JPH0632417B2 - 電波吸収体 - Google Patents
電波吸収体Info
- Publication number
- JPH0632417B2 JPH0632417B2 JP63245235A JP24523588A JPH0632417B2 JP H0632417 B2 JPH0632417 B2 JP H0632417B2 JP 63245235 A JP63245235 A JP 63245235A JP 24523588 A JP24523588 A JP 24523588A JP H0632417 B2 JPH0632417 B2 JP H0632417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio wave
- fiber
- wave absorber
- fibers
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電波(特にマイクロ波、ミリ波、サブミリ波
等)を吸収する電波吸収体に関するものである。
等)を吸収する電波吸収体に関するものである。
[従来技術] 従来、上記波長帯で使用される電波吸収体としては、馬
の尻尾の毛と椰子の繊維を絡ませて接着剤で固定し、こ
れにカーボンを被覆したマット状のものが知られてい
る。椰子の繊維を馬の尻尾の毛に混ぜるのは、馬の毛は
供給量が少なく入手困難でそれを補充するのに椰子の繊
維が最適であり、また電波吸収特性を向上させるため
に、空間部分を多くするのに都合が良いからである。
の尻尾の毛と椰子の繊維を絡ませて接着剤で固定し、こ
れにカーボンを被覆したマット状のものが知られてい
る。椰子の繊維を馬の尻尾の毛に混ぜるのは、馬の毛は
供給量が少なく入手困難でそれを補充するのに椰子の繊
維が最適であり、また電波吸収特性を向上させるため
に、空間部分を多くするのに都合が良いからである。
この種の繊維をランダムに集合させた電波吸収体は、例
えば送信アンテナとしてパラボラアンテナの放物面反射
鏡の側面に取り付けて、隣接のパラボラアンテナとの干
渉を防止するために使用されている。この場合にはアン
テナによって一方向に放射される電波の他に、回折によ
って放物面反射器の後側に回り込む電波があるが、これ
は電波エネルギー損失や他の電波と干渉し合う原因にな
るので、これを防ぐためにマット状の電波吸収体によっ
て回折波を吸収する。
えば送信アンテナとしてパラボラアンテナの放物面反射
鏡の側面に取り付けて、隣接のパラボラアンテナとの干
渉を防止するために使用されている。この場合にはアン
テナによって一方向に放射される電波の他に、回折によ
って放物面反射器の後側に回り込む電波があるが、これ
は電波エネルギー損失や他の電波と干渉し合う原因にな
るので、これを防ぐためにマット状の電波吸収体によっ
て回折波を吸収する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、馬の尻尾の毛及び椰子の繊維は天然のもので
あるから、品質の同じものを揃えるのが困難であり、そ
の供給量から入手困難である。
あるから、品質の同じものを揃えるのが困難であり、そ
の供給量から入手困難である。
また、馬の尻尾の毛及び椰子の繊維は、毛や繊維の太さ
には多少の違いはあるにせよ巨視的にみた場合ほぼ一種
類しかなく、両者からなる電波吸収体を構成する繊維は
高々両者の2種類だけである。一般的に、繊維の太さの
種類に限定があると電波吸収帯域も狭くなる。従って、
広い電波吸収帯域幅を得ようとするなら多種類の太さの
繊維からなることが望ましい。
には多少の違いはあるにせよ巨視的にみた場合ほぼ一種
類しかなく、両者からなる電波吸収体を構成する繊維は
高々両者の2種類だけである。一般的に、繊維の太さの
種類に限定があると電波吸収帯域も狭くなる。従って、
広い電波吸収帯域幅を得ようとするなら多種類の太さの
