JPH063250A - 表面張力計測装置 - Google Patents
表面張力計測装置Info
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- JPH063250A JPH063250A JP4188678A JP18867892A JPH063250A JP H063250 A JPH063250 A JP H063250A JP 4188678 A JP4188678 A JP 4188678A JP 18867892 A JP18867892 A JP 18867892A JP H063250 A JPH063250 A JP H063250A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体に対し非接触で、無重力または無重力に
近い状態を保ちつつ、論理にかなった方式で誤差の少な
い正確な表面張力の測定値を求めることのできる表面張
力測定装置の提供。 【構成】 無重力ないし微少重力のもとで回転する回転
楕円体の液玉を保持可能な容器1と、容器1から液玉2
Aを計測位置(受光素子アレイ3の領域)に浮上導くた
めの手段(誘導用ノズル5)およびその位置に液玉2A
を支持する手段(保持ノズル6)と、前記液玉2Aの形
状および回転速度を光学的に検出する手段(受光素子ア
レイ3および光電式位置検知センサ4)とを具備した表
面張力計測装置。
近い状態を保ちつつ、論理にかなった方式で誤差の少な
い正確な表面張力の測定値を求めることのできる表面張
力測定装置の提供。 【構成】 無重力ないし微少重力のもとで回転する回転
楕円体の液玉を保持可能な容器1と、容器1から液玉2
Aを計測位置(受光素子アレイ3の領域)に浮上導くた
めの手段(誘導用ノズル5)およびその位置に液玉2A
を支持する手段(保持ノズル6)と、前記液玉2Aの形
状および回転速度を光学的に検出する手段(受光素子ア
レイ3および光電式位置検知センサ4)とを具備した表
面張力計測装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面張力計測装置に関
し、特に新素子や新素材による商品の開発、若しくは金
属およびその合金の製造,治金における液体状の材料の
取扱過程で、その表面張力の精密な数値測定が求められ
る分野に適用されるに好適な表面張力計測装置に関す
る。
し、特に新素子や新素材による商品の開発、若しくは金
属およびその合金の製造,治金における液体状の材料の
取扱過程で、その表面張力の精密な数値測定が求められ
る分野に適用されるに好適な表面張力計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる分野で用いられてきた古典
的な表面張力計測装置例を下記に述べる。
的な表面張力計測装置例を下記に述べる。
【0003】(その1)円環引上げ方式 本例による基本的構成を図3に示す。ここで、101は
コイルばね102を用いて構成されたばね計り、103
はばね計り101の下端に吊下され、薄板で形成された
円環、104は円環103の下方に載置され、測定の対
象となる液体(被測定液体)105が収容されている容
器、106は容器104の上下微移動を許容する受台で
ある。
コイルばね102を用いて構成されたばね計り、103
はばね計り101の下端に吊下され、薄板で形成された
円環、104は円環103の下方に載置され、測定の対
象となる液体(被測定液体)105が収容されている容
器、106は容器104の上下微移動を許容する受台で
ある。
【0004】このように構成された表面張力計測装置に
おいては、円環103の下面を液体105の表面に接触
させた状態に保った後、徐々に受台106と共に容器1
04を下方に下げていく。その引下げ動作にともない、
最初は液体105の表面張力が打勝っているので、円環
103に付着した液体105の表面が伸びて、上方に引
上げられていくが、コイルばね102のばね力が表面張
力に打勝った時点で液体105が円環103から引離さ
れる。よってこの瞬間のばね計り101における延びの
読取から表面張力を読み取ることができる。ただし、こ
の場合、円環103と共に付着して引上げられた液体1
05の付着分の重量が含まれるので、下記の式(1)に
示すようにこれに対する補正が必要である。なお、図4
は上記の計測時にかかわる諸元の状態を示すものであ
る。
おいては、円環103の下面を液体105の表面に接触
させた状態に保った後、徐々に受台106と共に容器1
04を下方に下げていく。その引下げ動作にともない、
最初は液体105の表面張力が打勝っているので、円環
103に付着した液体105の表面が伸びて、上方に引
上げられていくが、コイルばね102のばね力が表面張
力に打勝った時点で液体105が円環103から引離さ
れる。よってこの瞬間のばね計り101における延びの
