JPH06342957A - 半導体レーザ装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ装置およびその製造方法Info
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- JPH06342957A JPH06342957A JP13085893A JP13085893A JPH06342957A JP H06342957 A JPH06342957 A JP H06342957A JP 13085893 A JP13085893 A JP 13085893A JP 13085893 A JP13085893 A JP 13085893A JP H06342957 A JPH06342957 A JP H06342957A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低雑音で高出力まで横モードの安定な半導体
レーザ装置を実現する。 【構成】 活性層(Ga1-XAlXAs)4の主面の少な
くとも一方の側に、一導電型の第一光ガイド層(Ga
1-Y1AlY1As)5と、第二光ガイド層(Ga1- Y2Al
Y2As)6とを備えた。第二光ガイド層6上には、それ
と逆の導電型でストライプ状の窓7aを有する第一電流
ブロック層(Ga1-Z1AlZ1As)7と、ストライプ状
の窓8aを有する第二電流ブロック層(Ga1-Z2AlZ2
As)8とを形成した。ストライプ状の窓7a,8aは
光ガイド層5,6と同じ導電型のGa1-Y3AlY3As層
を備えた。窓8aの幅は窓7aの幅よりも広く、AlA
s混晶比の値X,Y1,Y2,Y3,Z1およびZ2の
間に、Z2>Y3>Y2>X≧0,Y1>Y2,Z1>
Y2の関係とした。
レーザ装置を実現する。 【構成】 活性層(Ga1-XAlXAs)4の主面の少な
くとも一方の側に、一導電型の第一光ガイド層(Ga
1-Y1AlY1As)5と、第二光ガイド層(Ga1- Y2Al
Y2As)6とを備えた。第二光ガイド層6上には、それ
と逆の導電型でストライプ状の窓7aを有する第一電流
ブロック層(Ga1-Z1AlZ1As)7と、ストライプ状
の窓8aを有する第二電流ブロック層(Ga1-Z2AlZ2
As)8とを形成した。ストライプ状の窓7a,8aは
光ガイド層5,6と同じ導電型のGa1-Y3AlY3As層
を備えた。窓8aの幅は窓7aの幅よりも広く、AlA
s混晶比の値X,Y1,Y2,Y3,Z1およびZ2の
間に、Z2>Y3>Y2>X≧0,Y1>Y2,Z1>
Y2の関係とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ装置、特に
光ディスク等の光源として好適な、低雑音で高出力まで
安定な基本横モードを有する半導体レーザ装置と、その
製造方法に関する。
光ディスク等の光源として好適な、低雑音で高出力まで
安定な基本横モードを有する半導体レーザ装置と、その
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の半導体レーザ装置につい
て、図3を参照して説明する。
て、図3を参照して説明する。
【0003】n型のGaAs基板21の上に、n型のG
aAsからなるバッファ層22が形成されており、その
上にn型のGa0.5Al0.5Asからなるクラッド層2
3、Ga0.85Al0.15Asからなる活性層24、p型の
Ga0.5Al0.5Asからなる第一光ガイド層25、およ
びp型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド層2
6が順次積層されている。さらに、第二光ガイド層26
上の、電流狭窄のために電流チャンネルとなる窓27a
の領域を除く他の領域には、n型のGa0.4Al0 .6As
からなる電流ブロック層27が形成されている。28は
Ga0.8Al0.2Asからなる保護層、29はp型のGa
0.5Al0.5Asからなるクラッド層、30はp型のGa
Asからなるコンタクト層である。
aAsからなるバッファ層22が形成されており、その
上にn型のGa0.5Al0.5Asからなるクラッド層2
3、Ga0.85Al0.15Asからなる活性層24、p型の
Ga0.5Al0.5Asからなる第一光ガイド層25、およ
びp型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド層2
6が順次積層されている。さらに、第二光ガイド層26
上の、電流狭窄のために電流チャンネルとなる窓27a
の領域を除く他の領域には、n型のGa0.4Al0 .6As
からなる電流ブロック層27が形成されている。28は
Ga0.8Al0.2Asからなる保護層、29はp型のGa
0.5Al0.5Asからなるクラッド層、30はp型のGa
Asからなるコンタクト層である。
【0004】ここで、安定な単一横モード発振を得るた
めに、電流ブロック層27のAlAs混晶比を、クラッ
ド層29のAlAs混晶比よりも高く設定している。
めに、電流ブロック層27のAlAs混晶比を、クラッ
ド層29のAlAs混晶比よりも高く設定している。
【0005】この構造において、p型コンタクト層30
から注入される電流は窓27a内に閉じ込められ、窓2
7a下部の活性層24で780nm帯の単一横モードの
レーザ発振が生じる。ここで、電流ブロック層27はレ
ーザ光に対して透明で、光はストライプ外に大きくしみ
だすので、スペクトルは多モード化しやすく低雑音の素
子を得ることができる。
から注入される電流は窓27a内に閉じ込められ、窓2
7a下部の活性層24で780nm帯の単一横モードの
レーザ発振が生じる。ここで、電流ブロック層27はレ
ーザ光に対して透明で、光はストライプ外に大きくしみ
だすので、スペクトルは多モード化しやすく低雑音の素
子を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構造
の半導体レーザにおいて、光ディスクの応用に対して十
分な低雑音特性を得るために、スペクトルを多モード
化、すなわちセルフパルセーションを生じさせる場合、