繊維からなることが望ましい。
さらに、馬の尻尾の毛及び椰子の繊維からなる従来の電
波吸収体、とりわけ椰子の繊維は炭化水素よりなるもの
であるから、その表面にカーボンが付着し難いという特
性を有しており、それがためこれら毛及び繊維には均一
な厚さのカーボン被覆を形成し難い。しかして、これら
毛及び繊維のカーボン被覆の厚さにムラがあると、極超
短波などの所定の波長帯が全帯域にわたって一様なレベ
ルで吸収されないので電波吸収体としては好ましいもの
ではにない。
波吸収体、とりわけ椰子の繊維は炭化水素よりなるもの
であるから、その表面にカーボンが付着し難いという特
性を有しており、それがためこれら毛及び繊維には均一
な厚さのカーボン被覆を形成し難い。しかして、これら
毛及び繊維のカーボン被覆の厚さにムラがあると、極超
短波などの所定の波長帯が全帯域にわたって一様なレベ
ルで吸収されないので電波吸収体としては好ましいもの
ではにない。
上記のような実情から、本発明者らはマット状の電波吸
収体では、電波吸収特性の向上を計るには、種々の太さ
の繊維からなること、繊維の表面に均一なカーボン被覆
が形成されていることなどが挙げられることに着目し
た。さらにより良好な電波吸収特性を得るには、電波吸
収体を、電波の入射面において反射波を生じさせない構
成とする必要があることを見出した。
収体では、電波吸収特性の向上を計るには、種々の太さ
の繊維からなること、繊維の表面に均一なカーボン被覆
が形成されていることなどが挙げられることに着目し
た。さらにより良好な電波吸収特性を得るには、電波吸
収体を、電波の入射面において反射波を生じさせない構
成とする必要があることを見出した。
本発明の目的は、一本の繊維の太さが均一であり、多種
の太さの繊維を有し、該繊維に一定厚さのカーボン薄膜
を形成すると共に、反射波を生じさせないように構成し
た電波吸収体を提供することにある。
の太さの繊維を有し、該繊維に一定厚さのカーボン薄膜
を形成すると共に、反射波を生じさせないように構成し
た電波吸収体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明の電波吸収体は、カ
ーボンで被覆された多種類の太さの極性ポリマーからな
る繊維を、各種繊維が少なくとも5重量%含有されるよ
うに互いに絡ませると共に互いに結合させて形成された
マット状繊維集合体からなる電波吸収体であって、該繊
維集合体は、その厚さ方向に繊維密度を変化させている
ことを特徴とするものである。
ーボンで被覆された多種類の太さの極性ポリマーからな
る繊維を、各種繊維が少なくとも5重量%含有されるよ
うに互いに絡ませると共に互いに結合させて形成された
マット状繊維集合体からなる電波吸収体であって、該繊
維集合体は、その厚さ方向に繊維密度を変化させている
ことを特徴とするものである。
[発明の構成] 本発明の電波吸収体は、極性ポリマーからなり且つカー
ボン被覆を有する繊維を互いに絡ませたマット状のもの
で、従来のように馬の尻尾の毛や椰子の繊維等の天然繊
維ではなく人工繊維を使用しているので、各々の繊維は
それぞれ均一な太さを有し且つ種々の太さの繊維が容易
に得られ、しかも同一の品質の繊維を使用することが可
能なためカーボン被覆の厚さも均一にすることができ
る。
ボン被覆を有する繊維を互いに絡ませたマット状のもの
で、従来のように馬の尻尾の毛や椰子の繊維等の天然繊
維ではなく人工繊維を使用しているので、各々の繊維は
それぞれ均一な太さを有し且つ種々の太さの繊維が容易
に得られ、しかも同一の品質の繊維を使用することが可
能なためカーボン被覆の厚さも均一にすることができ
る。
本発明で使用される極性ポリマーとしては特に制限はな
く、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリエステル、ア
クリルなどが例示される。またカーボン被覆は、カーボ
