を有している。これらのことは、炭素部材が
非絶縁型半導体装置にあっては支持部材、絶縁型半導体
装置にあっては熱拡散板部材として好適なことを意味す
る。
【0040】しかし、炭素焼結体又は炭素以外の物質を
分散した炭素焼結体は、それ単独では支持部材又は熱拡
散板部材として半導体装置に組み込むことは困難であ
る。これに組み込むためには、上記焼結体の被接着面に
金属化処理が施されなければならない。金属化は、
(1)チタニウム,ジルコニウム,ハフニウム,クロム
をはじめとする上述の活性金属を含有したろう材ペース
トをスクリーン印刷した後、真空中,不活性又は還元性
雰囲気中で熱処理すること、(2)上記(1)のろう材
とともに厚さ10〜300μmの銅等の金属板を積層
し、真空中,不活性又は還元性雰囲気中で熱処理するこ
と、(3)上記活性化金属のシートとろう材のシートを
積層して、真空中,不活性又は還元性雰囲気中で熱処理
すること、(4)上記活性化金属のシート,ろう材のシ
ート及び銅等の金属板を積層し、真空中、不活性又は還
元性雰囲気中で熱処理すること、等により可能である。
分散した炭素焼結体は、それ単独では支持部材又は熱拡
散板部材として半導体装置に組み込むことは困難であ
る。これに組み込むためには、上記焼結体の被接着面に
金属化処理が施されなければならない。金属化は、
(1)チタニウム,ジルコニウム,ハフニウム,クロム
をはじめとする上述の活性金属を含有したろう材ペース
トをスクリーン印刷した後、真空中,不活性又は還元性
雰囲気中で熱処理すること、(2)上記(1)のろう材
とともに厚さ10〜300μmの銅等の金属板を積層
し、真空中,不活性又は還元性雰囲気中で熱処理するこ
と、(3)上記活性化金属のシートとろう材のシートを
積層して、真空中,不活性又は還元性雰囲気中で熱処理
すること、(4)上記活性化金属のシート,ろう材のシ
ート及び銅等の金属板を積層し、真空中、不活性又は還
元性雰囲気中で熱処理すること、等により可能である。
【0041】このような金属層は、半導体基体や絶縁基
板とのろう付けを可能にする目的で設けられるものであ
る。
板とのろう付けを可能にする目的で設けられるものであ
る。
【0042】一方、上記焼結体は例えば半導体装置の主
電流路としての役割を兼ねるから、その電気抵抗率は可
及的に小さいことが望ましい。上記した炭素焼結体は、
銅(1.7×10-6Ω・cm)やモリブデン(5.6×10
-6Ω・cm),はんだ材(Pb−5wt%Sn:20×1
0-6Ω・cm)等よりは高抵抗で大電流を通電する場合に
は、発熱や電力損失の問題が発生する。上述した金属層
や金属板は、電気的には炭素焼結体より低抵抗であり、
電流路確保の点で炭素焼結体の欠点を補うものとしても
作用する。また、主電流路の低抵抗化は、上述の金属化
層による以外に焼結体の厚さを増したり、導電性の良い
金属との複合体、例えば上述した炭素−30wt%銅の
如き複合焼結体を用いることにより可能である。ろう付
け性能及び低抵抗化の観点で選択される上記金属層は、
銅,ニッケル,銀,金,白金,パラジウム,錫,鉛,ア
ンチモン,アルミニウム,亜鉛を含む合金にチタニウ
ム,ジルコニウム,ハフニウム等の活性金属が添加され
ていることが望ましい。また、同様の観点から選択され
る上記金属板は、銅,ニッケル、アルミニウム,銀,
鉄,アンチモン,亜鉛,真鍮,青銅,銅−ベリリウム合
金,42アロイ,鉄−ニッケル−コバルト合金等が望ま
しい。
電流路としての役割を兼ねるから、その電気抵抗率は可
及的に小さいことが望ましい。上記した炭素焼結体は、
銅(1.7×10-6Ω・cm)やモリブデン(5.6×10
-6Ω・cm),はんだ材(Pb−5wt%Sn:20×1
0-6Ω・cm)等よりは高抵抗で大電流を通電する場合に
は、発熱や電力損失の問題が発生する。上述した金属層
や金属板は、電気的には炭素焼結体より低抵抗であり、
電流路確保の点で炭素焼結体の欠点を補うものとしても
作用する。また、主電流路の低抵抗化は、上述の金属化
層による以外に焼結体の厚さを増したり、導電性の良い
金属との複合体、例えば上述した炭素−30wt%銅の
如き複合焼結体を用いることにより可能である。ろう付
け性能及び低抵抗化の観点で選択される上記金属層は、
銅,ニッケル,銀,金,白金,パラジウム,錫,鉛,ア
ンチモン,アルミニウム,亜鉛を含む合金にチタニウ
ム,ジルコニウム,ハフニウム等の活性金属が添加され
ていることが望ましい。また、同様の観点から選択され
る上記金属板は、銅,ニッケル、アルミニウム,銀,
鉄,アンチモン,亜鉛,真鍮,青銅,銅−ベリリウム合
金,42アロイ,鉄−ニッケル−コバルト合金等が望ま
しい。
【0043】複合焼結体は、炭素焼結体の中に炭素以外
の物質が均一に分散されている状態が望ましい。この理
由は、複合焼結体の物性に異方性が生じないためであ
る。例えば、熱膨張率に異方性を有する複合材を絶縁型
半導体装置に適用した場合は、熱拡散板は特定の方向に
対しては半導体基体や絶縁基板と整合して膨張,収縮す
るので問題ないが、これ以外の方向に対しては整合性の
ない膨張,収縮をするので半導体装置の製造時及び使用
時に生ずる問題が多い。
の物質が均一に分散されている状態が望ましい。この理
由は、複合焼結体の物性に異方性が生じないためであ
る。例えば、熱膨張率に異方性を有する複合材を絶縁型
半導体装置に適用した場合は、熱拡散板は特定の方向に
対しては半導体基体や絶縁基板と整合して膨張,収縮す
るので問題ないが、これ以外の方向に対しては整合性の
ない膨張,収縮をするので半導体装置の製造時及び使用
時に生ずる問題が多い。
【0044】炭素以外の分散物質は、炭素焼結体そのも
のの欠点を補う立場で選択されねばならない。例えば、
機械的強度、特に引張応力に対する耐破壊強度が劣る
点,導電性に劣る点を改善するだけでなく、熱伝導性を
更に高めるのに寄与するものである必要がある。この観
点から推奨される金属物質としては、銅,銀,アルミニ
ウム,金,インジウム,カドミウム,タングステン,ニ
ッケル,モリブデン,マグネシウム,ベリリウム,イリ
ジウム,パラジウム,ロジウム等が挙げられる。これら
の金属物質は、重量比で60wt%以下であることが望
ましい。この理由は、60wt%以上では複合焼結体の
物性、特に熱膨張率が大きくなり、炭素焼結体の好まし
い点が消失するためである。これらの金属物質は、上述
の観点で選択される限り、単一の種類に限定される必要
はなく、複数の種類にわたって添加されることは許され
る。また、添加金属物質が複数の種類にわたる場合で
も、60wt%より少ない範囲ではそれぞれの金属物質
の量を任意に調整して良い。本発明において、炭素以外
の分散物質は金属に限られず、上述したように炭素焼結
体の欠点を補う立場で選択される限り、非金属物質であ
っても良い。例えば、炭化珪素,ベリリヤ又はアルミナ
を含有した炭化珪素,窒化アルミニウム,イットリヤ又
はカルシヤを含有した窒化アルミニウム,窒化硼素,ベ
リリヤ,窒化珪素等のセラミックスが挙げられる。これ
らの物質は、複合焼結体の熱伝導率,熱膨張率を調整す
るのに有効である。しかし、これらの物質は電気抵抗率
が高く、複合焼結体のそれをも高めるように作用するか
ら、添加量は複合焼結体の電気伝導性を著しく損なわな
い分量に限る必要がある。例えば、イットリヤ又はカル
シヤを含有した窒化アルミニウムを10wt%添加した
複合焼結体では、これを添加しない炭素焼結体に比べ、
熱伝導率,熱膨張率,機械的強度は不変であるが、電気
抵抗率は1.2 倍になる。他の非金属物質を添加した場
合も、これと同様の傾向を示す。
のの欠点を補う立場で選択されねばならない。例えば、
機械的強度、特に引張応力に対する耐破壊強度が劣る
点,導電性に劣る点を改善するだけでなく、熱伝導性を
更に高めるのに寄与するものである必要がある。この観
点から推奨される金属物質としては、銅,銀,アルミニ
ウム,金,インジウム,カドミウム,タングステン,ニ
ッケル,モリブデン,マグネシウム,ベリリウム,イリ
ジウム,パラジウム,ロジウム等が挙げられる。これら
の金属物質は、重量比で60wt%以下であることが望
ましい。この理由は、60wt%以上では複合焼結体の
物性、特に熱膨張率が大きくなり、炭素焼結体の好まし
い点が消失するためである。これらの金属物質は、上述
の観点で選択される限り、単一の種類に限定される必要
はなく、複数の種類にわたって添加されることは許され
る。また、添加金属物質が複数の種類にわたる場合で
も、60wt%より少ない範囲ではそれぞれの金属物質
の量を任意に調整して良い。本発明において、炭素以外
の分散物質は金属に限られず、上述したように炭素焼結
体の欠点を補う立場で選択される限り、非金属物質であ
っても良い。例えば、炭化珪素,ベリリヤ又はアルミナ
を含有した炭化珪素,窒化アルミニウム,イットリヤ又
はカルシヤを含有した窒化アルミニウム,窒化硼素,ベ
リリヤ,窒化珪素等のセラミックスが挙げられる。これ
らの物質は、複合焼結体の熱伝導率,熱膨張率を調整す
るのに有効である。しかし、これらの物質は電気抵抗率
が高く、複合焼結体のそれをも高めるように作用するか
ら、添加量は複合焼結体の電気伝導性を著しく損なわな
い分量に限る必要がある。例えば、イットリヤ又はカル
シヤを含有した窒化アルミニウムを10wt%添加した
複合焼結体では、これを添加しない炭素焼結体に比べ、
熱伝導率,熱膨張率,機械的強度は不変であるが、電気
抵抗率は1.2 倍になる。他の非金属物質を添加した場
合も、これと同様の傾向を示す。
【0045】また、本発明における炭素以外の分散物質
は繊維状のものであっても良い。例えば、直径15μ
m,長さ1.5mm のSiCや同寸法のタングステン繊維
物質を分散させた場合は、3点曲げ強度は分散させない
炭素焼結体に比べ1.8 倍に向上する。しかし、繊維状
物質は、繊維の長さはその直径の100倍以内に限られ
るのが望ましい。この理由は、繊維物質の分散と方向が
不均一になりやすいため、複合炭素焼結体の物性、特に
熱膨張率に方向性を生ずるからである。
は繊維状のものであっても良い。例えば、直径15μ
m,長さ1.5mm のSiCや同寸法のタングステン繊維
物質を分散させた場合は、3点曲げ強度は分散させない
炭素焼結体に比べ1.8 倍に向上する。しかし、繊維状
物質は、繊維の長さはその直径の100倍以内に限られ
るのが望ましい。この理由は、繊維物質の分散と方向が
不均一になりやすいため、複合炭素焼結体の物性、特に
熱膨張率に方向性を生ずるからである。
【0046】図3は焼結体100から金属ろう層11
1,112に至る間の界面状態を説明する断面模式図で
ある。焼結体100には粒界が含まれており、金属化が
終了した段階では、金属層111,112の素材成分が
粒界に沿って表面から内部に向かって選択的に浸入す
る。特に、活性金属の浸入が著しく、その浸入深さは1
mmにも達する。この結果、焼結体100と金属層11
1,112の間には活性金属を多く含む界面層111
A、112Aが形成される。
1,112に至る間の界面状態を説明する断面模式図で
ある。焼結体100には粒界が含まれており、金属化が
終了した段階では、金属層111,112の素材成分が
粒界に沿って表面から内部に向かって選択的に浸入す
る。特に、活性金属の浸入が著しく、その浸入深さは1
