JPH06330833A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
燃料噴射ポンプInfo
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- JPH06330833A JPH06330833A JP14561393A JP14561393A JPH06330833A JP H06330833 A JPH06330833 A JP H06330833A JP 14561393 A JP14561393 A JP 14561393A JP 14561393 A JP14561393 A JP 14561393A JP H06330833 A JPH06330833 A JP H06330833A
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プランジャ摺動面からリークしてきた低質燃
料が燃料コントロール機構と連動するピニオン噛み合い
部やそのピニオンスリーブの摺動面に粘結することがな
いようにして、燃料コントロールラックの動作不良など
を防止する。 【構成】 ピニオン(17)を内装するピニオン室(29)
へ向けて潤滑油を供給して、ピニオン(17)等に付着す
る低質燃料を洗い流すようにしている。また、ピニオン
スリーブ(18)の下端をプランジャバレル下端(2a)より
高くするか、或いは、その下端(2a)に対応するプランジ
ャ(4)の外周面を小径にして、ピニオンスリーブ(1
8)の摺動面に低質燃料が回り込まないようにしてい
る。
料が燃料コントロール機構と連動するピニオン噛み合い
部やそのピニオンスリーブの摺動面に粘結することがな
いようにして、燃料コントロールラックの動作不良など
を防止する。 【構成】 ピニオン(17)を内装するピニオン室(29)
へ向けて潤滑油を供給して、ピニオン(17)等に付着す
る低質燃料を洗い流すようにしている。また、ピニオン
スリーブ(18)の下端をプランジャバレル下端(2a)より
高くするか、或いは、その下端(2a)に対応するプランジ
ャ(4)の外周面を小径にして、ピニオンスリーブ(1
8)の摺動面に低質燃料が回り込まないようにしてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関用の燃料噴
射ポンプに関するものである。
射ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】舶用機関などでは、C重油と呼ばれる高
粘度の低質油を燃料とするものがある。かかる低質油を
使用する機関の燃料噴射ポンプにおいては、プランジャ
バレルとプランジャとの摺動面に漏出した燃料が、プラ
ンジャスバネを内装したバネ室側に流出して、そのプラ
ンジャバネに付着したり、上方に跳ね上げられて燃料コ
ントロールラックやピニオンとの噛み合い部や、ピニオ
ンとプランジャバレルとの摺動面に付着粘結し、動作不
良を生じてエンジンのハンチングやオーバーランを起こ
すという問題がある。そこで、このような問題を解消す
る手段として、プランジャ摺動面の下部部分に形成した
周溝へ外部から粘性の低い洗浄油を供給循環させて、上
方から漏れ落ちる燃料を洗い流すようにしたもの(特公
平4ー47173号公報参照)、或は、バネ室内に潤滑
油を供給するようにしたものがある。
粘度の低質油を燃料とするものがある。かかる低質油を
使用する機関の燃料噴射ポンプにおいては、プランジャ
バレルとプランジャとの摺動面に漏出した燃料が、プラ
ンジャスバネを内装したバネ室側に流出して、そのプラ
ンジャバネに付着したり、上方に跳ね上げられて燃料コ
ントロールラックやピニオンとの噛み合い部や、ピニオ
ンとプランジャバレルとの摺動面に付着粘結し、動作不
良を生じてエンジンのハンチングやオーバーランを起こ
すという問題がある。そこで、このような問題を解消す
る手段として、プランジャ摺動面の下部部分に形成した
周溝へ外部から粘性の低い洗浄油を供給循環させて、上
方から漏れ落ちる燃料を洗い流すようにしたもの(特公
平4ー47173号公報参照)、或は、バネ室内に潤滑
油を供給するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように洗浄油でプランジャ摺動面を洗浄するようにした
