JPH06324609A - 円筒部材 - Google Patents

円筒部材

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JPH06324609A
JPH06324609A JP5112690A JP11269093A JPH06324609A JP H06324609 A JPH06324609 A JP H06324609A JP 5112690 A JP5112690 A JP 5112690A JP 11269093 A JP11269093 A JP 11269093A JP H06324609 A JPH06324609 A JP H06324609A
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JP
Japan
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cylinder
image
photosensitive drum
gear flange
engaging member
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JP5112690A
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English (en)
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Yusuke Yamada
祐介 山田
Shigeto Tanaka
成人 田中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端部係合部材を円筒に着脱自在に強固に結合
し、トルク強度の低下が発生しない円筒部材を提供す
る。 【構成】 円筒2の端部の嵌合部内面に、円筒2の軸方
向に延びる複数本のスプライン溝3および円周方向に延
びる円周溝6が設けられている。端部係合部材としての
ギアフランジ1の嵌合部7の外面に、前記複数本のスプ
ライン溝3とそれぞれ嵌合する複数本の凸部4が設けら
れているとともに、ギアフランジ1の端部に、円周溝6
と嵌合する2つの抜け止め用凸部5a,5bが一体的に
設けられている。2つの抜け止め用凸部5a,5bはラ
ジアル方向に配置しており、ギアフランジ1が円筒2に
挿入された後、円周溝6にパッチン嵌合するためのもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の事務機に使用される円筒部材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、円筒型電子写
真感光体(以下、単に感光ドラムと称する。)は、表面
に感光導電性物質を塗布した円筒2Xの両端に、前記感
光ドラムを回転させるためのドラムギアおよびドラムフ
ランジ等の端部係合部材1Xを接着剤により接着した
り、あるいは外部的な圧力によりドラムシリンダーに圧
入したりして円筒に結合させていた。
【0003】接着による方法としては、ギアフランジの
円筒への挿入部分に接着剤を適量塗布し、嵌合させた
後、接着剤が完全に硬化するまで温度、湿度の影響を受
けないような場所(環境)に保存し、完全硬化させてい
た。接着に使用される接着剤としては瞬間接着剤あるい
は、接着プライマーと嫌気性接着剤等が主に使用されて
おり、その用途、目的、必要強度等により適宜使い分け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では下記に示す幾つかの問題点がある。 (1)高温高湿下の環境(例えば、温度:32.5℃、
相対湿度:85%)で接着を行ない、同環境において完
全硬化させた場合、硬化の途中で空気中に含有する水分
が接着面に対して悪影響を及ぼすためトルク強度が低下
する。 (2)接着剤の種類によっては接着剤が完全に硬化する
までに非常に長い硬化時間を要するものもあり、その間
の保管スペースを確保したり、また、保管環境の温度、
湿度を一定に保つための設備等が必要であり、コスト、
管理、生産性の観点からも不具合な点が多かった。 (3)高い接着強度を得るためにはギアフランジの材質
に制約があった。 (4)ギアフランジ端部に円筒内面と接触する電極板を
設けて装置本体との導通を取る場合、接着後に接着剤が
完全硬化するまでの間に接着剤がダレてきて前記、電極
