JPH0633539B2 - 立体織物およびその製織方法 - Google Patents

立体織物およびその製織方法

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JPH0633539B2
JPH0633539B2 JP2050205A JP5020590A JPH0633539B2 JP H0633539 B2 JPH0633539 B2 JP H0633539B2 JP 2050205 A JP2050205 A JP 2050205A JP 5020590 A JP5020590 A JP 5020590A JP H0633539 B2 JPH0633539 B2 JP H0633539B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、構造物の補強材として有用な、経糸,緯糸
および搦(からみ)糸からなる立体織物と、その製織方
法に関する。
(従来技術) 工業用の立体織物および製織方法に関して従来より種々
の出願がなされている。
それら工業用の立体織物の代表的なものとしては、互い
に直角に配置された経糸,緯糸および直角糸が、それら
のうちの一つの糸に対して転位蛇行するように製織した
立体織物がある。
また、そのような立体織物を製織する方法として、上記
経糸,緯糸および直角糸のうちの一つの糸のまわりを回
転するボビンキャリヤのキャリヤ腕に、他の二つの成分
の糸をそれぞれ収容したボビンを把持させ、上記キャリ
ヤ腕を回転させることによってそれらのボビンを隣接す
るボビンキャリヤのキャリヤ腕に順次受渡す動作を繰り
返して、該他の二つの成分の糸を収容したボビンを異な
る直角方向に移動させることにより、立体織物を織る方
法が提供されている(特開昭60−134044号)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記立体織物の場合には、該立体的に織
成された織物の組織間隔を任意に粗にする(内部に任意
の空間あるいは隙間を形成できる)ことができるような
構造の織物でなく、従って、このような構造の織物は工
業用の基材、例えばコンクリート構造物のセメントの補
強用基材(補強材)として、あるいは航空機あるいは宇
宙ステーション等の複合部材の補強用基材として使用す
る場合には、織組織の間にセメントあるいは樹脂等を実
質的に充填することができないため、補強材として使用
する場合には問題がある場合があった。
また、上述のような立体織物は、上述の特開昭60−1340
44号公報に開示されているような方法で製織されるが、
このような従来の方法では、上述した二つの成分の糸を
収容したボビンを同時に直交する方向に移動させると、
これらが互いに干渉するため、同時に移動させることが
できない。
従って、このような方法で立体織物を製織する場合に
は、直交する一方づつを時間的にずらせて順次移動させ
なければならないため、製織における一サイクル(例え
ば、垂直糸に対して緯糸と経糸を1回だけ製織する一サ
イクル)に分単位の時間を要し、工業的に大量に製造す
ることが難しいという欠点があった。
さらには、上述の製織方法では、上述の製織方法に起因
して、経糸に対して打ち込んだ緯糸を「おさ(筬)」を
用いて強固に締めることができず、このため、経糸と緯
糸が構成される織地の密度は、比較的低いものしか織成
できず、織地に密度の高いものが要求される場合には対
応できるものではなかった。
本発明は、上記現況に鑑みおこなわれたもので、立体織
物の織組織の間に任意の大きさの空間を形成することが
可能で、且つ効率よく製織でき、又必要に応じ密度を高
めることが可能な構造の立体織物と、その製造方法を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかる立体織物は、複数段状で各段に列状に配
置された経糸群に対して緯糸が転位蛇行して各段のそれ
ぞれが一層の織地を織成するとともに、上下に対峙して
位置する上記一層の各織地間を、搦(からみ)糸を上記
経糸群のいずれかの搦めるべき箇所の経糸あるいは搦め
るべき箇所の前後に位置するコースの緯糸に搦ませて結
