JPH0633826Y2 - 活魚水槽類の水浄化装置 - Google Patents

活魚水槽類の水浄化装置

Info

Publication number
JPH0633826Y2
JPH0633826Y2 JP10053989U JP10053989U JPH0633826Y2 JP H0633826 Y2 JPH0633826 Y2 JP H0633826Y2 JP 10053989 U JP10053989 U JP 10053989U JP 10053989 U JP10053989 U JP 10053989U JP H0633826 Y2 JPH0633826 Y2 JP H0633826Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
chamber
filth
conduit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10053989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0343395U (ja
Inventor
孝志 前
秀晴 前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10053989U priority Critical patent/JPH0633826Y2/ja
Publication of JPH0343395U publication Critical patent/JPH0343395U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0633826Y2 publication Critical patent/JPH0633826Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は活魚水槽類の水浄化装置に関するものである。
〔従来の技術及びその技術的課題〕
近年の養殖漁業の発展や消費者の嗜好の変化に伴い、魚
介類を生かしながら船舶、車輌などの輸送手段で運び、
消費地で生きたまま食用に供することが多くなつてい
る。この場合、備蓄水槽、出荷調整用水槽、輸送手段搭
載水槽、消費地の養殖水槽では海水を循環浄化すること
が不可欠であるが、往々にして管理が不十分となり、適
量以上の数の魚介類を入れることにより自家汚染で急激
に水質汚濁を引き起こし、生存率を低下させるトラブル
が多発している。
この原因は多量の魚介類の収容で浄化能力を越え、海水
中に排せつ物、餌カスなどの分解による有機窒素酸化物
(アンモニア、炭酸ガス、亜硝酸、硫化水素等)が蓄積
し、その負荷により腐水性海水となり、機能計算された
生物学的浄化装置でも、生物膜の剥脱流出やバクテリア
代謝を招くからである。
この場合、特に問題なのは有害難生分解物質である。す
なわち、魚の雌の卵は簡単にフィルター類で除去し得る
が、汚濁の最大原因物質である雄の精子やイスのスミな
どのタンパク質は微細であってフィルターの目を通過す
るため、容易に分離除去し得ないのが実情であった。
従来、懸濁物分解除去手段も多種開発されている。しか
しながら従来の装置は一般に、大型でしたがって大きな
床面積をとり、また機構が複雑で可動部が多く、その割
に処理能力が低く、操作も複雑で逆洗などの煩雑なメン
テナンスを必要とするなどの不具合があり実用的でなか
った。
そこで本考案者らは、特願平1−25756号において、新
規な汚水処理装置を提案した。この装置によれば、水中
の汚物ことに微細な有害難生分解物質や、これに含まれ
る揮発性溶存物をも小型かつ簡単な構造で、しかも簡易
な操作で効率よく連続的に分離除去することができる。
しかし、この装置は密閉状タンクの外方上部に容器型の
汚物取出し機構を設け、ここに泡状汚物を溜め、ホース
類で外部に排出するようにしている。ところが、原水の
状態は定常的ではなく、時に刻々と変化し、たとえば餌
を投入したときとそれを魚介類が食し消化してフンを出
すときとでは汚損度合いが異なり、また、餌の種類によ
ってたとえば甲殻類やイカの類を餌とした場合には投入
