JPH06323319A - 袋ナットの製造方法 - Google Patents

袋ナットの製造方法

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JPH06323319A
JPH06323319A JP14114593A JP14114593A JPH06323319A JP H06323319 A JPH06323319 A JP H06323319A JP 14114593 A JP14114593 A JP 14114593A JP 14114593 A JP14114593 A JP 14114593A JP H06323319 A JPH06323319 A JP H06323319A
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JP
Japan
Prior art keywords
cap body
nut member
welding
face
nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP14114593A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuji Hirai
満治 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HIRAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナット部材と帽体とを溶接するための溶接電
流が少なくて済む溶接方法を得ることにある。 【構成】 ネジ孔を設けた母材たるナット部材と、その
ネジ孔の一側を閉じるための半球状の帽体とを準備し、
前記ナット部材の一側面を略円錐面となし、両者の軸線
を合致させて前記円錐面に帽体の開口端を当接させ押圧
しつゝ給電して溶着するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はネジ孔を設けたナット
部材の一側に板材からなる帽体を抵抗溶着して製造した
袋ナットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】袋ナットは周知のように、それが螺合す
るボルトの端部を覆い、その美観を向上させると共に、
場合によってはその螺合部を通して液体や気体が洩れ出
さないための密封性する機能を有している。そして、航
空機や車両のように軽量が要求される用途に用いられる
もの、あるいはコスト低減の要求が厳しい製品には、ネ
ジ孔を有するナット部材と、鋼板によって半球状に形成
された帽体とをプロジェクション溶接によって結合した
ものが用いられている。そして、そのような形態をなす
従来の袋ナットは、図5で示すように、鋼板Aをプレス
成形して略半球状の帽体Bを成形し、これをナット部材
Cの平坦に切削された端面に載せ、両者間に通電して溶
融させ、同時に加圧して溶着させ製品Dとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ナット
部材Cの端面と半球状をなす帽体Bの端部とは、共に平
面状をなしているので、溶接に際して両者の接触面が大
きくなり、プロジェクション溶接に際して、溶接過程の
当初に溶接電流として多量の通電を要し、大容量の設備
を必要とすると共に、電気代が高くなって製品の溶接コ
ストを高騰させていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る袋ナット
の製造方法は以下のようにして上記課題を解消する。す
なわち、ネジ孔を設けた母材たるナット部材と、そのネ
ジ孔の一側を閉じるための半球状の帽体とを準備し、、
前記ナット部材の一側面を略円錐面となし、両者の軸線
を合致させて前記円錐面に帽体の開口端を当接させ押圧
しつゝ給電して溶着したものである。
【0005】
【作用】ナット部材と帽体とを同一軸線上に配置して当
接させると、図1(a)で示すように、帽体の端面は内
外いずれかの縁でナット部材と当接する。その当接する
部分は円形をなす細い線状をなし、当接面積は極めて小
さくなる。そこで両者間を加圧しつゝ通電すると、当接
している面積が小さいので電流密度が高くなり、放熱面
が減るので、比較的少ない電流によって十分な溶け込み
が得られ、確実に溶着する。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、1はこの発明に係る袋ナットであ
る。袋ナット1はネジ孔2aを有する鋼製のナット部材
2の一方の端面を、同じく鋼板によって作られた半球状
の帽体3で覆い、それらをプロジェクション溶接して接
合し、更に、その外面に装飾用に硬質クロムメッキを施
したものである。
【0007】図2はナット部材2と帽体3とをプロジェ
クション溶接するための溶接機5を示す。溶接機5は機
械フレーム5aと、そのフレーム5aに支持された支持
治具5bと押圧治具5cとを有する。これら支持治具5
bと押圧治具5cとはそれぞれ銅合金によって作られ、
ナット部材2と帽体3とに接続される電極をなすと共
に、電源5dの一方の電極と他方の電極とにそれぞれ連
結されている。
【0008】すなわち、支持治具5bは小径部と大径部
とを有する軸状に作られ、フレーム5aに形成された小
孔に挿通し支持してある。また、押圧治具5cはフレー
ム5aの上部に昇降自在に支持された軸状に形成されて
おり、両者5b、5cは同一軸線上に配置されている。
5eは前記帽体3を受けるため押圧治具5cの下面に形
成された半球状の凹部であり、凹部5eは前記帽体3の