読取から表面張力を読み取ることができる。ただし、こ
の場合、円環103と共に付着して引上げられた液体1
05の付着分の重量が含まれるので、下記の式(1)に
示すようにこれに対する補正が必要である。なお、図4
は上記の計測時にかかわる諸元の状態を示すものであ
る。
【0005】
【数1】
【0006】ただし、ここで、r1 は円環103の外半
径、r2 は同内半径、hは円環103が計測時までに引
上げられた高さ、σは表面張力、ρは液体密度、gは重
力加速度、fは摩擦係数である。
径、r2 は同内半径、hは円環103が計測時までに引
上げられた高さ、σは表面張力、ρは液体密度、gは重
力加速度、fは摩擦係数である。
【0007】(その2)毛細管方式 本例は、図5に示すように毛細管201による毛管現象
を利用するもので、液体面202に径の小さい毛細管を
立てると、内壁に付着した液体に濡れが生じる場合は重
力と液体表面張力との関係から平衡した高さまで液体が
毛細管201内を上昇する。そして、かかる場合、その
液体の上昇した頂部にメニスカス203が形成される。
そこで、メニスカス203の底面から本来の液体表面ま
での高さをh、毛細管201の内径をRとすると、表面
張力σを次式(2)で求めることができる。
を利用するもので、液体面202に径の小さい毛細管を
立てると、内壁に付着した液体に濡れが生じる場合は重
力と液体表面張力との関係から平衡した高さまで液体が
毛細管201内を上昇する。そして、かかる場合、その
液体の上昇した頂部にメニスカス203が形成される。
そこで、メニスカス203の底面から本来の液体表面ま
での高さをh、毛細管201の内径をRとすると、表面
張力σを次式(2)で求めることができる。
【0008】
【数2】
【0009】ここで毛細管201が極めて細く、かつメ
ニスカス203における管内面との接触角θをほぼ0と
すると、
ニスカス203における管内面との接触角θをほぼ0と
すると、
【0010】
【数3】
【0011】なお、上述の(その1)および(その2)
によって述べた方式の他に、説明は省略するが、液滴方
式、液滴落下方式といったものが知られているが、いず
れにおいても液体の器壁との接触状態等により測定値が
変動するばかりでなく、その計測値に含まれるgが大き
い要素となるために、精度良く純粋に表面張力のみを取
出して算出することが難しい。
によって述べた方式の他に、説明は省略するが、液滴方
式、液滴落下方式といったものが知られているが、いず
れにおいても液体の器壁との接触状態等により測定値が
変動するばかりでなく、その計測値に含まれるgが大き
い要素となるために、精度良く純粋に表面張力のみを取
出して算出することが難しい。
【0012】また、最近では無重力状態において液滴を
振動させながら近似式を用いてその液体の表面張力を計
測する方式のものも開示されている。
振動させながら近似式を用いてその液体の表面張力を計
測する方式のものも開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の地上における重力のもとで液体の表面張
力を計測する方式のものでは、(その1)の円環引上げ
方式の場合は、円環103自体の材質と液の付着、すな
わち濡れの現象にばらつきがあることと、ばね計り10
1の精度が高められないことが支障となり、十分な測定
精度が期待できないという問題がある。
たような従来の地上における重力のもとで液体の表面張
力を計測する方式のものでは、(その1)の円環引上げ
方式の場合は、円環103自体の材質と液の付着、すな
わち濡れの現象にばらつきがあることと、ばね計り10
1の精度が高められないことが支障となり、十分な測定
精度が期待できないという問題がある。
【0014】また、(その2)の毛細管方式によるもの
にあっても濡れによって形成されるメニスカスの形状、
つまり接触角θが変化し、その位置が正確に捕え難いと
いう欠点がある。いずれにせよ重力というきわめて大き
い体積力が微弱な液体分子の結合力である表面張力の計
測の妨げとなり、正確な測定が得られないという問題が
あった。
にあっても濡れによって形成されるメニスカスの形状、
つまり接触角θが変化し、その位置が正確に捕え難いと
いう欠点がある。いずれにせよ重力というきわめて大き
い体積力が微弱な液体分子の結合力である表面張力の計
測の妨げとなり、正確な測定が得られないという問題が
あった。
【0015】本発明の目的は、かかる従来の測定方式に
よる問題点に着目し、液体に対し、非接触でしかも無重
力または無重力に近い状態を保ちつつ、論理にかなった
方式で誤差の少ない正確な表面張力の測定値を求めるこ
とのできる表面張力計測装置を提供することにある。
よる問題点に着目し、液体に対し、非接触でしかも無重
力または無重力に近い状態を保ちつつ、論理にかなった
方式で誤差の少ない正確な表面張力の測定値を求めるこ
