JPH06323366A - 無端伝動ベルト - Google Patents

無端伝動ベルト

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JPH06323366A
JPH06323366A JP5201813A JP20181393A JPH06323366A JP H06323366 A JPH06323366 A JP H06323366A JP 5201813 A JP5201813 A JP 5201813A JP 20181393 A JP20181393 A JP 20181393A JP H06323366 A JPH06323366 A JP H06323366A
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transmission belt
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elastic
endless
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シー.コペランド ビッキ
Herbert H Frost
エイチ.フロスト ハーバート
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    • F16G1/00Driving-belts
    • F16G1/28Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の1つの目的は弾性ベルトを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、ノイズ抑制性能が高
められた無端伝動ベルトを提供することにある。また本
発明の他の目的は、摩擦係数が低く安定し、その結果作
動中の低ノイズ性能を実現したマルチリブ付ベルトを提
供することにある。 【構成】 無端伝動ベルト10は、弾性本体部12と、
この本体部12に埋め込まれた荷重負担部材20と、そ
して本体部12と一体を成す伝動面14とを有する。弾
性本体部12は、伝動面14における自励振動の開始に
応じた本体部12の不安定な摩擦反応を緩和する物質を
も含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概括的には無端伝動ベ
ルトに関し、より詳細には、ノイズの低減性能が高めら
れたベルトの改良に関する。特に、本発明は、ノイズの
発生やピリング(表面の毛羽立ちによる毛玉の発生)を
低減させるためにベルトの不安定な摩擦作用を緩和する
手段を含む弾性組織を有するリブ付Vベルトの形におけ
る改良された無端ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】現在の多くの自動車用アクセサリーの駆
動系は、エンジンからアクセサリーに伝動するためにマ
ルチリブ付Vベルトを使用している。この出願に関連す
るほとんどのVベルト構造は、伝動ベルトやマイクロリ
ブ付ベルト等のような他の無端ベルトと同様に、安定し
た作動性能を高めるために各種の添加剤が添加されたネ
オプレンやブタジエンスチレンゴム、あるいはポリブタ
ジエン基ポリマー系の材料を特徴的に使用している。自
動車の元来の装備や販売後の使用に対して過去数年にわ
たって重要になってきたこれらのベルトの一つの性能の
特徴は、ベルト作動が静かなことである。
【0003】伝動ベルト、Vベルト、マイクロリブ付ベ
ルトの例は、米国特許第3,138,962号、第3,200,180号、
第4,330,287号、そして、第4,332,576号に開示される。
そのようなベルトの組成の例は、上述した米国特許第3,
200,180号、そして、第3,772,928号、第4,066,732号に
開示される。これらの特許資料は、ベルトのタイプとそ
の組成の最新式技術との単なる例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】あるベルト駆動状態の
もとで、マルチリブ付Vベルトは、「キューキュー」、
「キーキー」という耳に聴こえるノイズを示すことがあ
る。このようなベルトにおけるノイズ問題の一つの解決
は、ベルトがスプロケットの歯やフランジに接触すると
きに、できるだけ多くの弾性物質をベルト表面の近くか
ら絶縁し、あるいは取り去ることにより、ベルトの被膜
面の摩擦係数を低くすることである。このような手法
は、米国特許第3,772,929号で採用されている。ノイズ
発生問題を処理する他の方法は、米国特許第3,964,328
号に開示され、そこでは、弾性物質が浸透しない物質の
層が流し込み作業の間に使用され、耐摩耗性構造の一方
の側に接着されている。
【0005】このようなベルトにおけるノイズ発生を低
減させる他の手法は、ベルトのコード下の基部に、ある
種の短い紡織繊維を混合することである。この手法は、
