JPH0632429U - 円筒形状体固定装置 - Google Patents
円筒形状体固定装置Info
- Publication number
- JPH0632429U JPH0632429U JP7301492U JP7301492U JPH0632429U JP H0632429 U JPH0632429 U JP H0632429U JP 7301492 U JP7301492 U JP 7301492U JP 7301492 U JP7301492 U JP 7301492U JP H0632429 U JPH0632429 U JP H0632429U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構造】 強度をもたせた構造保持部の少なくとも上面
に、引張り強さ0.5kg/mm2 以上、厚さ1mm以上の傷
防止のためのプラスチック緩衝層部2を構成してなる円
筒形状体固定装置。 【効果】 従来の木材にくらべ、衝撃に強く、均質で十
分な強度を持っており、円筒体表面への傷を防止し、表
面の紙梱包をいためることもない。明色にでき、汚れ難
く、暗い倉庫内でも位置確認が容易である。強度、外観
共に長期使用に耐える。
に、引張り強さ0.5kg/mm2 以上、厚さ1mm以上の傷
防止のためのプラスチック緩衝層部2を構成してなる円
筒形状体固定装置。 【効果】 従来の木材にくらべ、衝撃に強く、均質で十
分な強度を持っており、円筒体表面への傷を防止し、表
面の紙梱包をいためることもない。明色にでき、汚れ難
く、暗い倉庫内でも位置確認が容易である。強度、外観
共に長期使用に耐える。
Description
【0001】
本発明は鋼板コイル、大径鋼管等の重量の大きい円筒形状体の転動を防止して 固定する装置に関する。
【0002】
従来、鋼板コイル、大径鋼管等の荷重の大きな円筒形状体の転動を防止して固 定するためには、円筒体表面への傷を防止するため、適度に軟らかい性質と、円 筒体を固定して支えるための適度な強度を持つ木材を角型形状に切って使用して いた。 しかしながら木材のため、材質の品質が一定でなく、新しい木材でも先に壊れ たりするため、取り替え時期の判断が困難であり、一定期間毎の面倒な点検等を 行う必要があった。
【0003】 従来の木材では、衝撃に弱いため、特に鋼板コイル等の荷重の大きなコイルの 場合、1〜30トンもあるため、木材が壊れることが多く、そのたびに取り替え る必要があった。 また木材が使用中に壊れると、積んだコイル等の円筒体が崩れて危険であり、 また木材は品質が一定していないため取り替えは、目視による点検により、取り 替え時期を決めて実施していた。
【0004】 更に、木材のものは、木を角型形状に切っただけで重量が重いため、これを鉄 枠に釘で固定する取り替え作業は手間がかかった。 従来の木材のものは、木であるため木目により紙梱包された鋼板コイル等の円 筒体の紙をやぶることがあった。 その上、従来品は木材のため、鋼板コイル等の円筒体に付着した油を吸収し、 黒く変色し、美観を損うばかりでなく、円筒体の固定作業の際、暗い倉庫内の作 業等では黒いものははっきり見えないため、固定装置の位置確認を難しくしてい た。 従来品の木材には吸水(吸湿)による強度の劣化も見られ、強度の信頼性も低 かった。
【0005】
本考案の目的は衝撃に強く、均質で十分な強度を持たせると共に、円筒体表面 への傷を防止し、紙梱包をいためることなく、明色で汚れ難く、暗い倉庫内でも 位置確認の容易な円筒形状体固定装置を提供することである。
【0006】
本考案者らは前記の課題を解決するため鋭意工夫を重ねた結果、鋼板等を加工 した中空金属製の固定のための強度をもたせた構造保持部と、プラスチックによ る傷防止、衝撃吸収のための緩衝層部とを組み合わせることにより解決し得るこ とを見い出し、本考案を完成した。
【0007】 すなわち本考案は、鋼板コイル等の円筒体の転動を防止するための装置であっ て、該円筒体への傷防止のための引張強さ0.5kg/mm2 以上、厚さ1mm以上の プラスチック緩衝層部と、強度をもたせる構造保持部との2重構造を有してなる 円筒形状体固定装置である。
【0008】 以下、本考案を図面に従って詳細に説明する。 図2は、コイルを積んだ状態を示した側面図であり、3が本考案の固定装置で ある。従来の木材と同様の使用が可能である。 本考案の構造保持部は、好ましくは重量を軽くするため、鋼板等を曲げ、溶接 加工等によって、底辺を水平にした時、上面が鋼板コイルの円周側面に沿って斜 めに傾斜した断面形状で、左右の辺がほぼ平行な台形を横倒しした如き形状で、 長さは従来の木材の貫材の長さである。
