JPH06323085A - 矩形泥水シールド掘削機 - Google Patents

矩形泥水シールド掘削機

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JPH06323085A
JPH06323085A JP11467293A JP11467293A JPH06323085A JP H06323085 A JPH06323085 A JP H06323085A JP 11467293 A JP11467293 A JP 11467293A JP 11467293 A JP11467293 A JP 11467293A JP H06323085 A JPH06323085 A JP H06323085A
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Hiromi Sato
弘美 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面が正方形の横孔を掘削できる矩形泥水シ
ールド掘削機を提供する。 【構成】 断面が正方形状のスキンプレート1の内側に
固定された支持板3に回転隔壁4を回転自在に支持す
る。この回転隔壁4のスキンプレート1の中心に対して
偏心した位置に回転軸15を回転自在に嵌合する。この
回転軸15の先の一端にカッタヘッド20を固定し、他
端に外歯ギヤ31を固定して、外歯ギヤ31は内歯ギヤ
32に噛合する。上記回転隔壁4が電動機42により回
転すると、外歯ギヤ31と共に回転軸15とカッタヘッ
ド20とが遊星運動する。このため、カッタヘッド20
の正三角形を構成する掘削部は、その包絡線が正方形の
軌跡を描いて、断面が正方形の横孔を掘削する。そし
て、掘削された土砂や礫はチャンバー16内に導かれ、
第1の攪拌羽根7と第2の攪拌羽根27とによって送泥
管52から送り込まれた泥水とともに攪拌され、排泥管
から外部に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、断面が正方形の横孔
を掘削するための矩形泥水シールド掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールド掘削機としては次のよう
なものがある(特開昭63−247497号公報)。こ
のシールド掘削機は、円筒形状のスキンプレートの前端
に漏斗形状のフードを固定し、上記スキンプレートにフ
ードの後方に位置するように隔壁を固定して、上記フー
ドの後端と隔壁との間にチャンバーを形成している。こ
の隔壁の中心には回転軸を回転自在に嵌合し、この回転
軸の先端にカッタヘッドを固定している。このカッタヘ
ッドは回転軸の先端に固定したコーンとこのコーンの先
端に固定したカッタアーム等の掘削部とからなってお
り、上記コーンとフードとの間に破砕室を形成してい
る。そして、この破砕室には送泥管により泥水を供給
し、掘削部により地盤を掘削し、掘削された礫を破砕室
で破砕し、破砕された礫,土砂等を破砕室からチャンバ
ーに導き、さらに、チャンバーに連通する排泥管により
外部に排出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、断面
が正方形の管路のための横孔を掘る際には、その管路の
形状に合わせて断面が正方形の横孔を掘削したいという
要請がある。
【0004】ところが、上記従来のシールド掘削機は円
筒形のスキンプレートに固定した隔壁の中心、つまり円
筒形のスキンプレートの中心に回転軸を配置し、この回
転軸に固定したカッタヘッドの回転によって掘削を行う
ため、掘削された横孔は必然的に円形になり、断面が正
方形の横孔を掘ることができないという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、断面が正方形
の横孔を掘削することができる矩形泥水シールド掘削機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の矩形泥水シールド掘削機は、断面