とのできる表面張力計測装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、無重力ないし微少重力のもとで回転す
る被測定液体の回転楕円体液玉を保持可能な容器と、該
容器から前記液玉を所定の計測位置に浮上させるように
作用する気体流の浮上手段と、前記所定の計測位置に浮
上させた前記液玉をその状態に支持すると共に液玉の自
転を補強する作用を兼ねた気体流の支持手段と、前記所
定の計測位置に支持される前記液玉の回転楕円体形状お
よびその回転速度を光学的に検出する検出手段と、を具
備し、該検出手段により検出されたデータに基づいて前
記被測定液体の表面張力を演算可能としたことを特徴と
するものである。
めに、本発明は、無重力ないし微少重力のもとで回転す
る被測定液体の回転楕円体液玉を保持可能な容器と、該
容器から前記液玉を所定の計測位置に浮上させるように
作用する気体流の浮上手段と、前記所定の計測位置に浮
上させた前記液玉をその状態に支持すると共に液玉の自
転を補強する作用を兼ねた気体流の支持手段と、前記所
定の計測位置に支持される前記液玉の回転楕円体形状お
よびその回転速度を光学的に検出する検出手段と、を具
備し、該検出手段により検出されたデータに基づいて前
記被測定液体の表面張力を演算可能としたことを特徴と
するものである。
【0017】
【作用】本発明によれば、無重力ないし微少重力のもと
で回転する被測定液体の回転楕円体液玉を気体流の浮上
手段により容器から浮上せしめた後浮上させた液玉を気
体流の支持手段により所定の計測位置に支持・位置決め
し、光学的検出手段により位置決めされた液玉の回転楕
円形状およびその回転速度を検出して、そのデータによ
り被測定液体の表面張力を測定することができる。
で回転する被測定液体の回転楕円体液玉を気体流の浮上
手段により容器から浮上せしめた後浮上させた液玉を気
体流の支持手段により所定の計測位置に支持・位置決め
し、光学的検出手段により位置決めされた液玉の回転楕
円形状およびその回転速度を検出して、そのデータによ
り被測定液体の表面張力を測定することができる。
【0018】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に述べるが、その説明に先立ち、本発明の適用原理に
ついて説明しておくこととする。すなわち、液体を空中
浮上により非接触で無重力に近い状態に保った場合は、
演算要素から重力加速度の項目を無くすことができ、そ
れによって高精度の測定ならびに正確な演算が得られる
ことに着目したもので、液と容器との間の付着や重力の
影響に基因する液面形状の変化等算出中の誤差の要因を
完全に除去することが可能となる。
細に述べるが、その説明に先立ち、本発明の適用原理に
ついて説明しておくこととする。すなわち、液体を空中
浮上により非接触で無重力に近い状態に保った場合は、
演算要素から重力加速度の項目を無くすことができ、そ
れによって高精度の測定ならびに正確な演算が得られる
ことに着目したもので、液と容器との間の付着や重力の
影響に基因する液面形状の変化等算出中の誤差の要因を
完全に除去することが可能となる。
【0019】なお、上記の無重力に近い状態でのスピニ
ングドロップ法による表面張力の測定では、回転する液
滴に作用する大きい遠心力と表面張力とが平衡した状態
で表面張力σが次式(4)によって求められることを利
用するものである。
ングドロップ法による表面張力の測定では、回転する液
滴に作用する大きい遠心力と表面張力とが平衡した状態
で表面張力σが次式(4)によって求められることを利
用するものである。
【0020】
【数4】
【0021】ここで、eは離心率、aは回転楕円体の長
径、bは短径、ωは回転数であって、分母は液滴の表面
積、分子は慣性モーメントを表わす。
径、bは短径、ωは回転数であって、分母は液滴の表面
積、分子は慣性モーメントを表わす。
【0022】すなわち、式(4)は、液滴が無重力に近
い状態で極軸まわりに一方向に回転させられるとき、そ
の回転液滴はエネルギー保存の原理に従って、安定化す
べくスピンの遠心力に平衡するよう、その液面の赤道付
近が膨張し、極方向に収縮して一様な短軸回転楕円体の
形状に保たれることを意味するものである。ただし、ス
ピンをかけ過ぎた場合は、液滴が飛散し、銀河星雲のミ
ニチュアモデルのような状態になることはいうまでもな
く、かかる状態とならない程度のスピンを保つ必要があ
る。
い状態で極軸まわりに一方向に回転させられるとき、そ
の回転液滴はエネルギー保存の原理に従って、安定化す
べくスピンの遠心力に平衡するよう、その液面の赤道付
近が膨張し、極方向に収縮して一様な短軸回転楕円体の
形状に保たれることを意味するものである。ただし、ス
ピンをかけ過ぎた場合は、液滴が飛散し、銀河星雲のミ
ニチュアモデルのような状態になることはいうまでもな
く、かかる状態とならない程度のスピンを保つ必要があ