としても、低質燃料がプランジャバレル下方にリークす
るのを完全に防止することは出来ないものであり、前記
ピニオン噛み合い部やスリーブ摺動面でのラッカリング
を防ぐことが出来ない欠点があった。このことは、バネ
室に潤滑油を供給するものにおいても同様であり、例え
バネ室に潤滑油を供給しても、前記ピニオン噛み合い部
はこのバネ室とは区画されたピニオン室にあるため、こ
の部分を潤滑出来ないし、ピニオン摺動面もバネ室より
上部にあることから同様に十分潤滑出来ない欠点があっ
た。
ように洗浄油でプランジャ摺動面を洗浄するようにした
としても、低質燃料がプランジャバレル下方にリークす
るのを完全に防止することは出来ないものであり、前記
ピニオン噛み合い部やスリーブ摺動面でのラッカリング
を防ぐことが出来ない欠点があった。このことは、バネ
室に潤滑油を供給するものにおいても同様であり、例え
バネ室に潤滑油を供給しても、前記ピニオン噛み合い部
はこのバネ室とは区画されたピニオン室にあるため、こ
の部分を潤滑出来ないし、ピニオン摺動面もバネ室より
上部にあることから同様に十分潤滑出来ない欠点があっ
た。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、プランジャ摺動面からリークしてきた低質燃料が
燃料コントロール機構と連動するピニオン噛み合い部や
そのピニオンスリーブの摺動面に粘結することがないよ
うにして、燃料コントロールラックの動作不良などを防
止することを目的とするものである。
して、プランジャ摺動面からリークしてきた低質燃料が
燃料コントロール機構と連動するピニオン噛み合い部や
そのピニオンスリーブの摺動面に粘結することがないよ
うにして、燃料コントロールラックの動作不良などを防
止することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、プランジャを挿入したプランジャバ
レルの下端外周に、燃料コントロール機構と連動するピ
ニオンを備えたスリーブを回転自在に外嵌したものにお
いて、前記ピニオンが内装されたピニオン室への洗浄油
供給手段を設けたことを特徴とする。
め、この発明では、プランジャを挿入したプランジャバ
レルの下端外周に、燃料コントロール機構と連動するピ
ニオンを備えたスリーブを回転自在に外嵌したものにお
いて、前記ピニオンが内装されたピニオン室への洗浄油
供給手段を設けたことを特徴とする。
【0006】同じくこの出願の請求項2の発明は、上記
と同じピニオンスリーブを設けたものにおいて、前記ス
リーブの外周面からプランジャバレルの摺動面に貫通す
る注油穴を形成するとともに、この注油穴へ洗浄油を供
給する洗浄油供給手段を設けたことを特徴とする。
と同じピニオンスリーブを設けたものにおいて、前記ス
リーブの外周面からプランジャバレルの摺動面に貫通す
る注油穴を形成するとともに、この注油穴へ洗浄油を供
給する洗浄油供給手段を設けたことを特徴とする。
【0007】更に、この出願の他の発明は、スリーブの
プランジャバレルとの摺動面下端をプランジャバレル下
端より高くし、或は、プランジャ外周面に、そのプラン
ジャの往復時にプランジャバレル下端縁と接触すること
のない小径部を形成したものが提供される。
プランジャバレルとの摺動面下端をプランジャバレル下
端より高くし、或は、プランジャ外周面に、そのプラン
ジャの往復時にプランジャバレル下端縁と接触すること
のない小径部を形成したものが提供される。
【0008】
【作用】上記によれば、ピニオンのコントロールラック
などとの噛み合い部及びスリーブに積極的に洗浄油が供
給されるので、たとえ低質燃料がこの部分までリークし
てきても、粘結してラッカリングを生ずることがない。
また、前記ピニオンスリーブの下端を高くしたもの、及
びプランジャに小径部を設けたものでは、低質燃料が前
記噛み合い部やピニオンスリーブ摺動面へ移動すること
自体を防止することになる。
などとの噛み合い部及びスリーブに積極的に洗浄油が供
給されるので、たとえ低質燃料がこの部分までリークし
てきても、粘結してラッカリングを生ずることがない。
また、前記ピニオンスリーブの下端を高くしたもの、及
びプランジャに小径部を設けたものでは、低質燃料が前
