JPH06325009A - 学習機械およびそれを用いたデータ分析装置 - Google Patents
学習機械およびそれを用いたデータ分析装置Info
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- JPH06325009A JPH06325009A JP5139366A JP13936693A JPH06325009A JP H06325009 A JPH06325009 A JP H06325009A JP 5139366 A JP5139366 A JP 5139366A JP 13936693 A JP13936693 A JP 13936693A JP H06325009 A JPH06325009 A JP H06325009A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リジェクトを発生させるための最適な基準を
生成し、該基準に基づいてリジェクトを常に信頼性良く
出力させることが可能である。 【構成】 学習データ発生部1は、所定の離散確率分布
{qj}に従って、N個の学習データを発生させる。条
件付き確率推定部2では、有限個または可算個の元から
なる離散的な入力空間X=({xj})上の入力点xjに
対して出力空間Y={“0”,“1”}のうち、“1”
の出力が出る条件付き確率,すなわちBayes事後確率の
推定値<fj>をN個の学習データを用いて得る。ま
た、入力確率推定部3は、入力空間X(={xj})上
の各入力点への入力確率の推定量<qj>をN個の学習
データを用いて得る。推定誤差算出部4は、このように
して得られたBayes事後確率の推定値<fj>と入力確率
の推定量<qj>とを用いて、Bayes事後確率の推定値<
fj>の誤差の推定値Ejを得る。
生成し、該基準に基づいてリジェクトを常に信頼性良く
出力させることが可能である。 【構成】 学習データ発生部1は、所定の離散確率分布
{qj}に従って、N個の学習データを発生させる。条
件付き確率推定部2では、有限個または可算個の元から
なる離散的な入力空間X=({xj})上の入力点xjに
対して出力空間Y={“0”,“1”}のうち、“1”
の出力が出る条件付き確率,すなわちBayes事後確率の
推定値<fj>をN個の学習データを用いて得る。ま
た、入力確率推定部3は、入力空間X(={xj})上
の各入力点への入力確率の推定量<qj>をN個の学習
データを用いて得る。推定誤差算出部4は、このように
して得られたBayes事後確率の推定値<fj>と入力確率
の推定量<qj>とを用いて、Bayes事後確率の推定値<
fj>の誤差の推定値Ejを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字認識,音声認識,
画像認識などの認識装置、あるいは、運動制御,機械動
作制御などの制御装置等に利用可能な学習機械およびそ
れを用いたデータ分析装置に関する。
画像認識などの認識装置、あるいは、運動制御,機械動
作制御などの制御装置等に利用可能な学習機械およびそ
れを用いたデータ分析装置に関する。
【0002】一般に、例えばパターン認識装置などにお
いては、入力が与えられたときに、この入力を分析し、
この入力が各種の出力のうちのどの出力に対応するかを
判定し、この入力に対応した出力を得るようにしてい
る。この際、入力がどの出力に対応するのかが判定不可
能である場合には、リジェクトとして出力する必要があ
る。
いては、入力が与えられたときに、この入力を分析し、
この入力が各種の出力のうちのどの出力に対応するかを
判定し、この入力に対応した出力を得るようにしてい
る。この際、入力がどの出力に対応するのかが判定不可
能である場合には、リジェクトとして出力する必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、リジェクトを出力させるための基準としてど
のような基準が正しいかが明確ではなく、最適な基準に
基づいてリジェクトが出力されているとは限らなかっ
た。
おいては、リジェクトを出力させるための基準としてど
のような基準が正しいかが明確ではなく、最適な基準に
基づいてリジェクトが出力されているとは限らなかっ
た。
【0004】本発明は、リジェクトを発生させるための
最適な基準を生成し、該基準に基づいてリジェクトを常
に信頼性良く出力させることの可能な学習機械およびそ
れを用いたデータ分析装置を提供することを目的として
いる。
最適な基準を生成し、該基準に基づいてリジェクトを常
に信頼性良く出力させることの可能な学習機械およびそ
れを用いたデータ分析装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1,請求項2記載の発明は、所定
の離散確率分布{qj}に従って、所定個数Nの学習デ
ータを発生させる学習データ発生手段と、所定個数Nの
学習データを用いて、有限個または可算個の元からなる
離散的な入力空間X={xj}上の入力点xjに対して出
力空間Y={“0”,“1”}のうち“1”の出力が出
る条件付き確率f(1|xj)を推定する条件付き確率
推定手段と、前記所定個数Nの学習データを用いて、入
力空間上の各入力点への入力確率を推定する入力確率推
定手段と、条件付き確率の推定値と学習データ数Nと入
力確率の推定値とを用いて各入力点ごとの誤差を推定す
る推定誤差算出手段とを有しており、前記条件付き確率
推定手段によって推定された各入力点ごとの条件付き確
率の推定値および前記推定誤差算出手段によって推定さ
れた各入力点ごとの誤差の推定値を学習結果として保持
するようになっていることを特徴としている。このと
き、各入力点ごとの誤差の推定値がリジェクト発生の最
適な基準となる。
成するために、請求項1,請求項2記載の発明は、所定
の離散確率分布{qj}に従って、所定個数Nの学習デ
ータを発生させる学習データ発生手段と、所定個数Nの
学習データを用いて、有限個または可算個の元からなる
離散的な入力空間X={xj}上の入力点xjに対して出
力空間Y={“0”,“1”}のうち“1”の出力が出
る条件付き確率f(1|xj)を推定する条件付き確率
推定手段と、前記所定個数Nの学習データを用いて、入
力空間上の各入力点への入力確率を推定する入力確率推
定手段と、条件付き確率の推定値と学習データ数Nと入
力確率の推定値とを用いて各入力点ごとの誤差を推定す
る推定誤差算出手段とを有しており、前記条件付き確率
推定手段によって推定された各入力点ごとの条件付き確
率の推定値および前記推定誤差算出手段によって推定さ
れた各入力点ごとの誤差の推定値を学習結果として保持
するようになっていることを特徴としている。このと
き、各入力点ごとの誤差の推定値がリジェクト発生の最
適な基準となる。
【0006】また、請求項3,請求項4記載の発明は、
請求項1記載の学習機械を用いたデータ分析装置であっ
て、未知入力を受取る入力手段と、入力手段から入力さ
れた未知入力に対応した条件付き確率の推定値および誤
差の推定値を前記学習機械による学習結果に基づいて割
り出す割出手段と、割出手段によって割り出された誤差
の推定値が所定の閾値以下であるかを判定する判定手段
と、判定の結果、誤差の推定値が所定の閾値以下である
場合には、割出手段によって割り出された条件付き確率
の推定値を出力する一方、誤差の推定値が所定の閾値以
下でない場合には、リジェクトを出力する出力手段とを
備えていることを特徴としている。これにより、最適な
基準に基づきリジェクトを常に信頼性良く出力させるこ
とができる。
請求項1記載の学習機械を用いたデータ分析装置であっ
て、未知入力を受取る入力手段と、入力手段から入力さ
れた未知入力に対応した条件付き確率の推定値および誤
差の推定値を前記学習機械による学習結果に基づいて割
り出す割出手段と、割出手段によって割り出された誤差
の推定値が所定の閾値以下であるかを判定する判定手段
と、判定の結果、誤差の推定値が所定の閾値以下である
場合には、割出手段によって割り出された条件付き確率
の推定値を出力する一方、誤差の推定値が所定の閾値以
下でない場合には、リジェクトを出力する出力手段とを
備えていることを特徴としている。これにより、最適な
基準に基づきリジェクトを常に信頼性良く出力させるこ
とができる。
【0007】また、請求項5,請求項6記載の発明は、
所定の確率密度関数q(x)に従って、所定個数Nの学
習データを発生させる学習データ発生手段と、学習デー
タの個数Nに応じて可変な個数の等間隔の小区間に入力
空間Xを分割し、前記所定個数Nの学習データを用い
て、有界な区間である入力空間X=〔A,B〕上の入力
点xに対して出力空間Y={“0”,“1”}のうち
“1”の出力が出る条件付き確率f(1|xj)をヒス
トグラム法により推定する条件付き確率推定手段と、前
記所定個数Nの学習データを用いて、入力空間X上の各
入力点xへの入力確率を推定する入力確率推定手段と、
条件付き確率の推定値と学習データ数と入力確率の推定
値とを用いて、各入力点に対する誤差を推定する推定誤
差算出手段とを有しており、前記条件付き確率推定手段
によって推定された各入力点についての条件付き確率の
推定値および誤差の推定値を学習結果として保持するよ
うになっていることを特徴としている。このとき、各入
力点ごとの誤差の推定値がリジェクト発生の最適な基準
となる。
所定の確率密度関数q(x)に従って、所定個数Nの学
習データを発生させる学習データ発生手段と、学習デー
タの個数Nに応じて可変な個数の等間隔の小区間に入力