ノイズ抑制を助けるためのみでなく、摩損性能を高める
ためにも用いられる。特に、ベルトの適用を求めるため
には、許容できるベルトのノイズ性能を保証するために
より高い密度の紡織繊維がしばしば求められる。しかし
ながら、多量の繊維をゴムの基部の中に散布するときに
は、混合過程においてしばしば困難に直面する。したが
って、適切な散布のためには常に混合に複数の過程が必
要となり、混合には時間とコストとがかかる。さらに、
多量のファイバーをゴムの基部に混合することは、疲労
寿命等のベルトの他の特性に対して有害にもなる。
【0006】マルチリブ付Vベルトが持つ他の問題は、
ピリング、すなわちベルトのリブの間の弾性物質の小さ
なボールの組成に基づく耐久性の問題である。ピリング
は、ノイズやトラッキングの問題を作り得るのと同様
に、見栄えの面からも保証の問題の原因となり得る。従
来のベルトは事実上この問題をまだ扱っていない。
【0007】したがって、疲労寿命や温度耐性等のよう
なベルトの他の特性に影響せずに、ピリングを低減し、
ベルトの寿命を通してノイズを抑制する構造を含み、ベ
ルト作動中に静かなマルチリブ付ベルトやVベルトを製
造する必要は依然として残っている。
【0008】本発明の一つの目的は、改良された弾性ベ
ルトを提供することにある。本発明の他の目的は、ノイ
ズ抑制性能が高められた無端伝動ベルトを提供すること
にある。
【0009】また、本発明の他の目的は、摩擦係数が低
く安定し、その結果作動中の低ノイズ性能を実現したマ
ルチリブ付ベルトを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、そして、ここに具体化され広範に説明される本発
明の目的にしたがって、無端伝動ベルトが提供される。
ベルトは、弾性本体部と、この本体部に埋め込まれた荷
重負担部材と、そして本体部と一体を成す伝動面とを有
する。弾性本体部は、伝動面における自励振動の開始に
応じた本体部の不安定な摩擦反応を緩和する物質をも含
んでいる。
【0011】
【実施例】図1には、代表的なポジティブドライブ伝動
ベルト10が示されている。ベルト10は、弾性本体部
12と、本体部12の内側の周面に沿って位置する滑車
接触部14とを含んでいる。この特別な滑車接触部14
は、歯16とランド部18とが交互に配列した形であ
る。引張層20は、ベルトに耐性と強度とを与えるため
に本体部内に設けられている。図示された形状では、引
張層20は本体部12の長手方向に向けられた複数のコ
ード22から形成される。ただし、技術として知られて
いるどのようなタイプの引張層20も使用できることは
勿論である。
【0012】また、引張部材としては、綿、レーヨン、
ナイロン、ポリエステル、アラミド、鋼、そして荷重容
量に合わせて配向された不連続繊維のような物質が使用
できる。従来の具体例では、面24は、滑車を覆うベル
ト10としての摩擦低減用の被覆を形成するために使用
される補強構造によって覆われていた。
【0013】図2には、最新の、標準的なVベルト26
が示されている。ベルト26は、図1に示したのと同様
な弾性本体部12と、これも図1の例と同様なコード2
2の形での引張補強部材20とを含んでいる。Vベルト
26の弾性本体部12とコード22とは、図1のベルト
のために上で説明されたのと同一の物質から構成されて
いる。
【0014】Vベルトは、図1の伝動ベルトにおけるよ
うに、滑車接触部14をも含んでいる。ただし、この実
施例では、滑車接触部14は、くぼみ28の切り欠き面
と歯状突起30とが交互に配列した形である。これらの
交互に配列した切り欠き面28と歯状突起30とは、図
示されるように概してサインカーブに沿っていることが
望ましく、この形状は、滑車接触部14がプーリーまた
は滑車の回りを通るときの曲げ応力を分配して最小にす
る。
【0015】図3には、マルチリブ付、あるいはマイク
ロリブ付のVベルト32が示されている。マルチリブ付
ベルト32は、図1、図2のベルトのように弾性本体部
12を含み、かつ、前述したようなコード22の形での
引張補強部材20をも含んでいる。滑車接触部14に
は、複数の長手方向に配向されたリブ34が形成されて
おり、これらのリブは反対側でベルト32の駆動面を規
定する複数のくぼみ領域38と交互に配列した複数の隆
起領域あるいは頂点36を含んでいる。
【0016】図1〜3のそれぞれの実例では、滑車接触
部14が本体部12と一体であり、同一の弾性物質から
形成されている。本発明は、特に図1,3に示される実
施例に関して、そして図2,3のマルチリブ付Vベルト
やVベルトに関して説明されているが、本発明はこれら
の特別な実施例や説明された形に限定されず、特許請求
の範囲内に入るどんな無端ベルトの構造にも適用できる
ことは勿論である。
【0017】ベルトの性能を評価するときに考慮しなけ
ればならないベルトの機能性に関するいくつかの重要な
要因がある。これらの要因の中には、ベルトの熱寿命に
関する高温、低温耐性、撓み寿命と温度、明るさあるい
は熱寿命に関する耐屈曲性、あるいは伸縮性、そしてノ
イズレベルが含まれる。
【0018】ベルトのノイズレベルを評価する場合、異
なった状態や状況で生成されるいくつかの異なるタイプ
のノイズがある。ベルトノイズの一つのタイプは、図
1、2に示されるような同調ベルトにより生成される。
そこでは、ノイズはベルトの歯、あるいは歯の間のラン
ド領域とその歯を受けるスプロケット(図示せず)との間
の衝撃の結果として発生する。このタイプのノイズは、
歯がスプロケットに入る度に繰り返される。このノイズ
は、特に歯とスプロケットとの間のピッチの整合のよう
な固有の相互作用の関数である。ただし、同調タイプの
ベルトノイズにおいては、摩擦は重要な要因、あるいは
主たる原因ではない。
【0019】図2、3に示されるようなマルチリブ付V
ベルトでは、ノイズはさらに他の2つの領域から生成さ
れ得る。これらのノイズの原因の第1は、プーリー、ベ
ルト間の接触部分のアライメント誤差の結果である。こ
の特徴的なノイズレベルを最小に維持するためには、ベ
ルトがプーリーに入るようにベルトとプーリーとの良好
なアライメントを保つことが要求される。
【0020】ベルトとプーリーとが適切にアライメント
されていない場合には、過度の半径方向の滑りが生じ、
ノイズが生成される。ベルトスパンとプーリーとの間の
アライメント誤差の角度が大きくなるほど、ノイズを生
じさせる摩擦のポテンシャルも大きくなる。ベルトノイ
ズのもう一つの原因は、不適切なテンションによるベル
トの滑りの結果である。ベルトのテンションが過小であ
ると、ベルトはプーリー内で滑り動作をしがちであり、
この摩擦原因もノイズを生成する。
【0021】前述したように、ベルトのノイズを低減す
る既知の技術の一つは、コードの基部中のベルト弾性体
の中にある種の短い紡織繊維を混合することであり、す
なわちそれは、図1〜3に示されたそれぞれのベルトの
滑車接触部14に混合されている。ベルト中の繊維の容
量を増やすことにより、アライメント誤差によるノイズ
をかなり低減することができる。
【0022】ノイズは、ベルトとプーリーとの間の滑り
接触面で生じる自励振動の存在の結果として、ベルト、
そしてマルチリブ付ベルト中で生成されるため、ベルト
ノイズの問題を解決するためには、自励振動の開始に応
じた不安定な摩擦反応を緩和する必要があることがわか
った。滑車接触部14に混合された紡織繊維は、概して
そのような界面摩擦特性を安定化させる能力を持つと認
識されていたが、コード下の繊維の負荷には、荷重を担
い得る繊維の量の点から所定の限界がある。
【0023】また、滑車接触部14を形成する弾性体へ
の繊維の混合は、アライメント誤差によるノイズを低減
する助けにはなるが、不適切なテンションによるプーリ
ー内でのベルトの滑り動作により生成されるノイズにつ
いては何等効果を持たないことが判明している。このよ
うに、繊維の容量は、アライメイント誤差や半径方向の
滑りに対する接線方向の滑りにより生成されるノイズの
緩和に関しては効果的ではない。また、ノイズの低減を
ベルトの寿命の間、フード下で自動車に使用されたとき
の作動状態の最大限の範囲を越えて維持することが重要
であることもわかった。
【0024】上述の結果、滑りによる伝動面での自励振
動の開始に応じた滑車接触部14の不安定な摩擦反応
は、本体部12の弾性体にノイズを緩和する化合物を加
えることにより、ベルトの寿命を越えてほぼ低減できる
ことがわかった。この緩和物質は、なるべくなら低い摩
擦係数と、低い面エネルギーと、そして、ベルトの寿命
を通してその使用の間、緩和物質が付された伝動面、す
なわち滑車接触部14の面を継続してリフレッシュする
ための有効な運動移動性とを有する。
【0025】好ましくは、緩和物質は弾性本体部12、
14の全体に混合されたシロキサンを含む。より好まし
くは、シリコン基ポリマーまたはオイルの形でのポリシ
ロキサン、そして最も好ましくは、ポリジメチルシロキ
サンが用いられる。このようなシロキサンノイズ緩和物
質の使用がベルトの低いテンションでの滑りノイズをほ
ぼ低減することが認められている。ただし、シロキシン
のレベルが不適切であると、アライメント誤差によるノ
イズを増加させることが認められている。したがって、
シロキシンの量と粘度とを制御することが重要である。
【0026】シロキシン添加物は、摩擦によって生じる
ベルトとプーリーとの間の広い範囲での粘着を避けるよ
うにベルト表面を変更することにより、ノイズに結び付
く不安定な摩擦作用を緩和することが認められている。
そのような広い範囲での粘着の状態は、ノイズに結び付
く自励振動を開始させるものであることが知られてい
る。後述するベルトノイズ試験は、シロキシンで変更さ
れたベルトが従来の、そして他の最新のベルトと比較し
て最も静かなベルトの中に入ることを示した。
【0027】摩擦を変更するものとしてのシロキシンの
作用を決定する2つの要因がある。これらの要因は、シ
ロキシンの分子重量、あるいはベルト化合物中のその濃
度と同様な粘着性である。試験は、これらの要因がもし
適切に選択されていないと、アライメント誤差のある状
態で作動させた延長された使用期間のもとで、静かなベ
ルトを一時的に騒々しくする原因となる可能性があるこ
とを提示した。この騒々しい性質への逆行は、一定期間
ベルトを遊ばせたままにしておいた後に解消できる。
【0028】シロキシン添加物が使用された弾性体は、
最もしばしば好ましくはSBR(ブタジエンスチレンゴ
ム)、ポリブタジエン、そしてネオプレンのようなポリ
クロロプレンを含む。選択されたシロキシンは、シロキ
シン、または、ベルトの本体部12に使用される弾性ゴ
ム剤と熱力学的な相容性がない他の緩和物質を含む。言
い替えると、シロキシンと弾性ベースとは熱力学的に相
容性がないことが好ましい。
【0029】シロキシンの緩和物質の粘度は、ノイズを
最適に低減する可能性を決定する上での重大な要因であ
る。これは、シロキシンの粘度が、表面を滑らかにして
摩擦を安定化するために、弾性体を通してベルト面に移
動する可能性を決定するという事実による。粘度が過度
に高いと、弾性体を通して移動する能力がないために滑
らかさが不十分となる。また、過度に低いと移動が促進
され、面の揮発性が増加する。
【0030】シロキシン物質が100センチストークよ
り大きな粘度を持つと過大であり、2センチストークよ
り小さくなると過小で不安定であることが認められてい
る。望ましい形では、シロキシンの粘度はおおよそ5−
20センチストークであることがより好ましく、最も好
ましい粘度の範囲は負荷重量の0.5−3.0パーセン
トにおいておおよそ10−20センチストークである。
【0031】ベルト弾性体へのシロキシンの混入が、リ
ブ間の物質のボールにおよるベルト表面の摩損の結果と
して生じるピリングを効果的に低減することも認められ
ている。ノイズの原因であるピリングは、外見の問題を
引き起こすと共に、より厳格なケースではリブの変形に
よるトラッキングの問題を引き起こし得る。シロキシン
添加物質は、ベルトの摩損としてのそのようなピリング
の形成を削減する。
【0032】図4および図5に示されるように、標準の
Vベルトの物質組成と比較してノイズを削減するシロキ
シン緩和物質の使用を試験するために各種のマルチリブ
付Vベルトが構成された。さらに、いくつかのベルトに
は、緩和物質のレベルと繊維容量との間の関係を試験す
るために、各種の量で紡織繊維が含まれている。
【0033】(実施例1)図4には、4つの標準的なゴ
ムベルトA−Dとゴムの5パーセントのポリジメチルシ
ロキシン(PDMSO)を含むゴムベルトEとの間のノ
イズ試験の比較結果が示されている。ベルトは、最低の
テンションで低温(約0°C)、室温(約25°)の温
度下で試験された。図4から滑りノイズのレベルは、標
準的なベルトA−Dと比較してベルトEの方が低温、室
温のいずれにおいても実質的に低いことがわかる。ま
た、本発明により構成されたベルトEでは低温、室温の
いずれにおいても滑りノイズのレベルは同一であるが、
標準的な4つのベルトではノイズレベルは温度が低い方
が増加していることもわかる。
【0034】(実施例2)図5は、異なるレベルの繊維
物質と異なるタイプのオイル物質を持つ他のベルトと同
じように、本発明によって構成されるいくつかの異なる
レベルの繊維物質を持つベルトを示している。図5にお
いて、ベルトAは15パーセントの綿繊維と共に10セ
ンチストークにおいて1.8パーセントのPDMSOを
持って構成され、ベルトBは18パーセントの綿繊維と
共に10センチストークにおいて1.8パーセントのP
DMSOを持って構成された。これと比較して、18パ
ーセントのパラフィンオイルと共に15パーセントの綿
繊維を持って構成された標準的なベルトはベルトCとし
て作られ、ベルトDは12.5パーセントの綿繊維と共
に4パーセントのDOSオイルを含んでいる。
【0035】図5において、試験結果は、ベルトA,B
の摩擦係数のレベルがベルトC,Dの摩擦係数のレベル
より実質的に低いことを明確に示している。このことか
ら、本発明は摩擦係数を明確に低くし、それにより、滑
り境界面をより安定させ、結果として本発明により低い
ノイズレベルが得られる。
【0036】(実施例3)他の試験は、シリコン物質の
粘度が2センチストークから100センチストークまで
変化しても、低い摩擦係数が得られることを明確に示
し、2,5,10,100センチストークのベルトを試
験したときに、摩擦係数は10センチストークで最低と
なった。ただし、一つの例では、100センチストーク
のPDMSOベルトが低い摩擦係数を生じたが、その例
においてのみ物質は他のベルトと比較してより高い密度
レベルで提供された。このことから、より低い粘度の物
質は、ベルト面を定期的にリフレッシュするためにより
むらなく適切にベルトを通して流れる傾向があり、十分
な物質がベルト中に含まれれば、より高い粘度の物質が
よく機能するであろう。
【0037】
【発明の効果】上の記述に見られるように、本発明は改
良された弾性ベルト構造を提供する。本発明にかかるベ
ルトは、ベルト面と滑車境界面との低い摩擦係数を維持
する能力を有し、それによりベルトの滑りノイズを大変
低いレベルで維持している。このことから、本発明のベ
ルトは、ノイズ緩和物質でベルト表面を定期的にリフレ
ッシュすることにより、その寿命を通して作動中大変静
かである。本発明はまた、使用の間そしてベルトの着用
の間のピリングを低減するよう機能する。
【0038】前記の記述と発明の実施例の説明とは、種
々の変形、代用の実施例について詳しく記述されてい
る。しかしながら、発明の前記の記述は、典型的なもの
のみであり、発明の範囲は従来技術に鑑みて解釈される
特許請求の範囲によってのみ限定されることは理解され
なければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】確実伝動伝動ベルトの一部を破断した斜視図で
ある。
【図2】Vベルトの一部を破断した斜視図である。
【図3】マイクロV型、あるいはマイクロリブ付のベル
トを一部破断して示した斜視図である。
【図4】本発明が適用されたベルトと他の標準的なベル
トとを比較したスリップノイズ試験の結果を示す棒グラ
フである。
【図5】本発明が適用された複数のベルトの摩擦係数の
データを示す棒グラフである。
【符号の説明】
10 ベルト 12 弾性本体部 14 滑車接触部 20 引張補強部材 22 コード 26 Vベルト 32 マルチリブ付ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビッキ シー.コペランド アメリカ合衆国,コロラド 80227,レイ クウッド,ウエスト エバンス アベニュ ー 10824,27号 (72)発明者 ハーバート エイチ.フロスト アメリカ合衆国,コロラド 80122,リト ルトン,サウス コロナ コート 7916

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性本体部と、前記本体内に埋め込まれ
    た荷重負担部材、および前記本体部と一体となる伝動面
    とを有し、前記弾性本体部は、さらに前記伝動面での自
    励振動の開始に対応した前記本体部の不安定な摩擦作用
    を緩和する手段を有することを特徴とする無端伝動ベル
    ト。
  2. 【請求項2】 前記緩和手段は、前記弾性本体部の全体
    を通して散在された物質を含み、この緩和物質は低い摩
    擦係数と、低い面エネルギーと、ベルト使用の間に前記
    緩和物質が前記伝動面を継続的にリフレッシュするため
    の効果的な運動移動性とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の無端伝動ベルト。
  3. 【請求項3】 前記緩和手段は、前記弾性本体部の全体
    に混入されたシロキシンを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の無端伝動ベルト。
  4. 【請求項4】 前記シロキシンはポリシロキシンを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の無端伝動ベルト。
  5. 【請求項5】 前記ポリシロキシンはポリジメチルシロ
    キシンを含むことを特徴とする請求項4に記載の無端伝
    動ベルト。
  6. 【請求項6】 前記シロキシンは、約2−200センチ
    ストークの粘度を有することを特徴とする請求項3に記
    載の無端伝動ベルト。
  7. 【請求項7】 前記シロキシンは、約5−20センチス
    トークの粘度を有することを特徴とする請求項6に記載
    の無端伝動ベルト。
  8. 【請求項8】 前記シロキシンは、0.5−3.0パー
    セントの重量負荷において約10−20センチストーク
    の粘度を有するポリシロキシンを含むことを特徴とする
    請求項7に記載の無端伝動ベルト。
  9. 【請求項9】 前記弾性本体部の弾性成分は、前記緩和
    手段と熱力学的に相いれない弾性体を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の無端伝動ベルト。
  10. 【請求項10】 前記緩和手段は、シロキシンを含むこ
    とを特徴とする請求項9に記載の無端伝動ベルト。
JP5201813A 1992-07-23 1993-07-22 無端伝動ベルト Expired - Fee Related JP2649644B2 (ja)

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EP (1) EP0580436B1 (ja)
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