JPH06323421A - 自動変速機のサーボ油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機のサーボ油圧制御装置

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JPH06323421A
JPH06323421A JP13523893A JP13523893A JPH06323421A JP H06323421 A JPH06323421 A JP H06323421A JP 13523893 A JP13523893 A JP 13523893A JP 13523893 A JP13523893 A JP 13523893A JP H06323421 A JPH06323421 A JP H06323421A
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pressure
speed
oil passage
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servo
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Application number
JP13523893A
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English (en)
Inventor
Masahiko Ando
雅彦 安藤
Akira Fukatsu
彰 深津
Yoshihisa Yamamoto
義久 山本
Mamoru Niimi
守 新美
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Hiromichi Kimura
弘道 木村
Hidehiro Oba
秀洋 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機のシフトダウン時のブレーキの掴
み替えによる変速ショックを防ぐサーボ油圧制御装置の
調圧精度を向上させる。 【構成】 サーボ油圧制御装置は、変速時に一方が解放
され、他方が係合する関係にあるブレーキB−2,B−
3の係合側ブレーキB−3のサーボ油圧を、入力回転と
入力トルクに応じて制御する調圧手段2を有する。調圧
手段2は、電子制御装置7により制御され、前記変速時
のみ調圧動作して変速時の急激な回転変化とブレーキB
−2,B−3のタイアップを防ぐ一方、それ以外のとき
は、不要な調圧動作を無効にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の制御装置
に関し、特に自動変速機の変速のために摩擦材を係合解
放させるサーボ油圧の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される自動変速機は、通常複
数の遊星歯車機構を備えており、変速に際して、これら
遊星歯車機構の変速要素(サンギヤ、キャリヤ、リング
ギヤ)を摩擦材の係合解放によりつなぎ変えて複数の速
度段を達成する構成とされているが、このような変速機
において、特定の速度段からより低速の速度段、例えば
3速から2速への変速(以下、3→2変速という)時に
それぞれの摩擦係合手段の摩擦材の掴み替え操作を必要
とする。
【0003】従来、上記のような変速操作時には、オリ
フィスキックダウン弁を用い、該弁のスプールにガバナ
圧とスプリング荷重を対向印加させて所定車速以下では
係合側のサーボ圧供給を大径オリフィスを介して行い、
所定車速以上では小径オリフィスを介して行うようにし
て、入力回転数が意図する速度段の回転数に同期するポ
イント付近で係合側の摩擦材を一気に係合させる動作が
行われるようにしている(特公昭52−18344号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、係合側摩擦係合手段へのサーボ圧の供給
がスロットル開度や解放側摩擦係合手段のサーボ圧のド