ン及びバインダーとしてのポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニルなどの接着剤を適当な溶媒、例えばトルエン、キシ
レンなどの炭化水素やメタノール、エタノールなどのア
ルコールに溶解又は分散させたものをスプレー塗布など
の手段にて塗布することによって行われる。なお、絡ま
せた繊維はそのままの状態ではほぐれてしまう可能性が
あるので、例えば接着剤等で解離しないよう結合させて
おく必要がある。接着方法は任意であるが、好適な方法
としては例えば繊維を絡ませた状態のマット体にスプレ
ー接着剤を噴射し、繊維同士の重合部において接着を図
る方法等が挙げられる。
く、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリエステル、ア
クリルなどが例示される。またカーボン被覆は、カーボ
ン及びバインダーとしてのポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニルなどの接着剤を適当な溶媒、例えばトルエン、キシ
レンなどの炭化水素やメタノール、エタノールなどのア
ルコールに溶解又は分散させたものをスプレー塗布など
の手段にて塗布することによって行われる。なお、絡ま
せた繊維はそのままの状態ではほぐれてしまう可能性が
あるので、例えば接着剤等で解離しないよう結合させて
おく必要がある。接着方法は任意であるが、好適な方法
としては例えば繊維を絡ませた状態のマット体にスプレ
ー接着剤を噴射し、繊維同士の重合部において接着を図
る方法等が挙げられる。
また、マット状繊維集合体は多種類の太さの繊維で構成
されていると共に、一つの太さの繊維が5重量%以上含
有されていることが、当該吸収体の電波吸収帯域を広く
し、かつ各帯域における電波吸収率を良好とさせる点で
必要である。言うまでもなく、広帯域の電波を吸収させ
ようとする場合には、繊維の太さの種類を増加せしめて
マット状繊維集合体を構成すれば良い。なおカーボン被
覆の厚さは通常5〜50μm、好ましくは10〜30μ
mとすれば良い。
されていると共に、一つの太さの繊維が5重量%以上含
有されていることが、当該吸収体の電波吸収帯域を広く
し、かつ各帯域における電波吸収率を良好とさせる点で
必要である。言うまでもなく、広帯域の電波を吸収させ
ようとする場合には、繊維の太さの種類を増加せしめて
マット状繊維集合体を構成すれば良い。なおカーボン被
覆の厚さは通常5〜50μm、好ましくは10〜30μ
mとすれば良い。
一方、広帯域に優れた電波吸収特性を得るためには、電
波吸収体に入射する電波を、電波吸収体の入射面におい
て反射させないようにする必要がある。そこで本発明に
おいては、マット状繊維集合体の厚さ方向の繊維密度を
変化させることにより、広帯域の電波が吸収し得るよう
にしている。すなわちマット状繊維集合体の一面の繊維
密度を粗として減衰を少なくし、他面を密として減衰を
大きくし、前記粗面を電波入射方向に向けて配置するこ
とにより、電波の入射面における反射を少なくして電波
を電波吸収体の内部へ取り込み易くすると共に、その内
部において電波が良好に吸収し得るようにしている。一
般に、電波が空間を伝搬する場合、急激に導電度が変化
する点に遭遇すると電波はその点で反射され易くなる。
電波吸収体も導電体であるため、電波を反射する作用も
有すると考えられる。而して繊維密度が一定な吸収体で
あると、電波を反射してしまう度合は大きくなる。そこ
で本発明では、電波入射面の導電度を低くして(繊維密
度を粗として)空気との導電度の差を小さくし、電波の
反射を極力抑制するようにしたものである。
波吸収体に入射する電波を、電波吸収体の入射面におい
て反射させないようにする必要がある。そこで本発明に
おいては、マット状繊維集合体の厚さ方向の繊維密度を
変化させることにより、広帯域の電波が吸収し得るよう
にしている。すなわちマット状繊維集合体の一面の繊維