水平方向に光分布を広げ、電流ブロック層下部の活性層
を可飽和吸収領域とするために、ストライプ内外の屈折
率差をかなり小さくする必要があった。しかしながら、
レーザ発振時にはプラズマ効果によるストライプ内の屈
折率の低下があるので、高出力時においても安定な横モ
ードを得るためには、ストライプ内外の実効屈折率差が
6×10-3以上必要である。
の半導体レーザにおいて、光ディスクの応用に対して十
分な低雑音特性を得るために、スペクトルを多モード
化、すなわちセルフパルセーションを生じさせる場合、
水平方向に光分布を広げ、電流ブロック層下部の活性層
を可飽和吸収領域とするために、ストライプ内外の屈折
率差をかなり小さくする必要があった。しかしながら、
レーザ発振時にはプラズマ効果によるストライプ内の屈
折率の低下があるので、高出力時においても安定な横モ
ードを得るためには、ストライプ内外の実効屈折率差が
6×10-3以上必要である。
【0007】従来の構造では、セルフパルセーションを
得るためには実効屈折率差が6×10-3未満でなくては
ならず、高出力時には横モードが変形してしまうという
問題があった。横モードの変形は、光ディスクへの応用
において、書き込み時のスポットの変形をもたらすの
で、大きな問題となる。
得るためには実効屈折率差が6×10-3未満でなくては
ならず、高出力時には横モードが変形してしまうという
問題があった。横モードの変形は、光ディスクへの応用
において、書き込み時のスポットの変形をもたらすの
で、大きな問題となる。
【0008】上述した理由により、従来の構造では、横
モードの安定な低雑音高出力半導体レーザを実現するこ
とはできなかった。
モードの安定な低雑音高出力半導体レーザを実現するこ
とはできなかった。
【0009】本発明は、上記問題を解決するもので、低
雑音特性を有し、高出力においても横モードが安定な高
出力半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
雑音特性を有し、高出力においても横モードが安定な高
出力半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の半導体レーザ装置は、活性層となるGa1- X
AlXAs層の主面の少なくとも一方の側に、一導電型
のGa1-Y1AlY1As第一光ガイド層、Ga1-Y2AlY2
As第二光ガイド層を順次積層するとともに、前記第二
光ガイド層上に、これとは逆の導電型でストライプ状の
窓1を有するGa 1-Z1AlZ1As第一電流ブロック層、
ストライプ状の窓2を有するGa1-Z2Al Z2As第二電
流ブロック層が形成されており、前記ストライプ状の窓
1および窓2には、前記光ガイド層と同じ導電型のGa
1-Y3AlY3As層を備えてなり、前記窓2の幅は前記窓
1の幅よりも広く、AlAs混晶比の値X,Y1,Y
2,Y3,Z1およびZ2の間に、Z2>Y3>Y2>
X≧0,Y1>Y2,Z1>Y2の関係を成立させた構
成を有している。
に本発明の半導体レーザ装置は、活性層となるGa1- X
AlXAs層の主面の少なくとも一方の側に、一導電型
のGa1-Y1AlY1As第一光ガイド層、Ga1-Y2AlY2
As第二光ガイド層を順次積層するとともに、前記第二
光ガイド層上に、これとは逆の導電型でストライプ状の
窓1を有するGa 1-Z1AlZ1As第一電流ブロック層、
ストライプ状の窓2を有するGa1-Z2Al Z2As第二電
流ブロック層が形成されており、前記ストライプ状の窓
1および窓2には、前記光ガイド層と同じ導電型のGa
1-Y3AlY3As層を備えてなり、前記窓2の幅は前記窓
1の幅よりも広く、AlAs混晶比の値X,Y1,Y
2,Y3,Z1およびZ2の間に、Z2>Y3>Y2>
X≧0,Y1>Y2,Z1>Y2の関係を成立させた構
成を有している。
【0011】
【作用】この構成によって、活性層へのキャリアの注入
はGa1-Z1AlZ1As第一電流ブロック層による狭いス
トライプ状の窓1により決定され、一方、光分布はAl
As混晶比の高いGa1-Z2AlZ2As第二電流ブロック
層により決定される。このため、第二電流ブロック層が
ない部分の第一電流ブロック層下の活性層は、可飽和吸
収領域として作用しやすくなる。また、水平方向の実効
屈折率差は、光分布が、主として、第二電流ブロック層
によって閉じ込められているので、窓1の領域と二つの
電流ブロック層がある領域の実効屈折率差で与えられ
る。
はGa1-Z1AlZ1As第一電流ブロック層による狭いス
トライプ状の窓1により決定され、一方、光分布はAl
As混晶比の高いGa1-Z2AlZ2As第二電流ブロック
層により決定される。このため、第二電流ブロック層が
ない部分の第一電流ブロック層下の活性層は、可飽和吸
収領域として作用しやすくなる。また、水平方向の実効
屈折率差は、光分布が、主として、第二電流ブロック層
によって閉じ込められているので、窓1の領域と二つの
電流ブロック層がある領域の実効屈折率差で与えられ
る。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における半
導体レーザ装置の断面図である。n型のGaAs基板1
の上に、n型のGaAsからなるバッファ層2が形成さ
れており、その上にn型のGa0.45Al0.55Asからな
るクラッド層3、Ga0.85Al0.15Asからなる活性層
4、p型のGa0.45Al0.55Asからなる第一光ガイド
層5、p型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド
層6が形成されており、電流狭窄のために電流チャンネ
ルとなる窓7aを有する、n型のGa0.45Al0.55As
からなる第一電流ブロック層7、光を閉じ込めるために
窓8aを有する、n型のGa0.3Al0.7Asからなる第
二電流ブロック層8が形成されている。9はGa0.8A
l0.2Asからなる保護層、10はp型のGa0.45Al
0.55Asからなるクラッド層、11はp型のGaAsか
らなるコンタクト層である。
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における半