レーン状況に関わりなくオリフィスの切換による2段階
制御で成されるため、車速やエンジン特性による同期ポ
イントのずれが大きく、このポイントのずれによるエン
ジンの吹き上がりや過大なタイアップによる大きな変速
ショックを生じる問題点がある。また、摩擦係合手段の
ピストンストロークのばらつき、油温による作動油の流
動性の変化、摩擦材のμ特性のばらつきや経時変化等に
よる係合速度及び解放速度の変化に対する係合ポイント
の補正を行うこともできない。また、回転変化中に係合
側摩擦係合手段が大きなトルク容量をもつと、解放側摩
擦係合手段とのタイアップによる急激な速度変化と変速
ショックを生じる問題点もある。
【0005】このような事情に鑑み、本発明は、係合圧
を同期ポイント前から入力回転に応じて調圧することに
より、係合側摩擦材の係合タイミング及び解放側摩擦係
合手段から係合側摩擦係合手段へのトルク伝達容量の移
管の適正化を図り、併せて、前記調圧の精度を向上させ
た、シフトダウン時の変速ショックの発生を抑えること
のできるサーボ油圧制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、入力軸と出力軸との間に遊星歯車機構を
備え、該遊星歯車機構の変速要素をサーボ油圧の制御に
よる摩擦材の係合解放によりつなぎ変えて複数の速度段
を達成する自動変速機において、前記速度段中の特定の
速度段からそれより低速の速度段への変速時に一方が解
放され、他方が係合する関係にある摩擦材を有するそれ
ぞれの摩擦係合手段と、該摩擦係合手段を係合解放させ
るサーボ油圧の給排を選択する切換手段と、前記サーボ
油圧を調圧する調圧手段と、該調圧手段と連携する油路
開閉手段と、前記調圧手段及び油路開閉手段を制御する
電子制御装置と、入力回転を検出して前記電子制御装置
に出力する入力回転検出手段と、入力トルクを検出して
前記電子制御装置に出力する入力トルク検出手段とを備
え、前記調圧手段は、前記切換手段と前記係合する側の
摩擦係合手段との間に介装され、特定の速度段からそれ
より低速の速度段への変速時に、前記入力回転検出手段
による入力回転の検出と前記入力トルク検出手段による
入力トルクの検出に基づく前記電子制御装置の信号制御
でサーボ油圧を調圧し、前記油路開閉手段は、前記変速
時を除き、前記電子制御装置による信号制御で前記調圧
手段の調圧機能を無効にすべく前記調圧手段に油路接続
されたことを構成とする。
【0007】前記調圧手段は、サーボ油圧をドレーン油
路を介して排出しながら調圧する調圧弁とし、前記油路
開閉手段を前記ドレーン油路中に介装して、前記変速時
を除き、前記電子制御装置による信号制御で前記ドレー
ン油路を閉じることで前記調圧手段の調圧機能を無効に
する構成とすることができる。この場合、調圧機能の無
効化は電子制御装置による信号のみに依存させてもよい
し、該信号と特定の速度段を達成する摩擦係合手段のサ
ーボ油圧とに依存させてもよい。
【0008】他方、油路開閉手段を油圧源と調圧手段と
を結ぶライン圧油路中に介装して、ライン圧を調圧手段
に印加することで調圧手段の調圧機能を無効にする構成
とすることもできる。これらの場合、具体的には、油路
開閉手段には、前記特定の速度段を達成する摩擦係合手
段のサーボ油圧の給排速度を制御するオリフィスコント
ロール弁を用いるのが有効である。なお、電子制御装置
による調圧手段の制御にはリニアソレノイド弁、油路開
閉手段の制御にはオン・オフソレノイド弁を用いるのが
有効である。
【0009】
【発明の作用及び効果】このような構成を採った本発明
に係るサーボ油圧制御装置では、特定の速度段からそれ
より低速の速度段への変速時に、切換手段と係合する側
の摩擦係合手段との間に介装された調圧手段が、入力回
転検出手段による入力回転の検出と入力トルク検出手段
による入力トルクの検出とによる電子制御装置の制御で
サーボ油圧を適正に調圧する。その結果、前記変速に係
わる両摩擦係合手段間で円滑な伝達トルクの分担と解放
側から係合側の摩擦係合手段へのトルク分担の移行が滑
らかに行われて、シフトダウン時の変速ショックが低減
