JPH06332379A - 偽造防止シール及びその照合方法 - Google Patents

偽造防止シール及びその照合方法

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JPH06332379A
JPH06332379A JP11604193A JP11604193A JPH06332379A JP H06332379 A JPH06332379 A JP H06332379A JP 11604193 A JP11604193 A JP 11604193A JP 11604193 A JP11604193 A JP 11604193A JP H06332379 A JPH06332379 A JP H06332379A
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JP
Japan
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seal
hologram
layer
case
laser
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JP11604193A
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English (en)
Inventor
Harumi Takeda
晴見 竹田
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TAKEDA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
TAKEDA GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F3/00Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
    • G09F3/02Forms or constructions
    • G09F3/0291Labels or tickets undergoing a change under particular conditions, e.g. heat, radiation, passage of time
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偽造品、変造品、複製品防止用の安全性の高
いシールを提供する。 【構成】 透過性樹脂基材2の一方の面に、レーザ光に
よってのみ再生されるフーリエ変換ホログラムを形成
し、そのホログラム面6に反射膜として金属蒸着膜層3
を形成し、前記蒸着膜層3に、切断されると着色剤を放
出するマイクロカプセル層4と、接着面から剥がされる
と、金属蒸着膜層3を開封パターンに応じて前記ホログ
ラム面6から剥がす接着剤層5とを順に形成すると共
に、前記基材2の他方の面16には透明樹脂による表面
保護層1を形成し、各層の単独あるいは相乗作用により
偽造、変造を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、偽物(例えば偽造
品;変造品;複製コピー品)と本物とを見分ける際に用
いられる偽造防止シール及びそのシールの照合方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】本物と偽物、即ち、偽造品、変造品また
は複製品と本物とを見分けるために、例えば、本物の品
物に商品名、生産者名、販売者名、製造年月日、製造番
号、認証マーク等を印刷したシールを貼付し、そのシー
ルが貼付されているかいないか、あるいは剥がされたり
開封されたりしていないかを見て、本物と偽物とを区別
することが行なわれている。
【0003】しかし、このようなシールは、印刷等によ
り、簡単に偽物を作ることができるため、その偽造シー
ルを本物のシールの代わりに贋造品に貼り付けたり、ま
た、剥がしたり、開封したりしたシールの代わりに用い
て、偽造や変造あるいはコピーを比較的簡単に行なうこ
とができるという問題がある。
【0004】この問題の一つの解決策として例えば、上
記シールの一部に自然光により、3次元(3−D)像が
再生されるいわゆる、レインボウホログラムが形成され
たホログラムシートを貼付し、そのシートの有無によっ
て、偽物か本物かを見分けるようにして偽造を困難にし
たものが従来からある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ホログラムシートの貼付されたシールでは、そのレイン
ボウホログラムが一般に普及しているので簡単によく似
たものが偽造できる。
【0006】また、変造の際に、剥がされたり、開封さ
れたシールからホログラムシートのみを切り取り、その
切り取った本物のシートを偽造シールに貼付し、そのシ
ールを変造後に使用することも考えられる。
【0007】さらに、同じホログラムシートの貼付され
たシールが、単価の安い物に使用されているような場
合、その単価の安い物からシールを剥がし、その剥がし
たシールを単価の高く売れる偽造品に転用することも考
えられる。
【0008】このように、上記ホログラムシートの貼付
されたシールは、変造や偽造等を完全に防ぐことができ
ないため、シールの正当性認証の仕組みとしては安全で
はない。
【0009】そこで、この発明の課題は、剥されたこと
が判別されるようにしてシールの再使用ができないよう
にし、容易にシールの偽物を作れないようにすると同時
に、シールの正当性確認も確実に行なえるようにするこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、偽造防止シールを透過性樹脂基材の
一方の面に、フーリエ変換ホログラムによるホログラム
面が形成され、そのホログラム面に接着剤層が形成され
ると共に、前記透過性樹脂基材の他方の面に透明樹脂に
よる表面保護層が形成された構成としたのである。
【0011】このとき、前記ホログラム面をフーリエ変
換ホログラムの記録角度を変えてくり返し記録し、その
記録を複数の方向から行なったり、前記表面保護層を硬
質性の透明樹脂により形成したり、前記ホログラム面と
接着剤層間に金属蒸着膜層を形成したり、その接着剤層
の金属蒸着膜層との接着度を任意のパターンに応じて変
化させたり、さらに、前記金属蒸着膜層と接着剤層間
に、マーキング用着色剤を内在するマイクロカプセルを
有するマイクロカプセル層を設けたり、そのマイクロカ
プセル層をマーキング用着色剤を樹脂により封止したも
のとすることもできる。
【0012】一方、この偽造防止シールには、一部透明
部分を有するケース内に、そのケースの透明部分を介
し、レーザ光をケース外部へ照射するレーザ発振器を設
けると共に、前記レーザ発振器の照射したレーザ光の反
射光を、前記透明部分を介して受光するスクリーンを前
記ケースに設けて、前記ケースの透明部分を上記シール
と対向させ、レーザ光を照射して上記シールからの反射
光によるホログラムを前記スクリーンに表示させ、その
表示によって上記シールの正否を判別する照合方法を行
なうことができる。
【0013】また、このとき、前記ケースにレーザ光の
反射光を検出する光センサと、その光センサの検出出力
が上記シールからのレーザ光の反射光(この場合再生さ
れたホログラム像が正当であるかも含む)か否かを判別
する弁別手段と、前記弁別手段の判別結果を報知する報
知手段とを備え、上記シールからの反射光を、上記光セ
ンサで検出し、弁別手段で判別して、上記シールの正否
を報知手段により報知させたり、また、上記ケースにレ
ーザ光の反射光に感光するレーザ記録紙を配置して、そ
のレーザ記録紙に、上記シールからの反射光によるホロ
グラムを記録して、その記録によって上記シールの正否
を判別するようにしてもよい。
【0014】さらに、このとき、上記シールに拡散した
コーヒーレント光を照射し、その反射光によるホログラ
ムを直接網膜上に再生させて、目視により上記シールの
正否を判別するようにすることもできる。
【0015】なお、上記ホログラム面を形成する画像あ
るいはパターンとしては、例えば文字、図形、バーコー
ドラベルが考えられる。
【0016】
【作用】このように構成される偽造防止シールでは、シ
ールを形成する各層が各々に、また、相乗してこのシー
ルが貼着された物品の偽造、変造、複製等を防止する。
【0017】即ち、前記シールは、接着剤層により、ど
のような場所や物品等の面にも貼着することができる。
【0018】また、フーリエ変換ホログラムにより形成
されたホログラム面は、レーザ光による干渉縞の記録密
度が、従来のレインボウホログラムに比して、圧倒的に
高密度であり(2000〜3000本/mm)、このた
め偽物が作り難く、また、そのホログラムの再生も、レ
ーザ光をシール表面から入射し、その入射されたレーザ
光が接着面で反射され、その反射光を受光することによ
り行なわれる。したがって、このシールの正当性の確認
は、レーザ光を照射したことによって再生されるホログ
ラムとそのホログラムの再生像とによって行なわれる。
【0019】このとき、ホログラム面をフーリエ変換ホ
ログラムの記録角度を変えて複数回記録し、その記録を
複数の向きから行なうことにより形成したものでは、シ
ールにレーザ光を垂直に照射すると、そのレーザ光の波
長及びホログラムの記録角度により決定される異なった
再生角を有するホログラムが、前記記録角度及び記録方
向に対応して複数個複数の向きへ反射される。このた
め、ホログラムによる照合が容易にできる。
【0020】表面保護膜は、基材表面を保護する。特
に、前記保護層を硬質性の樹脂で形成したものは、上記
シールを切断したとき、その切断面がささくれ状態とな
ることによって、シールが切断されたことを知らせるこ
とができる。
【0021】また、金属蒸着膜層がホログラム面と接着
剤層間に形成されたものでは、ホログラム面から入射さ
れるレーザ光を反射して再生されるホログラムの明瞭度
を向上させると同時に、レーザ光が吸収される接着面に
も上記シールを貼付して使用することを可能にする。
【0022】また、このとき、接着剤層は、接着面と接
着されると、一旦貼付されたシールを剥がした際に、金
属蒸着膜層を接着強度のパターンに応じてホログラム面
から剥がすため、そのパターンがシールと接着面とに表
示しされる。このため、シールの再使用が防止できる。
【0023】マイクロカプセル層あるいは着色剤層は、
変造等のため、シールを切断したり、開封した際に、着
色剤を封止したマイクロカプセルあるいは樹脂が破れ、
着色剤を放出して切断や開封の事実を表示することがで
きる。
【0024】一方、上記の偽造防止シールの照合方法と
してケースの透明部分をシールに当接し、レーザ光をシ
ール面に照射して、そのシール面からのレーザ反射光
を、透明部分を介してケースのスクリーン上に表示させ
る方法では、ホログラムの照合をスクリーン上に再生さ
れたホログラムを目視により確認することにより行なう
ことができる。
【0025】このとき、ケースに光センサと弁別手段及
び報知手段とを備え、その報知手段の報知により、照合
を行なうものでは、ホログラム像が再生されたかどうか
を弁弁手段が判別し、その報知を確認することにより照
合を行なうことができる。
【0026】また一方、レーザ記録紙による照合方法で
は、再成されたホログラムがレーザ記録紙に記録として
残されるため、その残された記録を確認することでもっ
て照合することができる。
【0027】さらに、拡散されたコーヒーレント光を照
射することにより、ホログラムを直接目視により再生さ
せるようにした方法では、スクリーンやレーザー記録紙
を用いないで、直接眼の網膜に再生されるホログラムを
確認することによって照合を行なうことができる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0029】図1に示す第1実施例の偽造防止用シール
1 は、表面保護層1、透過性樹脂基材2、接着剤層5
とからなっている。
【0030】また、図2に示す第2実施例の偽造防止用
シールL2 は、表面保護層1、透過性樹脂基材2、金属
蒸着膜層3、マイクロカプセル層4、接着剤層5とから
なっており、前記第1実施例の偽造防止用シールL1
透過性樹脂基材2と接着剤層5との間に、金属蒸着膜層
3とマイクロカプセル層4とが形成されたものである。
このため、ここでは、第2実施例の偽造防止用シールL
2 について説明を行なうことによって、第1実施例の偽
造防止用シールL1 についての説明を兼ねることとす
る。
【0031】前記樹脂基材2は、例えばシート状に形成
された透過性を有する熱可塑樹脂で、その一方の面に
は、ホログラム面6が形成されている。また、そのホロ
グラム面6にはアルミニウム等が真空蒸着され金属蒸着
膜層3による反射膜が形成され、反射率の向上がなされ
ている。
【0032】前記ホログラム面6には、フーリエ変換ホ
ログラムによる識別用ホログラムが全面に亘り、また記
録角度を変え、複数の向きから記録されている。
【0033】ここで、簡単に、フーリエ変換ホログラム
について説明する。
【0034】フーリエ変換ホログラムは、図3に示すよ
うに、レーザ光を2つに分け、一方を参照光Aとし、他
方Bを拡散板(例えばスリガラス等)7を介してホログ
ラムデータの形成された撮影用原板8に照射する。そし
て、その撮影用原板8を透過した物体光をフーリエ変換
レンズ9を介して、前記参照光Aと共に、フォトレジス
ト層の形成された記録原板10の感光面に照射し、拡散
板7で拡散されたレーザ光により生じた複数のホログラ
ム(2000〜3000本/mm)を記録原板10に記
録し、図4に示すように、多数の同じホログラムを感光
面に記録したものである。
【0035】また、前記ホログラム面6は、記録原板1
0に、フォトエッチング処理と、Cu・Ag等の蒸着処
理とを施し、その蒸着面へニッケルメッキ層の形成を行
い、そのメッキ層を記録原板10より剥離した金型に、
前記熱可塑樹脂を熱プレスし、その熱プレスされた熱可
塑樹脂にアルミニウムを蒸着したものである。
【0036】このフーリエ変換ホログラムでは、図5に
示すように、再生用のレーザ光Cをホログラム面に垂直
に照射すると、そのとき再生されるホログラムの位置、
大きさ、及びその角度は、以下の等式によって示され
る。
【0037】sinθi =±λc/λ0 ×sinθ0 L1=F1×M×λ0 /λc ここで、 F1:記録時の焦点距離 L1:ホログラムとスクリーン間の距離 M:再生像の大きさ λ0 :記録時のレーザ波長 λc :再生時のレーザの波長 θ0 :記録時の角度 θi :再生時の角度 上式から明らかなように、再生されるホログラムの角度
は記録時の角度θ0 と記録及び再生時のレーザの波長
(λ0 、λc )とにより一義的に決定される。
【0038】このため、図6(a)、(b)の模式図に
示すように、前記シールL2 は、ホログラム面6の全面
に亘り、記録角度θ0 を変え、複数の方向α0 から記録
された記録原板10によってホログラムが形成されたこ
とにより、ホログラム面6に垂直にレーザ光が入射する
と、図7(a)、(b)に示すように、複数の角度を有
するホログラムが対称に、また、複数の方向に再生され
る。したがって、例えばスクリーン11を前記のいずれ
かの位置に配置すればホログラムが再生できるため、再
生用のスクリーンの厳密な位置合わせをしなくても容易
にホログラムをスクリーンに再生できる。
【0039】また、前記ホログラム面6に形成された金
属蒸着薄膜3には、マイクロカプセル層4が形成されて
いる。
【0040】このマイクロカプセル層4は、例えばイン
キや染料等の着色剤を被覆することにより内在させたマ
イクロカプセル12を接着剤と共に、金属蒸着膜層3に
塗布したものであり、そのマイクロカプセル層4上には
接着剤層5が形成されている。
【0041】接着剤層5は例えば、図2に示すように、
金属蒸着膜層3に接合するマイクロカプセル層4と接着
面とを強く接着する部分13と、そうでない部分14と
から成り、前記シールL2 を一旦接着した後、接着面か
ら剥がすと、前記の強く接着する部分13は、接着面と
接着してマイクロカプセル層4と金属蒸着膜層3とをホ
ログラム面6より剥離する。このため、金属蒸着膜層3
の剥離された前記シールL2 は、白抜きのパターンが表
示され、接着面には、金属蒸着膜3によるパターンが残
される。この実施例では図8に示すように、「開封」の
文字パターン15が強い接着部分13となるよう形成さ
れている。
【0042】一方、前記樹脂基材2の他方、すなわち、
ホログラムの形成されていない面16には、透明で透過
性の良好な、例えばポリエチレンテレフタレート(通称
PET)フィルムによる表面保護層1が形成され、前記
基材16表面を保護している。
【0043】この表面保護層1には印刷を施すことが可
能で、例えば従来のシールと同様、商品名や番号、認証
マーク等を印刷することができる。
【0044】以上のように構成されるこのシールL1
たはL2 は、偽造、変造、コピー等を防ぎたい物品に、
前記シールL1 、L2 の接着剤層5を当接させて貼り付
ける。このように貼付した前記シールL1 、L2 は、レ
ーザ光を照射すると、その反射光によりホログラムが再
生され、正当性の照合が行なわれる。このとき、第1実
施例のシールL1 では、照射されたレーザ光は接着面で
反射され、一方、第2実施例のシールL2 では金属蒸着
膜層3で反射される。
【0045】また、前記シールL2 が切断された場合に
は、マイクロカプセル層4が破れて着色剤が漏れ出て前
記シールL2 を着色し、切断の有無とシールL2 の再使
用が防止される。
【0046】さらに、前記シールL2 は剥がされると接
着剤層5の接着度を強くした文字パターン15に対応す
る金属蒸着膜層3が接着面に残り、「開封」という剥離
マーク13が表示され開封の有無が表示される。一方、
前記シールL2 にも「開封」という白抜きされた表示が
現われて前記シールL2 の再使用が防止される。
【0047】なお、前記シールL2 は、基材2に極めて
安価な樹脂を用いるので金型製作には費用を要するが、
量産した場合、低コストで製作が可能である。
【0048】前記シールL2 は、例えば接着剤層5に剥
離紙を付け、従来のシール等と同様、様々な形状に加工
する。そして、使用する際には剥離紙を剥がし、貼付す
るようにして用いたり、図9の第3実施例に示すよう
に、従来からある一般の印刷シールsに、本実施例のシ
ールを1mm角状のシートdに形成し、そのシートdを
熱圧着で貼付けたものとして使用することもできる。
【0049】図10に示す第4実施例は、上記のマイク
ロカプセル層4に代えて、例えば、インキや染料等の着
色剤を樹脂により封止した着色剤層4’を用いたもの
で、この場合も、上記マイクロカプセル層4と同様、不
必要な押圧力や切断が加えられた際に、前記樹脂が潰れ
て中の着色剤が放出され、前記シールL3 を着色し、シ
ールL3 の再使用の防止と、シールL3 が開封された事
実を知らせる。
【0050】この着色剤層4は、図10に示すように前
記シールL3 の全面に亘って形成してもよいが、図11
の第5実施例に示すように、外周に沿って形成し、着色
剤の使用量を減らすようにしてもよい。
【0051】図12に示す第6実施例は、上記の表面保
護層16に、硬質性の透明樹脂を用いたもので、このよ
うにしたことによって、シールL4 が切断された場合、
その切断面がささくれ立ってシールL4 が切断されたこ
とが表示されるようになっている。
【0052】次に、このシールが正当なものであるか否
かのホログラムによる照合方法について述べる。
【0053】この照合には、例えば図13または図14
の第7実施例に示すケース20先端部が透明カバー21
で被われたハンディタイプの照合装置22が用いられ
る。
【0054】前記照合装置22は、ケース20内にコリ
メータレンズとして短焦点レンズ23を用いた半導体レ
ーザ発振器24と、バッテリー25とを有し、さらに、
ケース20には、前記透明カバー21に対向してスクリ
ーン26が設けられている。
【0055】このため、レーザ発振器24から発振され
たレーザ光は、シールL2 に垂直に入射され、そのシー
ルL2 面からの反射光は、透明部21を介してスクリー
ン26に達し、ホログラムが再生される。
【0056】このとき、例えば発振されたレーザ光が目
に入った場合でも短焦点レンズ23の焦点以遠では、レ
ーザ光は拡散されエネルギー密度が弱められているため
安全である。
【0057】この第7実施例の照合装置22では、スク
リーン26を透明カバー21に対向して設けたが、この
ようにスクリーン26は透明カバー21に対向して設け
る必要はなく、例えばハーフミラー(プリズム含む)等
を用いて他の位置に設けるようにしてもよい。
【0058】また、このスクリーン26には、図13に
示すようにCCDイメージセンサ27が設けられてお
り、ケース20には、前記CCDイメージセンサ27と
接続された検出弁別回路28及びその検出弁別回路28
と接続された報知用ブザー29が設けられている。
【0059】したがって、CCDイメージセンサ27が
スクリーン26に再生されたホログラムを検出し、その
検出像があらかじめ登録された照合データと一致する
と、検出弁別回路28は、ブザー29を作動し、前記シ
ールL2 が正当であることを報知する。
