JPH06338819A - 腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機 - Google Patents

腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機

Info

Publication number
JPH06338819A
JPH06338819A JP6032432A JP3243294A JPH06338819A JP H06338819 A JPH06338819 A JP H06338819A JP 6032432 A JP6032432 A JP 6032432A JP 3243294 A JP3243294 A JP 3243294A JP H06338819 A JPH06338819 A JP H06338819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
arm
main body
circuit
arm mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6032432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3254880B2 (ja
Inventor
Norio Hama
範夫 浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP03243294A priority Critical patent/JP3254880B2/ja
Publication of JPH06338819A publication Critical patent/JPH06338819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3254880B2 publication Critical patent/JP3254880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ体として、スロットアンテナを用い
ると共に、その構造を改善して、さらに感度を向上可能
な腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備え
た無線機を実現すること。 【構成】 腕装着型携帯用無線機1では、無線機本体1
aの両側に対して、2本のバンド2a、2bが取り付け
られており、これらのバンド2a、2bに固定されたア
ンテナ板11を用いてアンテナ体13(スロットアンテ
ナ)が構成されている。無線機本体1aの表面側には、
データ表示装置3と、アンテナ体の一部を構成するため
の導電体板4a、4bが配置されており、これらの導電
体板4a、4bは、回路基板5の上方位置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕装着型の無線機など
に搭載される腕装着型アンテナ装置に関し、特に、その
内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、小型携帯用無線機には、その
アンテナとしてループアンテナを用いることが一般的で
あり、かかる電気的動作原理と構造は、たとえば、論文
「小型携帯無線機用ループアンテナ:National Technic
al Report Vol.19 No.2 Apr. 1973 」にも述べられてい
る。また、ループアンテナの長さ方向の中間位置にリア
クタンス素子を組み込んだ例もある。その他にも、周波
数が比較的高い場合には、逆Fアンテナが用いられるこ
ともある。
【0003】一方、小型携帯用無線機としては、腕など
に装着可能な腕装着型携帯用無線機に対する開発が進め
られ、その代表的なものとして、特開昭63−1589
24号には、ループアンテナを用いたものが記載され、
特開平4−211522号には、短縮ダイポール型アン
テナを用いたものが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、腕装着
型携帯用無線機などにループアンテナまたは短縮ダイポ
ールアンテナを用いた場合には、人体に装着したときに
感度指向特性が低下することが指摘されており、十分な
特性を発揮するには至っていない。
【0005】ここに、本発明者は、腕装着型携帯用無線
機にスロットアンテナを用いることを提案するものであ
る。このスロットアンテナを腕装着型携帯用無線機など
に搭載する場合には、無線機本体内部にアンテナの一部
として機能する導電体板を設ける一方、腕装着用バンド
の側にも導電体板を設け、これらの導電体板同士を接続
することによってスロットアンテナを構成する。かかる
構造のスロットアンテナを用いた腕装着型携帯用無線機
では、装着者のバンド長さにかかわらず、溝の周囲長と
導電体板幅によって、アンテナのインダクタンス値が規
定され、それを使用する者の腕の太さが異なっても、高
いアンテナ利得を維持することができるという利点があ
る。また、腕装着型携帯用無線機を腕に装着した状態で
は、溝が外周に向けて開口する状態にあるため、人体表
面あるいは腕表面上に生じる磁界成分を効率よく検出す
ることができるという利点もある。
【0006】しかしながら、腕装着型携帯用無線機など
に対しては、その高感度化が一層求められている状況に
あって、スロットアンテナを単に用いただけでは、その
感度を十分に向上できないという問題点がある。
【0007】その第1の理由は、スロットアンテナを用
いた腕装着型無線機の無線送受信部への接続点である給
電点は、必然的にスロットアンテナの長さ方向の中央部
付近となるため、この給電点は、種々の回路部品が配置
されている無線機本体内に位置することに起因する。す
なわち、給電点に相当するスロットアンテナの中央部付
近は、電波の放射エネルギーが最大となる部分である
が、その周囲には、狭い無線機本体内に、絶縁性物質、
損失物質、導電性物質などからなる種々の部品が配置さ
れており、そのうち、電波の放射方向に損失物質や導電
性物質からなる部品が配置されていると、放射エネルギ
ーが遮蔽または減衰してしまうからである。
【0008】第2の理由は、狭い無線機本体内では、デ
ジタル信号を処理するための回路や電圧昇圧回路(DC
/DCコンバータ)などのように、送受信感度に影響を
及ぼす雑音信号を発生させる回路部品をスロットアンテ
ナの中央部の周囲に配置せざるを得ないことに起因す
る。このため、雑音信号は、電源パターンなどに沿って
伝わる伝導雑音または空間に放射される放射雑音となっ
て、感度特性を低下させる。そのうち、放射雑音は、回
路方式によっては自己の無線機のみならず、他の無線機
への妨害を及ぼす場合もある。
【0009】第3の理由は、スロットアンテナに対して
は、その長さ方向の中央位置にリアクタンス素子を接続
し、特定の周波数に共振させるため、アンテナのうち、
無線機本体内に位置する部分が高インピーダンスになる
ことに起因する。すなわち、アンテナ回路のQが増大す
るため、腕装着時のアンテナインピーダンスが人体の影
響を受けてずれて、無線送受信部とアンテナ側との最適
整合状態がずれる結果、送受信感度を低下させてしまう
からである。ここで、Qを低下する目的に、回路側に素
子を追加してもよいが、かかる部品の追加は、腕装着型
携帯用無線機にとって小型化を妨げるという理由で好ま
しくない。
【0010】第4の理由は、腕装着型携帯用無線機で
は、腕装着用バンドにアンテナの一部を固定するため、
その強度を高くしなければならないという制約から、電
気的抵抗損失の増大を容認せざるを得ない場合があるか
らである。
【0011】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
アンテナ体として、スロットアンテナを用いると共に、
その構造を改善して、さらに感度を向上可能な腕装着型
アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機を
実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するために、本発明では、前記のすべての理由を解消
する場合には、腕装着用アンテナ装置およびそれを備え
る無線機の構成を以下のようにする。まず、腕装着用バ
ンドが両側に接続され、回路群が構成された回路基板を
内部に備える装置本体の両側において、長さ方向に溝が
形成されたアンテナ体を異なる長さをもって腕装着用バ
ンドにそれぞれ固定する。また、アンテナ体には、その
末端部における高周波電流に対する電気的抵抗を下げて
抵抗損失を低減する抵抗損失低減構造を設ける。さら
に、アンテナ体については、装置本体内では、回路基板
の上方位置において、溝を介して対向する部分のうちの
一方側が、回路群に含まれる高周波増幅回路の基準電位
側に接続された他方側に比して回路群に含まれる雑音発
生源から離れた位置で高周波増幅回路の信号電位側に接
続する構成とする。また、腕装着用バンドについては、
裏面側の肉厚がアンテナ体へのリアクタンス素子の接続
位置近傍で厚くする。
【0013】このように構成することによって、アンテ
ナ体の表面側には、回路基板がないので、アンテナから
放射される電波を遮らない。また、アンテナ体のうち、
高周波増幅回路の信号電位側に接続する側(高インピー
ダンス側)は、回路群に含まれる雑音信号発生源から離
れ、雑音信号発生源の近傍にあるのは、アンテナ体の低
インピーダンス側であるので、雑音信号は、アンテナ体
に入らない。さらに、アンテナ体は、装置本体の両側に
おいて、異なる長さをもって接続しているため、アンテ
ナ体の中央位置に対するリアクタンス素子の接続位置か
らずれた最適な位置、すなわち、低インピーダンス位置
に給電点を設定した場合でも、給電点は、装置本体内に
あり、最適インピーダンス接合を実現できる。また、ア
ンテナ体に対するリアクタンス素子の接続位置近傍(高
インピーダンス部分)では、腕装着用バンドの裏面側の
肉厚が厚いとともに、装置本体内でも、アンテナ体は、
回路基板の上方位置にあって、腕から最大限に離れた位
置に配置されているため、装着状態において、アンテナ
体に対する人体への影響を緩和できる。しかも、アンテ
ナ体の抵抗損失を低減してある。このように、前述した
ような感度の向上を妨げる各理由を解消できるので、感
度が向上する。
【0014】本発明において、アンテナ体から放射され
る電波を遮るものをその下方側に配置して感度を高める
場合には、腕装着用バンドが接続され、回路群が構成さ
れた回路基板を内部に備える装置本体と、この装置本体
および腕装着用バンドに固定され、長さ方向に溝が形成
されたアンテナ体とを設け、このアンテナ体は、装置本
体内では、回路基板の上方位置に配置した構成にする。
【0015】この場合には、装置本体内には、アンテナ
体の下方位置に、イメージ効果によって、アンテナ利得
を高めるための反射部材を配置することが好ましい。ま
た、装置本体には、その表面側で情報を表示可能な表示
部を設けた場合には、装置本体内では、表示部の両側に
アンテナ体を配置することもある。これに代えて、アン
テナ体を表示部に透明な導電性薄膜層として形成しても
よい。
【0016】本発明において、アンテナ体の表面側に電
波を遮るものを配置しない構造として、装置本体の外枠
部材の側面に対し、長さ方向に形成された溝が形成され
たアンテナ体を固定し、その溝が外枠部材の外周に向く
ようにしてもよい。
【0017】本発明において、雑音信号の影響を解消し
て感度を高める場合には、アンテナ体のうち、装置本体
内で溝を介して対向する部分の一方側を、回路群に含ま
れる高周波増幅回路の基準電位側に接続される他方側に
比して回路群に含まれる雑音信号発生源から離れた位置
で高周波増幅回路の信号電位側に接続した構成にする。
【0018】ここで、前記の他方側は、リアクタンス素
子を介して基準電位側に接続する場合がある。また、前
記の他方側には、それをより低インピーダンス化する目
的に、回路群を駆動するための電源素子、または雑音信
号発生源を覆うシールド体に電気的に接続する場合もあ
る。さらに、アンテナ体を回路基板の上方位置に配置す
るとともに、回路群に含まれる局部発振回路を回路基板
の下面側に形成することが好ましく、この場合には、局
