JPH0634023A - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
車両用自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH0634023A JPH0634023A JP21373592A JP21373592A JPH0634023A JP H0634023 A JPH0634023 A JP H0634023A JP 21373592 A JP21373592 A JP 21373592A JP 21373592 A JP21373592 A JP 21373592A JP H0634023 A JPH0634023 A JP H0634023A
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- engagement
- shift
- hydraulic pressure
- stage
- oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力トルク、油温の如何に拘らず、常に一定
の変速時間で、スムーズな変速制御を行えるようにす
る。 【構成】 係合制御手段(クラッチ、ブレーキ)によ
り、現行段係合要素を解放させるとともに次段係合要素
を係合させて動力伝達経路を切り換え、現行段から次段
への変速を行わせるようになっており、この係合制御手
段は、変速中において現行段係合要素の解放を緩やかに
行わせる遅れ発生部204を有している。但し、遅れ発
生部204は、現行段係合要素の係合トルク容量が変速
機の入力軸から入力されるエンジンの駆動トルク相当値
を含む所定範囲内にある間において作動するようになっ
ている。
の変速時間で、スムーズな変速制御を行えるようにす
る。 【構成】 係合制御手段(クラッチ、ブレーキ)によ
り、現行段係合要素を解放させるとともに次段係合要素
を係合させて動力伝達経路を切り換え、現行段から次段
への変速を行わせるようになっており、この係合制御手
段は、変速中において現行段係合要素の解放を緩やかに
行わせる遅れ発生部204を有している。但し、遅れ発
生部204は、現行段係合要素の係合トルク容量が変速
機の入力軸から入力されるエンジンの駆動トルク相当値
を含む所定範囲内にある間において作動するようになっ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用自動変速機におけ
る変速制御装置に関し、特に、変速時における現行段係
合要素の解放を制御する変速制御装置に関する。
る変速制御装置に関し、特に、変速時における現行段係
合要素の解放を制御する変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は入出力軸間に複数の動力伝
達ギヤ列を有し、これらギヤ列をクラッチ、ブレーキ等
の係合要素の係合制御により選択的に切り換えて変速を
行うようになっており、この係合要素の係合制御を油圧
アクチュエータにより自動的に行わせて自動変速がなさ
れれる。このような変速に際しては、それまで係合して
いた係合要素(現行段係合要素)を解放し、変速により
設定しようとする変速段用の係合要素(次段係合要素)
を係合させる。
達ギヤ列を有し、これらギヤ列をクラッチ、ブレーキ等
の係合要素の係合制御により選択的に切り換えて変速を
行うようになっており、この係合要素の係合制御を油圧
アクチュエータにより自動的に行わせて自動変速がなさ
れれる。このような変速に際しては、それまで係合して
いた係合要素(現行段係合要素)を解放し、変速により
設定しようとする変速段用の係合要素(次段係合要素)
を係合させる。
【0003】この場合において、現行段係合要素の解放
タイミングが早すぎたり、次段係合要素の係合タイミン
グが遅れたりするといずれの係合要素も係合していない
ような状態となってエンジンが吹き上がるという問題が
生じる。また、現行段係合要素の解放タイミングが遅れ
たり、次段係合要素の係合タイミングが早すぎたりする
と両係合要素が共噛み状態となって大きな減速ショック
が発生するという問題が生じる。このため、現行段係合
要素の解放および次段係合要素の係合タイミングを調整
してこのような問題を防止すべく、従来から種々の制御
手段が提案されている。例えば、実開昭62−6604
6号公報には、変速時における現行段クラッチの油圧解
放を低圧部において遅らせて、クラッチの係合タイミン
グを調整する装置が開示されている。
タイミングが早すぎたり、次段係合要素の係合タイミン
グが遅れたりするといずれの係合要素も係合していない
ような状態となってエンジンが吹き上がるという問題が
生じる。また、現行段係合要素の解放タイミングが遅れ
たり、次段係合要素の係合タイミングが早すぎたりする
と両係合要素が共噛み状態となって大きな減速ショック
が発生するという問題が生じる。このため、現行段係合
要素の解放および次段係合要素の係合タイミングを調整
してこのような問題を防止すべく、従来から種々の制御
手段が提案されている。例えば、実開昭62−6604
6号公報には、変速時における現行段クラッチの油圧解
放を低圧部において遅らせて、クラッチの係合タイミン
グを調整する装置が開示されている。
【0004】このような従来の制御手段は、アキュムレ
ータ、オリフィス等を用いて係合要素(クラッチ、ブレ
ーキ等)へ供給される作動油圧を調整して行うようにな
っていた。しかしながら、これらアキュムレータ、オリ
フィス等は作動油の温度が通常使用範囲(約80℃〜1
20℃)にあるときに所望の作動を行うように設定され
ており、作動油が低温時には、現行段係合要素の油圧解
放が遅くなり、変速時間が長くなるという問題がある。
ータ、オリフィス等を用いて係合要素(クラッチ、ブレ
ーキ等)へ供給される作動油圧を調整して行うようにな
っていた。しかしながら、これらアキュムレータ、オリ
フィス等は作動油の温度が通常使用範囲(約80℃〜1
20℃)にあるときに所望の作動を行うように設定され
ており、作動油が低温時には、現行段係合要素の油圧解
放が遅くなり、変速時間が長くなるという問題がある。
【0005】このようなことから、本出願人は、アキュ
ムレータ、オリフィス等を用いることなく各係合要素の
油圧設定を電磁弁等により直接制御するように構成し、
この電磁弁への作動信号を油温に応じて可変制御し、油
温の如何に拘らず一定の変速時間となるように制御する
ことを考案した。この制御においては、変速時において
現行段の作動油圧を解放させる指令が出力されると、こ
の信号が遅れ装置を介して補正されて電磁弁に油圧指令
値として出力される。この油圧指令値は、図9に示すよ
うに、油温が高いときに緩やかに低下する油圧となり、
油温が低くなるに応じてその低下速度が早くなるような
値になるように補正される。このように油圧指令値を油
温に応じて補正することにより、この油圧指令値を受け
て作動される電磁弁により作り出される油圧、すなわ
ち、係合要素に供給される油圧変化が油温に拘らず一定
となり、変速時間が油温の影響を受けることが防止され
る。
ムレータ、オリフィス等を用いることなく各係合要素の
油圧設定を電磁弁等により直接制御するように構成し、
この電磁弁への作動信号を油温に応じて可変制御し、油
温の如何に拘らず一定の変速時間となるように制御する
ことを考案した。この制御においては、変速時において
現行段の作動油圧を解放させる指令が出力されると、こ
の信号が遅れ装置を介して補正されて電磁弁に油圧指令
値として出力される。この油圧指令値は、図9に示すよ
うに、油温が高いときに緩やかに低下する油圧となり、
油温が低くなるに応じてその低下速度が早くなるような
値になるように補正される。このように油圧指令値を油
温に応じて補正することにより、この油圧指令値を受け
て作動される電磁弁により作り出される油圧、すなわ
ち、係合要素に供給される油圧変化が油温に拘らず一定
となり、変速時間が油温の影響を受けることが防止され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
油温に応じて調整された油圧指令値が油圧の全範囲にわ
たって出力されると、すなわち、油圧の全範囲にわたっ
て遅れ装置を通して油圧指令値が算出されると、変速時
に加わる変速機入力トルクに応じて変速時間が変動する
という問題がある。上記のような制御では、例えば、図
10に示すように、時間t0 において変速指令が出力さ
れると、現行変速段用のクラッチ(係合要素)に供給さ
れる油圧は油圧指令値に応じて解放され、実線Aで示す
ように低下する。なお、このとき油圧指令値を上記のよ
うに油温に応じて補正すれば、この低下率は油温に拘ら
ずほぼ一定である。
油温に応じて調整された油圧指令値が油圧の全範囲にわ
たって出力されると、すなわち、油圧の全範囲にわたっ
て遅れ装置を通して油圧指令値が算出されると、変速時
に加わる変速機入力トルクに応じて変速時間が変動する
という問題がある。上記のような制御では、例えば、図
10に示すように、時間t0 において変速指令が出力さ
れると、現行変速段用のクラッチ(係合要素)に供給さ
れる油圧は油圧指令値に応じて解放され、実線Aで示す
ように低下する。なお、このとき油圧指令値を上記のよ
うに油温に応じて補正すれば、この低下率は油温に拘ら
ずほぼ一定である。
【0007】一方、次変速段用のクラッチに供給される
油圧は、図において実線Bおよび破線Cで示すように、
変速指令の出力(時間t0 )と同時にこのクラッチを係
合直前の状態に保持する所定油圧(低い油圧)まで上昇
させた後、現行変速段用クラッチの係合トルク容量がエ
ンジンから変速機に伝達される入力トルクにまで低下す
るまで待つ。そして、現行変速段用クラッチの係合トル
ク容量が入力トルク相当値まで低下したとき、すなわ
ち、現行変速段用クラッチが滑り始める状態までこのク
ラッチの油圧が低下したときに、次変速段用クラッチへ
の供給油圧を上昇させてこのクラッチの係合を開始させ
る。
油圧は、図において実線Bおよび破線Cで示すように、
変速指令の出力(時間t0 )と同時にこのクラッチを係
合直前の状態に保持する所定油圧(低い油圧)まで上昇
させた後、現行変速段用クラッチの係合トルク容量がエ
ンジンから変速機に伝達される入力トルクにまで低下す
るまで待つ。そして、現行変速段用クラッチの係合トル
ク容量が入力トルク相当値まで低下したとき、すなわ
ち、現行変速段用クラッチが滑り始める状態までこのク
