JPH06341848A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH06341848A
JPH06341848A JP12950493A JP12950493A JPH06341848A JP H06341848 A JPH06341848 A JP H06341848A JP 12950493 A JP12950493 A JP 12950493A JP 12950493 A JP12950493 A JP 12950493A JP H06341848 A JPH06341848 A JP H06341848A
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JP
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sensor
error
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value
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Application number
JP12950493A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Gunji
康弘 郡司
Shigeru Obo
茂 於保
Masatoshi Hoshino
雅俊 星野
Koji Kuroda
浩司 黒田
Yoshimasa Nagashima
嘉正 長島
Kenji Takano
憲治 高野
Mikihiko Onari
幹彦 大成
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ZANABUI INFUOMATEIKUSU KK
Hitachi Ltd
Original Assignee
ZANABUI INFUOMATEIKUSU KK
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種センサ特有のモデル化を行うことによ
り、センサノイズを適正に、且つ迅速に見積もり、より
精度の高い位置情報を得るナビゲーション装置を提供す
る。 【構成】 移動体の方位を検出する方位センサ11、1
2からのセンサ信号をフィルタ処理手段1に入力し、推
定方位5を求め、速度センサ15の速度データと合わせ
て、移動体の走行位置を求める。その時、方位データ、
速度データ、フィルタ出力の推定値7のいずれかを入力
として、各方位センサの誤差をセンサ誤差評価手段3に
おいて評価し、その出力をもとにフィルタゲインをフィ
ルタゲイン算出手段2で算出することにより、最終的に
出力される推定方位5の精度を向上させる。 【効果】 車速によるフィルタの収束性やセンサ誤差等
が、迅速かつ適正に評価でき、その結果を用いてフィル
タゲインが決められるため、より精度の高い推定量を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体に備えられた種
々のセンサにより移動体の運動を検出し、それらの検出
信号を組み合わせ、フィルタ処理を施すことにより、移
動体の位置情報の精度を向上させるナビゲーション装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から道路交通網の任意の個所を走行
している、車両の位置を検出する方式として、距離セン
サと方位センサと、それら両センサからの出力信号を用
いて、処理を施す処理装置とを具備し、車両の走行に伴
って生ずる距離変化量および方位変化量を積算しなが
ら、車両の現在位置データを得る推測航法がある。
【0003】しかし、この推測航法では、距離センサお
よび方位センサが、必然的に有している誤差が、走行距
離に伴って累積される。そのため、得られる現在位置デ
ータに含まれる誤差も、累積されてしまうという問題が
あった。
【0004】特に、方位センサは、従来から、車両の絶
対方位を検出することのできる地磁気センサと、車両の
相対的方位変化を検出することのできるジャイロセンサ
とを、組み合わせて用いることにより、車両の走行方位
を検出している。
【0005】しかし、各々のセンサ特有の誤差特性を持
っている。地磁気センサは、高圧線やビルディング等の
影響を受ける、磁場環境の悪い場所において、短期的な
ノイズが発生するが、長期的には、比較的正しい方位を
出力する。一方、ジャイロセンサは、磁場環境の影響は
全く受けず、短期的には、正しい相対的方位変化を出力
するが、長期的にはドリフト(角速度バイアスの変動)
の影響により、時間の経過とともに方位誤差を累積す
る。
【0006】このような問題点を解決する一方法とし
て、特開平1−219610号公報に示されている、セ
ンサ信号にフィルタリング処理を施す方法がある。これ
は、単位時間毎の地磁気センサとジャイロセンサの方位
変化量の差から、磁場環境の状況を検出し、それに応じ
て真の地磁気方位に近づけるため、フィルタゲインの大
きさを調節する方法である。
【0007】また、これと類似な方法として、上記フィ
ルタゲインの算出に、カルマンフィルタ処理を導入し
た、特開平3−188316号公報に示されている例も
ある。この方式では、例えば、直線走行時における地磁
気センサとジャイロセンサの方位データの分散値から、
各センサのノイズ成分を決定する。その後、ノイズ成分
の値をもとに、カルマンフィルタアルゴリズムにより、
ノイズの少ないセンサによって決定された方位に、重み
を置いたフィルタゲインを算出する。
【0008】これらの両従来方式は、定性的には、前述
した各方位センサの特性から、短期的にはジャイロセン
サに重みを置き、長期的には徐々に地磁気センサに重み
を移してゆく方式である。そして、地磁気方位に収束さ
せる速さ(フィルタゲイン)を、前者は各センサの方位
変化量の差から、後者は直線走行時の各センサデータの
分散値から、それぞれ決定している。すなわち、地磁気
方位に収束させる速さは、地磁気センサおよびジャイロ
センサの出力データのみから決められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ナビゲーショ
ン装置において、地磁気方位に収束させる速さは、車速
データにも密接に関係している。すなわち、車速を積分
した走行距離と、推定方位とにより、走行位置を随時求
めていくナビゲーション装置において、地磁気方位への
収束性を考える場合、時間の経過に対する収束性ではな
く、走行距離に対する収束性を考えるべきである。つま
り、車速が大きく、走行距離が増大する程、より速く正
確な走行方位が必要になる。
【0010】それに対して、従来例では、極端な例を挙
げれば、車両が停止している場合(方位誤差があっても
位置誤差にはつながらない)でも、高速走行している場
合(僅かな方位誤差でも大きな位置誤差になる)でも、
地磁気センサおよびジャイロのノイズ特性が同じである
限り、地磁気方位への収束速度が同じになるという問題
があった。
【0011】また、上述した前者の従来方式では、両セ
ンサの方位変化量の差からフィルタゲインを算出する式
の物理的根拠が乏しく、このことに起因する方位誤差の
発生は免れえない。
【0012】それに対して、後者の方式においては、フ
ィルタゲインを決定する合理的な枠組みとして、カルマ
ンフィルタアルゴリズムを採用している。しかし、その
