JPH06324178A - 溶融デブリの熱除去方法 - Google Patents
溶融デブリの熱除去方法Info
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- JPH06324178A JPH06324178A JP5111971A JP11197193A JPH06324178A JP H06324178 A JPH06324178 A JP H06324178A JP 5111971 A JP5111971 A JP 5111971A JP 11197193 A JP11197193 A JP 11197193A JP H06324178 A JPH06324178 A JP H06324178A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数の故障が重なる想定事故において、かり
に炉心溶融が起こり溶融デブリが格納容器の下端に溜ま
った場合でも、溶融デブリに接触する部分の破損による
漏れだしを防ぎ、かつこの溶融デブリを短時間に安全に
冷却することができる溶融デブリの熱除去方法を提供す
る。 【構成】 原子炉の下方に位置するドライウェル3の水
平な内壁6内に埋設された吸熱部10と、原子炉格納容
器の外部に位置する放熱部12と、吸熱部と放熱部を連
通しかつ原子炉格納容器を気密に貫通した断熱部14
と、からなる冷却装置を備え、ドライウェル内壁上に溜
まった溶融デブリ5の熱をコンクリートで間隔を隔てら
れた吸熱部10で吸熱し、この熱を放熱部12で放熱す
る。
に炉心溶融が起こり溶融デブリが格納容器の下端に溜ま
った場合でも、溶融デブリに接触する部分の破損による
漏れだしを防ぎ、かつこの溶融デブリを短時間に安全に
冷却することができる溶融デブリの熱除去方法を提供す
る。 【構成】 原子炉の下方に位置するドライウェル3の水
平な内壁6内に埋設された吸熱部10と、原子炉格納容
器の外部に位置する放熱部12と、吸熱部と放熱部を連
通しかつ原子炉格納容器を気密に貫通した断熱部14
と、からなる冷却装置を備え、ドライウェル内壁上に溜
まった溶融デブリ5の熱をコンクリートで間隔を隔てら
れた吸熱部10で吸熱し、この熱を放熱部12で放熱す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電設備に関わ
り、更に詳しくは、沸騰水型原子炉における溶融デブリ
の熱除去方法に関する。
り、更に詳しくは、沸騰水型原子炉における溶融デブリ
の熱除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉(BWR)の格納容器
は、原子炉圧力容器(以下単に、原子炉という)を安全
に密閉収容する設備であり、例えば図5に例示するよう
に、圧力容器1を中央部のペデスタル2上に設置したド
ライウェル3と、ドライウェル3に連通し大量の水を内
部に有するサプレッションチャンバー4とからなる。原
子炉は極めて安全性が高く、かつ安全に制御されている
が、何らかの想定事故において、炉心が溶融し(図でA
で示す)、融けた炉心(以下、溶融デブリという)が原
子炉圧力容器の下端に溜まって容器を溶かし(B)、容
器から落下した溶融デブリ5がドライウェル3のコンク
リート製床上に溜まる。
は、原子炉圧力容器(以下単に、原子炉という)を安全
に密閉収容する設備であり、例えば図5に例示するよう
に、圧力容器1を中央部のペデスタル2上に設置したド
ライウェル3と、ドライウェル3に連通し大量の水を内
部に有するサプレッションチャンバー4とからなる。原
子炉は極めて安全性が高く、かつ安全に制御されている
が、何らかの想定事故において、炉心が溶融し(図でA
で示す)、融けた炉心(以下、溶融デブリという)が原
子炉圧力容器の下端に溜まって容器を溶かし(B)、容
器から落下した溶融デブリ5がドライウェル3のコンク
リート製床上に溜まる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、想定
事故において、かりに炉心溶融がおきても、溶融デブリ
5は格納容器内に密閉されたままであり、原子炉内の物
質が外部に漏れ出すおそれはない。しかし、ドライウェ
ルの床面に溜まった溶融デブリが放熱で冷えるまでに