mmにも達する。この結果、焼結体100と金属層11
1,112の間には活性金属を多く含む界面層111
A、112Aが形成される。
【0047】図4(a)〜(e)は、相対密度99.9
% の炭素焼結体に活性金属としてのTiを2wt%添
加したAg−28wt%Cuろうをろう付けした場合
の、EPMA(日立製、S−530)による分析像を示す。
(a)は、金属ろう層(111,112)と焼結体(1
00)との間の界面領域(111A,112A)を示す
2次電子像である。(b)は、(a)に対応したAgの
面分析像、同様に(c)はCuの面分析像、(d)はT
iの面分析像を示したものである。(e)は(d)に対
応したTiのライン分析像である。ろう材の主成分とし
てのAg及びCuは、面分析像から金属ろう層111,
112と界面層領域111A,112Aに存在している
ことが確認される。また、Tiの面分析像から、金属ろ
う層111,112と炭素焼結体100の間の境界及び
焼結体100の内部に浸入して存在し、しかも、ろう層
領域111,112よりも高濃度に分布している。この
様子は(e)に示すTi分析ラインからも明確であり、
境界及び浸入部で濃度が高くなっている。上記の界面層
領域111A,112Aには、境界及び浸入部が含まれ
る。界面層領域111A,112AのX線回折(日本電
子製、MAP2)によれば、表2に示すように、TiC
の存在が確認された。この結果は、界面層領域にAg−
Cuろう材とともに活性金属及びそれらの炭化物が混在
していることを示唆している。炭化物は活性金属と素焼
結体100の炭素とが化学的に反応した結果、生成され
たものである。
% の炭素焼結体に活性金属としてのTiを2wt%添
加したAg−28wt%Cuろうをろう付けした場合
の、EPMA(日立製、S−530)による分析像を示す。
(a)は、金属ろう層(111,112)と焼結体(1
00)との間の界面領域(111A,112A)を示す
2次電子像である。(b)は、(a)に対応したAgの
面分析像、同様に(c)はCuの面分析像、(d)はT
iの面分析像を示したものである。(e)は(d)に対
応したTiのライン分析像である。ろう材の主成分とし
てのAg及びCuは、面分析像から金属ろう層111,
112と界面層領域111A,112Aに存在している
ことが確認される。また、Tiの面分析像から、金属ろ
う層111,112と炭素焼結体100の間の境界及び
焼結体100の内部に浸入して存在し、しかも、ろう層
領域111,112よりも高濃度に分布している。この
様子は(e)に示すTi分析ラインからも明確であり、
境界及び浸入部で濃度が高くなっている。上記の界面層
領域111A,112Aには、境界及び浸入部が含まれ
る。界面層領域111A,112AのX線回折(日本電
子製、MAP2)によれば、表2に示すように、TiC
の存在が確認された。この結果は、界面層領域にAg−
Cuろう材とともに活性金属及びそれらの炭化物が混在
していることを示唆している。炭化物は活性金属と素焼
結体100の炭素とが化学的に反応した結果、生成され
たものである。
【0048】活性金属として、Zr,Hf,Crを添加
した場合も図4とほぼ同様の断面の形態が確認され、そ
して、表2に示す界面物質が検出された。
した場合も図4とほぼ同様の断面の形態が確認され、そ
して、表2に示す界面物質が検出された。
【0049】
【表2】 図3及び図4,表2の結果から、次のような特筆すべき
点が見出される。
点が見出される。
【0050】(1)活性金属又は活性金属の炭化物を高
濃度に含む界面層111A,112Aが金属層111,
112と炭素焼結体100の間の接着担体となってい
る。
濃度に含む界面層111A,112Aが金属層111,
112と炭素焼結体100の間の接着担体となってい
る。
【0051】(2)界面層111A,112Aの一部が
炭素焼結体100に浸入して、アンカー効果による接着
性の向上に寄与している。
炭素焼結体100に浸入して、アンカー効果による接着
性の向上に寄与している。
【0052】(3)生成された活性金属の炭化物が炭素
焼結体100との間の反応結合対を形成し、これが接着
性の向上に寄与している。
焼結体100との間の反応結合対を形成し、これが接着
性の向上に寄与している。
【0053】以上に説明した金属化炭素部材の各部分の
作用,効果は、炭素焼結体100が複合焼結体であって
も変わることはない。
作用,効果は、炭素焼結体100が複合焼結体であって
も変わることはない。
【0054】本発明において、金属化炭素部材は、例え
ば半導体装置にあって、半導体基体を直接ろう付け搭載
するための支持部材となり、半導体基体の所定の電気領
域又は半導体装置の導電領域を形成し、そして、半導体
基体の発する熱を冷却手段へ伝達する熱伝導又は熱拡散
部材として作用する。炭素部材が好適な支持部材になり
得るのは、半導体基体及び無機質絶縁部材と熱膨張率が
近似し、炭素部材に連なって一体化される部材との間の
熱応力及び熱歪が軽減されることに基づく。
ば半導体装置にあって、半導体基体を直接ろう付け搭載
するための支持部材となり、半導体基体の所定の電気領
域又は半導体装置の導電領域を形成し、そして、半導体
基体の発する熱を冷却手段へ伝達する熱伝導又は熱拡散
部材として作用する。炭素部材が好適な支持部材になり
得るのは、半導体基体及び無機質絶縁部材と熱膨張率が
近似し、炭素部材に連なって一体化される部材との間の
熱応力及び熱歪が軽減されることに基づく。
【0055】この結果、半導体装置の製造時や運転時に
生ずる熱歪を軽減し、各部材の変形,変性、あるいは破
壊の恐れがなく、半導体装置の熱放散性の向上,接着部
の信頼性の向上、そして大容量化に寄与する。
生ずる熱歪を軽減し、各部材の変形,変性、あるいは破
壊の恐れがなく、半導体装置の熱放散性の向上,接着部
の信頼性の向上、そして大容量化に寄与する。
【0056】〔実施例 2〕本実施例では、IGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子を搭載する
ための半導体基体として、本発明の金属化炭素部材を用
いた例について説明する。
(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子を搭載する
ための半導体基体として、本発明の金属化炭素部材を用
いた例について説明する。
【0057】金属化炭素部材10は、25mm×25mm×
1mmの寸法を有する炭素焼結体(熱膨張率:4.3×1
0-6/℃ ,熱伝導率:230W/m・K,電気抵抗
率:100×10-6Ω・cm,相対密度:99.9%,純度:
99.9%)の両主面に、厚さ300μmの無酸素銅板
をTiを2wt%添加したAg−28wt%Cuろう材
によりろう付けされたものである。ろう材と炭素焼結体
の間には、活性金属又は活性金属の炭化物を高濃度に含
む界面層そして、界面層から焼結体に向かって選択的に
浸入した同種の物質が存在している。無酸素銅板の代替
物としては、ニッケル,銀,アルミニウム、もしくは、
銅を含むこれらの金属の合金の板が挙げられる。
1mmの寸法を有する炭素焼結体(熱膨張率:4.3×1
0-6/℃ ,熱伝導率:230W/m・K,電気抵抗
率:100×10-6Ω・cm,相対密度:99.9%,純度:
99.9%)の両主面に、厚さ300μmの無酸素銅板
をTiを2wt%添加したAg−28wt%Cuろう材
によりろう付けされたものである。ろう材と炭素焼結体
の間には、活性金属又は活性金属の炭化物を高濃度に含
む界面層そして、界面層から焼結体に向かって選択的に
浸入した同種の物質が存在している。無酸素銅板の代替
物としては、ニッケル,銀,アルミニウム、もしくは、
銅を含むこれらの金属の合金の板が挙げられる。
【0058】上記金属化炭素部材10は、次の手順によ
って得られた。まず、炭素焼結体の両主面に、ペースト
をスクリーン印刷法により塗布した。このペーストは、
重量比でAg−28wt%Cu合金粉末78.4%(粒
径:2μm),Ti粉末1.6%(粒径:1μm)、そ
して、残部がアセチルセルロース樹脂とαテルピネオー
ルからなる有機ビヒクルとで構成される。次いで、14
0℃、空気中の雰囲気下で10minの乾燥処理を施し
た後、あらかじめNiめっき(厚さ:3μm)を施した
一対の無酸素銅板を、炭素焼結体を挾むように積層し
て、約0.5kg/mm2に加圧した。この加圧積層体を約3
mPaの真空中で850℃に加熱した後、室温まで冷却
した。このようにして得た金属化炭素部材10の接合界
面を調べたところ、界面層とこれに連なって炭素焼結体
の内部に深さ約200μmまで選択的に浸入しているT
i及びTiCを高濃度に含む領域が観測された。
って得られた。まず、炭素焼結体の両主面に、ペースト
をスクリーン印刷法により塗布した。このペーストは、
重量比でAg−28wt%Cu合金粉末78.4%(粒
径:2μm),Ti粉末1.6%(粒径:1μm)、そ
して、残部がアセチルセルロース樹脂とαテルピネオー
ルからなる有機ビヒクルとで構成される。次いで、14
0℃、空気中の雰囲気下で10minの乾燥処理を施し
た後、あらかじめNiめっき(厚さ:3μm)を施した
一対の無酸素銅板を、炭素焼結体を挾むように積層し
て、約0.5kg/mm2に加圧した。この加圧積層体を約3
mPaの真空中で850℃に加熱した後、室温まで冷却
した。このようにして得た金属化炭素部材10の接合界
面を調べたところ、界面層とこれに連なって炭素焼結体
の内部に深さ約200μmまで選択的に浸入しているT
i及びTiCを高濃度に含む領域が観測された。
【0059】この金属化炭素部材10に−55〜150
℃の温度サイクルを1000回与えたが、無酸素銅板及
びろう材は炭素焼結体100から剥離することはなかっ
た。次に、金属化炭素部材10を用いてIGBT素子を
搭載した1200V,75A級の半導体装置900を作製
した。図5は半導体装置900の要部俯瞰図である。図
において、銅支持板(Niめっき:3μm,40mm×9
5mm×3mm)125上に、31mm×60mm×0.63mm
の窒化アルミニウム絶縁基板122が、Pb−50wt
%Snはんだ(図示を省略、厚さ:200μm)により
接着され、絶縁基板122上には上述した金属化炭素部
材10が2個並んでPb−50wt%Snはんだ(図示
を省略、厚さ:200μm)により接着され、金属化炭
素部材10にはIGBT素子(13mm×13mm×0.3m
m)101がダイオード素子(10mm×10mm×0.3m
m)101′とともにSn−5wt%Sb−0.6wt%
Ni−0.05wt%Pはんだ(図示を省略、厚さ:20
0μm)により接着されている。各素子101,10
1′にはAl線(直径:500μm)117によるワイ
ヤボンディングが施され、エミッタ電極13b,ゲート
電極13cに接続されている。銅条片からなるこれらの
電極13b,13cは、3mm×23mm×2mmのアルミナ
条片114にろう層(図示を省略、Sn−5wt%Sb
−0.6wt%Ni−0.05wt%P,厚さ:200μ
m)により接着され、アルミナ条片114は同じろう材(図
示を省略)により金属化炭素部材10に接着されてい
る。
℃の温度サイクルを1000回与えたが、無酸素銅板及