空間Xを分割し、前記所定個数Nの学習データを用い
て、有界な区間である入力空間X=〔A,B〕上の入力
点xに対して出力空間Y={“0”,“1”}のうち
“1”の出力が出る条件付き確率f(1|xj)をヒス
トグラム法により推定する条件付き確率推定手段と、前
記所定個数Nの学習データを用いて、入力空間X上の各
入力点xへの入力確率を推定する入力確率推定手段と、
条件付き確率の推定値と学習データ数と入力確率の推定
値とを用いて、各入力点に対する誤差を推定する推定誤
差算出手段とを有しており、前記条件付き確率推定手段
によって推定された各入力点についての条件付き確率の
推定値および誤差の推定値を学習結果として保持するよ
うになっていることを特徴としている。このとき、各入
力点ごとの誤差の推定値がリジェクト発生の最適な基準
となる。
【0008】また、請求項7,請求項8記載の発明は、
請求項5記載の学習機械を用いたデータ分析装置であっ
て、未知入力を受取る入力手段と、入力手段から入力さ
れた未知入力に対応した条件付き確率の推定値および誤
差の推定値を前記学習機械による学習結果に基づいて割
り出す割出手段と、割出手段によって割り出された誤差
の推定値が所定の閾値以下であるかを判定する判定手段
と、判定の結果、誤差の推定値が所定の閾値以下である
場合には、割出手段によって割り出された条件付き確率
の推定値を出力する一方、誤差の推定値が所定の閾値以
下でない場合には、リジェクトを出力する出力手段とを
備えていることを特徴としている。これにより、最適な
基準に基づきリジェクトを常に信頼性良く出力させるこ
とができる。
請求項5記載の学習機械を用いたデータ分析装置であっ
て、未知入力を受取る入力手段と、入力手段から入力さ
れた未知入力に対応した条件付き確率の推定値および誤
差の推定値を前記学習機械による学習結果に基づいて割
り出す割出手段と、割出手段によって割り出された誤差
の推定値が所定の閾値以下であるかを判定する判定手段
と、判定の結果、誤差の推定値が所定の閾値以下である
場合には、割出手段によって割り出された条件付き確率
の推定値を出力する一方、誤差の推定値が所定の閾値以
下でない場合には、リジェクトを出力する出力手段とを
備えていることを特徴としている。これにより、最適な
基準に基づきリジェクトを常に信頼性良く出力させるこ
とができる。
【0009】また、請求項9,請求項10,請求項11
記載の発明は、所定の確率密度関数q(x)に従って、所
定個数Nの学習データを発生させる学習データ発生手段
と、可変な幅をもつ小区間に入力空間Xを分割し、前記
所定個数Nの学習データを用いて、有界な区間である入
力空間X=〔A,B〕上の入力xに対して出力空間Y=
{“0”,“1”}のうち“1”が出る条件付き確率を
ヒストグラム法により推定する条件付き確率推定手段
と、前記所定個数Nの学習データを用いて、入力空間上
の各入力点xへの入力確率を推定する入力確率推定手段
と、条件付き確率の推定値と学習データ数と入力確率の
推定値とを用いて、各入力点に対する誤差を推定する推
定誤差算出手段とを有しており、前記条件付き確率推定
手段によって推定された各入力点に対する条件付き確率
の推定値および誤差の推定値を学習結果として保持する
ようになっていることを特徴としている。このとき、各
入力点ごとの誤差の推定値がリジェクト発生の最適な基
準となる。
記載の発明は、所定の確率密度関数q(x)に従って、所
定個数Nの学習データを発生させる学習データ発生手段
と、可変な幅をもつ小区間に入力空間Xを分割し、前記
所定個数Nの学習データを用いて、有界な区間である入
力空間X=〔A,B〕上の入力xに対して出力空間Y=
{“0”,“1”}のうち“1”が出る条件付き確率を
ヒストグラム法により推定する条件付き確率推定手段
と、前記所定個数Nの学習データを用いて、入力空間上
の各入力点xへの入力確率を推定する入力確率推定手段
と、条件付き確率の推定値と学習データ数と入力確率の
推定値とを用いて、各入力点に対する誤差を推定する推
定誤差算出手段とを有しており、前記条件付き確率推定
手段によって推定された各入力点に対する条件付き確率
の推定値および誤差の推定値を学習結果として保持する
ようになっていることを特徴としている。このとき、各
入力点ごとの誤差の推定値がリジェクト発生の最適な基
準となる。
【0010】また、請求項12,請求項13記載の発明
は、請求項9記載の学習機械を用いたデータ分析装置で
あって、未知入力を受取る入力手段と、入力手段から入
力された未知入力に対応した条件付き確率の推定値およ
び誤差の推定値を前記学習機械による学習結果に基づい
て割り出す割出手段と、割出手段によって割り出された
誤差の推定値が所定の閾値以下であるかを判定する判定
手段と、判定の結果、誤差の推定値が所定の閾値以下で
ある場合には、割出手段によって割り出された条件付き
確率の推定値を出力する一方、誤差の推定値が所定の閾
値以下でない場合には、リジェクトを出力する出力手段
とを備えていることを特徴としている。これにより、最
適な基準に基づきリジェクトを常に信頼性良く出力させ
ることができる。
は、請求項9記載の学習機械を用いたデータ分析装置で
あって、未知入力を受取る入力手段と、入力手段から入
力された未知入力に対応した条件付き確率の推定値およ
び誤差の推定値を前記学習機械による学習結果に基づい
て割り出す割出手段と、割出手段によって割り出された
誤差の推定値が所定の閾値以下であるかを判定する判定
手段と、判定の結果、誤差の推定値が所定の閾値以下で
ある場合には、割出手段によって割り出された条件付き
確率の推定値を出力する一方、誤差の推定値が所定の閾
値以下でない場合には、リジェクトを出力する出力手段
とを備えていることを特徴としている。これにより、最
適な基準に基づきリジェクトを常に信頼性良く出力させ
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る学習機械の第1の実施例の構
成図である。図1を参照すると、第1の実施例の学習機
械は、所定の離散確率分布{qj}に従って、所定個数
Nの学習データ{(x(ν),y(ν))|1≦ν≦N}=
{(x(1),y(1)),(x(2),y(2)),…,
(x(N),y(N))}を発生させる学習データ発生部1
と、有限個または可算個の元からなる離散的な入力空間
X=({xj})上の入力点xjに対して“0”と“1”
との2種類の元からなる出力空間Y={“0”,
“1”}のうち、“1”の出力が出る条件付き確率,す
なわちBayes事後確率fj(=f(1|xj))を所定個
数Nの学習データを用いて推定し、その推定値<fj>
を得る条件付き確率推定部2と、入力空間X(=
{xj})上の各入力点への入力確率を所定個数Nの学
習データを用いて推定し、その推定量<qj>を得る入
力確率推定部3と、条件付き確率推定部2で得られたBa
yes事後確率の推定値<fj>と入力確率推定部3で得ら
れた入力確率の推定量<qj>とを用いて、Bayes事後確
率の推定値<fj>の誤差の推定値Ejを得る推定誤差算
出部4とを有し、{<fj>}と{Ej}とを学習結果と
して保持するようになっている。
する。図1は本発明に係る学習機械の第1の実施例の構
成図である。図1を参照すると、第1の実施例の学習機
械は、所定の離散確率分布{qj}に従って、所定個数
Nの学習データ{(x(ν),y(ν))|1≦ν≦N}=
{(x(1),y(1)),(x(2),y(2)),…,
(x(N),y(N))}を発生させる学習データ発生部1
と、有限個または可算個の元からなる離散的な入力空間
X=({xj})上の入力点xjに対して“0”と“1”
との2種類の元からなる出力空間Y={“0”,
“1”}のうち、“1”の出力が出る条件付き確率,す
なわちBayes事後確率fj(=f(1|xj))を所定個
数Nの学習データを用いて推定し、その推定値<fj>
を得る条件付き確率推定部2と、入力空間X(=
{xj})上の各入力点への入力確率を所定個数Nの学
習データを用いて推定し、その推定量<qj>を得る入
力確率推定部3と、条件付き確率推定部2で得られたBa
yes事後確率の推定値<fj>と入力確率推定部3で得ら
れた入力確率の推定量<qj>とを用いて、Bayes事後確
率の推定値<fj>の誤差の推定値Ejを得る推定誤差算
出部4とを有し、{<fj>}と{Ej}とを学習結果と
して保持するようになっている。
【0012】ここで、上記N個の学習データは、具体的
には、例えば、所定の離散確率分布{qj}に従って入
力空間X上の一点xjを発生させ、このxjに対して条件
付き確率f(y|xj)に従う2値の出力を発生させる
試行をN回繰り返すことによって得られるようになって
いる。
には、例えば、所定の離散確率分布{qj}に従って入
力空間X上の一点xjを発生させ、このxjに対して条件
付き確率f(y|xj)に従う2値の出力を発生させる
試行をN回繰り返すことによって得られるようになって
いる。
【0013】なお、上記離散確率分布としては、次式を
満たす分布,例えば、離散正規分布を用いることができ
る。
満たす分布,例えば、離散正規分布を用いることができ
る。
【0014】
【数1】
【0015】上記のように発生させたN個の学習データ
のうち入力がxjに一致するものの個数をnjとし、入力
がxjに一致しかつ出力yが“1”であるものの個数を
nj,+とすると、Bayes事後確率の推定値<fj>は、最
尤推定法を用いて次式によって得られる。
のうち入力がxjに一致するものの個数をnjとし、入力
がxjに一致しかつ出力yが“1”であるものの個数を