導体レーザ装置の断面図である。n型のGaAs基板1
の上に、n型のGaAsからなるバッファ層2が形成さ
れており、その上にn型のGa0.45Al0.55Asからな
るクラッド層3、Ga0.85Al0.15Asからなる活性層
4、p型のGa0.45Al0.55Asからなる第一光ガイド
層5、p型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド
層6が形成されており、電流狭窄のために電流チャンネ
ルとなる窓7aを有する、n型のGa0.45Al0.55As
からなる第一電流ブロック層7、光を閉じ込めるために
窓8aを有する、n型のGa0.3Al0.7Asからなる第
二電流ブロック層8が形成されている。9はGa0.8A
l0.2Asからなる保護層、10はp型のGa0.45Al
0.55Asからなるクラッド層、11はp型のGaAsか
らなるコンタクト層である。
【0013】ここで、安定な単一横モード発振を得るた
めに、第二電流ブロック層8のAlAs混晶比をp型の
クラッド層10のAlAs混晶比よりも高く設定する。
もし、第二電流ブロック層8のAlAs混晶比がクラッ
ド層10のそれと同じである場合、プラズマ効果による
ストライプ内の屈折率の低下があり、単一な横モード発
振を得るのが困難となる。特に、第一電流ブロック層の
AlAs混晶比がクラッド層のAlAs混晶比以下であ
る場合、第二電流ブロック層8のAlAs混晶比がp型
のクラッド層10より低いと、完全に横モードが不安定
になる。本実施例では、第二電流ブロック層8のAlA
s混晶比を0.7として、p型のクラッド層10のAl
As混晶比よりも0.15高い値とした。また、第一電
流ブロック層7は電流を閉じ込めることを目的とした層
であるので、説明を容易にするためにそのAlAs混晶
比をクラッド層10の混晶比と同じ値にし、水平方向の
実効屈折率差が第二電流ブロック層8の方で決まるよう
にしている。もちろん、実効屈折率の計算が複雑になる
が、クラッド層10と異なったAlAs混晶比であって
もよいことは言うまでもない。
めに、第二電流ブロック層8のAlAs混晶比をp型の
クラッド層10のAlAs混晶比よりも高く設定する。
もし、第二電流ブロック層8のAlAs混晶比がクラッ
ド層10のそれと同じである場合、プラズマ効果による
ストライプ内の屈折率の低下があり、単一な横モード発
振を得るのが困難となる。特に、第一電流ブロック層の
AlAs混晶比がクラッド層のAlAs混晶比以下であ
る場合、第二電流ブロック層8のAlAs混晶比がp型
のクラッド層10より低いと、完全に横モードが不安定
になる。本実施例では、第二電流ブロック層8のAlA
s混晶比を0.7として、p型のクラッド層10のAl
As混晶比よりも0.15高い値とした。また、第一電
流ブロック層7は電流を閉じ込めることを目的とした層
であるので、説明を容易にするためにそのAlAs混晶
比をクラッド層10の混晶比と同じ値にし、水平方向の
実効屈折率差が第二電流ブロック層8の方で決まるよう
にしている。もちろん、実効屈折率の計算が複雑になる
が、クラッド層10と異なったAlAs混晶比であって
もよいことは言うまでもない。
【0014】この構造において、p型のGaAsコンタ
クト層11から注入される電流は窓7a内に狭窄され、
窓7a下部の活性層4で780nm帯のレーザ発振が生
じる。ここで、p型の第一光ガイド層5のAlAs混晶
比は、活性層4のAlAs混晶比より十分に高く、活性
層4に有効にキャリアを閉じ込め、可視域の発振を可能
としている。780nm帯のレーザ発振を得るために
は、AlAs混晶比を0.45以上とする必要があり、
本実施例ではその値を0.55とした。再成長を容易に
し、エッチングストップ層として作用する第二光ガイド
層6のAlAs混晶比としては、レーザの発振波長に対
して透明であることが望ましい。したがって、本実施例
では、そのAlAs混晶比を0.2としている。さら
に、第二光ガイド層6の膜厚は、光分布にあまり影響を
与えない0.05μm以下であることが望ましい。本実
施例では、その厚さを0.03μmとしている。また、
n型の第一電流ブロック層7とn型の第二電流ブロック
層8の禁制帯幅が活性層4の禁制帯幅よりも広いので、
電流ブロック層7,8による光吸収がなく、導波路の損
失の小さい低動作電流の素子が得られる。
クト層11から注入される電流は窓7a内に狭窄され、
窓7a下部の活性層4で780nm帯のレーザ発振が生
じる。ここで、p型の第一光ガイド層5のAlAs混晶
比は、活性層4のAlAs混晶比より十分に高く、活性
層4に有効にキャリアを閉じ込め、可視域の発振を可能
としている。780nm帯のレーザ発振を得るために
は、AlAs混晶比を0.45以上とする必要があり、
本実施例ではその値を0.55とした。再成長を容易に
し、エッチングストップ層として作用する第二光ガイド
層6のAlAs混晶比としては、レーザの発振波長に対
して透明であることが望ましい。したがって、本実施例
では、そのAlAs混晶比を0.2としている。さら
に、第二光ガイド層6の膜厚は、光分布にあまり影響を
与えない0.05μm以下であることが望ましい。本実
施例では、その厚さを0.03μmとしている。また、
n型の第一電流ブロック層7とn型の第二電流ブロック
層8の禁制帯幅が活性層4の禁制帯幅よりも広いので、
電流ブロック層7,8による光吸収がなく、導波路の損
失の小さい低動作電流の素子が得られる。
【0015】この構造では、電流はn型の第一電流ブロ
ック層7により狭い窓7a内に狭窄され、一方、光はA
lAs混晶比の高いn型の第二電流ブロック層8により
閉じ込められる。このため、第二電流ブロック層8がな
い部分の第一電流ブロック層7下の領域では、キャリア
の供給は制限されるが、光は窓8aの方まで広がるの
で、前記領域の活性層4は可飽和吸収体として作用す
る。ここで、横モードの安定化に必要な水平方向の実効
屈折率差は窓8a内外実効屈折率差で決まり、実効屈折
率差を大きくしても前記可飽和吸収体の体積はあまり変
わらない。このように、本発明では水平方向の実効屈折
率差を大きくつけたまま電流分布に対して光の分布を広
