JPH06329176A - 包装用緩衝材 - Google Patents
包装用緩衝材Info
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- JPH06329176A JPH06329176A JP5111775A JP11177593A JPH06329176A JP H06329176 A JPH06329176 A JP H06329176A JP 5111775 A JP5111775 A JP 5111775A JP 11177593 A JP11177593 A JP 11177593A JP H06329176 A JPH06329176 A JP H06329176A
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- Japan
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- cushioning material
- load
- main body
- packaging
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 落下衝撃による吸収エネルギ量を大きくして
包装用緩衝材の使用量を少なくする。 【構成】 第1の部材31と第2の部材32、33との
間にコイルばね34を介入させ、ワイヤ35及びストッ
パ36により両部材を連結し、コイルばね34に初期変
位を与えた状態で保持することにより、荷重−変位曲線
の初期立ち上がりを急激に立ち上げ、初期荷重以降は緩
やかな荷重立ち上がりとして衝撃吸収エネルギ量を大き
くする。
包装用緩衝材の使用量を少なくする。 【構成】 第1の部材31と第2の部材32、33との
間にコイルばね34を介入させ、ワイヤ35及びストッ
パ36により両部材を連結し、コイルばね34に初期変
位を与えた状態で保持することにより、荷重−変位曲線
の初期立ち上がりを急激に立ち上げ、初期荷重以降は緩
やかな荷重立ち上がりとして衝撃吸収エネルギ量を大き
くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品、部品等を段ボー
ル箱等の外装容器に包装して、輸送、保管、荷役する際
に使用する包装用緩衝材に関するものである。
ル箱等の外装容器に包装して、輸送、保管、荷役する際
に使用する包装用緩衝材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9の(a)は一般に利用されている包
装形態の断面図で、(b)は落下時における包装用緩衝
材の緩衝作用を説明する模式図である。図において、1
は製品、部品等の被包装物、2は被包装物1を収納する
段ボール箱等の外装容器、3は外装容器2の内部の隅に
配置された緩衝材である。10は包装された状態の全体
を示す包装物である。緩衝材3には、通常、段ボールや
発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン等の合成樹脂発泡
体が使用される。このように包装された状態において、
荷役中に受ける落下による衝撃を緩衝材3の変形により
吸収して被包装物1を保護する。
装形態の断面図で、(b)は落下時における包装用緩衝
材の緩衝作用を説明する模式図である。図において、1
は製品、部品等の被包装物、2は被包装物1を収納する
段ボール箱等の外装容器、3は外装容器2の内部の隅に
配置された緩衝材である。10は包装された状態の全体
を示す包装物である。緩衝材3には、通常、段ボールや
発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン等の合成樹脂発泡
体が使用される。このように包装された状態において、
荷役中に受ける落下による衝撃を緩衝材3の変形により
吸収して被包装物1を保護する。
【0003】次に、緩衝材の緩衝作用を図9により説明
する。荷役中に包装物10が高さHの位置にある時、被
包装物1の重量をWとすれば、被包装物1はWHの位置
エネルギを持つ。この高さから落下すると、包装物10
は自由落下して位置エネルギは運動エネルギに変化す
る。次に、包装物10が床に接地した後は、運動エネル
ギは緩衝材3を圧縮するエネルギに変化して最も緩衝材
3を圧縮する変位量xの位置で速度が0となる。つま
り、位置エネルギと緩衝材3を圧縮するエネルギが等し
くなり、緩衝することになる。
する。荷役中に包装物10が高さHの位置にある時、被
包装物1の重量をWとすれば、被包装物1はWHの位置
エネルギを持つ。この高さから落下すると、包装物10