nj,+とすると、Bayes事後確率の推定値<fj>は、最
尤推定法を用いて次式によって得られる。
【0016】
【数2】
【0017】なお、nj=0の場合には、推定値につい
て自然な決め方がないため、上式では、これを定数αに
設定している。
て自然な決め方がないため、上式では、これを定数αに
設定している。
【0018】また、入力確率推定部3は、入力点xjへ
の入力確率の推定量<qj>を、この入力点xjへの学習
デ−タの入力確率の推定量として、例えば最尤推定法を
用いて、次式によって算出するようになっている。
の入力確率の推定量<qj>を、この入力点xjへの学習
デ−タの入力確率の推定量として、例えば最尤推定法を
用いて、次式によって算出するようになっている。
【0019】
【数3】<qj>=nj/N
【0020】また、推定誤差算出部4は、Bayes事後確
率の推定値<fj>の誤差推定量(すなわち、xjにおけ
るBayes事後確率fjの推定精度の評価)Ejを、次式に
より得るようになっている。
率の推定値<fj>の誤差推定量(すなわち、xjにおけ
るBayes事後確率fjの推定精度の評価)Ejを、次式に
より得るようになっている。
【0021】
【数4】Ej≒<fj>(1−<fj>)/(<qj>・N)
【0022】なお、この誤差推定量Ejは、Bayes事後確
率の推定値<fj>の2乗誤差のN個の学習データに関
する平均(平均2乗誤差推定値)として、本願の発明者
により、以下のように導き出されたものである。
率の推定値<fj>の2乗誤差のN個の学習データに関
する平均(平均2乗誤差推定値)として、本願の発明者
により、以下のように導き出されたものである。
【0023】すなわち、Bayes事後確率の推定値<fj>
の理論的な平均2乗誤差推定値Ejは、次式により定義
される。
の理論的な平均2乗誤差推定値Ejは、次式により定義
される。
【0024】
【数5】Ej=Es〔(<fj>−fj)2〕
【0025】ここで、Sは、N個の学習データ{(x
(ν),y(ν))|1≦ν≦N},すなわちサンプルの出
かたに関する平均を意味する添字である。また、f
jは、与えられた入力点xjに関して出力が“1”になる
真の条件付き確率,すなわち真のBayes事後確率であ
る。図2は出力空間Yが“0”と“1”との元だけから
なる場合に、入力空間Xの各入力点{xj}について、
出力“1”が生起する真の確率,すなわち真のBayes事
後確率{fj}の一例を示す図である。特に、図2に
は、ある1つの入力点xjを与えたときに、この入力点
xjについての真のBayes事後確率fjが示されている。
数5は、1つの入力点xjが与えられたときに、この入
力点xjに関して出力が“1”になる条件付き確率,す
なわち数1によって得られるBayes事後確率の推定値<
fj>が真のBayes事後確率fjからどの程度ずれている
かの指標を与えるものであって、次式のように展開する
ことができる。
(ν),y(ν))|1≦ν≦N},すなわちサンプルの出
かたに関する平均を意味する添字である。また、f
jは、与えられた入力点xjに関して出力が“1”になる
真の条件付き確率,すなわち真のBayes事後確率であ
る。図2は出力空間Yが“0”と“1”との元だけから
なる場合に、入力空間Xの各入力点{xj}について、
出力“1”が生起する真の確率,すなわち真のBayes事
後確率{fj}の一例を示す図である。特に、図2に
は、ある1つの入力点xjを与えたときに、この入力点
xjについての真のBayes事後確率fjが示されている。
数5は、1つの入力点xjが与えられたときに、この入
力点xjに関して出力が“1”になる条件付き確率,す
なわち数1によって得られるBayes事後確率の推定値<
fj>が真のBayes事後確率fjからどの程度ずれている
かの指標を与えるものであって、次式のように展開する
ことができる。
【0026】
【数6】
【0027】なお、ここで、Qは、N個の学習データか
らなるサンプル空間Sにおいて、xjに一致する入力が
nj個である確率(すなわち、入力がxjに一致するか一
致しないかの2つの状態をもつと考えたときの2項分
布)であり、Fは、入力がxjに一致するnj個の標本空
間において、xjに一致した入力が出力“1”となる確
率(すなわち、xjに一致した入力が出力“1”となる
か出力“0”となるかの2つの状態をもつと考えたとき
の2項分布)であって、QとFはそれぞれ次式によって
与えられる。
らなるサンプル空間Sにおいて、xjに一致する入力が
nj個である確率(すなわち、入力がxjに一致するか一
致しないかの2つの状態をもつと考えたときの2項分
布)であり、Fは、入力がxjに一致するnj個の標本空
間において、xjに一致した入力が出力“1”となる確
率(すなわち、xjに一致した入力が出力“1”となる
か出力“0”となるかの2つの状態をもつと考えたとき
の2項分布)であって、QとFはそれぞれ次式によって
与えられる。
【0028】
【数7】
【0029】これにより、離散空間上で推定されたBaye
s事後確率の平均二乗誤差は、入力空間上の頻度qjとサ
ンプル数Nを用いて、次式のように漸近近似される。
s事後確率の平均二乗誤差は、入力空間上の頻度qjとサ
ンプル数Nを用いて、次式のように漸近近似される。
【0030】
【数8】
【0031】数8から、数4を誤差推定値として設定す
ることができる。なお、数8すなわち数4によって設定
される平均二乗誤差Ejは、学習データ数Nが有限の場
合でも、入力の頻度qjに関する減少関数になってお
り、学習サンプル数が多く与えられた入力点ほど(すな
わちqjが大きい入力点ほど)、入出力関係が精度良く
推定できるという直感的事実を良好に表わしている。
ることができる。なお、数8すなわち数4によって設定
される平均二乗誤差Ejは、学習データ数Nが有限の場
合でも、入力の頻度qjに関する減少関数になってお
り、学習サンプル数が多く与えられた入力点ほど(すな
わちqjが大きい入力点ほど)、入出力関係が精度良く
推定できるという直感的事実を良好に表わしている。
【0032】このような構成の学習機械では、所定の離
散的確率分布{qj}に従って入力空間X上の一点xjを
発生させ、このxjに対して条件付き確率f(y|xj)
に従う2値の出力を発生させる試行によって、N個の学
習データ{(x(ν),y(ν))}を得て、このN個の学
習データを用いて、Bayes事後確率{fj}の推定値{<
fj>}とともに、この推定値{<fj>}の平均二乗誤
差推定値Ejを得る。
散的確率分布{qj}に従って入力空間X上の一点xjを
発生させ、このxjに対して条件付き確率f(y|xj)
に従う2値の出力を発生させる試行によって、N個の学
習データ{(x(ν),y(ν))}を得て、このN個の学
習データを用いて、Bayes事後確率{fj}の推定値{<
fj>}とともに、この推定値{<fj>}の平均二乗誤
差推定値Ejを得る。
【0033】すなわち、条件付き確率推定部2は、有限
個または可算個の元からなる入力空間X={xj}上の
入力点xjに対して、出力空間Y={“0”,“1”}
のうち出力が“1”になる条件付き確率の推定値,すな
わちBayes事後確率fjの推定値<fj>を、N個の学習
データを用いて数2から得る。
個または可算個の元からなる入力空間X={xj}上の
入力点xjに対して、出力空間Y={“0”,“1”}
のうち出力が“1”になる条件付き確率の推定値,すな
わちBayes事後確率fjの推定値<fj>を、N個の学習
データを用いて数2から得る。
【0034】また、入力確率推定部3は、入力確率の推
定量<qj>を数3に基づいて算出する。次いで、推定
誤差算出部4では、学習データの個数Nと、条件付き確
率推定部2で得られたBayes事後確率の推定値<fj>
と、入力確率推定部3で算出された入力確率の推定量<
qj>とを用いて、数4により、Bayes事後確率fjの推
定値<fj>の平均二乗誤差推定値Ejを得る。
定量<qj>を数3に基づいて算出する。次いで、推定
誤差算出部4では、学習データの個数Nと、条件付き確
率推定部2で得られたBayes事後確率の推定値<fj>
と、入力確率推定部3で算出された入力確率の推定量<
qj>とを用いて、数4により、Bayes事後確率fjの推
定値<fj>の平均二乗誤差推定値Ejを得る。
【0035】このようにして、この学習機械では、ある
1つの入力点xjについて、Bayes事後確率fjの推定値
<fj>のみならず、この推定値<fj>の平均二乗誤差
推定値Ejをも得ることができ、この平均二乗誤差推定
値Ejが出力されることにより、1つの入力点xjにおけ
るBayes事後確率の推定値<fj>がどれだけの精度をも
つかを得ることができる。また、各入力点{xj}につ
いてのBayes事後確率fjの推定値{<fj>},平均二
乗誤差推定値{Ej}を学習結果として保持し、実際の
使用時に(すなわち、後述のようなデータ分析装置にお
いて)、これらを用いることができる。すなわち、数4
の誤差推定値Ejをリジェクトを発生させるための最適
な基準として用いることができる。
1つの入力点xjについて、Bayes事後確率fjの推定値
<fj>のみならず、この推定値<fj>の平均二乗誤差
推定値Ejをも得ることができ、この平均二乗誤差推定
値Ejが出力されることにより、1つの入力点xjにおけ
るBayes事後確率の推定値<fj>がどれだけの精度をも
つかを得ることができる。また、各入力点{xj}につ
いてのBayes事後確率fjの推定値{<fj>},平均二
乗誤差推定値{Ej}を学習結果として保持し、実際の
使用時に(すなわち、後述のようなデータ分析装置にお
