JPH06337105A - 触媒燃焼装置 - Google Patents
触媒燃焼装置Info
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- JPH06337105A JPH06337105A JP5126568A JP12656893A JPH06337105A JP H06337105 A JPH06337105 A JP H06337105A JP 5126568 A JP5126568 A JP 5126568A JP 12656893 A JP12656893 A JP 12656893A JP H06337105 A JPH06337105 A JP H06337105A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 触媒体3,5,7上での着火時の燃焼を良好
に行わせ、また装置の大型化及び気化器25の低寿命化
を伴うことなく気化器25における燃料残滓の除去作業
を容易にする。 【構成】 複数の触媒体3,5,7のうち燃焼供給の最
上流側及び最下流側の各触媒体3,7を通電により発熱
可能な導電性を有するものとする。
に行わせ、また装置の大型化及び気化器25の低寿命化
を伴うことなく気化器25における燃料残滓の除去作業
を容易にする。 【構成】 複数の触媒体3,5,7のうち燃焼供給の最
上流側及び最下流側の各触媒体3,7を通電により発熱
可能な導電性を有するものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、供給された燃料を触
媒体上で燃焼させる触媒燃焼装置に関する。
媒体上で燃焼させる触媒燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】触媒体上での表面燃焼である触媒燃焼
は、通常の気相燃焼と燃焼方式が全く異なるため、多く
の特徴を有している。例えば、燃焼温度を1000℃以
下と低く抑えることができるため、サーマルNOxの発
生を少くすることができる。また、触媒表面での接触反
応であるため、燃焼器自体が輻射体になり、暖房器に利
用した場合には、快適な輻射暖房を得ることができる。
そのほか、燃焼温度が低いために火炎に対する恐れが少
い、通常燃焼器に必要であった燃焼室といったスペース
が不要になるので燃焼器をコンパクトにできる、などの
メリットがある。
は、通常の気相燃焼と燃焼方式が全く異なるため、多く
の特徴を有している。例えば、燃焼温度を1000℃以
下と低く抑えることができるため、サーマルNOxの発
生を少くすることができる。また、触媒表面での接触反
応であるため、燃焼器自体が輻射体になり、暖房器に利
用した場合には、快適な輻射暖房を得ることができる。
そのほか、燃焼温度が低いために火炎に対する恐れが少
い、通常燃焼器に必要であった燃焼室といったスペース
が不要になるので燃焼器をコンパクトにできる、などの
メリットがある。
【0003】触媒体上で良好な燃焼を行わせるには、燃
料と空気の混合気である反応気体の量が触媒体の容積ま
たは表面積に対して適正な量であること、そして反応気
体に対して触媒表面が充分に活性化した温度に保持され
ている必要がある。通常、白金(Pt)やパラジウム
(Pd)などの貴金属触媒と炭化水素系の燃料との組み
合わせの場合では、この表面温度は最低500℃程度必
要である。すなわち、約500℃にならなければ充分な
触媒燃焼反応を得ることができず、その温度に達しない
場合には、未燃ガス成分、例えば人体に有害な一酸化炭
素(CO)であるとか、臭いの原因となる炭化水素など
が生じる。
料と空気の混合気である反応気体の量が触媒体の容積ま
たは表面積に対して適正な量であること、そして反応気
体に対して触媒表面が充分に活性化した温度に保持され
ている必要がある。通常、白金(Pt)やパラジウム
(Pd)などの貴金属触媒と炭化水素系の燃料との組み
合わせの場合では、この表面温度は最低500℃程度必
要である。すなわち、約500℃にならなければ充分な
触媒燃焼反応を得ることができず、その温度に達しない
場合には、未燃ガス成分、例えば人体に有害な一酸化炭
素(CO)であるとか、臭いの原因となる炭化水素など
が生じる。
【0004】特に、着火時には触媒体の温度が周囲温度
にまで低下しているため、そのままの状態で反応気体を
供給しても着火が起こらず、未反応気体が排出されてし
まう。そのため、着火前に触媒体を予熱した後、反応気