部発振回路を、同電位にされた部材によって囲んだ構成
にすることが好ましい。
【0019】本発明において、リアクタンス素子の接続
位置から離間した最適位置に給電点を設定するにあたっ
て、給電点が装置本体内に位置するように、アンテナ体
の一部を構成するアンテナ板として、装置本体の両側に
異なる長さをもって接続するアンテナ板を用いた構成に
する。
【0020】ここで、アンテナ板のうち、短い方のアン
テナ板を、腕装着用バンド同士を結合するための尾錠が
取り付けられた側の腕装着用バンド側に配置し、長い方
のアンテナ板を、尾錠のピンを掛けるための止め穴が形
成された側の腕装着用バンドに配置することが好まし
い。この場合には、止め穴は、溝の幅方向の中央部分に
相当する位置に形成する。また、溝には、止め穴の形成
位置に相当する部分に止め穴の内径に対応する溝幅の拡
張部が形成する場合がある。さらに、リアクタンス素子
を、長い方のアンテナ板が固定された腕装着用バンドの
側に内蔵することが好ましい。この場合には、長い方の
アンテナ体では、アンテナ体の長さ方向の中央付近で溝
を介して対向する部分同士が内側に向けて張り出させる
ことによって、アンテナ板の重なり部を構成し、この重
なり部を利用して、リアクタンス素子としての容量素子
を形成することが好ましい。
【0021】本発明において、腕装着時の人体の影響を
防止する目的に、アンテナ体には、その長さ方向の中央
位置に溝を跨がってリアクタンス素子が接続し、アンテ
ナ体には、その末端側からリアクタンス素子の接続位置
に向かって形成度合いが高くなるような開口部を形成し
た構成にする。
【0022】または、腕装着用バンドにおいて、その末
端側からリアクタンス素子のアンテナ体への接続位置点
に向かって裏面側の肉厚を厚くした構成とする。この場
合には、腕装着用バンドの裏面側に、その末端側からリ
アクタンス素子のアンテナ体への接続位置近傍に向かっ
て高くなる突起を形成して、腕装着用バンドの裏面側の
肉厚をリアクタンス素子のアンテナ体への接続位置側で
厚くすることが好ましい。
【0023】本発明において、簡単な構成で抵抗損失を
低減する目的に、アンテナ体には、その末端部における
高周波電流に対する電気的抵抗を下げて抵抗損失を低減
する抵抗損失低減構造を設ける。
【0024】ここで、アンテナ損失低減構造としては、
金属板の圧延加工によって形成されたアンテナ体の末端
部表面において、圧延加工における圧延方向と、電流の
方向とを一致させた構造、または、アンテナ体の末端部
表面に良電気伝導性の金属層を被覆した構造を採用でき
る。
【0025】本発明においては、アンテナ体を長くする
ことなく、高波長の電波にも対応できるように、前記の
アンテナ体の少なくとも一方面側に高誘電率物質層を積
層することが好ましい。
【0026】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の実施例1に係る腕装着型携帯用無線機
(腕装着型アンテナ装置)の外観を示す説明図、図2
は、その無線機本体周囲の平面図、図3は、その無線機
本体周囲の縦断面図である。
【0027】これらの図において、本例の腕装着型携帯
用無線機1では、無線機本体1a(装置本体)の両側に
対して、2本のバンド2a、2b(腕装着用バンド)が
取り付けられており、これらのバンド2a、2bに固定
されたアンテナ板11を用いてアンテナ体13が構成さ
れている。なお、バンド2aの端部とバンド2bの端部
とは、中留め1fで結合しており、そこでは、アンテナ
板11同士が電気的に接続している必要はない。
【0028】無線機本体1aの表面側(腕装着型携帯用
無線機1を腕に装着した状態における外面側)には、図
2に示すように、各種の情報を表示するためのデータ表
示装置3と、アンテナ体の一部を構成するための導電体
板4a、4bが配置されている。ここで、バンド2a、
2bに固定されているアンテナ板11(11a、11
b、11c、11d)のうち、アンテナ板11aとアン
テナ板11bとは、導電体板4aによって電気的に接続
され、アンテナ板11cとアンテナ板11dとは、導電
体板4bによって電気的に接続されているため、それら
の間に溝13cが形成されたスロットアンテナとしての
アンテナ体13が構成されている。
【0029】無線機本体1aの内部には、図3に示すよ
うに、上段側(データ表示装置3が位置する側)から下
段側に向かって、導電体板4a、4b、回路基板5、導
電性の反射板6、電池8、裏蓋9が配置されている。回
路基板5には、各回路群が実装されており、また、回路
基板5の表面には、高周波グランドパターン(図示せ
ず。)も形成されている。ここで、回路基板5として多
層基板を用いた場合には、その内層部に高周波グランド
パターンを形成する。反射板6は、電池8のいずれか一
方の極に端子板7を介して電気的に接続されている。こ
れにより、導電体板4a、4bの下段側の高周波グラン
ド特性を確実なものにしてある。電池8は、裏蓋9を取
り外せば、容易に交換可能である。裏蓋9は、電池8の
一方の極に電気的に接続され、端子板(図示せず。)を
介して回路基板5にも電気的に接続されている。回路基
板5と反射板6とは、2つのコネクタ12bによって電
気的に接続されている。
【0030】本例において、回路基板5は、アンテナ体
13の導電体板4a、4bの下面側に配置されており、
回路基板5とアンテナ体13とは、2つの端子板12a
によって電気的に接続されている。この接続部がアンテ
ナ体13への給電部、あるいはリアクタンス素子の接続
点であり、給電部は、端子板12a付近の導電体板4
a、4bである。このため、アンテナ体13において、
アンテナ板11a、11b(あるいは、アンテナ板11
c、11d)のうち、給電部に近い部分、あるいは、導
電体板4a(あるいは、導電体板4b)は、高周波イン
ピーダンスが高くなり、かつ、電波の放射が最も強くな
る部分である。
【0031】このように構成した腕装着型携帯用無線機
1では、その表面側(データ表示装置3の側)で電波が
送受信されるため、その電波の放射エネルギーがデータ
表示装置3の側に指向性をもつように構成して、その損
失を小さくしてある。
【0032】すなわち、導電体板4a、4bの下面側
に、高周波グランドパターン面をもつ回路基板5や反射
板6を配置して、これらが反射器としての機能を発揮す
るようにし、指向性をデータ表示装置3の側に集中させ
ている。また、本例の腕装着型携帯用無線機1では、そ
れを腕に装着したとき、腕が裏蓋9に接することになる
が、アンテナ体13は、裏蓋9や反射板6によって腕か
ら遮蔽されているため、人体の影響を受けることがない
ので、アンテナのインピーダンスずれがなく、感度が高
い。
【0033】かかる効果を、本例の腕装着型携帯用無線
機1の動作と合わせて、図4(a)、(b)および図5
を参照して詳述する。
【0034】図4(a)は、スロットアンテナを用いた
場合の一般的な指向性を示す説明図、図4(b)は、本
例のアンテナの指向性を示す説明図である。図5は、本
発明の腕装着型携帯用無線機を個別選択呼出無線機とし
て動作させるための回路構成を示すブロック図である。
【0035】まず、図4(a)、(b)において、アン
テナ体13には、その中心線に沿って溝13cが形成さ
れた状態にあり、アンテナ体13の長さ方向の中央部に
は、コンデンサ18(リアクタンス素子)が溝13cを
跨ぐように接続される。ここで、コンデンサ18として
適正な容量のものを選択することによって、アンテナ体
13は、スロットアンテナとして機能する。なお、コン
デンサ18は、回路基板5の上に搭載されている。
【0036】このようなスロットアンテナにおいて、放
射される電波の偏波面の磁界を矢印Hで示し、電界を矢
印Eで表すと、スロットアンテナの放射パターン特性
は、図4(a)に2つの実線17で示すように、溝13
cに対して垂直の方向成分をもって2方向に広がる傾向
がある。なお、電波の放射中心は、溝13cの中央部に
ある。この特性は、スロットアンテナの代わりにダイポ
ールアンテナを仮定したときに、電界と磁界の向きを互
いに入れ換えた場合の放射特性と同じになり、このこと
は、当業者によく知られている事実である。
【0037】これに対して、本例では、アンテナ体13
がスロットアンテナであって、磁流アンテナ(磁界感応
型のアンテナ)であるため、アンテナ体13に平行かつ
その中央部に広がった状態に地板10を設けると、図4
(b)に実線19で示すように、放射パターン特性は、
図4(a)に示す特性に比して向上し、アンテナ利得が
高くなる。すなわち、本例では、地板10として、回路
基板5および反射板6をアンテナ体13(導電体板4
a、4b)の下面側に配置し、アンテナ体13から表面
側への電波の放射を妨げないようになっている。また、
地板10としての回路基板5および反射板6は、表面側
への反射器としての効果(イメージ効果)によって、指
向性利得を約2倍にまで高めている。さらに、腕装着型
携帯用無線機1を腕に装着した状態では、回路基板5お
よび反射板6の下面側に腕があることになって、腕自身
も地板10としての機能を発揮する。この現象は、人体
近傍の磁界を積極的に利用した結果である。
【0038】なお、コンデンサ18の接続点の一方に
は、高周波増幅回路14が接続され、他方の接続点は、
グランド15に接続されている。高周波増幅回路14
は、図5に示す回路100の送受信無線部102の内部
に構成されている。この回路100では、アンテナ体1
3に対する送受信無線部102および波形整形回路10
3、これらの回路に対する電力供給を制御する電源制御
回路104、この電源制御回路104を制御する制御部
105が形成されている。本例では、さらに、制御部1
05において比較される固有呼出番号が記録されている
P−ROM(プログラマブル・リードオンリーメモリ)
106と、固定呼出番号に付随する伝達情報が記録され
ているRAM(ランダムアクセスメモリ)109と、情
報を表示するためのデータ表示部3のLCD112(液
晶表示装置)を制御するLCD駆動回路110と、LC
D駆動回路110の制御に用いられるクロック信号を送
出するための発振回路111とが形成されており、これ
らの電源制御回路104、制御部105、RAM10
9、LCD駆動回路110および発振回路111によっ
て、メッセージ処理部114が構成されている。また、
メッセージ処理部114で処理されたメッセージをLC
D112で表示するとともに、メッセージが記憶されて
いることを伝達するための警報駆動回路107、ブザ
ー、LEDまたはバイブレーターなどの警報装置10
8、無線機を操作するための外部操作部113も構成さ
れている。
【0039】ここで、送受信無線部102は、シングル
スーパーヘテロダイン方式の場合には、図6(a)にブ
ロック図で模式的に示すように、アンテナ体13に対
し、RF増幅器201(高周波増幅回路14)、混合器
202、およびIF増幅器203が構成されており、C
PU206から希望周波数に対応する分周比信号がPL
L200のプリスケーラ207に出力されると、プリス
ケーラ207は、分周比信号に基づいて、VCO208
の現在の周波数を分周し、たとえば、51kHzの方形
波信号を位相比較器209に出力する。基準発振器21
0は、たとえば、50kHzで常に発振しており、51
kHzの方形波信号との間に1kHzのずれがあるた
め、位相比較器209は、1kHzのずれに対応するパ
ルス幅をもつ方形波信号を出力し、それをローパスフィ
ルタ211で略直流の電圧信号とする。この直流電圧信
号は、VCO208に印加されて、VCO208から混
合器202に出力する希望周波数を変更するようになっ
ている。従って、シングルスーパーヘテロダイン方式で
は、受信した高周波信号と、発振器の出力とを混合器2
02で混合して、これらの差に対応する中間周波数に変
換した後に、受信信号を復調するようになっている。こ
こで、中間周波数としては、一般的に455kHzであ
る。また、基準発振器210の周波数は、たとえば、2
〜3MHzの場合もある。なお、図5に示す波形成形回
路103は、図6(a)における検波器204に相当す
る。また、図5に示す制御部105は、図6(a)にお
けるデコーダ205およびCPU206を一体にしたも
のである。
【0040】これに対して、ダイレクトコンバージョン
方式では、図6(b)にブロック図で模式的に示すよう
