JPH06332016A - トリメリテート又はトリメセート含有ライトバルブ懸濁液及びその懸濁液を含むライトバルブ - Google Patents

トリメリテート又はトリメセート含有ライトバルブ懸濁液及びその懸濁液を含むライトバルブ

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JPH06332016A
JPH06332016A JP6094637A JP9463794A JPH06332016A JP H06332016 A JPH06332016 A JP H06332016A JP 6094637 A JP6094637 A JP 6094637A JP 9463794 A JP9463794 A JP 9463794A JP H06332016 A JPH06332016 A JP H06332016A
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Robert L Saxe
エル サクス ロバート
Robert I Thompson
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリメリテート又はトリメセートを含むライ
トバルブ懸濁液を提供する 【構成】 トリアルキルトリメリテート及び/又はトリ
メセートを含むライトバルブ懸濁液で、ライトバルブの
光変調用素子として使用するか、ライトバルブの光変調
用素子として使用されるライトバルブフィルム中にそれ
らの液滴を分散させる。 【効果】 粒子の凝集が防がれ、安定した懸濁液が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライトバルブに関し、
特にライトバルブセル内に含まれる粒子の液体懸濁液の
改良に関する。粒子の液体懸濁液はライトバルブの光変
調素子として、或いは多数の液体懸濁液の液滴をフィル
ム内に閉じ込めて、これをライトバルブの光変調素子と
して使用する事ができる。
【0002】
【従来の技術】ライトバルブは、光変調用として60年
程前から知られている。エドウイン・ランド(Edwi
n Land)の米国特許第1,955,923号で
は、ライトバルブとは、絶縁材の2つの透明シートで作
られた、その間に僅かな空間をもたせたセルで、シート
の内側表面(互いに向き合っている)に在って、電極と
して作用する導電性被膜を有するもので、液体懸濁媒体
に懸濁する小粒子を含むライトバルブ懸濁液を含むもの
と定義されている。実際は、ライトバルブ懸濁液は、粒
子の凝集を防ぐ為に、液体懸濁媒体に溶解する重合性安
定化剤を含む。ライトバルブの開発当初は、ニトロセル
ロースが重合性安定化剤として提案されていた。最近、
米国特許第4,164,365号、第4,273,42
2号及び出願番号第855,266号には、共重合体又
は重合体及び/又は共重合体との混合物を重合性安定化
剤とすることが開示されている。
【0003】印加される電場が存在しない場合、液体懸
濁液中の粒子はランダムなブラウン運動をするので、セ
ルを通過する光線は、粒子の性質及び濃度並びにその光
のエネルギー量によって反射、透過或いは吸収される。
ライトバルブ中のライトバルブ懸濁液を通して電場が印
加されると、粒子は一列になり、多くのライトバルブ懸
濁液の場合、光の大部分がセルを通過できる。ライトバ
ルブについては、様々な文献に記述されており、例え
ば、米国特許第1,955,923号、第1,963,
496号、第3,512,876号及び第3,773,
684号がある。テレビジョンの初期には、ドナルド、
ラグミュアー及びゴールドマークが、ライトバルブにつ
いて、カラーテレビジョン同様に白黒テレビジョンで徹
底的に研究した。米国特許第2,290,582号、第
2,481,621号、第2,528,510号及び第
2,645,976号参照。又、高い情報内容が転送さ
れる活性マトリックスライトバルブ表示装置で、陰極線
管に代る平面カラーテレビジョンセットを含むものが、
本出願人によって提案されている。この表示装置は、一
部アナログ方式で機能し、平面カラーテレビジョンセッ
トとして商業的に利用され、像形成に液晶が使用されて
