JPH0633360A - 不織布の製造方法 - Google Patents
不織布の製造方法Info
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- JPH0633360A JPH0633360A JP4223133A JP22313392A JPH0633360A JP H0633360 A JPH0633360 A JP H0633360A JP 4223133 A JP4223133 A JP 4223133A JP 22313392 A JP22313392 A JP 22313392A JP H0633360 A JPH0633360 A JP H0633360A
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Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】スパンボンド法不織布製造プロセスにて製造さ
れる不織布に於ける沈積分布斑を解消し均整な不織布を
高生産性で製造する方法を確立する事 【構成】スパンボンド法不織布製造プロセスに於いて、
紡出糸の糸道の揺れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑
や、紡出錘間のオーバーラップ不良及び部分的開繊斑、
収束斑に基づく沈積分布斑を、紡出糸条牽引エアージェ
ット下方に気流偏向揺動装置を設置しウエッブ捕集コン
ベアー進行方向に対し紡出糸条を左右に揺動させ沈積捕
集する事により分布斑を解消する事を特徴とした不織布
製造方法。
れる不織布に於ける沈積分布斑を解消し均整な不織布を
高生産性で製造する方法を確立する事 【構成】スパンボンド法不織布製造プロセスに於いて、
紡出糸の糸道の揺れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑
や、紡出錘間のオーバーラップ不良及び部分的開繊斑、
収束斑に基づく沈積分布斑を、紡出糸条牽引エアージェ
ット下方に気流偏向揺動装置を設置しウエッブ捕集コン
ベアー進行方向に対し紡出糸条を左右に揺動させ沈積捕
集する事により分布斑を解消する事を特徴とした不織布
製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紡出糸を捕集・移送コン
ベアー上に流体牽引装置を用いて細化牽引し放出して捕
集し、非織性ウエッブとなす所謂スパンボンド法不織布
製造法に関するものであり、就中ウエッブ沈積分布斑の
改善を行った高生産性にて均質な不織布を製造する方法
を提供するものである。
ベアー上に流体牽引装置を用いて細化牽引し放出して捕
集し、非織性ウエッブとなす所謂スパンボンド法不織布
製造法に関するものであり、就中ウエッブ沈積分布斑の
改善を行った高生産性にて均質な不織布を製造する方法
を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】紡出糸を捕集・移送コンベアー上に流体
牽引装置を用いて細化牽引し放出して捕集し不織布を製
造する不織布製造方法に於いては、紡出糸を如何にして
均等に捕集コンベアー上に分散分布させ捕集し均質なウ
エッブを製造するか、又この製造プロセスが高速生産時
に於いても斑の均質性を損なはずに何処まで高生産性を
維持できるプロセスであるかが、該不織布製造技プロセ
スの優劣を決定する最重要要素であり、従来多くの均等
化のための紡出糸分散分布方式が考案され優れた生産プ
ロセスが実用化されて居る。即ち、 多数のフィラメント束に静電気を負荷して帯電により
紡出糸を反発開繊させ、紡出糸が均等に沈積する如き位
置に配置させた多数のエアージェット装置を用いて高速
空気流により、該フィラメント束を移送し捕集コンベア
ー上に沈積させる方法(特公昭37−4993 特公昭
37−11293、特公昭42−23998) 直線上に並んだ紡糸口金のオリフィスから押出される
高重合体物質のフィラメントバンドの両側面に平行に吹
き当てる気流で紡出フィラメントを伸張し、該フィラメ
ントバンドを取り囲む平函状空気導管を通しフィラメン
トバンドを攪乱する事なく移送し又、必要なら該空気導
管を揺り動かせて紡出糸を均等に捕集コンベアー上に沈
積させる方法(特公昭41−7883、特公昭42−2
7599) 捕集・移送コンベアーの全幅に渡る狭小な矩形の面状
配置にした多数の紡糸オリフィスから紡出されたスダレ
状フィラメント帯を、フィラメントが固化するにたる距
離だけ下方に離して設置した狭小な矩形状スリツトを通
してスダレ状態でサッカーに導入し、高速エアージェッ
トで牽引細化しスダレ状の状態を乱さずに保ちながらサ
ッカーから空気流と共に捕集コンベアー上に吹き付け紡
出糸を均等に沈積させる方法(特公昭48−3802
5) 捕集・移送コンベアーの幅方向に狭小な矩形状の紡糸
ノズルを配列し、紡出されるフィラメント群を矩形状の
エアージェツトで牽引し捕集コンベアーに向け噴出させ
非織性ウエッブを製造するに際し、牽引用エアージェッ
トの下方に設置し幅方向に平行で且つ下方が狭められ、
又両端面が開放された邪魔板状ガイドに吹き当てて紡出
糸を随伴する気流を幅方向に拡散させ、紡出糸を開繊拡
散させ均等にコンベアー上に沈積させる方法(特公昭5
3−32424) 紡出糸牽引用ジェットから噴出する紡出糸を随伴する
高速気流を衝撃板に吹き当て紡出フィラメント束を開繊
してコンベアー上に沈積させる方法(特開昭47−29
457、特開昭57−17463、特開昭52−254
67) 等の他、何れも紡出されるフィラメント束を如何に効率
良く牽引細化するか、又如何に均等に開繊し拡散分布し
均等な沈積分布を持った不織布を得るかに工夫を懲ら
せ、幾多のプロセスが開発され実用化されて居る。
牽引装置を用いて細化牽引し放出して捕集し不織布を製
造する不織布製造方法に於いては、紡出糸を如何にして
均等に捕集コンベアー上に分散分布させ捕集し均質なウ
エッブを製造するか、又この製造プロセスが高速生産時
に於いても斑の均質性を損なはずに何処まで高生産性を
維持できるプロセスであるかが、該不織布製造技プロセ
スの優劣を決定する最重要要素であり、従来多くの均等
化のための紡出糸分散分布方式が考案され優れた生産プ
ロセスが実用化されて居る。即ち、 多数のフィラメント束に静電気を負荷して帯電により
紡出糸を反発開繊させ、紡出糸が均等に沈積する如き位
置に配置させた多数のエアージェット装置を用いて高速
空気流により、該フィラメント束を移送し捕集コンベア
ー上に沈積させる方法(特公昭37−4993 特公昭
37−11293、特公昭42−23998) 直線上に並んだ紡糸口金のオリフィスから押出される
高重合体物質のフィラメントバンドの両側面に平行に吹
き当てる気流で紡出フィラメントを伸張し、該フィラメ
ントバンドを取り囲む平函状空気導管を通しフィラメン
トバンドを攪乱する事なく移送し又、必要なら該空気導
管を揺り動かせて紡出糸を均等に捕集コンベアー上に沈
積させる方法(特公昭41−7883、特公昭42−2
7599) 捕集・移送コンベアーの全幅に渡る狭小な矩形の面状
配置にした多数の紡糸オリフィスから紡出されたスダレ
状フィラメント帯を、フィラメントが固化するにたる距
離だけ下方に離して設置した狭小な矩形状スリツトを通
してスダレ状態でサッカーに導入し、高速エアージェッ
トで牽引細化しスダレ状の状態を乱さずに保ちながらサ
ッカーから空気流と共に捕集コンベアー上に吹き付け紡
出糸を均等に沈積させる方法(特公昭48−3802
5) 捕集・移送コンベアーの幅方向に狭小な矩形状の紡糸
ノズルを配列し、紡出されるフィラメント群を矩形状の
エアージェツトで牽引し捕集コンベアーに向け噴出させ
非織性ウエッブを製造するに際し、牽引用エアージェッ
トの下方に設置し幅方向に平行で且つ下方が狭められ、
又両端面が開放された邪魔板状ガイドに吹き当てて紡出
糸を随伴する気流を幅方向に拡散させ、紡出糸を開繊拡
散させ均等にコンベアー上に沈積させる方法(特公昭5
3−32424) 紡出糸牽引用ジェットから噴出する紡出糸を随伴する
高速気流を衝撃板に吹き当て紡出フィラメント束を開繊
してコンベアー上に沈積させる方法(特開昭47−29
457、特開昭57−17463、特開昭52−254
67) 等の他、何れも紡出されるフィラメント束を如何に効率
良く牽引細化するか、又如何に均等に開繊し拡散分布し
均等な沈積分布を持った不織布を得るかに工夫を懲ら
せ、幾多のプロセスが開発され実用化されて居る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の如き開発の結果
紡出糸を開繊し均等に分散分布沈積させ非織性ウエッブ
を高生産性で生産するスパンボンド法不織布製造プロセ
スが開発されで実用化されるに至って居る。然しなが
ら、本スパンボンドプロセスの宿命的課題は、幅方向の
沈積分布の均質性に対して強制的に補正する手段が現在
開発されたプロセスの範囲内に於いては何ら提起され解
決されて居らず活気的対応策がない事であり、このため
紡出糸条の部分的開繊斑、部分的収束斑や、紡出糸の糸
道の揺れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑の他、紡出
錘間のオーバーラップ不良やズレ等に伴う幅方向沈積分
布斑、所謂”タテ筋 ”の決定的解決策が未だに確立さ
れて居ない。そもそもスパンボンド法不織布製造法によ
り製造される不織布は、本質的に設定通り理想的に紡出
糸が沈積するならば均質な非織性ウエッブが得られる如
く紡糸ノズル−牽引用エアージェット等が配置され、ギ
アーポンプを用いて原料ポリマーを厳密な定量的管理下
にノズルより押出して製造するプロセスであるため、マ
クロな目付け斑は(例えば1m×1m角の如き大面積に
於ける目付けの斑)極めて少なく、又製造された不織布
を「タテ5cm×ヨコ全幅」の如く切り取り測定したタ
テ方向目付け分布斑は極めて少ないものであるのに反
し、部分的開繊斑、部分的収束斑や、紡出糸の糸道の揺
れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑の他、紡出錘間の
オーバーラッブ不良やズレ等に基づく幅(ヨコ)方向沈
積分布斑はその発生因を矯正する効果的手段がないため
のため「タテ1m×ヨコ5cm」の如く切り取り測定し
たヨコ方向目付け分布斑は大きく、このヨコ方向沈積分
布斑を解消する事が高生産性で均質なスパンボンド不織
布製造法を確立するために課せられる永遠の課題であ
る。本発明に於いては、このスパンボンド不織布製造法
に課せられた永遠の課題とも言はれる幅(ヨコ)方向沈
積分布斑発生因を矯正する効果的手段を提供し高生産性
で均質な不織布製造する活気的製造方法を開示した。
紡出糸を開繊し均等に分散分布沈積させ非織性ウエッブ
を高生産性で生産するスパンボンド法不織布製造プロセ
スが開発されで実用化されるに至って居る。然しなが
ら、本スパンボンドプロセスの宿命的課題は、幅方向の
沈積分布の均質性に対して強制的に補正する手段が現在
開発されたプロセスの範囲内に於いては何ら提起され解
決されて居らず活気的対応策がない事であり、このため
紡出糸条の部分的開繊斑、部分的収束斑や、紡出糸の糸
道の揺れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑の他、紡出
錘間のオーバーラップ不良やズレ等に伴う幅方向沈積分
布斑、所謂”タテ筋 ”の決定的解決策が未だに確立さ
れて居ない。そもそもスパンボンド法不織布製造法によ
り製造される不織布は、本質的に設定通り理想的に紡出
糸が沈積するならば均質な非織性ウエッブが得られる如
く紡糸ノズル−牽引用エアージェット等が配置され、ギ
アーポンプを用いて原料ポリマーを厳密な定量的管理下
にノズルより押出して製造するプロセスであるため、マ
クロな目付け斑は(例えば1m×1m角の如き大面積に
於ける目付けの斑)極めて少なく、又製造された不織布
を「タテ5cm×ヨコ全幅」の如く切り取り測定したタ
テ方向目付け分布斑は極めて少ないものであるのに反
し、部分的開繊斑、部分的収束斑や、紡出糸の糸道の揺
れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑の他、紡出錘間の
オーバーラッブ不良やズレ等に基づく幅(ヨコ)方向沈
積分布斑はその発生因を矯正する効果的手段がないため
のため「タテ1m×ヨコ5cm」の如く切り取り測定し
たヨコ方向目付け分布斑は大きく、このヨコ方向沈積分
布斑を解消する事が高生産性で均質なスパンボンド不織
布製造法を確立するために課せられる永遠の課題であ
る。本発明に於いては、このスパンボンド不織布製造法
に課せられた永遠の課題とも言はれる幅(ヨコ)方向沈
積分布斑発生因を矯正する効果的手段を提供し高生産性
で均質な不織布製造する活気的製造方法を開示した。
【0004】
【課題を解決する手段】前記の如くスパンポンド不織布
に於いて発生するヨコ方向の目付け分布斑は、紡出糸の
糸道の揺れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑や紡出錘
間のオーバーラップ不良及び部分的開繊斑、部分的収束
斑等に基づくもので、これら斑発生因が生じた際その発
生因を除去しない限り、生産されるウエッブは斑発生箇
所が固定された状態で継続的に斑を発生しながら高速度
で連続的にウエッブ生産が行はれる事になるため所謂
”タテ筋 ”斑を持った不織布が得られる事になるの
である。然しながら、紡出糸の糸道の揺れに伴う部分的
紡出糸条帯密度分布斑や紡出錘間のオーバーラップ不良
及び部分的開繊斑、部分的収束斑等欠陥を強制的に矯正
する事は、これ等全ての斑発生因が気流に乗って移送さ
れる紡出糸条のユレ、収束、偏り等を制御しようとする
ものであり完全な制御は不可能であるため、これ等の抑
制レベルを現在得られる最高のレベルに維持する事を前
提に、そのレベルでの欠陥発生を容認して尚且つ均質な
非織性ウエッブを製造するプロセスの開発が必要であ
り、そこで本発明に於いてはこの要求を満足する手段と
して、斯かる状態の斑要素を内蔵する流体牽引機構(エ
アージェット)にて細化牽引され捕集・移送コンベアー
に向け放出される紡出糸条帯を随伴する気流を、該流体
牽引装置(エアージェット等)以降に設置した機械的気
流偏向機構或いは流体力学的気流偏向機構を用いてコン
ベアー進行方向と交叉する方向(即ちヨコ方向)に揺動
せしめ沈積位置を左右或いはやや斜め左右にずらしなが
ら捕集する方法を適用する事により、従来不可避であっ
た欠陥発生位置が固定されて継続的に発生する”タテ筋
斑 ”発生を回避させ、又局部斑の分散と平均化効果に
より沈積分布斑の改善を行うことに成功したのである。
に於いて発生するヨコ方向の目付け分布斑は、紡出糸の
糸道の揺れに伴う部分的紡出糸条帯密度分布斑や紡出錘
間のオーバーラップ不良及び部分的開繊斑、部分的収束
斑等に基づくもので、これら斑発生因が生じた際その発
生因を除去しない限り、生産されるウエッブは斑発生箇
所が固定された状態で継続的に斑を発生しながら高速度
で連続的にウエッブ生産が行はれる事になるため所謂
”タテ筋 ”斑を持った不織布が得られる事になるの
である。然しながら、紡出糸の糸道の揺れに伴う部分的
紡出糸条帯密度分布斑や紡出錘間のオーバーラップ不良
及び部分的開繊斑、部分的収束斑等欠陥を強制的に矯正
する事は、これ等全ての斑発生因が気流に乗って移送さ
れる紡出糸条のユレ、収束、偏り等を制御しようとする
ものであり完全な制御は不可能であるため、これ等の抑
制レベルを現在得られる最高のレベルに維持する事を前
提に、そのレベルでの欠陥発生を容認して尚且つ均質な
非織性ウエッブを製造するプロセスの開発が必要であ
り、そこで本発明に於いてはこの要求を満足する手段と
して、斯かる状態の斑要素を内蔵する流体牽引機構(エ
アージェット)にて細化牽引され捕集・移送コンベアー
に向け放出される紡出糸条帯を随伴する気流を、該流体
牽引装置(エアージェット等)以降に設置した機械的気
流偏向機構或いは流体力学的気流偏向機構を用いてコン
ベアー進行方向と交叉する方向(即ちヨコ方向)に揺動
せしめ沈積位置を左右或いはやや斜め左右にずらしなが
ら捕集する方法を適用する事により、従来不可避であっ
た欠陥発生位置が固定されて継続的に発生する”タテ筋
斑 ”発生を回避させ、又局部斑の分散と平均化効果に
より沈積分布斑の改善を行うことに成功したのである。
【0005】本発明の実施態様の詳細を以下に示す。前
記の如く本発明は紡糸ノズルより紡出された糸条帯を流
体牽引機構(エアージェット)より細化牽引しコンベア
ーに向け噴出させ、この紡出糸条を随伴した噴出気流を
該流体牽引装置(エアージェット等)出口以下に設置し
た機械的気流偏向機構或いは流体力学的気流偏向機構を
用いてコンベアー進行方向と交叉する方向(即ちヨコ方
拘)に揺動せしめ沈積位置を左右或いはやや斜め左右に
ずらせながら捕集する事により”タテ筋 ”のない均質
な非織性ウエッブを製造するプロセスであり、従来の均
整化に対する配慮で達成できなかった紡出糸条の収束
斑、開繊斑、糸道不安定に基く糸条分布密度不均等、オ
ーバーラッブ不良等に基く沈積分布の均質性不良を、紡
出糸条の沈積位置ををコンベアー進行方向に対し交叉す
る方向(即ちヨコ方向)に揺動させ左右或いはやや左右
にずらせて沈積させる事により、固定位置に連続して斑
が発生する事を避け斑を分散させ平均化して均質化する
方法であるため、紡出糸条帯を流体牽引機構(エアージ
ェット)より細化牽引しコンベアーに向け噴出させる方
法自体は、後の気流偏向機構により紡出糸条を揺動せし
めるプロセスの適用を困難ならしめたり、効率的な気流
偏向機構の設置或いは適用を阻害しない限り従来の如何
なる方法も紡出糸沈積分布に対し充分な配慮がなされて
居るものであれば適用可能であり従来プロセスへの適用
性も高い。然し気流偏向機構の効率を考えた時、紡出糸
がコンベアー進行方向に対し直交をなす方向に一列に並
んで紡出される如き紡糸ノズル及びエアージェットを選
定し配置する事がより望ましい。特に、紡出糸の糸条分
布密度の均質性の確保の容易さ、開繊状態の保持の容易
さと、気流偏向機構の効率を考えた際、全幅を通して一
体もので出来たノズル及びエアージェットの採用が好適
である。
記の如く本発明は紡糸ノズルより紡出された糸条帯を流
体牽引機構(エアージェット)より細化牽引しコンベア
ーに向け噴出させ、この紡出糸条を随伴した噴出気流を
該流体牽引装置(エアージェット等)出口以下に設置し
た機械的気流偏向機構或いは流体力学的気流偏向機構を
用いてコンベアー進行方向と交叉する方向(即ちヨコ方
拘)に揺動せしめ沈積位置を左右或いはやや斜め左右に
ずらせながら捕集する事により”タテ筋 ”のない均質
な非織性ウエッブを製造するプロセスであり、従来の均
整化に対する配慮で達成できなかった紡出糸条の収束
斑、開繊斑、糸道不安定に基く糸条分布密度不均等、オ
ーバーラッブ不良等に基く沈積分布の均質性不良を、紡
出糸条の沈積位置ををコンベアー進行方向に対し交叉す
る方向(即ちヨコ方向)に揺動させ左右或いはやや左右
にずらせて沈積させる事により、固定位置に連続して斑
が発生する事を避け斑を分散させ平均化して均質化する
方法であるため、紡出糸条帯を流体牽引機構(エアージ
ェット)より細化牽引しコンベアーに向け噴出させる方
法自体は、後の気流偏向機構により紡出糸条を揺動せし
めるプロセスの適用を困難ならしめたり、効率的な気流
偏向機構の設置或いは適用を阻害しない限り従来の如何
なる方法も紡出糸沈積分布に対し充分な配慮がなされて
居るものであれば適用可能であり従来プロセスへの適用
性も高い。然し気流偏向機構の効率を考えた時、紡出糸
がコンベアー進行方向に対し直交をなす方向に一列に並
んで紡出される如き紡糸ノズル及びエアージェットを選
定し配置する事がより望ましい。特に、紡出糸の糸条分
布密度の均質性の確保の容易さ、開繊状態の保持の容易
さと、気流偏向機構の効率を考えた際、全幅を通して一
体もので出来たノズル及びエアージェットの採用が好適
である。
【0006】本発明に於ける紡出糸随伴気流偏向機構に
より揺動させ紡出糸条の沈積位置をコンベアー進行方向
に対しヨコ方向、即ち左右に平行移動或いはやや斜め左
右にずらせて沈積捕集させ、非織性ウエッブの均質性改
善を行うために必要な沈積位置変位量はさして大きな変
位を必要とせず1〜20cm程度の変位があれば充分で
あり、特に好ましくは5〜10cmの変位を与える事が
好適である。この紡出糸沈積位置変位付与に於ける最重
要事項は全紡出糸条に同時に同一変位量を付与する事で
あり、少なくとも総体的変位量を部分的に変化させない
様に考慮する必要がある。好ましくは一斉に一体一列と
なった、同時同一方向揺動変位沈積捕集が望ましい。
又、揺動周期は製造対象の不織布がランダムループ組織
の不織布である事から特に高速揺動が必須事項とはなら
ないが、ウエッブ生産速度と揺動速度の関係から、ウエ
ッブに揺動パターンに基く斑が現れないように配慮すべ
き点より、30サイクル/分以上の揺動速度が望まし
い。尚、紡出糸条を随伴する気流をコンベアー進行方向
と交叉する方向に揺動させ、沈積位置を左右に平行移動
或いはやや斜め左右にずらせながら沈積捕集させるため
の気流偏向機構には、以下に示す如く機械的気流偏向機
構と流体力学的気流偏向機構の2種類の偏向構構が適用
出来る。
より揺動させ紡出糸条の沈積位置をコンベアー進行方向
に対しヨコ方向、即ち左右に平行移動或いはやや斜め左
右にずらせて沈積捕集させ、非織性ウエッブの均質性改
善を行うために必要な沈積位置変位量はさして大きな変
位を必要とせず1〜20cm程度の変位があれば充分で
あり、特に好ましくは5〜10cmの変位を与える事が
好適である。この紡出糸沈積位置変位付与に於ける最重
要事項は全紡出糸条に同時に同一変位量を付与する事で
あり、少なくとも総体的変位量を部分的に変化させない
様に考慮する必要がある。好ましくは一斉に一体一列と
なった、同時同一方向揺動変位沈積捕集が望ましい。
又、揺動周期は製造対象の不織布がランダムループ組織
の不織布である事から特に高速揺動が必須事項とはなら
ないが、ウエッブ生産速度と揺動速度の関係から、ウエ
ッブに揺動パターンに基く斑が現れないように配慮すべ
き点より、30サイクル/分以上の揺動速度が望まし
い。尚、紡出糸条を随伴する気流をコンベアー進行方向
と交叉する方向に揺動させ、沈積位置を左右に平行移動
或いはやや斜め左右にずらせながら沈積捕集させるため
の気流偏向機構には、以下に示す如く機械的気流偏向機
構と流体力学的気流偏向機構の2種類の偏向構構が適用
出来る。
【0007】機械的気流偏向機構としては、紡出糸を随
伴する気流の進路を偏向できる機構であれば何れにても
良く、最も単純な例としては気流案内路を並べた気流偏
向ガイドを、紡出糸条を噴出するエアージェット出口下
に設置し、左右方向への機械的往復運動による揺動を行
えば良い。然しながら、長期間連続的に高速の機械的往
復運動を繰り返すことは耐久性面に問題もあるため、本
発明に於いては長期間の連続的高速揺動に適する高速機
械的気流偏向機構として、図1.図2.に示す如くロー
ラー軸に垂直をなす方向に対し傾斜した溝を並べて彫ら
れた回転するローラーを、コンベアー進行方向と交叉す
る方向に配列配置されたエアージェット装置と平行に且
つ、効果的にコアンダ効果を発揮し紡出糸を伴う噴出気
流がローラーに彫られた気流偏向案内溝に沿い流れる如
く紡出糸条を噴出するエアージェット出口下方位置に配
置せしめて、高速揺動させる機構を開発して適用し本発
明の生産システムを実用化した。気流偏向機構用ローラ
ーに彫る溝は傾斜角の大きくなく(1〜10°)深さも
幅も大きくない(例えば〜30mm)単なる螺旋溝でも
良いし、好ましい例としては実施例に於いても用いた如
き、ローラーの1/2周はローラー軸に対し+1〜10
°の傾斜角を持ち1/2周進んだ位置で傾斜角0とし反
転折り返させ、残り1/2周に於いて−1〜10°の傾
斜角を持ち1/2周進んだ位置で傾斜角0とし反転折り
返させる如くローラー軸方向の変位量を正弦波曲線(A
sinθ)に従って彫られた、深さが深くなく又幅も広
くない面取りをした溝を隣接させて彫ったローラーが好
適である。これらのローラーの直径は10cm〜60c
mが好ましく特に20〜40cmが好適である。又この
ローラーは絶えず紡出糸条を随伴する気流を吹き当てら
れ紡出糸条で摩擦を受けるため、セラミック熔射による
コーティング他磨耗対策を講じて置くことが望ましい。
斯様に、気流偏向機構用ローラーを(コンベアー進行方
向と直角に配置配列した)エアージェット出口下方位置
にエアージェット装置と平行に且つ、効果的にコアンダ
効果を発揮する如き位置に配置し、紡出糸条を随伴する
気流を所定回転速度で回転せしめるローラー面に吹き当
てながら噴出させると、糸条随伴気流ははコアンダ効果
によりローラーに表面沿い流れ且つローラーに彫られた
溝に沿って流れるためローラー回転周期に応じただけの
揺動作用を受け、回転周期に対応する揺動周期でコンベ
アー進行方向と直角方向(左右方向)に平行に変位しな
がら、或いはやや斜め方向左右に平行に変位しながら沈
積させることが出来る。紡出糸の揺動変位沈積位置の変
位量(変位振幅)は、気流偏向機構用ローラーに彫られ
た溝の傾斜角と、該ローラー−捕集コンベアー関距離に
より決定されるので、所定の変位振幅(5〜30cm)
が得られる如くこれらの値を設定すれば良い。
伴する気流の進路を偏向できる機構であれば何れにても
良く、最も単純な例としては気流案内路を並べた気流偏
向ガイドを、紡出糸条を噴出するエアージェット出口下
に設置し、左右方向への機械的往復運動による揺動を行
えば良い。然しながら、長期間連続的に高速の機械的往
復運動を繰り返すことは耐久性面に問題もあるため、本
発明に於いては長期間の連続的高速揺動に適する高速機
械的気流偏向機構として、図1.図2.に示す如くロー
ラー軸に垂直をなす方向に対し傾斜した溝を並べて彫ら
れた回転するローラーを、コンベアー進行方向と交叉す
る方向に配列配置されたエアージェット装置と平行に且
つ、効果的にコアンダ効果を発揮し紡出糸を伴う噴出気
流がローラーに彫られた気流偏向案内溝に沿い流れる如
く紡出糸条を噴出するエアージェット出口下方位置に配
置せしめて、高速揺動させる機構を開発して適用し本発
明の生産システムを実用化した。気流偏向機構用ローラ
ーに彫る溝は傾斜角の大きくなく(1〜10°)深さも
幅も大きくない(例えば〜30mm)単なる螺旋溝でも
良いし、好ましい例としては実施例に於いても用いた如
き、ローラーの1/2周はローラー軸に対し+1〜10
°の傾斜角を持ち1/2周進んだ位置で傾斜角0とし反
転折り返させ、残り1/2周に於いて−1〜10°の傾
斜角を持ち1/2周進んだ位置で傾斜角0とし反転折り
返させる如くローラー軸方向の変位量を正弦波曲線(A
sinθ)に従って彫られた、深さが深くなく又幅も広
くない面取りをした溝を隣接させて彫ったローラーが好
適である。これらのローラーの直径は10cm〜60c
mが好ましく特に20〜40cmが好適である。又この
ローラーは絶えず紡出糸条を随伴する気流を吹き当てら
れ紡出糸条で摩擦を受けるため、セラミック熔射による
コーティング他磨耗対策を講じて置くことが望ましい。
斯様に、気流偏向機構用ローラーを(コンベアー進行方
向と直角に配置配列した)エアージェット出口下方位置
にエアージェット装置と平行に且つ、効果的にコアンダ
効果を発揮する如き位置に配置し、紡出糸条を随伴する
気流を所定回転速度で回転せしめるローラー面に吹き当
てながら噴出させると、糸条随伴気流ははコアンダ効果
によりローラーに表面沿い流れ且つローラーに彫られた
溝に沿って流れるためローラー回転周期に応じただけの
揺動作用を受け、回転周期に対応する揺動周期でコンベ
アー進行方向と直角方向(左右方向)に平行に変位しな
がら、或いはやや斜め方向左右に平行に変位しながら沈
積させることが出来る。紡出糸の揺動変位沈積位置の変
位量(変位振幅)は、気流偏向機構用ローラーに彫られ
た溝の傾斜角と、該ローラー−捕集コンベアー関距離に
より決定されるので、所定の変位振幅(5〜30cm)
が得られる如くこれらの値を設定すれば良い。
【0008】流体力学的気流偏向機構としては、図3.
図4.に示した如きウエッブ捕集コンベアー進行方向と
交叉する方向に配列配置された紡出糸条牽引用(狭小矩
形形状)エアージェット装置出口の両側面に、該エアー
ジェットから紡出糸状を随伴して噴出する主噴流をスリ
ット軸方向(即ちコンベアー進行方向と直角をなす方
向)に平行或いはやや斜め左右方向に変位偏向せしめる
ために、第2のスリット状エアー噴射口を有するエアー
噴射装置を配置せしめ、この第2のエアー噴射装置のそ
れぞれ片側のスリット状噴射口から交互に、偏向用エア
ーをエアージェットのスリット長手軸面にほぼ平行に
(0〜10°の傾斜角を持たせ)、且つコンベアー水平
面に対する垂直軸に対し1〜15°、好ましくは3〜1
0°傾けて噴射させ、紡出糸状帯随伴気流をほぼ左右方
向に揺動させ紡出糸沈積位置を左右方向に平行に変位或
いはやや斜め左右方向に揺動変位させ沈積させる気流偏
向用ジェットが目的達成のために有効である。本流体力
学的気流偏向機構の実施態様例としては図3.図4.に
示す如く紡出糸条牽引用(狭小矩形形状)エアージェッ
ト装置出口の両側面に配置した、吹き出し方向を定めた
流路を持つ偏向用エアージェットにロータリーバルブを
介して、交互に片側ずつエアー供給サイドを切り替えて
エアーを供給して交互にジェット噴射させる方式の装置
が普遍的例として好適であり機構的にも単純な装置で、
紡出糸条が機械的な力により或いは偏向装置に触れて摩
擦を受けながら偏向されるものでないため、機械的要因
又は摩擦に基づく要因で発生するトラブルの心配はな
く、揺動周期も早く取り易い利点がある。
図4.に示した如きウエッブ捕集コンベアー進行方向と
交叉する方向に配列配置された紡出糸条牽引用(狭小矩
形形状)エアージェット装置出口の両側面に、該エアー
ジェットから紡出糸状を随伴して噴出する主噴流をスリ
ット軸方向(即ちコンベアー進行方向と直角をなす方
向)に平行或いはやや斜め左右方向に変位偏向せしめる
ために、第2のスリット状エアー噴射口を有するエアー
噴射装置を配置せしめ、この第2のエアー噴射装置のそ
れぞれ片側のスリット状噴射口から交互に、偏向用エア
ーをエアージェットのスリット長手軸面にほぼ平行に
(0〜10°の傾斜角を持たせ)、且つコンベアー水平
面に対する垂直軸に対し1〜15°、好ましくは3〜1
0°傾けて噴射させ、紡出糸状帯随伴気流をほぼ左右方
向に揺動させ紡出糸沈積位置を左右方向に平行に変位或
いはやや斜め左右方向に揺動変位させ沈積させる気流偏
向用ジェットが目的達成のために有効である。本流体力
学的気流偏向機構の実施態様例としては図3.図4.に
示す如く紡出糸条牽引用(狭小矩形形状)エアージェッ
ト装置出口の両側面に配置した、吹き出し方向を定めた
流路を持つ偏向用エアージェットにロータリーバルブを
介して、交互に片側ずつエアー供給サイドを切り替えて
エアーを供給して交互にジェット噴射させる方式の装置
が普遍的例として好適であり機構的にも単純な装置で、
紡出糸条が機械的な力により或いは偏向装置に触れて摩
擦を受けながら偏向されるものでないため、機械的要因
又は摩擦に基づく要因で発生するトラブルの心配はな
く、揺動周期も早く取り易い利点がある。
【0009】以下に本発明の方法による不織布製造プロ
セスの実施態様を実施例にて具体的に説明する。
セスの実施態様を実施例にて具体的に説明する。
【実施例1】図1.に示した如きスパンボンド不織布製
造装置、即ち290℃に加熱され温度調節された直線配
列紡糸ノズルから(オリフィス径:0.3mm,オリ
フィス間ピッチ:6.5mm,列数:8列,の長尺直線
配列ノズル)、極限粘度0.60のポリエチレンテレフ
タレートを1.5g/孔.分の押出し速度で溶融紡糸
し、ノズル下60cmに及ぶクエンチ装置より紡出糸状
帯に対し片側側面より、直交する整流された25℃、6
5%R.H,の冷却風を吹き当て冷却し、ノズル下80
cmの位置に配置した紡糸ノズル長軸方向と軸方向を同
じくする狭小矩形形状(スリット型)糸条牽引エアージ
ェット装置にて4,500m/分の紡速で牽引細化延
伸し、エアージェット出口よりコンベアー面に向け紡出
糸条帯を随伴する高速牽引気流と伴に噴出させ、該エア
ージェット出口下10cmの位置に、表面円周方向に
1.856sinθの正弦波曲線をなす気流偏向用ガイ
ド溝を隣接して彫った、直径30cmのローラーをロ
ーラー軸をエアージェット長軸方向と平行に保ち且つ、
該ローラー面をエアージェット長軸面に対し5cm突き
出し噴出気流が吹き当たる位置に設置せしめ、紡出糸条
随伴気流を120rpmで回転する該気流偏向用ローラ
ーに吹き当て、紡出糸条帯随伴気流をコアシダ効果によ
り該ローラーの気流偏向用ガイド溝に沿って流れせしめ
左右に揺動させ、更に該ローラーの下方50cmに設置
された捕集コンベアー(走行速度60m/分)の進行
方向に向かってやや後方位置左右方向に平行に振幅10
cm、揺動周期120ヘルツ/分で変位揺動させられな
がら沈積捕集させ、紡出糸条帯に於ける糸道ユレに伴う
糸条分布密度の部分的偏り、収束斑、開繊斑に基づく非
織性ウエッブに於けるヨコ方向沈積分布斑、即ち所謂
”タテ筋 ”を解消した均整度に優れたスパンボンド
不織布(30g/m2)を得た。斯くして得られた不
織布の幅方向沈積分布斑は、全幅にわたり5cm(幅)
×100cm(縦)の寸法の目付け分布測定用試料を隣
接して切り取り、目付け分布のバラツキを測定したとこ
ろ、目付け分布変動係数CV%=4%で目視的にも均整
で、同一スパンボンド不織布製造装置で気流偏向機構用
ローラーを付さずに製造したスパンボンド不織布の幅方
向沈積分布斑変動係数がCV%=7.5%で目視的に
も”タテ筋”が認められるのに対し均整度が一段と向上
されて居た。本気流偏向揺動機構は、気流偏向機構用ロ
ーラーの回転数変更により揺動周期を変更出来るため揺
動周期変更を機械的負担なく容易に行う事ができ、気流
偏向機構用ローラー回転に追従し揺動可能な上限も20
0rpm程度と、実用上充分な高速揺動周期まで追従可
能で、高生産速度のウエッブ生産に於いても完全な沈積
分布斑改善効果を得ることが出来る事を実証した。
造装置、即ち290℃に加熱され温度調節された直線配
列紡糸ノズルから(オリフィス径:0.3mm,オリ
フィス間ピッチ:6.5mm,列数:8列,の長尺直線
配列ノズル)、極限粘度0.60のポリエチレンテレフ
タレートを1.5g/孔.分の押出し速度で溶融紡糸
し、ノズル下60cmに及ぶクエンチ装置より紡出糸状
帯に対し片側側面より、直交する整流された25℃、6
5%R.H,の冷却風を吹き当て冷却し、ノズル下80
cmの位置に配置した紡糸ノズル長軸方向と軸方向を同
じくする狭小矩形形状(スリット型)糸条牽引エアージ
ェット装置にて4,500m/分の紡速で牽引細化延
伸し、エアージェット出口よりコンベアー面に向け紡出
糸条帯を随伴する高速牽引気流と伴に噴出させ、該エア
ージェット出口下10cmの位置に、表面円周方向に
1.856sinθの正弦波曲線をなす気流偏向用ガイ
ド溝を隣接して彫った、直径30cmのローラーをロ
ーラー軸をエアージェット長軸方向と平行に保ち且つ、
該ローラー面をエアージェット長軸面に対し5cm突き
出し噴出気流が吹き当たる位置に設置せしめ、紡出糸条
随伴気流を120rpmで回転する該気流偏向用ローラ
ーに吹き当て、紡出糸条帯随伴気流をコアシダ効果によ
り該ローラーの気流偏向用ガイド溝に沿って流れせしめ
左右に揺動させ、更に該ローラーの下方50cmに設置
された捕集コンベアー(走行速度60m/分)の進行
方向に向かってやや後方位置左右方向に平行に振幅10
cm、揺動周期120ヘルツ/分で変位揺動させられな
がら沈積捕集させ、紡出糸条帯に於ける糸道ユレに伴う
糸条分布密度の部分的偏り、収束斑、開繊斑に基づく非
織性ウエッブに於けるヨコ方向沈積分布斑、即ち所謂
”タテ筋 ”を解消した均整度に優れたスパンボンド
不織布(30g/m2)を得た。斯くして得られた不
織布の幅方向沈積分布斑は、全幅にわたり5cm(幅)
×100cm(縦)の寸法の目付け分布測定用試料を隣
接して切り取り、目付け分布のバラツキを測定したとこ
ろ、目付け分布変動係数CV%=4%で目視的にも均整
で、同一スパンボンド不織布製造装置で気流偏向機構用
ローラーを付さずに製造したスパンボンド不織布の幅方
向沈積分布斑変動係数がCV%=7.5%で目視的に
も”タテ筋”が認められるのに対し均整度が一段と向上
されて居た。本気流偏向揺動機構は、気流偏向機構用ロ
ーラーの回転数変更により揺動周期を変更出来るため揺
動周期変更を機械的負担なく容易に行う事ができ、気流
偏向機構用ローラー回転に追従し揺動可能な上限も20
0rpm程度と、実用上充分な高速揺動周期まで追従可
能で、高生産速度のウエッブ生産に於いても完全な沈積
分布斑改善効果を得ることが出来る事を実証した。
【実施例2】実施例1と同一のスパンボンド不織布製造
装置に於いて製造条件も同一にして、紡出糸条揺動機構
のみを流体力学的揺動機構に変更して不織布を製造し下
記の結果を得た。即ち、実施例1の気流偏向機構用ロー
ラーに換え、図3.図4.に示した紡出糸条細化牽引用
エアージェット装置出口部分の両側面に装着した噴出気
流偏向用ジェットプレナムより、スリット状エアージェ
ット装置長軸方向に平行な垂直面方向、即ち噴出気流面
に対する(コンベアー進行方向前後への傾き)傾き5
°、コンベアーベルト平面(コンベアー左右方向への傾
き)に対し5°の傾きを有する気流をロータリーバルブ
を用いて交互に片側より噴出させ、紡出糸条帯を60ヘ
ルツ/分の揺動周期で、振幅10cmにてやや斜め左右
方向に揺動させ沈積捕集し、30g/m2のスパンボン
ド不織布を製造した。この不織布の幅方向沈積分布斑変
動係数は、CV%=4.5%で実施例1と同様気流偏向
機構を付さないで製造した不織布に比べ均整度が一段と
改善されて居た。
装置に於いて製造条件も同一にして、紡出糸条揺動機構
のみを流体力学的揺動機構に変更して不織布を製造し下
記の結果を得た。即ち、実施例1の気流偏向機構用ロー
ラーに換え、図3.図4.に示した紡出糸条細化牽引用
エアージェット装置出口部分の両側面に装着した噴出気
流偏向用ジェットプレナムより、スリット状エアージェ
ット装置長軸方向に平行な垂直面方向、即ち噴出気流面
に対する(コンベアー進行方向前後への傾き)傾き5
°、コンベアーベルト平面(コンベアー左右方向への傾
き)に対し5°の傾きを有する気流をロータリーバルブ
を用いて交互に片側より噴出させ、紡出糸条帯を60ヘ
ルツ/分の揺動周期で、振幅10cmにてやや斜め左右
方向に揺動させ沈積捕集し、30g/m2のスパンボン
ド不織布を製造した。この不織布の幅方向沈積分布斑変
動係数は、CV%=4.5%で実施例1と同様気流偏向
機構を付さないで製造した不織布に比べ均整度が一段と
改善されて居た。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されて居り下記
の如き効果を有する。 紡糸ノズルより押出される紡出糸条を牽引ローラー等
の機械的手段か或いは又、エアージェット等の流体牽引
装置を用いて牽引細化延伸し、該紡出糸束或いは糸条帯
をエアージェット等の流体牽引装置にて噴出エアーとと
もに、吸引装置を設けたウエッブ捕集コンベアー上に放
出し均等に沈積分散分布せしめ捕集してウエッブを製造
する不織布製造方法に於いて、エアージェット等の流体
牽引装置下方に設置した機械的気流偏向機構或いは流体
力学的気流偏向機構により、紡出糸随伴気流をコンベア
ー進行方向と交叉する方向(ヨコ左右方向)に揺動せし
めて捕集する事により、従来強制的に矯正不可能であっ
た紡出糸束或いは紡出糸帯に於ける糸条分布不均等、或
いは収束斑又は開繊斑等の糸条密度不均等に基きヨコ方
向定位置に連続して生じるウエッブの沈積分布斑を分散
均等化し、所謂 ”タテ筋 ”を解消し均整度優秀な不
織布を製造する方法を提供した。 本発明は、紡出糸条帯を流体牽引機構(エアージェッ
ト)より細化牽引しコンベアーに向け噴出さる紡出糸条
の沈積位置を、コンベアー進行方向に対し交叉する方向
(即ちヨコ方向)に気流偏向機構により揺動させ左右或
いはやや左右にずらせて沈積させる事により斑を分散さ
せ平均化して均質化する方法であるため、効率的な気流
偏向機構の設置或いは適用を阻害しない限り従来の如何
なる方法も適用可能であり従来プロセスへの適用性も高
い。 本発明の気流偏向機構は高速揺動に対応可能な機構で
あり、故障なく高生産性のプロセスに適用して優れたウ
エッブ均整化効果を示す事が出来る。
の如き効果を有する。 紡糸ノズルより押出される紡出糸条を牽引ローラー等
の機械的手段か或いは又、エアージェット等の流体牽引
装置を用いて牽引細化延伸し、該紡出糸束或いは糸条帯
をエアージェット等の流体牽引装置にて噴出エアーとと
もに、吸引装置を設けたウエッブ捕集コンベアー上に放
出し均等に沈積分散分布せしめ捕集してウエッブを製造
する不織布製造方法に於いて、エアージェット等の流体
牽引装置下方に設置した機械的気流偏向機構或いは流体
力学的気流偏向機構により、紡出糸随伴気流をコンベア
ー進行方向と交叉する方向(ヨコ左右方向)に揺動せし
めて捕集する事により、従来強制的に矯正不可能であっ
た紡出糸束或いは紡出糸帯に於ける糸条分布不均等、或
いは収束斑又は開繊斑等の糸条密度不均等に基きヨコ方
向定位置に連続して生じるウエッブの沈積分布斑を分散
均等化し、所謂 ”タテ筋 ”を解消し均整度優秀な不
織布を製造する方法を提供した。 本発明は、紡出糸条帯を流体牽引機構(エアージェッ
ト)より細化牽引しコンベアーに向け噴出さる紡出糸条
の沈積位置を、コンベアー進行方向に対し交叉する方向
(即ちヨコ方向)に気流偏向機構により揺動させ左右或
いはやや左右にずらせて沈積させる事により斑を分散さ
せ平均化して均質化する方法であるため、効率的な気流
偏向機構の設置或いは適用を阻害しない限り従来の如何
なる方法も適用可能であり従来プロセスへの適用性も高
い。 本発明の気流偏向機構は高速揺動に対応可能な機構で
あり、故障なく高生産性のプロセスに適用して優れたウ
エッブ均整化効果を示す事が出来る。
【図1】図面は機械的気流偏向機構を付した不織布製造
装置の実施態様例を示す概要図である。 図中 :紡糸ノズル :紡出糸条帯 :紡出糸細化牽引用エアージェット装置 :(気流偏向揺動ガイド溝付き)機械的気流偏向機構
ロール :沈積非織性ウエッブ :捕集・移送用コンベアー :サクションボックス
装置の実施態様例を示す概要図である。 図中 :紡糸ノズル :紡出糸条帯 :紡出糸細化牽引用エアージェット装置 :(気流偏向揺動ガイド溝付き)機械的気流偏向機構
ロール :沈積非織性ウエッブ :捕集・移送用コンベアー :サクションボックス
【図2】図は気流偏向揺動ガイド溝付き機械的気流偏向
機構ロールを示す。 図中 :気流偏向揺動方イド溝付き機械的気流偏向機
構ロール :同上ロール表層気流偏向揺動ガイド溝彫刻パターン
表示展開図
機構ロールを示す。 図中 :気流偏向揺動方イド溝付き機械的気流偏向機
構ロール :同上ロール表層気流偏向揺動ガイド溝彫刻パターン
表示展開図
【図3】図面は流体力学的気流偏向機構を付した不織布
製造装置の実施態様例を示す概要図である。 図中 :紡糸ノズル :紡出糸条帯 :紡出糸細化牽引用エアージェット装置 :気流偏向機構ジェットプレナム供給エアー用ロータ
リバルブ :流体力学的気流偏向機構ジェットプレナム :沈積非織性ウエッブ :捕集・移送用コンベアー :サクションボックス
製造装置の実施態様例を示す概要図である。 図中 :紡糸ノズル :紡出糸条帯 :紡出糸細化牽引用エアージェット装置 :気流偏向機構ジェットプレナム供給エアー用ロータ
リバルブ :流体力学的気流偏向機構ジェットプレナム :沈積非織性ウエッブ :捕集・移送用コンベアー :サクションボックス
【図4】図面は流体力学的気流偏向機構ジェットプレナ
ムの概要図を示す。 図中 :紡出糸条細化牽引用エアージェット :同上ジェツト供給エアー用ヘッダー :気流偏向機構用ジェットプレナム供給エアー用ヘッ
ダー :気流偏向機構用ジェットプレナムエアー供給用ロ
ータリーバルブ紡出糸条細化牽引用エアージェツトを挟
み構成される一対の気流偏向機構ジェットプレナムに対
し、交互にエアー供給する用一対のロータリーバルブで
構成される。 :気流偏向機構用ジェットプレナム :気流偏向機構用ジェットプレナムエアー噴射スリッ
ト部 一対の気流偏向機構用ジェットプレナムのエアー噴射ス
リット部で、噴射方向を左右交互に噴射可とする如くス
リット傾斜方向を異とする一対の噴射スリットより構成
されて居る。(片側のみ図示)
ムの概要図を示す。 図中 :紡出糸条細化牽引用エアージェット :同上ジェツト供給エアー用ヘッダー :気流偏向機構用ジェットプレナム供給エアー用ヘッ
ダー :気流偏向機構用ジェットプレナムエアー供給用ロ
ータリーバルブ紡出糸条細化牽引用エアージェツトを挟
み構成される一対の気流偏向機構ジェットプレナムに対
し、交互にエアー供給する用一対のロータリーバルブで
構成される。 :気流偏向機構用ジェットプレナム :気流偏向機構用ジェットプレナムエアー噴射スリッ
ト部 一対の気流偏向機構用ジェットプレナムのエアー噴射ス
リット部で、噴射方向を左右交互に噴射可とする如くス
リット傾斜方向を異とする一対の噴射スリットより構成
されて居る。(片側のみ図示)
Claims (3)
- 【請求項1】吸引装置を設けたウエッブ捕集・移送コン
ベヤー上方に配置された紡糸ノズルに穿たれたオリフイ
スより押出される紡出糸条を、牽引ローラー等の機械的
手段か或いは又、エアージェット等の流体牽引装置を用
いて牽引細化延伸し、該紡出糸束或いは糸条帯をエアー
ジェット等の流体牽引装置にて噴出エアーとともにウエ
ッブ捕集コンベアー上に放出し均等に沈積分散分布せし
め捕集してウエッブを製造する不織布製造方法に於い
て、エアージェット等の流体牽引装置下方に設置した気
流偏向機構により紡出糸随伴気流をコンベアー進行方向
と交叉する方向に揺動せしめて捕集し、紡出糸束或いは
紡出糸帯に於ける糸条分布不均或いは収束斑又は開繊斑
等の糸条密度不均等に基くウエッブの沈積分布斑を解消
した均整度優秀な不織布製造方法 - 【請求項2】請求項1に於ける不織布製造装置に於い
て、捕集コンベアー進行方向と交差する方向に並ぶ糸条
帯として、エアージェツト装置から糸条帯を随伴エアー
と共に噴出せしめ、該エアージュット装置の下方にロー
ラー軸と垂直をなす方向に対し傾斜した溝を並べて彫ら
れた回転するローラーを、エアージェット装置と平行に
且つ、効果的にコアンダ効果を発揮し紡出糸を伴う噴出
気流がローラーに彫られた気流偏向案内溝に沿い流れる
如く配置せしめる事により、紡出糸を伴う噴出気流をコ
ンベアー進行方向に交叉する方向に偏向揺動せしめて沈
積捕集し、紡出糸の糸条分布密度不均整に基くウエッブ
の幅方向に於ける沈積分布斑を解消せしめる事を特徴と
する均整度の優秀な不織布製造方法 - 【請求項3】請求項1に於ける不織布製造装置に於い
て、捕集コンベアー進行方向と交叉する方向に列をなす
糸条帯として糸条を細化延伸しコンベアーに向け噴射す
る牽引装置としてスリット型エアージェットを用い、更
にこのスリット型エアージェットの噴出部に紡出糸を伴
う噴出気流の噴出飛翔方位をスリット軸方向と平行変位
に、或いはスリット軸と平行変位に近い傾斜角位置に向
け偏向させ飛翔させるべく、交互に正逆の噴射方向に切
り替えて偏向用エアー噴射可能な一対の流体噴射スリッ
トを持った偏向機構用ジェットプレナムを設け、偏向用
噴射気流を紡出糸を伴う噴出気流に向け噴射させ偏向揺
動せしめ、紡出糸条をコンべアー進行方向に交叉する方
向にて揺動変位沈積捕集し、紡出糸の糸条分布密度不均
整に基くウエッブの幅方向に於ける沈積分布斑を解消せ
しめた事を特徴とする均整度の優秀な不織布製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4223133A JPH0633360A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 不織布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4223133A JPH0633360A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 不織布の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633360A true JPH0633360A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16793317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4223133A Pending JPH0633360A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 不織布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633360A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1178142A1 (de) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Carl Freudenberg KG | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Spinnvlieses |
| US6787192B2 (en) | 2000-04-27 | 2004-09-07 | Otsuka Kagaku Kabushiki Kaisha | Process for producing part made of magnesium and/or magnesium alloy |
| FR2858985A1 (fr) * | 2003-07-24 | 2005-02-25 | Yao Chang Lin | "procede et appareil de production d'un non-tisse" |
| CN106988021A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-07-28 | 大连华纶无纺设备工程有限公司 | 一种用于纺粘热轧无纺布设备的螺旋滚筒摆丝装置 |
| EP3754082A1 (en) * | 2019-06-18 | 2020-12-23 | SICAM - S.R.L. Societa' Italiana Costruzioni Aeromeccaniche | Fiber deposition tool for production of non-woven fabrics by spunbonding |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4223133A patent/JPH0633360A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6787192B2 (en) | 2000-04-27 | 2004-09-07 | Otsuka Kagaku Kabushiki Kaisha | Process for producing part made of magnesium and/or magnesium alloy |
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| US6887331B2 (en) | 2000-07-25 | 2005-05-03 | Firma Carl Freudenberg | Method and device for producing a spunbonded nonwoven fabric |
| US7191813B2 (en) | 2000-07-25 | 2007-03-20 | Firma Carl Freudenberg | Method and device for producing a spunbonded nonwoven fabric |
| FR2858985A1 (fr) * | 2003-07-24 | 2005-02-25 | Yao Chang Lin | "procede et appareil de production d'un non-tisse" |
| CN106988021A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-07-28 | 大连华纶无纺设备工程有限公司 | 一种用于纺粘热轧无纺布设备的螺旋滚筒摆丝装置 |
| EP3754082A1 (en) * | 2019-06-18 | 2020-12-23 | SICAM - S.R.L. Societa' Italiana Costruzioni Aeromeccaniche | Fiber deposition tool for production of non-woven fabrics by spunbonding |
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