される。
【0010】しかも、調圧手段は、前記変速時を除き、
油路開閉手段により調圧機能を無効化させられた状態で
動作するため、調圧範囲を必要最小限の幅に設定するこ
とで、調圧精度の向上が可能となる。また、特に油路開
閉手段をドレーン油路を閉鎖するものとした場合、調圧
無効化時のドレーンをなくして、損失油量を低減される
効果も得られる。加えて、調圧手段の電子制御装置によ
る制御をリニアソレノイド弁を用いて行う場合、調圧手
段による調圧機能の停止時に、リニアソレノイド弁を他
の制御に用いる併用も可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明のサーボ油圧制御
装置の実施例について説明する。図1〜図5は本発明の
第1実施例を示す。この例では、自動変速機は、図3に
示すように単純連結3プラネタリギヤトレインからなる
前進4速後進1速の主変速7置Mと、前置式オーバドラ
イブプラネタリギヤユニット(以下、実施例の説明にお
いてプラネタリギヤユニットをギヤユニットと略称す
る)ODとを組合わせた5速自動変速機とされており、
変速時に相互に掴み替え動作される摩擦係合手段は、3
速以上で係合するブレーキB−2と2速時のみ係合する
ブレーキB−3となる。
【0012】先ず、この例の自動変速機の概略構成を説
明すると、図3に示すように、自動変速機は、従来のも
のと同様にロックアップクラッチ付のトルクコンバータ
Tを備える他、前置式オーバドライブギヤユニットOD
と主変速装置Mとを備え、主変速装置の入力軸Iと出力
軸Oとの間に遊星歯車機構Pを備えている。遊星歯車機
構Pは、各変速要素(サンギヤ、キャリヤ、リングギ
ヤ)を適宜直結した単純連結の3組のギヤユニットP
1,P2,P3を備え、各ギヤユニットの変速要素に関
連してクラッチC−1,C−2、ブレーキB−1〜B−
4及びワンウェイクラッチF−1,F−2が配設され、
図示されていないが、摩擦係合手段である各クラッチ及
びブレーキは、従来のものと同様、サーボ油圧の制御で
それらの摩擦材を係合解放操作するピストンを持ったサ
ーボ手段を備えている。
【0013】この自動変速機において、前置式オーバド
ライブギヤユニットODの出力軸を兼ねる入力軸Iの回
転は、クラッチC−1及びブレーキB−2が係合し、他
が解放されている図3に示す状態のときに、ギヤユニッ
トP2のリングギヤR2を入力要素とし、サンギヤS2
を反力要素とし、キャリヤC2を出力要素とする3速回
転として出力軸Oに取出される。また、クラッチC−1
が係合のままで、ブレーキB−3が係合し、他が解放の
図4に示す状態の場合には、ギヤユニットP2のリング
ギヤR2を入力要素とし、ギヤユニットP1のキャリヤ
C1を反力要素としてギヤユニットP2のキャリヤC2
及びそれに直結するギヤユニットP1のリングギヤR1
を出力要素とする2速回転で出力軸Oに取出される。
【0014】図1に示すように、この自動変速機の油圧
制御装置において、変速時に一方が解放され、他方が係
合する関係にあるブレーキB−2及びブレーキB−3そ
れぞれの摩擦材を係合解放させるサーボ圧を調圧する関
連部分は、切換手段を構成する2−3シフト弁1、調圧
手段を構成するB−3コントロール弁2、ブレーキB−
2のサーボ手段への油圧供給をその初期において迅速化
するファーストフィル手段を構成し、油路開閉手段を兼
ねるB−2オリフィスコントール弁10、SLUリニア
ソレノイド弁3、B−2アキュムレータ4、B−3アキ
ュムレータ5及びそれらの背圧を制御するアキュムレー
タ背圧制御装置6から成り、その他にS3信号圧(図示
しない4−5シフト弁を切換える5速信号圧)を出力す
るオン・オフソレノイド弁13、SLUリニアソレノイ
ド弁3に入力軸回転に応じた制御信号を出力する電子制
御装置(ECU)7、それが制御信号を出力するための
入力回転を検出する入・出力回転数検出手段8及び入力
トルクを検出する入力トルク検出手段9を備えている。
【0015】さらに、各部の構成について詳述すると、
B−3コントロール弁2は、2−3シフト弁1からブレ
