JPH06328575A - カレンダー構造及びその使用方法 - Google Patents

カレンダー構造及びその使用方法

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JPH06328575A
JPH06328575A JP5122963A JP12296393A JPH06328575A JP H06328575 A JPH06328575 A JP H06328575A JP 5122963 A JP5122963 A JP 5122963A JP 12296393 A JP12296393 A JP 12296393A JP H06328575 A JPH06328575 A JP H06328575A
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JP
Japan
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roll
rolls
center
sheet
calendar
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Pending
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JP5122963A
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Tou Tokunaga
答 徳永
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Hitachi Machinery and Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Machinery and Engineering Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱可塑性の高分子材料をシート状に成形し、こ
のシートを基材両面にコーティングしたり、2枚のシー
トを貼り合わせて一体化するカレンダーにおいて、厚さ
精度を向上することができ良好な品質が得られるように
する。 【構成】ロール11の横側にロール12を隣接して配置
し、ロール12の下側にロール13を隣接して配置し、
ロール13の横側でロール11より遠い側にロール23
を隣接して配置し、ロール23の下側にロール22を配
置し、ロール22の横側でロール13より遠い側にロー
ル21を配置する。また、ロール11及び21にその軸
線を元の軸線に対して微小角度傾斜させるクロス装置1
1e及び21eをそれぞれ取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム及びプラスチック
等の熱可塑性の高分子材料をシート状に成形し、このシ
ートを基材両面にコーティングするダブルコーティン
グ、または2枚のシートを貼り合わせて一体化するダブ
リングを行うカレンダー構造、及びその使用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性の高分子材料のシートをナイロ
ンやスチールコード等の基材(以下、ファブリックとい
う)両面にコーティングしたものとして例えばタイヤコ
ードがある。従来のタイヤ製造設備において、上記タイ
ヤコードを製造するカレンダーには図8(a)に示すよ
うな傾斜Z型の4本カレンダーがあり、現在最も多用さ
れている。即ち、図8(a)において、ロール101,
102,103,104は傾斜Z型に隣接して配置され
ており、合成ゴム等の熱可塑性の材料がロール101と
102のロール間、及びロール103と104のロール
間に供給され、これらの材料がそれぞれのロール間でシ
ート111及び112に成形される。また、ファブリッ
ク110がタッチロール105によってロール103に
巻き付いたシート112上に供給され、ファブリック1
10にシート112がコーティングされる。さらに、ロ
ール102に巻き付いたシート111がロール102と
103のロール間においてファブリック110のシート
112と反対側にコーティングされる。また、上記の傾
斜Z型ではなく傾斜していないZ型の4本カレンダーも
ある。この方式において、シート111及び112を成
形する工程を分けて考えると、ファブリック110両面
にコーティングされる熱可塑性材料のシート111及び
112はいずれもぞれぞれのロール間隙で一回だけ圧延
(粗圧延)されたものである。
【0003】また、上記傾斜Z型の4本カレンダーの他
に、図8(b)に示すような傾斜3本カレンダーを2台
タンデムに並べた方式のカレンダーもある。即ち、図8
(b)において、ロール201,202,203で構成
される傾斜3本カレンダーとロール204,205,2
06で構成される傾斜3本カレンダーがタンデムに配置
されており、熱可塑性の材料がロール201と202の
ロール間、及びロール205と206のロール間に供給
され、これらの材料がそれぞれのロール間でシート21
1及び212に成形される。また、ファブリック210
がロール202と203のロール間に供給され、このロ
ール間でロール202に巻き付いたシート211がファ
ブリック210にコーティングされる。さらに、ロール
204とロール205のロール間においてファブリック
210のシート211と反対側にロール205に巻き付
いたシート212がコーティングされる(以下、これを
3本カレンダータンデム方式という)。この方式も、フ
ァブリック210両面にコーティングされる熱可塑性材
料のシート211及び212は基本的に一回だけ圧延
(粗圧延)されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のカレンダーで
は、上記のように、傾斜Z型の4本カレンダー及び3本
カレンダータンデム方式のカレンダーのいずれを用いた
場合でも、ファブリック両面にコーティングされる熱可
