JPH06339933A - 複合発泡成形品の製造方法 - Google Patents
複合発泡成形品の製造方法Info
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- JPH06339933A JPH06339933A JP5129679A JP12967993A JPH06339933A JP H06339933 A JPH06339933 A JP H06339933A JP 5129679 A JP5129679 A JP 5129679A JP 12967993 A JP12967993 A JP 12967993A JP H06339933 A JPH06339933 A JP H06339933A
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Abstract
型付近に予め表皮材をセットするとともに、特定温度で
溶融された発泡剤含有ポリプロピレン樹脂組成物を特定
温度のモールドスタンピング成形用下金型表面にチャー
ジし、次いで、チャージ終了後10秒以内に上下金型を
閉じて、スペーサーブロックを用いて、上下金型内部の
ポリプロピレン樹脂層のボス部およびリブ部を有しない
平面部におけるポリプロピレン樹脂層と表皮材の総厚み
が特定の範囲内になるまで上金型を下げて型締めし、該
組成物の両表面に形成される固化層の一方の厚みが1.
0mmに達する前に、組成物のボス部およびリブ部を有
しない平面部における厚みの1.1〜2倍の範囲内で上
金型を上昇させて、組成物を発泡させた後、該組成物か
らなる発泡基材層を冷却固化させて複合発泡成形品を得
る製造方法。 【効果】 本発明によれば、低コストで、軽量、かつ、
高剛性の複合発泡成形品が得られる。
Description
法に関し、さらに詳しくは、自動車内装材などの用途に
使用できるような、軽量、かつ高剛性の複合発泡成形品
を製造する方法に関する。
製造されている自動車内装材としては、ドアートリム、
リアーパッケージトリム、シートバックガーニッシュ、
インストルメントパネル等がある。
ポリプロピレンを主体とし、これにフィラーとしてタル
ク等が0〜30重量%添加された組成物からなる。これ
らの基材は、リブやボスを有し、剛性の高い基材となっ
ており、表皮材と複合一体化されている。上記のような
自動車内装材の製造で採用されるモールドスタンピング
成形法は、射出成形法と比較して成形工程が簡略された
合理的な複合体成形法である。
グ成形法では、基材の密度が0.91〜1.1g/cm
3 の範囲にあり、得られる成形品は重いという問題があ
る。今日、自動車の軽量化は車の燃費改善、環境問題の
改善にとって重要なテーマとなっている。
るモールドスタンピング成形法は、コスト面からも有利
な成形法である。モールドスタンピング成形法は、射出
成形法に比べれば、低圧成形であり、この面からも軽量
化手法として基材の発泡成形に適している。
グ成形において良好な発泡を得ることは困難であった。
したがって、モールドスタンピング成形法により、軽
量、かつ、高剛性の複合発泡成形品を製造することがで
きるような方法の出現が望まれている。
問題点を解決しようとするものであって、軽量、かつ、
高剛性の複合発泡成形品が得られるような複合発泡成形
品の製造方法を提供することを目的としている。
は、金型温度10〜50℃のモールドスタンピング成形
用上金型付近に予め表皮材をセットするとともに、発泡
剤の分解温度以上で、かつ、180〜240℃の温度で
溶融された、発泡剤を含むシート状の基材形成用ポリプ
ロピレン樹脂組成物を、金型温度30〜80℃のモール
ドスタンピング成形用下金型表面にチャージする工程
と、該ポリプロピレン樹脂組成物のチャージ終了後10
秒以内に上下金型を閉じて、スペーサーブロックを用い
て、上下金型内部のポリプロピレン樹脂層のボス部およ
びリブ部を有しない平面部におけるポリプロピレン樹脂
層と表皮材の総厚みが(0.45tA +tB )〜(0.