に、アンテナ体13に対し、RF増幅器301(高周波
増幅回路14)、混合器302、ローパスフィルタ30
3、検波器304、デコーダー305、およびCPU3
06が構成されており、シングルスーパーヘテロダイン
方式と相違して、中間周波数への変換が行なわれない。
すなわち、中間周波数が0Hzであると見做すことがで
き、ローパスフィルタ303は、0〜10kHz付近の
ベースバンド周波数を通過させるフィルタである。従っ
て、ダイレクトコンバージョン方式では、回線周波数
と、局部発振器307の発振周波数とが同じになり、こ
の条件下でベースバンドに信号が入ってくる。
【0041】なお、図6(a)、(b)に示すRF20
1、203は、以下の説明のうち、たとえば、図20な
どにおける高周波増幅回路14に相当し、RF201、
203の出力点は、図20などにおける端子16に相当
する。
【0042】再び、図5において、所定の回線周波数で
送信されてくる信号は、アンテナ体13を介して送受信
無線部102で復調され、波形整形回路103で矩形波
に変換される。この波形整形回路103および送受信無
線部102に対しては、制御部105および電源制御回
路104による制御に基づいて、信号を受信している時
間に限って電力が供給される。制御部105は、かかる
電力供給を管理するためのバッテリーセイビングタイミ
ング信号を発生し、電源制御回路104を制御するとと
もに、受信信号とのビット同期およびフレーム同期を行
う。さらに、P−ROM106に記録されている固有呼
出信号と、波形整形回路103から供給される受信信号
との比較を誤り制御付きで行われ、記録されている固有
呼出信号が呼び出されたか否かの判定が行われる。ま
た、水晶などの基準信号源である発振回路111からの
信号を形成する計測機能も有する。
【0043】従って、呼出が確認されると、固有呼出信
号に続いて、メッセージデータが受信され、RAM10
9に記憶される。そして、警報駆動回路107を介し
て、警報装置108により、使用者に呼出があったこと
を知らせる。また、RAM109に記憶されているメッ
セージは、スイッチ類からなる外部操作部113を操作
することによって、制御部105を介してLCD駆動回
路110に出力され、LCD駆動回路110は、発振回
路111から出力されたクロック信号に基づいて制御さ
れながらメッセージをLCD112に表示させる。
【0044】以上のとおり、腕装着型携帯用無線機1で
は、アンテナ体13に対しては、その中心部に給電点を
設定するため、電波の放射エネルギーが最大となる部分
は、狭い無線機本体1a内部に位置することになる。こ
こで、無線機本体1aの内部には、回路基板5などの絶
縁性物質、損失物質、導電性物質などからなる種々の部
品が配置されているため、従来のように、アンテナ体1
3からの電波の放射方向に回路基板5などを配置する
と、その放射パターンは、図7に実線21で示すよう
に、4つに分割された状態になって感度が低下する。
【0045】これに対して、本例では、図8に示すよう
に、アンテナ体13の下面側に回路基板5を配置して、
その電波の放射方向を遮らないようにしてあるため、電
波の放射エネルギーが遮蔽または減衰しない。また、ア
ンテナ体13の下面側に回路基板5および反射板6を配
置することにより、それらのイメージ効果によって、指
向性をさらに高めることができる。それ故、本例の腕装
着型携帯用無線機1の放射パターンは、実線20で示す
ように、無線機本体1aの表面側に向かって高い指向性
を示す。また、アンテナ体13の下面側に回路基板5お
よび反射板6を配置することによって、人体からの影響
を遮蔽することができるので、腕に装着したときでも、
無線送受信部側とアンテナ体側とのインピーダンスの整
合がくずれない。
【0046】実施例2 実施例1では、導電体板4a、4bの下面側に回路基板
5を配置するにあたって、導電体板4a、4bを回路基
板5とデータ表示装置3との間に配置したが、本例で
は、図9に示すように、導電体板4a、4bをデータ表
示装置3の上面側に配置してあり、導電体板4a、4b
は、無線機本体1aの表面側(データ表示装置3の側)
に被せられたケース1cの裏側に位置する。
【0047】ここで、導電体板4a、4bがデータ表示
装置3を覆わないように、本例では、図10に示すよう
に、導電体板4a、4bは、データ表示装置3の外側に
配置されている。それ故、本例では、アンテナ体13の
上面側には、回路基板5は勿論のこと、データ表示装置
3もないので、アンテナ体13から放射される電波は、
減衰しないので、放射エネルギーをさらに高めることが
できる。
【0048】なお、無線機本体1aの側の導電体板4
a、4bと、バンド2a、2bの側のアンテナ板11a
〜11dとを接続するにあたって、それらを無線機本体
1aの周囲で接続した構造の他にも、導電体板4a、4
bとアンテナ板11a〜11dとを一体に形成した構造
も採用できる。また、図11(a)に示すように、無線
機本体1aの側から導電体板4a、4bの端部4gを突
出させ、これらの端部4gに対して、アンテナ板11a
〜11dをバンド2a、2bの内部で接続する構造を採
用することもできる。
【0049】さらに、図11(b)に示すように、無線
機本体1aの外枠1bと、導電体板4a、4bとが一体
に構成され、外枠1bの内周面に沿って導電体板4a、
4bが内蔵された構造を採用してもよい。
【0050】実施例3 図12は、実施例3に係る腕装着型携帯用無線機30の
無線機本体周囲の平面図である。なお、本例の腕装着型
携帯用無線機30および以下に述べる実施例4ないし実
施例18に係る腕装着型携帯用無線機は、いずれも、基
本的な構成が実施例1に係る腕装着型携帯用無線機と同
様であるため、共通する機能を有する部分には同符号を
付して、それらの詳細な説明を省略する。
【0051】本例の腕装着型携帯用無線機30では、無
線機本体1aが針式時計であり、時刻を示す指針23、
文字盤24およびリューズ25を有し、文字盤24の外
枠30aの表面側(いわゆるベゼル部)に導電体板4
a、4bが形成されている。導電体板4a、4bは、そ
れぞれ、バンド2a、2bの内部のアンテナ板11a〜
11dに対して電気的に接続されており、これらの導電
体板4a、4b、およびアンテナ板11a〜11dによ
って、溝13cが形成されたアンテナ体13(スロット
アンテナ)が構成されている。
【0052】このように構成した腕装着型携帯用無線機
30においても、導電体板4a、4bは、無線機本体1
aの表面側(文字盤側)にある。ここで、文字盤24
は、非金属であるため、導電体板4a、4bからの電波
の放射を遮蔽しない。また、導電体板4a、4bは、無
線機本体1aの内部に配置されている回路基板5に対し
ては、上面側(文字盤側)に位置する。従って、アンテ
ナ体13に対しては、その長さ方向の中心部に相当する
導電体板4a、4bに給電点を設定するため、電波の放
射エネルギーが最大となる部分は、無線機本体1aの表
面側に位置することになる。それ故、本例の腕装着型携
帯用無線機30によれば、電波の放射エネルギーは、減
衰しない。また、アンテナ体13の下面側に配置された
回路基板5などが反射器として機能して、指向性を向上
することができる。しかも、人体からの影響を回路基板
5などで遮蔽することができるので、腕装着したときで
も、無線送受信部側とアンテナ体側との整合状態がずれ
ない。
【0053】実施例4 図13は、実施例4に係る腕装着型携帯用無線機35の
無線機本体周囲の平面図である。
【0054】本例の腕装着型携帯用無線機35でも、無
線機本体1aの内部にアンテナ体13の一部を構成する
にあたって、その外枠35aに導電体板4c〜4fを形
成するとともに、データ表示装置3の表示面3aに薄膜
の2列の導電パターン29a、29bを形成する。ここ
で、導電体板4c〜4fのうち、対応する導電体板同士
を導電パターン29a、29bによって電気的に接続し
てある。導電体板4c〜4fは、それぞれ、バンド2
a、2bの内部のアンテナ板11a〜11dに対して電
気的に接続されており、これらの導電パターン29a、
29b、導電体板4c〜4f、およびアンテナ板11a
〜11dによって、溝13cが形成されたアンテナ体1
3(スロットアンテナ)が構成されている。なお、デー
タ表示装置3には、導電パターン29a、29bととも
に、セグメント電極32、およびそれを駆動するための
電圧を印加する回路パターン31も形成されている。
【0055】ここで、データ表示装置3の表示面3a
は、無線機本体1aの表面側に位置しているため、導電
パターン29a、29bも、無線機本体1aの表面側に
位置しており、無線機本体1a内の回路基板5などは、
導電パターン29a、29bの下面側に位置することに
なる。また、導電パターン29a、29bは、薄膜であ
るため、高い光透過性を有するので、データ表示装置3
に対し、広い領域に形成しても、データ表示装置3にお
ける表示を妨げない。
【0056】このように構成した腕装着型携帯用無線機
35でも、アンテナ体13に対しては、その中心部に相
当する導電パターン29a、29bに給電点を設定する
ため、電波の放射エネルギーが最大となる部分は、無線
機本体1aの最表面に位置することになる。従って、本
例の腕装着型携帯用無線機35によれば、電波の放射エ
ネルギーは、減衰しないとともに、アンテナ体13の下
面側に配置された回路基板5のイメージ効果によって、
指向性をさらに向上することができる。また、実施例1
と同様に、人体からの影響を遮蔽することができるの
で、腕装着したときでも、無線送受信部側とアンテナ体
側との整合状態がずれない。
【0057】なお、導電パターン29a、29bは、デ
ータ表示装置3において多層に形成されている回路パタ
ーンのうち、最上層に形成してもよいが、中間層や下層
に形成してもよい。
【0058】実施例5 図14(a)は、本例に係る腕装着型携帯用無線機38
の無線機本体周囲の平面図、図14(b)は、その側面
図である。
【0059】本例の腕装着型携帯用無線機38では、無
線機本体1aが針式時計であり、時刻を示す指針23、
文字盤24およびリューズ25を有し、文字盤24の外
枠38aの外周側面にアンテナ体39全体を構成してあ
る。
【0060】アンテナ体39は、図14(b)に示すよ
うに、外枠38aに対して、外周側に溝39cを向けた
スロットアンテナであり、無線機本体1aに接続された
バンド2a、2bには、形成されていない。すなわち、
アンテナ体39は、外枠38aにおいて、バンド2bの
側に端部39dがあって、そこから外枠38aの外側を
1周して、反対側の端部39eがバンド2bの側に戻る
ように配置されている。
【0061】このように構成した腕装着型携帯用無線機
38では、アンテナ体39が無線機本体1aの外側に位
置しているため、その外側には、アンテナ体39から放
射された電波を遮るものがない。特に、アンテナ体39
に対しては、その長さ方向の中心位置、すなわち、バン
ド2aの側に給電点を設定してあり、この部分にも放射
された電波を遮るものがない。それ故、本例の腕装着型
携帯用無線機38によれば、電波の放射エネルギーは、
減衰しないとともに、無線機本体1aの内部に配置され
た回路基板や外枠38a自身のイメージ効果などによっ
て高い感度を示す。
【0062】実施例6 図15は、本例の腕装着型携帯用無線機40の全体構成
を示す外観図、図16は、そのX−Y線における断面
図、図17は、そのZ−U線における断面図である。
【0063】これらの図において、本例の腕装着型携帯
用無線機40の無線機本体1aには、それを腕に装着す
るためのバンド2a、2bが取り付けられており、無線
機本体1aの表面側には、データ表示装置3およびスイ
ッチ1s(外部操作部)が配置されている。バンド2a
の末端側には、バンド2a、2bを結合する手段として
の尾錠67が取り付けられ、バンド2bの側には、尾錠
67の位置決め用ピン68を差し込むための穴69が形
成されている。なお、バンド2aには、バンド2bの余
り部分を保持するためのバンド留め2gが取り付けられ
ている。
【0064】このような結合機構は、腕時計などに一般
的に採用されているが、ループアンテナを利用した従来
の腕装着型携帯用無線機では、アンテナの末端同士を電
気的に接続する必要があるため、採用できなかった。こ
れに対して、本例では、スロットアンテナを採用してい