塑性材料のシートはそれぞれのロール間隙(以下、ニッ
プという)を一回だけ通して粗圧延されたものである。
従って、例えばタイヤコードを製造する場合、タイヤの
性能等に直接影響を及ぼす厚さ精度が良好でなく、また
気泡の除去が十分でなく、良好な品質が得られないとい
う問題点がある。従って、当然ながら材料の歩留も悪く
なる。
【0005】また、上記従来のカレンダーではニップを
通過しきれない過剰材料の溜り(以下、バンクという)
の形状や挙動に影響され、ニップにおけるシートの成形
時には必ず荷重変動が起こる。この荷重変動によりニッ
プは必然的に敏感に応答し、ニップを通過するシートの
厚さに誤差が生じる。しかもこの場合、バンク及びニッ
プは各シートにつき1つしかないため、上記シート厚さ
の誤差は直接的に製品の品質に影響する。
【0006】尚、3本カレンダータンデム方式において
は、部品点数が増えることによるコスト上昇の問題があ
る他、据え付け面積が傾斜Z型の4本カレンダーの約2
倍となるために昨今の土地事情に沿わないという問題も
ある。
【0007】本発明の目的は、熱可塑性の高分子材料を
シート状に成形し、このシートを基材両面にコーティン
グしたり、2枚のシートを貼り合わせて一体化するカレ
ンダーにおいて、厚さ精度を向上することができ良好な
品質が得られるカレンダー構造及びその使用方法を提供
することである。
【0008】
【課題を解決する手段】上記目的を解決するため、本発
明によれば、軸線が互いに略平行になるように配置され
た複数のロールを有し、異なる2つのロール間に熱可塑
性の高分子材料を供給してシート状に成形し、それぞれ
のシートを上記2つのロール間以外のロール間で一体化
するカレンダー構造において、第1のロールの真横側に
第2のロールを隣接して配置し、前記第2のロールの真
下側に第3のロールを隣接して配置し、前記第3のロー
ルの真横側で前記第1のロールより遠い側に第4のロー
ルを隣接して配置し、前記第4のロールの真下側に第5
のロールを隣接して配置し、前記第5のロールの真横側
で前記第3のロールより遠い側に第6のロールを隣接し
て配置したことを特徴とするカレンダー構造が提供され
る。
【0009】また、上記目的を解決するため、本発明に
よれば、上記カレンダー構造において、第1のロールの
斜め下側に第2のロールを隣接して配置し、前記第2の
ロールの真下側に第3のロールを隣接して配置し、前記
第3のロールの真横側で前記第1のロールより遠い側に
第4のロールを隣接して配置し、前記第4のロールの真
下側に第5のロールを隣接して配置し、前記第5のロー
ルの斜め下側で前記第3のロールより遠い側に第6のロ
ールを隣接して配置したことを特徴とするカレンダー構
造が提供される。
【0010】上記カレンダー構造において、好ましく
は、前記第1のロールの中心及び前記第2のロールの中
心を結ぶ直線と前記第2のロールの中心及び前記第3の
ロールの中心を結ぶ直線とのなす角がほぼ90°から1
35°の範囲である。
【0011】また、上記目的を解決するため、本発明に
よれば、上記カレンダー構造において、第1のロールの
斜め上側に第2のロールを隣接して配置し、前記第2の
ロールの斜め下側でかつ前記第1のロールに隣接しない
位置に第3のロールを隣接して配置し、前記第3のロー
ルの真横側で前記第2のロールより遠い側に第4のロー
ルを隣接して配置し、前記第4のロールの真下側に第5
のロールを隣接して配置し、前記第5のロールの斜め下
側で前記第3のロールより遠い側に第6のロールを隣接
して配置したことを特徴とするカレンダー構造が提供さ
れる。
【0012】上記カレンダー構造において、好ましく
は、前記第1のロールの中心及び前記第2のロールの中
心を結ぶ直線と前記第2のロールの中心及び前記第3の
ロールの中心を結ぶ直線のなす角がほぼ90°である。
【0013】また、好ましくは、前記第1のロールの中
心及び前記第3のロールの中心を結ぶ直線がほぼ水平線
と平行である。
【0014】また、好ましくは、前記第4のロールの中
心及び前記第5のロールの中心を結ぶ直線と前記第5の
ロールの中心及び前記第6のロールの中心を結ぶ直線と
のなす角がほぼ90°から135°の範囲である。
【0015】また、上記目的を解決するため、本発明に
よれば、上記のようなカレンダー構造を用い、前記第1
のロールと前記第2のロールのロール間、及び前記第5
のロールと前記第6のロールのロール間に材料を供給
し、かつ前記第3のロールと前記第4のロールのロール
間に基材を供給し、前記第1のロールと前記第2のロー
ルのロール間及び前記第2のロールと前記第3のロール
のロール間で前記材料を順にシート状に成形すると共
に、前記第5のロールと前記第6のロールのロール間及
び前記第5のロールと前記第4のロールのロール間で前
記材料を順にシート状に成形し、前記第3のロールと第
4のロールのロール間で前記基材両面にそれぞれ前記シ
ート状に成形された材料をコーティングすることを特徴
とするカレンダーの使用方法が提供される。
【0016】また、上記目的を解決するため、本発明に
よれば、上記のようなカレンダー構造を用い、前記第1
のロールと前記第2のロールのロール間、及び前記第5
のロールと前記第6のロールのロール間に材料を供給
し、前記第1のロールと前記第2のロールのロール間及
び前記第2のロールと前記第3のロールのロール間で前
記材料をシート状に成形すると共に、前記第5のロール
と前記第6のロールのロール間及び前記第5のロールと
前記第4のロールのロール間で前記材料をシート状に成
形し、前記第3のロールと前記第4のロールのロール間
でそれぞれ前記シート状に成形された材料を貼り合わせ
て一体化することを特徴とするカレンダーの使用方法が
提供される。
【0017】
【作用】上記のように構成した本発明のカレンダー構造
においては、第1のロール及び第2のロールが水平に隣
接して配置され、第3のロール及び第4のロールが水平
に隣接して配置され、第5のロール及び第6のロールが
水平に隣接して配置され、しかも第2のロールの真下側