【0009】 このような金属製構造保持部のコイルに当る面に、コイルへの傷防止、衝撃吸 収のために、プラスチックの板を接着により張りつけるか、一部を曲げて構造保 持部にひっかけて、接着強度を補強するたか、又プラスチック板を箱形形状に成 形して、構造保持部にキャップ状にかぶらせる等の方法によって、プラスチック 板を上面の傾斜面に密着させるものである。
【0010】 プラスチック板の引張強さとしては0.5kg/mm2 以上で、厚さは1mm以上が 必要である。 プラスチック板の引張強さが0.5kg/mm2 未満であると、鋼板コイルなどの 荷重によるプラスチックシート破損率が高くなる。 図4は、横軸にプラスチックシートの引張強さ(kg/mm2 )をとり、縦軸にシ ート破損率を取った実験結果のプロットである。引張強さが0.5kg/mm2 以上 あれば、シート破損率をほぼ0%にすることができる。0.5kg/mm2 未満では シート破損率が急激に高くなる。
【0011】 図3は、横軸にシート厚さをとり、縦軸にコイル傷発生率を取った実験結果の プロットである。シート厚さが1.0mm以上であればコイル傷発生率をほぼ0% とすることができるが、シート厚さが1.0mm未満であれば、コイル傷発生率が 高くなることが分かる。 特にプラスチックシートのない時(厚さ0mm)では傷のは発生率は20%以上 である。 図3の材質Aは、引張強さ0.5kg/mm2 、材質Bは引張強さ20kg/mm2 の プラスチックシートである。
【0012】
鋼板等の金属による固定のための構造と、プラスチックによる傷防止、衝撃吸 収のための緩衝層を持つことを特徴とする円筒体の固定装置により、コイル等の 円筒体に傷を発生させることなく固定することができる。 鋼板等の金属で作った構造保持部は、かなり長期に使用でき、これまでの木製 の様に壊れて円筒体が転がることはなく、安全面でも木製にくらべて優れている 。
【0013】 鋼板等の構造保持部は、疲労限界以上の強度で製造しておけば、倉庫の様な室 内使用の場合は半永久的に使用できるため、軽量の緩衝層のプラスチックシート の取り替えのみで保守は十分で、取り替え作業も簡単である。図5は緩衝層のプ ラスチックシートの取り付け法の例を示した図である。
【0014】 また緩衝層のプラスチックシートは、均質で劣化しにくいため、一般に不均一 な木材より長期使用に耐える。 それに加え木材のように木目との引っかかりによる紙梱包の破れも均質なプラ スチックシートでは発生しない。 プラスチックは、成形時に着色料等を混ぜることにより、自由に色づけが出来 、暗い倉庫でも見やすく明るい色に簡単にできる。
【0015】 またプラスチックとして耐薬品性の良いポリプロピレン(PP)等の材料を用 いると、油等に汚れてもプラスチック内部に浸透する事はなく、布等で軽く拭き 取るだけで簡単に油等はおちるため、木材の様に油等により汚れて固定装置を確 認し難くなり、作業効率を低下させることはない。 これに加え、プラスチックは、水分等の吸湿のある木材に比べて劣化しにくく 、強度、外観ともに長期使用に耐える。
【0016】 リサイクルにおいても本発明のように1種のプラスチックのみの場合は、簡単 に再生でき、燃やして燃料にするくらいしかない木材に比べて優れる。 さらに最近、自然環境保護の立場から、木材の使用が問題と成ってきており、 今後木材の使用が困難になる可能性もあり、エコロジーの観点からも優れている 。
【0017】
以下に、本考案を実施例によって、具体的に説明するが、本発明はこの実施 例によって何等限定されるものではない。
【0018】 実施例1 図1(a)は台形を横倒しにした本考案の鋼板製の構造保持部1の上面の傾斜 部にプラスチック2を接着または、かぶせたものである。左側は斜視図、右側が 断面側面図である。
【0019】 実施例2 図1(b)、同じ構造保持部1′の上面の傾斜部及び頂部を越えた下り部にへ の字形に曲げたプラスチック2′を接着させたものである。左側が斜視図、右側 が断面側面図である。
【0020】 実施例3 図1(c)は、同じ構造保持部1″の上面及び上部側面にかけてプラスチック 2″を箱形に構造保持部と同形に成形してキャップとしてかぶせたものである。 接着の困難なプラスチックにも適用できる。左側が斜視図、右側が断面側面図で ある。
【0021】 実施例1〜3共、効果はプラスチックシートが上面にある限り、同様で、その 効果は図3、図4に示す通りである。 なお図5は実施例3のキャップ2″を構造保持部1″にかぶせる所を拡大して 示した斜視図である。
