JPH06343702A - カテーテルチューブ - Google Patents

カテーテルチューブ

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JPH06343702A
JPH06343702A JP5134992A JP13499293A JPH06343702A JP H06343702 A JPH06343702 A JP H06343702A JP 5134992 A JP5134992 A JP 5134992A JP 13499293 A JP13499293 A JP 13499293A JP H06343702 A JPH06343702 A JP H06343702A
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tube
tip
lumen
tube body
wound coil
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JP5134992A
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Toshihiko Osada
敏彦 長田
雅博 ▲ぬで▼島
Masahiro Nudeshima
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Original Assignee
Terumo Corp
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    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チューブ本体2内に、医療処置具を収納した
カテーテルチューブ1Aにおいて、チューブ本体2に形
成されたルーメン6の内部に、先端がチューブ本体2の
偏心位置に固定されたワイヤー8と、密巻きコイル9を
収納し、密巻きコイル9の先端91および基端92の付
近をルーメン6の内壁に接着固定して、ワイヤー8の引
張によってチューブ本体2の先端部22のみの屈曲を容
易とした。 【効果】 先端部22が屈曲を開始する箇所が変化する
ことなく、先端部22のみを確実に屈曲することができ
る。またチューブ本体2の先端部22を除く部分も身体
腔内の形状に沿って良好に湾曲でき、チューブの挿入操
作も楽に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、心臓、血管、
消化管、尿道、腹腔等の身体腔内に挿入して用いられ、
挿入部位の観察や医療処置を行うカテーテルチューブ、
特に、内視鏡(ファイバースコープ)を構成するカテー
テルチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、体外から挿入して血管やその
他の管状器官等の身体腔内の観察を行い、さらにその内
壁への薬液の投与、レーザー光線の照射といった医療処
置を行うことができるため、近年注目され、その開発が
進んでいる。
【0003】このような内視鏡を用いて身体腔内の観察
を行うに際しては、視野を選択するために、内視鏡を構
成するカテーテルチューブの先端部を屈曲(湾曲)させ
る必要がある。
【0004】体外位置からカテーテルチューブの先端部
(以下、チューブ先端部という)を屈曲させる方法とし
ては、チューブ先端部を複数の節輪を回動自在に順次連
結した構成とし、ワイヤーの牽引操作によりチューブ先
端部を屈曲させる方法があるが、最近では、内視鏡の細
径化の要請に伴い、節輪を有しない構造のカテーテルチ
ューブが提案されている。
【0005】このようなものとしては、チューブ先端部
を他の部分より柔軟な構成とし、一方、チューブ本体の
ルーメン内にワイヤーを挿入し、このワイヤーの先端を
チューブ先端部の偏心位置に固定し、ワイヤーの基端側
にてワイヤーの牽引操作を行うことによりチューブ先端
部を体外位置から屈曲させる構成のカテーテルチューブ
がある(特開平2−1292号)。
【0006】このようなカテーテルチューブにおいて
は、カテーテルチューブの外径を増大することなく、チ
ューブ先端部のみを確実に屈曲させることが重要な課題
とされている。
【0007】このような課題を解決すべく、例えば、チ
ューブ先端部を柔軟な材料で構成し、チューブの他の部
分に対しては、より曲げ弾性率の高い材料を選択した
り、あるいは、ステンレスや超弾性合金からなる棒状や
管状の剛性付与体をチューブの先端部を除いて配置する
こと(特開平4−261635号)により、チューブの
先端部を除く部分に十分な曲げ剛性を与え、ワイヤーを
牽引したときチューブの他の部分が湾曲することなくチ
ューブ先端部を確実に屈曲させることができる。しかし
ながら、上記のように曲げ弾性率の高い材料を用いる場
合は、逆に柔軟性が乏しくなり、カテーテルチューブを
身体腔内の目的部位へ挿入する際等に座屈が生じ、挿入
操作がし難くなるとともに、ルーメンがつぶれたり、ル
ーメン内に設置した内視鏡の光ファイバーが折れたりす
るという欠点がある。また、上記剛性付与体の使用にお
いても、チューブに曲げ剛性を付与し、かつ、身体腔内
の形状に沿って良好に挿入されるための柔軟性も同時に
満足するには限界がある。
【0008】従って、細径のカテーテルチューブであっ
て、適度な剛性と柔軟性とを兼ね備え、座屈を防止する
とともに、チューブ先端部のみを確実に屈曲させること
ができるカテーテルチューブの開発が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、カ
テーテルチューブの外径を増大することなく、柔軟性と
剛性とのバランスを良好に保ち、カテーテルチューブの
座屈を防止するとともに、チューブ先端部のみを確実に
屈曲させることができるカテーテルチューブを提供する
ことにある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】このような目的は、下
記(1)および(2)の本発明により達成される。ま
た、下記(3)ないし(9)であるのが好ましい。
【0011】(1) チューブ本体と、該チューブ本体
のほぼ全長に渡って形成された少なくとも1つのルーメ
ンと、前記チューブ本体の先端部を残して前記ルーメン
内に収納された密巻きコイルと、先端が前記チューブ本
体先端付近でチューブ本体の偏心位置に固定された少な
くとも1つのワイヤーと、該ワイヤーをチューブ本体基
端方向へ引張しうる引張具とを有し、前記ワイヤーをチ
ューブ本体基端方向へ引張することにより前記チューブ
本体の先端部が屈曲するよう構成したカテーテルチュー
ブであって、前記密巻きコイルの先端部および基端部が
前記チューブ本体に移動不能に固定されていることを特
徴とするカテーテルチューブ。
【0012】(2) チューブ本体と、該チューブ本体
のほぼ全長に渡って形成された少なくとも1つのルーメ
ンと、前記チューブ本体の先端部を残して前記ルーメン
内に収納された密巻きコイルと、先端が前記チューブ本
体先端付近でチューブ本体の偏心位置に固定された少な