後すぐにアンモニアが旺盛に発生して汚損される。この
ことは装置内で発生する泡状汚物の性状や量が変化する
ことを意味し、原水の汚損度合いの少ないときには、汚
物取出し機構にほとんど水に近いものや水気の多い泡と
して抽出されることになる。その結果、連続運転により
水槽の水量が次第に減少する。
これは管理が面倒であり、また、たとえば、水槽が海
上、陸上、航空輸送用のコンテナに組込まれる場合に問
題である。すなわち、新鮮水の補給を行うための予備タ
ンクや配管、ポンプ類をコンテナ内に組込み、水位の低
下に応じて新鮮水を水槽(タンク)に補給することが必
要となる。しかしこの方法は、限られたスペースの有効
作用を阻害して水槽の容積を実質的に減少させることに
なり、輸送コストをアップさせる。さらにまた設備費も
高くなる。
本考案の目的は、上記問題点をさらに改善し、水槽中の
原水の汚損度合いが変化し、取出される泡状汚物の性状
や量が変化しても、水槽中の水量にほとんど変化を与え
ないで効率よく水の汚れを除去できる浄化装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は、魚介類を収容した水
槽の水を循環しながら浄化する装置であって、 該装置が前段処理機と生物学的処理機からなり、前段処
理機が、タンク状本体と、該タンク状本体の頂部からタ
ンク底に到らぬ限度で垂下され、タンク状本体内面との
間に環状室を形成する第1の筒体と、一端が環状室に開
口し他端がポンプを介して水槽中に通じ、途中に気体混
合機構を備えた原水導入系と、前記環状室と通じる環状
流路を第1の筒体との間に形成するように位置され、上
端がタンク内頂部に到らぬ限度の高さで開口する一方、
下端が処理水取出し系を介して生物学的処理処理機に通
じる第2の筒体と、導管により前記環状室の頂部密閉空
間に通じ、気体混合汚水の撹拌により創成される微細気
泡に絡ませられ捕集された汚濁物質を含む汚物をタンク
外に排出する汚物取出し機構を備え、 かつ、前記汚物取出し機構の下流に、泡状汚物から泡分
を捕集する泡分離部とこれを透過した水分のろ過部とを
備えた2次処理機構を配し、汚物取出し機構から排出さ
れた汚物からさらに泡分を分離し、水分をろ過して水槽
ないし生物学的処理機に戻すようにしたことを特徴とす
るものである。
ここで前記2次処理機構の好ましい態様としては下記の
ようなものである。
泡分離部が内部に多孔板を張った筒状体を有し、この
多孔板の上の上部室にメッシュの細かいフィルタ部材が
配され、汚物取出し機構からの導管端部が上部室の前面
壁に向かって開口し、同空間には2次処理泡物質の取出
し導管が接続されており、ろ過部は、前記多孔板の下部
室に通じ、内部に所要のろ材が充填されている構成。
泡分離部が筒状体からなり、筒状体の内部に多孔板が
張設され、多孔板の上にメッシュの細かいフィルタ部材
が配され、汚物取出し機構からの導管端部が多孔板より
上の前壁に向かって開口し、ろ過部は、仕切り板の下の
室に通じ、内部に所要のろ材が充填されている構成。
泡分離部が筒状体からなり、筒状体の内部が仕切り板
により少なくとも2室に区画され、各室内にメッシユの
細かいフィルタ部材が配され、仕切り板の下部は通水孔
により連通し、汚物取出し機構からの導管端部が最初の
仕切り板に向かって開口し、ろ過部は、最終の室の下部
に通じ、内部に所要のろ材が充填されている構成。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図ないし第4図は本考案による水浄化装置の一実施
例を示している。
Aは前段処理装置、Bは生物学的処理装置、Cは水槽
(イケス)であり、所要の容積を持ち水と共に魚介類を
収容し、図示しない潮流ポンプにより一定の流れが形成
され、また必要に応じ散水ポンプにより水面上に散水さ
れ、空気中の酸素を効率的に溶存させるようになってい
る。
前段処理装置Aは、ベース1aに立設された縦長のタンク
状本体1を有し、天井部1bと底板部1cにより上下が密閉
されている。
2は前記タンク状本体1内に設けられた第1の筒体であ
り、基端部が天板部1bに固着され、先端部が底板部1cに
まで到らぬレベルで止まるように垂下し、タンク内周面