は、相当の時間がかかる問題点が想定される。この間、
溶融デブリにより格納容器内の温度が上昇し、また、炉
心の冷却水が溶融デブリと接触すると高温の水蒸気とな
り、これにより格納容器内が高圧になる問題点があっ
た。このため、長時間、原子炉を放置せざるを得ない問
題点があった。また、長時間放置すると溶融デブリに接
触しているコンクリート部が高温により破損し、溶融デ
ブリが外部に漏れだす可能性がある問題点があった。
事故において、かりに炉心溶融がおきても、溶融デブリ
5は格納容器内に密閉されたままであり、原子炉内の物
質が外部に漏れ出すおそれはない。しかし、ドライウェ
ルの床面に溜まった溶融デブリが放熱で冷えるまでに
は、相当の時間がかかる問題点が想定される。この間、
溶融デブリにより格納容器内の温度が上昇し、また、炉
心の冷却水が溶融デブリと接触すると高温の水蒸気とな
り、これにより格納容器内が高圧になる問題点があっ
た。このため、長時間、原子炉を放置せざるを得ない問
題点があった。また、長時間放置すると溶融デブリに接
触しているコンクリート部が高温により破損し、溶融デ
ブリが外部に漏れだす可能性がある問題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、多数
の故障が重なる想定事故において、かりに炉心溶融が起
こり溶融デブリが格納容器の下端に溜まった場合でも、
溶融デブリに接触する部分の破損による漏れだしを防
ぎ、かつこの溶融デブリを短時間に安全に冷却すること
ができる溶融デブリの熱除去方法を提供することにあ
る。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、多数
の故障が重なる想定事故において、かりに炉心溶融が起
こり溶融デブリが格納容器の下端に溜まった場合でも、
溶融デブリに接触する部分の破損による漏れだしを防
ぎ、かつこの溶融デブリを短時間に安全に冷却すること
ができる溶融デブリの熱除去方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、原子炉
の下方に位置するドライウェルの水平な内壁内に埋設さ
れた吸熱部と、原子炉格納容器の外部に位置する放熱部
と、前記吸熱部と放熱部を連通しかつ原子炉格納容器を
気密に貫通した断熱部と、からなる冷却装置を備え、上
記ドライウェル内壁上に溜まった溶融デブリの熱を間隔
を隔てた前記吸熱部で吸熱し、この熱を前記放熱部で放
熱する、ことを特徴とする溶融デブリの熱除去方法が提
供される。
の下方に位置するドライウェルの水平な内壁内に埋設さ
れた吸熱部と、原子炉格納容器の外部に位置する放熱部
と、前記吸熱部と放熱部を連通しかつ原子炉格納容器を
気密に貫通した断熱部と、からなる冷却装置を備え、上
記ドライウェル内壁上に溜まった溶融デブリの熱を間隔
を隔てた前記吸熱部で吸熱し、この熱を前記放熱部で放
熱する、ことを特徴とする溶融デブリの熱除去方法が提
供される。
【0006】本発明の好ましい実施例によれば、前記冷
却装置はヒートパイプであり、前記吸熱部はヒートパイ
プの蒸発部であり、前記放熱部はヒートパイプの凝縮部
であり、前記断熱部はヒートパイプの断熱部である。ま
た、別の実施例によれば、前記冷却装置は水循環冷却装
置であり、前記吸熱部と放熱部は隔板式熱交換器であ
り、前記断熱部は前記2つの熱交換器を連通する2本の
配管である。
却装置はヒートパイプであり、前記吸熱部はヒートパイ
プの蒸発部であり、前記放熱部はヒートパイプの凝縮部
であり、前記断熱部はヒートパイプの断熱部である。ま
た、別の実施例によれば、前記冷却装置は水循環冷却装
置であり、前記吸熱部と放熱部は隔板式熱交換器であ
り、前記断熱部は前記2つの熱交換器を連通する2本の
配管である。
【0007】更に、前記ドライウェルの水平な内壁上
に、上部が開口した耐熱容器が設置される、ことが好ま
しい。
に、上部が開口した耐熱容器が設置される、ことが好ま
しい。
【0008】
【作用】上記、本発明の方法によれば、冷却装置の吸熱
部が原子炉下方のドライウェル内壁内に埋設されてお
り、この吸熱部で吸収した熱を格納容器を気密に貫通し
た断熱部を介して、格納容器の外部に位置する放熱部で
放熱させることができるので、ドライウェル内壁上に溜
