JPH06327005A - 動き物体検出装置 - Google Patents

動き物体検出装置

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Publication number
JPH06327005A
JPH06327005A JP33972493A JP33972493A JPH06327005A JP H06327005 A JPH06327005 A JP H06327005A JP 33972493 A JP33972493 A JP 33972493A JP 33972493 A JP33972493 A JP 33972493A JP H06327005 A JPH06327005 A JP H06327005A
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JP
Japan
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circuit
frame
signal
moving object
image
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Application number
JP33972493A
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English (en)
Inventor
Masashi Uchida
真史 内田
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Hideo Nakaya
秀雄 中屋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背景画像を必要とせずに、アンカバード・バ
ックグラウンドを生じないで、動き物体を検出する。 【構成】 フレーム遅延回路2および3が直列に接続さ
れ、時間的に連続する3フレームにそれぞれ含まれ、空
間的に同一位置の画素データが取り出される。第(n−
1)フレームのデータから第nフレームのデータが減算
回路3で減算され、差分信号が絶対値化回路6を介して
比較回路7に供給される。比較回路7は、差分信号の絶
対値がしきい値THより大きい時に `1' の出力を発生
する。第(n−2)フレームと第(n−1)フレームと
に関して同様の処理がされ、比較回路9から出力が発生
する。スイッチ回路S1は、判定回路10により制御さ
れ、その結果、比較回路7および9の出力信号がともに
`1' の時に、フレーム遅延回路2の出力信号を選択
し、これらの一方でも `0' の時に `0' レベルの信号
を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル画像信号
のフレーム間差分信号または、フレーム間ベクトル信号
を用いて動き物体を検出する動き物体検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像信号から、動き物体を検
出するための手法として最も古典的な手法は、連続する
2フレーム間の差分信号を用いるものである。これは、
2フレーム間の同一位置の画素データの差分信号をしき
い値処理することにより、差分の大きいものは動き画
素、差分の小さいものは静止画素とそれぞれ判定するも
のである。
【0003】また、背景画像と呼ばれる、動き物体が何
ら含まれない画像をなんらかの手法で用意し、その背景
画像と現フレーム画像との差分信号をしきい値処理する
ことにより、動き物体を検出する、という手法も提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続す
る2フレーム間の差分信号を用いる手法には、真の動き
画素以外に、アンカバード・バックグラウンドと呼ばれ
る動き物体の影から現れる背景が動き画素として誤って
検出される、という問題点がある。
【0005】これを、図2を用いて説明する。静止背景
の手前を1つのボールが動いている画像で、図2aは、
第nフレームにおける画像データ、図2bは、第(n−
1)フレームにおける画像データとする。連続する2フ
レーム間の差分信号、すなわち、第(n−1)フレーム
のデータから第nフレームのデータを減算することで得
られる差分信号を用いて、動き検出を行う手法による
と、その結果は、図2cの様になり、真の動き物体以外
に、アンカバード・バックグラウンドが動き物体として
誤って検出されていることが分かる。