る。
【0023】そこで、続いて図1に従い上記の原理に基
づく状態に液体を保つことでその表面張力の計測を行う
ようにした計測装置とその動作について説明する。
づく状態に液体を保つことでその表面張力の計測を行う
ようにした計測装置とその動作について説明する。
【0024】図1において、1は少なくともその内面に
濡れを防止する処置が施された深鍋状の被測定液収納容
器、2は容器1中に収納され、その表面張力計測の対象
となる液体である。また、3は紙面と平行な方向に配設
され、紙面とは直角の方向から投光される光を受光する
受光素子アレイであり、計測されるべき液玉2Aの投影
面積より十分広い領域を保ち、液玉2Aの形状を読取る
ように機能する。4はこの受光素子アレイ3の領域の周
囲部に配設され、計測される液玉2Aの周囲部が受光素
子アレイ3の領域からずれないように監視するための光
電式位置検知センサである。
濡れを防止する処置が施された深鍋状の被測定液収納容
器、2は容器1中に収納され、その表面張力計測の対象
となる液体である。また、3は紙面と平行な方向に配設
され、紙面とは直角の方向から投光される光を受光する
受光素子アレイであり、計測されるべき液玉2Aの投影
面積より十分広い領域を保ち、液玉2Aの形状を読取る
ように機能する。4はこの受光素子アレイ3の領域の周
囲部に配設され、計測される液玉2Aの周囲部が受光素
子アレイ3の領域からずれないように監視するための光
電式位置検知センサである。
【0025】また、5は受光素子アレイ3の領域外周囲
部に配設された複数の液玉誘導用ノズル、6は受光素子
アレイ3の領域、つまり計測領域内所定位置に計測対称
の液玉2Aを支持するために気体、例えば空気を制御し
つつ噴射する支持手段としての位置決め用ノズル(以下
で保持ノズルという)である。なお、ここで、後述する
ようにして回転容器1内から回転する液体(液玉)2A
を受光素子アレイ3の領域に導くためには大量の空気流
量が必要なため、保持ノズル6に比して、誘導用ノズル
5の方は放出量の大きいものが用いられている。しかも
これら複数の誘導用ノズル5は液玉2Aを回転容器1か
ら浮上させた後、前記領域の所定位置に導き易いような
形態に配設されるものである。
部に配設された複数の液玉誘導用ノズル、6は受光素子
アレイ3の領域、つまり計測領域内所定位置に計測対称
の液玉2Aを支持するために気体、例えば空気を制御し
つつ噴射する支持手段としての位置決め用ノズル(以下
で保持ノズルという)である。なお、ここで、後述する
ようにして回転容器1内から回転する液体(液玉)2A
を受光素子アレイ3の領域に導くためには大量の空気流
量が必要なため、保持ノズル6に比して、誘導用ノズル
5の方は放出量の大きいものが用いられている。しかも
これら複数の誘導用ノズル5は液玉2Aを回転容器1か
ら浮上させた後、前記領域の所定位置に導き易いような
形態に配設されるものである。
【0026】ついで、このような構成になる表面張力計
測装置による計測動作について説明するが、その計測に
あたっては、不図示の温度検知手段や圧力検知手段等周
囲の環境にかかわる雰囲気条件を計測する手段が設けら
れることはいうまでもない。
測装置による計測動作について説明するが、その計測に
あたっては、不図示の温度検知手段や圧力検知手段等周
囲の環境にかかわる雰囲気条件を計測する手段が設けら
れることはいうまでもない。
【0027】まず、第1段階として地上の重力下の条件
で液収納容器1に収容した液体2を不図示の回転手段に
より所定の回転数で回転させた状態に保った上、このよ
うな濡れ防止処理の施された収納容器1を装置全体と共
に無重力に近い状態内に導くようにする。すると、回転
を与えられた液体2は短軸を回転中心とする回転楕円体
に近い球体(液玉)となる。そこで次に複数の誘導ノズ
ル5により大量の気体を噴出させて回転する楕円体形状
に保たれる液玉2Aを収納容器1内から浮上させ、さら
にこのような液玉2Aを計測位置である受光素子アレイ
3の領域に導くようにする。なお、このような浮上誘導
は上述した複数の誘導ノズル5からの気体吹出しの制御
と光電式位置検知センサによる液玉2Aの検知によって
行われるものである。
で液収納容器1に収容した液体2を不図示の回転手段に
より所定の回転数で回転させた状態に保った上、このよ
うな濡れ防止処理の施された収納容器1を装置全体と共
に無重力に近い状態内に導くようにする。すると、回転
を与えられた液体2は短軸を回転中心とする回転楕円体
に近い球体(液玉)となる。そこで次に複数の誘導ノズ
ル5により大量の気体を噴出させて回転する楕円体形状
に保たれる液玉2Aを収納容器1内から浮上させ、さら
にこのような液玉2Aを計測位置である受光素子アレイ
3の領域に導くようにする。なお、このような浮上誘導
は上述した複数の誘導ノズル5からの気体吹出しの制御
と光電式位置検知センサによる液玉2Aの検知によって
