JPH06334816A - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
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- JPH06334816A JPH06334816A JP5116265A JP11626593A JPH06334816A JP H06334816 A JPH06334816 A JP H06334816A JP 5116265 A JP5116265 A JP 5116265A JP 11626593 A JP11626593 A JP 11626593A JP H06334816 A JPH06334816 A JP H06334816A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 階調再現、色再現を精度良く行う画像読み取
り装置を提供することを目的とする。 【構成】 光源から発せられた光により透過原稿を照射
し、該透過原稿を通過した通過光をセンサによって読み
取る画像読み取り装置は、670nm近辺以降の波長光を
透過する透過率を0.5%以下且つ透過域とカット域と
が急峻であるカットフィルターを備えている。
り装置を提供することを目的とする。 【構成】 光源から発せられた光により透過原稿を照射
し、該透過原稿を通過した通過光をセンサによって読み
取る画像読み取り装置は、670nm近辺以降の波長光を
透過する透過率を0.5%以下且つ透過域とカット域と
が急峻であるカットフィルターを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過原稿を電気信号に
変換し、読み取る画像読み取り装置に関し、例えば、フ
ィルムスキャナ、フィルムダイレクト電送機、カラーコ
ピー機、カラーファクシミリ等に利用されるものであ
る。
変換し、読み取る画像読み取り装置に関し、例えば、フ
ィルムスキャナ、フィルムダイレクト電送機、カラーコ
ピー機、カラーファクシミリ等に利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図14を用いて従来例を説明する。図1
4は、従来の画像読み取り装置の一般的な光学系を示
す。図14において、画像読み取り装置は、照明ランプ
1から発せられた光が熱線カットフィルター2、色分解
フィルター3を通過したのち、フィルム原稿8に入射
し、フィルム原稿8を透過した光がレンズ6を介するこ
とによりCCDセンサ上に結像し、フィルム原稿8を読
み取るように構成されている。
4は、従来の画像読み取り装置の一般的な光学系を示
す。図14において、画像読み取り装置は、照明ランプ
1から発せられた光が熱線カットフィルター2、色分解
フィルター3を通過したのち、フィルム原稿8に入射
し、フィルム原稿8を透過した光がレンズ6を介するこ
とによりCCDセンサ上に結像し、フィルム原稿8を読
み取るように構成されている。
【0003】照明ランプ1は、フィルム原稿8を照射す
るための光源であり、ハロゲンランプ等が用いられる。
熱線カットフィルター2は、熱線反射型の光学フィルタ
ーであり、例えば照明ランプに赤外域の出力が強いハロ
ゲンランプ等を用いた場合でも、フィルム原稿や光学部
品等に熱的ダメージを与えないためのものである。
るための光源であり、ハロゲンランプ等が用いられる。
熱線カットフィルター2は、熱線反射型の光学フィルタ
ーであり、例えば照明ランプに赤外域の出力が強いハロ
ゲンランプ等を用いた場合でも、フィルム原稿や光学部
品等に熱的ダメージを与えないためのものである。
【0004】色分解フィルター3は、赤色フィルター、
緑色フィルター、青色フィルターの3色のフィルターで
構成され、照明ランプ1から光を3色に分解する。フィ
ルム原稿8は、被写体像が記録されたフィルム(ネガ、
ポジ)である。レンズ5は、フィルム原稿8を通過した
光を、後述するCCDセンサ6上に結像させるためのも
のである。
緑色フィルター、青色フィルターの3色のフィルターで
構成され、照明ランプ1から光を3色に分解する。フィ
ルム原稿8は、被写体像が記録されたフィルム(ネガ、
ポジ)である。レンズ5は、フィルム原稿8を通過した
光を、後述するCCDセンサ6上に結像させるためのも
のである。
【0005】CCDセンサ6は、光電変換素子を有した
センサで、光学信号を電気信号に変換するためのもので
ある。これらの部材により、フィルム原稿4に記録され
た画像を読み取った後、不図示の画像処理回路等により
画像処理がなされ、モニター等で表示できるようにな
る。
センサで、光学信号を電気信号に変換するためのもので
ある。これらの部材により、フィルム原稿4に記録され
た画像を読み取った後、不図示の画像処理回路等により
画像処理がなされ、モニター等で表示できるようにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画像読み取り装置に使
用しているCCDセンサは、1000nm以上の波長まで
感度を有している。そのため、本来フィルム原稿の画像
を読み取るために必要である可視光域の波長光の他に、
有害光となる近赤外(700nm近辺)以降の波長光であ
っても反応してしまう。
用しているCCDセンサは、1000nm以上の波長まで
感度を有している。そのため、本来フィルム原稿の画像
を読み取るために必要である可視光域の波長光の他に、
有害光となる近赤外(700nm近辺)以降の波長光であ
っても反応してしまう。
【0007】以下に図15〜図20の実験データを用い
て近赤外以降の波長光(有害光)が、フィルムの原稿濃
度や色分解フィルターや熱線カットフィルターによりそ
れぞれどのように発生し、また、その影響について説明
する。図15は、マクベスチャートを撮影したフィルム
原稿の低濃度aの部分を透過する分光特性を示す。図1
6は、マクベスチャートを撮影したフィルム原稿の中間
濃度bの部分を透過する分光特性を示す。図17は、マ
クベスチャートを撮影したフィルム原稿の高濃度cの部
分を透過する分光特性を示す。図18は、色分解フィル
ター(青色フィルター)を介し、透過濃度3.07のフ
ィルム原稿を透過する波長に対する輝度を示す。図19
は、熱線カットフィルターの分光特性を示す。図20
は、従来の装置のフィルム原稿濃度に対する濃度換算さ
れた出力値を示す。
て近赤外以降の波長光(有害光)が、フィルムの原稿濃
度や色分解フィルターや熱線カットフィルターによりそ
れぞれどのように発生し、また、その影響について説明
する。図15は、マクベスチャートを撮影したフィルム