いて)、これらを用いることができる。すなわち、数4
の誤差推定値Ejをリジェクトを発生させるための最適
な基準として用いることができる。
【0036】以上のように各入力点{xj}についてBay
es事後確率{fj}の推定値{<fj>},平均二乗誤差
推定値Ejを求めた後、この学習機械を用いて、未知の
入力について、この未知入力に対応したBayes事後学習
の推定値と、この推定値の平均二乗誤差推定値Ejとを
得て、これに基づき所定の出力結果を得ることができ
る。
es事後確率{fj}の推定値{<fj>},平均二乗誤差
推定値Ejを求めた後、この学習機械を用いて、未知の
入力について、この未知入力に対応したBayes事後学習
の推定値と、この推定値の平均二乗誤差推定値Ejとを
得て、これに基づき所定の出力結果を得ることができ
る。
【0037】なお、本願の発明者は、上述した理論的な
誤差推定値を実際のシミュレーションにより確認するた
めに、以下のような実験を行なった。
誤差推定値を実際のシミュレーションにより確認するた
めに、以下のような実験を行なった。
【0038】すなわち、入力空間を50点からなる離散
集合Χ={xj=j/50 ∈〔0,1〕|0≦j<5
0}とし、Y={0,1}とする。入力空間の分布を平
均0.5,分散0.32の正規分布から作られる次式の
qjとする。
集合Χ={xj=j/50 ∈〔0,1〕|0≦j<5
0}とし、Y={0,1}とする。入力空間の分布を平
均0.5,分散0.32の正規分布から作られる次式の
qjとする。
【0039】
【数9】
【0040】また、推定すべき条件付き確率を次式によ
り定める。
り定める。
【0041】
【数10】fj=0.2+0.6×xj
【0042】図3には、この分布により発生させた学習
データから、前述の方法によりxj=0.5(j=2
5)に対するfjを推定したときの、学習データ数Nに
対する平均二乗誤差Ejの推移が示されている。ここ
で、データ数は10万個までとし、異なるデータセット
を100種類用意してその平均値をとることにより、二
乗誤差の平均とした。なお、この図は対数によって描か
れている。図中、fj(1−fj)/(qjN)を示す直
線が破線で示されている。
データから、前述の方法によりxj=0.5(j=2
5)に対するfjを推定したときの、学習データ数Nに
対する平均二乗誤差Ejの推移が示されている。ここ
で、データ数は10万個までとし、異なるデータセット
を100種類用意してその平均値をとることにより、二
乗誤差の平均とした。なお、この図は対数によって描か
れている。図中、fj(1−fj)/(qjN)を示す直
線が破線で示されている。
【0043】この結果から、学習曲線はfj(1−fj)
/(qjN)の直線と非常によい一致を示しており、前
述した理論解析が正しいことがシミュレーションによっ
ても確認できた。
/(qjN)の直線と非常によい一致を示しており、前
述した理論解析が正しいことがシミュレーションによっ
ても確認できた。
【0044】図4は図1の学習機械を用いたデータ分析
装置の構成例を示す図である。図4のデータ分析装置
は、未知入力xkを受取る入力部5と、未知入力xkに対
応した条件付き確率の推定値<fk>および誤差の推定
値Ekを図1の学習機械に保持されている学習結果{<
fj>,Ej}に基づいて割り出す割出部6と、割出部6
によって割り出された誤差の推定値Ekがある定数以下
であるか否かを判定する判定部7と、判定の結果、誤差
の推定値Ekがある定数以下でない場合には、この未知
入力xkに対してリジェクトを出力する一方、誤差の推
定値Ekがある定数以下の場合には、未知入力に対し
て、そのBayes事後確率の推定値<fk>を出力する出力
部8とを有している。
装置の構成例を示す図である。図4のデータ分析装置
は、未知入力xkを受取る入力部5と、未知入力xkに対
応した条件付き確率の推定値<fk>および誤差の推定
値Ekを図1の学習機械に保持されている学習結果{<
fj>,Ej}に基づいて割り出す割出部6と、割出部6
によって割り出された誤差の推定値Ekがある定数以下
であるか否かを判定する判定部7と、判定の結果、誤差
の推定値Ekがある定数以下でない場合には、この未知
入力xkに対してリジェクトを出力する一方、誤差の推
定値Ekがある定数以下の場合には、未知入力に対し
て、そのBayes事後確率の推定値<fk>を出力する出力
部8とを有している。
【0045】図4のデータ分析装置では、未知入力xk
が入力部5から入力すると、割出部6は、図1の学習機
械に保持されている学習結果{<fj>,Ej}からこの
未知入力xkに対応したBayes事後確率の推定値<fk>
と誤差の推定値Ekを割り出す。判定部7は、この未知
入力xkに対応した誤差の推定値Ekが予め設定されてい
る所定定数以下か否かを判断する。この結果、誤差の推
定値Ekが所定定数以下でないときには、Bayes事後確率
推定値の誤差が大きく、精度(信頼性)が低いと判定
し、その旨を出力部8に与える。この場合、出力部8
は、この未知入力xkについて、Bayes事後確率の推定値
<fk>を出力せずに、リジェクトを出力する。
が入力部5から入力すると、割出部6は、図1の学習機
械に保持されている学習結果{<fj>,Ej}からこの
未知入力xkに対応したBayes事後確率の推定値<fk>
と誤差の推定値Ekを割り出す。判定部7は、この未知
入力xkに対応した誤差の推定値Ekが予め設定されてい
る所定定数以下か否かを判断する。この結果、誤差の推
定値Ekが所定定数以下でないときには、Bayes事後確率
推定値の誤差が大きく、精度(信頼性)が低いと判定
し、その旨を出力部8に与える。この場合、出力部8
は、この未知入力xkについて、Bayes事後確率の推定値
<fk>を出力せずに、リジェクトを出力する。
【0046】これに対し、判定部7において、未知入力
xkに対応した誤差の推定値が予め設定されている所定
定数以下のときには、Bayes事後確率推定値の誤差が小
さく、精度(信頼性)が高いと判定し、その旨を出力部
8に与える。この場合には、出力部8は、この未知入力
に対して割出部6で割り出されたBayes事後確率の推定
値<fk>を出力する。
xkに対応した誤差の推定値が予め設定されている所定
定数以下のときには、Bayes事後確率推定値の誤差が小
さく、精度(信頼性)が高いと判定し、その旨を出力部
8に与える。この場合には、出力部8は、この未知入力
に対して割出部6で割り出されたBayes事後確率の推定
値<fk>を出力する。
【0047】なお、数4によって得られた理論的な平均
二乗誤差推定値は、数4からわかるように、学習におい
てxjへの入力確率qjが小さいと大きくなる。このこと
から、この平均二乗誤差推定値は、学習時に入力xjの
生起確率が非常に小さいと、この入力xjが本来予想し
ていないもの(すなわち正規の入力データとして本来扱
われるべきでないもの)である蓋然性が高く、正規の出
力値(Bayes事後確率推定値)を与えるべきでないとい
う指標を与え、この意味で、リジェクトを発生させる上
で最適な基準となる。
二乗誤差推定値は、数4からわかるように、学習におい
てxjへの入力確率qjが小さいと大きくなる。このこと
から、この平均二乗誤差推定値は、学習時に入力xjの
生起確率が非常に小さいと、この入力xjが本来予想し
ていないもの(すなわち正規の入力データとして本来扱
われるべきでないもの)である蓋然性が高く、正規の出
力値(Bayes事後確率推定値)を与えるべきでないとい
う指標を与え、この意味で、リジェクトを発生させる上
で最適な基準となる。
【0048】このように、図4のデータ分析装置では、
未知入力に対応したBayes事後確率の推定値が信頼性の
あるものか否かを数4によって得られた平均二乗誤差推
定値に基づき判定するようにしており、数4によって得
られた理論的な平均二乗誤差推定値がリジェクトを発生
させる上で最適な基準となることから、パターン認識や
制御を行なう際に、意味のあるリジェクトを発生させ、
システムの安全性を保証することができる。
未知入力に対応したBayes事後確率の推定値が信頼性の
あるものか否かを数4によって得られた平均二乗誤差推
定値に基づき判定するようにしており、数4によって得
られた理論的な平均二乗誤差推定値がリジェクトを発生
させる上で最適な基準となることから、パターン認識や
制御を行なう際に、意味のあるリジェクトを発生させ、
システムの安全性を保証することができる。
【0049】図5は図4のデータ分析装置において出力
クラス分別機構9がさらに設けられたデータ分析装置の
構成例を示す図である。出力クラス分別機構9は、判定
部7で誤差推定値が所定定数以下であった入力,すなわ
ちリジェクトされない入力に関して出力のクラス分別を
行なうようになっている。具体的には、出力クラス分別
機構9は、割出部6で割り出されたBayes事後確率の推
定値が“0.5”以上であれば“1”をとり、“0.
5”未満であれば“0”をとるようにクラス分類を行な
う。これにより、リジェクトされなかったデータに関し
てはBayes識別が達成されることになり、確信度の高い
識別が可能となる。
クラス分別機構9がさらに設けられたデータ分析装置の
構成例を示す図である。出力クラス分別機構9は、判定
部7で誤差推定値が所定定数以下であった入力,すなわ
ちリジェクトされない入力に関して出力のクラス分別を
行なうようになっている。具体的には、出力クラス分別
機構9は、割出部6で割り出されたBayes事後確率の推
定値が“0.5”以上であれば“1”をとり、“0.