体を供給する操作が必要となる。
にまで低下しているため、そのままの状態で反応気体を
供給しても着火が起こらず、未反応気体が排出されてし
まう。そのため、着火前に触媒体を予熱した後、反応気
体を供給する操作が必要となる。
【0005】従来の一般的な予熱方法としては、触媒体
の上流側に設けた予熱バーナあるいは予熱ヒータで空気
を一旦加熱し、この加熱した空気を触媒体に送り込むこ
とによって触媒体を予熱する方法を用いていた。
の上流側に設けた予熱バーナあるいは予熱ヒータで空気
を一旦加熱し、この加熱した空気を触媒体に送り込むこ
とによって触媒体を予熱する方法を用いていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような予熱方法を用いると、次に示すような多くの問題
点がある。
ような予熱方法を用いると、次に示すような多くの問題
点がある。
【0007】予熱バーナ,予熱ヒータどちらの場合も、
一旦熱媒としての空気を加熱してから触媒体を間接的に
予熱するので非効率的である。また、予熱空気自体に温
度むらが生じるのは避けられず、そのため触媒体の温度
にもむらが生じ、着火時に触媒体の低温部から未反応気
体が通過し、臭気、白炎の発生といった問題が発生する
ことが考えられる。さらに、予熱バーナあるいは予熱ヒ
ータを設置するスペースを設ける必要があるので、装置
が大きくなるといった欠点もある。またそれだけ余分な
コストアップにもつながる。
一旦熱媒としての空気を加熱してから触媒体を間接的に
予熱するので非効率的である。また、予熱空気自体に温
度むらが生じるのは避けられず、そのため触媒体の温度
にもむらが生じ、着火時に触媒体の低温部から未反応気
体が通過し、臭気、白炎の発生といった問題が発生する
ことが考えられる。さらに、予熱バーナあるいは予熱ヒ
ータを設置するスペースを設ける必要があるので、装置
が大きくなるといった欠点もある。またそれだけ余分な
コストアップにもつながる。
【0008】予熱バーナとして石油バーナを用いる場合
には、気化器の予熱時間等予熱バーナ自身の立ち上がり
時間が加わるためにさらに多くの時間が必要になる。そ
のうえ予熱バーナは気相燃焼であるために当然サーマル
NOxの発生があり、着火初期といっても低NOxとい
った特徴が損なわれることは好ましくない。また、この
予熱バーナからも未燃気体が発生する可能性があるが、
触媒体はこの段階では活性化していないため、臭気を発
生する可能性があった。
には、気化器の予熱時間等予熱バーナ自身の立ち上がり
時間が加わるためにさらに多くの時間が必要になる。そ
のうえ予熱バーナは気相燃焼であるために当然サーマル
NOxの発生があり、着火初期といっても低NOxとい
った特徴が損なわれることは好ましくない。また、この
予熱バーナからも未燃気体が発生する可能性があるが、
触媒体はこの段階では活性化していないため、臭気を発
生する可能性があった。
【0009】また、触媒燃焼による輻射熱暖房では、あ
らかじめ気化器で加熱により気化させた気化燃料を空気
と混合して触媒体に供給するが、この気化器には長時間
の使用によりタール化した燃料の残滓が蓄積する。従来
の石油ファンヒータの場合、このタール残滓による気化
器の詰まりや異常動作を防ぐため、気化器ノズル部の設
計に余裕を持たせる、気化器使用時は常に高温に保持す
る、一定期間をおいてのタールクリーン(気化器の空焼
き加熱によるタール除去)、などを行っている。
らかじめ気化器で加熱により気化させた気化燃料を空気
と混合して触媒体に供給するが、この気化器には長時間
の使用によりタール化した燃料の残滓が蓄積する。従来
の石油ファンヒータの場合、このタール残滓による気化
器の詰まりや異常動作を防ぐため、気化器ノズル部の設
計に余裕を持たせる、気化器使用時は常に高温に保持す
る、一定期間をおいてのタールクリーン(気化器の空焼
き加熱によるタール除去)、などを行っている。
【0010】ところが、気化器の設計に余裕度を持たせ
ると、装置が大型化することは避けられず、また気化器
を常用時高温に保持すると、気化器寿命が短くなる。一
方、タールクリーン操作時には、タール残滓から多量の
白煙を生じるため、室内では操作しることが難しく、実
際に気化器のメンテナンスを行うは困難であった。
ると、装置が大型化することは避けられず、また気化器
を常用時高温に保持すると、気化器寿命が短くなる。一
方、タールクリーン操作時には、タール残滓から多量の
