JPH06322691A - 抄紙機のツインワイヤフォーマ - Google Patents
抄紙機のツインワイヤフォーマInfo
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- JPH06322691A JPH06322691A JP11307393A JP11307393A JPH06322691A JP H06322691 A JPH06322691 A JP H06322691A JP 11307393 A JP11307393 A JP 11307393A JP 11307393 A JP11307393 A JP 11307393A JP H06322691 A JPH06322691 A JP H06322691A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は表裏、厚み方向での繊維配向度が均
一な抄紙と脱水量の調整が可能なツインワイヤフォーマ
を提供することを目的とする。 【構成】 ヘッドボックス1から放出された紙料原料液
2はループを形成する2枚の脱水用ワイヤ3,4で挟み
込み、同ワイヤ間で脱水し湿紙を形成する。ワイヤ3及
び4の初期脱水領域には対向して、それぞれ、脱水ブレ
ード群6及び5を配設してある。上方のトップワイヤ4
内に配設した脱水ブレード群5はワイヤの走行方向に対
し前後、上下に変位可能に構成されており、脱水ブレー
ド群5の変位によってワイヤ間隔が規制され脱水圧力が
変えられる。また、脱水ブレード群5の脱水ブレード5
aは抜き差し自在となっており、その枚数を変えること
により脱水量を変更可能である。更に、第1フォーミン
グシュー7は、ワイヤと直交する方向に変位可能に構成
され、ここでの脱水量を調整できるようになっている。
一な抄紙と脱水量の調整が可能なツインワイヤフォーマ
を提供することを目的とする。 【構成】 ヘッドボックス1から放出された紙料原料液
2はループを形成する2枚の脱水用ワイヤ3,4で挟み
込み、同ワイヤ間で脱水し湿紙を形成する。ワイヤ3及
び4の初期脱水領域には対向して、それぞれ、脱水ブレ
ード群6及び5を配設してある。上方のトップワイヤ4
内に配設した脱水ブレード群5はワイヤの走行方向に対
し前後、上下に変位可能に構成されており、脱水ブレー
ド群5の変位によってワイヤ間隔が規制され脱水圧力が
変えられる。また、脱水ブレード群5の脱水ブレード5
aは抜き差し自在となっており、その枚数を変えること
により脱水量を変更可能である。更に、第1フォーミン
グシュー7は、ワイヤと直交する方向に変位可能に構成
され、ここでの脱水量を調整できるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2枚のワイヤ間で湿紙
形成を行なう抄紙機のツインワイヤフォーマに関する。
形成を行なう抄紙機のツインワイヤフォーマに関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機のツインワイヤフォーマにおいて
は、2枚のワイヤが各々ループを形成し、その間に紙料
原料液を挟み込んで走行していく間に、種々の脱水機器
によって原料液から水を除去することによって徐々に繊
維マットが成長し、紙匹が形成されていく。図7に現在
の代表的なツインワイヤフォーマを示す。図7の(a)
において、ヘッドボックス21から噴出された紙料原料
液のジェット22は、フォーミングシューと通常呼ばれ
る脱水ブレード群本体27の第1脱水ブレード27aの
手前でワイヤ23上に着地し、その後第1脱水ブレード
7a上で収束する2枚のワイヤ23,24に挟まれると
ワイヤ24の張力で発生する圧力により脱水ブレード群
本体27の第1脱水ブレード27aとこれに続く脱水ブ
レード27bの間のワイヤ23無支持区間及びこれらの
ブレード支持面に於いてはワイヤ24を通して反対側に
脱水される。
は、2枚のワイヤが各々ループを形成し、その間に紙料
原料液を挟み込んで走行していく間に、種々の脱水機器
によって原料液から水を除去することによって徐々に繊
維マットが成長し、紙匹が形成されていく。図7に現在