5”未満であれば“0”をとるようにクラス分類を行な
う。これにより、リジェクトされなかったデータに関し
てはBayes識別が達成されることになり、確信度の高い
識別が可能となる。
【0050】図6は本発明に係る学習機械の第2の実施
例の構成図である。図6を参照すると、第2の実施例の
学習機械は、所定の確率密度関数q(x)に従って所定個
数N個の学習データ{(x(ν),y(ν))|1≦ν≦
N}を発生させる学習データ発生部11と、有界な入力
空間X=〔A,B〕上の入力点xに対して、“0”と
“1”との2種類の元からなる出力空間Y={“0”,
“1”}のうち、出力が“1”になる条件付き確率,す
なわちBayes事後確率f(x)(=f(1|x))を所定
個数Nの学習データを用いて推定し、その推定値<f
(x)>を得る条件付き確率推定部12と、入力空間X=
〔A,B〕上の各入力点xへの入力確率を所定個数Nの
学習データを用いて推定し、その推定量<q(x)>を得
る入力確率推定部13と、Bayes事後確率f(x)の微分
f’(x)の推定値<f’(x)>を得る推定微分値算出部
20と、条件付き確率推定部12で得られたBayes事後
確率f(x)の推定値<f(x)>と入力確率推定部13で
得られた入力確率の推定量<q(x)>と推定微分値算出
部20で得られた推定値<f’(x)>とを用いて、Baye
s事後確率の推定値<f(x)>の誤差の推定値E(x)を
得る推定誤差算出部14とを有している。
例の構成図である。図6を参照すると、第2の実施例の
学習機械は、所定の確率密度関数q(x)に従って所定個
数N個の学習データ{(x(ν),y(ν))|1≦ν≦
N}を発生させる学習データ発生部11と、有界な入力
空間X=〔A,B〕上の入力点xに対して、“0”と
“1”との2種類の元からなる出力空間Y={“0”,
“1”}のうち、出力が“1”になる条件付き確率,す
なわちBayes事後確率f(x)(=f(1|x))を所定
個数Nの学習データを用いて推定し、その推定値<f
(x)>を得る条件付き確率推定部12と、入力空間X=
〔A,B〕上の各入力点xへの入力確率を所定個数Nの
学習データを用いて推定し、その推定量<q(x)>を得
る入力確率推定部13と、Bayes事後確率f(x)の微分
f’(x)の推定値<f’(x)>を得る推定微分値算出部
20と、条件付き確率推定部12で得られたBayes事後
確率f(x)の推定値<f(x)>と入力確率推定部13で
得られた入力確率の推定量<q(x)>と推定微分値算出
部20で得られた推定値<f’(x)>とを用いて、Baye
s事後確率の推定値<f(x)>の誤差の推定値E(x)を
得る推定誤差算出部14とを有している。
【0051】ここで、上記N個の学習データは、具体的
には、例えば、所定の確率密度関数q(x)に従って入力
空間X上の一点xを発生させ、このxに対して、条件付
き確率f(y|x)に従う2値の出力を発生させる試行
をN回繰り返すことによって得られるようになってい
る。
には、例えば、所定の確率密度関数q(x)に従って入力
空間X上の一点xを発生させ、このxに対して、条件付
き確率f(y|x)に従う2値の出力を発生させる試行
をN回繰り返すことによって得られるようになってい
る。
【0052】また、この第2の実施例では、入力空間X
(=〔A,B〕)の元xが連続的なものであるので、真
のBayes事後確率を推定するのに、条件付き確率推定部
12は、この入力空間Xを所定幅の区間に分割するよう
になっている。すなわち、条件付き確率推定部12は、
入力空間X=〔A,B〕が例えば〔0,1〕である場合
に、学習データの個数Nに応じて、上記区間〔0,1〕
を分割の幅をN-1/3として、総数N1/3(≡M(N))の
小区間に等間隔に分割する。このように、区間〔0,
1〕をM(N)個の等しい幅の小区間Ij=〔(j−1)
/M(N),j/M(N)〕(1≦j≦M(N))に分割し、
学習データであるN個のサンプルのうち小区間Ijに含
まれるものの個数をnjとし、そのうち、出力が“1”
であるものの個数をnj,+で表し、さらに、<fj>を次
式のように定義するとき、
(=〔A,B〕)の元xが連続的なものであるので、真
のBayes事後確率を推定するのに、条件付き確率推定部
12は、この入力空間Xを所定幅の区間に分割するよう
になっている。すなわち、条件付き確率推定部12は、
入力空間X=〔A,B〕が例えば〔0,1〕である場合
に、学習データの個数Nに応じて、上記区間〔0,1〕
を分割の幅をN-1/3として、総数N1/3(≡M(N))の
小区間に等間隔に分割する。このように、区間〔0,
1〕をM(N)個の等しい幅の小区間Ij=〔(j−1)
/M(N),j/M(N)〕(1≦j≦M(N))に分割し、
学習データであるN個のサンプルのうち小区間Ijに含
まれるものの個数をnjとし、そのうち、出力が“1”
であるものの個数をnj,+で表し、さらに、<fj>を次
式のように定義するとき、
【0053】
【数11】
【0054】推定量<f(x)>は、次式のように(ヒス
トグラム推定法により)求められる。
トグラム推定法により)求められる。
【0055】
【数12】
【0056】数12において、χIj(x)はx∈Ijであ
る場合に“1”をとり、x∈Ijでない場合には“0”
をとる関数である。図7は出力空間Yが“0”と“1”
との元だけからなる場合に、入力空間Xの入力xについ
て出力“1”が生起する真の確率,すなわち真のBayes
事後確率f(x)の一例を示す図であり、図7には、さら
に、入力空間Xを小区間Ijに分割する場合が示されて
いる。
る場合に“1”をとり、x∈Ijでない場合には“0”
をとる関数である。図7は出力空間Yが“0”と“1”
との元だけからなる場合に、入力空間Xの入力xについ
て出力“1”が生起する真の確率,すなわち真のBayes
事後確率f(x)の一例を示す図であり、図7には、さら
に、入力空間Xを小区間Ijに分割する場合が示されて
いる。
【0057】また、入力確率推定部13は入力確率の推
定量<q(x)>を例えば最尤推定量を用いて、次式のよ
うに算出するようになっている。
定量<q(x)>を例えば最尤推定量を用いて、次式のよ
うに算出するようになっている。
【0058】
【数13】<q(x)>=(nj/N)・N1/3χIj(x)
【0059】また、推定微分値算出部20は、Bayes事
後確率f(x)の微分f’(x)の推定値<f’(x)>を次
式により得るようになっている。
後確率f(x)の微分f’(x)の推定値<f’(x)>を次
式により得るようになっている。
【0060】
【数14】
【0061】また、推定誤差算出部14は、Bayes事後
確率の推定値<f(x)>の誤差推定値E(x)を次式によ
り得るようになっている。
確率の推定値<f(x)>の誤差推定値E(x)を次式によ
り得るようになっている。
【0062】
【数15】 E(x)=〔{<f(x)>(1−<f(x)>)/<q(x)>} +(1/12)・(<f’(x)>)2〕・N-2/3
【0063】なお、この誤差推定量E(x)は、Bayes
事後確率の推定値<f(x)>の2乗誤差のN個の学習デ
ータに関する平均(平均二乗誤差推定値)として、本願
の発明者により、以下のように導き出されたものであ
る。
事後確率の推定値<f(x)>の2乗誤差のN個の学習デ
ータに関する平均(平均二乗誤差推定値)として、本願
の発明者により、以下のように導き出されたものであ
る。
【0064】すなわち、Bayes事後確率の推定値<f
(x)>の理論的な平均二乗誤差推定値E(x)は、次式に
より定義される。
(x)>の理論的な平均二乗誤差推定値E(x)は、次式に
より定義される。
【0065】
【数16】E(x)=Es〔(f(x)−<f(x)>)2〕
【0066】ここで、Sは、N個の学習データ{(x
(ν),y(ν))|1≦ν≦N}のサンプルの出かたに関
する平均を意味する添字である。また、f(x)は、与え
られた入力Xに関して出力が“1”になる真の条件つき
確率,すなわち真のBayes事後確率である。
(ν),y(ν))|1≦ν≦N}のサンプルの出かたに関
する平均を意味する添字である。また、f(x)は、与え
られた入力Xに関して出力が“1”になる真の条件つき
確率,すなわち真のBayes事後確率である。
【0067】上記数16の平均二乗誤差推定値E(x)を
計算するため、各小区間Ij内でのf(x)の平均fjを次
式のように定める。
計算するため、各小区間Ij内でのf(x)の平均fjを次
式のように定める。
【0068】
【数17】
【0069】このように小区間Ijにおいて、平均化さ
れたf(x),すなわちfjは、小区間Ijにxが存在する
ときのy=1となる条件つき確率であり、このfjを用
いることにより、数16は次式のように変形される。
れたf(x),すなわちfjは、小区間Ijにxが存在する
ときのy=1となる条件つき確率であり、このfjを用
いることにより、数16は次式のように変形される。
【0070】
【数18】 E(x)=Es〔{(f(x)−fj)+(fj−<fj>)}2〕 =E〔(<fj>−fj)2〕+E〔(fj−f(x))2〕 +2E〔(<fj>−fj)(fj−f(x))〕 =E〔(<fj>−fj)2〕+(fj−f(x))2 +(fj−f(x))(α−fj)(1−qj)N
【0071】ここで、任意のC2級Bayes事後確率f(x)
に対し、任意のx∈〔0,1〕でlimN→∞E(x)=0と
なるための分割数M(N)に関する条件(すなわちヒス
トグラム法の収束条件)は、次式のようになる。
に対し、任意のx∈〔0,1〕でlimN→∞E(x)=0と
なるための分割数M(N)に関する条件(すなわちヒス
トグラム法の収束条件)は、次式のようになる。
【0072】
【数19】
【0073】また、上記収束条件を満足する分割数M
(N)を1つ定めるとき、任意のx∈(0,1)に対し
て、次式を満たす関数φ(N)(x),Ψ(N)(x)が存在す
る。
(N)を1つ定めるとき、任意のx∈(0,1)に対し
て、次式を満たす関数φ(N)(x),Ψ(N)(x)が存在す
る。
【0074】
【数20】
【0075】この関数φ(N)(x),Ψ(N)(x)を用いて、
数18を次式のように漸近展開することができる。
数18を次式のように漸近展開することができる。
【0076】
【数21】 E(x)≒{f(x)(1−f(x))/q(x)}・M(N)/N +{(1/2)・f’(x)・(a+b−2x)} +φ(N)(x)+Ψ(N)(x)
【0077】ここで、a,bは、〔・〕をガウス記号と
して、a=〔M(N)x〕/M(N),b=(〔M(N)x〕
+1)/M(N)として与えられる。
して、a=〔M(N)x〕/M(N),b=(〔M(N)x〕
+1)/M(N)として与えられる。
【0078】xが小区間Ij内に一様分布すると見なす
と、(a+b−2x)2の期待値は、(1/3)M(N)2
であるので、数21は最終的に次式のようになる。
と、(a+b−2x)2の期待値は、(1/3)M(N)2
であるので、数21は最終的に次式のようになる。
【0079】
【数22】 E(x)≒〔{f(x)(1−f(x))/q(x)}・(M(N)/N)〕 +(1/12)・(f’(x))2・(1/M(N)2)
【0080】ここで、前述のように、分割の幅をN-1/3
に設定するときには区間の総数M(N)はN1/3であるの
で、数22から数15が導き出される。
に設定するときには区間の総数M(N)はN1/3であるの
で、数22から数15が導き出される。
