JPH06333500A - 陰極線管の製造方法 - Google Patents
陰極線管の製造方法Info
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- JPH06333500A JPH06333500A JP14422193A JP14422193A JPH06333500A JP H06333500 A JPH06333500 A JP H06333500A JP 14422193 A JP14422193 A JP 14422193A JP 14422193 A JP14422193 A JP 14422193A JP H06333500 A JPH06333500 A JP H06333500A
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- intermediate layer
- filming liquid
- resin
- forming
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネル内面に蛍光体層とメタルパック層を有
する陰極線管の製造方法において、メタルパック層の浮
きや剥がれを防止し、且つメタルパック層の平滑性を向
上させる。 【構成】 陰極線管のパネル内面に光吸収層を形成する
工程、蛍光体層を形成する工程、光吸収層及び蛍光体層
上に、アクリル系またはメタクリル系樹脂からなるフィ
ルミング液を塗布することにより中間層を形成する工
程、中間層上にメタルパック層を形成する工程、及び中
間層を分解除去する焼成工程を含む陰極線管の製造方法
において、中間層を形成するフィルミング液として、樹
脂量1〜2重量%、粘度2.0〜2.3cpsのフィル
ミング液を使用する。このようなフィルミング液に使用
するアクリル系またはメタクリル系樹脂としては、重合
度3.0×105〜4.0×105の樹脂が好ましい。
する陰極線管の製造方法において、メタルパック層の浮
きや剥がれを防止し、且つメタルパック層の平滑性を向
上させる。 【構成】 陰極線管のパネル内面に光吸収層を形成する
工程、蛍光体層を形成する工程、光吸収層及び蛍光体層
上に、アクリル系またはメタクリル系樹脂からなるフィ
ルミング液を塗布することにより中間層を形成する工
程、中間層上にメタルパック層を形成する工程、及び中
間層を分解除去する焼成工程を含む陰極線管の製造方法
において、中間層を形成するフィルミング液として、樹
脂量1〜2重量%、粘度2.0〜2.3cpsのフィル
ミング液を使用する。このようなフィルミング液に使用
するアクリル系またはメタクリル系樹脂としては、重合
度3.0×105〜4.0×105の樹脂が好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パネル内面に蛍光体
層とメタルパック層を有する陰極線管の製造方法に関す
る。更に詳しくは、この発明は、パネル内面に蛍光体層
とメタルパック層を有する陰極線管を、メタルパック層
の浮きや剥がれが生じないように、且つメタルパック層
の平滑性が向上するように製造する方法に関する。
層とメタルパック層を有する陰極線管の製造方法に関す
る。更に詳しくは、この発明は、パネル内面に蛍光体層
とメタルパック層を有する陰極線管を、メタルパック層
の浮きや剥がれが生じないように、且つメタルパック層
の平滑性が向上するように製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー受像管として使用される
陰極線管のパネル内面の加工方法は、図5に示したよう
に、パネル1の内面にカーボンブラック等からなるスト
ライプ状の光吸収層2を形成し(同図a)、各光吸収層
2で隔てられた間に赤色蛍光体層3R、緑色蛍光体層3
G、青色蛍光体層3Bを形成し(同図b)、光吸収層2
及び蛍光体層3R、3G、3B上に中間層4を形成し
(同図c)、中間層4上にメタルパック層5を形成し
(同図d)、その後、焼成して中間層4を熱分解除去
し、光吸収層2及び蛍光体層3R、3G、3B上にメタ
ルパック層5が形成されるようにする工程(同図e)か
らなっている。
