JPH0633636A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

Info

Publication number
JPH0633636A
JPH0633636A JP19185392A JP19185392A JPH0633636A JP H0633636 A JPH0633636 A JP H0633636A JP 19185392 A JP19185392 A JP 19185392A JP 19185392 A JP19185392 A JP 19185392A JP H0633636 A JPH0633636 A JP H0633636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
building
mode
displacement
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19185392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Suzuki
哲夫 鈴木
Mitsuru Kageyama
満 蔭山
Yoshiko Matsuoka
佳子 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Obayashi Corp
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Tokico Ltd filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP19185392A priority Critical patent/JPH0633636A/ja
Publication of JPH0633636A publication Critical patent/JPH0633636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は構造物の振動モードをより短時間で
推定して動吸振器3への制御量を算出できるよう構成し
た制振装置を提供することを目的とする。 【構成】 ビル2の1階と屋上2aの2箇所には変位検
出用のセンサ15a,15bが設けられている。制御装
置4のCPU25はセンサ15a,15bからの出力信
号によりビル2の振動周波数をカウントし、その積算値
に基づいて振動モードを推定する。そして、センサ15
aと15bとの出力差より求められたビル2の屋上2a
の変位と振動モードに応じた定数より動吸振器3への制
御量uを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は制振装置に係り、特に付加質量を
変位させて構造物の振動を制振する構成とした制振装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビル等の構造物においては、地
震あるいは風圧等による振動を制振するための制振装置
が設けられている。この種の制振装置では、主にビルの
質量に応じた所定の重量を有する付加質量を動吸振器が
ビルの振動状態に応じて変位させてビルの振動を制振す
るようになっている。
【0003】従来の制振装置としては、例えば付加質量
をリニアベアリング等により摺動自在に支持するととも
に、付加質量に螺合するボールねじ等の伝達機構をモー
タ等により駆動し、付加質量が水平方向に往復動される
よう構成された動吸振器を有する装置が考えられてい
る。
【0004】そして、動吸振器はビルの変位及び速度に
応じた制御量を演算する制御装置からの駆動信号により
モータを駆動制御され、付加質量を移動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記制御装置では、ビ
ルの変位をセンサにより検出してその変位に応じた動吸
振器の制御量を求めているため、例えば30階以上の高
層ビルの場合、各階毎にセンサを設けて各階毎の変位を
検出し、各センサの出力に基づいて複雑な運動方程式の
演算を行ってビルの振動モードの解析をする必要があっ
た。
【0006】しかも、高層ビルの各階毎にセンサを設置
するには相当な手間及び設備費がかかるので、センサ数
を減らすことが考えられている。又、既に建設されてい
るビルに制振装置を取り付ける場合、各階毎にセンサを
取り付けることが難しく、例えば4〜5階毎にセンサを
設置することが多い。
【0007】その場合、ビルの階数よりもセンサ数が少
ないため、ビルの数学的モデルに関する微分方程式の解
を求めて各階毎の変位を推定していた。
【0008】ところが、センサからの出力に基づいて各
階の変位を演算して動吸振器の制御量を求めるのに制御
装置における演算量が著しく大きくなり、演算時間が長
くなってしまうといった課題が生ずる。