るため、アンテナの末端同士を電気的に接続する必要が
ないので、このような簡単な結合方法を採用できる。ま
た、ループアンテナでは、尾錠側がアンテナ体に電気的
に接続するため、尾錠側から無線機本体側に向かう静電
気の影響に対する対策が必要であったが、本例では、尾
錠67がアンテナ体13から絶縁分離された状態にある
ため、静電気対策を施す必要がなく、通常の腕時計と同
様に扱うことができる。
【0065】バンド2a、2bには、図16に示すよう
に、アンテナ板11a〜11dが内蔵されており、後述
するとおり、アンテナ体11a、11bは、無線機本体
1aの内部に配置された導電体板4aに導電接続し、ア
ンテナ板11c、11dは、無線機本体1aの内部に配
置された導電体板4bに導電接続している。
【0066】図16および図17において、無線機本体
1aでは、ケース401の内部に回路基板5が水平に配
置され、その上面側(データ表示装置3が位置する側)
では、導電性ゴム406を介してスイッチ1sが接続し
ている。また、回路基板5の上面側には、パネル枠3a
の内側にデータ表示装置3が構成されており、そのパネ
ル3bは、導電性ゴム407を介して回路基板5に導電
接続している。なお、パネル3bの上面側には、保護用
レンズ3dが配置され、パネル3bと回路基板5との間
には、パネル3bに対する光学的な反射板3cが配置さ
れている。
【0067】さらに、回路基板5の上方位置には、導電
体板4a、4bが配置され、この導電体板4a、4bの
端部には、ケース401を貫通する接続ピン405を介
してアンテナ板11a〜11dの端部が導電接続してい
る。また、導体板4a、4bは、端子板12aを介して
回路基板5の表面側に導電接続している。なお、図16
および図17では、導電体板4a、4bの一部のみが図
示されているが、導電体板4a、4bは、図17にパネ
ル枠3aの上隅に表されているとおり、ケース401の
内面に沿って形成され、導電体板4aは、アンテナ板1
1aとアンテナ板11bとを導電接続している。また、
導電体板4bは、アンテナ板11cとアンテナ板11d
とを導電接続している。
【0068】回路基板5の下面側では、電池枠403内
に電池8が装着されており、その負極側は、電極404
を介して回路基板のグランドパターンに接続されてい
る。なお、ケース401は、その裏面側が裏蓋9で塞が
れている。
【0069】ここで、図5および図6に示した無線機回
路102などを構成するために、回路基板5の上面側に
は、図16に示すように、X方向からY方向に向かっ
て、デコーダ503、CPU504、デジタル回路部品
506などが実装され、デジタル回路5aが形成されて
いる。また、回路基板5の下面側(裏蓋9の側)では、
図16に示すように、X方向からY方向に向かって、高
周波増幅回路14(RF増幅器)を構成する回路素子1
4a、RF−IC513、アナログ回路部品519など
が実装され、また、図17に示すように、U方向からZ
方向に向かって、チップコンデンサ514、タンタルコ
ンデンサ515、RF−IC513、シールドケース4
8で覆われた局部発振用回路素子512aおよび局部発
振用回路基板512b、水晶振動子511(基準発振
器)などが実装されて、アナログ回路5bが形成されて
いる。それらの位置関係を図18および図19を参照し
て詳述する。
【0070】図18は、回路基板の上面側の構造を模式
的に示す概略平面図、図19は、回路基板の下面側の構
造を模式的に示す概略底面図である。
【0071】図18に示すように、回路基板5の上面側
では、導電体板4a、4bが回路基板5の外周縁に沿っ
て配置され、その端部が接点16a〜16dで回路基板
5に接続されている。これらの接点16a〜16dのう
ち、接点16c、16dの間には、コンデンサ18が介
挿されている。また、回路基板5の上面側には、U方向
からZ方向に向かって、デジタル回路5aを構成するた
めのチップコンデンサ505、デコーダ503、CPU
504、DC−DCコンバータ501、E2 −PROM
502などが実装されており、このデジタル回路5aに
よって、無線機で用いられるデータデコード回路、中央
演算処理回路、データ記憶回路、データ表示回路、位相
制御回路、位相比較器などのデジタルデータを処理する
ための全ての回路が構成されている。また、データ表示
装置3のパネル駆動用端子407aも形成されている。
ここで、DC−DCコンバータ501は、回路基板5の
Z方向側に偏った位置に配置され、導電体板4bよりも
導電体板4aに近い位置にある。
【0072】これに対し、回路基板5の下面側では、図
19に示すように、U方向からZ方向に向かって、アナ
ログ回路5bを構成するためのタンタルコンデンサ51
5、高周波増幅回路14、チップコンデンサ514、R
F−IC513、シールドケース47で覆われた局部発
振回路512、水晶振動子511が配置され、発振回路
512および水晶振動子511は、回路基板5の最もZ
方向側に配置されている。また、回路基板5の下面側に
は、高周波増幅回路14との接点16eと、コンデンサ
46aを介してグランド15に接続された接点16fと
が形成されている。ここで、接点16eは、回路基板5
の表面側の接点16aにスルーホールを介して導電接続
しているため、高周波増幅回路14は、導電体板4bに
導電接続している。一方、接点16eは、回路基板5の
表面側の接点16bにスルーホールを介して導電接続し
ているため、導電体板4aには、グランド電位が印加さ
れるようになっている。なお、回路基板5の下面側に
は、ブザー516、およびバックアップ用コンデンサ5
19も実装されている。
【0073】このような構成の腕装着型携帯用無線機4
0では、その横断面の特徴点を図20に模式的に示すよ
うに、2本のバンド2a、2bに固定されているアンテ
ナ板11a〜11dと、無線機本体1aの内部に配置さ
れた導電体板4a、4bとが互いに接続されて、それら
の間に溝13cが形成された状態にあるアンテナ体13
(スロットアンテナ)が構成された状態にある。ここ
で、導電体板4aは、接点16bにおいて回路基板5の
グランド15に接続されている。一方、導電体板4b
は、接点16aにおいて高周波増幅回路14に接続され
ている。また、高周波増幅回路14は、回路基板5のグ
ランド15にも接続されて、導電体板4aに電気的に接
続されている状態に表される。このため、導電体板4
a、4bは、不平衡の関係にあって、電位の差が生じる
状態にある。
【0074】ここで、デジタル回路5aのうち、雑音信
号の発生源となるDC−DCコンバータ501は、導電
体板4aの近傍に配置された構造になっている。また、
アナログ回路5bのうち、雑音(妨害)信号の発生源と
なる水晶振動子511(ここでは、90MHzの固有周
波数)や局部発振回路512も、導電体板4aの近傍に
配置され、導電体板4bは、水晶振動子511、局部発
振回路512、およびDC−DCコンバータ501など
の雑音信号発生源から離れた位置にある。従って、局部
発振回路512やDC−DCコンバータ501などから
雑音信号が放射されても、導電体板4aは、グランド1
5に接続して高周波的に低インピーダンスであるため、
導電体板4aには、雑音信号が入らない。一方、導電体
板4bは、高周波的に高インピーダンスであるが、デジ
タル回路5aから離れた位置にあるため、それにも雑音
信号が入らない。
【0075】特に、ダイレクトコンバージョンなどの直
接変換検波方式を採用した無線機では、局部発振周波数
が受信周波数に極めて近いため、自己の局部発振が雑音
としてアンテナ体13に入りやすいので、自他の無線機
に対して送受信を妨害しやすい傾向があるが、本例の腕
装着型携帯用無線機40では、高周波的に低インピーダ
ンスの導電体板4aに近くて、高周波的に高インピーダ
ンスの導電体板4bから遠い位置、すなわち、デジタル
回路5aのDC−DCコンバータ501と同様の位置
に、局部発振回路512を構成してあるため、それから
放射される雑音信号が外部に放射されない。
【0076】なお、DC−DCコンバータ501や局部
発振回路512の他にも、図5に示す回路100のう
ち、メッセージ処理部114、P−ROM106、警報
駆動回路107なども、雑音信号発生源となり得ること
から、これらの回路も、高周波的に高インピーダンスと
なる導電体板4bから遠くに離すことにより、導電体板
4bに雑音信号が入らないようにすることができる。
【0077】また、縦断面の特徴点を図21に模式的に
示すように、無線機本体1aの内部では、実施例1に係
る腕装着型携帯用無線機1と同様に、導電体板4a、4
bの下面側に高周波グランドパターン面をもつ回路基板
5が位置し、回路基板5は、反射器としての機能を発揮
するようになっている。しかも、本例の腕装着型携帯用
無線機40でも、それを腕に装着したときには、腕が裏
蓋9に接することになるが、アンテナ体13は、裏蓋9
や反射板6によって腕から遮蔽されているため、人体の
影響を受けることがない。
【0078】実施例7 図22(a)は、本例の腕装着型携帯用無線機45の無
線機本体周囲の横断面図である。
【0079】本例の腕装着型携帯用無線機45でも、実
施例1に係る腕装着型携帯用無線機1と同様に、無線機
本体1aの両側において、2本のバンド2a、2b(腕
装着用バンド)に固定されているアンテナ板11a〜1
1dと、無線機本体1aの内部に配置された導電体板4
a、4bとが互いに接続されて、それらの間に溝13c
が形成された状態にあるアンテナ体13(スロットアン
テナ)が構成されている。無線機本体1aの内部では、
導電体板4a、4bの下面側に高周波グランドパターン
面をもつ回路基板5や反射板6を配置して、これらを反
射器としての機能を発揮させ、指向性をデータ表示装置
3の側に集中させている。また、本例の腕装着型携帯用
無線機45でも、それを腕に装着した状態では、腕が裏
蓋9に接することになるが、この状態でも、アンテナ体
13は、裏蓋9や反射板6によって腕から遮蔽されてい
るため、人体の影響を受けることがない。
【0080】導電体板4bは、実施例6に係る腕装着型
携帯用無線機40と同様に、接点16aにおいて高周波
増幅回路14に接続され、この高周波増幅回路14は、
回路基板5のグランド15に接続されている。一方、導
電体板4aは、接点16bで回路基板5のグランド15
aに接続されており、導電体板4a、4bは、不平衡の
関係にあって、電位の差が生じる状態にある。また、導
電体板4aは、導電体板4bに比較してデジタル回路5
aのDC−DCコンバータ501などの雑音信号発生源
の近傍に配置されている。
【0081】本例では、導電体4aは、無線機本体1a
の内部で2分割された状態にあって、その端部4h、4
iは、いずれも電池8(ボタン電池)の負極(グランド
電位)に接続されている。このため、導電体4aは、よ
り低インピーダンスになっている。
【0082】このように構成した腕装着型携帯用無線機
45でも、デジタル回路5aには、DC−DCコンバー
タ501などの雑音信号発生源が含まれているが、本例
でも、デジタル回路5aの近傍に低インピーダンスの導
電体板4aを配置する一方、そこから離間した位置に高
インピーダンスの導電体板4bを配置してあるため、デ
ジタル回路5aから放射された雑音信号が導電体板4
a、4bに入りにくいなど、実施例6と同様な効果を奏
する。
【0083】なお、導電体4aの端部4h、4i同士を
電池8を介して接続するにあたって、高周波信号を扱う
回路という観点からすれば、電池8の正極を介して接続
してもよく、この場合には、導電体板4aの接点16b
と、回路基板5のグランド15との間には、点線46で
示すように、高周波領域におけるインピーダンスが低い
コンデンサ(リアクタンス素子)を挿入する。
【0084】実施例8 図22(b)は、本例の腕装着型携帯用無線機47の無
線機本体周囲の横断面図である。
【0085】本例の腕装着型携帯用無線機47でも、実
施例6に係る腕装着型携帯用無線機40と同様に、導電
体板4bは、接点16aにおいて高周波増幅回路14に
接続され、この高周波増幅回路14は、回路基板5のグ
ランド15に接続されている。一方、導電体板4aは、
デジタル回路5aやアナログ回路5bの雑音信号発生源
の近傍に配置されている。
【0086】導電体4aは、無線機本体1aの内部で2
分割された状態にあって、その端部4h、4iは、いず