板と円筒内面との接触部分に接着剤が流れこみ導通不良
を起こすことがあった。 (5)使用後の感光ドラムからギアフランジを取り外し
て再利用する場合、ギアフランジに衝撃を加えたりしな
いとなかなか(容易に)外れず、ギアフランジを破損し
たりする恐れがあり、再利用できない。
【0005】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、端部係合部材を円筒に着脱
自在に強固に結合し、トルク強度の低下が発生しない円
筒部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、円筒の少なくとも一端に端部係合部材を有
する円筒部材において、前記円筒の端部の嵌合部内面
に、前記円筒の軸方向に延びる複数のスプライン溝およ
び円周方向に延びる円周溝が設けられており、前記端部
係合部材の嵌合部外面に、前記複数のスプライン溝とそ
れぞれ嵌合する複数の凸部が設けられているとともに、
前記端部係合部材の端部に、前記円周溝と嵌合する抜け
止め用凸部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、端部係合
部材を円筒に装着するには、端部係合部材の嵌合部を、
複数の凸部が円筒の複数のスプライン溝に嵌合するよう
に円筒内に挿入し、この際、端部係合部材の抜け止め用
凸部が端部係合部材の中心方向に倒れて変形するが、端
部係合部材が所定の装着位置にくると、端部係合部材の
抜け止め用凸部が円筒の円周溝に嵌合する。
【0008】本発明による円筒部材は、円筒と端部係合
部材との間で強い結合力を有する。この強い結合力は円
筒の内面のスプライン溝と端部係合部材の凸部が緊密に
嵌合していることによってラジアル(回転)方向に強い
トルク強度を有するのである。さらに、スラスト(軸)
方向には端部係合部材の端面に設けた抜け止め用凸部を
円筒の内面の円周溝に引っ掛けてパッチン結合している
ことにより十分な結合強度を持たせることが容易にでき
る。
【0009】本発明による円筒部材は、感光ドラムをは
じめとする各像保持部材円筒と端部係合部材の結合が求
められる。プラテンローラー、搬送ローラー、定着ロー
ラー、印刷版ロール等駆動力を伝達される各種ローラー
部材としても有効である。
【0010】感光ドラムは所定の特性を得るためあるい
は適用される電子写真プロセスの種類に応じて種々の構
成をとるものである。電子写真感光体の代表的なものと
して、円筒上に光導電層が形成されている感光ドラム及
び表面に保護層を備えた感光ドラムがあり広く用いられ
ている。円筒と光導電層から構成される感光ドラムは最
も一般的な電子写真プロセスによる、即ち帯電、画像露
光及び現像、更に必要に応じて転写による画像形成に用
いられる。
【0011】また、保護層を備えた感光ドラムについ
て、この保護層は光導電層の保護、感光ドラムの機械的
強度の改善、暗減衰特性の改善、又は特定の電子写真プ
ロセスに適用されるため、等の目的のために設けられる
ものである。その他の像保持部材の代表的ないくつかは
次に説明される。 (1)電子写真感光体の繰り返し使用性の改善の目的で
電子写真感光体に形成された静電像を他の像保持部材に
転写して現像を行ない、次いでトナー画像は記録体に転
写される。 (2)また、電子写真感光体に形成された静電像に対応
させて他の像保持部材に静電像を形成させる他の電子写
真プロセスとして、多数の微細な開口を有するスクリー
ン状の電子写真感光体に所定の電子写真プロセスによっ
て静電像を形成し、この静電像を介して他の像保持部材
にコロナ帯電処理を行なう事によりコロナのイオン流を
変調させて静電像を他の像保持部材に形成させて、これ
をトナー現像して記録体に転写させて最終画像を形成す
るプロセスが挙げられる。 (3)また、他の電子写真プロセスによれば、電子写真
感光体もしくはその他の像保持部材に形成されたトナー
画像を直接記録体にトナー画像を転写して定着する。こ
のプロセスはカラー画像の形成あるいは高速複写に特に
有効である。記録体は通常、紙、フィルムといった屈曲
性に富んだものが多く、そのために三色画像を正確に位
置合わせをしながら記録体に転写するよりも、変形を殆
ど生ずることがないような材料で形成できる像保持部材
に三色画像を転写し、これを一度に記録体に転写したほ
うがより正確に位置合わせされたカラー画像が形成され
る。また、複写の高速化に対しても、カラー画像が像保
