JPH06322175A - 抗菌性樹脂組成物及びその使用方法及び成形品 - Google Patents

抗菌性樹脂組成物及びその使用方法及び成形品

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JPH06322175A
JPH06322175A JP11157993A JP11157993A JPH06322175A JP H06322175 A JPH06322175 A JP H06322175A JP 11157993 A JP11157993 A JP 11157993A JP 11157993 A JP11157993 A JP 11157993A JP H06322175 A JPH06322175 A JP H06322175A
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antibacterial
resin composition
resin
antimicrobial
ceramic powder
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JP11157993A
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Kazuhiro Kinoshita
和博 木下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛生状態を良好に保つ為に、永続的かつ恒常
的に抗菌性を有し、安全性や利便性に優れるとともに、
黄色ブドウ状球菌に対する抗菌性にも優れた抗菌性樹脂
組成物及びその使用方法及び成形品を提供する。 【構成】 エポキシ樹脂に、抗菌性セラミックス粉粒体
(SiO277.0重量%,Al2316.5重量%,L
2O4.2重量%,Na2O0.7重量%を含む。また、
Fe23,Ti2O,CaO,MgOを各々微量含む)
を混入し、図1に示すように、これを抗菌性セラミック
スを含まないポリエチレン製のボード1の表面に塗装し
て、抗菌性セラミックス粉粒体3を含むエポキシ樹脂層
5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永続的かつ恒常的に抗
菌性を有し、安全性や利便性に優れるとともに、黄色ブ
ドウ状球菌に対する抗菌性にも優れた抗菌性樹脂組成物
及びその使用方法及び成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に病院や調理場など、衛生
状態を良好に保つ必要のある場所では、様々な方法で抗
菌処理が行われており、その方法としては、洗剤による
水洗除菌、冷温防菌、蒸気洗浄による殺菌、紫外線殺
菌、熱風乾燥による殺菌、殺菌薬液による殺菌、真空防
菌、煮沸による殺菌などが挙げられます。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の抗菌処理方法では、細菌汚染された表面に対する抗
菌処理効果が一時的なものに過ぎないという欠点があり
ます。また、抗菌剤や洗剤の種類の中には、人体に悪影
響を与える危険性を有するものがあり、安全性の上で問
題があります。更に、これらの抗菌処理方法の実施は、
便利性に欠けるという問題もあり、その上、上記従来の
抗菌処理方法においては、黄色ブドウ状球菌に対する殺
菌・防菌対策が困難であるという問題もあります。
【0004】つまり、従来の抗菌処理方法においては、
以下に列挙する課題がありますので、これらを同時に解
決することが望まれていました。 (イ)抗菌力の永続性 (ロ)抗菌力の恒常性 (ハ)抗菌処理方法の安全性 (ニ)抗菌処理方法の利便性 (ホ)黄色ブドウ状球菌に対する抗菌性 本発明は、上記課題を解決するためになされ、永続的か
つ恒常的に抗菌性を有し、安全性や利便性に優れるとと
もに、特に黄色ブドウ状球菌に対する抗菌性にも優れた
抗菌性樹脂組成物及びその使用方法及び成形品を提供す
ることを目的とするものです。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、抗菌性セラミックス粉粒体を樹脂
基材に混入したことを特徴とする抗菌性樹脂組成物を要
旨とする。
【0006】また、請求項2の発明は、前記抗菌性セラ
ミックス粉粒体がリチウムを含有することを特徴とする
前記請求項1記載の抗菌性樹脂組成物を要旨とする。更
に、請求項3の発明は、前記請求項1記載の抗菌性樹脂
組成物を塗装対象物に塗装して使用することを特徴とす
る抗菌性樹脂組成物の使用方法を要旨とする。
【0007】また、請求項4の発明は、前記請求項1記
載の抗菌性樹脂組成物からなる成形品を要旨とする。次
に、上述した発明の構成内容について詳しく述べる。 前記抗菌性セラミックス粉粒体は、抗菌性を有するも
のであればその組成に限定はないが、特にリチウムを含
むセラミックスが優れた抗菌作用を発揮するので好まし
い。具体的には、例えば、SiO2を70.0〜80.0
重量%、Al2 3を10.0〜20.0重量%、Li2
を1.0〜10.0重量%程度含んだセラミックス粉粒体
を使用することができる。また、この粉粒体には、Na