略正方形状のスキンプレートと、上記スキンプレートの
内側に配置され、前方のチャンバーに面するとともに、
上記スキンプレートの中心を回転中心として上記スキン
プレートに回転自在に支持された回転隔壁と、上記チャ
ンバーに面する回転隔壁の壁面に固定された攪拌羽根
と、上記回転隔壁の上記スキンプレートの中心に対して
偏心した位置に回転自在に支持された回転軸と、上記回
転軸の先端に固定され、略正三角形を構成する掘削部を
有するカッタヘッドと、上記回転軸の他端に固定された
外歯ギヤと、中心が上記スキンプレートの中心と一致す
るように上記スキンプレートに固定されるとともに、ピ
ッチ円の直径が上記外歯ギヤのピッチ円の直径の4/3
倍であり、かつ、上記外歯ギヤと噛合する内歯ギヤと、
上記回転隔壁を駆動する駆動装置と、外部から上記チャ
ンバー内に泥水を送り込む送泥管と、上記チャンバー内
の泥水を外部に排出する排泥管とを備えたことを特徴と
する矩形泥水シールド掘削機。
【0007】また、請求項2の発明の矩形泥水シールド
掘削機は、請求項1の矩形泥水シールド掘削機におい
て、上記回転軸の上記チャンバー内に位置する部分に固
定された攪拌羽根を備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記請求項1の矩形泥水シールド掘削機は、上
記駆動装置を駆動すると、断面が略正方形状のスキンプ
レートに回転自在に支持された回転隔壁が回転する。そ
して、この回転隔壁にその中心に対して、つまりスキン
プレートの中心に対して偏心した位置で支持された回転
軸はスキンプレートの中心の回りを回転する。このた
め、上記回転軸の他端に固定された外歯ギヤが内歯ギヤ
に噛合して公転しながら自転する。したがって、上記回
転軸もスキンプレートの中心の回りを公転しながら自転
する。すなわち、上記回転軸は、自転する回転隔壁を介
してスキンプレートにその中心に対して偏心して支持さ
れた状態で、自転しながら公転する遊星運動を行うので
ある。そして、上記回転軸の先端に固定されたカッタヘ
ッドの略正三角形を構成する掘削部は、地盤の土砂や礫
を掘削する。このとき、上記カッタヘッドの掘削部は、
外歯ギヤのピッチ円の直径と内歯ギヤのピッチ円の直径
とが3対4の比であるから、上記回転軸が遊星運動を行
い、この掘削部の軌跡の包絡線は略正方形となる。ま
た、掘削された地盤の土砂や礫はチャンバー内に入り、
上記回転隔壁のチャンバー側の壁面に固定された攪拌羽
根によって、送泥管から送り込まれた泥水と攪拌され
る。そして、この攪拌された土砂や礫を含む泥水は、排
泥管から外部に排出される。
【0009】したがって、上記スキンプレートの断面が
略正方形状であることと相俟って、略正方形の横孔を掘
削できる。
【0010】また、上記回転隔壁は駆動装置により回転
し、これにより回転軸に固定した外歯ギヤは内歯ギヤに
噛合して遊星運動を行う。したがって、この矩形泥水シ
ールド掘削機は、例えばクランク機構を用いるものに比
べて構造を簡単にでき、機長を短くできる。また、この
矩形泥水シールド掘削機の機長が短くなるから、掘削部
の進む角度を従来より大きな角度に変えることができ、
曲線施行がしやすくなる。
【0011】また、上記回転隔壁の攪拌羽根は、上記カ
ッタヘッドが1回転する間に逆の回転方向に3回転する
から、上記チャンバー内の土砂や礫を効率よく攪拌でき
る。
【0012】上記回転軸が遊星運動しているため、この
箇所でスキンプレート内をカッタヘッド側と駆動装置側
とに仕切ることは、通常困難と考えられている。しか
し、この発明では、上記回転軸は回転隔壁の偏心した位
置に回転自在に支持され、かつ回転隔壁はスキンプレー
トに回転自在に支持されているから、上記回転軸の遊星
運動を許容しつつ、上記スキンプレート内のカッタヘッ
ド側と駆動装置側とを密に仕切ることができる。
【0013】また、請求項2の矩形泥水シールド掘削機
によれば、上記請求項1の矩形泥水シールド掘削機にお