【0006】一方、動き物体の検出の対象とする画像中
の背景画像を用意し、この背景画像と現フレーム画像の
差分信号を用いる手法には、アンカバード・バックグラ
ウンドの問題が生じない。しかしながら、アプリケーシ
ョンによっては予め背景画像の作成を行うことが難しい
場合も存在する。また、背景画像は、照明変化、影によ
る影響の除去等の為に順次更新する必要があるが、実際
にはこの更新を理想的に行うことは難しい。たとえば、
照明変化、影による輝度変化ののちに、画像が静止状態
に戻った後にも、背景画像が完全な状態に更新されるま
でにはしばらくの時間がかかる。したがって、この完全
な状態に更新されるまでの間は、判定精度が劣化する。
さらに、背景画像と現フレーム画像の差分信号を用いる
手法には、背景画像と動き物体のレベルが等しいときに
は動きと検出されない、という問題点もある。
【0007】したがって、この発明の目的は、背景画像
を用いずに、アンカバード・バックグラウンドの問題が
発生しないような、動き物体検出装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ディジタル画像信号のフレーム間差分信号を用いて
動き物体を検出する動き物体検出装置において、第(n
−2m)フレーム画像と第(n−m)フレーム画像の第
1のフレーム間差分信号を検出するための回路と、第
(n−m)フレーム画像と第nフレーム画像の第2のフ
レーム間差分信号を検出するための回路と、第1および
第2の差分信号を用いて、第(n−m)フレームにおけ
る動き物体検出を行うための回路とからなることを特徴
とする動き物体検出装置である。
【0009】請求項2に記載の発明は、ディジタル画像
信号のフレーム間ベクトル信号を用いて動き物体を検出
する動き物体検出装置において、第(n−2m)フレー
ム画像と第(n−m)フレーム画像の第1のフレーム間
ベクトル信号を検出するための回路と、第(n−m)フ
レーム画像と第nフレーム画像の第2のフレーム間ベク
トル信号を検出するための回路と、第1および第2のベ
クトル信号を用いて、第(n−m)フレームにおける動
き物体検出を行うための回路とからなることを特徴とす
る動き物体検出装置である。
【0010】
【作用】連続する3フレームの画像信号を用いて、動き
検出を行う。ディジタル画像信号の各画素において、m
=1とすると、第(n−2)フレーム画像と第(n−
1)フレーム画像のフレーム間差分信号と、第(n−
1)フレーム画像と第nフレーム画像のフレーム間差分
信号の両方とも大きい場合のみ、その画素を動き画素と
判定する。いずれかの差分信号のみ大きいときは、アン
カバード・バックグラウンドが出現した場合なので、そ
の画素を静止画素と判定する。以上のように、連続する
3フレームの画像信号、すなわちフレーム間差分信号を
用いて動き検出を行う手法によって、アンカバード・バ
ックグラウンドの問題を回避することができる。
【0011】また、連続する3フレームの画像信号を用
いて、動き検出を行う他の手法として、データ画像信号
の各画素において、注目画素を中心とする小領域につい
て、第(n−2)フレーム画像と第(n−1)フレーム
画像の動きベクトル信号と、第(n−1)フレーム画像
と第nフレーム画像の動きベクトル信号を算出し、算出
された動きベクトル信号が両方とも(0,0)でない場
合のみ、その画素を動き画素と判定する。
【0012】算出された動きベクトル信号が両方とも
(0,0)のとき、またはいずれか一方の動きベクトル
が(0,0)のでないときは、アンカバード・バックグ
ラウンドが出現した場合なので、その画素を静止画素と
判定する。以上のように連続する3フレームの画像信
号、すなわちフレーム間ベクトル信号を用いて動き検出
を行う手法によって、アンカバード・バックグラウンド
の問題を回避することができる。また、フレーム間差分
信号を判定基準にした手法で発生しやすい、照明変化や
影による誤判定をも、フレーム間ベクトル信号を判定基
準にした手法で大幅に軽減することができる。
【0013】
【実施例】(1)第1の実施例 以下、この発明による動き検出装置の第1の実施例につ
いて説明する。この第1の実施例は、フレーム間差分信
号を用いた動き検出装置の全体的な構成を示す。図1に
おいて、1がディジタル画像信号が供給される入力端子
である。ディジタル画像信号は、フレーム遅延回路2に
供給される。フレーム遅延回路2は、ディジタル画像信
号を1フレーム分遅延させる。フレーム遅延回路2の出
力信号、および入力端子1からのディジタル画像信号が
減算回路3へ供給される。
【0014】減算回路3では、フレーム遅延回路2の出