くとも1つのワイヤーと、前記ワイヤーをチューブ本体
基端方向へ引張しうる引張具を備え、前記チューブ本体
の基端部に接続した操作部とを有し、前記ワイヤーをチ
ューブ本体基端方向へ引張することにより前記チューブ
本体の先端部が屈曲するよう構成したカテーテルチュー
ブであって、前記密巻きコイルは、前記操作部の内部ま
で延長して形成され、先端部が前記チューブ本体に、基
端部が前記操作部に移動不能に固定されていることを特
徴とするカテーテルチューブ。
【0013】(3) 前記密巻きコイルの先端部および
基端部が前記ルーメンの内壁に接着されている上記
(1)記載のカテーテルチューブ。
【0014】(4) 前記密巻きコイルは、前記ルーメ
ン内に形成され、前記密巻きコイルの先端および/また
は基端に当接して該先端および該基端を係止する係止部
により、前記チューブ本体に対し移動不能に固定されて
いる上記(1)記載のカテーテルチューブ。
【0015】(5) 前記密巻きコイルの先端部が前記
ルーメンの内壁に、基端部が前記操作部に接着されてい
る上記(2)記載のカテーテルチューブ。
【0016】(6) 前記密巻きコイルの基端部は、前
記操作部内に形成され、前記密巻きコイルの基端に当接
して該基端を係止する係止部により、前記チューブ本体
に対し移動不能に固定されている上記(2)記載のカテ
ーテルチューブ。
【0017】(7) 前記密巻きコイルの有する隙間の
合計間隔は、前記密巻きコイル全長の10%以内である
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のカテーテル
チューブ。
【0018】(8) 前記ルーメンの前記密巻きコイル
が配置された部分の内径は前記密巻きコイルの外径の
1.0〜2.0倍である上記(1)ないし(7)のいず
れかに記載のカテーテルチューブ。
【0019】(9) 前記密巻きコイルが平板コイルで
ある上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のカテー
テルチューブ。
【0020】
【具体的構成】以下、本発明のカテーテルチューブを添
付図面に示す好適構成例に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明のカテーテルチューブを内
視鏡に適用した場合の構成例を示す平面図、図2は、図
1中のII−II線での拡大断面図、図3は、図2中のIII
−III 線での断面図、図4は、図2中のIV−IV線での断
面図である。図1に示すように、カテーテルチューブ1
Aはチューブ本体2を有し、その基端側(図1中右側)
21には、操作部11が形成されている。
【0022】チューブ本体2は、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーンゴ
ム、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のような可撓性を
有する材料で構成されている。特に、チューブ本体2の
先端部22は、上記材料やチューブ本体2の径等の適宜
選定により、後述するワイヤー8の引張等の際、容易に
屈曲しうる程度の柔軟性を有するように構成される。
【0023】なお、本発明のカテーテルチューブ1A
は、通常、X線透視下で生体内に挿入、留置して使用さ
れるので、カテーテルチューブ1AにX線造影性を付与
しておくのが好ましく、すなわち、チューブ本体2や後
述する拡張体20の構成材料中にX線造影剤を含有せし
めるのが好ましい。X線造影剤としては、例えば、硫酸
バリウム、酸化ビスマス、タングステンのような金属化
合物等が挙げられる。
【0024】チューブ本体2には、以下に述べるような
用途、機能の異なる種々のルーメンが形成されている。
図2、図3および図4に示すように、チューブ本体2に
は、そのほぼ全長に渡って4つの第1〜第4ルーメン
3、4、5および6が形成されている。
【0025】第1ルーメン3には、例えば血管や管状器
官のような体腔内を観察する観察器具(ファイバースコ
ープ)としての光ファイバー束7が収納されている。な
お、光ファイバー束7は、例えば、血管や管状器官内壁
へのレーザー光の照射等の医療処置にも使用することが
できる。
【0026】この光ファイバー束7は、図2に示すよう
に、送光用ファイバー(ライトガイド)71と受光用フ
ァイバー(イメージファイバー)72で構成されてお
り、これらの光ファイバーを例えばエポキシ、アクリ
ル、シリコーンゴム等で固めて束状としたものである。
なお、送光用および受光用ファイバー71、72は、い
ずれも石英、プラスチック、多成分ガラス等の光ファイ
バーで構成されている。
【0027】また、光ファイバー束7の先端には、レン
ズ73が装着され、このレンズ73は、第1ルーメン3
の先端開口付近に位置している。カテーテルチューブの
基端側21の後述する操作部11に設置された光源(図
示せず)より発せられた光は、送光用ファイバー71内
を伝達し、その先端から観察部位へ照射され、その反射
光を受光用ファイバー72の先端より取り込み、その映
像が該受光用ファイバー72内を伝達され、操作部11
に設置された受像部(図示せず)へと導かれる。
【0028】なお、光ファイバー束7は、第1ルーメン
3に対し、固定的に設置されているのが好ましいが、第
1ルーメン3の長手方向に移動可能とし、光ファイバー
束7の先端部が第1ルーメン3の先端開口より出没自在
としてもよい。
【0029】第2ルーメン4は、チューブ本体2の先端
部へ開放し、主にガイドワイヤーや各種医療処置器具の
挿通チャンネルとして用いられる。例えば、第2ルーメ
ン4内に光ファイバーの束を収納し、血管や管状器官内
壁へのレーザー照射を行ったり、結石破砕用のプローブ
を収納して、結石を破砕する等の治療行為を行うことが
できる。
【0030】第3ルーメン5は、チューブ本体2の先端
部へ開放し、その開口より血管内等に流体を注入し、あ
るいは血管内等から流体を吸引することができる。具体
的には、この第3ルーメン5は、カテーテルチューブ1
Aを挿入、留置した血管内などへ薬液等を投与するのに
用いられ、あるいは、内視鏡により血管内等を観察する
場合に、視界の妨げとなる血液等を押し出すための透明
液体(例えば、生理食塩水、ぶどう糖液)を噴射するフ
ラッシュ用チャンネルとしても用いられる。
【0031】第4ルーメン6は、チューブ本体2の先端
部22を屈曲させるためのワイヤー8と、後述する密巻
きコイル9を収納するためのものである。この第4ルー
メン6の先端開口は、充填材61の充填により封止さ
れ、この充填材61により、ワイヤー8の先端がチュー
ブ本体2の先端においてチューブ本体2に対し固定され
ている。なお、ワイヤー8の先端の固定位置は、密巻き
コイル9の先端91よりチューブ本体2の先端側とされ
る。
【0032】また、ワイヤー8の先端の固定位置は、チ
ューブ本体2の横断面内において、チューブ本体2の中
心軸から偏心位置であり、これにより、ワイヤー8の引
張によるチューブ本体先端部22一定方向への屈曲が可
能となる。従って、ワイヤー8の先端の固定位置は、前