ラッチの油圧が低下したときに、次変速段用クラッチへ
の供給油圧を上昇させてこのクラッチの係合を開始させ
る。
【0008】このように制御すれば、現行変速段用クラ
ッチの容量が入力トルク相当値以下となって滑り始める
と同時に次変速段用クラッチの係合を開始させて、エン
ジンの吹き上がり、変速ショック等を生じさせることな
くスムーズな変速を行わせることができる。
ッチの容量が入力トルク相当値以下となって滑り始める
と同時に次変速段用クラッチの係合を開始させて、エン
ジンの吹き上がり、変速ショック等を生じさせることな
くスムーズな変速を行わせることができる。
【0009】しかしながら、エンジンから変速機に伝達
される入力トルクは一定ではなく、変速時のエンジンス
ロットル状態、負荷状態等に応じて変化するものであ
る。このため、入力トルクが大きいときには、図10に
おいて実線Bで示すように、現行変速段用クラッチの供
給油圧がこのトルクに相当する油圧P1まで低下した時
点t1 において次変速段用クラッチの油圧上昇が開始さ
れる。一方、入力トルクが小さいときには、図10にお
いて破線Cで示すように、現行変速段用クラッチの供給
油圧がこの小さなトルクに相当する油圧P2(<P1)
まで低下する(時間t2 )まで、次変速段用クラッチの
油圧上昇は開始されない。このように次変速段用クラッ
チの油圧上昇開始時点、すなわち、次変速段用クラッチ
の係合開始時点が変速機の入力トルクに応じて変化する
ため、変速時間(T1およびT2)が入力トルクに応じ
て変化するという問題が生じる。
される入力トルクは一定ではなく、変速時のエンジンス
ロットル状態、負荷状態等に応じて変化するものであ
る。このため、入力トルクが大きいときには、図10に
おいて実線Bで示すように、現行変速段用クラッチの供
給油圧がこのトルクに相当する油圧P1まで低下した時
点t1 において次変速段用クラッチの油圧上昇が開始さ
れる。一方、入力トルクが小さいときには、図10にお
いて破線Cで示すように、現行変速段用クラッチの供給
油圧がこの小さなトルクに相当する油圧P2(<P1)
まで低下する(時間t2 )まで、次変速段用クラッチの
油圧上昇は開始されない。このように次変速段用クラッ
チの油圧上昇開始時点、すなわち、次変速段用クラッチ
の係合開始時点が変速機の入力トルクに応じて変化する
ため、変速時間(T1およびT2)が入力トルクに応じ
て変化するという問題が生じる。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みたもの
で、入力トルク、油温の如何に拘らず、常に一定の変速
時間で、スムーズな変速制御を行えるような変速制御装
置を提供することを目的とする。
で、入力トルク、油温の如何に拘らず、常に一定の変速
時間で、スムーズな変速制御を行えるような変速制御装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る変速制御装置においては、係合制御手
段により、現行段係合要素を解放させるとともに次段係
合要素を係合させて動力伝達経路を切り換え、現行段か
ら次段への変速を行わせるようになっており、この係合
制御手段は、変速中において現行段係合要素の解放を緩
やかに行わせる遅れ発生部を有している。但し、遅れ発
生部は、現行段係合要素の係合トルク容量が変速機の入
力軸から入力されるエンジンの駆動トルク相当値を含む
所定範囲内にある間において作動するようになってい
る。
め、本発明に係る変速制御装置においては、係合制御手
段により、現行段係合要素を解放させるとともに次段係
合要素を係合させて動力伝達経路を切り換え、現行段か
ら次段への変速を行わせるようになっており、この係合
制御手段は、変速中において現行段係合要素の解放を緩
やかに行わせる遅れ発生部を有している。但し、遅れ発
生部は、現行段係合要素の係合トルク容量が変速機の入
力軸から入力されるエンジンの駆動トルク相当値を含む
所定範囲内にある間において作動するようになってい
る。
【0012】なお、上記係合要素が油圧力を受けて作動
されて係合されるようになし、係合制御手段がこの係合
要素に供給する油圧力を制御するように構成することが
多いが、この場合には、遅れ発生部が作動している間は
現行段係合要素からの油圧の排出を緩やかに行わせてそ
の油圧を緩やかに低下させるようになっている。さら
に、係合制御手段を、係合要素への供給油量を制御する
ソレノイドバルブと、このソレノイドバルブの作動制御
信号を出力するバルブ作動制御部とを有するように構成
することができ、この場合には、遅れ発生部はバルブ作
動制御部からの作動制御信号を補正して現行段係合要素
の油圧を緩やかに低下させるようになっている。このと
き、遅れ発生装置は係合要素へ供給される作動油の油温
に応じてバルブ作動制御部からの作動制御信号を補正
し、油温に拘らず現行段係合要素に供給する油圧の低下
率を一定にするように構成するのが望ましい。
されて係合されるようになし、係合制御手段がこの係合
要素に供給する油圧力を制御するように構成することが
多いが、この場合には、遅れ発生部が作動している間は
現行段係合要素からの油圧の排出を緩やかに行わせてそ
の油圧を緩やかに低下させるようになっている。さら
に、係合制御手段を、係合要素への供給油量を制御する
ソレノイドバルブと、このソレノイドバルブの作動制御
信号を出力するバルブ作動制御部とを有するように構成
することができ、この場合には、遅れ発生部はバルブ作
動制御部からの作動制御信号を補正して現行段係合要素
の油圧を緩やかに低下させるようになっている。このと
き、遅れ発生装置は係合要素へ供給される作動油の油温
に応じてバルブ作動制御部からの作動制御信号を補正
し、油温に拘らず現行段係合要素に供給する油圧の低下
率を一定にするように構成するのが望ましい。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係る変速制御装置を備え
た自動変速機の動力伝達系の構成を図1に示している。
この変速装置は、エンジン出力軸9に接続されたトルク
コンバータ10と、このトルクコンバータ10のタービ
ンに接続された変速機入力軸8aを有する変速装置とか
ら構成される。
例について説明する。本発明に係る変速制御装置を備え
た自動変速機の動力伝達系の構成を図1に示している。
この変速装置は、エンジン出力軸9に接続されたトルク
コンバータ10と、このトルクコンバータ10のタービ
ンに接続された変速機入力軸8aを有する変速装置とか
ら構成される。
【0014】この変速機は、変速機入力軸8a上に並列
に配置された第1、第2および第3遊星歯車列G1,G
2,G3を有する。各遊星歯車列はそれぞれ、中央に位
置する第1〜第3サンギヤS1,S2,S3と、これら
第1〜第3サンギヤに噛合してその回りを自転しながら
公転する第1〜第3プラネタリピニオンP1,P2,P
3と、このピニオンを回転自在に保持してピニオンの公
転と同一回転する第1〜第3キャリアC1,C2,C3
と、上記ピニオンと噛合する内歯を有した第1〜第3リ
ングギヤR1,R2,R3とから構成される。第1遊星
歯車列G1および第2遊星歯車列G2はダブルピニオン
式遊星歯車列であり、第1ピニオンP1および第2ピニ
オンP2は、図示のようにそれぞれ2個のピニオンギヤ
P11,P12およびP21,P22から構成される。
に配置された第1、第2および第3遊星歯車列G1,G
2,G3を有する。各遊星歯車列はそれぞれ、中央に位
置する第1〜第3サンギヤS1,S2,S3と、これら
第1〜第3サンギヤに噛合してその回りを自転しながら
公転する第1〜第3プラネタリピニオンP1,P2,P
3と、このピニオンを回転自在に保持してピニオンの公
転と同一回転する第1〜第3キャリアC1,C2,C3
と、上記ピニオンと噛合する内歯を有した第1〜第3リ
ングギヤR1,R2,R3とから構成される。第1遊星
歯車列G1および第2遊星歯車列G2はダブルピニオン
式遊星歯車列であり、第1ピニオンP1および第2ピニ
オンP2は、図示のようにそれぞれ2個のピニオンギヤ
P11,P12およびP21,P22から構成される。
【0015】第1サンギヤS1は入力軸1に常時連結さ
れ、第1キャリアC1は常時固定されている。第1リン
グギヤR1は第3クラッチK3を介して第2サンギヤS
2に連結され、さらに第2サンギヤS2は第1ブレーキ
B1により固定保持可能となっている。第2キャリアC
2は第3キャリアC3と直結されるとともに出力ギヤ8
bに連結されており、第2キャリアC2および第3キャ
リアC3の回転が変速機の出力回転となる。第2リング
ギヤR2は第3リングギヤR3と直結され、これら両リ
ングギヤR2,R3は一体となって第2ブレーキB2に
より固定保持可能であり、且つ第2クラッチK2を介し
て変速機入力軸8aと係脱自在に連結されている。第3
サンギヤS3は第1クラッチK1を介して変速機入力軸
8aと係脱自在に連結されている。なお、第2ブレーキ
B2と並列にワンウェイブレーキB3が配設されてい
る。
れ、第1キャリアC1は常時固定されている。第1リン
グギヤR1は第3クラッチK3を介して第2サンギヤS
2に連結され、さらに第2サンギヤS2は第1ブレーキ
B1により固定保持可能となっている。第2キャリアC
2は第3キャリアC3と直結されるとともに出力ギヤ8
bに連結されており、第2キャリアC2および第3キャ
リアC3の回転が変速機の出力回転となる。第2リング
ギヤR2は第3リングギヤR3と直結され、これら両リ
ングギヤR2,R3は一体となって第2ブレーキB2に
より固定保持可能であり、且つ第2クラッチK2を介し
て変速機入力軸8aと係脱自在に連結されている。第3
サンギヤS3は第1クラッチK1を介して変速機入力軸
8aと係脱自在に連結されている。なお、第2ブレーキ
B2と並列にワンウェイブレーキB3が配設されてい
る。
【0016】以上のようにして各要素(第1〜第3サン
ギヤS1〜S3、第1〜第3キャリアC1〜C3および
第1〜第3リングギヤS1〜S3)、変速機入力軸8a
および出力ギヤ8bを連結して構成した変速機におい
て、第1〜第3クラッチK1〜K3および第1,第2ブ
レーキB1,B2の係脱制御を行うことにより、変速段
の設定および変速制御を行うことができる。具体的に
は、下記表1に示すように、係脱制御を行えば、前進5
速(1ST,2ND,3RD,4THおよび5TH)、
後進1速(REV)を設定できる。なお、各速度レンジ
での減速比(レシオ)は、各ギヤの歯数により変化する
が、表1にこのレシオの一例を参考として示している。