は自由落下して位置エネルギは運動エネルギに変化す
る。次に、包装物10が床に接地した後は、運動エネル
ギは緩衝材3を圧縮するエネルギに変化して最も緩衝材
3を圧縮する変位量xの位置で速度が0となる。つま
り、位置エネルギと緩衝材3を圧縮するエネルギが等し
くなり、緩衝することになる。
【0004】この状態を図10に示す緩衝材の特性図に
より説明する。図において、横軸は緩衝材3の変位であ
り、縦軸は緩衝材3に作用する荷重を示す。ここで、線
Aは線形弾性体の特性を示し、線Bは一般に使用されて
いる発泡ポリスチレン等の合成樹脂発泡体の特性を示
し、線Cは理想とする特性を示す。
より説明する。図において、横軸は緩衝材3の変位であ
り、縦軸は緩衝材3に作用する荷重を示す。ここで、線
Aは線形弾性体の特性を示し、線Bは一般に使用されて
いる発泡ポリスチレン等の合成樹脂発泡体の特性を示
し、線Cは理想とする特性を示す。
【0005】緩衝材3を圧縮するエネルギは線A、B、
Cの下部の面積で表わされる。特性線図Bの場合で説明
すると、包装物が落下し接地した時点が図10の0点で
あり、運動エネルギが緩衝材3を圧縮するエネルギに変
化して図10の横軸の変位を与えることになるので、線
Bの下部の、変位までの面積だけ、運動エネルギが減少
する。そして、線Bの下部の面積Sが運動エネルギと等
しくなったときの変位、例えばD点(変位量xD )で、
速度が0となり緩衝される。つまり、各特性線の下部の
面積が同じであれば、理想とする特性は変位が少ないの
で、緩衝材の厚さを薄くすることができ、使用面積を少
なくできるので使用量を削減できるが、一般に使用され
ている発泡ポリスチレン等の合成樹脂発泡体では非線形
の特性を示し、初期変位時の立ち上がりが緩やかであ
る。
Cの下部の面積で表わされる。特性線図Bの場合で説明
すると、包装物が落下し接地した時点が図10の0点で
あり、運動エネルギが緩衝材3を圧縮するエネルギに変
化して図10の横軸の変位を与えることになるので、線
Bの下部の、変位までの面積だけ、運動エネルギが減少
する。そして、線Bの下部の面積Sが運動エネルギと等
しくなったときの変位、例えばD点(変位量xD )で、
速度が0となり緩衝される。つまり、各特性線の下部の
面積が同じであれば、理想とする特性は変位が少ないの
で、緩衝材の厚さを薄くすることができ、使用面積を少
なくできるので使用量を削減できるが、一般に使用され
ている発泡ポリスチレン等の合成樹脂発泡体では非線形
の特性を示し、初期変位時の立ち上がりが緩やかであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の発泡ポリスチレ
ン等の合成樹脂発泡体からなる緩衝材は以上のような非
線形の特性であり、理想とする特性に比較して吸収エネ
ルギが極めて少ないために、緩衝材の使用量が増加し
て、包装体積も大きくなるなどの課題があった。
ン等の合成樹脂発泡体からなる緩衝材は以上のような非
線形の特性であり、理想とする特性に比較して吸収エネ
ルギが極めて少ないために、緩衝材の使用量が増加し
て、包装体積も大きくなるなどの課題があった。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、エネルギ吸収量を理想とする特性
に近づけることにより、使用量の少ない包装用緩衝材を
得ることを目的としている。
めになされたもので、エネルギ吸収量を理想とする特性
に近づけることにより、使用量の少ない包装用緩衝材を
得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、包装物が落下
して被包装物が包装用緩衝材を圧縮するときに変形の初
期は急激に荷重を立ち上げ、初期荷重以降は大きな変形
をさせることにより、衝撃吸収エネルギを大きくして理
想とする特性に近づける構成としたものである。すなわ
ち、本発明の特徴とする構成は、金属ばねを有する緩衝
材において、金属ばねに初期変位を与えた状態で該金属
ばねを保持する保持機構を設けることにより、初期衝撃
吸収エネルギを大きくしたものである。
して被包装物が包装用緩衝材を圧縮するときに変形の初
期は急激に荷重を立ち上げ、初期荷重以降は大きな変形
をさせることにより、衝撃吸収エネルギを大きくして理
想とする特性に近づける構成としたものである。すなわ
ち、本発明の特徴とする構成は、金属ばねを有する緩衝
材において、金属ばねに初期変位を与えた状態で該金属
ばねを保持する保持機構を設けることにより、初期衝撃
吸収エネルギを大きくしたものである。
【0009】また、本発明においては、前記保持機構
が、コイルばねの両端に当てられる第1及び第2の板部
材と、前記第1及び第2の板部材を連結する可撓性部材