れも、デジタル回路5aやアナログ回路5bの雑音信号
発生源を覆うシールドケース48aに接続されている。
このため、導電体4aは、より低インピーダンスになっ
ている。なお、シールドケース48aも高周波的には電
池8の正極および負極のいずれに接続していてもよい
が、正極に接続する場合には、接点16bとグランド1
5との間に低インピーダンスのコンデンサを介挿すれば
よい。
【0087】このように構成した腕装着型携帯用無線機
47では、雑音信号がシールドケース48aから漏れて
も、シールドケース48aの近傍に低インピーダンスの
導電体板4aを配置する一方、そこから離間した位置に
高インピーダンスの導電体板4bを配置してあるため、
雑音信号は、導電体板4a、4bに侵入しにくいなど、
実施例6と同様な効果を奏する。
【0088】たとえば、従来の腕装着型携帯用無線機の
うち、図6(a)に示すスーパーヘテロダイン方式で
は、基準発振器210が発する信号の周波数、たとえ
ば、50kHzおよびそのn倍に相当する周波数(n
は、自然数)付近の雑音信号を発生し、図6(b)に示
すダイレクトコンバージョン方式では、局部発振器30
7の水晶振動子が雑音信号を発生し、これらの雑音信号
のレベルは、図23において実線50で表される。ま
た、その他のデジタル回路が発するデジタル雑音のレベ
ルは、実線51で表され、いずれの雑音も高いレベルに
ある。特に、ダイレクトコンバージョン方式では、アン
テナ13の同調周波数を局部発振器の発振周波数に一致
させるため、局部発振器の発振信号がアンテナ体13に
飛び込みやすい。これに対し、実施例6ないし実施例8
に係る腕装着型携帯用無線機によれば、高周波的に高イ
ンピーダンスである導電体板4bを雑音発生源から離し
てあるため、雑音がアンテナ体13の入りにくいので、
実線52で表されるまで、雑音レベルを低減できること
ができる。
【0089】実施例9 図24は、本例の腕装着型携帯用無線機55の無線機本
体周囲の縦断面図である。
【0090】本例の腕装着型携帯用無線機55では、無
線機本体1aの内部でアンテナ体13が局部発振回路5
12からの雑音信号を受けないように、回路基板5の下
面側に局部発振回路512を形成し、局部発振回路51
2の上方を回路基板5の上面または下面に形成されたグ
ランドパターン面500で覆ってある。また、局部発振
回路512の下面側を電池8で覆ってある。ここで、電
池8は、裏蓋9が正極であるため、局部発振回路512
の下面側は、電池8の負極(グランド電位)で覆われた
状態にある。すなわち、局部発振回路512は、周囲が
同じ電位の部材で囲まれているため、雑音信号を放射し
ない。
【0091】実施例10 図25は、本例の腕装着型携帯用無線機60のアンテナ
体の構成を示す説明図である。
【0092】本例の腕装着型携帯用無線機60の無線機
本体1aには、実施例6に係る腕装着型携帯用無線機4
0と同様に、それを腕に装着するためのバンド2a、2
bが取り付けられている。バンド2aの末端側には、バ
ンド2a、2bを結合する手段としての尾錠67が取り
付けられ、バンド2bの側には、位置決め用ピン68を
差し込むための穴69が形成されている。穴69は、ア
ンテナ体13の溝13cに対応する位置に形成されてい
る。
【0093】無線機本体1aの内部には、導電体板4
a、4bが配置され、バンド2a、2bには、アンテナ
板11(11a〜11d)が固定されている。アンテナ
板11a〜11dは、導電体板4a、4bを介してそれ
ぞれ電気的に接続されて、アンテナ体13を構成してい
る。
【0094】本例では、バンド2bの長さをバンド2a
の長さに比して長く設定してあるとともに、それらに固
定されているアンテナ板11b、11dの長さをアンテ
ナ板11a、11cの長さに比して長く設定してある。
すなわち、アンテナ体13において、アンテナ板11
a、11cの側67aの長さL1と、アンテナ板11
b、11dの側67bの長さL2とが等しくなる位置付
近に、無線機本体1aのバンド2bが接続する一方の端
部1a′(腕時計におけるいわゆる6時側)が位置して
いる。従って、アンテナ体13の長さ方向の中央位置に
コンデンサ18を接続すると、コンデンサ18は、無線
機本体1aの内部において、一方の端部1a′の側に配
置されることになる。
【0095】一方、無線機本体1aの内部において、バ
ンド2aが接続する他方の端部1a″(腕時計における
いわゆる12時側)付近では、導電体板4aの側にグラ
ンド15が接続され、導電体板4bの側には、高周波増
幅回路14が接続されている。この接続部分がいわゆる
給電点66bであり、給電点66bは、コンデンサ18
の接続位置からずらして設定されている。高周波増幅回
路14は、端子16を介して後段の回路に接続されてお
り、その回路の構成および動作は、実施例1の説明にお
いて、図5を参照して説明したとおりであるため、その
説明を省略する。
【0096】ここで、コンデンサ18の接続位置からず
らして給電点66bを設定した理由を説明するに先立っ
て、アンテナ体13(スロットアンテナ)の動作を図2
6を参照して説明しておく。
【0097】アンテナ体13は、磁流アンテナであるた
め、電圧分布は、実線Vで示すように表され、電流分布
は、実線Iで示すように表される。また、アンテナ板1
1の任意の位置におけるインピーダンスZは、下式で表
される。
【0098】Z = V/I それ故、コンデンサ18の接続位置の近傍では、インピ
ーダンスが極めて高いことになる。一方、高周波増幅回
路14の入力インピーダンスは、50Ω〜100Ωであ
る。このため、アンテナ体13の側と、高周波増幅回路
14の側とをインピーダンス整合させるにあたって、ア
ンテナ体13の側のインピーダンスを下げる必要があ
り、そのためには、給電点66bをコンデンサ18の接
続点からインピーダンスが低い位置までずらす必要があ
る。
【0099】図27には、本例のアンテナ体13の入力
インピーダンス特性を示してあり、この特性は、給電点
66bからアンテナ体13をみたときのインピーダンス
特性である。この図において、実線L20で示すのは、
コンデンサ18の接続位置付近に給電点66bを設定し
た場合の入力インピーダンス特性、実線L21で示すの
は、コンデンサ18の接続位置に対して、アンテナ板1
1a、11cの側67aの中間位置に給電点66bを設
定した場合の入力インピーダンス特性、実線L22で示
すのは、アンテナ板11a、11cの末端付近に給電点
66bを設定した場合の入力インピーダンス特性であ
る。また、実線L19で描いた円形領域は、高周波増幅
回路14の側の最適インピーダンス範囲を示す。従っ
て、実線L19で描いた円形領域を通るインピーダンス
特性を示すアンテナ体13上の位置、すなわち、コンデ
ンサ18の接続位置からアンテナ板11a、11cの側
67aの中間位置近くまで給電点66bをずらして、実
線L21で示す特性を得ることが好ましい。
【0100】これに対して、実線L20で示す特性とな
る位置、または実線L22で示す特性となる位置に給電
点66bを設定した場合には、アンテナ体13の側と、
高周波増幅回路14の側とをインピーダンス整合させる
にあたって、整合用の回路を追加する必要があって、素
子数が増加するなどの支障がある。これに対し、コンデ
ンサ18の接続位置に対して、給電点66bを適正にず
らした場合には、素子などを追加することなく、インピ
ーダンス整合を行うことができる。
【0101】そこで、本例では、従来からの腕時計の構
成に関し、そのバンド長がバンド2b(腕時計における
いわゆる6時側)がバンド2a(腕時計におけるいわゆ
る12時側)より長いことに着目し、無線機本体1a内
で、一方の端部1a′寄りの位置でコンデンサ18を接
続し、そこから無線機本体1aの長さ寸法に相当する距
離だけ給電点66bをずらし、他方の端部1a″寄りの
位置に給電点66bを設けてある。このように構成する
ことによって、コンデンサ18は、アンテナ体13の長
さ方向の中央位置に接続でき、かつ、そこからずれた位
置に給電点66bを設定するという双方の条件を満たす
ことができる。
【0102】実施例11 図28(a)は、本例の腕装着型携帯用無線機70のア
ンテナ体の構成を示す説明図、図28(b)は、そのバ
ンドに形成した穴の構造を示す説明図である。図28
(a)において、本例の腕装着型携帯用無線機70で
は、アンテナ板11b、11dの長さをアンテナ板11
a、11cの長さに比して長く設定してあるとともに、
アンテナ体13の長さ方向の中央位置(長さL1と長さ
L2とが等しい位置)では、アンテナ板11b、11d
が固定されているバンド2bの側にコンデンサ62を組
み込んである。
【0103】また、図28(b)に示すように、バンド
2a、2bの結合強度を高くする目的に、バンド2bに
は、溝13cの幅と同等の内径の穴69を形成してあ
り、アンテナ板11b、11dには、溝13cの幅を拡
張した拡張部71が形成されている。このため、アンテ
ナ板11b、11dには、幅が狭い部分が形成される
が、アンテナ板11b、11dの電流分布は、末端部1
1pに集中することから、アンテナ板11b、11dに
幅が狭い部分を形成しても、アンテナ体13の感度は、
低下しない。
【0104】本例では、バンド2bの内部にコンデンサ
62を組み込むにあたって、アンテナ板11b、11d
自身を利用している。すなわち、図29および図30に
コンデンサ62の構造を拡大して示すように、アンテナ
板11bの側には、アンテナ板11dに向かって段差7
1aを介して上面側で張り出す平板部71bを設ける一
方、アンテナ板11dの側には、アンテナ板11bに向
かって段差72aを介して下面側で張り出す平板部72
bを設け、それらが対向する部分には、誘電体物質73
を充填してある。従って、平板部71b、72bの対向
面積をS、真空中における誘電体物質73の誘電率をε
0 、誘電体物質73の比誘電率をεr 、平板部71b、
72bの対向距離をdとすると、容量Cが以下の式で表
されるコンデンサ62が形成された状態にある。
【0105】C = ε0 ・εr ・S / d 従って、コンデンサ62は、無線機本体1aの内部に配
置する必要がなく、無線機本体1aの外部に構成できる
ため、アンテナ体13の長さ方向の中央付近に無線機本
体1aがあるか否かにかかわらず、コンデンサ62をア
ンテナ体13の長さ方向の中央位置に構成して、感度を
高めることができる。また、無線機本体1aは、アンテ
ナ体13の長さ方向の中央付近にある必要がないので、
それをずらした位置に設けることによって、コンデンサ
62からインピーダンスを整合させるのに最適な距離を
隔てた位置に給電点66bを設定できる。
【0106】なお、誘電体物質73としては、皮革、シ
リコン系樹脂、ウレタン系樹脂などを用いることがで
き、この場合には、バンド2a、2bの素材をそのまま
用いることができるため、バンド2a、2bの成形時に
コンデンサ62も同時に形成できる。ここで、バンド2
a、2bの素材の比誘電率εr を3〜5とし、平板部7
1b、72bの対向面積Sを25平方mm、平板部71
b、72bの対向距離dを0.3mmとすれば、2〜4
pFの容量Cが得られ、この容量値であれば、UHF周
波数帯で用いる腕装着型携帯用無線機70に用いるため
の条件を満たすコンデンサ62を構成することができ
る。
【0107】実施例12 図31は、本例の腕装着型携帯用無線機のバンドの内部
に配置されたアンテナ体の構造を示す斜視図である。
【0108】本例では、実施例11に係る腕装着型携帯
用無線機70のアンテナ体13において、コンデンサ6
2を構成するために形成した平板部71b、72bの近
傍に、孔77(開口部)を形成してある。これらの孔7
7は、平板部71b、72bの近傍に高密度で形成さ
れ、そこから末端部11p、11qに向かって低密度で
形成されており、末端部11p、11qには形成されて
いない。
【0109】腕装着型携帯用無線機では、平板部71
b、72bの近傍は、高インピーダンスであり、腕装着
型携帯用無線機を腕に装着した状態で人体の影響を強く
受けるため、アンテナ体13の側と、それに接続される
高周波増幅回路の側とのインピーダンス整合が狂って、
感度が低下する原因になる。しかし、本例では、高イン
ピーダンス部分に対して孔77を形成してあるため、そ
の部分では腕との対向面積が実質的に小さいので、人体