の代表的なツインワイヤフォーマを示す。図7の(a)
において、ヘッドボックス21から噴出された紙料原料
液のジェット22は、フォーミングシューと通常呼ばれ
る脱水ブレード群本体27の第1脱水ブレード27aの
手前でワイヤ23上に着地し、その後第1脱水ブレード
7a上で収束する2枚のワイヤ23,24に挟まれると
ワイヤ24の張力で発生する圧力により脱水ブレード群
本体27の第1脱水ブレード27aとこれに続く脱水ブ
レード27bの間のワイヤ23無支持区間及びこれらの
ブレード支持面に於いてはワイヤ24を通して反対側に
脱水される。
【0003】図7の(b)に示す脱水ブレード群本体2
7(脱水ブレード群本体27を横にして示している)
は、本発明者らが発明(特願平03−144742号)
したもので脱水ブレード群本体27の各脱水ブレードの
機能に着目し、3つのゾーン分けを行ないそれぞれに特
有の機能を持たせたものである。すなわち、第1脱水ブ
レード27aに続く脱水ゾーンの最初の第1ゾーンのワ
イヤ23支持面は凸の曲率R1 ,R2 を持ち、ワイヤ2
3支持面である脱水ブレード27bの先端でワイヤ23
は折れ曲がりまた同ブレード先端でワイヤ23に同伴す
る白水31を確実にかき取ることができ、ブレード27
bとワイヤ23間への白水31進入による弊害を防止で
きる。
7(脱水ブレード群本体27を横にして示している)
は、本発明者らが発明(特願平03−144742号)
したもので脱水ブレード群本体27の各脱水ブレードの
機能に着目し、3つのゾーン分けを行ないそれぞれに特
有の機能を持たせたものである。すなわち、第1脱水ブ
レード27aに続く脱水ゾーンの最初の第1ゾーンのワ
イヤ23支持面は凸の曲率R1 ,R2 を持ち、ワイヤ2
3支持面である脱水ブレード27bの先端でワイヤ23
は折れ曲がりまた同ブレード先端でワイヤ23に同伴す
る白水31を確実にかき取ることができ、ブレード27
bとワイヤ23間への白水31進入による弊害を防止で
きる。
【0004】前記第1ゾーンに続く脱水第2ゾーンのワ
イヤ23支持面は平面状に形成されている。最終の第3
ゾーンのワイヤ23支持面は、前記第1脱水ブレード2
7aと同じ方向に曲率R3 を持つように形成させ、脱水
部の出側でワイヤを確実に支持し走行の安定を計ってい
る。この脱水ブレード群27の配置においては、抄造条
件の如何に拘わらず脱水ブレード群7の配置が同じであ
る為、脱水ブレード群7による脱水量は殆んど調整する
ことができない。
イヤ23支持面は平面状に形成されている。最終の第3
ゾーンのワイヤ23支持面は、前記第1脱水ブレード2
7aと同じ方向に曲率R3 を持つように形成させ、脱水
部の出側でワイヤを確実に支持し走行の安定を計ってい
る。この脱水ブレード群27の配置においては、抄造条
件の如何に拘わらず脱水ブレード群7の配置が同じであ
る為、脱水ブレード群7による脱水量は殆んど調整する
ことができない。
【0005】一方、ハイブリッドフォーマあるいはオン
トップフォーマと呼ばれているフォーマの場合は、図8
に示す構成が特願昭63−144910で提案されてい
る。すなわち、ヘッドボックス41から噴出された紙料
原料液42を、長網部と呼ばれるボトムワイヤ43上で
脱水しワイヤ上で繊維マットを成長させ、紙匹を形成さ
せながらトップワイヤ44で挟み込み、フォーミングロ
ール46、対向する脱水ブレード群45、ソリッドロー
ル47等により更に脱水を行ない紙層を形成するもので
ある。
トップフォーマと呼ばれているフォーマの場合は、図8
に示す構成が特願昭63−144910で提案されてい
る。すなわち、ヘッドボックス41から噴出された紙料
原料液42を、長網部と呼ばれるボトムワイヤ43上で
脱水しワイヤ上で繊維マットを成長させ、紙匹を形成さ
せながらトップワイヤ44で挟み込み、フォーミングロ
ール46、対向する脱水ブレード群45、ソリッドロー
ル47等により更に脱水を行ない紙層を形成するもので
ある。
【0006】現在主流となっているツインワイヤフォー
マにおいては、その紙層形成過程で脱水ブレードによる
強い剪断効果が働くために、地合は良くなるが、ワイヤ
走行方向(マシン方向)に繊維の配向度の高い紙ができ