記噛み合い部やピニオンスリーブ摺動面へ移動すること
自体を防止することになる。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を示す図1及び図2におい
て、(1)は、筒状のポンプハウジングであり、このポ
ンプハウジング(1)内に、同じく筒状のプランジャバ
レル(2)が挿入されている。このプランジャバレル
(2)のプランジャ挿入穴(3)内に、プランジャ
(4)が上下方向に摺動自在に挿入されている。ポンプ
ハウジング(1)の内周面には、前記プランジャバレル
(2)上端の外周面に沿って環状の燃料室(5)が形成
され、この燃料室(5)に、燃料供給通路(7)から常
時燃料が供給されるようになっている。更に、この燃料
室(5)と前記プランジャ挿入穴(3)内におけるプラ
ンジャ(4)頂部の加圧室(8)に向けて、燃料供給口
(9)が形成されている。プランジャ(4)の頂部近傍
における上端部外周には、前記加圧室(8)と図示しな
い縦溝を介して常時連通し、かつ上縁に燃料噴射量調整
用のリード(10)を備えた環状溝(11)が形成されてい
る。更に、プランジャバレル(2)のプランジャ摺動面
すなわちプランジャ挿入穴(3)内周面には、円周方向
に沿って燃料逃がし溝(12)が形成され、この燃料逃が
し溝(12)は、前記燃料室(5)と斜めの逃がし路(1
4)を介して連通している。
て、(1)は、筒状のポンプハウジングであり、このポ
ンプハウジング(1)内に、同じく筒状のプランジャバ
レル(2)が挿入されている。このプランジャバレル
(2)のプランジャ挿入穴(3)内に、プランジャ
(4)が上下方向に摺動自在に挿入されている。ポンプ
ハウジング(1)の内周面には、前記プランジャバレル
(2)上端の外周面に沿って環状の燃料室(5)が形成
され、この燃料室(5)に、燃料供給通路(7)から常
時燃料が供給されるようになっている。更に、この燃料
室(5)と前記プランジャ挿入穴(3)内におけるプラ
ンジャ(4)頂部の加圧室(8)に向けて、燃料供給口
(9)が形成されている。プランジャ(4)の頂部近傍
における上端部外周には、前記加圧室(8)と図示しな
い縦溝を介して常時連通し、かつ上縁に燃料噴射量調整
用のリード(10)を備えた環状溝(11)が形成されてい
る。更に、プランジャバレル(2)のプランジャ摺動面
すなわちプランジャ挿入穴(3)内周面には、円周方向
に沿って燃料逃がし溝(12)が形成され、この燃料逃が
し溝(12)は、前記燃料室(5)と斜めの逃がし路(1
4)を介して連通している。
【0010】すなわち、プランジャ(4)が上方に摺動
すると、まず、その頂部が前記燃料供給口(9)を塞い
で、加圧室(8)内の燃料を加圧して、その上方のデリ
ベリバルブ(15)を押し開いて燃料が吐出される。更に
この状態で、上方へ摺動すると、前記リード(10)部分
が、燃料逃がし溝(12)に連通するので、燃料噴射が終
了するとともに、このリード(10)と逃がし溝(12)と
の連通時期を、プランジャ(4)の回動操作によって変
更することによって、燃料噴射量を調整することができ
る。
すると、まず、その頂部が前記燃料供給口(9)を塞い
で、加圧室(8)内の燃料を加圧して、その上方のデリ
ベリバルブ(15)を押し開いて燃料が吐出される。更に
この状態で、上方へ摺動すると、前記リード(10)部分
が、燃料逃がし溝(12)に連通するので、燃料噴射が終
了するとともに、このリード(10)と逃がし溝(12)と
の連通時期を、プランジャ(4)の回動操作によって変
更することによって、燃料噴射量を調整することができ
る。
【0011】プランジャバレル(2)の下端の小径部分
には、ピニオン(17)を備えたスリーブ(18)が、円周
方向に回転自在に外嵌されるとともに、前記ピニオン
(17)が、ポンプハウジング(1)へ横方向に差し込ん
だ燃料コントロールラック(19)へ咬合している。この
ピニオンスリーブ(18)の下端が、前記プランジャバレ
ル(2)よりも下方に突出するとともに、この突出部分
において縦方向の溝(20)が形成され、この溝(20)
に、同じくプランジャバレル(2)より下方に突出する
プランジャ(4)外周の突起(21)が係合して、そのピ
ニオン(20)を介して、プランジャ(4)が回転される
ようになっている。更に、その突起(21)よりも下方の