【0081】数15によって規定される平均二乗誤差E
(x)も、数4の平均二乗誤差Ej同様に、入力の頻度q
(x)に関する減少関数となっており、学習データ数が多
く与えられた入力点ほど(すなわちq(x)が大きい入力
点ほど)、入出力関係が精度良く推定できるという直感
的事実を良好に表わしている。
(x)も、数4の平均二乗誤差Ej同様に、入力の頻度q
(x)に関する減少関数となっており、学習データ数が多
く与えられた入力点ほど(すなわちq(x)が大きい入力
点ほど)、入出力関係が精度良く推定できるという直感
的事実を良好に表わしている。
【0082】このような構成の学習機械では、所定の確
率密度関数q(x)に従って入力空間X上の一点xを発生
させ、このxに対して条件つき確率f(y|x)に従う
2値の出力を発生させる試行によって、N個の学習デー
タ{(x(ν),y(ν))|1≦ν≦N}を得て、このN
個の学習データを用いて、Bayes事後確率f(x)の推定
値<f(x)>とともに、この推定値<f(x)>の平均二
乗誤差推定値E(x)を得る。
率密度関数q(x)に従って入力空間X上の一点xを発生
させ、このxに対して条件つき確率f(y|x)に従う
2値の出力を発生させる試行によって、N個の学習デー
タ{(x(ν),y(ν))|1≦ν≦N}を得て、このN
個の学習データを用いて、Bayes事後確率f(x)の推定
値<f(x)>とともに、この推定値<f(x)>の平均二
乗誤差推定値E(x)を得る。
【0083】すなわち、条件つき確率推定部12は、有
界な入力空間X=〔0,1〕上の入力点xに対して出力
空間Y={0,1}のうち出力が“1”になる条件付き
確率の推定値,すなわちBayes事後確率f(x)の推定値
<f(x)>を、N個の学習データを用い数11,数12
から得る。
界な入力空間X=〔0,1〕上の入力点xに対して出力
空間Y={0,1}のうち出力が“1”になる条件付き
確率の推定値,すなわちBayes事後確率f(x)の推定値
<f(x)>を、N個の学習データを用い数11,数12
から得る。
【0084】また、入力確率推定部13は、入力確率の
推定量<q(x)>を数13に基づき算出する。さらに、
推定微分値算出部18は、Bayes事後確率f(x)の微分
f’(x)の推定値<f’(x)>を数14によって得る。
推定量<q(x)>を数13に基づき算出する。さらに、
推定微分値算出部18は、Bayes事後確率f(x)の微分
f’(x)の推定値<f’(x)>を数14によって得る。
【0085】次いで、推定誤差算出部14では、学習デ
ータの個数Nと、条件付き確率推定部12で得られたBa
yes事後確率の推定値<f(x)>と、入力確率推定部1
3で算出された入力確率の推定量<q(x)>とを用い
て、数15により、Bayes事後確率f(x)の推定値<f
(x)>の平均二乗誤差推定値E(x)を得る。
ータの個数Nと、条件付き確率推定部12で得られたBa
yes事後確率の推定値<f(x)>と、入力確率推定部1
3で算出された入力確率の推定量<q(x)>とを用い
て、数15により、Bayes事後確率f(x)の推定値<f
(x)>の平均二乗誤差推定値E(x)を得る。
【0086】このようにして、この第2の実施例の学習
機械においても、第1の実施例の学習機械と同様に、入
力点xについて、Bayes事後確率f(x)の推定値<f
(x)>のみならず、この推定値<f(x)>の平均二乗誤
差推定値E(x)をも得ることができる。この平均二乗誤
差推定値E(x)が出力されることにより、Bayes事後確
率の推定値<f(x)>がどれだけの精度をもつかを得る
ことができる。すなわち、入力点xについて、Bayes事
後確率の推定値<f(x)>,平均二乗誤差推定値E(x)
を保持し、実際の使用時に(すなわち、データ分析装置
において)、これらを用いることができる。すなわち、
数15の誤差推定値E(x)をリジェクトを発生させるた
めの最適な基準として用いることができる。
機械においても、第1の実施例の学習機械と同様に、入
力点xについて、Bayes事後確率f(x)の推定値<f
(x)>のみならず、この推定値<f(x)>の平均二乗誤
差推定値E(x)をも得ることができる。この平均二乗誤
差推定値E(x)が出力されることにより、Bayes事後確
率の推定値<f(x)>がどれだけの精度をもつかを得る
ことができる。すなわち、入力点xについて、Bayes事
後確率の推定値<f(x)>,平均二乗誤差推定値E(x)
を保持し、実際の使用時に(すなわち、データ分析装置
において)、これらを用いることができる。すなわち、
数15の誤差推定値E(x)をリジェクトを発生させるた
めの最適な基準として用いることができる。
【0087】ところで、上記第2の実施例においては、
入力空間X=〔0,1〕を幅N-1/3の等間隔の小区間I
jにアプリオリに分割したが、この区間幅を最適なもの
に決定する機構を備えた学習機械を構築することも可能
である。
入力空間X=〔0,1〕を幅N-1/3の等間隔の小区間I
jにアプリオリに分割したが、この区間幅を最適なもの
に決定する機構を備えた学習機械を構築することも可能
である。
【0088】図8は図6の学習機械を用いたデータ分析
装置の構成例を示す図である。図8のデータ分析装置
は、未知入力xを受取る入力部15と、未知入力xに対
応した条件付き確率の推定値<f(x)>および誤差の推
定値E(x)を図6の学習機械に保持されている学習結果
{<f(x)>,E(x)}に基づいて割り出す割出部16
と、割出部16によって割り出された誤差の推定値E
(x)がある定数以下であるか否かを判定する判定部17
と、判定の結果、誤差の推定値E(x)がある定数以下で
ない場合には、この未知入力xに対してリジェクトを出
力する一方、誤差の推定値E(x)がある定数以下の場合
には、未知入力に対して、そのBayes事後確率の推定値
<f(x)>を出力する出力部18とを有している。
装置の構成例を示す図である。図8のデータ分析装置
は、未知入力xを受取る入力部15と、未知入力xに対
応した条件付き確率の推定値<f(x)>および誤差の推
定値E(x)を図6の学習機械に保持されている学習結果
{<f(x)>,E(x)}に基づいて割り出す割出部16
と、割出部16によって割り出された誤差の推定値E
(x)がある定数以下であるか否かを判定する判定部17
と、判定の結果、誤差の推定値E(x)がある定数以下で
ない場合には、この未知入力xに対してリジェクトを出
力する一方、誤差の推定値E(x)がある定数以下の場合
には、未知入力に対して、そのBayes事後確率の推定値
<f(x)>を出力する出力部18とを有している。
【0089】図8のデータ分析装置では、未知入力xが
入力部15から入力すると、割出部16は、図6の学習
機械に保持されている学習結果{<f(x)>),E
(x)}からこの未知入力xに対応したBayes事後確率の
推定値<f(x)>と誤差の推定値E(x)を割り出す。判
定部17は、この未知入力xに対応した誤差の推定値E
(x)が予め設定されている所定定数以下か否かを判断す
る。この結果、誤差の推定値E(x)が所定定数以下でな
いときには、Bayes事後確率推定値の誤差が大きく、精
度(信頼性)が低いと判定し、その旨を出力部18に与
える。この場合、出力部18は、この未知入力xについ
て、Bayes事後確率の推定値<f(x)>を出力せずに、
リジェクトを出力する。
入力部15から入力すると、割出部16は、図6の学習
機械に保持されている学習結果{<f(x)>),E
(x)}からこの未知入力xに対応したBayes事後確率の
推定値<f(x)>と誤差の推定値E(x)を割り出す。判
定部17は、この未知入力xに対応した誤差の推定値E
(x)が予め設定されている所定定数以下か否かを判断す
る。この結果、誤差の推定値E(x)が所定定数以下でな
いときには、Bayes事後確率推定値の誤差が大きく、精
度(信頼性)が低いと判定し、その旨を出力部18に与
える。この場合、出力部18は、この未知入力xについ
て、Bayes事後確率の推定値<f(x)>を出力せずに、
リジェクトを出力する。
【0090】これに対し、判定部17において、未知入
力xに対応した誤差の推定値が予め設定されている所定
定数以下のときには、Bayes事後確率推定値の誤差が小
さく、精度(信頼性)が高いと判定し、その旨を出力部
18に与える。この場合には、出力部18は、この未知
入力に対して割出部16で割り出されたBayes事後確率
の推定値<f(x)>を出力する。
力xに対応した誤差の推定値が予め設定されている所定
定数以下のときには、Bayes事後確率推定値の誤差が小
さく、精度(信頼性)が高いと判定し、その旨を出力部
18に与える。この場合には、出力部18は、この未知
入力に対して割出部16で割り出されたBayes事後確率
の推定値<f(x)>を出力する。
【0091】なお、数15によって得られた理論的な平
均二乗誤差推定値は、数15からわかるように、学習に
おいてxへの入力確率q(x)が小さいと大きくなる。こ
のことから、この平均二乗誤差推定値は、学習時に入力
xの生起確率が非常に小さいと、この入力xが本来予想
していないもの(すなわち正規の入力データとして本来
扱われるべきでないもの)である蓋然性が高く、正規の
出力値(Bayes事後確率推定値)を与えるべきでないと
いう指標を与え、この意味で、リジェクトを発生させる
上で最適な基準となる。
均二乗誤差推定値は、数15からわかるように、学習に
おいてxへの入力確率q(x)が小さいと大きくなる。こ
のことから、この平均二乗誤差推定値は、学習時に入力
xの生起確率が非常に小さいと、この入力xが本来予想
していないもの(すなわち正規の入力データとして本来
扱われるべきでないもの)である蓋然性が高く、正規の
出力値(Bayes事後確率推定値)を与えるべきでないと
いう指標を与え、この意味で、リジェクトを発生させる
上で最適な基準となる。
【0092】このように、図8のデータ分析装置では、
未知入力に対応したBayes事後確率の推定値が信頼性の
あるものか否かを数15によって得られた平均二乗誤差
推定値に基づき判定するようにしており、数15によっ
て得られた理論的な平均二乗誤差推定値がリジェクトを
発生させる上で最適な基準となることから、パターン認
識や制御を行なう際に、意味のあるリジェクトを発生さ
せ、システムの安全性を保証することができる。
未知入力に対応したBayes事後確率の推定値が信頼性の
あるものか否かを数15によって得られた平均二乗誤差
推定値に基づき判定するようにしており、数15によっ
て得られた理論的な平均二乗誤差推定値がリジェクトを
発生させる上で最適な基準となることから、パターン認
識や制御を行なう際に、意味のあるリジェクトを発生さ
せ、システムの安全性を保証することができる。
【0093】図9は図8のデータ分析装置において出力
クラス分別機構19がさらに設けられたデータ分析装置
の構成例を示す図である。出力クラス分別機構19は、
判定部17で誤差推定値が所定定数以下であった入力,
すなわちリジェクトされない入力に関して出力のクラス
分別を行なうようになっている。具体的には、出力クラ
ス分別機構19は、割出部16で割り出されたBayes事
後確率の推定値が“0.5”以上であれば“1”をと
り、“0.5”未満であれば“0”をとるようにクラス
分類を行なう。これにより、リジェクトされなかったデ
ータに関してはBayes識別が達成されることになり、確
信度の高い識別が可能となる。