持部材を経て記録体に転写されることは有効である。 (4)また、他のプロセスとして、多針電極に電気信号
を印加して像保持部材表面に電気信号に応じた静電像を
形成し、これを現像して画像とすることができる。
【0012】(1)〜(4)のような静電像形成プロセ
スに用いられる像保持部材は光導電層を必要としない。
【0013】このように静電像、又はトナー画像が形成
される像保持部材としては表面層が保護層又は光導電層
である電子写真感光体をはじめとして、一般に表面層が
絶縁層である各種の部材が用いられる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の円筒部材の一実施例について
図面を参照して説明する。以下、円筒部材として感光ド
ラムの場合を図面により説明する。図1は本発明の円筒
部材の一実施例の要部斜視図、図2の(a)は図1に示
したギアフランジの嵌合部の断面図である。
【0015】図1及び図2の(a)に示すように、符号
1は、感光ドラムの端部に結合され、感光ドラムを支持
しかつ回転させるための端部係合部材としてのギアフラ
ンジであり、符号2はアルミニウム合金から形成された
円筒であり、その表面に感光物質を塗布した光導電層を
有し、前記ギアフランジ1と嵌合している。
【0016】円筒2の端部の嵌合部内面に、円筒2の軸
方向に延びる複数本(本実施例では8本)のスプライン
溝3および円周方向に延びる円周溝6が設けられてい
る。端部係合部材としてのギアフランジ1の嵌合部7の
外面に、前記複数本のスプライン溝3とそれぞれ嵌合す
る複数本の凸部4が設けられているとともに、ギアフラ
ンジ1の端部に、円周溝6と嵌合する2つの抜け止め用
凸部5a,5bが一体的に設けられている。2つの抜け
止め用凸部5a,5bはラジアル方向に配置しており、
ギアフランジ1が円筒2に挿入された後、円周溝6にパ
ッチン嵌合するためのものである。ギアフランジ1の嵌
合部7の、各抜け止め用凸部5a,5bの両側にはスリ
ット8がそれぞれ形成されていることにより、嵌合部7
が円筒2に挿入される際、各抜け止め用凸部5a,5b
が嵌合部7の中心方向に容易に倒れて変形する。
【0017】スプライン溝は上記のものに限られず、図
2の(b)に示すように、円筒2aのスプライン溝3a
は矩形断面のものでもよく、これに対応して、ギアフラ
ンジの凸部も矩形断面としてもよい。また、図2の
(c)に示すように、スプライン溝の本数も8本に限ら
れず、円筒2bのスプライン溝3bを36本といった密
に形成してもよい。
【0018】図3は本実施例における感光ドラムの断面
図で、ギアフランジが円筒に結合される過程を示した図
である。
【0019】図1及び図3の(a)に示すように、端部
内周面に複数本のスプライン溝3を形成させた円筒2
に、射出成形により成形されたプラスチック製のギアフ
ランジ1を円筒2のスプライン溝3に合わせて挿入す
る。図3の(b)に示すように、各抜け止め用凸部5
a,5bの両側にはスリット8(図1参照)がそれぞれ
形成されていることにより、嵌合部7が円筒2に挿入さ
れる際、各抜け止め用凸部5a,5bが嵌合部7中心方
向に容易に変形される。この時の円筒2とギアフランジ
1との嵌合の程度は中間ばめ、若しくは軽圧入が好まし
い。特にスプライン溝3と凸部4のはめ合いは、両者の
間に隙間が存在すると感光ドラムの回転中にガタが生じ
る可能性があるため、軽圧入が好ましい。また、円筒2
の内面に設けられたスプライン溝3は押出・引抜工程に
おいて、あらかじめ形成させたり、あるいは通常の引抜
円筒に溝加工を施しても良い。さらに、このスプライン
溝は、三角形状、四角形状等自由な形状に選択すること
が可能であり、その溝本数、配置も自由に設定しても良
い。本発明者らによる検討の結果からは、高い結合強度
を必要とする場合はその本数を増やしていくとより効果
的である。
【0020】図1及び図3の(b)に示すように、ギア
フランジ1が最後まで挿入されると、ギアフランジ1の
端部に設けられた抜け止め用凸部5a,5bが、円筒2
の内面に設けられた円周溝6にパッチン結合され、ここ
で結合が完了する。この時、円筒2の円周溝6の溝深さ
は円筒2の肉厚の50%以下が好ましく、より好ましく
は30〜50%が良い。また、ギアフランジ1の端部に
設けた抜け止め用凸部5a,5bはラジアル方向に数箇
所設けても良く、好ましくは最低、2箇所以上が良い。
また、抜け止め用凸部5a,5bはギアフランジ1のス