8tA +tB )[tA は圧力をかける前のポリプロピレ
ン樹脂組成物シートの厚みを表わし、tB は、圧力をか
けた後の表皮材の厚みを表わす]の範囲内になるまで上
金型を下げて型締めし、基材形状の賦形と同時に該ポリ
プロピレン樹脂組成物からなる基材層と表皮材との一体
化を行なう工程と、該型締めによりポリプロピレン樹脂
組成物層の両表面に形成される固化層の一方の厚みが
1.0mmに達する前に、該ポリプロピレン樹脂組成物
層のボス部およびリブ部を有しない平面部における厚み
の1.1〜2倍の範囲内で上金型を上昇させて、該ポリ
プロピレン樹脂組成物を発泡させる工程と、続いて、ポ
リプロピレン樹脂組成物からなる発泡基材層を冷却固化
する工程とからなることを特徴としている。
形品の製造方法について具体的に説明する。本発明に係
る複合発泡成形品の製造方法により製造される複合発泡
成形品は、ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡基材
層と、表皮材とで構成されている。
造するのに用いられる基材形成用ポリプロピレン樹脂組
成物について説明する。基材形成用ポリプロピレン樹脂組成物 本発明で用いられる基材形成用ポリプロピレン樹脂組成
物は、ポリプロピレン樹脂[1]と、発泡剤[2]とか
らなる。この組成物は、これらの成分のほかに、フィラ
ー[3]を含有していてもよい。
[1]は、プロピレン単独重合体またはプロピレンブロ
ック共重合体(A)を主成分とする樹脂であって、具体
的には、プロピレン単独重合体またはプロピレンブロッ
ク共重合体(A)50〜100重量部、好ましくは70
〜100重量部と、エチレン単独重合体、炭素原子数4
〜10のα- オレフィン単独重合体、および炭素原子数
2〜10のα- オレフィン間の共重合体からなる群から
選ばれる重合体(B)0〜50重量部、好ましくは0〜
30重量部とから構成される。ただし、上記の炭素原子
数2〜10のα- オレフィン間の共重合体には、プロピ
レンブロック共重合体は含まれないものとする。また、
上記成分(A)および(B)の合計量は100重量部と
する。
のブロック共重合体であり、たとえば次のような共重合
体が挙げられる。 (1) 結晶性プロピレン重合体ブロック(イ)と、エチレ
ン重合体ブロック(ロ)と、エチレン- プロピレン系共
重合体ゴム、スチレン- ブタジエン系ゴムおよびスチレ
ン- ブタジエンブロック共重合体からなる群から選択さ
れる1種または2種以上のゴムで構成されるゴムブロッ
ク(ハ)とからなるプロピレン・エチレンブロック共重
合体。 (2) 結晶性プロピレン重合体ブロック(イ)と、上記の
ようなゴムブロック(ハ)とからなるプロピレンブロッ
ク共重合体。
合体は、オレフィン類を立体規則性触媒、好ましくは担
体付遷移金属成分および有機アルミニウム化合物よりな
る触媒の存在下に、一つの重合反応系中で重合させるこ
とにより得られる、いわゆる非ポリマーブレンドタイプ
の共重合体であり、具体的な製造方法は、本願出願人に
よる特開昭52-98045号および特公昭57-26613号の公報に
詳しく説明されている。ここに、「一つの重合反応系中
で重合させる」とは、単数または複数の反応器中で、プ
ロピレン・エチレンブロック共重合体の各構成成分を逐
次生成させることにより重合体混合物を製造することを
意味し、通常プロピレン・エチレンブロック共重合体の
各構成成分を生成させる途中で触媒の失活操作は行なわ
れない。
体、プロピレンブロック共重合体は、また必ずしも一つ
の重合反応系中で重合させることにより得られた一種の
重合体に限らず、別々に重合された二種以上のプロピレ
ン・エチレンブロック共重合体、プロピレンブロック共
重合体の混合物、いわゆるポリマーブレンドタイプの共
重合体であってもよい。
単独重合体を構成するα- オレフィンとしては、具体的
には、ブテン- 1、ペンテン- 1、4- メチルペンテン
- 1、ヘキセン- 1、ヘプテン- 1、オクテン- 1、ノ
ネン- 1、デセン- 1などが挙げられる。
フィン間の共重合体としては、具体的には、エチレン・
プロピレン共重合体ゴム(EPR)、エチレン・ブテン
- 1共重合体ゴム(EBR)、プロピレン・エチレン共
重合体ゴム(PER)、プロピレン・ブテン- 1共重合
体ゴム(PBR)などが挙げられる。ただし、ここにお
ける共重合体は、プロピレンブロック共重合体を含まな
い。
は、メルトフローレート(ASTMD 1238,L)
が通常10〜100g/10分、好ましくは20〜60
g/10分の範囲内にある。
[1]は、ポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤[2]お
よびフィラー[3]の合計量100重量%に対して68
〜99.8重量%、好ましくは69〜94.5重量%の
割合で用いられる。
