JPH06321792A - 副作用軽減剤 - Google Patents
副作用軽減剤Info
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- JPH06321792A JPH06321792A JP5138931A JP13893193A JPH06321792A JP H06321792 A JPH06321792 A JP H06321792A JP 5138931 A JP5138931 A JP 5138931A JP 13893193 A JP13893193 A JP 13893193A JP H06321792 A JPH06321792 A JP H06321792A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、医薬品による副作用軽減剤を提供
することを目的とするものであり、詳細にはシスプラチ
ン等の白金錯体の投与によって引き起こされる腎毒性、
血液毒性等の副作用を軽減させる化合物を提供すること
を目的とするものである。 【構成】 本発明は、和漢生薬(当帰、甘草、柴胡また
は軟紫根)、またはその原植物、若しくはその他同属植
物を粉砕し、10倍量程度の水性溶剤にて抽出し、抽出
液を濾過して得た濾液をエタノール沈殿及び透析等の操
作を行うことにより得られる多糖成分を有効成分として
含む医薬品による副作用の軽減剤である。上記した物質
を、例えば制癌剤であるシスプラチンと共に投与するこ
とにより、シスプラチンの効果を減じることなく、副作
用を軽減させることができる。
することを目的とするものであり、詳細にはシスプラチ
ン等の白金錯体の投与によって引き起こされる腎毒性、
血液毒性等の副作用を軽減させる化合物を提供すること
を目的とするものである。 【構成】 本発明は、和漢生薬(当帰、甘草、柴胡また
は軟紫根)、またはその原植物、若しくはその他同属植
物を粉砕し、10倍量程度の水性溶剤にて抽出し、抽出
液を濾過して得た濾液をエタノール沈殿及び透析等の操
作を行うことにより得られる多糖成分を有効成分として
含む医薬品による副作用の軽減剤である。上記した物質
を、例えば制癌剤であるシスプラチンと共に投与するこ
とにより、シスプラチンの効果を減じることなく、副作
用を軽減させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、副作用軽減剤に関する
ものであり、医薬品、特にシスプラチン等の白金錯体の
投与によって引き起こされる腎毒性、血液毒性等の副作
用を軽減させる化合物に関するものである。
ものであり、医薬品、特にシスプラチン等の白金錯体の
投与によって引き起こされる腎毒性、血液毒性等の副作
用を軽減させる化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】医薬品の投与によって引き起
こされる副作用は、臨床の場において非常に重要な問題
であり、医薬品の効果と副作用の関係は、密接なつなが
りを持っている。また、医薬品として有用な効果を有し
ているにもかかわらず、その副作用から開発が中止され
た化合物も多数存在している。
こされる副作用は、臨床の場において非常に重要な問題
であり、医薬品の効果と副作用の関係は、密接なつなが
りを持っている。また、医薬品として有用な効果を有し
ているにもかかわらず、その副作用から開発が中止され
た化合物も多数存在している。
【0003】制癌剤として臨床において多用されている
シスプラチンは、制癌活性は高いが、腎毒性や嘔吐とい
った副作用のため、使用が制限されている。また、副作
用を軽減させるために誘導されたカルボプラチンは、シ
スプラチンに比べ副作用は低くなっているものの、抗腫
瘍活性が低くなるといった問題がある。
