JPH06336539A - エチレン系樹脂組成物 - Google Patents
エチレン系樹脂組成物Info
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- JPH06336539A JPH06336539A JP12610193A JP12610193A JPH06336539A JP H06336539 A JPH06336539 A JP H06336539A JP 12610193 A JP12610193 A JP 12610193A JP 12610193 A JP12610193 A JP 12610193A JP H06336539 A JPH06336539 A JP H06336539A
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Abstract
性、耐衝撃破れ性が良好で、傷付き難く、優れたフィル
ム適性を備えている、農業用ハウス、農業用カーテン等
の用途として最適なエチレン系樹脂組成物を提供する。 【構成】 成分(A) :メタロセン触媒を用いて製造され
た、メルトフローレートが0.01〜10g/10分、
密度が0.925g/cm3 以下のエチレン・炭素数4
以上のα−オレフィン共重合体 85〜
99重量%と、 成分 (B):Si,Al,Mg,Caから選ばれた少なく
とも1つの原子を含有する無機化合物
15〜1重量%からなることを特
徴とするエチレン系樹脂組成物。
Description
れ、透明性、耐引張破れ性、耐衝撃破れ性が良好で、傷
付き難く、優れたフィルム適性を備えている、農業用ハ
ウス、農業用カーテン等の用途として最適なエチレン系
樹脂組成物に関するものである。
等の温室栽培に用いられる温室用被覆材としては、ポリ
塩化ビニルやエチレン・酢酸ビニル共重合体フィルム等
が用いられている。該ポリ塩化ビニルは、保温性、透明
性、強靭性等に優れていることから、近年まで、この種
の分野に多用されてきた。しかしながら、ポリ塩化ビニ
ルフィルムは使用中に該フィルム中に含まれている可塑
剤がフィルムの表面にブリードしてくるため埃が付着
し、経時的に光線透過性が損なわれてきて、ハウス内の
温度上昇を妨げるという欠点がある。また、使用後に焼
却処理すると有害な塩化水素ガスが発生するため、廃棄
処理が困難であった。更に、このポリ塩化ビニル樹脂自
体は比重が大きいため、そのフィルムは重く、温室の骨
組み上に数10メートルにも渡って展張するのは大変に
労力のいる仕事である。従って、このことは農業従事者
の高齢化に伴って、軽くて扱い易い材料が要求されるよ
うになった。
一般的なポリオレフィン樹脂と同様に埃は付着し難く、
焼却処理しても有害ガスの発生がない点においてはポリ
塩化ビニルより優れている。しかしながら、そのフィル
ムはポリ塩化ビニルフィルム程の透明性を有していない
ため、光線透過性が低く、また、フィルムの強度が不十
分であるため、温室の標準骨組み等の突起部による衝
撃、摩擦等によって破れが起こり易く、1年程度経過す
ると張り替えが必要になり、長期間使用することが困難
であった。従って、このような破れ等を防止するため
に、通常はフィルムの肉厚を厚くする方法が採用されて
いるが、市場での標準的なハウス用フィルム等の厚みは
100μm前後であることから、薄肉化の要請がある
が、上記力学的性質を満足させるためにはエチレン・酢
酸ビニル共重合体では困難なことであった。また、該エ
チレン・酢酸ビニル共重合体フィルムは、フィルムを展
張する際や、夏場や日中にフィルムを捲り上げたりする
作業等の際にフィルム同志が擦れたり、温室の骨組み等
に擦れるためにフィルムの表面に傷が付き易いという欠
点も有していた。更に、保温性を付与するために、種々
の無機物質をフィルム中に添加して改善することが、特
公昭47−13853号公報(シリカ粉末)、特公平3
−50791号公報(マグネシウム化合物)、特公昭6
2−31744号公報(ハイドロタルサイト)にて知ら
れているが、これらの無機物質を添加すると、フィルム
の表面はより一層傷付き易くなり、このようなことも大
きな問題点として改善が望まれていた。
る問題点を解決し、軽くて、保温性に優れ、透明性、耐
引張破れ性、耐衝撃破れ性が良好で、傷付き難く、なお
かつ薄肉化が可能な、優れたフィルム適性を備えて、農
業用フィルムとして最適な素材であるエチレン系樹脂組
成物を提供することにある。
りも優れた性能を備えた、農業用フィルム素材として最
適なエチレン系樹脂組成物を得るために鋭意研究を重ね
た結果、特定の性状を有するエチレン・α−オレフィン
