JPH06327013A - 動物体抽出方式およびその装置 - Google Patents
動物体抽出方式およびその装置Info
- Publication number
- JPH06327013A JPH06327013A JP4042903A JP4290392A JPH06327013A JP H06327013 A JPH06327013 A JP H06327013A JP 4042903 A JP4042903 A JP 4042903A JP 4290392 A JP4290392 A JP 4290392A JP H06327013 A JPH06327013 A JP H06327013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving object
- image signal
- hilbert
- filter
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Complex Calculations (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小規模の画像信号処理手段を用いて実時間で
動物体を抽出する。 【構成】 動物体を含む原画像信号1を空間方向にヒル
ベルト変換する手段2と、原画像とヒルベルト変換画像
からなる複素数信号を時空間フィルタリングする手段3
とを備える。 【効果】 原画像の画面上で異なる方向に動く物体を容
易に抽出できる。
動物体を抽出する。 【構成】 動物体を含む原画像信号1を空間方向にヒル
ベルト変換する手段2と、原画像とヒルベルト変換画像
からなる複素数信号を時空間フィルタリングする手段3
とを備える。 【効果】 原画像の画面上で異なる方向に動く物体を容
易に抽出できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動きのある物体(動物
体)を含む領域から得た画像信号を構成するフレームを
用いて、当該移動物体を抽出,あるいはその領域を認識
するための動物体抽出方式およびその装置に関する。
体)を含む領域から得た画像信号を構成するフレームを
用いて、当該移動物体を抽出,あるいはその領域を認識
するための動物体抽出方式およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号から当該画像信号に含まれる物
体の動きを抽出する方式として、従来から、 (1)画像信号を構成する各画素毎に明るさのフレーム
間変化を計算し速度を求める方法。
体の動きを抽出する方式として、従来から、 (1)画像信号を構成する各画素毎に明るさのフレーム
間変化を計算し速度を求める方法。
【0003】(2)動物体領域を含む周辺において、フ
レーム間の明るさの相関をもとめることにより、当該動
物体の移動量を計算する方法。 (3)フレーム間において輪郭やエッジ等の特徴点の対
応づけを行い、その移動量を計算する方法。 (4)フレーム間で減算を行い、0以外の領域を動き領
域とし、当該動き領域の時間移動を求めることで速度を
計算する方法。
レーム間の明るさの相関をもとめることにより、当該動
物体の移動量を計算する方法。 (3)フレーム間において輪郭やエッジ等の特徴点の対
応づけを行い、その移動量を計算する方法。 (4)フレーム間で減算を行い、0以外の領域を動き領
域とし、当該動き領域の時間移動を求めることで速度を
計算する方法。
【0004】(5)実数画像信号を時間フィルタと空間
フィルタとに縦続に通し、動物体を抽出する方法。 等が知られている。上記した時空間フィルタリングに関
する技術を開示したものとしては、例えば、ピー.ジェ
イ.バート,他.著「メカニズムス フォア アイソレ
ーティングコンポーネント パターン イン ザ シー
ケンシャル アナリシス オブマルチプル モーショ
ン」プロシーデングス アイ・イー・イー・イー ワー
クショップ オン ビジュアル モーション. PP.
187−193,1991(P.J.Burt,Raj
esh Hingorani and Raymond
J.Kolezynski「Mechanisms
for Isolating Component P
atterns in the Sequential
Analysis of Multiple Mot
ion」Proc.IEEE Workshop on
Visual Motion」PP.187−19
3,1991)を挙げることができる。
フィルタとに縦続に通し、動物体を抽出する方法。 等が知られている。上記した時空間フィルタリングに関
する技術を開示したものとしては、例えば、ピー.ジェ
イ.バート,他.著「メカニズムス フォア アイソレ
ーティングコンポーネント パターン イン ザ シー
ケンシャル アナリシス オブマルチプル モーショ
ン」プロシーデングス アイ・イー・イー・イー ワー
クショップ オン ビジュアル モーション. PP.
187−193,1991(P.J.Burt,Raj
esh Hingorani and Raymond
J.Kolezynski「Mechanisms
for Isolating Component P
atterns in the Sequential
Analysis of Multiple Mot
ion」Proc.IEEE Workshop on
Visual Motion」PP.187−19
3,1991)を挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の各方式
は、次のような問題を有している。 (1)は、全画素について計算をするため、計算量が多
く、実時間処理を実現するには大規 模となる。また、
各画素の速度をもとに動きのある領域を分割する必要が
あり、処理が複雑である。
は、次のような問題を有している。 (1)は、全画素について計算をするため、計算量が多
く、実時間処理を実現するには大規 模となる。また、
各画素の速度をもとに動きのある領域を分割する必要が
あり、処理が複雑である。
【0006】(2)は、相関処理は計算量が多く、実時
間処理を実現するには大規模となる。また、相関処理す
る動物体領域の決め方が難しい。 (3)は、特徴は対象毎に異なる場合が多く、特徴の抽
出を一般性を失わず行うことが難しい(対象にあわせた
特徴抽出を行う必要がある)。 (4)は、カメラ等の画像入力装置自体が動く場合があ
ると、入力される画像の背景がフレーム間で異なってし
まい、画像の全領域が0以外となる。また、光線(光
量)の変化によっても減算結果は0以外となる。そのた
め、減算結果を0とするのに背景の処理に工夫を要す
る。
間処理を実現するには大規模となる。また、相関処理す
る動物体領域の決め方が難しい。 (3)は、特徴は対象毎に異なる場合が多く、特徴の抽
出を一般性を失わず行うことが難しい(対象にあわせた
特徴抽出を行う必要がある)。 (4)は、カメラ等の画像入力装置自体が動く場合があ
ると、入力される画像の背景がフレーム間で異なってし
まい、画像の全領域が0以外となる。また、光線(光
量)の変化によっても減算結果は0以外となる。そのた
め、減算結果を0とするのに背景の処理に工夫を要す
