JPH06331602A - 長物磁性材の構造欠陥を非破壊的に検査する方法および装置 - Google Patents

長物磁性材の構造欠陥を非破壊的に検査する方法および装置

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JPH06331602A
JPH06331602A JP6101247A JP10124794A JPH06331602A JP H06331602 A JPH06331602 A JP H06331602A JP 6101247 A JP6101247 A JP 6101247A JP 10124794 A JP10124794 A JP 10124794A JP H06331602 A JPH06331602 A JP H06331602A
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Herbert R Weischedel
アール ヴァイシェデル ハーバート
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NDT TECHNOL Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性体の長物材に存在する、長手方向の応力
腐食による亀裂、ハードスポット、製造時に発生する製
品のシワ、残留応力または曲げ・弛みによる応力、およ
びワイヤーの緩みによる撚線ケーブルの接触状態の変化
といった構造欠陥を、簡易な方法および装置で検知する
こと。 【構成】磁気検査装置に、渦電流検知器と、磁束検知器
と、ディジタルプロセッサとを備え、渦電流検知器が発
生する、構造欠陥を示す渦電流変化による第1の信号要
素と、局部欠陥または金属断面欠損を示す磁束変化によ
る第2の信号要素とからなる第1の信号と、渦電流検知
器の下流に配設される磁束検知器が発生する、構造欠陥
を示す渦電流変化による第3の信号要素と、局部欠陥ま
たは金属断面欠損を示す磁束変化による第4の信号要素
からなる第2の信号とをデジタルプロセッサで処理する
ことにより、渦電流磁気飽和方法を実行して、構造欠陥
を容易にかつ正確に検知することを特徴とする長物磁性
材の構造欠陥を非破壊的に検査する方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、磁性体であるワイヤーケーブ
ル、ロッド、パイプ等の長物材(長尺材)を被検査物と
する非破壊検査およびその評価を行う検査方法および装
置に関し、より詳しくは、被検査物の構造欠陥を検出す
る検査方法および装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年、ワイヤーケーブ
ル、パイプ等の長物材は主に3種類の欠陥について検査
が行われている。これら三種類の欠陥については以下に
詳述するが、そのいずれもが長物材の構造的均質性を表
す重要な指標となっている。
【0003】まず、長物材に関する検査としては、金属
断面欠損(Loss of Metallic Cross-Sectional Area:L
MA)として知られる分布欠陥の検査が挙げられる。こ
の金属断面欠損は、腐食、摩耗または削摩等が原因で、
ワイヤーケーブル、パイプの金属断面部分に発生し、断
面部の肉厚を減少させる。
【0004】次に、長物材に対する検査として、局部欠
陥(Localized Fault:LF)の検査が挙げられる。この
局部欠陥には、ケーブル内でのワイヤーの破断またはガ
スパイプの周方向に発生する亀裂等がある。
【0005】長物材に関する検査としては、さらに構造
欠陥(Structural Fault: SF)の検査が挙げられる。
構造欠陥とは、例えば、パイプでは、周壁に軸方向に発
生する応力腐食による亀裂、および焼き入れにより発生
するマルテンサイト組織の結晶であるハード・スッポト
を意味し、ワイヤーケーブルでは、ケーブル内のワイヤ
ーの撚りの緩みを意味する。
【0006】磁性体である長物材の金属断面欠損および
局部欠陥を検査する磁気検査方法はすでに実用に供され
ている。例えば、本願の出願人に譲渡されている米国特
許第4,659,991号では、磁性体である長物材の
金属断面欠損および局部欠陥を、非破壊でかつ磁気的に
検査する方法が開示されている。この方法は、磁石手段
の相反する磁極の間に位置する被検査物の中の飽和磁束
を誘導しており、この飽和磁束は、磁性体である被検査
物の断面積に直接相関がある。そして、磁束検知コイル
が、上記磁極間の被検査物近傍に配設され、被検査物中
に含まれる磁束を定量的に検知するために、上記磁石手
段とともに被検査物に対して移動する。
【0007】上述したように、被検査物内の飽和磁束と
被検査物の断面積には直接相関関係があるので、金属断
面欠損は、磁束検知コイルを電子積分器に結合して、検
知することができる。同様に、磁気漏れ検知コイルが、
上記磁極間の被検査物近傍に配設され、漏れ磁束を定性
的に検知するため、上記磁石手段とともに被検査物に対
して移動する。ここで、漏れ磁束とは、被検査物内の局
部欠陥により発生する磁束のひずみが原因で被検査物
(磁気回路を構成する磁性体)からはずれて存在する磁
束を意味する。そして、局部欠陥は、漏れ磁束検知用微
分コイルで検知することができる。
【0008】しかしながら、金属断面欠損のように分布
して発生する欠陥であっても、構造欠陥を磁気検査装置
で検知する場合は、上述した各方法は必ずしも好ましい
結果をもたらしていない。これは、パイプの軸方向の応
力腐食により亀裂またはワイヤーケーブルの撚線の緩み
等の構造欠陥は通常、磁気センサーで検知できるほどに
充分な漏れ磁束を発生しないからである。
【0009】さらに、構造欠陥が検知できない理由とし
て、構造欠陥は、検知が可能な程の欠損を金属の断面に
発生させるとは限らないからである。例えば、ワイヤー
ケーブルの撚線の緩みは構造的均質性の欠損の指標には
なるが、金属の断面積の欠損の指標になるとは限らな
い。長物材に分布する構造欠陥の検知に関する上述の問
題を克服するには、新規の方法の開発が望まれている。
【0010】その解決策の一つとして、漏れ磁束検知技
術と対極をなす、渦電流技術を用いたものが知られてい
る。例えば、米国特許第4,827,215号には、ワ
イヤーケーブルの構造欠陥を三極磁石を用いて検知する
ことが記載されている。この特許に開示されている装置
は、同じ極性を持つ2本のエンドポール(磁極)と、該
2本のポールの中央に配置された上記2本のエンドポー
ルとは反対の極性を持つ共通ポールを備えている。この
三極磁石の目的は、ワイヤケーブル内の近接する2つの
部分に、軸方向に延びた二つの対向する飽和磁場を誘導
することにある。そして、各磁場は、ワイヤケーブル内
の近接する2つの部分のそれぞれと共通ポールに関連し
ており、各磁場は各エンドポールに向かって延びてい
る。共通ポールの近傍では、ワイヤーケーブル内の磁束