共重合体と、特定の性状の無機化合物を特定な量比で配
合することにより、上記本発明の目的が達成され得るこ
とができるとの知見を得て本発明を完成するに至ったも
のである。すなわち、本発明のエチレン系樹脂組成物
は、 成分(A) :メタロセン触媒を用いて製造された、メルトフローレート(MFR )が0.01〜10g/10分、密度が0.925g/cm3 以下のエチレン・ 炭素数4以上のα−オレフィン共重合体 85〜99重量%と、 成分 (B):Si,Al,Mg,Caから選ばれた少なくとも1つの原子を含有 する無機化合物 15〜1重量% からなることを特徴とするものである。
体(成分(A) ) (a) 性 状 本発明のエチレン系樹脂組成物を構成する成分(A) のエ
チレン・炭素数4以上のα−オレフィン共重合体は、以
下の〜の物性を示すもの、特に〜の物性を示す
ものであることが好ましい。
−オレフィン共重合体は、JIS−K7210によるM
FR(メルトフローレート:Melt Flow rate:溶融流
量)が0.01〜10g/10分、好ましくは0.1〜
5g/10分、特に好ましくは0.5〜3g/10分の
物性を示すものである。該MFRが上記範囲より大であ
ると成形が不安定となる。また、該MFRが上記範囲よ
り小さすぎると成形時の樹脂圧力が大きくなりすぎて、
製品の生産量の低下を起こすので実用的でない。
−オレフィン共重合体は、JIS−K7112による密
度が0.925g/cm3 以下、好ましくは0.87〜
0.915g/cm3 、特に好ましくは0.88〜0.
910g/cm3 を示すものである。該密度が上記範囲
より高すぎると透明性が悪化する。また、密度が上記範
囲より低すぎると、フイルム表面のベタつきによりブロ
ッキングが生じて実用性に供し得なくなる。
て得られる溶出曲線のピーク 本発明にて用いられるエチレン・炭素数4以上のα−オ
レフィン共重合体は、温度上昇溶離分別(TREF:Te
mperature Rising Elution Fractionation)によって得
られる溶出曲線のピークが、1つ以上、好ましくは1つ
存在し、主ピークの温度が100℃以下、好ましくは8
5℃以下、特に好ましくは75℃以下、を示すものであ
る。温度上昇溶離分別による溶出曲線の測定 温度上昇溶離分別(Temperature Rising Elution Fract
ionation:TREF)による溶出曲線の測定は、「Jour
nal of Applied Polymer Science, Vol 26, 4217-4231
(1981)」に記載されている原理に基づき、以下のように
して行なわれる。先ず、測定の対象とするポリマーを溶
媒中で完全に溶解する。その後、冷却して不活性担体表
面上に薄いポリマー層を生成させる。かかるポリマー層
は結晶しやすいものが内側(不活性担体表面に近い側)
に、結晶しにくいものが外側に形成されてなるものであ
る。次に、温度を連続又は段階的に上昇させると、低温
度段階では対象のポリマー組成中の非晶部分、すなわち
ポリマーの持つ短鎖分岐の分岐度の多いものから溶出
し、温度が上昇すると共に徐々に分岐度の少ないものが
溶出して、最終的に分岐の少ない直鎖状の部分が溶出
し、測定は終了するのである。かかる各温度の溶出成分
の濃度を検出し、その溶出量と溶出温度によって描かれ
るグラフによってポリマーの組成分布を見ることができ
るものである。
℃における溶出量 本発明にて用いられるエチレン・炭素数4以上のα−オ
レフィン共重合体の温度上昇溶離分別(TREF)によ
る50℃における溶出量(Y:成分A全量に対する重量
%)が以下の1)及び2)の条件を満たすものであることが
最適である。 1) 成分Aの密度(D)が0.91g/cm3 未満であ
るとき、Y(重量%)≦−4500D+4105≦10
0、好ましくはY≦−4650D+4238≦100で
ある。 2) 成分Aの密度(D)が0.91g/cm3 以上であ
るとき、Y(重量%)≦10、好ましくはY≦7であ
る。
重合体のゲルパーミェーションクロマトグラフィー(G
PC)によって求められるQ値(重量平均分子量/数平
均分子量)は4以下、好ましくは3以下、特に好ましく
は2.5以下である。Q値が上記値より大きすぎると引
張り強度が小さくなり好ましくない。
ィン共重合体の製造メタロセン触媒 このようなエチレン・炭素数4以上のα−オレフィン共
重合体は、特開昭58−19309号、同59−952
92号、同60−35005号、同60−35006
号、同60−35007号、同60−35008号、同
60−35009号、同61−130341号、特開平