ラスト方向の位置を固定するとともに、抜けを防止の役
割も果たす。前記抜け止め用凸部5a,5bはパッチン
結合で円周溝6に嵌合するため、ギアフランジ1の材質
は弾性を有するプラスチック材が好ましく、その種類に
ついてはギアフランジ1の必要特性(強度、耐摩耗性、
コスト等)を考慮して自由に設定可能である。その理由
は、一般に接着による結合を考えた場合、プラスチック
樹脂の接着性の問題があり、材質を自由に選択できない
が、本発明による方法ならば接着剤を使用しないため前
記のような制約がないからである。
【0021】図4に感光ドラムを用いた一般的な転写式
電子写真装置の概略構成を示す。
【0022】図4に示すように、符号101は像担持体
としての感光ドラムであり、軸101aを中心に矢印A
方向に所定の周速度で回転駆動される。感光ドラム10
1はその回転過程で帯電手段102によりその周面に正
または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで露光部1
03にて不図示の像露光手段により光像露光L(スリッ
ト露光・レーザービーム走査露光等)を受ける。これに
より、感光ドラム101の周面に露光像に対応した静電
潜像が順次形成されていく。
【0023】その静電潜像はついで現像手段104でト
ナー現像され、そのトナー現像像が転写手段105によ
り不図示の給紙部から感光ドラム101と転写手段10
5との間に感光ドラム101の回転同期取りされて給紙
された転写材Pの面に順次転写されていく。像転写を受
けた転写材Pは感光ドラム面から分離されて像定着手段
108へ導入されて像定着を受けて複写物(コピー)と
して機外へプリントアウトされる。
【0024】像転写後の感光ドラム101の表面はクリ
ーニング手段106にて転写残りトナーの除去を受けて
清浄面化されて更に、露光手段107により除電処理さ
れて繰り返し像形成に使用される。
【0025】感光ドラム101の均一帯電手段102と
してはコロナ帯電装置が一般に広く使用されている。ま
た、転写装置105もコロナ転写手段が一般に広く使用
されている。電子写真装置として、上述の感光ドラムや
現像手段、クリーニング手段等の構成要素の内、複数の
ものを装置ユニットとして一体に結合してユニットを形
成し、装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。例
えば、帯電手段、現像手段、およびクリーニング手段の
少なくとも一つを感光体と共に一体に支持してユニット
を形成し、装置本体に着脱自在の構成にしても良い。こ
の時、上記の装置ユニットのほうに帯電手段および/ま
たは現像手段を伴って構成しても良い。
【0026】また、光像露光Lは電子写真装置を複写機
やプリンタとして使用する場合には原稿からの反射光や
透過光あるいは原稿を読み取り信号化し、この信号によ
りレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、又は液
晶シャッターアレイ駆動等により行なわれる。
【0027】また、ファクシミリのプリンタとして使用
する場合には光像露光Lは受信データをプリントするた
めの露光になる。図5はこの場合の1例をブロック図で
示したものである。
【0028】図5に示すように、コントローラ111は
画像読み取り部110とプリンター119を制御する。
コントローラ111の全体はCPU117により制御さ
れている。画像読み取り部110からの制御データは送
信回路113を通して相手局に送信される。相手局から
受けたデータは受信回路112を通してプリンタ119
に送られる。画像メモリ116には所定の画像データが
記憶される。プリンタコントローラー118はプリンタ
119ーを制御している。符号114は電話を示してい
る。
【0029】回線115から受信された画像(回線を介
して接続されたリモート端末からの画像情報)は受信回
路112で復調された後、CPU117は画像情報の復
合処理を行ない順次画像メモリ116に格納される。そ
して、少なくとも1ページの画像情報が画像メモリ11
6に格納されると、そのページの画像記録を行なう。C
PU117は画像メモリ116より1ページの画像情報
を読みだしプリンタコントローラー118に復合化され
た1ページの画像情報を送出する。プリンタコントロー
ラー118はCPU117からの1ページの画像情報を
受け取るとそのページの画像情報記録を行なうべく、プ
リンター119を制御する。