もしくは伸縮性ガイド機構とからなる。また、前記保持
機構が、板ばね部を有する板部材に設けられ、該板ばね
部の先端部に当接するストッパ部からなる。
が、コイルばねの両端に当てられる第1及び第2の板部
材と、前記第1及び第2の板部材を連結する可撓性部材
もしくは伸縮性ガイド機構とからなる。また、前記保持
機構が、板ばね部を有する板部材に設けられ、該板ばね
部の先端部に当接するストッパ部からなる。
【0010】本発明の他の態様によると、前記第1及び
第2の板部材が外装容器のコーナー部に挿入される形態
を有し、少なくとも一方の板部材が他方の板部材に対し
前記コイルばねを介して可動になっている。
第2の板部材が外装容器のコーナー部に挿入される形態
を有し、少なくとも一方の板部材が他方の板部材に対し
前記コイルばねを介して可動になっている。
【0011】さらに、本発明の他の態様によると、初期
荷重を受けるように段ボール紙を垂直に配置して初期衝
撃吸収エネルギを大きくした縦本体部と、後期荷重を受
けるように段ボール紙を水平に配置して後期衝撃吸収エ
ネルギを大きくした横本体部とを並列に配置したことを
特徴とする。この場合において、前記縦本体部及び横本
体部は段ボール紙を積層することにより構成することが
でき、強化中芯を有する段ボール紙を使用することがで
きる。さらにまた、前記縦本体部の段ボール紙を階段状
に積層しても良い。
荷重を受けるように段ボール紙を垂直に配置して初期衝
撃吸収エネルギを大きくした縦本体部と、後期荷重を受
けるように段ボール紙を水平に配置して後期衝撃吸収エ
ネルギを大きくした横本体部とを並列に配置したことを
特徴とする。この場合において、前記縦本体部及び横本
体部は段ボール紙を積層することにより構成することが
でき、強化中芯を有する段ボール紙を使用することがで
きる。さらにまた、前記縦本体部の段ボール紙を階段状
に積層しても良い。
【0012】
【作用】本発明の包装用緩衝材は、金属ばねに初期変位
を与えてこの状態を保持しているため、極めて急激な荷
重立ち上がりを実現する。初期荷重後は緩やかな荷重立
ち上がりを示す。従って、衝撃吸収エネルギ、特に初期
衝撃吸収エネルギ量が大きい。
を与えてこの状態を保持しているため、極めて急激な荷
重立ち上がりを実現する。初期荷重後は緩やかな荷重立
ち上がりを示す。従って、衝撃吸収エネルギ、特に初期
衝撃吸収エネルギ量が大きい。
【0013】また、段ボール紙のような荷重−変位特性
の異なる材料を使用して、一方は降伏荷重を超えると変
形の大きく進行する材料を使用して荷重平坦部分を長く
することにより、吸収エネルギを大きくする。他方は降
伏荷重までの荷重立ち上がりの鋭い材料を使用すること
により、初期変形時の吸収エネルギを大きくする。そこ
で本発明では、段ボール紙が荷重方向に対する向きによ
って上記のような荷重−変位特性の異なる性質を有する
ことを利用し、衝撃吸収エネルギ量を大きくしている。
の異なる材料を使用して、一方は降伏荷重を超えると変
形の大きく進行する材料を使用して荷重平坦部分を長く
することにより、吸収エネルギを大きくする。他方は降
伏荷重までの荷重立ち上がりの鋭い材料を使用すること
により、初期変形時の吸収エネルギを大きくする。そこ
で本発明では、段ボール紙が荷重方向に対する向きによ
って上記のような荷重−変位特性の異なる性質を有する
ことを利用し、衝撃吸収エネルギ量を大きくしている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。
る。
【0015】実施例1.図1は線形特性を持つ金属製コ
イルばねを用いたコーナーパッド型緩衝材の例を示す概
要図である。本実施例の緩衝材30は、一体的に形成さ
れた外側コーナーケース31と内側コーナー部を形成す
る2つの内側ケース32及び33との間にそれぞれコイ
ルばね34を縮めた状態で装着し、さらにワイヤ35を
コイルばね34の内部に通し、ワイヤ35の両端をスト
ッパ36により外側コーナーケース31及び内側ケース
32、33に止めた構成としたものである。ワイヤ35
の長さによりケース間隔d1 、d2 が決められ(実施例
ではd1 =d2 )、かつ、初期変位xa をコイルばね3
4に与えた状態でコイルばね34を保持している。図
中、37はストッパ36の取付用凹部、38は荷重方向
を示す矢印である。
イルばねを用いたコーナーパッド型緩衝材の例を示す概
要図である。本実施例の緩衝材30は、一体的に形成さ
れた外側コーナーケース31と内側コーナー部を形成す
る2つの内側ケース32及び33との間にそれぞれコイ
ルばね34を縮めた状態で装着し、さらにワイヤ35を
コイルばね34の内部に通し、ワイヤ35の両端をスト