記横断面の中心より十分離れた位置、例えば横断面内の
外周近傍であることが好ましい。
【0033】また、ワイヤー8の基端は、後述する引張
具16に係止されている。このようなワイヤー8は、引
張具16の引張操作により断線を生じることがない程度
の引張強度を有するものであり、その構成材料として
は、例えば、ステンレス鋼、ピアノ線、超弾性合金等の
金属細線、芳香族ポリアミド、脂肪族ポリアミド、ポリ
アリレート、ポリエステル、ポリイミド等の単線や繊維
束、カーボンファイバー等を挙げることができる。
【0034】また、ワイヤー8の好適な径は、その材質
にもよるが、例えばポリアリレートの繊維束の場合、好
ましくは30〜500μm 、より好ましくは50〜30
0μm であり、また、ステンレス線の場合、好ましくは
10〜200μm 程度である。
【0035】このようなワイヤー8を後述する引張具1
6によりチューブ本体基端方向へ引張することにより、
チューブ本体2のワイヤー8が配置された側を縮めよう
とする力がチューブ本体基端方向に加わって、図5に示
すように、チューブ本体2の先端部22が屈曲し、これ
に伴って第1ルーメン3内の光ファイバー束7の先端部
や第2ルーメン4内の医療処置器具(図示せず)の先端
部が屈曲する。これにより、カテーテルチューブ1Aを
挿入した血管や管状気管の内面の観察や医療処置が可能
となる。
【0036】なお、本明細書において「屈曲」とは、チ
ューブ本体2が1段または2段以上の折れ線状に折れ曲
がること、または曲線状に連続的に湾曲することを含む
概念である。
【0037】本発明のカテーテルチューブでは、先端部
22が容易に屈曲し得るように、先端部22の曲げ剛性
をチューブ本体2の他の部分より小さくすることもでき
る。この場合、先端部22をチューブ本体2の他の部分
より縦弾性係数Eの小さい材料で構成し、および/また
は先端部横断面の断面二次モーメントIを小さくすれば
よい。
【0038】また、先端部22が容易に屈曲し得るよう
にするための他の手段として、チューブ本体2外周の全
部または一部(例えば、先端部22の基端付近)に先端
部22の屈曲を補助する溝部(図示せず)を周方向に形
成してもよい。なお、この溝部は、チューブ本体2の長
手方向に2以上形成してもよい。
【0039】図2〜図4に示すように、チューブ本体2
の先端部22を除くほぼ全長に渡って、第4ルーメン6
内に、密巻きコイル9が配置されている。図示の構成例
では、密巻きコイル9は、長方形(平板状)の横断面を
有する細長い棒状体を螺旋状に巻回した構成であり、隣
り合う側面が密着するように、全長にわたりほぼ密巻き
に形成されている。また、密巻きコイル9の外径は、ル
ーメンの全長にわたりこのルーメンの内径とほぼ同一と
なっている。
【0040】密巻きコイル9の構成材料としては、チュ
ーブ本体2の構成材料よりも曲げ弾性率が高い材料、例
えば、ステンレス鋼、タングステン、超弾性合金のよう
な金属材料、または、ポリアミド、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポ
リアリレート、ポリアセタール、ポリフェニレンスルフ
ィド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、およびこれらの複合
材料等が挙げられる。
【0041】このような密巻きコイル9の存在する部分
のチューブ本体2は、密巻きコイル9の存在しない先端
部22に比べて曲げ剛性が大きくなることに加えて、コ
イル9が密巻きに形成されているため、上記したワイヤ
ー8の引張操作によりチューブ本体2に加わる力に従っ
て縮むことができない。したがって、ワイヤー8の引張
操作により、先端部22のみが屈曲する。
【0042】そして、密巻きコイル9の先端部、すなわ
ち、密巻きコイル9の先端91より所定長基端側にかけ
ては、第4ルーメン6の内壁に接着により固定され、チ
ューブ本体2に対し移動不能となっている。また、密巻
きコイル9の基端部、すなわち、密巻きコイル9の基端
より所定長先端側にかけては、チューブ本体2の基端側
において、先端部と同様に、第4ルーメン6の内壁に接
着固定され、チューブ本体2に対し移動不能となってい
る(図示せず)。
【0043】このように密巻きコイル9が固定されてい
るため、チューブ本体2の密巻きコイル9が存在する部
分は、密巻きコイル9から離脱して移動できず、よっ
て、上記したワイヤー8の引張操作により加わる力に従
って縮むことがなく、従って湾曲しない。このため、ワ
イヤー8の引張操作によりチューブ本体先端部22を屈
曲させたとき、先端部22のみが確実に屈曲し、チュー
ブ本体2の密巻きコイル9が存在する部分が不必要に湾
曲することが防止される。また、チューブ本体2は密巻
きコイル9の先端部から離脱して移動できないため、ワ
イヤー8の引張操作により先端部22を屈曲させる際
に、屈曲が開始する箇所(屈曲点)は常に一定となり、
安定した屈曲操作、すなわち血管や管状器官の内面の観
察や医療処置が可能となる。
【0044】なお、密巻きコイル9の先端部のみを固定
した場合でも、ワイヤー8の引張操作により加わる力に
従ってコイル9の先端部とチューブ本体2とが相対的に
移動しないため、チューブ本体2に対し全く固定しない
場合に比べて、チューブ本体先端部22のみの屈曲をよ
り確実に行うことができ、またチューブ本体2のコイル
9が配置された部分の湾曲をより抑えることができる。
【0045】密巻きコイル9の先端部および基端部を第
4ルーメン6の内壁に接着固定する範囲は、後述する密
巻きコイル9の湾曲を妨げない程度であればいかなる範
囲でもよいが、例えば密巻きコイルの先端91および基
端より1〜30mm程度をそれぞれ固定するのが好まし
い。また、密巻きコイル9の先端部および基端部それぞ
れにおける固定箇所は、1箇所のみならず、密巻きコイ
ル9の湾曲を妨げない領域内の2箇所以上としてもよ
い。さらに、密巻きコイル9の先端部および基端部を除
く部分においても、密巻きコイル9の湾曲を妨げない程
度であれば、1箇所あるいは2箇所以上を固定してもよ
い。
【0046】チューブ本体2の先端部22の長さ、すな
わち密巻きコイル9の存在しない部分の長さは、特に限
定されないが、通常、5〜100mm程度、特に10〜5
0mm程度とするのが好ましい。また、密巻きコイル9
は、チューブ本体2の先端部22を除く部分の全長にわ
たって配置しても、チューブ本体2の基端より所定長を
残して配置してもよい。
【0047】密巻きコイル9を構成する棒状体の横断面
形状は、図示のごとき長方形(平板状)に限らず、隣接
する側面が所定の面積で接触できる形状であればよく、
例えば、図7(A)ないし(E)に示すようなものが挙
げられる。また、密巻きコイル9を構成する棒状体は、
例えば中空であってもよい。
【0048】また、密巻きコイル9の寸法は、その横断
面形状や材質にもよるが、例えば横断面が図示のような
長方形のステンレス製の場合、厚さは10〜1000μ
m程度が好ましく、より好ましくは10〜300μm程
度であり、また、上記各種樹脂材料の場合、好ましくは
10〜2000μm程度、より好ましくは10〜300