いて、回転軸のチャンバー内に位置する部分に固定され
た攪拌羽根を備えたので、この回転軸の攪拌羽根は、上
記回転隔壁の攪拌羽根が3回転する間に逆の回転方向に
1回転するから、チャンバー内に導かれた土砂や礫を効
率よく攪拌する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の矩形泥水シールド掘削機を
一実施例により詳細に説明する。
【0015】図1はこの発明の一実施例の矩形泥水シー
ルド掘削機の断面図を示しており、1は断面が略正方形
状のスキンプレート、2は上記スキンプレート1の前端
の内側に固定され、内周が漏斗形状で外周が略正方形の
フード、3は上記スキンプレート1の内側に上記フード
2の後端から所定の間隔をあけて固定されたリング形状
の支持板、4はこの支持板3にベアリング11を介し
て、上記スキンプレート1の中心を回転中心として回転
自在に支持された回転隔壁である。この回転隔壁4とフ
ード2の後端との間にはチャンバー16を形成してい
る。そして、上記回転隔壁4のスキンプレート1の中心
に対して偏心した位置に第1円筒部6を固定し、その内
側に回転軸15を挿通し、図示しないブッシュを介して
回転自在に支持している。上記回転軸15のフード2側
の一端には、カッタヘッド20を固定する。一方、上記
回転軸15の支持板3側の他端には、外歯ギヤ31を固
定している。この外歯ギヤ31は、スキンプレート1の
内周に固定された内歯ギヤ32と歯合し、この外歯ギヤ
31と内歯ギヤ32とで偏心リングギヤ装置30を構成
している。
【0016】上記回転隔壁4は、円板部4aと、この円
板部4aに固定された上述の第1円筒部6と、この円板
部4aの外周から支持板3側に延びる第2円筒部4b
と、この第2円筒部4bの内周に円板部4aから支持板
3側に伸びる第3円筒部5とを備えている。また、上記
回転隔壁4のチャンバー16側の円板部4aの壁面に
は、図4に示すように、回転隔壁4の第1円筒部6の外
周と円板部4aの外周との間の距離が最も大きい位置に
半径方向に配置した第1の攪拌羽根7を備え、チャンバ
ー16内において礫や土砂などを泥水と攪拌する働きを
する。上記回転隔壁4は、支持板3に第2円筒部4bの
内周に配置されたベアリング11を介して回転自在に支
持され、このベアリング11によって、回転隔壁4に作
用するラジアル荷重とスラスト荷重の両方を支持するこ
とができる。また、上記回転隔壁4の外周の第2円筒部
4bと、スキンプレート1の内周に固定された外周が略
正方形で内周が円筒形のスペーサ板12との間はシール
部材13によりシールしている。一方、上記第3円筒部
5は、上記支持板3の内周を貫通し、上記偏心リングギ
ヤ装置30側の外周に図5に示す外歯ギヤ5aを形成し
ている。この外歯ギヤ5aと互いに歯合する駆動ギヤ4
1を介して駆動装置としての電動機42により、第3円
筒部5すなわち回転隔壁4を回転するようにしている。
【0017】上記カッタヘッド20は、図2および図3
に示すように、上記回転軸15の先端にキー28により
固定された円筒部26と、この円筒部26に円周方向に
等間隔に固定され、半径方向に延びる3本のカッタアー
ム21と、このカッタアーム21のほぼ先端部をつなぐ
小さな曲率のカッタリング22とから構成されている。
なお、上記カッタアーム21の回転隔壁4側には、図1
に示すブレード23が補強のために設けられている。そ
して、上記カッタアーム21の前面には、一つまたは二
つのカッタ歯24を半径方向に異なった位置に夫々配置
する一方、カッタリング23の前面の中央には、一つの
外周ビット25を夫々配置している。なお、上記各カッ
タアーム21の頂点Aは、略正方形のスキンプレート1
のほぼ外側に位置し、このカッタアーム21の頂点Aを
夫々結ぶと正三角形が構成されるようにしている。さら
に、上記カッタヘッド20の円筒部26のチャンバー1
6に面する外周には、円周方向に等間隔に固定され、半
径方向に伸びる三つの第2の攪拌羽根27を設けてい