ス、リブを形成するには、ポリプロピレン樹脂のメルト
フローレートが上記のような範囲にあることが望まし
い。本発明で用いられる発泡剤[2]としては、具体的
には、アゾジカルボンアミド(ADCA)、N,N’-
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4’-オキ
シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニル
スルホン-3,3’-ジスルホニルヒドラジド、p- トル
エンスルホニルセミカルバジド、トリヒドラジノトリア
ジンなどの有機発泡剤、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
アンモニウム、炭酸アンモニウムなどの無機発泡剤が挙
げられる。中でも、有機発泡剤としては、アゾジカルボ
ンアミド(ADCA)、N,N’- ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン、トリヒドラジノトリアジンが好まし
く、無機発泡剤としては、炭酸水素ナトリウムが好まし
い。
ポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤[2]およびフィラ
ー[3]の合計量100重量%に対して0.2〜2重量
%、好ましくは0.5〜1.0重量%の割合で用いられ
る。
リプロピレン樹脂組成物からなる、ボス部およびリブ部
以外の平面部における発泡基材層の発泡倍率を1.1〜
2.0倍にすることができる。
は、具体的には、ガラス繊維、タルク、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウムなどが挙げられる。本発明では、発泡
性向上という点から、ガラス繊維、タルクが特に適して
いる。
記ポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤[2]およびフィ
ラー[3]の合計量100重量%に対して0〜30重量
%、好ましくは5〜30重量%の割合で用いられる。
とにより、得られる複合発泡成形品の剛性、耐熱性およ
び寸法安定性をアップさせることができるので、本発明
においては、上記のようなフィラーを用いることが好ま
しい。
ブリック等、またはこれらとポリプロピレン発泡体、ポ
リウレタン発泡体等の樹脂発泡体とを接着した複合材料
が挙げられる。これらの複合材料を表皮材として用いる
場合には、複合材料の発泡体表面が基材、すなわち上記
ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡体層と接するよ
うに貼合わせる。
樹脂(PVC)、熱可塑性エラストマー(TPE)、ポ
リウレタン(PU)等のレザー、またはこれらのレザー
とポリプロピレン発泡体、ポリウレタン発泡体等の樹脂
発泡体とを接着した複合材料も表皮材として用いられ
る。これらの複合材料を表皮材として用いる場合には、
先の複合材料の場合と同様に、複合材料の発泡体表面が
基材、すなわち上記ポリプロピレン樹脂組成物からなる
発泡体層と接するように貼合わせる。
いて説明する。図1に示すように、金型温度10〜50
℃のモールドスタンピング成形用上金型1付近に予め上
記表皮材3をセットするとともに、発泡剤の分解温度以
上で、かつ、180〜240℃、好ましくは180〜2
20℃の温度で溶融された、発泡剤を含むシート状の基
材形成用ポリプロピレン樹脂組成物を、金型温度30〜
80℃のモールドスタンピング成形用下金型2表面に、
このシート状のポリプロピレン樹脂組成物4をチャージ
する。
セットは、上記シート状の基材形成用ポリプロピレン樹
脂組成物のチャージを行なう前に行なわれるが、上記の
表皮材3のセットは、後述する型締めの工程の直前に、
行なってもよい。すなわち、上記のシート状ポリプロピ
レン樹脂組成物のチャージ終了後直ちにまたはチャージ
と同時に、金型温度10〜50℃のモールドスタンピン
グ成形用上金型1付近に表皮材3をセットしてもよい。
材3と接することとなるため、基材樹脂(ポリプロピレ
ン樹脂組成物)と直接接触することはないので、基材樹
脂の外観を考慮する必要はなく、また成形品の冷却をで
きるだけ速くするため、上金型1の金型温度は10〜5
0℃、好ましくは10〜30℃にするのが望ましい。
体的には、モールドスタンピング成形機に備え付けられ
ている押出機に接続しているアキュムレーターのシリン
ダー内に貯えられた後、Tダイからシート状に押出され
て下金型2表面にチャージされる。
成物は、予め上記のポリプロピレン樹脂[1]、発泡剤
[2]、さらにはフィラー[3]を上記割合で、ヘンシ
ェルミキサーなどの混合攪拌装置を用いて均一に混合し
て用意しておく。ここに、「予めチャージされるポリプ
ロピレン樹脂組成物を用意する」とは、(1)上記の表