2O,Fe23,Ti2O,CaO,MgOなどの金属酸
化物を含んでいてもよい。
【0008】前記抗菌性セラミックス粉粒体の前記樹脂
基材に対する混合量は、少なすぎては抗菌効果が低いの
で、樹脂塗装の場合は、樹脂基材1kgに対して、抗菌
性セラミックス粉粒体300g以上が適量である。ま
た、成形品として使用する場合は、樹脂基材1kgに対
して200g以上が適量である。尚、抗菌性セラミック
ス粉粒体の粒度は、200から400メッシュ程度が好
ましい。
【0009】前記樹脂基材としては、例えば、炭化水
素系樹脂(ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレ
ンなど),含ハロゲン系樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデンなど),アクリル系樹脂,酢酸ビニル系樹
脂,ポリエステル系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリエー
テル系樹脂,フェノール系樹脂,アミノ系樹脂,ウレタ
ン系樹脂,エポシキ樹脂等の公知の合成樹脂が挙げられ
る。また、前記樹脂基材は天然樹脂であってもよい。
尚、これらの樹脂基材は、必要に応じて所望の色に着色
したり、可塑剤や劣化防止剤、光安定剤などの添加剤を
加えても差しつかえない。
【0010】特に請求項3の発明の抗菌性樹脂組成物
の使用方法は、抗菌処理を施すべき対象物に樹脂塗装を
行なう方法である。この場合は、例えば、上述の樹脂基
材の中から、アクリル系樹脂,ウレタン系樹脂,エポシ
キ系樹脂,フェノール系樹脂,ポリエステル系樹脂など
をバインダーとして選び、スプレー、転写方式、あるい
は刷毛による塗装など常法に従って塗装対象物に塗装す
れば、抗菌性セラミックスを含んだ樹脂塗膜が形成され
る。塗装される対象物の材質は、金属、コンクリート、
木材、プラスチックあるいはシート基材など、塗装可能
なものであれば特に限定はない。このシート基材として
は、例えば、木綿、麻、ポリエステル繊維、アクリル繊
維、ポリアミド繊維及びこれらの混合繊維よりなる織布
又は不織布、編布、あるいはポリエチレンシート、ポリ
プロピレンシート等のプラスチックシートなどが挙げら
れる。尚、塗装表面は、被塗装物の全面に塗装してもよ
く、あるいは適当な模様を描くように(例えば水玉模様
などに)塗装してもよい。
【0011】また、請求項4の抗菌性樹脂組成物より
なる成形品は、例えば押出成形、射出成形、圧縮成形な
ど公知の成形法によって、所望の形状に成形して製造す
ることができる。
【0012】
【作用】本発明の抗菌性樹脂組成物は、抗菌性セラミッ
クス組成物が有する永続的かつ恒常的な防菌力及び殺菌
力によって、樹脂基材の表面などに存在する細菌を死
滅、減少させ、新たな細菌繁殖による汚染を防止すると
ともに、二次的に防臭効果をも発揮する。つまり、本発
明の抗菌性樹脂組成物は、永続的かつ恒常的な抗菌性を
発揮して、常に良好な衛生状態を保つことができるもの
である。しかも、樹脂基材に混入される抗菌性セラミッ
クス粉粒体は、人体に対して無害であるので、人が抗菌
性樹脂組成物の表面に触れても、何ら悪影響を与えるこ
とはなく、きわめて安全性が高いものである。
【0013】更に特筆すべきことは、抗菌性セラミック
ス粉粒体は、黄色ブドウ状球菌に対しても優れた抗菌性
を示すので、本発明の抗菌性樹脂組成物は、従来しばし
ば困難となっていた黄色ブドウ状球菌の殺菌・防菌を達
成することができる。この様な作用を有する抗菌性樹脂
組成物の使用対象としては、様々なものが挙げられる。
例えば、病院や調理場、トイレなど、衛生状態を常に良
好に保つ必要のある場所の床、壁、天井等に好適に使用
することができる。また、台所の調理台や食器棚、まな
板、食卓テーブルに使用することができる。その他の家
庭用品として、洗面器、ゴミ箱、衣料用防カビケース、
浴槽等にも用いられる。更に、建築用では、各種ボード
や防カビシート等に用いられる。また、食品業務用で
は、魚肉受けマット等に用いられる。その他には、医療
用品保管ケース等にも用いられる。尚、これらの使用対
象に対する使用方法は、樹脂塗装でもよく、あるいは成
形品として使用してもよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 [実施例1]エポキシ樹脂に、抗菌性セラミックス粉粒
体(SiO277.0重量%,Al2316.5重量%,
Li2O4.2重量%,Na2O0.7重量%を含む。ま
た、Fe23,Ti2O,CaO,MgOを各々微量含
む)を混入し、図1に示すように、これをポリエチレン
製のボード1の表面に塗装して、抗菌性セラミックス粉
粒体3を含むエポキシ樹脂層5を形成することができ
る。尚、ボード1の一方の面のみに、エポキシ樹脂層5
を形成してもよい。 [実施例2]エポキシ樹脂に、実施例1と同様な抗菌性
セラミックス粉粒体を混入し、これを、図2に示すよう
に、綿織布7に水玉状に塗装して、抗菌性セラミックス
粉粒体を含むエポキシ樹脂層9を形成した。尚、この水
玉状のエポキシ樹脂層9の1個の大きさd及び水玉と水
玉の距離lは、約1.0mm程度である。
【0015】そして、このエポキシ樹脂層9が塗布され
た綿織布7を試料として、黄色ブドウ状球菌に対する抗
菌性試験を行った。試験方法は、抗菌防臭加工製品の加
工効果評価マニュアル・菌数測定法(繊維製品衛生加工
協議会、昭和63年)に従って行った。
【0016】即ち、滅菌した液体ブイヨンに下記の試験
菌を懸濁させ、この液を0.2gの試験片上に0.2ml
接種(菌数は約34万個)し、温度37℃で18時間培
養した後、取り出した。 ・試験菌: 黄色ブドウ状球菌・スタフィロコッカス
オーレオス(Staphylococcus aureus ATTC 6538P(IFO 1
2732)) そして、培養前後の試験片上の生菌数を測定し、下記の
計算式により菌数の増減比、増減値及び増減値差を算出
した。
【0017】・菌数増減比=(18時間培養後の試験片
上の生菌数)/(培養直前の生菌数(植付け菌数)) ・菌数増減値=Log10(菌数増減比) ・菌数増減値差=無加工試料の菌数増減値−加工試料の
菌数増減値 尚、本試験においては、無加工試料として局方ガーゼを
用いた。
【0018】実施例2の綿織布7及び無加工試料(局方
ガーゼ)について、菌数増減比、菌数増減値及び菌数増
減値差を求めた結果を下記表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1の結果より、実施例2の綿織布7は、
黄色ブドウ状球菌に対して優れた抗菌性を発揮すること
が判った。 [実施例3]ポリエチレンの中に、実施例1と同様な抗
菌性セラミックス粉粒体を混入し、これを成形加工し
て、図3に示すようなボード11を製作することができ
る。このボード11は、ポリエチレン樹脂基材13の内
部に、抗菌性セラミックス粉粒体15がまんべんなく分
散されて混入されたものである。
【0021】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の抗菌性樹脂組成
物は、抗菌性セラミックス粉粒体が混入されているの
で、永続的かつ恒常的な抗菌性を有し、安全性や利便性
に優れているとともに、黄色ブドウ状球菌に対する抗菌
性にも優れるという顕著な効果をがある。よって、樹脂
基材の表面に存在する細菌を死滅・減少させ、新たな細
菌の繁殖による汚染を防止し、常に良好な衛生状態を保
つことができる。
【0023】特に、本発明の抗菌性樹脂組成物を抗菌処
理を施すべき対象物に塗装して使用すれば、従来煩雑な
方法で繰り返し抗菌処理を施していた対象物に対して、
一度塗装するだけで容易に永続的かつ恒常的な抗菌作用
を与えることができる。したがって、従来の抗菌処理法
で費やしていた経費や時間を大きく節約することができ
る。
【0024】更に、本発明の抗菌性樹脂組成物よりなる
成形品の場合も、永続的かつ恒常的な抗菌作用を発揮す
ることができるので、従来の抗菌処理法で費やしていた
経費や時間を大きく節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のボードを示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例2の綿織布を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の実施例3のボードを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ボード 3…抗菌性セラミックス粉粒体 5
…エポキシ樹脂層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性セラミックス粉粒体を樹脂基材に
    混入したことを特徴とする抗菌性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記抗菌性セラミックス粉粒体がリチウ
    ムを含有することを特徴とする前記請求項1記載の抗菌
    性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の抗菌性樹脂組成物を
    塗装対象物に塗装して使用することを特徴とする抗菌性
    樹脂組成物の使用方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の抗菌性樹脂組成物か
    らなる成形品。
JP11157993A 1993-05-13 1993-05-13 抗菌性樹脂組成物及びその使用方法及び成形品 Pending JPH06322175A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08325435A (ja) * 1995-05-31 1996-12-10 Noritake Co Ltd 抗菌性メラミン樹脂成形粉並びにその成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08325435A (ja) * 1995-05-31 1996-12-10 Noritake Co Ltd 抗菌性メラミン樹脂成形粉並びにその成形品

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