る。
【0007】さらに、(5)は、実数信号を時間フィル
タと空間フィルタとに縦続に通すため、逆方向に動く物
体が区別できない。このため、画像入力装置自体の動き
によっては背景が抽出される場合がある。また、上記し
た従来の技術では、対象の一般性(如何なる対象に対し
ても同一の処理法で行えること)を失わずに、ある方向
に動く物体だけを実時間で抽出することが困難であっ
た。
タと空間フィルタとに縦続に通すため、逆方向に動く物
体が区別できない。このため、画像入力装置自体の動き
によっては背景が抽出される場合がある。また、上記し
た従来の技術では、対象の一般性(如何なる対象に対し
ても同一の処理法で行えること)を失わずに、ある方向
に動く物体だけを実時間で抽出することが困難であっ
た。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消して、比較的小規模の回路手段を用いて実時間で動
物体を抽出,あるいは当該動物体の領域を認識すること
のできる動物体抽出方式およびその装置を提供すること
にある。
解消して、比較的小規模の回路手段を用いて実時間で動
物体を抽出,あるいは当該動物体の領域を認識すること
のできる動物体抽出方式およびその装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像入力装置から得た画像信号に、ある
速度のみ抽出する時空間フィルタを用いた複素数フィル
タリングを施し、所望とする移動物体の信号を抽出する
ことを特徴とする。すなわち、本発明は、動物体を含む
原画像信号1を空間方向にヒルベルト変換する空間方向
ヒルベルト変換手段2と、前記原画像信号1と前記空間
方向にヒルベルト変換した画像信号とで構成される複素
数信号をフィルタリングする複素数時空間フィルタリン
グ手段3とを備え、原画像信号を水平成分と垂直成分お
よび空間の関数として、動きのある物体の時空間周波数
成分をその速度に比例した傾きになることを利用して時
空間フィルタをかけることにより、前記動きのある物体
を抽出することを特徴とする。
に、本発明は、画像入力装置から得た画像信号に、ある
速度のみ抽出する時空間フィルタを用いた複素数フィル
タリングを施し、所望とする移動物体の信号を抽出する
ことを特徴とする。すなわち、本発明は、動物体を含む
原画像信号1を空間方向にヒルベルト変換する空間方向
ヒルベルト変換手段2と、前記原画像信号1と前記空間
方向にヒルベルト変換した画像信号とで構成される複素
数信号をフィルタリングする複素数時空間フィルタリン
グ手段3とを備え、原画像信号を水平成分と垂直成分お
よび空間の関数として、動きのある物体の時空間周波数
成分をその速度に比例した傾きになることを利用して時
空間フィルタをかけることにより、前記動きのある物体
を抽出することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記動物体のある速度に
対応する時空間周波数領域における傾きをu0 ,より遅
い速度に対応する傾きをu-1,より速い速度に対応する
傾きをu1 とするフィルタリング手段を備え、前記各傾
きu0 ,u-1,u1 に対応して、前記原画像信号1の1
フレーム内で3種類の時空間フィルタをかけ、前記3種
類の時空間フィルタのうち出力が最大となるフィルタ出
力を、次のフレームにおける傾きu0 に対応するフィル
タとして更新することにより、前記動物体の速度変化に
係わらずにその動きを安定して抽出するを特徴とする。
対応する時空間周波数領域における傾きをu0 ,より遅
い速度に対応する傾きをu-1,より速い速度に対応する
傾きをu1 とするフィルタリング手段を備え、前記各傾
きu0 ,u-1,u1 に対応して、前記原画像信号1の1
フレーム内で3種類の時空間フィルタをかけ、前記3種
類の時空間フィルタのうち出力が最大となるフィルタ出
力を、次のフレームにおける傾きu0 に対応するフィル
タとして更新することにより、前記動物体の速度変化に
係わらずにその動きを安定して抽出するを特徴とする。
【0011】そして、本発明は、上記動物体抽出方式を
具体化する動物体抽出装置として、前記原画像信号1を
水平方向にヒルベルト変換する水平方向ヒルベルト変換
器20Hと、前記水平方向ヒルベルト変換器20Hの変
換時間に相当する時間遅延を与える第1の遅延回路10
Hと、前記水平方向ヒルベルト変換器20Hでヒルベル
ト変換したヒルベルト変換画像信号と前記第1の遅延回
路10Hで遅延した遅延画像信号とから水平方向の画像
信号を抽出する水平方向動物体抽出フィルタ回路30H
と、前記原画像信号1を垂直方向にヒルベルト変換する
垂直方向ヒルベルト変換器20Vと、前記垂直方向ヒル
ベルト変換器20Vの変換時間に相当する時間遅延を与
える第2の遅延回路10Vと、前記垂直方向ヒルベルト
変換器20Vでヒルベルト変換したヒルベルト変換画像
信号と前記第2の遅延回路10Vで遅延した遅延画像信
号とから垂直方向の画像信号を抽出する垂直方向動物体
抽出フィルタ回路31Vと、前記水平方向動物体抽出フ
ィルタ回路30Hから出力される水平方向の画像信号
(x)と、前記垂直方向動物体抽出フィルタ回路31V
から出力される垂直方向の画像信号(y)とを合成して
前記動物体抽出信号4を生成する水平・垂直合成回路5
0とからなり、前記原画像信号を水平成分,垂直成分お
よび空間の3次元として、動きのある物体の時空間周波
数成分はその動き速度に比例した傾きになることを利用
して時空間フィルタをかけることにより、前記動物体を
抽出する構成としたことを特徴とする。
具体化する動物体抽出装置として、前記原画像信号1を
水平方向にヒルベルト変換する水平方向ヒルベルト変換
器20Hと、前記水平方向ヒルベルト変換器20Hの変
換時間に相当する時間遅延を与える第1の遅延回路10
Hと、前記水平方向ヒルベルト変換器20Hでヒルベル
ト変換したヒルベルト変換画像信号と前記第1の遅延回
路10Hで遅延した遅延画像信号とから水平方向の画像
信号を抽出する水平方向動物体抽出フィルタ回路30H
と、前記原画像信号1を垂直方向にヒルベルト変換する
垂直方向ヒルベルト変換器20Vと、前記垂直方向ヒル
ベルト変換器20Vの変換時間に相当する時間遅延を与
える第2の遅延回路10Vと、前記垂直方向ヒルベルト
変換器20Vでヒルベルト変換したヒルベルト変換画像
信号と前記第2の遅延回路10Vで遅延した遅延画像信
号とから垂直方向の画像信号を抽出する垂直方向動物体
抽出フィルタ回路31Vと、前記水平方向動物体抽出フ
ィルタ回路30Hから出力される水平方向の画像信号
(x)と、前記垂直方向動物体抽出フィルタ回路31V
から出力される垂直方向の画像信号(y)とを合成して
前記動物体抽出信号4を生成する水平・垂直合成回路5
0とからなり、前記原画像信号を水平成分,垂直成分お
よび空間の3次元として、動きのある物体の時空間周波
数成分はその動き速度に比例した傾きになることを利用
して時空間フィルタをかけることにより、前記動物体を
抽出する構成としたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記本発明の構成において、 (1)入力した画像(原画像)信号から複素数信号を作