プランジャ(4)下端部分には、カップ状のプランジャ
ガイド(23)が、ポンプハウジング(1)内を上下方向
に摺動自在に挿入されるとともに、前記ピニオンスリー
ブ(18)外周に外嵌した上部バネ受け(24)とこのプラ
ンジャガイド(23)底部との間に、プランジャ(4)を
下方に押し下げるプランジャバネ(25)が取付けられて
いる。上部バネ受け(24)の上端面は、ピニオンスリー
ブ(18)の外周に形成した下向きの段部と同じくポンプ
ハウジング(1)内周に形成した下向きの段部(26)
(27)に当接して、上方に対して支持されており、この
上記バネ受け(24)の下側は、その下方のプランジャガ
イド(23)とによって囲まれたバネ室(28)を形成し、
上部側にはプランジャバレル(2)の下向き段部(22)
との間にピニオン室(29)を形成している。
には、ピニオン(17)を備えたスリーブ(18)が、円周
方向に回転自在に外嵌されるとともに、前記ピニオン
(17)が、ポンプハウジング(1)へ横方向に差し込ん
だ燃料コントロールラック(19)へ咬合している。この
ピニオンスリーブ(18)の下端が、前記プランジャバレ
ル(2)よりも下方に突出するとともに、この突出部分
において縦方向の溝(20)が形成され、この溝(20)
に、同じくプランジャバレル(2)より下方に突出する
プランジャ(4)外周の突起(21)が係合して、そのピ
ニオン(20)を介して、プランジャ(4)が回転される
ようになっている。更に、その突起(21)よりも下方の
プランジャ(4)下端部分には、カップ状のプランジャ
ガイド(23)が、ポンプハウジング(1)内を上下方向
に摺動自在に挿入されるとともに、前記ピニオンスリー
ブ(18)外周に外嵌した上部バネ受け(24)とこのプラ
ンジャガイド(23)底部との間に、プランジャ(4)を
下方に押し下げるプランジャバネ(25)が取付けられて
いる。上部バネ受け(24)の上端面は、ピニオンスリー
ブ(18)の外周に形成した下向きの段部と同じくポンプ
ハウジング(1)内周に形成した下向きの段部(26)
(27)に当接して、上方に対して支持されており、この
上記バネ受け(24)の下側は、その下方のプランジャガ
イド(23)とによって囲まれたバネ室(28)を形成し、
上部側にはプランジャバレル(2)の下向き段部(22)
との間にピニオン室(29)を形成している。
【0012】前記プランジャ挿入穴(3)のプランジャ
摺動面には、前記燃料逃がし溝(12)よりも下方におい
て、洗浄油供給溝(30)が形成されるとともに、更にこ
の洗浄油供給溝(30)よりも下方には同じく洗浄油の排
出溝(31)が、ともに円周方向に形成されている。洗浄
油供給溝(30)には、プランジャバレル(2)に形成し
た洗浄油供給口(32)とポンプハウジング(1)に形成
した直径方向の洗浄油供給口(33)を介して、外部の洗
浄油供給通路(34)に連通されて、これらを介して、こ
の洗浄油供給溝(30)内に洗浄油を供給するようにして
いる。他方、その下方の洗浄油排出溝(31)は、同じく
プランジャバレル(2)に形成した洗浄油排出路(37)
とポンプハウジング(1)の洗浄油排出口(38)を介し
て、洗浄油排出通路(39)側に連通している。
摺動面には、前記燃料逃がし溝(12)よりも下方におい
て、洗浄油供給溝(30)が形成されるとともに、更にこ
の洗浄油供給溝(30)よりも下方には同じく洗浄油の排
出溝(31)が、ともに円周方向に形成されている。洗浄
油供給溝(30)には、プランジャバレル(2)に形成し
た洗浄油供給口(32)とポンプハウジング(1)に形成
した直径方向の洗浄油供給口(33)を介して、外部の洗
浄油供給通路(34)に連通されて、これらを介して、こ
の洗浄油供給溝(30)内に洗浄油を供給するようにして
いる。他方、その下方の洗浄油排出溝(31)は、同じく
プランジャバレル(2)に形成した洗浄油排出路(37)
とポンプハウジング(1)の洗浄油排出口(38)を介し
て、洗浄油排出通路(39)側に連通している。
【0013】上記のように、プランジャ摺動面には洗浄
油が供給されるようになっており、これにより、低質燃
料が出来るだけバレル下方に流れ出ない構造となってい
るが、それでもバネ室(28)側に降りてきた場合のこと
を考慮して、この実施例では、次のような構造を採用し