白煙を生じるため、室内では操作しることが難しく、実
際に気化器のメンテナンスを行うは困難であった。
【0011】そこで、この発明は、触媒体上での特に着
火時の燃焼を良好に行わせ、また装置の大型化及び気化
器の低寿命化を伴うことなく気化器における燃料残滓の
除去作業を容易にすることを目的としている。
火時の燃焼を良好に行わせ、また装置の大型化及び気化
器の低寿命化を伴うことなく気化器における燃料残滓の
除去作業を容易にすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、供給された燃料を触媒体上で
燃焼させる触媒燃焼装置において、前記触媒体を複数直
列に配置し、この複数の触媒体のうち燃料供給の最上流
側及び最下流側の各触媒体を通電によって発熱可能な導
電性触媒体とした構成としてある。
に、この発明は、第1に、供給された燃料を触媒体上で
燃焼させる触媒燃焼装置において、前記触媒体を複数直
列に配置し、この複数の触媒体のうち燃料供給の最上流
側及び最下流側の各触媒体を通電によって発熱可能な導
電性触媒体とした構成としてある。
【0013】第2に、液体燃料を供給する燃料供給手段
及び、この燃料供給手段からの液体燃料を通電により加
熱して気化させる気化手段を有し、この気化手段を経て
供給された気化燃料を触媒体上で燃焼させる触媒燃焼装
置において、前記触媒体を通電によって発熱可能な導電
性触媒体とし、前記燃料供給手段からの燃料供給を停止
している状態で、前記気化手段に通電するとともに、前
記導電性触媒体が所定温度に達していないとき通電する
構成としてある。
及び、この燃料供給手段からの液体燃料を通電により加
熱して気化させる気化手段を有し、この気化手段を経て
供給された気化燃料を触媒体上で燃焼させる触媒燃焼装
置において、前記触媒体を通電によって発熱可能な導電
性触媒体とし、前記燃料供給手段からの燃料供給を停止
している状態で、前記気化手段に通電するとともに、前
記導電性触媒体が所定温度に達していないとき通電する
構成としてある。
【0014】第3に、第2の構成において、燃料供給手
段からの燃料供給を停止している状態は、触媒体上での
燃焼の消火時である構成としてある。
段からの燃料供給を停止している状態は、触媒体上での
燃焼の消火時である構成としてある。
【0015】第4に、第2の構成において、燃料供給手
段からの燃料供給を停止している状態は、装置の運転を
休止している任意のときであり、このとき導電性触媒体
への通電を気化手段への通電に先行させて行う構成とし
てある。
段からの燃料供給を停止している状態は、装置の運転を
休止している任意のときであり、このとき導電性触媒体
への通電を気化手段への通電に先行させて行う構成とし
てある。
【0016】
【作用】第1の構成によれば、最上流側及び最下流側の
各触媒体を通電により加熱することで、不安定な燃焼状
態にある着火時や、燃焼量を急激に増加させるような場
合にも、触媒反応が良好に行われ、未反応気体の排出が
抑制される。
各触媒体を通電により加熱することで、不安定な燃焼状
態にある着火時や、燃焼量を急激に増加させるような場
合にも、触媒反応が良好に行われ、未反応気体の排出が
抑制される。
【0017】第2の構成によれば、燃料供給を停止して
いるとき、気化手段を通電により加熱することで気化手
段に蓄積される燃料残滓が空焼きされ、さらに導電性触
媒体を通電により加熱することで、前記燃料残滓の空焼
き時に発生する未反応気体は、導電性触媒体で反応して
白煙や臭気の発生が抑制される。
いるとき、気化手段を通電により加熱することで気化手
段に蓄積される燃料残滓が空焼きされ、さらに導電性触
媒体を通電により加熱することで、前記燃料残滓の空焼
き時に発生する未反応気体は、導電性触媒体で反応して
白煙や臭気の発生が抑制される。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0019】図1は、この発明の一実施例を示す触媒燃
焼装置の正面断面図、図2はこの触媒燃焼装置を適用し
た石油ストーブの内部構造を示す全体構成図、図3は図
2の側面断面図である。この触媒燃焼装置は、上下方向
に延長されて上部に開口部1aを有する燃焼筒1内に複
数(ここでは三つ)の触媒体3,5,7が直列に設けら
れている。このうち最下部(燃料供給の最上流側)及び
最上部(同最下流側)の触媒体3及び7は、通電によっ
て発熱可能な導電性触媒体としてあり、これらの触媒体
3,7には、電極9,11が接続されている。
焼装置の正面断面図、図2はこの触媒燃焼装置を適用し
た石油ストーブの内部構造を示す全体構成図、図3は図
2の側面断面図である。この触媒燃焼装置は、上下方向
に延長されて上部に開口部1aを有する燃焼筒1内に複
数(ここでは三つ)の触媒体3,5,7が直列に設けら
れている。このうち最下部(燃料供給の最上流側)及び
最上部(同最下流側)の触媒体3及び7は、通電によっ
て発熱可能な導電性触媒体としてあり、これらの触媒体
3,7には、電極9,11が接続されている。
【0020】触媒体3,7は、図4に斜視図で、図5に
細部の拡大された断面図として、その巻き上げの状態を
示す。2枚の平板状金属基材19とその間に設けられた
波板状金属基材13をセットとし、絶縁層21を介して
コルゲート状に成型し、触媒基材とした。金属基材1
3,19の表面にアルミナのウォッシュコート層15を
形成し、さらにアルミナコート層15上に白金またはパ
ラジウムの触媒層17を設け、絶縁層21を介して多数
積層して巻き上げてある。金属基材13,19として
は、Fe60%,Cr35%,Al5%のステンレス箔
(厚さ50μm)を用いる。中央の触媒体5は、コージ
ェライト担体に触媒を担持させたものである。
細部の拡大された断面図として、その巻き上げの状態を
示す。2枚の平板状金属基材19とその間に設けられた
波板状金属基材13をセットとし、絶縁層21を介して
コルゲート状に成型し、触媒基材とした。金属基材1
3,19の表面にアルミナのウォッシュコート層15を
形成し、さらにアルミナコート層15上に白金またはパ
ラジウムの触媒層17を設け、絶縁層21を介して多数
積層して巻き上げてある。金属基材13,19として
は、Fe60%,Cr35%,Al5%のステンレス箔
(厚さ50μm)を用いる。中央の触媒体5は、コージ
ェライト担体に触媒を担持させたものである。
【0021】最下部の触媒体3の下方の隔壁23上に
は、液体燃料である灯油を気化させる気化手段としての
気化器25が配置されている。気化器25は、予熱用の
電気ヒータを備えており、燃料タンク27から図示しな
い燃料ポンプにより燃料パイプ29を経て灯油が供給さ
れる。気化器25は、上面に複数の小孔31aを備えた
カバー31で覆われており、気化した燃料は小孔31a
から触媒体3の上流側空間33に流出する。
は、液体燃料である灯油を気化させる気化手段としての
気化器25が配置されている。気化器25は、予熱用の
電気ヒータを備えており、燃料タンク27から図示しな
い燃料ポンプにより燃料パイプ29を経て灯油が供給さ
れる。気化器25は、上面に複数の小孔31aを備えた
カバー31で覆われており、気化した燃料は小孔31a
から触媒体3の上流側空間33に流出する。
【0022】気化器25の下方の空間35には、燃焼用
空気を各触媒体3,5,7に送り込む空気供給ファン3
7が配置されている。一方、空間35に接する隔壁23
及び側壁39には、通気孔23a,23b及び39aが
それぞれ形成されている。隔壁23の通気孔23b及び
側壁39の通気孔39aは、燃焼筒1の外周に設けられ
た外筒41と燃焼筒1との間の空気通路43に連通し、
さらに空気通路43は触媒体5の上流側空間45及び触
媒体7の上流側空間47に、通気孔1b及び通気孔1c
を介してそれぞれ連通している。これにより、空気供給
ファン37の回転によって空気供給口49から空間35
に流入した空気は、各触媒体3,5,7のそれぞれの上
流側空間33,45,47に燃焼用空気として送り込ま
れる。
空気を各触媒体3,5,7に送り込む空気供給ファン3
7が配置されている。一方、空間35に接する隔壁23
及び側壁39には、通気孔23a,23b及び39aが
それぞれ形成されている。隔壁23の通気孔23b及び
側壁39の通気孔39aは、燃焼筒1の外周に設けられ
た外筒41と燃焼筒1との間の空気通路43に連通し、
さらに空気通路43は触媒体5の上流側空間45及び触
媒体7の上流側空間47に、通気孔1b及び通気孔1c
を介してそれぞれ連通している。これにより、空気供給
ファン37の回転によって空気供給口49から空間35
に流入した空気は、各触媒体3,5,7のそれぞれの上
流側空間33,45,47に燃焼用空気として送り込ま
れる。
【0023】図1に示す触媒燃焼装置の下部後方には、
図3に示すように、隔壁51によって隔てられた空間5
3が形成され、この空間53には対流ファン55が配置
されている。一方、石油ストーブのハウジング57の下
部背面には空気供給孔57aが形成され、対流ファン5
5の回転によって外部の空気が空気供給孔57aから空
間53に流入する。空間53内に流入した対流空気は、
隔壁51の上面に形成された通気孔51aを通って燃焼
筒1とハウジング57との間の対流空間59に流出し、
燃焼筒1の上部開口1aからの燃焼気体とともにハウジ
ング57前面の排出口57bから外部に排出されて暖房
に供される。ハウジング57の前面上部には、石油スト
ーブの運転開始及び停止などの各種スイッチを有する操
作パネル61が設けられており、この操作パネル61の
操作により、触媒体3,7への通電や気化器25の電気
ヒータへの通電などが内蔵する制御装置によってなされ
る。また、触媒体3,7及び気化器25には、図示して
いないが温度センサが設けられており、制御装置はこの
温度センサの検出値に基づき、触媒体3,7及び気化器
25があらかじめ設定してある所定温度になるまで通電
制御する。
図3に示すように、隔壁51によって隔てられた空間5
3が形成され、この空間53には対流ファン55が配置
されている。一方、石油ストーブのハウジング57の下
部背面には空気供給孔57aが形成され、対流ファン5
5の回転によって外部の空気が空気供給孔57aから空
間53に流入する。空間53内に流入した対流空気は、
隔壁51の上面に形成された通気孔51aを通って燃焼
筒1とハウジング57との間の対流空間59に流出し、
燃焼筒1の上部開口1aからの燃焼気体とともにハウジ
ング57前面の排出口57bから外部に排出されて暖房
に供される。ハウジング57の前面上部には、石油スト
ーブの運転開始及び停止などの各種スイッチを有する操
作パネル61が設けられており、この操作パネル61の
操作により、触媒体3,7への通電や気化器25の電気
ヒータへの通電などが内蔵する制御装置によってなされ
る。また、触媒体3,7及び気化器25には、図示して
いないが温度センサが設けられており、制御装置はこの
温度センサの検出値に基づき、触媒体3,7及び気化器
25があらかじめ設定してある所定温度になるまで通電
制御する。
【0024】図6は、上記のように構成された触媒燃焼
装置の着火時の制御動作を示すフローチャートである。
気化器25の予熱用ヒータに通電するとともに、燃料供
給の最上流側及び最下流側の各触媒体3,7に通電する
(ステップ601,603)。気化器25が設定温度に
達し(ステップ605)、各触媒体3,7が活性化温度
に達したら(ステップ607)、燃料ポンプを駆動して
気化器25に液体の燃料を供給する(ステップ60
9)。供給された液体燃料は、設定温度に達している気
化器25で気化されて触媒体3の上流側空間33に流出
し、空気供給ファン37によって送られる燃焼用空気も
上流側空間33に流出して混合気が形成される。混合気
が触媒活性化温度に達している触媒体3に接することで
触媒燃焼が開始する。
装置の着火時の制御動作を示すフローチャートである。
気化器25の予熱用ヒータに通電するとともに、燃料供
給の最上流側及び最下流側の各触媒体3,7に通電する
(ステップ601,603)。気化器25が設定温度に
達し(ステップ605)、各触媒体3,7が活性化温度
に達したら(ステップ607)、燃料ポンプを駆動して
気化器25に液体の燃料を供給する(ステップ60
9)。供給された液体燃料は、設定温度に達している気
化器25で気化されて触媒体3の上流側空間33に流出
し、空気供給ファン37によって送られる燃焼用空気も
上流側空間33に流出して混合気が形成される。混合気
が触媒活性化温度に達している触媒体3に接することで
触媒燃焼が開始する。
【0025】触媒燃焼開始後は、最上流側の触媒体3へ
の通電を停止する(ステップ611)。着火時には、燃
焼状態が不安定であり、未燃の燃料が触媒体3及び触媒
体5を通過することがあるが、この通過した未燃燃料
は、最下流側の触媒体7が活性化温度に達しているの
で、ここで燃焼することによって白煙や臭気の発生が抑
制される。触媒体7の温度が一定となったら(ステップ
613)、最下流側の触媒体7への通電を停止し(ステ
ップ615)、その後は各触媒体3,5,7の触媒燃焼
による定常燃焼に移行する。
の通電を停止する(ステップ611)。着火時には、燃
焼状態が不安定であり、未燃の燃料が触媒体3及び触媒
体5を通過することがあるが、この通過した未燃燃料
は、最下流側の触媒体7が活性化温度に達しているの
で、ここで燃焼することによって白煙や臭気の発生が抑
制される。触媒体7の温度が一定となったら(ステップ
613)、最下流側の触媒体7への通電を停止し(ステ
ップ615)、その後は各触媒体3,5,7の触媒燃焼
による定常燃焼に移行する。
【0026】図7は、燃焼量増加時の制御動作を示すフ
ローチャートである。この場合にも前述した着火時と同
様に、燃料増加によって未燃の燃料が触媒体3及び5を
通過することがある。そこで、まず最下流側の触媒体7
に通電し(ステップ701)、この触媒体7が設定温度
に達した時点で燃料・空気の供給量を増加させて燃焼量
を増加させるようにする(ステップ705)。この状態
で未燃の燃料が触媒体7に達すると、ここで燃焼し、こ
れにより白煙や臭気の発生が抑制される。燃料・空気の
供給量が一定となり(ステップ707)、また触媒体7
の温度が一定となったら(ステップ709)、触媒体7
への通電を停止し(ステップ711)、その後は各触媒
体3,5,7の触媒燃焼による定常燃焼に移行する。
ローチャートである。この場合にも前述した着火時と同
様に、燃料増加によって未燃の燃料が触媒体3及び5を
通過することがある。そこで、まず最下流側の触媒体7
に通電し(ステップ701)、この触媒体7が設定温度
に達した時点で燃料・空気の供給量を増加させて燃焼量
を増加させるようにする(ステップ705)。この状態
で未燃の燃料が触媒体7に達すると、ここで燃焼し、こ
れにより白煙や臭気の発生が抑制される。燃料・空気の
供給量が一定となり(ステップ707)、また触媒体7
の温度が一定となったら(ステップ709)、触媒体7
への通電を停止し(ステップ711)、その後は各触媒
体3,5,7の触媒燃焼による定常燃焼に移行する。
【0027】図8は、気化器25に蓄積するタール化し
た燃料の残滓を、触媒燃焼の消化時に除去するための、
いわゆるタールクリーン動作を示すフローチャートであ
る。触媒燃焼装置の運転動作を停止して触媒燃焼を停止
させ(ステップ801)、燃料ポンプを停止させる(ス
テップ803)。次に、最上流側の触媒体3が活性化温
度に達しているかどうかを判断する(ステップ80
5)。ここで、触媒体3が活性化温度に達していない場
合には、触媒体3に通電し(ステップ807)、活性化
温度に達している場合には気化器25のヒータに通電す
る(ステップ809)。
た燃料の残滓を、触媒燃焼の消化時に除去するための、
いわゆるタールクリーン動作を示すフローチャートであ
る。触媒燃焼装置の運転動作を停止して触媒燃焼を停止
させ(ステップ801)、燃料ポンプを停止させる(ス
テップ803)。次に、最上流側の触媒体3が活性化温
度に達しているかどうかを判断する(ステップ80
5)。ここで、触媒体3が活性化温度に達していない場
合には、触媒体3に通電し(ステップ807)、活性化
温度に達している場合には気化器25のヒータに通電す
る(ステップ809)。
【0028】気化器25のヒータへの通電は、例えばあ
らかじめ設定した所定時間の間行い、これにより気化器
25に蓄積したタール残滓を分解除去する。このとき発
生する未反応気体は、活性化温度に達している触媒体3
で燃焼し、白煙や臭気の発生が抑制される。ヒータへの
通電は、所定時間経過後に停止し(ステップ811)、
触媒体3への通電も停止する(ステップ813)。この
ような動作により、気化器25の詰まりや異常動作が防
止される。この場合、気化器25の設計に余裕度を持た
せる必要がないので装置の大型化は回避され、また気化
器25を常用時高温に保持する必要がないので気化器2
5の寿命低下が防止される。
らかじめ設定した所定時間の間行い、これにより気化器
25に蓄積したタール残滓を分解除去する。このとき発
生する未反応気体は、活性化温度に達している触媒体3
で燃焼し、白煙や臭気の発生が抑制される。ヒータへの
通電は、所定時間経過後に停止し(ステップ811)、
触媒体3への通電も停止する(ステップ813)。この
ような動作により、気化器25の詰まりや異常動作が防
止される。この場合、気化器25の設計に余裕度を持た
せる必要がないので装置の大型化は回避され、また気化
器25を常用時高温に保持する必要がないので気化器2
5の寿命低下が防止される。
【0029】図9は、触媒燃焼装置の運転が休止状態に
あるとき、気化器25に蓄積するタール化した燃料の残
滓を除去するタールクリーン動作を示すフローチャート
である。運転休止状態において、操作パネル61上のタ
ールクリーンスイッチを操作し、燃焼が停止(ステップ
901)し、燃料ポンプが燃料供給を停止(ステップ9
03)している状態で、最上流側の触媒体3に通電する
(ステップ905)。通電後触媒体3の温度が活性化温
度に達すると(ステップ907)、気化器25のヒータ
に通電する(ステップ909)。その後は、前記図8の
場合と同様に、所定時間経過後に気化器25のヒータ及
び触媒体3への通電をそれぞれ停止する(ステップ91
1,913)。
あるとき、気化器25に蓄積するタール化した燃料の残
滓を除去するタールクリーン動作を示すフローチャート
である。運転休止状態において、操作パネル61上のタ
ールクリーンスイッチを操作し、燃焼が停止(ステップ
901)し、燃料ポンプが燃料供給を停止(ステップ9
03)している状態で、最上流側の触媒体3に通電する
(ステップ905)。通電後触媒体3の温度が活性化温
度に達すると(ステップ907)、気化器25のヒータ
に通電する(ステップ909)。その後は、前記図8の
場合と同様に、所定時間経過後に気化器25のヒータ及
び触媒体3への通電をそれぞれ停止する(ステップ91
1,913)。
【0030】図10は、触媒燃焼装置の他の構成例を示
している。これは、中央の触媒体63が、自動車の排気
処理用の金属製触媒担体を利用したもので、熱伝導に優
れた特性を有する。その他の構成は、触媒体3及び7が
通電により発熱可能な導電性を有するなど前記図1のも
のと同様である。
している。これは、中央の触媒体63が、自動車の排気
処理用の金属製触媒担体を利用したもので、熱伝導に優
れた特性を有する。その他の構成は、触媒体3及び7が
通電により発熱可能な導電性を有するなど前記図1のも
のと同様である。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
よれば、最上流側及び最下流側の各触媒体を通電により
加熱することで、不安定な燃焼状態にある着火時や、燃
焼量を急激に増加させるような場合にも、触媒反応が良
好に行われ、未反応気体の排出を抑制することができ
る。
よれば、最上流側及び最下流側の各触媒体を通電により
加熱することで、不安定な燃焼状態にある着火時や、燃
焼量を急激に増加させるような場合にも、触媒反応が良
好に行われ、未反応気体の排出を抑制することができ
る。
【0032】第2の発明によれば、燃料供給を停止して
いるとき、気化手段に通電するとともに導電性触媒体に
通電することで、気化手段の加熱による燃料残滓が空焼
きされる際で発生するの未反応気体は、加熱された導電
性触媒体により抑制することができる。
いるとき、気化手段に通電するとともに導電性触媒体に
通電することで、気化手段の加熱による燃料残滓が空焼
きされる際で発生するの未反応気体は、加熱された導電
性触媒体により抑制することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す触媒燃焼装置の正面
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の触媒燃焼装置を適用した石油ストーブの
内部構造を示す全体構成図である。
内部構造を示す全体構成図である。
【図3】図2の側面断面図である。
【図4】図1の触媒燃焼装置に使用される導電性触媒体
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】図4の導電性触媒体の細部の拡大された断面図
である。
である。
【図6】図1の触媒燃焼装置の着火時の制御動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】図1の触媒燃焼装置の燃焼量増加時の制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図8】図1の触媒燃焼装置の消化時でのタールクリー
ン動作を示すフローチャートである。
ン動作を示すフローチャートである。
【図9】図1の触媒燃焼装置が運転休止状態にあるとき
のタールクリーン動作を示すフローチャートである。
のタールクリーン動作を示すフローチャートである。
【図10】この発明の触媒燃焼装置の他の構成例を示す
断面図である。
断面図である。
3,7 導電性触媒体 5 触媒体 25 気化器(気化手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 供給された燃料を触媒体上で燃焼させる
触媒燃焼装置において、前記触媒体を複数直列に配置
し、この複数の触媒体のうち燃料供給の最上流側及び最
下流側の各触媒体を通電によって発熱可能な導電性触媒
体としたことを特徴とする触媒燃焼装置。 - 【請求項2】 液体燃料を供給する燃料供給手段及び、
この燃料供給手段からの液体燃料を通電により加熱して
気化させる気化手段を有し、この気化手段を経て供給さ
れた気化燃料を触媒体上で燃焼させる触媒燃焼装置にお
いて、前記触媒体を通電によって発熱可能な導電性触媒
体とし、前記燃料供給手段からの燃料供給を停止してい
る状態で、前記気化手段に通電するとともに、前記導電
性触媒体が所定温度に達していないとき通電することを
特徴とする触媒燃焼装置。 - 【請求項3】 燃料供給手段からの燃料供給を停止して
いる状態は、触媒体上での燃焼の消火時であることを特
徴とする請求項2記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項4】 燃料供給手段からの燃料供給を停止して
いる状態は、装置の運転を休止している任意のときであ
り、このとき導電性触媒体への通電を気化手段への通電
に先行させて行うことを特徴とする請求項2記載の触媒
燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5126568A JPH06337105A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 触媒燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5126568A JPH06337105A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 触媒燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06337105A true JPH06337105A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14938388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5126568A Pending JPH06337105A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 触媒燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06337105A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0798512A3 (en) * | 1996-03-25 | 1999-03-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Combustion apparatus |
| WO2015182694A1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 日野自動車 株式会社 | バーナー及び燃料気化装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP5126568A patent/JPH06337105A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0798512A3 (en) * | 1996-03-25 | 1999-03-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Combustion apparatus |
| EP1273850A1 (en) * | 1996-03-25 | 2003-01-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Combustion apparatus |
| WO2015182694A1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 日野自動車 株式会社 | バーナー及び燃料気化装置 |
| JPWO2015182694A1 (ja) * | 2014-05-28 | 2017-04-20 | 日野自動車株式会社 | バーナー及び燃料気化装置 |
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