JPH06332211A - 転写材担持部材及びそれを有する画像形成装置 - Google Patents
転写材担持部材及びそれを有する画像形成装置Info
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- JPH06332211A JPH06332211A JP14544893A JP14544893A JPH06332211A JP H06332211 A JPH06332211 A JP H06332211A JP 14544893 A JP14544893 A JP 14544893A JP 14544893 A JP14544893 A JP 14544893A JP H06332211 A JPH06332211 A JP H06332211A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、表面の機械的強度、弾性、
耐摩耗性及び耐油性に優れた転写材担持部材及び画像形
成装置を提供することにある。 【構成】 本発明は、下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基又はアリール基、Aは2価の基を示し、W及び
Xは共重合比を示す)で示される重合体を含有する転写
材担持部材、該重合体及び導電性カーボンブラックを含
有する転写材担持部材、並びにこれら転写材担持部材を
有する画像形成装置である。 【効果】 本発明は、表面の機械的強度、弾性、耐摩耗
性及び耐油性に優れた転写材担持部材、並びに繰り返し
耐久しても常に良好な転写が行なわれ、常に安定で良好
な画像が得られる画像形成装置を可能にした。
耐摩耗性及び耐油性に優れた転写材担持部材及び画像形
成装置を提供することにある。 【構成】 本発明は、下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基又はアリール基、Aは2価の基を示し、W及び
Xは共重合比を示す)で示される重合体を含有する転写
材担持部材、該重合体及び導電性カーボンブラックを含
有する転写材担持部材、並びにこれら転写材担持部材を
有する画像形成装置である。 【効果】 本発明は、表面の機械的強度、弾性、耐摩耗
性及び耐油性に優れた転写材担持部材、並びに繰り返し
耐久しても常に良好な転写が行なわれ、常に安定で良好
な画像が得られる画像形成装置を可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材担持部材及び画像
形成装置に関するものであり、特に電子写真方式あるい
は静電記録方式などにより形成された画像担持体上のト
ナー像を転写材に転写する転写材担持部材、および該転
写材担持部材を有する画像形成装置に関するものであ
る。このような画像形成装置としては、白黒、モノカラ
ーあるいはフルカラーの電子写真複写機、プリンター、
その他種々の記録機器などがある。
形成装置に関するものであり、特に電子写真方式あるい
は静電記録方式などにより形成された画像担持体上のト
ナー像を転写材に転写する転写材担持部材、および該転
写材担持部材を有する画像形成装置に関するものであ
る。このような画像形成装置としては、白黒、モノカラ
ーあるいはフルカラーの電子写真複写機、プリンター、
その他種々の記録機器などがある。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像担持体上の画像を転写材
に転写するときに用いられる転写材担持部材としては様
々なものがある。例えば、帯電−像露光−トナー現像−
転写−クリーニングといった像形成手段を有する電子写
真装置においては、感光体上のトナー画像を転写材(例
えば紙)に転写する手段として図1および図2に示され
るような転写ドラムおよび転写装置が挙げられる。
に転写するときに用いられる転写材担持部材としては様
々なものがある。例えば、帯電−像露光−トナー現像−
転写−クリーニングといった像形成手段を有する電子写
真装置においては、感光体上のトナー画像を転写材(例
えば紙)に転写する手段として図1および図2に示され
るような転写ドラムおよび転写装置が挙げられる。
【0003】転写ドラム10は、両端に配置されたシリ
ンダ12,13およびこれらのシリンダを連結する連結
部14とから構成される支持体を有し、この支持体の外
周面開口域には、転写材担持部材11が張設される。ま
た前記連結部14には、給紙装置から送給された転写材
を把持する転写材グリッパ15を有する。更に転写ドラ
ム10の内側及び外側には転写用放電器21、及び除電
手段を構成する内側除電用放電器23及び外側除電用放
電器22,24が配置される。
ンダ12,13およびこれらのシリンダを連結する連結
部14とから構成される支持体を有し、この支持体の外
周面開口域には、転写材担持部材11が張設される。ま
た前記連結部14には、給紙装置から送給された転写材
を把持する転写材グリッパ15を有する。更に転写ドラ
ム10の内側及び外側には転写用放電器21、及び除電
手段を構成する内側除電用放電器23及び外側除電用放
電器22,24が配置される。
【0004】転写工程において、転写材担持部材11に
は転写材の搬送、転写帯電、除電およびクリーニングな
ど様々な機械的あるいは電気的外力が加えられるため、
これら外力に対する耐久性、即ち機械的強度、耐摩耗性
や電気的耐久性、更にはクリーニング部材などに対する
潤滑性に優れるといった様々な特性が要求される。
は転写材の搬送、転写帯電、除電およびクリーニングな
ど様々な機械的あるいは電気的外力が加えられるため、
これら外力に対する耐久性、即ち機械的強度、耐摩耗性
や電気的耐久性、更にはクリーニング部材などに対する
潤滑性に優れるといった様々な特性が要求される。
【0005】特に近年、画像の更なる高画質化を実現す
るために潜像を高精細にし、その潜像再現性を向上させ
るべく、現像剤として粒径10μm以下、平均粒径8μ
m程度の所謂小粒径トナー粒子を使用するようになって
きている。そのため転写材担持部材上のトナーをクリー
ニングをする条件も更に厳しくする必要が生じている。
るために潜像を高精細にし、その潜像再現性を向上させ
るべく、現像剤として粒径10μm以下、平均粒径8μ
m程度の所謂小粒径トナー粒子を使用するようになって
きている。そのため転写材担持部材上のトナーをクリー
ニングをする条件も更に厳しくする必要が生じている。
【0006】従来、転写材担持部材としては、テフロ
ン、ポリエステル、ポリフッ化ビニリデン、トリアセテ
ートおよびポリカーボネート等の樹脂フィルムが用いら
れてきたが、更に、優れた機械的強度、耐摩耗性、電気
的耐久性および耐油性を有する転写材担持部材が望まれ
ている。
ン、ポリエステル、ポリフッ化ビニリデン、トリアセテ
ートおよびポリカーボネート等の樹脂フィルムが用いら
れてきたが、更に、優れた機械的強度、耐摩耗性、電気
的耐久性および耐油性を有する転写材担持部材が望まれ
ている。
【0007】また、これらの樹脂フィルムを転写材担持
部材として用いた場合、転写直後に転写材が感光ドラム
より剥離される時に剥離放電が生じ、転写材がこの剥離
放電に起因して帯電し、この帯電電荷は逃げることがで
きずに転写材および転写材担持部材に保持されてしまい
転写材上のトナー画像が乱れたり、次回の転写帯電が均
一に行われない場合があった。このような場合、転写電
流値の精密な制御、あるいは転写材担持部材上の残留電
荷を逆帯電又はAC帯電により消去するなど、転写条件
の厳密な設定が必要であった。
部材として用いた場合、転写直後に転写材が感光ドラム
より剥離される時に剥離放電が生じ、転写材がこの剥離
放電に起因して帯電し、この帯電電荷は逃げることがで
きずに転写材および転写材担持部材に保持されてしまい
転写材上のトナー画像が乱れたり、次回の転写帯電が均
一に行われない場合があった。このような場合、転写電
流値の精密な制御、あるいは転写材担持部材上の残留電
荷を逆帯電又はAC帯電により消去するなど、転写条件
の厳密な設定が必要であった。
【0008】このような欠点を改良するために特開昭6
0−10625号公報に示されているように、転写材担
持部材に用いる樹脂にカーボンブラックを分散して樹脂
フィルムの体積抵抗を任意にコントロールする方法が試
みられている。しかしながら樹脂中にカーボンを均一に
分散することは非常に困難なことであり、目的とする抵
抗値に抵抗を制御することは難しく、生産性にも問題が
あった。
0−10625号公報に示されているように、転写材担
持部材に用いる樹脂にカーボンブラックを分散して樹脂
フィルムの体積抵抗を任意にコントロールする方法が試
みられている。しかしながら樹脂中にカーボンを均一に
分散することは非常に困難なことであり、目的とする抵
抗値に抵抗を制御することは難しく、生産性にも問題が
あった。
【0009】また転写材担持部材は電子写真装置内で用
いられる機械油などが付着することにより、フィルム表
面にクラックが生じ、そのため画像を出した場合、ひび
割れ状の画像欠陥や転写不良による転写ムラ、転写抜け
などが生じるという問題点があった。
いられる機械油などが付着することにより、フィルム表
面にクラックが生じ、そのため画像を出した場合、ひび
割れ状の画像欠陥や転写不良による転写ムラ、転写抜け
などが生じるという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
特性に優れ、常に良好な画像を得ることのできる転写材
担持部材及び前記転写材担持部材を有する画像形成装置
を提供することにある。
特性に優れ、常に良好な画像を得ることのできる転写材
担持部材及び前記転写材担持部材を有する画像形成装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
一般式(1)
一般式(1)
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基又はアリール基、Aは2価の基を
示し、W及びXは共重合比を示す)で示される重合体を
含有することを特徴とする転写材担持部材である。
ゲン原子、アルキル基又はアリール基、Aは2価の基を
示し、W及びXは共重合比を示す)で示される重合体を
含有することを特徴とする転写材担持部材である。
【0014】また本発明は、下記一般式(1)
【0015】
【化4】
【0016】(式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基又はアリール基、Aは2価の基を
示し、W及びXは共重合比を示す)で示される重合体、
及び導電性カーボンブラックを含有することを特徴とす
る転写材担持部材である。
ゲン原子、アルキル基又はアリール基、Aは2価の基を
示し、W及びXは共重合比を示す)で示される重合体、
及び導電性カーボンブラックを含有することを特徴とす
る転写材担持部材である。
【0017】また本発明は、上記転写材担持部材を有す
ることを特徴とする画像形成装置である。
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0018】前記の共重合体に含有される一般式(1)
で示される重合体はポリカーボネート樹脂に好適な柔軟
性を付与したものであり、フェノール基の自由回転を妨
げず、かつ嵩高くない基を導入し柔軟性を付与し、機械
油などに対する耐クラック性を向上させる目的で使用さ
れる。またその共重合組成比としてはW:Xが5:95
から80:20の範囲が可能でありその分子量としては
10,000から100,000の範囲が可能である。
で示される重合体はポリカーボネート樹脂に好適な柔軟
性を付与したものであり、フェノール基の自由回転を妨
げず、かつ嵩高くない基を導入し柔軟性を付与し、機械
油などに対する耐クラック性を向上させる目的で使用さ
れる。またその共重合組成比としてはW:Xが5:95
から80:20の範囲が可能でありその分子量としては
10,000から100,000の範囲が可能である。
【0019】かかる重合体は界面重縮合法を用いてホモ
ポリマーの副生無しに合成される。前述の共重合体を与
える各種の単量体としては具体的には例えば次のジフェ
ノール化合物が挙げられる。
ポリマーの副生無しに合成される。前述の共重合体を与
える各種の単量体としては具体的には例えば次のジフェ
ノール化合物が挙げられる。
【0020】
【化5】
【0021】
【化6】
【0022】
【化7】
【0023】
【化8】
【0024】
【化9】
【0025】本発明の転写材担持部材には所望に応じ
て、従来、ポリカーボネート樹脂に公知の種々の添加剤
類が配合可能であり、例えば、安定剤としては特に亜リ
ン酸、またはホスファイトが好適である。また離型剤と
しては飽和脂肪酸のモノマーあるいは多価アルコールの
エステルが挙げられ、ステアリルステアレート、ベヘニ
ルベヘネート、ペンタエリスリトールテトラステアレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサオクトエートなどが
好適なものとして例示される。
て、従来、ポリカーボネート樹脂に公知の種々の添加剤
類が配合可能であり、例えば、安定剤としては特に亜リ
ン酸、またはホスファイトが好適である。また離型剤と
しては飽和脂肪酸のモノマーあるいは多価アルコールの
エステルが挙げられ、ステアリルステアレート、ベヘニ
ルベヘネート、ペンタエリスリトールテトラステアレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサオクトエートなどが
好適なものとして例示される。
【0026】又、酸化防止剤、難燃剤、潤滑剤を配合す
ることも可能である。
ることも可能である。
【0027】又、本発明の共重合体は一般式(1)で示
される構成単位以外の単量体成分と共重合化するこもで
きる。
される構成単位以外の単量体成分と共重合化するこもで
きる。
【0028】本発明の転写材担持体は、前記共重合体
を、例えば押出成形または射出成形などの方法で樹脂フ
ィルムに成形することができる。樹脂フィルムはシート
状でも、シート端部を熱融着、超音波融着および接着剤
などの手段により接着することによりエンドレスベルト
状としても良く、用いる画像形成装置によって任意の最
も好ましい形状にするのが良い。樹脂フィルムの膜厚は
50μm〜300μm、特には70μm〜200μmが
好ましい。
を、例えば押出成形または射出成形などの方法で樹脂フ
ィルムに成形することができる。樹脂フィルムはシート
状でも、シート端部を熱融着、超音波融着および接着剤
などの手段により接着することによりエンドレスベルト
状としても良く、用いる画像形成装置によって任意の最
も好ましい形状にするのが良い。樹脂フィルムの膜厚は
50μm〜300μm、特には70μm〜200μmが
好ましい。
【0029】本発明に用いられる樹脂フィルムは、電気
的耐久性、機械的強度、弾性や耐久性に優れ、かつ耐油
性にも優れるので、転写材の搬送、転写帯電、除電およ
びクリーニングなど様々な外力を受ける転写材担持部材
に用いると、繰り返し使用にも耐え、クリーニング不良
も発生せず、常に安定して良好な画像を得ることができ
る。特に、現像方法として所謂小粒径トナーを用いた場
合においても、本発明の転写材担持部材は非常に優れた
電気的、機械的特性を有するため安定して良好な画像を
得ることができる。
的耐久性、機械的強度、弾性や耐久性に優れ、かつ耐油
性にも優れるので、転写材の搬送、転写帯電、除電およ
びクリーニングなど様々な外力を受ける転写材担持部材
に用いると、繰り返し使用にも耐え、クリーニング不良
も発生せず、常に安定して良好な画像を得ることができ
る。特に、現像方法として所謂小粒径トナーを用いた場
合においても、本発明の転写材担持部材は非常に優れた
電気的、機械的特性を有するため安定して良好な画像を
得ることができる。
【0030】次に、本発明の転写材担持部材が、更に導
電性カーボンブラックを含有する場合について説明す
る。
電性カーボンブラックを含有する場合について説明す
る。
【0031】導電性カーボンブラックとしては、例えば
スーパーコンダクティブファーネスブラック、コンダク
ティブファーネスブラック、エクストラコンダクティブ
ファーネスブラック、スーパーアブレイジョンファーネ
スブラックおよびフィブリルカーボン等があげられる。
導電性カーボンブラックの添加量は本発明の転写材担持
部材100重量部に対して0.1〜30重量部である。
導電性カーボンブラックを配合する方法はそれ自体公知
の方法、例えばコポリカーボネート粉末と導電性カーボ
ンブラックとを単純ブレンドすることができる。溶融混
練はバッチ、連続のいずれも可能である。
スーパーコンダクティブファーネスブラック、コンダク
ティブファーネスブラック、エクストラコンダクティブ
ファーネスブラック、スーパーアブレイジョンファーネ
スブラックおよびフィブリルカーボン等があげられる。
導電性カーボンブラックの添加量は本発明の転写材担持
部材100重量部に対して0.1〜30重量部である。
導電性カーボンブラックを配合する方法はそれ自体公知
の方法、例えばコポリカーボネート粉末と導電性カーボ
ンブラックとを単純ブレンドすることができる。溶融混
練はバッチ、連続のいずれも可能である。
【0032】本発明に用いられる共重合体はカーボンブ
ラックを分散しても、膜強度が損なわれることはなく、
機械的強度が大きい。そのためカーボン量を任意に変化
させて目的とする体積抵抗値にコントロールすることが
可能である。
ラックを分散しても、膜強度が損なわれることはなく、
機械的強度が大きい。そのためカーボン量を任意に変化
させて目的とする体積抵抗値にコントロールすることが
可能である。
【0033】更に、本発明の転写材担持部材は機械油な
どに対する耐クラック性及びカーボンを分散しても弾性
に優れているため、画像形成装置内で繰り返し使用され
た後も十分に本発明の効果を発揮することができる。
どに対する耐クラック性及びカーボンを分散しても弾性
に優れているため、画像形成装置内で繰り返し使用され
た後も十分に本発明の効果を発揮することができる。
【0034】また、本発明の転写材担持部材は、良好な
画像が得られるばかりでなく、生産安定性についても非
常に優れている。
画像が得られるばかりでなく、生産安定性についても非
常に優れている。
【0035】本発明に用いられる導電性カーボン分散樹
脂フィルムは押出成形、射出成形などの方法により成形
されることができる。かかる樹脂フィルムの体積抵抗率
1×102 〔Ω・cm〕〜1×1017〔Ω・cm〕が好
ましく、比誘電率は2.5以上であることが好ましい。
形状はシート状でも、シート端部を熱融着、超音波融着
および接着剤による接着などの手段によりエンドレスベ
ルド状としても良く、用いる画像形成装置によって任意
の最も好ましい形状にするのが良い。フィルムの膜厚は
体積抵抗や比誘電率によって異なるが50μm〜300
μm、特には70μm〜200μmが好ましい。
脂フィルムは押出成形、射出成形などの方法により成形
されることができる。かかる樹脂フィルムの体積抵抗率
1×102 〔Ω・cm〕〜1×1017〔Ω・cm〕が好
ましく、比誘電率は2.5以上であることが好ましい。
形状はシート状でも、シート端部を熱融着、超音波融着
および接着剤による接着などの手段によりエンドレスベ
ルド状としても良く、用いる画像形成装置によって任意
の最も好ましい形状にするのが良い。フィルムの膜厚は
体積抵抗や比誘電率によって異なるが50μm〜300
μm、特には70μm〜200μmが好ましい。
【0036】本発明の転写剤担持部材を有する画像形成
装置の態様の具体例を図3および図4に示す。図3およ
び図4に示される画像形成装置はいずれも多色(フルカ
ラー)画像形成装置の例である。
装置の態様の具体例を図3および図4に示す。図3およ
び図4に示される画像形成装置はいずれも多色(フルカ
ラー)画像形成装置の例である。
【0037】まず、図3を参照し簡単に説明する。図3
に示される多色電子写真複写装置には、回転自在に軸支
され矢印a方向に回転する画像担持体、すなわち感光ド
ラム33が配置され、その外周部に画像形成手段が配置
される。画像形成手段は任意の手段とし得るが、本例で
は、感光ドラム33を均一に帯電する一次帯電器34
と、色分解された光像又はこれに相当する光像を照射
し、感光ドラム33上に静電潜像を形成する、例えばレ
ーザービーム露光装置などからなる露光手段32と、感
光ドラム33上の静電潜像を可視画像とする回転式現像
装置31とを具備する。
に示される多色電子写真複写装置には、回転自在に軸支
され矢印a方向に回転する画像担持体、すなわち感光ド
ラム33が配置され、その外周部に画像形成手段が配置
される。画像形成手段は任意の手段とし得るが、本例で
は、感光ドラム33を均一に帯電する一次帯電器34
と、色分解された光像又はこれに相当する光像を照射
し、感光ドラム33上に静電潜像を形成する、例えばレ
ーザービーム露光装置などからなる露光手段32と、感
光ドラム33上の静電潜像を可視画像とする回転式現像
装置31とを具備する。
【0038】回転式現像装置31は、イエロー色現像
剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤およびブラック
色現像剤の4色の現像剤を各々収納する4個の現像器3
1Y,31M,31C,31Bkと、これら4個の現像
器を保持しかつ回転自在に軸支された略円柱形状の筐体
とからなっている。前記回転式現像装置31は、筐体の
回転によって所望の現像器を感光ドラム33の外周面と
対向する位置に搬送し、感光ドラム上の静電潜像の現像
を行い4色分のフルカラー現像が可能となるように構成
されている。
剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤およびブラック
色現像剤の4色の現像剤を各々収納する4個の現像器3
1Y,31M,31C,31Bkと、これら4個の現像
器を保持しかつ回転自在に軸支された略円柱形状の筐体
とからなっている。前記回転式現像装置31は、筐体の
回転によって所望の現像器を感光ドラム33の外周面と
対向する位置に搬送し、感光ドラム上の静電潜像の現像
を行い4色分のフルカラー現像が可能となるように構成
されている。
【0039】感光ドラム33上の可視画像、すなわち、
トナー像は、転写装置10に担持されて搬送される転写
材Pに転写される。本例において転写装置10は回転自
在に軸支された転写ドラムである。
トナー像は、転写装置10に担持されて搬送される転写
材Pに転写される。本例において転写装置10は回転自
在に軸支された転写ドラムである。
【0040】以下に上述した構成の多色電子写真複写装
置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明する。
置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明する。
【0041】感光ドラム33に一次帯電器34により均
一な帯電を行った後露光手段32にて画像情報に応じた
光像Eを照射し、感光ドラム33上に静電潜像が形成さ
れる。該静電潜像は、回転式現像装置31により感光ド
ラム33に樹脂を基材としたトナーによりトナー像とし
て可視化される。
一な帯電を行った後露光手段32にて画像情報に応じた
光像Eを照射し、感光ドラム33上に静電潜像が形成さ
れる。該静電潜像は、回転式現像装置31により感光ド
ラム33に樹脂を基材としたトナーによりトナー像とし
て可視化される。
【0042】一方、転写材Pはレジストローラ36によ
り画像と同期して転写ドラム10へと送られ、グリッパ
15等によりその先端部を把持され、図中矢印b方向に
搬送される。
り画像と同期して転写ドラム10へと送られ、グリッパ
15等によりその先端部を把持され、図中矢印b方向に
搬送される。
【0043】次いで、感光ドラム33と当接する領域に
おいて転写ドラム10が有する本発明の転写材担持部材
11の背面から転写用放電器21によってトナーと逆極
性のコロナ放電を受けることにより感光ドラム33上の
トナー像が転写材Pに転写される。
おいて転写ドラム10が有する本発明の転写材担持部材
11の背面から転写用放電器21によってトナーと逆極
性のコロナ放電を受けることにより感光ドラム33上の
トナー像が転写材Pに転写される。
【0044】転写材Pは必要回数の転写工程が行われた
後、除電用放電器22,23および24により除電を受
けつつ分離爪28の作用により転写ドラム10から剥離
され搬送ベルト38により定着器39にて熱による定着
を受けた後、機外に排出される。
後、除電用放電器22,23および24により除電を受
けつつ分離爪28の作用により転写ドラム10から剥離
され搬送ベルト38により定着器39にて熱による定着
を受けた後、機外に排出される。
【0045】他方、感光ドラム33は、表面の残留トナ
ーをクリーニング装置37で清掃された後再度画像形成
プロセスに供せられる。
ーをクリーニング装置37で清掃された後再度画像形成
プロセスに供せられる。
【0046】また、転写ドラム10の転写材担持部材1
1表面も同様にブレードまたはファーブラシ等を有する
クリーニング装置35a及びクリーニング補助手段35
bの作用により清掃された後再度、画像形成プロセスに
供せられる。
1表面も同様にブレードまたはファーブラシ等を有する
クリーニング装置35a及びクリーニング補助手段35
bの作用により清掃された後再度、画像形成プロセスに
供せられる。
【0047】本発明においては、図2に示すように、転
写用コロナ放電器21の転写ドラム10の回転方向(矢
印bの方向)下流側シールド板に絶縁性部材26、例え
ばポリカーボネート樹脂板などを設けて、転写コロナの
うち感光ドラム33方向に向かう転写コロナ量を多くし
た構成とすることが好ましい。
写用コロナ放電器21の転写ドラム10の回転方向(矢
印bの方向)下流側シールド板に絶縁性部材26、例え
ばポリカーボネート樹脂板などを設けて、転写コロナの
うち感光ドラム33方向に向かう転写コロナ量を多くし
た構成とすることが好ましい。
【0048】又、本発明においては転写材担持部材11
の導入側から、その移動方向下流側に向けて伸びる、弾
性を有した押圧部材27を設けてもよい。この押圧部材
27は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリエチレンテレフタレートなどの、好まし
くは体積抵抗率が1010Ω・cm以上、特に好ましくは
1014Ω・cm以上であるような合成樹脂フィルムで構
成し、転写部の全域にわたって配設される。
の導入側から、その移動方向下流側に向けて伸びる、弾
性を有した押圧部材27を設けてもよい。この押圧部材
27は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリエチレンテレフタレートなどの、好まし
くは体積抵抗率が1010Ω・cm以上、特に好ましくは
1014Ω・cm以上であるような合成樹脂フィルムで構
成し、転写部の全域にわたって配設される。
【0049】又、該押圧部材27は、それ自身の持つ弾
性力により転写材担持部材11を押圧し、その転写材担
持部材11側の先端部は転写材Pが感光ドラム33に接
触し終えた位置、もしくは接触を開始する位置、又は極
力近接した位置に対応する位置とするのが好ましい。
性力により転写材担持部材11を押圧し、その転写材担
持部材11側の先端部は転写材Pが感光ドラム33に接
触し終えた位置、もしくは接触を開始する位置、又は極
力近接した位置に対応する位置とするのが好ましい。
【0050】図4には、形状をエンドレスベルト状にし
た場合の本発明の転写材担持部材を用いた画像形成装置
の具体例が示されている。
た場合の本発明の転写材担持部材を用いた画像形成装置
の具体例が示されている。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施
例中、部は重量部を示す。 実施例1 下記構造式
例中、部は重量部を示す。 実施例1 下記構造式
【0052】
【化10】
【0053】の重合体(粘度平均分子量3.09×10
4 )を用いて、押出成型により厚さ105μmのフィル
ムシートを得た。
4 )を用いて、押出成型により厚さ105μmのフィル
ムシートを得た。
【0054】またこの樹脂フィルムの機械的強度を引張
り試験機(今田製作所(製)SV−55)を用いて測定
した。その結果引張破壊強さは602kg/cm2 であ
った。
り試験機(今田製作所(製)SV−55)を用いて測定
した。その結果引張破壊強さは602kg/cm2 であ
った。
【0055】さらにこの樹脂フィルムの耐油性を試験す
るために、フィルム上にユニウェイ180(日本石油
製)を塗布し、1週間放置した後、上述の引張試験によ
り、機械的強度を測定した。その結果引張破壊強さは5
61kg/cm2 であった。。この樹脂フィルムを用い
て図1及び図2に示されるような転写ドラムを作成し
た。
るために、フィルム上にユニウェイ180(日本石油
製)を塗布し、1週間放置した後、上述の引張試験によ
り、機械的強度を測定した。その結果引張破壊強さは5
61kg/cm2 であった。。この樹脂フィルムを用い
て図1及び図2に示されるような転写ドラムを作成し
た。
【0056】即ち、転写材担持部材11として、前記樹
脂フィルムを2つのアルミニウムシリンダ12,13の
間に張架して転写ドラム10を作成した。転写材担持部
材11の両端部は転写ドラム10を構成する2つのアル
ミニウムシリンダ12,13を連結する連結部14上に
固定した。
脂フィルムを2つのアルミニウムシリンダ12,13の
間に張架して転写ドラム10を作成した。転写材担持部
材11の両端部は転写ドラム10を構成する2つのアル
ミニウムシリンダ12,13を連結する連結部14上に
固定した。
【0057】本実施例においては転写ドラム10の直径
を160mm、移動速度を160mm/secと設定し
た。同時に感光ドラム33などの移動スピードであるプ
ロセススピードも160mm/secとした。又、転写
用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワイヤ
ー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.5m
mに、放電ワイヤー25と転写コロナ放電器21のシー
ルド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定した。
を160mm、移動速度を160mm/secと設定し
た。同時に感光ドラム33などの移動スピードであるプ
ロセススピードも160mm/secとした。又、転写
用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワイヤ
ー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.5m
mに、放電ワイヤー25と転写コロナ放電器21のシー
ルド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定した。
【0058】また、押圧部材27としてはポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムを用いた。
テレフタレート樹脂フィルムを用いた。
【0059】本実施例においては、図3に示されるよう
な画像形成装置にてマイナス極性に帯電された感光ドラ
ム33に潜像を形成し、平均粒径が8μmのトナーを用
いて反転現像にてトナー画像を得た。この時、トナー
は、樹脂を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を向上
させるための添加剤などにより構成され、現像器中でキ
ャリヤ粒子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電するも
のであった。
な画像形成装置にてマイナス極性に帯電された感光ドラ
ム33に潜像を形成し、平均粒径が8μmのトナーを用
いて反転現像にてトナー画像を得た。この時、トナー
は、樹脂を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を向上
させるための添加剤などにより構成され、現像器中でキ
ャリヤ粒子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電するも
のであった。
【0060】その後該トナー画像を、上記構成の転写装
置により転写材に転写した。次いで転写材は、転写ドラ
ム10より分離し、定着器にて定着した。
置により転写材に転写した。次いで転写材は、転写ドラ
ム10より分離し、定着器にて定着した。
【0061】本実施例においては転写ドラム10の転写
材担持部材11の表面を、ウレタンブレードを有するク
リーニング装置35a、及びクリーニング補助手段35
bによりクリーニングする。
材担持部材11の表面を、ウレタンブレードを有するク
リーニング装置35a、及びクリーニング補助手段35
bによりクリーニングする。
【0062】上記構成の多色電子写真複写装置にて10
000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果初期
画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久後も
初期と同様の良好な画像を得ることができた。
000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果初期
画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久後も
初期と同様の良好な画像を得ることができた。
【0063】実施例2 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0064】
【化11】
【0065】(粘度平均分子量3.55×104 )を用
いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例1と同様に評価した。
いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例1と同様に評価した。
【0066】その結果を表1に示す。
【0067】実施例3 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0068】
【化12】
【0069】(粘度平均分子量2.88×104 )を用
いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例1と同様に評価した。
いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例1と同様に評価した。
【0070】その結果を表1に示す。
【0071】実施例4 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0072】
【化13】
【0073】(粘度平均分子量2.89×104 )を用
いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例1と同様に評価した。
いた以外は実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例1と同様に評価した。
【0074】その結果を表1に示す。
【0075】比較例1 実施例1で用いたポリカーボネート樹脂の代わりにポリ
カーボネートZ(粘度平均分子量2.88×104 )を
用いた以外は、実施例1と同様にして転写材担持部材を
作成し、実施例1と同様に評価した。
カーボネートZ(粘度平均分子量2.88×104 )を
用いた以外は、実施例1と同様にして転写材担持部材を
作成し、実施例1と同様に評価した。
【0076】その結果を表1に示す。
【0077】実施例5 実施例1で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0078】
【化14】
【0079】(粘度平均分子量5.33×104 )を用
い、膜厚130μmとした以外は実施例1と同様に転写
材担持部材を作成した。
い、膜厚130μmとした以外は実施例1と同様に転写
材担持部材を作成した。
【0080】この樹脂フィルムの機械的強度を実施例1
と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
【0081】またこの樹脂フィルムを熱融着によりエン
ドレスベルト状に成形し、図4で示される画像形成装置
と実施例1で用いたトナーと同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない良好な画像
を得ることができた。
ドレスベルト状に成形し、図4で示される画像形成装置
と実施例1で用いたトナーと同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない良好な画像
を得ることができた。
【0082】更に上記電子写真複写装置にて10000
枚の画像だしテストを行った。その結果、耐久後も初期
と同様のムラのない安定した画像を得ることができた。
枚の画像だしテストを行った。その結果、耐久後も初期
と同様のムラのない安定した画像を得ることができた。
【0083】実施例6 実施例5で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0084】
【化15】
【0085】(粘度平均分子量3.51×104 )を用
いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例5と同様に評価した。
いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例5と同様に評価した。
【0086】その結果を表1に示す。
【0087】実施例7 実施例5で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0088】
【化16】
【0089】(粘度平均分子量3.02×104 )を用
いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例5と同様に評価した。
いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例5と同様に評価した。
【0090】その結果を表1に示す。
【0091】実施例8 実施例5で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0092】
【化17】
【0093】(粘度平均分子量2.98×104 )を用
いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例5と同様に評価した。
いた以外は実施例5と同様に転写材担持部材を作成し、
実施例5と同様に評価した。
【0094】その結果を表1に示す。
【0095】比較例2 実施例5で用いたポリカーボネート樹脂の代わりに下記
式
式
【0096】
【化18】
【0097】で示される構造を有する重合体(重量平均
分子量8.2×104 )を用いた他は実施例5と同様に
転写材担持部材を作成し、実施例5と同様に評価した。
分子量8.2×104 )を用いた他は実施例5と同様に
転写材担持部材を作成し、実施例5と同様に評価した。
【0098】その結果を表1に示す。
【0099】
【表1】
【0100】実施例9 下記構造式
【0101】
【化19】
【0102】の重合体(粘度平均分子量3.11×10
4 )95部及び比表面積800m2 /gのケッチェンブ
ラックEC(ケッチェンブラックインターナショナル社
製)5部をベント付二軸押出機を用いてペレット化し
た。得られたペレットを圧縮成形して厚さ約25μmの
樹脂フィルムを作成した。
4 )95部及び比表面積800m2 /gのケッチェンブ
ラックEC(ケッチェンブラックインターナショナル社
製)5部をベント付二軸押出機を用いてペレット化し
た。得られたペレットを圧縮成形して厚さ約25μmの
樹脂フィルムを作成した。
【0103】得られた樹脂フィルムの体積抵抗率は1.
5×1015〔Ω・cm〕であった。またこの樹脂フィル
ムの機械的強度を引張り強度(今田製作所(製)SV−
55)を用いて測定した。その結果引張破壊強さは60
3kg/cm2 であった。さらにこの樹脂フィルムの耐
油性を試験するために、フィルム上にユニウェイ180
(日本石油製)を塗布し、1週間放置した後、上述の引
張り試験により、機械的強度を測定した。その結果耐油
試験後の引張破壊強さは565kg/cm2 であった。
5×1015〔Ω・cm〕であった。またこの樹脂フィル
ムの機械的強度を引張り強度(今田製作所(製)SV−
55)を用いて測定した。その結果引張破壊強さは60
3kg/cm2 であった。さらにこの樹脂フィルムの耐
油性を試験するために、フィルム上にユニウェイ180
(日本石油製)を塗布し、1週間放置した後、上述の引
張り試験により、機械的強度を測定した。その結果耐油
試験後の引張破壊強さは565kg/cm2 であった。
【0104】上記樹脂フィルムを用いて図1に示される
ような転写ドラムを作成した。即ち、図1に示す転写材
担持部材11として、前記樹脂フィルムを2つのアルミ
ニウムシリンダ12,13の間に張架して転写ドラム1
0を作成した。転写材担持部材11の両端部は転写ドラ
ム10を構成する2つのアルミニウムシリンダ12,1
3を連結する連結部14上に固定した。
ような転写ドラムを作成した。即ち、図1に示す転写材
担持部材11として、前記樹脂フィルムを2つのアルミ
ニウムシリンダ12,13の間に張架して転写ドラム1
0を作成した。転写材担持部材11の両端部は転写ドラ
ム10を構成する2つのアルミニウムシリンダ12,1
3を連結する連結部14上に固定した。
【0105】本実施例においては転写ドラム10の直径
を160mm、移動速度を160mm/secと設定し
た。同時に感光ドラム33などの移動スピードであるプ
ロセススピードも160mm/secとした。又、転写
用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワイヤ
ー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.5m
mに、放電ワイヤー25と転写用コロナ放電器21のシ
ールド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定し
た。
を160mm、移動速度を160mm/secと設定し
た。同時に感光ドラム33などの移動スピードであるプ
ロセススピードも160mm/secとした。又、転写
用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワイヤ
ー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.5m
mに、放電ワイヤー25と転写用コロナ放電器21のシ
ールド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定し
た。
【0106】又、押圧部材27としてはポリエチレンテ
レフタレート樹脂フィルムを用いた。
レフタレート樹脂フィルムを用いた。
【0107】本発明者らは、本実施例においては図3に
示されるような画像形成装置にてマイナス極性に帯電さ
れ感光ドラム33に潜像を形成し、平均粒径8μmのト
ナーを用いて反転現像にてトナー画像を得た。この時、
トナーは樹脂を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を
向上させるための添加剤などにより構成され、現像器中
でキャリヤ粒子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電す
るものであった。
示されるような画像形成装置にてマイナス極性に帯電さ
れ感光ドラム33に潜像を形成し、平均粒径8μmのト
ナーを用いて反転現像にてトナー画像を得た。この時、
トナーは樹脂を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を
向上させるための添加剤などにより構成され、現像器中
でキャリヤ粒子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電す
るものであった。
【0108】その後該トナー画像を上記構成の転写装置
により転写材に転写した。次いで転写材は転写ドラム1
0より分離し、定着器にて定着した。
により転写材に転写した。次いで転写材は転写ドラム1
0より分離し、定着器にて定着した。
【0109】本実施例においては転写ドラム10の転写
材担持部材11の表面をウレタンブレードを有するクリ
ーニング装置35a、及びクリーニング補助手段35b
によりクリーニングする。
材担持部材11の表面をウレタンブレードを有するクリ
ーニング装置35a、及びクリーニング補助手段35b
によりクリーニングする。
【0110】上記構成の多色電子写真複写装置にて10
000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果初期
画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久後も
初期と同様の良好な画像を得ることができた。
000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果初期
画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久後も
初期と同様の良好な画像を得ることができた。
【0111】実施例10 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0112】
【化20】
【0113】(粘度平均分子量2.33×104 )を9
5部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
5部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
【0114】その結果を表2に示す。
【0115】実施例11 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0116】
【化21】
【0117】(粘度平均分子量2.21×104 )を9
5部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
5部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
【0118】その結果を表2に示す。
【0119】実施例12 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0120】
【化22】
【0121】(粘度平均分子量2.33×104 )を9
5部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
5部用いた以外は実施例9と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例9と同様に評価した。
【0122】その結果を表2に示す。
【0123】比較例3 実施例9で用いたポリカーボネート樹脂の代わりにポリ
カーボネートZ樹脂(粘度平均分子量2.82×1
04 )を用いた以外は、実施例9と同様にして転写材担
持部材を作成し、実施例9と同様に評価した。
カーボネートZ樹脂(粘度平均分子量2.82×1
04 )を用いた以外は、実施例9と同様にして転写材担
持部材を作成し、実施例9と同様に評価した。
【0124】その結果を表2に示す。
【0125】実施例13 実施例9で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を有
する重合体
する重合体
【0126】
【化23】
【0127】(粘度平均分子量2.25×104 )を9
4部用い、ケッチェンブラックの量を6重量部、膜厚1
10μmとした以外は実施例9と同様に転写材担持部材
を作成した。
4部用い、ケッチェンブラックの量を6重量部、膜厚1
10μmとした以外は実施例9と同様に転写材担持部材
を作成した。
【0128】この樹脂フィルムの体積抵抗率及びカーボ
ンブラックの分散性を実施例9と同様にして評価した。
ンブラックの分散性を実施例9と同様にして評価した。
【0129】その結果を表2に示す。
【0130】またこの樹脂フィルムを熱融着によりエン
ドレスベルト状に成形し、図4で示される画像形成装置
と実施例9で用いたトナーと同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない良好な画像
を得ることができた。
ドレスベルト状に成形し、図4で示される画像形成装置
と実施例9で用いたトナーと同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない良好な画像
を得ることができた。
【0131】更に上記電子写真複写装置にて10000
枚の画像出しテストを行った。その結果、耐久後も初期
と同様のムラのない安定した画像を得ることができた。
枚の画像出しテストを行った。その結果、耐久後も初期
と同様のムラのない安定した画像を得ることができた。
【0132】実施例14 実施例13で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を
有する重合体
有する重合体
【0133】
【化24】
【0134】(粘度平均分子量2.88×104 )を9
4部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
4部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
【0135】その結果を表2に示す。
【0136】実施例15 実施例13で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を
有する重合体
有する重合体
【0137】
【化25】
【0138】(粘度平均分子量3.08×104 )を9
4部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
4部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
【0139】その結果を表2に示す。
【0140】実施例16 実施例13で用いたポリマーの代わりに下記の構造式を
有する重合体
有する重合体
【0141】
【化26】
【0142】(粘度平均分子量2.85×104 )を9
4部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
4部用いた以外は実施例13と同様に転写材担持部材を
作成し、実施例13と同様に評価した。
【0143】その結果を表2に示す。
【0144】比較例4 実施例13で用いたポリカーボネート樹脂の代わりに下
記式
記式
【0145】
【化27】
【0146】で示される構造を有する重合体(重量平均
分子量3.45×104 )を用いた他は実施例13と同
様に転写材担持部材を作成し、実施例13と同様に評価
した。その結果を表2に示す。
分子量3.45×104 )を用いた他は実施例13と同
様に転写材担持部材を作成し、実施例13と同様に評価
した。その結果を表2に示す。
【0147】
【表2】
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は一般式
(1)で示される構造の重合体、並びに該重合体及び導
電性カーボンブラックを含有する転写材担持部材及び該
転写材担持部材を用いた画像形成装置である。該転写材
担持部材は、表面の機械的強度、弾性、耐摩耗性及び耐
油性に優れており、該転写材担持部材を用いた画像形成
装置により、繰り返し耐久しても常に良好な転写が行わ
れ、常に安定で良好な画像を得ることができる。
(1)で示される構造の重合体、並びに該重合体及び導
電性カーボンブラックを含有する転写材担持部材及び該
転写材担持部材を用いた画像形成装置である。該転写材
担持部材は、表面の機械的強度、弾性、耐摩耗性及び耐
油性に優れており、該転写材担持部材を用いた画像形成
装置により、繰り返し耐久しても常に良好な転写が行わ
れ、常に安定で良好な画像を得ることができる。
【図1】本発明の転写材担持部材を用いた転写ドラムの
概略構成例である。
概略構成例である。
【図2】本発明の転写材担持部材を用いた転写装置の概
略構成例である。
略構成例である。
【図3】シート状の本発明の転写材担持部材を用いた画
像形成装置の概略構成例である。
像形成装置の概略構成例である。
【図4】本発明の転写材担持体を用いた画像形成装置の
概略構成例である。
概略構成例である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基又はアリール基、Aは2価の基を示し、W及び
Xは共重合比を示す)で示される重合体を含有すること
を特徴とする転写材担持部材。 - 【請求項2】 請求項1記載の転写材担持部材を有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 下記一般式(1) 【化2】 (式中、R1 ないしR16は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基又はアリール基、Aは2価の基を示し、W及び
Xは共重合比を示す)で示される重合体、及び導電性カ
ーボンブラックを含有することを特徴とする転写材担持
部材。 - 【請求項4】 前記導電性カーボンブラックの含有量が
前記転写材担持部材100重量部に対し、0.1〜30
重量部である請求項3記載の転写材担持部材。 - 【請求項5】 請求項3記載の転写材担持部材を有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の転写材担持部材を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14544893A JPH06332211A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 転写材担持部材及びそれを有する画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14544893A JPH06332211A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 転写材担持部材及びそれを有する画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06332211A true JPH06332211A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15385462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14544893A Pending JPH06332211A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 転写材担持部材及びそれを有する画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06332211A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11242350A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Mita Ind Co Ltd | 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置 |
| JPH11242346A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Mita Ind Co Ltd | 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP14544893A patent/JPH06332211A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11242350A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Mita Ind Co Ltd | 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置 |
| JPH11242346A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Mita Ind Co Ltd | 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置 |
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