【0022】
本考案の固定装置は、衝撃に強く、均質で十分な強度を持っており、円筒体表 面への傷を防止し、表面の紙梱包をいためることがない。また明色にでき、汚れ 難く、暗い倉庫内でも位置確認が容易である。強度、外観共に長期使用に耐え、 木材を消費しないのでエコロジー的にも優れる。
【図1】(a)(b)(c)本考案の実施例の斜視図及
び断面側面図。
び断面側面図。
【図2】本考案の固定装置を用いて、円筒体を積み上げ
た断面側面図。
た断面側面図。
【図3】緩衝層のシート厚さとコイル傷発生率の関係
図。
図。
【図4】緩衝層の引張り強さとシート破損率の関係図。
【図5】緩衝層{図1(c)}のシートの構造保持部へ
の取り付け法の例。
の取り付け法の例。
1,1′,1″ 構造保持部 2,2′,2″ 緩衝層 3 本考案の円筒形状体固定装置 4 鋼板コイル等の円筒形状体 5 床面
フロントページの続き (72)考案者 三田 勝利 東京都中央区日本橋富沢町12番16号 日本 コンテック株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板コイル等の円筒体の転動を防止する
ための装置であって、該円筒体への傷防止のための引張
強さ0.5kg/mm2 以上、厚さ1mm以上のプラスチック
緩衝層部と、強度をもたせる構造保持部との2重構造を
有してなる円筒形状体固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992073014U JP2545343Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 鋼板コイル固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992073014U JP2545343Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 鋼板コイル固定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0632429U true JPH0632429U (ja) | 1994-04-28 |
| JP2545343Y2 JP2545343Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=13506062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992073014U Expired - Lifetime JP2545343Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 鋼板コイル固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2545343Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08230480A (ja) * | 1994-12-07 | 1996-09-10 | Mercedes Benz Ag | 自動車の屋根切欠きの閉鎖用屋根装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6429309U (ja) * | 1987-08-11 | 1989-02-21 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP1992073014U patent/JP2545343Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6429309U (ja) * | 1987-08-11 | 1989-02-21 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08230480A (ja) * | 1994-12-07 | 1996-09-10 | Mercedes Benz Ag | 自動車の屋根切欠きの閉鎖用屋根装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2545343Y2 (ja) | 1997-08-25 |
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