JPH06331611A - リング状構造物の自動探傷装置 - Google Patents

リング状構造物の自動探傷装置

Info

Publication number
JPH06331611A
JPH06331611A JP5119568A JP11956893A JPH06331611A JP H06331611 A JPH06331611 A JP H06331611A JP 5119568 A JP5119568 A JP 5119568A JP 11956893 A JP11956893 A JP 11956893A JP H06331611 A JPH06331611 A JP H06331611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
shaped structure
flaw detector
traveling carriage
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5119568A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Nakamura
誠一 中村
Mitsuo Ono
光夫 大野
Seisuke Hozumi
清介 穂積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Taiheiyo Cement Corp
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onoda Cement Co Ltd, Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd, Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Onoda Cement Co Ltd
Priority to JP5119568A priority Critical patent/JPH06331611A/ja
Publication of JPH06331611A publication Critical patent/JPH06331611A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リング状構造物の欠陥検査作業を、多大な労
力を要することなく安全に行なうことができ、欠陥位置
のデータの信頼性を向上できる自動探傷装置を提供す
る。 【構成】 キルンタイヤ自動探傷装置は、走行台車5
と、この走行台車5に搭載された超音波探傷装置6と、
走行台車5を制御する制御装置とにより構成されてい
る。走行台車5には、キルンタイヤ外周面に磁力吸着し
つつ同外周面上を周方向に走行する駆動マグネットロー
ラ13a、13bと、キルンタイヤの側面に接触するサ
イドローラ20a、20bと、駆動モータ14a、14
bとが備えられている。また、超音波探傷装置6には、
キルンタイヤの幅方向に移動するための駆動モータ47
が接続されている。さらに、走行台車5には、欠陥マー
キング機構53、接触媒質供給機構、清掃用エアノズル
81等が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、セメントプ
ラント用ロータリーキルンのキルンタイヤ等のリング状
構造物において、欠陥検査を自動で行なうことのできる
自動探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リング状構造物の代表的なものとして、
セメントプラント用ロータリーキルン(回転式焼成炉)
のキルンタイヤがある。このロータリーキルンは、鉄製
の大きな円筒を若干傾けて横方向に設置した炉体であっ
て、その上部からセメント原料を入れて、ロータリーキ
ルンを回転させながら、セメント原料を移動させつつ加
熱して焼成を行なう装置である。
【0003】この装置において、キルンタイヤは、たと
えば直径7m、幅1m、総重量100tといった巨大な
スチール製リングであって、ロータリーキルンを支える
とともに、駆動リムと接触してロータリーキルンを回転
させるためにロータリーキルン1基に対して3〜4箇所
設置されるものである。キルンタイヤは、常に高荷重や
高熱負荷のもとで、かつ風雨にさらされるという苛酷な
環境で使用されるものであるが、このキルンタイヤが破
損すると、それはロータリーキルンの停止につながり、
ひいてはセメントプラント全体の運転停止を招いてしま
うことになる。したがって、年1〜2回のロータリーキ
ルンの定期点検期間に合わせて、キルンタイヤの検査作
業を行なっているが、この検査作業は、大規模な足場を
構築し、作業者の人手によって全キルンタイヤの全外周
面に対して超音波探傷作業を行なうことにより欠陥箇所
を発見するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キルンタイヤの検査作業においては、検査作業の前段階
としての大規模な足場の構築作業に多大の労力が必要と
されるばかりではなく、その作業は、作業者が足場に乗
って行なう、いわゆる高所作業であるので、作業に危険
が伴うという問題があった。また、欠陥箇所を発見した
場合には、作業者がその位置を手書きによって書き留め
る方法を取っているが、この方法ではデータの信頼性に
限度があるので、後の欠陥補修作業が円滑に行なわれな
いということが懸念されていた。なお、この問題はキル
ンタイヤに限るものではなく、他の大規模なリング状構
造物にも共通した問題となっている。
【0005】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであって、リング状構造物の検査作業を多大
な労力を要することなく、安全に行ない得るとともに、
欠陥位置のデータの信頼性を向上させることのできるリ
ング状構造物の自動探傷装置を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1記載のリング状構造物の自動探傷装置
は、リング状構造物に対して磁力吸着によって装着する
ための装着手段を有し、前記リング状構造物の外周面上
を周方向に走行自在に構成された走行台車と、この走行
台車に搭載され前記リング状構造物の外周面の欠陥を探
知する超音波探傷装置と、前記走行台車の走行をこの走
行台車と離間した位置から制御する制御装置を具備して
なることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2記載のリング状構造物の自