陰極線管のパネル内面の加工方法は、図5に示したよう
に、パネル1の内面にカーボンブラック等からなるスト
ライプ状の光吸収層2を形成し(同図a)、各光吸収層
2で隔てられた間に赤色蛍光体層3R、緑色蛍光体層3
G、青色蛍光体層3Bを形成し(同図b)、光吸収層2
及び蛍光体層3R、3G、3B上に中間層4を形成し
(同図c)、中間層4上にメタルパック層5を形成し
(同図d)、その後、焼成して中間層4を熱分解除去
し、光吸収層2及び蛍光体層3R、3G、3B上にメタ
ルパック層5が形成されるようにする工程(同図e)か
らなっている。
【0003】ここで、メタルパック層5は、蛍光体層3
R、3G、3Bが電子ビームにより励起されて発した蛍
光のうち背面に向かった成分を前方に反射させて画面の
輝度を向上させるなどのために設けられており、通常、
電子ビームの透過率が高く、且つ光反射率も高い層とし
て、アルミニウム薄膜が形成される。このような機能を
担うメタルパック層5としては、平滑性高く形成するこ
とが重要となる。そこで、図示したように、光吸収層2
及び蛍光体層3R、3G、3Bの凹凸面上に、メタルパ
ック層5の形成に先立って中間層4を形成する。
R、3G、3Bが電子ビームにより励起されて発した蛍
光のうち背面に向かった成分を前方に反射させて画面の
輝度を向上させるなどのために設けられており、通常、
電子ビームの透過率が高く、且つ光反射率も高い層とし
て、アルミニウム薄膜が形成される。このような機能を
担うメタルパック層5としては、平滑性高く形成するこ
とが重要となる。そこで、図示したように、光吸収層2
及び蛍光体層3R、3G、3Bの凹凸面上に、メタルパ
ック層5の形成に先立って中間層4を形成する。
【0004】したがって中間層4の形成材料としては、
形成表面の凹凸をできる限り平滑にできるものが好まし
く、また、メタルパック層5の形成後には焼成により容
易に分解除去できるものが好ましい。このような中間層
4の形成材料としては、例えば、従来より重合度1.5
×105のアクリル系またはメタクリル系樹脂(以下両
者の総称として(メタ)アクリル系樹脂と称する)を溶
媒に分散させたフィルミング液(樹脂量3.7重量%程
度、粘度0.64cps程度)が使用されている。
形成表面の凹凸をできる限り平滑にできるものが好まし
く、また、メタルパック層5の形成後には焼成により容
易に分解除去できるものが好ましい。このような中間層
4の形成材料としては、例えば、従来より重合度1.5
×105のアクリル系またはメタクリル系樹脂(以下両
者の総称として(メタ)アクリル系樹脂と称する)を溶
媒に分散させたフィルミング液(樹脂量3.7重量%程
度、粘度0.64cps程度)が使用されている。
【0005】しかし、フィルミング液を使用して中間層
4を形成すると、一般に、焼成時に(メタ)アクリル系
樹脂の分解ガスがメタルパック層5を押上げ、メタルパ
ック層5に浮きや剥がれを生じさせるという問題があ
る。特に、光吸収層2のエッジ部上や有効画面の周辺の
パネルスカート部において、メタルパック層5は浮きや
剥がれが生じやすくなる。
4を形成すると、一般に、焼成時に(メタ)アクリル系
樹脂の分解ガスがメタルパック層5を押上げ、メタルパ
ック層5に浮きや剥がれを生じさせるという問題があ
る。特に、光吸収層2のエッジ部上や有効画面の周辺の
パネルスカート部において、メタルパック層5は浮きや
剥がれが生じやすくなる。
【0006】そこで、このようなメタルパック層5の浮
きや剥がれを防止するため、従来より、光吸収層と中間
層との間に無機顔料層を形成して中間層にピンホールが
できるようにし、このピンホールによりガス抜きが行わ
れるようにしたり(特開平3−225723号公報)、
シュウ酸アンモニウム溶液を全面にスプレーしてガス抜
き用の孔を形成することがなされている。
きや剥がれを防止するため、従来より、光吸収層と中間
層との間に無機顔料層を形成して中間層にピンホールが
できるようにし、このピンホールによりガス抜きが行わ
れるようにしたり(特開平3−225723号公報)、
シュウ酸アンモニウム溶液を全面にスプレーしてガス抜
き用の孔を形成することがなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メタル