μm程度であるとよい。
【0049】さらに、密巻きコイル9の中心径(内径と
外径の平均値)は、上記厚さに比べて過大とすると、コ
イルの隣接する一巻きが相互に変位し易くなり、コイル
9の座屈が生じ易くなるため、上記厚さに対し1.2〜
50倍程度、より好ましくは2〜15倍程度とするのが
好ましい。この程度であれば、コイル9の隣接する一巻
きがその径方向に相互に変位することによるコイル9の
座屈、すなわちカテーテルチューブの座屈を良好に防止
できる。
【0050】また、密巻きコイル9のピッチは、隣接す
る一巻きの間に隙間が無い、完全に密着した状態である
のが好ましいが、隙間の合計間隔(密巻きコイル9にお
ける全隙間の間隔を合計した長さ)が、密巻きコイル9
全長の10%以内、より好ましくは5%以内、さらに好
ましくは3%以内であるのが好ましい。この程度であれ
ば、チューブ本体2の密巻きコイル9が配置された部分
はほとんど湾曲しない。
【0051】このような密巻きコイル9は、図8に示す
ように、チューブ本体2の湾曲に伴って、上記側面が端
点93を支点として相互に変位(移動)し、湾曲し得
る。したがって、チューブ本体2の密巻きコイル9が存
在する部分も、血管等の身体腔内の形状に沿って密巻き
コイル9が柔軟に湾曲し、これにより、身体腔内への挿
入時における密巻きコイル9の座屈、すなわちカテーテ
ルチューブ1Aの座屈は生じない。
【0052】また、図示の例においては、密巻きコイル
9の内径および外径をコイル全長にわたり一定とした
が、本発明はこれに限定されず、隣接する上記側面が所
定の面積で接触し、かつ、密巻きコイル9の先端部およ
び基端部がチューブ本体2に対し固定されていれば、密
巻きコイル9の内径および外径が変化する構成、例え
ば、外径がチューブ本体2の先端に向かって連続的また
は断続的に減少する構成であってもよい。このように、
本発明では、コイル9をチューブ本体のルーメン内に収
納する構成としたので、カテーテルチューブの細径化が
より容易となる。
【0053】図1に示すように、チューブ本体2の基端
側に形成された操作部11は、前記第1ルーメン3に連
通し、光ファイバー束7を挿通する第1コネクタ12
と、前記第2ルーメン4に連通し、ガイドワイヤーや医
療処置器具(図示せず)を挿通する第2コネクタ13
と、前記第3ルーメン5に連通し、その基端部に例えば
シリンジのような液体注入器具を接続可能な第3コネク
タ14と、前記第4ルーメン6に連通し、ワイヤー8を
挿通する第4コネクタ15と、該第4コネクタ15の基
端部に装着された引張具16と、第1コネクタ12、第
2コネクタ13、第3コネクタ14ないし第4コネクタ
15の先端側およびチューブ本体2の基端を覆うカバー
110で構成されている。カバー110の先端側にはチ
ューブ本体2とほぼ同径の開口が1つ形成され、基端側
には第1コネクタ12ないし第4コネクタ15とほぼ同
径の開口が4つ形成されており、それらの開口にチュー
ブ本体2の基端付近および第1コネクタ12ないし第4
コネクタ15がそれぞれ挿通され、接着剤によりカバー
110に固着されている。
【0054】図6は、引張具16の構成例を示す縦断面
図である。同図に示すように、引張具16は、第4コネ
クタ15の基端部には、ほぼ円筒状のシリンダー161
が連結されており、該シリンダー161の内周面には、
螺旋状の雌ネジ162が形成されている。
【0055】一方、シリンダー161内に挿入されるプ
ランジャー163のヘッド部164の外周面には、前記
雌ネジ162と螺合する雄ネジ165が形成されてい
る。また、プランジャー163の基端には、手指でプラ
ンジャー163を把持するためのフランジ166が形成
されている。
【0056】プランジャー163の内部には、前記ワイ
ヤー8の径より若干大きい内径の貫通孔167が形成さ
れ、ワイヤー8の基端部がこの貫通孔167内を挿通し
てプランジャー163の基端面に露出し、さらにこの露
出したワイヤー8の基端が、止め具168によりプラン
ジャー163に対し回転可能に係止されている。
【0057】シリンダー161を固定的に支持した状態
で、プランジャー163を把持して回転すると、プラン
ジャー163は、シリンダー161に対し軸方向に移動
し、これに伴って、ワイヤー8が同方向に移動する。プ
ランジャー163を例えば反時計回りに回転して基端側
に移動させると、ワイヤー8がチューブ本体2の基端方
向に牽引され、図5に示すように、チューブ本体2の先
端部22が屈曲する。また、プランジャー163を前記
と逆方向に回転して先端側に移動し、元の位置まで戻す
と、ワイヤー8の牽引が解除され、チューブ本体2の先
端部22は、図3および4に示すような元の直線状態に
戻る。
【0058】プランジャー163の移動距離は、プラン
ジャー163の回転量にほぼ比例しているため、この回
転量の調整により、ワイヤー8の牽引の度合(距離)、
すなわち先端部22の屈曲の角度を所望の角度に調整す
ることができる。
【0059】シリンダー161の基端には、内側に向か
って突出するリブ169が形成されている。このリブ1
69は、プランジャー163のヘッド部164の基端面
が当接し、プランジャー163の基端方向への移動を規
制するストッパーとして機能するものである。プランジ
ャー163のヘッド部164の基端面がリブ169に当
接したとき、チューブ本体先端部22が所望の角度屈曲
するように調整しておけば、チューブ本体先端部22の
屈曲角度が過大となることを防止することができる。
【0060】このような引張具16においては、シリン
ダー161またはプランジャー163に目盛(図示せ
ず)を設け、ワイヤー8の引張長さ、すなわち先端部2
2の屈曲角度(屈曲の度合い)がわかるようにしておく
こともできる。
【0061】引張具16のような、回転運動を直線運動
に変換するような構成の引張具では、ワイヤー8の牽引
の度合、すなわち先端部22の屈曲の角度を微妙に調整
することができ、操作性にも優れている。
【0062】なお、本発明における引張具は、上記構成
のものに限定されず、例えば、シリンダー内を軸方向に
摺動するプランジャーによりワイヤー8を牽引する構成
や、ワイヤー8を巻取リールにより巻き取って牽引する
構成のもの等、いかなるものでもよい。また、本発明に
おける操作部も、上記構成のものに限定されず、例え
ば、上記第1コネクタ12ないし第4コネクタ15がカ
バー110と一体成形されている構成や、カバー110
の代わりに両端が開口した4つのルーメンを有する部材
を設け、これらのルーメンの一端に上記第1ルーメン3
ないし第4ルーメン6が連通し、他端に上記第1コネク
タ12ないし第4コネクタ15が接続した構成のもの
等、いかなるものでもよい。
【0063】図9は、本発明のカテーテルチューブの他
の構成例を示す先端付近の横断面図、図10は、図9に
示すカテーテルチューブの基端付近の構成を示す横断面
図である。以下、これらの図に基づいて本発明のカテー
テルチューブ1Bの構成について説明するが、前記カテ
ーテルチューブ1Aと同様の事項については、その説明
を省略する。
【0064】カテーテルチューブ1Bのチューブ本体2