びろう材は炭素焼結体100から剥離することはなかっ
た。次に、金属化炭素部材10を用いてIGBT素子を
搭載した1200V,75A級の半導体装置900を作製
した。図5は半導体装置900の要部俯瞰図である。図
において、銅支持板(Niめっき:3μm,40mm×9
5mm×3mm)125上に、31mm×60mm×0.63mm
の窒化アルミニウム絶縁基板122が、Pb−50wt
%Snはんだ(図示を省略、厚さ:200μm)により
接着され、絶縁基板122上には上述した金属化炭素部
材10が2個並んでPb−50wt%Snはんだ(図示
を省略、厚さ:200μm)により接着され、金属化炭
素部材10にはIGBT素子(13mm×13mm×0.3m
m)101がダイオード素子(10mm×10mm×0.3m
m)101′とともにSn−5wt%Sb−0.6wt%
Ni−0.05wt%Pはんだ(図示を省略、厚さ:20
0μm)により接着されている。各素子101,10
1′にはAl線(直径:500μm)117によるワイ
ヤボンディングが施され、エミッタ電極13b,ゲート
電極13cに接続されている。銅条片からなるこれらの
電極13b,13cは、3mm×23mm×2mmのアルミナ
条片114にろう層(図示を省略、Sn−5wt%Sb
−0.6wt%Ni−0.05wt%P,厚さ:200μ
m)により接着され、アルミナ条片114は同じろう材(図
示を省略)により金属化炭素部材10に接着されてい
る。
【0060】金属化炭素部材10は、コレクタ電極13
aを担う。コレクタ電極13a,エミッタ電極13b,
ゲート電極13cには、それぞれ外部端子116,11
6′や中継端子126が設けられ、更に各素子101,
101′,金属化炭素部材10等が外気から完全に遮断
されるように、エポキシ系樹脂製ケース(図示を省略)
を設けるとともに同ケース内にシリコーンゲルやエポキ
シ樹脂を充填,硬化させて半導体装置900を得た。こ
の半導体装置900は、図6に示した回路を構成してい
る。なお、本実施例では比較用として、金属化炭素部材
10を同寸法の銅板に置き換えた試料も作製した。半導
体装置900は最終的に、図7に示す電動機950の回
転数制御用インバータ装置に組み込まれた。
aを担う。コレクタ電極13a,エミッタ電極13b,
ゲート電極13cには、それぞれ外部端子116,11
6′や中継端子126が設けられ、更に各素子101,
101′,金属化炭素部材10等が外気から完全に遮断
されるように、エポキシ系樹脂製ケース(図示を省略)
を設けるとともに同ケース内にシリコーンゲルやエポキ
シ樹脂を充填,硬化させて半導体装置900を得た。こ
の半導体装置900は、図6に示した回路を構成してい
る。なお、本実施例では比較用として、金属化炭素部材
10を同寸法の銅板に置き換えた試料も作製した。半導
体装置900は最終的に、図7に示す電動機950の回
転数制御用インバータ装置に組み込まれた。
【0061】半導体装置900のIGBT素子101−
銅支持板125間の熱抵抗は、0.30W/℃と、比較用試
料の0.42W/℃ より低い値が得られた。低熱抵抗化
が図られたのは、熱流路を炭素焼結体や窒化アルミニウ
ム等の高熱伝導性部材で構成したこと、及び、熱膨張率
差緩衝部材を省略して簡素な積層構造をとり得たことが
第1の要因であるが、絶縁部材122から半導体基体1
01,101′に至る積層体の変形を低減できたため、
銅支持板125−絶縁基板122−金属化炭素部材10
間の接着部における気泡等の欠陥が低減されたことも第
2の要因として挙げられる。半導体基体101,10
1′−金属化炭素部材10−絶縁部材122の積層一体化
物を形成した段階での反り量(腹の高さ)は、最大50
μmであった。これは、比較試料の半導体基体−銅板−
絶縁部材の積層一体化物の300μmより大幅に小さい
値で、接着部欠陥の低減に多大の寄与をしていることを
示唆している。
銅支持板125間の熱抵抗は、0.30W/℃と、比較用試
料の0.42W/℃ より低い値が得られた。低熱抵抗化
が図られたのは、熱流路を炭素焼結体や窒化アルミニウ
ム等の高熱伝導性部材で構成したこと、及び、熱膨張率
差緩衝部材を省略して簡素な積層構造をとり得たことが
第1の要因であるが、絶縁部材122から半導体基体1
01,101′に至る積層体の変形を低減できたため、
銅支持板125−絶縁基板122−金属化炭素部材10
間の接着部における気泡等の欠陥が低減されたことも第
2の要因として挙げられる。半導体基体101,10
1′−金属化炭素部材10−絶縁部材122の積層一体化
物を形成した段階での反り量(腹の高さ)は、最大50
μmであった。これは、比較試料の半導体基体−銅板−
絶縁部材の積層一体化物の300μmより大幅に小さい
値で、接着部欠陥の低減に多大の寄与をしていることを
示唆している。
【0062】このような反りは、銅支持板の窒化アルミ
ニウム基板が接着された部分の外周部にエポキシ樹脂製
等の枠あるいは蓋を設置するときに、枠あるいは蓋と銅
支持板との間にすきまを生ずるので密封性、従って耐水
性の点で好ましくない。更に、銅支持板を外部放熱フィ
ン等に取付けるとき、支持板に反りがあるとすきまを生
じ、放熱性が低下するので好ましくない。本実施例によ
れば、これらの欠点は生じない。
ニウム基板が接着された部分の外周部にエポキシ樹脂製
等の枠あるいは蓋を設置するときに、枠あるいは蓋と銅
支持板との間にすきまを生ずるので密封性、従って耐水
性の点で好ましくない。更に、銅支持板を外部放熱フィ
ン等に取付けるとき、支持板に反りがあるとすきまを生
じ、放熱性が低下するので好ましくない。本実施例によ
れば、これらの欠点は生じない。
【0063】また、半導体装置900に間欠通電し、支
持板125の温度を40〜100℃間で繰返し変化させ
る試験を施した。この試験を30000回施した後の熱
抵抗は0.36W/℃と若干増加したが、比較試料の同
試験3000回における0.54W/℃より格段に安定して
おり、優れた放熱性が維持されている。このように、本
実施例半導体装置900が優れた信頼性を示した最大の
理由は、金属化炭素部材10と半導体基体101,10
1′間の熱膨張率差がほとんどないため、はんだ113
に過大な熱応力や熱歪が作用せず、同はんだの熱疲労破
壊が避けられたためである。金属化炭素部材10の熱膨
張率が絶縁部材122と近似したため、はんだに作用す
る熱応力や熱歪が軽減されたこと、そして、上述の積層
一体化物の反り量が少ないため、絶縁部材122−支持
板125間のはんだ層に極端に薄い部分を有していない
ことも、信頼性の向上に寄与している。
持板125の温度を40〜100℃間で繰返し変化させ
る試験を施した。この試験を30000回施した後の熱
抵抗は0.36W/℃と若干増加したが、比較試料の同
試験3000回における0.54W/℃より格段に安定して
おり、優れた放熱性が維持されている。このように、本
実施例半導体装置900が優れた信頼性を示した最大の
理由は、金属化炭素部材10と半導体基体101,10
1′間の熱膨張率差がほとんどないため、はんだ113
に過大な熱応力や熱歪が作用せず、同はんだの熱疲労破
壊が避けられたためである。金属化炭素部材10の熱膨
張率が絶縁部材122と近似したため、はんだに作用す
る熱応力や熱歪が軽減されたこと、そして、上述の積層
一体化物の反り量が少ないため、絶縁部材122−支持
板125間のはんだ層に極端に薄い部分を有していない
ことも、信頼性の向上に寄与している。
【0064】このように本実施例によれば、比較試料に
比べて、放熱性を実質上犠牲にせずに信頼性を向上させ
得た。この効果は、窒化アルミニウム基板の面積、従っ
て金属化炭素部材の面積(比較試料における銅板の面
積)が大きくなるほど顕著であった。その一例を図8に
より説明する。この図は、本実施例構造(A)及び比較
試料構造(B)の半導体装置の、窒化アルミニウム基板
−金属化炭素部材間接着面積と温度サイクル印加後の故
障発生率の関係を示すグラフである。温度サイクルは−
55℃〜+150℃とし、回数は150回である。図8
によれば、接着面積が約500mm2までは、A,Bとも
に故障発生率は0%であるが、約500mm2を越えると
Bでは加速度的に故障発生率が増加するのに対し、Aで
は依然として0%である。なお、ここで言う故障とは、
主としてはんだ層に生じたクラック、あるいは部分的剥
離のことである。
比べて、放熱性を実質上犠牲にせずに信頼性を向上させ
得た。この効果は、窒化アルミニウム基板の面積、従っ
て金属化炭素部材の面積(比較試料における銅板の面
積)が大きくなるほど顕著であった。その一例を図8に
より説明する。この図は、本実施例構造(A)及び比較
試料構造(B)の半導体装置の、窒化アルミニウム基板
−金属化炭素部材間接着面積と温度サイクル印加後の故
障発生率の関係を示すグラフである。温度サイクルは−
55℃〜+150℃とし、回数は150回である。図8
によれば、接着面積が約500mm2までは、A,Bとも
に故障発生率は0%であるが、約500mm2を越えると
Bでは加速度的に故障発生率が増加するのに対し、Aで
は依然として0%である。なお、ここで言う故障とは、
主としてはんだ層に生じたクラック、あるいは部分的剥
離のことである。
【0065】上述の間欠通電試験では、金属化炭素部材
10−支持板125間の電気絶縁性、そして、金属化炭
素部材10−エミッタ電極13b,ゲート電極13c間
の電気絶縁性を追跡した。この結果、30000回の試
験後における絶縁耐圧(周波数:60Hz)は5kV以
上と、初期値と同等の値が維持され、絶縁物の破壊によ
る耐圧劣化は観測されなかった。この効果も上述と同様
に、金属化炭素部材10が絶縁部材122や条片114
と近似した熱膨張率を有しているため、これらの部材に
過大な熱応力や熱歪が作用しないためである。
10−支持板125間の電気絶縁性、そして、金属化炭
素部材10−エミッタ電極13b,ゲート電極13c間
の電気絶縁性を追跡した。この結果、30000回の試
験後における絶縁耐圧(周波数:60Hz)は5kV以
上と、初期値と同等の値が維持され、絶縁物の破壊によ
る耐圧劣化は観測されなかった。この効果も上述と同様
に、金属化炭素部材10が絶縁部材122や条片114
と近似した熱膨張率を有しているため、これらの部材に
過大な熱応力や熱歪が作用しないためである。
【0066】なお、本実施例の半導体装置900には密
度の小さい炭素(1.8g/cm3)を主体にした金属化炭
素部材10が搭載されているため、半導体装置900の
重量が低減されている。
度の小さい炭素(1.8g/cm3)を主体にした金属化炭
素部材10が搭載されているため、半導体装置900の
重量が低減されている。
【0067】本実施例の半導体装置900を組み込ん
だ、図7のインバータ装置を用いて、電動機の回転数制
御を試みた。図9は、スイッチング周波数とIGBT素
子101の発熱温度の関係である。スイッチング損失は周
波数を増すにつれ増えるが、商用電源の50Hzから3
0kHzまでの間では、素子101が安定して動作する
温度の125℃を越えることはなかった。この間、電動
機は特別な異常を伴わずに作動した。
だ、図7のインバータ装置を用いて、電動機の回転数制
御を試みた。図9は、スイッチング周波数とIGBT素