合し、この搦糸の結合箇所が織成方向において緯糸の少
なくとも1コースづつずれて結合されていることを特徴
とする。
また、本発明にかかる立体織物の製造方法は、複数の経
糸からなる経糸群を複数段状に配置し、上記各段におけ
る経糸群の各経糸を適宜本数づつ交互にひぐちを開いて
開口させ、この開口した部位にこれらの経糸を横切るよ
う緯糸を挿入するとともに、上記段状の隣接する各経糸
群とそこに挿入される緯糸からなる各織地の間が搦糸に
よって結合されるよう、上記緯糸の挿入に際し、上記各
段間に配置された各搦糸を、搦ませようとする箇所にお
いて、その搦ませようとする経糸に対して緯糸挿入方向
に転位させて経糸に搦ませるか、あるいは前のコースに
対してひぐちの開口部で逆側に移動させることにより緯
糸に搦ませようとする緯糸に対して転位させて搦ませ
て、その部位で結合させることを特徴とする。
(作用) しかして、上記構成を有する立体織物は、上述のよう
に、複数段状の各段において、列状になった経糸群に対
して緯糸が転位蛇行して各一層の織地が織成されている
ため、この各段の織地は一般尾織物と同様に「おさ」に
よって織地の密度を自在に高めることが可能となる。ま
た、上述のように、上下に対峙して位置する各一層の織
地間を、搦糸を上記経糸群のいずれかの経糸あるいは緯
糸に対して転位させて搦ませることにより結合している
ため、搦糸の長さを任意に設定することかでき、各層間
に任意の空間を形成することが可能となり、この空間に
樹脂あるいはセメント等を充填することが可能となる。
さらに、上述のように、搦糸の結合箇所が織成方向にお
いて緯糸の少なくとも一コースづつずれて結合されてい
るため、搦糸挿入のために経糸と緯糸の製織動作を止め
る必要がないため、製織における一サイクルの時間を飛
躍的に高める(具体的には数十倍以上高める)ことが可
能となる。
また、上記構成を有する立体織物の製造方法によれば、
上述のように優れた作用効果を有する立体織物を簡単に
製造することが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいてより詳細に説明
する。
第1図は本実施例にかかる立体織物の構造を示す斜視
図、第2図は立体織物の構造を示す第1図のI−I矢視
断面図、第3図は立体織物を製造するための装置の模型
を示す斜視図、第4図は第3図に示す模型の平面図であ
る。
第1図において、1は経糸、2は緯糸、3は搦糸で、本
実施例では、理解し易いように本発明にかかる立体織物
のうち最も単純なものを例にとって説明する。即ち、本
実施例では、三本の経糸1からなる経糸群に対して緯糸
2が転位蛇行することによって一層の織地Aが製織さ
れ、この織地Aが複数層(複数段;本実施例ではA
の4層)上下に対峙し、上下に対峙する隣合う各一
層(A層とA層,A層とA層,A層とA
層)の各織地A間を結合すべく、それぞれ一本の搦糸
3(本実施例では、一本にしているが複数の搦糸であっ
てもよい)が搦ませようとする箇所において経糸1に対
して緯糸挿入方向に転位し、経糸1に対して搦糸3が搦
んで、その部位で結合がおこなわれる。また、使用され
る別の結合の手法は、搦ませようとする箇所において前
のコースに対してひぐちの開口部で逆側に移動させ、そ
して、この状態で開口部位へ上記緯糸の挿入がなされる
と、この挿入された緯糸2に対して搦糸3が相対的に転
位して搦み、その部位で結合がおこなわれる。
この上下に対峙する二層の織地A(例えば、織地A
と織地A層)間を結合する搦糸3は、一層の織地A
(例えば、織地A層)内における経糸群のうち任意の
経糸1、本実施例では両側の経糸1,1の箇所で搦
むとともに、且つ上下に対峙するもう一方の織地A(例
えば、織地A層)内においてまたその経糸群のうちの
任意の経糸1、本実施例では両側の経糸1,1の箇
所で搦むことによって、二層の織地A(この場合、A
層とA層)間を結合している。即ち、第1図に図示す
るように、第1層目の織地Aと第2層目の織地A
第2層目の織地Aと第3層目の織地A、第3層目の
織地Aと第4層目の織地A間を3本の搦糸3
(3,3,3)で結合している。
そして、上記立体織物は、第3図、第4図にモデル化し