【0030】なお、CPU117はプリンター119に
よる記録中に次のページの受信を行なっている。以上の
ように、画像の受信と記録が行なわれる。
【0031】以下、円筒部材の具体的な実施例について
説明する。
【0032】(実施例1)図1の符号2に示すような円
筒の内面に8本のスプライン溝を設けたアルミニウム引
抜円筒(神戸製鋼(株) 製品名:H63S、嵌合部内
径:φ28.50mm、肉厚:1.0mm、長さ:26
0mm)からなるアルミニウム円筒上に、カゼインのア
ンモニア水溶液(カゼイン11.2g、28%アンモニ
ア水1g、水222ml)を浸漬コーティング法で塗工
し、乾燥して塗工量1.0g/mの下引き層を形成し
た。
【0033】次に、アルミニウムクロライドフタロシア
ニン1重量部、ブチラール樹脂(商品名:エスレックM
−2;積水化学(株)製)1重量部とイソプロピルアル
コール30重量部をボールミル分散機で4時間分散し
た。この分散液を先に形成した下引き層の上に浸漬コー
ティング法で塗工し、乾燥して電荷発生層を形成した。
この時の膜厚は0.3μmであった。
【0034】次に、1重量部のヒドラゾン化合物、ポリ
スルフォン樹脂(商品名:P1700;ユニオンカーバ
イト社製)1重量部とモノクロルベンゼン6重量部を混
合し、攪拌機で攪拌溶解した。この液を電荷発生層の上
に浸漬コーティング法で塗工し、乾燥して電荷輸送層を
形成した。この時の膜厚は12μmであった。
【0035】このようにして作製した感光体ドラムとポ
リアセタール樹脂(商品名:「ジュラコンM90−0
2」ポリプラスチック(株)製コポリマー)を射出成形
により図1の符号1に示すような形状のギアフランジを
作製し、このギアフランジ1(成形条件は、ノズル温
度:200℃、シリンダー温度:先端部180℃、中間
部170℃、後部160℃、射出圧力:800kg/c
m2、金型温度:キャビ60℃、コア60℃)を、前記
感光ドラムの内面に設けたスプライン溝にギアフランジ
嵌合部外周に設けた凸部を合わせるように嵌合し、感光
ドラムを作製した。
【0036】このようにして得られた感光ドラムをキヤ
ノン株式会社製のレーザービームプリンター(商品名:
LBP−SX)のプロセスカートリッジに装着し、この
プロセスカートリッジを高温高湿層(具体的には温度3
2.5℃、相対湿度85%)に48時間放置した後、同
環境において前記プロセスカートリッジをレーザービー
ムプリンター本体に設置し、間欠による10000枚の
画出しを行なった。さらに、画出し後プロセスカートリ
ッジから感光ドラムを取り外し、ギアフランジと円筒と
の結合部に耐久によるガタ、緩み、外れ等の影響がない
かどうか確認したところ、耐久後のギアフランジの結合
部にガタ、緩み、外れ等の影響は一切見られず、画像上
もドラムによるピッチムラ、カブリなどの問題も無く、
良好な画像が得られた。また耐久後の感光ドラムを固定
し、市販のトルクゲージにて破壊トルクを測定したとこ
ろ120kg−cmであった。
【0037】(実施例2)実施例1において円筒内面の
溝形状を図2の(b)に示すような角溝形状にし、溝本
数を16本とし、前記円筒に嵌合させるギアフランジの
外周部もそれに対応する形状とした以外は実施例1と同
一である。実施例1と同様な評価を行なったところ、実
施例1と同様な結果が得られた。また耐久後の感光ドラ
ムを固定し、市販のトルクゲージにて破壊トルクを測定
したところ140kg−cmであった。
【0038】(実施例3)実施例1において円筒内面の
溝形状を図2の(c)に示すような溝形状にし、溝本数
を36本とし、前記円筒に嵌合させるギアフランジの外
周部もそれに対応する形状とした以外は実施例1と同一
である。実施例1と同様の評価を行なったところ、実施
例1と同様な結果が得られた。また耐久後の感光ドラム
を固定し、市販のトルクゲージにて破壊トルクを測定し
たところ160kg−cmであった。
【0039】(比較例1)図6に示した所謂、通常のア
ルミニウム引抜円筒(品名:H63S、嵌合部内径φ2
8.50mm、肉厚:1.0mm、長さ:260mm)
からなるアルミニウム円筒上に実施例1と同様に下引き
層、電荷発生層、電荷輸送層を形成し、感光体ドラムを
作製した。
【0040】このようにして作製した感光ドラムに、ポ
リアセタール樹脂(商品名:「ジュラコンM90−0
2」(株)製コポリマー)を射出成形により図6に示す
ような形状に作製したギアフランジ(成形条件は、ノズ