まった溶融デブリの熱を間隔を隔てた吸熱部で吸熱し、
この熱を放熱部で放熱する、ことにより溶融デブリを短
時間に冷却することができる。これにより、高温の溶融
デブリによる格納容器内の温度上昇と圧力上昇を短時間
に低減することができ、原子炉の放置時間が短くなり、
十分な安全対策を早期に施すことができる。
部が原子炉下方のドライウェル内壁内に埋設されてお
り、この吸熱部で吸収した熱を格納容器を気密に貫通し
た断熱部を介して、格納容器の外部に位置する放熱部で
放熱させることができるので、ドライウェル内壁上に溜
まった溶融デブリの熱を間隔を隔てた吸熱部で吸熱し、
この熱を放熱部で放熱する、ことにより溶融デブリを短
時間に冷却することができる。これにより、高温の溶融
デブリによる格納容器内の温度上昇と圧力上昇を短時間
に低減することができ、原子炉の放置時間が短くなり、
十分な安全対策を早期に施すことができる。
【0009】また、ドライウェルの水平な内壁上に上部
が開口した耐熱容器を設置すれば、溶融デブリに接触し
ているコンクリート部から溶融デブリが外部に漏れだす
おそれも全くなく、安全性を更に万全なものにすること
ができる。
が開口した耐熱容器を設置すれば、溶融デブリに接触し
ているコンクリート部から溶融デブリが外部に漏れだす
おそれも全くなく、安全性を更に万全なものにすること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。なお、各図において共通する部分には同
一の符号を付して使用する。図1及び図2は、本発明に
よる溶融デブリの熱除去方法を実施するための装置の全
体構成図である。図1及び図2において、この装置は、
原子炉の下方に位置するドライウェル3の水平な内壁6
内に埋設された吸熱部10と、原子炉格納容器の外部に
位置する放熱部12と、前記吸熱部10と放熱部12を
連通しかつ原子炉格納容器を気密に貫通した断熱部14
と、からなる冷却装置16を備えている。本発明の方法
によれば、ドライウェル3の内壁6の上に溜まった溶融
デブリ5の熱をコンクリートで間隔を隔てられた前記吸
熱部10で吸熱し、この熱を前記放熱部12で放熱す
る。これにより、溶融デブリを短時間に冷却することが
できる。
して説明する。なお、各図において共通する部分には同
一の符号を付して使用する。図1及び図2は、本発明に
よる溶融デブリの熱除去方法を実施するための装置の全
体構成図である。図1及び図2において、この装置は、
原子炉の下方に位置するドライウェル3の水平な内壁6
内に埋設された吸熱部10と、原子炉格納容器の外部に
位置する放熱部12と、前記吸熱部10と放熱部12を
連通しかつ原子炉格納容器を気密に貫通した断熱部14
と、からなる冷却装置16を備えている。本発明の方法
によれば、ドライウェル3の内壁6の上に溜まった溶融
デブリ5の熱をコンクリートで間隔を隔てられた前記吸
熱部10で吸熱し、この熱を前記放熱部12で放熱す
る。これにより、溶融デブリを短時間に冷却することが
できる。
【0011】図1において、前記冷却装置16はヒート
パイプであり、前記吸熱部10はヒートパイプの蒸発部
であり、前記放熱部12はヒートパイプの凝縮部であ
り、前記断熱部14はヒートパイプの断熱部である。ヒ
ートパイプは、管内に毛細管作用を有するウイックが設
けられたパイプ容器に、作動流体を封入したものであ
り、蒸発部で作動流体が蒸発して熱を吸収し、蒸発した
作動流体が凝縮部で凝縮して熱を放熱し、凝縮した作動
流体は毛細管作用によりウイックを通って蒸発部まで戻
るものである。
パイプであり、前記吸熱部10はヒートパイプの蒸発部
であり、前記放熱部12はヒートパイプの凝縮部であ
り、前記断熱部14はヒートパイプの断熱部である。ヒ
ートパイプは、管内に毛細管作用を有するウイックが設
けられたパイプ容器に、作動流体を封入したものであ
り、蒸発部で作動流体が蒸発して熱を吸収し、蒸発した
作動流体が凝縮部で凝縮して熱を放熱し、凝縮した作動
流体は毛細管作用によりウイックを通って蒸発部まで戻
るものである。
【0012】なお、本発明に使用するヒートパイプは、
使用温度が比較的高いものがよく、例えば作動流体とし
てナトリウム(使用温度880〜1470K)、或いは
リチウム(同1280〜2070K)を用いるのがよ
い。なお、本発明によれば、ヒートパイプの蒸発部は、
コンクリート製の内壁6内に埋設され、溶融デブリ5の
熱をコンクリートを挟んで間隔を隔てて受けるので、更
に使用温度の低い作動流体、例えば水(300〜470
K)であってもよい。
使用温度が比較的高いものがよく、例えば作動流体とし
てナトリウム(使用温度880〜1470K)、或いは
リチウム(同1280〜2070K)を用いるのがよ
い。なお、本発明によれば、ヒートパイプの蒸発部は、
コンクリート製の内壁6内に埋設され、溶融デブリ5の
熱をコンクリートを挟んで間隔を隔てて受けるので、更
に使用温度の低い作動流体、例えば水(300〜470
K)であってもよい。
【0013】かかる構成により、機械的な作動部分が全
くないヒートパイプにより、作動流体が外部に漏れるお
それもなく、非常に大きな熱伝達を行うことができ、こ
れにより、溶融デブリを短時間に安全に冷却することが
できる。
くないヒートパイプにより、作動流体が外部に漏れるお
それもなく、非常に大きな熱伝達を行うことができ、こ
れにより、溶融デブリを短時間に安全に冷却することが
できる。
【0014】図2において、前記冷却装置16は水循環
冷却装置であり、前記吸熱部10と放熱部12は隔板式
熱交換器であり、前記断熱部は前記2つの熱交換器を連
通する2本の配管である。隔板式熱交換器は、例えば
管、コイル、フィン付板を介して内部に流れる水を加熱
又は冷却するものである。配管の一部にはポンプ18を
備え、2つの熱交換器の間を水を循環させるようになっ
ている。吸熱部10はコンクリート製の内壁6内に埋設
され、溶融デブリ5の熱をコンクリートを挟んで間隔を
隔てて受ける。放熱部は、原子炉格納容器の外部に位置
し、空気または水で冷却される。
冷却装置であり、前記吸熱部10と放熱部12は隔板式
熱交換器であり、前記断熱部は前記2つの熱交換器を連
通する2本の配管である。隔板式熱交換器は、例えば
管、コイル、フィン付板を介して内部に流れる水を加熱
又は冷却するものである。配管の一部にはポンプ18を
備え、2つの熱交換器の間を水を循環させるようになっ
ている。吸熱部10はコンクリート製の内壁6内に埋設
され、溶融デブリ5の熱をコンクリートを挟んで間隔を
隔てて受ける。放熱部は、原子炉格納容器の外部に位置
し、空気または水で冷却される。
【0015】かかる構成により、水を循環させるだけ
で、溶融デブリに水が直接接触することなく(接触する
と蒸気となって格納容器内の温度、圧力が上昇する)、
溶融デブリを短時間に安全に冷却することができる。
で、溶融デブリに水が直接接触することなく(接触する
と蒸気となって格納容器内の温度、圧力が上昇する)、
溶融デブリを短時間に安全に冷却することができる。
【0016】更に、図1及び図2において、前記ドライ
ウェル3の水平な内壁6の上に、上部が開口した耐熱容
器20が設置されている。この耐熱容器20は、溶融デ
ブリ5の熱に耐え、割れが生じないようにセラミック製
であるのがよい。これにより、溶融デブリに接触してい
るコンクリート部から溶融デブリが外部に漏れだすおそ
れも全くなく、安全性を更に万全なものにすることがで
きる。
ウェル3の水平な内壁6の上に、上部が開口した耐熱容
器20が設置されている。この耐熱容器20は、溶融デ
ブリ5の熱に耐え、割れが生じないようにセラミック製
であるのがよい。これにより、溶融デブリに接触してい
るコンクリート部から溶融デブリが外部に漏れだすおそ
れも全くなく、安全性を更に万全なものにすることがで
きる。
【0017】図3は、本発明の方法をコンクリート製新
型格納容器に適用した例を示す全体図である。図に示す
ように下部ドライウェル3′の床面に吸熱部10(図で
はヒートパイプの蒸発部)を埋設することにより、安全
かつ効果的に溶融デブリの冷却を行うことができる。
型格納容器に適用した例を示す全体図である。図に示す
ように下部ドライウェル3′の床面に吸熱部10(図で
はヒートパイプの蒸発部)を埋設することにより、安全
かつ効果的に溶融デブリの冷却を行うことができる。
【0018】図4は、本発明の方法をマークII型格納
容器に適用した例を示す全体図である。図に示すように
原子炉下方の床面内に吸熱部10(図ではヒートパイプ
の蒸発部)を埋設することにより、図3と同様に安全か
つ効果的に溶融デブリの冷却を行うことができる。
容器に適用した例を示す全体図である。図に示すように
原子炉下方の床面内に吸熱部10(図ではヒートパイプ
の蒸発部)を埋設することにより、図3と同様に安全か
つ効果的に溶融デブリの冷却を行うことができる。
【0019】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、冷却
装置の吸熱部が原子炉下方のドライウェル内壁内に埋設
されており、この吸熱部で吸収した熱を格納容器を気密
に貫通した断熱部を介して、格納容器の外部に位置する
放熱部で放熱させることができるので、ドライウェル内
壁上に溜まった溶融デブリの熱を間隔を隔てた吸熱部で
吸熱し、この熱を放熱部で放熱する、ことにより溶融デ
ブリを短時間に冷却することができる。これにより、高
温の溶融デブリによる格納容器内の温度上昇と圧力上昇
を短時間に低減することができ、原子炉の放置時間が短
くなり、十分な安全対策を早期に施すことができる。
装置の吸熱部が原子炉下方のドライウェル内壁内に埋設
されており、この吸熱部で吸収した熱を格納容器を気密
に貫通した断熱部を介して、格納容器の外部に位置する
放熱部で放熱させることができるので、ドライウェル内
壁上に溜まった溶融デブリの熱を間隔を隔てた吸熱部で
吸熱し、この熱を放熱部で放熱する、ことにより溶融デ
ブリを短時間に冷却することができる。これにより、高
温の溶融デブリによる格納容器内の温度上昇と圧力上昇
を短時間に低減することができ、原子炉の放置時間が短
くなり、十分な安全対策を早期に施すことができる。
【0020】また、ドライウェルの水平な内壁上に上部
が開口したセラミック製耐熱容器を設置すれば、溶融デ
ブリに接触しているコンクリート部から溶融デブリが外
部に漏れだすおそれも全くなく、安全性を更に万全なも
のにすることができる。
が開口したセラミック製耐熱容器を設置すれば、溶融デ
ブリに接触しているコンクリート部から溶融デブリが外
部に漏れだすおそれも全くなく、安全性を更に万全なも
のにすることができる。
【0021】従って、本発明の方法により、多数の故障
が重なる想定事故において、かりに炉心溶融が起こり溶
融デブリが格納容器の下端に溜まった場合でも、溶融デ
ブリに接触する部分の破損による漏れだしを防ぎ、かつ
この溶融デブリを短時間に安全に冷却することができる
優れた効果を得ることができる。
が重なる想定事故において、かりに炉心溶融が起こり溶
融デブリが格納容器の下端に溜まった場合でも、溶融デ
ブリに接触する部分の破損による漏れだしを防ぎ、かつ
この溶融デブリを短時間に安全に冷却することができる
優れた効果を得ることができる。
【図1】本発明による溶融デブリの熱除去方法を実施す
るための装置の全体構成図である。
るための装置の全体構成図である。
【図2】本発明による溶融デブリの熱除去方法を実施す
るための装置の別の全体構成図である。
るための装置の別の全体構成図である。
【図3】本発明の方法をコンクリート製新型格納容器に
適用した例を示す全体図である。
適用した例を示す全体図である。
【図4】本発明の方法をマークII型格納容器に適用し
た例を示す全体図である。
た例を示す全体図である。
【図5】炉心溶融を起こした格納容器の概念図である。
1 原子炉圧力容器 2 ペデスタル 3 ドライウェル 4 サプレッションチャンバー 5 溶融デブリ 6 内壁 10 吸熱部 12 放熱部 14 断熱部 16 冷却装置(ヒートパイプ、水循環冷却装置) 18 ポンプ 20 耐熱容器
Claims (4)
- 【請求項1】 原子炉の下方に位置するドライウェルの
水平な内壁内に埋設された吸熱部と、原子炉格納容器の
外部に位置する放熱部と、前記吸熱部と放熱部を連通し
かつ原子炉格納容器を気密に貫通した断熱部と、からな
る冷却装置を備え、 上記ドライウェル内壁上に溜まった溶融デブリの熱を間
隔を隔てた前記吸熱部で吸熱し、この熱を前記放熱部で
放熱する、ことを特徴とする溶融デブリの熱除去方法。 - 【請求項2】 前記冷却装置はヒートパイプであり、前
記吸熱部はヒートパイプの蒸発部であり、前記放熱部は
ヒートパイプの凝縮部であり、前記断熱部はヒートパイ
プの断熱部である、ことを特徴とする請求項1に記載の