との間に比較的容積の大きい環状室3を形成している。
この環状室3には、底板部1cから所要の高さレベルの位
置に、環状室3内に吐出された原水(水槽中の水)と気
体との混合気体を旋回上昇させるための上り傾斜、好ま
しくははらせん板状の流れガイド17が設けられている。
前記流れガイド17は環状室3の上下を完全に仕切るもの
ではなく、内径側又は外径側に通路隙間17aを有せしめ
ることが必要である。
そして、この流れガイド17より下方には、必要に応じ、
多孔質のハニカム型プラスチックなど組織の粗い充填材
31が装着される。この充填材31を用いた場合には原水の
通過に過度の抵抗を持たせることができると共に、ろ床
として機能させることができる。
4はタンク状本体1内に前記第1の筒体2と同心状に配
設された第2の筒体であり、第1の筒体2との間に比較
的狭い環状流路5を形成し得る外径を備え、底板部1cで
水密に支持され、上端4aが天板部1bと所要の距離をおい
て開口し、下端はタンク状本体1から外部に延びる処理
水取出し系10が形成され、生物学的処理機Bに導かれて
いる。そして、上端4aの延長上の天板部1bにはエア抜き
18が設けられている。
6は原水導入系であり、先端の導入口60が前記流れガイ
ド17の近傍位置、好ましくは環状室3の略接線方向に開
口し、導入口60よりも上流側は立上り側に屈曲され、第
2の筒体4の上端4aよりも高位レベル部61が設けられて
いる。この汚水導入系6は原水を揚水するポンプ7を介
して水槽Cの取水口6aに接続され、ポンプ7と取水口6a
の中間適所には固形物質を捕集集積するためのカートリ
ッジ式のフィルタ8が設けられている。
11は前記原水導入系6の高位レベル部61に介在接続した
気体混合物機構である。この気体混合機構11は、コンプ
レッサ等の加圧供給手段に接続されていてもよいが、好
ましくはエゼクター機能を有するもの、たとえば第5図
に示すように、筒体11aと、筒体11aの中間部に設けられ
た絞り11bと、絞り11bの下流側近傍位置に通じる気体導
管11cとを備えているものが用いられる。
絞り11bは固定絞りでも可変絞りでもよい。本実施例で
は中心に系小穴110を設けた円板状部材を用い、オリフ
ィス形の固定絞りとしている。前記気体導管11cは複数
本が間隔を置いて挿着されていてもよいし、リングノズ
ル型式としてもよい。この気体導管11cは流量調整バル
ブ11dを備え、これの上流側もしくは下流側にはオゾン
発生機12からのオゾン供給系12aが着脱可能に接続され
ている。
13はタンク状本体1の近傍とりわけ天板部1bと同等以上
の高さレベルに配された泡状汚物取出し機構である。該
泡状汚物取出し機構13は、密閉容器13aと、これの下部
と環状室頂部域(第2の筒体4の上端レベル以上)に創
成される密閉空間14とをつなぐ汚物導出管13bと、密閉
容器13aから泡状汚物を排出する汚物排出管13cとを備え
ている。
15は汚物除去効率をより高めるための循環系であり、循
環用配管15aと、管路中に介在された小型のポンプ15bと
を備え、循環用配管15aの取出し側端は環状室3の下部
域に接続され、吐出側端は前記原水導入系6の導入口60
と略同じ領域に導かれている。そして、循環用配管15の
中間部は第1図や第3図のように少なくとも第2の筒体
4の上端4aよりも高いレベルまで立上がるように屈曲さ
れ、その高位レベル部25cには気体混合機構11′が介在
接続されている。その気体混合機構11′の構造はさきに
述べた原水導入系6のそれと同様なものである。
16は必要に応じて環状室3の適所に配される遠赤外線放
射機構であり、この実施例では天板部1bを貫いて環状室
3中に挿着された多孔性の筒状ケーシング16aと、これ
に充填された遠赤外線放射性の焼成体たとえば混焼セラ
ミック16bを備えている。
前記汚物取出し機構13の汚物排出管13cは開閉バルブ13
0,131を有すると共に、それより下流は導管13dを介して
2次処理機構9に導かれ、ここで泡状汚物を更に分離処
理し、泡分だけを取出すようになっている。
前記2次処理機構9は泡状汚物から泡分を捕集する泡分
離部9aと、この泡分離部9aを透過した水分のろ過部9bと
