JPH06338090A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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Publication number
JPH06338090A
JPH06338090A JP5123744A JP12374493A JPH06338090A JP H06338090 A JPH06338090 A JP H06338090A JP 5123744 A JP5123744 A JP 5123744A JP 12374493 A JP12374493 A JP 12374493A JP H06338090 A JPH06338090 A JP H06338090A
Authority
JP
Japan
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light
polarization separation
hologram
optical
polarization
Prior art date
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Pending
Application number
JP5123744A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Higo
一彦 肥後
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学的位相差の不均一性を解消し、高C/N
比かつ小型で安価な光ピックアップを提供する。 【構成】 半導体レーザチップ15から発せられたレー
ザ光16を光ディスク盤24に投射し、光ディスク盤2
4からの戻り光を、ホログラム21によって半導体レー
ザチップ15からの入射直線偏光の偏光方向に対して、
45゜の方向に回折しかつ平行光に変換する。ホログラ
ム21で回折された回折平行光27は略平行光のまま偏
光分離膜28へと入射するため、偏光分離後のS偏光成
分8とP偏光成分9の位相差の不均一性を取り除くこと
ができ、良質な光磁気の再生信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクへの情報の記
録または再生を行う光ピックアップに係り、特に簡単な
構成で良質な光磁気信号およびフォーカスエラー信号を
検出することができる光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光を利用して情報の記録や再生を
行う技術はめざましい進歩を遂げている。あらかじめ記
録媒体に記憶されている音声や文字、画像データを読み
出す再生専用の光学装置、いわゆるコンパクトディス
ク、CD−ROM、レーザディスクと呼ばれているもの
では、これらの基本的な技術、市場とも成熟期にある。
また、コンピュータの2次記憶装置、リライタブルファ
イリング装置などに、近年ますますその利用範囲を広げ
ている書き換え可能な光磁気ディスク装置や相変化型デ
ィスク装置などの書換え型ディスク装置などが、現在、
技術的確立、市場の形成、シェア獲得などを目指し本格
的な立ち上がり時期を迎えつつある。これらの技術的発
展を支えているものは市場のニーズもあるが半導体レー
ザ技術、光学技術、媒体技術、信号処理技術などの多く
の周辺技術の発展の寄与するところが大きいといえる。
今後ますます技術の発展、市場規模の拡大にともなっ
て、光ディスク装置はデータ記憶装置としてその地位を
築いていくものと思われる。
【0003】このような光デイスク装置の小型化が強く
望まれており、光ピックアップの小型・軽量化の試みが
行われている。光ピックアップの小型・軽量化は、装置
全体の小型化だけでなく、アクセス時間の短縮などの性
能向上に有利となる。
【0004】図11には、従来の光ピックアップの光学
系の構成を示す。図中、光源であるところの半導体レー
ザ1から射出されたレーザ光束は、ビームスプリッタ2
を透過し、コリメータレンズ3によって略平行光に変換
された後、対物レンズ4に入射する。対物レンズ4に入
射した光束は光ディスク盤5に集光され、この光ディス