に第3のロールが隣接し、第4のロールの真下に第5の
ロールが隣接するように配置されることになる。従っ
て、この配列は従来の傾斜しないZ型の4本カレンダー
の中間に2つのロールを水平に並列して追加したものと
なり、第1のロール及び第2のロールのロール間に供給
された材料はこれらのロールで構成されるニップと第2
のロール及び第3のロールで構成されるニップを通過
し、第5のロール及び第6のロールのロール間に供給さ
れた材料はこれらのロールで構成されるニップと第5の
ロール及び第4のロールで構成されるニップを通過し、
上記第3のロール及び第4のロールで構成されるニップ
において一体化される。
【0018】つまり、材料はいずれも2回ニップを通過
することになり、ニップの数が従来のZ型の4本ロール
の2倍になる。このように、従来の粗圧延に精密圧延を
加えた方式とし、ニップを多く通過させることによって
製品の厚さ精度や平坦度が向上すると共に材料内部の脱
気を促し、気泡混入のない製品の生産が行える。また、
混練工程の練り不足による未混練の粉体粒子等を均一に
ゲル化して、高品質な製品を得ることが可能となる。ま
た、ニップの通過回数を多くすることにより、ニップ当
たりの成形抵抗を軽減でき、各ニップの発熱を抑えるこ
とが可能となる。
【0019】また、ニップの数と共にバンクの数も従来
のZ型の4本ロールの2倍になり、材料は2つのバンク
を順に形成することになる。従って、2番目に形成され
るバンクは最初に形成されるバンクの影響を受けずにロ
ール軸に平行な軸のまわりに適度に回転する約10mm径の
一様なバンク(これをペンシルバンクという)とするこ
とができ、最初のバンクの形状や挙動の影響で1番目の
ニップを通過する材料が荷重変動を受けても、この有害
な荷重変動が2番目のニップを通過する材料に影響する
ことがなく、製品の厚さ精度を向上することが可能とな
る。
【0020】従って、従来のZ型4本カレンダーや3本
カレンダータンデム方式では製造困難であった、厚さ精
度が良好で気泡混入のない優れた品質の製品を得ること
が可能となる。
【0021】また、本発明の別な構成においては、上述
したカレンダー構造において第1のロール及び第2のロ
ールが水平でなく傾斜して配置され、第5のロール及び
第6のロールも同様に傾斜して配置されることになる。
但し、第1のロールが第2のロールの斜め上側で第4の
ロールより遠い側に配置され、第6のロールが第5のロ
ールの斜め下側で第3のロールより遠い側に配置され
る。これにより、材料が供給される第1のロール及び第
2のロールの間のバンクと、第5のロール及び第6のロ
ールの間のバンクとは斜めに並設されたロール間に存在
することになる(以下、このようなバンクを傾斜バンク
という)。しかも、これら2つの傾斜バンクの傾斜方向
は同一になる。この構成によれば、上述のカレンダー構
造と同様の理由から厚さ精度が良好で気泡混入のない優
れた品質の製品を得ることが可能となることに加え、2
つの最初のバンクが同一の方向に傾斜する傾斜バンクと
なることにより、そのバンクの見通しが効き、これを同
一の方向から広範囲に監視することが容易になり最適条
件でカレンダー作業を継続することが可能となる。ま
た、監視用カメラ等によるバンクの集中管理も容易とな
る。特に、製品の厚さ精度を確保する上で重要なこと
は、最初のバンクに原材料を定量供給すると共に極力そ
のストック量を抑え、好ましくはロール軸に平行な軸を
もつバンクの径を約50mm以下に保ち、常にバンクの挙動
をバンク内部まで広範囲に監視してストック量の増減が
ないように管理することである。さらに、この広範囲な
監視を行うことは安全な作業を運用するためにも大切な
ことである。
【0022】また、本発明のさらに別な構成において
は、第2のロールが第3のロールの斜め上側の第4のロ
ールより遠い側に隣接して配置され、第1のロールが第
2のロールの斜め下側で第4のロールより遠い側に配置
される。但し、第1のロールは第3のロールに隣接しな
い位置に配置される。従って、第1のロール及び第2の
ロールの傾斜方向と第5のロール及び第6のロールの傾
斜方向とが同一である前述の構成とは異なり、第1のロ
ール及び第2のロールの傾斜方向と第5のロール及び第
6のロールの傾斜方向とは逆になる。これにより、材料
が供給される2つのバンクがいずれも傾斜バンクとなる
と共に、カレンダー機体の高さが低くなる。従って、機
体の重心位置が低くなって振動の影響を受けにくい構造
となり、耐震策を講じる必要がなくなって重量やコスト
の増大が回避される。
【0023】また、本発明のカレンダー構造の使用方法
において、第3のロールと第4のロールのロール間にフ
ァブリック(基材)を供給することにより、第3のロー
ルと第4のロールのロール間でファブリック両面にシー
ト状に成形された材料がコーティングされ、ダブルコー
ティングが行われる。さらに、上記ファブリック(基
材)を供給しない場合には、シート状に成形された2枚
の材料が貼り合わされて一体化され、ダブリングが行わ
れる。
【0024】
【実施例】本発明によるカレンダー構造及び使用方法の
一実施例について、図1から図4を参照しながら説明す
る。本実施例は、タイヤ用スチールコードを生産するた
めのカレンダー構造の例である。
【0025】図1は本実施例の構造を有するカレンダー
機体を示す図である。図1において、ロール11,1
2,13,23,22,21は各軸線が互いに略平行に
なるようにハウジング1に収納され、それぞれプルバッ
クシリンダ11a,12a,13a,23a,22a,
21aによってハウジング1の所定位置に支持されてい
る。ロール11にはモータ11c及び圧下スクリュー1
1dを備えた圧下装置11bが備えられ、同様にロール
12にはモータ12c及び圧下スクリュー12dを備え
た圧下装置12bが、ロール13にはモータ13c及び
圧下スクリュー13dを備えた圧下装置13bが、ロー
ル22にはモータ22c及び圧下スクリュー22dを備
えた圧下装置22bが、ロール21にはモータ21c及