子101の発熱温度の関係である。スイッチング損失は周
波数を増すにつれ増えるが、商用電源の50Hzから3
0kHzまでの間では、素子101が安定して動作する
温度の125℃を越えることはなかった。この間、電動
機は特別な異常を伴わずに作動した。
【0068】また、インバータ装置及び電動機は、電気
自動車にその動力源として組み込まれた。この自動車に
おいては、動力源から車輪に至る駆動機構を簡素化でき
たため、ギヤーの噛み込み比率の違いにより変速してい
た従来の自動車に比べ、変速時のショックが軽減され
た。更に、この自動車は、0〜250km/hの範囲でス
ムーズな走行が可能であったほか、動力源を源とする振
動や騒音の面でも従来の気筒型エンジンを搭載した自動
車の約1/2に軽減することができた。
自動車にその動力源として組み込まれた。この自動車に
おいては、動力源から車輪に至る駆動機構を簡素化でき
たため、ギヤーの噛み込み比率の違いにより変速してい
た従来の自動車に比べ、変速時のショックが軽減され
た。更に、この自動車は、0〜250km/hの範囲でス
ムーズな走行が可能であったほか、動力源を源とする振
動や騒音の面でも従来の気筒型エンジンを搭載した自動
車の約1/2に軽減することができた。
【0069】〔実施例 3〕本実施例では、前記実施例
1において、複合炭素焼結体を用いた金属化炭素部材を
用いた例について説明する。
1において、複合炭素焼結体を用いた金属化炭素部材を
用いた例について説明する。
【0070】本実施例の金属化炭素部材10は、炭素粉
末に30wt%の銅粉末を添加した混合粉末を出発材料
とし、この圧粉成形体を焼結して得た複合体100を母
材にしている。この複合炭素焼結体100は、熱膨張
率:5.7×10-6/℃ ,熱伝導率:約300W/m・
K,抵抗率:約60×10-6Ω・cm、そして相対密度:
90%で、物性値に異方性のないものである。図10は
複合炭素焼結体100の断面構造模式図を示す。炭素の
焼結体粒子100Aのマトリックスの中に、銅焼結体粒
子100Bが埋め込まれている。埋め込まれた銅粒子1
00Bは焼結体100のいずれの部分にもほぼ均等に分
散されていて、方向性は見られない。上述した物性に異
方性が見られないのは、この点に基づく。複合焼結体1
00に実施例1と同様に銅板をろう付けして部材(47
mm×76mm×3mm)10を得た。図11は一例としての
炭素−銅複合焼結体の物性を示すグラフである。複合焼
結体では、銅粉末の添加量を増すにつれ、熱膨張率や熱
伝導率を増し、抵抗率を減ずる。これらの物性値は、非
絶縁型半導体装置の支持部材又は絶縁型半導体装置の導
電性部材として許される範囲内では、いかなる値でも選
択され得る。しかし、大容量電力を取り扱う半導体装置
においては、特に炭素部材10が接着される相手の部材
より熱膨張率が大きくなることは、信頼性の点で好まし
くない。この理由は、熱膨張率が相手部材より過度に大
きいと、ろう付けされた一体化物が室温に戻る際に、炭
素部材10に引張り応力が作用するからである。即ち、
複合焼結体100は引張り応力に対する耐破壊強度は金
属ほどには大きくないため、破損を生じやすいからであ
る。
末に30wt%の銅粉末を添加した混合粉末を出発材料
とし、この圧粉成形体を焼結して得た複合体100を母
材にしている。この複合炭素焼結体100は、熱膨張
率:5.7×10-6/℃ ,熱伝導率:約300W/m・
K,抵抗率:約60×10-6Ω・cm、そして相対密度:
90%で、物性値に異方性のないものである。図10は
複合炭素焼結体100の断面構造模式図を示す。炭素の
焼結体粒子100Aのマトリックスの中に、銅焼結体粒
子100Bが埋め込まれている。埋め込まれた銅粒子1
00Bは焼結体100のいずれの部分にもほぼ均等に分
散されていて、方向性は見られない。上述した物性に異
方性が見られないのは、この点に基づく。複合焼結体1
00に実施例1と同様に銅板をろう付けして部材(47
mm×76mm×3mm)10を得た。図11は一例としての
炭素−銅複合焼結体の物性を示すグラフである。複合焼
結体では、銅粉末の添加量を増すにつれ、熱膨張率や熱
伝導率を増し、抵抗率を減ずる。これらの物性値は、非
絶縁型半導体装置の支持部材又は絶縁型半導体装置の導
電性部材として許される範囲内では、いかなる値でも選
択され得る。しかし、大容量電力を取り扱う半導体装置
においては、特に炭素部材10が接着される相手の部材
より熱膨張率が大きくなることは、信頼性の点で好まし
くない。この理由は、熱膨張率が相手部材より過度に大
きいと、ろう付けされた一体化物が室温に戻る際に、炭
素部材10に引張り応力が作用するからである。即ち、
複合焼結体100は引張り応力に対する耐破壊強度は金
属ほどには大きくないため、破損を生じやすいからであ
る。
【0071】半導体基体になり得る材料の熱膨張率はシ
リコン:4.2×10-6/℃ ,ゲルマニウム:5.8×
10-6/℃,砒化ガリウム:6.5×10-6/℃,燐化
ガリウム:5.3×10-6/℃ 、そして、絶縁部材にな
り得る材料の熱膨張率は窒化アルミニウム:4.5×1
0-6/℃,ベリリヤ:7.6×10-6/℃,アルミナ:
7.0×10-6/℃,窒化硼素:3.7×10-6/℃であ
る。これらの中で最も熱膨張率の大きいベリリヤのそれ
を越えないようにするためには、複合炭素部材100中
の銅は60wt%を越えないようにする必要がある。
リコン:4.2×10-6/℃ ,ゲルマニウム:5.8×
10-6/℃,砒化ガリウム:6.5×10-6/℃,燐化
ガリウム:5.3×10-6/℃ 、そして、絶縁部材にな
り得る材料の熱膨張率は窒化アルミニウム:4.5×1
0-6/℃,ベリリヤ:7.6×10-6/℃,アルミナ:
7.0×10-6/℃,窒化硼素:3.7×10-6/℃であ
る。これらの中で最も熱膨張率の大きいベリリヤのそれ
を越えないようにするためには、複合炭素部材100中
の銅は60wt%を越えないようにする必要がある。
【0072】表3は熱膨張率が7.6×10-6/℃ を越
えない金属添加物の添加量範囲を示す。この表から、銅
以外の金属添加物の場合は、最大60wt%未満までの
添加が許される。
えない金属添加物の添加量範囲を示す。この表から、銅
以外の金属添加物の場合は、最大60wt%未満までの
添加が許される。
【0073】
【表3】 部材10は、炭素−30wt%銅なる組成の複合焼結体
からなる支持板(95mm×110mm×5mm)125にP
b−60wt%Snはんだ(厚さ:200μm)により接
着されたアルミナ絶縁基板(68mm×86mm×0.63m
m)122上に、Sn−5wt%Sb−0.6wt%Ni
−0.05wt%Pはんだ(厚さ:200μm)により搭
載された。この部材10には、Sn−5wt%Sb−
0.6wt%Ni−0.05wt%Pはんだ(厚さ:20
0μm)113により、IGBT素子(13mm×13mm
×0.3mm,6個)101と、ダイオード素子(13mm×
13mm×0.3mm,2個)101′が接着された。以下実
施例1と同様の部材搭載,配線,パッケージングを施
し、半導体装置900を得た。この装置900は、搭載
された全ての素子が並列に接続され、等価的に図12に
示す回路を構成している。本実施例における支持板12
5から半導体基体101,101′に至る部材構成で
は、半導体基体(4.2×10-6/℃)−金属化炭素部
材(5.7×10-6/℃)−絶縁部材(7.0×10-6/
℃)−支持板(5.7×10-6/℃)と、熱膨張率が近
似されている。このため、接着面積が3572mm2 と大
きいにもかかわらず、一体化物の反り量は45μmに過
ぎず、各接着部に残留する熱応力も少ないことを裏付け
ている。
からなる支持板(95mm×110mm×5mm)125にP
b−60wt%Snはんだ(厚さ:200μm)により接
着されたアルミナ絶縁基板(68mm×86mm×0.63m
m)122上に、Sn−5wt%Sb−0.6wt%Ni
−0.05wt%Pはんだ(厚さ:200μm)により搭
載された。この部材10には、Sn−5wt%Sb−
0.6wt%Ni−0.05wt%Pはんだ(厚さ:20
0μm)113により、IGBT素子(13mm×13mm
×0.3mm,6個)101と、ダイオード素子(13mm×
13mm×0.3mm,2個)101′が接着された。以下実
施例1と同様の部材搭載,配線,パッケージングを施
し、半導体装置900を得た。この装置900は、搭載
された全ての素子が並列に接続され、等価的に図12に
示す回路を構成している。本実施例における支持板12
5から半導体基体101,101′に至る部材構成で
は、半導体基体(4.2×10-6/℃)−金属化炭素部
材(5.7×10-6/℃)−絶縁部材(7.0×10-6/
℃)−支持板(5.7×10-6/℃)と、熱膨張率が近
似されている。このため、接着面積が3572mm2 と大
きいにもかかわらず、一体化物の反り量は45μmに過
ぎず、各接着部に残留する熱応力も少ないことを裏付け
ている。
【0074】以上により得られた半導体装置には、−5
5℃〜+150℃の温度サイクルが3000回印加され
た。これによる半導体基体101−支持板125間熱抵
抗(初期値:0.38℃/W)の変化は観測されなかっ
た。
5℃〜+150℃の温度サイクルが3000回印加され
た。これによる半導体基体101−支持板125間熱抵
抗(初期値:0.38℃/W)の変化は観測されなかっ
た。
【0075】なお、支持板125として熱膨張率がアル
ミナ板122と近似された他の複合材料、例えば銅−イ
ンバール−銅のようなクラッド材,銅−炭素繊維複合
材,銅−ダイヤモンド繊維複合材,炭素−炭素繊維複合
材等を用いることは好ましいことである。
ミナ板122と近似された他の複合材料、例えば銅−イ
ンバール−銅のようなクラッド材,銅−炭素繊維複合
材,銅−ダイヤモンド繊維複合材,炭素−炭素繊維複合
材等を用いることは好ましいことである。
【0076】次いで、24個の本実施例半導体装置90
0が、図7と同様のインバータ回路に組み込まれた。こ
こでは、1相分として8個の半導体装置900が割り当
てられている。これにより得られたインバータ装置(電
源電圧:1500V,ピーク出力電流:650A,平均
周波数:2kHz)は、電車用の主電動機(190k
W)の速度制御に供された。この結果、走行開始(加
速)時に電動機が発する騒音は平均周波数1.5kHz
の場合より1/3低く、そして、短い駅間距離(1.2k
m)を想定した走行試験でも表定速度40km/hと優れ
た運行性能が得られた。これは、高周波化されて発熱の
著しい半導体基体101を効率的に冷却できるため、同
基体が安定的に動作するためである。
0が、図7と同様のインバータ回路に組み込まれた。こ
こでは、1相分として8個の半導体装置900が割り当
てられている。これにより得られたインバータ装置(電
源電圧:1500V,ピーク出力電流:650A,平均
周波数:2kHz)は、電車用の主電動機(190k
W)の速度制御に供された。この結果、走行開始(加
速)時に電動機が発する騒音は平均周波数1.5kHz
の場合より1/3低く、そして、短い駅間距離(1.2k
m)を想定した走行試験でも表定速度40km/hと優れ
た運行性能が得られた。これは、高周波化されて発熱の