ギヤS1〜S3、第1〜第3キャリアC1〜C3および
第1〜第3リングギヤS1〜S3)、変速機入力軸8a
および出力ギヤ8bを連結して構成した変速機におい
て、第1〜第3クラッチK1〜K3および第1,第2ブ
レーキB1,B2の係脱制御を行うことにより、変速段
の設定および変速制御を行うことができる。具体的に
は、下記表1に示すように、係脱制御を行えば、前進5
速(1ST,2ND,3RD,4THおよび5TH)、
後進1速(REV)を設定できる。なお、各速度レンジ
での減速比(レシオ)は、各ギヤの歯数により変化する
が、表1にこのレシオの一例を参考として示している。
【0017】なお、この表1において、1STにおける
第2ブレーキB2に括弧を付けているが、これは第2ブ
レーキB2を係合させなくてもワンウェイブレーキB3
により駆動側の動力伝達がなされるからである。すなわ
ち、第1クラッチK1を係合させれば、第2ブレーキB
2を係合させなくても、1STのギヤ比での駆動側の動
力伝達は可能であり、1STが設定される。但し、駆動
側とは逆の動力伝達はできず、このため、第2ブレーキ
B2が非係合の1STはエンジンブレーキが効かない速
度段となり、第2ブレーキB2を係合させればエンジン
ブレーキの効く速度段となる。
第2ブレーキB2に括弧を付けているが、これは第2ブ
レーキB2を係合させなくてもワンウェイブレーキB3
により駆動側の動力伝達がなされるからである。すなわ
ち、第1クラッチK1を係合させれば、第2ブレーキB
2を係合させなくても、1STのギヤ比での駆動側の動
力伝達は可能であり、1STが設定される。但し、駆動
側とは逆の動力伝達はできず、このため、第2ブレーキ
B2が非係合の1STはエンジンブレーキが効かない速
度段となり、第2ブレーキB2を係合させればエンジン
ブレーキの効く速度段となる。
【0018】
【表1】
【0019】次に、第1〜第3クラッチK1〜K3およ
び第1,第2ブレーキB1,B2の係脱制御を行うため
の制御装置を図2から図4に基づいて説明する。なお、
図2から図4はそれぞれ制御装置の各部を表し、これら
3つの図により1つの制御装置を構成している。なお、
各図の油路のうち、終端に丸囲みのアルファベット(A
〜I)がついているものは、他の図の同じ丸囲みアルフ
ァベットがついた油路と繋がることを表している。ま
た、図において×印は、そのポートがドレンに解放して
いることを示す。
び第1,第2ブレーキB1,B2の係脱制御を行うため
の制御装置を図2から図4に基づいて説明する。なお、
図2から図4はそれぞれ制御装置の各部を表し、これら
3つの図により1つの制御装置を構成している。なお、
各図の油路のうち、終端に丸囲みのアルファベット(A
〜I)がついているものは、他の図の同じ丸囲みアルフ
ァベットがついた油路と繋がることを表している。ま
た、図において×印は、そのポートがドレンに解放して
いることを示す。
【0020】変速制御用のブレーキ、クラッチの作動制
御は、タンク90内からポンプ91により供給される作
動油の油圧を利用して行われる。ポンプ91から油路1
01に吐出された作動油は、油路101aを介してレギ
ュレータバルブ20に作用して所定のライン圧P1に調
圧される。このライン圧P1を有した作動油は図3の油
路101に供給される。ポンプ91からの吐出油のう
ち、一部はこのように油路101に供給されるのである
が、残りはレギュレータバルブ20から油路151に送
り出される。この油路151に送られた作動油は、油路
151aと151bとに別れ、油路151aに流れる作
動油はトルクコンバータ(図示せず)に供給され、油路
151bに流れる作動油は第1潤滑部L1に供給されて
この部分の潤滑を行った後、タンク90内に戻される。
御は、タンク90内からポンプ91により供給される作
動油の油圧を利用して行われる。ポンプ91から油路1
01に吐出された作動油は、油路101aを介してレギ
ュレータバルブ20に作用して所定のライン圧P1に調
圧される。このライン圧P1を有した作動油は図3の油
路101に供給される。ポンプ91からの吐出油のう
ち、一部はこのように油路101に供給されるのである
が、残りはレギュレータバルブ20から油路151に送
り出される。この油路151に送られた作動油は、油路
151aと151bとに別れ、油路151aに流れる作
動油はトルクコンバータ(図示せず)に供給され、油路
151bに流れる作動油は第1潤滑部L1に供給されて
この部分の潤滑を行った後、タンク90内に戻される。
【0021】上記ライン圧P1に調圧された油路101
の作動油は、変速機の変速制御用として、図3および図
4からなる部分に供給される。この部分においては、運
転席のシフトレバーに繋がり運転者のマニュアル操作に
より作動されるマニュアルバルブ25と、5個のソレノ
イドバルブSA〜SEと、4つの油圧作動バルブ30,
35,40,45と、4つのアキュムレータ51〜54
と、5つの油圧センサPSとが配設されている。ソレノ
イドバルブSAおよびSCはノーマルオープンタイプの
バルブでソレノイドがオフのときにはこれらバルブは開
放されるが、ソレノイドバルブSB,SDおよびSEは
ノーマルクローズタイプのバルブでソレノイドがオフの
ときにはこれらバルブは閉止される。なお、バルブ30
を第1油圧リリーフバルブ、バルブ35を第2油圧リリ
ーフバルブ、バルブ40をブレーキリリーフバルブ、バ
ルブ45をスイッチングバルブと称する。
の作動油は、変速機の変速制御用として、図3および図
4からなる部分に供給される。この部分においては、運
転席のシフトレバーに繋がり運転者のマニュアル操作に
より作動されるマニュアルバルブ25と、5個のソレノ
イドバルブSA〜SEと、4つの油圧作動バルブ30,
35,40,45と、4つのアキュムレータ51〜54
と、5つの油圧センサPSとが配設されている。ソレノ
イドバルブSAおよびSCはノーマルオープンタイプの
バルブでソレノイドがオフのときにはこれらバルブは開
放されるが、ソレノイドバルブSB,SDおよびSEは
ノーマルクローズタイプのバルブでソレノイドがオフの
ときにはこれらバルブは閉止される。なお、バルブ30
を第1油圧リリーフバルブ、バルブ35を第2油圧リリ
ーフバルブ、バルブ40をブレーキリリーフバルブ、バ
ルブ45をスイッチングバルブと称する。
【0022】これらマニュアルバルブ25の作動とソレ
ノイドバルブSA〜SEの作動とに応じてこれら各バル
ブが作動され、変速制御およびトルクコンバータのロッ
クアップクラッチの作動制御がなされる。この場合での
各ソレノイドバルブSA〜SEの作動とこの作動に伴い
設定される速度段との関係は下記表2に示すようにな
る。なお、この表2におけるON,OFFはソレノイド
のON,OFFを表す。この表ではソレノイドをON・
OFFするように示しているが、各ソレノイドバルブは
デューティ制御ソレノイドバルブであり、変速時には所
望の変速特性が得られるようにデューティ比に基づく制
御がなされる。
ノイドバルブSA〜SEの作動とに応じてこれら各バル
ブが作動され、変速制御およびトルクコンバータのロッ
クアップクラッチの作動制御がなされる。この場合での
各ソレノイドバルブSA〜SEの作動とこの作動に伴い
設定される速度段との関係は下記表2に示すようにな
る。なお、この表2におけるON,OFFはソレノイド
のON,OFFを表す。この表ではソレノイドをON・
OFFするように示しているが、各ソレノイドバルブは
デューティ制御ソレノイドバルブであり、変速時には所
望の変速特性が得られるようにデューティ比に基づく制
御がなされる。
【0023】
【表2】
【0024】上記制御について、以下に説明する。ま
ず、シフトレバーによりDレンジが設定され、マニュア
ルバルブ25のスプール26がD位置に移動した場合を
考える。図3においては、スプール26はN位置にあ
り、右先端フック部がDで示す位置まで右動されてスプ
ール26はD位置に位置する。この移動により、油路1
01から分岐した油路102は油路103と連通し、油
路103にライン圧P1を有した作動油が送り込まれ
る。
ず、シフトレバーによりDレンジが設定され、マニュア
ルバルブ25のスプール26がD位置に移動した場合を
考える。図3においては、スプール26はN位置にあ
り、右先端フック部がDで示す位置まで右動されてスプ
ール26はD位置に位置する。この移動により、油路1
01から分岐した油路102は油路103と連通し、油
路103にライン圧P1を有した作動油が送り込まれ
る。
【0025】このライン圧P1を有した作動油は、油路
101から分岐する110にも流れ、油路110から油
路115と油路111とにさらに分岐する。油路115
はさらにソレノイドSAに繋がる油路116とソレノイ
ドSCに繋がる油路117とに分岐しており、両ソレノ
イドSAおよびSCには常時ライン圧P1が作用する。
また、油路111から分岐する油路111aおよび11
1bはそれぞれ第1および第2油圧リリーフバルブ3
0,35の右端部に繋がり、油路111はブレーキリリ
ーフバルブ40の右端部に繋がり、さらに、油路112
を介してスイッチングバルブ45の右端部にも繋がる。
このため、これら各バルブ30,35,40,45のス
プールはそれぞれライン圧P1を受けて常時左方に押圧
されている。
101から分岐する110にも流れ、油路110から油
路115と油路111とにさらに分岐する。油路115
はさらにソレノイドSAに繋がる油路116とソレノイ
ドSCに繋がる油路117とに分岐しており、両ソレノ
イドSAおよびSCには常時ライン圧P1が作用する。
また、油路111から分岐する油路111aおよび11
1bはそれぞれ第1および第2油圧リリーフバルブ3
0,35の右端部に繋がり、油路111はブレーキリリ
ーフバルブ40の右端部に繋がり、さらに、油路112
を介してスイッチングバルブ45の右端部にも繋がる。
このため、これら各バルブ30,35,40,45のス
プールはそれぞれライン圧P1を受けて常時左方に押圧
されている。
【0026】Dレンジが設定された場合には、エンジン
負荷および車速との関係に応じて速度段が決定され、こ
の速度段が得られるように各ソレノイドバルブSA〜S
Eの作動が表2に示されるように制御される。このた
め、各速度段でのソレノイドバルブの作動に伴うクラッ
チおよびブレーキの作動について説明する。
負荷および車速との関係に応じて速度段が決定され、こ
の速度段が得られるように各ソレノイドバルブSA〜S
Eの作動が表2に示されるように制御される。このた