げることができ、セルフパルセーションを容易に得るこ
とができる。すなわち、高出力においても横モードの安
定な低雑音のレーザが実現することができる。具体的
に、高出力においても安定な横モードを得るためには、
ストライプ内外の実効屈折率差を6×10-3以上とする
必要がある。
ック層7により狭い窓7a内に狭窄され、一方、光はA
lAs混晶比の高いn型の第二電流ブロック層8により
閉じ込められる。このため、第二電流ブロック層8がな
い部分の第一電流ブロック層7下の領域では、キャリア
の供給は制限されるが、光は窓8aの方まで広がるの
で、前記領域の活性層4は可飽和吸収体として作用す
る。ここで、横モードの安定化に必要な水平方向の実効
屈折率差は窓8a内外実効屈折率差で決まり、実効屈折
率差を大きくしても前記可飽和吸収体の体積はあまり変
わらない。このように、本発明では水平方向の実効屈折
率差を大きくつけたまま電流分布に対して光の分布を広
げることができ、セルフパルセーションを容易に得るこ
とができる。すなわち、高出力においても横モードの安
定な低雑音のレーザが実現することができる。具体的
に、高出力においても安定な横モードを得るためには、
ストライプ内外の実効屈折率差を6×10-3以上とする
必要がある。
【0016】図2(a)に、本発明の一実施例における
スペクトル特性およびストライプ内外の実効屈折率差と
構造パラメータの関係の実験結果を示す。図2(b)
は、従来の構造の半導体レーザ装置におけるスペクトル
特性およびストライプ内外の実効屈折率差と構造パラメ
ータの関係の実験結果を示す。これら二つの実験結果を
対比すると、従来の半導体レーザ装置に比べて、本発明
における方が活性層厚(da)、第一光ガイド層厚(d
p)のより広い領域において、セルフパルセーションが
得られていることがわかる。本発明の一実施例において
は、活性層厚0.03μmという薄い膜厚でもセルフパ
ルセーションを得ることができることがわかる。
スペクトル特性およびストライプ内外の実効屈折率差と
構造パラメータの関係の実験結果を示す。図2(b)
は、従来の構造の半導体レーザ装置におけるスペクトル
特性およびストライプ内外の実効屈折率差と構造パラメ
ータの関係の実験結果を示す。これら二つの実験結果を
対比すると、従来の半導体レーザ装置に比べて、本発明
における方が活性層厚(da)、第一光ガイド層厚(d
p)のより広い領域において、セルフパルセーションが
得られていることがわかる。本発明の一実施例において
は、活性層厚0.03μmという薄い膜厚でもセルフパ
ルセーションを得ることができることがわかる。
【0017】薄い活性層は高出力化に有利であるので、
従来より高出力の低雑音レーザが実現できる。図2に実
効屈折率差の計算結果をあわせて示す。本発明では、ス
トライプ内外の実効屈折差が6×10-3以上のときにお
いてもセルフパルセーションを得ることが可能である。
これに対して、従来の構造の半導体レーザ装置では、実
効屈折率差が6×10-3以上になるとセルフパルセーシ
ョンが得られず、そのため低い実効屈折率差の領域で低
雑音の素子を作製しなければならず、また、光の閉じ込
めが弱いことから高出力において横モードが変形すると
いう問題を生じた。このように本発明によれば、高出力
まで横モードの安定な低雑音半導体レーザの実現が可能
なことがわかる。
従来より高出力の低雑音レーザが実現できる。図2に実
効屈折率差の計算結果をあわせて示す。本発明では、ス
トライプ内外の実効屈折差が6×10-3以上のときにお
いてもセルフパルセーションを得ることが可能である。
これに対して、従来の構造の半導体レーザ装置では、実
効屈折率差が6×10-3以上になるとセルフパルセーシ
ョンが得られず、そのため低い実効屈折率差の領域で低
雑音の素子を作製しなければならず、また、光の閉じ込
めが弱いことから高出力において横モードが変形すると
いう問題を生じた。このように本発明によれば、高出力
まで横モードの安定な低雑音半導体レーザの実現が可能
なことがわかる。
【0018】図3は本発明の一実施例における半導体レ
ーザ装置の製造方法の工程図である。
ーザ装置の製造方法の工程図である。
【0019】図3(a)に示すように、n型のGaAs
基板1の上に、MOCVD法あるいはMBE成長法によ
り、n型のGaAsバッファ層2(厚さ0.5μm)、
n型のGa0.45Al0.55Asからなるクラッド層3(厚
さ1.5μm)、Ga0.85Al0.15Asからなる活性層
4(厚さ0.035μm)、p型のGa0.45Al0.55A
sからなる第一光ガイド層5(厚さ0.1μm)、p型
のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド層6(厚さ
0.03μm)、n型のGa0.45Al0.55Asからなる
第一電流ブロック層7(厚さ0.1μm)、n型のGa
0.3Al0.7Asからなる第二電流ブロック層8(厚さ
1.0μm)、および、Ga0.8Al0.2Asからなる保
護層9(厚さ0.01μm)を順次積層する。保護層9
はn型の第二電流ブロック層8の上部を表面酸化から守
るためのものである。保護層9のAlAs混晶比として
は、第二光ガイド層と同様、再成長が容易な0.3以下
で、レーザ光に対して透明な値であることが望ましい。
基板1の上に、MOCVD法あるいはMBE成長法によ
り、n型のGaAsバッファ層2(厚さ0.5μm)、
n型のGa0.45Al0.55Asからなるクラッド層3(厚
さ1.5μm)、Ga0.85Al0.15Asからなる活性層
4(厚さ0.035μm)、p型のGa0.45Al0.55A
sからなる第一光ガイド層5(厚さ0.1μm)、p型
のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド層6(厚さ
0.03μm)、n型のGa0.45Al0.55Asからなる
第一電流ブロック層7(厚さ0.1μm)、n型のGa
0.3Al0.7Asからなる第二電流ブロック層8(厚さ
1.0μm)、および、Ga0.8Al0.2Asからなる保
護層9(厚さ0.01μm)を順次積層する。保護層9
はn型の第二電流ブロック層8の上部を表面酸化から守
るためのものである。保護層9のAlAs混晶比として