原稿の低濃度aの部分を透過する分光特性を示す。図1
6は、マクベスチャートを撮影したフィルム原稿の中間
濃度bの部分を透過する分光特性を示す。図17は、マ
クベスチャートを撮影したフィルム原稿の高濃度cの部
分を透過する分光特性を示す。図18は、色分解フィル
ター(青色フィルター)を介し、透過濃度3.07のフ
ィルム原稿を透過する波長に対する輝度を示す。図19
は、熱線カットフィルターの分光特性を示す。図20
は、従来の装置のフィルム原稿濃度に対する濃度換算さ
れた出力値を示す。
【0008】まず、フィルムの原稿濃度による影響につ
いて説明する。図15〜図17を用い、フィルム原稿濃
度によりどのような分光特性を示すかを見てみる。図1
5、図16、図17は、それぞれ濃度a,b,cのフィ
ルム原稿のそれぞれ分光特性を示す。濃度はa、b、c
の順で高くなる。これらの図を見くらべれば明らかのよ
うに、フィルム原稿の濃度が高濃度になるにしたがって
本来得ようとする可視光域の透過率は小さくなるに関わ
らず、近赤外光域(700nm近辺以降)の透過率は、8
0〜90%とフィルム原稿の濃度により変化していない
ことがわかる。このことは、フィルム原稿が高濃度にな
ればなるほど必要光が少なくなり、有害光の影響が大き
くなることを示している。
いて説明する。図15〜図17を用い、フィルム原稿濃
度によりどのような分光特性を示すかを見てみる。図1
5、図16、図17は、それぞれ濃度a,b,cのフィ
ルム原稿のそれぞれ分光特性を示す。濃度はa、b、c
の順で高くなる。これらの図を見くらべれば明らかのよ
うに、フィルム原稿の濃度が高濃度になるにしたがって
本来得ようとする可視光域の透過率は小さくなるに関わ
らず、近赤外光域(700nm近辺以降)の透過率は、8
0〜90%とフィルム原稿の濃度により変化していない
ことがわかる。このことは、フィルム原稿が高濃度にな
ればなるほど必要光が少なくなり、有害光の影響が大き
くなることを示している。
【0009】次に、色分解フィルターによる影響につい
て説明する。図18を用いて、照明ランプ1とフィルム
原稿8との間に色分解フィルター3を配置した場合の分
光特性を説明する。今回は、色分解フィルター3の赤、
緑、青色フィルターのうち、有害光が顕著に現れる青色
フィルターの場合をデータとして挙げている。図18に
おける400〜500nm近辺には、フィルム原稿8を透
過した本来得ようとする青色光成分が現れている。そし
て、700nm近辺以降には、フィルム原稿8を透過した
本来不要である有害光が現れている。したがって、70
0nm近辺以降の有害光は色分解フィルターを介しても除
去できないことがわかる。
て説明する。図18を用いて、照明ランプ1とフィルム
原稿8との間に色分解フィルター3を配置した場合の分
光特性を説明する。今回は、色分解フィルター3の赤、
緑、青色フィルターのうち、有害光が顕著に現れる青色
フィルターの場合をデータとして挙げている。図18に
おける400〜500nm近辺には、フィルム原稿8を透
過した本来得ようとする青色光成分が現れている。そし
て、700nm近辺以降には、フィルム原稿8を透過した
本来不要である有害光が現れている。したがって、70
0nm近辺以降の有害光は色分解フィルターを介しても除
去できないことがわかる。
【0010】次に、熱線カットフィルターによる影響に
ついて説明する。図19を用いて、照明ランプ1とフィ
ルム原稿8との間に熱線カットフィルター2を配置する
場合について考えてみる。従来装置で使われる熱線カッ
トフィルター2は、フィルム原稿を変形させるような熱
成分をカットすれば足りるものであり、近赤外光域の光
を厳密にカットすることまで要求されず、コストとのバ
ランスでそのフィルター性能が決まってくる。そこで、
図19は、従来装置で使われた熱線カットフィルター2
の分光透過率特性を示す。図19の熱線カットフィルタ
ー2の分光透過率をみてみると、700nm近辺以降の有
害光の透過率を5%以下に除去していることがわかる。
ついて説明する。図19を用いて、照明ランプ1とフィ
ルム原稿8との間に熱線カットフィルター2を配置する
場合について考えてみる。従来装置で使われる熱線カッ
トフィルター2は、フィルム原稿を変形させるような熱
成分をカットすれば足りるものであり、近赤外光域の光
を厳密にカットすることまで要求されず、コストとのバ
ランスでそのフィルター性能が決まってくる。そこで、
図19は、従来装置で使われた熱線カットフィルター2
の分光透過率特性を示す。図19の熱線カットフィルタ
ー2の分光透過率をみてみると、700nm近辺以降の有
害光の透過率を5%以下に除去していることがわかる。
【0011】しかし、例えば1024レベル(10ビッ
ト分解能)以上の量子化能力を要求する場合には、図1
9の熱線カットフィルター2の分光透過率では画像に顕
著な影響が現れてしまう。次に、図20は、図14の画
像読み取り装置に示すように熱線カットフィルター2及
び色分解フィルター3を介して得られた画像の再現特性
を示している。図20の線図Rは、赤色フィルターを使
用した場合を示しており、また線図Gは緑色フィルター
を使用した場合を示しており、また線図Bは青色フィル
ターを使用した場合を示している。特に、線図Bでは、
フィルム原稿濃度に対する濃度換算の出力値をみれば明
らかなように、高濃度側でリニアリティーが悪化してい
る。
ト分解能)以上の量子化能力を要求する場合には、図1
9の熱線カットフィルター2の分光透過率では画像に顕
著な影響が現れてしまう。次に、図20は、図14の画
像読み取り装置に示すように熱線カットフィルター2及
び色分解フィルター3を介して得られた画像の再現特性
を示している。図20の線図Rは、赤色フィルターを使
用した場合を示しており、また線図Gは緑色フィルター
を使用した場合を示しており、また線図Bは青色フィル
ターを使用した場合を示している。特に、線図Bでは、
フィルム原稿濃度に対する濃度換算の出力値をみれば明
らかなように、高濃度側でリニアリティーが悪化してい
る。
【0012】そして、図20に示す有害光の影響が実際
の画像にどのように現れるか以下に記す。 1.フィルム原稿の濃度域が変化すると調子が変化して
しまう。 2.高濃度で記録されているフィルム原稿を読み取ると
き、CCDセンサは有害光の影響で本来より高く出力し
てしまうので、フィルム原稿がネガの場合は白潰れにな
り、ポジの場合は黒潰れになってしまう。 3.非常に狭い濃度域で記録された原稿フィルムを読み
取ると、階調飛びが生じる。 4.有害光により色分解誤差が発生する。 5.光源の分光分布のばらつきによって、号機間の色、