密度を粗として減衰を少なくし、他面を密として減衰を
大きくし、前記粗面を電波入射方向に向けて配置するこ
とにより、電波の入射面における反射を少なくして電波
を電波吸収体の内部へ取り込み易くすると共に、その内
部において電波が良好に吸収し得るようにしている。一
般に、電波が空間を伝搬する場合、急激に導電度が変化
する点に遭遇すると電波はその点で反射され易くなる。
電波吸収体も導電体であるため、電波を反射する作用も
有すると考えられる。而して繊維密度が一定な吸収体で
あると、電波を反射してしまう度合は大きくなる。そこ
で本発明では、電波入射面の導電度を低くして(繊維密
度を粗として)空気との導電度の差を小さくし、電波の
反射を極力抑制するようにしたものである。
なお、本発明の電波吸収体の厚さは任意であるが、通常
厚みは最下限吸収周波数の波長の1/2とされる。例え
ば、3GHz以上の電波を吸収させる場合は、その波長は
100mmであるので、厚さを50mmとすれば良い。
厚みは最下限吸収周波数の波長の1/2とされる。例え
ば、3GHz以上の電波を吸収させる場合は、その波長は
100mmであるので、厚さを50mmとすれば良い。
[実施例] 以下、本発明の電波吸収体を実施例に基づいて具体的に
説明する。
説明する。
実施例 第1図は本発明の電波吸収体の1ブロックの外観を示
す。電波吸収体は各種太さの繊維Fがランダムに絡みあ
ったマット状繊維集合体からなり、繊維Fはほぐれない
ように接着剤による結合部1にて互に結合され、且つカ
ーボンで被覆されている。本実施例では、繊維Fは0.1m
m、0.15mm、0.2mm、0.25mm、0.3mm、0.4mm
、0.7mm、1.0mmの8種類のものを用い、厚さ50
mm、縦×横=300mm×300mmの試料を作成した。な
お繊維Fの密度は、電波入射側の比重を0.03g/cm
3、背面側を0.06g/cm3となるよう連続的に変化さ
せた。
す。電波吸収体は各種太さの繊維Fがランダムに絡みあ
ったマット状繊維集合体からなり、繊維Fはほぐれない
ように接着剤による結合部1にて互に結合され、且つカ
ーボンで被覆されている。本実施例では、繊維Fは0.1m
m、0.15mm、0.2mm、0.25mm、0.3mm、0.4mm
、0.7mm、1.0mmの8種類のものを用い、厚さ50
mm、縦×横=300mm×300mmの試料を作成した。な
お繊維Fの密度は、電波入射側の比重を0.03g/cm
3、背面側を0.06g/cm3となるよう連続的に変化さ
せた。
各繊維Fは平均25μm厚のカーボン被覆を有し、従っ
て電波吸収体としては一定の抵抗値を有する導電性にな
っている。例えば本実施例で作成した電波吸収体は、中
央部において50mm間の抵抗をテスターで測定した時2
〜4kΩに設定されている。
て電波吸収体としては一定の抵抗値を有する導電性にな
っている。例えば本実施例で作成した電波吸収体は、中
央部において50mm間の抵抗をテスターで測定した時2
〜4kΩに設定されている。
かかる電波吸収体は、人工繊維で構成されているため繊
維の一本一本がそれぞれ均一な太さで、繊維が極性を有
するポリマーであるためカーボンも付着し易く、カーボ
ンの被覆厚さも一様である。しかも電波入射方向の繊維
密度を粗としているため、電波の反射度合は緩和され
る。従って、電波吸収も目的の波長帯域(特に極超短
波)にわたって一定のレベルで行なわれる。
維の一本一本がそれぞれ均一な太さで、繊維が極性を有
するポリマーであるためカーボンも付着し易く、カーボ
ンの被覆厚さも一様である。しかも電波入射方向の繊維
密度を粗としているため、電波の反射度合は緩和され
る。従って、電波吸収も目的の波長帯域(特に極超短
波)にわたって一定のレベルで行なわれる。
次に、第1図に示した電波吸収体の製造方法を述べる。
基材となる極性ポリマーよりなる繊維として各太さが、
0.1mm、0.15mm、0.2mm、0.25mm、0.
3mm、0.4mm、0.7mm、1.0mmの繊維を用意
する。これら各種繊維を、5重量%、10重量%、
15重量%、15重量%、15重量%、15重
量%、10重量%、15重量%になるように絡ま
せ、電波吸収体の比重を電波入射側0.03g/cm3、
その背面側0.06g/cm3となるようにマット状体を
形成した後に、該マット状体に塩化ビニリデン系バイン
ダーからなる接着剤をスプレーで塗布して各繊維を接着
・固定し、しかる後希釈液としてのトルエンとポリ塩化
ビニルのバインダー入りカーボン塗料を重量比で1:2
に溶解して製造したカーボン塗料をスプレー塗布して乾
燥することにより、第1図の電波吸収体を製造した。
0.1mm、0.15mm、0.2mm、0.25mm、0.
3mm、0.4mm、0.7mm、1.0mmの繊維を用意
する。これら各種繊維を、5重量%、10重量%、
15重量%、15重量%、15重量%、15重
量%、10重量%、15重量%になるように絡ま
せ、電波吸収体の比重を電波入射側0.03g/cm3、
その背面側0.06g/cm3となるようにマット状体を
形成した後に、該マット状体に塩化ビニリデン系バイン
ダーからなる接着剤をスプレーで塗布して各繊維を接着
・固定し、しかる後希釈液としてのトルエンとポリ塩化
ビニルのバインダー入りカーボン塗料を重量比で1:2
に溶解して製造したカーボン塗料をスプレー塗布して乾
燥することにより、第1図の電波吸収体を製造した。
かくして製造した電波吸収体を、第2図に示すような測
定系にて電波吸収特性を評価した。図において、供試電
波吸収体5の裏面(繊維密度が密の面)には金属板4が
敷設され、供試電波吸収体5の表面(繊維密度が粗の
面)に向けてホーンアンテナ2、2′が配置されてい
る。ここでホーンアンテナ2は送信T側、ホーンアンテ
ナ2′は受信R側とされている。なお3はホーンアンテ
ナ2′が受信した電波を検出する検波器である。かかる
構成で、ホーンアンテナ2から供試電波吸収体5に向け
て発した電波が、金属板4に反射してホーンアンテナ
2′へ戻ってくる度合、すなわち反射減衰量を2.8〜4.4
GHzの周波数帯において調査した。
定系にて電波吸収特性を評価した。図において、供試電
波吸収体5の裏面(繊維密度が密の面)には金属板4が
敷設され、供試電波吸収体5の表面(繊維密度が粗の
面)に向けてホーンアンテナ2、2′が配置されてい
る。ここでホーンアンテナ2は送信T側、ホーンアンテ
ナ2′は受信R側とされている。なお3はホーンアンテ
ナ2′が受信した電波を検出する検波器である。かかる
構成で、ホーンアンテナ2から供試電波吸収体5に向け
て発した電波が、金属板4に反射してホーンアンテナ
2′へ戻ってくる度合、すなわち反射減衰量を2.8〜4.4
GHzの周波数帯において調査した。
比較例 上記実施例と同種の各種繊維を同比率で絡ませ、比重が
0.05g/cm3の一定繊維密度として、厚さ50mm、
縦×横=300mm×300mmの試料を作成した。なお繊
維には前記実施例と同様にしてカーボン被覆が施され、
試料の中央部において50mm間の抵抗をテスターで測定
した時2〜4kΩに設定した。
0.05g/cm3の一定繊維密度として、厚さ50mm、
縦×横=300mm×300mmの試料を作成した。なお繊
維には前記実施例と同様にしてカーボン被覆が施され、
試料の中央部において50mm間の抵抗をテスターで測定
した時2〜4kΩに設定した。
かくして製造した供試電波吸収体を、上記と同様に第2
図に示す測定系で2.8〜4.4GHzの周波数帯において反射
減衰量を調査した。
図に示す測定系で2.8〜4.4GHzの周波数帯において反射
減衰量を調査した。
第3図は上記実施例及び比較例にて製作した試料の電波
吸収特性を示している。この図からも明らかなように、
いずれの周波数の電波も反射減衰量は20dB以上であ
り、極めて良好な電波吸収体であることが確認された。
また比較例と対比して明らかなように、繊維密度を変化
させた本発明品は、繊維密度一定の比較例品に比べても
優れた電波吸収特性を有することが確認された。
吸収特性を示している。この図からも明らかなように、
いずれの周波数の電波も反射減衰量は20dB以上であ
り、極めて良好な電波吸収体であることが確認された。
また比較例と対比して明らかなように、繊維密度を変化
させた本発明品は、繊維密度一定の比較例品に比べても
優れた電波吸収特性を有することが確認された。
なお図示はしていないが、4.4GHz以上の周波数帯におい
ては、本実施例品及び比較例品共優れた電波吸収特性を
有していた(比較例品の方が劣るが双方共20dB以上の
反射減衰量であった)。従って本発明品は、最下限吸収
周波数(吸収体の厚さが50mmであるので3GHz)付近
の低周波帯においても良好な電波吸収特性を示し、比較
例品に比べて広帯域に優れた電波吸収特性を有する電波
吸収体であることが明らかとなった。
ては、本実施例品及び比較例品共優れた電波吸収特性を
有していた(比較例品の方が劣るが双方共20dB以上の
反射減衰量であった)。従って本発明品は、最下限吸収
周波数(吸収体の厚さが50mmであるので3GHz)付近
の低周波帯においても良好な電波吸収特性を示し、比較
例品に比べて広帯域に優れた電波吸収特性を有する電波
吸収体であることが明らかとなった。
[効果] 以上説明した本発明の電波吸収体によれば、極性ポリマ
ーからなる人工繊維から構成されているので、各繊維自
体の太さが一定で、各種太さの繊維も容易に得られ、均
一な品質の繊維を使用することができると共にカーボン
も付着し易く、厚さの一様なカーボン被膜を形成するこ
とが容易であるので、優れた電波吸収性を有する電波吸
収体が実現される。
ーからなる人工繊維から構成されているので、各繊維自
体の太さが一定で、各種太さの繊維も容易に得られ、均
一な品質の繊維を使用することができると共にカーボン
も付着し易く、厚さの一様なカーボン被膜を形成するこ
とが容易であるので、優れた電波吸収性を有する電波吸
収体が実現される。
また本発明の電波吸収体は、繊維密度を厚さ方向に変化
させており、密度が粗の面を電波入射方向に向けて使用
すれば、吸収すべき電波が吸収体の電波入射面において
反射される度合が緩和されるため、より良好な電波吸収
特性を達成することが可能となる。
させており、密度が粗の面を電波入射方向に向けて使用
すれば、吸収すべき電波が吸収体の電波入射面において
反射される度合が緩和されるため、より良好な電波吸収
特性を達成することが可能となる。
さらに、繊維同士は結合されているので簡単にほぐれて
しまうことはなく、本電波吸収体の敷設時等に少々手荒
に扱っても損傷することがない等、本発明は優れた効果
を奏する。
しまうことはなく、本電波吸収体の敷設時等に少々手荒
に扱っても損傷することがない等、本発明は優れた効果
を奏する。
第1図は本発明の電波吸収体の一実施例の外観を示す斜
視図、第2図は電波吸収特性を測定するための測定系を
示す模式図、第3図は第2図の測定系により測定した電
波吸収体の電波吸収特性を示す特性図である。 F…繊維、1…結合部、2,2′…ホーンアンテナ、3
…検波器、4…金属板、5…供試電波吸収体、T…送
信、R…受信
視図、第2図は電波吸収特性を測定するための測定系を
示す模式図、第3図は第2図の測定系により測定した電
波吸収体の電波吸収特性を示す特性図である。 F…繊維、1…結合部、2,2′…ホーンアンテナ、3
…検波器、4…金属板、5…供試電波吸収体、T…送
信、R…受信
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 裕 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 (72)発明者 川中 輝明 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 (72)発明者 中村 豊 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 審査官 市川 裕司 (56)参考文献 特開 昭60−136300(JP,A) 特開 昭63−141397(JP,A) 特公 昭33−10633(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】カーボンで被覆された多種類の太さの極性
ポリマーからなる繊維を、各種繊維が少なくとも5重量
%含有されるように互いに絡ませると共に互いに結合さ
せて形成されたマット状繊維集合体からなる電波吸収体
であって、該繊維集合体は、その厚さ方向に繊維密度を
変化させていることを特徴とする電波吸収体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63245235A JPH0632417B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63245235A JPH0632417B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 電波吸収体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0291997A JPH0291997A (ja) | 1990-03-30 |
| JPH0632417B2 true JPH0632417B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=17130667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63245235A Expired - Lifetime JPH0632417B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632417B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006314016A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電波吸収構造体 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3802532B2 (ja) * | 2001-12-28 | 2006-07-26 | 三菱電線工業株式会社 | 電波吸収体 |
| JP4122364B2 (ja) * | 2006-08-23 | 2008-07-23 | 三菱電線工業株式会社 | 電波吸収体とその製造方法 |
| JP5452706B2 (ja) * | 2010-02-23 | 2014-03-26 | 東急建設株式会社 | 鉄筋コンクリート仕切体 |
| JP2015146351A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-13 | 王子ホールディングス株式会社 | 電波吸収体 |
| JP6438687B2 (ja) * | 2014-06-17 | 2018-12-19 | 三菱電線工業株式会社 | 電波吸収体及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60136300A (ja) * | 1983-12-24 | 1985-07-19 | 阿部俊三 | 電波吸収体 |
| JPS63141397A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-13 | 株式会社フジタ | 電波吸収用膜構造物 |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP63245235A patent/JPH0632417B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006314016A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電波吸収構造体 |
| WO2006121029A1 (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | 電波吸収構造体及びアンテナカバー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0291997A (ja) | 1990-03-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4247858A (en) | Antennas for use with optical and high-frequency radiation | |
| US6489927B2 (en) | System and technique for mounting a radar system on a vehicle | |
| US3836967A (en) | Broadband microwave energy absorptive structure | |
| US6538596B1 (en) | Thin, broadband salisbury screen absorber | |
| CN101507381B (zh) | 电波吸收体及其制造方法 | |
| JP2008249678A (ja) | レーダ装置の被覆部品及び貼着部品 | |
| Severin | Nonreflecting absorbers for microwave radiation | |
| US4381510A (en) | Microwave absorber | |
| JPH0632417B2 (ja) | 電波吸収体 | |
| US5453745A (en) | Wideband wave absorber | |
| FI88750C (fi) | Kompakt antenntestbana | |
| US4480256A (en) | Microwave absorber | |
| US5642118A (en) | Apparatus for dissipating electromagnetic waves | |
| JP4303388B2 (ja) | 電磁波吸収体およびその製造方法 | |
| EP0109186B1 (en) | Antenna | |
| JPH07105610B2 (ja) | 電波吸収体 | |
| JPH0291998A (ja) | 電波吸収体 | |
| US5721551A (en) | Apparatus for attenuating traveling wave reflections from surfaces | |
| US5017923A (en) | Over the horizon communication system | |
| JP3433776B2 (ja) | 電波反射体を備えた車両 | |
| WO2019198448A1 (en) | Radome design for improving radar system performance for semi- and full-autonomous driving applications | |
| JP4064798B2 (ja) | 電波音波吸収パネル | |
| JP4146218B2 (ja) | 電波音波吸収パネル | |
| JP6438687B2 (ja) | 電波吸収体及びその製造方法 | |
| JP2002151882A (ja) | 電波吸収パネル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 15 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427 Year of fee payment: 15 |