ている。
油が供給されるようになっており、これにより、低質燃
料が出来るだけバレル下方に流れ出ない構造となってい
るが、それでもバネ室(28)側に降りてきた場合のこと
を考慮して、この実施例では、次のような構造を採用し
ている。
【0014】上記ピニオン室(29)には、ポンプハウジ
ング(1)の外周面からこのピニオン室(29)に貫通し
て潤滑油供給口(40)が水平方向に形成されており、潤
滑油供給通路(41)から送られてくる潤滑油をこのピニ
オン室(29)内に供給するようになっている。そして、
このピニオン室(29)内に供給された潤滑油は、ピニオ
ン(17)とコントロールラック(19)との噛み合い部を
潤滑洗浄して、この部分に付着した低質燃料を洗い流し
て、上部バネ受(24)とスリーブ(18)内周面との間の
隙間からバネ室(28)に落ちる。また、ピニオン(17)
上端から回り込んだ潤滑油が、プランジャバレル(2)
との摺動面を潤滑してバネ室(28)内に排出される。
ング(1)の外周面からこのピニオン室(29)に貫通し
て潤滑油供給口(40)が水平方向に形成されており、潤
滑油供給通路(41)から送られてくる潤滑油をこのピニ
オン室(29)内に供給するようになっている。そして、
このピニオン室(29)内に供給された潤滑油は、ピニオ
ン(17)とコントロールラック(19)との噛み合い部を
潤滑洗浄して、この部分に付着した低質燃料を洗い流し
て、上部バネ受(24)とスリーブ(18)内周面との間の
隙間からバネ室(28)に落ちる。また、ピニオン(17)
上端から回り込んだ潤滑油が、プランジャバレル(2)
との摺動面を潤滑してバネ室(28)内に排出される。
【0015】図3は、上記の構成に加えて、更に、ピニ
オンスリーブ(18)に、そのスリーブ(18)のピニオン
室(29)側の外周面から、スリーブ(18)とプランジャ
バレル(2)との摺動面に貫通する洗浄油注油穴(42)
を形成して、その摺動面にピニオン室(29)から直接潤
滑油を供給するようにしている。また、図4で示すよう
に、上部バネ受(28)の内周面には、円周方向に複数個
の溝(43)を夫々上下に貫通して形成し、ピニオン室
(29)内の洗浄油をこの溝を介してバネ室(28)側に排
出するようにしている。
オンスリーブ(18)に、そのスリーブ(18)のピニオン
室(29)側の外周面から、スリーブ(18)とプランジャ
バレル(2)との摺動面に貫通する洗浄油注油穴(42)
を形成して、その摺動面にピニオン室(29)から直接潤
滑油を供給するようにしている。また、図4で示すよう
に、上部バネ受(28)の内周面には、円周方向に複数個
の溝(43)を夫々上下に貫通して形成し、ピニオン室
(29)内の洗浄油をこの溝を介してバネ室(28)側に排
出するようにしている。
【0016】図5は、この出願の請求項3の発明に従っ
て実施される実施例であり、低質燃料がピニオンスリー
ブ(18)の摺動面へ入り込まないようにしたものであ
る。すなわち、この実施例では、前記図1のものよりも
ピニオンスリーブ(18)の下端を短くして、その下端を
プランジャバレル下端(2a)より高くし、これにより、プ
ランジャ(4)との摺動面を沿って下降した低質燃料が
プランジャ(4)下端面に回り込んでも、スリーブ(1
8)との摺動面にまで入り込まない構造としてある。
て実施される実施例であり、低質燃料がピニオンスリー
ブ(18)の摺動面へ入り込まないようにしたものであ
る。すなわち、この実施例では、前記図1のものよりも
ピニオンスリーブ(18)の下端を短くして、その下端を
プランジャバレル下端(2a)より高くし、これにより、プ
ランジャ(4)との摺動面を沿って下降した低質燃料が
プランジャ(4)下端面に回り込んでも、スリーブ(1
8)との摺動面にまで入り込まない構造としてある。
【0017】図6は、プランジャバレル下端(2a)部分に
対応するプランジャ(4)外周面を小径に形成して、こ
の小径部(44)の上端(44a) をプランジャストロークの
どの範囲においても、プランジャバレル下端(2a)より高
くなるようにして、そのバレル下端(2a)との接触を防止
するようにしたものである。これにより、プランジャ
(4)外周面に付着した低質燃料が、プランジャバレル
下端縁の掻き上げ作用により、バレル(2)側に移動し
ないような構成が得られる。