シスプラチンは、制癌活性は高いが、腎毒性や嘔吐とい
った副作用のため、使用が制限されている。また、副作
用を軽減させるために誘導されたカルボプラチンは、シ
スプラチンに比べ副作用は低くなっているものの、抗腫
瘍活性が低くなるといった問題がある。
【0004】副作用が少なく、効果が高いといった医薬
品は理想的なものであり、このような医薬品の開発が望
まれている。特に制癌剤の分野では、上記したような医
薬品の開発または制癌活性を低下させることなく、副作
用を軽減させる化合物の開発が切望されていた。
品は理想的なものであり、このような医薬品の開発が望
まれている。特に制癌剤の分野では、上記したような医
薬品の開発または制癌活性を低下させることなく、副作
用を軽減させる化合物の開発が切望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意検討を行った結果、医薬品の効果を低
下させることなく、副作用を軽減させる物質を見いだ
し、本発明を完成するに至った。
を解決すべく鋭意検討を行った結果、医薬品の効果を低
下させることなく、副作用を軽減させる物質を見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は以下に示すごとくであ
る。
る。
【0007】(1) 和漢生薬(当帰、甘草、柴胡ま
たは軟紫根)、またはその原植物、若しくはその他同属
植物を粉砕し、10倍量程度の水性溶剤にて抽出し、抽
出液を濾過して得た濾液をエタノール沈殿及び透析等の
操作を行うことにより得られる多糖成分(以下、本発明
の有効成分という。)を有効成分として含む医薬品によ
る副作用の軽減剤。 (2) 副作用が白金の投与によって引き起こされ
る、(1)記載の副作用軽減剤。 (3) 白金錯体がシスプラチンである、(2)記載
の副作用軽減剤。 (4) 副作用が腎毒性または血液毒性である、
(1)記載の副作用軽減剤。
たは軟紫根)、またはその原植物、若しくはその他同属
植物を粉砕し、10倍量程度の水性溶剤にて抽出し、抽
出液を濾過して得た濾液をエタノール沈殿及び透析等の
操作を行うことにより得られる多糖成分(以下、本発明
の有効成分という。)を有効成分として含む医薬品によ
る副作用の軽減剤。 (2) 副作用が白金の投与によって引き起こされ
る、(1)記載の副作用軽減剤。 (3) 白金錯体がシスプラチンである、(2)記載
の副作用軽減剤。 (4) 副作用が腎毒性または血液毒性である、
(1)記載の副作用軽減剤。
【0008】以下、各和漢生薬の多糖成分を次の通りに
略す。 当帰の多糖成分: AR−1 甘草の多糖成分: GR−1 柴胡の多糖成分: BR−1 軟紫根の多糖成分: LR−1
略す。 当帰の多糖成分: AR−1 甘草の多糖成分: GR−1 柴胡の多糖成分: BR−1 軟紫根の多糖成分: LR−1
【0009】本発明の有効成分であるAR−1、GR−
1、BR−1及びLR−1は、すべて公知の物質であ
り、例えば次の文献に記載されている。 AR−1: Planta Medica 1984,
117−204 GR−1: PHYTOTHERAPY RESEAR
CH,VOL.5,206−210(1991) BR−1: PHYTOCHEMISTRY Vol.
27,No.10,pp.3163−3168 LR−1: INTERNATIONAL JOURN
AL OF IMMUNOPHARMACOLOGY
Vol.8,No.1,pp.71−82
1、BR−1及びLR−1は、すべて公知の物質であ
り、例えば次の文献に記載されている。 AR−1: Planta Medica 1984,
117−204 GR−1: PHYTOTHERAPY RESEAR
CH,VOL.5,206−210(1991) BR−1: PHYTOCHEMISTRY Vol.