反面、フィルタゲインを変更する機会は、直線走行時の
データを積み重ねて統計処理が可能となった時のみであ
る。つまり、フィルタゲインの決定頻度が極めて低く、
リアルタイムとは言い難い。逆にいうと、統計処理が可
能となって、適切なフィルタゲインが決定されるまでの
間は、不適切なゲインを使用し続けることになり、位置
検出精度の悪化につながるという問題があった。
【0013】また、このセンサノイズを見積もる統計処
理方法にも問題がある。センサノイズは、各々のセンサ
に特有のものがある。例えば、地磁気センサには、着磁
ノイズがあり、一瞬の内にセンサ出力に大きなオフセッ
ト誤差が発生する。ジャイロセンサの場合は、徐々に一
方向の方位誤差が累積する。
【0014】さらに、上記従来例では、これらのノイズ
のモデル化が一切ない。従来技術では、センサが出力す
る生の方位データを統計処理し、分散値を算出して、そ
れをもってフィルタゲインを求めている。この方法で
は、上記に述べた各センサ特有のノイズが発生した場合
に、適切な対応ができず、結果として、大きな方位誤差
を発生させる原因になりかねない。
【0015】以上は、方位推定に適用したフィルタ処理
における従来例の問題点を述べた。しかし、これは方位
推定に限ったものではない。同様に、センサを用いて、
ナビゲーションに関する、ある特定の物理量を推定する
場合、例えば、位置推定の場合でも共通の課題である。
【0016】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、各種センサ特有のモデル化を行うことによ
り、センサノイズを適正かつ迅速に見積もり、より精度
の高い位置情報を得るナビゲーション装置を提供するこ
とを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、移動体の速
度を検出する速度センサと、速度以外の移動体の運動を
表す物理量を検出する1つ以上のセンサと、このセンサ
および速度センサからなるセンサ群からの出力を用い
て、移動体の走行位置を求めるナビゲーション装置にお
いて、センサ群からの出力に対して、予め定めたフィル
タ特性を持つフィルタ処理を施し、その処理結果を用い
て、推定値を算出するフィルタ処理手段と、速度センサ
以外の1つ以上のセンサからの出力、および、フィルタ
処理手段から出力される推定値のうち、いずれか一つ以
上を用いて、一つ以上のセンサからの出力誤差を評価す
るセンサ誤差評価手段と、センサ誤差評価手段の出力を
もとに、フィルタ処理手段のフィルタ特性を調整する、
フィルタゲインを算出するフィルタゲイン算出手段とを
有することを特徴とする、ナビゲーション装置によって
達成できる。
【0018】上記目的は、また、移動体の運動を表す物
理量を検出する複数のセンサからなるセンサ群と、セン
サ群からの出力を用いて、移動体の位置を求めるナビゲ
ーション装置において、センサ群からの複数個の出力に
対して、予め定めた特性を持つフィルタ処理を施し、そ
の処理結果を用いて、少なくとも一つの移動体の運動に
関する物理量の推定値を算出するフィルタ処理手段と、
センサ群からの複数個の出力およびフィルタ処理手段か
ら出力される推定値のうち、いずれか一つ以上を入力と
して、一つ以上のセンサの誤差を評価するセンサ誤差評
価手段と、センサ誤差評価手段の出力を用いて、ウイン
ドウ特性を決定し、その特性によって、一つ以上のセン
サからの出力における、異常値を除外するウインドウ処
理手段とを有することを特徴とする、ナビゲーション装
置によっても達成できる。
【0019】
【作用】本発明では、移動体の速度を検出する速度セン
サと、速度以外の移動体の運動を表す物理量を検出する
1つ以上のセンサと、このセンサおよび速度センサから
なるセンサ群からの出力を用いて、移動体の走行位置を
求めるナビゲーション装置において、フィルタ処理手段
は、これらセンサ群からの出力に対して、予め定めたフ
ィルタ特性を持つフィルタ処理を施し、その処理結果を
用いて、速度以外の移動体の運動を表す物理量に関する
推定値を算出する。
【0020】このフィルタ処理手段から出力される推定
値、および、速度センサ以外の1つ以上のセンサからの
出力のうち、いずれか一つ以上を用いて、センサ誤差評
価手段は、一つ以上のセンサからの出力誤差を適正に評
価することができる。
【0021】このセンサ誤差評価手段の出力をもとに、
フィルタゲイン算出手段は、フィルタ処理手段のフィル
タ特性を調整する、フィルタゲインを算出する。
【0022】このように、算出されたフィルタゲインを
用いることにより、フィルタ処理手段の特性を適正に調
整し、最終的に出力される推定値の精度を向上させる。
したがって、このように決定された推定値を用いれば、
高精度に移動体の位置または方位を決定することでき
る。
【0023】本発明では、また、移動体の運動を表す物
理量を検出する複数のセンサからなるセンサ群と、セン
サ群からの出力を用いて、移動体の位置を求めるナビゲ
ーション装置において、フィルタ処理手段は、センサ群
からの複数個の出力に対して、予め定めた特性を持つフ
ィルタ処理を施し、その処理結果を用いて、少なくとも
一つの移動体の運動に関する物理量の推定値を算出す
る。
【0024】次に、センサ誤差評価手段は、これらセン
サ群からの複数個の出力、および、フィルタ処理手段か
ら出力される推定値のうち、いずれか一つ以上を入力と
して、一つ以上のセンサの誤差を評価する。
【0025】最後に、ウインドウ処理手段が、センサ誤
差評価手段の出力を用いて、ウインドウ特性を決定し、
その特性によって、一つ以上のセンサからの出力におけ
る、異常値を除外する。
【0026】このように、センサの誤差評価の結果を用
いて、異常値を除外するウインドウ処理手段を採用する
ことで、最終的に、フィルタ処理手段から出力される推
定値の精度を向上させることができる。したがって、こ
のように決定された推定値を用いれば、高精度に移動体
の位置または方位を決定することできる。
【0027】
【実施例】以下、図面を用いて、本発明に係わる装置の
実施例を説明する。本発明を適用した、車両用ナビゲー
ション装置の構成図の一例を、図18に示す。本実施例
は、移動体の速度を測定する車速センサ23と、移動体
の方位を測定する地磁気センサ21および旋回角速度セ
ンサ22と、それらセンサからの信号を用いて、以下に
説明する処理手段を行ない位置を算出するコントローラ
20とを有する。さらに、本実施例は、地図データを記
憶する地図メモリ25と、コントローラ20によって算
出された移動体の位置を、地図メモリ25から読みだし
た地図上に表示する表示装置26と、初期位置等を入力
する初期位置入力装置27とを備える。
【0028】ここで、地磁気センサ21および旋回角速
度センサ22は方位センサとして、車速センサ23は速
度センサとして用いる。
【0029】方位センサは、例えば、地球磁界(地磁
気)を検出して絶対方位を求める地磁気センサ21が代
表的なセンサである。しかし、GPS測位装置も、それ
によって求められた位置の時間変化から進行方位を求め
る、絶対方位センサとして、利用可能である。
【0030】旋回角速度センサ22は、移動体の旋回角
速度を測定するものである。具体的には、機械式ジャイ
ロ、振動ジャイロ、光ファイバジャイロ等があり、航空
機、宇宙機、自動車のナビゲーション装置に使われてい
る。これらも、基準方位を与えれば、方位センサとして
用いることができる。