の影響を受けにくい。この場合でも、平板部71b、7
2bの近傍は、電流分布が小さな部分であるため、孔7
7を形成しても、抵抗損失が増大しない。一方、アンテ
ナ体13の末端部11p、11qには、孔77を形成し
ていないのは、この部分では電流分布が大きい部分であ
るため、損失抵抗が増大することを防止するためであ
る。
【0110】なお、アンテナ体13の平板部71b、7
2bを利用したコンデンサ62を形成しない場合でも、
図32に示すように、その長さ方向の中央位置付近に高
密度の孔77を形成し、そこから末端部11p、11q
に向かって低密度の孔77を形成して、人体の影響を防
止してもよい。
【0111】実施例13 図33は、本例の腕装着型携帯用無線機のバンドの内部
に配置されたアンテナ体の平面図、図34は、その断面
図である。
【0112】本例の腕装着型携帯用無線機は、実施例1
ないし12に係る腕装着型携帯用無線機の構成上の特徴
を全て備える腕装着型携帯用無線機であって、さらに、
アンテナ体13の電気的特性を改善するために、アンテ
ナ板11の製造条件と構造との組み合わせを最適化して
ある。
【0113】アンテナ板11には、ステンレス材などの
ように、剛性を有し、かつ錆びにくい材料を用いてお
り、アンテナ板11は、材料を圧縮しながら引き延ばす
圧延工程を経て製造される。このため、アンテナ板11
の表面には微細な凹凸が波うつ状態にある。この凹凸の
方向を図示するにあたって、図33では凹凸の峰部分を
点線80aで表してある。ここで、アンテナ板11に高
周波信号が流れるときには、電流は、表皮効果によっ
て、アンテナ板11の表面を流れることになる。従っ
て、アンテナ板11に電流の浸透する厚さ(Skin
depth)δは、材質の真空中の透磁率μ0 、高周波
信号の周波数f、材質の導電率σを用いて、以下の式で
表されることから、凹凸の方向と電流の方向との不一致
は、損失抵抗を増大させる原因となる。
【0114】δ = 1/√(π・f・μ0 ・σ) そこで、本例では、図33に示すように、アンテナ板1
1のうち、電流分布の大きな末端部11pでは、圧延加
工で形成された凹凸の方向(点線80a)と、そこに流
れる電流の方向(矢印80b)とを一致させて、その抵
抗損失を低減してある。
【0115】さらに、本例では、図34に示すように、
電流が表皮効果により流れる両面側には、凹凸の方向
(点線80a)と、電流の方向(矢印80bで示す。)
とが一致する上層83および下層84を設ける一方、そ
の中間層85では、凹凸の方向と、電流の方向(矢印8
0bで示す。)とが直交するようにしてある。従って、
本例では、アンテナ板11には、圧延方向の異なる上層
83、中間層85、および下層84を設けて、アンテナ
板11の折り曲げ強度も高くしてあるため、腕装着型携
帯用無線機を腕に装着するたびにアンテナ板11に大き
な力が繰り返し加わっても、折れることがない。
【0116】実施例14 また、アンテナ体13の強度を高く維持しながら、抵抗
損失を低下する目的に、図35に示すように、アンテナ
板11のうち、腕装着型携帯用無線機を腕に装着すると
きに大きな力が繰り返し加わる部分11rには、圧延工
程で形成された凹凸の方向(点線80a)を長手方向に
合わせた板材86を用い、電流分布が大きい末端部11
pには、凹凸の方向(点線80a)と、電流の方向(矢
印80bで示す。)とが一致する板材87を用いてもよ
い。
【0117】実施例15 アンテナ板11の強度を高く維持しながら、抵抗損失を
低下する目的に、図36に示すように、アンテナ板11
のうち、腕装着型携帯用無線機を腕に装着するときに大
きな力が繰り返し加わる部分11rには、強度面を考慮
した板材88を用いる一方、電流分布が大きい末端部1
1pには、板材88の両面に導電性の高い銅や銀などの
めっき層89を形成してもよい。この場合には、めっき
層89の厚さをアンテナ板11に電流が浸透する厚さδ
を上回る厚さに設定する。
【0118】実施例16 図37は、本例の腕装着型携帯用無線機のバンドの内側
の構造を示す説明図、図38は、その断面図である。
【0119】本例の腕装着型携帯用無線機では、そのバ
ンド2bの内側に、無線機本体1aに連結される側の端
部2sから穴69が形成されている中央2t付近まで幅
方向に複数の突起91aが形成してあり、これらの突起
91aの高さは、端部2sから末端2uに向かって除々
に低くなっている。その他の構成は、実施例1ないし1
5に係る腕装着型携帯用無線機の特徴を備えた構成にな
っている。
【0120】バンド2bの端部2sに固定されているア
ンテナ板11b、11dの部分は、インピーダンスが高
いため、腕90の影響を受けやすい傾向にあるが、本例
では、端部2sの側に高い突起91aを設けて、アンテ
ナ板11b、11dと腕90との間に大きな隙間を確保
している。これに対して、バンド2bの末端2uは、低
インピーダンスであるため、腕90の影響を受けにくい
ので、バンド同士の結合が容易になるように、低い突起
91aにしてある。また、バンド2bの長さ方向におい
て、無線機本体1aに連結される端部2sの側は、腕9
0に装着した状態で曲率が大きい部分に相当することか
ら、突起91aを高くすることによって、曲げやすくな
っている。
【0121】従って、本例の腕装着型携帯用無線機によ
れば、アンテナ板11b、11dのうち、インピーダン
スが高くて、腕90などの影響を受けやすい部分を腕9
0から離してあるため、腕90に装着した状態でも、ア
ンテナインピーダンスがシフトすることがないので、高
い感度を維持することができる。
【0122】実施例17 なお、バンド2bの内側に形成する突起として、実施例
12では、幅方向に延びる突起91aを形成したが、こ
れに代えて、図39および図40に示すように、半球状
の突起92aを形成してもよい。この場合にも、バンド
2bのうち、無線機本体1aに連結される側の端部2s
に固定されているアンテナ板11b、11dは、インピ
ーダンスが高くて、腕90の影響を受けやすい傾向にあ
るため、端部2sの側に高い突起92aを設けて、アン
テナ板11b、11dと腕90との間に大きな隙間を確
保してある。それ故、本例の腕装着型携帯用無線機で
は、アンテナ板11のうち、インピーダンスが高い部分
も、腕90などの影響を受けないため、アンテナインピ
ーダンスがシフトせず、高い感度を維持することができ
る。また、バンド2bの長さ方向において、無線機本体
1aに連結される側は、高い突起92aが形成されてい
るため、曲がりやすい。
【0123】実施例18 図41は、本例の腕装着型携帯用無線機95の無線機本
体側を分解して示す横断面図、図42は、その縦断面図
である。
【0124】本例の腕装着型携帯用無線機95では、無
線機本体1aの両側に対して、2本のバンド(図示せ
ず。)が取り付けられている。無線機本体1aの表面側
には、各種の情報を表示するためのデータ表示装置3お
よびそのパネル枠3aが形成され、その側方位置には、
導電体板4a、4bが配置されている。バンドには、ア
ンテナ板11(11a〜11d)が固定されており、こ
れらのアンテナ板11の固定板96aは、その接点ピン
96bがそれぞれ導電体板4a、4bの端部に構成され
た板ばね96cを介して電気的に接続されて、スロット
アンテナとしてのアンテナ体13が構成されている。な
お、アンテナ板11と導電体板4a、4bとは、アンテ
ナ板11の固定板96aに形成されたねじ穴96dを利
用してビス止めされる。
【0125】無線機本体1aの内部には、図42に示す
ように、上層側からデータ表示装置3、各回路群が実装
された回路基板5、電池枠97、電池8、裏蓋(図示せ
ず。)が取り付けられている。そのうち、データ表示装
置3の側方に導電体板4a、4bが位置しており、導電
体板4a、4bの下面側に回路基板5が位置する。
【0126】導電体板4a、4bの下面側には、BaO
−TiO2 、TiO4 、BaO3 や低損失誘電体セラミ
ックス層などの高誘電体物質層98が積層されている。
また、アンテナ板11a〜11dの上面および下面側に
は、BaO−TiO2 、TiO4 、BaO3 や低損失誘
電体セラミックスなどの高誘電体物質層99が積層され
ており、この高誘電体物質層99は、アンテナ板11の
溝13cの内部に充填された状態にある。なお、BaO
−TiO2 、TiO4 、BaO3 などのセラミックス
は、比誘電率が8〜40であり、バンドを構成するポリ
エステル系樹脂(比誘電率が3.2〜4.8)やシリコ
ン系樹脂(比誘電率が3)に比較して高い比誘電率を有
する。
【0127】このように構成した腕装着型携帯用無線機
95では、導電体板4a、4bの下面側に回路基板5が
位置するため、実施例1と同様に、導電体4a、4bか
らは、電波が回路基板5に遮られることなく放射される
などの効果を奏する。さらに、本例では、導電体板4
a、4bおよびアンテナ板11に高誘電体物質層98、
99を形成してあり、これらの高誘電体物質層98、9
9を伝播する電磁波の波長λ′は、空気中の波長λ、誘
電体の比誘電率εを用いて、以下の式で表されるよう
に、高誘電体物質層98、99の誘電率が大きい程短縮
される。
【0128】λ′= λ/√ε 従って、高誘電体物質層98、99の誘電率が大きい
程、アンテナ体13の溝13cの周囲長を延長した場合
と同様な効果を奏する。それ故、溝13cの周囲長を延
長することなく、すなわち、アンテナ体13を長くする
ことなく、長波長の電磁波に対するアンテナ利得を向上
することができる。
【0129】その他の実施例 なお、本例のアンテナ体13に対して高誘電体物質層9
8、99を設ける構成は、実施例1に係る腕装着型携帯
用無線機に対して付加できる他、他の実施例に係る腕装
着型携帯用無線機に対しても付加できる。
【0130】また、上記の実施例1ないし18に係る腕
装着型携帯用無線機の特徴をそれぞれ組み合わせてもよ
く、たとえば、実施例1、6、10、13、16の特徴
点を組み合わせれば、アンテナ体の表面側には、回路基
板がないので、アンテナから放射される電波を遮らな
い。また、アンテナ体のうち、高インピーダンス側は、
回路群に含まれる雑音信号発生源から離れ、雑音信号発
生源の近傍にあるのは、アンテナ体の低インピーダンス
側であるので、雑音信号は、アンテナ体に入らない。さ
らに、アンテナ体は、装置本体の両側において、異なる
長さをもって接続しているため、最適な位置に給電点を
設定できる。また、アンテナ体の高インピーダンス部分
では、腕装着用バンドの裏面側の肉厚が厚いため、装着
状態において、アンテナ体に対する人体への影響を緩和
できる。しかも、アンテナ体の抵抗損失を低減できる。
それ故、腕装着型携帯用無線機において、感度の向上を
妨げていた課題をそれぞれ一括して解消でき、高い感度
を得ることができる。
【0131】
【発明の効果】以上のとおり、本発明では、装置本体内
では、アンテナ体を回路基板の上方位置に配置した構成
にしたことに特徴を有する。従って、本発明によれば、
アンテナ体の表面側に回路基板などがないので、アンテ
ナから放射される電波を遮るものがないので、感度が向
上する。
【0132】装置本体の外枠部材に対し、長さ方向に形
成された溝が外周に向くようにアンテナ体を固定した場
合にも、アンテナ体の表面側には、放射された電波を遮
るものがないので、感度が向上する。
【0133】アンテナ体のうち、装置本体内で溝を介し
て対向する部分の一方側を、高周波増幅回路の信号電位
側に接続される他方側に比して雑音信号発生源から離れ
た位置で高周波増幅回路の基準電位側に接続した場合に
は、雑音信号がアンテナ体に入らないので、感度が向上
する。特に、ダイレクトコンバージョン方式の無線機で
は、アンテナ体の同調周波数と局部発振器の発振周波数
とを一致させるため、局部発振器の雑音がアンテナ体に
入りやすいが、この場合でも、高周波的に高インピーダ
ンスとなるアンテナ部分から離した位置に局部発振器を
設けることによって、自他の無線機への雑音の影響を抑
えることができる。
【0134】アンテナ体が、装置本体の両側に異なる長
さをもって腕装着用バンドにそれぞれ固定されている場
合には、装置本体内であって、しかも、リアクタンス素
子の接続位置からずれた最適な位置に給電点を設定する
ことができ、感度が向上する。
【0135】アンテナ体に対してリアクタンス素子の接
続位置近傍に開口部を高密度で形成した場合、または、