ーキB−3のサーボ手段に至る給排油路L1,L2中に
チェックボール付オリフィス14と並行して介装されて
おり、その弁孔2aには、大径オリフィス2bを介して
給排油路L1に連通する給排ポート21と、給排油路L
2に連通する給排ポート22と、同じく給排油路に連通
する供給圧入力ポート23と、入・出力回転数検出装置
8で検出された信号によりECU7からの制御信号で制
御されるSLUリニアソレノド弁3により調圧された信
号油圧を供給される入力回転信号ポート24が設けられ
ている。なお、符号25は3速信号圧の入力ポート、2
6はドレーン連絡ポートを示す。
【0016】この弁孔2a内に挿入されたスプール2c
には、ポート22のポート21への連通とポート26へ
の連通を制御する一対のランド27,28と、ランド2
7の端部から延びる小径のランド29を備えており、ラ
ンド28の一端側はスプリング2dを介して受圧ピスト
ン2eに当接している。そして、ランド27の外端はポ
ート23からの供給圧の受圧面を構成し、受圧ピストン
2eの外端面は、入力回転信号ポート24からの信号圧
の受圧面を構成し、内端面は入力ポート25からの信号
圧の受圧面を構成している。
【0017】B−2アキュムレータ4は、ブレーキB−
2のサーボ手段に通じる油路L3にオリフィス4aを介
して接続されており、ブレーキB−3のサーボ手段用の
B−3アキュムレータ5と同様、アキュムレータ背圧制
御装置6の背圧制御により排圧中にも給排油路L3のド
レーン圧の調圧が可能とされている。
【0018】B−2オリフィスコントール弁10は、そ
の弁孔10aに、給排油路L1’に連通する給排ポート
101と、給排油路L3に連通する給排ポート102
と、同じく給排油路にオリフィス10bを介して連通す
るフィードバックポート103と、B−3コントロール
弁2のドレーン連絡ポート26に連なるドレーン油路L
dに連通するドレーン連絡ポート106と、オン・オフ
ソレノイド弁13に連通する切換信号ポート104と、
ドレーンポートEXとを備えている。
【0019】この弁孔10a内に嵌挿されたスプール1
0cには、ポート101のポート102への連通を制御
するランド107と、ポート106のポートEXへの連
通を制御し、且つソレノイド圧の受圧部を構成するラン
ド108と、給排油路L3からのフィードバック圧の受
圧部を構成する小径のランド109を備えており、ラン
ド108の一端側にはスプリング10dが当接してい
る。なお、符号11は2速から3速への変速に関与し、
ブレーキB−2のサーボ手段からの排圧をSLUリニア
ソレノイド弁3からの信号で調圧する2−3タイミング
弁を示すが、これについては、本発明の主題とするブレ
ーキB−3のサーボ油圧の制御には直接関与しないの
で、詳細な構成の説明は省略する。
【0020】上記のように構成されたサーボ油圧制御装
置において、3速の状態では、図示しないマニュアル弁
を経たドライブレンジ圧Dが1−2シフト弁12、2−
3シフト弁1、給排油路L1’,L3を経てブレーキB
−2のサーボ手段に供給されて、ブレーキB−2は係合
状態にある。ここで、車両の走行条件に応じてECU7
の制御信号で図示しない変速用のオン・オフソレノイド
弁が動作し、2−3シフト弁1が2速位置(その弁内油
路を実線で示す)に切換えられると、ブレーキB−2の
サーボ手段の油圧(以下、B−2圧という)は、給排油
路L3から2−3シフト弁1を経てドレーンされ始め
る。このドレーンによるB−2圧の降下は、この実施例
では、図5の区間dで示すように、アキュムレータ背圧
制御装置6による背圧制御で入力回転数が所定の割合に
なるよう制御されるが、この制御は必須のものではな
い。
【0021】一方、ドライブレンジ圧Dは、2−3シフ
ト弁1から給排油路L1,L2を経てブレーキB−3の
サーボ手段に供給される。このサーボ手段への圧力供給
は、図2に示すフローチャートの手順を辿る。以下、こ
の手順を図2に従い他の図を参照しつつ説明すると、ス
テップS1では、図示しない変速用オン・オフソレノイ
ド弁による制御で、2−3シフト弁1が図1に実線で示
す連通状態(ブレーキB−2のサーボ手段をドレーン回