動探傷装置は、前記走行台車が、フレームに、前記リン
グ状構造物の外周面に磁力吸着するとともに同外周面上
を走行することにより前記装着手段を構成する駆動マグ
ネットローラと、リング状構造物の側面に接触して前記
走行台車を保持するサイドローラと、前記駆動マグネッ
トローラを回転駆動する駆動機構とが設けられた構成と
されていることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3記載のリング状構造物の自
動探傷装置は、前記超音波探傷装置が、前記走行台車上
に前記リング状構造物の幅方向に移動自在に取り付けら
れ、前記走行台車に、前記超音波探傷装置を前記幅方向
に移動させる駆動機構を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0009】また、請求項4記載のリング状構造物の自
動探傷装置は、前記走行台車に、前記超音波探傷装置が
探知したリング状構造物の外周面の欠陥位置上に塗料を
噴射させる欠陥マーキング機構を備えたことを特徴とす
るものである。
【0010】また、請求項5記載のリング状構造物の自
動探傷装置は、前記走行台車に、前記超音波探傷装置の
超音波探触子とリング状構造物の外周面との間の空間に
接触媒質を供給する接触媒質供給機構を備えたことを特
徴とするものである。
【0011】また、請求項6記載のリング状構造物の自
動探傷装置は、前記走行台車のフレームが、前フレーム
と後フレームとに別体として構成されるとともに、これ
ら前および後フレームにはそれぞれ前記駆動マグネット
ローラが設けられ、かつこれら前および後フレームは、
リング状構造物の接線方向に沿って位置される軸により
互いに回動自在に連結された構成とされていることを特
徴とするものである。
【0012】また、請求項7記載のリング状構造物の自
動探傷装置は、前記超音波探傷装置に、この超音波探傷
装置の超音波探触子をリング状構造物の方向に付勢する
付勢装置を備えるとともに、この超音波探触子の周囲に
はガイドプレートを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】また、請求項8記載のリング状構造物の自
動探傷装置は、前記走行台車に、前記超音波探傷装置の
前方に位置して設置され、リング状構造物の外周面に向
けてエアを噴出する清掃用エアノズルを備えたことを特
徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1ないし請求項3記載のリング状構造物
の自動探傷装置によれば、駆動マグネットローラ、サイ
ドローラおよび駆動機構を有する走行台車は、制御装置
によって制御されてリング状構造物の外周面上を周方向
に自動走行する。さらに、この走行台車に搭載された超
音波探傷装置はリング状構造物の幅方向に移動自在にさ
れているので、前記走行台車の移動と超音波探傷装置の
移動を組み合わせると、この超音波探傷装置はリング状
構造物の外周面上をくまなく移動して同外周面の欠陥位
置を確実に探知することができる。したがって、作業者
が制御装置を操作して走行台車および超音波探傷装置を
作動させることによって、自動的に欠陥検査作業を行な
うことができる。
【0015】請求項4記載のリング状構造物の自動探傷
装置によれば、走行台車に備えられた欠陥マーキング機
構によって、超音波探傷装置が探知したリング状構造物
の外周面の欠陥位置上に塗料が噴射されるので、欠陥検
査終了後に欠陥位置を容易に判別することができる。
【0016】請求項5記載のリング状構造物の自動探傷
装置によれば、走行台車に備えられた接触媒質供給機構
によって、超音波探傷装置の超音波探触子とリング状構
造物の外周面との間の空間に、超音波探傷に必要な接触
媒質が供給されるので、走行台車の外部から接触媒質を
供給する必要がなく、超音波探傷装置は超音波探傷を円
滑に実施することができる。
【0017】請求項6記載のリング状構造物の自動探傷
装置によれば、走行台車のフレームがそれぞれ別体とさ
れ、軸によって連結される前フレームと後フレームとで
構成されているので、リング状構造物の外周面上に凹凸
部が存在して、その凹凸部により走行台車の各駆動マグ
ネットローラの高さが変わるようなことがあっても、前
記各フレームが前記軸を中心として相対的に回動するこ
とによって、各駆動マグネットローラはリング状構造物
の外周面に確実に接触することができる。
【0018】請求項7記載のリング状構造物の自動探傷
装置によれば、超音波探傷装置には、超音波探触子を付
勢する付勢装置と、超音波探触子の前方から後方に延び
るガイドプレートとが備えられているので、超音波探触
子は、前記付勢装置によってリング状構造物側に押圧さ
れるとともに、リング状構造物の外周面の凹凸にかかわ
らず、ガイドプレートによって常にリング状構造物の外
周面に沿って円滑に移動することができる。
【0019】請求項8記載のリング状構造物の自動探傷
装置によれば、走行台車に備えられた清掃用エアノズル
によって、エアが超音波探傷装置前方のリング状構造物
の外周面に向けて噴出されるので、噴出されたエアがリ
ング状構造物の外周面に付着した塵埃等の異物を飛散さ
せることによって、リング状構造物の外周面の欠陥のみ
を確実に検出することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明をロータリーキルンのキルンタ
イヤに適用した場合の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図8は、ロータリーキルンにキルンタイヤ自
動探傷装置を取り付けた状態を示す図であって、符号1
は、地面2上に設置されたロータリーキルン、3はキル
ンタイヤ(リング状構造物)、4はロータリーキルンに
装着されたキルンタイヤ自動探傷装置(リング状構造物
の自動探傷装置)である。このキルンタイヤ自動探傷装
置4は、図1ないし図3に示す走行台車5および超音波
探傷装置6と、図6に示す制御装置7と、これらを接続
するケーブル8とによって概略構成されている。なお、
走行台車5は、キルンタイヤ3に装着されてキルンタイ
ヤ3上を走行するためのもの、超音波探傷装置6は、前
記走行台車5に搭載されてキルンタイヤ3外周面の欠陥
を探知するためのもの、制御装置7は、前記走行台車5
と離れた位置から走行台車5の動作を制御するためのも
のである。
【0021】まず、図1ないし図5を用いて走行台車の
構成について説明する。走行台車5は、そのフレームが
前フレーム9と後フレーム10とに2分割されて構成さ