力信号、すなわち(n−1)フレームの画像信号から入
力端子1からのディジタル画像信号、すなわちnフレー
ムの画像信号の減算処理がなされる。この減算処理は、
空間的に同一位置の二つの画素のレベルについてなされ
る。減算回路3の出力信号が絶対値化回路6へ供給され
る。
【0015】絶対値化回路6では、データの絶対値化が
行われる。絶対値化回路6の出力信号が比較回路7へ供
給され、予め設定された、しきい値THと比較される。
絶対値化回路6の出力信号が、しきい値THより大きい
場合、比較回路7は `1' を出力し、そうでない場合、
比較回路7は `0' を出力する。比較回路7の出力信号
が判定回路10へ供給される。
【0016】図3を用いて、上述の回路動作について説
明を行う。図3aに示す画像がnフレームの画像信号、
すなわち、入力端子1から減算回路3へ供給されるディ
ジタル画像信号であるとする。一方、図3bに示す画像
が(n−1)フレーム画像信号、すなわち、フレーム遅
延回路2から減算回路3へ供給されるディジタル画像信
号であるとする。減算回路3による減算、絶対値化回路
6による絶対値化、比較回路7による比較処理がそれぞ
れ行われ、比較回路7の出力信号として、図3cに示す
画像信号が得られる。すなわち、差分信号の絶対値がし
きい値THより大きい時に、 `1' となり、そうでない
場合に `0' となる画像信号が得られる。
【0017】フレーム遅延回路2の出力は、フレーム遅
延回路4へも供給される。フレーム遅延回路4は、ディ
ジタル画像信号を1フレーム分遅延させる。フレーム遅
延回路4の出力信号、およびフレーム遅延回路2の出力
信号が減算回路5へ供給される。
【0018】減算回路5では、フレーム遅延回路4の出
力信号、すなわち(n−2)フレームの画像信号からフ
レーム遅延回路2の出力信号、すなわち(n−1)フレ
ームの画像信号の減算処理がなされる。減算回路5の出
力信号は、絶対値化回路8へ供給される。
【0019】絶対値化回路8では、データの絶対値化が
行われる。絶対値化回路8の出力信号は、比較回路9へ
供給され、あらかじめ設定された、しきい値THと比較
される。絶対値化回路8の出力信号がしきい値THより
大きい場合、比較回路9が `1' を出力し、そうでない
場合、比較回路9が `0' を出力する。比較回路9の出
力が判定回路10へ供給される。
【0020】図4を用いて、上述の回路動作について説
明を行う。図4aに示す画像が、(n−1)フレームの
画像信号、すなわち、フレーム遅延回路2から減算回路
5に供給されるディジタル画像信号であるとする。一
方、図4bに示す画像が、(n−2)フレームの画像信
号、すなわち、フレーム遅延回路4から減算回路5に供
給されるディジタル画像信号であるとする。減算回路5
により減算、絶対値化回路8により絶対値化、比較回路
9により比較処理がそれぞれ行われ、比較回路9の出力
信号として、図4cに示す画像信号が得られる。すなわ
ち、差分信号の絶対値がしきい値THより大きい時に、
`1' となり、そうでない場合に `0' となる画像信号
が得られる。
【0021】判定回路10は、比較回路7、および比較
回路9の出力信号が共に `1' であったときに `1' を
出力し、そうでないときには、 `0' を出力する。すな
わち判定回路10は、ANDゲートである。
【0022】フレーム遅延回路2の出力信号、すなわち
(n−1)フレームの画像信号は、スイッチ回路S1の
一つの入力端子へも供給される。スイッチ回路S1の他
の入力端子には、接地11からの `0' レベルの信号が
供給される。
【0023】スイッチ回路S1は、判定回路10の出力
信号で制御され、ここから最終的な出力信号が取り出さ
れる。スイッチ回路S1は、判定回路10の出力信号が
`1' のとき、フレーム遅延回路2の出力信号、すなわ
ち(n−1)フレームの画像信号を最終出力信号として
出力し、判定回路10の出力信号が `0' のとき、接地
11からの信号( `0' レベルの信号)を最終出力信号
として出力する。スイッチ回路S1の出力信号は、出力
端子12に取り出される。
【0024】ここで、図5を用いて上述の回路動作につ
いて説明を行う。前述のように図5aに示す画像は、比
較回路7の出力信号(図3c)であり、図5bに示す画
像が、比較回路9の出力信号(図4c)である。判定回
路10により、比較回路7の出力信号と比較回路9の出
力信号のANDゲート処理を行う。判定回路10から出
力される結果で(n−1)フレーム画像と `0' レベル
信号をスイッチング処理することで、図5cに示す最終