の方向に変化が生じる。そして、磁束がゼロになるワイ
ヤーケーブルの長手方向に沿った位置を澱み点と定義し
ている。
【0011】ファラデーの法則により、渦電流は共通ポ
ール近傍のワイヤーケーブル内に発生する。すなわち、
ワイヤーケーブルが磁気検査装置に対して移動する際に
ケーブル内の長手方向の磁束が変化するからである。ま
た、レンツの法則により、渦電流は、上記の磁石により
誘導される磁束に対抗する新たな磁束(以下、対抗磁束
という)を発生させる。渦電流はワイヤーケーブルまた
はパイプの電磁的特性の関数となっているので、どのよ
うな構造欠陥でも渦電流の流れのパターンを変化させる
ことができる。そして、渦電流の流れのパターンの変化
は、通常は安定している対抗磁束をも変化させる。この
対抗磁束の変化は、コイルやホール発電機等の磁気セン
サーによって検知できる。このように、共通ポール近傍
にセンサーを配置すると、ワイヤーケーブル(被検査
物)に発生する構造欠陥による渦電流の変化を検知する
ことができる。また、センサーを澱み点に配置すると、
対抗磁束の干渉が少ないので、渦電流の変化を検知する
には好ましい。すなわち、磁束は共通ポールおよび澱み
点近傍で実質的にゼロとなるからである。
【0012】米国特許第4,827,215号に開示さ
れている検査装置は、渦電流技術を利用したものだが、
磁気検査装置における渦電流の存在はすでに公知であ
る。例えば、1973年にスイスで刊行されたウルス・
バルトハーザー・マイヤー(UrsBalthasar Meyer)の著書
「電線の電磁試験」(DIE ELECTROMAGNETISCHE PRUFUNG
VON DRAHTESEILEN)には、長手方向の磁束を歪めること
から、渦電流は寄生虫であると記載されている。
【0013】上述した磁気検査装置の問題点は、装置が
大きな三極磁石を使用し、かつ渦電流を誘導するための
長手方向の磁束の変化と、センサーの配置に好ましい澱
み点の関係はエンドポールにも存在するという事実を見
過ごしていたことである。換言すれば、エンドポールに
も長手方向の磁束の変化と澱み点が存在するので、構造
欠陥を検知する磁気検査装置の構造を単純化(小型化)
できるのである。
【0014】
【発明の目的】本発明は、上記の問題に鑑みなされたも
ので、磁性体の長物材の構造欠陥を検知する簡易な方法
および装置を提供することを、目的とする。本願の方法
および装置によれば、パイプの長手方向の応力腐食によ
る亀裂、ハードスポット、製造時に発生する製品のシ
ワ、残留応力または曲げ・弛みによる応力、およびワイ
ヤーの緩みによる撚線ケーブルの接触状態の変化といっ
た構造欠陥を、容易に検知することができる。
【0015】また、本発明は、より高い感度で構造欠陥
を検知することができる、検知作動中に発生するノイズ
を大幅に減少させた渦電流磁気飽和方法を提供すること
を、目的とする。
【0016】さらに、本発明は、被検査物である長物材
の内側または外側から構造欠陥を検知できる方法および
装置を提供することを、目的とする。
【0017】
【発明の概要】本発明は、ワイヤーケーブル、ロッド、
パイプ等の磁性体からなる長物材の構造欠陥を非破壊的
に検査する磁気検査装置において、軸方向に移動される
被検査物に沿って所定間隔で配設された、相反する極性
の二つのエンドポールを有する磁気手段と、上記一方の
エンドポール近傍に設けられた渦電流検知手段と、上記
他方のエンドポール近傍に設けられた磁束検知手段と、
被検査物の構造欠陥を検出する手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0018】この磁気手段は、上記二つのエンドポール
の間において被検査物内の第1の区間に形成される行き
磁路と、磁気手段内の強磁性体内に形成される戻り磁路
とを有する第1の磁束回路と、上記二つのエンドポール
のいずれか一方の近傍でかつ上記第1の区間に隣接する
第2の区間において被検査物内に形成される行き磁路
と、被検査物の外部に形成される戻り磁路とを有する第
2の磁束回路と、を誘導する。そして、この第1の磁束
回路と第2の磁束回路によって被検査物内にそれぞれ形
成される行き磁路は、互いに反対方向となる。
【0019】そして、上記一方のエンドポール近傍に設
けられた渦電流検知手段と、上記他方のエンドポール近
傍に設けられた磁束検知手段と、この渦電流検知手段と
磁束検知手段からの出力信号を用いて、被検査物の構造
欠陥を検出する。
【0020】本発明を、パイプ等の中空の長物材を被検
査物として、構造欠陥を非破壊的に、被検査物の内部か
ら検査する内部磁気検査装置に適用することもできる。
【0021】本発明は、また以下の(1)から(5)の
ような工程からなる方法により実施することができる。
すなわち、ワイヤーケーブル、ロッド、パイプ等の長物
材を被検査物として、構造欠陥を非破壊的に検査する方
法であって、(1)所定間隔で配設された対抗する第1
および第2のエンドポール間に、被検査物内の第1の区
間を介して、形成される第1の磁束を、磁気手段により
磁気的に飽和した状態で誘導する工程と、(2)被検査
物内の第1の区間近傍の第2の区間を介して、磁気手段
により、第1の磁束とは反対方向に作用し、その第1の
磁束との合流部は第1のエンドポール近傍にある、第2
の磁束を誘導し、かつ上記合流部を澱み点として設定
(認識)する工程と、(3)磁気装置の第2のエンドポ
ールの、被検査物の移動方向に対して、上流側に配設さ
れている上記第1のエンドポールを通過する、被検査物
の所定部分内の磁束の変化により、この所定部分に、被
検査物の軸回りに渦電流を発生させるように、磁気装置
と誘導された第1および第2の磁束を、被検査物に対し
て長手方向の移動させる工程と、からなる構造欠陥を非
破壊的に検査する方法は、さらに、移動する被検査物の
所定部分が、第1のエンドポール直近の下流側を通過す
るときに、該所定部分から第1の信号を発生させる工程
であって、この工程では、該所定部分は、磁気的に飽和
状態またはそれに近い状態でかつ渦電流の発生を伴って
おり、また第1の信号は、構造欠陥を示す渦電流の変化
による第1の信号要素、および金属断面欠損または局部
欠陥を示す第2の信号要素とからなる第1の信号を発生
させる工程と、(4)上記第1の信号の発生に続いて、
移動する被検査物の所定部分が、第2のエンドポール直
近の上流側を通過するときに、該所定部分から第2の信
号を発生させる工程であって、この工程では、該所定部
分は、磁気的に飽和状態またはそれに近い状態であり、
第1の信号を発生させる工程からの時間の経過により渦
電流は実質的に減衰しており、また第2の信号は、構造
欠陥を示す渦電流の変化による第3信号要素、および金
属断面欠損または局部欠陥を示す第4信号要素とからな
る第2の信号を発生させる工程と、(5)移動する被検
査物の所定部分に存在する構造欠陥の位置と大きさを、
上記第1および第2の信号から検出する工程、とからな
る構造欠陥を非破壊的に検査する方法。
【0022】
【発明の実施例】本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。図1は、ワイヤーケーブルまたはパイプPのような
磁性体の長物材の非破壊検査を行う磁気検査装置10の
作動状態を示す概略図である。長物材がパイプの場合、
構造欠陥は、パイプ周壁の長手方向の亀裂、ハードスポ
ット、製造時に発生する製品のシワ、残留応力、曲げ・
弛みによる応力等により発生することが知られている。
【0023】磁気検査装置10には、相反する極性を有
するエンドポール12,14が、パイプPの一側面に沿
った所定位置(ステーション)S1,S2において、磁
極片13,15の近傍に配設されている。さらに、エン
ドポール12,14は強磁性体バー20に接続されてい
る。これにより、ステーションS1,S2の間におい
て、パイプP内の磁束の行き磁路と、強磁性体バー20
内の磁束の戻り磁路とからなる磁束回路が形成される。
そして、エンドポール12,14は、ステーションS
1,S2の間に位置するパイプ内に、磁束FAの一部を
誘導する。
【0024】この磁気検査装置10には、パイプPの他
側面に、同様のもう一組の相反する極性を有するエンド
ポール16,18が磁極片17,19近傍に配設されて
いる。さらに、エンドポール16,18は、強磁性体バ
ー22に接続されている。これにより、ステーションS
1,S2の間において、パイプP内の磁束の行き磁路
と、強磁性体バー22内の磁束の戻り磁路とを有する磁
束回路が形成される。ステーションS1,S2間の磁束
FAを強くするために、パイプPを挟んで対向するエン
ドポール12,16、およびエンドポール14,18は
同じ極性を有している。
【0025】エンドポール12は、ステーションS1に
おいて、上述のパイプP中の磁束FAとは反対方向の磁
束FBを誘導する。この磁束FBは、パイプP中に行き
磁路を有する磁束回路を誘導する。この磁束FBの行き
磁路は磁束FAの磁束回路の隣りに形成される。この磁
束回路は、パイプPの外側を取り囲む媒体(空気)中に
戻り磁路を形成する。また、ステーションS1におい
て、エンドポール16は、エンドポール12と同様に磁
束FBの一部を誘導する。このエンドポール16が形成
する磁束回路は、パイプPの外側を取り囲む媒体(空
気)中に戻り磁路を形成する。
【0026】一方、エンドポール14は、ステーション
S2において、上述のパイプP中の磁束FAとは反対方
向の磁束FCを誘導する。この磁束FCは、パイプP中
に行き磁路を有する磁束回路を誘導する。この磁束FC
の行き磁路は磁束FAの磁束回路の隣りに形成される。
この磁束回路は、パイプPの外側を取り囲む媒体(空
気)中に戻り磁路を形成する。また、ステーションS2
において、エンドポール18は、エンドポール14と同
様に磁束FCの一部を誘導する。このエンドポール18
が形成する磁束回路は、パイプPの外側を取り囲む媒体
(空気)中に戻り磁路を形成する。ステーションS1の
パイプP内におけるエンドポール12,16による長手
方向の磁束FA、FBの変化は、両磁束FA、FBの長
手方向成分がゼロになる澱み点SP1となる。同様に、
ステーションS2のパイプPにおけるエンドポール1
4,18による長手方向の磁束FA、FCの変化は、両
磁束FA,FCの長手方向成分がゼロになる澱み点SP
2となる。これら澱み点SP1,SP2、磁束の方向の
反転(すなわち、長手方向の磁束の極性の反転)は図2
に示されている。
【0027】ファラデーの法則により、パイプPがエン
ドポール12,14,16,18に対して100fpm
(分速約30.5m)から18mph(時速約483.
1m)以上の速度で移動すると、両ステーションS1,
S2における急激な長手方向の磁束の変化は、パイプP
内で大きな周辺渦電流を誘導する。また、レンツの法則
により、この周辺渦電流により、通常は安定している磁
束(対抗磁束)が誘導されるが、この対抗磁束は、エン
ドポール12,14,16,18により誘導された磁束
の変化に対抗するように作用する。周辺渦電流の大きさ
は、パイプPの透磁率の関数となり、パイプの長手方向
の亀裂またはワイヤーケーブルの撚線の緩み等の構造欠
陥はパイプP表面の透磁率を変化させる。この結果、透
磁率の変化は、通常は安定している周辺渦電流の大きさ
と対抗磁束を変化させる。このように、渦電流の変化は
パイプPの構造欠陥の検知の尺度となる。例えば、ホー
ル効果センサーまたは磁束検知コイル等の渦電流検知手
段を、本実施例でエンドポールがステーションS1に配
置されているように、エンドポールの近傍に配置して、
パイプPが磁気検査装置10に対して移動する時に、構
造欠陥が原因の渦電流の変化を検知するようにしてもよ
い。
【0028】次に、図2について説明する。図2は、パ
イプPが、磁気検査装置10に対して、図中左側から右
側に移動した時の、エンドポール12,16,14,1
8により誘導された、長手方向の磁束の変化を示してい
る。エンドポール12,16により誘導される磁束の急
激な反転が澱み点SP1で発生し、磁極片13,17に
対向するパイプP内に渦電流を発生させる。同様に、エ
ンドポール14,18により誘導される磁束の急激な反
転が澱み点SP2で発生し、磁極片15,19に対向す
るパイプP内に渦電流を発生させる。ステーションS
1,S2のうち少なくともいずれか一方の近傍に配設さ
れた渦電流検知手段(後述)により、エンドポールを通
過するパイプPに構造欠陥が存在すると、エンドポール
に対向する位置で誘導される(通常は安定している)渦
電流の変化が検知される。なお、磁気検査装置10はす
でに図1で説明しているので、図2においては、澱み点
SP1,SP2の位置を確認のためエンドポール16,
18に関連した部分のみを示している。
【0029】この磁気検査装置10は、構造欠陥の検知
にのみに限定されることはない。本磁気検査装置10
は、前述の米国特許第4,659,991号に開示され
ているように、長手方向の磁束FAが飽和するステーシ
ョンS1,S2間に、金属断面欠損または/および局部
欠陥検知用のセンサーを備えてもよい。さらに、本磁気
検査装置10は、二極のエンドポールを有する装置に限
定されるものではなく、渦電流変化検知装置は二極以上
のエンドポールを有する装置に用いてもよい。
【0030】図3ないし図5には、図1の磁気検査装置
10の構造が詳細に示されている。図3に示すように、
磁気検査装置10は三個の独立したハウジング30,3
2,34を備えており、各ハウジングはそれぞれ上部ハ
ウジング半体36,38,40および下部ハウジング半
体42,44,46から構成されている。これら上部ハ
ウジング半体と下部ハウジング半体はヒンジ48(図
5)で開閉自在に結合されている。上部ハウジング半体
36,38,40と下部ハウジング半体42,44,4
6は、被検査物である磁性体の長物材が移動する中央通
路50を形成する。なお、磁性体の長物材としてはパイ
プ等があるが、本実施例ではケーブルCとしている。さ
らに、上部ハウジング半体と下部ハウジング半体の当接
面は、ケーブルCの長手方向に亘って中央通路50を分
割し、ケーブルCの装着・取り外しを可能にする分離面
52を形成する。さらに、具体的には、各ハウジングの
ヒンジ48が配設されている面の、中央通路50を挟ん
で反対側の面には、ラッチ54が配設されている。そし
て、上部ハウジング半体36と対応する下部ハウジング
半体42は、ラッチ54により、中央通路50を確保す
るための所定位置に位置決めされる。上部ハウジング半
体38と対応する下部ハウジング半体44、および上部
ハウジング半体40と対応する下部ハウジング半体46
も同様に、ラッチ54により、中央通路50を確保する
ための所定位置に位置決めされる。なお、ハウジング3
0,32,34は、一体に構成しても、また本出願人の
米国特許出願第07/888,587号に示すようにさ
らに分割して構成してもよい。
【0031】図4および図5には、図3に示した磁気検
査装置10の内部構造が示されている。下部ハウジング
半体42において、磁極片17には、中央通路50の下
半分を形成する円筒状の案内部17aが形成されてい
る。案内部17aとは反対側で下部ハウジング半体42
の底面に対向する面は下部ハウジング半体42の底面に
平行であり、該平行面には、中央通路50の半径方向に
磁化されたエンドポール16が当接している。案内部1
7aの周方向に沿った磁極片17内部には、中央通路5
0の下半分を覆うように2本の環状平行溝60が形成さ
れている。そして、平行溝60には、ケーブルC表面の
渦電流の変化を検知するヨーク型の磁束検知コイル62
(渦電流検知手段)が組み込まれている。また、下部ハ
ウジング半体44には、エンドポールおよび磁極片は配
設されてはいないが、中央通路50の形状に沿った半円
筒状の貫通部(図示せず)を備えている。
【0032】下部ハウジング半体46においても、磁極
片19には、中央通路50の下半分の形成する円筒状の
案内部19aが形成されている。案内部19aとは反対
側で下部ハウジング半体46の底面に対向する面は下部
ハウジング半体46の底面に平行であり、該平行面に、
中央通路50の半径方向に磁化され、かつエンドポール
16とは反対の極性を有するエンドポール18が当接し
ている。
【0033】エンドポール16,18は、下部ハウジン
グ半体42,46内の強磁性体バー22a,22bにそ
れぞれ接続されている。強磁性体バー22a,22b
は、下部ハウジング半体44内の中間バー22cに接続
しており、下部ハウジング半体42,44,46を貫通
する磁束経路を構成している。すなわち、強磁性体バー
22a,22b、22cは、前述した、エンドポール1
6,18に誘導された磁束の戻り磁路を構成する。
【0034】中央通路50の下半分を構成する、下部ハ
ウジング半体42,44の磁極片17,19の案内部1
7a,19a、および下部ハウジング半体46の貫通部
(図示せず)には、ケーブルCが移動する時の摩擦を軽
減する半円筒形状のブッシュ58a,58b,58cが
配設されている。
【0035】上部ハウジング半体36,38,40は、
上記の下部ハウジング半体42,44,46と同様の構
成を有する。まず、上部ハウジング半体36において、
磁極片13には、中央通路50の上半分を形成する円筒
状の案内部13aが形成されている。案内部13aとは
反対側で上部ハウジング半体36の上底面に対向する面
は上部ハウジング半体36の上底面に平行であり、該平
行面に、中央通路50の半径方向に磁化されたエンドポ
ール12が当接している。
【0036】案内部13aの周方向に沿った磁極片13
内部には、中央通路50の上半分を覆うように2本の環
状平行溝64が形成されている。そして、平行溝64に
は、ケーブルC表面の渦電流の変化を検知するヨーク型
の磁束検知コイル66(渦電流検知手段)が組み込まれ
ている。また、上部ハウジング半体38には、エンドポ
ールおよび磁極片は配設されてはいないが、中央通路5
0の形状に沿った半円筒状の貫通部(図示せず)を備え
ている。
【0037】上部ハウジング半体40においても、磁極
片15には、中央通路50の上半分の形成する円筒状の
案内部15aが形成されている。案内部15aとは反対
側で上部ハウジング半体40の上底面に対向する面は上
部ハウジング半体40の上底面に平行であり、該平行面
に、中央通路50の半径方向に磁化され、かつエンドポ
ール12とは反対の極性を有するエンドポール14が当
接している。エンドポール12,14は、上部ハウジン
グ半体36,40内の強磁性体バー20a,20bにそ
れぞれ接続されている。強磁性体バー22a,22b
は、上部ハウジング半体38内の中間バー20cに接続
されており、上部ハウジング半体36,38,40を貫
通する磁束経路を構成している。すなわち、強磁性体バ
ー20a,20b、20cは、前述した、エンドポール
12,14に誘導された磁束の戻り磁路を構成する。
【0038】中央通路50の上半分を構成する、上部ハ
ウジング半体36,40の磁極片13,15の案内部1
3a,15a、および上部ハウジング半体38の貫通部
(図示せず)には、ケーブルCが移動する時の摩擦を軽
減する半円筒形状のブッシュ56a,56b,56cb
が配置されている。
【0039】次に、プラスチックブッシュを用いた実施
例を説明する。図6には、磁気検査装置10に適用可能
な半円筒状のプラスチックブッシュ70が示されてい
る。このプラスチックブッシュ70は、取り付けフラン
ジ72と周方向に形成された2本の溝74とを備え、こ
れらの溝74には、ヨーク形状の磁束検知コイルがケー
ブルCの表面に向けて組み込まれている。したがって、
プラスチックブッシュ70を上部ハウジング半体および
下部ハウジング半体に用いれば、図4に示すような、磁
極片に形成した溝60,64は不要となる。
【0040】図7および図8は、本発明の別の実施例を
示すものである。この実施例は、パイプPのような中空
の長尺被検査物を内方から検査する内部磁気検査装置8
0に本発明を適用したものである。図7の矢印VIII
−VIII方向から見たパイプPおよび内部磁気検査装
置80の断面図を図8に示す。エンドポール82,8
6,90,92(第1セット)は、強磁性体バー112
の一端部において、パイプPの中心軸Oに対して中心角
90度間隔で、強磁性体バー112を断面正方形に囲ん
で配設されている。エンドポール82,86,90,9
2のパイプPの中心軸に対向した面は、断面が実質的に
正方形である強磁性体バー112の外面に接合してい
る。そして、エンドポール82,86,90,92は、
強磁性体バー112の半径方向の極性と同様の極性を有
するように磁化されている。
【0041】内部磁気検査装置80の磁極片94,9
8,100,102は、このエンドポール82,86,
90,92のパイプPの内周面に対抗した面にそれぞれ
接合されている。磁極片94,98,100,102の
外表面は、検査されるパイプPの内周面に沿うように正
確な円弧状に形成されている。なお、第1の実施例で説
明したようなプラスチックブッシュを磁極片の外周に備
えて、パイプPが内部磁気検査装置80に対して移動す
るときに、パイプPと磁極片が接触しても大きな摩擦が
生じないようにしてもよい。
【0042】また、強磁性体バー112の他端部には、
上記一端部と同様に4個のエンドポール(第2セット)
が配設されているが、図7では、そのうちの2個、すな
わちエンドポール118,120のみを示している。こ
れら他端部の4個のエンドポールは、強磁性体バー11
2の半径方向の極性と同様の極性を有するように磁化さ
れるが、上記一端部のエンドポール82,86,90,
92とは反対の極性を有している。第2セットのエンド
ポールは、強磁性体バー112および4個の磁極片(4
個中の2個、磁極片108,110のみ図示)に対し
て、上記第1セットのエンドポールと同様の配置関係で
配設されている。そして、第1セットおよび第2セット
のエンドポールは、磁束回路内で飽和磁束FDを誘導す
る。この磁束回路は、内部磁気検査装置80の外囲に位
置するパイプP内に行き磁路が構成され、強磁性体バー
112内に戻り磁路が構成される。このような構造を有
する内部磁気検査装置80の作動を以下に説明する。
【0043】内部磁気検査装置80の外囲を通過するパ
イプP内では、半径方向に磁化されたエンドポールのす
べてが飽和磁束FDを誘導する。強磁性体バー112
は、第1セットおよび第2セットのエンドポールによる
磁束回路の共通の戻り磁路として機能する。
【0044】図1に示した磁気検査装置10と同様に、
図7に示した内部磁気検査装置80は、飽和磁束FDと
は反対方向の磁束FEおよびFFを誘導する。この磁束
FEは、パイプPの軸方向に離間した二つのエンドポー
ルの断面部のうち、いずれか一方の断面部分で誘導さ
れ、磁束FFは他方の断面部分で誘導される。磁気検査
装置10と同様に、澱み点は、長手方向の磁束がゼロに
なる第1および第2セットのエンドポールに対向するパ
イプP内部で発生する。さらに、構造欠陥の発生を示す
渦電流の変化を検知する二つの微分型磁束検知コイル1
14,116(渦電流検知手段)が磁極片94,98,
100,102を囲んで、かつパイプPの内周面に対向
して同心円状に配設されている。これら磁束検知コイル
114,116は、磁極片94に形成された溝104,
106と、磁極片98に形成された溝107,109に
それぞれ組み込まれている。また、磁極片100および
102には、図示はしないが、同様の溝が形成され磁束
検知コイル114,116が組み込まれている。これら
磁束検知コイル114,116は、検知した渦電流の変
化をモニターに転送するために内部磁気検査装置80に
接続しているテレメトリー装置130に接続されてい
る。
【0045】次に、図9について説明する。図9は、微
分型磁束検知コイルに誘導される電圧信号IN(1)か
らIN(N)を処理する、回路の概略図である。プリア
ンプ132が電圧を上昇させ、この電圧は、構造欠陥の
発生を示す渦電流の変化を定量的に計測するために、電
子積分器134により積分される。
【0046】各磁束検知コイルは、被検査物の軸方向の
異なった位置で渦電流の変化を検知し、軸回りの検知精
度を維持するために、細分化されている。例えば、複数
の磁束検知コイルが用いられた場合、各コイルに誘導さ
れる電圧信号IN(1)からIN(N)は、構造欠陥の
軸方向位置をより正確に検知するために、各信号毎に分
離して処理してもよい。
【0047】図10は、電圧信号IN(1)からIN
(N)の処理に関する上記図9とは別の方法を、示した
ものである。この方法では、電圧信号IN(1)からI
N(N)に、抵抗器R(1)からR(N)による電圧を
加算し、その後でこれらを積分器134に入力して被検
査物の軸回りの渦電流の変化を定量的に計測する。
【0048】図9および図10に示す処理方法を結合し
て、2種類の構造欠陥データを求めるようにしてもよ
い。
【0049】上述したような、磁性体の被検査物に沿っ
た澱み点で構造欠陥検知を検知する方法においては、被
検査物には透磁率が異なっている部分が不規則に散在し
ていることを考慮しなければならない。このような局部
的な透磁率の変化は、例えば、製造中および稼働中に発
生する、ケーブルやパイプの局部応力の変化が原因とな
ることがあり、被検査物内の渦電流を変化させる。澱み
点において、上記の局部的な透磁率の変化による渦電流
の変化は大きくなる傾向にあり、かつ構造欠陥による渦
電流の変化を上回ることがある。したがって、被検査物
の局部的な透磁率の変化は、構造欠陥のデータを大きく
錯乱させる予期しないノイズをもたらすことがある。
【0050】しかし、実験によれば、このような局部的
な透磁率の変化と構造欠陥のデータとが合成されたノイ
ズの変動は、被検査物を磁気的に飽和(または疑似飽
和)させることで大幅に減少可能であることが判明して
いる。したがって、被検査物の段階的に増加する透磁率
は空気の透磁率に近づき、一方、本来は段階的に増加す
る局部的な透磁率の変化は大幅に減少する。本実施例に
おいては、このような現象は、図11に示すように、渦
電流検知手段を、構造欠陥が発生方向と同じく、エンド
ポールの下流側に配置することにより得ることができ
る。図11に示す実施例の構造と作動については以下に
説明する。
【0051】磁気検査装置140は、図11中で右側に
移動する被検査物であるケーブルC内の構造欠陥を磁気
的に検査するものである。長手方向に配置され、かつ互
いに相反する極に磁化された上部エンドポール144,
148は、磁極片145,149にそれぞれ当接してい
る。上部エンドポール144と148により、ケーブル
C内に長手方向の磁束の一部を誘導する。そして、上部
強磁性体バー152により、エンドポール144,14
8が形成する磁束回路が完結する。
【0052】同様に、長手方向に配置され、かつ互いに
相反する極に磁化された下部エンドポール146,15
0は、磁極片147,151にそれぞれ当接している。
下部エンドポール144と148により、ケーブルC内
の長手方向の磁束の一部を誘導する。下部エンドポール
146は、被検査物に対して、上部エンドポール144
と同じ極性を有し、また下部エンドポール150は、上
部エンドポール148と同じ極性を有している。このよ
うな構造により、下部エンドポール146,150は、
上部エンドポール144,148が誘導する磁束を補強
する。そして、下部強磁性体バー154により、下部エ
ンドポール146,150が形成する磁束回路が完結す
る。
【0053】構造欠陥を検知するための渦電流検知器1
42(渦電流検知手段)が、ケーブルCの移動方向に関
して、磁極片145,147の近傍の下流側に配設され
ている。
【0054】次に、上記のような構造を備えた磁気検査
装置140の作動について説明する。ケーブルCが、図
の右側に向かって、エンドポール144,146の間を
移動すると、ケーブルCの一部が磁化され、図2の澱み
点SP1について右上りに上昇する直線で示したよう
に、長手方向の磁束の急激な変化が生じる。ファラデー
の法則およびレンツの法則により、磁気検査装置140
に対向するケーブルCの移動部分は、磁束の変化に対抗
するように渦電流を発生する。図11中右側に向かって
移動するケーブルCが、エンドポール145の端部15
6を通過すると、その部分は、エンドポール144,1
46による磁化作用範囲から離れて、図2に示すFAの
領域に入る。したがって、図11に示した、右方向に移
動してエンドポール144,146の下流に到達したケ
ーブルCは、長手方向の磁束の急激な変化はなく、渦電
流も発生しない。しかしながら、もしケーブルCが、例
えば100fpm(分速約30.5m)から18mph
(時速約483.1m)の速度内で、移動すると、すで
に減衰している渦電流が、渦電流検知器142の近傍を
通過するとき、再び検知可能な程度まで大きくなる。エ
ンドポールおよび強磁性体バーの配置および電磁気的な
特性は、ケーブルCが渦電流検知器142の近傍を通過
するとき、その対向する移動部分が磁気飽和状態かまた
はそれに近い状態になるように、選定されている。
【0055】ケーブルCがエンドポール144,146
により磁気飽和状態になると、ケーブルCの全体的な透
磁率は、その7乗程のオーダで、大幅に低下し、空気の
透磁率に近い値で安定する。飽和に達すると全体的な透
磁率が安定するので、ケーブルCに沿った不規則に散在
する透磁率の変動およびこれに基づくノイズは、大幅に
減少する。渦電流検知器142は、上述のように、移動
しているケーブルCの透磁率が低下かつ安定する部位に
対向する位置に設けられている。すなわち、長手方向の
磁束がゼロとなるエンドポール直下の澱み点に比較し
て、長手方向の磁束が飽和かまたはそれに近い状態にな
る、ケーブルCの移動方向に対して磁極片145,14
7の下流に渦電流検知器142を配置することにより、
構造欠陥を示す値を隠蔽してしまうようなノイズを大幅
に減少させることができる。
【0056】しかしながら、上記の所謂渦電流・磁気飽
和方法には、渦電流検知器142が、渦電流変化信号要
素Secと不規則な磁束変化信号要素Smfとからなる誘導
信号S1 を随伴的に発生する、という問題がある。この
不規則な磁束変化信号要素Smfは、金属断面欠損または
局部欠陥といった、他の種類の欠陥の磁束変化特性に起
因している。
【0057】そして、構造欠陥による渦電流変化信号要
素Secを決定する方法においては、ケーブルCが移動す
るに伴って、渦電流変化信号要素Secと不規則な磁束変
化信号要素Smfとからなる誘導信号S2 を発生する磁束
検知器158(磁束検知手段)が用いられている。この
磁束検知器158は、磁気飽和またはそれに近い状態に
あるケーブルCの部分に接近するように、ケーブルCの
移動方向に対して、磁極片149,151の端部160
の上流近傍に配設されると好ましい。ケーブルCが、図
中右側に向かって移動すると、それに伴い、磁束検知器
158は、渦電流変化信号要素Secと不規則な磁束変化
信号要素Smfとからなる誘導信号S2 を発生する。しか
し、磁束検知器158には、渦電流変化信号要素S
ecは、実質的には必要のない信号である。すなわち、ケ
ーブルCが移動するに伴って、磁束検知器158が発生
する構造欠陥を示す渦電流変化信号要素Secは、渦電流
検知器142が発生する渦電流変化信号要素に比べて極
めて小さいからである。これは、ケーブルCが渦電流検
知器142から磁束検知器158まで移動する間に、渦
電流が着実に減衰することに起因している。
【0058】上述の関係を線形の重ね合わせであると仮
定すると、以下の方程式が成り立つ。 (1)S1 (z)=(a)(Smf(z))+(b)(S
ec(z)) (2)S2 (z+r)=(c)(Smf(z+r))+
(b)(Sec(z+r)) ここで、“z”は、渦電流検知器142の長手方向の座
標を表わし、“z+r”は、磁束検知器158の長手方
向の座標を表わす。そして、“r”は、渦電流検知器1
42と磁束検知器158の間の絶対距離を表わしてい
る。方程式(1)および(2)の定数a,b,c,d
は、各検知器と磁気を透過する被検査物(ケーブルC)
との幾何学的な位置関係によって決定される。式
(1)、(2)、は実質的に、未知数SecとSmfを有す
る連立方程式である。すなわち、この方程式を解くこと
により、渦電流検知器142および磁束検知器158を
通過中に検知される欠陥を示す信号要素(Sec、Smf
を求めることができる。
【0059】渦電流変化信号要素Secと磁束変化信号要
素Smfは、渦電流検知器142および磁束検知器158
を相互に接続するデジタル・プロセッサ162によるデ
ジタル化処理により、求められる。このようなデジタル
化処理によれば、構造欠陥の位置と規模が判明し、かつ
金属断面欠損や局部欠陥等の他の種類の欠陥から構造欠
陥を識別することができる。この場合、金属断面欠損や
局部欠陥の位置も勿論検知することができる。
【0060】上記の方法とは別に、構造欠陥の場所を検
知し、かつ金属断面欠損や局部欠陥から識別する信頼性
が高くかつ簡易な方法としては、渦電流検知器142お
よび磁束検知器158に電気的に接続した記録器164
で記録された誘導信号S1 およびS2 を目視により比較
する方法がある。
【0061】複数の実施例で本発明を説明したが、これ
らに限定されることなく、かつ本発明の主題の範囲を逸
脱することなく、多くの修正および代案が可能であるこ
とは論を待たない。例えば、実施例で開示しているエン
ドポールは電磁石に置き換えてもよい。さらに、渦電流
および磁束検知器は、コイル、ホール効果センサ、また
はコイル・カム積分器等に置き換えても、本発明は実施
できる。同様に、一つ若しくはそれ以上の渦電流検知器
を、一方および/または他方のエンドポールに、または
その近傍に配置して、長物材である被検査物からより正
確なデータを得るようにしてもよい。構造欠陥センサと
しての渦電流検知手段を、通常は、長手方向に配置され
た相反する極性を持つエンドポールの間に設置される金
属断面欠損および局部欠陥検知センサと組み合わせて用
いることもできる。さらに、本発明は、3極若しくはそ
れ以上の磁極を備えた装置にも適用することができる。
磁気検査装置と被検査物の間の相対移動は、静止してい
る被検査物に対して磁気検査装置を動かしても、静止し
ている検査装置に対して被検査物を動かしても、または
両者をそれぞれ反対方向に動かしても達成できる。
【0062】
【発明の効果】ワイヤーケーブル、ロッド、パイプ等の
長物材を被検査物とする本発明の磁気検査装置は、渦電
流検知手段が発生する、構造欠陥を示す渦電流変化によ
る第1の信号要素と、局部欠陥または金属断面欠損を示
す磁束変化による第2の信号要素とからなる第1の信号
と;渦電流検知手段から、被検査物の移動方向の下流に
配設される磁束検知手段が発生する、構造欠陥を示す渦
電流変化による第3の信号要素と、局部欠陥または金属
断面欠損を示す磁束変化による第4の信号要素からなる
第2の信号と;をデジタルプロセッサで処理することに
より、渦電流磁気飽和方法を実行して、構造欠陥を容易
にかつ正確に検知することができる。
【0063】また、本発明の磁気検査装置は、パイプ等
の中空長尺磁性体の被検査物に対しては、被検査物内部
に磁気検査装置を設置して検査できるので、装置を大型
化することなく、渦電流磁気飽和方法を実行して、構造
欠陥を容易にかつ正確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される磁気検査装置により誘導さ
れる磁束の経路を示す概略図である。
【図2】図1の磁気検査装置により誘導される磁束の変
化を示す図である。
【図3】本発明が適用される磁気検査装置の斜視図であ
る。
【図4】磁気検査装置を、被検査物の移動方向に沿った
方向から見た断面図である。
【図5】図4のV−V線から見た磁気検査装置の側面図
である。
【図6】磁気検査装置に適用されるプラスチック製のブ
ッシュの一例を示す斜視図である。
【図7】本発明が適用される内部磁気検査装置を、被検
査物の移動方向に沿った方向か見た断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線から見た内部磁気
検査装置の断面図である。
【図9】構造欠陥を示す渦電流の変化を定量的に計測す
るため、磁束検知コイルに誘導される電圧を処理する回
路の概略図である。
【図10】図9に示す回路の他の変形例を示す回路の概
略図である。
【図11】図3に示す磁気検査装置に、渦電流検知手段
(磁束検知コイル)に加えて、磁束検知手段およびデジ
タルプロセッサを備えて、渦電流磁気飽和方法を実施を
可能にした磁気検査装置の概略図である。
【符号の説明】
10 磁気検査装置 62 磁束検知コイル(渦電流検知手段) 66 磁束検知コイル(渦電流検知手段) 142 磁束検知コイル(渦電流検知手段) 158 磁束検知器(磁束検知手段) 162 デジタルプロセッサ(構造欠陥を検出する手
段)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーケーブル、ロッド、パイプ等の磁
    性体からなる長物材の構造欠陥を非破壊的に検査する磁
    気検査装置であって、 軸方向に移動される被検査物に沿って所定間隔で配設さ
    れた、相反する極性の二つのエンドポールを有する磁気
    手段;この磁気手段は、上記二つのエンドポールの間に
    おいて被検査物内の第1の区間に形成される行き磁路
    と、磁気手段内の強磁性体内に形成される戻り磁路とを
    有する第1の磁束回路と;上記二つのエンドポールのい
    ずれか一方の近傍でかつ上記第1の区間に隣接する第2
    の区間において被検査物内に形成される行き磁路と、被
    検査物の外部に形成される戻り磁路とを有する第2の磁
    束回路と;を誘導し、かつ、この第1の磁束回路と第2
    の磁束回路によって被検査物内にそれぞれ形成される行
    き磁路は、互いに反対方向であること;上記一方のエン
    ドポール近傍に設けられた渦電流検知手段;上記他方の
    エンドポール近傍に設けられた磁束検知手段;この渦電
    流検知手段と磁束検知手段からの出力信号を用いて、被
    検査物の構造欠陥を検出する手段と;を備えたことを特
    徴とする磁気検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、渦電流検知手段は、
    磁束検知コイルである磁気検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、磁気検査装置は、さ
    らに磁束検知コイルから得られる信号を積分する電子積
    分器を備えている磁気検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、磁束検知コイルは、
    磁性体である被検査物の周方向に亘って配設されている
    磁気検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、磁気手段は、磁極片
    とエンドポールとを備え、磁極片は、被検査物とエンド
    ポールの間になるように磁気手段内に配置される磁気検
    査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、磁気検査装置は、さ
    らに、被検査物と磁極片の間にプラスチック製のブッシ
    ュを備え、該ブッシュを、被検査物に対して、磁極片と
    一体に相対移動するように構成した磁気検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、プラスチック製のブ
    ッシュの磁極片に対向する面は、磁極片に沿うように、
    円弧状に形成されている磁気検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、プラスチック製のブ
    ッシュと磁極片は、接合用の円弧状表面を備えている磁
    気検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項5において、磁極片は、さらに、
    被検査物の軸を中心として被検査物の周囲を囲むように
    形成された、溝を備え、磁束検知コイルからなる渦電流
    検知手段は、該溝に配設される磁気検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項6において、プラスチック製の
    ブッシュは、さらに、被検査物の軸を中心として被検査
    物の周囲を囲むように形成された溝を備え、磁束検知コ
    イルからなる渦電流検知手段は、該溝に配設される磁気
    検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、磁気手段は、 少なくとも一方がエンドポールである、被検査物の長手
    方向に所定間隔で配設されて、第1組の対抗磁極を構成
    する、相反する極性を有する二つの磁極と、 少なくとも一方がエンドポールである、被検査物の長手
    方向に所定間隔で配設されて、第2組の対抗磁極を構成
    する、相反する極性を有する二つの磁極と、からなり、 被検査物の径方向に対向して配設される、第1組および
    第2組の対抗磁極の極性は、被検査物中の第1および第
    2の長手方向磁束のそれぞれを誘導するため、各ステー
    ションにおける被検査物近傍で同じ極性を有し、第1組
    の対抗磁極のエンドポールと第2組の対抗磁極のエンド
    ポールとは同じステーションに配設されており、 渦電流検知手段は、第1組の対抗磁極のエンドポール近
    傍で、被検査物の軸を中心として、被検査物の周囲の所
    定部分を覆うように配設された第1磁束検知コイルと、
    第2組の対抗磁極のエンドポール近傍で、被検査物の軸
    を中心として、被検査物の周囲の所定部分を覆うように
    配設された第2磁束検知コイルと、から構成され、第1
    および第2の磁束検知コイルは、検知された渦電流の変
    化を合成するため、直列に接続される磁気検査装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、磁気検査装置
    は、さらに、 被検査物が検査中に移動可能な通路を構成する、第1ハ
    ウジング半体および第2ハウジング半体からなるハウジ
    ングを備え、第1ハウジング半体および第2ハウジング
    半体は、長手方向に亘って該通路を分割する分割面を構
    成し、該分割面に亘って第1および第2ハウジング半体
    が結合して被検査物が検査可能な状態になり、該分割面
    で第1および第2ハウジング半体が、被検査物の軸方向
    の中間部から、分離すると、被検査物が取り出し可能な
    状態となるように構成され、 第1組の対抗磁極は、第1ハウジング半体内に支持さ
    れ、第2組の対抗磁は、第2ハウジング半体内に支持さ
    れるように構成し、 第1磁束検知コイルは、第1ハウジング半体内に支持さ
    れ、第2磁束検知コイルは、第2ハウジング半体内に支
    持されるように構成した、磁気検査装置。
  13. 【請求項13】 ワイヤーケーブル、ロッド、パイプ等
    の長物材を被検査物として、構造欠陥を非破壊的に検査
    する方法であって、 所定間隔で配設された対抗する第1および第2のエンド
    ポール間に、被検査物内の第1の区間を介して、形成さ
    れる第1の磁束を、磁気手段により磁気的に飽和した状
    態で誘導する工程と、 被検査物内の第1の区間近傍の第2の区間を介して、磁
    気手段により、第1の磁束とは反対方向に作用し、その
    第1の磁束との合流部は第1のエンドポール近傍にあ
    る、第2の磁束を誘導し、かつ上記合流部に澱み点を設
    定する工程と、 磁気装置の第2のエンドポールの、被検査物の移動方向
    に対して、上流側に配設されている上記第1のエンドポ
    ールを通過する、被検査物の所定部分内の磁束の変化に
    より、この所定部分に、被検査物の軸回りに渦電流を発
    生させるように、磁気装置と誘導された第1および第2
    の磁束を、被検査物に対して長手方向の移動させる工程
    と、 移動する被検査物の所定部分が、第1のエンドポール直
    近の下流側を通過するときに、該所定部分から第1の信
    号を発生させる工程であって、この工程では、該所定部
    分は、磁気的に飽和状態またはそれに近い状態でかつ渦
    電流の発生を伴っており、また第1の信号は、構造欠陥
    を示す渦電流の変化による第1の信号要素と、金属断面
    欠損または局部欠陥を示す第2の信号要素とを含む第1
    の信号を発生させる工程と、 上記第1の信号の発生に続いて、移動する被検査物の所
    定部分が、第2のエンドポール直近の上流側を通過する
    ときに、該所定部分から第2の信号を発生させる工程で
    あって、この工程では、該所定部分は、磁気的に飽和状
    態またはそれに近い状態であり、第1の信号を発生させ
    る工程からの時間の経過により渦電流は実質的に減衰し
    ており、また第2の信号は、構造欠陥を示す渦電流の変
    化による第3信号要素と、金属断面欠損または局部欠陥
    を示す第4信号要素とを含む第2の信号を発生させる工
    程と、 移動する被検査物の所定部分に存在する構造欠陥の位置
    と大きさを、上記第1および第2の信号から見出す工程
    とからなる、構造欠陥を非破壊的に検査する方法。
  14. 【請求項14】 請求項13における方法は、さらに、
    電子積分器で、渦電流を積分する工程を有する、構造欠
    陥を非破壊的に検査する方法。
  15. 【請求項15】 請求項13において、移動する被検査
    物の所定部分から第1および第2の信号を発生させる工
    程では、被検査物の軸回りに配設された磁束検知コイル
    を用いる、構造欠陥を非破壊的に検査する方法。
  16. 【請求項16】 請求項13において、第1および第2
    の磁束を誘導する工程は、被検査物に対して配設された
    複数組の対抗磁極と、これら複数の対抗磁極のそれぞれ
    に接続した、強磁性体からなる戻り磁路を介して第1の
    磁束回路を構成することにより達成され、 第1および第2の信号を発生させる工程では、各信号
    は、被検査物の軸回りに配設された複数の磁束検知コイ
    ルにより発生し、各磁束検知コイルは、それぞれ上記複
    数組の対抗するエンドポールのうちのひとつに対応して
    いる、構造欠陥を非破壊的に検査する方法。
  17. 【請求項17】 請求項13において、第1および第2
    の磁束を誘導する工程は、被検査物の内周面に対向して
    配設された複数組の対抗するエンドポールと、これら複
    数の対抗するエンドポールのそれぞれに接続した、被検
    査物の中心部に、かつ軸方向に沿って配設された、強磁
    性体からなる複数の戻り磁路を介して第1の磁束回路を
    構成することにより達成され、 第1および第2の信号を発生させる工程では、各信号
    は、被検査物の軸を中心として、被検査物の内周面に対
    向して配設された複数の磁束検知コイルにより発生し、
    各磁束検知コイルは、それぞれ上記複数組の対抗するエ
    ンドポールのうちのひとつに対応している、構造欠陥を
    非破壊的に検査する方法。
  18. 【請求項18】 請求項1において、磁気検査装置は、
    中空長尺磁性体を被検査物として、該被検査物の内方か
    ら構造欠陥を検知する、内部磁気検査装置である磁気検
    査装置。
  19. 【請求項19】 請求項1において、渦電流検知手段か
    ら取り出される出力信号は、構造欠陥を示す渦電流変化
    より発生する第1の信号要素と、局部欠陥または金属断
    面欠損を示す磁束変化により発生する第2の信号要素と
    からなる第1の信号であり、磁束検知手段から取り出さ
    れる出力信号は、構造欠陥を示す渦電流変化より発生す
    る第3の信号要素と、局部欠陥または金属断面欠損を示
    す磁束変化により発生する第4の信号要素とからなる第
    2の信号である磁気検査装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、第1の信号およ
    び第2の信号を用いて構造欠陥を検出する手段は、これ
    らの信号により構造欠陥の位置と大きさを検出するデジ
    タルプロセッサである磁気検査装置。
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