【0031】車速センサ23には、自動車、電車等の車
両では車輪回転数に応じたパルス信号を出力する、光電
式あるいは電磁式の速度センサがある。また、航空機で
は、移動体に加わる気圧変化を利用した速度センサがあ
る。
【0032】地図メモリ25は、所定範囲にわたる道路
地図データが、予め格納されているものである。具体的
には、半導体メモリ、カセットテープ、CD−ROM、
ICメモリ、DAT等が使用可能である。
【0033】表示装置26は、CRT、液晶表示器等を
使用して、車両走行中の道路地図と車両位置とを表示す
るものである。
【0034】コントローラ20は、地磁気センサ21お
よび旋回角速度センサ22より検出されたデータに基づ
いて、車両の推定方位を算出するとともに、車速センサ
23のデータと合わせて、車両の位置を演算する。さら
に、図形処理プロセッサ、画像処理メモリ等も備えるこ
とができ、表示装置26上における地図の検索、縮尺切
り替え、スクロール、上記演算結果の車両位置の表示等
を行わせることが可能である。
【0035】初期位置入力装置27は、キーボードやジ
ョイステック等、車両位置を入力できるものとする。
【0036】本実施例の動作を、図15のフローチャー
トを用いて説明する。本実施例のシステムがスタートす
ると、まず、初期処理が行われる(ステップ200)。
ここでは、フィルタ処理手段にカルマンフィルタ処理が
適用される場合は、後に説明するカルマンフィルタ処理
の初期処理も行われる。キー入力等の初期位置入力装置
27により、現在地が設定されると(ステップ20
2)、表示装置26上に、車両の現在地、および、その
周辺の地図が表示される(ステップ204)。
【0037】次に、ステップ206により、ステップ2
08以下の割り込みを許可し、以下のメインループに入
る。このメインループでは、単位走行距離毎の走行量を
積分加算して、車両現在地と地図が更新される。
【0038】走行方位算出割込処理(ステップ208)
および走行ベクトル積分割込処理(ステップ210)に
より、新しい車両位置が算出され、車両位置が移動した
と判断された場合(ステップ212でYes)、現在地お
よび周辺地図が更新される(ステップ214)。
【0039】走行方位算出割込処理(ステップ208)
では、方位を測定するセンサ21および22のでが読み
込まれ、フィルタ処理により、方位が算出される。この
ステップ208の具体的動作については、後のフィルタ
処理手段にカルマンフィルタ処理を用いた、実施例1に
おいて説明する。
【0040】走行ベクトル積分割込処理(ステップ21
0)の処理手順を、図17を用いて説明する。この処理
は、車両が、所定距離ΔDを走行する毎に実行される。
すなわち、ステップ400により、車両方位θが読み込
まれる。この車両方位θは、図15のステップ208の
処理により算出され、記憶されているものである。
【0041】この車両方位を用いて、距離ΔDのx方向
成分とy方向成分が求めらる(ステップ402)。最後
に、求められた成分が、x方向積分距離とy方向積分距
離とに加算されて、積算距離が更新される(ステップ4
04)。
【0042】以上の処理が行われると、上記図15の処
理で、最新のx方向積算処理とy方向積算処理で算出さ
れた座標位置が、車両の現在走行位置として決定され
る。
【0043】本発明によるナビゲーション装置の基本的
特徴を、図1、2および3を用いて説明する。以下に示
す実施例1以降では、これらの基本的特徴を組み合わせ
た構成について説明する。
【0044】本発明を適用したナビゲーション装置の一
例における特徴部分を図1に示す。ここで、本発明の基
本的な構成は、上記で説明した図18のような構成を持
つ。ここで、ナビゲーション装置のコントローラ20
(図18)には、図1が示す、推定方位5と、方位を含
む推定値7とを出力するフィルタ処理手段1と、フィル
タ処理手段1のゲインを決定するフィルタゲイン算出手
段2と、方位センサ11、12、および、速度センサ1
5の誤差を評価するセンサ誤差評価手段3とが含まれ
る。ここで、方位センサ11および12は、図18の地
磁気センサ21および旋回角速度センサ22に、速度セ
ンサ15は、車速センサ23に対応する。
【0045】この例において、移動体の方位と回転角を
計測する、複数個の方位センサ11と12とからのセン
サ信号を用いて、フィルタ処理手段1は、推定方位5を
求める。このフィルタ処理手段1からの出力と同期し
て、速度センサ15から求められる速度データと合わせ
て、移動体の走行位置を求める。
【0046】ここで、方位データ、速度データ、フィル
タ出力の推定値7のいずれかを一つ以上を入力として、
方位センサ11、12の測定誤差を、センサ誤差評価手
段3において評価する。さらに、その出力をもとに、フ
ィルタゲイン算出手段2で算出することにより、最終的
に出力される推定方位5の精度を向上させる。
【0047】本発明を適用したナビゲーション装置の他
の一例における特徴部分を、図2に示す。ここでは、図
1のようにセンサとして、方位センサに限らず、一般的
なセンサ13、14を用いて、移動体の運動を表す物理
量を計測する。
【0048】この例の全体構成は、図1の例と同じであ
る。しかし、この例では、フィルタ処理手段1は、測定
された物理量のデータと、速度センサ15の速度データ
とを入力として用い、移動体の推定位置6を出力する。
【0049】この例では、各センサ13および14から
のデータ、速度データおよび推定値7のうち、いずれか
一つ以上を入力として、各センサ13、14の誤差を、
センサ誤差評価手段3で評価する。その出力をもとに、
フィルタ処理手段1のフィルタゲインを、フィルタゲイ
ン算出手段2で算出することにより、最終的に、出力さ
れる推定位置6の精度を向上させる。
【0050】本発明を適用したナビゲーション装置の他
の一例における特徴部分を、図3に示す。この手段は、
一般的なセンサ13および14と、それらの出力信号を
用いて、方位や位置などの推定値7を求めるフィルタ処
理手段1と、各センサからのデータおよび推定値7のう
ち、いずれか一つ以上を入力として、各センサ誤差を評
価するセンサ誤差評価手段3と、その出力をもとに、セ
ンサ信号の異常値を除外するウインドウ処理手段4とか
ら構成される。この構成によって、最終的に出力される
推定値7の精度を向上させる。
【0051】本発明によれば、以上のような特徴によ
り、センサによる計測信号そのものの誤差を小さくでき
る。そのため、例えば、車両用ナビゲーション装置にお
ける地図マッチング方式の誤差補正のような最終段の補
正とは異なり、補正した後に同様な誤差がまたすぐに発
生するようなことはない。従って、本発明は精度の高い
センサを用いていることと等価になり、システム的な信
頼性も向上させることができる。
【0052】図2、3に示される各手段におけるセンサ
13および14の例としては、上記で述べた方位センサ
や速度センサと、それ以外に、位置検出センサやレンジ
検出センサ等が挙げられる。
【0053】位置検出センサは、GPS衛星や地上局等
の送信局より、送信された信号から、移動体の現在位置
を演算により求めるものである。具体的には、GPS、
GLONASS、ビーコン等があり、航空機、宇宙機、
自動車等のナビゲーション装置に用いられている。
【0054】レンジ検出センサは、送信局と移動体に搭
載した受信機との距離(レンジ)、あるいは、その変化
率(レンジレート)を測定し、送信機の位置が既知であ