る。つまり、上記回転軸15に円筒部26を介して第2
の攪拌羽根27を設けている。
【0018】一方、上記偏心リングギヤ装置30は、図
6に示す内歯ギヤ32のピッチ円の半径と外歯ギヤ31
のピッチ円の半径の比は4対3になっている。この内歯
ギヤ32の中心はスキンプレート1の中心に位置してい
る。例えば、上記内歯ギヤ32のピッチ円の半径R1=
4、外歯ギヤ31のピッチ円の半径R2=3とすると、
上記回転軸15および外歯ギヤ31はスキンプレート1
の中心から偏心量e=1だけ偏心していることになる。
さらに、この偏心量e=1、半径R1=4、半径R2=3
のときに、図2に示すように、スキンプレート1の一辺
の長さS=14とし、カッタアームの頂点Aを結ぶ正三
角形の一辺の長さS=14としている。そして、上記電
動機42が第3円筒部5の外歯ギヤ5aと駆動ギヤ41
とを介して回転隔壁4を回転させると、上記偏心リング
ギヤ装置30の外歯ギヤ31は内歯ギヤ32に噛合し、
外歯ギヤ31は内歯ギヤ32の内周を自転しながら公転
することができる。
【0019】なお、図1において、51はこの矩形泥水
シールド掘削機の掘進方向を修正するための方向修正ジ
ャッキ、52は上記スペーサ板12のスキンプレート1
のコーナー部近傍の広い箇所に設けた図4に示す開口部
53を通して泥水をチャンバー16に導びく送泥管であ
る。また、上記スペーサ板12のスキンプレート1のコ
ーナ部近傍の広い箇所に設けた図4に示す開口部54し
て、チャンバー16内の土砂を外部に排出するための図
示しない排泥管である。
【0020】上記構成の矩形泥水シールド掘削機は次の
ように動作する。まず、この矩形泥水シールド掘削機
は、縦穴の底部に設けた図示しないジャッキによって埋
設管を介して前方に推進される。
【0021】この矩形泥水シールド掘削機を前方に推進
しながら、電動機42によって第3円筒部5の外歯ギヤ
5aと駆動ギヤ41とを介して回転隔壁4を回転させる
と、回転隔壁4に偏心した位置に回転自在に支持された
回転軸15がスキンプレート1の中心の回りを回る。こ
のため、上記回転軸15の一端に固定された外歯ギヤ3
1は、内歯ギヤ32に歯合して自転し、回転隔壁4が3
回転する間に自転を1回行い、自転をしながらその自転
と逆方向の公転を3回行う。この外歯ギヤ31の遊星運
動によって、上記回転軸15やカッタヘッド20も同様
に回転隔壁4が3回転する間に、自転を1回行い、それ
と逆方向の公転を3回して遊星運動を行う。一方、上記
偏心リングギヤ装置30の内歯ギヤ32のピッチ円の半
径R1=4、外歯ギヤ31のピッチ円の半径R2=3、回
転隔壁4の偏心量e=1、カッタアーム21の頂点Aを
結ぶ正三角形の一辺の長さS=14、およびスキンプレ
ート1の一辺の長さS=14であるため、上記カッタヘ
ッド20のカッタアーム21の先端Aの軌跡は、図7に
示すように、スキンプレート1の外形に適合した略正方
形となる。したがって、上記カッタアーム21等の掘削
部は、スキンプレート1の外形に適合した略正方形の横
孔を掘削する。そして、掘削された土砂や礫は、送泥管
52の開口部53より導びかれた泥水の充満するチャン
バー16内に導びかれる。こうして、チャンバー16内
に導びかれた礫や土砂は、回転隔壁4の第1の攪拌羽根
7と回転軸15の第2の攪拌羽根27とによって攪拌さ
れ、開口部54から図示しない排泥管を通して外部に排
出される。
【0022】このように、上記カッタヘッド20のカッ
タアーム21の先端は、略正方形の軌跡を描きながら前
方の地盤を掘削するので、スキンプレート1の外形が略
正方形であることと相俟って、略正方形の横孔を掘削す
ることができる。
【0023】また、上記電動機42が第3円筒部5の外
歯ギヤ5aと駆動ギヤ41とを介して回転隔壁4を回転
させるから、外歯ギヤ31を遊星運動させるための、例
えばクランク機構のような全長の長い伝達機構が不要で
ある。したがって、この矩形泥水シールド掘削機の構造
を簡単にでき、機長を短くすることできる。また、この
矩形泥水シールド掘削機の機長が短くなることによっ