成し、これを複素数時空間フィルタに通す。この時、時
空間フィルタは所望とする運動速度にあわせた周波数領
域を帯域通過せしめるように選ばれる。
成し、これを複素数時空間フィルタに通す。この時、時
空間フィルタは所望とする運動速度にあわせた周波数領
域を帯域通過せしめるように選ばれる。
【0013】フィルタリングは画像の水平方向−時間方
向および垂直方向−時間方向で独立に行う。すなわち、
上記入力した原画像信号を水平方方向にヒルベルト変換
して
向および垂直方向−時間方向で独立に行う。すなわち、
上記入力した原画像信号を水平方方向にヒルベルト変換
して
【0014】
【数1】
【0015】を作成し、同様に上記入力した原画像信号
を垂直方方向にヒルベルト変換して
を垂直方方向にヒルベルト変換して
【0016】
【数2】
【0017】を作成する。水平方向−時間方向のフィル
タ出力g(x,t)は
タ出力g(x,t)は
【0018】
【数3】
【0019】であり、垂直方向−時間方向のフィルタ出
力g(y,t)は
力g(y,t)は
【0020】
【数4】
【0021】ここに、
【0022】
【数5】
【0023】はf(x,t)をx方向にヒルベルト変換
したもの,
したもの,
【0024】
【数6】
【0025】はf(y,t)をy方向にヒルベルト変換
したもの,*は畳み込み積分を示す。また、WRE(x,t)
, WIM(x,t)はそれぞれ水平方向−時間方向フィルタの
インパルス応答の実数部, 虚数部を示し、WRE(y,t),
WIM(y,t)は垂直方向−時間方向フィルタのインパルス
応答の実数部,虚数部を示す。結局、水平方向−垂直方
向−時間方向のフィルタ出力G(x,y,t)は
したもの,*は畳み込み積分を示す。また、WRE(x,t)
, WIM(x,t)はそれぞれ水平方向−時間方向フィルタの
インパルス応答の実数部, 虚数部を示し、WRE(y,t),
WIM(y,t)は垂直方向−時間方向フィルタのインパルス
応答の実数部,虚数部を示す。結局、水平方向−垂直方
向−時間方向のフィルタ出力G(x,y,t)は
【0026】
【数7】
【0027】となる。次に、WRE(x,t)、WIM(x,t)、W
RE(y,t)、WIM(y,t)を設定する。すなわち、動物体の画
像を時空間領域で周波数分解すると、速度0(静止状
態)で空間周波数ωspの成分は、水平方向の速度uにお
いてはωt=u・ωspなる傾きuの直線上に転移する。
RE(y,t)、WIM(y,t)を設定する。すなわち、動物体の画
像を時空間領域で周波数分解すると、速度0(静止状
態)で空間周波数ωspの成分は、水平方向の速度uにお
いてはωt=u・ωspなる傾きuの直線上に転移する。
【0028】このことを利用して、フィルタW(ωx,
ωt)はωt=u・ωxおよびその周辺を帯域通過するよ
うに設定する。同様に、垂直方向の速度vに関してフィ
ルタW(ωy,ωt)はωt=u・ωyおよびその周辺を帯
域通過するように設定する。よって、WRE(x,t)、W
IM(x,t)はW(ωx,ωt)の逆フーリエ変換、WRE(y,
t)、WIM(y,t)はW(ωy,ωt)の逆フーリエ変換により
求める。
ωt)はωt=u・ωxおよびその周辺を帯域通過するよ
うに設定する。同様に、垂直方向の速度vに関してフィ
ルタW(ωy,ωt)はωt=u・ωyおよびその周辺を帯
域通過するように設定する。よって、WRE(x,t)、W
IM(x,t)はW(ωx,ωt)の逆フーリエ変換、WRE(y,
t)、WIM(y,t)はW(ωy,ωt)の逆フーリエ変換により
求める。
【0029】そして、さらに、注目する動物体の速度変
動や加速に対する対策のための処理を行う。すなわち、
観測する物体には、環境の変化による速度変動や物体そ
のものの加速がある。このため、傾きu,vは一定でな
く、フィルタは1対では充分ではない。本発明では、1
フレーム前の速度に適応するフィルタ(傾きuあるいは
vおよびその周辺を帯域通過するフィルタ)と、より低
速のものに対するフィルタ、およびより高速のものに対
するフィルタを用いる。
動や加速に対する対策のための処理を行う。すなわち、
観測する物体には、環境の変化による速度変動や物体そ
のものの加速がある。このため、傾きu,vは一定でな
く、フィルタは1対では充分ではない。本発明では、1
フレーム前の速度に適応するフィルタ(傾きuあるいは
vおよびその周辺を帯域通過するフィルタ)と、より低
速のものに対するフィルタ、およびより高速のものに対
するフィルタを用いる。
【0030】上記各フィルタそれぞれの出力をg-1, g
0, g1とし、このうち出力が最大になるものを現在のフ
レームにおける最適なg(x,t)あるいはg(y,t)として採用
する。
0, g1とし、このうち出力が最大になるものを現在のフ
レームにおける最適なg(x,t)あるいはg(y,t)として採用
する。
【0031】
【実施例】以下、本発明による移動物体抽出方式および
その装置の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明による動物体抽出方式の構成を示す機能ブロ
ツク図であって、1はカメラ等の画像入力手段からの原
画像信号、2は空間方向ヒルベルト変換手段、3は複素
数時空間フィルタリング手段、4は動物体抽出信号であ
る。
その装置の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明による動物体抽出方式の構成を示す機能ブロ
ツク図であって、1はカメラ等の画像入力手段からの原
画像信号、2は空間方向ヒルベルト変換手段、3は複素
数時空間フィルタリング手段、4は動物体抽出信号であ
る。
【0032】同図において、空間方向ヒルベルト変換手
段2は動物体を含む原画像信号1を空間方向にヒルベル
ト変換する。前記原画像信号1と前記空間方向にヒルベ
ルト変換した画像信号とで複素数信号が形成され、この
複素数信号を複素数時空間フィルタリング手段3でフィ
ルタリングする。なお、DLは空間方向ヒルベルト変換
手段2の処理時間に相当する時間遅延を与える遅延手段
である。
段2は動物体を含む原画像信号1を空間方向にヒルベル
ト変換する。前記原画像信号1と前記空間方向にヒルベ
ルト変換した画像信号とで複素数信号が形成され、この
複素数信号を複素数時空間フィルタリング手段3でフィ
ルタリングする。なお、DLは空間方向ヒルベルト変換
手段2の処理時間に相当する時間遅延を与える遅延手段
である。
【0033】このようにして、原画像信号を水平成分と
垂直成分および時間の関数として、動きのある物体の時
空間周波数成分をその速度に比例した傾きになることを
利用し、これに時空間フィルタをかけることにより、原
画像信号から動きのある物体を示す動物体抽出信号を得
ることができる。図2は本発明による動物体抽出方式お
よびその装置に用いる時空間フィルタの説明図であっ
て、ωx(ωy)は水平方向(垂直方向)の空間周波数
座標、ωtは時間周波数座標、uは移動物体の速度(画
素/フレーム:pixel/frame )である。
垂直成分および時間の関数として、動きのある物体の時
空間周波数成分をその速度に比例した傾きになることを
利用し、これに時空間フィルタをかけることにより、原