るという特徴がある。このワイヤ方向の繊維配向度が高
いことは、高い寸法安定性や紙巾方向の剛度を要求され
る印刷用紙にとっては好ましくない性質で、最も厳しい
品質が要求される場合には、ツインワイヤフォーマが採
用されないという場合もある。
マにおいては、その紙層形成過程で脱水ブレードによる
強い剪断効果が働くために、地合は良くなるが、ワイヤ
走行方向(マシン方向)に繊維の配向度の高い紙ができ
るという特徴がある。このワイヤ方向の繊維配向度が高
いことは、高い寸法安定性や紙巾方向の剛度を要求され
る印刷用紙にとっては好ましくない性質で、最も厳しい
品質が要求される場合には、ツインワイヤフォーマが採
用されないという場合もある。
【0007】更に、抄造条件の変更に伴なう脱水ブレー
ド群での脱水能力の変更は唯一通常よく用いられる真空
吸引脱水を併用するしか方法がなかった。前述した様に
脱水能力の変更手段及び地合改善手段として、ハイブリ
ッドフォーマ(オントップフォーマ)において対向して
配置した脱水ブレードの例があるが、この場合長網部に
おいてワイヤ上に湿紙が形成されたのち、脱水ブレード
によって強い剪断効果を与えているので地合は良くなる
がワイヤ走行方向に繊維の配向が高くなると云う問題を
有していた。
ド群での脱水能力の変更は唯一通常よく用いられる真空
吸引脱水を併用するしか方法がなかった。前述した様に
脱水能力の変更手段及び地合改善手段として、ハイブリ
ッドフォーマ(オントップフォーマ)において対向して
配置した脱水ブレードの例があるが、この場合長網部に
おいてワイヤ上に湿紙が形成されたのち、脱水ブレード
によって強い剪断効果を与えているので地合は良くなる
がワイヤ走行方向に繊維の配向が高くなると云う問題を
有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ツ
インワイヤフォーマでありながら、市場の要求する繊維
配向度が低く、異方性と表裏における繊維配向度差が少
なく、かつ厚み方向で繊維配向度分布の均一な紙を抄造
すると共に、脱水量を任意に調整することができるツイ
ンワイヤフォーマを提供することを課題としている。
インワイヤフォーマでありながら、市場の要求する繊維
配向度が低く、異方性と表裏における繊維配向度差が少
なく、かつ厚み方向で繊維配向度分布の均一な紙を抄造
すると共に、脱水量を任意に調整することができるツイ
ンワイヤフォーマを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドボック
スから噴出された紙料原料を2枚のループを形成する脱
水用ワイヤで挟み込み、同ワイヤ間で脱水し湿紙形成を
行なうツインワイヤフォーマにおける前記課題を解決す
るため、一方のワイヤループ内の上流側に複数の脱水ブ
レードを有する脱水ゾーンを設けると共に、他方のワイ
ヤループ内においてこの脱水ゾーンに対向する脱水ブレ
ードユニットを上下及び前後の少くともいづれか一方に
移動可能に設けた構成を採用する。
スから噴出された紙料原料を2枚のループを形成する脱
水用ワイヤで挟み込み、同ワイヤ間で脱水し湿紙形成を
行なうツインワイヤフォーマにおける前記課題を解決す
るため、一方のワイヤループ内の上流側に複数の脱水ブ
レードを有する脱水ゾーンを設けると共に、他方のワイ
ヤループ内においてこの脱水ゾーンに対向する脱水ブレ
ードユニットを上下及び前後の少くともいづれか一方に
移動可能に設けた構成を採用する。
【0010】また、本発明においては、この脱水ブレー
ドユニットの脱水ブレードの少くとも一部を取り付け取
り外し自在とし、同脱水ブレードユニットにおけるブレ
ード数を可変とした構成をも採用する。
ドユニットの脱水ブレードの少くとも一部を取り付け取
り外し自在とし、同脱水ブレードユニットにおけるブレ
ード数を可変とした構成をも採用する。
【0011】更にまた、本発明においては、前記した移
動可能な脱水ブレードユニットに対向する脱水ゾーン側
の脱水ブレードをワイヤと直交方向に移動可能にした構
成も採用する。
動可能な脱水ブレードユニットに対向する脱水ゾーン側
の脱水ブレードをワイヤと直交方向に移動可能にした構
成も採用する。