ればその位置を送信するものである。現在、利用可能な
ものには、GPS、GLONASS、LORAN−C、
ビーコン等がある。
【0055】GPSは、航空機、宇宙機、自動車等のナ
ビゲーション装置として利用されている。GLONAS
Sは、旧ソ連の管理運用しているもので、GPSと同様
の衛星測距システムである。LORAN−Cは、船舶等
によく装備されている。ビーコンは、地上に設置され
た、いわゆる電波灯台である。これは、ビーコン位置を
局所的に送信するもので、その信号を受信することによ
って、移動体がビーコン付近に位置することが分かる。
主に、自動車、航空機の位置検出に利用される。
【0056】〔実施例1〕本実施例は、図4に示される
構成を有する。これは、図1および図3に示された本発
明の基本的特徴部分を組み合わせ、フィルタ処理手段1
をカルマンフィルタ処理手段で実現したナビゲーション
装置である。
【0057】本実施例のハードウエア構成は、上記で説
明した図18の構成である。ここで、地磁気センサ21
および旋回角速度センサ22を方位センサとして、車速
センサ23を速度センサとして用いる。
【0058】コントローラ20における、カルマンフィ
ルタ処理を用いたフィルタ処理手段1(図4参照)で
は、推定する量(状態量)の時間変化と、状態量と、セ
ンサ出力として測定可能な量(観測量)との関係を、モ
デル化する必要がある。
【0059】以下の説明では、本実施例におけるカルマ
ンフィルタ処理において、最初、自動車ナビゲーション
において重要な、走行方位と、使用した方位センサの誤
差要因を、推定すべき状態量として、その時間変化をモ
デル化する。次に、観測量と状態量との関係をモデルで
表す。
【0060】地磁気センサ21の主な誤差要因は、着磁
と、車体のμ効果(以下車体効果と言う)である。着磁
は、地磁気センサ21を取付けている車体が磁化し、大
きな方位誤差を与える現象である。これは、地磁気セン
サ21の出力が描く、方位円の中心が、移動することに
対応する。また、車体効果は、磁性体である車体が地球
磁界に及ぼす効果であり、方位円が楕円に変形する現象
である。
【0061】着磁成分と、車体効果は、それぞれ2つの
パラメタで記述でき、パラメタの時間変化は少ないとし
て、次のようにモデル化することができる。
【0062】
【数1】
【0063】
【数2】
【0064】
【数3】
【0065】
【数4】
【0066】このモデルは、地磁気センサ21の誤差要
因(着磁、車体効果)の挙動を表すもので、以下、地磁
気センサ誤差モデルと呼ぶ。
【0067】旋回角速度センサ22の誤差要因の一つ
は、角速度バイアスである。バイアスは、短時間では、
ほぼ一定と仮定でき、
【0068】
【数5】
【0069】とモデル化した。このモデルは、旋回角速
度センサ22の誤差要因を記述したものであり、以下、
ジャイロ誤差モデルと呼ぶ。
【0070】2つのカルマンフィルタのモデル(状態方
程式、観測方程式)を説明する。方位推定カルマンフィ
ルタの状態量xは、
【0071】
【数6】
【0072】とする。
【0073】状態方程式は、
【0074】
【数7】
【0075】とした。システムノイズv(k)は、状態
量の数7によるモデル化誤差である。
【0076】観測方程式は、
【0077】
【数8】
【0078】
【数9】
【0079】
【数10】
【0080】のとなり、まとめて表すと、
【0081】
【数11】
【0082】となる。
【0083】ここで、観測量yは、
【0084】
【数12】
【0085】であり、測定ノイズwは、
【0086】
【数13】
【0087】である。
【0088】ここで、地磁気センサ21の誤差要因とし
て車体効果の影響が小さい場合、車体効果を表すRx、
Ryを一つの状態量(推定量)Rで表す、簡易的な方法
を取っても良い。
【0089】上記の状態方程式と、観測方程式とに対し
て、カルマンフィルタを計算し、自動車の走行方位を推
定する。ここで、求めた観測方程式は非線形なため、拡
張カルマンフィルタのアルゴリズムを適用する。拡張カ
ルマンフィルタは、次の漸化式、
【0090】
【数14】
【0091】
【数15】
【0092】
【数16】
【0093】
【数17】
【0094】
【数18】
【0095】
【数19】
【0096】で与えられる。
【0097】カルマンフィルタでは、状態量x(k)の
最適推定値x(k|k)、予測値x(k|kー1)と、
これらに対応した推定誤差共分散行列P(k|k)、P
(k|kー1)を算出する。Vは、システムノイズvの
共分散行列であり、Wは、観測ノイズwの共分散行列で
ある。Hは、関数hの予測値x(k|kー1)における
ヤコビアンである。なお、上記カルマンフィルタの繰返
し計算は、漸化式の形式を持ち、計算機のソフトウェア
により実現可能である。
【0098】以上の拡張カルマンフィルタのアルゴリズ
ムを利用することにより、方位推定を行う。この処理手
順を、図4のブロック図と図20のフローチャートを用
いて説明する。なお、本実施例による位置決定は、上記
で説明した図15のフローに従って行なわれる。
【0099】最初、初期処理(図15のステップ20
0)において、数14の通り、予測値と誤差共分散行列
の初期値を設定する。その後、一定時間毎に走行方位を
算出する走行方位算出割込処理(図15のステップ20
8)に入る。
【0100】このステップ208は、図4に示す機能手
段を用い、図20に示すフローに従って方位を決定す
る。
【0101】最初、センサデータ(観測量)を読み込む
(ステップ300)。次に、状態量の予測値を、観測方
程式に代入し、観測量の予測値を観測量予測値算出手段
31(ステップ302)で算出し、その予測値と観測量
との差から観測量予測誤差を観測量予測誤差算出手段3
2(ステップ304)で算出する。
【0102】その後、観測量予測誤差、予測値、車速デ
ータ等を用いて、以下に説明するセンサ誤差評価手段3
(ステップ306)でセンサ誤差を評価する。ここで、
観測量予測誤差の代わりに観測量そのものを用いても良
いし、また、予測値の代わりに推定値を用いても良い。
【0103】センサ誤差評価手段3の一例として、図6
に示すような、地磁気センサ21の誤差評価手段3とし
て、ファジィ推論処理手段50を用いた例を説明する。
【0104】このファジイ推論処理手段50の入力に
は、観測量予測誤差算出手段32の出力である地磁気セ
ンサ21の観測量予測誤差Imag51と、車速センサ2
3の出力データVel52を用いる。また、フィルタゲイ
ン算出手段34への出力としては、地磁気センサ21の
観測ノイズの共分散Wmag53をとる。この場合、入力
値は、ある期間のそれぞれのデータ自身の統計量、例え
ば、平均値であってもよい。
【0105】入力値51、52の、それぞれの大きさに
対応する出力53の大きさの、定性的な関係を、ファジ
ィ理論を用いて表す。
【0106】入力Imag51が大きい程、地磁気センサ
21のノイズが大きい、と予想されるため、出力Wmag
53は、相対的に大きくする必要がある。逆に、車速V
el52が大きい程、最終的に、収束する地磁気センサ2
1が示す方位への収束速度を速める必要がある。そのた
め、出力Wmag53は、相対的に小さくする必要があ
る。
【0107】この定性的な関係を、図7上に示すよう
に、5段階のファジィラベルを用いたファジィルールと
して表現し、それを同図下のようなメンバシップ関数を
用いて定量化した。ファジィ推論法として、例えば、マ