腕装着用バンドの裏面側の肉厚をリアクタンス素子のア
ンテナ体への接続位置近傍で厚くした場合には、アンテ
ナ体の高インピーダンス部分に対する人体の影響を緩和
できるため、インピーダンス整合を維持できるので、感
度が向上する。
【0136】アンテナ体の末端部に対して、高周波電流
に対する電気的抵抗を下げる抵抗損失低減構造を設けた
場合には、アンテナ体の抵抗損失を低減できるため、感
度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る腕装着型携帯用無線機
の外観を示す説明図である。
【図2】図1に示す腕装着型携帯用無線機の無線機本体
周囲の平面図である。
【図3】図1に示す腕装着型携帯用無線機の無線機本体
周囲の縦断面図である。
【図4】(a)は、スロットアンテナを用いた場合の一
般的な指向性を示す説明図、(b)は、図1に示す腕装
着型携帯用無線機のアンテナの指向性を示す説明図であ
る。
【図5】図1に示す腕装着型携帯用無線機を動作させる
ための回路構成を示すブロック図である。
【図6】(a)は、シングルスーパーヘテロダイン方式
の無線機回路の構成を示すブロック図、(b)は、ダイ
レクトコンバージョン方式の無線機回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】スロットアンテナを用いた場合の一般的な腕装
着型携帯用無線機の指向性を示す説明図である。
【図8】図1に示す腕装着型携帯用無線機のアンテナの
指向性を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例2に係る腕装着型携帯用無線機
の無線機本体周囲の縦断面図である。
【図10】図9に示す腕装着型携帯用無線機の無線機本
体周囲の横断面図である。
【図11】(a)は、本発明の実施例2の変形例に係る
腕装着型携帯用無線機の無線機本体周囲の横断面図、
(b)は、別の変形例に係る腕装着型携帯用無線機の無
線機本体周囲の横断面図である。
【図12】本発明の実施例3に係る腕装着型携帯用無線
機の無線機本体周囲の平面図である。
【図13】本発明の実施例4に係る腕装着型携帯用無線
機の無線機本体周囲の平面図である。
【図14】(a)は、本発明の実施例5に係る腕装着型
携帯用無線機の無線機本体周囲の平面図、(b)は、そ
の側面図である。
【図15】本発明の実施例6に係る腕装着型携帯用無線
機の外観を示す斜視図である。
【図16】図15に示す腕装着型携帯用無線機のX−Y
線における断面図である。
【図17】図15に示す腕装着型携帯用無線機のZ−U
線における断面図である。
【図18】図15に示す腕装着型携帯用無線機の回路基
板の上面側の構成を示す平面図である。
【図19】図15に示す腕装着型携帯用無線機の回路基
板の下面側の構成を示す平面図である。
【図20】図15に示す腕装着型携帯用無線機の横断面
の特徴点を模式的に示す縦断面図である。
【図21】図15に示す腕装着型携帯用無線機の縦断面
の特徴点を模式的に示す縦断面図である。
【図22】(a)は、本発明の実施例7に係る腕装着型
携帯用無線機の無線機本体周囲の横断面図、(b)は、
本発明の実施例8に係る腕装着型携帯用無線機の無線機
本体周囲の横断面図である。
【図23】本発明の実施例6ないし8に係る腕装着型携
帯用無線機の雑音レベル低減効果を示すグラフ図であ
る。
【図24】本発明の実施例9に係る腕装着型携帯用無線
機の無線機本体周囲の縦断面図である。
【図25】本発明の実施例10に係る腕装着型携帯用無
線機のアンテナ体の説明図である。
【図26】図25に示すアンテナ体における電流、電圧
分布を示す説明図である。
【図27】図25に示す腕装着型携帯用無線機における
給電点の位置とインピーダンス特性との関係を示すグラ
フ図である。
【図28】(a)は、本発明の実施例11に係る腕装着
型携帯用無線機のアンテナ体の構成を示す説明図、
(b)は、そのバンドに形成した穴の構造を示す説明図
である。
【図29】図28に示すアンテナ体に構成したコンデン
サの構造を示す説明図である。
【図30】図28に示すアンテナ体に構成したコンデン
サの構造を示す説明図である。
【図31】本発明の実施例12に係る腕装着型携帯用無
線機のアンテナ体の構造を示す斜視図である。
【図32】本発明の実施例12の変形例に係る腕装着型
携帯用無線機のアンテナ体の構造を示す斜視図である。
【図33】本発明の実施例13に係る腕装着型携帯用無
線機のバンドの内部に配置されたアンテナ体の平面図で
ある。
【図34】図33に示すアンテナ体の断面図である。
【図35】本発明の実施例14に係る腕装着型携帯用無
線機のバンドの内部に配置されたアンテナ体の平面図で
ある。
【図36】本発明の実施例15に係る腕装着型携帯用無
線機のバンドの内部に配置されたアンテナ体末端部の断
面図である。
【図37】本発明の実施例16に係る腕装着型携帯用無
線機のバンドの内側の構造を示す説明図である。
【図38】図37に示すバンドの断面図である。
【図39】本発明の実施例17に係る腕装着型携帯用無
線機のバンドの内側の構造を示す説明図である。
【図40】図39に示すバンドの断面図である。
【図41】本発明の実施例18に係る腕装着型携帯用無
線機の無線機本体側を分解して示す横断面図である。
【図42】図41に示す腕装着型携帯用無線機の無線機
本体側を分解して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1、35、38、40、45、47、55、60、7
0、95・・・腕装着型携帯用無線機(腕装着型アンテ
ナ装置) 1a・・・無線機本体(装置本体) 1b、30a、35a、38a・・・外枠 2a、2b・・・バンド(腕装着用バンド) 3・・・データ表示装置(表示部) 4a、4b、4c〜4f・・・導電体板 4g〜4i・・・導電体板端部 5・・・回路基板 5a・・・デジタル回路 5b・・・アナログ回路 6・・・反射板 8・・・電池(電源素子) 10・・・地板 11、11a、11b、11c、11d・・・アンテナ
板 13、39・・・アンテナ体 14・・・高周波増幅回路 18、62・・・コンデンサ(リアクタンス素子) 29a、29b・・・導電パターン 48、48a・・・シールドケース 66b・・・給電点 71・・・拡張部 71b、72b・・・平板部 73・・・誘電体物質 77・・・孔(開口部) 89・・・めっき層 91a、92a・・・突起 90・・・腕 98、99・・・高誘電率物質層 501・・・DC−DCコンバータ(雑音発生源) 512・・・局部発振回路(雑音発生源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 1/08 N // H04B 7/26 U 9297−5K

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腕装着用バンドが接続され、回路群が構
    成された回路基板を内部に備える装置本体と、この装置
    本体および前記腕装着用バンドに固定され、長さ方向に
    溝が形成されたアンテナ体とを有し、このアンテナ体
    は、前記装置本体内では、前記回路基板の上方位置に配
    置されていることを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記装置本体内に
    は、前記アンテナ体の下方位置に、イメージ効果によっ
    て、アンテナ利得を高めるための反射部材を有すること
    を特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記装置本体には、
    その表面側で情報を表示可能な表示部を有し、前記装置
    本体内では、前記表示部の両側に前記アンテナ体が位置
    していることを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記装置本体には、
    その表面側で情報を表示可能な表示部を有し、前記装置
    本体内では、前記アンテナ体が前記表示部に透明な導電
    性薄膜層として形成されていることを特徴とする腕装着
    型アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 腕装着用バンドが接続され、回路群が構
    成された回路基板を内部に備える装置本体と、この装置
    本体の外枠部材の側面に固定され、長さ方向に溝が形成
    されたアンテナ体とを有し、このアンテナ体の溝は、前
    記外枠部材の外周側に向いていることを特徴とする腕装
    着型アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 腕装着用バンドが接続され、回路群が構
    成された回路基板を内部に備える装置本体と、この装置
    本体および前記腕装着用バンドに固定され、長さ方向に
    溝が形成されたアンテナ体とを有し、このアンテナ体の
    うち、前記装置本体内で溝を介して対向する部分の一方
    側は、前記回路群に含まれる高周波増幅回路の基準電位
    側に接続される他方側に比して前記回路群に含まれる雑
    音信号発生源から離れた位置で前記高周波増幅回路の信
    号電位側に接続されていることを特徴とする腕装着型ア
    ンテナ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記他方側は、リア
    クタンス素子を介して前記基準電位側に接続されている
    ことを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記他方側は、前記
    回路群を駆動するための電源素子に電気的に接続してい
    ることを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記他方側は、前記
    雑音信号発生源を覆うシールド体に電気的に接続してい
    ることを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  10. 【請求項10】 請求項6において、前記一方側は、前
    記回路基板の上方位置に配置され、前記回路群に含まれ
    る局部発振回路は、前記回路基板の下面側に形成されて
    いることを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記局部発振回
    路は、同電位にされた部材によって囲まれていることを
    特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  12. 【請求項12】 腕装着用バンドが両側に接続され、回
    路群が構成された回路基板を内部に備える装置本体と、
    この装置本体および前記腕装着用バンドに固定され、長
    さ方向に溝が形成されたアンテナ体と、このアンテナ体
    の長さ方向の中央位置に前記溝を跨がって接続したリア
    クタンス素子とを有し、前記アンテナ体は、前記装置本
    体の両側に異なる長さをもって前記腕装着用バンドにそ
    れぞれ固定されたアンテナ板を備えていることにより、
    前記リアクタンス素子の接続位置から所定の距離をもっ
    て離れた位置に設定した前記アンテナ体に対する給電点
    が前記装置本体内に位置することを特徴とする腕装着型
    アンテナ装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記アンテナ板
    のうち、短い方のアンテナ板は、前記腕装着用バンド同
    士を結合するための尾錠が取り付けられた側の腕装着用
    バンド側に配置され、長い方のアンテナ板は、前記尾錠
    のピンを掛けるための止め穴が形成された側の腕装着用
    バンドに配置されていることを特徴とする腕装着用アン
    テナ装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記止め穴は、
    前記溝の幅方向の中央部分に相当する位置に形成されて
    いることを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、前記溝には、前