ッパ36により外側コーナーケース31及び内側ケース
32、33に止めた構成としたものである。ワイヤ35
の長さによりケース間隔d1 、d2 が決められ(実施例
ではd1 =d2 )、かつ、初期変位xa をコイルばね3
4に与えた状態でコイルばね34を保持している。図
中、37はストッパ36の取付用凹部、38は荷重方向
を示す矢印である。
【0016】ここでは、前記第1の板部材は例えば外側
コーナーケース31であり、第2の板部材は内側ケース
32及び33である。ケース31、32、33は、一般
的には金属またはプラスチック製のケースであり、場合
によっては厚紙で作ることもできる。また、コイルばね
34の保持機構は、ケース31とケース32またはケー
ス33、ワイヤ35、及びストッパ36にて構成されて
おり、第1の板部材31と第2の板部材32または33
を連結する部材は、可撓性を有するものであればワイヤ
35に限らず紐などでも良い。あるいは、コイルばね3
4の初期変位を保持する限り、パイプとロッドの組み合
わせのような伸縮性を有するガイド機構でも良い。ま
た、ワイヤや紐などの両端の止め方もケース31、3
2、33に完全に固定する方法だけでなく、玉状のもの
や円板等でストッパ36を構成し、単にワイヤや紐など
が抜けないようにする方法でも良い。
コーナーケース31であり、第2の板部材は内側ケース
32及び33である。ケース31、32、33は、一般
的には金属またはプラスチック製のケースであり、場合
によっては厚紙で作ることもできる。また、コイルばね
34の保持機構は、ケース31とケース32またはケー
ス33、ワイヤ35、及びストッパ36にて構成されて
おり、第1の板部材31と第2の板部材32または33
を連結する部材は、可撓性を有するものであればワイヤ
35に限らず紐などでも良い。あるいは、コイルばね3
4の初期変位を保持する限り、パイプとロッドの組み合
わせのような伸縮性を有するガイド機構でも良い。ま
た、ワイヤや紐などの両端の止め方もケース31、3
2、33に完全に固定する方法だけでなく、玉状のもの
や円板等でストッパ36を構成し、単にワイヤや紐など
が抜けないようにする方法でも良い。
【0017】本実施例のコーナーパッド型緩衝材30は
以上のように構成されているものであり、例えば図9の
外装容器2の内部のコーナー部に挿入して使用する。
以上のように構成されているものであり、例えば図9の
外装容器2の内部のコーナー部に挿入して使用する。
【0018】図2は上記実施例1の緩衝材30の特性を
示す荷重(W)−変位(x)線図であり、図において、
線A1 及び線A2 はコイルばね34のばね定数を示し、
線A3 は初期変位xa を与えたときに生じるばね定数を
示す線である。
示す荷重(W)−変位(x)線図であり、図において、
線A1 及び線A2 はコイルばね34のばね定数を示し、
線A3 は初期変位xa を与えたときに生じるばね定数を
示す線である。
【0019】次に、この緩衝材30の緩衝作用を図2に
より説明する。コイルばね34が外側コーナーケース3
1及び内側ケース32、33、並びにワイヤ35とスト
ッパ36により保持され、初期変位xa が与えられる
と、Wa相当の荷重を受けたことになる。従って、内側
ケース32及び33に矢印38の方向に荷重を加えて
も、Wa 以上の荷重を加えないとコイルばね34はたわ
まない。線A3 は、ばね定数が無限大(実際には被包装
物は完全剛体ではないので、やや右側に傾斜する)であ
るから、荷重Wa まで急激に立ち上がる。そして、Wa
より大きい荷重に対しては線形の特性線A2 に従って比
較的緩やかに立ち上がる。従って、落下による衝撃によ
るコイルばね34の変位が微小であっても線A2の下部
の面積Sは大きくなるため、包装物の位置エネルギをこ
の微小変位により吸収し緩衝作用を行うことになる。
より説明する。コイルばね34が外側コーナーケース3
1及び内側ケース32、33、並びにワイヤ35とスト
ッパ36により保持され、初期変位xa が与えられる
と、Wa相当の荷重を受けたことになる。従って、内側
ケース32及び33に矢印38の方向に荷重を加えて
も、Wa 以上の荷重を加えないとコイルばね34はたわ
まない。線A3 は、ばね定数が無限大(実際には被包装
物は完全剛体ではないので、やや右側に傾斜する)であ
るから、荷重Wa まで急激に立ち上がる。そして、Wa
より大きい荷重に対しては線形の特性線A2 に従って比
較的緩やかに立ち上がる。従って、落下による衝撃によ
るコイルばね34の変位が微小であっても線A2の下部
の面積Sは大きくなるため、包装物の位置エネルギをこ
の微小変位により吸収し緩衝作用を行うことになる。
