JPH06332349A - 画像形成装置のクリーニング装置及びそのブラシローラの抵抗値調整方法 - Google Patents
画像形成装置のクリーニング装置及びそのブラシローラの抵抗値調整方法Info
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- JPH06332349A JPH06332349A JP14141393A JP14141393A JPH06332349A JP H06332349 A JPH06332349 A JP H06332349A JP 14141393 A JP14141393 A JP 14141393A JP 14141393 A JP14141393 A JP 14141393A JP H06332349 A JPH06332349 A JP H06332349A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光体の表面に残留するトナーを摺擦作用と
静電的吸引力によって除去するブラシローラを備えたク
リーニング装置において、ブラシローラの導電性ブラシ
の抵抗値を低コストで確実に安定化させる。 【構成】 電源19によって、回転するブラシローラ1
4の導電性ブラシ17に一定時間、所定の定電流を供給
し、このブラシ17の抵抗値を安定化させる。
静電的吸引力によって除去するブラシローラを備えたク
リーニング装置において、ブラシローラの導電性ブラシ
の抵抗値を低コストで確実に安定化させる。 【構成】 電源19によって、回転するブラシローラ1
4の導電性ブラシ17に一定時間、所定の定電流を供給
し、このブラシ17の抵抗値を安定化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置のクリー
ニング装置及びそのブラシローラの抵抗値調整方法に関
するものである。
ニング装置及びそのブラシローラの抵抗値調整方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電写複写機、プリンタ又はファクシミリ
などの画像形成装置のうち、潜像担持体上にトナー像を
形成し、そのトナー像を転写材に転写する形式のもので
は、トナー像転写後に潜像担持体上に残留するトナーを
クリーニング装置によって清掃している。
などの画像形成装置のうち、潜像担持体上にトナー像を
形成し、そのトナー像を転写材に転写する形式のもので
は、トナー像転写後に潜像担持体上に残留するトナーを
クリーニング装置によって清掃している。
【0003】このようなクリーニング装置として、トナ
ー像転写後の潜像担持体表面を摺擦して潜像担持体上に
残留するトナーを除去するブラシローラを備えたものが
公知である。このブラシローラは、回転駆動される導電
性のブラシ軸と、その周面に設けられたブラシとを有し
ている。かかるブラシローラは、潜像担持体のクリーニ
ング時に回転駆動され、同時に、そのブラシローラに所
定のバイアス電圧が印加され、潜像担持体を摺擦するブ
ラシによる摺擦作用と、電圧印加に基づく静電的吸引力
によって潜像担持体上の残留トナーを除去する。ブラシ
ローラに付着したトナーは、そのブラシに接触するトナ
ー回収部材に静電的に吸引されて回収される。
ー像転写後の潜像担持体表面を摺擦して潜像担持体上に
残留するトナーを除去するブラシローラを備えたものが
公知である。このブラシローラは、回転駆動される導電
性のブラシ軸と、その周面に設けられたブラシとを有し
ている。かかるブラシローラは、潜像担持体のクリーニ
ング時に回転駆動され、同時に、そのブラシローラに所
定のバイアス電圧が印加され、潜像担持体を摺擦するブ
ラシによる摺擦作用と、電圧印加に基づく静電的吸引力
によって潜像担持体上の残留トナーを除去する。ブラシ
ローラに付着したトナーは、そのブラシに接触するトナ
ー回収部材に静電的に吸引されて回収される。
【0004】この形式のクリーニング装置は、その作動
時に発する音が少なく、しかも小型化でき、配設個所の
自由度も高いため、近年一部の複写機やプリンタなどに
採用され始めている。
時に発する音が少なく、しかも小型化でき、配設個所の
自由度も高いため、近年一部の複写機やプリンタなどに
採用され始めている。
【0005】ところで、上述のブラシローラのブラシと
しては、一般にその各ブラシ繊維の比抵抗が102乃至
106Ωcm程度の導電性のブラシが用いられている。こ
れは、例えば108Ωcm以上の高い比抵抗のブラシを用
いると、ブラシに高電圧を印加しなければならないた
め、高圧電源を必要とし、これによってクリーニング装
置のコストが高くなるためである。
しては、一般にその各ブラシ繊維の比抵抗が102乃至
106Ωcm程度の導電性のブラシが用いられている。こ
れは、例えば108Ωcm以上の高い比抵抗のブラシを用
いると、ブラシに高電圧を印加しなければならないた
め、高圧電源を必要とし、これによってクリーニング装
置のコストが高くなるためである。
【0006】このような理由で、従来から、導電性ブラ
シを有するブラシローラが用いられているのであるが、
かかるブラシを用いると、もう1つの重要な問題が発生
する。すなわち、ブラシローラにバイアス電圧を印加し
たときに、ブラシローラと潜像担持体との電位差が大き
くなりすぎると、ブラシのブラシ繊維先端から潜像担持
体へと放電を起こし、これによって潜像担持体上の残留
トナーが所定の極性と逆の極性に帯電するおそれがあ
る。このように残留トナーが逆極性に帯電すれば、これ
をブラシローラによって静電的に吸引することができ
ず、潜像担持体のクリーニング不良が発生し、次に形成
される画像の画質が劣化する。
シを有するブラシローラが用いられているのであるが、
かかるブラシを用いると、もう1つの重要な問題が発生
する。すなわち、ブラシローラにバイアス電圧を印加し
たときに、ブラシローラと潜像担持体との電位差が大き
くなりすぎると、ブラシのブラシ繊維先端から潜像担持
体へと放電を起こし、これによって潜像担持体上の残留
トナーが所定の極性と逆の極性に帯電するおそれがあ
る。このように残留トナーが逆極性に帯電すれば、これ
をブラシローラによって静電的に吸引することができ
ず、潜像担持体のクリーニング不良が発生し、次に形成
される画像の画質が劣化する。
【0007】そこで、画像形成装置の使用前、例えば画
像形成装置の製造工場において、ブラシローラを回転さ
せながら、そのブラシ繊維の先端に電極を接触させ、そ
の電極とブラシ軸との間に高電圧を一定時間印加し、ブ
ラシの電気抵抗値を高め、その抵抗値を安定化させる技
術が提案されている(例えば特公平1−55456号公
報参照)。
像形成装置の製造工場において、ブラシローラを回転さ
せながら、そのブラシ繊維の先端に電極を接触させ、そ
の電極とブラシ軸との間に高電圧を一定時間印加し、ブ
ラシの電気抵抗値を高め、その抵抗値を安定化させる技
術が提案されている(例えば特公平1−55456号公
報参照)。
【0008】ところが、クリーニング装置を画像形成装
置に組込んだ状態で上述の方法を実施すると、ブラシロ
ーラのブラシは、潜像担持体、例えば感光体に当接した
ままであるため、高電圧を印加したとき、抵抗値の低い
ブラシ繊維の先端から潜像担持体のピンホールへ電流が
リークし、該担持体を損傷させてしまうおそれがある。
置に組込んだ状態で上述の方法を実施すると、ブラシロ
ーラのブラシは、潜像担持体、例えば感光体に当接した
ままであるため、高電圧を印加したとき、抵抗値の低い
ブラシ繊維の先端から潜像担持体のピンホールへ電流が
リークし、該担持体を損傷させてしまうおそれがある。
【0009】また画像形成装置を実際に使用する前の慣
らし運転時に、ブラシの抵抗値を上述の如く調整するよ
うに構成した場合、専らこの調整のためにだけ、高価な
高電圧電源を画像形成装置に搭載しなければならず、画
像形成装置のコストが上昇する不具合も免れない。
らし運転時に、ブラシの抵抗値を上述の如く調整するよ
うに構成した場合、専らこの調整のためにだけ、高価な
高電圧電源を画像形成装置に搭載しなければならず、画
像形成装置のコストが上昇する不具合も免れない。
【0010】さらに、抵抗値調整前のブラシの各ブラシ
繊維の比抵抗にばらつきがあると、調整後のブラシの各
ブラシ繊維の抵抗値もばらついてしまう欠点もあった。
繊維の比抵抗にばらつきがあると、調整後のブラシの各
ブラシ繊維の抵抗値もばらついてしまう欠点もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去した画像形成装置のクリーニング装置
及びそのブラシローラの抵抗値調整方法を提供すること
にある。
従来の欠点を除去した画像形成装置のクリーニング装置
及びそのブラシローラの抵抗値調整方法を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、トナー像転写後の潜像担持体表面を摺擦
し、その摺擦作用と静電的吸引力によって、潜像担持体
上に残留するトナーを除去するブラシローラと、該ブラ
シローラに接触し、そのブラシローラに付着したトナー
を静電的に吸引して回収するトナー回収部材とを具備
し、前記ブラシローラは、回転駆動される導電性のブラ
シ軸と、該ブラシ軸の周面に設けられた導電性ブラシと
を有している画像形成装置のクリーニング装置におい
て、画像形成装置を実際に使用する前に、回転するブラ
シローラのブラシ軸とトナー回収部材との間に所定の定
電流を一定時間流す電流供給手段を設けたクリーニング
装置を提案する。
成するため、トナー像転写後の潜像担持体表面を摺擦
し、その摺擦作用と静電的吸引力によって、潜像担持体
上に残留するトナーを除去するブラシローラと、該ブラ
シローラに接触し、そのブラシローラに付着したトナー
を静電的に吸引して回収するトナー回収部材とを具備
し、前記ブラシローラは、回転駆動される導電性のブラ
シ軸と、該ブラシ軸の周面に設けられた導電性ブラシと
を有している画像形成装置のクリーニング装置におい
て、画像形成装置を実際に使用する前に、回転するブラ
シローラのブラシ軸とトナー回収部材との間に所定の定
電流を一定時間流す電流供給手段を設けたクリーニング
装置を提案する。
【0013】同じく本発明は、上記目的を達成するた
め、トナー像転写後の潜像担持体表面を摺擦し、その摺
擦作用と静電的吸引力によって、潜像担持体上に残留す
るトナーを除去するブラシローラと、該ブラシローラに
接触し、そのブラシローラに付着したトナーを静電的に
吸引して回収するトナー回収部材とを具備し、前記ブラ
シローラは、回転駆動される導電性のブラシ軸と、該ブ
ラシ軸の周面に設けられた導電性ブラシとを有している
画像形成装置のクリーニング装置において、画像形成装
置を実際に使用する前に、回転するブラシローラのブラ
シ軸とトナー回収部材との間に所定の定電流を流す電流
供給手段と、ブラシ軸とトナー回収部材との電位差が所
定のしきい値を越えたことを検出する電位差検出手段
と、該検出手段の出力によって前記定電流の供給を停止
させる切換手段とを設けたクリーニング装置を提案す
る。
め、トナー像転写後の潜像担持体表面を摺擦し、その摺
擦作用と静電的吸引力によって、潜像担持体上に残留す
るトナーを除去するブラシローラと、該ブラシローラに
接触し、そのブラシローラに付着したトナーを静電的に
吸引して回収するトナー回収部材とを具備し、前記ブラ
シローラは、回転駆動される導電性のブラシ軸と、該ブ
ラシ軸の周面に設けられた導電性ブラシとを有している
画像形成装置のクリーニング装置において、画像形成装
置を実際に使用する前に、回転するブラシローラのブラ
シ軸とトナー回収部材との間に所定の定電流を流す電流
供給手段と、ブラシ軸とトナー回収部材との電位差が所
定のしきい値を越えたことを検出する電位差検出手段
と、該検出手段の出力によって前記定電流の供給を停止
させる切換手段とを設けたクリーニング装置を提案す
る。
【0014】さらに本発明は、上記目的を達成するた
め、トナー像転写後の潜像担持体を摺擦し、その摺擦作
用と静電的吸引力によって、潜像担持体上に残留するト
ナーを除去するためのブラシローラの抵抗値調整方法に
おいて、ブラシローラを回転させながら、そのブラシロ
ーラの導電性ブラシに、一定時間定電流を流すことを特
徴とするブラシローラの抵抗値調整方法を提案する。
め、トナー像転写後の潜像担持体を摺擦し、その摺擦作
用と静電的吸引力によって、潜像担持体上に残留するト
ナーを除去するためのブラシローラの抵抗値調整方法に
おいて、ブラシローラを回転させながら、そのブラシロ
ーラの導電性ブラシに、一定時間定電流を流すことを特
徴とするブラシローラの抵抗値調整方法を提案する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明し、併せて従来の問題点を図面に即してより具体的
に明らかにする。
説明し、併せて従来の問題点を図面に即してより具体的
に明らかにする。
【0016】図1は本発明一実施例のクリーニング装置
を備えた画像形成装置の一例であるレーザプリンタを示
す概略図であり、先ずその全体の構成と作用を明らかに
する。
を備えた画像形成装置の一例であるレーザプリンタを示
す概略図であり、先ずその全体の構成と作用を明らかに
する。
【0017】図1に符号1で示すものは、潜像担持体の
一構成例であるドラム状の感光体であり、かかる感光体
1は図1に矢印Aで示した時計方向に回転駆動される。
このとき帯電チャージャ2によって感光体表面が所定の
極性、この例ではマイナスに帯電され、その帯電面が光
書込ユニット3から出射する変調されたレーザ光によっ
て像露光され、これによって感光体1上に所定の静電潜
像が形成される。
一構成例であるドラム状の感光体であり、かかる感光体
1は図1に矢印Aで示した時計方向に回転駆動される。
このとき帯電チャージャ2によって感光体表面が所定の
極性、この例ではマイナスに帯電され、その帯電面が光
書込ユニット3から出射する変調されたレーザ光によっ
て像露光され、これによって感光体1上に所定の静電潜
像が形成される。
【0018】この潜像は現像ユニット4のトナーによっ
てトナー像として可視像化される。本例では、現像ユニ
ット4のトナーが感光体1の帯電極性と同極性のマイナ
スに帯電されており、所謂反転現像によって静電潜像が
可視像化される。
てトナー像として可視像化される。本例では、現像ユニ
ット4のトナーが感光体1の帯電極性と同極性のマイナ
スに帯電されており、所謂反転現像によって静電潜像が
可視像化される。
【0019】このようにして形成されたトナー像は、給
紙部5から給送された転写材の一例である転写紙6上
に、転写チャージャ7の作用によって転写される。トナ
ー像を転写された転写紙6は、分離チャージャ8の作用
で感光体1から分離された後、定着装置9を通り、この
ときトナー像が定着される。定着装置9を通過した転写
紙6は排紙トレイ10上に排出される。
紙部5から給送された転写材の一例である転写紙6上
に、転写チャージャ7の作用によって転写される。トナ
ー像を転写された転写紙6は、分離チャージャ8の作用
で感光体1から分離された後、定着装置9を通り、この
ときトナー像が定着される。定着装置9を通過した転写
紙6は排紙トレイ10上に排出される。
【0020】一方、トナー像転写後の感光体表面に残留
するトナーは、クリーニング装置11によって除去さ
れ、次いでその感光体表面が除電ランプ12によって除
電作用を受け初期化される。
するトナーは、クリーニング装置11によって除去さ
れ、次いでその感光体表面が除電ランプ12によって除
電作用を受け初期化される。
【0021】次にクリーニング装置11の構成と作用の
詳細を明らかにする。
詳細を明らかにする。
【0022】このクリーニング装置11は、図2に示す
ように感光体1の表面に対向する側に開口を備えたケー
シング13と、その内側に配置されたブラシローラ14
及びトナー回収ローラ15とを有している。ブラシロー
ラ14は、例えばステレンス鋼やアルミニウムなどの金
属から成る導電性のブラシ軸16と、このブラシ軸16
の周面に設けられたブラシ17とを有し、ブラシ軸16
はケーシング13に回転自在に支持されている。ブラシ
17は、例えば図示していない基布に植毛され、この基
布がブラシ軸16の周面に固定されている。
ように感光体1の表面に対向する側に開口を備えたケー
シング13と、その内側に配置されたブラシローラ14
及びトナー回収ローラ15とを有している。ブラシロー
ラ14は、例えばステレンス鋼やアルミニウムなどの金
属から成る導電性のブラシ軸16と、このブラシ軸16
の周面に設けられたブラシ17とを有し、ブラシ軸16
はケーシング13に回転自在に支持されている。ブラシ
17は、例えば図示していない基布に植毛され、この基
布がブラシ軸16の周面に固定されている。
【0023】ブラシ17は、後に詳しく説明するように
導電性のブラシより成り、その個々のブラシ繊維は、例
えば、カーボンを含有した化学繊維(アクリル、ナイロ
ン、ポリエステルなど)から構成され、その比抵抗は通
常102乃至106Ωcmに設定される。このようなブラシ
17の一部が、ケーシング13の開口から突出し、感光
体1の表面に或るくい込み量をもって当接している。
導電性のブラシより成り、その個々のブラシ繊維は、例
えば、カーボンを含有した化学繊維(アクリル、ナイロ
ン、ポリエステルなど)から構成され、その比抵抗は通
常102乃至106Ωcmに設定される。このようなブラシ
17の一部が、ケーシング13の開口から突出し、感光
体1の表面に或るくい込み量をもって当接している。
【0024】トナー回収ローラ15は、例えば表面を研
磨されたステンレス鋼などの金属より成り、図2に示す
ように、ブラシローラ14のブラシ17に接触し、同図
における時計方向に回転駆動される。
磨されたステンレス鋼などの金属より成り、図2に示す
ように、ブラシローラ14のブラシ17に接触し、同図
における時計方向に回転駆動される。
【0025】またクリーニング装置11は、ケーシング
13の外に設けられたコロナ放電器より成るプレクリー
ニングチャージャ22を有している。
13の外に設けられたコロナ放電器より成るプレクリー
ニングチャージャ22を有している。
【0026】前述のようにトナー像を転写紙6(図1)
に転写した後の感光体表面は、その回転によってプレク
リーニングチャージャ22の部位を通るが、このときそ
の感光体表面と、ここに付着した残留トナーTは、プレ
クリーニングチャージャ22の放電によって、その本来
の極性、本例ではマイナス極性に帯電される。プレクリ
ーニングチャージャ22は、交流にマイナス側の直流を
重畳した放電を行っており、感光体1の表面電位むらを
除去すると共に、残留トナーの帯電量をマイナス極性の
或る一定値幅に揃える。その値は、トナーの形状、その
体積抵抗値及びその誘電率に応じて適正値に定められ
る。
に転写した後の感光体表面は、その回転によってプレク
リーニングチャージャ22の部位を通るが、このときそ
の感光体表面と、ここに付着した残留トナーTは、プレ
クリーニングチャージャ22の放電によって、その本来
の極性、本例ではマイナス極性に帯電される。プレクリ
ーニングチャージャ22は、交流にマイナス側の直流を
重畳した放電を行っており、感光体1の表面電位むらを
除去すると共に、残留トナーの帯電量をマイナス極性の
或る一定値幅に揃える。その値は、トナーの形状、その
体積抵抗値及びその誘電率に応じて適正値に定められ
る。
【0027】上述のように帯電された感光体1の表面部
分は、次いでブラシローラ14の部位を通過する。この
ときブラシ軸16がモータ18によって回転駆動され、
ブラシローラ14が図2に矢印Bで示した時計方向に回
転し、そのブラシ17が感光体表面を摺擦する。
分は、次いでブラシローラ14の部位を通過する。この
ときブラシ軸16がモータ18によって回転駆動され、
ブラシローラ14が図2に矢印Bで示した時計方向に回
転し、そのブラシ17が感光体表面を摺擦する。
【0028】しかも、ブラシ軸16が電気的にフロート
状態にあるブラシローラ14に、トナー回収ローラ15
を介して接続された電源19によって、両ローラ14,
15にバイアス電圧が印加される。このとき、トナー回
収ローラ15と、ブラシローラ14と、感光体表面の電
位の関係は、トナー回収ローラ>ブラシローラ>感光体
表面となる。このように電位勾配をつけ、ブラシローラ
14と感光体1との間に、感光体1上の残留トナーTが
ブラシローラ14の側に静電的に引き付けられる向きの
電界を形成するのである。
状態にあるブラシローラ14に、トナー回収ローラ15
を介して接続された電源19によって、両ローラ14,
15にバイアス電圧が印加される。このとき、トナー回
収ローラ15と、ブラシローラ14と、感光体表面の電
位の関係は、トナー回収ローラ>ブラシローラ>感光体
表面となる。このように電位勾配をつけ、ブラシローラ
14と感光体1との間に、感光体1上の残留トナーTが
ブラシローラ14の側に静電的に引き付けられる向きの
電界を形成するのである。
【0029】上述のようにして、ブラシローラ14は、
トナー像転写後の感光体1の表面を摺擦し、その摺擦作
用と静電的吸引力によって、感光体1上に残留するトナ
ーTを除去する。
トナー像転写後の感光体1の表面を摺擦し、その摺擦作
用と静電的吸引力によって、感光体1上に残留するトナ
ーTを除去する。
【0030】図3の(a)はこのときの様子を示す説明
図であり、符号17aはブラシローラ14のブラシ17
の1本のブラシ繊維を示している。ここで、プレクリー
ニングチャージャ22(図2)によって帯電された感光
体1の表面電位が−700Vであるとし、また電源19
によってバイアス電圧を印加されたブラシローラ14の
ブラシ繊維17aの先端部分の電位が−450Vである
とすると、感光体1上の残留トナーTは、プレクリーニ
ングチャージャ22によってマイナスに帯電されている
ので、相対的にプラス側となるブラシ繊維17aの方に
静電的に引かれ、ブラシ17に捕獲される。
図であり、符号17aはブラシローラ14のブラシ17
の1本のブラシ繊維を示している。ここで、プレクリー
ニングチャージャ22(図2)によって帯電された感光
体1の表面電位が−700Vであるとし、また電源19
によってバイアス電圧を印加されたブラシローラ14の
ブラシ繊維17aの先端部分の電位が−450Vである
とすると、感光体1上の残留トナーTは、プレクリーニ
ングチャージャ22によってマイナスに帯電されている
ので、相対的にプラス側となるブラシ繊維17aの方に
静電的に引かれ、ブラシ17に捕獲される。
【0031】なお、この例ではブラシ17は電源19に
よってマイナスの電圧が印加され、その電位が−450
Vになるが、この電位は上述のように感光体1の表面電
位−700Vに対して相対的にプラス側となるので、図
3の(a)においては、ブラシ繊維17aに+の符号を
付してある(図3の(b),(c)においても同じ)。
勿論、ブラシ17にトナーTの帯電極性と逆極性の電圧
を印加してもよい。
よってマイナスの電圧が印加され、その電位が−450
Vになるが、この電位は上述のように感光体1の表面電
位−700Vに対して相対的にプラス側となるので、図
3の(a)においては、ブラシ繊維17aに+の符号を
付してある(図3の(b),(c)においても同じ)。
勿論、ブラシ17にトナーTの帯電極性と逆極性の電圧
を印加してもよい。
【0032】上述のようにブラシローラ14に移行した
トナーTは、図2に示すようにブラシ17に対して例え
ば1mm程のくい込み量で接触したフリッカ部材23によ
って叩き落される。それでもブラシローラ14から除去
されずに該ローラ14に付着しているトナーは、ブラシ
ローラ14のブラシ17に接触しながら回転するトナー
回収ローラ15に回収される。すなわち、前述のように
トナー回収ローラ15に印加された電圧によって、トナ
ー回収ローラ15とブラシローラ14との間に形成され
た電界の作用で、ブラシローラ14に付着したトナーが
トナー回収ローラ15に静電的に吸引されて移行するの
である。
トナーTは、図2に示すようにブラシ17に対して例え
ば1mm程のくい込み量で接触したフリッカ部材23によ
って叩き落される。それでもブラシローラ14から除去
されずに該ローラ14に付着しているトナーは、ブラシ
ローラ14のブラシ17に接触しながら回転するトナー
回収ローラ15に回収される。すなわち、前述のように
トナー回収ローラ15に印加された電圧によって、トナ
ー回収ローラ15とブラシローラ14との間に形成され
た電界の作用で、ブラシローラ14に付着したトナーが
トナー回収ローラ15に静電的に吸引されて移行するの
である。
【0033】トナー回収ローラ15に移行したトナー
は、このローラ15の表面に圧接したスクレーパの一例
である弾性ブレード20によって該ローラ15から掻き
落され、フリッカ部材23によって落されたトナーと共
に、ケーシング13の底部に設けられて回転するトナー
搬送部材21によってケーシング外に搬送される。クリ
ーニング装置11は、感光体1上の残留トナーのほか
に、感光体に付着した紙粉なども除去する働きをなす。
は、このローラ15の表面に圧接したスクレーパの一例
である弾性ブレード20によって該ローラ15から掻き
落され、フリッカ部材23によって落されたトナーと共
に、ケーシング13の底部に設けられて回転するトナー
搬送部材21によってケーシング外に搬送される。クリ
ーニング装置11は、感光体1上の残留トナーのほか
に、感光体に付着した紙粉なども除去する働きをなす。
【0034】上述のトナー回収ローラ15は、ブラシロ
ーラに接触し、そのブラシローラに付着したトナーを静
電的に吸引して回収するトナー回収部材の一例を構成す
るものである。
ーラに接触し、そのブラシローラに付着したトナーを静
電的に吸引して回収するトナー回収部材の一例を構成す
るものである。
【0035】なお、感光体1とブラシローラ14の各外
周部の線速の比は、例えば1:0.6乃至1.2程度に
設定され、同じくブラシローラ14とトナー回収ローラ
15の各外周部の線速の比も、例えば1:0.6乃至
1.2程度に設定される。
周部の線速の比は、例えば1:0.6乃至1.2程度に
設定され、同じくブラシローラ14とトナー回収ローラ
15の各外周部の線速の比も、例えば1:0.6乃至
1.2程度に設定される。
【0036】図2に示した実施例のように、共通の電源
19によってトナー回収ローラ15とブラシローラ14
にバイアス電圧を印加する代りに、別々の電源によっ
て、これらのローラ14,15に、前述の動作が得られ
る所定バイアス電圧をそれぞれ印加してもよい。また弾
性ブレード20の長寿命化を図る目的で、トナー回収ロ
ーラの表面にフッ素系樹脂、例えばテフロン、ルミフロ
ンなどにカーボンを含有した樹脂を被覆することもでき
る。
19によってトナー回収ローラ15とブラシローラ14
にバイアス電圧を印加する代りに、別々の電源によっ
て、これらのローラ14,15に、前述の動作が得られ
る所定バイアス電圧をそれぞれ印加してもよい。また弾
性ブレード20の長寿命化を図る目的で、トナー回収ロ
ーラの表面にフッ素系樹脂、例えばテフロン、ルミフロ
ンなどにカーボンを含有した樹脂を被覆することもでき
る。
【0037】クリーニング装置11は以上のように構成
されているが、そのブラシローラ14のブラシ17とし
ては、前述のように比抵抗が102乃至106Ωcmの導電
性のブラシが用いられる。
されているが、そのブラシローラ14のブラシ17とし
ては、前述のように比抵抗が102乃至106Ωcmの導電
性のブラシが用いられる。
【0038】ところが、先にも説明したように、導電性
のブラシ17を何ら調整することなく、そのまま用いた
とすると、ブラシローラの使用を始めた初期状態におい
て、ブラシローラ14へのバイアス電圧の印加時に、そ
のブラシ繊維17aの先端から感光体へ電流が流れやす
くなり、しかも放電を起こしやすくなる。
のブラシ17を何ら調整することなく、そのまま用いた
とすると、ブラシローラの使用を始めた初期状態におい
て、ブラシローラ14へのバイアス電圧の印加時に、そ
のブラシ繊維17aの先端から感光体へ電流が流れやす
くなり、しかも放電を起こしやすくなる。
【0039】図3の(b)はこのときの様子を示す説明
図であり、バイアス電圧を印加されたブラシローラ14
のブラシ繊維17aの先端から、符号Xで示したように
感光体1へ向けて放電が起こり、またこのブラシ繊維1
7aの先端が感光体1に接したとき、感光体1に向けて
多量の電流が流れる。
図であり、バイアス電圧を印加されたブラシローラ14
のブラシ繊維17aの先端から、符号Xで示したように
感光体1へ向けて放電が起こり、またこのブラシ繊維1
7aの先端が感光体1に接したとき、感光体1に向けて
多量の電流が流れる。
【0040】このような放電又は電流の流れは、ブラシ
繊維17aの先端面17bから生じるものと考えられ
る。すなわち、ブラシ繊維17aは、前述の如く絶縁性
の樹脂中に、例えば導電性のカーボンより成る導電性粒
子を分散させて当該繊維17aの導電性を高めたもので
あるが、かかるカーボンは、図4の(a),(b)に符
号Cを付して示すように、ブラシ繊維中に鎖状に配列さ
れ、そのカーボン粒子がブラシ繊維17aの先端面17
bに露出しているので、この露出したカーボンCから放
電が発生し、或いは電流が感光体1へ流れると考えられ
る。カーボン以外の導電性粒子を用いたときも同様であ
る。
繊維17aの先端面17bから生じるものと考えられ
る。すなわち、ブラシ繊維17aは、前述の如く絶縁性
の樹脂中に、例えば導電性のカーボンより成る導電性粒
子を分散させて当該繊維17aの導電性を高めたもので
あるが、かかるカーボンは、図4の(a),(b)に符
号Cを付して示すように、ブラシ繊維中に鎖状に配列さ
れ、そのカーボン粒子がブラシ繊維17aの先端面17
bに露出しているので、この露出したカーボンCから放
電が発生し、或いは電流が感光体1へ流れると考えられ
る。カーボン以外の導電性粒子を用いたときも同様であ
る。
【0041】いずれにしても上述の如き放電や過大な電
流の流れが発生すると、プレクリーニングチャージャ2
2によってマイナスに帯電された残留トナーTの帯電極
性が、図3の(b)に示すように、これと逆のプラス極
性に反転してしまう。このようになると、トナーをマイ
ナス側のブラシ17に静電的に引き付けることができ
ず、これが感光体1に付着したままとなり、また一旦、
ブラシ17に移行したトナーが感光体1上に戻され、感
光体のクリーニング不良が発生する。これにより、次に
形成される画像の地汚れが著しくなり、その画質が劣化
する不具合を免れない。
流の流れが発生すると、プレクリーニングチャージャ2
2によってマイナスに帯電された残留トナーTの帯電極
性が、図3の(b)に示すように、これと逆のプラス極
性に反転してしまう。このようになると、トナーをマイ
ナス側のブラシ17に静電的に引き付けることができ
ず、これが感光体1に付着したままとなり、また一旦、
ブラシ17に移行したトナーが感光体1上に戻され、感
光体のクリーニング不良が発生する。これにより、次に
形成される画像の地汚れが著しくなり、その画質が劣化
する不具合を免れない。
【0042】また上述の如き感光体1への放電が発生
し、また感光体1に過大な電流が流れると、感光体1が
損傷するおそれもある。
し、また感光体1に過大な電流が流れると、感光体1が
損傷するおそれもある。
【0043】そこで、ブラシローラ14のブラシ17と
して、例えば比抵抗が108Ωcm以上の高抵抗のブラシ
繊維より成るものを用いることが考えられる。事実、こ
のような高抵抗ブラシを有するブラシローラ14を用い
れば、このローラ14にバイアス電圧を印加しても、図
3の(c)に示すようにそのブラシ繊維17aの先端1
7bからの放電は発生せず、しかも感光体1へ過大な電
流が流れることを阻止できる。またブラシ17の抵抗値
が大きいと、ブラシローラと感光体との電位差を大きく
することが可能となり、感光体1上の残留トナーの除去
性も高めることが可能となる。
して、例えば比抵抗が108Ωcm以上の高抵抗のブラシ
繊維より成るものを用いることが考えられる。事実、こ
のような高抵抗ブラシを有するブラシローラ14を用い
れば、このローラ14にバイアス電圧を印加しても、図
3の(c)に示すようにそのブラシ繊維17aの先端1
7bからの放電は発生せず、しかも感光体1へ過大な電
流が流れることを阻止できる。またブラシ17の抵抗値
が大きいと、ブラシローラと感光体との電位差を大きく
することが可能となり、感光体1上の残留トナーの除去
性も高めることが可能となる。
【0044】ところが、ブラシ17の抵抗値が高いと、
先にも説明したように、ブラシ繊維17aの先端部の電
位を感光体1の電位に対して最適の条件に合せるため
に、ブラシ17に非常に高い電圧を印加しなければなら
ず、これにより高圧電源が必要となり、クリーニング装
置のコストが高くなる。このような高圧電源を用いない
場合には、図3の(c)に示したようにブラシ繊維17
aの電位が低くなりすぎて、感光体1上の残留トナーT
を充分に捕獲できない不具合が発生する。
先にも説明したように、ブラシ繊維17aの先端部の電
位を感光体1の電位に対して最適の条件に合せるため
に、ブラシ17に非常に高い電圧を印加しなければなら
ず、これにより高圧電源が必要となり、クリーニング装
置のコストが高くなる。このような高圧電源を用いない
場合には、図3の(c)に示したようにブラシ繊維17
aの電位が低くなりすぎて、感光体1上の残留トナーT
を充分に捕獲できない不具合が発生する。
【0045】そこで、比抵抗が106Ωcm以下の導電性
ブラシ17を用い、これを実際に使用する前に、そのブ
ラシ17の抵抗値を調整し、残留トナーの帯電極性が反
転したり、放電が発生する不具合を阻止することが最も
好ましい。このようなブラシの抵抗値調整方法として、
先に説明したように、ブラシローラの使用開始前、例え
ば画像形成装置の製造工場や、画像形成装置をユーザの
元に納入した直後の慣らし運転時に、ブラシに高電圧を
印加する方法が知られているが、この方法によると、前
述のように、感光体のピンホールに電流がリークし、或
いは専らこの調整の目的だけの高電圧電源を必要とし、
またブラシ繊維の抵抗値にばらつきを生じるなどの不具
合があった。
ブラシ17を用い、これを実際に使用する前に、そのブ
ラシ17の抵抗値を調整し、残留トナーの帯電極性が反
転したり、放電が発生する不具合を阻止することが最も
好ましい。このようなブラシの抵抗値調整方法として、
先に説明したように、ブラシローラの使用開始前、例え
ば画像形成装置の製造工場や、画像形成装置をユーザの
元に納入した直後の慣らし運転時に、ブラシに高電圧を
印加する方法が知られているが、この方法によると、前
述のように、感光体のピンホールに電流がリークし、或
いは専らこの調整の目的だけの高電圧電源を必要とし、
またブラシ繊維の抵抗値にばらつきを生じるなどの不具
合があった。
【0046】本発明者は、上述の問題を解決すべく、各
種の実験を繰返し行った結果、導電性のブラシ17の抵
抗値を調整してその抵抗値を高めるには、必ずしも従来
のような高電圧の印加は必要でなく、ブラシ17に「定
電流」を流せばよいことを明らかにすることができた。
種の実験を繰返し行った結果、導電性のブラシ17の抵
抗値を調整してその抵抗値を高めるには、必ずしも従来
のような高電圧の印加は必要でなく、ブラシ17に「定
電流」を流せばよいことを明らかにすることができた。
【0047】図5は、その一実験に用いた装置の概略図
であり、符号24で示すものは回転自在に支持された導
体ローラであり、このローラ24に対して1mmのくい込
み量をもって、図1に示した構成と同じ構成の新品のブ
ラシローラ14が回転自在に支持されている。新品のブ
ラシローラ14とは、そのブラシ17の抵抗値をまだ調
整していない状態のブラシローラのことである。
であり、符号24で示すものは回転自在に支持された導
体ローラであり、このローラ24に対して1mmのくい込
み量をもって、図1に示した構成と同じ構成の新品のブ
ラシローラ14が回転自在に支持されている。新品のブ
ラシローラ14とは、そのブラシ17の抵抗値をまだ調
整していない状態のブラシローラのことである。
【0048】ここで、上記ブラシローラ14と導体ロー
ラ24を、それぞれ図5に矢印で示した方向に回転駆動
し、ブラシローラ14のブラシ軸16と導体ローラ24
とに定電流制御される電源25によって、10μAの定
電流を流した。このとき導体ローラ24については、こ
れを回転させずに停止させたままとしてもよい。
ラ24を、それぞれ図5に矢印で示した方向に回転駆動
し、ブラシローラ14のブラシ軸16と導体ローラ24
とに定電流制御される電源25によって、10μAの定
電流を流した。このとき導体ローラ24については、こ
れを回転させずに停止させたままとしてもよい。
【0049】新品のブラシローラ14として、そのブラ
シ17の比抵抗が106Ωcmのものと、同じくブラシ1
7の比抵抗が102Ωcmのものを用いて上述の実験をそ
れぞれ行い、電圧計26によってブラシの根元部と先端
部との間の電圧を測定した。図6はその結果を示し、P
は比抵抗が106Ωcmのブラシ17を有するブラシロー
ラ(以下、Pブラシローラと言う)の結果を、またQは
比抵抗が102Ωcmのブラシ17を有するブラシローラ
(以下、Qブラシローラと言う)の結果を示しており、
いずれの場合も電流を流し始めた時点での電圧値は低
く、時間が経過するに従って電圧値が上昇している。こ
れは時間の経過と共に、ブラシ17の抵抗値が順次高ま
っていることを示している。
シ17の比抵抗が106Ωcmのものと、同じくブラシ1
7の比抵抗が102Ωcmのものを用いて上述の実験をそ
れぞれ行い、電圧計26によってブラシの根元部と先端
部との間の電圧を測定した。図6はその結果を示し、P
は比抵抗が106Ωcmのブラシ17を有するブラシロー
ラ(以下、Pブラシローラと言う)の結果を、またQは
比抵抗が102Ωcmのブラシ17を有するブラシローラ
(以下、Qブラシローラと言う)の結果を示しており、
いずれの場合も電流を流し始めた時点での電圧値は低
く、時間が経過するに従って電圧値が上昇している。こ
れは時間の経過と共に、ブラシ17の抵抗値が順次高ま
っていることを示している。
【0050】Pブラシローラの場合には、電流を流し始
めてから約5分経過したとき、電圧値が約100Vに達
し、それ以降、電圧値の上昇はみられない。同じくQブ
ラシローラの場合も、約5分経過したところで電圧値が
約20Vに達し、それ以降、その上昇はみられない。す
なわち、いずれのブラシローラにおいても、定電流を流
し始めてから、その抵抗値が順次上昇し、約5分経過す
ると、その抵抗値が一定の値となり、それ以上抵抗値が
上昇せず、これが安定化するのである。このことから、
ブラシ17の高抵抗化は、これに流れる電流値と時間に
依存していることが判る。
めてから約5分経過したとき、電圧値が約100Vに達
し、それ以降、電圧値の上昇はみられない。同じくQブ
ラシローラの場合も、約5分経過したところで電圧値が
約20Vに達し、それ以降、その上昇はみられない。す
なわち、いずれのブラシローラにおいても、定電流を流
し始めてから、その抵抗値が順次上昇し、約5分経過す
ると、その抵抗値が一定の値となり、それ以上抵抗値が
上昇せず、これが安定化するのである。このことから、
ブラシ17の高抵抗化は、これに流れる電流値と時間に
依存していることが判る。
【0051】なお、一連の実験を通して、ブラシ17の
比抵抗が大きい程、その抵抗値を上昇させて安定化させ
るのに大きなエネルギーを必要とすることも明らかとな
った。一例として、前述のPブラシローラに対して、2
μAの定電流を流したところ、いつまでもそのブラシ1
7の抵抗値は上昇せず、ブラシ17の抵抗値を調整する
ことはできなかった。これは、106Ωcmという比較的
高い比抵抗のブラシ17の場合、ここに2μAという低
い定電流を流すだけでは、その抵抗値を高め、これを安
定化させるのにエネルギーが不足していることを示して
いる。
比抵抗が大きい程、その抵抗値を上昇させて安定化させ
るのに大きなエネルギーを必要とすることも明らかとな
った。一例として、前述のPブラシローラに対して、2
μAの定電流を流したところ、いつまでもそのブラシ1
7の抵抗値は上昇せず、ブラシ17の抵抗値を調整する
ことはできなかった。これは、106Ωcmという比較的
高い比抵抗のブラシ17の場合、ここに2μAという低
い定電流を流すだけでは、その抵抗値を高め、これを安
定化させるのにエネルギーが不足していることを示して
いる。
【0052】上述のように、導電性のブラシ17の先端
部に導体ローラ24を接触させ、ブラシローラ14を回
転させながらその導電性ブラシ17に或る電流密度(総
電流/ブラシと導体ローラ24との接触面積)を越える
定電流を一定時間流すと、ブラシ17の抵抗値が上昇し
てこれが安定化するが、その理由は次のように考えられ
る。
部に導体ローラ24を接触させ、ブラシローラ14を回
転させながらその導電性ブラシ17に或る電流密度(総
電流/ブラシと導体ローラ24との接触面積)を越える
定電流を一定時間流すと、ブラシ17の抵抗値が上昇し
てこれが安定化するが、その理由は次のように考えられ
る。
【0053】ブラシ17のブラシ繊維が導体ローラ24
に接触してここに定電流が流れると、導体ローラ24に
接するブラシ繊維の先端面の電気特性が変化し、ここを
電流が流れ難くなるのである。これは、低抵抗のブラシ
繊維の先端の樹脂が、電流によって発生した熱エネルギ
ーによって融け、そのときブラシ繊維内に鎖状に配列さ
れてブラシ繊維先端面から露出していたカーボン粒子
(図4参照)が、溶融した樹脂によって被覆され、ここ
が高抵抗化するか、或いは導体ローラ24に接するブラ
シ繊維先端面のカーボンの配列が変化し、ここが高抵抗
化するためと考えられる。
に接触してここに定電流が流れると、導体ローラ24に
接するブラシ繊維の先端面の電気特性が変化し、ここを
電流が流れ難くなるのである。これは、低抵抗のブラシ
繊維の先端の樹脂が、電流によって発生した熱エネルギ
ーによって融け、そのときブラシ繊維内に鎖状に配列さ
れてブラシ繊維先端面から露出していたカーボン粒子
(図4参照)が、溶融した樹脂によって被覆され、ここ
が高抵抗化するか、或いは導体ローラ24に接するブラ
シ繊維先端面のカーボンの配列が変化し、ここが高抵抗
化するためと考えられる。
【0054】いずれにしても、ブラシ17に定電流を流
すことによって、図3の(a)に符号27で示したよう
に、ブラシ繊維17aの先端面17bに、高抵抗化した
部分が形成され、これによってブラシ繊維17aの全体
の抵抗値が高まり、これが安定化するのである。
すことによって、図3の(a)に符号27で示したよう
に、ブラシ繊維17aの先端面17bに、高抵抗化した
部分が形成され、これによってブラシ繊維17aの全体
の抵抗値が高まり、これが安定化するのである。
【0055】高抵抗化部分27以外のブラシ繊維部分の
比抵抗は、定電流を流す前と後とで、全く、或いはほと
んど変化しない。これは、高抵抗化部分27を除去した
ブラシ繊維17aの抵抗値を測定したところ、これが調
整前のブラシ繊維17aの抵抗値にほぼ一致することが
確認されていることから明らかである。
比抵抗は、定電流を流す前と後とで、全く、或いはほと
んど変化しない。これは、高抵抗化部分27を除去した
ブラシ繊維17aの抵抗値を測定したところ、これが調
整前のブラシ繊維17aの抵抗値にほぼ一致することが
確認されていることから明らかである。
【0056】上述のように、ブラシ繊維17aの先端の
部分27だけが高抵抗化するので、かかるブラシ17を
有するブラシローラ14を、図2に示したようにクリー
ニング装置11に組込んで、これを前述のように使用す
るとき、特別な高圧電源を用いなくとも、ブラシローラ
14へのバイアス電圧の印加の開始に伴って、ブラシ繊
維17aの電位を迅速に一定の高さまで上昇させること
ができる。すなわち、高抵抗化部分27以外のブラシ繊
維部分の比抵抗は106Ωcm以下であるので、ブラシ1
7に特に高い電圧を印加しなくとも、高抵抗化部分27
以外のブラシ繊維部分の電位が迅速に上昇し、これによ
りブラシローラ14によるクリーニング性が低下するこ
とを阻止できる。このように、最初から比抵抗が大なる
ブラシ17を用いたときのような高電圧をブラシ17に
印加しなくとも、画像形成動作時に高いクリーニング性
能が得られるのである。
部分27だけが高抵抗化するので、かかるブラシ17を
有するブラシローラ14を、図2に示したようにクリー
ニング装置11に組込んで、これを前述のように使用す
るとき、特別な高圧電源を用いなくとも、ブラシローラ
14へのバイアス電圧の印加の開始に伴って、ブラシ繊
維17aの電位を迅速に一定の高さまで上昇させること
ができる。すなわち、高抵抗化部分27以外のブラシ繊
維部分の比抵抗は106Ωcm以下であるので、ブラシ1
7に特に高い電圧を印加しなくとも、高抵抗化部分27
以外のブラシ繊維部分の電位が迅速に上昇し、これによ
りブラシローラ14によるクリーニング性が低下するこ
とを阻止できる。このように、最初から比抵抗が大なる
ブラシ17を用いたときのような高電圧をブラシ17に
印加しなくとも、画像形成動作時に高いクリーニング性
能が得られるのである。
【0057】またブラシ繊維17aの先端には高抵抗化
部分27が形成されているので、ブラシローラ14に比
較的高いバイアス電圧を印加しても、ブラシ17から感
光体1に向けて過大な電流が流れ、又は放電を起こすこ
とを阻止でき、高いクリーニング性を維持し、かつ感光
体を損傷させる不具合を防止できる。先に説明したよう
に、ブラシ繊維から感光体への電流の流れ、又は放電
は、ブラシ繊維の先端面17b(図3の(b)参照)に
おいて発生するが、この先端面17bに高抵抗化部分2
7が形成されているので、かかる過度の電流の流れと放
電の発生を支障なく阻止できるのである。
部分27が形成されているので、ブラシローラ14に比
較的高いバイアス電圧を印加しても、ブラシ17から感
光体1に向けて過大な電流が流れ、又は放電を起こすこ
とを阻止でき、高いクリーニング性を維持し、かつ感光
体を損傷させる不具合を防止できる。先に説明したよう
に、ブラシ繊維から感光体への電流の流れ、又は放電
は、ブラシ繊維の先端面17b(図3の(b)参照)に
おいて発生するが、この先端面17bに高抵抗化部分2
7が形成されているので、かかる過度の電流の流れと放
電の発生を支障なく阻止できるのである。
【0058】このように、比抵抗が102Ωcm以上で1
06Ωcm以下の導電性ブラシ17を用い、そのブラシ繊
維の先端部を高抵抗化することによって、常に高いクリ
ーニング性を保証できる。なお、比抵抗102Ωcmより
も低いブラシは、これを構成する絶縁性の樹脂の割合が
低いため、このブラシに定電流を流してその抵抗値を調
整しようとしても、カーボン粒子を覆う溶融樹脂の量が
少なく、これによってブラシ繊維先端に形成される高抵
抗部分27の比抵抗を充分に高めることができなくなる
おそれがある。このような理由で、ブラシ17の比抵抗
が106Ωcm以下で、102Ωcm以上であることが望まし
いのである。
06Ωcm以下の導電性ブラシ17を用い、そのブラシ繊
維の先端部を高抵抗化することによって、常に高いクリ
ーニング性を保証できる。なお、比抵抗102Ωcmより
も低いブラシは、これを構成する絶縁性の樹脂の割合が
低いため、このブラシに定電流を流してその抵抗値を調
整しようとしても、カーボン粒子を覆う溶融樹脂の量が
少なく、これによってブラシ繊維先端に形成される高抵
抗部分27の比抵抗を充分に高めることができなくなる
おそれがある。このような理由で、ブラシ17の比抵抗
が106Ωcm以下で、102Ωcm以上であることが望まし
いのである。
【0059】ここで、ブラシローラ14の抵抗値調整
は、図5に示した実験装置と同様な装置によって、クリ
ーニング装置11に組込む前のブラシローラ14に対し
て行ってもよいし、或いは調整前のブラシローラ14を
図2に示すようにクリーニング装置11に組込み、この
クリーニング装置を画像形成装置に組込んだ後、前述の
ようにブラシ17に定電流を流してその抵抗値を調整し
てもよい。要は使用し始める前のブラシローラの抵抗値
を調整すればよいのであるが、ここで重要なことは、い
ずれの場合も、ブラシ17に定電流を流してその抵抗値
を調整するとき、ブラシ17に印加される電圧が低く、
図6の例ではPブラシローラの場合には約100Vで、
またQブラシローラの場合には約20Vで、ブラシ17
の抵抗値を高め、これを安定化できる点である。
は、図5に示した実験装置と同様な装置によって、クリ
ーニング装置11に組込む前のブラシローラ14に対し
て行ってもよいし、或いは調整前のブラシローラ14を
図2に示すようにクリーニング装置11に組込み、この
クリーニング装置を画像形成装置に組込んだ後、前述の
ようにブラシ17に定電流を流してその抵抗値を調整し
てもよい。要は使用し始める前のブラシローラの抵抗値
を調整すればよいのであるが、ここで重要なことは、い
ずれの場合も、ブラシ17に定電流を流してその抵抗値
を調整するとき、ブラシ17に印加される電圧が低く、
図6の例ではPブラシローラの場合には約100Vで、
またQブラシローラの場合には約20Vで、ブラシ17
の抵抗値を高め、これを安定化できる点である。
【0060】これにより、従来提案されている高電圧印
加方式のブラシローラ抵抗値調整方法で必要とされる高
電圧電源が不要となり、調整に要するコストを低減でき
る。しかも電圧の切り換えも不要である。
加方式のブラシローラ抵抗値調整方法で必要とされる高
電圧電源が不要となり、調整に要するコストを低減でき
る。しかも電圧の切り換えも不要である。
【0061】またブラシローラ14を図2のように画像
形成装置に組み込んでそのブラシ17の抵抗値を調整す
るときは、後にも詳しく説明するように、ブラシ軸16
とブラシ17の先端部に接触したトナー回収ローラ15
とに電源を接続してブラシ17に定電流を供給するが、
このときの電圧が、上述の例のように、放電電圧をはる
かに下回る20V乃至100Vと大変低い値であるた
め、ブラシ17に接触している感光体1に電流がほとん
ど流れることはない。これによって従来の方法のように
感光体1のピンホールへ電流がリークして感光体を損傷
する不具合を阻止できる。
形成装置に組み込んでそのブラシ17の抵抗値を調整す
るときは、後にも詳しく説明するように、ブラシ軸16
とブラシ17の先端部に接触したトナー回収ローラ15
とに電源を接続してブラシ17に定電流を供給するが、
このときの電圧が、上述の例のように、放電電圧をはる
かに下回る20V乃至100Vと大変低い値であるた
め、ブラシ17に接触している感光体1に電流がほとん
ど流れることはない。これによって従来の方法のように
感光体1のピンホールへ電流がリークして感光体を損傷
する不具合を阻止できる。
【0062】また従来の高電圧印加方式のブラシローラ
抵抗値調整方法では、先にも説明したように、その各ブ
ラシ繊維の比抵抗にばらつきがあると、調整後のブラシ
の各ブラシ繊維の抵抗値もばらついてしまい、ブラシロ
ーラ周方向の抵抗値を一定に保つことが難しかった。そ
の理由は次の通りである。
抵抗値調整方法では、先にも説明したように、その各ブ
ラシ繊維の比抵抗にばらつきがあると、調整後のブラシ
の各ブラシ繊維の抵抗値もばらついてしまい、ブラシロ
ーラ周方向の抵抗値を一定に保つことが難しかった。そ
の理由は次の通りである。
【0063】定電圧制御でブラシ繊維に一定時間電流を
流すと、比抵抗の低いブラシ繊維に流れる総電流は大き
くなり、逆に比抵抗の高いブラシ繊維に流れる総電流は
少なくなる。ここで、前述のように、ブラシ繊維の抵抗
値の変化率は、ここに流した総電流の大きさによってほ
ぼ決まるものであるため、各ブラシ繊維に流れる総電流
の値が互いに相違すると、調整後の各ブラシ繊維の抵抗
値も互いに異なってしまうのである。
流すと、比抵抗の低いブラシ繊維に流れる総電流は大き
くなり、逆に比抵抗の高いブラシ繊維に流れる総電流は
少なくなる。ここで、前述のように、ブラシ繊維の抵抗
値の変化率は、ここに流した総電流の大きさによってほ
ぼ決まるものであるため、各ブラシ繊維に流れる総電流
の値が互いに相違すると、調整後の各ブラシ繊維の抵抗
値も互いに異なってしまうのである。
【0064】先に例示した本発明に係る方法では、ブラ
シ17に一定時間、定電流を流すので、各ブラシ繊維に
流れる総電流は一定し、よって調整後の各ブラシ繊維の
抵抗値をほぼ揃えることができ、周方向にほぼ一定の抵
抗値をもったブラシローラ14を構成することができ
る。これによって、常に高いクリーニング性を維持する
ことができるのである。
シ17に一定時間、定電流を流すので、各ブラシ繊維に
流れる総電流は一定し、よって調整後の各ブラシ繊維の
抵抗値をほぼ揃えることができ、周方向にほぼ一定の抵
抗値をもったブラシローラ14を構成することができ
る。これによって、常に高いクリーニング性を維持する
ことができるのである。
【0065】なお、ブラシ繊維にテフロンをコートし、
該繊維の全体の抵抗値を高めてこれを調整する方法が、
例えば特開昭60−170878号公報などに開示され
ているが、この構成によると、経時的にブラシ繊維のコ
ート層が削れてしまうおそれがあり、またコート層が厚
すぎると、このコート層が摩擦帯電して電荷を保持し、
これによってクリーニング性が低下するおそれもある
が、先に例示した本発明に係る方法によってブラシの抵
抗値を調整すれば、このような不具合が発生することは
ない。
該繊維の全体の抵抗値を高めてこれを調整する方法が、