め、各速度段でのソレノイドバルブの作動に伴うクラッ
チおよびブレーキの作動について説明する。
【0027】まず、速度段として1速段(1ST)が設
定される場合を考える。この場合には、表2に示すよう
に、ソレノイドバルブSCのみがオンで他の4つはオフ
である。このため、このときにはソレノイドバルブSA
のみが開放され、他のソレノイドは閉止される。但し、
ソレノイドバルブSEは1速段ではエンジンブレーキ作
動制御に用いられ、エンジンブレーキを作動させる場合
には、これがオンにされる。ソレノイドバルブSAには
油路116からライン圧P1が作用しているため、この
ライン圧P1を有した作動油がソレノイドバルブSAを
通って油路120に流れる。油路120はマニュアルバ
ルブ25に繋がっており、マニュアルバルブ25がD位
置にあるときには油路120は油路121と連通する。
このため、ライン圧P1を有した作動油が油路121を
通って第1クラッチK1に供給され、第1クラッチK1
が繋合される。なお、油路120には第1アキュムレー
タ51および油圧センサPSが繋がっている。なお、油
路121に繋がる油路121aを介してライン圧P1が
第1油圧リリーフバルブ30の左端に作用するのである
が、受圧面積の差により油路111aを介して作用する
油圧力が勝るため、このバルブ30のスプール31は図
示のように左動した状態である。
定される場合を考える。この場合には、表2に示すよう
に、ソレノイドバルブSCのみがオンで他の4つはオフ
である。このため、このときにはソレノイドバルブSA
のみが開放され、他のソレノイドは閉止される。但し、
ソレノイドバルブSEは1速段ではエンジンブレーキ作
動制御に用いられ、エンジンブレーキを作動させる場合
には、これがオンにされる。ソレノイドバルブSAには
油路116からライン圧P1が作用しているため、この
ライン圧P1を有した作動油がソレノイドバルブSAを
通って油路120に流れる。油路120はマニュアルバ
ルブ25に繋がっており、マニュアルバルブ25がD位
置にあるときには油路120は油路121と連通する。
このため、ライン圧P1を有した作動油が油路121を
通って第1クラッチK1に供給され、第1クラッチK1
が繋合される。なお、油路120には第1アキュムレー
タ51および油圧センサPSが繋がっている。なお、油
路121に繋がる油路121aを介してライン圧P1が
第1油圧リリーフバルブ30の左端に作用するのである
が、受圧面積の差により油路111aを介して作用する
油圧力が勝るため、このバルブ30のスプール31は図
示のように左動した状態である。
【0028】一方、第2クラッチK2に繋がる油路12
5はソレノイドバルブSBに繋がるのであるが、このソ
レノイドバルブSBが閉止されているため、油路125
はこのバルブSBを介してドレンに繋がり、第2クラッ
チK2は解放状態となる。第3クラッチK3に繋がる油
路130はシャトルバルブ57を介して、油路131も
しくは133に繋がる。油路131は油路132を介し
てマニュアルバルブ25に繋がっており、マニュアルバ
ルブ25がD位置にあるときには油路132はドレンに
連通する。一方、油路133もマニュアルバルブ25に
繋がるとともに、D位置においては油路134と繋が
る。この油路134はソレノイドバルブSCに繋がるの
であるが、このソレノイドバルブSCはオフであるので
油路134はこのバルブSCを介してドレンに繋がる。
このため、第3クラッチK3も解放状態となる。第1ブ
レーキB1に繋がる油路140はソレノイドバルブSD
に繋がるのであるが、このソレノイドバルブSDが閉止
されているため、油路140はこのバルブSDを介して
ドレンに繋がり、第1ブレーキB1も解放状態となる。
5はソレノイドバルブSBに繋がるのであるが、このソ
レノイドバルブSBが閉止されているため、油路125
はこのバルブSBを介してドレンに繋がり、第2クラッ
チK2は解放状態となる。第3クラッチK3に繋がる油
路130はシャトルバルブ57を介して、油路131も
しくは133に繋がる。油路131は油路132を介し
てマニュアルバルブ25に繋がっており、マニュアルバ
ルブ25がD位置にあるときには油路132はドレンに
連通する。一方、油路133もマニュアルバルブ25に
繋がるとともに、D位置においては油路134と繋が
る。この油路134はソレノイドバルブSCに繋がるの
であるが、このソレノイドバルブSCはオフであるので
油路134はこのバルブSCを介してドレンに繋がる。
このため、第3クラッチK3も解放状態となる。第1ブ
レーキB1に繋がる油路140はソレノイドバルブSD
に繋がるのであるが、このソレノイドバルブSDが閉止
されているため、油路140はこのバルブSDを介して
ドレンに繋がり、第1ブレーキB1も解放状態となる。
【0029】第2ブレーキB2に繋がる油路167はシ
ャトルバルブ56を介して油路166もしくは170に
繋がる。油路166はブレーキリリーフバルブ40、油
路165、スイッチングバルブ45および油路163を
この順に介してソレノイドバルブSEに繋がる。このた
め、第2ブレーキB2はソレノイドバルブSEにより係
合制御することができ、これにより1速段でのエンジン
ブレーキの作動制御を行うことができる。すなわち、1
速段ではソレノイドバルブSEの作動制御を行うことに
より、エンジンブレーキの作動制御を行うことができ
る。なお、油路170は、シャトルバルブ58を介して
油路171もしくは172に繋がるが、油路171およ
び172はともにマニュアルバルブ25を介してドレン
に繋がる。
ャトルバルブ56を介して油路166もしくは170に
繋がる。油路166はブレーキリリーフバルブ40、油
路165、スイッチングバルブ45および油路163を
この順に介してソレノイドバルブSEに繋がる。このた
め、第2ブレーキB2はソレノイドバルブSEにより係
合制御することができ、これにより1速段でのエンジン
ブレーキの作動制御を行うことができる。すなわち、1
速段ではソレノイドバルブSEの作動制御を行うことに
より、エンジンブレーキの作動制御を行うことができ
る。なお、油路170は、シャトルバルブ58を介して
油路171もしくは172に繋がるが、油路171およ
び172はともにマニュアルバルブ25を介してドレン
に繋がる。
【0030】次に、2速段に変速する場合について考え
る。この場合には、ソレノイドバルブSDのみがオフか
らオンに切り換わる。この状態を1速段の状態と比較す
ると、ソレノイドバルブSDが開放される点のみが異な
る。このため、第1クラッチK1は係合されたままであ
る。ソレノイドバルブSDが開放されると、油路145
を介して第1ブレーキB1にライン圧P1を有した作動
油が供給されこれが係合される。この結果、第1クラッ
チK1と第1ブレーキB1とが係合されて2速段が設定
される。
る。この場合には、ソレノイドバルブSDのみがオフか
らオンに切り換わる。この状態を1速段の状態と比較す
ると、ソレノイドバルブSDが開放される点のみが異な
る。このため、第1クラッチK1は係合されたままであ
る。ソレノイドバルブSDが開放されると、油路145
を介して第1ブレーキB1にライン圧P1を有した作動
油が供給されこれが係合される。この結果、第1クラッ
チK1と第1ブレーキB1とが係合されて2速段が設定
される。
【0031】なお、ソレノイドバルブSDの開放によ
り、油路140,141および142を介してブレーキ
リリーフバルブ40およびスイッチングバルブ45にも
ライン圧P1を有した作動油が作用し、この油圧P1に
より両バルブ40,45のスプール41,46が右方に
押圧される。前述のように、スプール41,46の右端
にもライン圧P1が作用しているのであるが、受圧面積
の差によりスプール41,46はともに右動される。こ
れらスプール41,46の右動により、1速段において
繋がっていたソレノイドバルブSEと第2ブレーキB2
との連通が断たれ、第2ブレーキB2に繋がる油路16
6はブレーキリリーフバルブ40を介してドレンに繋が
る。このため、2速段では第2ブレーキB2は常時解放
される。
り、油路140,141および142を介してブレーキ
リリーフバルブ40およびスイッチングバルブ45にも
ライン圧P1を有した作動油が作用し、この油圧P1に
より両バルブ40,45のスプール41,46が右方に
押圧される。前述のように、スプール41,46の右端
にもライン圧P1が作用しているのであるが、受圧面積
の差によりスプール41,46はともに右動される。こ
れらスプール41,46の右動により、1速段において
繋がっていたソレノイドバルブSEと第2ブレーキB2
との連通が断たれ、第2ブレーキB2に繋がる油路16
6はブレーキリリーフバルブ40を介してドレンに繋が
る。このため、2速段では第2ブレーキB2は常時解放
される。
【0032】次に、3速段に変速する場合について考え
る。この場合には、ソレノイドバルブSCおよびSDの
みがオンからオフに切り換わり、すべてのソレノイドバ
ルブがオフとなる。これにより2速段の状態から、ソレ
ノイドバルブSCが開放され、ソレノイドバルブSDが
閉止される。このようにソレノイドバルブSAが開放さ
れているため、第1クラッチK1は係合されたままであ
る。ソレノイドバルブSDが閉止されると、油路145
への油圧供給がなくなり、油路145はソレノイドバル
ブSDを介してドレンに連通する。このため、第12ブ
レーキB1が解放される。同時に、油路140,141
および142を介してブレーキリリーフバルブ40およ
びスイッチングバルブ45に作用していた油圧も零とな
り、この油圧による両バルブ40,45のスプール4
1,46への押圧力がなくなる。
る。この場合には、ソレノイドバルブSCおよびSDの
みがオンからオフに切り換わり、すべてのソレノイドバ
ルブがオフとなる。これにより2速段の状態から、ソレ
ノイドバルブSCが開放され、ソレノイドバルブSDが
閉止される。このようにソレノイドバルブSAが開放さ
れているため、第1クラッチK1は係合されたままであ
る。ソレノイドバルブSDが閉止されると、油路145
への油圧供給がなくなり、油路145はソレノイドバル
ブSDを介してドレンに連通する。このため、第12ブ
レーキB1が解放される。同時に、油路140,141
および142を介してブレーキリリーフバルブ40およ
びスイッチングバルブ45に作用していた油圧も零とな
り、この油圧による両バルブ40,45のスプール4
1,46への押圧力がなくなる。
【0033】一方、ソレノイドバルブSCが開放される