て、上記方向修正ジャッキ51による掘削部の進む角度
を大きく変えることができ、横孔の曲線施行がしやすく
なる。
【0024】また、上記回転隔壁4の第1の攪拌羽根7
はカッタヘッド20が1回転する間に逆の回転方向に3
回転するとともに、上記回転軸15の第2の攪拌羽根2
7はこの回転隔壁4の第1の攪拌羽根7と逆の回転方
向、すなわちカッタヘッド20と同じ回転方向に1回転
するから、チャンバー16内に導かれた土砂や礫を特に
効率よく攪拌することができる。
【0025】また、地盤を掘削する際に、遊星運動する
回転軸15に作用する大きな曲げモーメントは、上記回
転軸15を偏心した位置で回転自在に支持しながら回転
する回転隔壁4によって支持されるから、この回転軸1
5は曲がることなくスムーズに回転することができる。
【0026】また、上記回転軸15は回転隔壁4の偏心
した位置に回転自在に支持され、かつ上記回転隔壁4は
スキンプレート1に回転自在に支持されているから、上
記回転軸15の遊星運動を許容しつつ、上記スキンプレ
ート1内のチャンバー16側と偏心リングギヤ装置30
側とを密に仕切ることができる。したがって、上記チャ
ンバー16内の泥水と攪拌された礫,土砂が、上記スキ
ンプレート1内の偏心リングギヤ装置30側に侵入する
のを防止することができる。
【0027】上記実施例では、上記第3円筒部5の外歯
ギヤ5aと駆動ギヤ41とを介して電動機42により回
転隔壁4を回転させたが、電動機等の駆動装置から回転
隔壁に回転させる力を伝える伝達機構はこれに限らない
のは勿論である。
【0028】また、上記実施例では、上記回転隔壁4の
偏芯量e=1、内歯ギヤ32のピッチ円の半径R1=
4、外歯ギヤ31のピッチ円の半径R2=3とし、さら
にカッタアーム21の頂点Aを結ぶ正三角形の一辺の長
さS=14としたが、この一辺の長さSの長さと偏心量
eとの比を変えることによって各一辺が内側あるいは外
側に湾曲した多少変形した略正方形の断面の横孔を掘削
することができる。
【0029】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の矩形泥水シールド掘削機は、断面略正方形のスキン
プレートの内側に回転隔壁を配置し、この回転隔壁をス
キンプレートの中心を回転中心として回転自在に支持
し、この回転隔壁のチャンバー側の壁面に攪拌羽根を設
けるとともに、上記回転隔壁のスキンプレートの中心に
対して偏心した位置に回転軸を回転自在に支持し、上記
回転軸の先端に略正三角形を構成する掘削部を有するカ
ッタヘッドを固定し、上記回転軸の他端に外歯ギヤを固
定し、ピッチ円の直径が外歯ギヤのピッチ円の直径の4
/3倍の内歯ギヤを外歯ギヤと歯合し、この内歯ギヤの
中心がスキンプレートと一致するようにスキンプレート
に固定し、上記回転隔壁を駆動装置により駆動し、上記
回転隔壁の前方に設けられたチャンバー内に送泥管から
泥水を送り込み、上記チャンバー内の泥水を排泥管から
排出するものである。
【0030】したがって、請求項1の発明の矩形泥水シ
ールド掘削機によれば、駆動装置によって回転隔壁を駆
動すると、この回転隔壁の回転によって外歯ギヤを内歯
ギヤに噛合しながら自転をさせ、それと逆方向の公転を
させて、この外歯ギヤに固定した回転軸およびカッタヘ
ッドを自転させながら公転させる。このため、上記カッ
タヘッドの略正三角形を構成する掘削部が遊星運動し、
この略正三角形の掘削部の軌跡が略正方形となるので、
スキンプレートが略正方形断面を有することと相俟っ
て、略正方形の横孔を掘削することができる。
【0031】また、上記駆動装置は回転隔壁を回転さ
せ、クランク軸等を用いて外歯ギヤを駆動するような長
い伝達機構が不要であるから、この矩形泥水シールド掘
削機の構造を簡単にでき、機長を短くすることができ
る。また、この矩形泥水シールド掘削機の機長が短くな
ると、掘削部の進む角度をより大きく変えることがで
き、横孔の曲線施行がしやすくなる。
【0032】また、上記回転隔壁の攪拌羽根は、上記カ