び圧下スクリュー21dを備えた圧下装置21bがそれ
ぞれ取り付けられており、各圧下装置11b,12b,
13b,22b,21bによって各ロール間の間隙、従
って各ニップの厚さが調整される。また、ロール23に
は圧下装置が取り付けられておらず、その位置が固定さ
れている。また、ハウジング1は工場床面に備え付けら
れたソールプレート2上に取り付けられている。
【0026】さらに、ロール11及び21にはクロス装
置11e及び21eがそれぞれ取り付けられており、こ
れらクロス装置11e及び21eによってロール11及
び21がその軸線を元の軸線に対して微小角度傾斜でき
るようになっている。このロール11及び21を元の軸
線に対して微小角度傾斜させることにより、その撓みに
よる製品への影響を補正する効果が得られ、製品の寸法
精度を向上することができる。
【0027】上記カレンダー機体における各ロールの配
置及び材料の経路を模式的な図である図2により説明す
る。図2に示すように、ロール11の真横側にロール1
2が隣接して配置され、ロール12の真下側にロール1
3が隣接して配置され、ロール13の真横側でロール1
1より遠い側にロール23が隣接して配置され、ロール
23の真下側にロール22が配置され、ロール22の真
横側でロール13より遠い側にロール21が配置され
る。つまり、本実施例のカレンダー構造は従来の傾斜し
ないZ型の4本カレンダーの中間に2つのロール、即ち
ロール13及び23を水平に並列して追加した構造とな
る。図2においては、ロール23を除く各ロールの前記
各圧下装置による間隙調整方向が矢印11f,12f,
13f,22f,21fで示されており、ロール11,
21の各々のクロス装置11e,21eによる軸傾斜方
向がそれぞれ矢印11g,21gで示されている。
【0028】図2において、材料はロール11とロール
12のロール間、及びロール21とロール22のロール
間に供給される。ロール11とロール12のロール間に
供給された材料は、ロール11とロール12の間隙、即
ち第1ニップ31を通過し圧延される。この時、第1ニ
ップ31入側において通過しきれない過剰材料の溜りが
第1バンク41となる。また、ロールの周速はロール1
2がロール11よりも速く、かつロール13がロール1
2よりも速くなっており(通常は約1.4倍)、通常、
ニップを通過した材料は周速の速いロールまたは温度の
高いロールに自然に巻き付く性質があるため、第1ニッ
プ31を通過し圧延された材料はロール12に巻き付い
てロール13との間の第2ニップ32に至る。そして、
第2ニップ32入側において通過しきれない過剰材料の
溜りが第2バンク42となる。さらに、第2ニップ32
を通過し圧延されたシート3はロール12よりも周速の
速いロール13に巻き付いてロール13とロール23の
間の第3ニップ33に至る。
【0029】同様に、ロール21とロール22のロール
間に供給された材料は、ロール21とロール22の間
隙、即ち第1ニップ51を通過し、その入側に第1バン
ク61を形成しながら圧延され、第1ニップ51を通過
した材料はロール22に巻き付いてロール23との間の
第2ニップ52を通過し、その入側に第2バンク62を
形成しながら圧延され、第2ニップ52を通過したシー
ト4はロール23に巻き付いてロール13との間の第3
ニップ33に至る。
【0030】また、ファブリック(スチールコード)5
がタッチロール10によってロール23に巻き付いてい
るシート4上に供給されて第3ニップ33に送られ、第
3ニップ33でロール13に巻き付いているシート3が
さらに合わされてファブリック5にシート3及び4がコ
ーティング(ダブルコーティング)され、製品6として
第3ニップ33より出ていく。
【0031】図3は上記ロール配置を有するカレンダー
機体を含むタイヤ用スチールコードカレンダー設備を示
す図である。図3において、クリールスタンド91から
巻き出された多数のファブリック5は所定の形状に引き
揃えられ、カレンダー機体92に供給される。カレンダ
ー機体92においては前述のように第1バンク41及び
61に原材料が供給され、ロールでそれぞれ圧延及び成
形されたシート3及び4が引き揃えられたファブリック
5の両面にダブルコーティングされ製品6となる。その
後、厚み測定装置93で製品の厚みが測定され、クーリ
ング装置94で冷却される。冷却された製品6はフェス
ツーン95で巻取作業の段取り替え等に要する時間調整
がなされた後、ワインダー96によって巻き取られる。
このように、カレンダー機体92はタイヤ用スチールコ
ードカレンダー設備における仕上機械であると共に設備
の中核をなす重要な装置である。
【0032】近年、省エネルギ及び排ガス規制等の問題
に係わる自動車軽量化の一環として、軽いタイヤで勝つ
十分な強度を保持し、回転体としてのバランスもよく、
高速時にも安定性のよい走行性能を発揮できることが切
実なニーズとなっている。このニーズに答える高性能な
タイヤを製造するためには、まずタイヤ製造の素材とな
るタイヤ用スチールコードの厚さ精度を向上することが
必須条件となる。即ち、タイヤにおいてその骨格をな
し、空気圧や過酷な荷重条件にも耐えるカーカスと呼ば
れる部分はタイヤコードの層で覆われているため、軽く
強靭で走行バランスのよいタイヤはいづれの方向にも厚
さが均一で気泡混入のない高品質のゴムシートの層であ
ることが基本的な条件である。
【0033】本実施例のカレンダー構造においては、シ
ート3は第1ニップ31及び第2ニップ32を通過して
成形され、シート4は第1ニップ51及び第2ニップ5
2を通過して成形される。即ち、シートとなる材料は各
2回ニップを通過し従来の粗圧延に精密圧延を加えた方
式となる。従って、製品の厚さ精度や平坦度が向上する
と共に材料内部の脱気を促し、気泡混入のない製品の生
産が行える。また、混練工程の練り不足による未混練の
粉体粒子等を均一にゲル化して、高品質な製品を得るこ
とが可能となる。これに加え、ニップの通過回数が多く
することにより、ニップ当たりの成形抵抗を軽減でき、
各ニップの発熱を抑えることが可能となる。
【0034】また、本実施例では、シート3は各ニップ
の入側において第1バンク41及び第2バンク42を形
成し、シート4は各ニップの入側において第1バンク6
1及び第2バンク62を形成する。つまり、シートとな
る材料はそれぞれ2つのバンクを形成する。これによっ
てシートの成形時に発生する有害な荷重変動の影響がな
くなる。以下、このことについて詳述する。
【0035】一般にカレンダーや圧延機は巨大なバネば
かりに例えることができる。特に、シート成形中のカレ
ンダーロールは、圧延荷重によりロール主軸受けを支点
として撓みを生じていることが多く、この撓みによって
シートのプロファイルを中高(シート幅方向の中央部の
厚さが厚くなること)となるため、通常は図1のロール
11及び21のようにロールの軸を元の軸に対して微小
角交差させるロールクロス法や、ロールを撓みと逆方向
に曲げるカウンターベンディング法等により均一な厚さ
になるよう補正されている。即ち、シート成形中におい
て均一に設定されたロール間隙は、上記ロールの撓みと
補正による微妙な力のバランスの上に成り立っているこ
とになる。この条件のもとで荷重が常に一定であればロ
ール間隙も均一で問題はないが、圧延荷重が変動すると
ロール間隙は必然的に敏感に応答し、ロール間隙、即ち
ニップを通過するシートに厚み誤差が生じることにな
る。
【0036】上記荷重変動以外にシートの厚さ不良の一
因となるランアウトと呼ばれる現象は、ロール使用時の
熱変形を除去する熱間研磨法(ロールを使用温度で研磨
する方法)や、共研磨による超精密ベアリング(ロール
胴部と軸受部を同時に同芯研磨する方法)の採用によっ
て著しく改善されているが、一方、荷重変動は一般的に
カレンダーの最初のバンクに材料を供給した場合に、そ
のバンクの形状や挙動によって必ず起こる現象であり、
バンク及びニップが各シートにつき1つしか存在しない
従来のカレンダーではこの荷重変動がシート厚さの誤差
として直接的に製品の品質に影響していた。
【0037】このような荷重変動を予防するためには、
バンクの挙動を管理することが必要となる。バンクにお
ける材料のストック量が増大するとバンクの回転が悪く
なって停滞し、バンクが放熱して局部的に冷却硬化し、
これが荷重変動の原因となる。従って、最初のバンクに
原材料を定量供給すると共に極力そのストック量を抑
え、好ましくはロール軸に平行な軸をもつバンクの径を
約50mm以下に保ち、バンクがロールとの摩擦粘着力によ
ってロール軸に平行な軸のまわりに適度に回転するよう
にし、その表面と内部との温度や硬さに差のない状態を
保持することが必要となる。
【0038】これに対し、作業の安全性を確保するため
の条件は、荷重変動を低減して厚さ精度を向上するため
の条件とは逆である。最初のバンクへ供給する材料は、
前装置で熱入れし混練した後にリボン状や棒状やチップ
状とし、ロール軸方向にスイングする首振り式コンベア
等によってバンクの幅方向に均一に供給しているが、こ
の材料供給が断たれてバンクが空になるとロール同士の
接触が起こり、クラックやチル層の剥離につながる重大
事故となる。そこで、作業者はバンクにおける材料のス
トック量を十分に保ち前装置のトラブルや緊急時に際し
ても一定時間は安全な運転状況を継続できるように心が
ける必要がある。しかし、このことは前述した精度確保
の観点からは好ましいことではない。
【0039】従来では、上記荷重変動を抑えて精度を向
上することと、作業の安全性を確保することとの両立が
非常に困難であった。ところが、本実施例ではシートと
なる材料がそれぞれ2つのバンクを形成するため、2番
目に形成されるバンクは最初に形成されるバンクの影響
を受けずにロール軸に平行な軸のまわりに適度に回転す
る約10mm径の一様なバンク(これをペンシルバンクとい
う)とすることができ、最初のバンクの形状や挙動の影
響で1番目のニップを通過する材料が荷重変動を受けて
も、この有害な荷重変動が2番目のニップを通過する材
料に影響することがなく、製品の厚さ精度を向上するこ
とが可能となる。従って、従来困難であった精度向上と
安全性確保の両立を実現することができる。
【0040】尚、本実施例においては、上記効果の他に
材料の節約ができる経済的効果もある。例えば、コーテ
ィング前のゴムシートの歩留まりを改善し、ゴム厚にし
てわずか5/1000mm程度節約されると、混合物の種類にも
よるが、生産速度が50〜60m/mimのタイヤ用の広幅カレ
ンダーでは年間約5000万円程度のゴムが節約できる。こ
のことはゴムシートの圧延を2段階に分けて合理的に行
う本実施例がいかに優れているかを物語るものである。
【0041】以上のように本実施例においては、ロール
11及びロール12の間の第1バンク41に供給された
材料、及びロール22及びロール21の間の第1バンク
61に供給された材料はいずれも2回ニップを通過する
ので、従来の粗圧延に精密圧延が加えられ、製品の厚さ
精度や平坦度が向上すると共に材料内部の脱気を促し、
気泡混入のない製品の生産が行える。また、混練工程の
練り不足による未混練の粉体粒子等を均一にゲル化し
て、高品質な製品を得ることができる。また、ニップの
通過回数が多くすることにより、ニップ当たりの成形抵
抗を軽減でき、各ニップの発熱を抑えることできる。
【0042】また、上記材料は各ニップに対応してそれ
ぞれ2回バンクを形成するので、2番目に形成されるバ
ンクは最初に形成されるバンクの影響を受けずにロール
軸に平行な軸のまわりに適度に回転する一様なペンシル
バンクとすることができ、最初のバンクの形状や挙動の
影響で1番目のニップを通過する材料が荷重変動を受け
ても、この有害な荷重変動が2番目のニップを通過する
材料に影響することがなく、製品の厚さ精度を向上する
ことができる。
【0043】従って、本実施例によれば、従来のZ型4
本カレンダーや3本カレンダータンデム方式では製造不
可能であった、厚さ精度が良好で気泡混入のない優れた
品質の製品を得ることができる。
【0044】次に、本発明によるカレンダー構造及び使
用方法の他の実施例について、図4及び図5を参照しな
がら説明する。本実施例も、タイヤ用スチールコードを
生産するためのカレンダー構造の例である。
【0045】図4において、ロール11及びロール12
は水平でなく傾斜して配置され、ロール22及びロール
21も同様に傾斜して配置されている。但し、ロール1
1はロール12の斜め上側でロール23より遠い側に配
置され、ロール21はロール22の斜め下側でロール1
3より遠い側に配置される。ロール11及びロール12
の中心を結ぶ直線と水平線とのなす角γは約30°であ
り、ロール22及びロール21の中心を結ぶ直線と水平
線とのなす角δも約30°である。従って、ロール11
の中心及びロール12の中心を結ぶ直線とロール12の
中心及びロール13の中心を結ぶ直線とのなす角αは約
120°となり、ロール23の中心及びロール22の中
心を結ぶ直線とロール22の中心及びロール21の中心
を結ぶ直線とのなす角βも約120°となる。これ以外
の構成は図2と同様である。また、図5に本実施例の構
造を有するカレンダー機体を示す。
【0046】上記構成においては、ロール11及びロー
ル12の間の第1バンク41、及びロール22及びロー
ル21の間の第1バンク61はいずれも傾斜バンクとな
り、かつその傾斜方向が同一になる。このように第1バ
ンク41及び61がいずれも同一の方向に傾斜する傾斜
バンクとなることにより、それらのバンクの見通しが効
き、これを同一方向から広範囲に監視することが容易に
なり最適条件でカレンダー作業を継続することが可能と
なる。また、監視用カメラ等によるバンクの集中管理も
容易となる。
【0047】特に、製品の厚さ精度を確保する上で重要
なことは、先にも述べたように最初のバンクに原材料を
定量供給すると共に極力そのストック量を抑え、好まし
くはロール軸に平行な軸をもつバンクの径を約50mm以下
に保ち、常にバンクの挙動をバンク内部まで広範囲に監
視してストック量の増減がないように管理することであ
る。さらに、この広範囲な監視を行うことは安全な作業
を運用するためにも大切なことである。本実施例ではバ
ンクの広範囲な監視が可能であるため、上記厚さ精度を
確保と安全性の確保を実現することができる。
【0048】但し、本実施例では、ロール11の中心及
びロール12の中心を結ぶ直線とロール12の中心及び
ロール13の中心を結ぶ直線とのなす角αを約120°
とし、ロール23の中心及びロール22の中心を結ぶ直
線とロール22の中心及びロール21の中心を結ぶ直線
とのなす角βを約120°としたが、これらの角度は実
際の作業スペースやその他の条件、例えば監視の容易さ
等の作業性を考慮して決められるものであって、条件に
応じて角α及びβを上記以外の角度に設定してもよい。
実際的には、作業スペースや作業性等を考慮すれば、角
α及びβを約90°から約135°程度の範囲で選定す
るのが好ましい。
【0049】以上のように本実施例によれば、図1から
図3で説明した実施例と同様の効果が得られると共に、
第1バンク41及び61がいずれも同一の方向に傾斜す
る傾斜バンクとなるので、それらのバンクの見通しが効
き、これを同一の方向から広範囲に監視することが容易
になり最適条件でカレンダー作業を継続することができ
る。また、監視用カメラ等によるバンクの集中管理も容
易となる。
【0050】次に、本発明によるカレンダー構造及び使
用方法のさらに他の実施例について、図6及び図7を参
照しながら説明する。本実施例も、タイヤ用スチールコ
ードを生産するためのカレンダー構造の例である。
【0051】図6において、ロール13の斜め上側のロ
ール23より遠い側にロール12が隣接して配置され、
ロール11がロール12の斜め下側でロール23より遠
い側に配置される。但し、ロール11はロール13に隣
接しない位置に配置される。また、ロール11及びロー
ル12の中心を結ぶ直線とロール12及びロール13の
中心を結ぶ直線とのなす角αは約90°であり、ロール
11及びロール13の中心を結ぶ直線は水平線とほぼ平
行である。さらに、ロール22及びロール21の中心を
結ぶ直線と水平線とのなす角δは約20°であり、従っ
てロール23の中心及びロール22の中心を結ぶ直線と
ロール22の中心及びロール21の中心を結ぶ直線との
なす角βは約110°となる。これ以外の構成は図4と
同様である。また、図7に本実施例の構造を有するカレ
ンダー機体を示す。
【0052】上記構成においては、ロール11及びロー
ル12の傾斜方向とロール22及びロール21の傾斜方
向とが同一である図4の構成とは異なり、ロール11及
びロール12の傾斜方向とロール22及びロール23の
傾斜方向とは逆になる。これにより、材料が供給される
2つのバンク、即ち第1バンク41及び61がいずれも
傾斜バンクとなると共に、カレンダー機体の高さを低く
することができる。従って、機体の重心位置が低くなっ
て振動の影響を受けにくい構造となり、耐震策を講じる
必要がなくなって重量やコストの増大が回避される。
【0053】本実施例では、ロール11の中心及びロー
ル12の中心を結ぶ直線とロール12の中心及びロール
13の中心を結ぶ直線とのなす角αを90°とし、ロー
ル11及びロール13の中心を結ぶ直線を水平線と平行
にした。また、ロール23の中心及びロール22の中心
を結ぶ直線とロール22の中心及びロール21の中心を
結ぶ直線とのなす角βを110°とした。本実施例にお
けるこれらの角度も、やはり実際の作業スペースやその
他の条件、例えば監視の容易さ等の作業性を考慮して決
められるものであって、条件に応じて角α及びβを上記
以外の角度に設定したり、ロール11及びロール13の
中心を結ぶ直線を水平線に対してある程度傾斜させても
よい。
【0054】ところで、タイヤ用スチールコードを生産
する場合には、前述のようにクリールスタンド(図3参
照)における多数のクリールから巻き出されたファブリ
ック5が所定の形状に引き揃えられるが、この時、櫛の
歯形のスペーサを通してファブリック相互の間の間隔が
調整され、その後にこのファブリックがカレンダーに供
給される。従って、スペーサを交換したりファブリック
の種類を変更する時には大がかりな段取り替えが必要と
なる。さらに、ファブリックにコーティングされる前の
材料の厚さを測定するための測定装置を取付ける場合に
はそのための十分なスペースが必要となる。本実施例に
おいては、図2や図4の構成と異なって、ロール23の
中心及びロール22の中心を結ぶ直線とロール22の中
心及びロール21の中心を結ぶ直線とのなす角εが必ず
鈍角となるため、ファブリック5の供給側、即ち第3ニ
ップ33付近が大きく開けており、上記スペーサの交換
やファブリックの種類の変更時におけるの大がかりな段
取り替えが容易に行えると共に、コーティング前の材料
の厚さ測定装置を取付けるための十分なスペースが確保
できる。
【0055】以上のように本実施例によれば、図1から
図3で説明した実施例と同様の効果が得られると共に、
機体の重心位置が低くなって振動の影響を受けにくい構
造となり、耐震策を講じる必要がなくなって重量やコス
トの増大が回避される。
【0056】また、ロール23の中心及びロール22の
中心を結ぶ直線とロール22の中心及びロール21の中
心を結ぶ直線とのなす角εが必ず鈍角となるので、ファ
ブリック5の供給側に十分なスペースを確保することが
でき、大がかりな段取り替えや厚さ測定装置の取付けが
容易に行える。
【0057】また、以上説明した3つの実施例におい
て、ファブリック5を供給せずに成形された2枚のシー
ト同士を第3ニップ33で貼り合わせて一体化するダブ
リングを行うこともできる。これにより、厚さが2倍の
極厚シートを製造することができ、しかも精度が良好で
気泡混入のない優れた品質とすることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、各ロール間で成形され
シート化される材料はいずれも2回ニップを通過するの
で、製品の厚さ精度や平坦度が向上すると共に気泡混入
のない製品の生産が行える。また、未混練の粉体粒子等
も均一にゲル化して高品質な製品を得ることができる。
また、ニップの通過回数が多くなることにより、ニップ
当たりの成形抵抗を軽減でき、各ニップの発熱を抑える
ことできる。
【0059】また、バンクも上記ニップに対応して形成
されるので、最初のバンクの形状や挙動の影響で1番目
のニップを通過する材料が荷重変動を受けても、この有
害な荷重変動が2番目のニップを通過する材料に影響す
ることがなく、製品の厚さ精度を向上することができ
る。
【0060】従って、本発明によれば、厚さ精度が良好
で気泡混入のない優れた品質の製品を得ることができ
る。
【0061】また、本発明の別な構成によれば、スチー
ルコードの供給側に十分なスペースを確保することがで
きるので、大がかりな段取り替えや厚さ測定装置の取付
けが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカレンダー構造を有す
るカレンダー機体を示す図である。
【図2】図1に示したカレンダー機体における各ロール
の配置及び材料の経路を模式的に示す図である。
【図3】図2のロール配置のカレンダー機体を含むタイ
ヤ用スチールコードカレンダー設備を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例によるカレンダー構造にお
ける各ロールの配置及び材料の経路を模式的に示す図で
ある。
【図5】図4のカレンダー構造を有するカレンダー機体
を示す図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例によるカレンダー構
造における各ロールの配置及び材料の経路を模式的に示
す図である。
【図7】図6のカレンダー構造を有するカレンダー機体
を示す図である。
【図8】従来のカレンダー構造における各ロールの配置
及び材料の経路を模式的に示す図であって、(a)は傾
斜Z型の4本カレンダー、(b)は傾斜3本カレンダー
を2台タンデムに並べた3本カレンダータンデム方式の
カレンダーである。
【符号の説明】
3,4 シート 5 ファブリック(スチールコード) 6 製品 11,12,13 ロール 21,22,23 ロール 31 第1ニップ 32 第2ニップ 33 第3ニップ 41 第1バンク 42 第2バンク 51 第1ニップ 52 第2ニップ 61 第1バンク 62 第2バンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 7:00 4F 9:00 4F

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線が互いに略平行になるように配置さ
    れた複数のロールを有し、異なる2つのロール間に熱可
    塑性の高分子材料を供給してシート状に成形し、それぞ
    れのシートを上記2つのロール間以外のロール間で一体
    化するカレンダー構造において、 第1のロールの真横側に第2のロールを隣接して配置
    し、前記第2のロールの真下側に第3のロールを隣接し
    て配置し、前記第3のロールの真横側で前記第1のロー
    ルより遠い側に第4のロールを隣接して配置し、前記第
    4のロールの真下側に第5のロールを隣接して配置し、
    前記第5のロールの真横側で前記第3のロールより遠い
    側に第6のロールを隣接して配置したことを特徴とする
    カレンダー構造。
  2. 【請求項2】 軸線が互いに略平行になるように配置さ
    れた複数のロールを有し、異なる2つのロール間に熱可
    塑性の高分子材料を供給してシート状に成形し、それぞ
    れのシートを上記2つのロール間以外のロール間で一体
    化するカレンダー構造において、 第1のロールの斜め下側に第2のロールを隣接して配置