行われるものである。
【0028】かくして、液玉2Aが前記領域内で所定の
計測位置に導かれたならば、次には複数の周囲に設けた
保持ノズル6から10-6g程度の重力場を乱さない微少
な気体分子流を四方より液玉2Aを包み込むような形で
放出し、計測位置に液玉2Aを安定させるようにする。
そして、このあと、受光素子アレイ3に投影された液玉
2Aの輪郭からその長径aおよび短径bを読取ると共
に、例えば輪郭の周期的波動を捕捉し、回転数ωを検出
することができる。かくしてこれらの計測値を先に述べ
た式(4)に代入して演算することにより重力加速度g
に影響されないその液体の正確な表面張力σを計測する
ことができる。なお、その演算は別途に設けられる不図
示のCPU機能を有するコンピュータによって行われる
もので、回転楕円体の長径aと短径bとの比に対する回
転速度ωのデータ等が液種別に雰囲気温度および気圧等
をベースにして記憶手段ROMに格納されており、計測
のたびにこのようなテーブルをルックアップして行われ
るものである。
計測位置に導かれたならば、次には複数の周囲に設けた
保持ノズル6から10-6g程度の重力場を乱さない微少
な気体分子流を四方より液玉2Aを包み込むような形で
放出し、計測位置に液玉2Aを安定させるようにする。
そして、このあと、受光素子アレイ3に投影された液玉
2Aの輪郭からその長径aおよび短径bを読取ると共
に、例えば輪郭の周期的波動を捕捉し、回転数ωを検出
することができる。かくしてこれらの計測値を先に述べ
た式(4)に代入して演算することにより重力加速度g
に影響されないその液体の正確な表面張力σを計測する
ことができる。なお、その演算は別途に設けられる不図
示のCPU機能を有するコンピュータによって行われる
もので、回転楕円体の長径aと短径bとの比に対する回
転速度ωのデータ等が液種別に雰囲気温度および気圧等
をベースにして記憶手段ROMに格納されており、計測
のたびにこのようなテーブルをルックアップして行われ
るものである。
【0029】また、簡易なa,b,ωの読取り手段とし
ては、受光素子アレイの代りに鮮明なスケールを置き連
続的にビデオカメラで連続撮影することで粗測定には充
分である。
ては、受光素子アレイの代りに鮮明なスケールを置き連
続的にビデオカメラで連続撮影することで粗測定には充
分である。
【0030】以上述べたように、地上動力下で予め自転
を与えられた液玉が微少重力下で所定の検出位置へ導か
れる方法について説明した。
を与えられた液玉が微少重力下で所定の検出位置へ導か
れる方法について説明した。
【0031】この方法を採る理由は、液玉が自転すると
安定した浮遊コースをたどることが考えられるからであ
る。しかし逆の発想をすれば、特に、表面張力の大きな
液玉であれば、表面を濡れにくく加工または処理した静
止容器から無回転で真球の近い無回転の球体で浮上した
後、前述のものと同様の機構で所定位置へ導かれた後
に、始めて円筒外壁を回転させ空気の粘性で液玉を回転
させたり、また、前述の保持ノズルを一時、一斉に想定
自転軸を中心にω方向へ傾けて流すことで自転を与える
などして後から自転を与えることも考え得る。いずれに
しても、回転楕円体の形状とその自転の速度を光学的に
読取って表面張力の値を知るという基本構想を用いてい
るには変りが無い。無重力になる前に自転しているか、
それまで無回転でいるかの違いである。
安定した浮遊コースをたどることが考えられるからであ
る。しかし逆の発想をすれば、特に、表面張力の大きな
液玉であれば、表面を濡れにくく加工または処理した静
止容器から無回転で真球の近い無回転の球体で浮上した
後、前述のものと同様の機構で所定位置へ導かれた後
に、始めて円筒外壁を回転させ空気の粘性で液玉を回転
させたり、また、前述の保持ノズルを一時、一斉に想定
自転軸を中心にω方向へ傾けて流すことで自転を与える
などして後から自転を与えることも考え得る。いずれに
しても、回転楕円体の形状とその自転の速度を光学的に
読取って表面張力の値を知るという基本構想を用いてい
るには変りが無い。無重力になる前に自転しているか、
それまで無回転でいるかの違いである。
【0032】図2は液収納容器1の形状例を示したもの
でその(A)は内面が回転楕円体形状をなすもの、
(B)は円筒形状のもの、また(C)は内面が球面形状
をなすものをそれぞれ示している。ただし、この種容器
1の考えられる形状としてはこれらに限られるものでは
ないが、少なくとも濡れの影響を受けない容器内で安定
した回転楕円体形状の液玉が形成され易く、しかも勝手
に液玉が容器から飛び出していかないように配慮された
形状であればどのような形状であってもよい。
でその(A)は内面が回転楕円体形状をなすもの、
(B)は円筒形状のもの、また(C)は内面が球面形状
をなすものをそれぞれ示している。ただし、この種容器
1の考えられる形状としてはこれらに限られるものでは