ク盤5に対して情報の記録または再生信号の読み出し、
さらにフォーカス、トラッキングサーボ情報のピックア
ップを行う。光ディスク盤5で反射し対物レンズ4を通
過した戻り光はコリメータレンズ3によって集束され、
ビームスプリッタ2によって光路を折り曲げられて、2
分の1波長板6、偏光ビームスプリッタ7および受光セ
ンサー11,13等からなる検出光学系に導かれる。
【0005】次に、検出光学系についてさらに詳しく説
明する。ビームスプリッタ2によって反射し光路を曲げ
られた光束は2分の1波長板6を透過することによりそ
の偏光方向を45度回転させられた後、偏光ビームスプ
リッタ7に入射する。偏光ビームスプリッタ7に入射し
た光束は偏光ビームスプリッタ7の表面に形成された誘
電体膜によってS偏光成分8とP偏光成分9の2つの成
分に分けられる。そのうちS偏光成分8は偏光ビームス
プリッタ7によってほぼ100%反射し、センサー基盤
10上に形成された受光センサー11に到達する。一方
P偏光成分9は偏光ビームスプリッタ7をほぼ100%
透過し、全反射ミラー12によって全反射した後、受光
センサー13に入射する。センサー基盤10の位置は、
P偏光成分9がセンサー基盤10と全反射ミラー12と
の間に焦点を結ぶと共に、光ディスク盤5が対物レンズ
4の焦点位置にある時に受光センサー11上と受光セン
サー13上との集光スポットの大きさが同じになるよう
な位置にしてある。したがって、光ディスク盤5がデフ
ォーカスな時に2つの受光センサー11,13の集光ス
ポットの大きさを比較することにより光ディスク盤5の
焦点ズレの情報を得る。
【0006】また、光磁気信号は、光ディスク盤5上の
磁化の方向によって微妙に変化する偏光面の回転(いわ
ゆるカー回転)を2つの受光センサー11,13でとら
えることにより得られる。つまり、偏光ビームスプリッ
タ7によってS偏光成分8とP偏光成分9はほぼ等光量
に分けられるが、カー回転によって生じるS偏光成分8
とP偏光成分9相互の微妙な光量変化を2つの受光セン
サー11,13の差動信号でモニターする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように光ピックア
ップを光磁気信号検出用として利用する場合に特有な問
題点としてP偏光成分とS偏光成分の位相差がある。つ
まり、本来直線偏光であるべき光の偏光面が、光学系を
通過することにより楕円偏光になり結果的に再生信号の
C/N比が劣化する。特に上記従来の構成においてはビ
ームスプリッタ2及び偏光ビームスプリッタ7の表面に
形成された誘電体膜への入射光の入射角が一様でないた
めにP偏光成分とS偏光成分の位相差が入射光の入射角
度に依存し不均一となり、再生信号C/N比劣化の原因
となる。
【0008】さらに、ビームスプリッタ2によって光の
往路と復路を分離し、光磁気信号を検出するために2分
の1波長板6によって偏光面を45度回転し偏光ビーム
スプリッタ7によってS偏光成分とP偏光成分に分ける
構成になっているために部品点数が多く安価に生産でき
ないという問題点を有する。
【0009】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、光学的位相差の不均一性を
改善し、高C/N比でしかも簡単な構成で安価な光ピッ
クアップを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の光ピック
アップは、直線偏光を発する発光素子と、当該発光素子
の光を受けた光ディスク盤からの反射光を2つの受光セ
ンサと、前記2つの受光センサを積載するセンサー基盤
と、前記受光センサと前記光ディスク盤との間に配置さ
れ、前記発光素子からの光を前記光ディスク盤へ案内す
るとともに、前記光ディスク盤からの反射光を前記両受
光センサへ案内する透明な平行平板の光ガイド部材と、
前記光ガイド部材の両平面のうち、光ディスク盤側に位
置する面を第1面、前記光ディスク盤と反対側に位置す
る面を第2面とするとき、第2面に接合され前記光ガイ
ド部材の屈折率と同程度の屈折率を持つ偏光分離補助部
材と、前記第1面に設けられ前記光ディスク盤からの反
射光を前記発光素子からの入射光の偏光方向に対して
(2n+1)π/4(nは整数)方向に回折し且つ略平
行光に変換する変換機能を有するパターンを持つホログ
ラムと、前記第2面に設けられ前記ホログラムを通って
きた光ディスク盤からの反射光のP偏光成分を前記偏光
分離補助部材へ透過する一方、S偏光成分を反射する偏
光分離膜と、前記第1面に設けられ前記偏光分離膜から
の反射光を前記偏光分離補助部材へ反射する反射部と、
前記偏光分離補助部材の前記光ガイド部材と反対側に位
置する射出面に設けられ、略平行光である前記偏光分離
膜からの透過光および前記反射部からの反射光を集束光
に変換して前記2つの受光センサに導くための曲面を有
する突起部とを備えてなるものである。
【0011】また、本発明の第2の光ピックアップは、
前記突起部に代えて、前記偏光分離補助部材の射出面
に、略平行光である前記偏光分離膜からの透過光および
前記反射部からの反射光を回折し且つ集束光に変換して
前記2つの受光センサに導くための第2のホログラムと
第3のホログラムを設けたものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、ホログラムにより光ディスク
盤からの反射光は発光素子からの入射光の偏光方向に対
して(2n+1)π/4、例えば45度の方向に回折さ
れ且つ平行光に変換され、この回折平行光は偏光分離膜
に入射しS偏光とP偏光とにそれぞれ約50%の割合で
分光される。このように、偏光分離膜には常に入射角が
一様な略平行光で入射する構成になっているために、S
偏光成分とP偏光成分の位相差の不均一性が取り除かれ
る。さらに偏光分離補助部材に備え付けられた略平行光
を集束光に変換する手段、即ち突起部あるいは第2,第
3のホログラムによって、スポットサイズ法などにより
フォーカスエラー信号を得ることができる。
【0013】
【実施例】まず、本発明の第1実施例について、図1及
び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実
施例における光ピックアップの平面図、図2は図1のX
−X線の断面図である。
【0014】まず、発光素子である半導体レーザから、
光ディスク盤に至る往路の光路について説明する。図2
においてセンサー基盤14上には、半導体レーザチップ
15が水平にマウントされると共に、半導体レーザチッ
プ15にその反射面が対向するように台形状の反射プリ
ズム17がマウントされている。反射プリズム17のレ
ーザ光反射側には光ディスク盤24が位置しており、光
ディスク盤24と反射プリズム17との間には、対物レ
ンズ23と、透明な平行平板の光ガイド部材18と、光
ガイド部材18の第2面18bに接合される透明な偏光
分離補助部材29とが設けられている。半導体レーザチ
ップ15から水平に放出されたレーザ光16は、反射プ
リズム17によって反射され、偏光分離補助部材29を
透過し、光ガイド部材18の第2面18bの入射窓19
から光ガイド部材18内部に入射し拡散光20になり、
更に光ガイド部材18の第1面18aのホログラム21
から光ガイド部材18外部に出射し拡散光22になる。
前記拡散光22は対物レンズ23に入射し、光ディスク
盤24の情報記録層24aにスポット25として集光す
る集束光26に変換される。
【0015】次に光ディスク盤24によって反射された
光が受光センサー13に至るまでの復路について説明す
る。光ディスク盤24からの反射光は対物レンズ23に
よって復路では集束光26とされ再び光ガイド部材18
の第1面18aのホログラム21に戻されるが、ホログ
ラム21には図3に示すように、少なくとも集束光26
を回折平行光27に変換する1つのパターンが描かれて
いる。ホログラム21による回折方向は、図1に示すよ
うに、ホログラム21に入射する半導体レーザチップ1
5からの拡散光20の偏光状態を矢印で表すような直線
偏光32とすると、回折平行光27の回折方向が直線偏
光32の偏光方向に対して45°となるように設定して
ある。なお、この角度はnを整数とした倍に(2n+
1)π/4であればよく、具体的には45°135°2
25°315°のいずれでもよい。ホログラム21から
の回折平行光27が照射される光ガイド部材18の第2
面18bには、回折平行光27のP偏光成分9をほぼ1
00%透過すると共に、S偏光成分8をほぼ100%反
射する偏光分離膜28がコーティングにより形成されて
いる。また、光ガイド部材18の第2面18bには、偏
光分離膜28の偏光分離効率を上げるため、光ガイド部
材18の屈折率と同程度の屈折率を持つ偏光分離補助部
材29が接合され、偏光分離膜部28は光ガイド部材1
8と偏光分離補助部材29で完全に覆われている。これ
により、光ガイド部材18と樹脂、セラミックス等の非
導電性材質で作られたパッケージ30で囲まれた空間3
1を光ガイド部材18の屈折率と同程度の屈折率を持つ
透明樹脂等で充填する必要がなく、生産性を上げること
ができる。
【0016】偏光分離膜28からの透過光33が偏光分
離補助部材29を通過して射出する射出面29aには、
平行な透過光33を集束光43に変換するために曲面3
9を有する突起部41が形成されている。更に、この突
起部41からの集束光43を拡散光に変換してセンサー
基盤14上の第1受光センサ46に導くために、センサ
ー基盤14上には反射部44が、射出面29aには反射
部45が設けられている。なお、集束光43は射出面2
9aの反射部45近傍に焦点を結ぶように設計されてい
る。一方、偏光分離膜28からの反射光34をセンサー
基盤14上の第2受光センサ48に集束光として導くた
めに、光ガイド部材18の第1面18aには反射部35
が形成されると共に、偏光分離補助部材29の射出面2
9aには曲面40を有する突起部42が形成されてい
る。また、第1受光センサ46および第2受光センサ4
8等が形成されているセンサー基盤14への各種信号の
入出力は、リードフレーム53を介して行われるように
なっている。前記偏光分離補助部材29と前記パッケー
ジ30で囲まれた前記空間31は通常窒素ガス等の不活
性ガスが充満される。
【0017】光ディスク盤24によって反射され記録情
報を含んだ集束光26は対物レンズ23を再び通過し復
路では集束光に変換された後、ホログラム21に入射し
て回折平行光27とされる。
【0018】前記ホログラム21に入射する前記拡散光
20の偏光状態を図1に記載の矢印で表すような直線偏
光32とすると、前記回折平行光27の回折方向が前記
直線偏光32の偏光方向に対して45゜に設定してある
ので、前記偏光分離膜28に入射する前記回折平行光2
7は前記偏光分離膜28に対してP偏光成分9、S偏光
成分8が各々約半分となり、また前記偏光分離部28が
同程度の屈折率を持つ前記光ガイド部材18と前記偏光
分離補助部材29で覆われているため、前記偏光分離膜
28からの透過光33の光量は前記回折平行光27の約
半分になる。
【0019】前記偏光分離膜28からの透過光33は前
記偏光分離補助部材29に入射する。一方、前記偏光分
離膜28からの反射光34は略平行光のまま前記光ガイ
ド部材18第1面18aの反射部35で反射され再び前
記光ガイド部材18第2面18bへ向かう反射光36に
なる。この前記反射光36は前記光ガイド部材18第2
面18bの透過窓37を透過し透過光38となり、前記
偏光分離補助部材29に入射する。前記偏光分離膜28
からの透過光33は前記突起部41の曲面39の曲率に
よって集束光43に変換され、前記センサー基盤14上
の反射部44で反射され、さらに前記偏光分離補助部材
29の射出面29aの反射部45で反射された後、第1
受光センサ46に到達する。
【0020】次に、図4を用いて更に詳細に光磁気信号
検出原理を説明する。図4において、32は前述のよう
に前記ホログラム21に入射する前記直線偏光の偏光方
向である。前記ホログラム21は偏光面には影響を与え
ないから、光ディスク盤24の情報記録層24aに情報
が記録されていなければ(情報記録層24aが磁化され
ていなければ)、前記スポット25の反射光である前記
回折平行光27も前記直線偏光と同じ偏光方向32を有
する。このような状態の前記回折平行光27は、前記偏
光分離膜28に対して図4に示すように方位45゜で入
射し、P偏光の透過光33、S偏光成分の反射光34が
共に50%に分離される。一方、前記直線偏光を光ディ
スク盤24の磁化された情報ピットで反射すると、磁化
の極性と磁化の強さによって反射光である回折平行光2
7の偏光方向は±θkの範囲で変化する(カー効果)。
いま前記直線偏光32の状態からθk回転した状態を直
線偏光49、−θk回転した状態を前記直線偏光50と
する。直線偏光49から直線偏光50まで変調された光
磁気信号を前記偏光分離膜28に入射させると、前記第
1受光センサ46で検出するP偏光成分9は信号51の
ようになり、前記第2受光センサ48で検出するS偏光
成分8は信号52のようになる。信号51と信号52は
位相が180゜ずれているから、両信号を差動増幅する
ことによって信号成分は2倍となり且つ、同位相成分の
ノイズがキャンセルされたRF再生信号を得ることがで
きる。
【0021】次いで、図5を用いて前記第1受光センサ
46および前記第2受光センサ48の形状と、信号検出
原理について説明する。前記第1受光センサ46および
前記第2受光センサ48は、それぞれ4つの部分46
a,46b,46c,46d、および48a,48b,
48c,48dに分割されている。ここで、前記第1受
光センサ46、前記第2受光センサ48の各部分46
a,46b,46c,46d、および48a,48b,
48c,48dからの電流を、それぞれI(46a),
I(46b),I(46c),I(46d)、およびI
(48a),I(48b),I(48c),I(48
d)で表す。図6の回路図からわかるように、フォーカ
スエラー信号(F.E.)、トラッキングエラー信号
(T.E.)、RF信号(R.F.)の各信号は以下の
数式(数1),(数2),(数3)により得られる様な
回路構成になっている。
【0022】 F.E.=[{I(46a)+I(46d)} −{I(46b)+I(46c)}] −[{I(48a)+I(48d)} −{I(48b)+I(48c)}] (数1) T.E.=[{I(46a)+I(46b)} −{I(46c)+I(46d)}] +[{I(48a)+I(48b)} −{I(48c)+I(48d)}] (数2) R.F.=[{I(46a)+I(46b)} +{I(46c)+I(46d)}] −[{I(48a)+I(48b)} +{I(48c)+I(48d)}] (数3) これらの信号の内、フォーカスエラー信号についてさら
に説明する。
【0023】いま、光ディスク盤24の情報記録層24
aに、前記対物レンズ23の前記スポット25が正確に
合焦している場合に、この合焦状態における前記第1受
光センサ46および前記第2受光センサ48上のレーザ
光の照射形状をそれぞれ54a,55aとすると、次の
(数4)になるようにレーザ光の照射強度分布と、受光
センサ46,48の位置関係が調整されている。
【0024】F.E.=0 (数4) 次に、光ディスク盤24と前記対物レンズ23間距離が
合焦状態よりも近接した場合、前記第1受光センサ46
および前記第2受光センサ48上のレーザ光の照射形状
はそれぞれ54c,55cとなり、F.E.の検出値は
(数5)の様に変化する。
【0025】F.E.>0 (数5) 逆に、光ディスク盤24と前記対物レンズ23間距離が
合焦状態から離れた場合、前記第1受光センサ46およ
び前記第2受光センサ48上のレーザ光の照射形状は5
4b,55bとなり、F.E.の検出値は(数6)の様
に変化する。
【0026】F.E.<0 (数6) 以上のようなフォーカスエラー検出方式はスポットサイ
ズ法として、またトラッキングエラー検出方式はプッシ
ュプル方式として知られている。
【0027】このようにフォーカスエラー等の検出にあ
たって前記突起部41,42が有する曲面によって前記
偏光分離膜28からの透過光33と前記透過窓37から
の透過光38を集束光に変換し、さらに前記集束光43
の焦点を前記反射部45付近となるように設計すること
で、前記光ガイド部材18内の光はほぼすべて平行光と
することができる。したがって、S偏光成分8とP偏光
成分9を分ける偏光分離膜28へも略平行光として入射
するので、S偏光成分8とP偏光成分9の位相差の不均
一性は発生せず良質な光磁気再生信号を得ることができ
る。
【0028】また、従来よく用いられている非点収差法
でフォーカスエラーを検出する場合に比べて、非点収差
発生用の複雑なホログラムパターンが不必要であり、前
記ホログラム21のパターンは前記集束光26を回折し
平行光に変換させるのみの非常にシンプルなパターンで
よい。
【0029】図6は図2の前記半導体レーザチップ15
と前記反射プリズム17近傍の構造を拡大して示した図
である。前記反射プリズム17は台形であり、その反射
面17aには前記半導体レーザチップ15の放出光の一
部を前記反射プリズム17内部に透過して取り込むため
半透過膜がコーティングされている。前記反射プリズム
17内に取り込まれた半透過光56は前記センサー基盤
14の前記反射プリズム17の底面と接触する部分に形
成されたモニターセンサ57で検出される。前記モニタ
ーセンサ57は常に前記半導体レーザチップ15からレ
ーザ光16の光量変化をモニターし制御回路に情報をフ
ィードバックするようになっている。従来は前記半導体
レーザチップ15の後面15aからの放出光量をモニタ
ーしていたが、後面15aからの放出光は他の受光セン
サ46,48などに対する迷光の原因となる。ところが
本実施例では前記反射プリズム17内に取り込んでいる
ため、他の受光センサへの影響を少なくできるというメ
リットがある。また、反射プリズム17を用いることに
より、前記半導体レーザチップ15を前記センサー基盤
14上に水平にマウントでき、配線や放熱の点で有利で
あるとともに、前記偏光分離補助部材29への入射角の
設定が精度良くできるというメリットがある。
【0030】なお、図7はシリコン単結晶等で作られた
前記センサー基盤14に入射光反射部材をエッチングす
ることにより形成した場合の変形例を説明したものであ
る。図示するように、前記センサー基盤14にエッチン
グした面14aおよび面14bを形成し、前記半導体レ
ーザチップ15を前記センサー基盤14のエッチッグさ
れた部分に設置する。前記半導体レーザチップ15から
の前記レーザ光16は前記エッチングした面14aによ
って反射され前記光ガイド部材18内部に前記入射窓1
9から入射する。一方、面14bにはモニターセンサ5
7を設け、前記半導体レーザチップ15の後面15aか
らの放出光量をモニターし制御回路に情報をフィードバ
ックする。
【0031】また、偏光分離膜28からの反射光34が
光ガイド部材18の第1面18aに全反射角で入射する
ように前記ホログラム21のパターンを設計すると、前
記光ガイド部材18の第1面18a自体が反射部となっ
て反射光34を全反射するので、前記第1面18aに反
射部材からなる反射部35を特に設けなくても第2の受
光センサ48で情報を取り出すことができる。
【0032】さらに、前記第1の実施例に於いては反射
部44,45を突起部41からの集束光43について設
けているが、突起部42からの透過光47について設け
て突起部41からの集束光43について取り除いても同
様の作用を及ぼす。また、突起部41の曲面39と突起
部42との形状を異ならせたり、或いは突起部41,4
2とこれらに対応するセンサー基盤14上の第1,第2
受光センサ46,48との間の距離を異ならせたりし
て、集束光43,47のいずれか一方が第1、第2受光
センサ46,48の前方で焦点を結ぶようにすれば、反
射部44,45を省略することができる。
【0033】また、前記ホログラム21に、発光素子で
ある半導体レーザチップ15からの光を光ディスク盤2
4に集光する機能を有するパターンを新たに加えること
により、対物レンズ23等の非球面レンズなしで発光素
子からの光を光ディスク盤24へ集光することができ
る。
【0034】次に、本発明の第2実施例について、図
8,図9,図10を参照しながら説明する。図8は本発
明の第2実施例における光ピックアップの平面図、図9
は本発明の第2実施例における図8におけるX−X断面
図、図10は本発明の第2実施例における図8における
Y−Y断面図である。
【0035】図9に示すように半導体レーザチップ1
5、前記光ガイド部材18、対物レンズ23、前記偏光
分離補助部材29、前記偏光分離膜28等の配置は前記
第1実施例と同じであるが、この第2実施例では、第1
実施例の前記偏光分離補助部材29の第2面29bの2
つの前記突起部41,42を、第2,第3のホログラム
58,59に置き換えたものである。
【0036】前記第2のホログラム58は、偏光分離膜
28からの透過光33を0次回折光60とY方向に回折
される1次回折光62とに分離すると共に、1次回折光
62を集束光に変換するパターンを有する。また、第3
のホログラム59は、透過窓37からの透過光38を0
次回折光66とY方向に回折される1次回折光68とに
分離すると共に、1次回折光68を集束光に変換するパ
ターンを備えている。第2,第3のホログラム58,5
9をそれぞれ直進する0次回折光60,66を受光する
ために、センサー基盤14上には受光センサ61,67
が設けられている。また、第2,第3のホログラム5
8,59によってY方向に回折された1次回折光62,
68を受光すべく、センサー基盤14上には受光センサ
65,69が設けられている。なお、第2のホログラム
58からの集束されて1次回折光62は、図10に示す
ように、センサー基盤14上の反射部63と偏光分離補
助部材29の射出面29aの反射部64で反射されて受
光センサ65に導入されるようになっている。
【0037】前記第1実施例と同様に回折平行光27
は、前記偏光分離膜28に入射してS偏光成分とP偏光
成分9に分かれる。このうち、P偏光成分9である偏光
分離膜28からの透過光33は第2のホログラム58に
入射し、その透過光33の0次回折光60は前記センサ
ー基盤14上の受光センサ61に到達する。前記偏光分
離膜28からの前記透過光33の第2のホログラム58
による1次回折光62はセンサー基盤14上の反射部6
3で反射され、さらに前記偏光分離補助部材29の射出
面29a上に形成された反射部64で反射された後、前
記センサー基盤14上の受光センサ65に到達する。一
方、偏光分離膜28で分離されてS偏光成分8である透
過窓37からの透過光38は、前記偏光分離補助部材2
9の射出面29aの第3のホログラム59によって、そ
の0次回折光66は前記センサー基盤14上の受光セン
サ67に、1次回折光68は前記センサー基盤14上の
受光センサ69にそれぞれ到達する。
【0038】フォーカスエラーは第1実施例と同様に前
記センサー基盤14上の受光センサ65と受光センサ6
9にてスポットサイズ法によって検出する。また光磁気
再生信号はP偏光成分9について前記受光センサ61と
受光センサ65との到達光量の和信号を求めると共に、
S偏光成分8は前記受光センサ67と受光センサ69と
の到達光量の和信号を求めて、両和信号の差動増幅にて
得る。
【0039】前記第2のホログラム58及び前記第3の
ホログラム59は前記1次回折光62、68の焦点が任
意の位置にあるように設計できるので、前記偏光分離補
助部材29の射出面29aと前記センサー基盤14とが
挟む前記空間31を十分狭くすることができ光ピックア
ップ全体を薄型化できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、直線偏光
を発する発光素子と、光ディスク盤からの反射光を発光
素子からの入射直線偏光の偏光方向に対してnを整数と
した場合に(2n+1)π/4の方向に回折しかつ平行
光に変換するホログラムと、S偏光成分とP偏光成分と
に分ける機能を有する偏光分離膜とにより、簡単な構成
で光磁気のRF信号を得ることができるという効果を奏
する。また、偏光分離膜に略平行光が入射しS偏光成分
とP偏光成分とを分ける構成になっているために、S偏
光成分とP偏光成分の位相差の不均一性が取り除かれ、
良質なRF信号を得ることができる。さらに偏光分離補
助部材に備え付けられた略平行光を集束光に変換する簡
単な手段、即ち、突起部あるいは第2,第3のホログラ
ムによって、スポットサイズ法などにより容易にフォー
カスエラー信号を得ることができる。さらに偏光分離補
助部材に第2,第3のホログラムを備えてフォーカスエ
ラーおよび光磁気信号を検出する場合には1次回折光の
焦点を任意に設計できるので、光ピックアップ全体が十
分薄型化できる。
【0041】製造法としても平行平板へのホログラムの
パターンニングや、偏光分離膜の膜形成などの簡単な構
成であるため、高精度に高集積化が可能で、しかも安価
な光磁気記録用光ピックアップを提供することができ
る。 また、光ガイド部材第2面に光ガイド部材の屈折
率と同程度の屈折率を持つ偏光分離補助部材を予め接合
するため、光ガイド部材と同じ屈折率を持つ透明樹脂を
光ガイド部材と光ピックアップのパッケージとで囲まれ
た空間に充填させるよりも生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における光ピックアップの
平面図
【図2】図1に記載のX−X線の断面図
【図3】本発明のホログラムのパターン説明図
【図4】本発明の第1実施例における光磁気信号検出原
理図
【図5】本発明の第1実施例における受光センサの形状
および信号処理を説明するための回路図
【図6】本発明の第1実施例における半導体レーザと反
射プリズム近傍の構造の拡大図
【図7】本発明の第1実施例におけるセンサー基盤の発
光素子側の変形例を示す側断面図
【図8】本発明の第2実施例に係る光ピックアップの平
面図
【図9】図8のX−X断面図
【図10】図8のY−Y断面図
【図11】従来例の光ピックアップの光学系の構成図
【符号の説明】
14 センサー基盤 15 半導体レーザチップ 17 反射プリズム 18 光ガイド部材 19 入射窓 21 ホログラム 23 対物レンズ 24 光ディスク盤 28 偏光分離膜 29 偏光分離補助部材 35 反射部 41,42 突起部 46 第1受光センサ 48 第2受光センサ 58 第2のホログラム 59 第3のホログラム 61,65,67,69 受光センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線偏光を発する発光素子と、当該発光素
    子の光を受けた光ディスク盤からの反射光を2つの受光
    センサと、前記2つの受光センサを積載するセンサー基
    盤と、前記受光センサと前記光ディスク盤との間に配置
    され、前記発光素子からの光を前記光ディスク盤へ案内
    するとともに、前記光ディスク盤からの反射光を前記両
    受光センサへ案内する透明な平行平板の光ガイド部材
    と、前記光ガイド部材の両平面のうち、光ディスク盤側
    に位置する面を第1面、前記光ディスク盤と反対側に位
    置する面を第2面とするとき、第2面に接合され前記光
    ガイド部材の屈折率と同程度の屈折率を持つ偏光分離補
    助部材と、前記第1面に設けられ前記光ディスク盤から
    の反射光を前記発光素子からの入射光の偏光方向に対し
    て(2n+1)π/4(nは整数)方向に回折し且つ略
    平行光に変換する変換機能を有するパターンを持つホロ
    グラムと、前記第2面に設けられ前記ホログラムを通っ
    てきた光ディスク盤からの反射光のP偏光成分を前記偏
    光分離補助部材へ透過する一方、S偏光成分を反射する
    偏光分離膜と、前記第1面に設けられ前記偏光分離膜か
    らの反射光を前記偏光分離補助部材へ反射する反射部
    と、前記偏光分離補助部材の前記光ガイド部材と反対側
    に位置する射出面に設けられ、略平行光である前記偏光
    分離膜からの透過光および前記反射部からの反射光を集
    束光に変換して前記2つの受光センサに導くための曲面
    を有する突起部とを備えたことを特徴とする光ピックア
    ップ。
  2. 【請求項2】前記突起部に代えて、前記偏光分離補助部
    材の射出面に、略平行光である前記偏光分離膜からの透
    過光および前記反射部からの反射光を回折し且つ集束光
    に変換して前記2つの受光センサに導くための第2のホ
    ログラムと第3のホログラムを設けたことを特徴とする
    請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】前記第2のホログラムと第3のホログラム
    からの0次回折光を受光する受光センサを前記センサー
    基盤上に設けたことを特徴とする請求項2記載の光ピッ
    クアップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0726568A3 (en) * 1995-02-07 1997-02-26 Fujitsu Ltd Optical component and optical device usable for optical storage unit

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