皮材をセットする前に、ポリプロピレン樹脂組成物を溶
融して用意すること、(2)表皮材をセットしている最
中に、ポリプロピレン樹脂組成物を溶融して用意するこ
と、および(3)上記の表皮材のセットが終了した後
に、ポリプロピレン樹脂組成物を溶融して用意すること
を意味する。
ドスタンピング成形機に備え付けられている押出機を用
いて、上記のような温度で溶融すると、発泡剤が分解し
てこの樹脂組成物が発泡し始める。したがって、本発明
においては、ポリプロピレン樹脂組成物を上記温度で溶
融したならば、直ちにこの樹脂組成物を下金型2表面に
チャージする必要がある。したがって、上記の表皮材を
セットする前に、ポリプロピレン樹脂組成物を用意する
場合には、特に表皮材を素早くセットしなければならな
い。
より発泡セル(気泡)が生じるが、この樹脂組成物の流
動による発泡セルの潰れを出来るだけ少なくすることが
望ましい。したがって、溶融状態にあるポリプロピレン
樹脂組成物の下金型2までの流動距離は、出来るだけ短
くするようにすることが好ましい。
ロピレン樹脂組成物をチャージするため、下金型2の金
型温度が低すぎると、チャージされたポリプロピレン樹
脂組成物の冷却が急速に進んでポリプロピレン樹脂組成
物の流動性不良、発泡不良、および成形品の外観不良を
引き起こすことになる。したがって、本発明において
は、下金型2の金型温度は、30〜80℃、好ましくは
40〜60℃である。
ジされる溶融ポリプロピレン樹脂組成物の面積は、下金
型投影面積の50%以上にすることが好ましい。なお、
本発明においては、基材に強度を持たせるという点から
すると、図1に示すように、上記下金型2表面にリブ部
形成用の凹部5、さらにはボス部形成用の凹部が設けら
れていることが望ましい。
ン樹脂組成物のチャージ終了後10秒以内に上下金型
1,2を閉じて、スペーサーブロック(図示せず)を用
いて、上下金型内部のポリプロピレン樹脂層のボス部お
よびリブ部を有しない平面部におけるポリプロピレン樹
脂層と表皮材の総厚み(t)が(0.45tA +tB )
〜(0.8tA +tB )、好ましくは(0.55tA +
tB )〜(0.7tA +tB )[tA は圧力をかける前
のポリプロピレン樹脂組成物シートの厚みを表わし、t
B は、圧力をかけた後の表皮材の厚みを表わす]の範囲
内になるまで上金型を下げて型締めし、基材形状の賦形
と同時にポリプロピレン樹脂組成物4からなる基材層と
表皮材3との一体化を行なう。
ポリプロピレン樹脂層と表皮材の総厚み(t)と同じで
あり、上記型締めにおけるいわゆる上下金型のクリアラ
ンスに相当する。
ス部およびリブ部を有しない平面部におけるポリプロピ
レン樹脂層と表皮材の総厚み(t)が上記のような範囲
にあると、基材となるポリプロピレン樹脂組成物4の発
泡性能が良好であり、また、ポリプロピレン樹脂組成物
の発泡による基材層の厚み増加率が大きいので、製品形
状の形成が容易でボスやリブの形成が容易になる。ここ
で、上記のポリプロピレン樹脂組成物の発泡による基材
層の厚み増加率(fR) は、下記の式より求められる。
0.01ptA×100 式中、tC は複合発泡成形品の発泡基材層の厚みであ
り、tA は下金型表面にチャ−ジされた溶融ポリプロピ
レン樹脂組成物のシートの厚みである。また、pはクリ
アランスにおける倍率であり、下記の式で求められる。
金型表面にチャ−ジされた溶融ポリプロピレン樹脂組成
物のシ−トの厚みであり、tB はプレス後の表皮材の厚
みである。
0〜70kg/cm2 である。次いで、図3、図4およ
び図5に示すように、この型締めによりポリプロピレン
樹脂組成物4(基材層)の両表面に形成される固化層6
の一方の厚みが1.0mmに達する前に、ポリプロピレ
ン樹脂組成物4のボス部(図示せず)およびリブ部8を
有しない平面部における厚みの1.1〜2倍の範囲内で
上金型1を上昇させて、溶融状態にあるポリプロピレン
樹脂組成物7を発泡させる。
ポリプロピレン樹脂組成物4の両表面において固化層6
の形成が進行し、ポリプロピレン樹脂組成物4が発泡し
なくなる。本発明においては、この固化層6はポリプロ
ピレン樹脂組成物4の一部を構成している。ポリプロピ
レン樹脂組成物4のボス部およびリブ部8を有しない平
面部における厚みは、通常2〜3mmであるため、上記
固化層6の厚みが1mm以上になると、実質的に発泡部
分が極度に減少したり、発泡しなくなったりする。した
がって、ポリプロピレン樹脂組成物4の固化層6の厚み
が1.0mm未満になるように、上金型1の上昇開始時
期を設定することが好ましい。ポリプロピレン樹脂組成
物4の平面部における厚みにもよるが、この厚みが2m
mのときは、上記型締めによりポリプロピレン樹脂組成
物4が下金型2表面に完全に充填完了した時点から1〜
2秒後に上金型1を3〜4mm上昇させるのが好まし
い。なお、上記ポリプロピレン樹脂組成物4は、発泡セ
