JPH06335548A - 物体衝突位置検出装置 - Google Patents
物体衝突位置検出装置Info
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- JPH06335548A JPH06335548A JP7435594A JP7435594A JPH06335548A JP H06335548 A JPH06335548 A JP H06335548A JP 7435594 A JP7435594 A JP 7435594A JP 7435594 A JP7435594 A JP 7435594A JP H06335548 A JPH06335548 A JP H06335548A
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- Japan
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- collision
- time
- ball
- target screen
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- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴルフのアプローチショット、遊戯ガンを用
いたシューティング、或いは、野球のバッティング等、
あらゆるショット競技の練習及び遊戯用の装置を提供す
る。 【構成】 ボール17等を射出する位置16に対向して
ターゲットスクリーン12を設け、その周囲の少なくと
も3箇所及び射出位置にボール17の衝突音を検出する
マイク101〜105を設ける。制御部14において各
マイクの検出時刻を解析することにより、ボール17の
飛行時間及びターゲットスクリーン上の衝突位置及びボ
ール17の軌道を計算する。
いたシューティング、或いは、野球のバッティング等、
あらゆるショット競技の練習及び遊戯用の装置を提供す
る。 【構成】 ボール17等を射出する位置16に対向して
ターゲットスクリーン12を設け、その周囲の少なくと
も3箇所及び射出位置にボール17の衝突音を検出する
マイク101〜105を設ける。制御部14において各
マイクの検出時刻を解析することにより、ボール17の
飛行時間及びターゲットスクリーン上の衝突位置及びボ
ール17の軌道を計算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ(特にアプロー
チ)やシューティングの練習装置及びゲーム装置等とし
て使用することのできる装置に関する。
チ)やシューティングの練習装置及びゲーム装置等とし
て使用することのできる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ競技に要求される技術は、ボール
を正しい方向に極力遠方まで飛ばすためのフルショット
と、ボールを正確な方向・距離に打つことを主眼とする
アプローチショットと、グリーン上のホールに入れるた
めのパットとに分けて考えることができる。一般のゴル
ファーの場合、フルショット、アプローチ、パットの各
打数はほぼ同程度になると言われているため、ゴルフの
スコアを上げるためにはこれらの各技術を均等に練習す
る必要がある。
を正しい方向に極力遠方まで飛ばすためのフルショット
と、ボールを正確な方向・距離に打つことを主眼とする
アプローチショットと、グリーン上のホールに入れるた
めのパットとに分けて考えることができる。一般のゴル
ファーの場合、フルショット、アプローチ、パットの各
打数はほぼ同程度になると言われているため、ゴルフの
スコアを上げるためにはこれらの各技術を均等に練習す
る必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このうち、フルショッ
トは各所に設けられた一般に「打ちっ放し」と呼ばれる
ゴルフ練習場で練習することができ、パットも、ゴルフ
練習場に併設された専用の練習場や市販のパット練習用
マット等で容易に練習することができる。アプローチシ
ョットは、使用するクラブの最大飛距離よりも短い距離
(一般に100m以下)を、力を加減しつつ、方向及び
距離が正確となるように打たなければならない。そのた
め、パット練習場ではもちろん一緒に練習をすることは
できず、一方、「打ちっ放し」練習場においても、一般
的には「打ちっ放し」練習場はドライバ技術を主として
練習するように設計されているため、比較的短い距離で
ボールの行方を正確にチェックすることが必要なアプロ
ーチショットの練習には適していない。また、実際のゴ
ルフ場では普通に存在する打球点とグリーンとの高低差
に対応した練習ができるような練習場はほとんど存在し
ない。
トは各所に設けられた一般に「打ちっ放し」と呼ばれる
ゴルフ練習場で練習することができ、パットも、ゴルフ
練習場に併設された専用の練習場や市販のパット練習用
マット等で容易に練習することができる。アプローチシ
ョットは、使用するクラブの最大飛距離よりも短い距離
(一般に100m以下)を、力を加減しつつ、方向及び
距離が正確となるように打たなければならない。そのた
め、パット練習場ではもちろん一緒に練習をすることは
できず、一方、「打ちっ放し」練習場においても、一般
的には「打ちっ放し」練習場はドライバ技術を主として
練習するように設計されているため、比較的短い距離で
ボールの行方を正確にチェックすることが必要なアプロ
ーチショットの練習には適していない。また、実際のゴ
ルフ場では普通に存在する打球点とグリーンとの高低差
に対応した練習ができるような練習場はほとんど存在し
ない。
【0004】場所を取らないゴルフ練習装置は既に各種
考案されているが、高価な業務用の装置を除き、一般家
庭で購入できる練習装置は、フォーム修得や素振りの練
習用のものが主で、本物のボールを打つことのできるも
のは、広い庭を必要とするパイプとネットでできた練習
ネットかバット練習用マットぐらいしかない。
考案されているが、高価な業務用の装置を除き、一般家
庭で購入できる練習装置は、フォーム修得や素振りの練
習用のものが主で、本物のボールを打つことのできるも
のは、広い庭を必要とするパイプとネットでできた練習
ネットかバット練習用マットぐらいしかない。
【0005】そこで本発明は、上記課題を解決し、従来
困難であったゴルフのアプローチショットを効率よく、
しかも楽しく練習することができるショット練習装置の
実現を可能とする物体衝突位置検出装置を提供すること
を目的とする。そして本発明は、このような物体衝突位
置検出装置を利用することにより、単にゴルフの練習に
とどまらず、野球のバッティング及びピッチングの練習
や遊戯ガンを用いたシューティングの練習等、各種競技
のショット練習及びスローイング練習や遊戯に使用でき
る装置の実現をも企図するものである。
困難であったゴルフのアプローチショットを効率よく、
しかも楽しく練習することができるショット練習装置の
実現を可能とする物体衝突位置検出装置を提供すること
を目的とする。そして本発明は、このような物体衝突位
置検出装置を利用することにより、単にゴルフの練習に
とどまらず、野球のバッティング及びピッチングの練習
や遊戯ガンを用いたシューティングの練習等、各種競技
のショット練習及びスローイング練習や遊戯に使用でき
る装置の実現をも企図するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る物体衝突位置検出装置は、 a)検出エリア周囲の同一直線上でない少なくとも3箇所
に置かれた衝突音検出手段と、 b)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻に
基づき、検出エリア内の物体衝突位置を算出する演算手
段とを備えることを特徴とする。
に成された本発明に係る物体衝突位置検出装置は、 a)検出エリア周囲の同一直線上でない少なくとも3箇所
に置かれた衝突音検出手段と、 b)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻に
基づき、検出エリア内の物体衝突位置を算出する演算手
段とを備えることを特徴とする。
【0007】また、それに加えて、 d)衝突する物体が所定の地点から射出された時刻を検出
する射出時刻検出手段と、 e)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻及
び射出時刻検出手段によって検出された射出時刻とに基
づき、射出地点における物体の射出時点から物体の衝突
時点までの移動時間を算出し、更に、該移動時間と演算
手段が算出した物体衝突位置とより、衝突するまでの物
体の軌道及び衝突した後の仮想軌道を算出する第2演算
手段とを備えるようにしてもよい。
する射出時刻検出手段と、 e)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻及
び射出時刻検出手段によって検出された射出時刻とに基
づき、射出地点における物体の射出時点から物体の衝突
時点までの移動時間を算出し、更に、該移動時間と演算
手段が算出した物体衝突位置とより、衝突するまでの物
体の軌道及び衝突した後の仮想軌道を算出する第2演算
手段とを備えるようにしてもよい。
【0008】このような物体衝突位置検出装置を利用し
て上記課題を解決するために成された本発明に係るショ
ット練習装置は、 a)枠に張設されたシートから成るターゲットスクリーン
と、 b)前記ターゲットスクリーンの周囲に配置された少なく
とも3個の衝突音検出手段と、 c)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻に
基づき、射出地点における飛翔体の射出時点から飛翔体
のターゲットスクリーンへの衝突時点までの飛行時間
と、ターゲットスクリーン上における飛翔体の衝突位置
を算出する演算手段とを備えることを特徴とする。
て上記課題を解決するために成された本発明に係るショ
ット練習装置は、 a)枠に張設されたシートから成るターゲットスクリーン
と、 b)前記ターゲットスクリーンの周囲に配置された少なく
とも3個の衝突音検出手段と、 c)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻に
基づき、射出地点における飛翔体の射出時点から飛翔体
のターゲットスクリーンへの衝突時点までの飛行時間
と、ターゲットスクリーン上における飛翔体の衝突位置
を算出する演算手段とを備えることを特徴とする。
【0009】また、それに加えて、 d)ターゲットスクリーンの前方に設けられた射出地点に
おける飛翔体の射出時刻を検出する射出時刻検出手段
と、 e)上記飛翔体の飛行時間と衝突位置とより、ターゲット
スクリーンに衝突するまでの飛翔体の軌道及び衝突した
後の仮想軌道を算出する第2演算手段、を備えるように
してもよい。更に、演算手段又は第2演算手段が算出し
た結果であるターゲットスクリーン上の飛翔体の衝突位
置、飛翔体の軌道等を表示する表示手段(ディスプレ
イ)を設けたり、ターゲットスクリーンのシートに飛翔
体の衝突目標点及び得点領域を描くようにしてもよい。
おける飛翔体の射出時刻を検出する射出時刻検出手段
と、 e)上記飛翔体の飛行時間と衝突位置とより、ターゲット
スクリーンに衝突するまでの飛翔体の軌道及び衝突した
後の仮想軌道を算出する第2演算手段、を備えるように
してもよい。更に、演算手段又は第2演算手段が算出し
た結果であるターゲットスクリーン上の飛翔体の衝突位
置、飛翔体の軌道等を表示する表示手段(ディスプレ
イ)を設けたり、ターゲットスクリーンのシートに飛翔
体の衝突目標点及び得点領域を描くようにしてもよい。
【0010】
【作用】本発明の物体衝突位置検出装置では、ある物体
が検出エリア内で他の物体と衝突すると、各衝突音検出
手段がその衝突の際に発生する衝突音を検出する。演算
手段は、各衝突音検出手段からの検出信号に基づいて各
衝突音が検出された時刻(衝突音検出時刻)を特定し、
各衝突音検出時刻と所定の音速値を用いて衝突位置の計
算を行なう。衝突音検出手段は検出エリア周囲の同一直
線上でない少なくとも3箇所に置かれているため、この
計算において、地震の震源地決定と同様の原理により、
検出エリア内における物体の衝突点の位置(物体衝突位
置)が算出される。なお、ここで用いる音速値は、予め
理科年表等を参照することにより標準的な値を定めてお
き、それを用いるようにしてもよいし、それに加えて周
辺温度測定手段設け、測定温度により標準音速値を補正
するようにしてもよい。さらに、衝突音検出手段を4個
以上用いることにより、音速を未知数に含めて演算し、
音速と衝突位置から3個の衝突音検出手段までの距離と
を同時に算出することも可能である。
が検出エリア内で他の物体と衝突すると、各衝突音検出
手段がその衝突の際に発生する衝突音を検出する。演算
手段は、各衝突音検出手段からの検出信号に基づいて各
衝突音が検出された時刻(衝突音検出時刻)を特定し、
各衝突音検出時刻と所定の音速値を用いて衝突位置の計
算を行なう。衝突音検出手段は検出エリア周囲の同一直
線上でない少なくとも3箇所に置かれているため、この
計算において、地震の震源地決定と同様の原理により、
検出エリア内における物体の衝突点の位置(物体衝突位
置)が算出される。なお、ここで用いる音速値は、予め
理科年表等を参照することにより標準的な値を定めてお
き、それを用いるようにしてもよいし、それに加えて周
辺温度測定手段設け、測定温度により標準音速値を補正
するようにしてもよい。さらに、衝突音検出手段を4個
以上用いることにより、音速を未知数に含めて演算し、
音速と衝突位置から3個の衝突音検出手段までの距離と
を同時に算出することも可能である。
【0011】物体の射出地点と衝突の検出エリアとの位
置関係は、射出地点と各衝突音検出手段とを設置した時
点で決定され、予めわかっているため、物体の移動時間
と衝突位置より、物体の軌道を決定することができる。
この軌道の形は衝突の有無にかかわらないため、物体が