は、第二光ガイド層と同様、再成長が容易な0.3以下
で、レーザ光に対して透明な値であることが望ましい。
【0020】活性層4および保護層9の導電型について
はこれまで特に述べなかったが、p型であってもn型で
あってもよく、もちろん、アンドープであってもかまわ
ない。
はこれまで特に述べなかったが、p型であってもn型で
あってもよく、もちろん、アンドープであってもかまわ
ない。
【0021】次に、図3(b)に示すように、ストライ
プ状の窓7a,8aをフォトリソグラフィー技術を用い
て、エッチングにより形成する。エッチングの方法とし
ては、AlAs混晶比に対して選択性のあまりない酒石
酸をエッチャントに用い、第二電流ブロック層8の途中
までエッチングを行なう。次に、AlAs混晶比の高い
層を選択的にエッチングできる、フッ酸系またはリン酸
系などのエッチャントを用いて、選択的に第一電流ブロ
ック層7および第二電流ブロック層8のエッチングを行
なう。すなわち、p型の第二光ガイド層6はエッチング
ストップ層としても作用する。そのため、エッチングに
よるばらつきが小さく、高い歩留まりが得られる。この
とき、AlAs混晶比の値の大きい方がエッチングレー
トが大きいことを利用して、幅の異なる2種の窓7a,
8aを得るのである。なお、窓7a,8aのストライプ
幅をそれぞれ1.0μm、3.0μmとした。
プ状の窓7a,8aをフォトリソグラフィー技術を用い
て、エッチングにより形成する。エッチングの方法とし
ては、AlAs混晶比に対して選択性のあまりない酒石
酸をエッチャントに用い、第二電流ブロック層8の途中
までエッチングを行なう。次に、AlAs混晶比の高い
層を選択的にエッチングできる、フッ酸系またはリン酸
系などのエッチャントを用いて、選択的に第一電流ブロ
ック層7および第二電流ブロック層8のエッチングを行
なう。すなわち、p型の第二光ガイド層6はエッチング
ストップ層としても作用する。そのため、エッチングに
よるばらつきが小さく、高い歩留まりが得られる。この
とき、AlAs混晶比の値の大きい方がエッチングレー
トが大きいことを利用して、幅の異なる2種の窓7a,
8aを得るのである。なお、窓7a,8aのストライプ
幅をそれぞれ1.0μm、3.0μmとした。
【0022】ここで、ストライプの形状は、逆メサ形状
よりも順メサ形状とすることが好ましい。逆メサ形状と
した場合には、順メサ形状とした場合に比べて結晶成長
が困難となり、特性の低下に起因する歩留りの低下を招
くおそれがあるためである。実際に、逆メサ形状の場
合、窓の側面の部分において成長したGaAlAsの結
晶性が損なわれ、作製された素子のしきい値電流は、順
メサ形状の素子に比べて約10mA高くなった。後述す
る素子の特性は、順メサ形状のものを示している。
よりも順メサ形状とすることが好ましい。逆メサ形状と
した場合には、順メサ形状とした場合に比べて結晶成長
が困難となり、特性の低下に起因する歩留りの低下を招
くおそれがあるためである。実際に、逆メサ形状の場
合、窓の側面の部分において成長したGaAlAsの結
晶性が損なわれ、作製された素子のしきい値電流は、順
メサ形状の素子に比べて約10mA高くなった。後述す
る素子の特性は、順メサ形状のものを示している。
【0023】また、電流ブロック層の膜厚については、
第二電流ブロック層8の厚さが薄いと、上部のp型のG
aAsコンタクト層11においてレーザ光の光吸収が生
じてしまい、さらにストライプ内外の実効屈折率差が小
さくなるので、最低限0.5μmは必要である。また、
第一電流を窓7a内に閉じ込めるために必要であるの
で、その厚さは光分布に影響があまりない程度に薄い方
が望ましい。本実施例では厚さを0.1μmとした。
第二電流ブロック層8の厚さが薄いと、上部のp型のG
aAsコンタクト層11においてレーザ光の光吸収が生
じてしまい、さらにストライプ内外の実効屈折率差が小
さくなるので、最低限0.5μmは必要である。また、
第一電流を窓7a内に閉じ込めるために必要であるの
で、その厚さは光分布に影響があまりない程度に薄い方
が望ましい。本実施例では厚さを0.1μmとした。
【0024】次に、図3(c)に示すように、MOCV
D法またはMBE成長法により、p型のGa0.45Al
0.55Asからなるクラッド層10、p型のコンタクト層
11を再成長により形成する。このとき、電流の流れる
ストライプ内は、AlAs混晶比の低いp型の第二光ガ
イド層6上の成長となるため、容易に成長が行える。た
だし、p型のクラッド層10のドーパントにZnを使用
する場合には、Znのストライプ領域への成長中の拡散
による特性への影響があるため、少なくとも、再成長界
面においてキャリア濃度を1018cm-3以下にする必要
がある。本実施例では、7×1017cm-3とした。もち
ろん、カーボンなど拡散のあまりないドーパントを用い
る方法もある。最後に、n型のGaAs基板1およびp
型のGaAsコンタクト層11にそれぞれ電極を付与す
る。
D法またはMBE成長法により、p型のGa0.45Al
0.55Asからなるクラッド層10、p型のコンタクト層
11を再成長により形成する。このとき、電流の流れる
ストライプ内は、AlAs混晶比の低いp型の第二光ガ
イド層6上の成長となるため、容易に成長が行える。た
だし、p型のクラッド層10のドーパントにZnを使用
する場合には、Znのストライプ領域への成長中の拡散
による特性への影響があるため、少なくとも、再成長界
面においてキャリア濃度を1018cm-3以下にする必要
がある。本実施例では、7×1017cm-3とした。もち
ろん、カーボンなど拡散のあまりないドーパントを用い
る方法もある。最後に、n型のGaAs基板1およびp
型のGaAsコンタクト層11にそれぞれ電極を付与す
る。
【0025】図4は本発明の一実施例における半導体レ
ーザ装置の電流−光出力特性図である。これから明らか
なように、最大光出力70mWが得られている。共振器
長350μmの素子において、室温で35mWのレーザ
光を放出するのに必要な動作電流値は90mAである。
光出力3mWにおいてスペクトルは780nm帯のセル
フパルセーションを生じる多モードで発振しており、0
〜10%の戻り光率の範囲内で−135dB/HzのR
INの値を得ており、光ディスクへの応用に十分な低雑
音特性が得られた。
ーザ装置の電流−光出力特性図である。これから明らか
なように、最大光出力70mWが得られている。共振器
長350μmの素子において、室温で35mWのレーザ
光を放出するのに必要な動作電流値は90mAである。
光出力3mWにおいてスペクトルは780nm帯のセル
フパルセーションを生じる多モードで発振しており、0
〜10%の戻り光率の範囲内で−135dB/HzのR
INの値を得ており、光ディスクへの応用に十分な低雑
音特性が得られた。
【0026】図6に水平横モードの光出力依存性を示
す。従来の低雑音レーザでは、実効屈折率差が小さいこ
とから、水平横モードが光出力の増大により変化してし
まうのに対して、本発明では、安定の基本横モードが維
持されているのがわかる。
す。従来の低雑音レーザでは、実効屈折率差が小さいこ
とから、水平横モードが光出力の増大により変化してし
まうのに対して、本発明では、安定の基本横モードが維
持されているのがわかる。
【0027】このような本発明の低雑音高出力半導体レ
ーザを光ディスクの光源として用いれば、読込み時に低
雑音化を図るための高周波重畳回路が不要となり、ピッ
クアップの大幅な小型化が実現できる。
ーザを光ディスクの光源として用いれば、読込み時に低
雑音化を図るための高周波重畳回路が不要となり、ピッ
クアップの大幅な小型化が実現できる。
【0028】特に、活性層を量子井戸構造とすることに
より、さらに、しきい値を低減でき、高出力が得られ
る。量子井戸構造として、780nm帯の発振をする1
0nmの厚さのGa0.95Al0.05Asからなるウェル層
を4層、4nmの厚さのGa0. 7Al0.3Asからなるバ
リア層を5層を備えたマルチカンタムウェル(MQW)
構造としたときの電流−光出力特性を図5に示す。横モ
ードも変化せず安定で、100mW以上の光出力が得ら
れた。さらに、光出力3mWにおいて、スペクトルは7
80nm帯のセルフパルセーションを生じる多モードで
発振しており、0〜10%の戻り光率の範囲内で−13
5dB/HzのRINの値を得ており、低雑音特性が得
られた。このような低雑音超高出力半導体レーザを従来
の構造で実現することは至難なことである。活性層の構
造としてはもちろん、他の量子井戸構造、すなわち、シ
ングルカンタムウェル(SQW)構造、ダブルカンタム
ウェル(DQW)構造、トリプルカンタムウェル(TQ
W)構造、グリン(GRIN)構造、または、そのセパ
レートコンファインメントヘテロストラクチャー(SC
H)構造などであってもかまわない。
より、さらに、しきい値を低減でき、高出力が得られ
る。量子井戸構造として、780nm帯の発振をする1
0nmの厚さのGa0.95Al0.05Asからなるウェル層
を4層、4nmの厚さのGa0. 7Al0.3Asからなるバ
リア層を5層を備えたマルチカンタムウェル(MQW)
構造としたときの電流−光出力特性を図5に示す。横モ
ードも変化せず安定で、100mW以上の光出力が得ら
れた。さらに、光出力3mWにおいて、スペクトルは7
80nm帯のセルフパルセーションを生じる多モードで
発振しており、0〜10%の戻り光率の範囲内で−13
5dB/HzのRINの値を得ており、低雑音特性が得
られた。このような低雑音超高出力半導体レーザを従来
の構造で実現することは至難なことである。活性層の構
造としてはもちろん、他の量子井戸構造、すなわち、シ
ングルカンタムウェル(SQW)構造、ダブルカンタム
ウェル(DQW)構造、トリプルカンタムウェル(TQ
W)構造、グリン(GRIN)構造、または、そのセパ
レートコンファインメントヘテロストラクチャー(SC
H)構造などであってもかまわない。
【0029】なお、上記全ての実施例において、基板は
n型で、n型の電流ブロック層を用いる場合のみを示し
たが、基板にp型を用い、p型の電流ブロック層を用い
てもかまわない。すなわち、電流ブロック層のAlAs
混晶比が高いからである。なぜなら、AlAs混晶比の
高いp型のGaAlAs層の場合、電子の拡散が抑えら
れるので、p型のブロック層の実現が可能となるからで
ある。
n型で、n型の電流ブロック層を用いる場合のみを示し
たが、基板にp型を用い、p型の電流ブロック層を用い
てもかまわない。すなわち、電流ブロック層のAlAs
混晶比が高いからである。なぜなら、AlAs混晶比の
高いp型のGaAlAs層の場合、電子の拡散が抑えら
れるので、p型のブロック層の実現が可能となるからで
ある。
【0030】なお、上記実施例では、電流ブロック層が
活性層上、すなわち、活性層から見て基板と反対側にあ
る場合のみを示したが、基板と同方向にある場合でも、
同じ効果が得られる。あるいは、電流ブロック層が両方
向にあるダブルコンファイメント構造にすれば、さらに
漏れ電流が少なくなり、低動作電流化が図れることは言
うまでもないことである。
活性層上、すなわち、活性層から見て基板と反対側にあ
る場合のみを示したが、基板と同方向にある場合でも、
同じ効果が得られる。あるいは、電流ブロック層が両方
向にあるダブルコンファイメント構造にすれば、さらに
漏れ電流が少なくなり、低動作電流化が図れることは言
うまでもないことである。
【0031】このような構造を有する半導体レーザをI
nP系、InGaAsP系、InGaAlP系やZnS
e系などの他の化合物半導体材料を用いて作製すれば、
他の波長域において横モードの安定な低雑音高出力半導
体レーザを実現できることは言うまでもない。
nP系、InGaAsP系、InGaAlP系やZnS
e系などの他の化合物半導体材料を用いて作製すれば、
他の波長域において横モードの安定な低雑音高出力半導
体レーザを実現できることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、活性層となるGa1-XAlXA
s層の主面の少なくとも一方の側に、一導電型のGa
1-Y1AlY1Asからなる第一光ガイド層、Ga1-Y2Al
Y2Asからなる第二光ガイド層を順次積層するととも
に、第二光ガイド層上に、これとは逆の導電型で、スト
ライプ状の第1の窓を有する、Ga1-Z1AlZ1Asから
なる第一電流ブロック層、ストライプ状の第2の窓を有
する、Ga1-Z2AlZ2Asからなる第二電流ブロック層
が形成されており、ストライプ状の第1、第2の窓に
は、光ガイド層と同じ導電型のGa1-Y3AlY3As層を
備え、第2の窓の幅は第1の窓の幅よりも広く、AlA
s混晶比の値X,Y1,Y2,Y3,Z1およびZ2の
間に、Z2>Y3>Y2>X≧0,Y1>Y2,Z1>
Y2の関係を成立させた構成により、高出力においても
横モードが安定な低雑音高出力半導体レーザ装置を容易
に実現できるものである。
s層の主面の少なくとも一方の側に、一導電型のGa
1-Y1AlY1Asからなる第一光ガイド層、Ga1-Y2Al
Y2Asからなる第二光ガイド層を順次積層するととも
に、第二光ガイド層上に、これとは逆の導電型で、スト
ライプ状の第1の窓を有する、Ga1-Z1AlZ1Asから
なる第一電流ブロック層、ストライプ状の第2の窓を有
する、Ga1-Z2AlZ2Asからなる第二電流ブロック層
が形成されており、ストライプ状の第1、第2の窓に
は、光ガイド層と同じ導電型のGa1-Y3AlY3As層を
備え、第2の窓の幅は第1の窓の幅よりも広く、AlA
s混晶比の値X,Y1,Y2,Y3,Z1およびZ2の
間に、Z2>Y3>Y2>X≧0,Y1>Y2,Z1>
Y2の関係を成立させた構成により、高出力においても
横モードが安定な低雑音高出力半導体レーザ装置を容易
に実現できるものである。
【0033】すなわち、活性層へのキャリアの注入は第
一電流ブロック層による狭いストライプ状の第1の窓に
より決定され、一方、光分布はAlAs混晶比の高い第
二電流ブロック層により決定される。
一電流ブロック層による狭いストライプ状の第1の窓に
より決定され、一方、光分布はAlAs混晶比の高い第
二電流ブロック層により決定される。
【0034】このとき第二電流ブロック層がない部分の
第一電流ブロック層下の活性層はセルフパルセーション
を生じるのに必要な可飽和吸収領域となり、容易に低雑
音特性を得ることができる。
第一電流ブロック層下の活性層はセルフパルセーション
を生じるのに必要な可飽和吸収領域となり、容易に低雑
音特性を得ることができる。
【0035】このセルフパルセーションはストライプ内
外の実効屈折率差が6×10-3以上の場合においても得
られるので、高出力で安定な基本横モード発振を実現す
ることができる。
外の実効屈折率差が6×10-3以上の場合においても得
られるので、高出力で安定な基本横モード発振を実現す
ることができる。
【0036】さらに従来よりも薄い活性層厚でもセルフ
パルセーションが得られるので、より高出力の低雑音レ
ーザを実現することもできる。特に、活性層を量子井戸
構造とすることにより、100mWの高出力まで横モー
ドの安定な低雑音レーザが得られる。
パルセーションが得られるので、より高出力の低雑音レ
ーザを実現することもできる。特に、活性層を量子井戸
構造とすることにより、100mWの高出力まで横モー
ドの安定な低雑音レーザが得られる。
【0037】このような、780nm帯における低雑音
でかつ安定な基本横モードを有する高出力半導体レーザ
は書き可能な光ディスク用の光源として最適である。特
に、低雑音特性は、読み込み時に低雑音化を図るための
高周波重畳回路を排除することが可能となり、ピックア
ップの大幅な小型化、低コスト化が図れる。
でかつ安定な基本横モードを有する高出力半導体レーザ
は書き可能な光ディスク用の光源として最適である。特
に、低雑音特性は、読み込み時に低雑音化を図るための
高周波重畳回路を排除することが可能となり、ピックア
ップの大幅な小型化、低コスト化が図れる。
【図1】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
断面図
断面図
【図2】スペクトル特性およびストライプ内外の実効屈
折率差と構造パラメータとの関係を示す図
折率差と構造パラメータとの関係を示す図
【図3】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
製造工程図
製造工程図
【図4】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
電流−光出力特性図
電流−光出力特性図
【図5】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
電流−光出力特性図
電流−光出力特性図
【図6】光出力と水平広がり角の関係を示す図
【図7】従来の半導体レーザ装置の断面図
1 n型のGaAs基板 2 n型のGaAsからなるバッファ層 3 n型のGa0.45Al0.55Asからなるクラッド層 4 Ga0.85Al0.15Asからなる活性層 5 p型のGa0.45Al0.55Asからなる第一光ガイド
層 6 p型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド層 7 n型のGa0.45Al0.55Asからなる第一電流ブロ
ック層 7a 窓 8 n型のGa0.3Al0.7Asからなる第二電流ブロッ
ク層 8a 窓 9 Ga0.8Al0.2Asからなる保護層 10 p型のGa0.45Al0.55Asからなるクラッド層 11 p型のGaAsからなるコンタクト層 21 n型のGaAs基板 22 n型のGaAsからなるバッファ層 23 n型のGa0.5Al0.5Asからなるクラッド層 24 Ga0.85Al0.15Asからなる活性層 25 p型のGa0.5Al0.5Asからなる第一光ガイド
層 26 p型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド
層 27 n型のGa0.4Al0.6Asからなる電流ブロック
層 27a 窓 28 Ga0.8Al0.2Asからなる保護層 29 p型のGa0.5Al0.5Asからなるクラッド層 30 p型のGaAsからなるコンタクト層
層 6 p型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド層 7 n型のGa0.45Al0.55Asからなる第一電流ブロ