ルが生じ続けている。
なる固化層6と発泡層9とで形成されている発泡基材層
10を冷却固化する。冷却固化は、上下金型を用いて行
なうことができるが、本発明においては、図4に示すよ
うに、型締めしたそのままの状態で行なうことが好まし
く、その際に発泡基材層10が収縮して型締め圧力が低
下する場合には、圧力を冷却固化前の型締め圧力に追従
させることが望ましい。
部8を有する発泡基材層10とからなる成形品を取り出
す。上記のような工程を経て製造される複合発泡成形品
は、その発泡基材層10のリブ部8およびボス部を有し
ない平面部の発泡倍率が1.1〜2.0倍であり、従来
のモールドスタンピング成形法により製造される複合発
泡成形品と比較して、軽量で、しかも、剛性が高い。
つ、高剛性の複合発泡成形品が得られる。
されるような用途、たとえば自動車内装材などの用途に
利用することができる。以下、本発明を実施例により説
明するが、本発明は、これら実施例に限定されるもので
はない。
ザーと不織布とからなる、厚み1.0mmの2層体を、
金型温度30℃の上金型付近にセットした。
D 1238,L)45g/10分のプロピレンブロッ
ク共重合体[エチレン・プロピレン共重合体ゴム(EP
R)含量:10重量%、エチレン含量:20モル%]6
5重量部と、ガラス繊維強化ポリプロピレン[ガラス繊
維含有率:30重量%]30重量部と、発泡剤[アゾジ
カルボンアミド(ADCA)と低密度ポリエチレン(L
DPE)との重量比(ADCA/LDPE)を10/9
0にして両者をマスターバッチとして製造したもの]5
重量部とをタンブラーミキサーで混合し、この混合物を
モールドスタンピング成形機[池貝鉄工(株)製]に備
え付けられている押出機に投入した。なお、上記混合物
の押出機への投入の際、押出機のシリンダーおよびダイ
の温度は210℃に設定した。
で金型温度40℃のリブ部形成孔を有する下金型表面に
チャージした。このときのチャージ位置は、下金型投影
面積のほぼ90%を占め、この溶融樹脂シ−トの厚みは
5.2mmであった。また、投入樹脂量は500gであ
った。金型としてシートバックガーニッシュ金型を用い
た。
に上下金型を閉じて、4.1mm厚のスペーサーブロッ
クを用いて、40kg/cm2 の圧力をかけた。このス
ペーサーブロックの厚み4.1mmは、下記のようにし
て決定した。ただし、上記表皮材はプレスによる圧縮変
形がないので、プレス前とプレス後の表皮材の厚みは同
じである。
60%)+1.0mm(プレス後の表皮材の厚み)=
4.1mm そして、40kg/cm2 の圧力で型締め完了後1.5
秒経過した時点で上金型を1.5mm上昇させた状態で
60秒間保持し、上金型を上昇させて上下金型を開い
て、図6に示すような成形品を得た。
成されていた固化層6(発泡基材層10の一部を構成す
る非発泡層)の厚みは0.35mmであり、発泡基材層
10のリブ部8を有しない平面部における厚みは4.3
mmであった(固化層6の厚みも含む)。また、発泡基
材層10における発泡セルの大きさは、50〜500μ
mの範囲にあった。
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.6であり、未発泡シートの比重0.97に比べて3
8%の軽量化が計られていた。
サーブロックを用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。このスペーサーブロックの厚み3.6mmは、下記
のようにして決定した。
厚みの50%)+1.0mm(プレス後の実施例1の表
皮材の厚み)=3.6mm 得られた成形品の発泡基材層10表面に形成されていた
固化層6の厚みは0.45mmであり、発泡基材層10
のリブ部8を有しない平面部における厚みは3.0mm
であった(固化層6の厚みも含む)。また、発泡基材層
10における発泡セルの大きさは、50〜700μmの
範囲にあった。
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.84であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
13%の軽量化が計られていた。
サーブロックを用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。このスペーサーブロックの厚み3.9mmは、下記
のようにして決定した。
厚みの55%)+1.0mm(プレス後の実施例1の表
皮材の厚み)=3.9mm 得られた成形品の発泡基材層10表面に形成されていた
固化層6の厚みは0.45mmであり、発泡基材層10
のリブ部8を有しない平面部における厚みは3.9mm
であった(固化層6の厚みも含む)。また、発泡基材層
10における発泡セルの大きさは、50〜500μmの
範囲にあった。