には、第1〜第4ルーメン3、4、5および6が形成さ
れており、第1〜第3ルーメン3、4、5は前記カテー
テルチューブ1Aと同様の構成である。第1ルーメン3
には、前記と同様の光ファイバー束7が収納されてい
る。
【0065】第4ルーメン6内には、チューブ本体2の
先端部22を除き、前記と同様の密巻きコイル9が収納
されている。そして、第4ルーメン6は、先端部22を
除いては、密巻きコイル9の外径と同一の内径に形成さ
れ、先端部22においては、密巻きコイル9の外径より
も小さい内径に形成され、これにより、密巻きコイル9
の先端91に当接する係止部62を構成している。
【0066】また、密巻きコイル9は、操作部11に延
長して配置され、その基端92が、操作部11に形成さ
れた係止部により、チューブ本体2に対し移動不能に固
定されている。具体的には、密巻きコイル9は、第4コ
ネクタ15内まで延長して配置されている。この第4コ
ネクタ15は、先端より基端付近まで、密巻きコイル9
の外径と同一の内径に形成され、密巻きコイル9が存在
する部分よりも基端側は、コイル9の外径より小さい内
径に形成され、密巻きコイル9の基端92に当接する係
止部151を構成している。
【0067】これらの係止部62、151により、コイ
ル9は、チューブ本体2に対し移動不能に固定されてお
り、従って、ワイヤー8の引張操作により先端部22を
屈曲させたとき、先端部22のみが確実に屈曲し、先端
部22より基端側のチューブ本体2が不必要に湾曲する
ことが防止される。
【0068】図示の例では、コネクタ15に係止部15
1を設けているが、本発明はこのような構成に限定され
ず、例えば、操作部11の他の位置に設けた構成であっ
てもよく、また、チューブ本体2の基端側に上記と同様
の係止部を設けてもよい。前者の構成としては、例え
ば、カバー110に代えて、両端が開口し、第4ルーメ
ン6の基端およびコネクタ15の先端部と接続したルー
メンが形成された部材を設け、このルーメン内に上記と
同様の係止部を設け、該係止部までコイル9の基端92
を延長して配置した構成等が挙げられる。
【0069】図示の構成においては、チューブ本体2を
作製し、第4ルーメンの基端よりコイル9を係止部62
に当接するまで挿入してから、コネクタ15を第4ルー
メン6に連結することにより、本発明のカテーテルチュ
ーブを容易に製造することができる。
【0070】また、チューブ本体2に係止部151と同
様のものを設ける場合においても、該係止部よりチュー
ブ本体2の先端側を分割してチューブ本体2を形成し、
分割されたチューブ本体2のどちらかの部分にコイル9
を配置してから、両部分を溶剤あるいは接着剤等を使用
して接着することにより、上記と同様に、本発明のカテ
ーテルチューブを容易に製造することができる。この場
合、分割位置は、チューブ本体2の血管等に挿入されな
い部分とするのが好ましい。
【0071】なお、カテーテルチューブ1Bにおける密
巻きコイル9においても、隣り合う一巻きがある程度の
面積で接触していれば、その外径がカテーテル本体先端
に向けて連続的または段階的に減少しているものでもよ
い。また、図示の例においては、密巻きコイル9の先端
部および基端部は第4ルーメン6の内壁に接着しても、
あるいは接着しなくともよい。
【0072】図11は、本発明のカテーテルチューブの
他の構成例を示す横断面図である。以下、同図に基づい
て本発明のカテーテルチューブ1Cの構成について説明
するが、前記カテーテルチューブ1A、1Bと同様の事
項については、その説明を省略する。
【0073】カテーテルチューブ1Cは、前記カテーテ
ルチューブ1Aとほぼ同様の構成であるが、チューブ本
体2の先端部22に、疎巻きに形成された疎巻きコイル
10を有している点で異なっている。
【0074】疎巻きコイル10は、密巻きコイル9と一
体であり、密巻きコイル9の先端91より、充填材61
付近まで延長して形成され、その先端101にて第4ル
ーメン6の内壁に接着により固定されている。疎巻きコ
イル10の外径は、密巻きコイル9の外径と同一、すな
わち、第4ルーメン6の内径とほぼ同一とされており、
これにより、疎巻きコイル10はその全長にわたり第4
ルーメン6の内壁と接触している。また、密巻きコイル
9は、上記と同様に、先端91および基端(図示せず)
が接着により第4ルーメン内壁に固定されている。
【0075】このような構成においては、引張ワイヤー
8をチューブ本体2の基端方向に引張ると、図12に示
すように、疎巻きコイル10のワイヤー8の配置された
側のピッチP1が狭くなると同時に、疎巻きコイル10
の反対側のピッチP2が広くなり、上記の例と同様に、
先端部22が屈曲する。この時、密巻きコイル9は、先
端部がルーメン内壁に移動不能に固定されているため、
チューブ本体2のコイル9が配置された部分は、ワイヤ
ー8の引張操作時においても密巻きコイル9から離脱し
て移動せず、従って、不必要に湾曲することがない。
【0076】そして、このような構成とすれば、チュー
ブ本体先端部22にも疎巻きコイル10の曲げ剛性が付
与されるため、チューブ本体先端部22は屈曲点で急激
に屈曲することなく、図12に示すように、滑らかなカ
ーブで徐々に湾曲する。これにより、屈曲点付近におけ
るチューブ本体2の座屈や、この座屈によるファイバー
スコープ内の光ファイバ等の切断をより有効に防止でき
る。また、チューブ本体2の先端部22と密巻きコイル
9の配置された部分との境界部において、チューブ本体
2の曲げ剛性がよりゆるやかに変化し、上記境界部にお
けるキンク(折れ曲がり)の発生を低減することができ
る。
【0077】さらに、ワイヤー8の引張の度合いを大き
くしていくと、一またはそれ以上の箇所で、疎巻きコイ
ル10の隣り合う一巻きが接触する。これにより、ピッ
チP1はそれ以上縮むことができなくなり、先端部22
のこれ以上の屈曲が阻止される。したがって、予め疎巻
きコイル10のピッチP1を、チューブ本体先端部22
が所望の角度屈曲するように調整しておけば、先端部2
2の屈曲角度が過大となることを防止することができ
る。
【0078】また、疎巻きコイル10のピッチP1、P2
は、必ずしも疎巻きコイル10の全長にわたって一定で
なくてもよい。特に、チューブ本体2の材質や先端部2
2の長さ等によっては、先端部22の先端側と基端側で
は異なる曲げ半径で湾曲することがあり、その場合は、
ピッチP1、P2を、先端部22の各部分の湾曲の度合い
に応じて予め調整すれば、先端部22の屈曲が所望の角
度に達したときに、疎巻きコイル10の各一巻きを全て
接触させることが可能となり、先端部22の屈曲角度が
過大となることをより確実に防止することができる。
【0079】図示の例においては、疎巻きコイル10は
密巻きコイル9と一体に形成されているが、本発明にお
いては、疎巻きコイル10を密巻きコイル9と別体、す
なわち、密巻きコイル9と非連続に形成してもよい。ま
た、疎巻きコイル10は、チューブ本体2に対し、一部
あるいは全部を移動不能に固定してもよいが、先端部2
2の屈曲(湾曲)を円滑に行うために、全く接着しない
か、あるいは数箇所のみ、例えば先端部と基端部で固定