クラス分別機構19がさらに設けられたデータ分析装置
の構成例を示す図である。出力クラス分別機構19は、
判定部17で誤差推定値が所定定数以下であった入力,
すなわちリジェクトされない入力に関して出力のクラス
分別を行なうようになっている。具体的には、出力クラ
ス分別機構19は、割出部16で割り出されたBayes事
後確率の推定値が“0.5”以上であれば“1”をと
り、“0.5”未満であれば“0”をとるようにクラス
分類を行なう。これにより、リジェクトされなかったデ
ータに関してはBayes識別が達成されることになり、確
信度の高い識別が可能となる。
【0094】図10は本発明に係る学習機械の第3の実
施例の構成図であって、この学習機械は、図6に示した
第2の実施例の学習機械において、さらに区間幅決定機
構40が設けられた構成のものとなっている。
施例の構成図であって、この学習機械は、図6に示した
第2の実施例の学習機械において、さらに区間幅決定機
構40が設けられた構成のものとなっている。
【0095】ここで、区間幅決定機構40は、入力空間
X=〔A,B〕,例えば〔0,1〕を分割する区間の幅
を最適なものに決定するようになっている。具体的に
は、区間幅決定機構40は、数22の右辺を最小にする
M(N)(∂E(x)/∂M(N)=0となるM(N))を区間
の最適な分割数として、次式のように求めるようになっ
ている。
X=〔A,B〕,例えば〔0,1〕を分割する区間の幅
を最適なものに決定するようになっている。具体的に
は、区間幅決定機構40は、数22の右辺を最小にする
M(N)(∂E(x)/∂M(N)=0となるM(N))を区間
の最適な分割数として、次式のように求めるようになっ
ている。
【0096】
【数23】 M(N)=〔q(x)f'(x)2・N/{6f(x)(1−f(x))}〕1/3
【0097】これにより、区間幅δ(x)は、次式のよう
にして求められる。
にして求められる。
【0098】
【数24】 δ(x)=〔q(x)f'(x)2・N/{6f(x)(1−f(x))}〕-1/3
【0099】なお、上記δ(x)は、xについて局所的な
ものであり、このδ(x)が各xでの最適な区間幅とな
る。x毎に最適な区間幅δ(x)を用いることで、等間隔
の分割に比べて誤差を小さくすることができる(区間幅
可変のヒストグラム法における最適モデルの選択基準を
得ることができる)。
ものであり、このδ(x)が各xでの最適な区間幅とな
る。x毎に最適な区間幅δ(x)を用いることで、等間隔
の分割に比べて誤差を小さくすることができる(区間幅
可変のヒストグラム法における最適モデルの選択基準を
得ることができる)。
【0100】次にこのような構成の第3の実施例の学習
機械の動作について説明する。入力確率推定部23,条
件付き確率推定部22,推定微分値算出部30は、先
ず、第2の実施例の学習機械と全く同一の方法により、
入力空間X=〔A,B〕を幅N-1/3の等間隔の小区間I
jに分割し、<q(x)>,<f(x)>,<f'(x)>を推
定し、こららをそれぞれ<q(1)(x)>,<f(1)(x)
>,<f'(1)(x)>とおく。
機械の動作について説明する。入力確率推定部23,条
件付き確率推定部22,推定微分値算出部30は、先
ず、第2の実施例の学習機械と全く同一の方法により、
入力空間X=〔A,B〕を幅N-1/3の等間隔の小区間I
jに分割し、<q(x)>,<f(x)>,<f'(x)>を推
定し、こららをそれぞれ<q(1)(x)>,<f(1)(x)
>,<f'(1)(x)>とおく。
【0101】次いで、xを含む小区間の幅が数24を近
似するように、小区間の分割の仕方を変更していく。す
なわち、k回目の小区間の設定の下での推定量を、<q
(k)(x)>,<f(k)(x)>,<f'(k)(x)>とおくと
き、(k+1)回目の区間の設定を以下のように行なう。
先ず、区間〔A,B〕の左端x0=Aに対して、区間幅
δ(k)(x)を次式のように算出する。
似するように、小区間の分割の仕方を変更していく。す
なわち、k回目の小区間の設定の下での推定量を、<q
(k)(x)>,<f(k)(x)>,<f'(k)(x)>とおくと
き、(k+1)回目の区間の設定を以下のように行なう。
先ず、区間〔A,B〕の左端x0=Aに対して、区間幅
δ(k)(x)を次式のように算出する。
【0102】
【数25】 δ(k)(x)=〔<δ(k)(x)><f'(k)(x)2>・N /{6<f(k)(x)>(1−<f(k)(x)>)}〕-1/3
【0103】このδ(k)(x)を用いて、区間〔A,B〕
の次の点x1をx1=x0+δ(k)(x0)に設定する。以下
同様に、xj=xj-1+δ(k)(xj-1)と設定していき、
xj>Bとなれば終了する。そして、小区間Ij (k+1)を
〔xj-1,xj〕によって定める。小区間が設定された
後、(k+1)回目の推定量を次式によって計算する。
の次の点x1をx1=x0+δ(k)(x0)に設定する。以下
同様に、xj=xj-1+δ(k)(xj-1)と設定していき、
xj>Bとなれば終了する。そして、小区間Ij (k+1)を
〔xj-1,xj〕によって定める。小区間が設定された
後、(k+1)回目の推定量を次式によって計算する。
【0104】
【数26】
【0105】なお、上式において、nj (k)は、学習デー
タであるN個のサンプルのうち区間Ij (k)に含まれるも
のの個数であり、nj,+ (k)は、nj (k)のなかで出力が
“1”であるものの個数であり、|Ij (k+1)|は小区間
の幅であり、さらに、<fj (k)>を次式のように定め
た。
タであるN個のサンプルのうち区間Ij (k)に含まれるも
のの個数であり、nj,+ (k)は、nj (k)のなかで出力が
“1”であるものの個数であり、|Ij (k+1)|は小区間
の幅であり、さらに、<fj (k)>を次式のように定め
た。
【0106】
【数27】
【0107】以上の手続きを決められた回数K回繰り返
して、入力確率推定部23の出力を<q(k)(x)>、条
件付き確率出力部22の出力を<f(k)(x)>とする。
して、入力確率推定部23の出力を<q(k)(x)>、条
件付き確率出力部22の出力を<f(k)(x)>とする。
【0108】ここで得られた<q(K)(x)>,<f
(K)(x)>,<f'(K)(x)>を用いて、推定誤差算出部
24は、<f(x)>の平均2乗誤差の推定値として、 (3/2)・〔{<f(x)>(1−<f(x)>)<f'
(x)>}/(6<q(x)>N)〕2/3 という値を算出する。この値は、数24を満たす区間幅
がとられた時の理論的な平均2乗誤差E(x)が、Nが大
きい時、近似的に次式によって与えられることに基づい
ている。
(K)(x)>,<f'(K)(x)>を用いて、推定誤差算出部
24は、<f(x)>の平均2乗誤差の推定値として、 (3/2)・〔{<f(x)>(1−<f(x)>)<f'
(x)>}/(6<q(x)>N)〕2/3 という値を算出する。この値は、数24を満たす区間幅
がとられた時の理論的な平均2乗誤差E(x)が、Nが大
きい時、近似的に次式によって与えられることに基づい
ている。
【0109】
【数28】 E(x)≒(3/2)・〔{f(x)(1−f(x))f'(x)}/(6q(x)N)〕2/3
【0110】従ってこの学習機械は、Bayes事後確率の
推定値を出力するだけでなく、その推定値がどれだけの
精度を持つかをも出力することができる。
推定値を出力するだけでなく、その推定値がどれだけの
精度を持つかをも出力することができる。
【0111】図10の学習機械を用いて、図8,図9に
示したと同様のデータ分析装置を構成することができ、
この場合も数28の誤差の推定値E(x)に基づいてリジ
ェクト判定を同様に行なうことができる。また、クラス
分類を同様に行なうことができる。
示したと同様のデータ分析装置を構成することができ、
この場合も数28の誤差の推定値E(x)に基づいてリジ
ェクト判定を同様に行なうことができる。また、クラス
分類を同様に行なうことができる。
【0112】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項4記載の発明によれば、離散空間上のBayes事後確
率を推定する学習を行なって、パターン識別や制御を行
なう際に、意味のあるリジェクトを発生させ、システム
の安全性を保証することができる。
求項4記載の発明によれば、離散空間上のBayes事後確
率を推定する学習を行なって、パターン識別や制御を行
なう際に、意味のあるリジェクトを発生させ、システム
の安全性を保証することができる。
【0113】また、請求項5乃至請求項8記載の発明に
よれば、連続空間上のBayes事後確率を推定する際に、
意味のあるリジェクトを発生させることができ、システ
ムの安全性を保証することができる。
よれば、連続空間上のBayes事後確率を推定する際に、
意味のあるリジェクトを発生させることができ、システ
ムの安全性を保証することができる。
【0114】請求項9乃至請求項13記載の発明によれ
ば、連続空間上のBayes事後確率の推定をヒストグラム
法で行なう際に、区間の幅を低い計算コストで自動的か
つ適切に決定することができ、推定精度の向上が図れる
とともに、意味のあるリジェクトを発生させることによ
りシステムの安全性を保証することができる。
ば、連続空間上のBayes事後確率の推定をヒストグラム
法で行なう際に、区間の幅を低い計算コストで自動的か
つ適切に決定することができ、推定精度の向上が図れる
とともに、意味のあるリジェクトを発生させることによ
りシステムの安全性を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る学習機械の第1の実施例の構成図
である。
である。
【図2】入力空間の各入力点に対する真のBayes事後確
率の一例を示す図である。
率の一例を示す図である。
【図3】二乗誤差の学習曲線と理論曲線とを示す図であ
る。
る。
【図4】図1の学習機械を用いたデータ分析装置の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】図1の学習機械を用いたデータ分析装置の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】本発明に係る学習機械の第2の実施例の構成図
である。
である。
【図7】入力空間の各入力点に対する真のBayes事後確
率の一例を示す図である。
率の一例を示す図である。
【図8】図1の学習機械を用いたデータ分析装置の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図9】図1の学習機械を用いたデータ分析装置の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図10】本発明に係る学習機械の第3の実施例の構成
図である。
図である。
1,11 学習データ発生部 2,12,22 条件付き確率推定部 3,13,23 入力確率推定部 4,14,24 推定誤差算出部 5,15 入力部 6,16 割出部 7,17 判定部 8,18 出力部 9,19 出力クラス分別機構
Claims (13)
- 【請求項1】 所定の離散確率分布{qj}に従って、
所定個数Nの学習データを発生させる学習データ発生手
段と、所定個数Nの学習データを用いて、有限個または
可算個の元からなる離散的な入力空間X={xj}上の
入力点xjに対して出力空間Y={“0”,“1”}の