溶融デブリの熱除去方法。 - 【請求項3】 前記冷却装置は水循環冷却装置であり、
前記吸熱部と放熱部は隔板式熱交換器であり、前記断熱
部は前記2つの熱交換器を連通する2本の配管である、
ことを特徴とする請求項1に記載の溶融デブリの熱除去
方法。 - 【請求項4】 前記ドライウェルの水平な内壁上に、上
部が開口した耐熱容器が設置される、ことを特徴とする
請求項1に記載の溶融デブリの熱除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111971A JPH06324178A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 溶融デブリの熱除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111971A JPH06324178A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 溶融デブリの熱除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06324178A true JPH06324178A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14574729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5111971A Pending JPH06324178A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 溶融デブリの熱除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06324178A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1102281A3 (en) * | 1999-11-17 | 2001-06-27 | General Electric Company | Core catcher cooling by heat pipe |
| JP2012154644A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-16 | Toshiba Corp | 原子炉格納容器の熱輸送装置およびその方法 |
| US9025721B2 (en) | 2010-03-29 | 2015-05-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Holding device |
| JP2021183954A (ja) * | 2020-05-22 | 2021-12-02 | 東京電力ホールディングス株式会社 | ヒートパイプ |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP5111971A patent/JPH06324178A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1102281A3 (en) * | 1999-11-17 | 2001-06-27 | General Electric Company | Core catcher cooling by heat pipe |
| US9025721B2 (en) | 2010-03-29 | 2015-05-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Holding device |
| JP2012154644A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-16 | Toshiba Corp | 原子炉格納容器の熱輸送装置およびその方法 |
| JP2021183954A (ja) * | 2020-05-22 | 2021-12-02 | 東京電力ホールディングス株式会社 | ヒートパイプ |
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