パック層の浮きや剥がれを防止するために、光吸収層と
中間層との間に無機顔料層を形成する方法では無機顔料
層の厚みの調整等に関する製法上のパラメータが増大
し、製造条件のばらつきによるトラブルが発生し易いと
いう問題があり、シュウ酸アンモニウム溶液をスプレー
する方法によっても、画面のユニフォーミティの劣化や
輝度の低下が生じる場合があるという問題がある。
パック層の浮きや剥がれを防止するために、光吸収層と
中間層との間に無機顔料層を形成する方法では無機顔料
層の厚みの調整等に関する製法上のパラメータが増大
し、製造条件のばらつきによるトラブルが発生し易いと
いう問題があり、シュウ酸アンモニウム溶液をスプレー
する方法によっても、画面のユニフォーミティの劣化や
輝度の低下が生じる場合があるという問題がある。
【0008】なお、メタルパック層5の浮きや剥がれを
防止するために、フィルミング液中の樹脂量を少なくし
て焼成時の分解ガスの発生量を少なくすることも考えら
れるが、単に樹脂量を少なくした場合にはフィルミング
液の粘度が低下し、中間層4が、光吸収層2及び蛍光体
層3R、3G、3Bからなる凹凸面を十分に平滑にする
ことができなくなり、結果的にユニフォーミティも低下
する。
防止するために、フィルミング液中の樹脂量を少なくし
て焼成時の分解ガスの発生量を少なくすることも考えら
れるが、単に樹脂量を少なくした場合にはフィルミング
液の粘度が低下し、中間層4が、光吸収層2及び蛍光体
層3R、3G、3Bからなる凹凸面を十分に平滑にする
ことができなくなり、結果的にユニフォーミティも低下
する。
【0009】この発明は以上のような従来技術の課題を
解決しようとするものであり、パネル内面に蛍光体層と
メタルパック層を有する陰極線管の製造方法において、
メタルパック層の浮きや剥がれが生じないようにし、且
つメタルパック層の平滑性を向上させることを目的とす
る。
解決しようとするものであり、パネル内面に蛍光体層と
メタルパック層を有する陰極線管の製造方法において、
メタルパック層の浮きや剥がれが生じないようにし、且
つメタルパック層の平滑性を向上させることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明者は、メタルパ
ック層の浮きや剥がれを防止するにあたり、焼成時の分
解ガスの発生量を少なくし、そのためにフィルミング液
中の樹脂量を少なくする場合であっても、フィルミング
液に使用する樹脂として高重合度の樹脂を使用するとフ
ィルミング液の粘度が低下せず、フィルミング液から形
成された中間層が、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸
面を十分に平滑にできることを見出し、この発明を完成
させるに至った。
ック層の浮きや剥がれを防止するにあたり、焼成時の分
解ガスの発生量を少なくし、そのためにフィルミング液
中の樹脂量を少なくする場合であっても、フィルミング
液に使用する樹脂として高重合度の樹脂を使用するとフ
ィルミング液の粘度が低下せず、フィルミング液から形
成された中間層が、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸
面を十分に平滑にできることを見出し、この発明を完成
させるに至った。
【0011】即ち、この発明は、陰極線管のパネル内面
に光吸収層を形成する工程、蛍光体層を形成する工程、
光吸収層及び蛍光体層上に、アクリル系またはメタクリ
ル系樹脂からなるフィルミング液を塗布することにより
中間層を形成する工程、中間層上にメタルパック層を形
成する工程、及び中間層を分解除去する焼成工程を含む
陰極線管の製造方法において、中間層を形成するフィル
ミング液として、樹脂量1〜2重量%、粘度2.0〜
2.3cpsのフィルミング液を使用することを特徴と
する陰極線管の製造方法を提供する。
に光吸収層を形成する工程、蛍光体層を形成する工程、
光吸収層及び蛍光体層上に、アクリル系またはメタクリ
ル系樹脂からなるフィルミング液を塗布することにより
中間層を形成する工程、中間層上にメタルパック層を形
