JPH06322264A - 自転車ホイール用樹脂組成物 - Google Patents

自転車ホイール用樹脂組成物

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JPH06322264A
JPH06322264A JP13008593A JP13008593A JPH06322264A JP H06322264 A JPH06322264 A JP H06322264A JP 13008593 A JP13008593 A JP 13008593A JP 13008593 A JP13008593 A JP 13008593A JP H06322264 A JPH06322264 A JP H06322264A
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
polyamide
parts
resin
resin composition
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13008593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ebara
賢司 江原
Shiro Nakajima
志朗 中島
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気平衡下の強度、剛性、耐衝撃性、ウエル
ド特性、外観性、成形性に優れた自転車ホイール用樹脂
組成物を提供すること。 【構成】 (A)ポリアミド6、ポリアミド66/6コ
ポリマ−、ポリアミド66の中から選ばれる少なくとも
2種類のポリアミド樹脂をブレンドしたポリアミド樹脂
またはポリアミド66/6コポリマ−、(B)オレフィ
ン系エラストマー、(C)変性オレフィン系エラストマ
ー、(D)ガラス繊維を包含し、(A)、(B)、
(C)、(D)、の配合量をそれぞれa、b、c、d、
(重量部)とし、a+b+c+d=100重量部とする
とき、30≦a≦85、0≦b≦20、1≦c≦20、
15≦d≦60となる様に配合することを特徴とし、か
つ樹脂組成物の結晶化温度が175℃以上220℃以下
である自転車ホイール用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度、剛性、耐衝撃
性、ウェルド特性、および外観性に優れた自転車ホイー
ル用のポリアミド樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車ホイール部即ちスポ−ク
部、リブ部は、金属材料を用いていたが、近年のファッ
ション性を強く要望するユ−ザ−ニーズから、ホイ−ル
への着色化およびホイ−ルの自由なデザイン化が可能な
樹脂を用いたホイ−ルが、一部使われるようになってき
た。
【0003】自転車ホイ−ルの要求性能は、人が乗っ
ても変形しないほどの大きな荷重強度・剛性、急激な
衝撃に対しても割れないほどの充分な耐衝撃性、泥な
どの付着の量を少なくするために必要なホイ−ルの表面
の高光沢性等が必要とされている。
【0004】従来、自転車ホイール用樹脂材料には、ポ
リアミド6をベ−スにし、強度剛性を付与するためにガ
ラス繊維を配合し、また耐衝撃性を付与するためにエラ
ストマ−成分を配合したポリアミド樹脂組成物が知られ
ている。
【0005】しかし、ポリアミド6ベ−スの樹脂組成物
を用いたホイ−ルは、ポリアミド6の吸水による強度剛
性の低下により温度の高い雰囲気下で使用した場合にホ
イ−ルの変形、割れ等といった問題が生じ、そのため実
際に使用される環境領域が限られていた。
【0006】一般に、ポリアミド樹脂は吸水性であるた
め吸水率の増加にともない樹脂の強度、剛性は低下し、
その吸水率は使用される樹脂の雰囲気温度湿度に左右さ
れる。したがって、吸水による強度、剛性の低下の少な
い材料、即ちポリアミド6よりも吸水性の低いポリアミ
ド樹脂が自転車ホイール用材料として望まれる。ポリア
ミド6よりも吸水による強度剛性の低下の小さい樹脂と
してはポリアミド66がある。しかし、ポリアミド6成
分の代わりにポリアミド66成分だけを用いただけで
は、強度剛性の低下は抑えられるものの樹脂成形品表面
上のガラス繊維の浮き上がり(白化現象)が起こり、表
面肌が荒れ、外観性を損なってしまう。
【0007】また、特開平4−149234号公報に開
示されているような芳香環を含有するポリアミド樹脂で
は、吸水性に伴う強度剛性の低下および樹脂成形品表面
上のガラス繊維の浮き上がり(白化現象)は抑制される
が、結晶性が低いために成形時の固化時間が長くなる。
特に、自転車ホイール成形品は大型なため、成形サイク
ルは樹脂の可塑化時間に支配されるよりもむしろ成形品
金型内での冷却時間に左右される。したがって、結晶性
の低い樹脂は、成形タイムサイクルが長くなるという問
題があった。
【0008】特開平4−146962号公報では吸湿物
性を改良するために、ポリアミドにポリプロピレン系樹
脂とゴムとガラス樹脂を配合した自転車ホイール用樹脂
組成物が開示されている。しかし、その樹脂組成物はウ
エルド特性が不充分であり自転車ホイール部にできるウ