ック層 7a 窓 8 n型のGa0.3Al0.7Asからなる第二電流ブロッ
ク層 8a 窓 9 Ga0.8Al0.2Asからなる保護層 10 p型のGa0.45Al0.55Asからなるクラッド層 11 p型のGaAsからなるコンタクト層 21 n型のGaAs基板 22 n型のGaAsからなるバッファ層 23 n型のGa0.5Al0.5Asからなるクラッド層 24 Ga0.85Al0.15Asからなる活性層 25 p型のGa0.5Al0.5Asからなる第一光ガイド
層 26 p型のGa0.8Al0.2Asからなる第二光ガイド
層 27 n型のGa0.4Al0.6Asからなる電流ブロック
層 27a 窓 28 Ga0.8Al0.2Asからなる保護層 29 p型のGa0.5Al0.5Asからなるクラッド層 30 p型のGaAsからなるコンタクト層
Claims (3)
- 【請求項1】 活性層となるGa1-XAlXAs層の主面
の少なくとも一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1A
s第一光ガイド層、Ga1-Y2AlY2As第二光ガイド層
を順次備えるとともに、前記第二光ガイド層上に、これ
とは逆の導電型でストライプ状の窓1を有するGa1-Z1
AlZ1As第一電流ブロック層、ストライプ状の窓2を
有するGa1-Z2AlZ2As第二電流ブロック層が形成さ
れており、前記ストライプ状の窓1および窓2には、前
記光ガイド層と同じ導電型のGa 1-Y3AlY3As層を備
えてなり、前記窓2の幅は前記窓1の幅よりも広く、A
lAs混晶比の値X,Y1,Y2,Y3,Z1およびZ
2の間に、Z2>Y3>Y2>X≧0,Y1>Y2,Z
1>Y2の関係を成立させたことを特徴とする半導体レ
ーザ装置。 - 【請求項2】 量子井戸構造の活性層の主面の少なくと
も一方の側に、一導電型のGa1-Y1AlY1As第一光ガ
イド層、Ga1-Y2AlY2As第二光ガイド層を順次、備
えるとともに、前記第二光ガイド層上に、これとは逆の
導電型でストライプ状の窓1を有するGa1-Z1AlZ1A
s第一電流ブロック層、ストライプ状の窓2を有するG
a1-Z2AlZ2As第二電流ブロック層が形成されてお
り、前記ストライプ状の窓1および窓2には、前記光ガ
イド層と同じ導電型のGa1-Y3Al Y3As層を備えてな
り、前記窓2の幅は前記窓1の幅よりも広く、AlAs
混晶比の値Y1,Y2,Y3,Z1およびZ2の間に、
Z2>Y3>Y2,Y1>Y2,Z1>Y2の関係を成
立させたことを特徴とする半導体レーザ装置。 - 【請求項3】 活性層の主面の少なくとも一方の側に、
一導電型のGa1-Y1AlY1As第一光ガイド層、Ga
1-Y2AlY2As第二光ガイド層、前記第二光ガイド層上
に、前記第二光ガイド層とは逆の導電型のGa1-Z1Al
Z1As第一電流ブロック層、Ga1-Z2AlZ2As第二電
流ブロック層を順次、エピタキシャル成長により形成す
る工程と、前記第一電流ブロック層と前記第二電流ブロ
ック層を、選択的にストライプ状に第二電流ブロック層
における方が幅が広くなるようにエッチングする工程
と、前記ストライプ状にエッチングした部分に、前記光
ガイド層と同じ導電型のGa1-Y3AlY3As層をエピタ
キシャル成長により形成する工程を備えAlAs混晶比
の値Y1,Y2,Y3,Z1およびZ2の間に、Z2>
Y3>Y2,Y1>Y2,Z1>Y2の関係を成立させ
たことを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13085893A JPH06342957A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 半導体レーザ装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13085893A JPH06342957A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 半導体レーザ装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06342957A true JPH06342957A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15044348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13085893A Pending JPH06342957A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 半導体レーザ装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06342957A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001230496A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-08-24 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
| JP2002305355A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP13085893A patent/JPH06342957A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001230496A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-08-24 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
| JP2002305355A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
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