出力画像が得られる。
【0025】(2)第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例について説明する。この
第2の実施例は、フレーム間ベクトルを用いた動き検出
装置の全体的な構成を示す。図6において、21は、デ
ィジタル画像信号が供給される入力端子である。ディジ
タル画像信号は、フレーム遅延回路22へ供給される。
フレーム遅延回路22は、ディジタル画像信号を1フレ
ーム分遅延させる。入力端子21からのディジタル画像
信号は、領域切出し回路23aへ供給され、フレーム遅
延回路22の出力信号は、領域切出し回路23bへ供給
される。
【0026】領域切出し回路23aは、入力端子21か
ら供給されたディジタル画像信号、すなわちnフレーム
の画像信号から、図7に示すように、●で示す注目画素
を中心とした領域の抽出を行う。ここでは、注目画素を
中心とした(5×5)ブロックの画素の抽出を行うもの
とする。また、領域切出し回路23bは、領域切出し回
路23aと同様に、フレーム遅延回路22から供給され
たディジタル画像信号、すなわち(n−1)フレームの
画像信号から(5×5)ブロックの画素の抽出を行う。
領域切出し回路23aの出力信号と、領域切出し回路2
3bの出力信号、すなわちnフレームの画像信号と(n
−1)フレームの画像信号は、動きベクトル算出回路2
6へ供給される。
【0027】動きベクトル算出回路26は、注目画素を
中心としたブロックにおける所謂、画素単位の動きベク
トルの算出を行うためのものである。(x,y)で表さ
れる動きベクトルは、水平方向の動きベクトルxと、垂
直方向の動きベクトルyとから構成される。動きベクト
ル算出回路26では、ブロックマッチング法を用いて領
域切出し回路23aにより抽出されたnフレームの注目
画素を中心としたブロックと、領域切出し回路23bに
より抽出された(n−1)フレームの注目画素を中心と
したブロックとの間で、フレーム間ベクトルを算出す
る。動きベクトル算出回路26において、ベクトル検出
範囲は、一例として水平方向、垂直方向ともに±10画
素とする。
【0028】なお、ここではフレーム間ベクトルの算出
において、ブロックマッチング法を用いる、と記したが
実際には動きベクトルの算出方法は特に問わず、勾配法
や位相相関法等を用いても良い。動きベクトル算出回路
26は、算出された動きベクトルが(0,0)の場合、
`0' を出力し、(0,0)とは異なる結果が算出され
た場合、 `1' を出力する。動きベクトル算出回路26
の出力は判定回路28へ供給される。
【0029】一方、フレーム遅延回路22の出力は、フ
レーム遅延回路24へも供給される。フレーム遅延回路
24では、ディジタル画像信号を1フレーム分遅延させ
る。フレーム遅延回路22の出力信号は、領域切出し回
路25aへ供給され、フレーム遅延回路24の出力信号
は、領域切出し回路25bへ供給される。
【0030】領域切出し回路25aおよび25bは、領
域切出し回路23aおよび23bと同様の働きをするも
のであり、フレーム遅延回路22の出力信号、すなわち
(n−1)フレームの画像信号から注目画素を中心とし
た領域の抽出を行う。ここでは、領域切出し回路23と
同様に、注目画素を中心とした(5×5)ブロックの画
素の抽出を行うものとする。領域切出し回路25aの出
力信号と、領域切出し回路25bの出力信号、すなわち
(n−1)フレームの画像信号と(n−2)フレームの
画像信号は、動きベクトル算出回路27へ供給される。
【0031】動きベクトル算出回路27は、動きベクト
ル算出回路26と同様の働きをするものであり、領域切
出し回路25aにより抽出された(n−1)フレームの
注目画素を中心としたブロックと、領域切出し回路25
bにより抽出された(n−2)フレームの注目画素を中
心としたブロックとの間で、フレーム間ベクトルを算出
する。動きベクトル算出回路27は、算出された動きベ
クトルが(0,0)の場合、 `0' を出力し、(0,
0)とは異なる結果が算出された場合、 `1' を出力す
る。動きベクトル算出回路27の出力は、動きベクトル
算出回路26の出力と同様、判定回路28へ供給され
る。
【0032】動きベクトル算出回路26の出力信号、お
よび動きベクトル算出回路27の出力信号から共に `
1' が判定回路28へ供給された場合、判定回路28
は、 `1' を出力し、そうでないときには、判定回路2
8は、 `0' を出力する。すなわち、判定回路28は、
ANDゲートである。
【0033】フレーム遅延回路22の出力信号、すなわ