エルド部位で折れ割れなどを生じるという問題があっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した自
転車ホイール材料に必要な特性をすべて満足した材料を
提供すること、即ち、大気平衡下の強度、剛性、耐衝撃
性、ウエルド特性、外観性、成形性に優れた自転車ホイ
ール用樹脂組成物を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の組成から
なるポリアミド樹脂と特定のエラストマ−成分およびガ
ラス繊維を特定量配合するポリアミド樹脂組成物とな
し、かつ樹脂組成物の結晶性を制御することによって上
記課題を解決することを見いだし本発明に到達した。
【0011】即ち本発明は、(A)ポリアミド6、ポリ
アミド66/6コポリマ−、ポリアミド66の中から選
ばれる少なくとも2種類のポリアミド樹脂をブレンドし
たポリアミド樹脂またはポリアミド66/6コポリマ
−、(B)オレフィン系エラストマー、(C)変性オレ
フィン系エラストマー、(D)ガラス繊維を包含し、
(A)、(B)、(C)、(D)、の配合量をそれぞれ
a、b、c、d、(重量部)とし、a+b+c+d=1
00重量部とするとき、30≦a≦85、0≦b≦2
0、1≦c≦20、15≦d≦60となる様に配合する
ことを特徴とし、かつ樹脂組成物の結晶化温度が175
℃以上220℃以下である自転車ホイール用樹脂組成物
を要旨とするものである。
【0012】本発明でいうポリアミド樹脂は、ポリアミ
ド66(以下N66とする)、ポリアミド66/6コポ
リマ−(以下N66/6とする)、ポリアミド6(以下
N6とする)の中から選ばれる少なくとも2種類のポリ
アミド樹脂をブレンドしたポリアミド樹脂またはN66
/6からなり、本発明でいうN66、N66/6、N6
は、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の塩、ε−カ
プロラクタム、α−アミノカプロン酸、およびそれらの
混合原料を出発原料として、通常の溶融重合および固相
重合して得られる樹脂である。
【0013】本発明のN66、N66/6、N6のブレ
ンド比またはN66/6のコポリマ−比は、組成物の結
晶化温度が175℃以上220℃以下になるように選択
することが必要である。ここでいう結晶化温度とは、D
SCで樹脂組成物を窒素雰囲気下、20℃/分で300
℃まで昇温し、3分間300℃に保持し、そこから20
℃/分で降温した時の結晶化ピ−クの温度のことを言
う。好ましくは、180℃以上215℃以下である。1
75℃より低いと結晶化が遅くなるため金型内での樹脂
の固化が遅くなり、肉厚部で気泡が発生しやすくなった
り、成形時のタイムサイクルが長くなる。220℃より
高くなると結晶化が速すぎて成形品表面上にガラス繊維
の浮き上がりが生じ外観性が悪くなる。
【0014】好ましいポリアミド成分は、プレンドポリ
マ−の場合、N66とN66/6とN6とのブレンドで
あり、N66成分として30重量%以上90wt%以下
含有しておれば良い。好ましいN66/6のコポリマ−
比は、N66成分として80重量%以上95重量%以下
含有しているコポリマーである。
【0015】本発明において、ポリアミド樹脂は、樹脂
組成物100重量部あたり30〜85重量部、好ましく
は35〜80重量部配合される。30重量部より少ない
と充分な衝撃強度が得られず、また85重量部より多い
と充分な強度剛性が得られない。
【0016】本発明に用いるガラス繊維は、特に指定は
なく通常のガラス繊維強化ポリアミド樹脂に使用されて
いる平均径5〜20μmのガラス繊維であり、ガラス繊
維表面をシラン結合剤で処理したものである。ガラス繊
維の配合量は、樹脂組成物100重量部あたり15〜6
0重量部、好ましくは20〜50重量部である。15重
量部より少ないと充分な強度剛性が得られなく、また、
60重量部より多いと成形品表面上にガラス繊維の浮き
上がりが発生しやすくなり外観性の良い物が得られ難く
なる。
【0017】本発明でいうオレフィン系エラストマーと
は、エチレンとプロピレンのコポリマ−(以下EPラパ
−という)、プタジエンとスチレンのブロックコポリマ
−、ブタジエンとスチレンのブロックコポリマ−の水素
付加物(以下HTRラバ−という)等のポリマ−であ
る。この中で特に好ましいのは、EPラバ−、HTRラ
バ−である。
【0018】本発明でいう変性オレフィン系エラストマ
ーとは、上記オレフィン系エラストマーにジカルボン酸
の無水物が付加したポリマ−のことである。好ましくは
無水マレイン酸を付加させたオレフィン系エラストマー
がよく、EPラバ−に無水マレイン酸を付加させたもの
(以下MEPラバ−とする)、HTRラバ−に無水マレ
イン酸を付加させたもの(以下MHTRラバ−とする)
がよい。
【0019】オレフィン系エラストマーと変性オレフィ
ン系エラストマーの配合量は、ポリアミド樹脂組成物1
00重量部に対しオレフィン系エラストマーが0〜20
重量部であり、変性オレフィン系エラストマーが1〜2
0重量部である。オレフィン系エラストマーと変性オレ
フィン系エラストマーの合計量は、20重量部以下であ
り好ましくは15重量部以下である。20重量部より多
いと充分な強度剛性が得られなくなる。耐衝撃性を十分
付与させるためには変性オレフィン系エラストマーまた