階調の差が発生する。
の画像にどのように現れるか以下に記す。 1.フィルム原稿の濃度域が変化すると調子が変化して
しまう。 2.高濃度で記録されているフィルム原稿を読み取ると
き、CCDセンサは有害光の影響で本来より高く出力し
てしまうので、フィルム原稿がネガの場合は白潰れにな
り、ポジの場合は黒潰れになってしまう。 3.非常に狭い濃度域で記録された原稿フィルムを読み
取ると、階調飛びが生じる。 4.有害光により色分解誤差が発生する。 5.光源の分光分布のばらつきによって、号機間の色、
階調の差が発生する。
【0013】また、従来の装置は、コスト等を考慮にい
れ、近赤外以降の波長光の除去特性があまり優れていな
い熱線カットフィルターを配置することのみですませて
いた。しかし、近年フィルムの品質の向上に伴い、ます
ます最大濃度の高い記録が可能となっているため、上記
したような影響は更に顕著に現れるようになっている。
れ、近赤外以降の波長光の除去特性があまり優れていな
い熱線カットフィルターを配置することのみですませて
いた。しかし、近年フィルムの品質の向上に伴い、ます
ます最大濃度の高い記録が可能となっているため、上記
したような影響は更に顕著に現れるようになっている。
【0014】本発明は、上記問題点を解決し、階調再
現、色再現を精度良く行う画像読み取り装置を提供する
ことを目的とする。
現、色再現を精度良く行う画像読み取り装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
め、光源から発せられた光により透過原稿を照射し、該
透過原稿を通過した通過光をセンサによって読み取る画
像読み取り装置は、670nm近辺以降の波長光を透過す
る透過率を0.5%以下且つ透過域とカット域とが急峻
であるカットフィルターを備えている。
め、光源から発せられた光により透過原稿を照射し、該
透過原稿を通過した通過光をセンサによって読み取る画
像読み取り装置は、670nm近辺以降の波長光を透過す
る透過率を0.5%以下且つ透過域とカット域とが急峻
であるカットフィルターを備えている。
【0016】
【作用】本発明では、画像読み取り装置を以上のように
構成したので、画像読み取りに不必要な波長域は透過せ
ず、必要な波長域は確実に透過することができる。
構成したので、画像読み取りに不必要な波長域は透過せ
ず、必要な波長域は確実に透過することができる。
【0017】
【実施例】(第一実施例)図1〜図3に基づき、本発明
の第1実施例である画像読み取り装置を説明する。図1
は、画像読み取り装置の光学系を簡略的に示した図であ
る。図2は、図1の装置を詳細に説明した図である。図
3は、図1の装置に使用される赤外カットフィルターの
分光透過率を示す図である。
の第1実施例である画像読み取り装置を説明する。図1
は、画像読み取り装置の光学系を簡略的に示した図であ
る。図2は、図1の装置を詳細に説明した図である。図
3は、図1の装置に使用される赤外カットフィルターの
分光透過率を示す図である。
【0018】図1において、画像読み取り装置は、照明
ランプ1と、照明ランプ1の光を透過原稿8に導くため
の石英ロッド(不図示)と、照明ランプ1の不要部分の
成分をカットし、照明光を透過する熱線カットフィルタ
ー2と、このフィルター2からの光束を色分解する為の
色分解フィルター3と、色分解フィルター3からの光束
のうち不要光成分(近赤外光成分)をカットする赤外カ
ットフィルター4と、このフィルター4からの光束に基
づき、透過原稿8を透過した光をミラー5及び結像レン
ズ6を介して読み取るCCDセンサー7とから構成され
ている。
ランプ1と、照明ランプ1の光を透過原稿8に導くため
の石英ロッド(不図示)と、照明ランプ1の不要部分の
成分をカットし、照明光を透過する熱線カットフィルタ
ー2と、このフィルター2からの光束を色分解する為の
色分解フィルター3と、色分解フィルター3からの光束
のうち不要光成分(近赤外光成分)をカットする赤外カ
ットフィルター4と、このフィルター4からの光束に基
づき、透過原稿8を透過した光をミラー5及び結像レン
ズ6を介して読み取るCCDセンサー7とから構成され
ている。
【0019】図1において、赤外カットフィルター4
は、色分解フィルター3からCCDセンサー7までの光
路中であればどこに配置されていてもよく、例えば、点
線で示すような位置に配置されていても良い。図2にお
いて、照明ランプ1は、フィルム原稿8を照射するため
の光源であり、ハロゲンランプ等が用いられる。熱線カ
ットフィルター2は、照明ランプ1の直前に設けられ、
熱線反射型の光学フィルターであり、例えば照明ランプ
に赤外域パワーが強いハロゲンランプ等を用いた場合で
も、透過原稿(例えばフィルム原稿)8や光学部品に熱
的ダメージを与えないためのものである。色分解フィル
ター3は、赤(R),緑(G),青(B)の3色で構成
される3枚のフィルターで、照明ランプ1から光を3色
に分解する。
は、色分解フィルター3からCCDセンサー7までの光
路中であればどこに配置されていてもよく、例えば、点
線で示すような位置に配置されていても良い。図2にお
いて、照明ランプ1は、フィルム原稿8を照射するため
の光源であり、ハロゲンランプ等が用いられる。熱線カ
ットフィルター2は、照明ランプ1の直前に設けられ、
熱線反射型の光学フィルターであり、例えば照明ランプ
に赤外域パワーが強いハロゲンランプ等を用いた場合で
も、透過原稿(例えばフィルム原稿)8や光学部品に熱
的ダメージを与えないためのものである。色分解フィル
ター3は、赤(R),緑(G),青(B)の3色で構成
される3枚のフィルターで、照明ランプ1から光を3色
に分解する。
【0020】この色分解フィルター3を保持するフィル
ター取り付け箱10は、円筒状に形成され、その内部に
照明ランプ1からの光束を導く為の石英ロッドが配置さ
れている。この石英ロッドを通った光束は、スリット状
の開口を通って線状の照射光になり、この照射光は、色
分解フィルター3及び赤外カットフィルター4を介して
フィルム原稿8に照射される。熱線カットフィルター2
は、この石英ロッドと照明ランプ1との間に配置されて
いる。
ター取り付け箱10は、円筒状に形成され、その内部に
照明ランプ1からの光束を導く為の石英ロッドが配置さ
れている。この石英ロッドを通った光束は、スリット状
の開口を通って線状の照射光になり、この照射光は、色
分解フィルター3及び赤外カットフィルター4を介して
フィルム原稿8に照射される。熱線カットフィルター2
は、この石英ロッドと照明ランプ1との間に配置されて
いる。
【0021】赤外カットフィルター4は、干渉型のフィ