路に連通し、ブレーキB−3のサーボ手段を供給回路に
連通する)となり、このときステップS2に示すよう
に、入力回転数が目標とする回転数変化となるよう前記
のとおりB−2アキュムレータ4の背圧がフィードバッ
ク制御される。そして、この制御は、セカンド(2N
D)同期が達成されるまで(図5の区間d)持続され
る。
【0022】この回転数変化中、セカンド(2ND)同
期が達成されるまでの間、図5に示す区間aでは、B−
3コントロール弁2のスプリングによりスプール2cが
図1の上半部位置を取るため、ポート21がポート22
に連通し、大径オリフィス2bを通る急速な油圧供給に
よりブレーキB−3のサーボ手段のピストンストローク
が生じ、ピストンは直ちに摩擦材を係合させ得る位置ま
で変位するファーストフィル動作が行われる。
【0023】ステップS3では、B−3コントロール弁
2のポート24に供給されるSLUリニアソレノイド弁
3による信号圧は低圧に制御され、ブレーキB−3が僅
かにトルク伝達をするようにブレーキB−3のサーボ手
段への供給圧(以下、B−3圧という)を低圧に維持し
た待機状態(図5の区間b)にされる。これは、上記回
転数変化に影響を与えないようにする処置であり、これ
を行わないと、B−3圧の上昇により急激な回転数変化
と両ブレーキのタイアップが生じる。この区間でのB−
3圧の過剰分は、ポート23からのフィードバック圧の
印加でポート26が解放し、B−2オリフィスコントロ
ール弁10を介してドレーンされる。この動作により低
圧待機状態が達成される。
【0024】次のステップS4では、ECU7内で入力
回転数の変化率からセカンド(2ND)同期までの時間
tの算出が行われ、この値が設定値t0 と比較される。
この比較の結果tがt0 以上の間はステップS5からス
テップS2にリターンされ、ステップS2〜S4のフロ
ーが繰返される。
【0025】時間tの値が設定値t0 未満になると、今
度は、ステップS6で、入力トルク検出手段9による入
力トルクの検出値に応じた増加率でB−3圧を上昇させ
る操作(図5の区間c)が行われる。この緩徐な昇圧で
両ブレーキB−2,B−3は協働してトルクを分担する
状態となり、トルク分担率の変移による滑らかな同期点
への移行が可能となる。この状態は、次のステップS7
でセカンド(2nd)ギヤに同期したことが確認される
まで継続される。
【0026】やがて同期が確認されると、今度はステッ
プS8でSLUリニアソレノイド弁3が高出力とされ、
B−3コントロール弁2のポート21が完全にポート2
2と連通した解放状態となり、ブレーキB−3の急係合
が行われる一方、オン・オフソレノイド弁13からのS
3信号圧の供給によりB−2オリフィスコントロール弁
10が開き、B−2圧の急速ドレーンが行われるととも
に、B−2コントロール弁2からのドレーン油路が閉じ
られる(図5の区間e)。上記の一連のステップにより
3→2変速が終了する。このようにして、上記実施例の
装置では、セカンド(2nd)ギヤに同期するまで段階
的に係合圧が調圧される。
【0027】ところで、上記のB−2コントロール弁2
からのドレーン油路Ldを閉じる制御を行う理由は、1
つには、B−3圧の調圧を必要としないときまでB−3
コントロール弁2のドレーン油路Ldを開放しておく設
定にすると、2速時にも常にB−3圧を調圧する動作が
生じるため、ドレーンによる損失流量が多くなるからで
ある。そして、2つには、B−3コントロール弁2に供
給されるDレンジ圧は、最大時にはライン圧に達するた
め、調圧状態でB−3コントロール弁2をこの圧力に対
応させるためには、調圧範囲を広いものとしなければな
らなくなり、本来、図5に示すように、ごく低い圧力範
囲で調圧動作すれば足りるB−3コントロール弁2を極
めて高い圧力まで対応させる設定としなければならなく
なり、B−3コントロール弁2のスプール2cのストロ
ーク当たりの調圧量が大きくなる等の結果として、B−
3圧の調圧精度が悪化するためである。
【0028】さらに、3つには、1→2変速時は、アキ