を備え、この実施例ではろ過部9bの吐出口は水槽Cの水
面上に臨み、水分を水槽内に戻すようになっている。
第6図ないし第8図は2次処理装置9の具体的実施例を
示している。この実施例では泡分離部9aは、透明なプラ
スチックからなる筒状体90を有し、筒状体90の長手方向
は水槽Cへの取付け部材を兼ねた壁板91で閉じられてい
る。筒状体90内は底部に近く多孔板92が張設され、この
多孔板92により上部室93と下部室94に区画されている。
上部室93の多孔板92の上にはメッシュの細かいフィルタ
部材9cたとえばスポンジ状、マット状のろ布が数層にわ
たり装着され、それらフィルタ部材9cは上部の開閉蓋9d
を介して挿脱可能となっている。そして、上部室93には
端壁側から前記壁板91に吐出口132が対向するように導
管13dが挿入されている。この導管13dと高さレベルで同
等以上の位置の上部室93には取出し管9eの基端が接続さ
れ、上部室93で捕集された水気の抜けた軽い泡状汚物を
第1図のように容器Dに導くようになっている。
前記下部室94は、壁板93を貫く通孔95により筒状体90と
反対側の偏平状をなした集水筒96に通じており、この集
水筒96はろ過部9bの取入れ口97に通じている。ろ過部9b
は第7図のように、縦長筒状の本体98とこれの底をなす
多孔質の通水板99を備え、内部にろ材9fたとえば多元素
セラミックあるいはこれと活性炭との混合物が充填され
ている。
第9図は汚物取出し機構9の別の実施例を示している。
この実施例では、筒状体90の下部室94に直接ろ過部9bの
取入れ口97が通じている。そのほかはさきの実施例と同
様である。
第10図はさらに汚物取出し機構9の他の実施例を示して
いる。この実施例は多段式分離部を有している。すなわ
ち、泡分離部9aが長い筒状体90′から構成され、内部に
は少なくとも一枚の仕切り板910が設けられている。こ
の例では仕切り板910は3枚であり、各仕切り板910は筒
状体90′の天井に到達せず、仕切り板間は上部が互いに
連通した室930,931,932,933に区画されている。
そして、導管13dの吐出口130は第1の仕切り板910に対
向しており、一方各室930〜933は各仕切り板910の下部
に設けた通孔950により連通し、この通孔950を含む各室
930〜933には前記した実施例と同様に細かいメッシュの
フィルタ部材9cが所要枚数ずつ装填され、上部の開閉蓋
9dを介して挿脱可能となっている。下流側の室932又は
/及び933には捕集された軽い泡状汚物を排出するため
の泡状汚物取出し管9eが接続されている。そして、最終
の室933の下部には前記と同じ構造のろ過部9bが接続さ
れている。
第10a図は上記実施例において、各室930〜933の底部付
近に多孔板920を張設して下部室940,941,942…を形成し
たものである。
なお、各実施例ともろ過部9bは必ずしも水槽Cに連絡さ
れることは必要でなく、処理水取出し系10ないし生物学
的処理機Bに導管で接続されてもよい。また、必要に応
じ、循環系15を含まないほかほぼ同じ構造の小型化した
副次前段処理機を配し、処理水取出し系10を多段処理し
てから生物学的処理機Bに導いてもよい。これも本考案
に含まれる。
次に生物学的処理装置Bは任意の生物膜法たとえば散水
ろ床式でもよいが、設置面積の節減と機構の複雑化を避
けるため、この実施例では次のような構造としている。
すなわち第1図に示すように、上下が天板部19bと底板
部19cで閉じられた筒状の密閉タンク19aと、該密閉タン
ク19a内にこれと略同心状に配された通水性筒体19dと、
通水性筒体19dと密閉タンク19a間に充填されたろ材(た
とえば麦飯石、さんご、けいそう土、黒土など)19e
と、ろ材19eの上層に装着された多孔板19fとを備えてお
り、多孔性筒体19dは前段処理装置Aの処理水取出し系1
0の端末が接続されている。そして前記多孔板19fよりも
高位レベルのタンク19a側部には次段の同じ構成の生物
学的処理装置を介して、または介さないで水槽Cに浄水
を導く浄水供給系20が接続されている。
前記生物学的浄化装置Bは前段処理装置Aに支持されて
いてもよい。