と、ライン圧P1を有した作動油が油路134に供給さ
れる。この油路134はマニュアルバルブ25を介して
油路133に繋がるため、ライン圧P1を有した作動油
は、シャトルバルブ57から第3クラッチK3に供給さ
れて第3クラッチK3が係合される。このようにして第
1クラッチK1および第3クラッチK3が係合されて3
速段が設定される。
と、ライン圧P1を有した作動油が油路134に供給さ
れる。この油路134はマニュアルバルブ25を介して
油路133に繋がるため、ライン圧P1を有した作動油
は、シャトルバルブ57から第3クラッチK3に供給さ
れて第3クラッチK3が係合される。このようにして第
1クラッチK1および第3クラッチK3が係合されて3
速段が設定される。
【0034】次に、3速段から4速段に変速する場合に
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSBお
よびSCのみがオフからオンに切り換わる。これにより
3速段の状態から、ソレノイドバルブSBが開放され、
ソレノイドバルブSCが閉止される。このようにソレノ
イドバルブSAが開放されているので、第1クラッチK
1は係合されたままである。ソレノイドバルブSCが閉
止されると、3速段の場合とは逆に第3クラッチK3へ
のライン圧P1の供給が断たれてこれが解放される。同
時に、油路175,176,177を介した第1および
第2油圧リリーフバルブ30,35並びにスイッチング
バルブ45の左側へのライン圧P1の供給も断たれ、且
つ油路104aから油路178を介してのブレーキリリ
ーフバルブ40の左側へのライン圧P1の供給も断たれ
る。
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSBお
よびSCのみがオフからオンに切り換わる。これにより
3速段の状態から、ソレノイドバルブSBが開放され、
ソレノイドバルブSCが閉止される。このようにソレノ
イドバルブSAが開放されているので、第1クラッチK
1は係合されたままである。ソレノイドバルブSCが閉
止されると、3速段の場合とは逆に第3クラッチK3へ
のライン圧P1の供給が断たれてこれが解放される。同
時に、油路175,176,177を介した第1および
第2油圧リリーフバルブ30,35並びにスイッチング
バルブ45の左側へのライン圧P1の供給も断たれ、且
つ油路104aから油路178を介してのブレーキリリ
ーフバルブ40の左側へのライン圧P1の供給も断たれ
る。
【0035】このため第1油圧リリーフバルブ30のス
プール31は再び図示のように左動されるので、ライン
圧P1を有した作動油が油路103から第1油圧リリー
フバルブ30を介して油路107に供給され、さらに開
放されたソレノイドバルブSBから油路125を介して
第2クラッチK2に供給されこれが繋合される。このよ
うにして第1クラッチK3および第2クラッチK2が係
合されて4速段が設定される。
プール31は再び図示のように左動されるので、ライン
圧P1を有した作動油が油路103から第1油圧リリー
フバルブ30を介して油路107に供給され、さらに開
放されたソレノイドバルブSBから油路125を介して
第2クラッチK2に供給されこれが繋合される。このよ
うにして第1クラッチK3および第2クラッチK2が係
合されて4速段が設定される。
【0036】次に、4速段から5速段に変速する場合に
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSAが
オフからオンに切り換わりソレノイドバルブSCがオン
からオフに切り換わる。これにより4速段の状態から、
ソレノイドバルブSAが閉止され、ソレノイドバルブS
Cが開放される。ソレノイドバルブSAが閉止される
と、油路120,121を介してのライン圧P1の供給
が断たれ、第1クラッチK1が解放される。また、ソレ
ノイドバルブSAの閉止により油路121aの油圧も零
となり、第1油圧リリーフバルブ30のスプール31は
左動状態のままである。同時にソレノイドバルブSBは
オンのままであるので、第2クラッチK2は係合状態の
まま保持される。
ついて考える。この場合には、ソレノイドバルブSAが
オフからオンに切り換わりソレノイドバルブSCがオン
からオフに切り換わる。これにより4速段の状態から、
ソレノイドバルブSAが閉止され、ソレノイドバルブS
Cが開放される。ソレノイドバルブSAが閉止される
と、油路120,121を介してのライン圧P1の供給
が断たれ、第1クラッチK1が解放される。また、ソレ
ノイドバルブSAの閉止により油路121aの油圧も零
となり、第1油圧リリーフバルブ30のスプール31は
左動状態のままである。同時にソレノイドバルブSBは
オンのままであるので、第2クラッチK2は係合状態の
まま保持される。
【0037】一方、ソレノイドバルブSCが開放される
と既に説明したように、ライン圧P1を有した作動油が
油路134に供給され、さらに、マニュアルバルブ2
5、油路133および油路130を介して第3クラッチ
K3に供給されて第3クラッチK3が係合される。この
ようにして第2クラッチK2および第3クラッチK3が
係合されて5速段が設定される。
と既に説明したように、ライン圧P1を有した作動油が
油路134に供給され、さらに、マニュアルバルブ2
5、油路133および油路130を介して第3クラッチ
K3に供給されて第3クラッチK3が係合される。この
ようにして第2クラッチK2および第3クラッチK3が
係合されて5速段が設定される。
【0038】以上、Dレンジにおける変速制御におい
て、1ST(低速段)においてはソレノイドバルブSE
により制御されて出力される作動油は、スイッチングバ
ルブ45およびブレーキリリーフバルブ40を介して第
2ブレーキB2に供給されるが、2ND〜5TH(中高
速段)においてはソレノイドバルブSEから出力される
作動油は、油路160,164を介してトルクコンバー
タに供給され、そのロックアップクラッチ作動制御用と
して用いられる。すなわち、本例においては、ソレノイ
ドバルブSEは、速度段として1STが設定されている
ときには、第2ブレーキB2の作動制御用に用いられ、
速度段として2ND〜5THが設定されているときに
は、ロックアップクラッチの作動制御用に用いられる。
て、1ST(低速段)においてはソレノイドバルブSE
により制御されて出力される作動油は、スイッチングバ
ルブ45およびブレーキリリーフバルブ40を介して第
2ブレーキB2に供給されるが、2ND〜5TH(中高
速段)においてはソレノイドバルブSEから出力される
作動油は、油路160,164を介してトルクコンバー
タに供給され、そのロックアップクラッチ作動制御用と
して用いられる。すなわち、本例においては、ソレノイ
ドバルブSEは、速度段として1STが設定されている
ときには、第2ブレーキB2の作動制御用に用いられ、
速度段として2ND〜5THが設定されているときに
は、ロックアップクラッチの作動制御用に用いられる。
【0039】以上、Dレンジにおける変速制御について
説明したが、次に、Nレンジが設定された場合を考え
る。この場合には、マニュアルバルブ25を介してクラ
ッチK1,K2,K3およびブレーキB1,B2がドレ
ンに接続し、これらすべてが開放されニュートラル(中
立)状態となる。
説明したが、次に、Nレンジが設定された場合を考え
る。この場合には、マニュアルバルブ25を介してクラ
ッチK1,K2,K3およびブレーキB1,B2がドレ
ンに接続し、これらすべてが開放されニュートラル(中
立)状態となる。
【0040】次に、Rレンジが設定された場合を考え
る。この場合にはマニュアルバルブ25のスプール26
は左動され、油路102からライン圧P1を有する作動
油が油路132に供給される。また、全ソレノイドバル
ブSA〜SEがオフとなる。このため、第1クラッチK
1に繋がる油路121はマニュアルバルブ25において
ドレンに連通して第1クラッチK1が解放され、第2ク
ラッチK2に繋がる油路125はソレノイドバルブSB
からドレンに連通してこの第2クラッチK2も解放され
る。
る。この場合にはマニュアルバルブ25のスプール26
は左動され、油路102からライン圧P1を有する作動
油が油路132に供給される。また、全ソレノイドバル
ブSA〜SEがオフとなる。このため、第1クラッチK
1に繋がる油路121はマニュアルバルブ25において
ドレンに連通して第1クラッチK1が解放され、第2ク
ラッチK2に繋がる油路125はソレノイドバルブSB
からドレンに連通してこの第2クラッチK2も解放され
る。
【0041】第3クラッチK3に繋がる油路130はシ
ャトルバルブ57および油路131を介して油路132
に繋がるので、油路132に供給される作動油が第3ク
ラッチK3に供給され、この第3クラッチK3が係合さ
れる。第1ブレーキB1に繋がる油路145はソレノイ
ドバルブSDからドレンに連通して第1ブレーキB1が
解放される。
ャトルバルブ57および油路131を介して油路132
に繋がるので、油路132に供給される作動油が第3ク
ラッチK3に供給され、この第3クラッチK3が係合さ
れる。第1ブレーキB1に繋がる油路145はソレノイ
ドバルブSDからドレンに連通して第1ブレーキB1が
解放される。
【0042】一方、第2ブレーキB2に繋がる油路16
7は、シャトルバルブ56から油路170,シャトルバ
ルブ58を介して油路171もしくは油路172に繋が
る。油路171はマニュアルバルブ25から油路120
を介してソレノイドバルブSAに繋がり、油路172は
マニュアルバルブ25から油路134を介してソレノイ
ドバルブSCに繋がる。両ソレノイドバルブSA,SC
はともにノーマルオープンタイプであり、このため、油
路171,172にライン圧P1を有した作動油が流
れ、第2ブレーキB2が係合される。このようにして第
3クラッチK3および第2ブレーキB2が係合されて後
進段が設定される。
7は、シャトルバルブ56から油路170,シャトルバ
ルブ58を介して油路171もしくは油路172に繋が
る。油路171はマニュアルバルブ25から油路120
を介してソレノイドバルブSAに繋がり、油路172は
マニュアルバルブ25から油路134を介してソレノイ
ドバルブSCに繋がる。両ソレノイドバルブSA,SC
はともにノーマルオープンタイプであり、このため、油
路171,172にライン圧P1を有した作動油が流
れ、第2ブレーキB2が係合される。このようにして第
3クラッチK3および第2ブレーキB2が係合されて後