ち(n−1)フレームの画像信号は、スイッチ回路S2
の1つの入力端子へも供給される。スイッチ回路S2の
他の入力端子には、接地29から `0' レベルの信号が
供給される。
【0034】スイッチ回路S2は、判定回路28の出力
信号で制御され、ここから最終的な出力信号が取り出さ
れる。スイッチ回路S2は、判定回路28の出力信号が
`1' のとき、フレーム遅延回路22の出力信号、すな
わち(n−1)フレームの画像信号を最終出力信号とし
て出力し、判定回路28の出力信号が `0' のとき、接
地29からの信号( `0' レベルの信号)を最終出力信
号として出力する。スイッチ回路S2の出力信号は、出
力端子30に取り出される。
【0035】なお、上述の第2の実施例においては、領
域切出し回路により注目画素を中心とするブロックを抽
出し、それに対する動きベクトル(1画素精度)を算出
したが、通常のブロック符号化におけるブロック化回路
の様に画面をブロックに分割し、夫々のブロック同士の
間で動きベクトルを算出することにより、動き判定を行
っても良い。この手法において、動き判定の精度は、分
割されたブロックの大きさとなるため、多少精度は、劣
化するが、計算量を大幅に削減することができる。
【0036】以上のように第2の実施例においては、第
1の実施例に記したフレーム間差分を用いた判定の代わ
りに、フレーム間ベクトルを用いた判定を行っている。
【0037】ここで、第1の実施例と第2の実施例を比
較すると、照明判定において、一般的に画面全体の輝度
が変化するので、第1の実施例のフレーム間差分を用い
た動き/静止判定では、動きが発生していなくても輝度
値の変化により動きと判定されやすい状態となる。しか
しながら、第2の実施例のフレーム間ベクトルを用いた
場合には、輝度値は変化するものの基本的に輝度値は、
一様にオフセットを除去する変化なので、動きベクトル
を求めた場合、動きがない場合、(0,0)ベクトルと
して算出される。したがって、フレーム間差分のみでは
なく、フレーム間ベクトルが(0,0)であるか否かの
判定により動き/静止判定を行うことで、照明変化に強
い動き物体検出装置を実現することができる。
【0038】一方、影による輝度値の変化が発生した場
合、照明変化の場合とは異なり、画面全体の一様な輝度
値の変化となることは少ない。しかしながら、局所的な
領域で観察した場合、その局所的な領域中においては、
おおむね一様な輝度値の変化と見なすことが出来、フレ
ーム間ベクトルの算出のためのブロックを小さくした場
合、上述の照明変化の場合と同様にフレーム間ベクトル
が(0,0)であるか否かの判定により動き/静止判定
を行うことで、影による輝度値の変化に強い動き物体検
出装置を実現することが出来る。
【0039】しかしながら、通常の2フレーム間の動き
ベクトルのみによって、判定を施す場合、2フレーム間
のフレーム差分によって、判定を施す場合と同様に、ア
ンカバード・バックグラウンドの問題を回避することは
出来ない。そこで、この発明の手法においては、連続す
る3フレームを用いて、フレーム間差分およびフレーム
間ベクトルによる動き/静止判定を行い、照明変化、影
等による輝度値の変化にも強く、しかもアンカバード・
バックグラウンドが発生しないような動き物体検出方法
を実現している。
【0040】
【発明の効果】第1の実施例の発明によると、背景画像
を必要としないので、照明変化、影による影響が少な
い。特に、フレーム間隔以上のフレーム間差分を用いな
いので、照明変化、影による影響が時間的に尾を引くこ
とがない。また、連続する2フレーム間差分を用いた動
き検出のようなアンカバード・バックグラウンドが発生
しない利点がある。
【0041】また、第2の実施例の発明によると、動き
/静止の判定に従来のフレーム間差分でなくフレーム間
ベクトルが(0,0)であるか否か、を用いているので
照明変化、影による誤判定を大幅に軽減できる。また、
連続する3フレーム間のデータを用いての判定を行って
いるので、通常の2フレーム間のデータを用いた動き検
出のようなアンカバード・バックグラウンドが発生しな
い利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の発明によるブロック図の一例で
ある。
【図2】連続する2フレームのフレーム間差分を用いた
従来の動き検出方式の動作を説明するための図である。
【図3】この発明による動き検出方式の動作を説明する
ための図である。
【図4】この発明による動き検出方式の動作を説明する
ための図である。
【図5】この発明による動き検出方式の動作を説明する
ための図である。
【図6】第2の実施例の発明によるブロック図の一例で
ある。
【図7】この発明の動き検出方式の画素を説明するため
の略線図である。
【符号の説明】
2,4 フレーム遅延回路 3,5 減算回路 7,9 比較回路 10 判定回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像信号のフレーム間差分信
    号を用いて動き物体を検出する動き物体検出装置におい
    て、 第(n−2m)フレーム画像と第(n−m)フレーム画
    像の第1のフレーム間差分信号を検出するための手段
    と、 第(n−m)フレーム画像と第nフレーム画像の第2の
    フレーム間差分信号を検出するための手段と、 上記の第1および第2の差分信号を用いて、第(n−
    m)フレームにおける動き物体検出を行うための手段と
    からなることを特徴とする動き物体検出装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル画像信号のフレーム間ベクト
    ル信号を用いて動き物体を検出する動き物体検出装置に
    おいて、 第(n−2m)フレーム画像と第(n−m)フレーム画
    像の第1のフレーム間ベクトル信号を検出するための手
    段と、 第(n−m)フレーム画像と第nフレーム画像の第2の
    フレーム間ベクトル信号を検出するための手段と、 上記の第1および第2のベクトル信号を用いて、第(n
    −m)フレームにおける動き物体検出を行うための手段
    とからなることを特徴とする動き物体検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の動き物
    体検出装置において、 m=1であることを特徴とする動き物体検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の動き物体検出装置にお
    いて、 第1および第2の差分信号が共にしきい値より大きい画
    素を動きとして検出することを特徴とする動き物体検出
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の動き物体検出装置にお
    いて、 第1および第2の差分信号が共にしきい値より大きい時
    に、入力ディジタル画像信号を選択し、そうでない時に
    所定の固定値を選択する手段を含むことを特徴とする動
    き物体検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の動き物体検出装置にお
    いて、 第1および第2のベクトル信号が共にゼロより大きい画
    素を動きとして検出することを特徴とする動き物体検出
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の動き物体検出装置にお
    いて、 第1および第2のベクトル信号が共にゼロより大きい時
    に、入力ディジタル画像信号を選択し、そうでない時に
    所定の固定値を選択する手段を含むことを特徴とする動
    き物体検出装置。
JP33972493A 1993-03-19 1993-12-06 動き物体検出装置 Pending JPH06327005A (ja)

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JP8580093 1993-03-19
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JP33972493A Pending JPH06327005A (ja) 1993-03-19 1993-12-06 動き物体検出装置

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JP (1) JPH06327005A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010077311A (ko) * 2000-02-01 2001-08-17 최광섭 움직임 영상 검지장치

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KR20010077311A (ko) * 2000-02-01 2001-08-17 최광섭 움직임 영상 검지장치

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