するのが好ましい。
【0080】図13は、本発明のカテーテルチューブの
他の構成例を示す横断面図である。以下、同図に基づい
て本発明のカテーテルチューブ1Dの構成について説明
するが、前記カテーテルチューブ1A、1Bないし1C
と同様の事項については、その説明を省略する。
【0081】カテーテルチューブ1Dは、前記カテーテ
ルチューブ1Aとほぼ同様の構成であるが、チューブ本
体2の外周壁回りに拡張(膨張)・収縮可能な拡張体
(バルーン)17が設置されている点で異なっている。
この拡張体17は、例えばシリコーンゴム、ラテックス
ゴムのようなゴム材料、またはポリウレタン、ポリ塩化
ビニル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体等
の樹脂で構成される薄い膜を筒状または袋状に成形した
ものである。
【0082】図示の構成例における拡張体17は、拡張
時に血管や管状器官の内壁面に密着するようになってお
り、血管等に対しカテーテルチューブ1Dを固定する役
割と、拡張体17より前方(チューブ本体先端側)にお
いて視界の妨げとなる血液を排除し、透明液体に置換す
るに際しての血液の流入を遮断する役割を持っている。
なお、拡張体17の用途、機能は、これらに限定されな
い。
【0083】拡張体17のチューブ本体2の長手方向に
対する設置位置は、先端部22の屈曲を妨げないよう
に、コイル9の先端91より基端側とされる。このよう
な拡張体17は、拡張時にチューブ本体2の中心から放
射状に拡張するようになっているのが好ましい。
【0084】また、拡張体17の横断面形状は円、楕
円、その他これに類する形状が可能であるが、挿入、留
置する血管や管状器官の横断面形状に近似したものとす
れば、血管や管状器官への密着性が良好となり好まし
い。
【0085】拡張体17は、チューブ本体2に対し気密
または液密に取り付けられる必要があるが、その取り付
け方法としては、例えば、チューブ本体2の外周面に別
部材(筒状または袋状の部材等)による拡張体17を端
部にて接着、融着または糸等を用いて縛り付ける方法、
あるいは、チューブ本体2と一体成形または二色成形す
る方法が可能である。
【0086】カテーテルチューブ1Dのチューブ本体2
には、前記第1〜第4ルーメンの他に、拡張体17の内
部に連通する第5ルーメン18が形成されている。この
第5ルーメン18を介して、拡張体17内へ流体を送り
込んで拡張体17を拡張させ、また流体を排出して拡張
体17を収縮させる。なお、拡張体17を拡張するため
の流体としては、空気、CO2 ガス、O2 ガス等の気
体、または生理食塩水、前述のX線造影剤を含有する液
等の液体が挙げられる。なお、拡張体17へ連通する第
5ルーメンは、他のルーメン、例えば、第4ルーメン6
と兼用であってもよい。
【0087】このような拡張体付のカテーテルチューブ
において、拡張体17は、チューブ本体2の長手方向に
沿って複数個形成されていてもよい。この場合、各拡張
体の内部にそれぞれ連通する複数の第5ルーメンを設け
るか、または1つの第5ルーメンが各拡張体の内部に連
通する構成とすることができる。複数の拡張体を設置す
る場合の設置位置は、前記と同様の理由から、チューブ
本体2の最も先端側の拡張体が、コイル9の先端91よ
り基端側の位置とされる。
【0088】上記カテーテルチューブ1A、1B、1C
および1Dにおいては、密巻きコイル9の外径は第4ル
ーメン6の内径とほぼ同一としたが、本発明において
は、コイル9の先端91および基端がチューブ本体2に
対し移動不能に固定されていれば、第4ルーメン6の内
径はコイル9の外径より大きく形成されていてもよく、
そのうち、第4ルーメン6の内径が、コイル9の外径に
対し1.0〜2.0倍程度、より好ましくは1.0〜
1.5倍程度が好ましい。この程度であれば、密巻きコ
イル9がワイヤー8の引張による力に屈して第4ルーメ
ン内で全体あるいは部分的に弛みを生じても、この弛み
をチューブ本体2の配置された部分が不必要に湾曲しな
い程度に抑えることができる。
【0089】また、上記カテーテルチューブ1A、1
B、1Cおよび1Dにおいては、密巻きコイル9はワイ
ヤー8と同ルーメン内に配置した構成としたが、本発明
はこれに限定されず、コイル9とワイヤー8とを異なる
ルーメンに別々に収納してもよい。すなわち、密巻きコ
イル9は、第4ルーメン6に収納されている場合に限ら
ず、他のルーメン、例えば第1ルーメンまたは第3ルー
メンに収納されていてもよく、あるいは、第2ルーメン
内に光ファイバー束7とともに、光ファイバー束7を囲
むように収納することもできる。
【0090】さらに、上記カテーテルチューブ1A、1
B、1Cおよび1Dにおいては、一本のワイヤー8を設
けた構成としたが、本発明はこれに限定されず、チュー
ブ本体2の先端部22を2以上の方向に屈曲させるため
に、複数本のワイヤー8を設けることができる。すなわ
ち、チューブ本体2の横断面内において周方向に沿って
所定の間隔で複数のルーメン(図示せず)を設け、これ
らのルーメン内にそれぞれ前記ワイヤー8を収納し、各
ワイヤー8の先端をそれぞれチューブ本体2の横断面内
の異なる偏心位置に固定した構成とすれば、1本のワイ
ヤー8または一部の複数のワイヤー8を一度に引張操作
することによって、チューブ本体2の先端部22を所望
の方向へ屈曲させることが可能となる。
【0091】例えば、チューブ本体2の横断面内の周方
向に沿って等間隔で4つのルーメンを設け、これらのル
ーメン内にそれぞれワイヤー8を収納し、各ワイヤー8
の先端をそれぞれチューブ本体2の先端にて固定した構
成のカテーテルチューブでは、各ワイヤー8を単独で引
張すれば、先端部22を引張したワイヤー8に応じた4
つの方向(上、下、左、右方向)へ屈曲させることが可
能となる。
【0092】また、隣接する2つのワイヤー8を同時に
引張すれば、引張するワイヤー8の組合せにより、前記
4方向からそれぞれ45°の角度をなす4つの方向への
屈曲が可能となり、合計8方向へ先端部22を屈曲させ
ることができる。さらには、隣接する2つのワイヤー8
のそれぞれの引張力を変えて操作すれば、先端部22を
任意の方向へ屈曲させることが可能となる。このよう
に、チューブ本体2の先端部22を多数の方向へ自在に
屈曲可能とすれば、血管や管状器官内における観察の視
野や医療処置を施すことができる領域が広がり、また、
観察の視野の方向や医療処置の部位を変更する際に、チ
ューブ本体2を回転する等の操作を行うことなく、容易
かつ短時間で行うことができる。
【0093】また、上記カテーテルチューブ1A、1
B、1Cおよび1Dにおいては、一本の密巻きコイル9
を有する構成としたが、本発明はこれに限定されず、複
数本のコイル9を設けることができる。すなわち、チュ
ーブ本体2の横断面内において周方向に沿って所定の間
隔で複数のルーメン(図示せず)を設け、これらのルー
メン内にそれぞれ前記コイル9を収納した構成とするこ
とができる。さらに、コイル9とともにワイヤー8も複
数本設ける場合は、ワイヤー8およびコイル9の本数に
対応した数のルーメン(図示せず)を設け、これらのル
ーメン内にワイヤー8およびコイル9を一本ずつ収納し
た構成とすることができる。このような構成とすれば、
ルーメンの数が最小限となり、カテーテルチューブをよ
り細径とすることができ、また、密巻きコイル9に対し
てワイヤー8の引張による力がコイル9の軸方向に作用
するため、チューブ本体2のコイル9の配置された部分
が不必要に湾曲することが確実に防止される。
【0094】また、本発明において、密巻きコイルをチ
ューブ本体に対し移動不能に固定する手段は、上記構成
に限定されず、例えば、密巻きコイルを部分的にチュー
ブ本体2に埋設したり、上記した充填材61と同様のも
のを用いてもよい。
【0095】本発明のカテーテルチューブでは、図示の
第1〜第4ルーメンの全てを有するものに限らず、また
これらのルーメンに加え、他の1または2以上のルーメ
ンを形成したものでもよい。そのルーメンの用途として
は、例えば、複数個の拡張体を設けた場合のその拡張体
の膨張用、複数本のワイヤーを設けた場合の各ワイヤー
の収納用、前記透明液体と異なる液体の注入用、血液の
吸引用等が挙げられる。
【0096】上記説明では、光ファイバーにより血管等
の内部を観察する内視鏡について述べたが、本発明のカ
テーテルチューブの用途はこれに限定されるものではな
く、例えば、薬液の投与、光ファイバーを通じてのレー
ザー光線の照射、目的部位に挿入する際の先端誘導等、
広い分野に応用が可能である。
【0097】また、カテーテルチューブを挿入、留置す
る部位についても、血管に限らず、例えば、気管、食
道、胃、腸、尿管、膀胱、胆道、膵管、腹腔等の管状器
官や、心臓等の臓器の内部等に対しても用いることがで
きる。
【0098】次に、本発明のカテーテルチューブの具体
的実施例について説明する。 (実施例1)図1〜図4に示す構造の内視鏡用カテーテ
ルチューブを製造した。このカテーテルチューブの諸条
件は、次の通りである。
【0099】<チューブ本体> 材質:ポリ塩化ビニル(タングステン配合) 外径:2.5mm 全長:500mm ルーメン:4ルーメン ファイバースコープ収納用ルーメン1本(内径1.0m
m)、医療処置具収納用ルーメン1本(内径1.0m
m)、透明液体噴出用ルーメン1本(内径0.5mm)、
コイル・ワイヤー収納用ルーメン1本(内径0.5mm)
【0100】<ファイバースコープ>イメージファイバ
ー束(直径約2〜3μm の石英ファイバーを約2000
本束ねたもの)と、ライトガイドファイバー(直径約5
0μm の石英ファイバー)50本とを一体化し、外径約
0.8mmφの1本のファイバースコープとした。また、
イメージファイバー束の先端面にレンズを装着し、ライ
トガイドファイバーから照射された光を受け、被写体像
をイメージファイバー束の先端面に結んだ。
【0101】<密巻きコイル>下記に示す寸法の平板コ
イルを使用した。 材質:ステンレス 平板の厚さ:100μm 平板の幅:0.3mm 外径:0.5mm 全長:480mm 配置:チューブ本体先端より基端側に20mm(最高値)
の位置に先端を配置し、先端より5mmおよび基端より1
0mmをルーメン内壁にそれぞれ接着固定した。
【0102】<ワイヤー> 材質:ステンレス 外径:150μm 先端固定位置:チューブ本体横断面中心から1mm偏心し
た位置でチューブ本体先端より基端側に1mmの位置
【0103】<拡張体>なし
【0104】<カテーテルチューブの基端部(操作部)
> 1.引張具は、図6に示す構造とした。 プランジャーの最大移動距離:10mm
【0105】2.イメージファイバー束の基端には接眼
レンズを装着し、直接観察を可能とした。ライトガイド
の基端には光コネクタを装着し、これをキセノンランプ
に接続した。
【0106】3.透明液体噴出用ルーメンの基端には、
コネクタを介してルアーテーパー受口を持つ活栓を装着
し、これにシリンジを接続し、生理食塩水を透明液体噴
出用ルーメンに供給可能とした。
【0107】[評価]内径10mmのプラスチック製チュ
ーブよりなる屈曲管(最大曲げ半径:約50mm)を製造
し、その屈曲管内に実施例1のカテーテルチューブを挿
入した(挿入長さ:約250mm)。この挿入操作におい
て、チューブ本体の座屈は生じず、挿入操作を極めて円
滑に行うことができた。
【0108】次に、引張具のプランジャーを手で操作
し、該プランジャーに接続されたワイヤーをカテーテル
チューブの基端側へ移動距離3mm牽引し、チューブ本体
の先端部を屈曲させた。これによりファイバースコープ
の先端部も同様に屈曲し、その傾斜角度は約15°であ
った。
【0109】この状態で接眼レンズをのぞき、また、さ
らにビデオモニタ画面にて屈曲管内面の観察を行ったと
ころ、良好な観察を行うことができた。また、ワイヤー
の牽引の度合(距離)を0〜3mmの範囲で変化させるこ
とにより、先端部の傾斜角度を調節したところ、モニタ
画像を通じて視界方向の変化が確認された。
【0110】ワイヤーの牽引およびその解除操作は支障
なく、円滑に行うことができた。チューブ本体の屈曲は
先端部のみで生じ、チューブ本体の密巻きコイルが存在
する部分にはワイヤーの引張による屈曲は生じなかっ
た。
【0111】(実施例2)チューブ本体の先端より基端
側に50mmの位置より、引張具に接続しワイヤーを挿通
するコネクターの内側に延長して密巻きコイルを配置
し、コイルの配置された部分においてはコイル・ワイヤ
ー収納用ルーメンおよびコネクターの内径を0.5mm、
それ以外の部分(チューブ本体先端部およびコネクタ基
端部)においては内径を0.3mmとして、密巻きコイル
の両端がこれらの内部で移動しないように収納した(図
9および10に示す構成)以外は、実施例1と同様のカ
テーテルチューブを製造した。なお、密巻きコイルはル
ーメンおよびコネクターの内壁に対して全く接着しなか
った。このカテーテルチューブに対し、実施例1と同様
の評価を行ったところ、同様の結果が得られた。
【0112】(実施例3)密巻きコイルと連続して、以
下に示す構成の疎巻きコイルを形成し、チューブ本体の
先端部に配置(図11に示す構成)した以外は、実施例
1と同様のカテーテルチューブを製造した。
【0113】<疎巻きコイル>平板の幅・厚さは、上記
密巻きコイルと同様とした。 全長:50mm 巻き数:80巻き(50mmあたり) ピッチ:コイル全長にわたり一定とした。
【0114】このカテーテルチューブに対し、実施例1
と同様の評価を行ったところ、同様の結果が得られた。
なお、チューブ本体先端部の屈曲点付近は、実施例1に
比べ、より滑らかなカーブで屈曲していた。
【0115】(比較例1)密巻きコイルをコイル・ワイ
ヤー収納用ルーメンの内壁に全く接着しない以外は、実
施例1と同様のカテーテルチューブを製造した。このカ
テーテルチューブに対し、実施例1と同様の評価を行っ
たところ、ワイヤーの引張に伴い、チューブ本体先端部
が屈曲するのみならず、チューブ本体の密巻きコイルが
存在する部分も、ワイヤーが配置された側を内側とし
て、最大曲げ半径200mmで湾曲するのが観察された。
【0116】(実施例4)チューブ本体の外周壁回りに
下記に示す拡張体を設置するとともに、チューブ本体に