例えば特開昭60−170878号公報などに開示され
ているが、この構成によると、経時的にブラシ繊維のコ
ート層が削れてしまうおそれがあり、またコート層が厚
すぎると、このコート層が摩擦帯電して電荷を保持し、
これによってクリーニング性が低下するおそれもある
が、先に例示した本発明に係る方法によってブラシの抵
抗値を調整すれば、このような不具合が発生することは
ない。
【0066】ところで、図2に示したクリーニング装置
11においては、これを画像形成装置に組み込んだ後で
あって、そのブラシローラ14を実際の画像形成のため
に使用する前に、新品のブラシローラ14の抵抗値を調
整でき、しかもその調整のために、通常の画像形成動作
時に用いる前述の電源19を利用できるように構成され
ている。以下にその詳細を明らかにする。
11においては、これを画像形成装置に組み込んだ後で
あって、そのブラシローラ14を実際の画像形成のため
に使用する前に、新品のブラシローラ14の抵抗値を調
整でき、しかもその調整のために、通常の画像形成動作
時に用いる前述の電源19を利用できるように構成され
ている。以下にその詳細を明らかにする。
【0067】図2において、ブラシローラ14を実際に
使用する前、例えば画像形成装置の製造工場や画像形成
装置をユーザの元に納入した直後の慣らし運転時に、制
御ボード28により制御される前述のモータ18によっ
てブラシローラ14が回転駆動され、しかもスイッチ2
9が図2にで示す位置を占め、定電流制御される電源
19のオンによってブラシ17に定電流が供給される。
このときの電流値は、ブラシ17の比抵抗が105Ωcm
乃至106Ωcmであるとき、約4乃至10μA/100m
m長手幅(ブラシローラの軸線方向幅)のうちの一定の
値に設定される。このとき、感光体1とトナー回収ロー
ラ15は回転していても、また停止していてもよいが、
ブラシローラ14は必ず回転駆動される。トナー回収ロ
ーラ15に対するブラシ17のくい込み量は1mm程度で
ある。
使用する前、例えば画像形成装置の製造工場や画像形成
装置をユーザの元に納入した直後の慣らし運転時に、制
御ボード28により制御される前述のモータ18によっ
てブラシローラ14が回転駆動され、しかもスイッチ2
9が図2にで示す位置を占め、定電流制御される電源
19のオンによってブラシ17に定電流が供給される。
このときの電流値は、ブラシ17の比抵抗が105Ωcm
乃至106Ωcmであるとき、約4乃至10μA/100m
m長手幅(ブラシローラの軸線方向幅)のうちの一定の
値に設定される。このとき、感光体1とトナー回収ロー
ラ15は回転していても、また停止していてもよいが、
ブラシローラ14は必ず回転駆動される。トナー回収ロ
ーラ15に対するブラシ17のくい込み量は1mm程度で
ある。
【0068】このようにしてブラシ軸16からブラシ1
7を通してトナー回収ローラ15に電流が流れ、ブラシ
17は高抵抗化し、その抵抗値が安定したところでスイ
ッチ29がの位置に切り換えられ、かつ電源19がオ
フされてブラシ17への定電流の供給が停止される。
7を通してトナー回収ローラ15に電流が流れ、ブラシ
17は高抵抗化し、その抵抗値が安定したところでスイ
ッチ29がの位置に切り換えられ、かつ電源19がオ
フされてブラシ17への定電流の供給が停止される。
【0069】図7は上述の動作のタイムチャートであ
り、ブラシ17への定電流供給のオン,オフは、画像形
成装置本体のクロック信号でタイミングをとることによ
り行われ、ブラシ17への電流供給開始してから一定時
間経過後に、制御ボード28による制御により、モータ
18の回転が止められてブラシローラ14の回転が停止
され、電源19がオフされる。同時に制御ボード28の
制御によりスイッチ29がの位置からの位置に切り
換えられる。ブラシ17に定電流を供給する時間t
0は、ブラシ17の比抵抗及び設定電流値の大きさによ
って定められる。またこの定電流値は、画像形成装置を
実際に使用して画像形成動作を行うとき、ブラシ17か
ら感光体1に流れる電流以上の大きさに設定される。
り、ブラシ17への定電流供給のオン,オフは、画像形
成装置本体のクロック信号でタイミングをとることによ
り行われ、ブラシ17への電流供給開始してから一定時
間経過後に、制御ボード28による制御により、モータ
18の回転が止められてブラシローラ14の回転が停止
され、電源19がオフされる。同時に制御ボード28の
制御によりスイッチ29がの位置からの位置に切り
換えられる。ブラシ17に定電流を供給する時間t
0は、ブラシ17の比抵抗及び設定電流値の大きさによ
って定められる。またこの定電流値は、画像形成装置を
実際に使用して画像形成動作を行うとき、ブラシ17か
ら感光体1に流れる電流以上の大きさに設定される。
【0070】ブラシ17の抵抗値を調整した後は、スイ
ッチ29がの位置に切り換えられるので、画像形成装
置を実際に使用し始めた後は、電源19によって前述の
ようにトナー回収ローラ15とブラシローラ14に所定
のバイアス電圧を印加することができる。
ッチ29がの位置に切り換えられるので、画像形成装
置を実際に使用し始めた後は、電源19によって前述の
ようにトナー回収ローラ15とブラシローラ14に所定
のバイアス電圧を印加することができる。
【0071】上述した実施例では、電源19と制御ボー
ド28が、ブラシローラを実際に使用する前に、回転す
るブラシローラのブラシ軸とトナー回収部材との間に所
定の定電流を一定時間流す電流供給手段を構成してい
る。
ド28が、ブラシローラを実際に使用する前に、回転す
るブラシローラのブラシ軸とトナー回収部材との間に所
定の定電流を一定時間流す電流供給手段を構成してい
る。
【0072】図8に示すクリーニング装置11において
も、ブラシローラ14を実際に使用する前、例えば画像
形成装置の慣し運転時に、モータ18によってブラシロ
ーラ14が回転駆動され、しかもアナログスイッチ29
が図8にで示す位置を占め、定電流制御される電源1
9によって、ブラシ17に定電流が供給される。このよ
うに本例では電源19が、ブラシローラ14のブラシ軸
16とトナー回収ローラ15との間に所定の定電流を流
す電流供給手段を構成しているが、この電流供給を開始
すると、その時間の経過に従ってブラシ17の抵抗値が
上昇し、図9にも示したように、電圧V1とV2との電位
差、すなわちブラシ軸16とトナー回収ローラ15との
電位差(V1−V2)が大きくなる。
も、ブラシローラ14を実際に使用する前、例えば画像
形成装置の慣し運転時に、モータ18によってブラシロ
ーラ14が回転駆動され、しかもアナログスイッチ29
が図8にで示す位置を占め、定電流制御される電源1
9によって、ブラシ17に定電流が供給される。このよ
うに本例では電源19が、ブラシローラ14のブラシ軸
16とトナー回収ローラ15との間に所定の定電流を流
す電流供給手段を構成しているが、この電流供給を開始
すると、その時間の経過に従ってブラシ17の抵抗値が
上昇し、図9にも示したように、電圧V1とV2との電位
差、すなわちブラシ軸16とトナー回収ローラ15との
電位差(V1−V2)が大きくなる。
【0073】そこで、この電位差を図8に示した減算回
路30によって出力し、これを比較回路(例えばコンパ
レータ)31に入力して基準電圧(しきい値)V0と比
較する。そして電位差(V1−V2)が一定の電圧V0を
越すと、比較回路31からの出力信号によってアナログ
スイッチ27をからの位置に切り換えると共に、モ
ータ18を停止させ、ブラシローラ14の回転を止め
る。このとき、ブラシ17の抵抗値が、前述の実施例と
同じく高められて安定化している。
路30によって出力し、これを比較回路(例えばコンパ
レータ)31に入力して基準電圧(しきい値)V0と比
較する。そして電位差(V1−V2)が一定の電圧V0を
越すと、比較回路31からの出力信号によってアナログ
スイッチ27をからの位置に切り換えると共に、モ
ータ18を停止させ、ブラシローラ14の回転を止め
る。このとき、ブラシ17の抵抗値が、前述の実施例と
同じく高められて安定化している。
【0074】このように、本例では減算回路30と比較
回路31が、ブラシ軸16とトナー回収ローラ15との
電位差が所定のしきい値を越えたことを検出する電位差
検出手段を構成し、またアナログスイッチ29が、電位
差検出手段の出力によって、ブラシ17への定電流の供
給を停止する切換手段を構成している。
回路31が、ブラシ軸16とトナー回収ローラ15との
電位差が所定のしきい値を越えたことを検出する電位差
検出手段を構成し、またアナログスイッチ29が、電位
差検出手段の出力によって、ブラシ17への定電流の供
給を停止する切換手段を構成している。
【0075】この実施例では、電位差(V1−V2)を検
出し、その値によってブラシ17に定電流を供給する時
間を制御するので、ブラシ17の抵抗値をより正確に高
め、かつこれを安定化させることができる。
出し、その値によってブラシ17に定電流を供給する時
間を制御するので、ブラシ17の抵抗値をより正確に高
め、かつこれを安定化させることができる。
【0076】図8に示したクリーニング装置11の他の
構成と作用は、図2に示した実施例と変りはない。図8
に示したスイッチ29がの位置に切り換えられると、
ブラシローラ14のブラシ軸16は電気的にフロート状
態となり、電源19によるバイアス電圧がトナー回収ロ
ーラ15とブラシローラ14に印加される状態となる。
よって、ブラシ17の抵抗値調整後、即座に画像形成動
作を行うことも可能である。
構成と作用は、図2に示した実施例と変りはない。図8
に示したスイッチ29がの位置に切り換えられると、
ブラシローラ14のブラシ軸16は電気的にフロート状
態となり、電源19によるバイアス電圧がトナー回収ロ
ーラ15とブラシローラ14に印加される状態となる。
よって、ブラシ17の抵抗値調整後、即座に画像形成動
作を行うことも可能である。
【0077】このようにして、いずれの実施例において
も、ブラシ17の比抵抗にばらつきがあったり、環境が
変化しても、常にブラシ17の抵抗値を安定化させるこ
とができ、長期に亘り高いクリーニング性能を維持する
ことができる。
も、ブラシ17の比抵抗にばらつきがあったり、環境が
変化しても、常にブラシ17の抵抗値を安定化させるこ
とができ、長期に亘り高いクリーニング性能を維持する
ことができる。
【0078】なお、ブラシローラの劣化などによってこ
れを新たなものと交換するときも、新品のブラシローラ
14をクリーニング装置に装着する前、又は装着後に、
前述したところと同様にして、そのブラシ17の抵抗値
を調整することができる。
れを新たなものと交換するときも、新品のブラシローラ
14をクリーニング装置に装着する前、又は装着後に、
前述したところと同様にして、そのブラシ17の抵抗値
を調整することができる。
【0079】
【発明の効果】請求項1乃至3に記載の構成によれば、
ブラシの抵抗値を、その比抵抗のばらつきや環境変化が
あっても、確実に安定化させることができる。
ブラシの抵抗値を、その比抵抗のばらつきや環境変化が
あっても、確実に安定化させることができる。
【0080】また請求項1及び2に記載の構成によれ
ば、同じ電源によって、ブラシに定電流を流し、また画
像形成動作開始後にブラシローラにバイアス電圧を印加
することが可能であり、クリーニング装置のコストを低
減できる。
ば、同じ電源によって、ブラシに定電流を流し、また画
像形成動作開始後にブラシローラにバイアス電圧を印加
することが可能であり、クリーニング装置のコストを低
減できる。
【図1】本発明一実施例のクリーニング装置を備えたレ
ーザプリンタの概略構成図である。
ーザプリンタの概略構成図である。
【図2】クリーニング装置の部分断面説明図である。
【図3】ブラシ繊維にトナーが吸着される様子を示す説
明図である。
明図である。
【図4】ブラシ繊維のカーボンの様子を示す説明図であ
る。
る。
【図5】実験装置の概略図である。
【図6】実験結果を例示する図である。
【図7】図2に示したクリーニング装置のブラシ抵抗値
を調整するときのタイミングチャートである。
を調整するときのタイミングチャートである。
【図8】クリーニング装置の他の実施例を示す部分断面
説明図である。
説明図である。
【図9】電位差と時間の関係を示す図である。
11 クリーニング装置 14 ブラシローラ 16 ブラシ軸 17 ブラシ T トナー
Claims (3)
- 【請求項1】 トナー像転写後の潜像担持体表面を摺擦
し、その摺擦作用と静電的吸引力によって、潜像担持体
上に残留するトナーを除去するブラシローラと、該ブラ
シローラに接触し、そのブラシローラに付着したトナー
を静電的に吸引して回収するトナー回収部材とを具備
し、前記ブラシローラは、回転駆動される導電性のブラ
シ軸と、該ブラシ軸の周面に設けられた導電性ブラシと
を有している画像形成装置のクリーニング装置におい
て、 ブラシローラを実際に使用する前に、回転するブラシロ
ーラのブラシ軸とトナー回収部材との間に所定の定電流
を一定時間流す電流供給手段を設けたことを特徴とする
クリーニング装置。 - 【請求項2】 トナー像転写後の潜像担持体表面を摺擦
し、その摺擦作用と静電的吸引力によって、潜像担持体
上に残留するトナーを除去するブラシローラと、該ブラ
シローラに接触し、そのブラシローラに付着したトナー
を静電的に吸引して回収するトナー回収部材とを具備
し、前記ブラシローラは、回転駆動される導電性のブラ
シ軸と、該ブラシ軸の周面に設けられた導電性ブラシと
を有している画像形成装置のクリーニング装置におい
て、 ブラシローラを実際に使用する前に、回転するブラシロ
ーラのブラシ軸とトナー回収部材との間に所定の定電流
を流す電流供給手段と、ブラシ軸とトナー回収部材との
電位差が所定のしきい値を越えたことを検出する電位差
検出手段と、該検出手段の出力によって、前記定電流の
供給を停止させる切換手段とを設けたことを特徴とする
クリーニング装置。 - 【請求項3】 トナー像転写後の潜像担持体を摺擦し、
その摺擦作用と静電的吸引力によって、潜像担持体上に
残留するトナーを除去するためのブラシローラの抵抗値
調整方法において、ブラシローラを回転させながら、そ
のブラシローラの導電性ブラシに、一定時間定電流を流
すことを特徴とするブラシローラの抵抗値調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14141393A JPH06332349A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 画像形成装置のクリーニング装置及びそのブラシローラの抵抗値調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14141393A JPH06332349A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 画像形成装置のクリーニング装置及びそのブラシローラの抵抗値調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06332349A true JPH06332349A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15291431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14141393A Pending JPH06332349A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 画像形成装置のクリーニング装置及びそのブラシローラの抵抗値調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06332349A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003058011A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-28 | Konica Corp | 画像形成方法及び画像形成装置 |
| JP2010191372A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Ricoh Co Ltd | 清掃装置及び清掃方法並びに画像形成装置 |
| JP2012237787A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置及び画像形成装置 |
| JP2018173457A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP14141393A patent/JPH06332349A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003058011A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-28 | Konica Corp | 画像形成方法及び画像形成装置 |
| JP2010191372A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Ricoh Co Ltd | 清掃装置及び清掃方法並びに画像形成装置 |
| JP2012237787A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置及び画像形成装置 |
| JP2018173457A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置 |
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