進段が設定される。
【0043】以上のように、各変速段の設定は表1に示
すように各クラッチK1〜K3およびブレーキB1,B
2(すなわち、係合要素)の係合を制御することにより
行うことができ、この係合制御は表2に示すように各ソ
レノイドバルブSA〜SEの作動を制御して行うことが
できる。このため、この自動変速機における変速制御
は、各ソレノイドバルブSA〜SEの作動を制御するこ
とによりなされ、この自動変速機の変速制御装置は、こ
れらソレノイドバルブの作動を制御を行うため、図5に
示すような構成の係合制御装置を有する。
すように各クラッチK1〜K3およびブレーキB1,B
2(すなわち、係合要素)の係合を制御することにより
行うことができ、この係合制御は表2に示すように各ソ
レノイドバルブSA〜SEの作動を制御して行うことが
できる。このため、この自動変速機における変速制御
は、各ソレノイドバルブSA〜SEの作動を制御するこ
とによりなされ、この自動変速機の変速制御装置は、こ
れらソレノイドバルブの作動を制御を行うため、図5に
示すような構成の係合制御装置を有する。
【0044】この係合制御装置は、ソレノイドバルブS
A〜SEに作動信号を出力する変速制御コントローラ2
00を有する。この変速制御コントローラ200には、
エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサ21
1、エンジン吸気負圧を検出する吸気負圧センサ21
2、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検
出するアクセル開度センサ213、変速機入力軸回転数
(もしくはトルクコンバータのタービン軸回転数)を検
出する入力回転センサ214、変速機出力軸回転数(も
しくは車速)を検出する出力回転センサ215、シフト
レバー位置を検出するシフトポジションセンサ216、
クラッチおよびブレーキに供給される作動油の油温を検
出する油温センサ217等が繋がる。
A〜SEに作動信号を出力する変速制御コントローラ2
00を有する。この変速制御コントローラ200には、
エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサ21
1、エンジン吸気負圧を検出する吸気負圧センサ21
2、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検
出するアクセル開度センサ213、変速機入力軸回転数
(もしくはトルクコンバータのタービン軸回転数)を検
出する入力回転センサ214、変速機出力軸回転数(も
しくは車速)を検出する出力回転センサ215、シフト
レバー位置を検出するシフトポジションセンサ216、
クラッチおよびブレーキに供給される作動油の油温を検
出する油温センサ217等が繋がる。
【0045】これらセンサ類からの検出信号は、入出力
インターフェイス201を介して変速制御演算部202
に送られ、ここでこれら検出信号およびメモリ203に
記憶されているデータに基づいて変速判断を行うととも
に、この変速判断に応じて変速指令油圧信号を出力す
る。この変速指令油圧信号は遅れ発生部204において
補正された後、この補正指令油圧信号が出力回路205
を介してソレノイドバルブSA〜SEに送られ、これら
ソレノイドバルブの作動制御を行って所定の変速を行わ
せるようになっている。
インターフェイス201を介して変速制御演算部202
に送られ、ここでこれら検出信号およびメモリ203に
記憶されているデータに基づいて変速判断を行うととも
に、この変速判断に応じて変速指令油圧信号を出力す
る。この変速指令油圧信号は遅れ発生部204において
補正された後、この補正指令油圧信号が出力回路205
を介してソレノイドバルブSA〜SEに送られ、これら
ソレノイドバルブの作動制御を行って所定の変速を行わ
せるようになっている。
【0046】この変速制御装置によりなされる変速制御
について、アクセルを踏み込んだ状態での2速から3速
へのアップシフト変速(パワーオン・アップシフト)を
例にして図7を参照して説明する。このため、この変速
では2速が現行変速段であり、3速が次変速段である。
について、アクセルを踏み込んだ状態での2速から3速
へのアップシフト変速(パワーオン・アップシフト)を
例にして図7を参照して説明する。このため、この変速
では2速が現行変速段であり、3速が次変速段である。
【0047】表1に示すように、各変速段は複数の係合
要素(クラッチK1〜K3およびブレーキB1,B2)
のうちの2つの係合要素を係合して設定され、隣合う変
速段間の変速は1つの係合要素を解放し、新たに別の1
つの係合要素を係合させることによりなされる。2速で
は第1クラッチK1および第1ブレーキB1が係合さ
れ、3速では第1クラッチK1および第3クラッチK3
が係合される。このため、この変速では、第1クラッチ
K1は係合したまま、第1ブレーキB1を解放して、第
3クラッチK3を係合させる制御がなされる。
要素(クラッチK1〜K3およびブレーキB1,B2)
のうちの2つの係合要素を係合して設定され、隣合う変
速段間の変速は1つの係合要素を解放し、新たに別の1
つの係合要素を係合させることによりなされる。2速で
は第1クラッチK1および第1ブレーキB1が係合さ
れ、3速では第1クラッチK1および第3クラッチK3
が係合される。このため、この変速では、第1クラッチ
K1は係合したまま、第1ブレーキB1を解放して、第
3クラッチK3を係合させる制御がなされる。
【0048】アクセルが踏み込まれて2速で走行中に走
行速度が増大するなどして3速に変速すべき状態となる
と、図7(A)に示すように、変速制御演算部202内
においてその時点t0 において3速への変速指令が出力
される。これに伴って、図7(B)に示すような第1ブ
レーキB1の油圧を解放させる指令油圧信号が、変速制
御演算部20から遅れ発生部204に出力される。この
指令油圧信号は、変速指令から所定の時間遅れをおいて
時間t1 に第1ブレーキB1の油圧をいっきに解放させ
る指令であり、このような油圧解放を行わせたのでは第
1ブレーキB1の解放が早すぎてエンジンが吹き上がっ
てしまう。
行速度が増大するなどして3速に変速すべき状態となる
と、図7(A)に示すように、変速制御演算部202内
においてその時点t0 において3速への変速指令が出力
される。これに伴って、図7(B)に示すような第1ブ
レーキB1の油圧を解放させる指令油圧信号が、変速制
御演算部20から遅れ発生部204に出力される。この
指令油圧信号は、変速指令から所定の時間遅れをおいて
時間t1 に第1ブレーキB1の油圧をいっきに解放させ
る指令であり、このような油圧解放を行わせたのでは第
1ブレーキB1の解放が早すぎてエンジンが吹き上がっ
てしまう。
【0049】このため、遅れ発生部204においては、
この指令油圧信号を図7(C)に示すような補正指令油
圧信号に補正し、これを出力回路205から所定ソレノ
イドバルブに出力する。この油圧補正について説明す
る。図6に示すように、変速制御演算部202におい
て、吸気負圧センサ212により検出されたエンジン吸
気負圧Pbとエンジン回転センサ211により検出され
たエンジン回転数Neとから現在のエンジン出力トルク
Teが求められる。これは、メモリ203に記憶されて
いるエンジン吸気負圧Pbとエンジン回転数Neに対す
るエンジン出力トルクTeの関係を示すデータに基づい
て算出される。同時に、エンジン回転数Ne(すなわ
ち、トルクコンバータのインペラ回転数)と、入力回転
センサ214により検出された変速機入力回転数Ni
(すなわち、トルクコンバータのタービン回転数)とか
らトルクコンバータの速度比eが算出され、この速度比
eに基づいてトルク比Kが求められる。これもメモリ2
03に記憶されている速度比eとトルク比Kとの関係に
基づいて算出される。このようにしてエンジン出力トル
クTeとトルクコンバータのトルク比Kとが算出される
と、両者を乗算すればトルクコンバータのタービントル
ク、すなわち、変速機入力トルクTiが算出される。
この指令油圧信号を図7(C)に示すような補正指令油
圧信号に補正し、これを出力回路205から所定ソレノ
イドバルブに出力する。この油圧補正について説明す
る。図6に示すように、変速制御演算部202におい
て、吸気負圧センサ212により検出されたエンジン吸
気負圧Pbとエンジン回転センサ211により検出され
たエンジン回転数Neとから現在のエンジン出力トルク
Teが求められる。これは、メモリ203に記憶されて
いるエンジン吸気負圧Pbとエンジン回転数Neに対す
るエンジン出力トルクTeの関係を示すデータに基づい
て算出される。同時に、エンジン回転数Ne(すなわ
ち、トルクコンバータのインペラ回転数)と、入力回転
センサ214により検出された変速機入力回転数Ni
(すなわち、トルクコンバータのタービン回転数)とか
らトルクコンバータの速度比eが算出され、この速度比
eに基づいてトルク比Kが求められる。これもメモリ2
03に記憶されている速度比eとトルク比Kとの関係に
基づいて算出される。このようにしてエンジン出力トル
クTeとトルクコンバータのトルク比Kとが算出される
と、両者を乗算すればトルクコンバータのタービントル
ク、すなわち、変速機入力トルクTiが算出される。
【0050】このようにして変速制御演算部202にお
いては、常時、変速機入力トルクTiが演算されてお
り、この変速機入力トルクTi信号が遅れ発生部204
に入力されている。遅れ発生部204においては、上記
のように第1ブレーキB1の油圧を低下させる変速指令
油圧が出力されると、この第1ブレーキB1における係
合トルク容量がそのときの変速機入力トルクTiに相当
する値となる油圧P11を算出する。同時に、変速機入
力トルク相当油圧P11より所定油圧αだけ高い油圧P
12と、相当油圧P11より所定油圧βだけ低い油圧P
13とを算出し、図7(C)に示すように、変速指令油
圧をいっきにP12まで低下させた後、この油圧をP1
3になるまで緩やかに低下させ、P13となった時点t
2 においてこれをいっきに解放するような補正指令油圧
信号を作り出す。
いては、常時、変速機入力トルクTiが演算されてお
り、この変速機入力トルクTi信号が遅れ発生部204
に入力されている。遅れ発生部204においては、上記
のように第1ブレーキB1の油圧を低下させる変速指令
油圧が出力されると、この第1ブレーキB1における係
合トルク容量がそのときの変速機入力トルクTiに相当