ュムレータによる制御を行うが、このときに、B−3コ
ントロール弁2が調圧状態にあると、供給特性やドレー
ン特性に悪影響を及ぼすからである。もっとも、これを
回避するように、ECU7からのSLUリニアソレノイ
ド弁3の制御信号を最大値に出力するようにして実質的
に調圧機能を無効にすることも不可能ではないが、その
ようにすることは、SLUリニアソレノイド弁3を他の
制御、例えばロックアップ制御、オリフィス切換制御、
ニュートラル制御等に使用する場合には困難である。
【0029】この例の特徴は、B−2オリフィスコント
ロール弁10のスプール10cの両端にB−2圧とS3
信号圧を印加することで、弁を切換えるようにしている
ので、オン・オフソレノイド13が故障した場合でも3
→2変速中のB−2圧のフィードバックによるB−3圧
の調圧を保障しながら、3→2変速以外のときのB−3
コントロール弁2の非調圧を保障することができる点で
ある。他方、B−2圧が高い状態でもオン・オフソレノ
イド弁13からのS3信号圧の印加によりB−3コント
ロール弁を非調圧状態とし、ブレーキB−3の急係合と
ブレーキB−2のサーボ手段からの急速ドレーンの達成
を可能としている。
【0030】次に、図6は油路開閉手段の構成するB−
2オリフィスコントロール弁の切換えをオン・オフソレ
ノイド弁13のみで行うようにした第2実施例を示す。
これに合わせてB−2オリフィスコントロール弁10A
への給排油路L3からのフィードバック圧の供給はなく
され、スプリング10dは第1実施例のB−2オリフィ
スコントロール弁10とは逆向きに配設されている。そ
の余の弁構成及び回路接続は、実質的に前記第1実施例
のものと異なるところがないので、相当する部分に同一
符号を付し、説明に代える。
【0031】こうした構成を採っても、前記第1実施例
のものと同様の機能を果たさせることができる。この例
の利点は、B−2オリフィスコントロール弁10Aの切
換をオン・オフソレノイド弁13のみで行うため、3→
2変速の時間短縮のためB−2圧を0付近まで抜いた場
合でも、切換タイミングの制御が可能な点にある。
【0032】最後に、図7は第3実施例を示す。この例
では、油路開閉手段を構成するB−2オリフィスコント
ロール弁10BからB−3コントロール弁2の3速信号
圧の入力ポート25にライン圧PL を印加可能にしてい
る。具体的には、B−2オリフィスコントロール弁10
Bのポート106をライン圧油路に接続し、ポート11
0を信号油路L4を3速信号圧の供給油路にシャトル弁
15を介して接続している。この結果、入力ポート25
には3速信号圧とライン圧PL の何れかが圧力に応じて
選択的に印加されることになる。当然ながら前記第1及
び第2実施例においてドレーン連絡ポートであったポー
ト26は、単なるドレーンポートとされる。その余の弁
構成及び回路接続は、実質的に前記第2実施例のものと
異なるところがないので、相当する部分に同一符号を付
し、説明に代える。
【0033】こうした構成を採った場合、オン・オフソ
レノイド弁13によるS3信号圧の印加でB−2オリフ
ィスコントロール弁10Bが図示上半部に示す位置に摺
動し、ライン圧が常時供給されているポート106がポ
ート110に連通するため、ライン圧PL は、シャトル
弁15を経てB−3コントロール弁2のポート25に印
加され、その結果、SLUリニアソレノド弁3の信号出
力の高低に関わらず、より高いライン圧PL により、ス
プール2cは図示上半部に示す位置に、また受圧ピスト
ン2eは図示下半部に示す位置にロックされ、調圧機能
は無効化される。したがって、油路L2の圧力はB−3
コントロール弁2の調圧動作を伴うことなくライン圧P
L まで上昇可能となる。
【0034】以上、本発明を5速自動変速機に適用した
実施例に基づき詳説したが、本発明の適用対象はこれに
限るものではなく、また、各部の具体的構成についても
上記のものに限らず、例えば、B−3コントロール弁自
体をリニアソレノイド作動の調圧弁として電気信号で係
合圧を直接制御する構成を採ることも可能であるし、油
路開閉手段をB−2オリフィスコントロール弁とは別個
のものとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボ油圧制御装置を適用した自動変
速機の油圧制御装置の第1実施例の部分回路図である。
【図2】上記油圧制御装置のサーボ圧制御のフローチャ
ートである。
【図3】上記自動変速機のギヤトレインの3速状態を示
すスケルトン図である。
【図4】上記自動変速機のギヤトレインの2速状態を示
すスケルトン図である。
【図5】上記自動変速機の3→2変速時の変速特性図で
ある。
【図6】第2実施例の油圧制御装置の第1実施例に対す
る変更部分のみを示す回路部分図である。
【図7】本発明のサーボ油圧制御装置を適用した自動変
速機の油圧制御装置の第3実施例の部分回路図である。
【符号の説明】
1 2−3シフト弁(切換手段) 2 B−3コントロール弁(調圧手段) 3 SLUリニアソレノド弁 7 電子制御装置(ECU) 8 入・出力回転数検出手段(入力回転検出手段) 9 入力トルク検出手段 10,10A,10B B−2オリフィスコントロール
弁(油路開閉手段) 12 1−2シフト弁(切換手段) 13 オン・オフソレノイド弁 I 入力軸 O 出力軸 P 遊星歯車機構 B−1〜B−4 ブレーキ(摩擦係合手段) C−1,C−2 クラッチ(摩擦係合手段) Ld ドレーン油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 義久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 新美 守 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 木村 弘道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大庭 秀洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と出力軸との間に遊星歯車機構を
    備え、該遊星歯車機構の変速要素をサーボ油圧の制御に
    よる摩擦材の係合解放によりつなぎ変えて複数の速度段
    を達成する自動変速機において、 前記速度段中の特定の速度段からそれより低速の速度段
    への変速時に一方が解放され、他方が係合する関係にあ
    る摩擦材を有するそれぞれの摩擦係合手段と、 該摩擦係合手段を係合解放させるサーボ油圧の給排を選
    択する切換手段と、 前記サーボ油圧を調圧する調圧手段と、 該調圧手段と連携する油路開閉手段と、 前記調圧手段及び油路開閉手段を制御する電子制御装置
    と、 入力回転を検出して前記電子制御装置に出力する入力回
    転検出手段と、 入力トルクを検出して前記電子制御装置に出力する入力
    トルク検出手段とを備え、 前記調圧手段は、前記切換手段と前記係合する側の摩擦
    係合手段との間に介装され、特定の速度段からそれより
    低速の速度段への変速時に、前記入力回転検出手段によ
    る入力回転の検出と前記入力トルク検出手段による入力
    トルクの検出に基づく前記電子制御装置の信号制御でサ
    ーボ油圧を調圧し、 前記油路開閉手段は、前記変速時を除き、前記電子制御
    装置による信号制御で前記調圧手段の調圧機能を無効に
    すべく前記調圧手段に油路接続されたことを特徴とする
    自動変速機のサーボ油圧制御装置。
JP13523893A 1993-05-14 1993-05-14 自動変速機のサーボ油圧制御装置 Pending JPH06323421A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156492A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社デンソー 油圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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