3−163088号の各公報、ヨーロッパ特許出願公開
第4,204,436号明細書、米国特許第5,05
5,438号明細書及び国際公開公報WO91/042
57号明細書等に記載されているメタロセン触媒、特に
はメタロセン/アルモキサン触媒、又は、例えば、国際
公開公報WO92/01723号明細書等に開示されて
いるような、メタロセン化合物と以下に述べるメタロセ
ン化合物と反応して安定なアニオンとなる化合物からな
る触媒を使用して主成分のエチレンと従成分の炭素数4
以上のα−オレフィンとを共重合する方法である。
なアニオンとなる化合物とは、カチオンとアニオンのイ
オン対から形成されるイオン性化合物或いは親電子性化
合物であり、メタロセン化合物と反応して安定なイオン
となって重合活性種を形成するものである。このうちイ
オン性化合物は下記一般式(I)で表されるものであ
る。一般式(I) [Q]m+ [Y]m− (mは1以上の整数) 上記式中の、Qはイオン性化合物のカチオン成分であ
り、カルボニウムイオン、トロピリウムカチオン、アン
モニウムカチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウ
ムカチオン、ホスホニウムカチオン等が挙げられる。更
にそれ自身が還元され易い金属の陽イオンや有機金属の
陽イオン等も挙げられる。これらのカチオンは特表平1
−501950号公報等に開示されているようなプロト
ンを与えることができるカチオンだけでなくプロトンを
与えないカチオンでも良い。これらのカチオンの具体例
としては、トリフェニルカルボニウム、ジフェニルカル
ボニウム、シクロヘプタトリエニウム、インデニウム、
トリエチルアンモニウム、トリプロピルアンモニウム、
トリブチルアンモニウム、N,N−ジメチルアニリウム
ジプロピルアンモニウム、ジシクロヘキシルアンモニウ
ム、トリフェニルホスホニウム、トリメチルホスホニウ
ム、トリ(ジメチルフェニル)ホスホニウム、トリ(メ
チルフェニル)ホスホニウム、トリフェニルスルホニウ
ム、トリフェニルオキソニウム、トリエチルオキソニウ
ム、ピリリウム、また銀イオン、金イオン、白金イオ
ン、銅イオン、パラジウムイオン、水銀イオン、フェロ
セニウムイオン等が挙げられる。また、Yはイオン性化
合物のアニオン成分であり、メタロセン化合物と反応し
て安定なアニオンとなる成分であって、有機硼素化合物
アニオン、有機アルミニウム化合物アニオン、有機ガリ
ウム化合物アニオン、有機燐化合物アニオン、有機砒素
化合物アニオン、有機アンチモン化合物アニオン等が挙
げられる。
キス(3,4,5−トリフルオロフェニル)硼素、テト
ラキス(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)
硼素、テトラキス(3,5−ジ(t−ブチル)フェニ
ル)硼素、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼
素、テトラフェニルアルミニウム、テトラキス(3,
4,5−トリフルオロフェニル)アルミニウム、テトラ
キス(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)ア
ルミニウム、テトラキス(3,5−ジ(t−ブチル)フ
ェニル)アルミニウム、テトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)アルミニウム、テトラフェニルガリウム、テト
ラキス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ガリウ
ム、テトラキス(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フ
ェニル)ガリウム、テトラキス(3,5−ジ(t−ブチ
ル)フェニル)ガリウム、テトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ガリウム、テトラフェニル燐、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)燐、テトラフェニル砒素、
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)砒素、テトラフ
ェニルアンチモン、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)アンチモン、デカボレート、ウンデカボレート、カ
ルバドデカボレート、デカクロロデカボレート等が挙げ
られる。
合物として知られるもののうち、メタロセン化合物と反
応して安定なアニオンとなって重合活性種を形成するも
のであり、種々のハロゲン化金属化合物や、固体酸とし
て知られている金属酸化物等が挙げられる。具体的には
ハロゲン化マグネシウムやルイス酸性無機化合物等が例
示される。
オレフィン、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、1−ヘプテン、4−メチルペ
ンテン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメチ
ルペンテン−1等が挙げられる。これらα−オレフィン
の中で好ましくは炭素数4〜12、特に好ましくは6〜
10の1種又は2種以上のα−オレフィン2〜60重量
%、好ましくは5〜50重量%と、エチレン40〜98
重量%、好ましくは50〜95重量%とを共重合させる
のが好ましい。
の重合方法としては、気相法、スラリー法、溶液法、高
圧イオン重合法等を挙げることができる。これらの中で
は溶液法、高圧イオン重合法が好ましく、本発明の効果
が大きく発揮することができる高圧イオン重合法が特に
好ましい。なお、この高圧イオン重合法とは、特開昭5
6−18607号、特開昭58−225106号の各公
報に記載されている、圧力が200kg/cm2 以上、
好ましくは300〜2,000kg/cm2 、温度が1
25℃以上、好ましくは130〜250℃、特に150
〜200℃の反応条件下に行なわれるエチレン系重合体
の連続的製造法である。
機化合物は、Si,Al,Mg,Caから選ばれた少な
くとも1つの原子を含有する無機酸化物、無機水酸化物
又は無機複合化合物等である。具体的には、SiO2 、
Al2 O3 、MgO、CaO、Al(OH)3 、Mg
(OH)2 、Ca(OH)2 、また以下の一般式(I
I)で表わされる化合物やその焼成物でハイドロタルサ
イト類と称される物質等が挙げられる。一般式(II) M2+ 1-x Alx (OH)2 (An-)x/n ・mH2 O (式中、M2+はMg、Ca及びZnよりなる群から選ば
れた二価金属イオンを示し、そして、x及びmは下記条
件を満足するものである。 0<x<0.5、 0≦m≦2) これらの中でも好ましくはハイドロタルサイト類、特に
好ましくは一般式(II)で表わされる化合物の焼成物
(通常200〜300℃焼成)である。これらの無機化
合物は1つ又は2つ以上を併用することができる。これ
ら無機化合物は、平均粒径が10μm以下、好ましくは
5μm以下、特に好ましくは3μm以下であるのが望ま
しい。平均粒径が大きすぎるとフィルムの透明性が損な
われるので好ましくない。
る際の成形性を良好なものとするために、エチレン重合
体、例えば高圧法低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合
体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体等、中でも
好ましくは高圧法低密度ポリエチレンを1〜35重量
%、好ましくは3〜25重量%、特に好ましくは7〜2
0重量%添加するのが好ましい。ここで、上記高圧法低
密度ポリエチレンは、MFRが0.1〜20g/10
分、好ましくは0.5〜10g/10分、特に好ましく
は1〜5g/10分であり、密度(D)は0.915〜
0.930g/cm3 、好ましくは0.918〜0.9
27g/cm3 、特に好ましくは0.919〜0.92
3g/10分であり、ME(定速押出量:3g/分)が
1.3以上、好ましくは1.6以上、特に好ましくは
1.8以上であり、溶融張力(Melt Tension:MT)が
1.5g以上、好ましくは2.5g以上、特に好ましく
は5g以上のものである。この高圧法低密度ポリエチレ
ンは市販品の中から上記性状を有するものを適宜選択し
て使用することができるが、特に好ましくは反応温度2
20℃以上、反応圧力1,700kg/cm2 以下でオ
ートクレーブ法で製造した高圧法低密度ポリエチレンを
使用することが望ましい。更に、本発明のエチレン系樹
脂組成物には、一般に樹脂組成物に通常使用される補助
添加成分、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、
分散剤、滑剤、アンチブロッキング剤、顔料、着色剤、
防曇剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、核剤、
中和剤、スリップ剤等の添加剤を配合することができ
る。
び成分(B) の配合割合は、該組成物中に、成分(A) :成
分(B) =85重量%:15重量%〜99重量%:1重量
%、好ましくは成分(A) :成分(B) =90重量%:10
重量%〜98重量%:2重量%、特に好ましくは成分
(A) :成分(B) =92重量%:8重量%〜97重量%:
3重量%である。上記組成物中の成分(B) の配合割合が
多すぎるとフィルムの透明性が低下する。また、成分
(B) の配合割合が少なすぎると農業用フィルムとしての
保温性のレベルが不足する。
製造方法と同様の方法で、成分Aのエチレン・炭素数4
以上のα−オレフィン共重合体と、成分Bの無機化合物
とをブレンドすることによって製造することができる。
具体的には、成分(B) と少量の成分(A) と、必要であれ
ば更にその他の添加剤とを添加して、二軸混練押出機、
バンバリーミキサー、ニーダー等を用いて溶融、混練さ
せた後、ペレット化して成分(B) のマスターバッチを製
造し、このペレット化した成分(B) のマスターバッチを
多量の成分(A) とヘンシェルミキサー等のブレンダーで
良く混合して樹脂組成物を製造するのが普通である。
フレーション成形等によりフィルム状に成形することが
できる。また、この組成物からなるフィルムは単層で使
用することが可能であり、また他のポリオレフィン樹脂
との多層フィルムとすることもできる。
載し、本発明を更に具体的に説明する。 [I] 物性の測定方法と評価方法 実施例及び比較例における物性の測定と評価は、以下に
示す方法によって実施した。 (1) 物性の測定方法 (a) MFR :JIS−K7210に準拠 (b) 密 度:JIS−K7112に準拠
度上昇溶離分別(Temperature Rising Elution Fractio
nation:TREF)を測定した。 溶出曲線の作成は、先ず、各溶出温度(℃)における溶
出物の重量分率を積算し積分溶出量を求める。横軸に溶
出温度、縦軸に積分溶出量をプロットし、積分溶出曲線
を描く。この積分溶出曲線を温度で微分し、微分溶出量
を求める。次に横軸に溶出温度、縦軸に微分溶出量をプ
ロットし、微分溶出曲線を描く。この微分溶出曲線の作
図は、横軸を溶出温度100℃当たり89.3mm、縦
軸を微分量0.1当たり76.5mmで行なった。 機 種:三菱油化(株)製 CFC T150A 溶 媒:o−ジクロロベンゼン 流 速:1ml/分 測定濃度:4mg/ml 注入量 :0.4ml カラム :昭和電工 AD80M/S 3本 冷却速度:1℃/分
り重量平均分子量と数平均分子量を測定しQ値を求め
た。 機 種:Waters Model 150C GP
C 溶 媒:o−ジクロロベンゼン 流 速:1ml/分 温 度:140℃ 測定濃度:2mg/ml 注入量 :20μl カラム :昭和電工 AD80M/S 3本
ension:MT):東洋精機製キャピログラフ 1−Bに
て、試験温度190℃、押出速度1cm/分で、押し出
された樹脂を引き取る際の引取速度を徐々に速くして行
き、樹脂フィラメントが剪断した時の応力とする。
拠 (c) 引張強伸度:JIS−K6781に準拠 (d) 打抜衝撃強度:JIS−P8134に準じた装置を
用いて測定を行なう。フィルムの測定部分の厚みを測定
し、そのフィルムを試料台に固定し、振り子を振らせ、
試料に衝撃を加える。この貫通破壊に要したエネルギー
(kg・cm)を目盛り板から読み取り、その値を試料
厚み(cm)で除して求められる。 (e) 保温性:成膜したフィルムを、高さ60cm、長さ
1.5mのミニハウスに張り付け、午前4時のハウス内
の温度及びハウス外部の温度を測定し、その温度差を観
察した。これを10日間行ない、その平均値を算出し
た。 (f) スクラッチ性:成膜したフィルムを2枚重ね、表面
を擦り合わせた後、擦り合わせた表面の傷の多少を目視
にて観察する。傷が少なければ○、多ければ×で表わ
す。
体(成分(A) )の製造 (a) 触媒の調製 触媒の調製は特開昭61−130314号公報に記載さ
れた方法で実施した。すなわち、錯体エチレンビス
(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド2.0ミリモルに、東洋ストウファー
製メチルアルモキサンを上記錯体に対し1,000モル
倍加え、トルエンで10リットルに希釈して触媒溶液を
調製した。 (b) 重 合 内容積1.5リットルの攪拌式オートクレーブ型連続反
応器に、エチレンとヘキセン−1との混合物をヘキセン
−1の組成が75重量%となるように供給し、反応器内
の圧力を1,000kg/cm3 に保ちながら、145
℃の温度で反応を行なった。反応終了後、MFRが2g
/10分、密度が0.909kg/cm3 、Q値が1.
9、TREF溶出曲線のピークが1つ、ピーク温度が6
8℃、50℃における溶出量が4.8重量%であるエチ
レン・ヘキセン−1共重合体(成分(A) )を得た。
イドロタルサイト焼成処理品(商品名:DHT−4A−
2、平均粒径0.4μm)を、上記エチレン・炭素数4
以上のα−オレフィン共重合体(成分(A) )に対して3
0重量%の割合となるように二軸押出機で200℃の成
形温度にて造粒して、マスターバッチとした。このマス
ターバッチと上記エチレン・炭素数4以上のα−オレフ
ィン共重合体(成分(A) )を80:20の割合で配合
し、40mmφの単軸押出機にて造粒し、ペレットとし
た。
mφインフレーション成形機で、成形温度が180℃、
スクリュー回転数が70rpmにてインフレーション成
形を行ないフィルムを得た。このフィルムについて評価
を行なった。評価結果を表1に示す。
ィルムの厚みを変えた以外は実施例1と同様にフィルム
成形し、評価した。その結果を表1に示す。
g/10分、密度が0.92kg/cm3 、ME(定速
押出量:3g/分で測定)が2.4、溶融張力(Melt T
ension)が9.4gである高圧法低密度ポリエチレンを
表1のように配合した以外は実施例1と同様にフィルム
成形し、評価を行なった。その結果を表1に示す。
A X303を使用し、三菱重工(株)製40mmφイ
ンフレーション成形機で成形温度がC1/C2/ダイ=
120℃/160℃/145℃にてフィルムを成形し、
評価した。評価結果を表3に示す。
た以外は実施例1と同様にフィルム成形し、評価した。
その結果を表2及び表3に示す。
ィルム成形し、評価した。その結果を表2及び表3に示
す。
(株)製ハイドロタルサイト未焼成処理品(商品名:D
HT−4A、平均粒径0.4μm)を使用した以外は実
施例1と同様にフィルム成形し、評価した。その結果を
表2に示す。
物は、フィルムに成形することにより、従来のフィルム
よりも強度に優れているので、フィルムの薄肉化が可能
なため、軽く、なおかつ、保温性に優れ、耐引張り破れ
性、耐衝撃破れ性、透明性が良好で、更に傷付き難いの
で、農業用ハウス、農業用カーテン等の屋外用に用いら
れる農業用フィルムの素材として極めて有用なものであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 成分(A) :メタロセン触媒を用いて製造された、メルトフローレート(MFR )が0.01〜10g/10分、密度が0.925g/cm3 以下のエチレン・ 炭素数4以上のα−オレフィン共重合体 85〜99重量%と、 成分 (B):Si,Al,Mg,Caから選ばれた少なくとも1つの原子を含有 する無機化合物 15〜1重量% からなることを特徴とするエチレン系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12610193A JP2999344B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | エチレン系樹脂組成物 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12610193A JP2999344B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | エチレン系樹脂組成物 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9203014A Division JPH1072539A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 農業用フィルム |
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ID=14926645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2999344B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08277988A (ja) * | 1995-04-06 | 1996-10-22 | C I Kasei Co Ltd | エチレン系樹脂パイプの接合方法およびその接合構造 |
| EP0902045A1 (en) * | 1997-09-11 | 1999-03-17 | The Procter & Gamble Company | Masterbatch composition |
| JP2006257129A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Okura Ind Co Ltd | ポリエチレン系のチューブラー二軸延伸フィルム |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP12610193A patent/JP2999344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08277988A (ja) * | 1995-04-06 | 1996-10-22 | C I Kasei Co Ltd | エチレン系樹脂パイプの接合方法およびその接合構造 |
| EP0902045A1 (en) * | 1997-09-11 | 1999-03-17 | The Procter & Gamble Company | Masterbatch composition |
| WO1999012997A1 (en) * | 1997-09-11 | 1999-03-18 | The Procter & Gamble Company | Masterbatch composition |
| JP2006257129A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Okura Ind Co Ltd | ポリエチレン系のチューブラー二軸延伸フィルム |
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