ルターであり、以下詳細に説明するように700nm近辺
以降の波長光をカットする特性を有する。ミラー5は、
フィルム原稿8を通った光束の光路を曲げるための反射
ミラーであり、装置のスペース等の制約により用いられ
る。レンズ6は、フィルム原稿8を通った光をCCDセ
ンサ7上に結像させるためのものである。CCDセンサ
7は、公知の電荷蓄積型光電変換素子を用いたものであ
る。フィルム原稿8は、カラーネガ、ポジフィルム等の
透過原稿である。ステッピングモータ11は、フィルタ
ー取り付け箱10を回転駆動制御させるためのモータで
ある。フィルム保持枠9は、フィルム原稿8を保持する
ために用いられる。
ルターであり、以下詳細に説明するように700nm近辺
以降の波長光をカットする特性を有する。ミラー5は、
フィルム原稿8を通った光束の光路を曲げるための反射
ミラーであり、装置のスペース等の制約により用いられ
る。レンズ6は、フィルム原稿8を通った光をCCDセ
ンサ7上に結像させるためのものである。CCDセンサ
7は、公知の電荷蓄積型光電変換素子を用いたものであ
る。フィルム原稿8は、カラーネガ、ポジフィルム等の
透過原稿である。ステッピングモータ11は、フィルタ
ー取り付け箱10を回転駆動制御させるためのモータで
ある。フィルム保持枠9は、フィルム原稿8を保持する
ために用いられる。
【0022】図2における装置の画像読み取り動作を簡
単に説明する。照明ランプ1から発せられた光は、熱線
カットフィルター2を介し熱を除去した後、ステッピン
グモータ11で制御された色分解フィルター3の所定の
色フィルター(例えば青色フィルター)を通過する。青
色フィルターを通過した光はフィルム原稿8に照射さ
れ、フィルム原稿8に記録された像の青成分と不要光成
分(近赤外成分)とが通過する。
単に説明する。照明ランプ1から発せられた光は、熱線
カットフィルター2を介し熱を除去した後、ステッピン
グモータ11で制御された色分解フィルター3の所定の
色フィルター(例えば青色フィルター)を通過する。青
色フィルターを通過した光はフィルム原稿8に照射さ
れ、フィルム原稿8に記録された像の青成分と不要光成
分(近赤外成分)とが通過する。
【0023】フィルム原稿8を通過した光は、赤外カッ
トフィルター4に入射する。赤外カットフィルター4で
近赤外成分が除去された光は、レンズ6によりCCDセ
ンサ7上に結像され、CCDセンサ7により光電変換さ
れる。同様に、フィルム原稿8の赤、緑成分を読み取る
ため、色分解フィルター3の赤、緑色フィルターについ
ても行われる。そして、色分解フィルター3(赤、緑色
フィルター)を通過した近赤外光成分は赤外カットフィ
ルター4により除去される。CCDセンサ7で光電変換
された信号は不図示の処理回路により適宜アナログ処
理、デジタル処理がなされ、モニター上、プリンター等
で出力可能な映像信号に変換される。
トフィルター4に入射する。赤外カットフィルター4で
近赤外成分が除去された光は、レンズ6によりCCDセ
ンサ7上に結像され、CCDセンサ7により光電変換さ
れる。同様に、フィルム原稿8の赤、緑成分を読み取る
ため、色分解フィルター3の赤、緑色フィルターについ
ても行われる。そして、色分解フィルター3(赤、緑色
フィルター)を通過した近赤外光成分は赤外カットフィ
ルター4により除去される。CCDセンサ7で光電変換
された信号は不図示の処理回路により適宜アナログ処
理、デジタル処理がなされ、モニター上、プリンター等
で出力可能な映像信号に変換される。
【0024】そこで、色分解フィルター3を通過した不
要光成分(近赤外光成分)を除去する赤外カットフィル
ター4について説明する。実験によれば、700nm近辺
以降の光成分が画像処理に大きな影響を与えることが分
かり、この不要光成分を除去するためにこの赤外カット
フィルター4が設けられたものである。
要光成分(近赤外光成分)を除去する赤外カットフィル
ター4について説明する。実験によれば、700nm近辺
以降の光成分が画像処理に大きな影響を与えることが分
かり、この不要光成分を除去するためにこの赤外カット
フィルター4が設けられたものである。
【0025】この赤外カットフィルター4の分光透過率
は、図3に示される。図3に示す通り、今回用いる赤外
カットフィルター4の特徴は、カット域である700nm
近辺以降の波長域の透過率を0.5%以下であること、
また、透過域(670nm)からカット域(700nm)ま
でが20〜30nmと急峻であることである。また、今回
用いる赤外カットフィルター4は、製造誤差による透過
域とカット域の波長の誤差を±5nmまでとする必要があ
る。この程度の誤差であれば、画像処理された映像に影
響を与えることがなく、鮮明な画像を得ることができ
る。
は、図3に示される。図3に示す通り、今回用いる赤外
カットフィルター4の特徴は、カット域である700nm
近辺以降の波長域の透過率を0.5%以下であること、
また、透過域(670nm)からカット域(700nm)ま
でが20〜30nmと急峻であることである。また、今回
用いる赤外カットフィルター4は、製造誤差による透過
域とカット域の波長の誤差を±5nmまでとする必要があ
る。この程度の誤差であれば、画像処理された映像に影
響を与えることがなく、鮮明な画像を得ることができ
る。
【0026】従って、赤外カットフィルター4は、カッ
ト域である700nm近辺以降の波長域の透過率を0.5
%以下としているので、熱線カットフィルター2及び色
分解フィルター3で除去されなかった700nm近辺以降
の不要光成分を完全に抑えることができる。このような
特性を持った赤外カットフィルター4を用いることによ
り、この有害光域の光量は限りなく小さくなり、CCD
センサ7には700nm近辺以降の有害光が到達しない。
その為に、フィルム原稿8が高濃度側の階調を有してい
ても正確に再現できる。例えば、高濃度3.0を正確に
再現する為には、1/1000の光量差までの分解能が
必要であるが、今回の赤外カットフィルター4を使用す
るば、図12に示されるように出力値と濃度のリニアリ
ティーが失われることなく再現できる。図12では、青
色光成分について説明しているが(その理由は、青色光
成分が最も不要光成分の影響を受けるので赤外カットフ
ィルター4を入れた場合に最も改善される)、もちろん
赤及び緑色光成分についてもリニアリティが改善される
ことは言うまでもない。
ト域である700nm近辺以降の波長域の透過率を0.5
%以下としているので、熱線カットフィルター2及び色
分解フィルター3で除去されなかった700nm近辺以降
の不要光成分を完全に抑えることができる。このような
特性を持った赤外カットフィルター4を用いることによ
り、この有害光域の光量は限りなく小さくなり、CCD
センサ7には700nm近辺以降の有害光が到達しない。
その為に、フィルム原稿8が高濃度側の階調を有してい
ても正確に再現できる。例えば、高濃度3.0を正確に
再現する為には、1/1000の光量差までの分解能が
必要であるが、今回の赤外カットフィルター4を使用す
るば、図12に示されるように出力値と濃度のリニアリ
ティーが失われることなく再現できる。図12では、青
色光成分について説明しているが(その理由は、青色光
成分が最も不要光成分の影響を受けるので赤外カットフ
ィルター4を入れた場合に最も改善される)、もちろん
赤及び緑色光成分についてもリニアリティが改善される
ことは言うまでもない。
【0027】また、赤外カットフィルター4は、透過域
(670nm)からカット域(700nm)までが20〜3
0nmと急峻であるので、熱線カットフィルター2で除去
できなかった不要光成分を抑えることができる。その為
に、赤外カットフィルター4は、フィルム原稿8中のマ
ゼンダ,イエロー色素(680〜690nmまで分布して
いる)の情報を欠落させることなく有害光のみを除去す
ることを可能としている。
(670nm)からカット域(700nm)までが20〜3
0nmと急峻であるので、熱線カットフィルター2で除去
できなかった不要光成分を抑えることができる。その為
に、赤外カットフィルター4は、フィルム原稿8中のマ
ゼンダ,イエロー色素(680〜690nmまで分布して
いる)の情報を欠落させることなく有害光のみを除去す
ることを可能としている。
【0028】なお、赤外カットフィルター4は、干渉型
のフィルターに限る必要はなく、同様な特性が得られれ
ば反射型であってもよい。 (第2実施例)図4及び図5に基づいて本発明の第2実
施例である画像読み取り装置を説明する。図4は、画像
読み取り装置の光学系を簡略的に示した図である。図5
は、図2の断面図であり、図4の装置を詳細に説明した
図である。
のフィルターに限る必要はなく、同様な特性が得られれ
ば反射型であってもよい。 (第2実施例)図4及び図5に基づいて本発明の第2実
施例である画像読み取り装置を説明する。図4は、画像
読み取り装置の光学系を簡略的に示した図である。図5
は、図2の断面図であり、図4の装置を詳細に説明した
図である。
【0029】第2実施例で上述の第1実施例と異なる点
は、熱線カットフィルター2及び赤外カットフィルター
4を無くし、熱線カットフィルター2の配置してあった
場所に赤外カットフィルター40を配置したことにあ
る。第2実施例は、第1実施例と同様な構成については
同一符号を付してある。図4において、赤外カットフィ
ルター40は照明ランプ1と色分解フィルター3との間
に配置され、第1実施例の図3に示す分光透過率と同様
な特性を有している。
は、熱線カットフィルター2及び赤外カットフィルター
4を無くし、熱線カットフィルター2の配置してあった
場所に赤外カットフィルター40を配置したことにあ
る。第2実施例は、第1実施例と同様な構成については
同一符号を付してある。図4において、赤外カットフィ
ルター40は照明ランプ1と色分解フィルター3との間
に配置され、第1実施例の図3に示す分光透過率と同様
な特性を有している。
【0030】図5において、赤外カットフィルター4の
配置場所は、照明ランプ1と石英ロット12との間に配
置されており、熱に強い素材で構成されている。赤外カ
ットフィルター40は、第1実施例の熱線カットフィル
ター2の特性である熱線カット特性を持つと共に、第1
実施例で説明した赤外カットフィルター4の特性を有す
る。
配置場所は、照明ランプ1と石英ロット12との間に配
置されており、熱に強い素材で構成されている。赤外カ
ットフィルター40は、第1実施例の熱線カットフィル
ター2の特性である熱線カット特性を持つと共に、第1
実施例で説明した赤外カットフィルター4の特性を有す
る。
【0031】このように、第2実施例では、赤外カット
フィルター40を一つ設ければよく、製品組立及びコス
ト面で第1実施例に較べて効果がある。なお、第2実施
例の赤外カットフィルター40は、色分解フィルター3
や該フィルターを保持する部品等が熱に強い場合はこれ
に限られることなく、例えば、色分解フィルター3とフ
ィルム原稿8との間に配置しても良い。
フィルター40を一つ設ければよく、製品組立及びコス
ト面で第1実施例に較べて効果がある。なお、第2実施
例の赤外カットフィルター40は、色分解フィルター3
や該フィルターを保持する部品等が熱に強い場合はこれ
に限られることなく、例えば、色分解フィルター3とフ
ィルム原稿8との間に配置しても良い。
【0032】以上説明した第1実施例及び第2実施例
は、照明ランプ1からの照明光が平行光としてフィルム
原稿に入射した際に、赤外カットフィルター4,40が
特に有効に作用するものである。しかしながら、画像読
み取り装置の照明ランプには、平行光を照射するタイプ
と、拡散光を照射するタイプがある。拡散光を照射する
タイプの画像読み取り装置では、フィルム原稿に入射す
る拡散光(角度入射光成分)が問題となり、そこで、そ
のような画像読み取り装置でも、充分に照射光の不要光
成分を除去するための構成を、次の第3実施例で説明す
る。 (第3実施例)図6〜図13に基づいて本発明の第3実
施例を説明する。図6は、画像読み取り装置の光学系を
簡略的に示した図である。図7は、図2の断面図であ
り、照射光の光路を説明した図である。図8及び図9
は、色分解フィルターの入射角に依存する分光透過率特
性を説明する図である。図10は、赤外カットフィルタ
ー4の入射角に依存する分光透過率特性を説明する図で
ある。図11は、色分解フィルターと赤外カットフィル
ターとを組合せた際の分光透過率特性を説明する図であ
る。図12は、色分解フィルター(青色フィルター)を
使用した際の出力値と原稿濃度との特性図である。図1
3は、色分解フィルター(赤色フィルター)を使用した
際の機種別の出力値と原稿濃度との特性図である。
は、照明ランプ1からの照明光が平行光としてフィルム
原稿に入射した際に、赤外カットフィルター4,40が
特に有効に作用するものである。しかしながら、画像読
み取り装置の照明ランプには、平行光を照射するタイプ
と、拡散光を照射するタイプがある。拡散光を照射する
タイプの画像読み取り装置では、フィルム原稿に入射す
る拡散光(角度入射光成分)が問題となり、そこで、そ
のような画像読み取り装置でも、充分に照射光の不要光
成分を除去するための構成を、次の第3実施例で説明す
る。 (第3実施例)図6〜図13に基づいて本発明の第3実
施例を説明する。図6は、画像読み取り装置の光学系を
簡略的に示した図である。図7は、図2の断面図であ
り、照射光の光路を説明した図である。図8及び図9
は、色分解フィルターの入射角に依存する分光透過率特
性を説明する図である。図10は、赤外カットフィルタ
ー4の入射角に依存する分光透過率特性を説明する図で
ある。図11は、色分解フィルターと赤外カットフィル
ターとを組合せた際の分光透過率特性を説明する図であ
る。図12は、色分解フィルター(青色フィルター)を
使用した際の出力値と原稿濃度との特性図である。図1
3は、色分解フィルター(赤色フィルター)を使用した
際の機種別の出力値と原稿濃度との特性図である。
【0033】第3実施例は、第1実施例の構成とほぼ同
じであり、異なる構成は色分解フィルター3が拡散光源
であっても、分光特性の優れた干渉型の色分解フィルタ
ー30になった点であり、同一の構成については同一符
号を付してある。図7において、図6の照明ランプ(ハ
ロゲンランプ)1かの照明光が入射する石英ロッド12
の回りには、円筒状の反射カバー13が設けられ、この
反射カバー13の回りには色分解フィルター30を保持
した円筒状のフィルター取り付け箱10が配置されてい
る。また、石英ロッド12には、反射カバー13に開け
られたスリット孔に対向する位置に、スリット孔と同方
向に延びた拡散帯10aが設けられている。
じであり、異なる構成は色分解フィルター3が拡散光源
であっても、分光特性の優れた干渉型の色分解フィルタ
ー30になった点であり、同一の構成については同一符
号を付してある。図7において、図6の照明ランプ(ハ
ロゲンランプ)1かの照明光が入射する石英ロッド12
の回りには、円筒状の反射カバー13が設けられ、この
反射カバー13の回りには色分解フィルター30を保持
した円筒状のフィルター取り付け箱10が配置されてい
る。また、石英ロッド12には、反射カバー13に開け
られたスリット孔に対向する位置に、スリット孔と同方
向に延びた拡散帯10aが設けられている。
【0034】図7において、図6の照明ランプ(ハロゲ
ンランプ)1からの照明光は、石英ロッド12に入り、
石英ロッド12からの射出光が石英ロッド12の回りに
在る円筒状の反射カバー13で反射され、反射カバー1
3に設けられたスリット孔からフィルム原稿8に向けて
射出する。この石英ロッド12からの照明光には、拡散
帯10aに反射された正反射光Aと反射カバー13で反
射された角度入射光Bとがある。
ンランプ)1からの照明光は、石英ロッド12に入り、
石英ロッド12からの射出光が石英ロッド12の回りに
在る円筒状の反射カバー13で反射され、反射カバー1
3に設けられたスリット孔からフィルム原稿8に向けて
射出する。この石英ロッド12からの照明光には、拡散
帯10aに反射された正反射光Aと反射カバー13で反
射された角度入射光Bとがある。
【0035】色分解フィルター30は、干渉型の赤外カ
ッとフィルター4と同じく干渉型の色分解フィルターで
ある。干渉型である色分解フィルター30は、入射光の
入射角により異なる分光特性を示すことになる。図8
は、色分解フィルター30(青色フィルター)に正反射
光Aが入射した場合の分光透過率特性を示す。図8から
分かるように、干渉型である色分解フィルター30を使
用しているので、青色光成分をほぼ完全に透過し、そし
て青色光成分以外の光成分はほぼ完全にカットしてい
る。しかし、図9のように色分解フィルター30(青色
フィルター)に角度入射光Bが入ると、青色光成分以外
の光成分(600nm 以降の光成分) のカット特性が悪化し
て不要光成分を通してしまう。特に、図8の90度入射
の場合には、透過しなかった650nm近辺以降の波長光
が、図9の45度入射の場合には透過してしまうことが
わかる。青の成分のみを透過する青色フィルターで赤色
の波長域を透過してしまったら、読み取り画像に悪影響
を与えることは当然である。
ッとフィルター4と同じく干渉型の色分解フィルターで
ある。干渉型である色分解フィルター30は、入射光の
入射角により異なる分光特性を示すことになる。図8
は、色分解フィルター30(青色フィルター)に正反射
光Aが入射した場合の分光透過率特性を示す。図8から
分かるように、干渉型である色分解フィルター30を使
用しているので、青色光成分をほぼ完全に透過し、そし
て青色光成分以外の光成分はほぼ完全にカットしてい
る。しかし、図9のように色分解フィルター30(青色
フィルター)に角度入射光Bが入ると、青色光成分以外
の光成分(600nm 以降の光成分) のカット特性が悪化し
て不要光成分を通してしまう。特に、図8の90度入射
の場合には、透過しなかった650nm近辺以降の波長光
が、図9の45度入射の場合には透過してしまうことが
わかる。青の成分のみを透過する青色フィルターで赤色
の波長域を透過してしまったら、読み取り画像に悪影響
を与えることは当然である。
【0036】しかしながら、赤外カットフィルター4と
の組合せると、次に説明するように、上述の色分解フィ
ルター30では通してしまった不要光成分を除去でき
る。赤外カットフィルター4についても色分解フィルタ
ー13と同じく干渉型フィルターであるので、入射光の
入射角により異なる分光特性を示す。図10を用いて赤
外カットフィルター4への入射光の入射角の違いでどの
ような分光特性を示すか説明する。(既に説明した図3
は、入射角90度の場合の分光特性を示している。)図
10は、赤外カットフィルター4に45度の入射光が入
った場合の分光特性を示す。図3における分光特性に比
べ、特に、600nm以降で透過率が急激に減っているこ
とがわかる。
の組合せると、次に説明するように、上述の色分解フィ
ルター30では通してしまった不要光成分を除去でき
る。赤外カットフィルター4についても色分解フィルタ
ー13と同じく干渉型フィルターであるので、入射光の
入射角により異なる分光特性を示す。図10を用いて赤
外カットフィルター4への入射光の入射角の違いでどの
ような分光特性を示すか説明する。(既に説明した図3
は、入射角90度の場合の分光特性を示している。)図
10は、赤外カットフィルター4に45度の入射光が入
った場合の分光特性を示す。図3における分光特性に比
べ、特に、600nm以降で透過率が急激に減っているこ
とがわかる。
【0037】図11は、フィルム原稿8に角度入射光
(45度入射)が色分解フィルター30及び赤外カット
フィルター4を通った場合の分光透過率特性を示してお
り、すなわち、図9の特性と図10の特性とが合成され
た場合を示している。従って、図11から分かるよう
に、青色フィルターで有害光となる650nm近辺以降の
波長光はほとんど透過されず、また青色領域の光量も低
減されて、拡散光による影響を抑えることができる。そ
れに対して、青色フィルターを通る正反射光は、図3の
特性(赤外カットフィルター4の特性)と図8の特性
(色分解フィルターの特性)との合成されるので、殆ど
青色領域の光量が低下しない。
(45度入射)が色分解フィルター30及び赤外カット
フィルター4を通った場合の分光透過率特性を示してお
り、すなわち、図9の特性と図10の特性とが合成され
た場合を示している。従って、図11から分かるよう
に、青色フィルターで有害光となる650nm近辺以降の
波長光はほとんど透過されず、また青色領域の光量も低
減されて、拡散光による影響を抑えることができる。そ
れに対して、青色フィルターを通る正反射光は、図3の
特性(赤外カットフィルター4の特性)と図8の特性
(色分解フィルターの特性)との合成されるので、殆ど
青色領域の光量が低下しない。
【0038】よって、今まで拡散光源では、角度依存性
が顕著であり、使用が好ましくなかった干渉型の色分解
フィルターを用いたとしても、第3実施例の構成すなわ
ち赤外カットフィルター4も干渉型フィルターにするこ
とで有害光による影響を抑えることができる。また、青
色フィルターについて説明したが、赤、緑色フィルター
では、入射角度により有害光が発生することがほとんど
ないので、説明は省略したが、図10の赤外カットフィ
ルター4の分光透過率特性から分かるように、赤、緑色
領域の光量も低減することができる。したがって、青色
フィルターの場合と同様に拡散光の影響を抑えることが
でき、色再現が良くなる。また、色分解フィルター30
の代わりにカラーフィルム原稿または、モノクロフィル
ム原稿をモノクロ再生するのに適した分光特性を得るた
めの設けるモノクロ用補正フィルターに干渉型であるフ
ィルターを用いるたときでも同様な効果を得ることがで
きる。
が顕著であり、使用が好ましくなかった干渉型の色分解
フィルターを用いたとしても、第3実施例の構成すなわ
ち赤外カットフィルター4も干渉型フィルターにするこ
とで有害光による影響を抑えることができる。また、青
色フィルターについて説明したが、赤、緑色フィルター
では、入射角度により有害光が発生することがほとんど
ないので、説明は省略したが、図10の赤外カットフィ
ルター4の分光透過率特性から分かるように、赤、緑色
領域の光量も低減することができる。したがって、青色
フィルターの場合と同様に拡散光の影響を抑えることが
でき、色再現が良くなる。また、色分解フィルター30
の代わりにカラーフィルム原稿または、モノクロフィル
ム原稿をモノクロ再生するのに適した分光特性を得るた
めの設けるモノクロ用補正フィルターに干渉型であるフ
ィルターを用いるたときでも同様な効果を得ることがで
きる。
【0039】図12は、上述の如く、干渉型の色分解フ
ィルター30と、干渉型の赤外カットフィルター4とを
使用した画像読み取り装置の出力特性(実線の線図)を
示している。この実験結果から分かるように、従来の画
像読み取り装置のように干渉型の赤外カットフィルター
を使わない場合(点線の線図)よりも干渉型の赤外カッ
トフィルターを使用した場合(実線の線図)の方がリニ
アリティが格段によく、画像の再現性も良いことが分か
る。このように、本発明の実施例によれば、フィルム原
稿の階調を読み取る際の有害光成分が除去され、原稿濃
度と装置出力との直線性が高濃度域まで保つことがで
き、従来比2倍以上のダイナミックレンジが確保でき
る。
ィルター30と、干渉型の赤外カットフィルター4とを
使用した画像読み取り装置の出力特性(実線の線図)を
示している。この実験結果から分かるように、従来の画
像読み取り装置のように干渉型の赤外カットフィルター
を使わない場合(点線の線図)よりも干渉型の赤外カッ
トフィルターを使用した場合(実線の線図)の方がリニ
アリティが格段によく、画像の再現性も良いことが分か
る。このように、本発明の実施例によれば、フィルム原
稿の階調を読み取る際の有害光成分が除去され、原稿濃
度と装置出力との直線性が高濃度域まで保つことがで
き、従来比2倍以上のダイナミックレンジが確保でき
る。
【0040】また、従来の画像読み取り装置では装置毎
に濃度−出力特性が異なることが合ったが、図13に示
すように、第3実施例の画像読み取り装置では、色分解
精度の向上により、純粋なカラー情報が得られ、号機間
の調子、色再現の差が著しく低減された高信頼性で安定
した品質の読み取り装置を得ることができる。
に濃度−出力特性が異なることが合ったが、図13に示
すように、第3実施例の画像読み取り装置では、色分解
精度の向上により、純粋なカラー情報が得られ、号機間
の調子、色再現の差が著しく低減された高信頼性で安定
した品質の読み取り装置を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明は、画像読み取り
装置を670nm近辺以降の波長光を透過する透過率を
0.5%以下且つ透過域とカット域とが急峻であるカッ
トフィルターを備えるように構成したので、画像読み取
りに不必要な波長光はカットし、必要光は確実に透過す
ることができ、読み取った画像を精度良く再現できる。
装置を670nm近辺以降の波長光を透過する透過率を
0.5%以下且つ透過域とカット域とが急峻であるカッ
トフィルターを備えるように構成したので、画像読み取
りに不必要な波長光はカットし、必要光は確実に透過す
ることができ、読み取った画像を精度良く再現できる。
【図1】図1は、画像読み取り装置の光学系を簡略的に
示した図である。
示した図である。
【図2】図2は、図1の装置を詳細に説明した図であ
る。
る。
【図3】図3は、図1の装置に使用される赤外カットフ
ィルターの分光透過率を示す図である。
ィルターの分光透過率を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施例である画像読み取
り装置の光学系を簡略的に示した図である。
り装置の光学系を簡略的に示した図である。
【図5】図5は、図2の断面図であり、図4の装置を詳
細に説明した図である。
細に説明した図である。
【図6】図6は、本発明の第3実施例である画像読み取
り装置の光学系を簡略的に示した図である。
り装置の光学系を簡略的に示した図である。
【図7】図7は、図2の断面図であり、照射光の光路を
説明した図である。
説明した図である。
【図8】図8は、色分解フィルターの入射角に依存する
分光透過率特性を説明する図である。
分光透過率特性を説明する図である。
【図9】図9は、色分解フィルターの入射角に依存する
分光透過率特性を説明する図である。
分光透過率特性を説明する図である。
【図10】図10は、赤外カットフィルター4の入射角
に依存する分光透過率特性を説明する図である。
に依存する分光透過率特性を説明する図である。
【図11】図11は、色分解フィルターと赤外カットフ
ィルターとを組合せた際の分光透過率特性を説明する図
である。
ィルターとを組合せた際の分光透過率特性を説明する図
である。
【図12】図12は、色分解フィルター(青色フィルタ
ー)を使用した際の出力値と原稿濃度との特性図であ
る。
ー)を使用した際の出力値と原稿濃度との特性図であ
る。
【図13】図13は、色分解フィルター(赤色フィルタ
ー)を使用した際の機種別の出力値と原稿濃度との特性
図である。
ー)を使用した際の機種別の出力値と原稿濃度との特性
図である。
【図14】図14は、従来の画像読み取り装置の一般的
な光学系を示す図である。
な光学系を示す図である。
【図15】図15は、マクベスチャートを撮影したフィ
ルム原稿の低濃度aの部分を透過する分光特性を示す図
である。
ルム原稿の低濃度aの部分を透過する分光特性を示す図
である。
【図16】図16は、マクベスチャートを撮影したフィ
ルム原稿の中間濃度bの部分を透過する分光特性を示す
図である。
ルム原稿の中間濃度bの部分を透過する分光特性を示す
図である。
【図17】図17は、マクベスチャートを撮影したフィ
ルム原稿の高濃度cの部分を透過する分光特性を示す図
である。
ルム原稿の高濃度cの部分を透過する分光特性を示す図
である。
【図18】図18は、色分解フィルター(青色フィルタ
ー)を介し、透過濃度3.07のフィルム原稿を透過す
る波長に対する輝度を示す図である。
ー)を介し、透過濃度3.07のフィルム原稿を透過す
る波長に対する輝度を示す図である。
【図19】図19は、熱線カットフィルターの分光特性
を示す図である。
を示す図である。
【図20】図20は、従来の装置のフィルム原稿濃度に
対する濃度換算された出力値を示す図である。
対する濃度換算された出力値を示す図である。
1・・照明ランプ 2・・熱線カットフィルター 3・・色分解フィルター 4・・赤外カットフィルター 5・・ミラー 6・・レンズ 7・・CCDセンサ
Claims (7)
- 【請求項1】光源から発せられた光により透過原稿を照
射し、該透過原稿を通過した通過光をセンサによって読
み取る画像読み取り装置において、 670nm近辺以降の波長光を透過する透過率を0.5%
以下且つ透過域とカット域とが急峻であるカットフィル
ターを備えたことを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項2】請求項1の画像読み取り装置において、 前記カットフィルターは、カット波長が670nm〜70
0nmであることを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項3】請求項1の画像読み取り装置において、 前記カットフィルターは、カット波長が670nm〜70
0nmであり、カット波長の許容誤差を±5nmとすること
を特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項4】請求項1の画像読み取り装置において、 前記カットフィルターは、干渉型フィルターであること
を特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項5】請求項1の画像読み取り装置において、 前記カットフィルターは、前記透過原稿を照明する前記
光源と前記透過原稿との間に配置されたことを特徴とす
る画像読み取り装置。 - 【請求項6】光源から発せられた光により透過原稿を照
射し、該透過原稿を通過した通過光をセンサによって読
み取る画像読み取り装置において、 前記光源の直前に配置され、熱線をカットする熱線カッ
トフィルターと、 前記熱線カットフィルターの後段に配置され、前記光源
を色分解する色分解フィルターと、 前記色分解フィルターの後段に配置され、670nm近辺
以降の波長光を透過する透過率を0.5%以下且つ透過
域とカット域とが急峻であるカットフィルターとを備え
たことを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項7】請求項6の画像読み取り装置において、 前記カットフィルターは、前記透過原稿の後段に配置さ
れていることを特徴とする画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5116265A JPH06334816A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5116265A JPH06334816A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06334816A true JPH06334816A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14682818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5116265A Pending JPH06334816A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06334816A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100512629B1 (ko) * | 2001-07-18 | 2005-09-05 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 다기능 이미지 센싱 시스템 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP5116265A patent/JPH06334816A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100512629B1 (ko) * | 2001-07-18 | 2005-09-05 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 다기능 이미지 센싱 시스템 |
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