ないが、少なくとも濡れの影響を受けない容器内で安定
した回転楕円体形状の液玉が形成され易く、しかも勝手
に液玉が容器から飛び出していかないように配慮された
形状であればどのような形状であってもよい。
【0033】また、液玉を浮揚させる手段にレーザ光や
音圧、あるいは静電場を用いて行うことも考えられるが
容器からの離脱や計測位置への誘導についてはさらに解
決すべき問題が残されている。
音圧、あるいは静電場を用いて行うことも考えられるが
容器からの離脱や計測位置への誘導についてはさらに解
決すべき問題が残されている。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、無重力ないし微少重力のもとで回転する被測定液体
の回転楕円体液玉を保持可能な容器と、該容器から前記
液玉を所定の計測位置に浮上させるように作用する気体
流の浮上手段と、前記所定の計測位置に浮上させた前記
液玉をその状態に支持すると共に液玉の自転を補強する
作用を兼ねた気体流の支持手段と、前記所定の計測位置
に支持される前記液玉の回転楕円体形状およびその回転
速度を光学的に検出する検出手段と、を具備し、該検出
手段により検出されたデータに基づいて前記被測定液体
の表面張力を演算可能としたので、従来のように体積力
として大きく影響する重力加速度や、計測にかかわる器
材との濡れによる測定誤差の問題を解消することがで
き、無接触と微少ないし無重力の条件下で遠心力と表面
張力との間のエネルギー的平衡条件を利用することで、
高精度の測定を実施することが可能となった。
ば、無重力ないし微少重力のもとで回転する被測定液体
の回転楕円体液玉を保持可能な容器と、該容器から前記
液玉を所定の計測位置に浮上させるように作用する気体
流の浮上手段と、前記所定の計測位置に浮上させた前記
液玉をその状態に支持すると共に液玉の自転を補強する
作用を兼ねた気体流の支持手段と、前記所定の計測位置
に支持される前記液玉の回転楕円体形状およびその回転
速度を光学的に検出する検出手段と、を具備し、該検出
手段により検出されたデータに基づいて前記被測定液体
の表面張力を演算可能としたので、従来のように体積力
として大きく影響する重力加速度や、計測にかかわる器
材との濡れによる測定誤差の問題を解消することがで
き、無接触と微少ないし無重力の条件下で遠心力と表面
張力との間のエネルギー的平衡条件を利用することで、
高精度の測定を実施することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明表面張力計測装置の構成の一例を動作と
共に模式的に示す説明図である。
共に模式的に示す説明図である。
【図2】本発明にかかる液収納容器の3形態例を
(A),(B),(C)によって示す断面図である。
(A),(B),(C)によって示す断面図である。
【図3】従来例として円環引上げ方式によるものの構成
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図4】円環引上げ方式による測定諸元の説明図であ
る。
る。
【図5】毛細管方式による従来例での計測諸元の説明図
である。
である。
1 液収納容器 2 液体 2A 液玉 3 受光素子アレイ 4 光電式位置検知センサ 5 誘導用ノズル 6 保持ノズル
Claims (3)
- 【請求項1】 無重力ないし微少重力のもとで回転する
被測定液体の回転楕円体液玉を保持可能な容器と、 該容器から前記液玉を所定の計測位置に浮上させるよう
に作用する気体流の浮上手段と、 前記所定の計測位置に浮上させた前記液玉をその状態に
支持すると共に液玉の自転を補強する作用を兼ねた気体
流の支持手段と、 前記所定の計測位置に支持される前記液玉の回転楕円体
形状およびその回転速度を光学的に検出する検出手段
と、 を具備し、 該検出手段により検出されたデータに基づいて前記被測
定液体の表面張力を演算可能としたことを特徴とする表
面張力計測装置。 - 【請求項2】 前記光学的に検出する検出手段は、前記
液玉の回転楕円体における長軸および短軸と、その周期
的な形状の揺ぎとを検出することを特徴とする請求項1
に記載の表面張力計測装置。 - 【請求項3】 前記容器は前記被測定液体を収容する少
なくとも内面が濡れ防止処理されていて、上方に前記液
玉を浮上させる浮上口を有することを特徴とする請求項
1または2に記載の表面張力計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4188678A JPH07104258B2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 表面張力計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4188678A JPH07104258B2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 表面張力計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063250A true JPH063250A (ja) | 1994-01-11 |
