JPH06337012A - 偏心ダブルナット - Google Patents

偏心ダブルナット

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JPH06337012A
JPH06337012A JP12686893A JP12686893A JPH06337012A JP H06337012 A JPH06337012 A JP H06337012A JP 12686893 A JP12686893 A JP 12686893A JP 12686893 A JP12686893 A JP 12686893A JP H06337012 A JPH06337012 A JP H06337012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
diameter
eccentric
width
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP12686893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sugano
弘士 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】上ナットの周辺下部にナット径(2面幅)の1.
16倍以上の径のフランジを設ける等して、ナットの締め
付けが確実で緩みの生じ難い偏心ダブルナットを提供す
る。 【構成】請求項1記載の発明に係る偏心ダブルナット
は、下ナット2の上部にテーパー付き凸部を形成し、上
ナット4の下部に偏心したテーパー付き凹部を形成する
と共に、前記上ナット4の周辺下部にナット径(2面
幅)の1.16倍以上の径のフランジ5を設けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種産業設備において
固定ボルト等に用いられる緩み防止用の偏心ダブルナッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】各種産業設備に用いられる偏心ダブルナ
ット(商品名ハードロックナット)について、図6の
(a)正面図および(b)の断面図に示す。偏心ダブル
ナットは、下部に偏心したテーパー付き凹部を形成した
上ナット1と、上部にテーパー付き凸部を形成した下ナ
ット2を一組としたもので、最初に下ナット2をスパナ
3により図示しないボルトに締め付る。
【0003】次に、この上に同じくスパナ3で上ナット
1を締め込むことにより、下ナット2の凸部テーパーと
上ナット1の偏心した凹部テーパーが噛み込み、ボルト
と固着して緩みを防止するものである。
【0004】なお、通常使用されるナットの寸法は、日
本工業規格(以下JISと略称する)で定められてい
て、たとえば六角ナット(JISB1181-1993 )で、ねじの
呼びM10のものは、ナット径(2面幅)s1 ,s2 が16
mm、厚さt1 ,t2 が 8.4mmで、最大径e1 ,e2 は 1
7.77mmである。
【0005】また、このねじの呼びM10の六角ナットに
適合する、呼び16の丸形片口スパナ(JISB4630-1986 )
の厚さt3 は8mmとされている。次に、この偏心ダブル
ナットについて、沸騰水型原子炉設備における制御棒駆
動水圧装置の配管拘束用Uボルトに用いる場合を例にし
て説明する。
【0006】制御棒駆動水圧装置の配管は、原子炉の起
動,停止に係わり一般に約40年の長期間は、その健全性
および機能を維持しなければならない。このために制御
棒駆動水圧装置の配管については、地震による振動や内
部の流体による振動に十分耐えることができるように設
計され、そして規定のスパンでUボルトにより拘束され
ている。
【0007】このUボルトをサポート材に固定するの
が、前述の偏心ダブルナットである。ところで、制御棒
駆動配管は敷設本数が多いため、例えば横14列、縦8段
の配管群(バンドル)として設置している。
【0008】さらに、この配管群内の各配管同士の上
下,左右の間隔も 100mm前後と極めて狭く、スパナ等を
用いて偏心ダブルナットの下ナット2,上ナット1を個
々に確実に締め付ける作業の作業性は必ずしも良好では
ない。
【0009】また地震や流体の振動によって、制御棒駆
動配管を拘束しているUボルトが緩んだり、外れたりし
てしまうと、その配管の健全性が失われて機能維持がで
きなくなり、これは原子炉運転の信頼性や安全性に係わ