【0020】このように本実施例の構成によると、線A
3 と線A2 の曲線を有するばね定数特性を示すので、図
10の理想とする特性線Cに近い形となり、初期衝撃吸
収エネルギの大きな緩衝材を得ることができる。その結
果、緩衝材の使用量を少なくすることができ、包装体積
も小さくなる。
3 と線A2 の曲線を有するばね定数特性を示すので、図
10の理想とする特性線Cに近い形となり、初期衝撃吸
収エネルギの大きな緩衝材を得ることができる。その結
果、緩衝材の使用量を少なくすることができ、包装体積
も小さくなる。
【0021】上記実施例1においては、コイルばね34
を外側コーナーケース31と内側ケース32及び33の
間に介装する場合を説明したが、コイルばね34の両端
に第1及び第2の板部材として座板(図示せず)を設
け、該座板を上記のようにワイヤ35及びストッパ36
により連結し、個々の緩衝材として構成することもでき
る。また、コイルばね34は複数でも差し支えなく同心
状もしくは並列に配置することができる。
を外側コーナーケース31と内側ケース32及び33の
間に介装する場合を説明したが、コイルばね34の両端
に第1及び第2の板部材として座板(図示せず)を設
け、該座板を上記のようにワイヤ35及びストッパ36
により連結し、個々の緩衝材として構成することもでき
る。また、コイルばね34は複数でも差し支えなく同心
状もしくは並列に配置することができる。
【0022】実施例2.図3は板ばねで構成した緩衝材
の例を示す斜視図であり、図4は1つの板ばね部の断面
図である。本実施例の緩衝材40は、ばね用金属板41
を打ち抜き、所要数の板ばね部42及びストッパ部43
を成形加工し(ただし、このときは未だストッパ部43
の折り曲げはしない)、図示のように所定の形状に金属
板41を折り曲げて本体部41a、41b、41cを形
成し、さらに板ばね部42を破線の位置からxa だけ変
位させた状態でその先端部に、ストッパ部43を折り曲
げて当接させる構成としたものである。このようにスト
ッパ部43の先端部43aを板ばね部42の先端部42
aに当接させることにより、板ばね部42に初期変位x
a を与えた状態にて板ばね部42を保持することができ
る。
の例を示す斜視図であり、図4は1つの板ばね部の断面
図である。本実施例の緩衝材40は、ばね用金属板41
を打ち抜き、所要数の板ばね部42及びストッパ部43
を成形加工し(ただし、このときは未だストッパ部43
の折り曲げはしない)、図示のように所定の形状に金属
板41を折り曲げて本体部41a、41b、41cを形
成し、さらに板ばね部42を破線の位置からxa だけ変
位させた状態でその先端部に、ストッパ部43を折り曲
げて当接させる構成としたものである。このようにスト
ッパ部43の先端部43aを板ばね部42の先端部42
aに当接させることにより、板ばね部42に初期変位x
a を与えた状態にて板ばね部42を保持することができ
る。
【0023】本実施例における板ばね部42も図2と同
じような線A3 と線A2 の曲線を有するばね定数特性を
示すので、実施例1と同様の作用効果を得ることができ
る。さらに、実施例1に比べて、より薄く形成すること
ができ、図3のように3方向の緩衝にも対応させること
ができる。また、板ばね部42の基部に補強リブ(図示
せず)を設けることにより、ばね定数特性を向上させる
ことができる。板ばね部42は図3のような片持ち式に
限らず、両持ち式にもできる。
じような線A3 と線A2 の曲線を有するばね定数特性を
示すので、実施例1と同様の作用効果を得ることができ
る。さらに、実施例1に比べて、より薄く形成すること
ができ、図3のように3方向の緩衝にも対応させること
ができる。また、板ばね部42の基部に補強リブ(図示
せず)を設けることにより、ばね定数特性を向上させる
ことができる。板ばね部42は図3のような片持ち式に
限らず、両持ち式にもできる。
【0024】実施例3.次に、非線形特性を持つ紙系材
料である段ボール紙を用いた緩衝材の例について述べ
る。図5は段ボール紙からなる緩衝材の斜視図であり、
図6は該緩衝材の荷重(W)−変位(x)曲線を示す図
である。本実施例の段ボール製緩衝材50は、段ボール
紙53を荷重方向と同じ方向に縦にして、つまりフルー
ト(中芯)54の向きを垂直にして複数枚並べた縦本体
部51と、段ボール紙53を荷重方向に垂直の横にし
て、つまり中芯54の向きを水平にして複数枚並べた横
本体部52とを並列に配置したものである。そして、縦
本体部51の高さが横本体部52よりも多少高くなるよ
うに設置して、縦本体部51により、まず初期荷重を受
けるようにする。
料である段ボール紙を用いた緩衝材の例について述べ