| JPH07104258B2 JPH07104258B2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=16227933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4188678A Expired - Lifetime JPH07104258B2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 表面張力計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07104258B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61157860A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-17 | Yamaha Motor Co Ltd | Vベルト式自動変速機 |
| JP2010249563A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Foundation For The Promotion Of Industrial Science | 物性の測定方法及び物性の測定装置 |
| JP2011158456A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Kohei Kosaka | 毛管上昇方式表面張力測定装置 |
| CN109612923A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-04-12 | 长江大学 | 基于成像系统的不同旋转模式液体实验仪及使用方法 |
| CN114324072A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-04-12 | 四川大学 | 薄板法测量液体表面张力系数的方法 |
| CN114324071A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-12 | 四川大学 | 拉断液滴测量液体表面张力系数的方法 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4188678A patent/JPH07104258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61157860A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-17 | Yamaha Motor Co Ltd | Vベルト式自動変速機 |
| JP2010249563A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Foundation For The Promotion Of Industrial Science | 物性の測定方法及び物性の測定装置 |
| JP2011158456A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Kohei Kosaka | 毛管上昇方式表面張力測定装置 |
| CN109612923A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-04-12 | 长江大学 | 基于成像系统的不同旋转模式液体实验仪及使用方法 |
| CN109612923B (zh) * | 2018-12-12 | 2021-10-29 | 长江大学 | 基于成像系统的不同旋转模式液体实验仪及使用方法 |
| CN114324071A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-12 | 四川大学 | 拉断液滴测量液体表面张力系数的方法 |
| CN114324072A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-04-12 | 四川大学 | 薄板法测量液体表面张力系数的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07104258B2 (ja) | 1995-11-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |