JPH0633242A - CVD装置及びTiN薄膜形成方法 - Google Patents
CVD装置及びTiN薄膜形成方法Info
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- JPH0633242A JPH0633242A JP21469292A JP21469292A JPH0633242A JP H0633242 A JPH0633242 A JP H0633242A JP 21469292 A JP21469292 A JP 21469292A JP 21469292 A JP21469292 A JP 21469292A JP H0633242 A JPH0633242 A JP H0633242A
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- gases
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2種類以上のガスを別個に供給して、かつ、
これらを均一に拡散及び混合して基板に到達させるよう
にする。 【構成】 円筒管42と内管44の間にTiCl4ガス
66を5sccmの流量で導入し、内管44の内部には
NH3ガス68を400sccmの流量で導入する。反
応室30をターボ分子ポンプで排気して反応室30内を
300mTorrに保つ。TiCl4はヒータ46で加
熱する。円筒管42から吹き出した2種類のガスは、翼
56に衝突して、翼56を回転させる。これにより、2
種類のガスは十分に混合される。基板36はヒータ32
によって600℃に加熱され、この基板36上で2種類
のガスが反応して均一なTiN薄膜が形成される。
これらを均一に拡散及び混合して基板に到達させるよう
にする。 【構成】 円筒管42と内管44の間にTiCl4ガス
66を5sccmの流量で導入し、内管44の内部には
NH3ガス68を400sccmの流量で導入する。反
応室30をターボ分子ポンプで排気して反応室30内を
300mTorrに保つ。TiCl4はヒータ46で加
熱する。円筒管42から吹き出した2種類のガスは、翼
56に衝突して、翼56を回転させる。これにより、2
種類のガスは十分に混合される。基板36はヒータ32
によって600℃に加熱され、この基板36上で2種類
のガスが反応して均一なTiN薄膜が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分離して供給する必要
のある2種類以上のガスを反応室に導入して基板上に成
膜するCVD装置と、この装置を用いたTiN薄膜形成
方法とに関し、特にガスの混合方式に特徴のあるCVD
装置とTiN薄膜形成方法に関する。
のある2種類以上のガスを反応室に導入して基板上に成
膜するCVD装置と、この装置を用いたTiN薄膜形成
方法とに関し、特にガスの混合方式に特徴のあるCVD
装置とTiN薄膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2種類以上の出発ガスを用いてCVD法
で薄膜形成を行なう場合、均一な組成と膜質を得るため
には、基板表面の全面にわたって2種類以上のガスの混
合比率を一定にする必要がある。この場合、反応室にガ
スを供給する前に2種類以上のガスをあらかじめ十分混
合して供給できるような場合は問題ない。しかし、あら
かじめ混合することによって望ましくない反応が起こる
ようなガスの組み合わせの場合は、反応室まで別々に供
給して、しかも基板上では十分に混合するような、ガス
供給構造が必要となる。
で薄膜形成を行なう場合、均一な組成と膜質を得るため
には、基板表面の全面にわたって2種類以上のガスの混
合比率を一定にする必要がある。この場合、反応室にガ
スを供給する前に2種類以上のガスをあらかじめ十分混
合して供給できるような場合は問題ない。しかし、あら
かじめ混合することによって望ましくない反応が起こる
ようなガスの組み合わせの場合は、反応室まで別々に供
給して、しかも基板上では十分に混合するような、ガス
供給構造が必要となる。
【0003】2種類のガスを供給する例としては、チタ
ン化合物のガスと窒素化合物のガスとを利用してCVD
法によりTiN薄膜を形成する場合がある。TiN薄膜
は、例えば高集積回路ICにおいてバリア膜として使用
される。図6は、TiN薄膜形成用のガス供給装置とし
て用いられる従来のガス拡散装置の平面図である。この
ガス拡散装置は、2個の櫛形配管10、12を用いてお
り、交互に配置された噴出管18の吹き出し孔20から
ガスが噴出するようになっている。この例では、TiC
l4ガスとN2ガスとを混合してから、この混合ガス14
を二つの櫛形配管10と12の入口から導入している。
この種の例は、例えば、「真空」、第29巻、第5号、
1986年、第156〜159頁に示されている。
ン化合物のガスと窒素化合物のガスとを利用してCVD
法によりTiN薄膜を形成する場合がある。TiN薄膜
は、例えば高集積回路ICにおいてバリア膜として使用
される。図6は、TiN薄膜形成用のガス供給装置とし
て用いられる従来のガス拡散装置の平面図である。この
ガス拡散装置は、2個の櫛形配管10、12を用いてお
り、交互に配置された噴出管18の吹き出し孔20から
ガスが噴出するようになっている。この例では、TiC
l4ガスとN2ガスとを混合してから、この混合ガス14
を二つの櫛形配管10と12の入口から導入している。
この種の例は、例えば、「真空」、第29巻、第5号、
1986年、第156〜159頁に示されている。
【0004】図7は別のガス拡散装置の平面図である。
これは、シャワ−ヘッド型であり、一方の導入管22か
らTiCl4ガス23を、他方の導入管24からNH3ガ
ス25を導入し、両者を円筒体26の内部で混合して、
円筒体26の端面の拡散板27の表面に開口している吹
き出し孔28から噴出させる。円筒体26は250℃程
度に加熱している。この種の例は、例えば、特開平3−
64473号公報に示されている。
これは、シャワ−ヘッド型であり、一方の導入管22か
らTiCl4ガス23を、他方の導入管24からNH3ガ
ス25を導入し、両者を円筒体26の内部で混合して、
円筒体26の端面の拡散板27の表面に開口している吹
き出し孔28から噴出させる。円筒体26は250℃程
度に加熱している。この種の例は、例えば、特開平3−
64473号公報に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CVD法によるTiN
薄膜の形成においては、原料ガスTiCl4とNH3とを
混合する場合に次のような制約がある。TiCl4は蒸
気圧が低いため、混合するまで高温状態(1気圧では沸
点136℃以上)に保たなければならない。さらに、混
合後は、ある一定温度以下ではTiCl4・2NH3とい
う不純物が生成されるという問題がある。この不純物が
生成する温度は180〜350℃という報告がなされて
いる。したがって、混合ガスの温度が低いと上述の不純
物が、ガスを供給する通路の壁面などに付着してしま
う。そのために、この2種類のガスは分離して供給し
て、成膜直前で混合した方が良いことがわかる。また、
コンタクトホ−ルへ成膜する場合には、化学反応が基板
表面で起こる方が良好なカバレッジを得ることができる
ので、このような観点からも上述の2種類のガスは分離
供給した方が良い。
薄膜の形成においては、原料ガスTiCl4とNH3とを
混合する場合に次のような制約がある。TiCl4は蒸
気圧が低いため、混合するまで高温状態(1気圧では沸
点136℃以上)に保たなければならない。さらに、混
合後は、ある一定温度以下ではTiCl4・2NH3とい
う不純物が生成されるという問題がある。この不純物が
生成する温度は180〜350℃という報告がなされて
いる。したがって、混合ガスの温度が低いと上述の不純
物が、ガスを供給する通路の壁面などに付着してしま
う。そのために、この2種類のガスは分離して供給し
て、成膜直前で混合した方が良いことがわかる。また、
コンタクトホ−ルへ成膜する場合には、化学反応が基板
表面で起こる方が良好なカバレッジを得ることができる
ので、このような観点からも上述の2種類のガスは分離
供給した方が良い。
【0006】しかし、混合が十分に進まないうちにガス
が基板に到達してしまうと、不均一な混合ガスが基板に
触れることになり、同一基板上でも膜質が不均一になる
という問題がある。
が基板に到達してしまうと、不均一な混合ガスが基板に
触れることになり、同一基板上でも膜質が不均一になる
という問題がある。
【0007】上述の図6に示すガス拡散装置は、窒素化
合物ガスとしてN2ガスを用いるものである。このガス
拡散装置を利用してTiCl4とNH3とを供給すると次
のような問題がある。NH3はN2より反応性が高いの
で、櫛形配管の温度が低いと、ガス吹き出し孔の近傍
で、蒸気圧の低いTiCl4とNH3とが反応して不純物
が生成され、この不純物が吹き出し孔に付着して吹き出
し孔が詰まってしまうことがある。また、櫛形配管構造
では、ガス混合の不完全性も解決できていない。
合物ガスとしてN2ガスを用いるものである。このガス
拡散装置を利用してTiCl4とNH3とを供給すると次
のような問題がある。NH3はN2より反応性が高いの
で、櫛形配管の温度が低いと、ガス吹き出し孔の近傍
で、蒸気圧の低いTiCl4とNH3とが反応して不純物
が生成され、この不純物が吹き出し孔に付着して吹き出
し孔が詰まってしまうことがある。また、櫛形配管構造
では、ガス混合の不完全性も解決できていない。
【0008】上述の図7に示すガス拡散装置では、Ti
Cl4とNH3は円筒体26の内部で均一に混合すると考
えられる。しかし、混合されたガスは拡散板27に遮ら
れるかたちとなる。温度の高低によっては、拡散板27
に不純物やTiNが成膜して、吹き出し孔28をふさぐ
恐れがある。また、ガスの導入量と吹き出し量とが同量
であればよいが、ガス導入量の方が多かった場合は、や
はり内側に反応物が析出してしまう。すなわち、2種類
のガスは基板上で反応する前に、拡散板27の内側で反
応してしまう恐れがある。円筒体26及び拡散板27を
加熱するような対策をとっても、温度が限定されている
ことからそれを維持するのが難しいので実用的には無理
である。
Cl4とNH3は円筒体26の内部で均一に混合すると考
えられる。しかし、混合されたガスは拡散板27に遮ら
れるかたちとなる。温度の高低によっては、拡散板27
に不純物やTiNが成膜して、吹き出し孔28をふさぐ
恐れがある。また、ガスの導入量と吹き出し量とが同量
であればよいが、ガス導入量の方が多かった場合は、や
はり内側に反応物が析出してしまう。すなわち、2種類
のガスは基板上で反応する前に、拡散板27の内側で反
応してしまう恐れがある。円筒体26及び拡散板27を
加熱するような対策をとっても、温度が限定されている
ことからそれを維持するのが難しいので実用的には無理
である。
【0009】本発明の目的は、2種類以上のガスを別個
に供給して、かつ、これらを均一に拡散および混合して
基板に到達させるようにしたCVD装置と、この装置を
用いたTiN薄膜形成方法を提供することにある。
に供給して、かつ、これらを均一に拡散および混合して
基板に到達させるようにしたCVD装置と、この装置を
用いたTiN薄膜形成方法を提供することにある。
【0010】
【0011】第1の発明は、複数種類のガスを反応室に
導入して、基板ホルダーに支持された基板上に成膜する
CVD装置において、複数種類のガスを分離して吹き出
すガス吹き出し口と前記基板ホルダーとの間に、回転す
る翼を設けたものである。この発明は2種類以上のガス
を供給するものであればどのような形式のCVD装置に
も適用できる。例えば、プラズマCVD装置、減圧CV
D装置、常圧CVD装置、光CVD装置などに適用でき
る。回転する翼は、ガスの流れによって回転する形式で
も、外部からの動力によって回転する形式でもよい。こ
のような回転翼を利用すると、ガス吹き出し口から出た
2種類以上のガスは翼によって拡散、混合され、均一な
混合ガスとなって基板に到達する。したがって、形成さ
れる膜質も均一となる。回転翼の手前までは2種類以上
のガスを互いに分離して供給することにより、ガスをあ
らかじめ混合することによって生じるであろう不都合を
回避できる。
導入して、基板ホルダーに支持された基板上に成膜する
CVD装置において、複数種類のガスを分離して吹き出
すガス吹き出し口と前記基板ホルダーとの間に、回転す
る翼を設けたものである。この発明は2種類以上のガス
を供給するものであればどのような形式のCVD装置に
も適用できる。例えば、プラズマCVD装置、減圧CV
D装置、常圧CVD装置、光CVD装置などに適用でき
る。回転する翼は、ガスの流れによって回転する形式で
も、外部からの動力によって回転する形式でもよい。こ
のような回転翼を利用すると、ガス吹き出し口から出た
2種類以上のガスは翼によって拡散、混合され、均一な
混合ガスとなって基板に到達する。したがって、形成さ
れる膜質も均一となる。回転翼の手前までは2種類以上
のガスを互いに分離して供給することにより、ガスをあ
らかじめ混合することによって生じるであろう不都合を
回避できる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、ガス
の吹き出しによって前記翼を回転させるようにしたもの
である。このように、ガスの流れを利用して翼を回転さ
せるようにすれば、翼を回転駆動するための装置を別個
に設ける必要がない。
の吹き出しによって前記翼を回転させるようにしたもの
である。このように、ガスの流れを利用して翼を回転さ
せるようにすれば、翼を回転駆動するための装置を別個
に設ける必要がない。
【0013】第3の発明は、第2の発明において、先端
部が回転接触部分となっている軸と、この軸の先端部を
回転可能に支持する凹部とからなる軸受装置によって前
記翼を支持するようにしたものである。ガスの流れを利
用して翼を回転させる場合、翼が受ける回転トルクはあ
まり大きなものではない。したがって、翼を回転支持す
るための軸受は、回転の際の摩擦抵抗ができるだけ小さ
い方がよい。本発明のように、軸の先端部を凹部で支持
するような構成にすると、回転接触部分の面積が小さい
ので、翼は小さな回転トルクで回転できるようになる。
部が回転接触部分となっている軸と、この軸の先端部を
回転可能に支持する凹部とからなる軸受装置によって前
記翼を支持するようにしたものである。ガスの流れを利
用して翼を回転させる場合、翼が受ける回転トルクはあ
まり大きなものではない。したがって、翼を回転支持す
るための軸受は、回転の際の摩擦抵抗ができるだけ小さ
い方がよい。本発明のように、軸の先端部を凹部で支持
するような構成にすると、回転接触部分の面積が小さい
ので、翼は小さな回転トルクで回転できるようになる。
【0014】第4の発明は、第1の発明において、モ−
タによって前記翼を回転させるようにしたものである。
所望の回転トルクで安定的に翼を回転させることを重視
する場合には、このように外部のモータによって翼を回
転させることができる。
タによって前記翼を回転させるようにしたものである。
所望の回転トルクで安定的に翼を回転させることを重視
する場合には、このように外部のモータによって翼を回
転させることができる。
【0015】第5の発明は、CVD法によるTiN薄膜
形成方法に関するものであり、チタン化合物のガスと窒
素化合物のガスとを分離した状態で反応室に供給し、回
転する翼によってこれらのガスを混合して、CVD法に
よって基板上にTiN薄膜を形成するものである。チタ
ン化合物のガスとしてはTiCl4、CH3TiCl3、
Ti(N(CH3)2)4、Ti(N(C2H5)2)4、
を、窒素化合物としてはNH3、NH4、N2を利用でき
る。
形成方法に関するものであり、チタン化合物のガスと窒
素化合物のガスとを分離した状態で反応室に供給し、回
転する翼によってこれらのガスを混合して、CVD法に
よって基板上にTiN薄膜を形成するものである。チタ
ン化合物のガスとしてはTiCl4、CH3TiCl3、
Ti(N(CH3)2)4、Ti(N(C2H5)2)4、
を、窒素化合物としてはNH3、NH4、N2を利用でき
る。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例の正面断面図であ
る。この装置はTiN薄膜形成用の減圧CVD装置であ
る。反応室30の内部にはヒータ32を内蔵した基板ホ
ルダー34があり、この基板ホルダー34に基板36が
取り付けられる。基板ホルダー34の下方にはガス供給
装置38がある。このガス供給装置38は、上方に広が
る漏斗形の周壁40を備え、周壁40の根元は、下方に
延びる円筒管42につながっている。円筒管42の内部
には内管44が同心状に配置されている。円筒管42と
内管44の間にはヒータ46が設置されている。
る。この装置はTiN薄膜形成用の減圧CVD装置であ
る。反応室30の内部にはヒータ32を内蔵した基板ホ
ルダー34があり、この基板ホルダー34に基板36が
取り付けられる。基板ホルダー34の下方にはガス供給
装置38がある。このガス供給装置38は、上方に広が
る漏斗形の周壁40を備え、周壁40の根元は、下方に
延びる円筒管42につながっている。円筒管42の内部
には内管44が同心状に配置されている。円筒管42と
内管44の間にはヒータ46が設置されている。
【0017】周壁40の内部の中央には回転翼装置48
が上部支持棒50と下部支持棒52とによって支持され
ている。図2は回転翼支持装置48の拡大正面図であ
る。円筒形状のボス54には4枚の翼56が固定されて
いる。ボス54の上面には軸57が固定され、この軸5
7の先端部は尖っていて、円形の上部支持体58に形成
された凹部内で回転可能に支持されている。また、ボス
54の下面にも軸62が固定され、この軸62の先端部
は尖っていて、円錐形状の下部支持体64に形成された
凹部内で回転可能に支持されている。すなわち、ボス5
4は上下一対の軸受装置によって回転可能に支持されて
おり、鉛直に延びる回転軸線の回りでボス54が回転す
る。上部支持体58は図1に示す4本の上部支持棒50
によって周壁40に固定され、下部支持体64は4本の
下部支持棒52によって周壁40に固定されている。図
3はガス供給装置38を上から見た平面図である。4枚
の翼56と4本の上部支持棒52が明瞭に示されてい
る。
が上部支持棒50と下部支持棒52とによって支持され
ている。図2は回転翼支持装置48の拡大正面図であ
る。円筒形状のボス54には4枚の翼56が固定されて
いる。ボス54の上面には軸57が固定され、この軸5
7の先端部は尖っていて、円形の上部支持体58に形成
された凹部内で回転可能に支持されている。また、ボス
54の下面にも軸62が固定され、この軸62の先端部
は尖っていて、円錐形状の下部支持体64に形成された
凹部内で回転可能に支持されている。すなわち、ボス5
4は上下一対の軸受装置によって回転可能に支持されて
おり、鉛直に延びる回転軸線の回りでボス54が回転す
る。上部支持体58は図1に示す4本の上部支持棒50
によって周壁40に固定され、下部支持体64は4本の
下部支持棒52によって周壁40に固定されている。図
3はガス供給装置38を上から見た平面図である。4枚
の翼56と4本の上部支持棒52が明瞭に示されてい
る。
【0018】図1において、ガス供給装置38から基板
ホルダー34までの距離は6〜10cmであり、ガス供
給装置38の周壁40の外径は約13cmである。図2
において、翼56の先端から反対側の翼の先端までの寸
法(回転翼全体の外径)は6〜7cmであり、上部支持
体58の外径は約1cmである。
ホルダー34までの距離は6〜10cmであり、ガス供
給装置38の周壁40の外径は約13cmである。図2
において、翼56の先端から反対側の翼の先端までの寸
法(回転翼全体の外径)は6〜7cmであり、上部支持
体58の外径は約1cmである。
【0019】図4は回転翼装置48のボス54を支持す
るための軸受装置の構造を示す正面図である。(A)に
おいて、ボス54(図2参照)の上面に固定された軸5
7は上部支持体58によって回転可能に支持されてい
る。軸57は円錐形状であり、その先端は鋭角に尖って
いる。上部支持体58には円錐形状の凹部60が形成さ
れていて、この凹部60の底に軸57の先端が回転接触
している。軸57と上部支持体58は点接触に近い状態
となり、軸57が回転するときの摩擦抵抗は非常に小さ
い。軸57の先端部分と上部支持体58の凹部60の材
質は、耐磨耗性があって、かつ、回転接触によるゴミの
発生が少ない材質が好ましい。例えばステンレス鋼を利
用できる。
るための軸受装置の構造を示す正面図である。(A)に
おいて、ボス54(図2参照)の上面に固定された軸5
7は上部支持体58によって回転可能に支持されてい
る。軸57は円錐形状であり、その先端は鋭角に尖って
いる。上部支持体58には円錐形状の凹部60が形成さ
れていて、この凹部60の底に軸57の先端が回転接触
している。軸57と上部支持体58は点接触に近い状態
となり、軸57が回転するときの摩擦抵抗は非常に小さ
い。軸57の先端部分と上部支持体58の凹部60の材
質は、耐磨耗性があって、かつ、回転接触によるゴミの
発生が少ない材質が好ましい。例えばステンレス鋼を利
用できる。
【0020】図4の(A)はボスの上面に固定された軸
57と上部支持体58との間の軸受装置を示したもので
あるが、ボスの下面に固定された軸62と下部支持体6
4(図2参照)との間の軸受装置も同様の構造である。
57と上部支持体58との間の軸受装置を示したもので
あるが、ボスの下面に固定された軸62と下部支持体6
4(図2参照)との間の軸受装置も同様の構造である。
【0021】図4の(B)と(C)は軸受装置の変更例
を示したものである。(B)は、軸57bの先端は尖っ
た構造のままにして、凹部60bの底を曲面形状にした
ものである。(C)は、軸57cの先端を曲率半径の小
さな曲面形状にし、凹部60cの底を曲率半径の大きな
曲面形状にしたものである。
を示したものである。(B)は、軸57bの先端は尖っ
た構造のままにして、凹部60bの底を曲面形状にした
ものである。(C)は、軸57cの先端を曲率半径の小
さな曲面形状にし、凹部60cの底を曲率半径の大きな
曲面形状にしたものである。
【0022】図2に示す回転翼装置では、ボス54に軸
を固定して、支持体58、64に凹部を形成することに
よって軸受装置を構成したが、これとは逆に、ボス54
の上面と下面に凹部を形成して、支持体58、64にそ
れぞれ軸を固定することによって軸受装置を構成しても
よい。
を固定して、支持体58、64に凹部を形成することに
よって軸受装置を構成したが、これとは逆に、ボス54
の上面と下面に凹部を形成して、支持体58、64にそ
れぞれ軸を固定することによって軸受装置を構成しても
よい。
【0023】次に、本実施例のCVD装置を用いてTi
N薄膜を形成する方法を説明する。図1において、円筒
管42と内管44の間にTiCl4ガス66を5scc
mの流量で導入し、内管44の内部にはNH3ガス68
を400sccmの流量で導入する。そして、反応室3
0をターボ分子ポンプ(排気速度4000リットル/
秒)で排気することにより反応室30内を300mTo
rrの減圧に保つ。TiCl4はヒータ46によって沸
点(136℃)以上の高温状態に維持される。減圧下な
ので136℃以上でなくてもよいが、この実施例では2
00℃に加熱してある。
N薄膜を形成する方法を説明する。図1において、円筒
管42と内管44の間にTiCl4ガス66を5scc
mの流量で導入し、内管44の内部にはNH3ガス68
を400sccmの流量で導入する。そして、反応室3
0をターボ分子ポンプ(排気速度4000リットル/
秒)で排気することにより反応室30内を300mTo
rrの減圧に保つ。TiCl4はヒータ46によって沸
点(136℃)以上の高温状態に維持される。減圧下な
ので136℃以上でなくてもよいが、この実施例では2
00℃に加熱してある。
【0024】円筒管42から吹き出した2種類のガス
は、翼56に衝突して、翼56を回転させる。本実施例
では、300mTorrの圧力において上述の流量でガ
スを吹き出した場合、流速は約50m/sになり、この
ときにガスが翼56に衝突する力は1mgf/cm2に
なる。その結果、翼56は数十〜数百rpmで回転す
る。翼56の回転により、2種類のガスは拡散し、か
つ、互いに十分に混合されて、基板36に到達する。こ
のような回転翼を利用すると、少量のTiCl4ガスを
多量のNH3ガスの中に拡散させるのに効果的である。
基板36はヒータ32によって600℃に加熱されてお
り、この基板36上で2種類のガスが反応して均一な薄
膜が形成される。基板36とガス供給装置38との間の
距離は6cmと短いので、成膜直前でガスが混合されて
基板36に到達することになる。
は、翼56に衝突して、翼56を回転させる。本実施例
では、300mTorrの圧力において上述の流量でガ
スを吹き出した場合、流速は約50m/sになり、この
ときにガスが翼56に衝突する力は1mgf/cm2に
なる。その結果、翼56は数十〜数百rpmで回転す
る。翼56の回転により、2種類のガスは拡散し、か
つ、互いに十分に混合されて、基板36に到達する。こ
のような回転翼を利用すると、少量のTiCl4ガスを
多量のNH3ガスの中に拡散させるのに効果的である。
基板36はヒータ32によって600℃に加熱されてお
り、この基板36上で2種類のガスが反応して均一な薄
膜が形成される。基板36とガス供給装置38との間の
距離は6cmと短いので、成膜直前でガスが混合されて
基板36に到達することになる。
【0025】翼56によってガスが回転混合されると、
回転翼装置48の中央部の直上部ではガスが少なくなる
が、混合されたガスが周辺部から集まることによって基
板に到達するまでには均一化してくる。
回転翼装置48の中央部の直上部ではガスが少なくなる
が、混合されたガスが周辺部から集まることによって基
板に到達するまでには均一化してくる。
【0026】翼56によって混合されたガスが低温の上
部支持棒50に触れると、不純物が生成して、これが上
部支持棒50に付着する恐れがある。これを防ぐために
上部支持棒50をできるだけ細くすると共に、上部支持
棒50にヒータを取り付けて加熱するのが望ましい。
部支持棒50に触れると、不純物が生成して、これが上
部支持棒50に付着する恐れがある。これを防ぐために
上部支持棒50をできるだけ細くすると共に、上部支持
棒50にヒータを取り付けて加熱するのが望ましい。
【0027】図5の(A)は本発明の別の実施例の正面
断面図である。この実施例では、反応室30の外部に設
置したモータ70によって回転翼装置72を回転させて
いる。モータ70と回転翼装置72は真空用の回転導入
機で接続することができる。あるいは、モータ70の出
力軸と回転翼装置72とを直結して、反応室30との間
に、磁性流体シール装置などの真空シール装置を用いて
もよい。この実施例のような強制回転方式を採用する
と、翼の回転が安定すると共に、ガスの流量に依存せず
に翼の回転速度を制御することができる。特にガスの流
量が少ない場合には有効である。TiCl4ガス66は
図5の(B)に示すように2本の吹き出し管74、76
から吹き出し、NH3ガス68は別の2本の吹き出し管
78、80から吹き出すようになっている。この実施例
でも、4本の吹き出し管をヒータで加熱している。
断面図である。この実施例では、反応室30の外部に設
置したモータ70によって回転翼装置72を回転させて
いる。モータ70と回転翼装置72は真空用の回転導入
機で接続することができる。あるいは、モータ70の出
力軸と回転翼装置72とを直結して、反応室30との間
に、磁性流体シール装置などの真空シール装置を用いて
もよい。この実施例のような強制回転方式を採用する
と、翼の回転が安定すると共に、ガスの流量に依存せず
に翼の回転速度を制御することができる。特にガスの流
量が少ない場合には有効である。TiCl4ガス66は
図5の(B)に示すように2本の吹き出し管74、76
から吹き出し、NH3ガス68は別の2本の吹き出し管
78、80から吹き出すようになっている。この実施例
でも、4本の吹き出し管をヒータで加熱している。
【0028】
【発明の効果】本発明は、回転する翼によって2種類以
上のガスを混合するようにしたので、あらかじめ混合す
ることのできない2種類以上のガスを基板近傍で十分に
混合させて基板に供給することができる効果がある。こ
れにより、分離供給する2種類以上のガスを用いる場合
でも均一性の優れた薄膜を形成することができる。
上のガスを混合するようにしたので、あらかじめ混合す
ることのできない2種類以上のガスを基板近傍で十分に
混合させて基板に供給することができる効果がある。こ
れにより、分離供給する2種類以上のガスを用いる場合
でも均一性の優れた薄膜を形成することができる。
【図1】本発明の一実施例の正面断面図である。
【図2】回転翼装置の拡大正面図である。
【図3】回転翼装置の平面図である。
【図4】軸受装置の拡大正面図である。
【図5】(A)は本発明の別の実施例の正面断面図、
(B)は(A)のB−B線断面図である。
(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図6】従来のガス拡散装置の平面図である。
【図7】従来のガス拡散装置の別の例を示す平面図であ
る。
る。
30…反応室 34…基板ホルダー 36…基板 38…ガス供給装置 42…円筒管 44…内管 48…回転翼装置 56…翼 57、62…軸 60…凹部 66…TiCl4ガス 68…NH3ガス 70…モータ
Claims (5)
- 【請求項1】 複数種類のガスを反応室に導入して、基
板ホルダーに支持された基板上に成膜するCVD装置に
おいて、複数種類のガスを分離して吹き出すガス吹き出
し口と前記基板ホルダーとの間に、回転する翼を設けた
ことを特徴とするCVD装置。 - 【請求項2】 ガスの吹き出しによって前記翼を回転さ
せることを特徴とする請求項1記載のCVD装置。 - 【請求項3】 先端部が回転接触部分となっている軸
と、この軸の先端部を回転可能に支持する凹部とからな
る軸受装置によって前記翼が支持されていることを特徴
とする請求項2記載のCVD装置。 - 【請求項4】 モ−タによって前記翼を回転させること
を特徴とする請求項1記載のCVD装置。 - 【請求項5】 チタン化合物のガスと窒素化合物のガス
とを分離した状態で反応室に供給し、回転する翼によっ
てこれらのガスを混合して、CVD法によって基板上に
TiN薄膜を形成するTiN薄膜形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21469292A JPH0633242A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | CVD装置及びTiN薄膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21469292A JPH0633242A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | CVD装置及びTiN薄膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633242A true JPH0633242A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16660023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21469292A Pending JPH0633242A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | CVD装置及びTiN薄膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633242A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5690050A (en) * | 1995-05-10 | 1997-11-25 | Anelva Corporation | Plasma treating apparatus and plasma treating method |
| KR100452525B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-10-12 | 주성엔지니어링(주) | Ald 공정에 적합한 가스 인젝터 |
| JP2006249495A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Jfe Steel Kk | 鋼板形状に優れたセラミクス被膜付き方向性電磁鋼板ストリップの製造方法 |
| CN103966550A (zh) * | 2014-04-17 | 2014-08-06 | 北京信息科技大学 | 用于薄膜沉积工艺的装置 |
| CN119932532A (zh) * | 2024-12-26 | 2025-05-06 | 安徽矽美新材料有限公司 | 气体分布器及其应用 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP21469292A patent/JPH0633242A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5690050A (en) * | 1995-05-10 | 1997-11-25 | Anelva Corporation | Plasma treating apparatus and plasma treating method |
| KR100452525B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-10-12 | 주성엔지니어링(주) | Ald 공정에 적합한 가스 인젝터 |
| JP2006249495A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Jfe Steel Kk | 鋼板形状に優れたセラミクス被膜付き方向性電磁鋼板ストリップの製造方法 |
| CN103966550A (zh) * | 2014-04-17 | 2014-08-06 | 北京信息科技大学 | 用于薄膜沉积工艺的装置 |
| CN103966550B (zh) * | 2014-04-17 | 2016-07-06 | 北京信息科技大学 | 用于薄膜沉积工艺的装置 |
| CN119932532A (zh) * | 2024-12-26 | 2025-05-06 | 安徽矽美新材料有限公司 | 气体分布器及其应用 |
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