    し、前記第2のロールの真下側に第3のロールを隣接し
    て配置し、前記第3のロールの真横側で前記第1のロー
    ルより遠い側に第4のロールを隣接して配置し、前記第
    4のロールの真下側に第5のロールを隣接して配置し、
    前記第5のロールの斜め下側で前記第3のロールより遠
    い側に第6のロールを隣接して配置したことを特徴とす
    るカレンダー構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカレンダー構造におい
    て、前記第1のロールの中心及び前記第2のロールの中
    心を結ぶ直線と前記第2のロールの中心及び前記第3の
    ロールの中心を結ぶ直線とのなす角がほぼ90°から1
    35°の範囲であることを特徴とするカレンダー構造。
  4. 【請求項4】 軸線が互いに略平行になるように配置さ
    れた複数のロールを有し、異なる2つのロール間に熱可
    塑性の高分子材料を供給してシート状に成形し、それぞ
    れのシートを上記2つのロール間以外のロール間で一体
    化するカレンダー構造において、 第1のロールの斜め上側に第2のロールを隣接して配置
    し、前記第2のロールの斜め下側でかつ前記第1のロー
    ルに隣接しない位置に第3のロールを隣接して配置し、
    前記第3のロールの真横側で前記第2のロールより遠い
    側に第4のロールを隣接して配置し、前記第4のロール
    の真下側に第5のロールを隣接して配置し、前記第5の
    ロールの斜め下側で前記第3のロールより遠い側に第6
    のロールを隣接して配置したことを特徴とするカレンダ
    ー構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカレンダー構造におい
    て、前記第1のロールの中心及び前記第2のロールの中
    心を結ぶ直線と前記第2のロールの中心及び前記第3の
    ロールの中心を結ぶ直線のなす角がほぼ90°であるこ
    とを特徴とするカレンダー構造。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のカレンダー構造におい
    て、前記第1のロールの中心及び前記第3のロールの中
    心を結ぶ直線がほぼ水平線と平行であることを特徴とす
    るカレンダー構造。
  7. 【請求項7】 請求項2または4記載のカレンダー構造
    において、前記第4のロールの中心及び前記第5のロー
    ルの中心を結ぶ直線と前記第5のロールの中心及び前記
    第6のロールの中心を結ぶ直線とのなす角がほぼ90°
    から135°の範囲であることを特徴とするカレンダー
    構造。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のうちいずれか1項記載
    のカレンダー構造を用い、前記第1のロールと前記第2
    のロールのロール間、及び前記第5のロールと前記第6
    のロールのロール間に材料を供給し、かつ前記第3のロ
    ールと前記第4のロールのロール間に基材を供給し、前
    記第1のロールと前記第2のロールのロール間及び前記
    第2のロールと前記第3のロールのロール間で前記材料
    を順にシート状に成形すると共に、前記第5のロールと
    前記第6のロールのロール間及び前記第5のロールと前
    記第4のロールのロール間で前記材料を順にシート状に
    成形し、前記第3のロールと第4のロールのロール間で
    前記基材両面にそれぞれ前記シート状に成形された材料
    をコーティングすることを特徴とするカレンダーの使用
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のうちいずれか1項記載
    のカレンダー構造を用い、前記第1のロールと前記第2
    のロールのロール間、及び前記第5のロールと前記第6
    のロールのロール間に材料を供給し、前記第1のロール
    と前記第2のロールのロール間及び前記第2のロールと
    前記第3のロールのロール間で前記材料をシート状に成
    形すると共に、前記第5のロールと前記第6のロールの
    ロール間及び前記第5のロールと前記第4のロールのロ
    ール間で前記材料をシート状に成形し、前記第3のロー
    ルと前記第4のロールのロール間でそれぞれ前記シート
    状に成形された材料を貼り合わせて一体化することを特
    徴とするカレンダーの使用方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5112625A (en) * 1989-02-15 1992-05-12 Wm. Wrigley Jr. Company Aqueous zein coated sweeteners and other ingredients for chewing gum
EP0413834B1 (en) * 1989-03-10 1993-08-04 Idemitsu Petrochemical Co. Ltd. Diamond-covered member and process for producing the same
JP2002018979A (ja) * 2000-07-07 2002-01-22 Bridgestone Corp コーティングカレンダー、コーティングカレンダーユニット及びコーティング荷重の制御方法
JP2005132119A (ja) * 2004-12-14 2005-05-26 Tigers Polymer Corp ホットプレス用緩衝シート
JP2010269597A (ja) * 2010-05-31 2010-12-02 Tigers Polymer Corp 粘着性ゴムシート

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