ル温度:200℃、シリンダー温度:先端部180℃、
中間部170℃、後部160℃、射出圧力:800kg
/cm2、金型温度:キャビ60℃、コア60℃)を、
瞬間接着剤(商品名「アロンアルファ432FTW」東
亜合成化学工業(株)、接着剤量0.08g)により接
着し、温度32.5℃、相対湿度85%の環境に48時
間放置して瞬間接着剤を完全硬化させた。得られた感光
ドラムを実施例1と同様の方法で評価を行なった結果、
耐久枚数約500枚でギアが外れた。この時の接着破壊
部を観察したところドラムギアと接着剤の界面で接着破
壊が起こる界面破壊であった。また、この時の破壊トル
クは55kg−cmであった。
【0041】上記各実施例および比較例の結果をまとめ
て表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による円筒
部材は次のような効果を有する。 (1)円筒の少なくとも一端に端部係合部材を有する円
筒部材において、円筒端部の嵌合部内面が該円筒の軸方
向にスプライン溝を設けており、前記スプライン溝に対
応して端部係合部材の嵌合部外面が凸形状を有してお
り、更にその端部が端部係合部材の軸方向の抜け止め防
止のために外周部に凸部を設けて結合されていることに
より、各環境下(特に低温低湿、または高温高湿)にお
いてもその影響を受けることなく、常に安定した結合力
を保持することが可能で且つ、従来の接着、圧入による
方法と同等若しくはそれ以上の結合強度が得られる。 (2)端部係合部材を円筒に挿入するという非常に簡単
な方法で、結合させることが可能なため、従来の接着方
法のように完全硬化時間を必要とせず、瞬時にして結合
できるので生産性、コスト面において有利である。 (3)接着材を使用しないので、その品質管理や接着後
の乾燥工程、保管スペース等が必要とせず、管理面、経
済性等の点で優れており、更に端部係合部材のパッチン
部分を内側に倒すことで円筒と端部係合部材の両方に傷
を付けることなく容易に取り外し可能であるため、リサ
イクルに好適である。 (4)端部係合部材の材質により結合トルク強度が左右
されないので、その材質を目的、用途によって自由に選
択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒部材としての感光ドラムの要部斜
視図である。
【図2】本発明による感光ドラムの嵌合部の断面図であ
る。
【図3】本発明における感光ドラムの断面図で、ギアフ
ランジが円筒に結合される過程を示した図である。
【図4】本発明による感光ドラムを用いた一般的な転写
式電子写真装置の概略構成図である。
【図5】本発明による感光ドラムを用いた電子写真装置
をプリンターとして使用したファクシミリのブロック図
である。
【図6】従来の円筒部材の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ギアフランジ 2,2a,2b 円筒 3,3a,3b スプライン溝 4 凸部 5a,5b 抜け止め用凸部 6 円周溝 7 嵌合部 8 スリット 101 感光ドラム 101a 軸 102 帯電手段 103 露光部 104 現像手段 105 転写手段 106 クリーニング手段 107 露光手段 108 像定着手段 110 画像読取部 111 コントローラ 112 受信回路 113 送信回路 114 電話 115 回線 116 画像メモり 117 CPU 118 プリンタコントローラー 119 プリンター P 転写材 L 光像露光
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 13/00 Z 8613−3J F16D 1/06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒の少なくとも一端に端部係合部材を
    有する円筒部材において、 前記円筒の端部の嵌合部内面に、前記円筒の軸方向に延
    びる複数のスプライン溝および円周方向に延びる円周溝
    が設けられており、前記端部係合部材の嵌合部外面に、
    前記複数のスプライン溝とそれぞれ嵌合する複数の凸部
    が設けられているとともに、前記端部係合部材の端部
    に、前記円周溝と嵌合する抜け止め用凸部が設けられて
    いることを特徴とする円筒部材。
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