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.62であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
36%の軽量化が計られていた。
サーブロックを用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。このスペーサーブロックの厚み4.4mmは、下記
のようにして決定した。
厚みの65%)+1.0mm(プレス後の実施例1の表
皮材の厚み)=4.4mm 得られた成形品の発泡基材層10表面に形成されていた
固化層6の厚みは0.35mmであり、発泡基材層10
のリブ部8を有しない平面部における厚みは4.6mm
であった(固化層6の厚みも含む)。また、発泡基材層
10における発泡セルの大きさは、50〜700μmの
範囲にあった。
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.56であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
42%の軽量化が計られていた。
サーブロックを用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。このスペーサーブロックの厚み4.6mmは、下記
のようにして決定した。
厚みの70%)+1.0mm(プレス後の実施例1の表
皮材の厚み)=4.6mm 得られた成形品の発泡基材層10表面に形成されていた
固化層6の厚みは0.30mmであり、発泡基材層10
のリブ部8を有しない平面部における厚みは4.6mm
であった(固化層6の厚みも含む)。また、発泡基材層
10における発泡セルの大きさは、50〜700μmの
範囲にあった。
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.54であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
44%の軽量化が計られていた。
サーブロックを用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。このスペーサーブロックの厚み4.9mmは、下記
のようにして決定した。
厚みの75%)+1.0mm(プレス後の実施例1の表
皮材の厚み)=4.9mm 得られた成形品の発泡基材層10表面に形成されていた
固化層6の厚みは0.25mmであり、発泡基材層10
のリブ部8を有しない平面部における厚みは4.7mm
であった(固化層6の厚みも含む)。また、発泡基材層
10における発泡セルの大きさは、50〜700μmの
範囲にあった。
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
いが、基材の平面部は図6の通りに発泡し、その比重は
0.52であり、未発泡シートの比重0.97に比べて
46%の軽量化が計られていた。
サーブロックを用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。このスペーサーブロックの厚み3.3mmは、下記
のようにして決定した。
厚みの44%)+1.0mm(プレス後の実施例1の表
皮材の厚み)=3.3mm 得られた成形品の発泡基材層10のリブ部8を有しない
平面部における厚みは2.3mmであり、表面に形成さ
れていた固化層6の厚みは1.0mmを超え、ほとんど
発泡していなかった。
ザーと上記混合物からなる基材とは、ポリ塩化ビニル樹
脂レザーに裏打ちされている不織布を介して強固に接着
していた。
ておらず、その比重は0.92であった。
サーブロックを用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。このスペーサーブロックの厚み5.2mmは、下記
のようにして決定した。
厚みの81%)+1.0mm(プレス後の実施例1の表
皮材の厚み)=5.2mm 成形された基材の平面部は図6の通りに発泡し、その厚
みは5.0mmで、比重は0.51であり、ポリプロピ
レン樹脂組成物は非常によく発泡していたが、リブの形
成が不十分であり、製品端部の一部に欠肉が見られた。
アランスにおける倍率(p)と複合発泡成形品の発泡基
材層の比重(rC) との関係を図7に示し、また、クリ
アランスにおける倍率(p)とポリプロピレン樹脂組成
物の発泡による基材層の厚み増加率(fR) との関係を
図8に示す。さらに、ポリプロピレン樹脂組成物の発泡
による基材層の厚み増加率(fR) 、クリアランスにお
ける倍率(p)および基材層における軽量化の割合等の
データを第1表に示す。
法において、上下金型を閉じる前の状態を示す図であ
る。
法において、上下金型を閉じた状態を示す図である。