著しい半導体基体101を効率的に冷却できるため、同
基体が安定的に動作するためである。
【0077】以上に説明したように、本実施例の半導体
装置900は、電動機の回転速度や移動装置の走行速度
を制御するのに有用である。本実施例と同様の半導体装
置がエレベータ,エスカレータ,ベルトコンベヤー等の
物体を運搬する装置やその装置に組み込まれた場合で
も、電車に組み込まれた場合と同様の効果が得られる。 〔実施例 4〕本実施例では、一個の基体の中にIGB
T素子を6素子,ダイオード素子を6素子内蔵した半導
体基体101を搭載するための金属化炭素部材とこれを
用いた絶縁型半導体装置の例について説明する。
装置900は、電動機の回転速度や移動装置の走行速度
を制御するのに有用である。本実施例と同様の半導体装
置がエレベータ,エスカレータ,ベルトコンベヤー等の
物体を運搬する装置やその装置に組み込まれた場合で
も、電車に組み込まれた場合と同様の効果が得られる。 〔実施例 4〕本実施例では、一個の基体の中にIGB
T素子を6素子,ダイオード素子を6素子内蔵した半導
体基体101を搭載するための金属化炭素部材とこれを
用いた絶縁型半導体装置の例について説明する。
【0078】金属化炭素部材10は、実施例1と同様に
して、35mm×35mm×1mmの寸法を有する同質の炭素
焼結体100に、厚さ200μmの無酸素銅板111
B,112BをTiを2wt%添加したAg−28wt
%Cuろう材111,112によりろう付けしたもので
ある。
して、35mm×35mm×1mmの寸法を有する同質の炭素
焼結体100に、厚さ200μmの無酸素銅板111
B,112BをTiを2wt%添加したAg−28wt
%Cuろう材111,112によりろう付けしたもので
ある。
【0079】銅支持板(Niめっき:3μm,50mm×
60mm×3mm)125上に、40mm×40mm×0.63m
m の窒化アルミニウム絶縁基板122が接着され、絶縁
基板122上には金属化炭素部材10が1個接着され、
金属化炭素部材10には上記半導体基体(15mm×15m
m×0.3mm)101が接着されている。基体101には
Al線(直径:300μm)117によるワイヤボンデ
ィングが施され、電極13b,13cに接続されてい
る。銅条片からなるこれらの電極13b,13cはアル
ミナ条片114にろう付けされ、アルミナ条片114は
金属化炭素部材10にろう付けされている。以上の積層
体を樹脂封止して半導体装置900を得た。この半導体
装置900は、これのみで図7と同様のインバータ回路
を構成している。
60mm×3mm)125上に、40mm×40mm×0.63m
m の窒化アルミニウム絶縁基板122が接着され、絶縁
基板122上には金属化炭素部材10が1個接着され、
金属化炭素部材10には上記半導体基体(15mm×15m
m×0.3mm)101が接着されている。基体101には
Al線(直径:300μm)117によるワイヤボンデ
ィングが施され、電極13b,13cに接続されてい
る。銅条片からなるこれらの電極13b,13cはアル
ミナ条片114にろう付けされ、アルミナ条片114は
金属化炭素部材10にろう付けされている。以上の積層
体を樹脂封止して半導体装置900を得た。この半導体
装置900は、これのみで図7と同様のインバータ回路
を構成している。
【0080】半導体装置900からなるインバータ装置
は、ブラシレス直流電動機とともに家庭用冷暖房機(暖
房時の消費電力:150〜1860W,冷房時の消費電
力:200〜1375W,電源電圧:100V)に組み
込まれた。図13は本実施例のインバータ装置を用いた
電動機の効率(A)を示すグラフで、従来の交流電動機
を用いた場合(B)と比較して示す。本実施例の場合
は、比較した全回転数範囲で、従来の場合より10%以
上高い効率を示している。この点は、冷暖房機使用時の
電力消費を低減するのに役立つ。また、室内の温度が運
転開始から設定温度に到達するまでの時間は、本実施例
の場合は従来の交流電動機を用いた場合より約1/2に
短縮された。
は、ブラシレス直流電動機とともに家庭用冷暖房機(暖
房時の消費電力:150〜1860W,冷房時の消費電
力:200〜1375W,電源電圧:100V)に組み
込まれた。図13は本実施例のインバータ装置を用いた
電動機の効率(A)を示すグラフで、従来の交流電動機
を用いた場合(B)と比較して示す。本実施例の場合
は、比較した全回転数範囲で、従来の場合より10%以
上高い効率を示している。この点は、冷暖房機使用時の
電力消費を低減するのに役立つ。また、室内の温度が運
転開始から設定温度に到達するまでの時間は、本実施例
の場合は従来の交流電動機を用いた場合より約1/2に
短縮された。
【0081】本実施例と同様の効果は、半導体装置90
0が他の流体を撹拌又は流動させる装置、例えば洗濯
機,流体循環装置等に組み込まれた場合でも享受でき
る。
0が他の流体を撹拌又は流動させる装置、例えば洗濯
機,流体循環装置等に組み込まれた場合でも享受でき
る。
【0082】〔実施例 5〕本実施例では、金属化炭素
部材とこれを用いた非絶縁型半導体装置、及び非絶縁型
半導体装置を用いた電子装置について説明する。
部材とこれを用いた非絶縁型半導体装置、及び非絶縁型
半導体装置を用いた電子装置について説明する。
【0083】金属化炭素部材10は、実施例1と同様に
して、20mm×35mm×1mmの寸法を有する炭素焼結体
100に、厚さ200μmの無酸素銅板111Bを設け
た。焼結体100は、炭素マトリックスの中にイットリ
ヤを5wt%添加した窒化アルミニウム粒子を5wt%
分散して得た複合炭素焼結体で、図14に示す断面構造
を有している。窒化アルミニウム粒子100Bは、炭素
焼結体粒子100A間の境界に介在し、複合炭素焼結体
100のいずれの部分にもほぼ均一に分布している。こ
の複合炭素焼結体の物性は、熱膨張率:4.4×10-6
/℃ ,熱伝導率:約250W/m・K,抵抗率:約3
00×10-6Ω・cm、そして相対密度:90%で、物性
値に異方性のないものである。また、本実施例では、窒
化アルミニウム粒子の代わりに、アルミナ,ベリリヤ,
窒化硼素,ベリリヤ添加炭化珪素,カルシヤ添加窒化ア
ルミニウム粒子を添加した複合炭素焼結体100をも作
製した。
して、20mm×35mm×1mmの寸法を有する炭素焼結体
100に、厚さ200μmの無酸素銅板111Bを設け
た。焼結体100は、炭素マトリックスの中にイットリ
ヤを5wt%添加した窒化アルミニウム粒子を5wt%
分散して得た複合炭素焼結体で、図14に示す断面構造
を有している。窒化アルミニウム粒子100Bは、炭素
焼結体粒子100A間の境界に介在し、複合炭素焼結体
100のいずれの部分にもほぼ均一に分布している。こ
の複合炭素焼結体の物性は、熱膨張率:4.4×10-6
/℃ ,熱伝導率:約250W/m・K,抵抗率:約3
00×10-6Ω・cm、そして相対密度:90%で、物性
値に異方性のないものである。また、本実施例では、窒
化アルミニウム粒子の代わりに、アルミナ,ベリリヤ,
窒化硼素,ベリリヤ添加炭化珪素,カルシヤ添加窒化ア
ルミニウム粒子を添加した複合炭素焼結体100をも作
製した。
【0084】図15はセラミックス粒子を添加した場合
の添加量と複合炭素焼結体の抵抗率の関係を示すグラフ
である。個々の添加物の種類によって若干の相違はある
が、抵抗率は添加量を増すにつれてほぼ同様の傾向で増
加している。これは、分散材そのものの抵抗率が高いこ
とに基づく。複合炭素焼結体の抵抗率が高いことは、こ
れが組み込まれた半導体装置の電力損失を増すことを意
味し、また、ある一定の電気伝導性を確保するには複合
炭素焼結体のサイズを大きくする必要を意味するので好
ましくない。実用的には103×10-6Ω・cm 以下が望
ましい。この観点で図15を参照すると、セラミックス
粒子の添加量は10wt%以下であるのが好ましい。
の添加量と複合炭素焼結体の抵抗率の関係を示すグラフ
である。個々の添加物の種類によって若干の相違はある
が、抵抗率は添加量を増すにつれてほぼ同様の傾向で増
加している。これは、分散材そのものの抵抗率が高いこ
とに基づく。複合炭素焼結体の抵抗率が高いことは、こ
れが組み込まれた半導体装置の電力損失を増すことを意
味し、また、ある一定の電気伝導性を確保するには複合
炭素焼結体のサイズを大きくする必要を意味するので好
ましくない。実用的には103×10-6Ω・cm 以下が望
ましい。この観点で図15を参照すると、セラミックス
粒子の添加量は10wt%以下であるのが好ましい。
【0085】図16はパワートランジスタ装置用の金属
化炭素部材10の要部俯瞰図である。上述した複合炭素
焼結体100上に、金属層111Bが形成されている。
この金属層111Bにはトランジスタ素子基体(15mm
×15mm×0.3mm)が接着され、そして、金属層11
1Bから延長された領域111B′には銅−ベリリウム
合金からなるコレクタ端子がろう付けされる。
化炭素部材10の要部俯瞰図である。上述した複合炭素
焼結体100上に、金属層111Bが形成されている。
この金属層111Bにはトランジスタ素子基体(15mm
×15mm×0.3mm)が接着され、そして、金属層11
1Bから延長された領域111B′には銅−ベリリウム
合金からなるコレクタ端子がろう付けされる。
【0086】金属層111Bに厚さ50μmのPb−5
wt%Sn−1.5wt%Ag はんだにより固着された
基体は、Al線(直径:300μm)のワイヤボンディ
ングにより銅−ベリリウム合金からなるリードフレーム
と電気的に接続され、最後にエポキシ樹脂によるモール
ドを経てトランジスタ装置900が完成された。ワイヤ
ボンディングにより接続されたリードフレームはトラン
ジスタ装置のエミッタ端子及びベース端子を構成する。
wt%Sn−1.5wt%Ag はんだにより固着された
基体は、Al線(直径:300μm)のワイヤボンディ
ングにより銅−ベリリウム合金からなるリードフレーム
と電気的に接続され、最後にエポキシ樹脂によるモール
ドを経てトランジスタ装置900が完成された。ワイヤ
ボンディングにより接続されたリードフレームはトラン
ジスタ装置のエミッタ端子及びベース端子を構成する。
【0087】このようにして得たトランジスタ装置90
0は、電源の整流装置及び屋外の照明設備の光量を制御
するインバータ装置に組み込まれて、屋外に設置され
た。
0は、電源の整流装置及び屋外の照明設備の光量を制御
するインバータ装置に組み込まれて、屋外に設置され
た。
【0088】本発明において、焼結炭素部材100上に
設けられる金属層111Bは、部材100の主面の全面
に設けられることを必須とするものではない。電気伝導
性や熱伝導性に関して支障がない限り、その上に搭載す
る素子や部材がろう付けされる領域にのみに選択的に設
けられて良く、そして、選択的に設けられる金属層11
1Bは複数であっても良い。
設けられる金属層111Bは、部材100の主面の全面
に設けられることを必須とするものではない。電気伝導
性や熱伝導性に関して支障がない限り、その上に搭載す
る素子や部材がろう付けされる領域にのみに選択的に設
けられて良く、そして、選択的に設けられる金属層11
1Bは複数であっても良い。