【0012】また、本発明では、前記した脱水ブレード
ユニットを複数個のブレードユニットによって形成し、
その各ユニットを夫々ワイヤ走行方向に独立に移動可能
にした構成も採用する。
ユニットを複数個のブレードユニットによって形成し、
その各ユニットを夫々ワイヤ走行方向に独立に移動可能
にした構成も採用する。
【0013】
【作用】本発明によるツインワイヤフォーマでは、紙料
原料液を収束する2枚のワイヤ間に挟み込んだのち2枚
のワイヤループ内に配置した対向する脱水ブレード群の
一方を上下方向及び前後方向の少くともいづれか一方に
調整可能としたことによって、ワイヤ上に湿紙が形成さ
れていない領域でワイヤ間の間隔が任意に変更でき、そ
れによって剪断効果及び脱水圧力が変わり、脱水量を変
更・調整できる。更に後続するフォーミングシュー群に
入る原料濃度を調整することが可能となり、フォーミン
グシューによる繊維分散能力を最適に保つと共に、ヘッ
ドボックス内で均一に分散された繊維が再フロック化す
る以前に表裏に繊維が均一に分散している状態の紙層と
して形成できる。
原料液を収束する2枚のワイヤ間に挟み込んだのち2枚
のワイヤループ内に配置した対向する脱水ブレード群の
一方を上下方向及び前後方向の少くともいづれか一方に
調整可能としたことによって、ワイヤ上に湿紙が形成さ
れていない領域でワイヤ間の間隔が任意に変更でき、そ
れによって剪断効果及び脱水圧力が変わり、脱水量を変
更・調整できる。更に後続するフォーミングシュー群に
入る原料濃度を調整することが可能となり、フォーミン
グシューによる繊維分散能力を最適に保つと共に、ヘッ
ドボックス内で均一に分散された繊維が再フロック化す
る以前に表裏に繊維が均一に分散している状態の紙層と
して形成できる。
【0014】また、本発明によって脱水ブレードユニッ
トにおける脱水ブレードの少くとも一部を取り付け取り
外し自在とし、その脱水ブレードユニットにおけるブレ
ード数を可変とした構成を採用したものでは、紙料原料
液に対する脱水量を調整できると共に脱水ブレードによ
る剪断効果を調整して繊維が均一に分散された紙層を形
成できる。
トにおける脱水ブレードの少くとも一部を取り付け取り
外し自在とし、その脱水ブレードユニットにおけるブレ
ード数を可変とした構成を採用したものでは、紙料原料
液に対する脱水量を調整できると共に脱水ブレードによ
る剪断効果を調整して繊維が均一に分散された紙層を形
成できる。
【0015】更にまた、本発明により、上下及び前後方
向の少くともいづれか一方に調整可能とした脱水ブレー
ドユニットに対向する脱水ゾーン側の脱水ブレードをワ
イヤと直交する方向に移動可能にした構成を採用したも
のでは、そこでの繊維分散と紙料原料液からの脱水量の
調整が可能となる。
向の少くともいづれか一方に調整可能とした脱水ブレー
ドユニットに対向する脱水ゾーン側の脱水ブレードをワ
イヤと直交する方向に移動可能にした構成を採用したも
のでは、そこでの繊維分散と紙料原料液からの脱水量の
調整が可能となる。
【0016】また、脱水ブレードユニットを複数個のブ
レードユニットによって形成し各ユニットを夫々ワイヤ
走行方向に独立に移動可能とした構成を採用したもので
は、2枚のワイヤ間にはさまれた紙料原料液に対しパル
ス圧力のピッチ及び大きさ等を任意に変えて与えること
ができる。このようにパルス圧力をコントロールするこ
とで紙料原料液中の繊維の分散を最適に保つことができ
る。
レードユニットによって形成し各ユニットを夫々ワイヤ
走行方向に独立に移動可能とした構成を採用したもので
は、2枚のワイヤ間にはさまれた紙料原料液に対しパル
ス圧力のピッチ及び大きさ等を任意に変えて与えること
ができる。このようにパルス圧力をコントロールするこ
とで紙料原料液中の繊維の分散を最適に保つことができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明によるツインワイヤフォーマを
図示した実施例に基づいて具体的に説明する。まず、図
1及び図2に示す実施例について説明する。この装置
は、図7に示した従来のツインワイヤフォーマの初期脱
水領域に、対向する脱水ブレード群を設け、一方の脱水
ブレード群の位置を上下及び前後の少くともいづれか一
方に変更可能とした点に大きな特徴がある。
図示した実施例に基づいて具体的に説明する。まず、図
1及び図2に示す実施例について説明する。この装置
は、図7に示した従来のツインワイヤフォーマの初期脱
水領域に、対向する脱水ブレード群を設け、一方の脱水
ブレード群の位置を上下及び前後の少くともいづれか一
方に変更可能とした点に大きな特徴がある。
【0018】以下紙料原料液の流れに沿って説明する
と、対をなすワイヤ3,4に挟まれた紙料原料液2は、
フォーミングボードと呼ぶ脱水ブレード群本体6の第1
脱水ブレード6aの手前でボトムワイヤと呼ばれるワイ
ヤ3上に着地し、ジェットの衝突圧力及びその後第1脱
水ブレード6a上で収束する2枚のワイヤ3,4に挟ま
れワイヤ4の張力で発生する圧力により脱水ブレード6
bのワイヤ無支持区間では両側へ、支持面ではワイヤ4
を通して上方へ脱水される。
と、対をなすワイヤ3,4に挟まれた紙料原料液2は、
フォーミングボードと呼ぶ脱水ブレード群本体6の第1
脱水ブレード6aの手前でボトムワイヤと呼ばれるワイ
ヤ3上に着地し、ジェットの衝突圧力及びその後第1脱
水ブレード6a上で収束する2枚のワイヤ3,4に挟ま
れワイヤ4の張力で発生する圧力により脱水ブレード6
bのワイヤ無支持区間では両側へ、支持面ではワイヤ4
を通して上方へ脱水される。
【0019】次に2枚のワイヤループ3,4内に平面状
に配置した対向する脱水ブレード群5,6により、2枚
のワイヤ3,4間の間隔が脱水ブレード5a,6cによ
り規制される。このワイヤ間隔の規制により脱水圧力が
変化しそれによって脱水量が変化する。図3には図2に
示した脱水ブレード5aの押し込み量とその脱水部位に
於ける脱水量との関係の1例を示す。脱水ブレードを押
し込む事により脱水量は増加し、ヘッドボックス1から
噴出された紙料原料液2に対する脱水量の比は、大幅に
変更できることが示されている。
に配置した対向する脱水ブレード群5,6により、2枚
のワイヤ3,4間の間隔が脱水ブレード5a,6cによ
り規制される。このワイヤ間隔の規制により脱水圧力が
変化しそれによって脱水量が変化する。図3には図2に
示した脱水ブレード5aの押し込み量とその脱水部位に
於ける脱水量との関係の1例を示す。脱水ブレードを押
し込む事により脱水量は増加し、ヘッドボックス1から
噴出された紙料原料液2に対する脱水量の比は、大幅に
変更できることが示されている。
【0020】以上から、この対向する脱水ブレード群
5,6の一方、すなわち図1及び図2ではトップワイヤ
4のループ内に設置された脱水ブレード群5を図示しな
い駆動装置によって上下及び前後に移動可能な構造とし
ており、これによって脱水量を調整できるようにしてい
る。また、脱水ブレード群5における脱水ブレード5a
は取り付け取り外し自在となっており、脱水ブレードの
抜き差しにより脱水ブレード5aの枚数を変えられる。
これによって紙料原料液からの脱水量を紙料原料液への
剪断力を調整することができる。
5,6の一方、すなわち図1及び図2ではトップワイヤ
4のループ内に設置された脱水ブレード群5を図示しな
い駆動装置によって上下及び前後に移動可能な構造とし
ており、これによって脱水量を調整できるようにしてい
る。また、脱水ブレード群5における脱水ブレード5a
は取り付け取り外し自在となっており、脱水ブレードの
抜き差しにより脱水ブレード5aの枚数を変えられる。
これによって紙料原料液からの脱水量を紙料原料液への
剪断力を調整することができる。
【0021】以上の構成によって紙料原料液中の繊維の
分散を調整し、その配向を最適な状態とすることができ
る。図では横型のツインワイヤフォーマに設置した場合
を示したが、図7の様な縦型のツインワイヤフォーマに
適用しても良いことは明らかである。また、図2に示す
ように、第1フォーミングシュー7はアクチュエータA
によって、ワイヤと直交方向に変位可能に構成されてお
り、紙料原料液からの脱水量をここでも調整可能として
いる。
分散を調整し、その配向を最適な状態とすることができ
る。図では横型のツインワイヤフォーマに設置した場合
を示したが、図7の様な縦型のツインワイヤフォーマに
適用しても良いことは明らかである。また、図2に示す
ように、第1フォーミングシュー7はアクチュエータA
によって、ワイヤと直交方向に変位可能に構成されてお
り、紙料原料液からの脱水量をここでも調整可能として
いる。
【0022】次に、図4、図5に示す実施例について説
明する。図4、図5において、図1、図2に示す装置と
同等の部分には同じ符号を付けてありそれらについての
説明は省略する。図4、図5に示す装置では、ブレード
ユニット群15を形成しているブレードユニット15
a,15b,15cの各々をモータ11、ネジ棒12及
び手動ハンドル13によりワイヤ走行方向にそれぞれ独
立に移動可能に構成している。2枚のワイヤループ3,
4内に配置したフォーミングボードと呼ぶ脱水ブレード
群6に対向し、ワイヤ走行方向に対し前記したように調
整可能に構成したブレードユニット15をワイヤ走行方
向に移動することによりワイヤ走行方向のブレード間距
離Lが広く或いは狭くなる。ブレード間距離Lが広い場
合は脱水圧力は小さく、狭くなるに従って圧力は大きく
なる。
明する。図4、図5において、図1、図2に示す装置と
同等の部分には同じ符号を付けてありそれらについての
説明は省略する。図4、図5に示す装置では、ブレード
ユニット群15を形成しているブレードユニット15
a,15b,15cの各々をモータ11、ネジ棒12及
び手動ハンドル13によりワイヤ走行方向にそれぞれ独
立に移動可能に構成している。2枚のワイヤループ3,
4内に配置したフォーミングボードと呼ぶ脱水ブレード
群6に対向し、ワイヤ走行方向に対し前記したように調
整可能に構成したブレードユニット15をワイヤ走行方
向に移動することによりワイヤ走行方向のブレード間距
離Lが広く或いは狭くなる。ブレード間距離Lが広い場
合は脱水圧力は小さく、狭くなるに従って圧力は大きく
なる。
【0023】更にブレードユニット15aのみ移動した
場合、ブレードユニット15bとの距離が変わる為圧力
ピーク値のピッチも変えることができる。以上からブレ
ードユニット15を調整することで圧力の大きさ及び圧
力ピークのピッチを任意に変えることができる。ブレー
ドユニット15の移動はモータ11によりネジ棒12を
回転させブレードユニット15a,15b,15cを各
々移動させる。なお、ブレードユニット15の1個に対
して1台のモータ11、ネジ棒12が装備されており、
単独で移動可能な構造となっている。モータ11の反対
側に設けられた手動ハンドル13によってもブレードユ
ニット15の移動は可能である。
場合、ブレードユニット15bとの距離が変わる為圧力
ピーク値のピッチも変えることができる。以上からブレ
ードユニット15を調整することで圧力の大きさ及び圧
力ピークのピッチを任意に変えることができる。ブレー
ドユニット15の移動はモータ11によりネジ棒12を
回転させブレードユニット15a,15b,15cを各
々移動させる。なお、ブレードユニット15の1個に対
して1台のモータ11、ネジ棒12が装備されており、
単独で移動可能な構造となっている。モータ11の反対
側に設けられた手動ハンドル13によってもブレードユ
ニット15の移動は可能である。
【0024】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その構成
に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。例え
ば、図1、図2に示した実施例ではツインワイヤフォー
マの初期脱水領域に互いに対向するブレード群を設けそ
の上方の脱水ブレード群5の位置を変更可能としている
が、下方に位置された脱水ブレード群6を変位可能とし
てよい。
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その構成
に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。例え
ば、図1、図2に示した実施例ではツインワイヤフォー
マの初期脱水領域に互いに対向するブレード群を設けそ
の上方の脱水ブレード群5の位置を変更可能としている
が、下方に位置された脱水ブレード群6を変位可能とし
てよい。
【0025】また、図1、図2に示す装置では、脱水ブ
レード群5における脱水ブレード5aを取り付け取り外
し自在としその枚数を変更できるように構成している
が、脱水ブレード群5に対向する脱水ブレード群6のブ
レードを抜き差し自在に構成し脱水ブレード群6の枚数
を変更可能なように構成してもよい。
レード群5における脱水ブレード5aを取り付け取り外
し自在としその枚数を変更できるように構成している
が、脱水ブレード群5に対向する脱水ブレード群6のブ
レードを抜き差し自在に構成し脱水ブレード群6の枚数
を変更可能なように構成してもよい。
【0026】更にまた、図1、図2に示す装置では第1
フォーミングシュー7をワイヤと直交する方向に変位可
能に構成しているが、第1フォーミングシュー7に替
え、フォーミングボード6をワイヤと直交する方向に変
位可能に構成してもよい。
フォーミングシュー7をワイヤと直交する方向に変位可
能に構成しているが、第1フォーミングシュー7に替
え、フォーミングボード6をワイヤと直交する方向に変
位可能に構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、パルス状の脱水圧力を外部から調整可能となり脱水
量、剪断効果、及び紙料原料液に与える圧力を制御する
ことができる。すなわち抄造条件例えば坪量や抄造速度
等に対し、最適な脱水量や脱水パルス圧力に制御するこ
とができ、後続のフォーミングシューに於ける湿紙形成
能力を最大限に活かすことができる。
と、パルス状の脱水圧力を外部から調整可能となり脱水
量、剪断効果、及び紙料原料液に与える圧力を制御する
ことができる。すなわち抄造条件例えば坪量や抄造速度
等に対し、最適な脱水量や脱水パルス圧力に制御するこ
とができ、後続のフォーミングシューに於ける湿紙形成
能力を最大限に活かすことができる。
【0028】更にヘッドボックスで均一に分散された繊
維を、任意に紙層として固着することができ、例えば、
図1、図2に示した実施例による場合、図6に示す如く
紙の厚み方向全域にわたって、繊維の配向、すなわちマ
シン走行方向と直角方向への繊維の並んでいる本数の比
(配向比と云う)を均一にできる大きな効果がある事
が、本発明者らの研究により明らかになった。以上から
紙層の全域にわたり繊維配向(配向度)が均一で、分散
の良好な高品質の紙を広範囲な抄造条件にわたって抄造
することができる。
維を、任意に紙層として固着することができ、例えば、
図1、図2に示した実施例による場合、図6に示す如く
紙の厚み方向全域にわたって、繊維の配向、すなわちマ
シン走行方向と直角方向への繊維の並んでいる本数の比
(配向比と云う)を均一にできる大きな効果がある事
が、本発明者らの研究により明らかになった。以上から
紙層の全域にわたり繊維配向(配向度)が均一で、分散
の良好な高品質の紙を広範囲な抄造条件にわたって抄造
することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るツインワイヤフォーマ
の全体配置図。
の全体配置図。
【図2】図1に示した第一実施例の要部の詳細断面図。
【図3】図1、図2に示した実施例による脱水量変化を
示すグラフ。
示すグラフ。
【図4】本発明の他の実施例に係るツインワイヤフォー
マの全体配置図。
マの全体配置図。
【図5】図4に示した実施例の要部の詳細断面図。
【図6】図1、図2に示した実施例による厚み方向の繊
維配向度分布の説明図。
維配向度分布の説明図。
【図7】従来のツインワイヤフォーマの例を示す図面で
(a)はその全体図、(b)はその要部詳細図。
(a)はその全体図、(b)はその要部詳細図。
【図8】従来のハイブリッドフォーマの例の全体図。
1 ヘッドボック
ス 2 紙料原料液 3 ボトムワイヤ 4 トップワイヤ 5 対向脱水ブレ
ード群 6 フォーミング
ボード 7 第1フォーミ
ングシュー 8 第2フォーミ
ングシュー 9 サクションボ
ックス 11 モータ 12 ネジ棒 13 手動ハンドル 15 ブレードユニ