おけるポリプロピレン樹脂組成物の発泡工程を示す図で
ある。
法により得られた成形品の一例を示す図である。
ランスにおける倍率(p)と、複合発泡成形品の発泡基
材層の比重(rC) との関係を表わすグラフである。
ランスにおける倍率(p)と、ポリプロピレン樹脂組成
物の発泡による基材層の厚み増加率(fR) との関係を
表わすグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】金型温度10〜50℃のモールドスタンピ
ング成形用上金型付近に予め表皮材をセットするととも
に、発泡剤の分解温度以上で、かつ、180〜240℃
の温度で溶融された、発泡剤を含むシート状の基材形成
用ポリプロピレン樹脂組成物を、金型温度30〜80℃
のモールドスタンピング成形用下金型表面にチャージす
る工程と、 該ポリプロピレン樹脂組成物のチャージ終了後10秒以
内に上下金型を閉じて、スペーサーブロックを用いて、
上下金型内部のポリプロピレン樹脂層のボス部およびリ
ブ部を有しない平面部におけるポリプロピレン樹脂層と
表皮材の総厚みが(0.45tA +tB )〜(0.8t
A +tB )[tA は圧力をかける前のポリプロピレン樹
脂組成物シートの厚みを表わし、tB は、圧力をかけた
後の表皮材の厚みを表わす]の範囲内になるまで上金型
を下げて型締めし、基材形状の賦形と同時に該ポリプロ
ピレン樹脂組成物からなる基材層と表皮材との一体化を
行なう工程と、 該型締めによりポリプロピレン樹脂組成物層の両表面に
形成される固化層の一方の厚みが1.0mmに達する前
に、該ポリプロピレン樹脂組成物層のボス部およびリブ
部を有しない平面部における厚みの1.1〜2倍の範囲
内で上金型を上昇させて、該ポリプロピレン樹脂組成物
を発泡させる工程と、 続いて、ポリプロピレン樹脂組成物からなる発泡基材層
を冷却固化する工程とからなることを特徴とする複合発
泡成形品の製造方法。 - 【請求項2】前記ポリプロピレン樹脂組成物が、[1]
プロピレン単独重合体またはプロピレンブロック共重合
体(A)50〜100重量部、およびエチレン単独重合
体、炭素原子数4〜10のα- オレフィン単独重合体、
および炭素原子数2〜10のα- オレフィン間の共重合
体からなる群から選ばれる重合体(B)0〜50重量部
[上記成分(A)および(B)の合計量は100重量部
とする]からなり、かつ、メルトフローレート(AST
M D 1238,L)が10〜100g/10分の範
囲内にあるポリプロピレン樹脂68〜99.8重量%
と、[2]発泡剤0.2〜2重量%と、[3]フィラー
0〜30重量%とからなることを特徴とする請求項1に
記載の複合発泡成形品の製造方法。 - 【請求項3】前記ボス部およびリブ部を有しない平面部
における発泡基材層の発泡倍率が、1.1〜2.0倍で
あることを特徴する請求項1に記載の複合発泡成形品の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12967993A JP3313186B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 複合発泡成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12967993A JP3313186B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 複合発泡成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06339933A true JPH06339933A (ja) | 1994-12-13 |
| JP3313186B2 JP3313186B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=15015497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12967993A Expired - Fee Related JP3313186B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 複合発泡成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3313186B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12967993A patent/JP3313186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3313186B2 (ja) | 2002-08-12 |
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