ッタヘッドが1回転する間に逆の回転方向に3回転する
から、上記チャンバー内に導かれた土砂や礫を効率よく
攪拌することができる。
【0033】また、掘削時に、遊星運動している回転軸
に作用する大きな曲げモーメントは、上記回転隔壁によ
り支持されるから、この回転軸は曲がることなくスムー
ズに回転することができる。
【0034】また、上記回転軸は回転隔壁の偏心した位
置に回転自在に支持され、かつ上記回転隔壁はスキンプ
レートに回転自在に支持されているから、上記回転軸の
遊星運動を許容しつつ、上記スキンプレート内のカッタ
ヘッド側と駆動装置側とを密に仕切ることができる。
【0035】また、請求項2の発明の矩形泥水シールド
掘削機は、請求項1の矩形泥水シールド掘削機におい
て、上記回転軸のチャンバー内の部分に固定された攪拌
羽根を備えたものである。
【0036】したがって、請求項2の発明の矩形泥水シ
ールド掘削機によれば、この回転軸の攪拌羽根は、上記
回転隔壁の攪拌羽根が3回転する間に逆の回転方向に4
回転するから、チャンバー内に導かれた土砂や礫を特に
効率よく攪拌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施例の矩形泥水シール
ド掘削機の断面図である。
【図2】 図2は図1のII−II線から見た図である。
【図3】 図3は図1のIII−III線から見た図である。
【図4】 図4は図1のIV−IV線から見た図である。
【図5】 図5は図1のV−V線から見た図である。
【図6】 図6は図1のVI−VI線から見た図である。
【図7】 図7は正三角形を構成する掘削部が遊星運動
を行うことによって、正方形の横孔を掘削することを示
す説明図である。
【符号の説明】
1…スキンプレート、2…フード、3…支持板、4…回
転隔壁、4a…円板部、4b…第2円筒部、5…第3円
筒部、6…第1円筒部、7…第1の攪拌羽根、11…ベ
アリング、12…スペーサ板、13…シール部材、15
…回転軸、16…チャンバー、20…カッタヘッド、2
1…カッタアーム、27…第2の攪拌羽根、30…偏心
リングギヤ装置、31…外歯ギヤ、32…内歯ギヤ、4
1…駆動ギヤ、42…電動機、51…方向修正ジャッ
キ、52…送泥管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略正方形状のスキンプレートと、 上記スキンプレートの内側に配置され、前方のチャンバ
    ーに面するとともに、上記スキンプレートの中心を回転
    中心として上記スキンプレートに回転自在に支持された
    回転隔壁と、 上記チャンバーに面する回転隔壁の壁面に固定された攪
    拌羽根と、 上記回転隔壁の上記スキンプレートの中心に対して偏心
    した位置に回転自在に支持された回転軸と、 上記回転軸の先端に固定され、略正三角形を構成する掘
    削部を有するカッタヘッドと、 上記回転軸の他端に固定された外歯ギヤと、 中心が上記スキンプレートの中心と一致するように上記
    スキンプレートに固定されるとともに、ピッチ円の直径
    が上記外歯ギヤのピッチ円の直径の4/3倍であり、か
    つ、上記外歯ギヤと噛合する内歯ギヤと、 上記回転隔壁を駆動する駆動装置と、 外部から上記チャンバー内に泥水を送り込む送泥管と、 上記チャンバー内の泥水を外部に排出する排泥管とを備
    えたことを特徴とする矩形泥水シールド掘削機。
  2. 【請求項2】 上記回転軸の上記チャンバー内に位置す
    る部分に固定された攪拌羽根を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の矩形泥水シールド掘削機。
JP11467293A 1993-05-17 1993-05-17 矩形泥水シールド掘削機 Expired - Lifetime JP2831904B2 (ja)

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