〔実施例の作用〕
第11図は本考案による浄水原理を示しており、ポンプ7
を運転すれば、水槽C内の水は汲み上げられ、フィルタ
8により固形物が除去され、原水は原水導入系6を通っ
て導入口60からタンク1内の環状室3に吐出される。原
水導入系6には絞り11bを有する気体混合機構11が設け
られており、原水は通過面積の減少した絞り11bを通過
することで絞り11bの前後に圧力差が生ずるため、低圧
側に開口している気体導入管11cから筒体11a中に大気中
のエアが吸込まれ、原水に混合分散される。
この気液混合物が原水導入系6を下り導入口60から環状
室3から導入されると、この領域には流れガイド17が設
けられているため、ガイド作用で気液混合物は環状室3
をらせん状に廻りながら上昇し、次いで上昇力を失って
降下し、後続する上昇旋回流と向流するため、エアは原
水と激しくミキシングされ微細な気泡となる。これによ
り原水に含まれる懸濁物質は気泡の持つ吸着作用とぬれ
作用により絡みあい、見かけ比重が小さくされ、気泡に
付着された状態で気泡の浮力により環状室中を上昇す
る。従って、たん白室など沈降しにくいコロイド状物質
も疎水性、親水性のいかんを問わず気泡に捕集される。
またアンモニア、亜硝酸、硫化水素等の揮発性溶存物も
吸着、酸化されて上昇する。単にエアを槽体の底から導
入したのでは、原水と効果的にミキシングできず、しか
も気泡が上昇する過程で粗大となるため、細かい懸濁物
質をうなく捕集することができない。
原水は環状室3を旋回上昇後、流れガイド17と第1の筒
体4との隙間17aを通って降下し、充填材31による抵抗
作用で適度に流速を弱められた後、第1の筒体2の下端
を潜り、内側の第2の筒体4間の環状流路5に流入し上
昇流となる。その上昇流は第2の筒体4の上端4aから流
入し、今度は下降流となって第2の筒体4内を流下し、
処理水取出し系10から外部へと取出される。
前記第2の筒体4の上端4aすなわち開口はタンク1の天
板部1bと所定の距離をおいて対峙しており、従って、そ
の天端4aのレベルが自動的に常時水位WLとなり、この水
位WLと天板部1bとの間の環状室頂部にリング状の密閉空
間14が創成されることになる。
前記のように懸濁物質や揮発性溶存物(汚物)を吸着し
た微細気泡は上記密閉空間14の水面に浮かぶことにより
微細な泡沫となってたまり、この泡沫と水面との界面現
象により汚物は濃縮され、密閉空間14のボリュームを越
えた泡状汚物は、汚物導出管13bから密閉容器13aへ流入
し、ここで適度に消ほうされ、汚物排出管13cから排出
される。
さらに、運転中にポンプ15bを作動すれば、環状室3の
下部から原水が取出され、これが上部に導入される間
に、循環用配管15aの途中に設けられている今1つの気
体混合機構11'からエアが添加され、気液混合物となっ
てらせん状に旋回上昇し、導入口60からの気液混合物と
撹拌される。これによる相乗効果で汚物分離効率はきわ
めて高くなり、原水中のSS,BOD,COD及び有害溶存物は大
幅に数値が低減し、pHも調整される。
なお、上記運転時にオゾン発生機12からオゾンを供給す
るときには、これが気体導管11cから原水中に添加混合
されるため、pH調整と雑菌の滅菌、鉄、マンガン、シア
ン化合物などの無機物質やトリクロエチレン等の他の有
機化合物の酸化分解が行われ、環状室3で微細な気泡を
絡みあって浮上分離される。また、遠赤外線放射機構16
を設けたときには、遠赤外線の作用により水の分子運動
が旺盛になるため、原水中への酸素溶存度が増すと共に
気泡がより微細化され、汚物分離効率がさらに向上す
る。
上記のように、原水は主処理装置Aにより処理されるこ
とでCOD、SS、pH等が調整され、BOD濃度も低減される。
このように低濃度成分となった処理水が取出し系10から
生物学的処理装置Bに送り込まれるため、ろ床の浄化能
力を左右する負荷を低レベルで一定かつ安定化すること
ができる。処理水は縦型の通水性筒体19dを上昇する間
に半径方向に流出してろ材19eにより接触し、処理水中
の酸素によりろ材表面に生物膜が形成され、これに処理
水が接触することにより有機物が付着され、膜中に拡散
し、膜中では酸素量のによる好気性、嫌気性微生物及び
食物連鎖の生態系は出現する。ろ材を急速に流下する部
分では主として浮遊性の有機物が除去され、ゆるやかに
流下する部分からは溶解性有機物が除去され、清水は多
孔板19fを抜け、浄水取出し系20から水槽Cに押込まれ
る。
上記のように懸濁物質や有害溶存物を吸着した泡状汚物
は、汚物排出管から導管13dを経て2次処理機構9に導
入されるが、さきに述べたように、水槽Cの生ずる汚れ
方は非常に多種多様であり、魚介類の種類によって食餌
から排泄までの時間が異なり、排泄物の構成(アンモニ
ア、尿酸)も異なり、また餌そのものも甲殻対やイカの
ように投入後短時間内でアンモニアを発生させるものが
ある。従って、密閉空間14から密閉容器13aに流入する
泡状汚物の性状と量は経時的に変動し、排泄物やアンモ
ニア発生量の多い餌投入時あるいは産卵時などにおいて
は多量の比較的水気の少ない泡状汚物が生ずる。そうで
ないときには、泡沫発生量が少ないため、水気をかなり
含み消泡しやすい泡状汚物あるいは極端な場合には水位
の変動でほとんど水に近いものが生ずる。このためその
まま廃棄物容器に排出させたのでは水槽Cの水が減少す
る。
しかるに本考案においては、導管13dを通った泡状汚物
が筒状体90内に吐出口130から放出されることにより壁
板91ないし仕切り板910に衝突し、これにより上部室93
または室930に分散される。泡が多い場合には泡が小さ
なボリュームに砕かれ飛び散る。この上部室又は室930
にはメッシュの細かいフィルタ部材9cが配されているた
め、泡分だけがこのフィルタ部材9cの上に溜められ、水
はフィルタ部材を抜け下方へと流れる。
第6図ないし第8図の実施例では、分離水は多孔板92を
通して下部室94に流下し、通孔95から集水筒96に流れ込
み、取入れ口97から泡分離部9bのろ材9fに接触し、物理
的あるいは好ましくは生物膜により浮遊性の有機物と溶
解性有機物が除去され、清水となって多孔板99から水槽
Cへと戻される。一方、フィルタ部材9cの上に溜められ
水分がほとんど抜かれ比重の軽くなった泡分は取出し管
9eからエアと共に排出される。
第9図の実施例では多孔板92を通って下部室94に流入し
た水はそのまま取入れ口97から泡分離部9bにてろ過ない
し生物膜で処理され、清水として水槽Cに戻される。
第10図の実施例においては、水分は最初の室930のフィ
ルタ部材9cを厚さ方向に抜け、仕切り板910の下端近く
の通孔950を抜けて次の室930に入り、同時に通孔950を
抜けるという過程を順次繰返して最終の室933から泡分
離部9bに流入し、処理される。一方、泡分は最初の室93
0の中に溜まるが、このボリュームを越える量になる
と、仕切り板910を乗越えて次の室931に入り、ここでフ
ィルタ部材9cの上に溜められつつ水分が抜き取られる。
この過程を繰返し、軽くなった泡分は取出し管9eからエ
アと共に排出される。
第10a図の実施例においては、フィルタ部材9cを通った
水分は下部室941を通って下流に送られる。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によれば、前段処理機により高効率
で微細な懸濁物質、有害難生分解物質及び有機窒素化合
物を分離除去し、これにより濃度調整と負荷の低減を図
ってから生物学的処理を行うため、目詰りや生物膜の剥
脱流出、代謝等を招くことなく長期にわたり安定した浄
化能力を持続することができ、水槽をほぼ永久的に良好
な環境条件に保つことができる。
しかも、それでいて構造が簡単小型で、可動部が少な
く、操作も簡単であり、さらに、前段処理で分離除去し
た汚物を2次処理し、泡分だけを捕集して取出し、水分
だけを浄化して直接的または間接的に水槽中に戻すた
め、水槽中の汚濁物質の量が変化してもこれに自在に対
応できると共に、水槽中の水の量に変動を来たさない。
従って、水槽のの管理が容易となり、特に清水補給が夢
難しい使用条件にも適合させることができるというすぐ
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る浄化装置の一実施例を示す部分切