いる。ライトバルブは、又窓、眼鏡等にも使用され、そ
れらを通過する太陽光線の量を調節する。
【0004】液体ライトバルブ懸濁液は、ライトバルブ
の光変調素子として使用できるが、重合体マトリックス
中に分散した液体ライトバルブ懸濁液の液滴を有するフ
ィルムを光変調素子として使用する事も可能である。米
国特許第3,257,905号、第3,341,274
号、第4,919,521号及び出願番号第972,8
26号と第972,830号参照。この様に、ライトバ
ルブの使用に適するフィルムは、架橋重合体マトリック
スを含み、そのマトリックス中に分散したライトバルブ
懸濁液の液滴を有し、ライトバルブ懸濁液は液体懸濁媒
体に懸濁した粒子を含む。この粒子は、ライトバルブ懸
濁液に印加される電場の無いところではランダムなブラ
ウン運動を示し、ライトバルブ懸濁液に印加される電場
が存在するところでは一列に整列する。そのマトリック
ス中に分散したライトバルブ懸濁液の液滴を有する架橋
重合体マトリックスフィルムは、適当な液体で膨潤させ
る事が出来る。これは、得られるフィルムの周波数応答
特性を改善し、光散乱を減少する。
【0005】本発明の好ましい実施態様では、架橋重合
体マトリックスは架橋ポリ有機シロキサンである。フィ
ルムを、液体架橋性ポリ有機シロキサンオリゴマー又は
ポリマーから作る時は、液体架橋性ポリ有機シロキサン
オリゴマー又はポリマーと液体ライトバルブ懸濁液を、
乳化剤の有機シロキサン/有機単量体共重合体と共に乳
化し、次いで、その乳化液の薄膜を処理して架橋性ポリ
有機シロキサンオリゴマー又はポリマーを架橋し、フィ
ルムを形成する事が好ましい。
【0006】ライトバルブの光変調素子としての使用に
適するフィルムは、架橋重合体マトリックスを含んでも
よく、この架橋重合体マトリックスは液体ライトバルブ
懸濁液に可溶な官能基を含む。特に、この重合体マトリ
ックスは、その様な官能基を含む液体架橋性共重合体乳
化剤で用意できる。フィルムは、液体架橋性共重合体乳
化剤を使った液体ライトバルブ懸濁液の乳化液を用意
し、次いで、架橋反応を行うことによっても形成でき
る。液体架橋性共重合体乳化剤は、架橋重合体マトリッ
クスを用意するばかりでなく、フィルム形成中において
乳化剤としても作用する。フィルムは、架橋ポリ有機シ
ロキサン重合体マトリックスと架橋重合体マトリックス
に分散した液体ライトバルブ懸濁液を含んでいてもよ
く、この架橋重合体マトリックスは、一部又は全部がフ
ッ素化された重合性安定化剤を含んでもよく、これによ
って光散乱又はライトバルブフィルムの「曇り」が実質
的に減少する。フィルムの「曇り」を減少させるには、
更に、芳香族基を持つ架橋ポリ有機シロキサン重合体マ
トリックスを用意するか、及び/又はフィルムを一部又
は全部がフッ素化された有機液体で膨潤させる事によ
り、更に改善する事が出来る。尚、ここで使用する「フ
ッ素化」なる言葉は、一部又は全部がフッ素化された物
を意味する。
【0007】様々の有機、無機粒子がライトバルブ用と
して提案されており、雲母、グラファイト、多数の金属
及びハロゲン含有偏光性結晶、例えば、金属ハライド、
アルカロイド酸塩のポリハライド及び米国特許第4,8
77,313号及び第5,002,701号記載の窒素
含有有機化合物のポリハライド等が挙げられる。粒子は
立方晶系でないものが好ましい。同様に、様々の液体が
小粒子を懸濁する為の液体懸濁媒体の全部又は一部とし
て、且つ重合性安定化剤を溶解する液体として、例えば
エステル類、ニトロベンゼン、油類、その他の液体が提
案されている。この様な中で、米国特許第1,951,
664号、第1,955,923号及び第3,625,
869号には、液体懸濁媒体としてジブチルフタレート
が提案されている。米国特許第4,025,163号及
び第4,113,362号は、ライトバルブの液体懸濁
媒体として、芳香族アルコールと脂肪族酸の反応で得ら
れる芳香族エステルの使用を提案している。米国特許第
4,772,103号は、液体懸濁媒体として多分岐エ
ステル類を開示している。
【0008】米国特許第4,407,565号は、電気
抵抗性、不活性、低分子量の液体フルオロカーボン重合
体で、室温での比重が少なくとも1.5で、その原子構
成の少なくとも50%がハロゲン原子で、ハロゲン原子
の少なくとも60%がフッ素であり、残りが塩素及び/
又は臭素であるものと、それと混和性の電気抵抗性有機
液体を、ライトバルブの液体懸濁媒体として使用して、
ライトバルブ懸濁液を実質的な重力平衡に保つ事を提案
している。様々の有機液体が、前述の混和性有機液体と
して使用出来る。それらは、脂肪族及び芳香族酸とアル
コールのエステル、例えばアルキルアセテート、例えば
イソペンチルアセテート、及びアルキルフェニルアセテ
ート、例えばp−ノニルフェニルアセテート、ジオクチ
ルフタレート、ジイソデシルアジペート、ジオクチルセ
バケートを含み、芳香族炭化水素、例えばベンゼン及び
トルエン並びにシリコーン類を同様に含む。
【0009】混和性有機液体は、150℃以上の沸点を
持つものが好ましく、それによってライトバルブの通常
の操作温度範囲である、−40℃〜+85℃でのその蒸
気圧を相対的に低く維持する。混和性液体は、非常に高
い電気抵抗、好ましくは、少なくとも1011ohm-cm、更
に好ましくは1012ohm-cm又はそれ以上の電気抵抗を持
たねばならない。その電気抵抗性が高ければ高い程、懸
濁粒子の配向に必要な電圧は更に低くなり且つ懸濁液中
での電力損失が更に低くなる。要するに、混和性液体
は、懸濁液中の他の物と相溶性でなければならず、しか
もそれら或いは何れのセル成分によっても劣化せず或い
は劣化されないものでなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ライトバルブ
の光変調素子用液体ライトバルブ懸濁液を提供する。本
発明に係る液体ライトバルブ懸濁液は、液体懸濁媒体に
懸濁した多数の粒子を含み、液体懸濁媒体は、式(I)
又は(II)の液体エスレルを含む。
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ
別々に、C2 〜C10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であ
る) 。好ましくは、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ別
々に、直鎖プロピル又はブチルである。本発明は、又、
ポリマーマトリックス中に封入された液体ライトバルブ
懸濁液の液滴を含むフィルムを提供する。本発明は、更
に、光変調素子が液体ライトバルブ懸濁液を含むライト
バルブ又は本発明のフィルムを提供する。
【0013】液体エステルは、直鎖又は分岐鎖トリアル
キルトリメリテート(I)又は直鎖又は分岐鎖トリアル
キルトリメセート(II)である。これらは、従来公知
の方法で、相当するトリカルボン酸又は酸ハライドのエ
ステル化で調製出来る。液体エステル(I)及び(I
I)は、ライトバルブ懸濁液の性質を化学的にも物理的
にも劣化させない。液体エステル(I)及び(II)
は、広範囲の沸点並びに凝固点を持つ。しかしながら、
沸点は、一般に200℃以上、好ましくは300℃以上
である。凝固点は、普通22℃以下、好ましくは0℃以
下である。液体エステル(I)及び(II)が、唯一つ
の安定化重合体を使用するライトバルブ懸濁液に使用さ
れる時は、それは、その重合体の溶媒であることが好ま
しい。二つの安定化重合体を使用するライトバルブ懸濁
液に使用される時は、それは、両方の重合体の溶媒であ
ることが好ましい。
【0014】エステル(I)及び(II)は、液体懸濁
媒体全部を構成する事も出来るが、好ましくは、液体懸
濁媒体は、他の液体、例えば、米国特許第4,407,
565号に記載されている、電気抵抗性、不活性、低分
子量の液体フルオロカーボン重合体を含み、室温での比
重が少なくとも1.5で、その原子構成の少なくとも5
0%がハロゲン原子で、ハロゲン原子の少なくとも60
%がフッ素であり、残りが塩素及び/又は臭素である重
合体、米国特許第4,772,103号に記載されてい
る、多分岐有機エステル等を含む。本発明の好ましい具
体例としては、液体懸濁媒体は、ライトバルブ懸濁液の
全重量当り、1〜50%、最も好ましくは5〜40%の