27,No.10,pp.3163−3168 LR−1: INTERNATIONAL JOURN
AL OF IMMUNOPHARMACOLOGY
Vol.8,No.1,pp.71−82
【0010】AR−1、GR−1、BR−1及びLR−
1は、分子量10000以上の多糖を含んでおり、その
構成糖としてはアラビノース、ガラクトース、マンノー
ス、グルコース、ラムノース、ガラクツロン酸及びグル
クロン酸を含み、また少量のフコース及びキシロースを
含む。
1は、分子量10000以上の多糖を含んでおり、その
構成糖としてはアラビノース、ガラクトース、マンノー
ス、グルコース、ラムノース、ガラクツロン酸及びグル
クロン酸を含み、また少量のフコース及びキシロースを
含む。
【0011】本発明の有効成分は、例えば次のようにし
て得ることができる。
て得ることができる。
【0012】和漢生薬(当帰、甘草、柴胡及び軟紫
根)、またはその原植物、若しくはその他同属植物を粉
砕し、10倍量程度の水性溶剤にて抽出し、抽出液を濾
過して得た濾液をエタノール沈殿及び透析等の操作を行
うことにより、本発明の有効成分を得ることができる。
根)、またはその原植物、若しくはその他同属植物を粉
砕し、10倍量程度の水性溶剤にて抽出し、抽出液を濾
過して得た濾液をエタノール沈殿及び透析等の操作を行
うことにより、本発明の有効成分を得ることができる。
【0013】抽出する水性溶剤としては、水、特に精製
水が好ましく、抽出にあたっては熱時抽出が好ましい。
また、透析に際しては、流水または精製水に対し2〜5
日間程度行えばよい。
水が好ましく、抽出にあたっては熱時抽出が好ましい。
また、透析に際しては、流水または精製水に対し2〜5
日間程度行えばよい。
【0014】次に、本発明の有効成分の具体例を示し
て、詳細に説明する。
て、詳細に説明する。
【0015】[具体例1]上記4種の和漢生薬(当帰、
甘草、柴胡及び紫根:各100g)を精製水(1l)を
用いて、液量が半量になるまで煎出した後、濾過し、濾
液と残査に分別した。残査について、再び精製水(1
l)を用いて、同様の方法で煎出し、得られた濾液を合
わせて凍結乾燥し、熱水抽出エキスを得た。この熱水抽
出エキスを1g/10mlの割合で精製水を用いて再溶
解後、不溶物を遠心分離(6000rpm、4°C、3
0分間)により、除去した。得られた上清に4倍量のエ
タノールを加え、12時間以上室温で撹拌後、生成した
沈殿を遠心分離(6000rpm、4°C、30分間)
により回収した。この沈殿物を約1lの精製水に溶解
後、セルロース半透膜(ビスキング社製)を用いて、精
製水に対して4日間透析した。透析内液について遠心分
離(6000rpm、4°C、30分間)することによ
り不溶物を除去後、上清を凍結乾燥することにより、本
発明の有効成分を得た。
甘草、柴胡及び紫根:各100g)を精製水(1l)を
用いて、液量が半量になるまで煎出した後、濾過し、濾
液と残査に分別した。残査について、再び精製水(1
l)を用いて、同様の方法で煎出し、得られた濾液を合
わせて凍結乾燥し、熱水抽出エキスを得た。この熱水抽
出エキスを1g/10mlの割合で精製水を用いて再溶
解後、不溶物を遠心分離(6000rpm、4°C、3
0分間)により、除去した。得られた上清に4倍量のエ
タノールを加え、12時間以上室温で撹拌後、生成した
沈殿を遠心分離(6000rpm、4°C、30分間)
により回収した。この沈殿物を約1lの精製水に溶解
後、セルロース半透膜(ビスキング社製)を用いて、精
製水に対して4日間透析した。透析内液について遠心分
離(6000rpm、4°C、30分間)することによ
り不溶物を除去後、上清を凍結乾燥することにより、本
発明の有効成分を得た。
【0016】次に本発明の有効成分が医薬品の効果を低
下させることなく、副作用を軽減させることについて、
実験例を挙げて説明する。
下させることなく、副作用を軽減させることについて、
実験例を挙げて説明する。
【0017】[実験例1] 動物 Balb/cマウス(雌、7週齢)
【0018】ヒツジ赤血球懸濁液の調製法 健康な緬羊から採血を行い、得られた血液をAlsev
er溶液中で保存した。この保存血について、遠心分離
(2000rpm、4°C、10分間)を行い、上清を
除去することにより赤血球を得た。この赤血球を過剰の
生理食塩水を用いて懸濁後、遠心分離(2000rp
m、4°C、10分間)を行う操作を3回繰り返すこと
により、緬羊赤血球を洗浄した。本赤血球に赤血球の終
濃度が30%(V/V)になるように生理食塩水を加え
て懸濁後、本懸濁液を生理食塩水を用いて12倍に希釈
することによりヒツジ赤血球懸濁液(本懸濁液200μ
l当り約1×108個のヒツジ赤血球を含む)を調製し
た。
er溶液中で保存した。この保存血について、遠心分離
(2000rpm、4°C、10分間)を行い、上清を
除去することにより赤血球を得た。この赤血球を過剰の
生理食塩水を用いて懸濁後、遠心分離(2000rp
m、4°C、10分間)を行う操作を3回繰り返すこと
により、緬羊赤血球を洗浄した。本赤血球に赤血球の終
濃度が30%(V/V)になるように生理食塩水を加え
て懸濁後、本懸濁液を生理食塩水を用いて12倍に希釈
することによりヒツジ赤血球懸濁液(本懸濁液200μ
l当り約1×108個のヒツジ赤血球を含む)を調製し
た。
【0019】 Balb/cマウスへの本発明の有効
成分、シスプラチン及びヒツジ赤血球懸濁液の投与 ヒツジ赤血球懸濁液の投与(0日目)の7日前より、1
2日後までの連日、各本発明の有効成分水溶液(各40
0μl、本溶液400μl中本発明の有効成分が300
mg/kgの割合で含まれている)を経口ゾンデにて強
制的に経口投与した。また、シスプラチンの生理食塩水
溶液(500μl、本溶液500μl中シスプラチンが
5mg/kgの割合で含まれている。)をヒツジ赤血球
懸濁液投与の3日前から0日目まで4日間連日腹腔内投
与した。ヒツジ赤血球懸濁液は200μl(1×108
個ヒツジ赤血球)を0日目にBalb/cマウスの尾静