外面との同芯度が得られるように、帽体3の外面よりや
ゝ大きな半径を以て作られている。
【0009】次に、この溶接機5によるナット部材2と
帽体3との溶接過程を説明する。先ず、押圧治具5cを
図で示す上方位置へ退避させておき、支持治具5b上に
ナット部材2を、続いてその上に帽体3を載せる。この
実施例で帽体3の板厚は1.2mmである。支持治具5
bに設けられた小径部はナット部材2のネジ孔2aより
僅かに小径に作られており、ネジ孔2aを小径部に嵌合
させるとナット部材2は支持治具5bに対して略同軸に
支持される。
【0010】次いで、押圧治具5cを降下させ帽体3に
当接させる。帽体3の下面には半球状の凹部5eが形成
されており、帽体3は図2で示すように凹部5eへ嵌合
し、帽体3は押圧治具5cに対して略同軸に支持され
る。よって、ナット部材2と帽体3との間も略同軸に位
置決めされる。
【0011】このときナット部材2の端面は円錐面に形
成されているので、ナット部材2と帽体3との関係は図
1(a)で示すように、ナット部材2の端面には帽体3
の端面の内外いずれかの角部Eがその周面形状に沿って
円形に当接することゝなる。よって、従来のように、帽
体3の端面が全面でナット部材2の端面に当接するもの
に比して、はるかに小さい面積で互いに接する。
【0012】そこで、その状態から押圧治具5cによっ
て帽体3をナット部材2の端面へ約1.5tの押圧力で
押し付けつゝ両者間に通電すると、当接している面積が
小さいので当接面には高い電流密度で電流が流れる。す
なわち、電流によって加熱される面積が小さいにも拘か
わらず大電流が流れる。もっとも、この実施例では3
2,000アンペアの電流と11/60秒の時間を要し
たが、図5で示す従来の方法では同一寸法のもの45,
000アンペアの電流と、同じく11/60秒の時間を
必要としていた。このように、接触面積、すなわち、加
熱面積が小さくて済むことは、同時に放熱面積も小さく
なることを意味し、比較的少ない電流によって接合部に
十分な溶け込みが得られ、溶接が確実に行われる。
【0012】なお、この実施例において袋ナット1は大
型貨物トラックの車輪をハブに固定するためのもので、
呼び径が25mmのネジ孔2aを持ち、その対辺距離は
40mmである。また、帽体3の直径は37mmであ
る。
【0013】また、この実施例において、ナット部材2
の端面に形成される円錐面は図1で示すように、30°
の角度を持っているが、この発明の構成上、円錐面なる
語は必ずしも幾何学的に正確な円錐形のみを意味せず、
円錐状をなす面が丸みを帯びたもの、あるいは、球面を
も含む広い概念として使用されている。また、円錐形が
中央部分が突出した凸面であっても、また、周縁が突出
した凹面であっても、それらを包含する。また、ナット
部材2や帽体3の材質も鋼に限らず他の金属の場合にも
応用可能である。更に、溶接電流の通電の方向の設定も
自由に行うことができる。すなわち、支持治具5bと押
圧治具5cとのいずれを陽極とし、いずれを陰極とする
ことも自由である。
【0014】また、半球状をなす帽体3の形状は必ずし
も幾何学的な半球状に限定されず、図3で示すように、
角張ったものをも包含する概念である。そして、その高
さも図4で示すように、任意に選ぶことができるもので
ある。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上のように、袋ナット1の
プロジェクション溶接に際して、ナット部材2と帽体3
とが接触する面を小さくして当初の電流密度を増すもの
であるから、溶接機の電源として小容量のもので足り、
合わせて溶接電力が少なくて足りるから、その製造コス
トを大幅に低減できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る袋ナットの製造過程を示す工程
図である。
【図2】その製造装置を示す断面図である。
【図3】この製法によって作られた袋ナットの一例を示
す側面図である。
【図4】この製法によって作られた袋ナットの他の例を
示す図3相当の側面図である。
【図5】従来の袋ナットの製造過程を示す図1相当の工
程図である。
【符号の説明】
1 袋ナット 2 ナット部材 3 帽体 5 溶接機 5a 機械フレーム 5b 支持治具 5c 押圧治具 5e 半球状の凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ孔を設けた母材たるナット部材と、
    そのネジ孔の一側を閉じるための半球状の帽体とを準備
    し、前記ナット部材の一側面を略円錐面となし、両者の
    軸線を合致させて前記円錐面に帽体の開口端を当接させ
    押圧しつゝ給電して溶着してなる袋ナットの製造方法。
JP14114593A 1993-05-08 1993-05-08 袋ナットの製造方法 Pending JPH06323319A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296934A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toyota Motor Corp 電源装置
CN103867548A (zh) * 2012-12-10 2014-06-18 矢崎总业株式会社 盖形螺母
WO2021250776A1 (ja) * 2020-06-09 2021-12-16 株式会社日立製作所 エレベーター用ガイドレールの固定装置及びエレベーター装置

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