エステル(I)及び/又は(II)、35〜75%、最
も好ましくは50〜70%の液体フルオロカーボン重合
体を含む。この場合、エステル(I)及び/又は(I
I)は、液体フルオロカーボン重合体との混和性有機液
体の全部又は1部となる。勿論、他の混和性有機液体
も、エステル(I)及び(II)、例えばネオペンチル
ネオペンタノエートと共に使用出来る。光変調素子が、
フィルム全体に分散した液体ライトバルブ懸濁液の液滴
を有するフィルムの形である場合は、エステル(I)及
び/又は(II)は、液体懸濁媒体の全部又は殆ど全部
を構成する。ライトバルブの光変調素子としてのフィル
ムの使用は公知である。米国特許第3,257,904
号、第3,341,274号及び第4,919,521
号及び米国特許出願番号第972,826号及び第97
2,830号参照。
【0015】液体ライトバルブ懸濁液での液体エステル
(I)及び(II)の使用は、以下の実施例で述べられ
る。実施例、明細書及び特許請求の範囲での、部、パー
セント及び割合は、特に指定しないかぎり、全て重量で
ある。
【0016】
【実施例1】 A. ジヒドロシンコニジンビサルフェートポリヨージ
ド(DCSI)の結晶ペーストの調製 ジヒドロシンコニジンビサルフェートポリイオジンのコ
ロイド粒子を次の様に造った。溶液 A 溶液Aは、次の溶液、 0.65 g セシウムヨージド(CsI) 3.00 g ジヒドロシンコニジンビサルフェ
ート(DCS) 10.00 g 2−エトキシエタノール 5.00 g 水 0.08 g 3%過酸化水素水溶液 及び、2−エトキシエタノールの33 1/3%ニトロ
セルロース溶液の18gとを混合して調製した。ニトロ
セルロースは、低粘度(18.6cps)と高粘度(1
5秒)タイプを、それぞれ50%づつ混合したものが好
ましい。溶液 B 溶液Bは、次の溶液、 4.00 g 2−エトキシエタノール 1.38 g I2 10.00 g トリ−(2−エチルヘキシル)
トリメリテート(トリオクチルトリメリテート)(TO
TM) を混合し、15分間、良く振盪して調製した。溶液A
を、プラスチックブレンダーカップに入れ、溶液Bを、
高速回転中のブレンダーに添加した。1分掛るか掛らな
い内に、DCSIが深青色のゲル状湿潤ペーストを形成
した。DCSIを含むこの湿潤ペーストを、ガラス板上
に、8ミル(0.2032mm)厚になるように広げ、
少なくとも1時間室温で乾燥した。
【0017】ジヒドロシンコニジンビサルフェートは、
市販のジヒドロシンクロリジンを、1.5部のメタノー
ルと0.32部の97%硫酸の混合物に溶解し、次いで
蒸発乾固して調製した。得られたジヒドロシンコニジン
ビサルフェートは、淡褐色の粉末であった。 B. DCSIペーストの加工 1. 先ず始め、乾燥DCSIペーストを2つの回転鋼
板の間で粉砕し、20gの乾燥DCSIペーストを得
た。 2. 粉砕したDCSIをジャーに入れ、150gのイ
ソペンチルアセテート(IPA)を加え、15分間振盪
し、次いでジャーを超音波発生機中に10時間置いた。 3. 超音波処理後、ジャーの内容物を、14,500
RPMで1時間、遠心分離に掛け、上澄み液を廃棄し
た。 4. 遠心分離管から沈殿物を集め、150gのイソペ
ンチルアセテートを加えた。 5. 超音波処理物を2500RPMで30分間遠心分
離に掛け、沈殿物を廃棄し、上澄み液を残した。 6. 上澄み液を、14,500RPMで1時間、遠心
分離に掛け、沈殿物だけを残して上澄み液を注ぎ出し
た。沈殿物を、次いで、沈殿物1部とイソペンチルアセ
テート4部で懸濁した。 7. 十分に混合後、懸濁液を10時間、超音波処理に
掛けた。 8. 固体ペーストの2.6gに対し、TOTM7.4
gとなる様に、上記懸濁液に、十分なTOTMを添加し
た。真空下に、イソペンチルアセテートを蒸発させて、
26%のペースト/TOTM濃度とした。この濃縮物
を、ライトバルブ懸濁液を造るのに使用した。
【0018】C. ライトバルブ懸濁液の調製 1. 分子量が凡そ25,000で、97重量%のネオ
ペンチルアクリレート/3重量%のメチロールアクリル
アミド(NPA−MOAM)の共重合体をTOTMに溶
解し、ネオペンチルネオペンタノエート又はタイプ0.
8ハロカーボンオイルそれぞれで、以下の重量割合の、
3つの溶液を造った。 a) TOTM/NPA−MOAM 50/50% b) ネオペンチルネオペンタノエート/NPA−MOAM 75/25% c) タイプ0.8ハロカーボンオイル/NPA−MOAM 85/15% それらの粘度を下げる為に、上記溶液を少なくとも50
時間、超音波処理に掛けた。 2. 粒子及び安定化重合体を含むライトバルブ懸濁液
を造る為に、B.項で得た濃縮物をどの程度希釈すべき
かは、そのセル間隔及び使用されるライトバルブ懸濁液
が、伝送方式か、屈折方式か、反射方式かによる。本発
明者等は、DCSIペーストの割合の高いライトバルブ
懸濁液を安定化するのには、ごく少量の共重合体安定化
剤でよく、その好ましいペーストの割合は、少なくとも
2.6%である事を見出した。ライトバルブにこの事実
を生かし、非作動中の懸濁液が更に暗くなるのを避け、
更に懸濁液を活性化するのに必要な電圧を最小にする為
には、セル間隔は2ミル(0.0508mm)以下が好
ましい。
【0019】3. ライトバルブ懸濁液が2.6%のペ
ーストと10%のTOTMを含む様に、TOTM/NP
A−MOAM50/50%溶液(a)を濃縮物に加え
た。良く混合した。これに、75/25%のネオペンチ
ルネオペンタノエート/NPA−MOAM(b)を添加
し、その結果ライトバルブ懸濁液は10%のネオペンチ
ルネオペンタノエートを含む事となった。良く混合し、
85/15%のタイプ0.8ハロカーボンオイル/NP
A−MOAM溶液(c)を添加し、良く混合した。この
溶液(c)の量は、最終のライトバルブ懸濁液で必要と
される安定化共重合体の全割合によって決められる。ラ
イトバルブ懸濁液の全量を100%とするために、ハロ
カーボンオイル(タイプ0.8)を単独で添加した。最
終のライトバルブ懸濁液は、少なくとも1時間超音波処
理した。
【0020】 その電極間隔が2ミル(0.0508mm)の距離にあるセルの最終液体ライ トバルブ懸濁液組成 ペースト 2.6% NPA−MOAM重合体 15.0 TOTM 10.0 ネオペンチルネオペンタノエート 10.0 タイプ0.8ハロカーボンオイル 62.4 100.0% タイプ0.8ハロカーボンオイルは、米国特許第4,4
07,565号記載のものである。この実施例では、T
OTMはペースト中に含まれ、このペーストがA.項で
ガラス板上に広げられた時に可塑剤として作用した。こ
の技術は、他の粒子を含むペーストを造る時にも使用出
来る。
【0021】
【実施例2】ピラジン−2,5−ジカルボン酸ポリヨー
ジド(米国特許第5,002,701号参照)の粒子
を、トリ−n−プロピルトリメリテートとタイプ0.8
ハロカーボンオイルに懸濁させたライトバルブ懸濁液を
調製した。安定化重合体は、微量の1/4秒タイプのニ
トロセルロースと、95%のネオペンチルメタクリレー
ト及び5%のヒドロキシエチルメタクリレートのABブ
ロック共重合体(分子量150,000)との混合物で
あった。液体ライトバルブ懸濁液は、液体ライトバルブ
懸濁液の重量当り、25%のトリ−n−プロピルトリメ
リテート、60%のタイプ0.8ハロカーボンオイル及
び13%のブロック共重合体を含むものであった。
【0022】
【実施例3】実施例1及び2の方法で調製したライトバ
ルブ懸濁液を、ライトバルブセル中に入れて、連続して
数日間活性化した。エステル(I)を含むライトバルブ
懸濁液は、従来の液体、例えばジオクチルアジペートよ
り遙に少ない凝集性を示した。例えば、トリ−n−プロ
ピルトリメリテート、トリ−n−ブチルトリメリテート
及びトリ−n−オクチルトリメリテートは、ジオクチル
アジペート及びジイソデシルアジペートに対しての優秀
性を示した。更に、本発明に使用されるエステル(I)
及び(II)の幾つかは、ジオクチルアジペートに比べ
ほぼ等しいか或いはある場合にはより高い電気抵抗性を
有する。高い電気抵抗性は、電力消費量を最小限とする
のに有効である。ジオクチルアジペートと種々のエステ
ル(I)との電気抵抗性の比較を表1に示す。
【0023】
【表1】 表 1 液体 電気抵抗性(ohm−cm) ジオクチルアジペート 1.5〜5 x 1010 トリ−n−ペンチルトリメリテート 1.35 x 1011 トリ−n−ヘキシルトリメリテート 7.35 x 1010 トリ−n−プロピルトリメリテート 5.5 x 109 トリ−n−ブチルトリメリテート 1.5 x 1010 トリ−n−オクチルトリメリテート 1.4 x 1012 エステル(I)及び(II)で、R1 、R2 及びR3
分岐鎖アルキル基であるもの、例えばトリオクチル(ト
リ−2−エチルヘキシル)トリメリテート等は有用では
あるが、R1 、R2 及びR3 が直鎖アルキル基である、
相当するエステルよりは、一般に粘稠である。
【0024】
【実施例4】ライトバルブの使用に適するフィルムを、
以下の様にして調製した。10%のピラジン−2,5−
ジカルボン酸カルシウムポリヨージド、24%の93%
/3%のネオペンチルアクリレート/メチロールアクリ
ルアミドのランダム共重合体、30%のトリ−n−ブチ
ルトリメリテート及び36%のジ−2−エチルヘキシル
アジペートから成る粘稠な懸濁液の1グラムを、2gの
ジヒドロキシ末端化ポリジメチルシロキサン(分子量1
10,000)、0.06gのテトラブチルオルソシリ
ケート(テトラブトキシシラン)及び0.15gのジブ
チル錫ジラウレートと一緒にした。この組合せた成分
を、攪拌、超音波攪拌等で乳化し、真空下に、連行空気
を除去するために脱ガスし、次いでガラス板上に広げて
硬化した。室温で数時間の硬化後、又は85℃、1時間
での硬化後にフィルムが出来上がった。このフィルム
を、カミソリでガラス板から剥がして、トルエンを十分
吸収させ、次いで 2つの導電性被膜を施した透明基体
の間に置いた。適当な交流電位を掛けると、フィルムは
暗い状態から透過状態へと変化した。
【実施例5】ライトバルブの使用に適するフィルムを、
以下の様にして調製した。18.7%のピラジン−2,
5−ジカルボン酸カルシウムポリヨージド、25.1%
のネオペンチルメタクリレート/ヒドロキシエチルメタ
クリレートのA−Bブロック共重合体と無水マレイン酸
との反応で造られるグラフト共重合体、56.2%のト
リ−n−ブチルトリメリテートから成る粘稠な懸濁液の
1グラムを、1.5gのジヒドロキシ末端化ポリジメチ
ルシロキサン(分子量150,000)、0.06gの
テトラブチルオルソシリケート(テトラブトキシシラ
ン)及び0.15gのジブチル錫ジラウレートと一緒に
した。この組合せた成分を、攪拌、超音波攪拌等で乳化
し、真空下に、連行空気を除去するために脱ガスし、次
いでガラス板上に広げて硬化した。室温で数時間の硬化
後、又は85℃、1時間での硬化後にフィルムが出来上
がった。このフィルムを、カミソリでガラス板から剥が
して、タイプ0.8ハロカーボンオイル(Haloca
rbon Products社製)を十分吸収させ、次
いで 2つの導電性被膜を施した透明基体(ガラスでも
プラスチック、例えばポリエチレンテレフタレートでも
よい)の間に置いた。適当な交流電位を掛けると、フィ
ルムは暗い状態から透過状態へと変化した。
【0025】
【実施例6】ライトバルブの使用に適するフィルムを、
以下の様にして調製した。3.5%の2,5−ジカルボ
キシピラジンカルシウムポリヨージド、22%の86:
14のt−ブチルアクリレート:無水マレイン酸のラン
ダム共重合体及び74.5%のトリ−n−プロピルトリ
メリテートを含む懸濁液の1グラムを、1gのジヒドロ
キシ末端化ポリジメチルシロキサン(分子量36,00
0)を一緒にして、手で攪拌した。得られた乳化液(1
00K倍率)は、マトリックス中で懸濁液の泡から成っ
ていた。これに、架橋剤としてテトラフェニルオルソシ
リケート0.02gと、重合開始剤としてジブチル錫ジ
ラウレート0.1gを添加した。得られた固まりを攪拌
し、インジウム錫酸化物を被覆した2つのガラス板の間
(3ミル間隔)に置いて止め、この系では、室温でも硬
化するが、次いで硬化反応促進の為に、85℃のオーブ
ンに入れた。硬化後、セルに電圧を加え、開閉してライ
トバルブとして機能させた。この実施例は、非膨潤フィ
ルムの使用例である。本発明に係るライトバルブ懸濁液
は、その優れた光学密度或いは貯蔵後の光学密度比を顕
著に変化させる事はなかった。これらのデータは本発明
で使用される液体懸濁媒体の優れた安定性を証明する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート エル サクス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10021 ニューヨーク イースト エイティース ストリート 19 (72)発明者 ロバート アイ トンプソン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11803 プレインヴィュー メリル プレイス 30

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライトバルブ用液体ライトバルブ懸濁液
    であって、電気抵抗性液体懸濁媒体に懸濁した粒子の懸
    濁液を含み、該液体懸濁媒体は、液体懸濁媒体に溶解
    し、且つ該粒子に結合或いは会合した安定化重合体を有
    し、該液体懸濁媒体は式、(I)又は(II)の液体エ
    ステルを含む液体ライトバルブ懸濁液。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、別々に、C2 〜C10
    直鎖又は分岐鎖のアルキル基である) 。
  2. 【請求項2】 R1 、R2 及びR3 が、それぞれ別々
    に、C2 〜C10の直鎖のアルキル基である、請求項1記
    載の液体ライトバルブ懸濁液。
  3. 【請求項3】 該液体エステルが、式(I)のものであ
    る、請求項1記載の液体ライトバルブ懸濁液。
  4. 【請求項4】 R1 、R2 及びR3 が、それぞれn−プ
    ロピル、n−ブチル、n−ペンチル又はn−ヘキシルで
    ある、請求項3記載の液体ライトバルブ懸濁液。
  5. 【請求項5】 R1 、R2 及びR3 が、それぞれ(2−
    エチル)ヘキシルである、請求項3記載の液体ライトバ
    ルブ懸濁液。
  6. 【請求項6】 該懸濁媒体が、電気抵抗性、不活性、低
    分子量の液体フルオロカーボン重合体を含み、室温での
    比重が少なくとも1.5で、その原子構成の少なくとも
    50%がハロゲン原子で、ハロゲン原子の少なくとも6
    0%がフッ素であり、残りが塩素及び/又は臭素であ
    る、請求項1記載の液体ライトバルブ懸濁液。
  7. 【請求項7】 ライトバルブの光変調素子用フィルムで
    あって、重合体マトリックス中に分散した請求項1記載
    の液体ライトバルブ懸濁液の液滴を含むフィルム。
  8. 【請求項8】 相対するセル壁及び該セル壁間に光変調
    素子を有するライトバルブであって、該光変調素子が、
    請求項1記載の液体ライトバルブ懸濁液であるライトバ
    ルブ。
  9. 【請求項9】 相対するセル壁及び該セル壁間に光変調
    素子を有するライトバルブであって、該光変調素子が、
    請求項2記載の液体ライトバルブ懸濁液であるライトバ
    ルブ。
  10. 【請求項10】 相対するセル壁及び該セル壁間に光変調
    素子を有するライトバルブであって、該光変調素子が、
    請求項3記載の液体ライトバルブ懸濁液であるライトバ
    ルブ。
  11. 【請求項11】 相対するセル壁及び該セル壁間に光変調
    素子を有するライトバルブであって、該光変調素子が、
    請求項4記載の液体ライトバルブ懸濁液であるライトバ
    ルブ。
  12. 【請求項12】 相対するセル壁及び該セル壁間に光変調
    素子を有するライトバルブであって、該光変調素子が、
    請求項5記載の液体ライトバルブ懸濁液であるライトバ
    ルブ。
  13. 【請求項13】 相対するセル壁及び該セル壁間に光変調
    素子を有するライトバルブであって、該光変調素子が、
    請求項6記載の液体ライトバルブ懸濁液であるライトバ
    ルブ。
  14. 【請求項14】 相対するセル壁及び該セル壁間に光変調
    素子を有するライトバルブであって、該光変調素子が、
    請求項7記載の液体ライトバルブ懸濁液であるライトバ
    ルブ。
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