はオレフィン系エラストマーと変性オレフィン系エラス
トマーを最低5重量部添加する必要が有る。オレフィン
系エラストマーと変性オレフィン系エラストマーの配合
比率は、特に制限は無いが、オレフィン系エラストマー
を添加する際には必ず変性オレフィン系エラストマーを
最低5重量%添加したほうが良く、5重量%以下だと充
分なウエルド強度が得られない。
【0020】それらの配合割合は組成物の結晶化温度が
175℃以上220℃以下になるようにすることが必要
である。好ましくは、180℃以上215℃以下であ
る。
【0021】本発明の組成物は、必要に応じて通常の熱
可塑性樹脂に添加される酸化防止剤、熱安定剤、紫外線
吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤などの種々の添加剤を配
合しても良い。
【0022】本発明の組成物は、上記配合成分を通常用
いられている方法により溶融混練することによって調整
することができる。混練機としては、エクストル−ダ
−、バンバリ−ミキサ−、ス−パ−ミキサ−などが用い
られるが、なかでもエクストル−ダ−を用い、樹脂温度
220〜320℃の範囲の温度において、溶融混練する
方法が好ましい。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて更に詳しく説明する
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。
【0024】なお、実施例および比較例に記した樹脂組
成物の特性評価は、次の方法により実施した。 (1)吸湿特性:引張強度を代用し、ASTM−D63
8に準拠して実施し、評価に使用した試験片は、AST
M−D638Type1試験片を80℃水に8時間浸漬
した後、23℃、50%湿度の恒温室に30日放置し、
状態を調節した。 (2)剛性特性:曲げ弾性率を代用し、ASTM−D7
90に準拠して実施した。 (3)アイゾット衝撃強度:ASTM−D256(Vノ
ッチ付き)に準拠して実施した。 (4)外観性:評価は130mm×130mm×厚み3
mmの平板成形品を東芝IS150E射出成形機、シリ
ンダ−温度290℃、金型温度90℃、射出/冷却サイ
クル10/20秒の成形条件で成形し、得られた成形品
表面をJIS−K7105に従い測定した光沢度で行っ
た。 (5)ウエルド特性:ウエルド部での引張強度を代用
し、ASTM−D638に準拠して実施した。評価に使
用した試験片は、ASTM−D638Type1試験片
の中央部にウエルド部を持つ成形品を用いた。
【0025】(実施例1)N6(98%硫酸溶液粘度
2.4の重合物)を38重量部、N66(旭化成社製商
品名、レオナ1200)を24.5重量部、EPラバ−
(三井石油化学社製商品名、タフマ−PO180)3重
量部、MEPラバ−(エクソン社製商品名、エクゼロ−
VA1803)0.5重量部、HTRラバ−(旭化成社
製商品名、タブテックH1052)2重量部、MHTR
ラバ−(旭化成社製商品名、タフテックM1953)2
重量部、およびガラス繊維(旭ファイバ−ガラス社製商
品名、03JA416)30重量部を二軸押出機にて一
括混練し、ペレット状の試料を得た。
【0026】当該試料について、前記評価方法に従い、
表1の判定基準に従い評価を行い、その結果を表2に示
す。
【0027】(実施例2〜6および比較例1〜3)表2
に示す配合組成とし、試料の作成、評価は実施例1と同
様にし、その結果を表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【効果】自転車ホイール材料に要求されている大気平衡
下の強度、剛性、耐衝撃性、ウエルド特性、外観性、成
形性に優れた自転車ホイール用樹脂組成物を提供するこ
とができた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 53/02 LLY LLZ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリアミド6、ポリアミド66/
    6コポリマー、ポリアミド66の中から選ばれた少なく
    とも2種類のポリアミド樹脂をブレンドしたポリアミド
    樹脂またはポリアミド66/6コポリマーからなるポリ
    アミド樹脂 (B)オレフィン系エラストマー (C)変成オレフィン系エラストマー (D)ガラス繊維 を包含し、(A)、(B)、(C)、(D)の配合量を
    それぞれa、b、c、d(重量部)とし、a+b+c+
    d=100重量部とするとき、30重量部≦a≦85重
    量部、0重量部≦b≦20重量部、1重量部≦c≦20
    重量部、15重量部≦d≦60重量部なる様配合するこ
    とを特徴とし、かつ樹脂組成物の結晶化温度が175℃
    以上220℃以下である自転車ホイール用樹脂組成物。
JP13008593A 1993-05-07 1993-05-07 自転車ホイール用樹脂組成物 Withdrawn JPH06322264A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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