拡張体内に連通する拡張体拡張用ルーメンを設けた(図
13に示す構成)以外は、実施例1と同様のカテーテル
チューブを製造した。なお、拡張体拡張用ルーメンの基
端には、ルアーテーパー受口をもつバルブを介して拡張
用液体注入用シリンジを接続し、拡張体へ拡張用液体
(生理食塩水)を注入可能とした。
【0117】<拡張体> 材質:ラテックスゴム 厚さ:約150μm 形状:筒状 有効長:7mm 拡張時直径:11mm 先端位置:チューブ本体先端より基端側に30mmの位置
【0118】[評価]内径10mmのプラスチック製チュ
ーブよりなる屈曲管(最大曲げ半径:約50mm)を製造
し、一端に軟質のチューブを液密に接続し、他端にはY
字管の一端を接続した。Y字管の残りの端部のうち、一
方に上記軟質のチューブの他端を接続し、他方には逆流
防止弁(逆止弁)を取り付けた。このように構成された
回路内にヘパリン加ウシ血液を充填し、上記軟質チュー
ブにローラポンプを取り付けて、このローラポンプによ
り血液を回路内で20ml/minで循環させた。この回路内
に、X線透視下で、実施例4のカテーテルチューブを逆
流防止弁を介して徐々に挿入した(挿入長さ:約200
mm)。この挿入操作において、チューブ本体の座屈は生
じず、挿入操作を極めて円滑に行うことができた。
【0119】次に、拡張用液体注入用シリンジを操作し
て拡張体を拡張させ、カテーテルチューブを屈曲管に対
して固定するとともに、血液の流れを遮断した。次に、
透明液体噴出用のシリンジを操作し、透明液体噴出用ル
ーメンを介して屈曲管内にまず生理食塩水5mlを注入
し、次に生理食塩水を10ml/minの速度で持続的に注入
して、血液を排除した。
【0120】次に、引張具のプランジャーを手で操作
し、該プランジャーに接続されたワイヤーをカテーテル
チューブの基端側へ移動距離3mm牽引し、チューブ本体
の先端部を屈曲させた。これによりファイバースコープ
の先端部も同様に屈曲した。X線透視により確認したと
ころ、その傾斜角度は約15°であった。
【0121】この状態で接眼レンズをのぞき、また、さ
らにビデオモニタ画面にて屈曲管内壁面の観察を行った
ところ、観察部分への血液の流入もなく、鮮明な観察を
行うことができた。また、ワイヤーの牽引の度合(距
離)を0〜3mmの範囲で変化させることにより、前記傾
斜角度を調節したところ、モニタ画像を通じて視界方向
の変化が確認された。
【0122】ワイヤーの牽引およびその解除操作は支障
なく、円滑に行うことができた。チューブ本体の屈曲は
先端部のみで生じ、チューブ本体の密巻きコイルが存在
する部分にはワイヤーの引張による屈曲は生じなかっ
た。
【0123】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカテーテル
チューブによれば、比較的細径のカテーテルチューブに
おいて、カテーテルチューブの先端部のみを確実に屈曲
させることができる。
【0124】そして、チューブ本体が適度の剛性と柔軟
性とを有するため、座屈を生じにくく、よって、カテー
テルチューブの挿入操作等において、操作を容易に行う
ことができる。
【0125】また、カテーテルチューブの細径化が図れ
るので、より末梢の血管や細い管状器官等への適用が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテルチューブの構成例を示す平
面図である。
【図2】図1中のII−II線での断面図である。
【図3】図2中のIII −III 線での断面図である。
【図4】図2中のIV−IV線での断面図である。
【図5】図1に示すカテーテルチューブの先端部を屈曲
させた状態の構成を示す縦断面図である。
【図6】本発明における引張具の構成例を示す縦断面図
である。
【図7】本発明における密巻きコイルの他の構成例を模
式的に示す断面図である。
【図8】本発明における密巻きコイルの作用を模式的に
示す断面図である。
【図9】本発明のカテーテルチューブの他の構成例を示
す横断面図である。
【図10】本発明における引張具の他の構成例を示す縦
断面図である。
【図11】本発明のカテーテルチューブの他の構成例を
示す横断面図である。
【図12】図11に示すカテーテルチューブの先端部を
屈曲させた状態の構成を示す縦断面図である。
【図13】本発明の拡張体付カテーテルチューブの構成
例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C カテーテルチューブ 2 チューブ本体 21 基端側 22 先端部 3 第1ルーメン 4 第2ルーメン 5 第3ルーメン 6 第4ルーメン 61 充填材 62 係止部 7 光ファイバー束 71 送光用ファイバー 72 受光用ファイバー 73 レンズ 8 ワイヤー 9 密巻きコイル 91 先端 92 基端 93 端点 10 疎巻きコイル 101 先端 11 操作部 110 カバー 12 第1コネクタ 13 第2コネクタ 14 第3コネクタ 15 第4コネクタ 151 係止部 16 引張具 161 シリンダー 162 雌ネジ 163 プランジャー 164 ヘッド部 165 雄ネジ 166 フランジ 167 貫通孔 168 止め具 169 リブ 17 拡張体 18 第5ルーメン P1、P2 ピッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ本体と、 該チューブ本体のほぼ全長に渡って形成された少なくと
    も1つのルーメンと、 前記チューブ本体の先端部を残して前記ルーメン内に収
    納された密巻きコイルと、 先端が前記チューブ本体先端付近でチューブ本体の偏心
    位置に固定された少なくとも1つのワイヤーと、 該ワイヤーをチューブ本体基端方向へ引張しうる引張具
    とを有し、前記ワイヤーをチューブ本体基端方向へ引張
    することにより前記チューブ本体の先端部が屈曲するよ
    う構成したカテーテルチューブであって、 前記密巻きコイルの先端部および基端部が前記チューブ
    本体に移動不能に固定されていることを特徴とするカテ
    ーテルチューブ。
  2. 【請求項2】 チューブ本体と、 該チューブ本体のほぼ全長に渡って形成された少なくと
    も1つのルーメンと、 前記チューブ本体の先端部を残して前記ルーメン内に収
    納された密巻きコイルと、 先端が前記チューブ本体先端付近でチューブ本体の偏心
    位置に固定された少なくとも1つのワイヤーと、 前記ワイヤーをチューブ本体基端方向へ引張しうる引張
    具を備え、前記チューブ本体の基端部に接続した操作部
    とを有し、前記ワイヤーをチューブ本体基端方向へ引張
    することにより前記チューブ本体の先端部が屈曲するよ
    う構成したカテーテルチューブであって、 前記密巻きコイルは、前記操作部の内部まで延長して形
    成され、先端部が前記チューブ本体に、基端部が前記操
    作部に移動不能に固定されていることを特徴とするカテ
    ーテルチューブ。
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