【0060】この検出には、前記CCDイメージセンサ
27に代えて例えば、APD等のダイオードフォトセン
サを用い、検出弁別回路28をフォトセンサ出力を増幅
してスクリーン上のホログラムの有無を弁別するものと
し、前記検出弁別回路28の弁別出力でもって上記ブザ
ー29を作動してホログラムがスクリーン26に再生さ
れたことを報知するような簡便な構成のものとしてもよ
い。
【0061】なお、実施例では、CCDイメージセンサ
27をスクリーン26に設け、スクリーン26に再生さ
れたホログラムを検出するようにしたが、これに限定さ
れることはなく、例えば直接ホログラムをCCDイメー
ジセンサ27に再生させるようにしてもよい。
【0062】また、スクリーン26にはレーザ光に感光
するレーザ感光紙30が配置されている。
【0063】このレーザ感光紙30は、前記のようにス
クリーン26に配置する以外にも図13及び図14に示
すように、ケース20内に透明部分21と対向してハー
フミラー31を設け、そのハーフミラー31の反射像の
ホログラムを直接レーザ感光紙30に記録するようにし
てもよい。
【0064】なお、照合装置22には、作動タイマー回
路を設け、そのタイマー回路によって例えば、前記反射
光が一定時間入射しないと、照合装置28をOFFし、
スイッチの切り忘れによるバッテリー25の消耗を防止
するようにしてもよい。
【0065】この実施例は、以上のように構成されてお
り、次に、その作用を説明する。
【0066】このとき、使用するシールL2 には、第2
実施例のシールL2 を用いることとする。
【0067】まず、ホログラム面6にフーリエ変換ホロ
グラムにより、全体に亘って記録角度を変え、各方向か
ら複数回、判別用のホログラムが形成された前記シール
2を偽造、変造、コピー等を防ぎたい物品に貼り付け
ておく。しかる後、その物品が本物か、コピー品か、変
造されたものでないかどうかを確認する際は、まず、貼
り付けられた前記シールL2 の外見上の異常の有無を確
認する。
【0068】即ち、前記シールL2 が着色されていない
か、あるいは前記シールL2 に「開封」という開封マー
ク13が表示されていないかを確認する。この場合、前
記シールL2 が着色されたものであると、前記シールL
2 のマイクロカプセル層4のマイクロカプセル12が、
切断や切り取り等によって破れ、着色剤が染み出したこ
とを示し、変造等が行なわれたことがわかる。
【0069】一方、前記シールL2 に「開封」という剥
離マーク13が表示されている場合は、前記シールL2
が一度剥がされ、その際、金属蒸着膜3が剥がれたもの
であるので、前記同様、他の物品から前記シールL2
剥がし、転用したものであることがわかる。
【0070】また前記シールL2 に、以上のような外見
上の異常が無い場合、今度は前記照合装置22を用いて
シールL2 が正当なものであるかどうかを確認する。こ
の場合、照合装置22にはレーザ記録紙30を配置して
おくとその記録も取れる。
【0071】即ち、照合装置22の透明部分21を前記
シールL2 に当接し、透明部分21を通過するレーザ光
を見ながら、前記シールL2 に垂直にレーザ光を入射す
ると、前記シールL2 からの反射光によりスクリーン2
6上にホログラムが再生されるため、この再生されたホ
ログラムにより前記シールL2 の照合を行なう。
【0072】このとき、ホログラム面16には、ホログ
ラムが角度を変え複数回記録されているため、照合装置
22は、前記シールL2 面に対して厳密に垂直に保持す
る必要は無く、いずれかの方向へ少し角度がずれた場合
でもスクリーン26にはホログラムが再生される。この
ため、照合装置22や前記シールL2 の貼付された物品
を手で支持した不安定な状態でも照合を行なうことがで
きる。
【0073】また、このとき、スクリーン26上に再生
されたホログラムは、判別用のホログラムかどうかが検
出弁別回路28により判別され、ブザー29により、報
知されるため、目視だけによる照合に比べ確実性が高
く、さらに、そのホログラムはレーザ光に感光する記録
紙30によって記録され保存もなされる。
【0074】図15に第8実施例として前記シールL2
の他の照合方法について述べる。
【0075】この照合方法では、レーザ発振器24また
は赤色LED(例えば波長λ=670nm)により、ビ
ームスポットの大きな拡散されたコーヒーレント光を前
記シールL2 に照射することにより、そのホログラムシ
ールに記録されたホログラムのイメージ像を目視で確認
することができる。
【0076】この場合、ホログラムは、自然光では再生
されず、前記シートにホログラムを記録した波長のコー
ヒーレント光でしか再成されないため、安全性が高い。
【0077】このように、この照合方法では、ホログラ
ムの記録パターンが直接肉眼で確認できるため、特別な
装置を必要とせず、また、前記シールL2 に反射したレ
ーザ光が、直接目視できるので、太陽光等明るい日差し
の下でも確認できる。
【0078】なお、上記実施例7と実施例8の照合方法
についてそれぞれの特質をまとめて表1に示す。同様
に、理解を深めるため、第1実施例乃至第6実施例で述
べた偽造防止用シールL1 〜L4 を模式的に図16に示
す。
【0079】
【表1】
【0080】このように、この偽造防止シールとその照
合方法とは、前記シールL1 〜L4が正当なものである
かどうか、あるいは、シールL1 〜L4 が細工を施され
たものであるのかどうかも見分けることができるため、
不正使用に対する確認がしやすく、そのホログラムは、
レーザ光による高密度記録(2000〜3000本/m
m)であるため、偽造も難しい。
【0081】このため、例えば、 ・コンピュータ機器に於けるROM、RAMソフト改造
防止シール。(パチンコ台、自動車エンジン) ・ブランド品(時計、宝石、貴金属、バッグ、ネクタ
イ、ライター、スポーツ用品等) ・純正部品(自動車、タイヤ、エンジンコントロールシ
ステム、バイク等) ・金、銀、及び加工商品(パチンコ景品) ・紙幣、証券、通帳、印紙、切手、証紙、プリペイドカ
ード、クレジットカード、キャッシュカード等 ・産地保証(米、酒、果物、輸入洋酒、野菜等) ・パスポート、外国人登録証、運転免許証、自転車登録
証、保険証等 ・レンタルCD、VTR、テープ、本、FDD、LD、
GAMEソフト 等の偽造、変造、複製防止用シールまたはラベルとして
貼付し、使用するのに最適である。
【0082】
【効果】この発明は、以上のように構成し、各層が単独
に、また、相乗して偽造シールの製作またはシールに細
工をすることを極めて難しくするため、このシールの貼
付された物品の偽造、変造、複製を防止できる。
【0083】また、ホログラム面をフーリエ変換ホログ
ラムの記録角度を変えてくり返し記録し、かつ、その記
録を複数の向きから行なうことにより形成したもので
は、ホログラムが複数個複数の向きへ再生される。
【0084】このため、照合時には、その再生される複
数のホログラムのいずれかを確認すればよく、照合作業
がやり易い。
【0085】一方、ケースにレーザ発振器と、スクリー
ンとを設けた照合方法ではシールの照合がケースのスク
リーンを見ることによって行なえる。
【0086】また、ケースに光センサと検出手段と報知
手段とを備えた方法では、ホログラムの確認が目視と同
時に検出手段でも行なわれ、二重にチェックされるた
め、確実性が向上する。
【0087】このとき、レーザ記録紙にホログラムを記
録するようにした方法の場合には、確認と同時に記録も
残すことができるため、確認作業の確実性及び作業性が
向上する。
【0088】さらに、拡散されたレーザ光を照射し、そ
の反射光によるホログラムを直接肉眼による確認を行な
う照合方法では、照合の為の特別な装置が不要で、ま
た、明るい所でも照合が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の偽造防止シールの断面図
【図2】第2実施例の偽造防止シールの断面図
【図3】フーリエ変換ホログラムの作用図
【図4】フーリエ変換ホログラムの作用図
【図5】フーリエ変換ホログラムの作用図
【図6】(a)及び(b)はフーリエ変換ホログラムの
作用図
【図7】(a)及び(b)はフーリエ変換ホログラムの
作用図
【図8】接着剤層の模式図
【図9】(a)は第3実施例の正面図、(b)は同断面
【図10】第4実施例を示す断面図
【図11】第5実施例を示す斜視図
【図12】第6実施例を示す斜視図
【図13】第7実施例の照合装置の一部断面斜視図
【図14】第7実施例の他の照合装置の一部断面斜視図
【図15】第8実施例を示す作用図
【図16】第1乃至第6実施例の偽造防止シールを示す
模式図
【符号の説明】
1 表面保護層 2 透過性樹脂基材 3 金属蒸着膜層 4 マイクロカプセル層 5 接着剤層 6 ホログラム面 20 ケース 21 透明部分 22 照合回路 23 短焦点レンズ 24 半導体レーザ 26 スクリーン 27 CCDイメージセンサ 28 検出弁別回路 29 ブザー 30 レーザ記録紙 L1 〜L4 偽造防止シール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過性樹脂基材の一方の面に、フーリエ
    変換ホログラムによるホログラム面が形成され、そのホ
    ログラム面に接着剤層が形成されると共に、前記透過性
    樹脂基材の他方の面に透明樹脂による表面保護層が形成
    された偽造防止シール。
  2. 【請求項2】 上記樹脂基材のホログラム面がフーリエ
    変換ホログラムの記録角度を変えてくり返し記録され、
    その記録が複数の方向から行なわれたことにより形成さ
    れたものとしたことを特徴とする請求項1記載の偽造防
    止シール。
  3. 【請求項3】 上記表面保護層が硬質性の透明樹脂によ
    り形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の
    偽造防止シール。
  4. 【請求項4】 上記ホログラム面と接着剤層間に金属蒸
    着膜層が形成されたことを特徴とする請求項1乃至3の
    いづれか1つに記載の偽造防止シール。
  5. 【請求項5】 上記接着剤層の金属蒸着膜層との接着度
    を任意のパターンに応じて変化させたことを特徴とする
    請求項4記載の偽造防止シール。
  6. 【請求項6】 上記金属蒸着膜層と接着剤層間に、マー
    キング用着色剤を内在するマイクロカプセルを有するマ
    イクロカプセル層を形成したことを特徴とする請求項4
    または5記載の偽造防止シール。
  7. 【請求項7】 上記マイクロカプセル層に代えて、マー
    キング用着色剤を樹脂により封止した着色剤層を形成し
    たことを特徴とする請求項6記載の偽造防止シール。
  8. 【請求項8】 一部透明部分を有するケース内に、その
    ケースの透明部分を介し、レーザ光をケース外部へ照射
    するレーザ発振器を設けると共に、前記ケースに前記レ
    ーザ発振器の照射したレーザ光の反射光を、前記透明部
    分を介して受光するスクリーンを設け、前記ケースの透
    明部分を、上記シールに対向させ、レーザ光を照射して
    上記シールからの反射光によるホログラムを、前記スク
    リーンに表示させ、その表示によって上記シールの正否
    を判別する偽造防止シールの照合方法。
  9. 【請求項9】 上記ケースにレーザ光の反射光を検出す
    る光センサと、その光センサの検出出力が上記シールか
    らの反射レーザ光か否かを判別する弁別手段と、前記検
    出手段の判別結果を報知する報知手段とを備え、上記ケ
    ースの透明部分を上記シールに対向させ、レーザ光を照
    射して上記シールからの反射光を上記光センサで検出
    し、弁別手段で判別した上記シールの正否を、報知手段
    に報知させることによって判別することを特徴とする請
    求項8記載の偽造防止シールの照合方法。
  10. 【請求項10】 上記ケースにレーザ光の反射光に感光
    するレーザ記録紙を配置し、上記ケースの透明部分を上
    記シールに対向させ、レーザ光を照射して、上記シール
    からの反射光によるホログラムを前記レーザ記録紙に記
    録し、その記録によって上記シールの正否を判定するこ
    とを特徴とする請求項8または9記載の偽造防止シール
    の照合方法。
  11. 【請求項11】 上記シールに拡散したコーヒーレント
    光を照射し、その反射光によるホログラムを直接網膜上
    に再生させ、目視により上記シールの正否を判別するよ
    うにしたことを特徴とする偽造防止シールの照合方法。
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