    記止め穴の形成位置に相当する部分に前記止め穴の内径
    に対応する溝幅の拡張部が形成されていることを特徴と
    する腕装着型アンテナ装置。
  16. 【請求項16】 請求項12において、前記リアクタン
    ス素子は、長い方のアンテナ板が固定された腕装着用バ
    ンドの側に内蔵されていることを特徴とする腕装着型ア
    ンテナ装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記の長い方の
    アンテナ板では、前記アンテナ体の長さ方向の中央付近
    で前記溝を介して対向する部分同士が内側に向けて張り
    出することによって、アンテナ板の重なり部が構成され
    ており、この重なり部に、前記リアクタンス素子として
    の容量素子が形成されていることを特徴とする腕装着型
    アンテナ装置。
  18. 【請求項18】 腕装着用バンドが接続され、回路群が
    構成された回路基板を内部に備える装置本体と、この装
    置本体および前記腕装着用バンドに固定され、長さ方向
    に溝が形成されたアンテナ体とを有し、前記アンテナ体
    には、その長さ方向の中央位置に前記溝を跨がってリア
    クタンス素子が接続し、前記アンテナ体には、その末端
    側から前記リアクタンス素子の接続位置に向かって形成
    度合いが高くなるような開口部が形成されていることを
    特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  19. 【請求項19】 腕装着用バンドが接続され、回路群が
    構成された回路基板を内部に備える装置本体と、この装
    置本体および前記腕装着用バンドに固定され、長さ方向
    に溝が形成されたアンテナ体とを有し、前記アンテナ体
    には、その長さ方向の中央位置に前記溝を跨がってリア
    クタンス素子が接続し、前記腕装着用バンドは、その末
    端側から前記リアクタンス素子の前記アンテナ体への接
    続位置点に向かって裏面側の肉厚が厚くなっていること
    を特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記腕装着用バ
    ンドの裏面側には、その末端側から前記リアクタンス素
    子の前記アンテナ体への接続位置近傍に向かって高くな
    る突起が形成されて、前記腕装着用バンドの裏面側の肉
    厚が前記リアクタンス素子の前記アンテナ体への接続位
    置側で厚くなっていることを特徴とする腕装着型アンテ
    ナ装置。
  21. 【請求項21】 腕装着用バンドが接続され、回路群が
    構成された回路基板を内部に備える装置本体と、この装
    置本体および前記腕装着用バンドに固定され、長さ方向
    に溝が形成されたアンテナ体とを有し、このアンテナ体
    は、その末端部における高周波電流に対する電気的抵抗
    を下げて抵抗損失を低減する抵抗損失低減構造を有する
    ことを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  22. 【請求項22】 請求項21において、前記アンテナ損
    失低減構造は、金属板の圧延加工によって形成された前
    記アンテナ体の末端部表面において、前記圧延加工にお
    ける圧延方向と、電流の方向とを一致させた構造である
    ことを特徴とする腕装着型アンテナ装置。
  23. 【請求項23】 請求項21において、前記アンテナ損
    失低減構造は、前記アンテナ体の末端部表面に良電気伝
    導性の金属層が被覆された構造であることを特徴とする
    腕装着型アンテナ装置。
  24. 【請求項24】 腕装着用バンドが両側に接続され、回
    路群が構成された回路基板を内部に備える装置本体と、
    この装置本体の両側において、異なる長さをもって前記
    腕装着用バンドにそれぞれ固定され、長さ方向に溝が形
    成されたアンテナ体とを有し、 前記アンテナ体は、前記装置本体内では、前記回路基板
    の上方位置において、溝を介して対向する部分のうちの
    一方側が、前記回路群に含まれる高周波増幅回路の基準
    電位側に接続された他方側に比して前記回路群に含まれ
    る雑音発生源から離れた位置で前記高周波増幅回路の信
    号電位側に接続されていることを特徴とする腕装着型ア
    ンテナ装置。
  25. 【請求項25】 請求項1ないし24のいずれかの項に
    おいて、前記アンテナ体の少なくとも一方面側には、高
    誘電率物質層を積層したことを特徴とする腕装着型アン
    テナ装置。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし25のいずれかの項に
    規定する腕装着型アンテナ装置を用いたことを特徴とす
    る腕装着型アンテナ装置を備えた無線機。
JP03243294A 1993-03-17 1994-03-02 腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機 Expired - Fee Related JP3254880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03243294A JP3254880B2 (ja) 1993-03-17 1994-03-02 腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5743293 1993-03-17
JP5742893 1993-03-17
JP7038493 1993-03-29
JP5-57432 1993-03-29
JP5-70384 1993-03-29
JP5-57428 1993-03-29
JP03243294A JP3254880B2 (ja) 1993-03-17 1994-03-02 腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06338819A true JPH06338819A (ja) 1994-12-06
JP3254880B2 JP3254880B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=27459614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03243294A Expired - Fee Related JP3254880B2 (ja) 1993-03-17 1994-03-02 腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3254880B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307129A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Casio Comput Co Ltd 携帯無線機器用アンテナおよび携帯無線機器
JP2008060912A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Toshiba Techno Network Kk 平面アンテナ
WO2008136238A1 (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kyocera Corporation 通信機器
JP2015129768A (ja) * 2010-11-12 2015-07-16 セイコーエプソン株式会社 アンテナ内蔵式電子時計

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4069271B2 (ja) * 2002-02-28 2008-04-02 株式会社エフ・イー・シー 装身用端末機器のパッチアンテナと、それを使用する装身用端末機器のアンテナ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307129A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Casio Comput Co Ltd 携帯無線機器用アンテナおよび携帯無線機器
JP2008060912A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Toshiba Techno Network Kk 平面アンテナ
WO2008136238A1 (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kyocera Corporation 通信機器
JP2008277965A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kyocera Corp 通信機器
JP2015129768A (ja) * 2010-11-12 2015-07-16 セイコーエプソン株式会社 アンテナ内蔵式電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP3254880B2 (ja) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100298001B1 (ko) 팔찌형안테나장치및그장치를구비한무선기
KR101916602B1 (ko) 광대역 안테나
US5926144A (en) Wearable electronic device and antenna therefor
KR101974730B1 (ko) 전자 디바이스 안테나
JP3213686U (ja) 腕時計用アンテナ
JP6005321B2 (ja) 多目的アンテナ
US5280645A (en) Adjustable wristband loop antenna
EP1451897B1 (en) Vhf wave receiver antenna housed in a wristband of a portable electronic device
US6278873B1 (en) Wristwatch-type communication device and antenna therefor
KR100188864B1 (ko) 휴대 무선 기기용 안테나
US5757326A (en) Slot antenna device and wireless apparatus employing the antenna device
JP2673577B2 (ja) 時 計
US4922260A (en) Adjustable watchband with embedded antenna
US6356512B1 (en) Subassembly combining an antenna and position sensors on a same support, notably for a horological piece
JPH01241927A (ja) 無線呼出用受信機
JP3473087B2 (ja) スロットアンテナ装置およびこのアンテナ装置を用いた無線機
GB2276274A (en) Antenna device
JP3254880B2 (ja) 腕装着型アンテナ装置およびこのアンテナ装置を備えた無線機
CN214313522U (zh) 电子设备
KR102809296B1 (ko) 비접촉식 전자 거래들을 수행하도록 구성된 와치
JP2004048762A (ja) スロットアンテナ装置およびこのアンテナ装置を用いた無線機
TWI750359B (zh) 改良式天線
CN117293528A (zh) 具有充电线圈独立的后向天线的电子设备
JP2004048763A (ja) スロットアンテナ装置およびこのアンテナ装置を用いた無線機
GB2304464A (en) Slot antenna device

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees