JPH0634152U - 内燃機関のピストン構造 - Google Patents

内燃機関のピストン構造

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JPH0634152U
JPH0634152U JP6874492U JP6874492U JPH0634152U JP H0634152 U JPH0634152 U JP H0634152U JP 6874492 U JP6874492 U JP 6874492U JP 6874492 U JP6874492 U JP 6874492U JP H0634152 U JPH0634152 U JP H0634152U
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JP
Japan
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inclined surface
piston
cylinder
outer peripheral
thrust side
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Pending
Application number
JP6874492U
Other languages
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Inventor
博章 浜田
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑性能を向上させてシリンダ壁に対するピ
ストンの摺動摩擦抵抗を低減し、機関の出力向上と燃費
の低下を図る。 【構成】 スカート部20の上端部外周縁に約0.1°
〜3°の傾斜角度θをもつ傾斜面22を形成すると共
に、前記反スラスト側の傾斜面22a角度θ1をスラス
ト側の傾斜面22b角度θ2よりも大きく設定してい
る。そして、傾斜面22の下部外周縁24でシリンダ1
0の一側面10aに付着している潤滑油を掻き集めなが
ら適度な油膜厚さに均すようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関のピストン構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、例えば自動車用内燃機関のピストンにあっては、膨張行程時の 燃焼ガス圧によって高熱に晒されて熱膨張変化すると共に、爆発力によりコンロ ッドを押圧する反力に起因して、シリンダの壁面に押さえ付けられる側力つまり スラスト力が作用する。このため、ピストンとシリンダ壁面との間に、ピストン スラップによる打音や摺動抵抗による摩耗が発生し易くなっている。
【0003】 そこで、例えば図4に示すようにピストン1の最も熱膨張変化量の大きい冠部 2の外周面からリング溝ランド部3及びスカート部4の上端部4a外周面をバレ ル形状に形成して、熱膨張変化量の均一化等を図り、局部的な摺動摩擦抵抗によ る摩耗等の発生を防止する技術も提供されている(実開昭61−3948号公報 等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、前記従来のピストン構造にあっては、スカート部4の上端部4a外 周面4b全体を円弧面としたため、例えば排気行程時などにピストン1が傾動し て冠部2側がシリンダ壁5と当接するスカート部4の反スラスト側外周面4bの うち、シリンダ壁5に当接する接触部位4cよりも上方の非接触部位4dでは、 シリンダ壁5に付着した潤滑油を掻き集めたり適当な油膜厚さに均すことが不可 能である。したがって、外周面4bの接触部位4cとシリンダ壁5間の潤滑性能 が低下し、摺動摩擦抵抗が大きくなる惧れがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の実情に鑑みて案出されたもので、冠部の下端部に有する ピストンリング溝と、該最下端側のピストンリング溝の下部に有するスカート部 とを備えた内燃機関のピストン構造において、前記最下端側のピストンリング溝 を構成するスカート部の上端部外周縁に傾斜面を形成すると共に、反スラスト側 の前記傾斜面角度を、スラスト側の傾斜面角度よりも大きく設定したことを特徴 としている。
【0006】
【作用】
前記構成の本考案によれば、例えば排気行程時などにおいて、スカート部上端 部に形成された傾斜面の下端外周縁によって、シリンダ壁に付着した潤滑油全体 を掻き集めながら適当な油膜厚さに均すことが可能になる。このため、該傾斜面 下部のシリンダ壁との接触部位とシリンダ壁間の潤滑性能が良好となる。
【0007】 しかも、スカート部の接触部位に対して反スラスト側の傾斜面角度をスラスト 側傾斜面角度よりも大きく設定したことにより、ピストンの傾動時つまり冠部が シリンダ壁側に傾動した際に、前記反スラスト側傾斜面のシリンダ壁に対する接 触面積が小さくなる。このため、前記油膜の形成及び均一化と相俟って摺動摩擦 抵抗が低減する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。尚、説明の都合上、シリン ダとピストンとの間の隙間は誇張して描いてある。
【0009】 図3は本考案に係る内燃機関のピストン構造の一実施例を示している。即ち、 シリンダブロック内に形成されたシリンダ10内を往復運動するピストン11は 、燃焼室12内での爆発力を受ける冠部13と、該冠部13の下部外周に形成さ れてトップリング14,セカンドリング15,オイルリング16を夫々嵌着保持 するピストンリング溝17,18,19と各ピストンリング溝17,18,19 の下端部に有するスカート部20と、コンロッドの小端部が連結されるピストン ピン21とを備えている。
【0010】 前記スカート部20は、横断面略円形状を呈し、前記最下端部のオイルリング 溝19の一部を構成する上端部20aの外周縁全体に平坦状の傾斜面22が形成 されている。この傾斜面22は、その傾斜角度θが傾斜面22下部のシリンダ1 0の壁面と接触する直線状の接触部位23を基準として0.1°〜3°設定され ていると共に、高さL1が3mmからスカート部20の高さLの略1/4mmに設定 されている。また、この傾斜面22の下部外周縁24は、円弧状に形成されて接 触部位23と滑らかな曲線で連続的に結ばれている。
【0011】 更に、前記傾斜面22は、図1及び図2に示すように機関の排気行程時などに おいてピストン11が上昇運動する際に、該ピストン11が傾動して冠部13が シリンダ10の一側壁10aに当たる所謂反スラスト側の傾斜面22aの傾斜角 度θ1が、反対側のスラスト側の傾斜面22bの傾斜角度θ2よりも大きく設定 されている。つまり、例えばスラスト側傾斜面22bの傾斜角度θ2が1°であ るとすれば反スラスト側傾斜面22aの傾斜角度θ1は3°に設定されている。
【0012】 したがって、この実施例によれば、排気行程や圧縮行程時などにピストン11 がシリンダ一側面10a側へ傾動しながら上昇運動すると、傾斜面22aの下部 外周縁24がシリンダ一側面10aを摺接しながら、該一側面10aに付着して いる潤滑油を掻き集めつつ一定の適当な油膜厚さに均す。このため、スカート部 20の接触部位23とシリンダ一側面10aとの間の潤滑性能が良好になる。こ の結果、ピストン11のシリンダ10に対する摺動摩擦抵抗が低減する。
【0013】 しかも、反スラスト側傾斜面22aの傾斜角度θ1がスラスト側傾斜面22b の傾斜角度θ2よりも大きく設定されているため、ピストン11の前記傾動時に おいて、反スラスト側傾斜面22aの下部外周縁24のシリンダ一側面10aに 対する接触面積がスラスト側下部外周縁よりも小さくなる。このため、前記潤滑 油の掻集及び油膜厚さの均一化と相俟って接触部位23とシリンダ一側面10a との摺動摩擦抵抗が一層低減する。この結果、機関の出力の向上と燃費の低下が 図れる。
【0014】 また、傾斜面22と接触部位23が滑らかな曲線で連続的に結ばれているため 、外周縁24で掻き集められた潤滑油を接触部位23方向へ円滑に送り出すこと ができ、潤滑作用がさらに良好になる。
【0015】 尚、前記傾斜面22の傾斜角度や高さL1は、考案者の実験の結果、前述のよ うにな潤滑油の掻集作用や油膜厚さの均し作用が最も適正かつ確実に行われたこ とによって選択されたものである。
【0016】 また、前記傾斜面22は、平坦状の他に緩やかな曲面状に形成することも可能 である。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案に係る内燃機関のピストン構造によれば 、ピストンの上昇運動時に、スカート部の上端部に形成された傾斜面の下部外周 縁によって、シリンダ壁に付着している潤滑油を掻集しかつ適当な油膜厚さに均 すことができるため、スカート部とシリンダ壁との間の潤滑性能が向上し、摺動 摩擦抵抗が十分に低減される。
【0018】 しかも、反スラスト側の傾斜面角度をスラスト側の傾斜面角度よりも大きく設 定したため、シリンダ壁に対する接触面積が小さくなる。したがって、前記潤滑 油の掻集作用や油膜厚さの均一作用と相俟ってピストンの摺動摩擦抵抗が一層低 減する。この結果、機関の出力の向上と、燃費の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図3のA部拡大図。
【図2】図3のB部拡大図。
【図3】本実施例のピストン構造を示す正面図。
【図4】従来のピストン構造を示す正面図。
【符号の説明】
10…シリンダ 10a…一側面 11…ピストン 13…冠部 17,18,19…ピストンリング溝 20…スカート部 20a…上端部 22…傾斜面 22a…反スラスト側傾斜面 22b…スラスト側傾斜面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冠部の下端部に有するピストンリング溝
    と、該最下端側のピストンリング溝の下部に有するスカ
    ート部とを備えた内燃機関のピストン構造において、前
    記最下端側のピストンリング溝を構成するスカート部の
    上端部外周縁に傾斜面を形成すると共に、反スラスト側
    の前記傾斜面角度を、スラスト側の傾斜面角度よりも大
    きく設定したことを特徴とする内燃機関のピストン構
    造。
JP6874492U 1992-10-02 1992-10-02 内燃機関のピストン構造 Pending JPH0634152U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6874492U JPH0634152U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 内燃機関のピストン構造

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JP6874492U JPH0634152U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 内燃機関のピストン構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634152U true JPH0634152U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13382599

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6874492U Pending JPH0634152U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 内燃機関のピストン構造

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JP (1) JPH0634152U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145861A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 日野自動車株式会社 ピストン構造
JP2019190445A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 三菱自動車工業株式会社 ピストンの潤滑構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145861A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 日野自動車株式会社 ピストン構造
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