て図示する装置を用いて従来の立体織物に比べて効率的
に製造することができる。以下、この装置に基づいて、
その製造方法について説明する。
図において、図示しない枠体には3つの貫通穴が形成さ
れ、この貫通穴には上下自在に3本の綜絖杆10(10R,1
0C,10L)がそれぞれ配設されている。これらの綜絖杆10
には、各段の経糸1を挿通するため、上下に離間した4
つの経糸挿通穴11がそれぞれ形成されている。
そして、上記3つの綜絖杆10の後方部(織成工程におい
て後流側をいう;図において右側)には、上記図示しな
い枠体にはまた4つきの貫通穴が形成され、この貫通穴
には半綜絖杆12(12r,12L,12R,12L)が上下自在に配設さ
れている。上記貫通穴の平面的配列、即ち上記半綜絖杆
12の平面的配列は、これらの半綜絖杆12及び半綜絖13が
もじり機構として円滑に動作するよう、第4図に図示す
るように、上記綜絖杆10が配列されている中心線を延設
した0を跨いで第1番目と第2番目の半綜絖杆12r,12
Lが、第3番目と第4番目の半綜絖杆12R,12Lがそれぞれ
配設されている。この半綜絖杆12は、上記搦糸3を、上
下に対峙した2つの層の織地Aの任意の箇所(即ち、2
つの層のうちの任意の経糸群、任意のひぐちのいずれか
の側、あるいは任意の経糸の緯糸挿入方向のいずれかの
側)に移動させるためのもので、本実施例では、半綜絖
杆12Lと半綜絖13Iと半綜絖133の先端(上端)を左側に
寄せ通過しようとする経糸1の左側を通過させる。ま
た、半綜絖杆12Rは半綜絖131と半綜絖133の先端(上
端)を右側に寄せ通過しようとする経糸1の右側を通過
させる。同様に、半綜絖杆12Lは半綜絖132の先端(上
端)を左側に寄せ通過しようとする経糸1の左側を通過
させる。また、半綜絖杆12rは半綜絖132の先端(上端)
を右側に寄せ通過しようとする経糸1の右側を通過させ
る。そして、上記各半綜絖杆12Lと12R、12Lと12rには、
それぞれ相手の半綜絖杆12が昇降する際それらと共に昇
降する半綜絖13をガイドするためのガイド溝15が形成さ
れいている。
そして、半綜絖杆12L,12Rには、搦糸3を制御する搦
糸挿通穴14を有する半綜絖131と、搦糸3を制御する
搦糸挿通穴14を有する半綜絖133が取着され、半綜絖杆1
2Lと12rには、搦糸3を制御する搦糸挿通穴14を有す
る半綜絖132が取着されている。本実施例では、第1図
のような立体織物を織成すればよいため、半綜絖131
半綜絖133は同じ半綜絖杆12L,12Rに取着されているが、
これらを別に操作する必要がある場合には、別々の半綜
絖杆(一対の半綜絖杆をいう)に取着すればよい。
ところで、上記半綜絖131,132,133の先端13rからそれら
が取着あるいはガイドされる半綜絖杆12との接触点13c
までの距離(寸法)lは、搦糸3が製織箇所(緯糸が挿
入される箇所)において位置すべき最上位と最下位間の
距離、即ち、本実施例では、その段(例えば、第1段
目)の経糸群におけるひぐちの下側からそれに隣接する
段(例えば、第2段目)の経糸群におけるひぐちの上側
の位置間の距離に等しく構成されている。
そして、上記一連の半綜絖杆12の前方(第3図において
右方)には、二点鎖線で直方体形あるいは四角形で略し
て図示している緯糸導糸機構16が配設される。この緯糸
導糸機構16は、公知のものでよく、例えば、シャトルを
用いた有ひ式のものでも、あるいはひぐちの開口寸法を
狭くしたい場合には公知のレピアー式のものでもよい。
さらに、図示しないが、必要に応じ、上記緯糸導糸機構
16の前方には、織地の密度を高めるための「おさ」が配
置される。
しかして、立体織物の製造に際しては、上記各綜絖杆10
の4つの経糸挿通穴11にそれぞれ経糸1を配設する。こ
の経糸1の最下方の3本は第1層の織地Aを形成する
経糸群(第1段目の経糸群))で、次の3本は第2層の
織地Aを形成する経糸群(第2段目の経糸群)、さら
に次の3本は第3層の織地Aを形成する経糸群(第3
段目の経糸群)、最上方の3本は第4層の織地Aを形
成するための経糸群(第4段目の経糸群)である。
また、上記各半綜絖13の搦糸挿通穴14にはそれぞれ搦糸
3が配設される。この搦糸3のうち、下方の搦糸は第1
層の織地Aと第2層の織地Aを結合するための搦糸
で、中央の搦糸は第2層の織地Aと第3層の織地
を結合するための搦糸3で、上方の搦糸は第3層
の織地Aと第4層の織地Aを結合するための搦糸3
である。
そして、本実施例の場合、緯糸導糸機構16には各層(各
段)のひぐちの開口部に緯糸2を挿入するための、緯糸
2を具備するそれぞれのシャトル(図示せず)が配設さ
れている。
上記準備が完了すると、製織が始まる。即ち、第1図に
図示する立体織地を織成する場合について説明すると、
3本の綜絖杆10R,10C,10Lのうち両側の2本と中央の1
本とが互いに反対の位置に位置するようこれら3本の綜
絖杆10R,10C,10Lを操作することによりひぐちを開口さ
せるとともに、4本の半綜絖杆12L,12R,12L,12rを適宜
操作させて搦めるべき箇所の経糸あるいは緯糸の挿入さ
れるそのコースあるいはその前後のコースにおいてこれ
らの経糸あるいは緯糸に対して転位させ、且つ1コース
毎に緯糸導糸機構16を上記操作とタイミング動させてシ
ャトルを経糸1と直交する方向に走行させることにより
織地Aを織成することができる。
具体的には、第1図の右端から左側への織成に際しての
綜絖杆10R,10C,10Lと半綜絖杆12L,12R,12L,12rの操作状
態を、その操作状態を図示した第5図を参照して説明す
ると、第1コースの織成の際(第1図において織地の右
端の緯糸挿入の際)、綜絖杆10R,10Lが綜絖杆10Cに対し
て相対的に上昇(第5図において「上」と表す)し、且
つ、半綜絖杆12Rに取着された半綜絖131の搦糸挿通穴14
が1段目と2段目の間(段と段の「中間」の位置;第5
図において「中」と表す)に、同じく半綜絖13の搦
糸挿通穴14が3段目と4段目の間(中間)でそれぞれ綜
絖杆10Lの経糸の右側に、半綜絖杆12Lに取着された半綜
絖13の搦糸挿通穴14が2段目(この半綜絖にあって
は下位位置;第5図において「下」と表す。尚、上位位
置は「上」と表す)のひぐち開口部の下側(第5図にお
いて、「(下)」と表す。尚、開口部の上側を
「(上)」と表す)で綜絖杆10Rの経糸の左側に位置す
るよう操作する。そして、この状態において、緯糸導糸
機構16のシャトルが移動して各段において緯糸2が挿入
される。
次の第2コースの織成の際には、綜絖杆10R,10Lが綜絖
杆10Cに対して相対的に下降し、且つ、半綜絖杆12Rに取
着された半綜絖131の搦糸挿通穴14が1段目と2段目の
間(中間)で、同じく半綜絖133の搦糸挿通穴14が3段
目と4段目の間(中間)でそれぞれ綜絖杆10Lの経糸の
右側に、半綜絖杆12Lに取着された半綜絖132の搦糸挿通
穴14が2段目と3段目の間(中間)で綜絖杆10Rの経糸
の左側に位置するよう操作する。そして、この状態にお
いて、緯糸導糸機構16のシャトルが移動して各段におい
て緯糸2が挿入され、各層の織地Aの第2コース目が織
成される。
このように、各綜絖杆10R,10C,10Lと半綜絖杆12L,12R,1
2L,12rを、第5図の表図に図示するような位置に位置す
るよう操作することによって、第1図に図示するような
立体織物が織成できる。
そして、上記織成の各コース毎に、必要に応じて所望の
強さで、上記緯糸導糸機構16の前方に配置された図示し
ない「おさ」を打ち込むことによって、その前工程で織
成された織地の密度が所望の状態に高められ、所望の立
体織物が完成する。
そして、上記織成された立体織物において、各層の織地
Aは、上述のように、通常の織地と同じく経糸1群に対
して緯糸2が転位蛇行して挿入されることにより織成さ
れ、この織成の過程、即ち緯糸2の挿入の後の工程にお
いて「おさ」を用いることができることにより、通常の
織地Aのように密度の高い織地にすることが可能である
とともに、また、各層の織地A間は、それぞれ搦糸3の
供給量の設定次第で自在に間隔を設定できるため、各層
間には任意の空間を設けることができることとなる。
しかも、この立体織物の織成に際し、上述のように、搦
糸の結合箇所が織成方向において少なくとも一コースづ
つずれているため、この搦糸を結合させるために、経糸
と緯糸の製織動作を留める必要がないため、従来の織物
に準じる程度の速度、即ち現在の立体織物の織成速度の
数十倍以上の速度で、上記優れた構成の立体織物を織成
することが可能となる。
尚、上記実施例において、各段の経糸群のうち中央に位
置する経糸に搦糸を搦める必要のある場合には、図示し
ないが、上述の半綜絖一つに対し3本の半綜絖杆を設け
て、3本のうちの一つの半綜絖杆を操作することにより
半綜絖を右端の経糸に搦ませ、またもう一つの半綜絖杆
を操作することにより中央の経糸に搦ませ、残りの一つ
の半綜絖杆を操作することにより左端の経糸に搦ませる
よう構成すればよい。従って、経糸群が3本以上の複数
の経糸から構成され、その両端以外の経糸に搦糸を搦ま
せる必要のあるときは、その経糸に隣接して、搦ませよ
うとする半綜絖を操作する半綜絖杆を設けて、この半綜
絖杆を操作することによりその経糸に搦糸を搦ませるよ
うに構成すれば、搦糸を任意の経糸に搦ませることがで
きる。
また、上記実施例では、緯糸導糸機構として有ひ式(シ
ャトル式)のものを例にとって説明しているが、レピア
ー式のものを用いることができることは言うまでもな
い。
(発明の効果) 本発明にかかる立体織物は、上述のように、該立体織物
を構成する各層(各段)の織地は任意の密度に織成する
ことができ、且つ各複数の織地間は任意の寸法の空間を
形成することができるため、コンクリート構造物のセメ
ントの補強用基材(補強材)として、あいは航空機ある
いは宇宙ステーション等の複合部材の補強用基材等の工
業用の基材として使用でき、この場合には、各織地の高
い織成密度によって大きな強度が得られるとともに、各
段の織地間にはセメントあるいは樹脂等を最も良好な状
態で充填することができる。
また、本発明にかかる織成方法によると、上述のように
優れた構成を有する立体織物が、非常に効率よく織成で
き、従って、安価に大量に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例にかかる立体織物の構造を示す斜視
図、第2図は立体織物の構造を示す第1図のI−I矢視
断面図、第3図は立体織物を製造するための装置の模型
を示す斜視図、第4図は第3図に示す模型の平面図、第
5図は織成中の綜絖杆と半綜絖杆の動作状態を示す表図
である。 A……織地、1……経糸、2……緯糸、3……搦糸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段状で各段に列状に配置された経糸群
    に対して緯糸が転位蛇行して各段のそれぞれが一層の織
    地を織成するとともに、上下に対峙して位置する上記一
    層の各織地間を、搦糸を上記経糸群のいずれかの搦める
    べき箇所の経糸あいは搦めるべき箇所の前後に位置する
    コースの緯糸に搦ませて結合し、この搦糸の結合箇所が
    織成方向において緯糸の少なくとも一コースづつずれて
    結合されていることを特徴とする立体織物。
  2. 【請求項2】複数の経糸からなる経糸群を複数段状に配
    置し、上記各段における経糸群の各経糸を適宜本数づつ
    交互にひぐちを開いて開口させ、この開口した部位にこ
    れらの経糸を横切るよう緯糸を挿入するとともに、上記
    段状の隣接する各経糸群とそこに挿入される緯糸からな
    る各織地の間が搦糸によって結合されるよう、上記緯糸
    の挿入に際し、上記各段間に配置された各搦糸を、搦ま
    せようとする箇所において、その搦ませようとする経糸
    に対して緯糸挿入方向に転位させて経糸に搦ませるか、
    あるいは前のコースに対してひぐちの開口部で逆側に移
    動させることにより緯糸に搦ませようとする緯糸に対し
    て転位させて搦ませて、その部位で結合させることを特
    徴とする立体織物の製造方法。
JP2050205A 1990-02-28 1990-02-28 立体織物およびその製織方法 Expired - Lifetime JPH0633539B2 (ja)

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