ット群 5a,6a,6b,6c,7a,7b 脱水ブレード 15a,15b,15c ブレードユニ
ット
ス 2 紙料原料液 3 ボトムワイヤ 4 トップワイヤ 5 対向脱水ブレ
ード群 6 フォーミング
ボード 7 第1フォーミ
ングシュー 8 第2フォーミ
ングシュー 9 サクションボ
ックス 11 モータ 12 ネジ棒 13 手動ハンドル 15 ブレードユニ
ット群 5a,6a,6b,6c,7a,7b 脱水ブレード 15a,15b,15c ブレードユニ
ット
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘッドボックスから噴出された紙料原料
を各々ループを形成する2枚の脱水用ワイヤで挟み込
み、同ワイヤ間で脱水し湿紙形成を行なうツインワイヤ
フォーマにおいて、一方のワイヤループ内の上流側に複
数の脱水ブレードを有する脱水ゾーンを設けると共に、
他方のワイヤループ内において前記脱水ゾーンに対向す
る脱水ブレードユニットを上下及び前後の少くともいづ
れか一方に移動可能に設けたことを特徴とする抄紙機の
ツインワイヤフォーマ。 - 【請求項2】 前記脱水ブレードユニットの脱水ブレー
ドの少くとも一部を取り付け取り外し自在とし、同脱水
ブレードユニットにおけるブレード数を可変としたこと
を特徴とする請求項1記載の抄紙機のツインワイヤフォ
ーマ。 - 【請求項3】 前記移動可能な脱水ブレードユニットに
対向する脱水ゾーン側の脱水ブレードをワイヤと直交方
向に移動可能に構成したことを特徴とする請求項1記載
の抄紙機のツインワイヤフォーマ。 - 【請求項4】 前記脱水ブレードユニットを複数個のブ
レードユニットによって形成し、同各ユニットを夫々ワ
イヤ走行方向に独立に移動可能に構成したことを特徴と
する請求項1記載の抄紙機のツインワイヤフォーマ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11307393A JPH06322691A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 抄紙機のツインワイヤフォーマ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11307393A JPH06322691A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 抄紙機のツインワイヤフォーマ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322691A true JPH06322691A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14602807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11307393A Withdrawn JPH06322691A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 抄紙機のツインワイヤフォーマ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322691A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008106402A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 抄紙機のオントップフォーマ |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP11307393A patent/JPH06322691A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008106402A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 抄紙機のオントップフォーマ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |