JPH0632220Y2 - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JPH0632220Y2
JPH0632220Y2 JP1988142366U JP14236688U JPH0632220Y2 JP H0632220 Y2 JPH0632220 Y2 JP H0632220Y2 JP 1988142366 U JP1988142366 U JP 1988142366U JP 14236688 U JP14236688 U JP 14236688U JP H0632220 Y2 JPH0632220 Y2 JP H0632220Y2
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JP
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coating liquid
cartridge
air exchange
capillary force
passage
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巧 黒河
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 封栓したカートリッジを、後端に開栓部を形成した塗布
液吸蔵体の後方に配し、カートリッジを開栓することで
塗布液吸蔵体に塗布液を供給するようになした塗布具に
関する。ここで、塗布具の一例としては、万年筆、筆等
の一般的な筆記具の他、アイライナー、リップカラー等
の化粧具とか、液体調味料の吐出具など挙げられる。
(従来の技術) 上記した種の塗布具、即ち、毛細管力によって塗布液を
収容する塗布液室である、例えば、繊維の集合体とか連
通多孔質の発泡体などからなる、塗布液吸蔵体の後部
に、毛細管力によらず塗布液を収容する塗布液室である
カートリッジを配した塗布具は種々知られている。カー
トリッジは、例えば、カートリッジ内部に落ちこむよう
固定した球状の栓とか破ることができるように薄肉部と
した栓とかで予め封してあり、このカートリッジを開栓
することにより、塗布液の消費に応じて塗布液吸蔵体に
塗布液を補ったり、また、使用開始まではカートリッジ
のみに塗布液を収容しておくことで、予め塗布液吸蔵体
に塗布液を収容しておくと生じる腐敗など塗布液の経時
変化を防止できるなどの利点を有する。ここで、カート
リッジの開栓は、塗布液吸蔵体の後端に開栓部を形成し
ておき、一方向に押圧したり螺合を進めたりしてカート
リッジを塗布液吸蔵体の方向に移動させ、開栓部にカー
トリッジの栓を当てて行なうのが一般的である。例え
ば、実公昭46−27048号公報に記載のものなど、
切断刃で栓を突き破るものとなっている。
早く再使用するには、あるいは早く使用開始するには、
開栓したカートリッジから塗布液吸蔵体へ塗布液を速や
かに供給できることが望ましい。そして、そのために
は、開栓部に、毛細管力によって塗布液を吸収する塗布
液導出部材とともに、カートリッジ内部と塗布具外界を
連通させる空気交換路を設けておくのがよい。空気交換
路が存在することにより、塗布液導出部材が塗布液を吸
収するのと置換的に空気交換路を通じて外気がカートリ
ッジ内に入るので、カートリッジ内部の負圧化を抑制し
てカートリッジ内部から積極的に塗布液を出すことがで
きる。尚、塗布液導出部材は塗布液吸蔵体に連続するも
ので、特開昭62−199494号公報に記載があるよ
うに、塗布液吸蔵体の一部そのものであってもよい。
(考案が解決しようとする課題) 空気交換路が、本来の目的のとおり、空気の通り道とし
てだけ機能すれば、従って、塗布液の侵入路とならなけ
れば、空気交換路に対して格別配慮する必要はない。ま
さに、空気交換路の全長に渡って、塗布具外界からカー
トリッジ内部に通じる隙間となるものを適宜設けておけ
ばよい。しかし、基本的に、塗布液は空気交換路を開栓
部の壁面に伝わって侵入路としてしまう。加えて、カー
トリッジ開栓にあたっての塗布液移動は、必ずしも穏や
かであるとは限らない。カートリッジ開栓にあたって栓
がカートリッジ内部に向かう方向に移動することによ
り、カートリッジ内の圧力は上昇する。このとき、ゆっ
くり開栓すれば、少量の塗布液しか出ない開口量で開栓
が始まり、そのまま徐々に開口量が増加するので、この
内圧上昇によって勢いよく出ようとする塗布液も、その
勢いを殺される。しかし、勢いよく開栓するときは、カ
ートリッジ内部の圧力上昇も急激になり、しかも短時間
で大きく開口するので、開栓と同時に塗布液も勢いよく
比較的多量に出てしまう。即ち、カートリッジ開栓にあ
たっての塗布液は、カートリッジの開栓速度の影響を受
け、開栓速度が遅ければ穏やかに移動するが、開栓速度
が早ければカートリッジから噴出するような激しい移動
をするものにもなる。そして、このような塗布液の移動
が、ややもすると、所望しない方向に向かうものとな
る。やはり、空気交換路が塗布液の侵入路となるのであ
る。
勿論、塗布液導出部材が塗布液の本来の侵入路として存
在するから、上記したようにして生じる塗布液の空気交
換路への侵入量は決して多くはない。しかし、ときとし
て、重力の影響でやがては外部へ漏れ出てしまうに十分
な量となることもある。このとき、例えば、空気交換路
の外界に対する開口量、即ち空気孔の断面積が小さくな
っている場合など、仮に、空気交換路のどこかに断面積
の小さなところがあれば、この断面積の小さいところが
流れてきた塗布液を毛細管力によって保持し、貯溜する
ものとなるので、塗布液は、カートリッジ開口時に直ち
に重力で外部に漏れ出すことはない。しかし、それで
も、この断面積の小さなところで、塗布液は、空気交換
路を遮断し、カートリッジ内部につながる密閉空間を形
成するので、温度変化などによるカートリッジ内部の体
積変化により、結局は、漏れ出る力を受けるものとな
る。
空気交換路が塗布液の侵入路になることはやむを得ない
としても、漏れ出すことを防止する留意が必要な訳であ
る。
(課題を解決するための手段) 開栓部における空気交換路に対して配慮することによ
り、上記課題を解決できる。具体的には、カートリッジ
開栓にあたって、空気交換路に塗布液が侵入しても、空
気交換路が開口部のところでこの侵入した塗布液を毛細
管力によって保持し、貯溜するものとする。開栓部のと
ころにおける空気交換路を、塗布液を毛細管力によって
貯溜する隙間(毛細管路)とするのである。これによっ
て、塗布液が更に空気交換路に侵入することを抑制す
る。但し、塗布液導出部材から塗布具吸蔵体に塗布液が
移動することによるカートリッジ内部の圧力低下に応じ
て、この貯溜した塗布液を、カートリッジ内部に後退さ
せる、あるいは、塗布液吸蔵体側へと直接移動させるよ
うにするために、この毛細管路としての毛細管力は塗布
液導出部材の毛細管力よりも弱くしておかなければなら
ない。即ち、本考案は、封栓したカートリッジを、後端
に開栓部を形成した塗布液吸蔵体の後方に配し、カート
リッジを開栓することで塗布液吸蔵体に塗布液を供給す
るようになした塗布具であって、前記開栓部に、塗布液
吸蔵体に連続し毛細管力によって塗布液を吸収する塗布
液導出部材と、カートリッジ内部と塗布具外界を連通さ
せる空気交換路とを設けたものにおいて、前記空気交換
路を、塗布液導出部材の毛細管力よりは弱いけれど塗布
液を毛細管力によって貯溜する毛細管路として形成して
なる塗布具を要旨とする。
(作用) 上述したように、カートリッジ開栓にあたって、空気交
換路に塗布液が侵入しても、空気交換路が開口部のとこ
ろでこの付着した塗布液を保持し、貯溜することによっ
て、空気交換路への更なる塗布液の侵入を抑制する。そ
して、この侵入した塗布液は、塗布液導出部材から塗布
具吸蔵体に塗布液が移動することによるカートリッジ内
部の圧力低下に応じて、カートリッジへと後退する。あ
るいは、塗布液吸蔵体側へと直接移動する。
(実施例) 添付第1図乃至第6図に基づいて第1実施例の説明をす
る。ウレタンのような多孔質発泡体を意識して描いたペ
ン先1とこのペン先1に前部を挿入する繊維収束体など
からなる中継芯2とを取り付けたチップホルダー3を軸
4の先端に取り付けてある。ここで、軸4のチップホル
ダー3を取り付ける内壁には適宜数のリブあるいは溝を
形成してあり、これにより、空気交換路の外界に対する
開口部となる空気孔5を確保している(第2図参照)。
中継芯2の後部は、側壁部分を必要に応じてフィルムな
どで被覆した、繊維集合体とか連通多孔質発泡体などか
らなる塗布液吸蔵体6内に伸びており、軸4の内壁に形
成したリブ7(第1図など点線で示したところもある)
が、この塗布液吸蔵体6の前方並びに側方の変位を防止
しながら空気孔5に連通する空気交換路を確保している
(第3図参照)。
この塗布液吸蔵体6の後部に環状体8を配してある。リ
ブ7の後端に当接するよう軸4に圧入してあり、塗布液
吸蔵体6の後部を挿入して後方変位を防止している。こ
の環状体8は、テーパー状となった後端部を有し、図示
のものにおける開栓部を構成しているものであり、内部
に連通多孔質ウレタンなど毛細管力により塗布液を吸収
できる塗布液導出部材9を、また、外壁に溝10を有し
ている。溝10は、十分に小さい断面積を有し、また、
環状体8の後端手前まで後延するとともに塗布液導出部
材9よりもやや前方まで前延している。
この状態で溝10はリブ7によって封されず、従って、
溝10は空気孔5からの空気の導入路の一部となってい
る(第4図参照)。また、塗布液吸蔵体6と塗布液導出
部材9とは接している。
更に、カートリッジ11が、この環状体8の後方にあっ
て、後端を軸4から突出している。軸4の尾栓を兼ねた
ものとなっている訳で、軸4との間には圧入力が働いて
いるが、軸4に対して前方に所定量の摺動ができるもの
となっている。また、先端には、薄肉部を形成した栓部
材12を有しており、この栓部材12に環状体8の後部
が位置している。環状体8の溝10は栓部材12の内壁
とにより部分的に孔状になっている(第5図参照)。
カートリッジ11を軸4に対して前進させると、環状体
8のテーパー状後端部が栓部材12の薄肉部を突き破
る。カートリッジ11の内圧が高くなり、出始めた塗布
液は、本来、塗布液導出部材9へと移動するが、前述し
たように、一部は環状体8の孔状となっている溝10の
方にも侵入する。自由に侵入し、自由に空気交換路を外
界へと前進してはいけないので、この侵入塗布液を速や
かに貯溜できるものとなっている。即ち、前述した溝1
0の大きさは、この孔状になっている部分から毛細管力
により塗布液を貯溜できるものとなっている。但し、こ
の毛細管力の大きさは、塗布液導出部材9の毛細管力よ
りは弱い。それゆえ、この溝10に貯溜された塗布液
は、カートリッジ11内部の塗布液が塗布液導出部材
9、更には塗布液吸蔵体6へ移動することによる、カー
トリッジ11の内圧低下に応じ、やがて、潮が引くよう
にカートリッジ11内部に戻り、その後から空気をカー
トリッジ11へと侵入させる。カートリッジ11内部に
戻った塗布液は、塗布液導出部材9から塗布液吸蔵体6
へと移動する。尚、参照符号13はキャップ、同14は
塗布液の撹拌球である。
次に、第7図乃至第10図に基づいて第2実施例の説明
をする。尚、前例と基本的に同一の部位には同一の参照
符号を使用する。
本例のものが前例のものと異なる点は、環状体8の溝1
0を、塗布液導出部材9を配した内壁面、それも図面の
下方側の面に形成しているところにある。図面上方側の
内壁面に形成してもよいが、なるべく毛細管部分9への
塗布液移動を優先した方が好ましいことによる。この本
例のものの場合、塗布液の移動は、次のとおりとなる。
カートリッジ11を押圧し、栓部材12の薄肉部が破
れ、塗布液が出来ると、その一部は環状体8の溝10に
侵入し、そこに貯溜する。溝10は前例のものと同様、
毛細管力による塗布液の貯溜はできるが、塗布液導出部
材9の毛細管力よりは弱い。従って、その後のカートリ
ッジ11の内圧低下により、溝10に空気が入り込むの
につれて、塗布液は、カートリッジ11内部に後退する
ものも一部あるかも知れないが、塗布液導出部材9を通
って、あるいは直接に塗布液吸蔵体6へと移動する。
以上、2例を示したが、その他にも種々なせる。例え
ば、カートリッジの内圧上昇は高くなり易いけれど、球
状栓をカートリッジとすることもできる。また例えば、
前2例では、カートリッジに軸の尾栓を兼ねさせたが、
そうでなくてもよい。後端を閉じた軸を使用したり、別
途の尾栓を使用したりしてもよい。その他、ペン先も、
毛を束ねた筆穂とか、その他適宜のものとできるし、中
継芯も、ペン先が繊維収束体製である場合のように適宜
ペン先と一体のものとすることもできる。部材の一体
化、別体化はその他も適宜であり、例えば、空気孔は、
チップホルダーを軸と一体のものとし、軸に単に貫通孔
を設けることでも確保できるし、また、チップホルダー
の外側面に溝等を形成することでも確保できる。環状体
も、例えば、軸を前軸と後軸に分け、その前軸と一体の
ものとすることもできる。従って、開栓部の形成も適宜
である。更に、塗布液導出部材と塗布液吸蔵体も、塗布
液導出部材の毛細管力を塗布液吸蔵体の毛細管力より弱
くしておき、毛細管力を実質的に発揮しないカートリッ
ジとの極端な毛細管力の差を低減する方が、よりカート
リッジから塗布液吸蔵体への塗布液移動が速やかになる
ので前2例のように分離させた方が好ましいが、両者一
体にすることもできる。また、空気交換路も、直線状の
ものではなく、例えば、螺旋状のものとしたり、適宜複
数形成することもできるし、貯溜した塗布液の逃げ出し
を良くするために塗布液に対する撥性を付与してもよ
い。
(考案の効果) 本考案に係る塗布具においても、空気交換路はカートリ
ッジからの塗布液の侵入路となる。しかし、カートリッ
ジ開栓にあたって、また、カートリッジ開栓後、この塗
布液が外界に漏れ出すことは防止できる。従って、カー
トリッジに収容した塗布液を速やかに塗布液吸蔵体に供
給する上で極めて都合のよいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を説明するための縦断面図、第2図
は第1図のA−A線横断面図、第3図は第1図のB−B
線横断面図、第4図は第1図のC−C線横断面図、第5
図は第1図のD−D線横断面図、第6図は第1図の状態
からカートリッジを押圧した後の状態を示す要部縦断面
図、第7図は第2実施例を説明するための要部縦断面
図、第8図は第7図のE−E線横断面図、第9図は第7
図のF−F線横断面図、第10図は第7図の状態からカ
ートリッジを押圧した後の状態を示す要部縦断面図。 1……ペン先、2……中継芯、3……チップホルダー、
4……軸、5……空気孔、6……塗布液吸蔵体、7……
リブ、8……環状体、9……塗布液導出部材、10……
溝、11……カートリッジ、12……栓部材、13……
キャップ、14……撹拌球。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】封栓したカートリッジを、後端に開栓部を
    形成した塗布液吸蔵体の後方に配し、カートリッジを開
    栓することで塗布液吸蔵体に塗布液を供給するようにな
    した塗布具であって、前記開栓部に、塗布液吸蔵体に連
    続し毛細管力によって塗布液を吸収する塗布液導出部材
    と、カートリッジ内部と塗布具外界を連通させる空気交
    換路とを設けたものにおいて、前記空気交換路を、塗布
    液導出部材の毛細管力よりは弱いけれど塗布液を毛細管
    力によって貯溜する毛細管路として形成してなる塗布
    具。
JP1988142366U 1988-10-31 1988-10-31 塗布具 Expired - Lifetime JPH0632220Y2 (ja)

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JPH0261480U JPH0261480U (ja) 1990-05-08
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ID=31408251

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604789Y2 (ja) * 1978-09-22 1985-02-12 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JPS62199494A (ja) * 1986-02-28 1987-09-03 益山興業株式会社 液体化粧料用筆記具

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JPH0261480U (ja) 1990-05-08

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