る。図5は段ボール紙からなる緩衝材の斜視図であり、
図6は該緩衝材の荷重(W)−変位(x)曲線を示す図
である。本実施例の段ボール製緩衝材50は、段ボール
紙53を荷重方向と同じ方向に縦にして、つまりフルー
ト(中芯)54の向きを垂直にして複数枚並べた縦本体
部51と、段ボール紙53を荷重方向に垂直の横にし
て、つまり中芯54の向きを水平にして複数枚並べた横
本体部52とを並列に配置したものである。そして、縦
本体部51の高さが横本体部52よりも多少高くなるよ
うに設置して、縦本体部51により、まず初期荷重を受
けるようにする。
【0025】前述のように段ボール紙は荷重方向に対す
る向きによって荷重−変位特性が異なる材料であるた
め、このように構成することにより、縦本体部51は初
期衝撃吸収エネルギが大きくなり、横本体部52は後期
衝撃吸収エネルギが大きくなる。すなわち、矢印38の
方向に荷重が加わるときの荷重(W)−変位(x)曲線
は図6のようになり、縦本体部51では線A4 のような
荷重−変位特性を示し、横本体部52では線A5 のよう
な荷重−変位特性を示す。
る向きによって荷重−変位特性が異なる材料であるた
め、このように構成することにより、縦本体部51は初
期衝撃吸収エネルギが大きくなり、横本体部52は後期
衝撃吸収エネルギが大きくなる。すなわち、矢印38の
方向に荷重が加わるときの荷重(W)−変位(x)曲線
は図6のようになり、縦本体部51では線A4 のような
荷重−変位特性を示し、横本体部52では線A5 のよう
な荷重−変位特性を示す。
【0026】次に本実施例の作用について説明する。矢
印38の方向に荷重が加わると、初期には剛性(ばね定
数)の高い縦本体部51が荷重を受ける。これが座屈し
てくると次には横本体部52が荷重を受け始める。双方
の本体部51、52が同時に荷重を受けているときには
荷重が合成され、荷重−変位曲線は線A6 のようにな
る。従って、この段ボール製緩衝材50は線A4 から線
A5 、または線A4 から線A6 、線A5 に沿った特性と
なり、また荷重Wa に達するまでの変位はxa <xb で
あるから、立ち上がりの急な、理想に近い形の特性を得
ることができる。
印38の方向に荷重が加わると、初期には剛性(ばね定
数)の高い縦本体部51が荷重を受ける。これが座屈し
てくると次には横本体部52が荷重を受け始める。双方
の本体部51、52が同時に荷重を受けているときには
荷重が合成され、荷重−変位曲線は線A6 のようにな
る。従って、この段ボール製緩衝材50は線A4 から線
A5 、または線A4 から線A6 、線A5 に沿った特性と
なり、また荷重Wa に達するまでの変位はxa <xb で
あるから、立ち上がりの急な、理想に近い形の特性を得
ることができる。
【0027】なお、本実施例における縦、横方向の段ボ
ール紙は被包装物によってはそれぞれ単数であっても差
し支えない。また、段ボール紙の中芯はパラフィン等を
含浸させた強化中芯とすることができる。
ール紙は被包装物によってはそれぞれ単数であっても差
し支えない。また、段ボール紙の中芯はパラフィン等を
含浸させた強化中芯とすることができる。
【0028】実施例4.図7は同じく段ボール紙53を
縦に並べて階段状に積層した実施例を示すものであり、
荷重は上部の階段部55で順次受け持つことになる。本
実施例の緩衝材60は図8のような荷重(W)−変位
(x)曲線を示し、各段ボール紙53が逐次座屈してい
くので、全体としては線A7 の特性となり、実施例3と
同様の特性を得ることができる。
縦に並べて階段状に積層した実施例を示すものであり、
荷重は上部の階段部55で順次受け持つことになる。本
実施例の緩衝材60は図8のような荷重(W)−変位
(x)曲線を示し、各段ボール紙53が逐次座屈してい
くので、全体としては線A7 の特性となり、実施例3と
同様の特性を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、極めて急
激な初期荷重の立ち上がりと、初期荷重後は緩やかな荷
重立ち上がりを実現したものであるから、衝撃吸収エネ
ルギ量を大きくでき、緩衝材の使用量の削減を図れる効
果がある。
激な初期荷重の立ち上がりと、初期荷重後は緩やかな荷
重立ち上がりを実現したものであるから、衝撃吸収エネ
ルギ量を大きくでき、緩衝材の使用量の削減を図れる効
果がある。
【図1】本発明の実施例1を示す概要図である。
【図2】実施例1の荷重−変位特性を示す図である。
【図3】本発明の実施例2を示す斜視図である。
【図4】実施例2の板ばね部の断面図である。
【図5】本発明の実施例3を示す斜視図である。
【図6】実施例3の荷重−変位特性を示す図である。