【0089】本発明において、ろう材は実施例に開示し
た材料のみには限定されない。半導体装置が製作される
プロセス、半導体装置に要求される特性特に耐熱疲労信
頼性に応じて、種々の成分及び組成のものを選択しう
る。例えば、Pb−5wt%Sb,Pb−52wt%S
n−8wt%Bi,Au−12wt%Ge,Au−6w
t%Si,Au−20wt%Si,Al−11.7wt%
Si,Ag−4.5wt%Si,Au−85wt%Pb,A
u−26wt%Sb,Cu−69.3wt%Mg,Cu−
35wt%Mn,Cu−36wt%Pb,Cu−76.5
wt%Sb,Cu−16.5wt%Si,Cu−28w
t%Ti,Cu−10wt%Zr、又は、これらを任意
に組合わせたろう材を適用できる。
た材料のみには限定されない。半導体装置が製作される
プロセス、半導体装置に要求される特性特に耐熱疲労信
頼性に応じて、種々の成分及び組成のものを選択しう
る。例えば、Pb−5wt%Sb,Pb−52wt%S
n−8wt%Bi,Au−12wt%Ge,Au−6w
t%Si,Au−20wt%Si,Al−11.7wt%
Si,Ag−4.5wt%Si,Au−85wt%Pb,A
u−26wt%Sb,Cu−69.3wt%Mg,Cu−
35wt%Mn,Cu−36wt%Pb,Cu−76.5
wt%Sb,Cu−16.5wt%Si,Cu−28w
t%Ti,Cu−10wt%Zr、又は、これらを任意
に組合わせたろう材を適用できる。
【0090】本発明において、金属化層111,112
は互いに対向する面に分離されて形成されなくても良
く、例えば炭素部材100の側面に延長して設けられて
も本発明の効果は変わらない。
は互いに対向する面に分離されて形成されなくても良
く、例えば炭素部材100の側面に延長して設けられて
も本発明の効果は変わらない。
【0091】本発明において、金属層111,112又
は金属板111B,112Bの表面に銅,ニッケル,
銀,金,白金,パラジウム,錫,アンチモン,アルミニ
ウム,亜鉛、もしくは、これらの合金で被覆されている
ことは好ましいことである。
は金属板111B,112Bの表面に銅,ニッケル,
銀,金,白金,パラジウム,錫,アンチモン,アルミニ
ウム,亜鉛、もしくは、これらの合金で被覆されている
ことは好ましいことである。
【0092】本発明において、金属化炭素部材100に
搭載される素子は半導体基体に限定されず、例えばコン
デンサ,抵抗体,コイル等が搭載されても良い。
搭載される素子は半導体基体に限定されず、例えばコン
デンサ,抵抗体,コイル等が搭載されても良い。
【0093】本発明において、絶縁型半導体装置の電気
回路は、図7及び図12に示したものに限定されない。
例えば、図17(a)〜(c)に示すように、半導体装
置の内部で種々の電気回路が設けられていることは、こ
れを電子装置に用いる上で支障になるものではない。ま
た、半導体装置の内部の電気回路に受動素子が組み込ま
れていることも、好ましいことである。
回路は、図7及び図12に示したものに限定されない。
例えば、図17(a)〜(c)に示すように、半導体装
置の内部で種々の電気回路が設けられていることは、こ
れを電子装置に用いる上で支障になるものではない。ま
た、半導体装置の内部の電気回路に受動素子が組み込ま
れていることも、好ましいことである。
【0094】〔実施例 6〕本実施例では、金属化炭素
部材とこれを用いた電気機械装置について説明する。
部材とこれを用いた電気機械装置について説明する。
【0095】金属化炭素部材10は、図18に示す俯瞰
の如き構造を有している。この図において、炭素焼結体
100は実施例1と同様の素材からなる20mm×50mm
×40mmの寸法を有し、直径5mm,深さ10mmのくりぬ
き穴151が形成されている。くりぬき穴151には、
細線をより合わせた銅線152がTi添加の銀ろうペー
スト201とともに差し込まれる。このアッセンブリは
空気中、140℃,10min の条件下で乾燥処理を施さ
れた後、真空度約3mPaの雰囲気中で850℃加熱され
た。この結果、より合わせ銅線152がろう材111で
炭素焼結体100に固定された構造体を得た。より合わ
せ銅線152のろう付けされない側の端部には、銅から
なるかしめ端子153が取付けられた。このようにして
得られた金属化炭素部材10の炭素焼結体100とより
合わせ銅線152の間の接着強度を測定したところ、2
5kgfなる値が得られた。この値は、くりぬき穴15
1とより合わせ銅線152の間の空隙に銅粉末を充填し
た後、この粉末をたたき固めて固定するタンピング方式
の場合の15kgfより大幅に強固に接合されたことを意
味する。
の如き構造を有している。この図において、炭素焼結体
100は実施例1と同様の素材からなる20mm×50mm
×40mmの寸法を有し、直径5mm,深さ10mmのくりぬ
き穴151が形成されている。くりぬき穴151には、
細線をより合わせた銅線152がTi添加の銀ろうペー
スト201とともに差し込まれる。このアッセンブリは
空気中、140℃,10min の条件下で乾燥処理を施さ
れた後、真空度約3mPaの雰囲気中で850℃加熱され
た。この結果、より合わせ銅線152がろう材111で
炭素焼結体100に固定された構造体を得た。より合わ
せ銅線152のろう付けされない側の端部には、銅から
なるかしめ端子153が取付けられた。このようにして
得られた金属化炭素部材10の炭素焼結体100とより
合わせ銅線152の間の接着強度を測定したところ、2
5kgfなる値が得られた。この値は、くりぬき穴15
1とより合わせ銅線152の間の空隙に銅粉末を充填し
た後、この粉末をたたき固めて固定するタンピング方式
の場合の15kgfより大幅に強固に接合されたことを意
味する。
【0096】以上のようにして製作された金属化炭素部
材10は、直流電動機にブラシとして取付けられた。こ
の電動機は回転数1500rpm ,周速30m/s,電流
密度20A/cm2,ブラシ圧力300g/cm2のもとで8
760h連続運転されたが、電動機は性能が低下するこ
となく、また、タンピング方式によるブラシを適用した
場合に比べて遜色ない性能の維持が図られた。特に、タ
ンピング方式による従来のブラシでは、運転中の振動に
よる金属疲労のため、炭素焼結体とより合わせ銅線の間
で接触不良を生じたが、本実施例のブラシではこのよう
なことは全く生じなかった。これは、炭素焼結体100
とより合わせ銅線152の間が信頼性高くろう付けされ
たためである。
材10は、直流電動機にブラシとして取付けられた。こ
の電動機は回転数1500rpm ,周速30m/s,電流
密度20A/cm2,ブラシ圧力300g/cm2のもとで8
760h連続運転されたが、電動機は性能が低下するこ
となく、また、タンピング方式によるブラシを適用した
場合に比べて遜色ない性能の維持が図られた。特に、タ
ンピング方式による従来のブラシでは、運転中の振動に
よる金属疲労のため、炭素焼結体とより合わせ銅線の間
で接触不良を生じたが、本実施例のブラシではこのよう
なことは全く生じなかった。これは、炭素焼結体100
とより合わせ銅線152の間が信頼性高くろう付けされ
たためである。
【0097】本実施例において、金属化炭素部材10
は、図19に示すように、より合わせ銅線152やかし
め端子153の代替物としてのバネ材152′を、ろう
材111により炭素焼結体100に固定してもよい。この
ような構成で得られるブラシは、特に小型,少容量の電
気機械装置に適している。なお、金属化炭素部材10を
電気機械装置用として適用する場合には、炭素焼結体1
00として電気伝導性の良い銅や銀のような金属ととも
に炭素材を焼結した複合焼結体を用いるのが好ましい。
は、図19に示すように、より合わせ銅線152やかし
め端子153の代替物としてのバネ材152′を、ろう
材111により炭素焼結体100に固定してもよい。この
ような構成で得られるブラシは、特に小型,少容量の電
気機械装置に適している。なお、金属化炭素部材10を
電気機械装置用として適用する場合には、炭素焼結体1
00として電気伝導性の良い銅や銀のような金属ととも
に炭素材を焼結した複合焼結体を用いるのが好ましい。
【0098】本実施例における電気機械装置には、上述
の直流電動機のほか、交流電動機,電動発電機,励磁
機,交流整流子電動機,誘導電動機,単相電動機,サー
ボモータ,集電環装置等が含まれる。
の直流電動機のほか、交流電動機,電動発電機,励磁
機,交流整流子電動機,誘導電動機,単相電動機,サー
ボモータ,集電環装置等が含まれる。
【0099】〔実施例 7〕本実施例では、金属化炭素
部材とこれを用いた燃料電池発電装置について説明す
る。
部材とこれを用いた燃料電池発電装置について説明す
る。
【0100】図20は燃料電池発電装置500の原理を
説明する断面図である。図20(a)は燃料電池を構成す
る単位電池の例を示しており、この図において電解質5
01は負極502と正極503に挾まれ、負極502に
は燃料ガス504′を導入する手段504,正極503
には酸化剤ガス505′を導入する手段505が配置さ
れている。電解質501は炭酸リチウムと炭酸カリウム
系の溶融アルカリ炭酸塩で、Li化したアルミナ多孔質
板に含浸され、約650℃に保持される。燃料ガス50
4′として炭酸ガス(容量比:0.2)を添加した水素
(容量比:0.8)、そして酸化剤ガス505′として二
酸化炭素(容量比:0.3)を添加した空気(容量比:
0.7)がそれぞれ用いられる。
説明する断面図である。図20(a)は燃料電池を構成す
る単位電池の例を示しており、この図において電解質5
01は負極502と正極503に挾まれ、負極502に
は燃料ガス504′を導入する手段504,正極503
には酸化剤ガス505′を導入する手段505が配置さ
れている。電解質501は炭酸リチウムと炭酸カリウム
系の溶融アルカリ炭酸塩で、Li化したアルミナ多孔質
板に含浸され、約650℃に保持される。燃料ガス50
4′として炭酸ガス(容量比:0.2)を添加した水素
(容量比:0.8)、そして酸化剤ガス505′として二
酸化炭素(容量比:0.3)を添加した空気(容量比:
0.7)がそれぞれ用いられる。
【0101】また、図20(b)は単位電池の中央部の
概略図であり、反応ガスとしての燃料ガス504′又は
酸化剤ガス505′,電解質501,負極502又は正
極503の三者が接する部分がもうけられている。この
部分で次の電気化学反応が進行する。
概略図であり、反応ガスとしての燃料ガス504′又は
酸化剤ガス505′,電解質501,負極502又は正
極503の三者が接する部分がもうけられている。この
部分で次の電気化学反応が進行する。
【0102】 負極において、H2+CO3 2-→CO2+H2O+2e- 正極において、1/2O2+CO2+2e-→CO3 2- この結果電池全体として、H2+1/2O2→H2O なる
反応を生ずる。以上の反応により生じたe- が、負荷5
06を通じて負極502が正極503へ流れる。
反応を生ずる。以上の反応により生じたe- が、負荷5
06を通じて負極502が正極503へ流れる。
【0103】図21は単位電池の具体的な構成を示す図
である。電解質501は、実施例1と同質の炭素焼結体
100からなる負極502と正極503に挾まれてい
る。炭素焼結体100には溝502′と503′が設け
られ、ガスを案内するとともに上記反応を促進できるよ
うにされている。負極502にはSUS316で製作された燃
料ガス導入手段504、そして、正極503にはSUS316
とNiをクラッドした酸化剤ガス導入手段505が、実
施例1と同様のTi添加のろう材111により接合され
ている。この単位電池は電極面積1000cm2 を有して
おり、5段に積層されている。このようにして製作され
た燃料電池発電装置を650℃で作動させた場合の定格
性能は、電流160A/cm2,電圧0.7V/単位電池,
出力560Wである。
である。電解質501は、実施例1と同質の炭素焼結体
100からなる負極502と正極503に挾まれてい
る。炭素焼結体100には溝502′と503′が設け
られ、ガスを案内するとともに上記反応を促進できるよ
うにされている。負極502にはSUS316で製作された燃
料ガス導入手段504、そして、正極503にはSUS316
とNiをクラッドした酸化剤ガス導入手段505が、実
施例1と同様のTi添加のろう材111により接合され
ている。この単位電池は電極面積1000cm2 を有して
おり、5段に積層されている。このようにして製作され
た燃料電池発電装置を650℃で作動させた場合の定格
性能は、電流160A/cm2,電圧0.7V/単位電池,
出力560Wである。
【0104】本実施例において、電解質は溶融炭酸塩だ
けに限定されず、例えばリン酸,アルカリ,固体電解質
であってもよく、電解質中の移動イオンとしては炭酸イ
オンのほか水素イオン,水酸イオン,酸素イオンであっ
てもよく、燃料ガスとしては水素以外に、一酸化炭素,
炭化水素であってもよい。
けに限定されず、例えばリン酸,アルカリ,固体電解質
であってもよく、電解質中の移動イオンとしては炭酸イ
オンのほか水素イオン,水酸イオン,酸素イオンであっ
てもよく、燃料ガスとしては水素以外に、一酸化炭素,
炭化水素であってもよい。
【0105】本実施例によれば、電極502,503に
実施例1で説明した金属化炭素部材を用いているので、
使用時に高温となる燃料電池発電装置で電極と他の金属
部材との接合部の信頼性が非常に高いものとなる。
実施例1で説明した金属化炭素部材を用いているので、
使用時に高温となる燃料電池発電装置で電極と他の金属
部材との接合部の信頼性が非常に高いものとなる。
【0106】〔実施例 8〕本実施例では、金属化炭素
部材とこれを用いた熱電発電装置について説明する。
部材とこれを用いた熱電発電装置について説明する。
【0107】熱電発電は物質に温度差を与えたとき、物
質の両端に起電力が発生するゼーベック効果を利用した
ものである。図22は熱電発電装置700の断面図を示
す。(Bi0.3Sb0.7)2Te3+2%Teからなるp型素
子701及びBi2(Te0.7Se0.3)3からなるn型素子
702が、実施例1と同様の炭素焼結体100からなる
高温接合板703及び低温接合板704に樹脂系の耐熱
接着剤で接合され、p型素子701とn型素子702が
高温接合板703と低温接合板704により直列に配列
されている。また、高温接合板703にはSUS316からな
る熱源壁705、そして、低温接合板704にはAlか
らなる放熱板706が、実施例1と同様のろう材111
により接合されている。p型素子701及びn型素子7
02と高温接合板703及び低温接合板704で構成さ
れる空間には、商品名パイロセラム7572なる保護物
質707が充填されている。
質の両端に起電力が発生するゼーベック効果を利用した
ものである。図22は熱電発電装置700の断面図を示
す。(Bi0.3Sb0.7)2Te3+2%Teからなるp型素
子701及びBi2(Te0.7Se0.3)3からなるn型素子
702が、実施例1と同様の炭素焼結体100からなる
高温接合板703及び低温接合板704に樹脂系の耐熱
接着剤で接合され、p型素子701とn型素子702が
高温接合板703と低温接合板704により直列に配列
されている。また、高温接合板703にはSUS316からな
る熱源壁705、そして、低温接合板704にはAlか
らなる放熱板706が、実施例1と同様のろう材111
により接合されている。p型素子701及びn型素子7
02と高温接合板703及び低温接合板704で構成さ
れる空間には、商品名パイロセラム7572なる保護物
質707が充填されている。
【0108】以上の構成からなる、熱電発電装置700
の高温側にLPガスによる燃焼熱を与えた。この結果、
入力熱量96W,高温接合部温度600℃,低温接合部
温度200℃の条件のもとで、出力電力5.9W,効率
6%が得られた。
の高温側にLPガスによる燃焼熱を与えた。この結果、
入力熱量96W,高温接合部温度600℃,低温接合部
温度200℃の条件のもとで、出力電力5.9W,効率
6%が得られた。
【0109】本実施例において、熱電発電装置は、温度
勾配のある導体に電流が流れるとき、熱を発生又は吸収
するというトムソン効果に基づく熱電冷却装置に置き換
えてもよいものである。また熱源として、太陽熱,放射
性同位元素の崩壊エネルギー、核反応炉による熱を用い
てもよい。熱電冷却装置に用いられる熱電素子として、
ゼーベック係数が大きく、電気伝導率が大きくそして熱
電気伝導率の小さいBi2Te3,Bi2Se3,Sb2T
e3,PbTe,PbSe等が挙げられる。
勾配のある導体に電流が流れるとき、熱を発生又は吸収
するというトムソン効果に基づく熱電冷却装置に置き換
えてもよいものである。また熱源として、太陽熱,放射
性同位元素の崩壊エネルギー、核反応炉による熱を用い
てもよい。熱電冷却装置に用いられる熱電素子として、
ゼーベック係数が大きく、電気伝導率が大きくそして熱
電気伝導率の小さいBi2Te3,Bi2Se3,Sb2T
e3,PbTe,PbSe等が挙げられる。
【0110】以上の実施例において、金属化炭素部材
は、半導体装置,燃料電池発電装置,熱電発電装置に適
用される場合について説明したが、本発明による金属化
炭素部材は、これらの実施例に限定されるものでないこ
とは明らかである。すなわち、本発明による金属化炭素
部材は、電気的もしくは熱的エネルギーの授受が行われ
る様々な部分に適用されても良いものである。また、電
気的もしくは熱的エネルギーの授受が行われるものでな
くても、炭素を主体とした焼結体を金属化して用いる様
々な製品において、本発明による金属化炭素部材を採用
するのは有効なことである。
は、半導体装置,燃料電池発電装置,熱電発電装置に適
用される場合について説明したが、本発明による金属化
炭素部材は、これらの実施例に限定されるものでないこ
とは明らかである。すなわち、本発明による金属化炭素
部材は、電気的もしくは熱的エネルギーの授受が行われ
る様々な部分に適用されても良いものである。また、電
気的もしくは熱的エネルギーの授受が行われるものでな
くても、炭素を主体とした焼結体を金属化して用いる様
々な製品において、本発明による金属化炭素部材を採用
するのは有効なことである。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、炭素を主体とした焼結
体に金属層を設けた金属化炭素部材で、金属化部分の接
合信頼性が高く所望の厚さの金属層を形成したものを得
ることができる。これにより、金属化炭素部材を用いた
様々な製品の製造時あるいは使用時における部材の変
形,変性、あるいは破壊のおそれが少なく、かつ、熱放
散性や電気伝導性,信頼性に優れた金属化炭素部材を提
供することができる。
体に金属層を設けた金属化炭素部材で、金属化部分の接
合信頼性が高く所望の厚さの金属層を形成したものを得
ることができる。これにより、金属化炭素部材を用いた
様々な製品の製造時あるいは使用時における部材の変
形,変性、あるいは破壊のおそれが少なく、かつ、熱放
散性や電気伝導性,信頼性に優れた金属化炭素部材を提
供することができる。
【図1】本発明の一実施例である金属化炭素部材の断面
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例である金属化炭素部材製造方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図3】本発明の一実施例である金属化炭素部材の炭素
焼結体から金属層に至る界面状態を説明する断面模式図
である。
焼結体から金属層に至る界面状態を説明する断面模式図
である。
【図4】本発明の一実施例である金属化炭素部材のEP
MA分析による分析像を示す図である。
MA分析による分析像を示す図である。
【図5】本発明の一実施例である半導体装置の要部俯瞰
図である。
図である。
【図6】本発明の一実施例である半導体装置の回路であ
る。
る。
【図7】本発明の一実施例である半導体装置が組み込ま
れたインバータ装置の回路である。
れたインバータ装置の回路である。
【図8】本発明の一実施例である半導体装置における接
着面積と温度サイクル印加後の故障発生率の関係を示す
グラフである。
着面積と温度サイクル印加後の故障発生率の関係を示す
グラフである。
【図9】本発明の一実施例である半導体装置におけるス
イッチング周波数と半導体素子の発熱温度との関係を示
すグラフである。
イッチング周波数と半導体素子の発熱温度との関係を示
すグラフである。
【図10】本発明の一実施例である金属化炭素部材にお
ける金属を添加した複合炭素焼結体の断面構造模式図で
ある。
ける金属を添加した複合炭素焼結体の断面構造模式図で
ある。
【図11】本発明の一実施例である金属化炭素部材にお
ける炭素−銅系複合焼結体の物性を示すグラフである。
ける炭素−銅系複合焼結体の物性を示すグラフである。
【図12】本発明の一実施例である半導体装置の回路で
ある。
ある。
【図13】本発明の一実施例である半導体装置を用いた
電動機の効率を示すグラフである。
電動機の効率を示すグラフである。
【図14】本発明の一実施例である金属化炭素部材にお
けるセラミックスを添加した複合炭素焼結体の断面構造
模式図である。
けるセラミックスを添加した複合炭素焼結体の断面構造
模式図である。
【図15】セラミックス粒子の添加量と抵抗率の関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図16】本発明の一実施例であるパワートランジスタ
装置用金属化炭素部材の要部俯瞰図である。
装置用金属化炭素部材の要部俯瞰図である。
【図17】本発明の一実施例である半導体装置に内蔵さ
れた他の電気回路の例である。
れた他の電気回路の例である。
【図18】本発明の一実施例である電気機械装置用金属
化炭素部材を示す図である。
化炭素部材を示す図である。
【図19】本発明の一実施例である電気機械装置用金属
化炭素部材を示す図である。
化炭素部材を示す図である。
【図20】燃料電池発電装置の原理を説明する図であ
る。
る。
【図21】本発明の一実施例である燃料電池発電装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図22】本発明の一実施例である金属化炭素部材を用
いた熱電発電装置を示す図である。
いた熱電発電装置を示す図である。