画像信号から動きのある物体を示す動物体抽出信号を得
ることができる。図2は本発明による動物体抽出方式お
よびその装置に用いる時空間フィルタの説明図であっ
て、ωx(ωy)は水平方向(垂直方向)の空間周波数
座標、ωtは時間周波数座標、uは移動物体の速度(画
素/フレーム:pixel/frame )である。
【0034】同図において、移動物体の画像信号を時空
間領域で周波数分解すると、速度0(静止状態)で空間
周波数ωspの成分は、水平方向の速度uにおいてはωt
=u・ωspなる傾きuの直線上に転移する。これを利用
して、予め数種類の傾きuに対応したフィルタをそれぞ
れ用意する。例えば、u≧6、6>u≧3、3>u≧
1、1>u>−1、−3<u≦−1、−6<u≦−3、
u≦−6(pixel/frame )の7種類の傾きに対して用意
する。
間領域で周波数分解すると、速度0(静止状態)で空間
周波数ωspの成分は、水平方向の速度uにおいてはωt
=u・ωspなる傾きuの直線上に転移する。これを利用
して、予め数種類の傾きuに対応したフィルタをそれぞ
れ用意する。例えば、u≧6、6>u≧3、3>u≧
1、1>u>−1、−3<u≦−1、−6<u≦−3、
u≦−6(pixel/frame )の7種類の傾きに対して用意
する。
【0035】ところで、u>1またはu<−1の物体の
場合、周波数の折り返しが起きる。例えば、8で示した
u=2.5の場合は、図示したように周波数折り返し9
が起きる。このフィルタリングにおける周波数折り返し
成分の抽出を防ぐため、動物体の最大速度をumax とし
た時、ωsp≧π/umaxの領域のフィルタゲインは0と
する。
場合、周波数の折り返しが起きる。例えば、8で示した
u=2.5の場合は、図示したように周波数折り返し9
が起きる。このフィルタリングにおける周波数折り返し
成分の抽出を防ぐため、動物体の最大速度をumax とし
た時、ωsp≧π/umaxの領域のフィルタゲインは0と
する。
【0036】結局、図2のような7種類のW0〜W6の
フィルタを逆フーリエ変換し、7種類のWRE(x,t),W
IM(x,t)をメモリ上にフィルタテーブルとして記憶して
おく。WRE(y,t)、WIM(y,t)についても同様にメモリ上
にテーブルとして記憶しておく。次に、本発明による動
物体検出装置について説明する。
フィルタを逆フーリエ変換し、7種類のWRE(x,t),W
IM(x,t)をメモリ上にフィルタテーブルとして記憶して
おく。WRE(y,t)、WIM(y,t)についても同様にメモリ上
にテーブルとして記憶しておく。次に、本発明による動
物体検出装置について説明する。
【0037】図3は本発明による動物体抽出装置の1実
施例の構成を説明するブロツク図であって、1は原画像
信号、10Hは第1の遅延回路、10Vは第2の遅延回
路、20Hは水平方向ヒルベルト変換器、20Vは垂直
方向ヒルベルト変換器、30Hは水平方向動物体抽出フ
ィルタ回路、31Vは垂直方向動物体抽出フィルタ回
路、50は水平・垂直合成回路、4は動物体抽出信号で
ある。
施例の構成を説明するブロツク図であって、1は原画像
信号、10Hは第1の遅延回路、10Vは第2の遅延回
路、20Hは水平方向ヒルベルト変換器、20Vは垂直
方向ヒルベルト変換器、30Hは水平方向動物体抽出フ
ィルタ回路、31Vは垂直方向動物体抽出フィルタ回
路、50は水平・垂直合成回路、4は動物体抽出信号で
ある。
【0038】同図の構成において、入力された原画像信
号1は第1の遅延回路10Hと水平方向ヒルベルト変換
器20H、第2の遅延回路10Vと垂直方向ヒルベルト
変換器20Vとに供給される。第1の遅延回路10H
は、入力した原画像信号1に水平方向ヒルベルト変換器
20Hでの処理により生じる遅延時間に相当した遅延量
を与える。
号1は第1の遅延回路10Hと水平方向ヒルベルト変換
器20H、第2の遅延回路10Vと垂直方向ヒルベルト
変換器20Vとに供給される。第1の遅延回路10H
は、入力した原画像信号1に水平方向ヒルベルト変換器
20Hでの処理により生じる遅延時間に相当した遅延量
を与える。
【0039】第1の遅延回路10Hから出力される遅延
画像信号と水平方向ヒルベルト変換器20Hで水平方向
にヒルベルト変換されたヒルベルト変換画像信号とが水
平方向動物体抽出フィルタ回路30Hに入力される。ま
た、第2の遅延回路10Vは、入力した原画像信号1に
垂直方向ヒルベルト変換器20Vでの処理により生じる
遅延時間に相当した遅延量を与える。
画像信号と水平方向ヒルベルト変換器20Hで水平方向
にヒルベルト変換されたヒルベルト変換画像信号とが水
平方向動物体抽出フィルタ回路30Hに入力される。ま
た、第2の遅延回路10Vは、入力した原画像信号1に
垂直方向ヒルベルト変換器20Vでの処理により生じる
遅延時間に相当した遅延量を与える。
【0040】第2の遅延回路10Vから出力される遅延
画像信号と垂直方向ヒルベルト変換器20Vで垂直方向
にヒルベルト変換されたヒルベルト変換画像信号とが垂
直方向動物体抽出フィルタ回路31Vに入力される。そ
して、水平方向動物体抽出フィルタ回路30Hからのフ
ィルタ出力xと垂直方向動物体抽出フィルタ回路31V
からのフィルタ出力yとは水平・垂直合成回路50にお
いて合成され、所望の動きをする物体の画像の低周波成
分(動物体検出信号出力)4が得られる。
画像信号と垂直方向ヒルベルト変換器20Vで垂直方向
にヒルベルト変換されたヒルベルト変換画像信号とが垂
直方向動物体抽出フィルタ回路31Vに入力される。そ
して、水平方向動物体抽出フィルタ回路30Hからのフ
ィルタ出力xと垂直方向動物体抽出フィルタ回路31V
からのフィルタ出力yとは水平・垂直合成回路50にお
いて合成され、所望の動きをする物体の画像の低周波成
分(動物体検出信号出力)4が得られる。
【0041】図4は図3における水平方向抽出フィルタ
回路の構成を説明するブロック図であって、11は図3
における第1の遅延回路10Hの出力である第1の遅延
画像信号、22は水平方向ヒルベルト変換器30Hの出
力であるヒルベルト変換画像信号力、30A−1,30
A−2,30A−3は実数部畳み込み回路、30B−
1,30B−2,30B−3は虚数部畳み込み回路、3
0C−1,30C−2,30C−3は減算器、30Dは
最大出力検出器、30Eはフィルタタイプ切替え器、3
0Fはフィルタテーブル、30Gはスイッチ、30Hは
水平方向抽出フィルタ回路の出力画像信号(フィルタ出
力画像信号x)である。
回路の構成を説明するブロック図であって、11は図3
における第1の遅延回路10Hの出力である第1の遅延
画像信号、22は水平方向ヒルベルト変換器30Hの出
力であるヒルベルト変換画像信号力、30A−1,30
A−2,30A−3は実数部畳み込み回路、30B−
1,30B−2,30B−3は虚数部畳み込み回路、3
0C−1,30C−2,30C−3は減算器、30Dは
最大出力検出器、30Eはフィルタタイプ切替え器、3
0Fはフィルタテーブル、30Gはスイッチ、30Hは
水平方向抽出フィルタ回路の出力画像信号(フィルタ出
力画像信号x)である。
【0042】同図において、第1の遅延画像信号11
は、実数部畳み込み回路30A−1,30A−2,30
A−3においてフィルタテーブル30Fからの重みW
RE#i-1,WRE#i,WRE#i+1で畳み込み演算処理される。
また、水平方向ヒルベルト変換画像信号22は、虚数部
畳み込み回路30B−1,30B−2,30B−3にお
いてフィルタテーブル30Fからの重みWIM#i -1,W
IM#i,WIM#i+1で畳み込み演算処理される。
は、実数部畳み込み回路30A−1,30A−2,30
A−3においてフィルタテーブル30Fからの重みW
RE#i-1,WRE#i,WRE#i+1で畳み込み演算処理される。
また、水平方向ヒルベルト変換画像信号22は、虚数部
畳み込み回路30B−1,30B−2,30B−3にお
いてフィルタテーブル30Fからの重みWIM#i -1,W
IM#i,WIM#i+1で畳み込み演算処理される。
【0043】実数部畳み込み回路30A−1,30A−
2,30A−3と虚数部畳み込み回路30B−1,30
B−2,30B−3のそれぞれ対応する出力信号は、減
算器30C−1,30C−2,30C−3で減算され
る。減算された各フィルタ出力画像信号αx ,βx ,γ
x は最大出力検出器30Dに入力される。ここで、W
RE#i,WIM#iは周波数成分の傾きuおよびその近辺を抽
出するフィルタのインパルス応答の実数部,虚数部であ
る。WRE#i-1, WIM#i-1は速度uより遅いものを抽出す
るフィルタのインパルス応答の実数部,虚数部であり、
また、WRE#i+1, WIM#i+1は速度uより速いものを抽出
するフィルタの実数部,虚数部である。
2,30A−3と虚数部畳み込み回路30B−1,30
B−2,30B−3のそれぞれ対応する出力信号は、減
算器30C−1,30C−2,30C−3で減算され
る。減算された各フィルタ出力画像信号αx ,βx ,γ
x は最大出力検出器30Dに入力される。ここで、W
RE#i,WIM#iは周波数成分の傾きuおよびその近辺を抽
出するフィルタのインパルス応答の実数部,虚数部であ
る。WRE#i-1, WIM#i-1は速度uより遅いものを抽出す
るフィルタのインパルス応答の実数部,虚数部であり、
また、WRE#i+1, WIM#i+1は速度uより速いものを抽出
するフィルタの実数部,虚数部である。
【0044】例えば、WRE#i, WIM#iとして6>u≧3
の抽出をするフィルタが用いられる場合、WRE#i-1, W
IM#i-1としては3>u≧1、WRE#i+1, WIM#i+1として
はu≧6の抽出をするフィルタが用いられる。この回路
において、あるフレームで得られた3つのフィルタ出力
αx、βx、γxは最大出力検出器30Dにおいて最大
値を有するものが選択され、スイッチ30Gにより最大
値を有するものが出力画像信号30H(フィルタ出力画
像信号x)として出力される。また、フィルタタイプ切
り替え器30Eは、このフレームにおいて、 αxが最大ならば 現在のWRE#i-2 → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i-2 → 次のフレームのWIM#I-1 現在のWRE#i-1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i-1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i+1 βxが最大ならば、そのまま γxが最大ならば 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i-1 現在のWRE#i+1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i+1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i+2 → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i+2 → 次のフレームのWIM#i+1 となるように、フィルタテーブル30Fに指令を出す。
フィルタテーブル30Fは次のフレームにおいて更新し
たWRE, WIMを各実数部畳み込み回路30A−1,30
A−2,30A−3と虚数部畳み込み回路30B−1,
30B−2,30B−3に与える。
の抽出をするフィルタが用いられる場合、WRE#i-1, W
IM#i-1としては3>u≧1、WRE#i+1, WIM#i+1として
はu≧6の抽出をするフィルタが用いられる。この回路
において、あるフレームで得られた3つのフィルタ出力
αx、βx、γxは最大出力検出器30Dにおいて最大
値を有するものが選択され、スイッチ30Gにより最大
値を有するものが出力画像信号30H(フィルタ出力画
像信号x)として出力される。また、フィルタタイプ切
り替え器30Eは、このフレームにおいて、 αxが最大ならば 現在のWRE#i-2 → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i-2 → 次のフレームのWIM#I-1 現在のWRE#i-1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i-1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i+1 βxが最大ならば、そのまま γxが最大ならば 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i-1 現在のWRE#i+1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i+1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i+2 → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i+2 → 次のフレームのWIM#i+1 となるように、フィルタテーブル30Fに指令を出す。
フィルタテーブル30Fは次のフレームにおいて更新し
たWRE, WIMを各実数部畳み込み回路30A−1,30
A−2,30A−3と虚数部畳み込み回路30B−1,
30B−2,30B−3に与える。
【0045】図5は図3における垂直方向動物体フィル
タ回路の構成を説明するブロック図であって、12は図
3における第2の遅延回路10Vの出力である第2の遅
延画像信号、23は垂直方向ヒルベルト変換器20Vの
出力であるヒルベルト変換画像信号、31A−1,31
A−2,31A−3は実数部畳み込み回路、31B−
1,31B−2,31B−3は虚数部畳み込み回路、3
1C−1,31C−2,31C−3は減算器、31Dは
最大出力検出器、31Eはフィルタタイプ切替え器、3
1Fはフィルタテーブル、31Gはスイッチ、31Vは
垂直方向抽出フィルタ回路の出力画像信号(フィルタ出
力画像信号y)である。
タ回路の構成を説明するブロック図であって、12は図
3における第2の遅延回路10Vの出力である第2の遅
延画像信号、23は垂直方向ヒルベルト変換器20Vの
出力であるヒルベルト変換画像信号、31A−1,31
A−2,31A−3は実数部畳み込み回路、31B−
1,31B−2,31B−3は虚数部畳み込み回路、3
1C−1,31C−2,31C−3は減算器、31Dは
最大出力検出器、31Eはフィルタタイプ切替え器、3
1Fはフィルタテーブル、31Gはスイッチ、31Vは
垂直方向抽出フィルタ回路の出力画像信号(フィルタ出
力画像信号y)である。
【0046】同図において、第2の遅延画像信号12は
実数部畳み込み回路31A−1,31A−2,31A−
3においてフィルタテーブル31Fからの重みW
RE#i-1, W RE#i, WRE#i+1で畳み込み演算処理される。
また、垂直方向ヒルベルト変換画像信号23は虚数部畳
み込み回路31B−1,31B−2,31B−3におい
て重みWIM#i-1, WIM#i, WIM#i+1で畳み込み演算処理
される。
実数部畳み込み回路31A−1,31A−2,31A−
3においてフィルタテーブル31Fからの重みW
RE#i-1, W RE#i, WRE#i+1で畳み込み演算処理される。
また、垂直方向ヒルベルト変換画像信号23は虚数部畳
み込み回路31B−1,31B−2,31B−3におい
て重みWIM#i-1, WIM#i, WIM#i+1で畳み込み演算処理
される。
【0047】実数部畳み込み回路31A−1,31A−
2,31A−3と虚数部畳み込み回路31B−1,31
B−2,31B−3のそれぞれ対応する出力信号は、減
算器31C−1,31C−2,31C−3で減算され
る。減算された各フィルタ出力画像信号αy ,βy ,γ
y は最大出力検出器31Dに入力される。ここで、前記
した水平方向抽出フィルタと同様に、WRE#i, WIM#iは
周波数成分の傾きuおよびその近辺を抽出するフィルタ
のインパルス応答の実数部,虚数部である。WRE#i-1,
WIM#i-1は速度uより遅いものを抽出するフィルタのイ
ンパルス応答の実数部,虚数部であり、また、W
RE#i+1, WIM#+1は速度uより速いものを抽出するフィ
ルタの実数部,虚数部である。
2,31A−3と虚数部畳み込み回路31B−1,31
B−2,31B−3のそれぞれ対応する出力信号は、減
算器31C−1,31C−2,31C−3で減算され
る。減算された各フィルタ出力画像信号αy ,βy ,γ
y は最大出力検出器31Dに入力される。ここで、前記
した水平方向抽出フィルタと同様に、WRE#i, WIM#iは
周波数成分の傾きuおよびその近辺を抽出するフィルタ
のインパルス応答の実数部,虚数部である。WRE#i-1,
WIM#i-1は速度uより遅いものを抽出するフィルタのイ
ンパルス応答の実数部,虚数部であり、また、W
RE#i+1, WIM#+1は速度uより速いものを抽出するフィ
ルタの実数部,虚数部である。
【0048】例えば、WRE#i, WIM#iとして6>u≧3
の抽出をするフィルタが用いられる場合、WRE#i-1, W
IM#i-1としては3>u≧1、WRE#i+1, WIM#i+1として
はu≧6の抽出をするフィルタが用いられる。この回路
において、あるフレームで得られた3つのフィルタ出力
αy、βy、γyは最大出力検出器31Dにおいて最大
値を有するものが選択され、スイッチ31Gにより最大
値を有するものが出力画像信号31V(フィルタ出力画
像信号y)として出力される。また、フィルタタイプ切
り替え器31Eは、このフレームにおいて、 αyが最大ならば 現在のWRE#i-2 → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i-2 → 次のフレームのWIM#I-1 現在のWRE#i-1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i-1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i+1 βyが最大ならば、そのまま γyが最大ならば 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i-1 現在のWRE#i+1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i+1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i+2 → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i+2 → 次のフレームのWIM#i+1 となるように、フィルタテーブル31Fに指令を出す。
フィルタテーブル31Fは次のフレームにおいて更新し
たWRE, WIMを各畳み込み回路31A−1,31A−
2,31A−3と虚数部畳み込み回路31B−1,31
B−2,31B−3に与える。
の抽出をするフィルタが用いられる場合、WRE#i-1, W
IM#i-1としては3>u≧1、WRE#i+1, WIM#i+1として
はu≧6の抽出をするフィルタが用いられる。この回路
において、あるフレームで得られた3つのフィルタ出力
αy、βy、γyは最大出力検出器31Dにおいて最大
値を有するものが選択され、スイッチ31Gにより最大
値を有するものが出力画像信号31V(フィルタ出力画
像信号y)として出力される。また、フィルタタイプ切
り替え器31Eは、このフレームにおいて、 αyが最大ならば 現在のWRE#i-2 → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i-2 → 次のフレームのWIM#I-1 現在のWRE#i-1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i-1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i+1 βyが最大ならば、そのまま γyが最大ならば 現在のWRE#i → 次のフレームのWRE#i-1 現在のWIM#i → 次のフレームのWIM#i-1 現在のWRE#i+1 → 次のフレームのWRE#i 現在のWIM#i+1 → 次のフレームのWIM#i 現在のWRE#i+2 → 次のフレームのWRE#i+1 現在のWIM#i+2 → 次のフレームのWIM#i+1 となるように、フィルタテーブル31Fに指令を出す。
フィルタテーブル31Fは次のフレームにおいて更新し
たWRE, WIMを各畳み込み回路31A−1,31A−
2,31A−3と虚数部畳み込み回路31B−1,31
B−2,31B−3に与える。
【0049】これにより、比較的小規模の回路手段を用
いて実時間で動物体を抽出,あるいは当該動物体の領域
を認識することができる。
いて実時間で動物体を抽出,あるいは当該動物体の領域
を認識することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラ等の画像入力装置から得た動物体を含む画像信号
フレームで構成される当該画像信号の画面上において異
なる方向に異なる速度で移動する物体から所望とする動
物体を抽出,あるいはその領域を特定することができ
る。
カメラ等の画像入力装置から得た動物体を含む画像信号
フレームで構成される当該画像信号の画面上において異
なる方向に異なる速度で移動する物体から所望とする動
物体を抽出,あるいはその領域を特定することができ
る。
【0051】また、この動物体の抽出が時空間フィルタ
リングによる方式であるため、移動物体検出装置として
のハードウェアの構成が容易であり、実時間処理が実現
できる。さらに、時空間フィルタは毎フレーム更新され
ているため、移動物体の速度が変化する場合でも安定し
てその移動物体を抽出,あるいはその領域を特定でき
る。
リングによる方式であるため、移動物体検出装置として
のハードウェアの構成が容易であり、実時間処理が実現
できる。さらに、時空間フィルタは毎フレーム更新され
ているため、移動物体の速度が変化する場合でも安定し
てその移動物体を抽出,あるいはその領域を特定でき
る。
【0052】そして、カメラ等の画像入力装置自体が移
動する場合、観測対象である移動物体はその相対速度が
変化することがあるばかりでなく、背景画像も移動する
が、本発明によれば、これによる影響を受けることなく
所望の移動物体のみを抽出,またはその領域を特定でき
る。
動する場合、観測対象である移動物体はその相対速度が
変化することがあるばかりでなく、背景画像も移動する
が、本発明によれば、これによる影響を受けることなく
所望の移動物体のみを抽出,またはその領域を特定でき
る。
【図1】本発明による動物体抽出方式の構成を示す機能
ブロツク図である。
ブロツク図である。
【図2】本発明による動物体抽出方式およびその装置に
用いる時空間フィルタの説明図である。
用いる時空間フィルタの説明図である。
【図3】本発明による動物体抽出装置の1実施例の構成
を説明するブロツク図である。
を説明するブロツク図である。
【図4】本発明による動物体抽出装置の実施例における
水平方向抽出フィルタ回路の構成を説明するブロック図
である。
水平方向抽出フィルタ回路の構成を説明するブロック図
である。
【図5】本発明による動物体抽出装置の実施例における
垂直方向動物体フィルタ回路の構成を説明するブロック
図である。
垂直方向動物体フィルタ回路の構成を説明するブロック
図である。
【符号の説明】図1 1 原画像信号 2 空間方向ヒルベルト変換手段 3 複素数時空間フィルタリング手段 4 動物体抽出信号図2 8 速度uがu>1またはu<−1の傾き 9 傾き8の周波数折り返し図3 1 原画像信号 4 動物体抽出信号 10H 第1の遅延回路 10V 第2の遅延回路 20H 水平方向ヒルベルト変換器 20V 垂直方向ヒルベルト変換器 30H 水平方向動物体抽出フィルタ回路 31V 垂直方向動物体抽出フィルタ回路 50 水平垂直合成回路図4 11 第1の遅延画像信号 22 水平方向ヒルベルト変換画像信号 30A−1〜30A−3 実数部畳み込み回路 30B−1〜30B−3 虚数部畳み込み回路 30C−1〜30C−3 減算器 30D 最大出力検出器 30E フィルタタイプ切替え器 30F フィルタテーブル 30G スイッチ 30H 出力画像信号(フィルタ出力画像信号x)図5 12 第2の遅延画像信号 23 垂直方向ヒルベルト変換画像信号 31A−1〜31A−3 実数部畳み込み回路 31B−1〜31B−3 虚数部畳み込み回路 31C−1〜31C−3 減算器 31D 最大出力検出器 31E フィルタタイプ切替え器 31F フィルタテーブル 31G スイッチ 31V 出力画像信号(フィルタ出力画像信号y)
Claims (3)
- 【請求項1】 動物体を含む原画像信号を空間方向にヒ
ルベルト変換する空間方向ヒルベルト変換手段と、前記
原画像信号と前記空間方向にヒルベルト変換した画像信
号とで構成される複素数信号をフィルタリングする複素
数時空間フィルタリング手段とを備え、画像信号を水平
成分と垂直成分および時間の関数として、動きのある物
体の時空間周波数成分をその速度に比例した傾きになる
ことを利用して時空間フィルタをかけることにより、前
記動きのある物体を抽出する動物体抽出方式。 - 【請求項2】 請求項1に記載の動物体抽出方式おい
て、前記動物体のある速度に対応する時空間周波数領域
における傾きをu0 ,より遅い速度に対応する傾きをu
-1,より速い速度に対応する傾きをu1 とするフィルタ
リング手段を備え、前記各傾きu0 ,u-1,u1 に対応
して、前記画像信号の1フレーム内で3種類の時空間フ
ィルタをかけ、前記3種類の時空間フィルタのうち出力
が最大となるフィルタ出力を、次のフレームにおける傾
きu0 に対応するフィルタとして更新することにより、
前記動物体の速度変化に係わらずにその動きを安定して
抽出するを特徴とする動動物体抽出方式。 - 【請求項3】 動物体の画像信号を構成するフレームか
ら当該動物体の動きを抽出する動物体抽出装置におい
て、 前記画像信号を水平方向にヒルベルト変換する水平方向
ヒルベルト変換器と、 前記水平方向ヒルベルト変換器の変換時間に相当する時
間遅延を与える第1の遅延回路と、 前記水平方向ヒルベルト変換器でヒルベルト変換したヒ
ルベルト変換画像信号と前記第1の遅延回路で遅延した
遅延画像信号とから水平方向の画像信号を抽出する水平
方向動物体抽出フィルタ回路と、 前記画像信号を垂直方向にヒルベルト変換する垂直方向
ヒルベルト変換器と、 前記垂直方向ヒルベルト変換器の変換時間に相当する時
間遅延を与える第2の遅延回路と、 前記垂直方向ヒルベルト変換器でヒルベルト変換したヒ
ルベルト変換画像信号と前記第2の遅延回路で遅延した
遅延画像信号とから垂直方向の画像信号を抽出する垂直
方向動物体抽出フィルタ回路と、 前記水平方向動物体抽出フィルタ回路から出力される水
平方向の画像信号と、前記垂直方向動物体抽出フィルタ
回路から出力される垂直方向の画像信号とを合成して前
記動物体検出信号を生成する水平・垂直合成回路とから
なり、 前記画像信号を水平成分,垂直成分および空間の3次元
として、動きのある物体の時空間周波数成分はその動き
速度に比例した傾きになることを利用して時空間フィル
タをかけることにより、前記動物体を抽出することを特
徴とする動物体抽出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4042903A JPH07101457B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 動物体抽出方式およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4042903A JPH07101457B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 動物体抽出方式およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06327013A true JPH06327013A (ja) | 1994-11-25 |
| JPH07101457B2 JPH07101457B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=12648994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4042903A Expired - Lifetime JPH07101457B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 動物体抽出方式およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101457B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008004989A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Nissan Motor Co Ltd | 車両周囲表示装置 |
| JP2008003660A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Nissan Motor Co Ltd | 接近車両検出装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63149764A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | Toshiba Corp | デ−タ処理装置 |
| JPH02193650A (ja) * | 1989-01-24 | 1990-07-31 | Aloka Co Ltd | 超音波ドプラ診断装置 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4042903A patent/JPH07101457B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63149764A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | Toshiba Corp | デ−タ処理装置 |
| JPH02193650A (ja) * | 1989-01-24 | 1990-07-31 | Aloka Co Ltd | 超音波ドプラ診断装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008004989A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Nissan Motor Co Ltd | 車両周囲表示装置 |
| JP2008003660A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Nissan Motor Co Ltd | 接近車両検出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07101457B2 (ja) | 1995-11-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0640232B1 (en) | Method for fusing images and apparatus therefor | |
| US11727541B2 (en) | Video super resolution method | |
| DE69434657T2 (de) | System und Verfahren zur elektronischen Bildstabilisierung | |
| JP3182015B2 (ja) | 光学像の合成方法 | |
| US20050265633A1 (en) | Low latency pyramid processor for image processing systems | |
| KR20130127026A (ko) | 주파수 변환 및 필터링 절차가 포함된 행렬 기반의 움직임 검출 시스템 및 방법 | |
| Shinya | Post-filtering for depth of field simulation with ray distribution buffer | |
| US20250272800A1 (en) | Video processing method and apparatus, and device and medium | |
| US20250111480A1 (en) | System for generating motion blur | |
| AU3763493A (en) | A machine method for compensating for non-linear picture transformations, e.g. zoom and pan, in a video image motion compensation system | |
| Westen et al. | Spatio-temporal model of human vision for digital video compression | |
| JPH07101457B2 (ja) | 動物体抽出方式およびその装置 | |
| JPH06318254A (ja) | 動物体抽出方式およびその装置 | |
| EP2953093A1 (en) | Method and apparatus for improving estimation of disparity in a stereo image pair using a hybrid recursive matching processing | |
| Schultz et al. | Video resolution enhancement | |
| Burt | A pyramid-based front-end processor for dynamic vision applications | |
| KR102450466B1 (ko) | 영상 내의 카메라 움직임 제거 시스템 및 방법 | |
| Heinze et al. | Joint multi-frame demosaicing and super-resolution with artificial neural networks | |
| Bartyś et al. | Real-time single FPGA-based multimodal image fusion system | |
| Patanavijit et al. | An iterative super-resolution reconstruction of image sequences using a Bayesian approach with BTV prior and affine block-based registration | |
| JPH06119450A (ja) | 動物体抽出方式およびその装置 | |
| Castellano et al. | Regularized CDWT optical flow applied to moving-target detection in IR imagery | |
| KR100856474B1 (ko) | 영상 흔들림 보정방법 | |
| JPH0622213A (ja) | 動画像フィルタ | |
| JPS59210773A (ja) | テレビジヨン信号処理回路 |