る問題でもある。従って、Uボルトを固定しているナッ
トが安易に緩んだり、外れたりしないように、緩み止め
効果に信頼性のある偏心ダブルナットを用いている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常、偏心ダブルナッ
トについては、下ナット2と上ナット1を共に適正なト
ルクで締め付けなければ、緩み止め効果が十分に発揮さ
れない。このために締め付け作業は、一旦、片口スパナ
3,モンキースパナあるいはボックススパナ等で締め付
けた後に、規定のトルクにセットしたトルクレンチによ
り、締付トルク値を確認して緩み止めの管理をしてい
る。
【0011】しかしながら、締付トルク値の確認時およ
び、その後においても、上ナット1の締付不足や、極端
な場合は下ナット2の緩み等が散見されることがあり、
これは殊に狭隘部における偏心ダブルナットの締付作業
では、上ナット1の締付け時にスパナ3が滑って下ナッ
ト2にズレたりして、共回しする等の干渉が生じ、締付
管理上好ましくない状態も考えられる。
【0012】さらに数度に亘る締め直し後においても、
また緩みが見つかることもあり、締付管理上からも、ま
た制御棒駆動配管の健全性および機能を長期間維持のこ
とからも、緩み防止対策が要望されていた。
【0013】本発明の目的とするところは、上ナットの
周辺下部にナット径(2面幅)の1.16倍以上の径のフラ
ンジを設ける等して、ナットの締め付けが確実で緩みの
生じ難い偏心ダブルナットを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る偏心ダブルナットは、下ナ
ットの上部にテーパー付き凸部を形成し上ナットの下部
に偏心したテーパー付き凹部を形成した偏心ダブルナッ
トにおいて、前記上ナットの周辺下部にナット径(2面
幅)の1.16倍以上の径のフランジを設けたことを特徴と
する。
【0015】請求項2記載の発明は、下ナットの上部に
テーパー付き凸部を形成し上ナットの下部に偏心したテ
ーパー付き凹部を形成した偏心ダブルナットにおいて、
前記上ナットの周辺下部にナット径(2面幅)の1.16倍
以上の径のフランジを設け、かつ前記上ナットのナット
径(2面幅)を下ナットのナット径(2面幅)の 1.2以
上とすると共に、前記上,下ナットの厚さを規格品の
1.2倍以上としたことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明では、下ナットの上部
にテーパー付き凸部を形成し上ナットの下部に偏心した
テーパー付き凹部を形成した偏心ダブルナットにおい
て、前記上ナットの周辺下部にナット径(2面幅)の1.
16倍以上の径のフランジを設けると共に、下ナットのナ
ット径(2面幅)を上ナットのナット径(2面幅)の
1.2倍以上としたことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、下ナットの締付け後
に、上ナットを下ナットと同様のスパナ3,モンキース
パナ,ボックススパナおよびトルクレンチ等を使用して
締付けるが、この時に上ナットの周辺下部に設けたフラ
ンジがストッパとなって、スパナ等が下ナットに当接す
ることを阻止する。また、このフランジ径は下ナットの
最大径より大きいので、フランジを越えたスパナ等で
は、下ナットを回すことができない。
【0018】以上からスパナおよびトルクレンチ等は、
上ナットの締付けやトルク管理に際して下ナットを共回
しすることがない。請求項2記載の発明では、上ナット
にスパナおよびトルクレンチ等のストッパとなるフラン
ジがあることと、上ナット径が下ナット径より大きいこ
とから、上ナットを回すスパナおよびトルクレンチ等で
は、下ナットを回すことができない。
【0019】請求項3記載の発明によれば、上ナットに
スパナおよびトルクレンチ等のストッパとなるフランジ
があることと、上ナット径が下ナット径より小さいこと
から、上ナットを回すスパナおよびトルクレンチ等で
は、下ナットを回すことができない。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。第1実施例は図1に示すように偏心ダブルナッ
トの上ナット4と下ナット2の一組でなり、図1(a)
は正面図、図1(b)は断面図である。
【0021】この偏心ダブルナットの上ナット4は、下
部に偏心したテーパー付き凹部を形成すると共に、周辺
下部にナット径S4 (2面幅)の1.16倍以上の径のフラ
ンジ5が設ける。また下ナット2は、上部にテーパー付
き凸部を形成して構成されている。
【0022】ここで、JISにおけるねじの呼びM10の
ナットを基にすると、上ナット4および下ナット2のナ
ット径(2面幅)S4 ,S2 が16mm、厚さT4 ,T2
8.4mmで、最大径(2角幅)E4 ,E2 は共に 17.77mm
であることから、上ナット4の周辺下部に設けるフラン
ジ5のフランジ径F4 は、前記最大径(2角幅)E4
2 の 17.77mmより大きい 18.56mm以上に形成すれば良
い。
【0023】なお、このねじの呼びM10の六角ナットに
適合する、呼び16の丸形片口スパナ3の厚さt3 は8mm
である。次に上記構成による作用について説明する。
【0024】下ナット2については、従来と同様の形状
であり、JIS標準ナットと同様にスパナ3,モンキー
スパナおよびボックススパナ等で何ら問題なく締め付
け、トルクレンチにて締付けトルクの管理を行う。
【0025】また、下ナット2を所定のトルクで締付け
た後に行う上ナット4の締付けについても、下ナット2
と同様のスパナ3,モンキースパナ,ボックススパナお
よびトルクレンチ等を使用するが、この時にスパナ3等
の片端面は、上ナット4の周辺下部に設けたフランジ5
に当接する。
【0026】従って、これ以上スパナ3およびトルクレ
ンチ等は下ナット2に接近せず、上ナット4を締付けた
り、トルク管理をする際のスパナ3およびトルクレンチ
等が下ナット2に干渉することはない。
【0027】さらに、モンキースパナが開いて上ナット
4の最大径E4 を越えた場合にも、モンキースパナは上
ナット4のフランジ5から外れず、さらに、フランジ径
4以上に開いても、下ナット2の最大径E2 と間隙が
十分にあくので、下ナット2を回すことはできない。
【0028】これにより作業員は、上ナット4に対する
スパナ3およびトルクレンチ等の装着位置および締付け
作業に際して、下ナット2への干渉について特に留意す
る必要はなく、一旦締付けた下ナット2は上ナット4の
締付け作業に際し、誤って回すことがないので、緩み等
の不具合は発生しない。このため、偏心ダブルナットに
よる固着効果は長期間に亘り安定するためその機能の信
頼性が向上する。
【0029】第2実施例は、図2(a)の正面図、およ
び図2(b)の断面図に示すように、偏心ダブルナット
の上ナット6と下ナット7で一組となっている。上ナッ
ト6については下部に偏心したテーパー付き凹部を形成
し、周辺下部に上記第1実施例と同様にナット径(2面
幅)S6 の1.16倍以上の径F6 のフランジ5を設けると
共に、前記ナット径S6 を下ナットのナット径S7
1.2倍以上とし、さらに、厚さT6 を規格品の 1.2倍以
上とする。
【0030】また下ナット7は上部にテーパー付き凸部
を形成すると共に、その厚さT7 を上ナット6と同様に
規格品の 1.2倍以上として構成されている。すなわち、
六角ナットでねじの呼びM10のものを基準にすると、上
ナット径S6 は19.2mm以上、フランジ径F6 は 22.27mm
以上、厚さT6 を 10.08mm以上とする。また下ナット径
7 は16mm、厚さT7 を 10.08mm以上としている。
【0031】上記構成による作用として、一般のナット
と相違して、上ナット6および下ナット7の厚さT6
7 が 1.2倍の 10.08mm以上、それを回すスパナ3aの
厚みがT4 が8〜8.5mm 程度である。
【0032】このとから、スパナ3aの上ナット6およ
び下ナット7への掛かりが良く、下ナット7の締付けの
場合にはスパナ3aが上ナット6に干渉することがな
く、また上ナット6の締付けに際しては、さらにフラン
ジ5がストッパとなってスパナ3aが下ナット7に干渉
することがない。
【0033】また上ナット6のナット径S6 が、下ナッ
ト7のナット径よりも大きい( 1.2倍)ので、モンキー
スパナ等の開きを上ナット6のナット径S6 に調節して
使用することで、下ナット7に全く干渉せずに締付け作
業を行うことができる。
【0034】すなわち、大きいナット径S6 に開いたモ
ンキースパナ等では、小さいナット径S7 の下ナット7
を回すことができず、かつ、ボックススパナを用いて上
ナット6を締付ける際にも、上ナット6のフランジ5が
ストッパとなり、ボックススパナが、それ以上深く掛か
らないため誤って下ナット7を回すおそれもない。
【0035】第3実施例を図3(a)の正面図、および
図3(b)の断面図に示す。この偏心ダブルナットは上
ナット4と下ナット8の一組でなっている。上ナット4
については、上記第1実施例と同様の構成で、下部に偏
心したテーパー付き凹部を形成し、周辺下部にナット径
(2面幅)S4 の1.16倍以上のフランジ径F4 のフラン
ジ5を設けたものである。
【0036】また下ナット8は、その上部にテーパー付
き凸部を形成し、ナット径S8 を前記上ナット径S4
1.2倍以上として構成されている。従って、この構成に
よる作用としては、下ナット8の締付け作業には、上ナ
ット4より大きい呼び(2面幅)のスパナを使用する必
要があり、この後に行う上ナット4の締付け作業では、
小さい(2面幅)スパナが使用される。
【0037】このため、この小さい開きのスパナでは前
記の大きい下ナット8を回すことはできず、しかもこの
小さいスパナは、上ナット4のフランジ5にて停止位置
が規制されるため、下ナット8への干渉は発生しない。
【0038】図4および図5の側面図は、本発明に係る
偏心ダブルナットで制御棒駆動配管10の拘束用Uボルト
9を固定した例で、図4は第2実施例を、図5は第2実
施例の適用を示す。
【0039】前述したように図4においては、上ナット
6を締付けるスパナは大きく、しかも上ナット6にはフ
ランジ5が設けられているため、この締付け作業時に小
さい下ナット7を誤って回すことはない。
【0040】また図5の場合には、小さい上ナット4を
締め付けるスパナでは、大きい下ナット8を回すことは
できず、またフランジ5によりスパナが下ナット8に接
触することが防止される。
【0041】すなわち、本発明によれば、スパナ等の操
作を誤っても、上ナットと下ナットを同時に回すことが
ないことから、上ナットと下ナットの両方に対する締付
け作業と、その管理が確実に実施でき、偏心ダブルナッ
トが緩むことがない。
【0042】このため、制御棒駆動配管10の拘束用Uボ
ルト9等に採用して、制御棒駆動配管10の健全性と機能
の維持が容易で、原子力設備の信頼性と安全性向上に寄
与する。
【0043】
【発明の効果】以上本発明によれば、偏心ダブルナット
の下ナットに何ら影響を与えず確実に上ナットのみを回
すことができるので、上ナット,下ナット共に規定のト
ルクによる確実な締め付けができる。これにより、偏心
ダブルナットによる締付部署の固着に対する信頼性が向
上すると共に、締付作業の効率が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の偏心ダブルナットの
(a)は平面図、(b)は断面図。
【図2】本発明に係る第2実施例の偏心ダブルナットの
(a)は平面図、(b)は断面図。
【図3】本発明に係る第2実施例の偏心ダブルナットの
(a)は平面図、(b)は断面図。
【図4】本発明に係る第2実施例をUボルトに採用した
側面図。
【図5】本発明に係る第3実施例をUボルトに採用した
側面図。
【図6】従来の偏心ダブルナットの(a)は平面図、
(b)は断面図。
【符号の説明】
1,4,7,6…上ナット、2,7,8…下ナット、
3,3a…スパナ、5…フランジ、9…Uボルト、10…
制御棒駆動配管、11…サポート材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ナットの上部にテーパー付き凸部を形
    成し上ナットの下部に偏心したテーパー付き凹部を形成
    した偏心ダブルナットにおいて、前記上ナットの周辺下
    部にナット径(2面幅)の1.16倍以上の径のフランジを
    設けたことを特徴とする偏心ダブルナット。
  2. 【請求項2】 上ナットのナット径(2面幅)を下ナッ
    トのナット径(2面幅)の 1.2倍以上とすると共に、前
    記上,下ナットの厚さを規格品の 1.2倍以上としたこと
    を特徴とする請求項1記載の偏心ダブルナット。
  3. 【請求項3】 下ナットのナット径(2面幅)を上ナッ
    トのナット径(2面幅)の 1.2倍以上としたことを特徴
    とする請求項1記載の偏心ダブルナット。
JP12686893A 1993-05-28 1993-05-28 偏心ダブルナット Pending JPH06337012A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002195236A (ja) * 2000-10-18 2002-07-10 Hard Lock Industry Co Ltd 緩み止めナット
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