【0009】しかも、センサからの出力に対して制御装
置から動吸振器への出力が遅れるため、動吸振器の制御
動作の応答性が低下するばかりか、逆に動吸振器により
ビルを加振してしまうといった課題がある。
【0010】そこで、本発明は上記課題を解決した制振
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、多層の構造物
の振動を制振するように質量を駆動する動吸振器と、少
なくとも前記構造物の下層部分と前記構造物の上層部分
とに設けられ、各設置部分の変位を検出するセンサと、
前記各センサの出力により前記下層部分に対する上層部
分の振動周波数を算出する周波数演算手段と、該周波数
演算手段により得られた振動周波数に基づいて前記構造
物の振動モードを判別する判別手段と、該判別手段によ
り判別された振動モードに応じた前記動吸振器の制御量
を算出する制御量演算手段と、よりなることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】少なくとも構造物の上層部分と下層部分にセン
サがあれば構造物の振動モードを推定することができる
ので、センサ数を減らして制振動作を行えるとともに演
算時間が短縮されて動吸振器の制振動作の応答性を向上
させることが可能となる。
【0013】
【実施例】図1乃至図4に本発明になる制振装置の一実
施例を示す。
【0014】各図中、制振装置1は、大略、構造物とし
てのビル2の屋上2aに設置された動吸振器3が制御装
置4からの制御信号により制振動作してビル2の水平方
向の振動を制振する。
【0015】動吸振器3は図2,図3に示す如くビル2
の屋上2aに設置された基台5上に付加質量6がX方向
に摺動する構成であり、付加質量6はビル2の総質量に
対し約0.5%程度の質量を有し、例えば5〜10トン
程度の重量を有する。そのため、付加質量6は基台5上
のリニアベアリング7により摺動自在に支持されてい
る。
【0016】又、基台5上にはアクチュエータとしての
ACサーボモータ(以下、モータと言う)8、電磁ブレ
ーキ9が設けられており、モータ8の出力軸8aはカッ
プリング10を介して軸受11,12に軸承されたボー
ルねじ13に結合されている。ボールねじ13は付加質
量6に螺合して貫通している。従って、付加質量6はボ
ールねじ13の回転により基台5の凹部5a内を移動す
る。
【0017】風圧又は地震によりビル2が振動すると、
制御装置4は後述するように振動の大きさに応じた制御
量を演算して動吸振器3のモータ8へ駆動信号を出力す
る。モータ8は駆動信号の供給によりボールねじ13を
回転させ、付加質量6をX方向(振動方向)に移動させ
る。このとき、発生する付加質量6の慣性力の反作用に
よりビル2の振動が制振される。
【0018】尚、電磁ブレーキ9は制振モード時オフ状
態であり、電源をオフにされた停止モード時にボールね
じ13を制動する。
【0019】ビル2の下層部分と上層部分、例えば1階
の床部分と屋上2aには、ビル2の振動による変位及び
速度を検出するセンサ15a,15bが設置されてい
る。
【0020】又、30階建てのビル2の屋上2aには、
風速(V)を計測する風速計16が設置され、動吸振器
3には付加質量6の変位、速度及び加速度を検出するセ
ンサ18が設けられている。センサ15a,15b及び
センサ18からの各検出信号はサーボアンプ19a〜1
9cにより増幅されて減算回路20に入力される。減算
回路20では1階の変位及び速度を基準として屋上2a
の実質的な変位、及び速度を算出する。つまり、減算回
路20は屋上2aのセンサ15bにより検出された変位
及び速度から1階のセンサ15aにより検出された変位
及び速度を減算して1階の振動をゼロとしたときの屋上
2aの振動の大きさを算出する。
【0021】又、風速計16からの検出信号はアンプ2
1で増幅されて制御装置4に入力される。
【0022】22は地震計で、地面を伝播する地震波を
検出するように地面に埋設されている。尚、地震発生
時、地震計22からの検出信号はアンプ23で増幅され
て制御装置4に入力される。
【0023】制御装置4は入力部としてのA/D変換器
24、動吸振器3への制御量を演算するCPU25、出
力部としてのD/A変換器26、I/Oインターフェイ
ス回路27を有する。A/D変換器24はスイッチ28
を介して減算回路20と接続されており、各センサから
の検出信号をデジタル信号に変換してCPU25に出力
する。
【0024】CPU25は後述するようにA/D変換器
24及びI/Oインターフェイス回路27からの各信号
に基づいて動吸振器3の制御量を演算し、D/A変換器
26へ出力する。又、D/A変換器26から出力された
制御量のデジタル信号はサーボドライバ29に入力され
ており、サーボドライバ29はCPU25で演算された
制御量に応じた駆動信号としてのトルク指令電流を動吸
振器3のモータ8に出力する。
【0025】30はメモリで、制振制御の各プログラム
が格納され、且つ制振制御に必要な各演算の初期値等を
記憶する。例えば、メモリ30には、図4に示す如くC
PU25が実行する振動周波数演算プログラム30A,
振動モード判別プログラム30B,制御量演算プログラ
ム30C等の各プログラムが記憶されている。
【0026】31は電源で、制御装置4及びサーボドラ
イバ29に接続されており、電源31とサーボドライバ
29との間には緊急停止用のスイッチ32が配設されて
いる。このスイッチ32は常閉接点を有し、例えば過大
な地震が発生したときI/Oインターフェイス回路27
からの停止信号により励磁されて開成する。
【0027】34は表示器で、動吸振器3の制御系ある
いは各センサ15a,15b,18,風速計16,地震
計22等に異常があると、その異常内容等を表示して監
視員に知らせる。
【0028】35は警報器で、異常発生時アラームを発
する。
【0029】次に、上記制振装置1が制振動作する際に
制御装置4のCPU25が実行する処理について、図5
を参照して説明する。
【0030】CPU25は例えば5msec毎に図5の処理
を実行する。
【0031】尚、制御装置4では予め演算処理を行う際
の初期設定が行われる。設定される初期値としては、例
えばビル2の振動モードの周波数(本実施例では1次モ
ードの振動周波数を0.5Hz、2次モードの振動周波数
を1.5Hz、3次モードの振動周波数を6Hzと設定す
る)及び各振動モード毎の振幅倍率P1 ,P2 ,P3
があり、夫々メモリ30に記憶される。
【0032】ここで、図5に示す処理の説明をする前に
制御装置4で行う振動モードの判別方法、つまりビル2
の1階と屋上2aに設けられたセンサ15a,15bか
らの出力信号に基づいてビル2全体の振動状態を推定す
る方法について説明する。
【0033】まず、ビル2及び動吸振器3を図6に示す
ような力学モデルに置き換えて考える。ビル2がn階建
てならば、n個の質量(ms1〜msn)と、各階間を接続
するn個のばね(ばね定数Ks1〜Ksn)と、各階間の減
衰要素(粘性減衰係数Cs1〜Csn)で構成される力学モ
デルとなる。又、ビル2の屋上2a設けられた動吸振器
3は、質量maと制御量uとしてモデル化する。
【0034】尚、本実施例では図6に示すモデルにおい
て推定される各質量の変位X1 〜X n を#X1 〜#Xn
と表すことにする。又、推定される各質量の速度は#X
1'〜#Xn ' と表し、以下各推定値には#を付すことに
する。但し、Xiは各階の絶対変位Yiから地上の絶対
変位Zを引いたものとする(Xi=Yi−Z)。
【0035】ここで、状態変位ベクトルを以下《X》と
表し、ベクトルは《 》で括ることにする。そして、状
態変位ベクトルの推定値を、 《#X》=〔#Xa,#Xa’,#X1 ,#X2 …#X
n ,#X1 ’,#X2 ,… #Xn ’〕T としたとき、状態方程式は、 《#X’》=《A》#X’+《B》u …(1) となる。ここで、上記Xaは動吸振器3とビル2の相対
変位である。
【0036】但し、上記(1)において、
【0037】
【数1】
【0038】である。
【0039】次に、上記モデルにおいて、動吸振器3の
制約条件を考えながらビル2の変位Xを最小にするよう
評価関数Jを
【0040】
【数2】
【0041】と定義し、この条件を満足するようにフィ
ードバックゲイン《F》を求める。
【0042】動吸振器3への制御量uはこのフィードバ
ックゲイン《F》に変位《X》を掛けて、 u=−《F》《#X》 と表すことができる。
【0043】又、フィードバックゲイン《F》は、 《F》=R-1《B》T 《P》 と表される。
【0044】そして、行列《P》はリカッチ方程式 《A》T 《P》+《P》《A》+《Q》−《P》《B》
-1《B》T 《P》=0 の解である。
【0045】従って、動吸振器3の付加質量6を駆動す
るモータ8へ出力される制御量uは上記力学モデルにお
いて、 u=−《F》《#X》 …(8) となる。
【0046】そして、本発明ではビル2の各階の変位を
次のようにして推定する。
【0047】高層のビル2においては、図7(A)
(B)(C)に示す如く大きく分けて1次、2次、3次
のモードに大別できるので、ビル2の最も変位の大きい
屋上2aの変位に基づいてビル2の振動モードを判別す
ることにする。
【0048】即ち、ビル2の屋上2aの変位は、1次モ
ードのときゆっくりとした速度となり、2次モード、3
次モードになるにつれて速い速度となり、1次モードか
ら3次モードになるにつれて振動周波数が高くなる。よ
って、ビル2の屋上2aに設けられたセンサ15bの出
力より屋上2aの振動周波数を検出してビル2の振動モ
ードを判別する。そして、予めビル2の力学モデル(図
6に示す)における各振動モードの振幅倍率P1
2 ,P3 をシミュレーションにより求め、メモリ30
に記憶させておく。
【0049】例えば、ビル2に地震が伝播すると、屋上
2aの変位(センサ15bの出力)は図8に示すような
物理座標の波形となる。この図8に示す波形をモード座
標の波形に変換すると、図9に示すように振幅倍率と周
波数との線図で表される。
【0050】図9より1次モードの周波数は0.5Hz,
2次モードの周波数は1.5Hz,3次モードの周波数は
6Hzになることが分かる。
【0051】又、1次モードにおいては、各階の質量m
siの推定変位#Xi は、 #Xi =αi(sin ω1 t+φ1 ) …(9) と表すことができる。但し、αiはシミュレーションに
より得られた各階毎の振幅倍率である。
【0052】従って、センサ15a,15bからの出力
により上記式(9)より各階の変位が求められる。
【0053】各階の推定変位#Xi は、屋上2aの変位
Xnのみにより、即ちセンサ15aと15bとの出力差
より、 #Xi =α1i’Xn …(10) と表すことができる。
【0054】又、2次モードにおいても上記と同様に各
階の推定変位#Xi は、 #Xi =α2i(sin ω2 t+φ2i) …(11) と表すことができる。そして、位相をφ20〜φ21〜─〜
φ2nとすると、 #Xi =α2i’Xn …(12) と表すことができる。
【0055】又、3次モードにおいても上記と同様に各
階の推定変位#Xi は、 #Xi =α3i’Xn …(13) と近似することができる。
【0056】従って、制御装置4はビル2の振動周波数
に基づいて振動モードを判別した後、振動モードに応じ
た上記振幅倍率P1 ,P2 ,P3 を選択して制御量uを
算出して動吸振器3に出力する。
【0057】図5において、制御装置4のCPU25は
ステップS1(以下ステップを省略する)で制振システ
ムの異常チェックを行う。例えば、動吸振器3の制御系
及びセンサ15a,15b,18,地震計22、風速計
16等の各検出手段に異常がないかどうかをチェック
し、S2で異常なしの場合はS3に移り上記各検出手段
からの検出信号を読み込む。
【0058】つまり、S3ではビル2の1階と屋上2a
及び動吸振器3の付加質量6の変位、付加質量6の速度
1(K),Xn (K) ,Xa(k),Xa(k)'を読み込んで変位
ベクトル《X》を求める。
【0059】次のS4では、ビル2の屋上2aが水平方
向に振動し、例えば−方向から+方向へ変位してゼロ点
を通過したかどうかをチェックする。そのため、S4に
おいては、センサ15bから出力された読込値Xn (k-
1) と今回の読込値Xn (K) とを掛け合わせ、屋上2a
の中心点がゼロ点を通過していないときは正の値とな
り、屋上2aの中心点がゼロ点を通過したときは負の値
となる。
【0060】従って、S4で乗算値が正のときはS5に
移り周波数カウンタ値を1インクリメントする。次のS
6では、周波数カウンタ値により選択された振幅倍率
《P》より変位《X》を求める。そして、S7で上記式
(8)に基づいて制御量uを演算して、S8 で動吸振器
3へ制御量uを出力する。
【0061】この場合、ビル2の屋上2aの中心点がゼ
ロ点を通過していないので、前回と同じ振幅倍率Piに
基づいて変位《X》を求めて制御量uを算出する。
【0062】尚、ビル2が変位していないときは屋上2
aの変位がゼロなので、S7で制御量uはゼロとなり、
動吸振器3は制振動作を行わない。
【0063】又、S4においては、乗算値が負の場合、
S9に移り周波数カウンタの積算値が190以上かどう
かをチェックする。この積算値190は、屋上2aの中
心点がゼロ点を通過してからゼロ点に戻るまでの間の演
算回数であり、1次モードの振動のときは周期が長いの
で、それだけ積算値も大きくなる。
【0064】つまり、1次モードの周波数を0.5Hzと
した場合、サンプリングの固有周期は0.005秒ある
ので、1次モードの振動が発生したとき周波数カウンタ
の積算値は2/2×0.005=200となる。しか
し、カウンタ値の誤差を5%として周波数カウンタの1
次判別値を190に設定する。
【0065】ビル2の振動モードが1次モードの場合
は、周波数カウンタが190以上となるのでS9からS
10に移り振幅倍率《P》に予めメモリ30に入力され
ている《P1 》を選択する。
【0066】次のS11では周波数カウンタをゼロリセ
ットする。その後、前述したS6,S7を実行し周波数
により推定された振動モードに応じた制御量uが演算さ
れて動吸振器3へ出力される。そして、動吸振器3では
入力された制御量uによりモータ8が駆動されて付加質
量6を制振方向へ駆動する。
【0067】又、S9において、周波数カウンタの積算
値が190以下のときはS12に移り積算値が60以上
かどうかをチェックする。
【0068】2次モードの周波数を1.5Hzとした場
合、固有周期は0.666秒あるので、2次モードの振
動が発生したとき周波数カウンタの積算値は0.666
/2×0.005=66.6となる。そして、カウンタ
値の誤差を5%として周波数カウンタの2次判別値を6
0に設定する。
【0069】従って、ビル2の振動モードが2次モード
の場合は、周波数カウンタが60以上となる。即ち、周
波数カウンタの積算値が60〜189であるときは、ビ
ル2の振動モードが2次モードであると推定できる。そ
のため、S12においては周波数カウンタの積算値が6
0以上のときはS13に移り、振幅倍率《P》を予めメ
モリ30に入力されている《P2 》を選択してS11,
S6,S7,S8の処理を実行する。
【0070】又、S12において、周波数カウンタの積
算値が59以下のときは、ビル2の振動モードが3次モ
ードであると推定してS14に移り、振幅倍率《P》を
予め3次モード用に設定されている《P3 》を選択して
S11,S6,S7,S8の処理を実行する。
【0071】尚、S2において、動吸振器3等に異常が
あったときは、S15に移り動吸振器3への制御量uを
ゼロにする。
【0072】このように、本実施例ではビル2の振動周
波数をカウントして振動モードを推定することができ、
その推定値に基づいて動吸振器3への制御量uを演算す
ることができるので、演算処理時間が短縮され動吸振器
3の制振動作遅れをなくすことが可能となる。
【0073】しかも、ビル2の上部と下部にセンサ15
a,15bを設けるだけなのでセンサ数が少なくて済
み、高層ビルでも制振装置1の取付費を安価にできると
ともに設置工事が容易となる。特に既存のビルに制振装
置1を取り付ける際には、工期も短くて済むので有利で
ある。
【0074】尚、上記実施例ビル2の1階と屋上2aの
2箇所にセンサ15a,15bを設置したが、これに限
らず、2箇所以上にセンサを設けても良いし、あるいは
1階以外のビル下層部分あるいは屋上以外のビル上層部
分に設置するようにしても良いのは勿論である。
【0075】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる制振装置は、
少なくとも構造物の上層部分と下層部分にセンサがあれ
ば構造物の振動モードを推定することができ、センサ数
を減らして取付工事の手間を簡略化して取付費を安価に
できるとともに動吸振器への制御量を短時間で演算する
こができる。そのため、構造物が振動したとき動吸振器
の制振動作が遅れて構造物を加振してしまうことがな
く、動吸振器による制振動作の応答性を高めることがで
きる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる制振装置の一実施例の構成図であ
る。
【図2】動吸振器の正面図である。
【図3】動吸振器の縦断面図である。
【図4】メモリに記憶された項目を示す図である。
【図5】制御装置のCPUが実行するフローチャートで
ある。
【図6】ビルの力学モデルを示す図である。
【図7】力学モデルの振動モードを示す図である。
【図8】ビルが振動したときの振幅と周期との関係を示
す波形図である。
【図9】図8の波形を振幅倍率と周波数との関係に変換
した波形図である。
【符号の説明】
1 制振装置 2 ビル 3 動吸振器 4 制御装置 6 付加質量 8 ACサーボモータ 15a,15b,18 センサ 16 風速計 25 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔭山 満 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)発明者 松岡 佳子 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層の構造物の振動を制振するように質
    量を駆動する動吸振器と、 少なくとも前記構造物の下層部分と前記構造物の上層部
    分とに設けられ、各設置部分の変位を検出するセンサ
    と、 前記各センサの出力により前記下層部分に対する上層部
    分の振動周波数を算出する周波数演算手段と、 該周波数演算手段により得られた振動周波数に基づいて
    前記構造物の振動モードを判別する判別手段と、 該判別手段により判別された振動モードに応じた前記動
    吸振器の制御量を算出する制御量演算手段と、 よりなることを特徴とする制振装置。
JP19185392A 1992-07-20 1992-07-20 制振装置 Pending JPH0633636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19185392A JPH0633636A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 制振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19185392A JPH0633636A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 制振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0633636A true JPH0633636A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16281600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19185392A Pending JPH0633636A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633636A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07317834A (ja) * 1994-05-31 1995-12-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ハイブリッド型制振装置
JP2009191961A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Lotte Engineering & Construction Co Ltd 既存大型構造物の制振システム及び制振装置
JP2011149249A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Taisei Corp 制振構造物における可変減衰ダンパの制御システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07317834A (ja) * 1994-05-31 1995-12-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ハイブリッド型制振装置
JP2009191961A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Lotte Engineering & Construction Co Ltd 既存大型構造物の制振システム及び制振装置
JP2011149249A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Taisei Corp 制振構造物における可変減衰ダンパの制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7424937B2 (en) Estimating torque/force exerted by a load against a motor-driven actuator
CN103803378B (zh) 用于控制电梯系统的操作的方法和系统
JP3189865B2 (ja) 機械振動検出装置および制振制御装置
US7328123B2 (en) System for collision avoidance of rotary atomizer
KR102617044B1 (ko) Emb 시스템을 이용한 센서 고장 검출 장치 및 그 방법
JPH10114482A (ja) 能動ガイド装置
JP2000052286A (ja) ロボットの制御装置
US11391617B2 (en) Weight-bearing measurement device and method and weight-bearing equipment
JPH0633636A (ja) 制振装置
JPS62196287A (ja) エレベ−タ−のテ−ルコ−ドの振れ検出装置
JPH05231038A (ja) 制振装置
JP3230616B2 (ja) 電動機駆動系の慣性負荷測定方式
JPH05231039A (ja) 制振装置
WO2024224966A1 (ja) ロボット制御方法
JPH05231040A (ja) 制振装置
JPH05231037A (ja) 制振装置
JP3983560B2 (ja) 制振装置
JPH05231035A (ja) 制振装置
JPH0791107A (ja) 制振装置
JPH05231036A (ja) 制振装置
JPH07189527A (ja) 制振装置
JPH06225564A (ja) 電動機駆動系の負荷定数測定方法
JPH0791108A (ja) 制振装置
JP2779370B2 (ja) 電動人工感覚模擬方法及びその装置
Djordjevic et al. A Novel Torque Sensing Approach to Eliminate Stiction in Haptic Devices with Hybrid Motor/Brake Actuation