脈注射した。
成分、シスプラチン及びヒツジ赤血球懸濁液の投与 ヒツジ赤血球懸濁液の投与(0日目)の7日前より、1
2日後までの連日、各本発明の有効成分水溶液(各40
0μl、本溶液400μl中本発明の有効成分が300
mg/kgの割合で含まれている)を経口ゾンデにて強
制的に経口投与した。また、シスプラチンの生理食塩水
溶液(500μl、本溶液500μl中シスプラチンが
5mg/kgの割合で含まれている。)をヒツジ赤血球
懸濁液投与の3日前から0日目まで4日間連日腹腔内投
与した。ヒツジ赤血球懸濁液は200μl(1×108
個ヒツジ赤血球)を0日目にBalb/cマウスの尾静
脈注射した。
【0020】血漿中の抗ヒツジ赤血球抗体及び尿素窒
素の測定 血漿中の抗ヒツジ赤血球抗体(IgM)は酵素免疫測定
法(ELISA法)により測定した。血漿中の尿素窒素
(BUN)は市販の測定キットを用いて測定した。結果
を表1〜4に示す。
素の測定 血漿中の抗ヒツジ赤血球抗体(IgM)は酵素免疫測定
法(ELISA法)により測定した。血漿中の尿素窒素
(BUN)は市販の測定キットを用いて測定した。結果
を表1〜4に示す。
【0021】表1
【0022】表1に示すように、シスプラチン(5mg
/kg/回)の4回連続投与後の12日目までに非投与
群のマウス(非投与群、6匹)のうち、4匹がシスプラ
チンの毒性により死亡した。これに対しBR−1投与群
では全マウス(5匹)が12日以上生存し、有意な生存
率の上昇が認められ、また、AR−1、GR−1及びL
R−1の投与によってもシスプラチンの毒性によるマウ
スの死亡率の低下傾向が認められた。
/kg/回)の4回連続投与後の12日目までに非投与
群のマウス(非投与群、6匹)のうち、4匹がシスプラ
チンの毒性により死亡した。これに対しBR−1投与群
では全マウス(5匹)が12日以上生存し、有意な生存
率の上昇が認められ、また、AR−1、GR−1及びL
R−1の投与によってもシスプラチンの毒性によるマウ
スの死亡率の低下傾向が認められた。
【0023】表2
【0024】表2に示すように、シスプラチン投与した
マウスの血漿中の抗ヒツジ赤血球抗体価(IgMクラ
ス)に対し、非投与群に比較して本発明の有効成分投与
群は有意に血漿中の抗ヒツジ赤血球抗体価を上昇し、こ
れらの多糖成分の投与がシスプラチン投与マウスにおけ
るヒツジ赤血球に対する、抗体産生を増強することが明
らかになった。
マウスの血漿中の抗ヒツジ赤血球抗体価(IgMクラ
ス)に対し、非投与群に比較して本発明の有効成分投与
群は有意に血漿中の抗ヒツジ赤血球抗体価を上昇し、こ
れらの多糖成分の投与がシスプラチン投与マウスにおけ
るヒツジ赤血球に対する、抗体産生を増強することが明
らかになった。
【0025】表3
【0026】表3に示すように非投与群のマウス血漿に
はシスプラチンの腎毒性により血中尿素窒素(BUN)
が高く蓄積したのに対し、GR−1、BR−1及びLR
−1の投与によりBUNは、正常マウスと同レベルしか
検出されず、またAR−1の投与においても、非投与群
のBUNに比べて著しく、低いレベルのBUNの蓄積し
か起こっていないことが示唆された。
はシスプラチンの腎毒性により血中尿素窒素(BUN)
が高く蓄積したのに対し、GR−1、BR−1及びLR
−1の投与によりBUNは、正常マウスと同レベルしか
検出されず、またAR−1の投与においても、非投与群
のBUNに比べて著しく、低いレベルのBUNの蓄積し
か起こっていないことが示唆された。
【0027】表4
【0028】表4に示したように、いずれの本発明の有
効成分投与群においても、非投与群と比べて有意にBU
Nの蓄積が低下していることが明らかとなり、シスプラ
チン投与による腎毒性の発現が本発明の有効成分の投与
により軽減されていることが明かとなった。
効成分投与群においても、非投与群と比べて有意にBU
Nの蓄積が低下していることが明らかとなり、シスプラ
チン投与による腎毒性の発現が本発明の有効成分の投与
により軽減されていることが明かとなった。
【0029】上記の結果から、本発明の有効成分である
AR−1、GR−1、BR−1及びLR−1は、医薬品
による副作用の軽減剤として有用であることが確認され
た。
AR−1、GR−1、BR−1及びLR−1は、医薬品
による副作用の軽減剤として有用であることが確認され
た。
【0030】次に、本発明の有効成分の投与量および製
剤化について説明する。
剤化について説明する。
【0031】本発明の有効成分はそのまま、あるいは慣
用の製剤担体と共に動物および人に投与することができ
る。投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適
宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げ
られる。
用の製剤担体と共に動物および人に投与することができ
る。投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適
宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げ
られる。
【0032】経口剤として所期の効果を発揮するために
は、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、例
えば医薬品の投与1時間前に、通常成人で本発明の有効
成分の重量として500mg〜10gを、1日数回に分
けての服用が適当と思われる。
は、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、例
えば医薬品の投与1時間前に、通常成人で本発明の有効
成分の重量として500mg〜10gを、1日数回に分
けての服用が適当と思われる。
【0033】経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、
マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスタ
ーチ、無機塩類等を用いて常法に従って製造される。
マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスタ
ーチ、無機塩類等を用いて常法に従って製造される。
【0034】この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他
に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進
剤、矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
それぞれの具体例は以下に示す如くである。
に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進
剤、矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
それぞれの具体例は以下に示す如くである。
【0035】[結合剤]デンプン、デキストリン、アラ
ビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロー
ス、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロ
ゴール。
ビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロー
ス、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロ
ゴール。
【0036】[崩壊剤]デンプン、ヒドロキシプロピル
スターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチ
ルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
スターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチ
ルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
【0037】[界面活性剤]ラウリル硫酸ナトリウム、
大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート
80。
大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート
80。
【0038】[滑沢剤]タルク、ロウ類、水素添加植物
油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、ポリエチレングリコール。
油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、ポリエチレングリコール。
【0039】[流動性促進剤]軽質無水ケイ酸、乾燥水
酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム。
酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム。
【0040】また、本発明の化合物は、懸濁液、エマル
ジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与する
ことができ、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色
剤を含有してもよい。
ジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与する
ことができ、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色
剤を含有してもよい。
【0041】非経口剤として所期の効果を発揮するため
には、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、
通常成人で本発明の有効成分の重量として1日0.1m
g〜1gまでの静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が
適当と思われる。
には、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、
通常成人で本発明の有効成分の重量として1日0.1m
g〜1gまでの静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が
適当と思われる。
【0042】この非経口剤は常法に従って製造され、希
釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖
水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ
油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール等を用いることができる。
釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖
水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ
油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール等を用いることができる。
【0043】必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を
加えてもよい。また、この非経口剤は安定性の点から、
バイアル等に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により
水分を除去し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製
することもできる。
加えてもよい。また、この非経口剤は安定性の点から、
バイアル等に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により
水分を除去し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製
することもできる。
【0044】さらに、必要に応じて適宜、等張化剤、安
定剤、防腐剤、無痛化剤等を加えても良い。
定剤、防腐剤、無痛化剤等を加えても良い。
【0045】その他の非経口剤としては、外用液剤、軟
膏等の塗布剤、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、
常法に従って製造される。
膏等の塗布剤、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、
常法に従って製造される。
【0046】次に本発明の実施例を挙げて説明する。
【0047】[実施例1] コーンスターチ 44g 結晶セルロース 40g カルボキシメチル セルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0.5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 具体例1で得られたAR−1 10g 計 100g
【0048】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得
た。この錠剤一錠には、AR−1 20mgが含有され
ており、成人1日10〜25錠を数回にわけて服用す
る。
し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得
た。この錠剤一錠には、AR−1 20mgが含有され
ており、成人1日10〜25錠を数回にわけて服用す
る。
【0049】[実施例2] 結晶セルロース 84.5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g カルボキシメチル セルロースカルシウム 5g 具体例1で得られたGR−1 10g 計 100g
【0050】上記の処方に従って、およびの一部
を均一に混合し、圧縮成型した後、粉砕し、および
の残量を加えて混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠2
00mgの錠剤を得た。この錠剤一錠には、GR−1
20mgが含有されており、成人1日10〜25錠を数
回にわけて服用する。
を均一に混合し、圧縮成型した後、粉砕し、および
の残量を加えて混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠2
00mgの錠剤を得た。この錠剤一錠には、GR−1
20mgが含有されており、成人1日10〜25錠を数
回にわけて服用する。
【0051】[実施例3] 結晶セルロース 79.5g 10%ヒドロキシプロピル セルロースエタノール溶液 50g カルボキシメチル セルロースカルシウム 5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 具体例1で得られたBR−1 10g 計 145g
【0052】上記の処方に従って、およびを均一
に混合し、常法によりねつ和し、押し出し造粒機により
造粒し、乾燥・解砕した後、およびを混合し、打錠
機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。この
錠剤一錠には、BR−1 20mgが含有されており、
成人1日10〜25錠を数回にわけて服用する。
に混合し、常法によりねつ和し、押し出し造粒機により
造粒し、乾燥・解砕した後、およびを混合し、打錠
機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。この
錠剤一錠には、BR−1 20mgが含有されており、
成人1日10〜25錠を数回にわけて服用する。
【0053】[実施例4] コーンスターチ 84g ステアリン酸マグネシウム 0.5g カルボキシメチル セルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0.5g 具体例1で得られたLR−1 10g 計 100g
【0054】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、圧縮成型機にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、
篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、LR−1
100mgが含有されており、成人1日2〜5gを数
回にわけて服用する。
し、圧縮成型機にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、
篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、LR−1
100mgが含有されており、成人1日2〜5gを数
回にわけて服用する。
【0055】[実施例5] 結晶セルロース 86.5g 10%ヒドロキシプロピル セルロースエタノール溶液 35g 具体例1で得られたAR−1 10g 計 131.5g
【0056】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、ねつ和した。押し出し造粒機により造粒後、乾燥
し、篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、AR
−1 100mgが含有されており、成人1日2〜5g
を数回にわけて服用する。
し、ねつ和した。押し出し造粒機により造粒後、乾燥
し、篩別して顆粒剤を得た。この顆粒剤1gには、AR
−1 100mgが含有されており、成人1日2〜5g
を数回にわけて服用する。
【0057】[実施例6] コーンスターチ 89.5g 軽質無水ケイ酸 0.5g 具体例1で得られたGR−1 10g 計 100g
【0058】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、200mgを2号カプセルに充填した。このカプセ
ル剤1カプセルには、GR−1 20mgが含有されて
おり、成人1日10〜25カプセルを数回にわけて服用
する。
し、200mgを2号カプセルに充填した。このカプセ
ル剤1カプセルには、GR−1 20mgが含有されて
おり、成人1日10〜25カプセルを数回にわけて服用
する。
【0059】[実施例7] 注射用蒸留水 89.5g 大豆油 5g 大豆リン脂質 2.5g グリセリン 2g 具体例1で得られたBR−1 1g 全量 100g
【0060】上記の処方に従ってをおよびに溶解
し、これにとの溶液を加えて乳化し、注射剤を得
た。
し、これにとの溶液を加えて乳化し、注射剤を得
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 司 東京都港区白金5丁目9番1号 社団法人 北里研究所附属 東洋医学総合研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 和漢生薬(当帰、甘草、柴胡または軟紫
根)、またはその原植物、若しくはその他同属植物を粉
砕し、10倍量程度の水性溶剤にて抽出し、抽出液を濾
過して得た濾液をエタノール沈殿及び透析等の操作を行
うことにより得られる多糖成分を有効成分として含む医
薬品による副作用の軽減剤。 - 【請求項2】 副作用が白金の投与によって引き起こさ
れる、請求項1記載の副作用軽減剤。 - 【請求項3】 白金錯体がシスプラチンである、請求項
2記載の副作用軽減剤。 - 【請求項4】 副作用が腎毒性または血液毒性である、
請求項1記載の副作用軽減剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138931A JPH06321792A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 副作用軽減剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138931A JPH06321792A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 副作用軽減剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06321792A true JPH06321792A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15233494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138931A Pending JPH06321792A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 副作用軽減剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06321792A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100501039B1 (ko) * | 2000-08-23 | 2005-07-18 | 한국 한의학 연구원 | 잎새버섯 추출물을 포함하는 화학요법 항암제시스플라틴의 부작용 억제제 |
| EP1435963A4 (en) * | 2001-09-24 | 2005-10-26 | Tosk Inc | CISPLATIN FORMULATIONS WITH REDUCED TOXICITY AND USE METHOD THEREFOR |
| JP2017160309A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 株式会社常磐植物化学研究所 | カンゾウ根から高分子多糖類を抽出する方法 |
| KR101985965B1 (ko) * | 2018-01-03 | 2019-09-03 | 원광대학교산학협력단 | 복합 생약 추출물을 유효성분으로 함유하는, 시스플라틴에 의한 부작용 예방, 개선 또는 치료용 약학적 조성물 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP5138931A patent/JPH06321792A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100501039B1 (ko) * | 2000-08-23 | 2005-07-18 | 한국 한의학 연구원 | 잎새버섯 추출물을 포함하는 화학요법 항암제시스플라틴의 부작용 억제제 |
| EP1435963A4 (en) * | 2001-09-24 | 2005-10-26 | Tosk Inc | CISPLATIN FORMULATIONS WITH REDUCED TOXICITY AND USE METHOD THEREFOR |
| JP2017160309A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 株式会社常磐植物化学研究所 | カンゾウ根から高分子多糖類を抽出する方法 |
| KR101985965B1 (ko) * | 2018-01-03 | 2019-09-03 | 원광대학교산학협력단 | 복합 생약 추출물을 유효성분으로 함유하는, 시스플라틴에 의한 부작용 예방, 개선 또는 치료용 약학적 조성물 |
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