する値となる油圧P11を算出する。同時に、変速機入
力トルク相当油圧P11より所定油圧αだけ高い油圧P
12と、相当油圧P11より所定油圧βだけ低い油圧P
13とを算出し、図7(C)に示すように、変速指令油
圧をいっきにP12まで低下させた後、この油圧をP1
3になるまで緩やかに低下させ、P13となった時点t
2 においてこれをいっきに解放するような補正指令油圧
信号を作り出す。
【0051】この補正指令油圧信号が所定のソレノイド
バルブに出力されると、第1ブレーキB1の油圧は、図
7(D)において実線Aで示すように、時間t1 から最
初急速に低下した後、緩やかに変化し、時間t2 から急
速に解放される。このとき、緩やかに低下する油圧領域
内に、その時点での変速機入力トルク相当油圧P11が
含まれており、第1ブレーキB1の油圧がこの油圧P1
1より低下すると、この第1ブレーキB1が滑り始め
る。
バルブに出力されると、第1ブレーキB1の油圧は、図
7(D)において実線Aで示すように、時間t1 から最
初急速に低下した後、緩やかに変化し、時間t2 から急
速に解放される。このとき、緩やかに低下する油圧領域
内に、その時点での変速機入力トルク相当油圧P11が
含まれており、第1ブレーキB1の油圧がこの油圧P1
1より低下すると、この第1ブレーキB1が滑り始め
る。
【0052】一方、変速制御演算部202からは次変速
段用係合要素、すなわち、第3クラッチK3の油圧制御
信号も所定ソレノイドバルブに出力されている。この制
御信号により、図7(D)において実線Cで示すよう
に、第3クラッチK3に供給される油圧は、時間t1 に
おいてこのクラッチK3を係合直前の状態に保持する油
圧P3まで上昇させる。そして、第1ブレーキB1の油
圧が入力トルク相当油圧P11より低くなって第1ブレ
ーキB1が滑り始めたことが検出されたとき(時間t3
)において、第3クラッチK3の油圧を所定油圧まで
上昇させる。なお、この所定油圧はこのときの変速機入
力トルクTiに応じて定まる。
段用係合要素、すなわち、第3クラッチK3の油圧制御
信号も所定ソレノイドバルブに出力されている。この制
御信号により、図7(D)において実線Cで示すよう
に、第3クラッチK3に供給される油圧は、時間t1 に
おいてこのクラッチK3を係合直前の状態に保持する油
圧P3まで上昇させる。そして、第1ブレーキB1の油
圧が入力トルク相当油圧P11より低くなって第1ブレ
ーキB1が滑り始めたことが検出されたとき(時間t3
)において、第3クラッチK3の油圧を所定油圧まで
上昇させる。なお、この所定油圧はこのときの変速機入
力トルクTiに応じて定まる。
【0053】これにより、第1ブレーキB1(現行変速
段用係合要素)の解放が開始すると同時に第3クラッチ
K3(次変速段用係合要素)の係合が開始し、エンジン
の吹き上がりを防止するとともに、変速ショックのない
スムーズなパワーオン・シフトアップ変速を実現するこ
とができる。なお、第3クラッチK3の油圧は所定油圧
まで上昇した後、第3クラッチK3の滑りがなくなりこ
れが完全に係合した状態となったことが検出されたとき
に所定ライン圧(最大設定圧)まで上げられてこの変速
制御が完了する。
段用係合要素)の解放が開始すると同時に第3クラッチ
K3(次変速段用係合要素)の係合が開始し、エンジン
の吹き上がりを防止するとともに、変速ショックのない
スムーズなパワーオン・シフトアップ変速を実現するこ
とができる。なお、第3クラッチK3の油圧は所定油圧
まで上昇した後、第3クラッチK3の滑りがなくなりこ
れが完全に係合した状態となったことが検出されたとき
に所定ライン圧(最大設定圧)まで上げられてこの変速
制御が完了する。
【0054】以上説明したように、遅れ発生部204に
おいては、そのときの変速機入力トルクTiに相当する
係合トルク容量が発生する油圧を算出し、この変速機入
力トルク相当油圧を含む所定油圧範囲内での油圧変化を
緩やかになるように油圧補正を行っている。このため、
補正指令油圧信号は変速機入力トルクTiの大きさに応
じて変化する。例えば、変速機入力トルクTiが上記の
変速の場合より小さい場合には、図7(C)に示すよう
に、このときの変速機入力トルク相当油圧P22は、上
記の場合の油圧P11より低い値となる。
おいては、そのときの変速機入力トルクTiに相当する
係合トルク容量が発生する油圧を算出し、この変速機入
力トルク相当油圧を含む所定油圧範囲内での油圧変化を
緩やかになるように油圧補正を行っている。このため、
補正指令油圧信号は変速機入力トルクTiの大きさに応
じて変化する。例えば、変速機入力トルクTiが上記の
変速の場合より小さい場合には、図7(C)に示すよう
に、このときの変速機入力トルク相当油圧P22は、上
記の場合の油圧P11より低い値となる。
【0055】この場合にも、入力トルク相当油圧P21
より所定油圧αだけ高い油圧P22と、相当油圧P21
より所定油圧βだけ低い油圧P23とを算出し、図7
(C)において破線Bで示すように、変速指令油圧をい
っきにP22まで低下させた後、この油圧をP23にな
るまで緩やかに低下させ、P23となった時点t2 にお
いてこれをいっきに解放するような補正指令油圧信号を
作り出す。すなわち、このときの入力トルク相当油圧を
含む所定範囲内において緩やかな油圧変化となるような
補正が行われる。
より所定油圧αだけ高い油圧P22と、相当油圧P21
より所定油圧βだけ低い油圧P23とを算出し、図7
(C)において破線Bで示すように、変速指令油圧をい
っきにP22まで低下させた後、この油圧をP23にな
るまで緩やかに低下させ、P23となった時点t2 にお
いてこれをいっきに解放するような補正指令油圧信号を
作り出す。すなわち、このときの入力トルク相当油圧を
含む所定範囲内において緩やかな油圧変化となるような
補正が行われる。
【0056】このため、この補正指令油圧信号が所定の
ソレノイドバルブに出力されると、第1ブレーキB1の
油圧は、図7(D)において破線Bで示すように、時間
t1から最初急速に低下した後、緩やかに変化し、時間
t2 から急速に解放される。このとき、緩やかに低下す
る油圧領域内に、その時点での変速機入力トルク相当油
圧P21が含まれており、第1ブレーキB1の油圧がこ
の油圧P21より低下すると、この第1ブレーキB1が
滑り始める。
ソレノイドバルブに出力されると、第1ブレーキB1の
油圧は、図7(D)において破線Bで示すように、時間
t1から最初急速に低下した後、緩やかに変化し、時間
t2 から急速に解放される。このとき、緩やかに低下す
る油圧領域内に、その時点での変速機入力トルク相当油
圧P21が含まれており、第1ブレーキB1の油圧がこ
の油圧P21より低下すると、この第1ブレーキB1が
滑り始める。
【0057】一方、変速制御演算部202から第3クラ
ッチK3に出力される油圧制御信号により、図7(D)
において破線Dで示すように、第3クラッチK3に供給
される油圧は、時間t1 においてこのクラッチK3を係
合直前の状態に保持する油圧P3まで上昇され、第1ブ
レーキB1の油圧が入力トルク相当油圧P21より低く
なって第1ブレーキB1が滑り始めたことが検出された
とき(時間t3 )において、第3クラッチK3の油圧が
所定油圧まで上昇される。なお、この所定油圧はこのと
きの変速機入力トルクTiに応じて定まる。
ッチK3に出力される油圧制御信号により、図7(D)
において破線Dで示すように、第3クラッチK3に供給
される油圧は、時間t1 においてこのクラッチK3を係
合直前の状態に保持する油圧P3まで上昇され、第1ブ
レーキB1の油圧が入力トルク相当油圧P21より低く
なって第1ブレーキB1が滑り始めたことが検出された
とき(時間t3 )において、第3クラッチK3の油圧が
所定油圧まで上昇される。なお、この所定油圧はこのと
きの変速機入力トルクTiに応じて定まる。
【0058】このことから分かるように、変速時におけ
る変速機入力トルクTiに差があっても、現行変速段用
係合要素(第1ブレーキ)における油圧が入力トルク相
当油圧(P11,P21)に低下するまでの時間はほぼ
一定である。このため、現行変速段用係合要素の滑り開
始に同期して係合が開始される次変速段用係合要素(第
3クラッチ)の係合開始時期も変速機入力トルクTiに
影響されることがなく、変速時間は常に一定となる。
る変速機入力トルクTiに差があっても、現行変速段用
係合要素(第1ブレーキ)における油圧が入力トルク相
当油圧(P11,P21)に低下するまでの時間はほぼ
一定である。このため、現行変速段用係合要素の滑り開
始に同期して係合が開始される次変速段用係合要素(第
3クラッチ)の係合開始時期も変速機入力トルクTiに
影響されることがなく、変速時間は常に一定となる。
【0059】なお、作動油油温が異なる場合には、油の
粘性が異なるため、補正指令油圧信号が同じでも油圧変
化が異なる。このため、本制御においては、油温に応じ
て遅れ発生部204におけるの補正量を異ならせてい
る。具体的には、油温が通常使用温度(例えば、80〜
120度C)内にあるときには、入力トルク相当油圧P
11に対して所定油圧α高い油圧P12と所定油圧β低
い油圧P13とを設定し、図8において実線Aで示すよ
うな補正指令油圧信号を作り出す。これに対して油温が
低温の場合には、入力相当油圧P11に対して所定油圧
α′(>α)高い油圧P12′と所定油圧β′(>β)
低い油圧P13′とを設定し、図8において破線A′で
示すような低下率が大きな補正指令油圧信号を作り出
す。
粘性が異なるため、補正指令油圧信号が同じでも油圧変
化が異なる。このため、本制御においては、油温に応じ
て遅れ発生部204におけるの補正量を異ならせてい
る。具体的には、油温が通常使用温度(例えば、80〜
120度C)内にあるときには、入力トルク相当油圧P
11に対して所定油圧α高い油圧P12と所定油圧β低
い油圧P13とを設定し、図8において実線Aで示すよ
うな補正指令油圧信号を作り出す。これに対して油温が
低温の場合には、入力相当油圧P11に対して所定油圧
α′(>α)高い油圧P12′と所定油圧β′(>β)
低い油圧P13′とを設定し、図8において破線A′で
示すような低下率が大きな補正指令油圧信号を作り出
す。
【0060】油温が低温のときには、粘性が高いため、
補正指令油圧信号が同じであればこれに対する油圧低下
率は油温が低い程緩やかになるのであるが、上記のよう
に指令油圧信号が油温に応じて修正されるので、この補
正指令油圧信号に対して発生する実油圧は常に同じ変化