衝突しなかったならば移動した仮想軌道も求めることが
できる。第2演算手段はこの軌道計算を行なうものであ
る。すなわち、衝突音の検出時刻及び物体の射出時刻に
基づいて移動時間を算出し、その移動時間と演算手段に
よって算出された物体衝突位置とより、物体の軌道(仮
想軌道を含む)を算出する。
置関係は、射出地点と各衝突音検出手段とを設置した時
点で決定され、予めわかっているため、物体の移動時間
と衝突位置より、物体の軌道を決定することができる。
この軌道の形は衝突の有無にかかわらないため、物体が
衝突しなかったならば移動した仮想軌道も求めることが
できる。第2演算手段はこの軌道計算を行なうものであ
る。すなわち、衝突音の検出時刻及び物体の射出時刻に
基づいて移動時間を算出し、その移動時間と演算手段に
よって算出された物体衝突位置とより、物体の軌道(仮
想軌道を含む)を算出する。
【0012】本発明のショット練習装置は上記の物体衝
突位置検出装置を利用したものであり、その作用は以下
の通りである。プレーヤは射出地点においてターゲット
スクリーンに向かい、例えばゴルフのアプローチショッ
トの練習であればクラブでボールを打球し、ガンシュー
ティングであれば引き金を引いて弾を発射する。射出さ
れた飛翔体はターゲットスクリーンに衝突し、そこで衝
突音を発生する。この衝突音はターゲットスクリーンの
周囲に配置された(枠に固定するのが便利であるが、必
ずしもそれにこだわらない)3個の衝突音検出手段によ
り検出される。演算手段は、各衝突音検出手段からの検
出信号に基づいて各衝突音が検出された時刻を特定し、
所定の音速値を用いて地震の震源地決定と同様の原理に
より、ターゲットスクリーン上の衝突点の位置を決定す
る。なお、ここで用いる音速値は、予め理科年表等を参
照することにより標準的な値を定めておき、それを用い
るようにしてもよいし、それに加えて周辺温度測定手段
を設け、測定温度により標準音速値を補正するようにし
てもよい。さらに、衝突音検出手段を4個以上用いるこ
とにより、音速を未知数に含めて演算し、音速と衝突位
置から3個の衝突音検出手段までの距離を同時に算出す
ることも可能である。
突位置検出装置を利用したものであり、その作用は以下
の通りである。プレーヤは射出地点においてターゲット
スクリーンに向かい、例えばゴルフのアプローチショッ
トの練習であればクラブでボールを打球し、ガンシュー
ティングであれば引き金を引いて弾を発射する。射出さ
れた飛翔体はターゲットスクリーンに衝突し、そこで衝
突音を発生する。この衝突音はターゲットスクリーンの
周囲に配置された(枠に固定するのが便利であるが、必
ずしもそれにこだわらない)3個の衝突音検出手段によ
り検出される。演算手段は、各衝突音検出手段からの検
出信号に基づいて各衝突音が検出された時刻を特定し、
所定の音速値を用いて地震の震源地決定と同様の原理に
より、ターゲットスクリーン上の衝突点の位置を決定す
る。なお、ここで用いる音速値は、予め理科年表等を参
照することにより標準的な値を定めておき、それを用い
るようにしてもよいし、それに加えて周辺温度測定手段
を設け、測定温度により標準音速値を補正するようにし
てもよい。さらに、衝突音検出手段を4個以上用いるこ
とにより、音速を未知数に含めて演算し、音速と衝突位
置から3個の衝突音検出手段までの距離を同時に算出す
ることも可能である。
【0013】射出時刻検出手段は、例えばゴルフ練習装
置であれば打球音を検出し、ガンシューティングであれ
ば引き金の動作や弾の動作を電気的に検出する等で射出
時刻を検出する。この射出時刻検出信号は演算手段に送
られる。射出された飛翔体(打球されたボール、発射さ
れた弾等)は射出時の初速、射出角度等に依存した軌道
によりターゲットスクリーンの方に飛行し、所定の時間
後にターゲットスクリーンの或る点(衝突点)に衝突す
る。このターゲットスクリーン上の衝突位置は上記方法
で決定され、また、ターゲットスクリーンへの衝突時刻
も(衝突位置及び音速が算出されているため)上記方法
から容易に算出される。射出地点とターゲットスクリー
ンとの位置関係は、ターゲットスクリーンと射出地点と
を設置した時点で決定され、予めわかっているため、飛
翔体の飛行時間(これは、検出された射出時刻と算出さ
れた衝突時刻との差として求めることができる)と衝突
点の座標より、飛翔体の軌道を決定することができる。
この軌道の形は衝突の有無にかかわらないため、飛翔体
がターゲットスクリーンに衝突しなかったならば飛行し
た仮想軌道も求めることができる。第2演算手段はこの
軌道計算を行なうものである。演算手段、第2演算手段
による演算結果は、CRT、LCD等の表示手段(ディ
スプレイ)の他、音、紙へのプリントアウト等、種々の
形式でプレーヤに対して知らせることができる。プレー
ヤは、その出力結果に基づき、自分のショットが思い通
りになっているか否かを判断することができ、次回のシ
ョットの練習に活かすことができる。
置であれば打球音を検出し、ガンシューティングであれ
ば引き金の動作や弾の動作を電気的に検出する等で射出
時刻を検出する。この射出時刻検出信号は演算手段に送
られる。射出された飛翔体(打球されたボール、発射さ
れた弾等)は射出時の初速、射出角度等に依存した軌道
によりターゲットスクリーンの方に飛行し、所定の時間
後にターゲットスクリーンの或る点(衝突点)に衝突す
る。このターゲットスクリーン上の衝突位置は上記方法
で決定され、また、ターゲットスクリーンへの衝突時刻
も(衝突位置及び音速が算出されているため)上記方法
から容易に算出される。射出地点とターゲットスクリー
ンとの位置関係は、ターゲットスクリーンと射出地点と
を設置した時点で決定され、予めわかっているため、飛
翔体の飛行時間(これは、検出された射出時刻と算出さ
れた衝突時刻との差として求めることができる)と衝突
点の座標より、飛翔体の軌道を決定することができる。
この軌道の形は衝突の有無にかかわらないため、飛翔体
がターゲットスクリーンに衝突しなかったならば飛行し
た仮想軌道も求めることができる。第2演算手段はこの
軌道計算を行なうものである。演算手段、第2演算手段
による演算結果は、CRT、LCD等の表示手段(ディ
スプレイ)の他、音、紙へのプリントアウト等、種々の
形式でプレーヤに対して知らせることができる。プレー
ヤは、その出力結果に基づき、自分のショットが思い通
りになっているか否かを判断することができ、次回のシ
ョットの練習に活かすことができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例(以下「実施例1」とい
う)であるゴルフアプローチショット練習装置の全体を
図1に示す。本実施例のゴルフアプローチショット練習
装置では、ターゲットスクリーンとして、ほぼ正方形の
枠(フレーム)11に、布や樹脂若しくはその複合材か
ら成るシート12を張ったものを用いる。なお、シート
12の中に金属線、グラスファイバ、カーボンファイバ
等の補強材(線状又は網状)を含ませてもよい。ターゲ
ットスクリーン(シート本体部)の大きさは約1〜2m
四方程度とし、フレーム11としてはアルミニウムやス
チールの引抜材、パイプ等(取り扱いのことを考慮する
と、軽量であるアルミニウムパイプが適している)を使
用することができる。このシート12の材質や張力を適
度に調整することにより、シート12に当たったボール
17の運動エネルギのほとんどを吸収し、ボール17が
ほぼシートの真下に落下するようにすることができる。
う)であるゴルフアプローチショット練習装置の全体を
図1に示す。本実施例のゴルフアプローチショット練習
装置では、ターゲットスクリーンとして、ほぼ正方形の
枠(フレーム)11に、布や樹脂若しくはその複合材か
ら成るシート12を張ったものを用いる。なお、シート
12の中に金属線、グラスファイバ、カーボンファイバ
等の補強材(線状又は網状)を含ませてもよい。ターゲ
ットスクリーン(シート本体部)の大きさは約1〜2m
四方程度とし、フレーム11としてはアルミニウムやス
チールの引抜材、パイプ等(取り扱いのことを考慮する
と、軽量であるアルミニウムパイプが適している)を使
用することができる。このシート12の材質や張力を適
度に調整することにより、シート12に当たったボール
17の運動エネルギのほとんどを吸収し、ボール17が
ほぼシートの真下に落下するようにすることができる。
【0015】以下、シート12及びフレーム11の一構
成例を図8〜図11により詳しく説明する。図8に示す
ように、シート12の上部では、幅方向全長に亙ってシ
ート上端が袋状に縫着又は接着し、その袋内に上部バー
121を通す。シート12下部はやや幅を狭くし、スカ
ート部13とする。シート12本体部とスカート部13
との境界部分には、シート12とそれに縫着又は接着さ
れた裏布(プラスチックシート等、どのようなシートで
もよい)123により上端と同じく幅方向に伸びる袋状
の空間を形成し、その内部に下部バー122を通す。下
部バー122はシート12本体及びスカート部13から
左右にややはみ出させる。スカート部13の裏側にはス
ポンジ125を下部126のみでシート12(スカート
部13)に固定(接着)する。
成例を図8〜図11により詳しく説明する。図8に示す
ように、シート12の上部では、幅方向全長に亙ってシ
ート上端が袋状に縫着又は接着し、その袋内に上部バー
121を通す。シート12下部はやや幅を狭くし、スカ
ート部13とする。シート12本体部とスカート部13
との境界部分には、シート12とそれに縫着又は接着さ
れた裏布(プラスチックシート等、どのようなシートで
もよい)123により上端と同じく幅方向に伸びる袋状
の空間を形成し、その内部に下部バー122を通す。下
部バー122はシート12本体及びスカート部13から
左右にややはみ出させる。スカート部13の裏側にはス
ポンジ125を下部126のみでシート12(スカート
部13)に固定(接着)する。
【0016】フレーム11は図9に示すように、アルミ
ニウム引抜材である上部ビーム111、左右のコラム1
12及び足113で構成される。上部ビーム111の断
面を図11に示す。シート12上部に固定された上部バ
ー121は、上部ビーム111の所定の空間111a
(この空間111aは上部ビーム111の全長に亙って
設けられている)に収納され、これにより、シート12
は上部ビーム111から吊り下げられる。
ニウム引抜材である上部ビーム111、左右のコラム1
12及び足113で構成される。上部ビーム111の断
面を図11に示す。シート12上部に固定された上部バ
ー121は、上部ビーム111の所定の空間111a
(この空間111aは上部ビーム111の全長に亙って
設けられている)に収納され、これにより、シート12
は上部ビーム111から吊り下げられる。
【0017】図10に示すように、本実施例では左右の
コラム112は上部ビーム111と同じ部材を使用し、
上部ビーム111として用いた際にシート12を吊り下
げた空間112b(スリット)にシート12の左右辺を
収納している。このスリット112bの入口112cは
シート12の厚みよりもやや広い程度に狭くなっている
が、内部はシート12が十分波打つことができるだけの
幅を有している。下部バー122の左右の端部(シート
12及びスカート部13の左右から突出した部分)は左
右コラム112の内部に設けられた別の空間112d
(スロット)内に挿入する。このスロット112dも左
右コラム112の全長に亙って設けられているため、こ
れにより、下部バー122は上下に自由に移動すること
ができるようになっている。
コラム112は上部ビーム111と同じ部材を使用し、
上部ビーム111として用いた際にシート12を吊り下
げた空間112b(スリット)にシート12の左右辺を
収納している。このスリット112bの入口112cは
シート12の厚みよりもやや広い程度に狭くなっている
が、内部はシート12が十分波打つことができるだけの
幅を有している。下部バー122の左右の端部(シート
12及びスカート部13の左右から突出した部分)は左
右コラム112の内部に設けられた別の空間112d
(スロット)内に挿入する。このスロット112dも左
右コラム112の全長に亙って設けられているため、こ
れにより、下部バー122は上下に自由に移動すること
ができるようになっている。
【0018】以上の構成により、シート12にボール1
7が衝突したとき、シート本体の下端にある下部バー1
22がスロット112dに沿って上に移動することがで
きるため、シート12は後方にたわむことができ、ボー
ル17の運動エネルギのほとんどを吸収する。これによ
り、ボール17はほぼシートの真下に落下する。従っ
て、ボール17がプレーヤの方に高速で返ってきて怪我
をする危険性がない。しかも、シート12は、ボール1
7の衝突時以外は常時平面状に張設された状態となって
いるため、点数用の的等を描いた場合に、正確な的当て
練習を行なうことができる。また、ボール17の衝突の
勢いが強いときには、シート12の左右が中央側に引っ
張られ、シート12の左右辺がスリット112bから外
れる恐れがあるが、本実施例の左右コラム112では、
スリット112b入口を狭くし、内部を広くしているた
め、スリット112bの入口の狭い部分112cではシ
ート12は波打つことができず、内部に入った広い部分
でのみ波打つため、その波打ち部分がくさびの役目をし
てスリット112bから外れることを防止する。従っ
て、スリット112bの内部の幅はシート12の波打ち
の幅よりも大きくしておくことが望ましい。
7が衝突したとき、シート本体の下端にある下部バー1
22がスロット112dに沿って上に移動することがで
きるため、シート12は後方にたわむことができ、ボー
ル17の運動エネルギのほとんどを吸収する。これによ
り、ボール17はほぼシートの真下に落下する。従っ
て、ボール17がプレーヤの方に高速で返ってきて怪我
をする危険性がない。しかも、シート12は、ボール1
7の衝突時以外は常時平面状に張設された状態となって
いるため、点数用の的等を描いた場合に、正確な的当て
練習を行なうことができる。また、ボール17の衝突の
勢いが強いときには、シート12の左右が中央側に引っ
張られ、シート12の左右辺がスリット112bから外
れる恐れがあるが、本実施例の左右コラム112では、
スリット112b入口を狭くし、内部を広くしているた
め、スリット112bの入口の狭い部分112cではシ
ート12は波打つことができず、内部に入った広い部分
でのみ波打つため、その波打ち部分がくさびの役目をし
てスリット112bから外れることを防止する。従っ
て、スリット112bの内部の幅はシート12の波打ち
の幅よりも大きくしておくことが望ましい。
【0019】落下したボール17は、まずスポンジ12
5により落下エネルギが吸収され、大きく飛び跳ねない
ようになっている。そして、図1に示すように、ターゲ
ットスクリーンを構成するシート12の下端13を手前
側に延長することにより、打球地点の方に自動的に戻っ
てくる。従って、ゴルフボールの回収が効率よく行なえ
るようになる。なお、ターゲットスクリーンのシート1
2をそのまま下側に延長するのではなく、別途ボール返
送用のシート(機構)を取り付けてもよい。また、図7
に示すように、ターゲットスクリーンのシートの下端か
ら打球地点に向かって狭くなるボール集束枠20を設け
てもよい。このとき、ボール集束枠20のターゲットス
クリーン側の端部をフレーム11の下端に固定すること
により、ボール17の逃げを防止することができるとと
もに、ボール集束枠20の固定及び自立という効果が得
られる。なお、図1及び図7に、打球地点で打たれてか
らターゲットスクリーンに当たり、打球点に返ってくる
までのボール17の軌道18を2点鎖線で示す。
5により落下エネルギが吸収され、大きく飛び跳ねない
ようになっている。そして、図1に示すように、ターゲ
ットスクリーンを構成するシート12の下端13を手前
側に延長することにより、打球地点の方に自動的に戻っ
てくる。従って、ゴルフボールの回収が効率よく行なえ
るようになる。なお、ターゲットスクリーンのシート1
2をそのまま下側に延長するのではなく、別途ボール返
送用のシート(機構)を取り付けてもよい。また、図7
に示すように、ターゲットスクリーンのシートの下端か
ら打球地点に向かって狭くなるボール集束枠20を設け
てもよい。このとき、ボール集束枠20のターゲットス
クリーン側の端部をフレーム11の下端に固定すること
により、ボール17の逃げを防止することができるとと
もに、ボール集束枠20の固定及び自立という効果が得
られる。なお、図1及び図7に、打球地点で打たれてか
らターゲットスクリーンに当たり、打球点に返ってくる
までのボール17の軌道18を2点鎖線で示す。
【0020】ターゲットスクリーンのボールが当たった
点を検出することは、震源地検出の原理と同様、振動検
出器(音声検出器)を最低3個設けることにより可能で
あるが、本実施例のゴルフアプローチショット練習装置
では、音速の変化を補正するために、音声検出器である
マイクロフォンを4個(101〜104)用いている。
4個のマイクロフォンはそれぞれフレーム11の4隅に
設置され、ボール17がターゲットスクリーンのシート
12に当たった時に発生し、空気中を伝わってくる衝突
音を検出する。各マイクロフォン101〜104は制御
部14に接続され、制御部14は、各マイクロフォン1
01〜104が検出した衝突音の信号を受けた時点の時
刻を検出する。
点を検出することは、震源地検出の原理と同様、振動検
出器(音声検出器)を最低3個設けることにより可能で
あるが、本実施例のゴルフアプローチショット練習装置
では、音速の変化を補正するために、音声検出器である
マイクロフォンを4個(101〜104)用いている。
4個のマイクロフォンはそれぞれフレーム11の4隅に
設置され、ボール17がターゲットスクリーンのシート
12に当たった時に発生し、空気中を伝わってくる衝突
音を検出する。各マイクロフォン101〜104は制御
部14に接続され、制御部14は、各マイクロフォン1
01〜104が検出した衝突音の信号を受けた時点の時
刻を検出する。
【0021】人工芝等によるマット16を敷いた打球地
点にも1本のマイクロフォン105を設置し、クラブ1
9がボール17を打撃した時の音を検出する。この信号
も同様に制御部14に送られ、その時刻が検出される。
点にも1本のマイクロフォン105を設置し、クラブ1
9がボール17を打撃した時の音を検出する。この信号
も同様に制御部14に送られ、その時刻が検出される。
【0022】制御部14にはCRT、LCD等の表示装
置15が接続され、制御部14において種々解析された
結果(後述する判定結果、得点、指示等)は、この表示
装置15の画面上に表示され、打球後即時にプレーヤー
に知らされる。
置15が接続され、制御部14において種々解析された
結果(後述する判定結果、得点、指示等)は、この表示
装置15の画面上に表示され、打球後即時にプレーヤー
に知らされる。
【0023】図2は使用するクラブ19の番手や打ち方
により変化するボールの軌道の各種を示したものである
が、この図からわかるように、ボールの飛距離はターゲ
ットスクリーンに当たった高さだけで一義的に決まるも
のではなく、打ち出し角度や打球速度によっても変化す
る。従って、本実施例のゴルフアプローチショット練習
装置では、ターゲットスクリーン12のボールが当たっ
た点の座標と、打球時点からターゲットスクリーン12
に当たった時点までの時間とに基づき、まずボール17
がターゲットスクリーン12に当たるまでの軌道を計算
し、それに基づいてボール17の落下地点、落下速度、
落下角度等を算出する。さらに、その落下速度と落下角
度、落下時点におけるボール17の落下エネルギ及び転
がり抵抗を設定することにより、落下した後のボール1
7の転がる距離まで計算する。これらの計算方法につい
ては、後に詳述する。
により変化するボールの軌道の各種を示したものである
が、この図からわかるように、ボールの飛距離はターゲ
ットスクリーンに当たった高さだけで一義的に決まるも
のではなく、打ち出し角度や打球速度によっても変化す
る。従って、本実施例のゴルフアプローチショット練習
装置では、ターゲットスクリーン12のボールが当たっ
た点の座標と、打球時点からターゲットスクリーン12
に当たった時点までの時間とに基づき、まずボール17
がターゲットスクリーン12に当たるまでの軌道を計算
し、それに基づいてボール17の落下地点、落下速度、
落下角度等を算出する。さらに、その落下速度と落下角
度、落下時点におけるボール17の落下エネルギ及び転
がり抵抗を設定することにより、落下した後のボール1
7の転がる距離まで計算する。これらの計算方法につい
ては、後に詳述する。
【0024】制御部14の電気的構成を図3に示す。衝
突音検出手段である4本のマイクロフォン101〜10
4からの信号は、まず、それぞれに設けられたフィルタ
や増幅器等106〜109を通過する。フィルタの通過
により、マイクロフォン101〜104の信号から周囲
の雑音等の成分が除去されて所定の衝突音のみの信号が
取り出される。フィルタや増幅器等106〜109を通
過した信号は2つに分けられ、一方は、それら4つの信
号が集合されて到着検出回路132に送られ、そこで最
先の衝突音が検出される。この信号はデータメモリ制御
回路134を介してデータメモリ133に送られる。打
球点のマイクロフォン105からの打球音信号も、同様
にフィルタ、増幅器等130を介して打球検出回路14
1に送られ、そこで打球音が検出されてデータメモリ制
御回路134に送られる。ターゲットスクリーン12の
周囲の4本のマイクロフォン101〜104からの信号
はA/D変換器131にも送られ、データメモリ制御回
路134からの信号を基に、ボール17が到達する前後
の一定時間だけ各マイクロフォン101〜104からの
検出信号が別個にA/D変換されてデータメモリ133
に書き込まれる。
突音検出手段である4本のマイクロフォン101〜10
4からの信号は、まず、それぞれに設けられたフィルタ
や増幅器等106〜109を通過する。フィルタの通過
により、マイクロフォン101〜104の信号から周囲
の雑音等の成分が除去されて所定の衝突音のみの信号が
取り出される。フィルタや増幅器等106〜109を通
過した信号は2つに分けられ、一方は、それら4つの信
号が集合されて到着検出回路132に送られ、そこで最
先の衝突音が検出される。この信号はデータメモリ制御
回路134を介してデータメモリ133に送られる。打
球点のマイクロフォン105からの打球音信号も、同様
にフィルタ、増幅器等130を介して打球検出回路14
1に送られ、そこで打球音が検出されてデータメモリ制
御回路134に送られる。ターゲットスクリーン12の
周囲の4本のマイクロフォン101〜104からの信号
はA/D変換器131にも送られ、データメモリ制御回
路134からの信号を基に、ボール17が到達する前後
の一定時間だけ各マイクロフォン101〜104からの
検出信号が別個にA/D変換されてデータメモリ133
に書き込まれる。
【0025】各衝突音のデータはMPU回路(マイクロ
プロセッサ、ROM、RAM、発振回路、デコーダ等を
含む)135により読み出され、複雑に振動している衝
突音の波形から正確に到達時間を求めるための前処理が
行なわれた後、ボール17の軌道等、後述の各種データ
の算出や判定が行なわれる。MPU回路135はこれら
の計算を行なった後の結果(評価、得点等)を出力回路
136に送り、出力回路136はその結果をモニタ、プ
リンタ、音声合成装置等の各種出力装置138より出力
し、プレーヤに知らせる。なお、プレーヤによる後述の
各種モードの切り替えやデータ入力のために制御部14
のボックスには各種キー及びスイッチ139が設けられ
ており、これらの入力コマンドは入力回路137を介し
てMPU回路135に送られる。
プロセッサ、ROM、RAM、発振回路、デコーダ等を
含む)135により読み出され、複雑に振動している衝
突音の波形から正確に到達時間を求めるための前処理が
行なわれた後、ボール17の軌道等、後述の各種データ
の算出や判定が行なわれる。MPU回路135はこれら
の計算を行なった後の結果(評価、得点等)を出力回路
136に送り、出力回路136はその結果をモニタ、プ
リンタ、音声合成装置等の各種出力装置138より出力
し、プレーヤに知らせる。なお、プレーヤによる後述の
各種モードの切り替えやデータ入力のために制御部14
のボックスには各種キー及びスイッチ139が設けられ
ており、これらの入力コマンドは入力回路137を介し
てMPU回路135に送られる。
【0026】次に、ボール17がターゲットスクリーン
12に当たった際の衝突音を検出することにより、ボー
ル17のターゲットスクリーン12上の衝突位置を算出
する方法と、音波伝達媒体(今の場合、空気)の温度に
よる伝達速度の違いを補正するための計算方法を説明す
る。説明を簡略化するために、ターゲットスクリーン1
2は1辺の大きさが1であるとし、また、ボール17が
飛行する際の空気抵抗は無視する。
12に当たった際の衝突音を検出することにより、ボー
ル17のターゲットスクリーン12上の衝突位置を算出
する方法と、音波伝達媒体(今の場合、空気)の温度に
よる伝達速度の違いを補正するための計算方法を説明す
る。説明を簡略化するために、ターゲットスクリーン1
2は1辺の大きさが1であるとし、また、ボール17が
飛行する際の空気抵抗は無視する。
【0027】○ターゲットスクリーン上でのボールの衝
突位置の検出 図4に示すように、正方形のターゲットスクリーン12
の4隅の座標をそれぞれS1(0,0)、S2(0,
1)、S3(1,1)、S4(1,0)とし、ボール17
の衝突位置の座標をP(X,Y)とする。そして、点P
から4隅S1〜S4までの距離をそれぞれL1〜L4とす
る。4隅S1〜S4には上述の通り、衝突音検出手段とし
てのマイクロフォン101〜104が設置されている。
ここで、後の計算の便宜のために、衝突音が点PからS
1〜S4に置かれた4本のマイクロフォン101〜104
のうちのいずれか最も点Pに近いマイクロフォンに到達
するまでの時間(最短時間。これは、直接的には測定不
可能である。)をt0とし、その時刻(最初のマイクロ
フォンに衝突音が到着した時刻)から4本のマイクロフ
ォン101〜104に衝突音が到達するまでの時間をt
1、t2、t3、t4とする(従って、t1、t2、t3、t4
のうちの少なくとも1つは0である)。
突位置の検出 図4に示すように、正方形のターゲットスクリーン12
の4隅の座標をそれぞれS1(0,0)、S2(0,
1)、S3(1,1)、S4(1,0)とし、ボール17
の衝突位置の座標をP(X,Y)とする。そして、点P
から4隅S1〜S4までの距離をそれぞれL1〜L4とす
る。4隅S1〜S4には上述の通り、衝突音検出手段とし
てのマイクロフォン101〜104が設置されている。
ここで、後の計算の便宜のために、衝突音が点PからS
1〜S4に置かれた4本のマイクロフォン101〜104
のうちのいずれか最も点Pに近いマイクロフォンに到達
するまでの時間(最短時間。これは、直接的には測定不
可能である。)をt0とし、その時刻(最初のマイクロ
フォンに衝突音が到着した時刻)から4本のマイクロフ
ォン101〜104に衝突音が到達するまでの時間をt
1、t2、t3、t4とする(従って、t1、t2、t3、t4
のうちの少なくとも1つは0である)。
【0028】以上の関係より、L1〜L4について次の式
が成り立つ。 L12= X2 + Y2 =C2・(t0+t1)2 …(1) L22= X2 +(Y−1)2=C2・(t0+t2)2 …(2) L32=(X−1)2+(Y−1)2=C2・(t0+t3)2 …(3) L42=(X−1)2+ Y2 =C2・(t0+t4)2 …(4) なお、Cは音速である。式(1)から式(4)を引くことによ
り、Xは X={C2・(t0+t1)2−C2・(t0+t4)2+1}/2 …(5) となり、式(4)から式(3)を引くことにより、Yは Y={C2・(t0+t1)2−C2・(t0+t2)2+1}/2 …(6) となる。式(5)及び(6)は未知数であるC(音速)及びt
0を含むため、以下、これらの値を求める。
が成り立つ。 L12= X2 + Y2 =C2・(t0+t1)2 …(1) L22= X2 +(Y−1)2=C2・(t0+t2)2 …(2) L32=(X−1)2+(Y−1)2=C2・(t0+t3)2 …(3) L42=(X−1)2+ Y2 =C2・(t0+t4)2 …(4) なお、Cは音速である。式(1)から式(4)を引くことによ
り、Xは X={C2・(t0+t1)2−C2・(t0+t4)2+1}/2 …(5) となり、式(4)から式(3)を引くことにより、Yは Y={C2・(t0+t1)2−C2・(t0+t2)2+1}/2 …(6) となる。式(5)及び(6)は未知数であるC(音速)及びt
0を含むため、以下、これらの値を求める。
【0029】まず、式(1)〜(4)より (L12+L32)−(L22+L42)=0 の関係が成り立つため、 C2・{2・t0・(t1−t2+t3−t4)+ t12−t22+t32−t42}=0 …(7) となる。ここでC2>0であるため、t0〜t4の間に
は、 2・t0・(t1−t2+t3−t4)+t12−t22+t32−t42=0 …(8) の関係がある。以下、式(8)において、t1−t2+t3−
t4≠0の場合とt1−t2+t3−t4=0の場合とに分
けて考える。
は、 2・t0・(t1−t2+t3−t4)+t12−t22+t32−t42=0 …(8) の関係がある。以下、式(8)において、t1−t2+t3−
t4≠0の場合とt1−t2+t3−t4=0の場合とに分
けて考える。
【0030】I t1−t2+t3−t4≠0の場合 この場合、式(8)より、 t0=−(t12−t22+t32−t42)/{2・(t1−t2+t3−t4)}…(9) となる。t0+ti=Ti(i=1,2,3,4)と置
き、式(1)に式(5)、(6)を代入すると、 C4・{T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32)}− 2・C2・(T12+T32)+2=0 …(10) となる。ここで、 a=T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32) b=−(T12+T32) と置くと、式(10)は a・(C2)2+2・b・C2+2=0 …(101) という2次方程式で表わされる。
き、式(1)に式(5)、(6)を代入すると、 C4・{T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32)}− 2・C2・(T12+T32)+2=0 …(10) となる。ここで、 a=T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32) b=−(T12+T32) と置くと、式(10)は a・(C2)2+2・b・C2+2=0 …(101) という2次方程式で表わされる。
【0031】C2>0、Ti>0であることから、2次方
程式(101)の解C2は C2={−b−(b2−2・a)1/2}/a となる。従って、 C2=[(T12+T32)−{(T12+T32)2− 2・(T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32))}1/2]/ {T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32)} …(11) となる。
程式(101)の解C2は C2={−b−(b2−2・a)1/2}/a となる。従って、 C2=[(T12+T32)−{(T12+T32)2− 2・(T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32))}1/2]/ {T14+T34−2・T22・(T12−T22+T32)} …(11) となる。
【0032】TiはPとSiとの間の距離(Li)に比例
するため、上記式(7)の場合と同様、 T12+T32=T22+T42 の関係がある。これを使って式(11)を整理すると、 C2=[−{4・(T12+T32)2−(T12−T32)2}1/2+T12+T32]/ {T14+T34−2・T22・T42} …(12) (ただし、t1−t2+t3−t4≠0) 以上より、ターゲットスクリーン12上のボール17の
衝突点の座標X,Yは、式(9)により求められたt0と式
(12)より求められたC2を式(5)及び(6)に代入すること
により、求められる。
するため、上記式(7)の場合と同様、 T12+T32=T22+T42 の関係がある。これを使って式(11)を整理すると、 C2=[−{4・(T12+T32)2−(T12−T32)2}1/2+T12+T32]/ {T14+T34−2・T22・T42} …(12) (ただし、t1−t2+t3−t4≠0) 以上より、ターゲットスクリーン12上のボール17の
衝突点の座標X,Yは、式(9)により求められたt0と式
(12)より求められたC2を式(5)及び(6)に代入すること
により、求められる。
【0033】 II 式(8)で、t1−t2+t3−t4=0の場合 この場合、(t1=t2、t3=t4)又は(t1=t4、t
2=t3)の場合が考えられる。これらについて更に場合
分けをする。
2=t3)の場合が考えられる。これらについて更に場合
分けをする。
【0034】II-1 t1=t2、t3=t4 かつ t1≠
t4、t2≠t3 の場合 この場合、ターゲットスクリーン12の中心を通るX軸
に平行な直線上に点Pが存在する(但し、ターゲットス
クリーン12の中心は除く)ということであるため、以
下の関係式が成り立つ。 Y=0.5 L12=L22= X2 +(0.5)2=C2・(t0+t1)2 …(13) L32=L42=(X−1)2+(0.5)2=C2・(t0+t4)2 …(14) 現在、未知数はC(音速)、t0(打撃点Pに最も近い
隅Siまでの衝突音の伝達時間)、X,Y(打撃点Pの
座標)の4つであるため、上記3式からこれら4個の未
知数を得ることは不可能である。そこで、C(音速)
を、上記t1−t2+t3−t4≠0の場合に求めた値又は
25℃時の標準音速(理科年表等に記載されている)を用
いる。こうすると、式(13)、(14)より、 X=±{4・C2・(t0+t1)2−1}1/2/2 …(15) となる。X≧0、かつ実数であるため、このうち、真の
解は X=+{4・C2・(t0+t1)2−1}1/2/2 のみとなる。これを式(13)に代入し、整理すると、 4・C・t02・{C2・(t1−t4)2−1}+4・C2・t0・
(t1+t4)・{C2・(t1−t4)2−1}+{C2・(t
1−t4)2−1}2+4・{C2・(t1−t4)2−1}C2・
t1・t4+1=0 となる。上式で{−C2・(t1−t4)2+1}=Aと置
き、t0について解くと、 t0={−(t1+t4)+(A−1)1/2/(C2・A)
1/2}/2 が得られる。これを式(15)に代入することにより、t1
−t4>0のとき、 X={(1−A2)1/2+A1/2}/(2・A1/2) となり、t1−t4<0のとき、 X={(1−A2)1/2−A1/2}/(2・A1/2) となる。なお、上述の通り、Y=0.5である。
t4、t2≠t3 の場合 この場合、ターゲットスクリーン12の中心を通るX軸
に平行な直線上に点Pが存在する(但し、ターゲットス
クリーン12の中心は除く)ということであるため、以
下の関係式が成り立つ。 Y=0.5 L12=L22= X2 +(0.5)2=C2・(t0+t1)2 …(13) L32=L42=(X−1)2+(0.5)2=C2・(t0+t4)2 …(14) 現在、未知数はC(音速)、t0(打撃点Pに最も近い
隅Siまでの衝突音の伝達時間)、X,Y(打撃点Pの
座標)の4つであるため、上記3式からこれら4個の未
知数を得ることは不可能である。そこで、C(音速)
を、上記t1−t2+t3−t4≠0の場合に求めた値又は
25℃時の標準音速(理科年表等に記載されている)を用
いる。こうすると、式(13)、(14)より、 X=±{4・C2・(t0+t1)2−1}1/2/2 …(15) となる。X≧0、かつ実数であるため、このうち、真の
解は X=+{4・C2・(t0+t1)2−1}1/2/2 のみとなる。これを式(13)に代入し、整理すると、 4・C・t02・{C2・(t1−t4)2−1}+4・C2・t0・
(t1+t4)・{C2・(t1−t4)2−1}+{C2・(t
1−t4)2−1}2+4・{C2・(t1−t4)2−1}C2・
t1・t4+1=0 となる。上式で{−C2・(t1−t4)2+1}=Aと置
き、t0について解くと、 t0={−(t1+t4)+(A−1)1/2/(C2・A)
1/2}/2 が得られる。これを式(15)に代入することにより、t1
−t4>0のとき、 X={(1−A2)1/2+A1/2}/(2・A1/2) となり、t1−t4<0のとき、 X={(1−A2)1/2−A1/2}/(2・A1/2) となる。なお、上述の通り、Y=0.5である。
【0035】II-2 t1=t4、t3=t2 かつ t1≠
t3、t2≠t4 の場合 この場合、打撃点Pはターゲットスクリーンの中心を通
ってY軸に平行な直線上に存在する(但し、ターゲット
スクリーンの中心は除く)。II−1の場合と同様、C
(音速)を既知数として扱うことにより、t0、Yは次
のように求められる。C2・(t1−t2)2−1=Aと置
くことにより、 t0={−(t1+t2)+(A−1)1/2/(C2・A)
1/2}/2 t1−t2>0のとき、 Y={(1−A2)1/2+A1/2}/(2・A1/2) t1−t2<0のとき、 Y={(1−A2)1/2−A1/2}/(2・A1/2) となる。なお、上述の通り、X=0.5である。
t3、t2≠t4 の場合 この場合、打撃点Pはターゲットスクリーンの中心を通
ってY軸に平行な直線上に存在する(但し、ターゲット
スクリーンの中心は除く)。II−1の場合と同様、C
(音速)を既知数として扱うことにより、t0、Yは次
のように求められる。C2・(t1−t2)2−1=Aと置
くことにより、 t0={−(t1+t2)+(A−1)1/2/(C2・A)
1/2}/2 t1−t2>0のとき、 Y={(1−A2)1/2+A1/2}/(2・A1/2) t1−t2<0のとき、 Y={(1−A2)1/2−A1/2}/(2・A1/2) となる。なお、上述の通り、X=0.5である。
【0036】II-3 t1=t2=t3=t4の場合 これは、衝突点Pがターゲットスクリーン12の中心で
あるということであり、 X=0.5 Y=0.5 となる。以上より、全ての場合について、ターゲットス
クリーン12上でのボール17の衝突位置の座標P
(X,Y)が求められたことになる。この座標値P
(X,Y)を、予めターゲットスクリーン12上に描い
ておいた同心円状の的(まと)の位置と比較することに
より、ボール17が的のどの位置(中心か、その周辺の
円内か)に当たったかを判定することができ、得点計算
を行なうことができる。これらの計算はMPU回路13
5が行なう。
あるということであり、 X=0.5 Y=0.5 となる。以上より、全ての場合について、ターゲットス
クリーン12上でのボール17の衝突位置の座標P
(X,Y)が求められたことになる。この座標値P
(X,Y)を、予めターゲットスクリーン12上に描い
ておいた同心円状の的(まと)の位置と比較することに
より、ボール17が的のどの位置(中心か、その周辺の
円内か)に当たったかを判定することができ、得点計算
を行なうことができる。これらの計算はMPU回路13
5が行なう。
【0037】次に、ボール17がターゲットスクリーン
12に当たった時刻T0は、4個のマイクロフォン10
1〜104のいずれかが最初に衝突音を検出した時刻を
T00とすると、 T0=T00−t0 となる。ただし、t1=t2=t3=t4の場合は、t0
は、音速Cとしてt1−t2+t3−t4≠0の場合に求め
た値、又は25℃の時の音速値を用いることにより、 T0=T00−21/2/(2・C) とする。
12に当たった時刻T0は、4個のマイクロフォン10
1〜104のいずれかが最初に衝突音を検出した時刻を
T00とすると、 T0=T00−t0 となる。ただし、t1=t2=t3=t4の場合は、t0
は、音速Cとしてt1−t2+t3−t4≠0の場合に求め
た値、又は25℃の時の音速値を用いることにより、 T0=T00−21/2/(2・C) とする。
【0038】○打たれたボールの軌道計算 以下の計算において使用する変数を次のように定める。 θ:ボールの打ち出し角度 Tf:ボールが打たれてからターゲットスクリーンに到
着するまでの時間 L0:打球点からターゲットスクリーンまでの距離 X:ターゲットスクリーン上のボール衝突箇所P(X,
Y)の水平方向の座標値 Y:ターゲットスクリーン上のボール衝突箇所P(X,
Y)の垂直方向の座標値 V0:ボールの打ち出し速度(初速) T0:打たれたボールがターゲットスクリーンに到着し
た時刻(打球時を0とする) Ls:打球点から打球時刻検出用マイクロフォンまでの
距離 Hg:打球点と落下目標点との間の高度差 Ts:打球音検出時刻(打球時を0とする) g:重力の加速度 なお、上記において、打球点からターゲットスクリーン
までの距離L0は、ターゲットスクリーン12と打球地
点マット16とを設置した時点で実測してもよいが、予
め標準的な距離を決めておき(例えば、2〜4m程度の
間で50cm程の間隔で標準位置を決めておき)、プレ
ーヤはその中の好みの距離を選択して打球地点マット1
6を設置し、選択した距離をボタンやキー等でワンタッ
チで指定するという方法が好ましい。なお、打球点に距
離センサを設け、それによりターゲットスクリーン12
までの距離を測定して、自動的に制御部に距離データを
送るようにしてもよい。
着するまでの時間 L0:打球点からターゲットスクリーンまでの距離 X:ターゲットスクリーン上のボール衝突箇所P(X,
Y)の水平方向の座標値 Y:ターゲットスクリーン上のボール衝突箇所P(X,
Y)の垂直方向の座標値 V0:ボールの打ち出し速度(初速) T0:打たれたボールがターゲットスクリーンに到着し
た時刻(打球時を0とする) Ls:打球点から打球時刻検出用マイクロフォンまでの
距離 Hg:打球点と落下目標点との間の高度差 Ts:打球音検出時刻(打球時を0とする) g:重力の加速度 なお、上記において、打球点からターゲットスクリーン
までの距離L0は、ターゲットスクリーン12と打球地
点マット16とを設置した時点で実測してもよいが、予
め標準的な距離を決めておき(例えば、2〜4m程度の
間で50cm程の間隔で標準位置を決めておき)、プレ
ーヤはその中の好みの距離を選択して打球地点マット1
6を設置し、選択した距離をボタンやキー等でワンタッ
チで指定するという方法が好ましい。なお、打球点に距
離センサを設け、それによりターゲットスクリーン12
までの距離を測定して、自動的に制御部に距離データを
送るようにしてもよい。
【0039】運動方程式より、時刻tにおけるボールの
x方向(ボールの飛行方向)、y方向(高さ方向)の位
置はそれぞれ次のようになる。 x=(V0・cosθ)・t …(16) y=(V0・sinθ)・t−g・t2/2 …(17) また、時刻tにおけるx方向、y方向の速度は、次のよ
うになる。 Vx=V0・cosθ …(18) Vy=V0・sinθ−g・t …(19)
x方向(ボールの飛行方向)、y方向(高さ方向)の位
置はそれぞれ次のようになる。 x=(V0・cosθ)・t …(16) y=(V0・sinθ)・t−g・t2/2 …(17) また、時刻tにおけるx方向、y方向の速度は、次のよ
うになる。 Vx=V0・cosθ …(18) Vy=V0・sinθ−g・t …(19)
【0040】まず、ボール17の打球音が打球点のマイ
クロフォン105に届いた時刻tsと、打球位置からマ
イクロフォン105迄の距離Ls、及び、ボール17が
ターゲットスクリーン12に当たった時刻T0から、ボ
ール17の飛行時間Tfを求めると、次のようになる。 Tf=T0−Ts+Ls/C なお、ボール17の速度は音速に比べると非常に遅いた
め、音速の気温による変化(約0.6m/sec/℃)は無視し
ている。
クロフォン105に届いた時刻tsと、打球位置からマ
イクロフォン105迄の距離Ls、及び、ボール17が
ターゲットスクリーン12に当たった時刻T0から、ボ
ール17の飛行時間Tfを求めると、次のようになる。 Tf=T0−Ts+Ls/C なお、ボール17の速度は音速に比べると非常に遅いた
め、音速の気温による変化(約0.6m/sec/℃)は無視し
ている。
【0041】次に、打ち出し角度θ、初速V0で打たれ
たボール17が、飛行時間Tfの後に、打球点から水平
距離L0だけ離れたターゲットスクリーン12に到着す
るため、次の式が成り立つ。 L0=V0・Tf・cosθ …(20) 垂直方向についても同様である。 Y=(V0・sinθ)・Tf−g・Tf2/2 …(21)
たボール17が、飛行時間Tfの後に、打球点から水平
距離L0だけ離れたターゲットスクリーン12に到着す
るため、次の式が成り立つ。 L0=V0・Tf・cosθ …(20) 垂直方向についても同様である。 Y=(V0・sinθ)・Tf−g・Tf2/2 …(21)
【0042】式(20)、(21)より、打ち出し角度θは次の
ように求められる。 θ=atan{(1/2)・(2・Y+g・Tf2)/L0} …(22) また、式(22)を式(20)に代入することにより、初速V0
は V0=(1/2)・{4・L02+4・Y2+ 4・Y・g・Tf2+g2・Tf4}1/2/Tf …(23) と、ボール17の飛行時間TfとY(これは、先に求め
たターゲットスクリーン12上の衝突点Pの高さであ
る)より求めることができる。
ように求められる。 θ=atan{(1/2)・(2・Y+g・Tf2)/L0} …(22) また、式(22)を式(20)に代入することにより、初速V0
は V0=(1/2)・{4・L02+4・Y2+ 4・Y・g・Tf2+g2・Tf4}1/2/Tf …(23) と、ボール17の飛行時間TfとY(これは、先に求め
たターゲットスクリーン12上の衝突点Pの高さであ
る)より求めることができる。
【0043】次に、式(22)と(23)を垂直方向の位置に関
する運動方程式に代入し、ボール17の飛行高さHを求
めると、 H=(T/2)・(2・Y−g・Tf2−g・T・Tf)/Tf となる。打球点との高度差がHgであるグリーンにボー
ル17が落下するとき、H=Hgとすることにより、飛
行時間Taは、次のように求めることができる。 Ta={2・Y+g・T02+(4・Y2+4・Y・g・T02+g2・T04− 8・g・Hg・T02)1/2}/(2・g・T0) …(24)
する運動方程式に代入し、ボール17の飛行高さHを求
めると、 H=(T/2)・(2・Y−g・Tf2−g・T・Tf)/Tf となる。打球点との高度差がHgであるグリーンにボー
ル17が落下するとき、H=Hgとすることにより、飛
行時間Taは、次のように求めることができる。 Ta={2・Y+g・T02+(4・Y2+4・Y・g・T02+g2・T04− 8・g・Hg・T02)1/2}/(2・g・T0) …(24)
【0044】このようにして求められたTaと式(22)、
(23)を水平方向の運動方程式(16)に代入することによ
り、ボール17の飛距離Lfは Lf=V0・Ta・cosθ …(25) と求めることができる。
(23)を水平方向の運動方程式(16)に代入することによ
り、ボール17の飛距離Lfは Lf=V0・Ta・cosθ …(25) と求めることができる。
【0045】次に、最高到達高度Ymを求めるために、
垂直方向の速度Vyが0となる時刻Tmを計算すると、 Vy=V0・sinθ−g・t V0・sinθ−Tm=0 Tm=(V0・sinθ)/g となり、これを式(21)に代入することにより、 Ym=(V02・sin2θ)/(2・g) となる。以上より、ボール17の打球後の飛行軌道が全
て計算できたことになる。MPU回路135は、これら
の軌道を計算した後、出力回路136を介してディスプ
レイ15等に図2等の態様で軌道を表示する。このと
き、もちろん、ターゲットスクリーン12の位置を表示
するとともに、ターゲットスクリーン12が無いものと
した場合の、その後の仮想軌道をも表示する。
垂直方向の速度Vyが0となる時刻Tmを計算すると、 Vy=V0・sinθ−g・t V0・sinθ−Tm=0 Tm=(V0・sinθ)/g となり、これを式(21)に代入することにより、 Ym=(V02・sin2θ)/(2・g) となる。以上より、ボール17の打球後の飛行軌道が全
て計算できたことになる。MPU回路135は、これら
の軌道を計算した後、出力回路136を介してディスプ
レイ15等に図2等の態様で軌道を表示する。このと
き、もちろん、ターゲットスクリーン12の位置を表示
するとともに、ターゲットスクリーン12が無いものと
した場合の、その後の仮想軌道をも表示する。
【0046】○着地後のボールの運動の計算 実際にボール17がグリーンに着地したときは、数回の
バウンドを繰り返した後、芝生の上を転がって停止す
る。このとき、クラブの種類や、ボールの種類、打ち方
などによりボール17に与えられるバックスピンの量が
変化し、また落下場所毎にグリーンの状態が微妙に変化
するため、正確にバウンドや転がり距離を算出すること
は不可能である。しかし、落下速度、落下角度、球質係
数、グリーンの硬さ、グリーンの転がり抵抗等を使って
計算することにより、落下後のボールの運動を実際に近
似して模擬することは可能である。以下、このような落
下後のボールの運動を模擬する計算の一例を示す。ま
ず、着地時の落下角度θfと水平方向の速度Vxを求め
る。ボール17の運動方向を示す角度θtは、速度の垂
直方向成分Vyと水平方向成分Vxより次のように表わす
ことができる。 tanθt=Vy/Vx となる。この式に、ボール17が着地するまでの時間T
aとX方向の速度Vx(いま、空気抵抗の影響を無視して
いるため、Vxは常に初速V0に等しい)を代入すると、
着地時点における落下角度θfは、 tanθf={V0・sinθ−g・Ta}/(V0・cosθ) θf=atan{tanθ−g・Ta/(V0・cosθ)} となる。
バウンドを繰り返した後、芝生の上を転がって停止す
る。このとき、クラブの種類や、ボールの種類、打ち方
などによりボール17に与えられるバックスピンの量が
変化し、また落下場所毎にグリーンの状態が微妙に変化
するため、正確にバウンドや転がり距離を算出すること
は不可能である。しかし、落下速度、落下角度、球質係
数、グリーンの硬さ、グリーンの転がり抵抗等を使って
計算することにより、落下後のボールの運動を実際に近
似して模擬することは可能である。以下、このような落
下後のボールの運動を模擬する計算の一例を示す。ま
ず、着地時の落下角度θfと水平方向の速度Vxを求め
る。ボール17の運動方向を示す角度θtは、速度の垂
直方向成分Vyと水平方向成分Vxより次のように表わす
ことができる。 tanθt=Vy/Vx となる。この式に、ボール17が着地するまでの時間T
aとX方向の速度Vx(いま、空気抵抗の影響を無視して
いるため、Vxは常に初速V0に等しい)を代入すると、
着地時点における落下角度θfは、 tanθf={V0・sinθ−g・Ta}/(V0・cosθ) θf=atan{tanθ−g・Ta/(V0・cosθ)} となる。
【0047】ボール17は着地時にグリーンにめり込む
ことにより、その運動エネルギの一部が吸収されるが、
その吸収の度合いはグリーンの「カタサ」と落下角度θ
f等により変化する。そこで、グリーンの「カタサ」を
エネルギ吸収係数Aにより表現する。また、実際には、
ボール17がグリーンに着地したときは、数回のバウン
ドを繰り返した後、芝生の上を転がって停止するが、本
装置では着地後直ちに転がり運動に入るものとし、ま
ず、転がり開始時の水平方向の速度Vgを次の式で近似
する。 Vg=V0・cosθ・(cos2θf+A・sin2θf)1/2 …(26)
ことにより、その運動エネルギの一部が吸収されるが、
その吸収の度合いはグリーンの「カタサ」と落下角度θ
f等により変化する。そこで、グリーンの「カタサ」を
エネルギ吸収係数Aにより表現する。また、実際には、
ボール17がグリーンに着地したときは、数回のバウン
ドを繰り返した後、芝生の上を転がって停止するが、本
装置では着地後直ちに転がり運動に入るものとし、ま
ず、転がり開始時の水平方向の速度Vgを次の式で近似
する。 Vg=V0・cosθ・(cos2θf+A・sin2θf)1/2 …(26)
【0048】次に、転がり抵抗Rと式(25)を、負の一定
加速度を受ける物体の運動方程式に代入し、転がり速度
Vrが0(停止)となるまでの時間Trを求める。 Vr=Vg−R・Tr=0 Tr=Vg/R さらに、Rと式(25)、(26)を負の一定加速度を受ける物
体の移動距離を表わす運動方程式に代入することによ
り、ボールの転がる距離Lrは Lr=Vg・Tr−R・Tr2/2 と求めることができる。
加速度を受ける物体の運動方程式に代入し、転がり速度
Vrが0(停止)となるまでの時間Trを求める。 Vr=Vg−R・Tr=0 Tr=Vg/R さらに、Rと式(25)、(26)を負の一定加速度を受ける物
体の移動距離を表わす運動方程式に代入することによ
り、ボールの転がる距離Lrは Lr=Vg・Tr−R・Tr2/2 と求めることができる。
【0049】以上の計算は、ターゲットスクリーン12
の原点(左下隅S1)を打球点と同じ高さにあるものと
仮定して行なったが、本装置を実際に使用する場合はタ
ーゲットスクリーン12を打球点よりも若干高くした方
が使い勝手が良い。このように打球点とターゲットスク
リーン12との間に高低差を設けた場合の側面図を図5
に示す。この場合、計算に用いる高さの情報は、図5に
示すように、ボール17の当たった点の高さ方向の位置
Yに、ターゲットスクリーン12を持ち上げた高さY0
を加えたものを用いる必要がある。
の原点(左下隅S1)を打球点と同じ高さにあるものと
仮定して行なったが、本装置を実際に使用する場合はタ
ーゲットスクリーン12を打球点よりも若干高くした方
が使い勝手が良い。このように打球点とターゲットスク
リーン12との間に高低差を設けた場合の側面図を図5
に示す。この場合、計算に用いる高さの情報は、図5に
示すように、ボール17の当たった点の高さ方向の位置
Yに、ターゲットスクリーン12を持ち上げた高さY0
を加えたものを用いる必要がある。
【0050】さらに、これまでの式は、打球点とターゲ
ットスクリーン12の中心とを含む垂直平面内を飛行す
る場合を仮定しており、ボール17の飛行軌道が左右に
ずれた場合には、打球点からターゲットスクリーン12
の衝突点Pまでの水平距離L01は L01={L02+(X−0.5)2}1/2 となり、ボール17の飛行距離を正確に算出するために
はこれまでの計算式を修正する必要がある。
ットスクリーン12の中心とを含む垂直平面内を飛行す
る場合を仮定しており、ボール17の飛行軌道が左右に
ずれた場合には、打球点からターゲットスクリーン12
の衝突点Pまでの水平距離L01は L01={L02+(X−0.5)2}1/2 となり、ボール17の飛行距離を正確に算出するために
はこれまでの計算式を修正する必要がある。
【0051】しかし、ゴルフのアプローチショット練習
装置として打球結果を表示する場合、打球点と落下点と
を結ぶ直線距離で飛距離を表現するよりも、ターゲット
スクリーン12の中心線61に平行な線と直交する線に
よる座標系を用いて、飛距離が何m、ズレが左に何mで
あると表現する方が、また、目標に対しても手前何m、
右に何mと表現した方が、練習する者にとっては理解し
易い。このため、本装置では飛距離は全てLfで、転が
り距離はLrで、そしてボール17が止まった位置まで
の距離はLf+Lrで表現する。
装置として打球結果を表示する場合、打球点と落下点と
を結ぶ直線距離で飛距離を表現するよりも、ターゲット
スクリーン12の中心線61に平行な線と直交する線に
よる座標系を用いて、飛距離が何m、ズレが左に何mで
あると表現する方が、また、目標に対しても手前何m、
右に何mと表現した方が、練習する者にとっては理解し
易い。このため、本装置では飛距離は全てLfで、転が
り距離はLrで、そしてボール17が止まった位置まで
の距離はLf+Lrで表現する。
【0052】次に、ボール落下位置の中心線に対する左
右のズレXfは、図6より Lf/L0=Xf/(X−0.5) の関係があることから、 Xf={Lf・(X−0.5)}/L0 となる。同様に、飛んだボール17が落下後転がって停
止した位置のズレXaは、 Xa={(Lf+Lr)・(X−0.5)}/L0 となる。なおXaは、正の場合右へのズレを、負の場合
左へのズレを意味する。
右のズレXfは、図6より Lf/L0=Xf/(X−0.5) の関係があることから、 Xf={Lf・(X−0.5)}/L0 となる。同様に、飛んだボール17が落下後転がって停
止した位置のズレXaは、 Xa={(Lf+Lr)・(X−0.5)}/L0 となる。なおXaは、正の場合右へのズレを、負の場合
左へのズレを意味する。
【0053】ゴルフに上達するためには、短時間でもよ
いが、クラブの素振り等の練習を毎日続けることが必要
であると言われている。しかし、毎日の練習が単調では
プレーヤも飽きてしまい、長続きしなくなる。上述の通
り、本ショット練習装置をゴルフのアプローチショット
練習装置として用いた場合、1回の打撃から採取したデ
ータより上述の各種計算を行ない、それらの結果を種々
の態様で表示(例えば、ボールの軌道を図2、図5又は
図6に示すようにディスプレイ15に表示したり、ター
ゲットシート12上における衝突箇所を図1に示すよう
なターゲットスクリーン上に描かれた的(まと)の位置
と比較し、点数付けを行なって得点表示を行なう等)す
るため、毎日練習しても飽きない。そして、ボール17
及びクラブ19は実際のものを使用するため、実際のア
プローチショットに極めて近い状態の練習を行なうこと
ができる。また、打撃されたボールは自然にプレーヤの
方に戻ってくるため、毎回ボール17を取りにゆかなく
とも連続して多数回のショットを行なうことができ、効
率よく練習を行なうことができる。
いが、クラブの素振り等の練習を毎日続けることが必要
であると言われている。しかし、毎日の練習が単調では
プレーヤも飽きてしまい、長続きしなくなる。上述の通
り、本ショット練習装置をゴルフのアプローチショット
練習装置として用いた場合、1回の打撃から採取したデ
ータより上述の各種計算を行ない、それらの結果を種々
の態様で表示(例えば、ボールの軌道を図2、図5又は
図6に示すようにディスプレイ15に表示したり、ター
ゲットシート12上における衝突箇所を図1に示すよう
なターゲットスクリーン上に描かれた的(まと)の位置
と比較し、点数付けを行なって得点表示を行なう等)す
るため、毎日練習しても飽きない。そして、ボール17
及びクラブ19は実際のものを使用するため、実際のア
プローチショットに極めて近い状態の練習を行なうこと
ができる。また、打撃されたボールは自然にプレーヤの
方に戻ってくるため、毎回ボール17を取りにゆかなく
とも連続して多数回のショットを行なうことができ、効
率よく練習を行なうことができる。
【0054】本発明の他の実施例(以下「実施例2」と
いう)であるゴルフアプローチショット練習装置につい
て説明する。本実施例のゴルフアプローチショット練習
装置の全体は、図1に示された上記の実施例1の構成と
同様であり、制御部14の電気的構成も、図3に示され
た実施例1の構成とほぼ同様である(後述のように、衝
突位置の算出の方法によっては制御部14の電気的構成
が若干異なることがある)。本実施例は、ボール17が
ターゲットスクリーン12に当たった際の衝突音を検出
することにより、ボール17のターゲットスクリーン1
2上の衝突位置を算出する方法において実施例1と相違
する。以下、本実施例におけるこの衝突位置の算出方法
について図12〜図14を参照しつつ説明する。説明を
簡略化するために、マイクロフォン101〜104はタ
ーゲットスクリーンの4隅にあるものとし、ボール17
が運動する際の空気抵抗は無視する。
いう)であるゴルフアプローチショット練習装置につい
て説明する。本実施例のゴルフアプローチショット練習
装置の全体は、図1に示された上記の実施例1の構成と
同様であり、制御部14の電気的構成も、図3に示され
た実施例1の構成とほぼ同様である(後述のように、衝
突位置の算出の方法によっては制御部14の電気的構成
が若干異なることがある)。本実施例は、ボール17が
ターゲットスクリーン12に当たった際の衝突音を検出
することにより、ボール17のターゲットスクリーン1
2上の衝突位置を算出する方法において実施例1と相違
する。以下、本実施例におけるこの衝突位置の算出方法
について図12〜図14を参照しつつ説明する。説明を
簡略化するために、マイクロフォン101〜104はタ
ーゲットスクリーンの4隅にあるものとし、ボール17
が運動する際の空気抵抗は無視する。
【0055】○ターゲットスクリーン上でのボールの衝
突位置の検出 図13に示すように、長方形のターゲットスクリーン1
2の4隅の座標をそれぞれS1(0,0)、S2(0,M
y)、S3(Mx,My)、S4(Mx,0)とし、ボール1
7の衝突位置の座標をP(X,Y)とする。そして、点
Pから4隅S1〜S4までの距離をそれぞれL1〜L4とす
る。4隅S1〜S4には実施例1と同様、衝突音検出手段
としてのマイクロフォン101〜104が設置されてい
る(図1参照)。本装置は各マイクロフォンに衝突音が
到達した時刻を測定する。各々のマイクロフォンに衝突
音が到達した時刻をta1,ta2,ta3,ta4とする。
突位置の検出 図13に示すように、長方形のターゲットスクリーン1
2の4隅の座標をそれぞれS1(0,0)、S2(0,M
y)、S3(Mx,My)、S4(Mx,0)とし、ボール1
7の衝突位置の座標をP(X,Y)とする。そして、点
Pから4隅S1〜S4までの距離をそれぞれL1〜L4とす
る。4隅S1〜S4には実施例1と同様、衝突音検出手段
としてのマイクロフォン101〜104が設置されてい
る(図1参照)。本装置は各マイクロフォンに衝突音が
到達した時刻を測定する。各々のマイクロフォンに衝突
音が到達した時刻をta1,ta2,ta3,ta4とする。
【0056】衝突点を特定するためには、衝突点から3
つ以上のマイクロフォンまでの距離がわかればよい。こ
こでは、マイクロフォン101を基準とし、それを挟む
マイクロフォン102とマイクロフォン104の3つの
マイクロフォンを使用する場合について説明する。
つ以上のマイクロフォンまでの距離がわかればよい。こ
こでは、マイクロフォン101を基準とし、それを挟む
マイクロフォン102とマイクロフォン104の3つの
マイクロフォンを使用する場合について説明する。
【0057】ターゲットスクリーン12にボール17が
衝突し、その衝突により発生した衝突音がマイクロフォ
ン101に到達するまでの時間(以下「衝突音到達時
間」という)をt0(これは、直接的には測定不可能で
ある)、マイクロフォン101とマイクロフォン102
との衝突音到達時間の差をt2、マイクロフォン101
とマイクロフォン104との衝突音到達時間の差をt4
とすると、 t2=ta2−ta1 …(27) t4=ta4−ta1 …(28) となる。
衝突し、その衝突により発生した衝突音がマイクロフォ
ン101に到達するまでの時間(以下「衝突音到達時
間」という)をt0(これは、直接的には測定不可能で
ある)、マイクロフォン101とマイクロフォン102
との衝突音到達時間の差をt2、マイクロフォン101
とマイクロフォン104との衝突音到達時間の差をt4
とすると、 t2=ta2−ta1 …(27) t4=ta4−ta1 …(28) となる。
【0058】上述の時間t0,t2,t4をターゲットスク
リーン12上の座標軸、すなわち距離に変換するには音
速が必要である。音速Cは気温Tにより変化し、次式に
より得られる。 C=331.5+0.6・T …(29) 音速についての詳細は後述する。
リーン12上の座標軸、すなわち距離に変換するには音
速が必要である。音速Cは気温Tにより変化し、次式に
より得られる。 C=331.5+0.6・T …(29) 音速についての詳細は後述する。
【0059】ターゲットスクリーン12にボール17が
衝突した位置(衝突点)Pからマイクロフォン101ま
での距離L0(=L1)、L0とL2との差Lt2、L0とL4
との差Lt4は、上述の音速Cを用いることにより、 L0 =t0・C …(30) Lt2=t2・C …(31) Lt4=t4・C …(32) と表わされる。
衝突した位置(衝突点)Pからマイクロフォン101ま
での距離L0(=L1)、L0とL2との差Lt2、L0とL4
との差Lt4は、上述の音速Cを用いることにより、 L0 =t0・C …(30) Lt2=t2・C …(31) Lt4=t4・C …(32) と表わされる。
【0060】図13における衝突点P(X,Y)と上述
の式(30),(31),(32)との関係は次式のようになる。 X2 +Y2 =L02 …(33) (Mx−X)2+Y2 =(L0+Lt4)2 …(34) X2 +(My−Y)2=(L0+Lt2)2 …(35) 上記の3式よりX,Y,L0を次のように算出できる。 X =(Mx2−2・L0・Lt4+Lt42)/(2・Mx) …(36) Y =(My2−2・L0・Lt2+Lt22)/(2・My) …(37) L0=[{B4・B2・(B2+B4+2・Lt2・Lt4)}1/2 −(B4・Lt4・My2+B2・Lt2・Mx2)] /{2・(B2・Mx2+B4・My2−Mx・My)} …(38) または L0=[−{B4・B2・(B2+B4+2・Lt2・Lt4)}1/2 −(B4・Lt4・My2+B2・Lt2・Mx2)] /{2・(B2・Mx2+B4・My2−Mx・My)} …(39) ただし、 B2=My2−Lt22 B4=Mx2−Lt42 L0は2つの解を持つが、衝突点PがS1,S2,S3,S
4を頂点とする長方形の内側にある場合、式(38)が衝突
点PとS1の距離になる。それ以外の場合については、
後で詳述する。
の式(30),(31),(32)との関係は次式のようになる。 X2 +Y2 =L02 …(33) (Mx−X)2+Y2 =(L0+Lt4)2 …(34) X2 +(My−Y)2=(L0+Lt2)2 …(35) 上記の3式よりX,Y,L0を次のように算出できる。 X =(Mx2−2・L0・Lt4+Lt42)/(2・Mx) …(36) Y =(My2−2・L0・Lt2+Lt22)/(2・My) …(37) L0=[{B4・B2・(B2+B4+2・Lt2・Lt4)}1/2 −(B4・Lt4・My2+B2・Lt2・Mx2)] /{2・(B2・Mx2+B4・My2−Mx・My)} …(38) または L0=[−{B4・B2・(B2+B4+2・Lt2・Lt4)}1/2 −(B4・Lt4・My2+B2・Lt2・Mx2)] /{2・(B2・Mx2+B4・My2−Mx・My)} …(39) ただし、 B2=My2−Lt22 B4=Mx2−Lt42 L0は2つの解を持つが、衝突点PがS1,S2,S3,S
4を頂点とする長方形の内側にある場合、式(38)が衝突
点PとS1の距離になる。それ以外の場合については、
後で詳述する。
【0061】○精度及び信頼性向上のための手法 上述の算出方法において使用する測定値(衝突音到達時
刻)はta1,ta2,ta4の3つである。ここで、もう一つの
測定値ta3を使用することにより、衝突点P(X,Y)
について4通りの方法で4つの解を得ることができる。
この4つの解の平均値を求めることにより誤差を減ら
し、精度を向上させることができる。また、4つの解を
比較し、その差がある設定値以内であれば正常、設定以
上であれば何らかの測定ミスがあると判断する異常処理
を行なうことにより信頼性の向上が可能である。
刻)はta1,ta2,ta4の3つである。ここで、もう一つの
測定値ta3を使用することにより、衝突点P(X,Y)
について4通りの方法で4つの解を得ることができる。
この4つの解の平均値を求めることにより誤差を減ら
し、精度を向上させることができる。また、4つの解を
比較し、その差がある設定値以内であれば正常、設定以
上であれば何らかの測定ミスがあると判断する異常処理
を行なうことにより信頼性の向上が可能である。
【0062】○音速Cの測定 前述したようにボール17の衝突位置を算出するために
は、発生した衝突音の空気中の伝達速度(音速)の値が
必要である。高い精度が要求されない場合や気温が一定
の場合は、予め設定した音速を使って衝突位置を算出す
ることができる。気温の変動が大きい場合や高い精度が
要求される場合は、音速又は気温を測定する必要があ
る。以下、音速を求めるための方法として、サーミスタ
等の温度センサを使う方法と、4個以上の設けたマイク
ロフォンから得られるデータを解析する方法とを説明す
る。
は、発生した衝突音の空気中の伝達速度(音速)の値が
必要である。高い精度が要求されない場合や気温が一定
の場合は、予め設定した音速を使って衝突位置を算出す
ることができる。気温の変動が大きい場合や高い精度が
要求される場合は、音速又は気温を測定する必要があ
る。以下、音速を求めるための方法として、サーミスタ
等の温度センサを使う方法と、4個以上の設けたマイク
ロフォンから得られるデータを解析する方法とを説明す
る。
【0063】 [1]サーミスタ等の温度センサを用いる方法 この方法では、例えば、図12に示すような温度検出回
路を図3に示した制御部14の電気的構成に追加するこ
とにより、気温Tを測定する。この場合、温度を検出す
るサーミスタ152の出力信号は、増幅器154で増幅
された後にA/Dコンバータ156に入力される。A/
Dコンバータ156に入力された信号の値はデジタル信
号に変換されてMPU回路135に取り込まれる。これ
によりMPU回路135は気温Tを得て、 C=331.5+0.6・T [m/秒] により音速Cを算出する。なお、図12では気温Tの検
出信号をA/D変換してMPU回路に入力する例を示し
たが、この他、電圧/周波数変換や電圧/パルス幅変換
をしてアナログ信号のままMPU回路に入力するなど、
多くの方法が考えられる。アナログ信号のままMPU回
路に入力した場合、例えばプログラムで入力信号を監視
して周波数やパルス幅を測定することにより、気温Tの
デジタル値を得ることができる。
路を図3に示した制御部14の電気的構成に追加するこ
とにより、気温Tを測定する。この場合、温度を検出す
るサーミスタ152の出力信号は、増幅器154で増幅
された後にA/Dコンバータ156に入力される。A/
Dコンバータ156に入力された信号の値はデジタル信
号に変換されてMPU回路135に取り込まれる。これ
によりMPU回路135は気温Tを得て、 C=331.5+0.6・T [m/秒] により音速Cを算出する。なお、図12では気温Tの検
出信号をA/D変換してMPU回路に入力する例を示し
たが、この他、電圧/周波数変換や電圧/パルス幅変換
をしてアナログ信号のままMPU回路に入力するなど、
多くの方法が考えられる。アナログ信号のままMPU回
路に入力した場合、例えばプログラムで入力信号を監視
して周波数やパルス幅を測定することにより、気温Tの
デジタル値を得ることができる。
【0064】[2]4個以上設けたマイクロフォンから
得られるデータを解析する方法 図13に示すように4隅S1〜S4にマイクロフォンを設
けた場合を考えると、この場合、衝突点の座標P(X,
Y)とマイクロフォンが設けられた4隅の座標S1
(0,0)、S2(0,My)、S3(Mx,My)、S4
(Mx,0)との間には、次の式が成り立つ。 L12= X2 + Y2 …(40) L22= X2 +(Y−My)2 …(41) L32=(X−Mx)2+(Y−My)2 …(42) L42=(X−Mx)2+ Y2 …(43) ただし、 Li:衝突点から各マイクロフォンまでの距離(i=1
〜4) また、これらを音速と時間とによって表わすと、 L12=C2・(t0+t1)2 …(44) L22=C2・(t0+t2)2 …(45) L32=C2・(t0+t3)2 …(46) L42=C2・(t0+t4)2 …(47) ただし、 t0:衝突音発生から基準マイクロフォンに衝突音が到
達するまでの時間(衝突音到達時間) ti:基準マイクロフォンによる衝突音の検出時刻と各
マイクロフォンによる衝突音の検出時刻との差 式(40)〜(47)より 2・t0・(t1−t2+t3−t4)+t12−t22+t32−t42=0 t0=−(t12−t22+t32−t42)/{2・(t1−t2+t3−t4)} …(48) ここで式を簡略化するために T1=t0+t1 T2=t0+t2 T3=t0+t3 T4=t0+t4 とおく。式(40)〜(47)より、 {(T42−1T12)・Mx2−(T22−T12)・My2}・C4 −2・My2・Mx2・(T42+T22)・C2 +Mx2・My2・(Mx2+My2) =0 …(49) となる。ここで a=(T42−T12)・Mx2−(T22−T12)・My2 b=My2・Mx2・(T42+T22) c=Mx2・My2・(Mx2+My2) とおくと a・(C2)2−2・b・(C2)+c=0 …(50) いう2次方程式で表わされる。 C2>0、Ti>0より C2={b−(b2−a・c)1/2}/a C>0より C=[{b−(b2−a・c)1/2}/a]1/2 なお、マイクロフォンの配置とボールの衝突位置によっ
ては音速Cを算出できない場合がある。例えば、ta1=
ta2,ta1=ta4,ta3=ta2,ta3=ta4の条件のう
ち、いずれか一つが成立する場合、式(48)の分母 2・
(t1−t2+t3−t4)が0となり、算出することができ
ない。このような場合は、気温が急激に変動しないこと
を利用し直前に求めた音速C等を代用することになる。
これに対し前述の温度センサを用いる方法は、衝突位置
に無関係に音速Cを求めることができるため、この点に
おいて本方法よりも有利である。
得られるデータを解析する方法 図13に示すように4隅S1〜S4にマイクロフォンを設
けた場合を考えると、この場合、衝突点の座標P(X,
Y)とマイクロフォンが設けられた4隅の座標S1
(0,0)、S2(0,My)、S3(Mx,My)、S4
(Mx,0)との間には、次の式が成り立つ。 L12= X2 + Y2 …(40) L22= X2 +(Y−My)2 …(41) L32=(X−Mx)2+(Y−My)2 …(42) L42=(X−Mx)2+ Y2 …(43) ただし、 Li:衝突点から各マイクロフォンまでの距離(i=1
〜4) また、これらを音速と時間とによって表わすと、 L12=C2・(t0+t1)2 …(44) L22=C2・(t0+t2)2 …(45) L32=C2・(t0+t3)2 …(46) L42=C2・(t0+t4)2 …(47) ただし、 t0:衝突音発生から基準マイクロフォンに衝突音が到
達するまでの時間(衝突音到達時間) ti:基準マイクロフォンによる衝突音の検出時刻と各
マイクロフォンによる衝突音の検出時刻との差 式(40)〜(47)より 2・t0・(t1−t2+t3−t4)+t12−t22+t32−t42=0 t0=−(t12−t22+t32−t42)/{2・(t1−t2+t3−t4)} …(48) ここで式を簡略化するために T1=t0+t1 T2=t0+t2 T3=t0+t3 T4=t0+t4 とおく。式(40)〜(47)より、 {(T42−1T12)・Mx2−(T22−T12)・My2}・C4 −2・My2・Mx2・(T42+T22)・C2 +Mx2・My2・(Mx2+My2) =0 …(49) となる。ここで a=(T42−T12)・Mx2−(T22−T12)・My2 b=My2・Mx2・(T42+T22) c=Mx2・My2・(Mx2+My2) とおくと a・(C2)2−2・b・(C2)+c=0 …(50) いう2次方程式で表わされる。 C2>0、Ti>0より C2={b−(b2−a・c)1/2}/a C>0より C=[{b−(b2−a・c)1/2}/a]1/2 なお、マイクロフォンの配置とボールの衝突位置によっ
ては音速Cを算出できない場合がある。例えば、ta1=
ta2,ta1=ta4,ta3=ta2,ta3=ta4の条件のう
ち、いずれか一つが成立する場合、式(48)の分母 2・
(t1−t2+t3−t4)が0となり、算出することができ
ない。このような場合は、気温が急激に変動しないこと
を利用し直前に求めた音速C等を代用することになる。
これに対し前述の温度センサを用いる方法は、衝突位置
に無関係に音速Cを求めることができるため、この点に
おいて本方法よりも有利である。
【0065】以上のようにして音速Cを算出し、式(3
1),(32),(38),(39)によりLt2,Lt4,L0を求め、これ
を式(36),(37)に代入することにより、本実施例におい
ても、衝突点Pの位置(X,Y)を算出することができ
る。そして、衝突位置(X,Y)の算出後、実施例1と
同様にして、打たれたボールの軌道計算や着地後のボー
ルの運動の計算を行なうことができる。
1),(32),(38),(39)によりLt2,Lt4,L0を求め、これ
を式(36),(37)に代入することにより、本実施例におい
ても、衝突点Pの位置(X,Y)を算出することができ
る。そして、衝突位置(X,Y)の算出後、実施例1と
同様にして、打たれたボールの軌道計算や着地後のボー
ルの運動の計算を行なうことができる。
【0066】これまでは、図13に示したように各マイ
クロフォンをターゲットシート12の4隅に配置し、衝
突点Pはそれらを頂点とする長方形の内側にあるものと
して説明してきたが、図14に示すようにマイクロフォ
ンの外側に衝突点Pがある場合も算出可能である。ここ
では衝突点Pの範囲を、各マイクロフォンがつくる長方
形の外側まで広げた場合について説明する。これまでの
計算ではL0は、式(38)及び(39)によって与えられる2
つの解を持つ。図14の無地の範囲においては、L0の
一つの解を与える式(38)が衝突点Pを表わすが、図14
の斜線部の範囲においては、L0のもう一つの解を与え
る式(39)が衝突点Pを表わす。このように既に説明した
衝突位置検出のための計算では、L0として2つの値が
求められ、衝突点Pは一意に定まらない。また、この衝
突位置検出のための計算において必要となるマイクロフ
ォンのデータ(衝突音検出時刻)はta1,ta2,ta3,ta
4のうちの3つであるため、使用するマイクロフォンの
データの組み合わせは4通りある。したがって、既述の
衝突位置検出のための計算を4通りの方法で行なうと、
全部で8つの解を得ることができる。この8つの解は、
衝突点Pを示すL0を必ず4つ以上含む。このため、8
つの解の中に同様な値が4つ以上あれば、それが衝突点
Pを示すL0ということになる。上述のように、マイク
ロフォンを4個使用することにより、衝突点Pの位置
は、マイクロフォンのある平面上であればすべて検出可
能である。さらに、5個以上のマイクロフォンを設置す
ることにより、平面上にとどまらず、立体的な空間座標
に応用することも可能である。
クロフォンをターゲットシート12の4隅に配置し、衝
突点Pはそれらを頂点とする長方形の内側にあるものと
して説明してきたが、図14に示すようにマイクロフォ
ンの外側に衝突点Pがある場合も算出可能である。ここ
では衝突点Pの範囲を、各マイクロフォンがつくる長方
形の外側まで広げた場合について説明する。これまでの
計算ではL0は、式(38)及び(39)によって与えられる2
つの解を持つ。図14の無地の範囲においては、L0の
一つの解を与える式(38)が衝突点Pを表わすが、図14
の斜線部の範囲においては、L0のもう一つの解を与え
る式(39)が衝突点Pを表わす。このように既に説明した
衝突位置検出のための計算では、L0として2つの値が
求められ、衝突点Pは一意に定まらない。また、この衝
突位置検出のための計算において必要となるマイクロフ
ォンのデータ(衝突音検出時刻)はta1,ta2,ta3,ta
4のうちの3つであるため、使用するマイクロフォンの
データの組み合わせは4通りある。したがって、既述の
衝突位置検出のための計算を4通りの方法で行なうと、
全部で8つの解を得ることができる。この8つの解は、
衝突点Pを示すL0を必ず4つ以上含む。このため、8
つの解の中に同様な値が4つ以上あれば、それが衝突点
Pを示すL0ということになる。上述のように、マイク
ロフォンを4個使用することにより、衝突点Pの位置
は、マイクロフォンのある平面上であればすべて検出可
能である。さらに、5個以上のマイクロフォンを設置す
ることにより、平面上にとどまらず、立体的な空間座標
に応用することも可能である。
【0067】5個以上のマイクロフォンにより立体的な
空間における位置を検出するという方法を利用すると、
図1に示するように打球点にマイクロフォン105を設
置することなく、ボールの打たれた位置や時刻を検出す
ることも可能である。したがって、この方法によると、
特定の位置ではなく任意の位置からボールを打ち、その
ボールの運動をシミュレーションすることができる。こ
の場合、衝突位置検出用のマイクロフォンを共用しても
よいが、打ち出し位置検出用のマイクロフォンを別途設
けてもよい。
空間における位置を検出するという方法を利用すると、
図1に示するように打球点にマイクロフォン105を設
置することなく、ボールの打たれた位置や時刻を検出す
ることも可能である。したがって、この方法によると、
特定の位置ではなく任意の位置からボールを打ち、その
ボールの運動をシミュレーションすることができる。こ
の場合、衝突位置検出用のマイクロフォンを共用しても
よいが、打ち出し位置検出用のマイクロフォンを別途設
けてもよい。
【0068】また、ボールが打たれてから的(まと)に
到達するまでの時間の範囲は概ね予想できるため、図3
のデータメモリ制御回路134に打球検出回路141か
ら信号が到達した後、所定の時間内にA/D変換器13
1から出力される信号以外はデータメモリ133に書き
込まないようにするとよい。これにより、外部からの雑
音による誤動作を大幅に軽減することができる。
到達するまでの時間の範囲は概ね予想できるため、図3
のデータメモリ制御回路134に打球検出回路141か
ら信号が到達した後、所定の時間内にA/D変換器13
1から出力される信号以外はデータメモリ133に書き
込まないようにするとよい。これにより、外部からの雑
音による誤動作を大幅に軽減することができる。
【0069】以上の実施例1及び実施例2における計算
方法はあくまで一例であり、そのほかにも種々の計算方
法を用いることができる。例えば、マイクロフォンの取
付位置は図1に示すようなターゲットスクリーンの4隅
だけではなく、ひし形の位置やその他、練習装置の周囲
の空間等を考慮して任意の位置に取り付けることができ
るが、この場合、ボールの衝突箇所P(X,Y)を検出
するための式はマイクロフォンの配置により変わる。し
かし、この場合でも、上記X,Y算出式を変化させれば
良いのみであり、衝突箇所P(X,Y)が算出された後
の軌道計算は上記例のまま行なうことができる。
方法はあくまで一例であり、そのほかにも種々の計算方
法を用いることができる。例えば、マイクロフォンの取
付位置は図1に示すようなターゲットスクリーンの4隅
だけではなく、ひし形の位置やその他、練習装置の周囲
の空間等を考慮して任意の位置に取り付けることができ
るが、この場合、ボールの衝突箇所P(X,Y)を検出
するための式はマイクロフォンの配置により変わる。し
かし、この場合でも、上記X,Y算出式を変化させれば
良いのみであり、衝突箇所P(X,Y)が算出された後
の軌道計算は上記例のまま行なうことができる。
【0070】また、上記の実施例1及び実施例2におけ
る計算では、ボール17の飛行中の空気抵抗は無視して
いるが、アプローチショットの場合、ボール17を飛ば
す距離は比較的短く、ボール17の飛行速度もそれほど
大きくないことと、ボール17の質量も十分大きいこと
から、飛行中の空気抵抗はこのように無視することがで
きる。同様に、ボール17のスピンによる飛行運動の変
化や着地後のブレーキ効果も計算から除外している。さ
らに、芝生に落下したボール17は芝生によりその運動
エネルギの一部が吸収され、徐々にバウンド高さが低く
なってゆき、最後に転がる。転がる際も、芝生の転がり
抵抗により運動エネルギが吸収され、いずれ停止する。
これらスピン効果、バウンドの際のエネルギ吸収、転が
り抵抗等は、ボール17や芝生の条件により異なるが、
予め代表的な条件の下でショットされたボール17の飛
距離や最初に着地した後の転がり距離等を実測し、各種
パラメータの代表値(典型的な値)を定めておくことに
より、これらを考慮することができる。あるいは、その
代表値に対してプレーヤが任意に変更を加えることがで
きるようにしておくことにより、各種条件に対応した軌
道計算を行なうことができるようになる。
る計算では、ボール17の飛行中の空気抵抗は無視して
いるが、アプローチショットの場合、ボール17を飛ば
す距離は比較的短く、ボール17の飛行速度もそれほど
大きくないことと、ボール17の質量も十分大きいこと
から、飛行中の空気抵抗はこのように無視することがで
きる。同様に、ボール17のスピンによる飛行運動の変
化や着地後のブレーキ効果も計算から除外している。さ
らに、芝生に落下したボール17は芝生によりその運動
エネルギの一部が吸収され、徐々にバウンド高さが低く
なってゆき、最後に転がる。転がる際も、芝生の転がり
抵抗により運動エネルギが吸収され、いずれ停止する。
これらスピン効果、バウンドの際のエネルギ吸収、転が
り抵抗等は、ボール17や芝生の条件により異なるが、
予め代表的な条件の下でショットされたボール17の飛
距離や最初に着地した後の転がり距離等を実測し、各種
パラメータの代表値(典型的な値)を定めておくことに
より、これらを考慮することができる。あるいは、その
代表値に対してプレーヤが任意に変更を加えることがで
きるようにしておくことにより、各種条件に対応した軌
道計算を行なうことができるようになる。
【0071】なお、本練習装置を室内で使用することを
考慮すると、フレーム11はパイプによる組立式とする
ことが好ましく、さらに、安全のために、ターゲットス
クリーンと打球地点との間に張るネット(もちろん、ボ
ールよりも小さな目を持つことが必要である)及びネッ
トとフレーム11とを固定する金具等をセットにしてお
くことが望ましい。
考慮すると、フレーム11はパイプによる組立式とする
ことが好ましく、さらに、安全のために、ターゲットス
クリーンと打球地点との間に張るネット(もちろん、ボ
ールよりも小さな目を持つことが必要である)及びネッ
トとフレーム11とを固定する金具等をセットにしてお
くことが望ましい。
【0072】
【発明の効果】本発明の物体衝突位置検出装置は、ボー
ル等の飛翔体が所定のターゲット等に衝突する位置を検
出することができるため、単にゴルフの練習にとどまら
ず、各種競技のショット練習及びスローイング練習や遊
戯に利用することができる。例えば、野球のバッティン
グ及びピッチングの練習や、テニスの練習、アメリカン
フットボールのスローイング練習、遊戯ガンのシューテ
ィング練習等に利用可能である。また、ターゲットとし
て上記実施例のような特別なターゲットスクリーンを用
意するのではなく、例えば既存の壁に3個以上の振動検
出器(マイクロフォン等)を取り付けるという構成も可
能である。そして、ボール等の飛翔体の射出時刻検出手
段を備えている場合には、衝突位置だけでなく、飛翔体
の軌道を衝突後の仮想軌道も含めて計算することができ
るため、ゴルフのショット練習や野球のバッティング練
習、テニスの練習等を、より効果的に行なうことができ
る。なお、本発明の基本的な機能を基に、各種パラメー
タの入力やデータ処理を付加することにより、更に様々
なモードによる練習及び遊戯を行なうことができ、応用
範囲を広げることができる。
ル等の飛翔体が所定のターゲット等に衝突する位置を検
出することができるため、単にゴルフの練習にとどまら
ず、各種競技のショット練習及びスローイング練習や遊
戯に利用することができる。例えば、野球のバッティン
グ及びピッチングの練習や、テニスの練習、アメリカン
フットボールのスローイング練習、遊戯ガンのシューテ
ィング練習等に利用可能である。また、ターゲットとし
て上記実施例のような特別なターゲットスクリーンを用
意するのではなく、例えば既存の壁に3個以上の振動検
出器(マイクロフォン等)を取り付けるという構成も可
能である。そして、ボール等の飛翔体の射出時刻検出手
段を備えている場合には、衝突位置だけでなく、飛翔体
の軌道を衝突後の仮想軌道も含めて計算することができ
るため、ゴルフのショット練習や野球のバッティング練
習、テニスの練習等を、より効果的に行なうことができ
る。なお、本発明の基本的な機能を基に、各種パラメー
タの入力やデータ処理を付加することにより、更に様々
なモードによる練習及び遊戯を行なうことができ、応用
範囲を広げることができる。
【図1】 本発明の実施例であるゴルフアプローチショ
ット練習装置の概要を示す構成図。
ット練習装置の概要を示す構成図。
【図2】 ショットによるボールの各種軌道とターゲッ
トスクリーンへの衝突位置及び角度との関係を示す説明
図。
トスクリーンへの衝突位置及び角度との関係を示す説明
図。
【図3】 実施例のゴルフアプローチショット練習装置
の電気的構成を示すブロック図。
の電気的構成を示すブロック図。
【図4】 ターゲットスクリーン上のボールの衝突箇所
と、その周囲に設けられたマイクロフォンとの位置関係
(実施例1の場合)を示す説明図。
と、その周囲に設けられたマイクロフォンとの位置関係
(実施例1の場合)を示す説明図。
【図5】 ショット位置とグリーン位置との間に高低差
がある場合の軌道説明図。
がある場合の軌道説明図。
【図6】 ボールが左右にズレてショットされる場合の
軌道説明図。
軌道説明図。
【図7】 ターゲットスクリーンと打球地点との間にボ
ール集束枠を設けたゴルフアプローチショット練習装置
の概要を示す構成図。
ール集束枠を設けたゴルフアプローチショット練習装置
の概要を示す構成図。
【図8】 実施例のゴルフアプローチショット練習装置
のターゲットスクリーンシートの正面図(a)及び側面
図(b)。
のターゲットスクリーンシートの正面図(a)及び側面
図(b)。
【図9】 ターゲットスクリーンシートをフレームに装
着した状態の正面図(a)及び側面図(b)。
着した状態の正面図(a)及び側面図(b)。
【図10】 図9のA及びBの箇所の断面図。
【図11】 図9のCの箇所の断面図。
【図12】 温度センサを用いて音速を求める場合に使
用する温度検出回路を示す図。
用する温度検出回路を示す図。
【図13】 ターゲットスクリーン上のボールの衝突箇
所と、その周囲に設けられたマイクロフォンとの位置関
係(実施例2の場合)を示す説明図。
所と、その周囲に設けられたマイクロフォンとの位置関
係(実施例2の場合)を示す説明図。
【図14】 マイクロフォンが配置された4隅を頂点と
する長方形の外側に衝突箇所がある場合における、その
衝突箇所とマイクロフォンとの位置関係を示す図。
する長方形の外側に衝突箇所がある場合における、その
衝突箇所とマイクロフォンとの位置関係を示す図。
11…フレーム 12…シート(ターゲットスクリーン) 13…シー
トの下端 14…制御部 15…表示
装置 16…打球地点マット 17…ボー
ル 18…ボール軌道 19…クラ
ブ 101、102、103、104、105…マイクロフ
ォン
トの下端 14…制御部 15…表示
装置 16…打球地点マット 17…ボー
ル 18…ボール軌道 19…クラ
ブ 101、102、103、104、105…マイクロフ
ォン
Claims (8)
- 【請求項1】 a)検出エリア周囲の同一直線上でない少
なくとも3箇所に置かれた衝突音検出手段と、 b)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻に
基づき、検出エリア内の物体衝突位置を算出する演算手
段とを備えることを特徴とする物体衝突位置検出装置。 - 【請求項2】 更に、d)衝突する物体が所定の地点から
射出された時刻を検出する射出時刻検出手段と、 e)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻及
び射出時刻検出手段によって検出された射出時刻とに基
づき、射出地点における物体の射出時点から物体の衝突
時点までの移動時間を算出し、更に、該移動時間と演算
手段が算出した物体衝突位置とより、衝突するまでの物
体の軌道及び衝突した後の仮想軌道を算出する第2演算
手段とを備える請求項1記載の物体衝突位置検出装置。 - 【請求項3】 a)枠に張設されたシートから成るターゲ
ットスクリーンと、 b)前記ターゲットスクリーンの周囲に配置された少なく
とも3個の衝突音検出手段と、 c)各衝突音検出手段によって衝突音が検出された時刻に
基づき、ターゲットスクリーン上における飛翔体の衝突
位置を算出する演算手段とを備えることを特徴とするシ
ョット練習装置。 - 【請求項4】 更に、d)ターゲットスクリーンの前方に
設けられた射出地点における飛翔体の射出時刻を検出す
る射出時刻検出手段と、 e)各衝突音検出手段及び射出時刻検出手段からの検出信
号を受けて射出地点における飛翔体の射出時点から飛翔
体のターゲットスクリーンへの衝突時点までの飛行時間
を算出し、更に、該飛行時間と演算手段が算出した衝突
位置とより、ターゲットスクリーンに衝突するまでの飛
翔体の軌道及び衝突した後の仮想軌道を算出する第2演
算手段を備える請求項3記載のショット練習装置。 - 【請求項5】 演算手段又は第2演算手段が算出した結
果であるターゲットスクリーン上の飛翔体の衝突位置、
飛翔体の軌道等を表示する表示手段を備えた請求項4記
載のショット練習装置。 - 【請求項6】 ターゲットスクリーンのシートに、飛翔
体の衝突目標点及び得点領域が描かれている請求項3〜
5のいずれかに記載のショット練習装置。 - 【請求項7】 飛翔体がゴルフボールであり、射出時刻
検出手段が、クラブによるゴルフボールの打球音を検出
する打球音検出器である請求項3〜6のいずれかに記載
のショット練習装置。 - 【請求項8】 ターゲットスクリーンのシートが枠の下
から打球地点側に延長されており、それにより、シート
に衝突した後のボールが打球地点側に戻ってくるように
なっている請求項7に記載のショット練習装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7435594A JPH06335548A (ja) | 1993-03-31 | 1994-03-18 | 物体衝突位置検出装置 |
| US08/215,587 US5478077A (en) | 1993-03-31 | 1994-03-22 | Object collision point detecting apparatus |
| EP94104749A EP0617988A1 (en) | 1993-03-31 | 1994-03-25 | An object collision point detecting apparatus |
| CA002119989A CA2119989A1 (en) | 1993-03-31 | 1994-03-25 | Object collision point detecting apparatus |
| KR1019940006610A KR940021097A (ko) | 1993-01-18 | 1994-03-30 | 물체충돌위치 검출장치 |
| CN 94103559 CN1109374A (zh) | 1993-03-31 | 1994-03-31 | 物体碰撞位置检测装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9864793 | 1993-03-31 | ||
| JP5-98647 | 1993-03-31 | ||
| JP7435594A JPH06335548A (ja) | 1993-03-31 | 1994-03-18 | 物体衝突位置検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06335548A true JPH06335548A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=26415496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7435594A Pending JPH06335548A (ja) | 1993-01-18 | 1994-03-18 | 物体衝突位置検出装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06335548A (ja) |
| CN (1) | CN1109374A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US11040244B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-06-22 | Karsten Manufacturing Corporation | Impact and sound analysis for golf equipment |
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-
1994
- 1994-03-18 JP JP7435594A patent/JPH06335548A/ja active Pending
- 1994-03-31 CN CN 94103559 patent/CN1109374A/zh active Pending
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1109374A (zh) | 1995-10-04 |
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