うち“1”の出力が出る条件付き確率f(1|xj)を
推定する条件付き確率推定手段と、前記所定個数Nの学
習データを用いて、入力空間上の各入力点への入力確率
を推定する入力確率推定手段と、条件付き確率の推定値
と学習データ数Nと入力確率の推定値とを用いて各入力
点ごとの誤差を推定する推定誤差算出手段とを有してお
り、前記条件付き確率推定手段によって推定された各入
力点ごとの条件付き確率の推定値および前記推定誤差算
出手段によって推定された各入力点ごとの誤差の推定値
を学習結果として保持するようになっていることを特徴
とする学習機械。 - 【請求項2】 請求項1記載の学習機械において、前記
推定誤差算出手段は、入力空間上の入力点xjの誤差の
推定値を、xjへの入力確率の推定値<qj>と、条件付
き確率の推定値<fj>と、学習データ数Nとを用い
て、 <fj>(1−<fj>)/(<qj>・N) として算出することを特徴とする学習機械。 - 【請求項3】 請求項1記載の学習機械を用いたデータ
分析装置であって、未知入力を受取る入力手段と、入力
手段から入力された未知入力に対応した条件付き確率の
推定値および誤差の推定値を前記学習機械による学習結
果に基づいて割り出す割出手段と、割出手段によって割
り出された誤差の推定値が所定の閾値以下であるかを判
定する判定手段と、判定の結果、誤差の推定値が所定の
閾値以下である場合には、割出手段によって割り出され
た条件付き確率の推定値を出力する一方、誤差の推定値
が所定の閾値以下でない場合には、リジェクトを出力す
る出力手段とを備えていることを特徴とするデータ分析
装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のデータ分析装置におい
て、前記判定手段において、誤差の推定値が所定の閾値
以下であるときに、前記出力手段は、条件付き確率の推
定値が“0.5”以上ならば“1”を出力し、“0.
5”未満ならば“0”を出力するようになっていること
を特徴とするデータ分析装置。 - 【請求項5】 所定の確率密度関数q(x)に従って、
所定個数Nの学習データを発生させる学習データ発生手
段と、学習データの個数Nに応じて可変な個数の等間隔
の小区間に入力空間Xを分割し、前記所定個数Nの学習
データを用いて、有界な区間である入力空間X=〔A,
B〕上の入力点xに対して出力空間Y={“0”,
“1”}のうち“1”の出力が出る条件付き確率f(1
|xj)をヒストグラム法により推定する条件付き確率
推定手段と、前記所定個数Nの学習データを用いて、入
力空間X上の各入力点xへの入力確率を推定する入力確
率推定手段と、条件付き確率の推定値と学習データ数と
入力確率の推定値とを用いて、各入力点に対する誤差を
推定する推定誤差算出手段とを有しており、前記条件付
き確率推定手段によって推定された各入力点についての
条件付き確率の推定値および誤差の推定値を学習結果と
して保持するようになっていることを特徴とする学習機
械。 - 【請求項6】 請求項5記載の学習機械において、前記
条件付き確率推定手段は、入力区間をN-1/3の幅の小区
間に分割し、前記推定誤差算出手段は、入力空間上の点
xの誤差の推定値を、入力確率の推定値<q(x)>と、
条件付き確率の推定値<f(x)>と、<f(x)>の差分
を用いて得たf(x)の微分f’(x)の推定値<f’(x)
>と、学習データ数Nとを用いて、 〔{<f(x)>(1−<f(x)>)/<q(x)>}+
(1/12)・(<f’(x)>)2〕・N-2/3 として算出することを特徴とする学習機械。 - 【請求項7】 請求項5記載の学習機械を用いたデータ
分析装置であって、未知入力を受取る入力手段と、入力
手段から入力された未知入力に対応した条件付き確率の
推定値および誤差の推定値を前記学習機械による学習結
果に基づいて割り出す割出手段と、割出手段によって割
り出された誤差の推定値が所定の閾値以下であるかを判
定する判定手段と、判定の結果、誤差の推定値が所定の
閾値以下である場合には、割出手段によって割り出され
た条件付き確率の推定値を出力する一方、誤差の推定値
が所定の閾値以下でない場合には、リジェクトを出力す
る出力手段とを備えていることを特徴とするデータ分析
装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のデータ分析装置におい
て、前記判定手段において、誤差の推定値が所定の閾値
以下であるときに、前記出力手段は、条件付き確率の推
定値が“0.5”以上ならば“1”を出力し、“0.
5”未満ならば“0”を出力するようになっていること
を特徴とするデータ分析装置。 - 【請求項9】 所定の確率密度関数q(x)に従って、所
定個数Nの学習データを発生させる学習データ発生手段
と、可変な幅をもつ小区間に入力空間Xを分割し、前記
所定個数Nの学習データを用いて、有界な区間である入
力空間X=〔A,B〕上の入力xに対して出力空間Y=
{“0”,“1”}のうち“1”が出る条件付き確率を
ヒストグラム法により推定する条件付き確率推定手段
と、前記所定個数Nの学習データを用いて、入力空間上
の各入力点xへの入力確率を推定する入力確率推定手段
と、条件付き確率の推定値と学習データ数と入力確率の
推定値とを用いて、各入力点に対する誤差を推定する推
定誤差算出手段とを有しており、前記条件付き確率推定
手段によって推定された各入力点に対する条件付き確率
の推定値および誤差の推定値を学習結果として保持する
ようになっていることを特徴とする学習機械。 - 【請求項10】 請求項9記載の学習機械において、さ
らに、前記入力確率の推定値<q(x)>と、条件付き確
率の推定値<f(x)>と、<f(x)>の差分により求め
られたf(x)の微分f’(x)の推定値<f’(x)>と、
学習データ数Nとを用いて、xを含む小区間の幅が、 〔q(x)f’(x)2・N/{6f(x)(1−f
(x))}〕-1/3 を近似するよう区間分割を定める区間分割手段が設けら
れており、該区間分割手段によって定められた小区間に
入力空間を分割してヒストグラム法による確率推定がな
されることを特徴とする学習機械。 - 【請求項11】 請求項9記載の学習機械において、前
記推定誤差算出手段は、入力空間上の点xの誤差の推定
値を、入力確率の推定値<q(x)>と、条件付き確率の
推定値<f(x)>と、学習データ数Nとを用いて、 (3/2)・{<f(x)>(1−<f(x)>)<f’
(x)>/(6<q(x)>N)}2/3 として算出することを特徴とする学習機械。 - 【請求項12】 請求項9記載の学習機械を用いたデー
タ分析装置であって、未知入力を受取る入力手段と、入
力手段から入力された未知入力に対応した条件付き確率
の推定値および誤差の推定値を前記学習機械による学習
結果に基づいて割り出す割出手段と、割出手段によって
割り出された誤差の推定値が所定の閾値以下であるかを
判定する判定手段と、判定の結果、誤差の推定値が所定
の閾値以下である場合には、割出手段によって割り出さ
れた条件付き確率の推定値を出力する一方、誤差の推定
値が所定の閾値以下でない場合には、リジェクトを出力
する出力手段とを備えていることを特徴とするデータ分
析装置。 - 【請求項13】 請求項3記載のデータ分析装置におい
て、前記判定手段において、誤差の推定値が所定の閾値
以下であるときに、前記出力手段は、条件付き確率の推
定値が“0.5”以上ならば“1”を出力し、“0.
5”未満ならば“0”を出力するようになっていること
を特徴とするデータ分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139366A JPH06325009A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 学習機械およびそれを用いたデータ分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139366A JPH06325009A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 学習機械およびそれを用いたデータ分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06325009A true JPH06325009A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=15243659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5139366A Pending JPH06325009A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 学習機械およびそれを用いたデータ分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06325009A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001101154A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-13 | Nec Corp | 外れ値度計算装置及びそれに用いる確率密度推定装置並びに忘却型ヒストグラム計算装置 |
| US7558774B1 (en) | 2003-02-19 | 2009-07-07 | Nahava Inc. | Method and apparatus for fundamental operations on token sequences: computing similarity, extracting term values, and searching efficiently |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5139366A patent/JPH06325009A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001101154A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-13 | Nec Corp | 外れ値度計算装置及びそれに用いる確率密度推定装置並びに忘却型ヒストグラム計算装置 |
| US7333923B1 (en) | 1999-09-29 | 2008-02-19 | Nec Corporation | Degree of outlier calculation device, and probability density estimation device and forgetful histogram calculation device for use therein |
| US7558774B1 (en) | 2003-02-19 | 2009-07-07 | Nahava Inc. | Method and apparatus for fundamental operations on token sequences: computing similarity, extracting term values, and searching efficiently |
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