れており、これらフレーム9、10は、キルンタイヤ3
の周方向(接線方向)に沿う軸線をもつ走行本体継手1
1(軸)によって連結されるとともに、この走行本体継
手11を中心軸として互いに回動自在に構成されてい
る。
【0022】図1に示すように、前フレーム9の前部の
両側には、このフレーム9に支持された駆動軸12aに
駆動マグネットローラ13a、13aが回転自在に支持
されている。この駆動マグネットローラ13aは磁力を
有するものであって、キルンタイヤ3上に配置した時に
この磁力によってキルンタイヤ3上に吸着して、走行台
車5全体をキルンタイヤ3上に確実に保持する機能を有
するものである。また、前フレーム9の前部には、駆動
モータ14a(駆動機構)が固定されており、駆動モー
タ14aの回転力は動力伝達機構15a(駆動機構)を
介して前記駆動軸12aに伝達されて、前記駆動マグネ
ットローラ13a、13aを回転駆動させるようになっ
ている。
【0023】前フレーム9の前部の両側部には、サイド
アーム16a、16aがキルンタイヤ3の幅方向に移動
自在に支持され、さらに、このサイドアーム16a、1
6aに支持されたボルト17a、17aを中心としてロ
ーラアーム18a、18aが回動自在に支持されてい
る。また、前記ローラアーム18aの下端には軸19が
形成され、この軸19にはサイドローラ20aが回転自
在に支持されている。このサイドローラ20aは、キル
ンタイヤ3の側面に常に接触して、走行台車5の走行に
伴って前記側面上を転動するものであって、走行台車5
の走行方向を確実にキルンタイヤ3の周方向と平行に保
持する役目を果たすものである。
【0024】ここで、図4に示すように、前記サイドア
ーム16aは、前フレーム9に固定されたサイドアーム
クランプシリンダ21aの軸22に固定されており、こ
の軸22が往復運動を行なうことによってサイドアーム
16aがキルンタイヤ3の幅方向に伸縮できるようにな
っている。また、前記ローラアーム18aの軸心とサイ
ドアーム16aの軸心との角度は、前記ボルト17aお
よびナットの緊定解除および緊定作業を行なうことによ
って変更できるようになっている。したがって、これら
の構成により、たとえ検査を行なうキルンタイヤ3の幅
やテーパ形状が異なる場合であっても、常にサイドロー
ラ20aはキルンタイヤ3の側面に接触するように調整
することができる。
【0025】前フレーム9の前記動力伝達機構15aの
側方には、走行位置検出機構23が設けられている。図
5に示すように、この走行位置検出機構23は、前フレ
ーム9に固定された軸24にローラ支持部材25が軸2
4aを中心として回動自在に支持され、さらに、ローラ
支持部材25に固定された軸に位置検出ローラ26が回
転自在に支持されている。この位置検出ローラ26は、
スプリング27によりローラ支持部材25がキルンタイ
ヤ3方向に押圧されることによって、キルンタイヤ3外
周面に常に接触して、走行台車5の走行に伴って前記外
周面に沿って転動するようになっている。そして、位置
検出ローラ26の回転数は、回転伝達機構28を経て前
フレーム9に固定された走行位置検出器29に伝達され
るようになっており、この走行位置検出器29は前記回
転数に基づいて、走行台車5のキルンタイヤ3上の現在
位置を検出できるように構成されている。なお、この走
行位置検出機構23が走行台車5の現在位置を検出する
際には、検査開始段階において、走行台車5に設置され
た図示しない基準位置検出センサが、キルンタイヤ3の
側面に埋設された図示しない基準位置マグネットを検出
して、その位置を座標の原点とし、その位置からのずれ
によって走行台車5のキルンタイヤ3上の現在位置が検
出されるようになっている。
【0026】また、前フレーム9の後部には、キルンタ
イヤ3の幅方向に延びるガイドレール30(詳細は後述
する)が固定されている。
【0027】つぎに、後フレーム10の両側には、駆動
マグネットローラ13b、13bが回転自在に支持され
ている。この駆動マグネットローラ13bについては、
その支持構造および駆動手段は前述した前フレーム側の
ものと同様であって、駆動モータ14b(駆動機構)の
回転力が動力伝達機構15b(駆動機構)を介して駆動
軸12bに伝達されて、回転駆動されるようになってい
る。
【0028】また、後フレーム10の両側部には、サイ
ドアーム16bがサイドアームクランプシリンダ21b
によってキルンタイヤ3の幅方向に移動自在に支持さ
れ、さらに、このサイドアーム16bに対してローラア
ーム18bがボルト17bによって回動自在に支持され
ている。また、前記ローラアーム18bの下端にはサイ
ドローラ20bが回転自在に支持されている。これらの
支持構造についても、前述した前フレーム側のものと同
様であって、このサイドローラ20bも前フレーム側の
サイドローラ20aとともに作用して、キルンタイヤ3
の側面に常に接触することによって、走行台車5の走行
方向を確実にキルンタイヤ3の周方向と平行に保持する
役目を果たすものである。
【0029】つぎに、超音波探傷装置について詳細に説
明する。この超音波探傷装置6は走行台車5上に搭載さ
れ、キルンタイヤ3の外周面上を移動して同外周面上の
欠陥を探知するためのものである。図3において、符号
31はケーシングであり、このケーシング31には支持
部材32が固定され、この支持部材32には、前記ガイ
ドレール30を挟んで前後に2本ずつおよび上下に2本
ずつ、合計8本の軸33、33…が固定されており、ロ
ーラ34、34…がこの軸33、33…を中心として回
転自在に支承されている。このローラ34は、ローラ3
4本体の両側面に側板35、35を設けてなるものであ
り、超音波探傷装置をガイドレール30に設置した状態
においては、両側板35、35がガイドレール30を挟
んで、超音波探傷装置6がガイドレール30から離脱で
きないように構成されている。
【0030】また、前記ケーシング31にはエアシリン
ダ36が固定されており、エアシリンダ36本体から突
出するロッド37の先端には、超音波探触子モジュール
38が取り付けられている。そして、この超音波探触子
モジュール38は、モジュール本体38aと、これに取
り付けられた超音波探触子39およびガイドプレート4
0によって構成されている。ここで、超音波探触子39
はキルンタイヤ3の欠陥を探知すべく発射される超音波
の反射波を検知するためのもの、ガイドプレート40は
キルンタイヤ3外周面に沿いつつ超音波探触子39を誘
導するためのものである。なお、超音波探触子39には
ケーブルベア41が接続され、このケーブルベア41の
他端には、超音波探傷器42(詳細は後述する)が接続