対応するプランジャ(4)外周面を小径に形成して、こ
の小径部(44)の上端(44a) をプランジャストロークの
どの範囲においても、プランジャバレル下端(2a)より高
くなるようにして、そのバレル下端(2a)との接触を防止
するようにしたものである。これにより、プランジャ
(4)外周面に付着した低質燃料が、プランジャバレル
下端縁の掻き上げ作用により、バレル(2)側に移動し
ないような構成が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明では、ピニオン
室内に洗浄油を供給することにより、ピニオンの噛み合
い部やスリーブの摺動面に付着した低質燃料などを効率
的に洗い流すことが出来るため、この部分での低質燃料
のラッカリングによるピニオンの動作不良を防止できる
という効果がある。この場合、請求項2の発明では、ピ
ニオン室から前記スリーブの摺動面へ直接洗浄油を供給
する注油穴を設けているので、その摺動面の低質燃料を
洗浄を効率良く行なうことが出来る。
室内に洗浄油を供給することにより、ピニオンの噛み合
い部やスリーブの摺動面に付着した低質燃料などを効率
的に洗い流すことが出来るため、この部分での低質燃料
のラッカリングによるピニオンの動作不良を防止できる
という効果がある。この場合、請求項2の発明では、ピ
ニオン室から前記スリーブの摺動面へ直接洗浄油を供給
する注油穴を設けているので、その摺動面の低質燃料を
洗浄を効率良く行なうことが出来る。
【0019】また、この出願の請求項3の発明によれ
ば、プランジャ摺動面からの低質燃料がプランジャバレ
ル下端から外周面へ回り込むのを防止できるため、同様
にスリーブとの摺動面でのラッカリング発生を防止でき
る効果がある。
ば、プランジャ摺動面からの低質燃料がプランジャバレ
ル下端から外周面へ回り込むのを防止できるため、同様
にスリーブとの摺動面でのラッカリング発生を防止でき
る効果がある。
【0020】他方、この出願の請求項4の発明では、プ
ランジャ外周面の低質燃料がバレル下端で掻き上げられ
てそのプランジャ外周面から剥離するのを防止でき、バ
レル下端から上記のようにスリーブ摺動面に回り込んだ
り、或はバネ室内に落下した後上方に跳ね上げられると
いった不都合を改善できる。
ランジャ外周面の低質燃料がバレル下端で掻き上げられ
てそのプランジャ外周面から剥離するのを防止でき、バ
レル下端から上記のようにスリーブ摺動面に回り込んだ
り、或はバネ室内に落下した後上方に跳ね上げられると
いった不都合を改善できる。
【図1】この発明の燃料噴射ポンプの要部の拡大縦断面
図である。
図である。
【図2】同じく燃料噴射ポンプの全体縦断面図である
。
。
【図3】この発明の別の実施例を示す燃料噴射ポンプの
要部拡大縦断面図である。
要部拡大縦断面図である。
【図4】図3の実施例における上部バネ受の平面図であ
る。
る。
【図5】同じく他の実施例を示す燃料噴射ポンプの要部
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
【図6】この発明の皿に別の実施例を示す燃料噴射ポン
プの要部拡大縦断面図である。
プの要部拡大縦断面図である。
(2) プランジャバレル (2a) バレル下端 (4) プランジャ (17) ピニオン (18) ピニオンスリーブ (29) ピニオン室 (40) 潤滑油供給口 (42) 注油穴 (44) 小径部
フロントページの続き (72)発明者 西村 孝昭 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマーディ ーゼル株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 プランジャを挿入したプランジャバレル
の下端外周に、燃料コントロール機構と連動するピニオ
ンを備えたスリーブを回転自在に外嵌したものにおい
て、前記ピニオンが内装されたピニオン室への洗浄油供
給手段を設けたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】 プランジャを挿入したプランジャバレル
の下端外周に、燃料コントロール機構と連動するピニオ
ンを備えたスリーブを回転自在に外嵌したものにおい
て、前記スリーブの外周面からプランジャバレルの摺動
面に貫通する注油穴を形成するとともに、この注油穴へ
洗浄油を供給する洗浄油供給手段を設けたことを特徴と
する燃料噴射ポンプ。 - 【請求項3】 プランジャを挿入したプランジャバレル
の下端外周に、燃料コントロール機構と連動するピニオ
ンを備えたスリーブを回転自在に外嵌したものにおい
て、そのスリーブのプランジャバレルとの摺動面下端を
プランジャバレル下端より高くしたことを特徴とする燃
料噴射ポンプ。 - 【請求項4】 プランジャを挿入したプランジャバレル
の下端外周に、燃料コントロール機構と連動するピニオ
ンを備えたスリーブを回転自在に外嵌したものにおい
て、プランジャ外周面に、そのプランジャの往復時にプ
ランジャバレル下端縁と接触することのない小径部を形
成したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14561393A JPH06330833A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14561393A JPH06330833A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330833A true JPH06330833A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15389089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14561393A Pending JPH06330833A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330833A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012140316A1 (en) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | Wärtsilä Finland Oy | Fuel injection pump and cleaning method and system |
| JP2013204500A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Yanmar Co Ltd | 燃料噴射ポンプ |
| JP2017096212A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
| WO2018016429A1 (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14561393A patent/JPH06330833A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012140316A1 (en) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | Wärtsilä Finland Oy | Fuel injection pump and cleaning method and system |
| JP2013204500A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Yanmar Co Ltd | 燃料噴射ポンプ |
| JP2017096212A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
| WO2017090466A1 (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
| US10718305B2 (en) | 2015-11-26 | 2020-07-21 | Yanmar Co., Ltd. | Fuel injection pump |
| WO2018016429A1 (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
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