成する工程、及び中間層を分解除去する焼成工程を含む
陰極線管の製造方法において、中間層を形成するフィル
ミング液として、樹脂量1〜2重量%、粘度2.0〜
2.3cpsのフィルミング液を使用することを特徴と
する陰極線管の製造方法を提供する。
【0012】この発明は、中間層を形成するフィルミン
グ液として、(メタ)アクリル系樹脂量1〜2重量%、
粘度2.0〜2.3cpsのフィルミング液を使用する
以外は従来の陰極線管の製造方法と同様にすることがで
きる。
グ液として、(メタ)アクリル系樹脂量1〜2重量%、
粘度2.0〜2.3cpsのフィルミング液を使用する
以外は従来の陰極線管の製造方法と同様にすることがで
きる。
【0013】この発明において、フィルミング液中の
(メタ)アクリル系樹脂量を、従来例よりも少ない1〜
2重量%とすることにより中間層の焼成時に発生する樹
脂の分解ガスを少なくすることができ、それによりメタ
ルパック層の浮きや剥がれを防止することが可能とな
る。(メタ)アクリル系樹脂量がこの範囲よりも多い
と、焼成時に発生する樹脂の分解ガスによりメタルパッ
ク層の浮きや剥がれが生じ易くなる。
(メタ)アクリル系樹脂量を、従来例よりも少ない1〜
2重量%とすることにより中間層の焼成時に発生する樹
脂の分解ガスを少なくすることができ、それによりメタ
ルパック層の浮きや剥がれを防止することが可能とな
る。(メタ)アクリル系樹脂量がこの範囲よりも多い
と、焼成時に発生する樹脂の分解ガスによりメタルパッ
ク層の浮きや剥がれが生じ易くなる。
【0014】また、この発明においてはフィルミング液
の粘度を、従来例よりも高い2.0〜2.3cpsとす
るが、これによりフィルミング液中の樹脂量が少なくて
も、フィルミング液の塗布により形成される中間層を望
ましい厚さ(通常0.8〜1.0μm)に形成すること
ができ、中間層が、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸
面を十分に平滑にすることが可能となり、画面のユニフ
ォーミティが向上する。フィルミング液の粘度がこの範
囲よりも低いと中間層の厚さが薄くなり、このため中間
層が、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸面を十分に平
滑にすることが困難となる。一方、過度に粘度を高くす
ると中間層が厚くなりすぎ、ビーム裏打ち現象が現れる
場合があるので好ましくない。
の粘度を、従来例よりも高い2.0〜2.3cpsとす
るが、これによりフィルミング液中の樹脂量が少なくて
も、フィルミング液の塗布により形成される中間層を望
ましい厚さ(通常0.8〜1.0μm)に形成すること
ができ、中間層が、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸
面を十分に平滑にすることが可能となり、画面のユニフ
ォーミティが向上する。フィルミング液の粘度がこの範
囲よりも低いと中間層の厚さが薄くなり、このため中間
層が、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸面を十分に平
滑にすることが困難となる。一方、過度に粘度を高くす
ると中間層が厚くなりすぎ、ビーム裏打ち現象が現れる
場合があるので好ましくない。
【0015】このようにフィルミング液の粘度を所定の
値に高めるためには、例えばフィルミング液に使用する
(メタ)アクリル系樹脂として、重合度3.0×105
〜4.0×105のものを使用すればよい。この場合、
溶媒は従来例と同様のものを使用することができる。ま
た、フィルミング液を光吸収層及び蛍光体層上へ塗布す
る方法も基本的には従来と同様にすることができるが、
フィルミング液の乾燥速度が遅いので、それに応じてス
ピンコ−ト法による場合にはヘッドの回転数を低くする
ことができる。
値に高めるためには、例えばフィルミング液に使用する
(メタ)アクリル系樹脂として、重合度3.0×105
〜4.0×105のものを使用すればよい。この場合、
溶媒は従来例と同様のものを使用することができる。ま
た、フィルミング液を光吸収層及び蛍光体層上へ塗布す
る方法も基本的には従来と同様にすることができるが、