10…金属化炭素部材、100…炭素焼結体、101,
101′…半導体基体、111,112…金属化層、1
11A,112A…界面層、111B,112B…金属板、
114,122…絶縁部材、115…電極材、116,
116′…端子、125…支持板、126…中継端子、
900…半導体装置。
101′…半導体基体、111,112…金属化層、1
11A,112A…界面層、111B,112B…金属板、
114,122…絶縁部材、115…電極材、116,
116′…端子、125…支持板、126…中継端子、
900…半導体装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/14
Claims (26)
- 【請求項1】炭素を主体とする焼結体に、活性金属又は
活性金属の炭化物を含むろう材層を接合して前記焼結体
に金属層を設けたことを特徴とする金属化炭素部材。 - 【請求項2】請求項1記載の金属化炭素部材において、
前記活性金属がチタニウム,ジルコニウム,ハフニウ
ム,クロム,トリウム,リチウム,マグネシウム,カル
シウム,ストロンチウム,バリウム,イットリウム,ラ
ンタニウム,セリウム,プラセオジミウム,ネオジミウ
ム,サマリウム,ニオビウム,ガドリウム,ダイポロシ
ウム,ニッケル,カドミウム,バナジウム,モリブデ
ン,タングステン,ベリリウム,硼素,シリコン,ゲル
マニウム,鉄,コバルトの群から選択された少なくとも
1種の金属であることを特徴とする金属化炭素部材。 - 【請求項3】請求項1記載の金属化炭素部材において、
前記ろう材層は、銀,銅,アルミニウム,金,シリコ
ン,ゲルマニウム,アンチモン,マンガン,マグネシウ
ムの群から選択された金属を主成分とすることを特徴と
する金属化炭素部材。 - 【請求項4】請求項1記載の金属化炭素部材において、
前記活性金属又は活性金属の炭化物が、前記ろう材中の
濃度よりも高濃度で前記焼結体の内部に浸入しているこ
とを特徴とする金属化炭素部材。 - 【請求項5】請求項1記載の金属化炭素部材において、
前記活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう材が、前
記焼結体の内部に浸入していることを特徴とする金属化
炭素部材。 - 【請求項6】請求項5記載の金属化炭素部材において、
前記活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう材が、前
記焼結体の表面から内部に向かって最大1mmの深さまで
浸入していることを特徴とする金属化炭素部材。 - 【請求項7】請求項5記載の金属化炭素部材において、
前記活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう材が、前
記焼結体の表面から内部に向かって局部的に突出して浸
入していることを特徴とする金属化炭素部材。 - 【請求項8】請求項5記載の金属化炭素部材において、
前記活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう材が、前
記焼結体の表面から内部に向かって焼結粒界に沿って選
択的に浸入していることを特徴とする金属化炭素部材。 - 【請求項9】請求項1記載の金属化炭素部材において、
前記焼結体が純度99%以上で、相対密度が99%以上
である炭素焼結体であることを特徴とする金属化炭素部
材。 - 【請求項10】請求項1記載の金属化炭素部材におい
て、前記焼結体が、炭素中に銅,銀,アルミニウム,
金,インジウム,カドミウム,タングステン,ニッケ
ル,モリブデン,マグネシウム,ベリリウム,イリジウ
ム,パラジウム,ロジウムの群から選択された少なくと
も1種の金属を分散した複合焼結体、又は、炭素中に、
炭化珪素,ベリリヤ,窒化アルミニウム,窒化硼素,窒
化珪素,アルミナ,ベリリヤもしくはアルミナを含有し
た炭化珪素,イットリヤもしくはカルシヤを含有した窒
化アルミニウムの群から選択された少なくとも1種のセ
ラミックスを分散した複合焼結体、又は、炭素中に上記
金属とセラミックスを分散した複合焼結体のいずれかで
あることを特徴とする金属化炭素部材。 - 【請求項11】請求項1記載の金属化炭素部材におい
て、前記金属層の表面が銅,ニッケル,銀,金,白金,
パラジウム,錫,鉛,アンチモン,アルミニウム,亜
鉛、もしくは、これらの合金であることを特徴とする金
属化炭素部材。 - 【請求項12】炭素を主体とする焼結体に、金属部材を
接合した金属化炭素部材であって、前記焼結体と前記金
属部材とが、活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう
材により接合されていることを特徴とする金属化炭素部
材。 - 【請求項13】炭素を主体とする焼結体に金属層を設け
た金属化炭素部材の製造方法において、前記焼結体に活
性金属を添加したろう材、又は、活性金属とろう材を接
触させ、真空中、又は、窒素,水素,ヘリウム,アルゴ
ン,ネオン,二酸化炭素,一酸化炭素,メタン,エタ
ン,プロパン,ブタン,ヘキサンから選択される少なく
とも1種の気体からなる雰囲気中で、前記焼結体を前記
ろう材の融点以上の温度に加熱して前記焼結体に金属層
を設けることを特徴とする金属化炭素部材の製造方法。 - 【請求項14】請求項13記載の金属化炭素部材の製造
方法において、上記活性金属がチタニウム,ジルコニウ
ム,ハフニウム,クロム,トリウム,リチウム,マグネ
シウム,カルシウム,ストロンチウム,バリウム,イッ
トリウム,ランタニウム,セリウム,プラセオジミウ
ム,ネオジミウム,サマリウム,ニオビウム,ガドリウ
ム,ダイポロシウム,ニッケル,カドミウム,バナジウ
ム,モリブデン,タングステン,ベリリウム,硼素,シ
リコン,ゲルマニウム,鉄,コバルトの群から選択され
た少なくとも1種の金属であることを特徴とする金属化
炭素部材の製造方法。 - 【請求項15】請求項13記載の金属化炭素部材の製造
方法において、上記ろう材が銀,銅,アルミニウム,
金,シリコン,ゲルマニウム,アンチモン,マンガン,
マグネシウムの群から選択された金属を主成分とするこ
とを特徴とする金属化炭素部材の製造方法。 - 【請求項16】チタニウム,ジルコニウム,ハフニウ
ム,クロムの群から選択された少なくとも1種の金属を
添加した、銀,銅,アルミニウム,金,シリコン,ゲル
マニウム,アンチモン,マンガン,マグネシウムの群か
ら選択されたいずれかの金属を主成分とする金属ろう
材。 - 【請求項17】半導体基体が載置部材上に搭載された半
導体装置において、炭素を主体とする焼結基体に活性金
属又は活性金属の炭化物を含むろう材層を接合して金属
層を設けた金属化炭素部材を、前記半導体基体と載置部
材との間に具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項18】請求項17記載の半導体装置において、
前記金属化炭素部材は電気伝導部又は熱伝導部であるこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項19】請求項17記載の半導体装置において、
前記活性金属がチタニウム,ジルコニウム,ハフニウ
ム,クロム,トリウム,リチウム,マグネシウム,カル
シウム,ストロンチウム,バリウム,イットリウム,ラ
ンタニウム,セリウム,プラセオジミウム,ネオジミウ
ム,サマリウム,ニオビウム,ガドリウム,ダイポロシ
ウム,ニッケル,カドミウム,バナジウム,モリブデ
ン,タングステン,ベリリウム,硼素,シリコン,ゲル
マニウム,鉄,コバルトの群から選択された少なくとも
1種の金属であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項20】請求項17記載の半導体装置において、
前記ろう材層は、銀,銅,アルミニウム,金,シリコ
ン,ゲルマニウム,アンチモン,マンガン,マグネシウ
ムの群から選択された金属を主成分とすることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項21】請求項17記載の半導体装置において、
前記活性金属又は活性金属の炭化物が、前記ろう材中の
濃度よりも高濃度で前記焼結基体の内部に浸入している
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項22】請求項17記載の半導体装置において、
前記焼結基体が純度99%以上で、相対密度が99%以
上である炭素焼結体であることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項23】請求項17記載の半導体装置において、
前記金属層の表面に、銅,ニッケル,銀,アルミニウム
から選択されたいずれかの金属、もしくは、この金属を
含む合金の板を設け、この板の上に半導体基体を接着し
たことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項24】請求項17記載の半導体装置が、回転装
置に給電する電気回路に組み込まれて上記回転装置の回
転速度を制御することを特徴とする電子装置。 - 【請求項25】炭素を主体とする焼結体に、活性金属又
は活性金属の炭化物を含むろう材層を接合し、ろう材層
に電気伝導配線となる銅線を接続した電動機用ブラシ。 - 【請求項26】炭素を主体とする焼結体からなる電極
に、活性金属又は活性金属の炭化物を含むろう材層を接
合し、該ろう材によって金属部材に前記電極を固定した
ことを特徴とする燃料電池発電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136937A JPH06321649A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 金属化炭素部材及びその製造方法ならびに金属化炭素部材を用いた半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136937A JPH06321649A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 金属化炭素部材及びその製造方法ならびに金属化炭素部材を用いた半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06321649A true JPH06321649A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15187032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5136937A Pending JPH06321649A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 金属化炭素部材及びその製造方法ならびに金属化炭素部材を用いた半導体装置 |
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1993
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