ックスミニ合成重心法を用いると、各々の入力値51、
52に対して、出力値53が図7下のようにハッチング
した面積の、重心位置として求めることができる。ただ
し、演算量の節約から、上記の演算を予め行っておき、
マイクロコンピュータのメモリに書き込んでおいて、入
力値に対応する出力値をメモリから読み出す、テーブル
ルックアップ方式で、上記ファジィ推論を実現させても
よい。
【0108】また、上記ファジイ処理手段50の例で
は、ファジィルールの前件部および後件部とも、ファジ
ィ変数を用いた。しかし、上記重心計算等の演算負荷を
減らすため、後件部のみファジィ変数を用いず、線形式
を適用する、菅野らの推論法によりファジィ推論を実現
させてもよい。
【0109】さらに、センサ誤差処理手段3において、
ファジィ理論を用いずに、上記定性的関係を、単純にあ
る関数式で定量的に表すことにより、センサ誤差評価を
実現することもできる。また、センサ誤差評価手段3に
他の手段を用いる例を、以下の実施例2から7に説明す
る。
【0110】次に、センサ誤差評価手段3からの出力と
予測値とを用いて、カルマンフィルタゲインをフィルタ
ゲイン算出手段2(ステップ322、数15)で求め
る。求められたゲインを用いて、状態量および誤差共分
散の推定値を推定値算出手段35(ステップ324、数
16、数17)で計算する。求める走行方位は、この推
定値の一つ(推定方位5)として計算され、出力され
る。
【0111】また、センサ誤差評価手段3からの出力
は、ウインドウ処理手段4の判断基準にも使用される。
例えば、地磁気センサ21における、ある一定レベル以
上のノイズを除去することが可能となる。
【0112】計算された推定値と、旋回角速度センサ2
2からの出力データをもと、次の一定時間後の予測値
(状態量、誤差共分散)を、予測値算出手段36(ステ
ップ326、数18、数19)で算出し、割込み処理を
終了する。
【0113】また、本実施例は、図5に示すように、旋
回角速度センサ22の出力を、観測量として用いずに、
予測値算出手段36において、一定時間後の予測値を算
出する際の、方位変化量としてのみ使用する構成とする
ことができる。
【0114】以上のような処理手順により、地磁気セン
サ21の誤差を適正に評価することができる。さらに、
その評価結果に、カルマンフィルタ処理を無理なく適応
させることができるため、高精度な方位推定が可能とな
る。
【0115】〔実施例2〕本実施例は、実施例1と同じ
ハードウエア構成(図18参照)を有し、センサ誤差評
価手段3において対象とするセンサに、旋回角速度セン
サ22を含む場合の構成を説明する。
【0116】本実施例は、図4に示される機能手段の構
成を、有するものである。本実施例におけるセンサ誤差
評価手段3の入出力に関する部分を、図8に示す。ここ
で、誤差評価には、実施例1同様に、ファジィ推論を適
用する。
【0117】センサ誤差処理手段3の入力には、観測量
予測誤差算出手段32の出力である旋回角速度センサ2
2の観測量予測誤差Igyro54と、車速センサ23の出
力データ52をとり、フィルタゲイン算出手段34への
出力として地磁気センサの観測ノイズの共分散Wgyro5
5をとる。この場合、入力値52、54は、ある期間の
それぞれのデータ自身の統計量、例えば平均値でもよ
い。
【0118】入力値54および52の、それぞれの大き
さに対応する出力55の大きさの定性的な関係を、ファ
ジィ理論を用いて表す。入力Igyro54が大きい程、旋
回角速度センサ22のノイズが大きいと予想されるた
め、出力Wgyro55は相対的に大きくする必要がある。
逆に、車速データ52が大きい程、最終的に、収束する
地磁気センサ22の示す方位への収束速度を速める必要
があるため、出力Wgyro55は相対的に大きくする必要
がある。
【0119】この定性的な関係を、図7と同様に、ファ
ジィルールとして表現(車速データ52に対する出力5
5の関係は、図7と逆になる)し、それをメンバシップ
関数を用いて定量化すれば、実際の旋回角速度センサ誤
差に適応したフィルタゲインを選択することができる。
したがって、推定方位精度の高精度化を実現することが
できる。
【0120】〔実施例3〕本実施例は、実施例1と同様
なハードウエア構成(図18参照)および機能手段構成
を有する(図4参照)。ただし、センサ誤差評価手段3
において、図9に示すように、地磁気センサ21の誤差
評価にファジィ推論50を用い、さらに、地磁気方位円
半径誤差を算出する手段を用いる。
【0121】本実施例のセンサ誤差評価手段3の入出力
は、図9に示されるような構成を有している。ここで、
入力には、観測量予測誤差算出手段32の入力になって
いる地磁気センサの観測量Ex、Ey61を、そのまま
出力させたものと、予測値算出手段36の出力の内の着
磁成分Mx、My、車体効果Rx、Ry62と、車速セ
ンサ23の出力データ52を用いる。また、センサ誤差
評価手段3の、フィルタゲイン算出手段34への出力と
して、地磁気センサ21の観測ノイズの共分散Wmag5
3をとる。この場合、入力値61、62、52は、ある
期間の、それぞれのデータ自身の統計量、例えば平均値
でもよい。
【0122】本実施例では、入力される観測量61と予
測値62を用いて、
【0123】
【数20】
【0124】
【数21】
【0125】により、地磁気方位円半径誤差算出手段6
0により地磁気方位円半径誤差63を算出する。ここ
で、数20は、カルマンフィルタで推定した地磁気方位
円半径を基準にして誤差を求めている。また、数21
は、例えば、日本における地磁気水平成分(30マイク
ロテスラ)を基準にしている。
【0126】このように算出された誤差63と車速デー
タ52により、実施例1に示したようなファジィ推論を
構成する。
【0127】実施例1同様、こうして求めた地磁気方位
円半径誤差63が大きい程、地磁気センサ21のノイズ
が大きいと予想されるため、出力Wmag53は相対的に
大きくする必要がある。逆に、車速52が大きい程、最
終的に、収束する地磁気センサ21が示す方位への収束
速度を速める必要がある。そのため、出力Wmag53
は、相対的に小さくする必要がある。この定性的な関係
を、図7と同じようにファジィルールとして表現し、そ
れをメンバシップ関数を用いて定量化すれば、推定方位
精度の高精度化を実現することができる。
【0128】また、図6の地磁気センサ観測量予測誤差
Imag51と、地磁気方位円半径誤差63を入力とする
ファジイ理論を構成することもできる。
【0129】〔実施例4〕本実施例は、センサ誤差評価
手段3として、地磁気センサ21の着磁補正を行う、実
施例1と同じハードウエア構成(図18参照)および機
能手段構成(図4参照)を有するナビゲーション装置で
ある。
【0130】本実施例における、センサ誤差評価手段3
の入出力の関係を、図10に示す。ここで、センサ誤差
評価手段3としての着磁補正手段70への入力は、観測
量予測誤差算出手段32の出力の地磁気センサ観測量予
測誤差Imag51をとる。また、フィルタゲイン算出手
段34への出力は、着磁量が大きく変化した場合に、数
14〜19に含まれる推定誤差共分散行列の着磁量に対
応する対角項Pmx,myが、初期値にリセットされて
出力されるものである。
【0131】着磁は、地磁気センサを取り付けている車
体が磁化し、大きな方位誤差を与える現象である。これ
は、地磁気センサ21の出力が描く、方位円の中心が移
動することに対応している。このような場合、入力にと
った観測量予測誤差Imag51にも、大きな誤差が定常
的に発生する。そのため、観測量予測誤差Imag51を
検出して、着磁補正が必要かどうかを判断する。すなわ
ち、ある一定レベル以上の誤差が、ある期間継続するこ
とを検出して、着磁補正を行えばよい。
【0132】実施例1のカルマンフィルタ処理において
は、大きな着磁量変化は、状態量として推定している着
磁成分Mx、Myに大きな推定誤差を発生させる。着磁
補正が必要と判断された時、正しい着磁量推定を復活さ
せるためには、ここで、出力にとったように、着磁成分
の誤差共分散Pmx,myを大きな値(例えば初期値)
にリセットすればよい。
【0133】以上の着磁補正手段70により、踏切等で
大きな着磁量変化が発生しても、瞬時にそれを検出する
ことができる。さらに、上記方法で着磁量推定も正しく
修整することができるため、高精度な方位推定も維持す
ることが可能となる。
【0134】また、上記推定誤差共分散行列の着磁量に
対応する対角項Pmx,myだけでなく、すべての推定
量に対応する対角項は、その大きさがある一定レベル以
下に小さくなるか、もしくは、ある一定時間を経過する
ことをもって、その時点の値よりも大きな値(例えば初
期値)にリセットするのが望ましい。
【0135】〔実施例5〕本実施例は、図11に示すよ
うな、入出力関係を有するセンサ誤差評価手段3を有す
るナビゲーション装置である。これは、実施例4(図1
0)と同様にセンサ誤差評価手段3として、着磁補正を
行う別の例であり、その他の機能手段構成およびハード
ウエア構成は、実施例1と同様である(図4、18参
照)。
【0136】本実施例と実施例4とが異なる部分は、着
磁量変化を検出する点である。本実施例では、着磁量変
化を検出する方法として、図9で用いた、地磁気方位円
半径誤差算出手段60を適用した。
【0137】着磁量の大きな変化により、着磁成分M
x、Myは、大きな推定誤差を持つことになる。したが
って、その着磁成分を用いて算出する、地磁気方位円半
径にも大きな誤差が発生することになる。その半径誤差
をもとに、実施例4と同様に、ある一定レベル以上の誤
差が、ある期間継続することを検出して、着磁補正を行
うのである。地磁気方位円半径誤差63を求める方法と
しては、上記数20、数21のどちらを用いてもよい。
本実施例も実施例4と同様な効果が期待できる。
【0138】〔実施例6〕本実施例は、実施例1(図4
参照)のセンサ誤差評価手段3として、ウインドウ処理
手段4を制御するものである。本実施例のハードウエア
および機能手段構成は、実施例1と同じである。本実施
例のセンサ誤差評価手段3における入出力の関係を、図
12に示す。
【0139】ここで、地磁気センサのバーストノイズを
除去するために、図9、11で用いた、地磁気方位円半
径誤差算出手段60を適用し、その誤差63が、ある一
定レベル以上になるデータを、ウインドウ処理手段4に
おいて除去する。なお、地磁気方位円半径誤差63を求
める方法としては、上記の数20、数21のどちらを用
いても構わない。
【0140】本実施例におけるウインドウ処理手段4に
より、地磁気センサ21等のバーストノイズを、瞬時に
判断して、除去することが可能になるため、推定方位精
度の向上を達成することができる。
【0141】〔実施例7〕以上述べた実施例1〜6のセ
ンサ誤差評価手段3は、各々単独でも構成できるが、複
数個組み合わせて構成してもよい。むしろ、その方が種
々のセンサ誤差に適応できるため、より一層の方位精度
向上が期待できる。本実施例では、以上の実施例で説明
したセンサ評価手段3の構成要素を組み合わせたもの
を、センサ誤差評価手段として用いた例について説明す
る。
【0142】本実施例のハードウエアおよび機能手段構
成は、実施例1(図4参照)と同じであり、センサ誤差
評価手段3における入出力の関係は、図19に示すもの
である。
【0143】ここで、センサ誤差評価手段3は、上記で
説明した、ファジイ推論処理手段50と、着磁補正手段
70と、地磁気方位円誤差算出手段60とから構成され
る。
【0144】ファジイ推論処理手段50の入力には、観
測量予測誤差算出手段32の出力である地磁気センサ2
1の観測量予測誤差Imag51および旋回角速度センサ
22の観測量予測誤差Igyro54と、車速センサ23の
出力データVel52とを用いる。その出力には、旋回角
速度センサの観測ノイズの共分散Wgyro55と、地磁気
センサ21の観測ノイズの共分散Wmag53をとる。こ
の場合、入力値は、ある期間のそれぞれのデータ自身の
統計量、例えば、平均値であってもよい。
【0145】入力値51および52の、それぞれの大き
さに対応する出力53の大きさの定性的な関係と、入力
値52および54の、それぞれの大きさに対応する出力
55の大きさの定性的な関係を、それぞれ、実施例1お
よび2と同様に、ファジィ理論を用いて表す。
【0146】着磁補正手段70の入力には、観測量予測
誤差算出手段32の出力の地磁気センサ観測量予測誤差
Imag51をとる。フィルタゲイン算出手段34への出
力は、着磁量が大きく変化した場合に、数14〜19に
含まれる推定誤差共分散行列の着磁量に対応する対角項
Pmx,myが、初期値にリセットされて出力されるも
のである。これによって、実施例4と同様に、踏切等で
大きな着磁量変化が発生しても、瞬時にそれを検出する
ことができる。さらに、上記方法で着磁量推定も正しく
修整することができる。
【0147】地磁気方位円半径誤差算出手段60の入力
は、観測量予測誤差算出手段32の入力になっている地
磁気センサの観測量Ex、Ey61を、そのまま出力さ
せたものと、予測値算出手段36の出力の内の着磁成分
Mx、My、車体効果Rx、Ry62とを用いる。その
出力には、地磁気方位円半径誤差63を用い、その誤差
63が、ある一定レベル以上になるデータを、ウインド
ウ処理手段4において除去する。実施例6と同様に、地
磁気方位円半径誤差算出方法60とウインドウ処理手段
4とを用いるため、地磁気センサ21等のバーストノイ
ズを、瞬時に判断して、除去することが可能になる。
【0148】本実施例におけるセンサ誤差評価手段3の
処理手順を、図16のフローチャートを用いて説明す
る。
【0149】まず、カルマンフィルタ処理のステップ3
04で求めた観測量予測誤差を用い、実施例4(図1
0)に示した着磁補正処理を行う。すなわち、ステップ
306において、前述した着磁補正の判断をする。ここ
で、Yesの場合のみ、ステップ308において、着磁量
の誤差共分散Pmx,myを初期値リセットする。その
後ステップ310で、地磁気方位円半径誤差63を、数
20または数21により、計算する(実施例5の着磁補
正手段を実行する場合は、先に、ステップ310を実行
してからステップ306に移行すればよい)。
【0150】次に、計算した地磁気方位円半径誤差63
を用い、ステップ312において、実施例6(図12)
に示したウインドウ処理を行う。すなわち、前述したよ
うに、地磁気方位円半径誤差63の大きさが、あるレベ
ル以上になった場合、フィルタゲイン計算(ステップ3
22)および推定値計算(ステップ324)を省略して
ステップ326へジャンプする。
【0151】上記条件を満たさない場合、ステップ31
4に移り、実施例1〜3(図6、8、9)に示した、フ
ァジィ推論による観測ノイズの共分散の制御を行う。前
述したファジィ推論処理手段50への入力が、統計量の
場合、その入力値がそろったときのみ、メンバシップ値
の計算(ステップ316)に移り、ステップ318で重
心値を計算し、その重心値をステップ320にて、観測
ノイズ共分散値におく。
【0152】以上の処理手順において、着磁量の誤差共
分散(ステップ308)かまたは観測ノイズの共分散
(ステップ320)が変更された場合には、その変更さ
れた値をもとに、ステップ322において、カルマンフ
ィルタゲインが計算される。ここで、センサ誤差の影響
が加味されるため、方位の推定や、その他の推定の精度
を向上させることができる。
【0153】〔実施例8〕本実施例における、フィルタ
処理手段1と、センサ誤差評価手段3と、ウインドウ処
理手段4と、センサ21、22、23、24との構成を
図13に示す。
【0154】本実施例は、図2に示した車速センサデー
タを含む、すべてのセンサデータを用いて、上述のカル
マンフィルタ処理を施し、求めたい推定位置を得るもの
である。ここで、センサとして、新たにGPS24を加
えている。このGPS24は、絶対位置検出センサ、絶
対方位検出センサ、またはレンジ検出センサとしても使
用できる。
【0155】したがって、実施例1〜7に示したのと同
様な形式で、センサ出力モデルおよびセンサ誤差モデル
と車両の運動モデルを用いて、状態方程式と観測方程式
を作ることが可能である。
【0156】〔実施例9〕本実施例は、従来例の項で説
明した特開平1−219610号公報記載の例におい
て、センサ誤差評価手段3に相当する磁場環境検出手段
に、単に、車速情報を加えるだけでも、従来例の課題が
改善できることを示した例である。
【0157】すなわち、地磁気センサ21と旋回角速度
センサ22の方位変化量の差からのみ、ローパスフィル
タ処理手段80のゲインを算出していた従来方式に対
し、車速が大きいときは、フィルタゲインを相対的に大
きくして、地磁気方位への収束を速めるような処理を加
えるようにすればよい。
【0158】
【発明の効果】本発明のナビゲーション装置によれば、
推定量算出のために、センサの誤差特性をモデル化した
カルマンフィルタ処理を採用し、そのフィルタ処理中に
得られるセンサ誤差パラメータを使ってセンサ誤差を評
価するため、より迅速に、より正確に誤差をとらえるこ
とが可能になる。さらに、その評価結果を用い、カルマ
ンフィルタゲインを変更するため、適切なゲインがリア
ルタイムに算出でき、より精度の高い位置情報等を得る
ことが可能となる。
【0159】さらに、本発明では、車速データをも考慮
して推定量算出のためのフィルタのゲインを決めるた
め、車速を積分した走行距離の増加に伴って走行位置を
随時求めていかなければならない、というナビゲーショ
ン装置特有の性質に合理的に対応することができる。
【0160】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナビゲーション装置の基本的特徴を説
明する構成図。
【図2】本発明のナビゲーション装置の基本的特徴を説
明する構成図。
【図3】本発明のナビゲーション装置の基本的特徴を説
明する構成図。
【図4】図1および3を組み合わせた構成による、走行
方位検出にカルマンフィルタ処理を適用した本発明の一
実施例を示す構成図。
【図5】図4の構成を一部変更した一実施例を示す構成
図。
【図6】図4のセンサ誤差評価手段の一実施例を示す構
成図。
【図7】図6のセンサ誤差評価手段に適用したファジィ
推論の原理を説明する図。
【図8】図4のセンサ誤差評価手段の一実施例を示す構
成図。
【図9】図4のセンサ誤差評価手段の一実施例を示す構
成図。
【図10】図4のセンサ誤差評価手段の一実施例を示す
構成図。
【図11】図4のセンサ誤差評価手段の一実施例を示す
構成図。
【図12】図4のセンサ誤差評価手段の一実施例を示す
構成図。
【図13】図2の構成による走行位置検出にカルマンフ
ィルタ処理を適用した本発明の一実施例を示す構成図。
【図14】従来例のローパスフィルタ方式に、本発明の
車速データの効果を加えた一実施例を示す構成図。
【図15】本発明を適用した車両用ナビゲーション装置
のゼネラルフローを説明する図。
【図16】図15中の走行方位算出割込処理のフローチ
ャート。
【図17】図15中の走行ベクトル積分割込処理のフロ
ーチャート。
【図18】本発明が適用されたナビゲーション装置のハ
ードウエア構成を示すブロック図。
【図19】図4のセンサ誤差評価手段の一実施例を示す
構成図。
【図20】図15中の走行方位算出割込処理のフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…フィルタ処理手段、 2…フィルタゲイン算出手
段、 3…センサ誤差評価手段、 4…ウインドウ処理
手段、 5…推定方位、 6…推定位置、 7…推定
値、 11、12…方位センサ、 13、14…セン
サ、 15…速度センサ、 20…コントローラ、 2
1…地磁気センサ、 22…旋回角速度センサ、 23
…車速センサ、 24…GPS、 25…地図メモリ、
26…表示装置、 27…初期位置入力手段、 31
…観測量予測値算出手段、 32…観測量予測誤差算出
手段、 35…推定値算出手段、 36…予測値算出手
段、 50…ファジィ推論処理手段、 60…地磁気方
位円半径誤差算出手段、 70…着磁補正手段、 80
…ローパスフィルタ処理手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 雅俊 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 黒田 浩司 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 長島 嘉正 神奈川県座間市広野台2丁目4991番地 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 (72)発明者 高野 憲治 神奈川県座間市広野台2丁目4991番地 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 (72)発明者 大成 幹彦 神奈川県座間市広野台2丁目4991番地 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体の速度を検出する速度センサと、速
    度以外の移動体の運動を表す物理量を検出する1つ以上
    のセンサと、このセンサおよび速度センサからなるセン
    サ群からの出力を用いて、移動体の走行位置を求めるナ
    ビゲーション装置において、 センサ群からの出力に対して、予め定めたフィルタ特性
    を持つフィルタ処理を施し、その処理結果を用いて、推
    定値を算出するフィルタ処理手段と、 速度センサ以外の1つ以上のセンサからの出力、およ
    び、フィルタ処理手段から出力される推定値のうち、い
    ずれか一つ以上を用いて、一つ以上のセンサからの出力
    誤差を評価するセンサ誤差評価手段と、 センサ誤差評価手段の出力をもとに、フィルタ処理手段
    のフィルタ特性を調整する、フィルタゲインを算出する
    フィルタゲイン算出手段とを有することを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記センサは、移動体
    の方位を異なった方法で測定する複数個のセンサである
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記センサは、地球磁
    場を検出する地磁気センサ、移動体の旋回角速度を検出
    する旋回角速度センサ、および、衛星信号を用い地球上
    の絶対位置または絶対方位を検出するGPS受信装置の
    うち、いずれか一つ以上を含み、 前記フィルタ処理手段は、少なくとも、移動体の位置
    を、推定値の一つとして算出することを特徴とするナビ
    ゲーション装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記センサは、地球磁
    場を検出する地磁気センサ、および、移動体の旋回角速
    度を検出する旋回角速度センサのうち、いずれか一つ以
    上を含み、 前記フィルタ処理手段は、少なくとも、移動体の進行方
    位を、推定値の一つとして算出することを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、前記
    センサ誤差評価手段は、さらに、前記速度センサからの
    出力を用いて、前記フィルタ処理手段から出力される推
    定値を、予め定めた値に収束させる速度を調整する、収
    束速度調整機能を有することを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかにおいて、前記
    フィルタ処理手段は、少なくとも前記センサの誤差要因
    を推定すべき状態量として用いた、カルマンフィルタ処
    理を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記センサ誤差評価手
    段の入力される、前記フィルタ処理手段から出力される
    推定値は、カルマンフィルタ処理における推定値、その
    推定値から計算される次の時間ステップでの予測値、お
    よび、その予測値と前記センサ出力から計算される観測
    量の予測誤差のうち、いずれか一つ以上であることを特
    徴とするナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、前記センサ誤差評価手
    段の出力は、カルマンフィルタ処理における、前記セン
    サの観測誤差の共分散値および推定値の誤差共分散値の
    うち、いずれか一つ以上であることを特徴とするナビゲ
    ーション装置。
  9. 【請求項9】請求項6において、前記センサ誤差評価手
    段は、その入力が観測量の予測誤差と前記速度センサの
    出力とであり、その出力が前記センサの観測誤差の共分
    散値であり、入力値のそれぞれの大きさに応じて、出力
    値を調節する機能を、さらに、有することを特徴とする
    ナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】請求項1から3のいずれかにおいて、前
    記センサの一つは、地磁気センサであり、 前記フィルタ処理手段は、少なくとも、地磁気センサの
    誤差要因を推定すべき状態量として用いたカルマンフィ
    ルタ処理であり、 前記センサ誤差評価手段は、地磁気センサの着磁量変化
    を補正するため、その入力としてカルマンフィルタ処理
    における地磁気センサに関する観測量の予測誤差を用
    い、出力として着磁量の誤差共分散値を用い、その入力
    値が急激に変化する場合、出力を予め定めた値に設定す
    る機能を、さらに、有することを特徴とするナビゲーシ
    ョン装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記センサ誤差評
    価手段は、さらに、カルマンフィルタ処理における予測
    値と観測量とから算出される地磁気方位円半径値を用い
    て、前記地磁気センサの着磁量変化を検出する、着磁量
    変化検出機能を有することを特徴とするナビゲーション
    装置。
  12. 【請求項12】移動体の運動を表す物理量を検出する複
    数のセンサからなるセンサ群と、センサ群からの出力を
    用いて、移動体の位置を求めるナビゲーション装置にお
    いて、 センサ群からの複数個の出力に対して、予め定めた特性
    を持つフィルタ処理を施し、その処理結果を用いて、少
    なくとも一つの移動体の運動に関する物理量の推定値を
    算出するフィルタ処理手段と、 センサ群からの複数個の出力およびフィルタ処理手段か
    ら出力される推定値のうち、いずれか一つ以上を入力と
    して、一つ以上のセンサの誤差を評価するセンサ誤差評
    価手段と、 センサ誤差評価手段の出力を用いて、ウインドウ特性を
    決定し、その特性によって、一つ以上のセンサからの出
    力における、異常値を除外するウインドウ処理手段とを
    有することを特徴とするナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記センサは、地
    球磁場を検出する地磁気センサ、移動体の旋回角速度を
    検出する旋回角速度センサ、衛星信号を用い地球上の絶
    対位置または絶対方位を検出するGPS受信装置、およ
    び、移動体の速度を検出する速度センサのうち、いずれ
    か一つ以上を含むことを特徴とするナビゲーション装
    置。
  14. 【請求項14】請求項12または13において、前記フ
    ィルタ処理手段は、少なくとも前記センサの誤差要因を
    推定すべき状態量として用いた、カルマンフィルタ処理
    であることを特徴とするナビゲーション装置。
  15. 【請求項15】請求項12において、前記センサの一つ
    は、地球磁場を検出する地磁気センサであり、 前記ウインドウ処理手段は、地磁気センサの異常値を除
    外する手段であることを特徴とするナビゲーション装
    置。
  16. 【請求項16】請求項15において、前記フィルタ処理
    手段は、少なくとも前記センサの誤差要因を推定すべき
    状態量として用いた、カルマンフィルタ処理であり、 前記センサ誤差評価手段は、入力としてカルマンフィル
    タ処理における予測値と観測量とを用い、出力として地
    磁気方位円半径誤差を算出し、 前記ウインドウ処理手段は、前記センサ誤差評価手段の
    出力を用いて、地磁気センサの異常値を除外することを
    特徴とするナビゲーション装置。
  17. 【請求項17】請求項1から16において、前記センサ
    誤差評価手段は、さらに、その入力値および出力値のあ
    いまいさを考慮したファジィ推論処理機能を含むことを
    特徴とするナビゲーション装置。
  18. 【請求項18】請求項6または14において、前記セン
    サ誤差評価手段は、推定誤差共分散行列の対角項の大き
    さがある特定値以下になった場合、対角項をその特定値
    以上に大きくするか、または、すべての対角項を、シス
    テム起動時およびある特定時間経過毎に、前回値に比
    べ、大きな値になるように動作することを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
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