フィルミング液の乾燥速度が遅いので、それに応じてス
ピンコ−ト法による場合にはヘッドの回転数を低くする
ことができる。
【0016】
【作用】この発明によれば、フィルミング液中の(メ
タ)アクリル系樹脂量を、従来例よりも少ない1.2〜
2重量%とするので、中間層の焼成時に発生する樹脂の
分解ガスを少なくすることができ、それにより有効画面
領域のメタルパック層の浮きや剥がれを解消することが
可能となる。また、パネルスカート部においても、メタ
ルパック層の浮きや剥がれを著しく低減させることが可
能となる。
タ)アクリル系樹脂量を、従来例よりも少ない1.2〜
2重量%とするので、中間層の焼成時に発生する樹脂の
分解ガスを少なくすることができ、それにより有効画面
領域のメタルパック層の浮きや剥がれを解消することが
可能となる。また、パネルスカート部においても、メタ
ルパック層の浮きや剥がれを著しく低減させることが可
能となる。
【0017】また、フィルミング液の粘度を、従来例よ
りも高い2.0〜2.3cpsとするので、フィルミン
グ液中の樹脂量が従来例より少ないにもかかわらず、フ
ィルミング液の塗布により形成される中間層の厚さが薄
くならず、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸面を十分
に平滑にするために必要な中間層の厚さを確保すること
が可能となる。また、フィルミング液の粘度が高いため
に従来例に比べてフィルミング液の乾燥速度が遅くな
り、現像水温度、フィルミング液の塗布時の振り切り時
間等の種々の製造条件の許容範囲が広くなる。
りも高い2.0〜2.3cpsとするので、フィルミン
グ液中の樹脂量が従来例より少ないにもかかわらず、フ
ィルミング液の塗布により形成される中間層の厚さが薄
くならず、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸面を十分
に平滑にするために必要な中間層の厚さを確保すること
が可能となる。また、フィルミング液の粘度が高いため
に従来例に比べてフィルミング液の乾燥速度が遅くな
り、現像水温度、フィルミング液の塗布時の振り切り時
間等の種々の製造条件の許容範囲が広くなる。
【0018】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。
説明する。
【0019】従来よりフィルミング液に使用されている
重合度1.5×105のアクリル系樹脂を使用して、種
々の樹脂濃度のフィルミング液を調製し、粘度を測定し
た。この樹脂濃度と粘度との関係を図1に示す。また、
このフィルミング液をスピンコート法により塗布し、得
られた中間層の膜厚を測定した。結果を図2に示す。
重合度1.5×105のアクリル系樹脂を使用して、種
々の樹脂濃度のフィルミング液を調製し、粘度を測定し
た。この樹脂濃度と粘度との関係を図1に示す。また、
このフィルミング液をスピンコート法により塗布し、得
られた中間層の膜厚を測定した。結果を図2に示す。
【0020】さらに、この中間層上に常法によりアルミ
ニウム薄膜からなるメタルパック層を形成し、中間層を
焼成し、このときのアルミニウム薄膜の浮き及び剥がれ
の状態を観察し、◎、○、△、×の4段階に評価した。
この結果も図2に示す。
ニウム薄膜からなるメタルパック層を形成し、中間層を
焼成し、このときのアルミニウム薄膜の浮き及び剥がれ
の状態を観察し、◎、○、△、×の4段階に評価した。
この結果も図2に示す。
【0021】図1及び図2から、フィルミング液の樹脂
濃度が高くなるとフィルミング液の粘度が増し、中間層
の膜厚が厚くなることがわかる。また図2から、アルミ
ニウム薄膜の浮きや剥がれを防止するためには、樹脂量
を1〜2重量%とすることが有効であることがわかる。
さらに、一般に、画面のユニフォーミティを向上させる
ため、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸面を十分に平
滑にするときに必要とされる中間層の膜厚は0.8μm
以上であり、ビーム裏打ち現象を防止するため必要とさ
れる中間層の膜厚は1.0μm以下であるが、この0.
8〜1.0μmという中間層の膜厚は、樹脂量を3.5
〜4重量%にしたときに得られることがわかる。したが
って、このフィルミング液に使用した重合度1.5×1
05のアクリル系樹脂によっては、アルミニウム薄膜の
浮き及び剥がれの防止とユニフォーミティの改善とを同
時に達成することはできないこともわかる。
濃度が高くなるとフィルミング液の粘度が増し、中間層
の膜厚が厚くなることがわかる。また図2から、アルミ
ニウム薄膜の浮きや剥がれを防止するためには、樹脂量
を1〜2重量%とすることが有効であることがわかる。
さらに、一般に、画面のユニフォーミティを向上させる
ため、光吸収層及び蛍光体層からなる凹凸面を十分に平
滑にするときに必要とされる中間層の膜厚は0.8μm
以上であり、ビーム裏打ち現象を防止するため必要とさ
れる中間層の膜厚は1.0μm以下であるが、この0.
8〜1.0μmという中間層の膜厚は、樹脂量を3.5
〜4重量%にしたときに得られることがわかる。したが
って、このフィルミング液に使用した重合度1.5×1
05のアクリル系樹脂によっては、アルミニウム薄膜の
浮き及び剥がれの防止とユニフォーミティの改善とを同
時に達成することはできないこともわかる。
【0022】また、図3は、上述のように重合度1.5
×105のアクリル系樹脂からなるフィルミング液を使
用して中間層を形成した場合のフィルミング液の粘度と
中間層の膜厚との関係を示した図である。図3から、ユ
ニフォーミティを向上させ且つビーム裏打ち現象を防止
するために必要とされる中間層の膜厚0.8〜1.0μ
mは、この重合度1.5×105のアクリル系樹脂を使
用した場合には、粘度を2.0〜2.3cpsとするこ
とにより得られることがわかる。
×105のアクリル系樹脂からなるフィルミング液を使
用して中間層を形成した場合のフィルミング液の粘度と
中間層の膜厚との関係を示した図である。図3から、ユ
ニフォーミティを向上させ且つビーム裏打ち現象を防止
するために必要とされる中間層の膜厚0.8〜1.0μ
mは、この重合度1.5×105のアクリル系樹脂を使
用した場合には、粘度を2.0〜2.3cpsとするこ
とにより得られることがわかる。
【0023】一方、アルミニウム薄膜の浮きや剥がれを
防止するために有効な樹脂濃度は前述のように1〜2重
量%であるが、この樹脂濃度1〜2重量%に対応するフ
ィルミング液の粘度は、図1から1cps程度になるこ
とがわかるから、結局、このアクリル系樹脂を使用した
フィルミング液において、樹脂濃度を1〜2重量%にし
てアルミニウム薄膜の浮きや剥がれを防止しつつ、中間
層の膜厚を0.8〜1.0μmにしてユニフォーミティ
を向上させ且つビーム裏打ち現象を防止するためには、
同一樹脂濃度で粘度が約2倍となるアクリル系樹脂を選
択すればよいことがわかる。
防止するために有効な樹脂濃度は前述のように1〜2重
量%であるが、この樹脂濃度1〜2重量%に対応するフ
ィルミング液の粘度は、図1から1cps程度になるこ
とがわかるから、結局、このアクリル系樹脂を使用した
フィルミング液において、樹脂濃度を1〜2重量%にし
てアルミニウム薄膜の浮きや剥がれを防止しつつ、中間
層の膜厚を0.8〜1.0μmにしてユニフォーミティ
を向上させ且つビーム裏打ち現象を防止するためには、
同一樹脂濃度で粘度が約2倍となるアクリル系樹脂を選
択すればよいことがわかる。
【0024】そこで、このようなアクリル系樹脂を見出
すために、異なる重合度のアクリル系樹脂を使用し、樹
脂量を3.7重量%としたフィルミング液をそれぞれ調
製し、各々の粘度を測定した。結果を図4に示す。図4
から、アクリル系樹脂の重合度と粘度とはよい正の相関
関係があることがわかる。また同図において、重合度が
約1.5×105のアクリル系樹脂は粘度が0.6cp
sであった。したがって、図4において粘度がこの0.
6cpsの2倍程度の約1.2cpsとなる重合度の樹
脂は重合度3.0×105〜4.0×105であること
がわかる。
すために、異なる重合度のアクリル系樹脂を使用し、樹
脂量を3.7重量%としたフィルミング液をそれぞれ調
製し、各々の粘度を測定した。結果を図4に示す。図4
から、アクリル系樹脂の重合度と粘度とはよい正の相関
関係があることがわかる。また同図において、重合度が
約1.5×105のアクリル系樹脂は粘度が0.6cp
sであった。したがって、図4において粘度がこの0.
6cpsの2倍程度の約1.2cpsとなる重合度の樹
脂は重合度3.0×105〜4.0×105であること
がわかる。
【0025】以上により、重合度3.0×105〜4.
0×105のアクリル系樹脂を使用し、その樹脂濃度
を、アルミニウム薄膜の浮きや剥がれが防止される1〜
2重量%にしてフィルミング液を調製すると、そのフィ
ルミング液の粘度は2cps程度となり、そのため中間
層の膜厚は0.8〜1.0μmとなり、ユニフォーミテ
ィを向上させ且つビーム裏打ち現象を防止することが可
能となることがわかる。
0×105のアクリル系樹脂を使用し、その樹脂濃度
を、アルミニウム薄膜の浮きや剥がれが防止される1〜
2重量%にしてフィルミング液を調製すると、そのフィ
ルミング液の粘度は2cps程度となり、そのため中間
層の膜厚は0.8〜1.0μmとなり、ユニフォーミテ
ィを向上させ且つビーム裏打ち現象を防止することが可
能となることがわかる。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、パネル内面に蛍光体
層とメタルパック層を有する陰極線管の製造方法におい
て、メタルパック層の浮きや剥がれを防止でき、且つメ
タルパック層の平滑性を向上させることができる。
層とメタルパック層を有する陰極線管の製造方法におい
て、メタルパック層の浮きや剥がれを防止でき、且つメ
タルパック層の平滑性を向上させることができる。
【図1】メタクリル系樹脂からなるフィルミング液の樹
脂量と粘度との関係図である。
脂量と粘度との関係図である。
【図2】メタクリル系樹脂からなるフィルミング液の樹
脂量と、これから形成される中間層の膜厚との関係図で
ある。
脂量と、これから形成される中間層の膜厚との関係図で
ある。
【図3】メタクリル系樹脂からなるフィルミング液の粘
度と、これから形成される中間層の膜厚との関係図であ
る。
度と、これから形成される中間層の膜厚との関係図であ
る。
【図4】メタクリル系樹脂からなるフィルミング液の粘
度とそのメタクリル系樹脂の重合度との関係図である。
度とそのメタクリル系樹脂の重合度との関係図である。
【図5】陰極線管のパネル内面の加工方法である。
1 パネル 2 光吸収層 3R 赤色蛍光体層 3G 緑色蛍光体層 3B 青色蛍光体層 4 中間層 5 メタルパック層
Claims (2)
- 【請求項1】 陰極線管のパネル内面に光吸収層を形成
する工程、蛍光体層を形成する工程、光吸収層及び蛍光
体層上に、アクリル系またはメタクリル系樹脂からなる
フィルミング液を塗布することにより中間層を形成する
工程、中間層上にメタルパック層を形成する工程、及び
中間層を分解除去する焼成工程を含む陰極線管の製造方
法において、中間層を形成するフィルミング液として、
樹脂量1〜2重量%、粘度2.0〜2.3cpsのフィ
ルミング液を使用することを特徴とする陰極線管の製造
方法。 - 【請求項2】 フィルミング液に含有されるアクリル系
またはメタクリル系樹脂が、重合度3.0×105〜
4.0×105である請求項1記載の陰極線管の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14422193A JPH06333500A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 陰極線管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14422193A JPH06333500A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 陰極線管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06333500A true JPH06333500A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15357066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14422193A Pending JPH06333500A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 陰極線管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06333500A (ja) |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14422193A patent/JPH06333500A/ja active Pending
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