となる。このため、油温に拘らず変速時間を一定にする
ことが可能である。
補正指令油圧信号が同じであればこれに対する油圧低下
率は油温が低い程緩やかになるのであるが、上記のよう
に指令油圧信号が油温に応じて修正されるので、この補
正指令油圧信号に対して発生する実油圧は常に同じ変化
となる。このため、油温に拘らず変速時間を一定にする
ことが可能である。
【0061】以上においては、2速から3速へのパワー
オン・シフトアップ変速を例にして説明したが、他の変
速の場合も同様な制御がなされる。但し、本制御では、
現行変速段の解放に併せて次変速段の係合を行わせ、エ
ンジンの吹き上がりおよび変速ショックを防止するもの
であり、パワーオン状態でのシフトアップ変速制御に最
も適している。
オン・シフトアップ変速を例にして説明したが、他の変
速の場合も同様な制御がなされる。但し、本制御では、
現行変速段の解放に併せて次変速段の係合を行わせ、エ
ンジンの吹き上がりおよび変速ショックを防止するもの
であり、パワーオン状態でのシフトアップ変速制御に最
も適している。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
係合制御手段は、変速中において現行段係合要素の解放
を緩やかに行わせる遅れ発生部を有し、遅れ発生部は、
現行段係合要素の係合トルク容量が変速機の入力軸から
入力されるエンジンの駆動トルク相当値を含む所定範囲
内にある間において作動するようになっているので、変
速指令が出力された後、現行段係合要素の滑りが開始す
るまでの時間を変速機入力トルクの大小に拘らず一定に
することができる。このため、現行段係合要素の滑り開
始に合わせて次段係合要素の係合を開始させてエンジン
の吹き上がりや、変速ショックのないスムーズな変速を
行わせる変速制御を行う場合に、変速時間も一定とする
ことができる。
係合制御手段は、変速中において現行段係合要素の解放
を緩やかに行わせる遅れ発生部を有し、遅れ発生部は、
現行段係合要素の係合トルク容量が変速機の入力軸から
入力されるエンジンの駆動トルク相当値を含む所定範囲
内にある間において作動するようになっているので、変
速指令が出力された後、現行段係合要素の滑りが開始す
るまでの時間を変速機入力トルクの大小に拘らず一定に
することができる。このため、現行段係合要素の滑り開
始に合わせて次段係合要素の係合を開始させてエンジン
の吹き上がりや、変速ショックのないスムーズな変速を
行わせる変速制御を行う場合に、変速時間も一定とする
ことができる。
【図1】本発明に係る変速制御装置により変速制御がな
される自動変速機の動力伝達経路を示すスケルトン図で
ある。
される自動変速機の動力伝達経路を示すスケルトン図で
ある。
【図2】この自動変速機の変速制御装置を示す油圧回路
図である。
図である。
【図3】この自動変速機の変速制御装置を示す油圧回路
図である。
図である。
【図4】この自動変速機の変速制御装置を示す油圧回路
図である。
図である。
【図5】この変速制御装置を構成する係合制御装置を示
す概略ブロック図である。
す概略ブロック図である。
【図6】エンジン出力トルクTeおよびトルクコンバー
タのトルク比Kの算出並びに変速機入力トルクTiの算
出方法を示すブロック図である。
タのトルク比Kの算出並びに変速機入力トルクTiの算
出方法を示すブロック図である。
【図7】この変速制御装置による2速から3速へのパワ
ーオン・シフトアップ変速制御内容を示すグラフであ
る。
ーオン・シフトアップ変速制御内容を示すグラフであ
る。
【図8】油温に対する補正指令油圧信号の変化を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図9】従来における油圧指令値と油温との関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図10】従来における変速時での現行段用油圧係合要
素および次段用油圧係合要素の油圧変化を示すグラフで
ある。
素および次段用油圧係合要素の油圧変化を示すグラフで
ある。
10 トルクコンバータ 20 レギュレータバルブ 25 マニュアルバルブ 30 第1油圧リリーフバルブ 35 第2油圧リリーフバルブ 40 ブレーキリリーフバルブ 45 スイッチングバルブ 200 変速制御コントローラ 202 変速制御演算部 204 遅れ発生部 217 油温センサ SA〜SE ソレノイドバルブ K1〜K3 クラッチ B1,B2 ブレーキ
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンからの駆動力を受ける入力軸
と、車輪に駆動力を伝達する出力軸と、前記入力軸およ
び出力軸間に形成された複数の動力伝達経路と、これら
動力伝達経路を選択的に設定する複数の係合要素と、こ
れら係合要素の係合力を制御する係合制御手段とを有
し、 この係合制御手段により、前記複数の係合要素のうちの
現行段係合要素を解放させるとともに次段係合要素を係
合させて前記動力伝達経路を切り換え、現行段から次段
への変速を行わせる車両用自動変速機の変速制御装置に
おいて、 前記係合制御手段は、変速中において前記現行段係合要
素の解放を緩やかに行わせる遅れ発生部を有しており、
この遅れ発生部は、前記現行段係合要素の係合トルク容
量が前記入力軸から入力される前記エンジンの駆動トル
ク相当値を含む所定範囲内にある間において作動するよ
うになっていることを特徴とする車両用自動変速機の変
速制御装置。 - 【請求項2】 前記係合要素が油圧力を受けて作動され
て係合され、前記係合制御手段が前記係合要素に供給す
る油圧力を制御するようになっており、 前記遅れ発生部が作動している間は前記現行段係合要素
の油圧を緩やかに低下させるようになっていることを特
徴とする請求項1に記載の車両用自動変速機の変速制御
装置。 - 【請求項3】 前記係合制御手段が、前記係合要素への
供給油量を制御するソレノイドバルブと、このソレノイ
ドバルブの作動制御信号を出力するバルブ作動制御部と
を有するとともに、前記遅れ発生部は前記バルブ作動制
御部から前記ソレノイドバルブに送られる作動制御信号
を補正して前記現行段係合要素の油圧を緩やかに低下さ
せるようになっていることを特徴とする請求項2に記載
の車両用自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項4】 前記遅れ発生装置は前記係合要素へ供給
される作動油の油温に応じて前記バルブ作動制御部から
の作動制御信号を補正し、油温に拘らず前記現行段係合
要素の油圧の低下率を一定にするようになっていること
を特徴とする請求項3に記載の車両用自動変速機の変速
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21373592A JPH0634023A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 車両用自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21373592A JPH0634023A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 車両用自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634023A true JPH0634023A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16644142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21373592A Pending JPH0634023A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 車両用自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634023A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008045653A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Denso Corp | 自動変速機用油圧制御装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60157194A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-08-17 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | X線発生器用のインバ−タドライバ |
| JPS6136547A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-21 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の油圧制御装置 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21373592A patent/JPH0634023A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60157194A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-08-17 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | X線発生器用のインバ−タドライバ |
| JPS6136547A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-21 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の油圧制御装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008045653A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Denso Corp | 自動変速機用油圧制御装置 |
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