されている。
【0031】また、前記ロッド37は、エアシリンダ3
6本体とロッド37の先端に設けられたストッパ43と
の間に介装されたスプリング44(付勢装置)によって
常時、キルンタイヤ3方向へ突出するように付勢されて
いる。したがって、ロッド37に取り付けられた超音波
探触子モジュール38は、キルンタイヤ3外周面に非常
に接近した位置に配置されるようになっている。一方、
前記ロッド37と前記支持部材32との間には、第1の
平行リンク45aがピン46、46を介して回動自在に
架設されており、さらに、前記ロッド37と前記超音波
探触子モジュール38との間には、第2の平行リンク4
5bがピン46、46を介して回動自在に架設されてい
る。
【0032】この構成のもとに、前記超音波探触子モジ
ュール38は、ケーシング31とともにガイドレール3
0上をキルンタイヤ3の幅方向に移動できるようになっ
ている。また、エアシリンダ36を駆動するとキルンタ
イヤ3の外周面に対する超音波探触子モジュール38の
位置が変更できるようになっている。そして、超音波探
触子モジュール38は、前記平行リンク45a、45b
によって常にロッド37の軸線方向、すなわちキルンタ
イヤ3の外周面に直交する方向に動作方向を維持され
て、往復運動できるようになっている。
【0033】一方、前フレーム9の後部には、超音波探
傷装置6を移動させるための駆動モータ47(駆動機
構)が固定されており、駆動モータ47の回転力は動力
伝達機構48(駆動機構)を経て軸49に伝達されるよ
うになっている。軸49にはプーリ50aが固定されて
いるが、図1に示すように、このプーリ50aは前フレ
ーム9の一方の端部に位置するものであり、これと対向
する側の端部には別のプーリ50bが回転自在に支持さ
れている。これらプーリ50a、50b間には横走査ベ
ルト51が巻回されているとともに、この横走査ベルト
51の一部には連結部材52が固定されており、この連
結部材52は前記ケーシング31に固定された支持部材
32に固定されている。
【0034】この構成のもとに、前記駆動モータ47を
駆動した際には、駆動モータ47の回転力は動力伝達機
構48を経てプーリ50aに伝達されてプーリ50aが
回転し、それに伴って横走査ベルト51が回転すること
によって、横走査ベルト51に固定された超音波探傷装
置6がガイドレール30に沿ってキルンタイヤ3の幅方
向に移動するようになっている。
【0035】つぎに、走行台車5に搭載された欠陥マー
キング機構について説明する。この欠陥マーキング機構
53は後フレーム10に設置されており、前記超音波探
傷装置6がキルンタイヤ3外周面上の欠陥を探知した際
に、欠陥位置上に塗料によるマーキングを施しておき、
検査終了後、欠陥補修作業を行なう際に欠陥位置を容易
に判別することができるようにするためのものである。
【0036】図2に示すように、後フレーム10上に
は、支持板54が立設され、支持板54には軸55を介
して支持体56が回転自在に支持されている。そして、
支持体56にはスプレー缶57が固定されている。この
スプレー缶57にはペイントが充填されており、スプレ
ー缶57上部のボタン57aを押圧することによって内
部のペイントが噴射孔57bから噴射されるようになっ
ている。また、前記支持体56の上部にはソレノイド5
8が設置され、さらに、支持体54に固定された固定ピ
ン59にL字状のレバー60が回動自在に支持されてい
る。そして、レバー60の一端とソレノイド58の作動
子58aとはピンを介して回動自在に連結されている。
なお、前記のように、支持体56にはスプレー缶57と
ソレノイド58が固定されているが、支持体56の下方
側の重量が大きくなるように設計されており、走行台車
5がキルンタイヤ3上のどのような位置にあってもスプ
レー缶57は必ず直立し、スプレー缶57上部のボタン
57aが押圧されると、内部のペイントは確実に噴射孔
57bから噴射されるようになっている。
【0037】常態において、ソレノイド58の作動子5
8aは側方に突出しており、その場合にはレバー60は
2点鎖線に示す位置にある。ところが、ソレノイド58
が作動した場合には、作動子58aが引張されてレバー
60が実線の位置に回動し、この際にレバー60がスプ
レー缶57のボタン57aを押すことによって内部のペ
イントが図示しないペイント供給管に供給されるように
なっている。このペイント供給管の先端は、前記超音波
探傷装置6に接触した図1における符号62で示す位置
に配置され、その供給口がキルンタイヤ3の外周面に向
けて設置されている。したがって、前記超音波探傷装置
6がキルンタイヤ3外周面上の欠陥を探知した際には、
この欠陥マーキング機構53は、後述する制御装置7か
らの信号によってソレノイド58を作動させることによ
って、欠陥位置上にペイントによるマーキングを施すよ
うに構成されている。
【0038】つぎに、走行台車5に搭載された接触媒質
供給機構について説明する。この接触媒質供給機構は、
超音波の反射波を検知する超音波探触子39とキルンタ
イヤ3外周面との間の微小な空間に超音波を伝達するた
めの所定の粘度をもった液体、いわゆる接触媒質を供給
するものである。この接触媒質供給機構も走行台車5上
に設けられるものであって、後フレーム10上に図示し
ないタンクが設けられ、このタンクの内部に接触媒質が
充填されている。前記タンクには図示しない媒質供給管
が連結されるとともに、この媒質供給管には図示しない
工場配管等から高圧エアが導入されるようになってお
り、この高圧エアが導入された時には、ベンチュリー作
用によってタンク内部の接触媒質が媒質供給管内に吸入
されて同管内を流動するようになっている。
【0039】一方、この媒質供給管の先端は、前記超音
波探傷装置6の前方の、図1における符号64で示す位
置に配置され、その供給口がキルンタイヤ3の外周面に
向けて設置されている。したがって、接触媒質は常時、
超音波探傷装置6の前方のキルンタイヤ3の外周面上に
供給され、同外周面上に付着した接触媒質上を前記超音
波探触子39が移動することによって、超音波探傷装置
6は確実に超音波探傷を行なうことができるようになっ
ている。
【0040】また、前記超音波探傷装置6前部にあたる
接触媒質供給口64の側方には、清掃用エアノズル81
がそのエア噴出口をキルンタイヤ3の外周面に向けて設
置されている。そして、この清掃用エアノズル81に
は、図示しない工場配管等から高圧エアが導入されるよ
うになっており、エアがキルンタイヤ3の外周面に吹き
付けられることによってキルンタイヤ3の外周面上に付
着した塵埃等の異物を飛散させるようになっている。
【0041】つぎに、制御装置について説明する。制御
装置7は、図8に示したように、前記説明した走行台車
5とは離れた地上に設置され、走行台車5とはケーブル
8によって接続されるものであって、走行台車5の種々
の動作を制御するためのものである。図6は、制御装置
7の構成を表わすブロック図であるが、この図に示した
ように、制御装置7は、制御部65とデータ判別部66
とによって概略構成されている。
【0042】まず、制御部65について説明する。計数
部67は、走行台車5に設置された前記走行位置検出機
構23からの信号を受けて、走行台車5の現在位置をデ
ィジタル信号に変換するためのもの、設定入力部68
は、走行台車5の軌道および検査範囲等のデータを作業
者が入力するためのものである。また、装置制御および
演算処理部69は、前記設定入力部68からのデータを
基準として計数部67からの走行台車5の位置信号を比
較しつつ走行台車5の移動を制御するとともに、データ
表示部70に各種データ信号を送信するためのものであ
る。マーカー部71およびドライバー部72は、装置制
御および演算処理部69からの信号を受けて、それぞれ
走行台車5の欠陥マーキング機構53、および各駆動モ
ータ14a、14b、47に作動信号を与えるためのも
のである。なお、データI/O部73は前記各部間に介
在するインタフェイスである。
【0043】つぎに、データ判別部66は、超音波探傷
器42とデータ判別ユニット74によって構成されてい
る。超音波探傷器42は、前記超音波探傷装置6の超音
波探触子39が検知した反射波強度の信号を画面上に連
続波形として表示する機器であり、探知されたキルンタ
イヤ3の欠陥は波形のピークとして表示されるようにな
っている。また、データ判別ユニット74は、ある一定
レベルの信号を基準値として持ち、前記波形のピークを
その基準値と比較して、そのピークが欠陥として判定さ
れるべき有意なデータであるか否かを判別するためのも
のである。そして、明らかに欠陥として判定されたデー
タが検知された場合には、その信号が前記制御部65の
データI/O部73を介して、装置制御および演算処理
部69に送信されるように構成されている。
【0044】ここで、前記構成のキルンタイヤ自動探傷
装置4を用いてキルンタイヤ3上の欠陥を検査する方法
について以下、説明する。図7は、キルンタイヤ自動探
傷装置4の設置方法を示す図であって、符号3はキルン
タイヤ、75は駆動リム、2は地面、7は制御装置、8
はケーブル、5は走行台車、そして、76はセッティン
グ梯子(詳細は後述する)である。
【0045】まず、制御装置7を地上のキルンタイヤ3
近傍の適当な位置に配置する。そこで、ロータリーキル
ン1を停止させた状態において、セッティング梯子76
を地面2上からキルンタイヤ3の外周面上に架設する。
このセッティング梯子76は、2本のアルミフレーム7
7がその間隔を調整可能なように横板78に支持された
ものであって、さらに、これらアルミフレーム77、7
7の間には、フレームと平行な方向に延びる2枚の細長
い鉄板80が横板78に支持されている。なお、この2
枚の鉄板80、80の間隔は、前記走行台車5の左右1
対の駆動マグネットローラ13a、13bの間隔と一致
するように設定されている。
【0046】ここで、作業者は、走行台車5の各サイド
ローラ20a、20bが各アルミフレーム77の側面に
接触するように、また、各駆動マグネットローラ13
a、13bが各鉄板80の上面に位置するように、走行
台車5を前記セッティング梯子76の下部に装着する。
その後、作業者が制御装置7から指示を与えることによ
って、走行台車5はセッティング梯子76に沿って、下
部から上部に昇っていきセッティング梯子76からキル
ンタイヤ3へと乗り移って、キルンタイヤ3に装着され
るようになっている。なお、この際には、セッティング
梯子76の2本のアルミフレーム77、77の間隔は、
キルンタイヤ3の幅に一致するように調節されているの
で、走行台車5の各サイドローラ20a、20bはセッ
ティング梯子76を経て、そのままキルンタイヤ3の側
面に接触するようになっている。
【0047】つぎに、前記のような方法によって走行台
車5をキルンタイヤ3上に装着した後に、走行台車5お
よび走行台車5に搭載された超音波探傷装置6を制御装
置7によって検査前の初期位置に誘導する。本実施例の
場合、走行台車の初期位置は図7における符号79の位
置、また、超音波探傷装置6の初期位置は走行台車5上
の右端部の位置とする。なお、この時、ロータリーキル
ンを操作して、符号79の位置には図示しない前記基準
位置マグネットが位置するようにしておく。初期位置に
誘導された後、超音波探傷装置6はキルンタイヤ3の外
周面上を移動して超音波探傷を開始するが、まず、超音
波探傷装置6が前記初期位置からキルンタイヤ3の幅方
向に移動して一側端に達した時に、走行台車5はキルン
タイヤ3の周方向にわずか前進する。そして、超音波探
傷装置6はキルンタイヤ3の幅方向に前記と逆方向に移
動して一側端に達した時に、走行台車5はキルンタイヤ
3の周方向にわずか前進する。以降、走行台車5および
超音波探傷装置6はこの動作を同様に繰り返していく。
【0048】すなわち、本実施例の場合、(1)超音波
探傷装置6の右端部から左端部への移動、(2)走行台
車5の微小距離の前進、(3)超音波探傷装置6の左端
部から右端部への移動、(4)走行台車5の微小距離の
前進、という前記(1)〜(4)の動作を1サイクルと
して、走行台車5および超音波探傷装置6はこのサイク
ルを繰り返していく。これにより、超音波探傷装置6は
キルンタイヤ3の外周面上をくまなく移動して超音波探
傷を行なうことができる。
【0049】ところで、超音波探傷作業において、超音
波探傷装置6がキルンタイヤ3上に異常を探知し、かつ
前記制御装置7のデータ判別部66がその異常が明らか
に欠陥であると判断した場合には、欠陥マーキング機構
53が作動してその欠陥位置上にマーキングを施すわけ
であるが、実際には、超音波探触子39の位置と欠陥マ
ーキング機構53のペイント供給口62の位置とは異な
っているので、欠陥位置は制御装置7の装置制御および
演算処理部69に一旦記憶されて、後でペイント供給口
62が欠陥位置上に移動してきた時に、制御装置7は欠
陥マーキング機構53を作動させるわけである。
【0050】ところが、キルンタイヤ3の下部側には、
ロータリーキルン1を駆動させるための駆動リム75等
の部材が接触しているので、前記走行台車5はキルンタ
イヤ3の全外周面上を移動することは不可能である。そ
こで、走行台車5を、図7の符号79で示した初期位置
から移動を開始させると、キルンタイヤ3の上半周面の
検査を完了した時点で一旦初期位置79まで戻し、さら
には、前記セッティング梯子76を下降させて、地上近
傍まで移動させるようにする。そこで、作業者は、次に
検査すべきキルンタイヤ3に走行台車5を装着し直し、
以下、前記と全く同様な手順によってキルンタイヤ3の
上半周面の検査を実施する。そして、ロータリーキルン
1の3〜4箇所に設置された全てのキルンタイヤ3に対
して同様に上半周面の検査を完了した後に、ロータリー
キルン1を1/2回転させ、さらに、前記と全く同様な
手順によってキルンタイヤ3の上半周面の検査を実施す
ると、全キルンタイヤ3の全外周面の検査を完了するこ
とができるのである。
【0051】以下、本実施例のキルンタイヤ自動探傷装
置の効果について説明する。本実施例のキルンタイヤ自
動探傷装置4は、地上に設置した制御装置7からの信号
によって、前記走行台車5がキルンタイヤ3上を移動し
つつ、超音波探傷装置6が超音波探傷を行なうように構
成されているので、作業者は地上において、制御装置7
を操作すること、および走行台車5を前記セッティング
梯子76を用いてキルンタイヤ3に装着させること、の
2つの作業を行なうだけで欠陥検査作業を実施すること
ができる。したがって、従来の場合のように、検査のた
めに大規模な足場を構築し、作業者がその足場上で超音
波探傷を行なうといった、多大な労力を要し、危険を伴
う作業が不要になるので、検査作業全体を合理的、かつ
安全に行なうことができるようになる。
【0052】また、本装置によって探知された欠陥位置
は、走行台車5に搭載された走行位置検出機構23が制
御装置7の計数部67を経てディジタル信号化されると
ともに、その信号データが制御装置7の装置制御および
演算処理部69に記憶されたり、データ表示部70に表
示されたりするものである。すなわち、欠陥位置のデー
タを取得するに際して、従来の場合のように、作業者が
目で見たり、手で書き留めたりといった、作業者の能力
が介在することがないので、そのデータの信頼性を向上
させることができる。
【0053】また、前記制御装置7に接続された欠陥マ
ーキング機構53の作用によって、前記欠陥上の正確な
位置にペイントによるマーキングが施されるので、検査
作業とその後の欠陥補修作業との期間が空いて、その間
にマーキング箇所が風雨にさらされるようなことがあっ
てもそのマーキングは消失することがなく、欠陥補修作
業時の目安に十分なり得るものである。
【0054】また、前記接触媒質供給機構が走行台車5
に搭載されているので、超音波探傷に必要な接触媒質
を、走行台車5の外部から別の手段を用いて供給する必
要がなく、さらに、媒質供給管の供給口64が超音波探
傷装置6のわずか前方に配置されているので、超音波探
触子39が絶えず接触媒質に接触することによって、超
音波探傷を安定して行なうことができる。
【0055】また、走行台車5のフレームは、前フレー
ム9と後フレーム10とが走行本体継手11を中心軸と
して互いに回動自在に構成されているので、キルンタイ
ヤ3の外周面に凹凸部が存在して各駆動マグネットロー
ラ13a、13bの高さが変わるようなことがあって
も、その場合には、前フレーム9と後フレーム10とが
相対的に回動して、各駆動マグネットローラ13a、1
3bは確実にキルンタイヤ3の外周面に接触し、同外周
面との吸着状態を保持することができる。
【0056】また、超音波探傷装置6を構成する超音波
探触子モジュール38には、超音波探触子39およびこ
れを囲むガイドプレート40が設けられているので、こ
のガイドプレート40はキルンタイヤ3外周面に沿いつ
つ超音波探触子39を誘導して、たとえば同外周面に凹
部があっても、この凹部に超音波探触子39が落ち込む
ことで超音波探触子39を破損させたり、超音波探傷装
置6の移動を不安定にするといった問題を解消すること
ができる。
【0057】また、前記超音波探傷装置6前部には清掃
用エアノズル81が設置されているので、キルンタイヤ
3の外周面に吹き付けられたエアによってキルンタイヤ
3の外周面上に付着した塵埃等の異物が飛散するため、
超音波探傷装置6が前記異物を欠陥として誤検出する率
を減少することができ、欠陥自体の検出率を向上させる
ことができる。
【0058】なお、以上に本発明の一実施例を説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、各
部の具体的な構成において、種々の設計的な変更を行な
い得ることは勿論である。しかしながら、超音波探傷装
置を搭載する走行台車がキルンタイヤに対して磁力吸着
によって装着されるという、本発明の主要な作用が達成
されるためには、走行台車の重量と磁力強度とのバラン
スや、走行台車の各構成要素の強度設計等については十
分な配慮が必要である。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1な
いし請求項3記載のリング状構造物の自動探傷装置によ
れば、駆動マグネットローラ、サイドローラおよび駆動
機構が備えられた走行台車は、制御装置によってリング
状構造物の外周面上を周方向に走行し、超音波探傷装置
はリング状構造物の幅方向に移動するので、この結果、
超音波探傷装置はリング状構造物の外周面上をくまなく
移動して同外周面上の欠陥位置を確実に探知することが
できる。したがって、作業者は、前記走行台車と離間し
た位置から制御装置を操作することによって自動的にリ
ング状構造物の欠陥検査作業を行なうことができる。す
なわち、従来の欠陥検査作業の場合のように、検査のた
めに大規模な足場を構築し、作業者がその足場上で超音
波探傷を行なうといった、労力を要し、かつ危険を伴う
作業が不要となるので、検査作業全体を合理的、かつ安
全に行なうことができるようになる。
【0060】また、請求項4記載のリング状構造物の自
動探傷装置によれば、前記走行台車に備えられた欠陥マ
ーキング機構によって、超音波探傷装置が探知したリン
グ状構造物外周面上の欠陥位置上に塗料が自動的に噴射
されるので、従来の欠陥検査作業の場合のように、作業
員が手書きによってこの欠陥位置をデータに書き留める
といった作業は不要になり、欠陥位置のデータの信頼性
を向上させることができる。
【0061】また、請求項5記載のリング状構造物の自
動探傷装置によれば、前記走行台車に備えられた接触媒
質供給機構によって、超音波探傷装置の超音波探触子と
リング状構造物外周面との間の空間に超音波探傷に必要
な接触媒質が供給されるので、走行台車外部から接触媒
質を供給する必要がなく、超音波探傷装置は欠陥位置を
確実に探知することができる。
【0062】また、請求項6記載のリング状構造物の自
動探傷装置によれば、前記走行台車のフレームが前フレ
ームと後フレームによって構成され、これらフレームが
軸によって互いに回動自在に連結されているので、たと
えばリング状構造物の外周面上に凹凸部が存在して、そ
の凹凸部により走行台車の各駆動マグネットローラの高
さが変わるようなことがあっても、各駆動マグネットロ
ーラは、リング状構造物の外周面上に確実に吸着して、
走行台車全体をリング状構造物上に安定して装着させる
効果を奏することができる。
【0063】また、請求項7記載のリング状構造物の自
動探傷装置によれば、前記超音波探傷装置には、付勢装
置とガイドプレートとが備えられているので、超音波探
傷装置の超音波探触子は、前記付勢装置の作用により、
常時、リング状構造物側に近接して配置されるととも
に、前記ガイドプレートの作用により、リング状構造物
外周面の凹凸にかかわらず、同外周面に沿って円滑に移
動できるため、この超音波探傷装置は安定して欠陥検査
を行なうことができる。
【0064】また、請求項8記載のリング状構造物の自
動探傷装置によれば、清掃用エアノズルによりエアが超
音波探傷装置前方のリング状構造物の外周面に向けて噴
出されるので、エアがリング状構造物の外周面に付着し
た塵埃等の異物を飛散させることによって、超音波探傷
装置が前記異物を欠陥として誤検出することがなくな
り、欠陥自体の検出率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリング状構造物の自動探傷装置をキル
ンタイヤに適用した場合の一実施例における走行台車を
示す平面図である。
【図2】同、正面図である。
【図3】図1におけるX−X線に沿う側断面図である。
【図4】前記走行台車のサイドアーム部分を拡大視した
図である。
【図5】前記走行台車の走行位置検出機構部分を拡大視
した図である。
【図6】本実施例における制御装置を示すブロック図で
ある。
【図7】本実施例のキルンタイヤ自動探傷装置をキルン
タイヤに設置する方法を示す図である。
【図8】本実施例のキルンタイヤ自動探傷装置をキルン
タイヤに取り付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン 3 キルンタイヤ(リング状構造物) 4 キルンタイヤ自動探傷装置(リング状構造物の自
動探傷装置) 5 走行台車 6 超音波探傷装置 7 制御装置 9 前フレーム 10 後フレーム 11 走行本体継手(軸) 13a、13b 駆動マグネットローラ 14a、14b 駆動マグネットローラ用駆動モータ
(駆動機構) 15a、15b 駆動マグネットローラ用動力伝達機構
(駆動機構) 20a、20b サイドローラ 39 超音波探触子 40 ガイドプレート 44 スプリング(付勢装置) 47 超音波探傷装置用駆動モータ(駆動機構) 48 超音波探傷装置用動力伝達機構(駆動機構) 53 欠陥マーキング機構 81 清掃用エアノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 光夫 茨城県稲敷郡東村大字釜井字立切1720 石 川島検査計測株式会社霞ヶ浦事業所内 (72)発明者 穂積 清介 茨城県稲敷郡東村大字釜井字立切1720 石 川島検査計測株式会社霞ヶ浦事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状構造物に対して磁力吸着によっ
    て装着するための装着手段を有し、前記リング状構造物
    の外周面上を周方向に走行自在に構成された走行台車
    と、この走行台車に搭載され前記リング状構造物の外周
    面の欠陥を探知する超音波探傷装置と、前記走行台車の
    走行をこの走行台車と離間した位置から制御する制御装
    置を具備してなることを特徴とするリング状構造物の自
    動探傷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリング状構造物の自動探
    傷装置において、前記走行台車は、フレームに、前記リ
    ング状構造物の外周面に磁力吸着するとともに同外周面
    上を走行することにより前記装着手段を構成する駆動マ
    グネットローラと、リング状構造物の側面に接触して前
    記走行台車を保持するサイドローラと、前記駆動マグネ
    ットローラを回転駆動する駆動機構とが設けられている
    ことを特徴とするリング状構造物の自動探傷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のリング状構造
    物の自動探傷装置において、前記超音波探傷装置は、前
    記走行台車上に前記リング状構造物の幅方向に移動自在
    に取り付けられ、前記走行台車には、前記超音波探傷装
    置を前記幅方向に移動させる駆動機構が設けられている
    ことを特徴とするリング状構造物の自動探傷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のリ
    ング状構造物の自動探傷装置において、前記走行台車に
    は、前記超音波探傷装置が探知したリング状構造物の外
    周面の欠陥位置上に塗料を噴射させる欠陥マーキング機
    構が備えられていることを特徴とするリング状構造物の
    自動探傷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のリ
    ング状構造物の自動探傷装置において、前記走行台車に
    は、前記超音波探傷装置の超音波探触子とリング状構造
    物の外周面との間の空間に接触媒質を供給する接触媒質
    供給機構が備えられていることを特徴とするリング状構
    造物の自動探傷装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のリ
    ング状構造物の自動探傷装置において、前記走行台車の
    フレームは、前フレームと後フレームとに別体として構
    成されるとともに、これら前および後フレームにはそれ
    ぞれ前記駆動マグネットローラが設けられ、かつこれら
    前および後フレームは、リング状構造物の接線方向に沿
    って位置される軸により互いに回動自在に連結されてい
    ることを特徴とするリング状構造物の自動探傷装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のリ
    ング状構造物の自動探傷装置において、前記超音波探傷
    装置には、この超音波探傷装置の超音波探触子をリング
    状構造物の方向に付勢する付勢装置が備えられるととも
    に、この超音波探触子の周囲にはガイドプレートが備え
    られていることを特徴とするリング状構造物の自動探傷
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のリ
    ング状構造物の自動探傷装置において、前記走行台車に
    は、前記超音波探傷装置の前方に位置して設置され、リ
    ング状構造物の外周面に向けてエアを噴出する清掃用エ
    アノズルが備えられていることを特徴とするリング状構
    造物の自動探傷装置。
JP5119568A 1993-05-21 1993-05-21 リング状構造物の自動探傷装置 Withdrawn JPH06331611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5119568A JPH06331611A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 リング状構造物の自動探傷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5119568A JPH06331611A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 リング状構造物の自動探傷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06331611A true JPH06331611A (ja) 1994-12-02

Family

ID=14764565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5119568A Withdrawn JPH06331611A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 リング状構造物の自動探傷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06331611A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526766A (ja) * 2003-06-02 2006-11-24 ワンスティール トレーディング ピーティーワイ リミテッド 管の超音波検査
JP2012098193A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Shiyuto Kosoku Doro Gijutsu Center 自走式探傷装置
CN114227135A (zh) * 2021-12-22 2022-03-25 山东省路桥集团有限公司 一种用于钢箱梁损伤的修复检测器及检测方法
CN118961884A (zh) * 2024-10-10 2024-11-15 宝鸡市中宇稀有金属有限公司 一种环形锻件自动探伤装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526766A (ja) * 2003-06-02 2006-11-24 ワンスティール トレーディング ピーティーワイ リミテッド 管の超音波検査
JP2012098193A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Shiyuto Kosoku Doro Gijutsu Center 自走式探傷装置
CN114227135A (zh) * 2021-12-22 2022-03-25 山东省路桥集团有限公司 一种用于钢箱梁损伤的修复检测器及检测方法
CN118961884A (zh) * 2024-10-10 2024-11-15 宝鸡市中宇稀有金属有限公司 一种环形锻件自动探伤装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205691521U (zh) 隧道衬砌混凝土裂缝检测装置
KR101605629B1 (ko) 철도 차량의 윤축자동검사장치 및 방법
KR102460129B1 (ko) 자주식 비파괴검사장치
JPH09264877A (ja) 超音波自動探傷装置
CN1033484A (zh) 产品超声波检测的扫描装置
WO1990013814A1 (en) Ultrasonic wheel testing
JPH10288610A (ja) 大型鋼構造物の表面走行式探傷装置
JP2002303611A (ja) トンネル覆工コンクリートの非破壊検査方法及び装置
JPH10307015A (ja) 走行レールの検査方法および装置
TWI752635B (zh) 移動式檢查裝置、移動式檢查方法以及鋼材的製造方法
KR102013918B1 (ko) 이동검사장치 및 이를 포함하는 라이너플레이트 검사 시스템
JP3137460B2 (ja) 吸着式移動マニピュレータ
JPH0949827A (ja) 金属板用自走式検査装置及びその走行方法
CN110825082A (zh) 一种扫查架及其路径规划方法
CN113580063A (zh) 变速箱拆卸检修托架
KR102146208B1 (ko) 초음파 검사장치
US4442403A (en) Testing installation for pipes having an internal testing unit driven by the rotation of the pipe
CN113176266B (zh) 一种自动化无损检测装置
TWI768470B (zh) 移動式檢查裝置、移動式檢查方法以及鋼材的製造方法
JPH07128313A (ja) 天井クレーンのレール探傷用自動走査装置及びレール表面 のスケール除去装置
CN112198160A (zh) 一种爬壁式桥架焊缝检测设备
JPH02221858A (ja) 燃料タンク側板自動点検装置
JPH01191053A (ja) 超音波探傷走行装置
KR20200032975A (ko) 격납건물 라이너플레이트 검사 시스템의 제어방법 및 라이너플레이트 검사 방법
KR20220124943A (ko) 시설물 검사장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801