【図7】本発明の実施例4を示す斜視図である。
【図8】実施例4の荷重−変位特性を示す図である。
【図9】従来の包装形態の断面図及びその緩衝材の緩衝
作用を説明する模式図である。
作用を説明する模式図である。
【図10】従来の緩衝材の荷重−変位特性及び理想の特
性を示す図である。
性を示す図である。
30 コーナーパッド型緩衝材 31 外側コーナーケース 32、33 内側ケース 34 コイルばね 35 ワイヤ 36 ストッパ 40 板ばね緩衝材 41a、41b、41c 本体部 42 板ばね部 43 ストッパ部 50、60 段ボール製緩衝材 51 縦本体部 52 横本体部 53 段ボール紙 55 階段部
Claims (8)
- 【請求項1】 金属ばねを有する緩衝材において、 前記金属ばねに初期変位を与えた状態で該金属ばねを保
持する保持機構を有し、初期衝撃吸収エネルギを大きく
したことを特徴とする包装用緩衝材。 - 【請求項2】 前記保持機構が、 コイルばねの両端に当てられる第1及び第2の板部材
と、 前記第1及び第2の板部材を連結する可撓性部材もしく
は伸縮性ガイド機構とからなることを特徴とする請求項
1記載の包装用緩衝材。 - 【請求項3】 前記保持機構が、 板ばね部を有する板部材に設けられ、該板ばね部の先端
部に当接するストッパ部からなることを特徴とする請求
項1記載の包装用緩衝材。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の板部材が外装容器の
コーナー部に挿入される形態を有し、少なくとも一方の
板部材が他方の板部材に対し前記コイルばねを介して可
動になっていることを特徴とする請求項2記載の包装用
緩衝材。 - 【請求項5】 初期荷重を受けるように段ボール紙を垂
直に配置して初期衝撃吸収エネルギを大きくした縦本体
部と、後期荷重を受けるように段ボール紙を水平に配置
して後期衝撃吸収エネルギを大きくした横本体部とを並
列に配置したことを特徴とする包装用緩衝材。 - 【請求項6】 前記段ボール紙を積層して前記縦本体部
及び横本体部を構成してなることを特徴とする請求項5
記載の包装用緩衝材。 - 【請求項7】 前記段ボール紙が強化中芯を有すること
を特徴とする請求項5記載の包装用緩衝材。 - 【請求項8】 前記縦本体部の段ボール紙を階段状に積
層してなることを特徴とする請求項5記載の包装用緩衝
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111775A JPH06329176A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 包装用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111775A JPH06329176A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 包装用緩衝材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06329176A true JPH06329176A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14569857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5111775A Pending JPH06329176A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 包装用緩衝材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06329176A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016216111A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 村角工業株式会社 | 容器 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP5111775A patent/JPH06329176A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016216111A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 村角工業株式会社 | 容器 |
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