欠斜視図、第2図は同じくその平面図、第3図は本体の
斜視図、第4図は前段処理機の断面図、第5図は気体混
合機構の一部切欠側面図、第6図は本考案における2次
処理機構の一例を示す部分切欠平面図、第7図は同じく
その縦断側面図、第8図は第7図VIII-VIII線に沿う断
面図、第9図は2次処理機構の別の実施例を示す部分切
欠側面図、第10図は同じく2次処理機構の他の実施例を
示す部分切欠側面図、第10a図はその変化例を示す部分
的断面図、第11図は本考案による浄化メカニズムを示す
説明図である。 A……前段処理機、B……生物学的処理機、C……水
槽、1……タンク状本体、2……第1の筒体、3……環
状室、4……第2の筒体、5……環状流路、6……原水
導入系、7……ポンプ、9……2次処理機構、9a……泡
分離部、9b……ろ過部、9c……フィルタ部材,9e……取
出し管、9f……ろ材、10……処理水取出し系、11,11′
……基体混合機構、13……汚物出し機構、14……密閉空
間、15……循環系、90……筒状体、93……多孔板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚介類を収容した水槽の水を循環しながら
    浄化する装置であって、 該装置が前段処理機と生物学的処理機からなり、前段処
    理機が、タンク状本体と、該タンク状本体の頂部からタ
    ンク底に到らぬ限度で垂下され、タンク状本体内面との
    間に環状室を形成する第1の筒体と、一端が環状室に開
    口し他端がポンプを介して水槽中に通じ、途中に気体混
    合機構を備えた原水導入系と、前記環状室と通じる環状
    流路を第1の筒体との間に形成するように位置され、上
    端がタンク内頂部に到らぬ限度の高さで開口する一方、
    下端が処理水取出し系を介して生物学的処理処理機に通
    じる第2の筒体と、導管により前記環状室の頂部密閉空
    間に通じ、気体混合汚水の撹拌により創成される微細気
    泡に絡ませられ捕集された汚濁物質を含む汚物をタンク
    外に排出する汚物取出し機構を備え、 かつ、前記汚物取出し機構の下流に、泡状汚物から泡分
    を捕集する泡分離部とこれを透過した水分のろ過部とを
    備えた2次処理機構を配し、汚物取出し機構から排出さ
    れた汚物からさらに泡分を分離し、水分をろ過して直接
    または間接的に水槽に戻すようにしたことを特徴とする
    活魚水槽類の水浄化装置。
  2. 【請求項2】泡分離部が内部に多孔板を張った筒状体を
    有し、この多孔板の上の上部室にメッシユの細かいフィ
    ルタ部材が配され、汚物取出し機構からの導管端部が上
    部室の前面壁に向かって開口し、同空間には2次処理泡
    物質の取出し導管が接続されており、ろ過部は、前記多
    孔板の下部室に通じ、内部に所要のろ材が充填されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の活魚水槽類の水
    浄化装置。
  3. 【請求項3】泡分離部が筒状体からなり、筒状体の内部
    に多孔板が張設され、多孔板の上にメッシユの細かいフ
    ィルタ部材が配され、汚物取出し機構からの導管端部が
    多孔板より上の前壁に向かって開口し、ろ過部は、仕切
    り板の下の室に通じ、内部に所要のろ材が充填されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の活魚水槽類の水
    浄化装置。
  4. 【請求項4】泡分離部が筒状体からなり、筒状体の内部
    が仕切り板により、少なくとも2室に区画され、各室内
    にメッシユの細かいフィルタ部材が配され、仕切り板の
    下部は通水孔により連通し、汚物取出し機構からの導管
    端部が最初の仕切り板に向かって開口し、ろ過部は、最
    終の室の下部に通じ、内部に所要のろ材が充填されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の活魚水槽類の水
    浄化装置。
JP10053989U 1989-08-30 1989-08-30 活魚水槽類の水浄化装置 Expired - Lifetime JPH0633826Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10053989U JPH0633826Y2 (ja) 1989-08-30 1989-08-30 活魚水槽類の水浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10053989U JPH0633826Y2 (ja) 1989-08-30 1989-08-30 活魚水槽類の水浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0343395U JPH0343395U (ja) 1991-04-23
JPH0633826Y2 true JPH0633826Y2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=31649542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10053989U Expired - Lifetime JPH0633826Y2 (ja) 1989-08-30 1989-08-30 活魚水槽類の水浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633826Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6263054B2 (ja) * 2014-03-13 2018-01-17 オルガノ株式会社 水処理装置および水処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0343395U (ja) 1991-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6517724B1 (en) Air charged backwashing bioclarifier
JP2875765B2 (ja) 高濃度排水の処理装置
FI100794B (fi) Menetelmä ja laite veden käsittelemiseksi
JP2007508813A (ja) 独立栄養硫黄脱窒室及びカルシウム反応器
JP5111757B2 (ja) 濾過ユニット
KR102246268B1 (ko) 기포사이즈가 상이한 다단수중 미세기포 발생장치와 산화성 가스를 이용한 폐수처리장치
JP3676157B2 (ja) 泡沫分離装置及びそれを用いた水浄化システム
JPH0633826Y2 (ja) 活魚水槽類の水浄化装置
JP3621859B2 (ja) 泡沫分離装置及びそれを用いた水浄化システム
JP3561460B2 (ja) 畜産排水の汚水処理方法とその装置
GB2146255A (en) Pond filter
JP2544712B2 (ja) 廃水処理設備
KR20120029743A (ko) 수족관 정수장치
JPH0710384B2 (ja) 汚水類処理装置
KR100430034B1 (ko) 오폐수처리장치 및 방법
JPH0647589Y2 (ja) 水槽類の浄化装置
JPH10165041A (ja) 水槽の水を循環濾過するための濾過槽および濾過方法
JP4013123B2 (ja) 好気処理槽の運転方法、好気処理槽及び汚水浄化槽
JPH0614880Y2 (ja) 汚水処理装置
CN217921789U (zh) 一种石油含油废水的深度处理装置
KR100714237B1 (ko) 엘씨알 순환 여과 유니트
JPH04134594U (ja) グリーストラツプ
JP3164138B2 (ja) 池水等の浄化装置
JPH08276195A (ja) 汚水の浄化方法及び汚水浄化装置並びに好気性微生物保持用担体
JP2007105640A (ja) 循環装置およびこれを用いた循環浄化槽、並びに汚水浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term